JP5520669B2 - 湯水混合水栓における表示カラーの組付構造 - Google Patents

湯水混合水栓における表示カラーの組付構造 Download PDF

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本発明は、浴室などの壁面に固定され、温度調節用又は吐水形態変更用の表示カラーを備えた湯水混合水栓における表示カラーの組付構造に関する。
この種の表示カラーを備えた湯水混合水栓について、本願出願人は既に提案を行っている(特許文献1を参照)。かかる提案は、弁装置を内蔵する本体と、該本体に突設されて弁装置を駆動するスピンドルと、該スピンドルに取着されたハンドルとを備え、本体に装着され、スピンドルを支持する支持部材を備えた給水栓である。この給水栓における表示カラーは、本体に螺着された表示カラー取付ナットの外周面にセレーション噛合により回動不能に取付けられるとともに、表示カラーの係止突起が表示カラー取付ナットの係止溝に係止されている。
また、その他の湯水混合水栓における表示カラーの組付構造が知られている。例えば、図10(a)に示すように、水栓本体51には表示カラー52の突起53が係合する切欠き54が設けられるとともに、外周面の装着溝55にはOリング56が嵌着されている。そして、表示カラー52の突起53が水栓本体51の切欠き54に係合されることによって表示カラー52が回り止めされるとともに、突起53の内面が水栓本体51のOリング56に密接されて表示カラー52が水栓本体51に安定した状態で保持される。
さらに、図10(b)に示すように、浴室の壁に固定されたカウンター57に切欠き54が設けられるとともに、水栓本体51の装着溝55にはOリング56が嵌着されている。そして、表示カラー52の外周部に設けられた突起53がカウンター57の切欠き54に係合するとともに、その状態で表示カラー52内周部の係止筒58の外面が水栓本体51のOリング56に密接されて表示カラー52が水栓本体51に保持されるようになっている。
特開2002−256597号公報
しかしながら、特許文献1に記載されている給水栓では、表示カラー取付ナットと表示カラーにセレーションを形成してセレーション噛合する必要がある上に、表示カラーに係止突起を設け、表示カラー取付ナットに係止溝を設けて係止突起を係止溝に係止させる必要がある。このため、構成が複雑であるとともに、組付けが煩雑で組付け作業に時間を要し、作業効率が悪いという問題があった。
また、図10(a)及び図10(b)に示す湯水混合水栓では、表示カラー52の突起53が水栓本体51又はカウンター57の切欠き54に係合する前に、表示カラー52の突起53の内面又は係止筒58の外面が水栓本体51のOリング56に接触して係止される。このため、その段階で表示カラー52の組付けが完了したものと誤認識されるおそれがあった。加えて、表示カラー52がOリング56に接触すると、その摺接抵抗により表示カラー52の組付けを円滑に行うことができず、組付け作業性が悪いという問題があった。
そこで本発明の目的とするところは、簡易な構成で表示カラーを水栓本体に正確かつ速やかに組付けることができる湯水混合水栓における表示カラーの組付構造を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明の湯水混合水栓における表示カラーの組付構造は、壁に取付けられ給湯又は給水のための水栓本体には表示カラーが支持されるとともに、前記水栓本体が表示カラーに設けられた挿通孔を通って延びその先端部に操作ハンドルを有し、かつ前記表示カラーを水栓本体に組付けるための連結部を備えた湯水混合水栓において、前記表示カラーには係合部を設け、水栓本体に固定されるステー、水栓本体又は壁に固定されているカウンターのいずれかには前記係合部に係合する被係合部を設けるか、ステー、水栓本体又は壁に固定されているカウンターのいずれかには係合部を設け、表示カラーには前記係合部に係合する被係合部を設けるとともに、前記係合部と被係合部との係合に到るまでの係合距離が表示カラーと連結部との係合に到るまでの係合距離よりも短く設定され、水栓本体に対する表示カラーの組付け時には係合部と被係合部との係合が表示カラーと連結部との係合よりも先に行われるように構成されていることを特徴とする。
請求項2に記載の湯水混合水栓における表示カラーの組付構造は、請求項1に係る発明において、前記係合部は係合突起であり、被係合部は切欠きであることを特徴とする。
請求項3に記載の湯水混合水栓における表示カラーの組付構造は、請求項2に係る発明において、前記係合突起は断面円弧状に形成され、その両端部が切欠きに係合するように構成されていることを特徴とする。
請求項4に記載の湯水混合水栓における表示カラーの組付構造は、請求項2又は請求項3に係る発明において、前記係合突起は同一長さで複数設けられていることを特徴とする。
請求項5に記載の湯水混合水栓における表示カラーの組付構造は、請求項1から請求項4のいずれか1項に係る発明において、前記係合突起が切欠きに係合した状態で表示カラーの表示位置を微調節するための隙間が係合突起と切欠きとの間に形成されていることを特徴とする。
請求項6に記載の湯水混合水栓における表示カラーの組付構造は、請求項1から請求項5のいずれか1項に係る発明において、前記連結部は保持リング又は凹凸部で構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、次のような効果を発揮することができる。
本発明の湯水混合水栓における表示カラーの組付構造では、表示カラーには係合部が設けられ、ステー、水栓本体又は壁に固定されているカウンターのいずれかには前記係合部に係合する被係合部が設けられるか、ステー、水栓本体又は壁に固定されているカウンターのいずれかには係合部が設けられ、表示カラーには前記係合部に係合する被係合部が設けられている。そして、前記係合部と被係合部との係合に到るまでの係合距離が表示カラーと連結部との係合に到るまでの係合距離よりも短く設定されている。
このため、表示カラーを水栓本体に組付けるときには、表示カラーと連結部との係合が行われる前に係合部が被係合部に係合され、表示カラーが回り止めされる。その後、表示カラーが水栓本体の連結部に係合されて保持される。
従って、本発明の湯水混合水栓における表示カラーの組付構造によれば、簡易な構成で表示カラーを水栓本体に正確かつ速やかに組付けることができる。
本発明の第1実施形態における湯水混合水栓を示す縦断面図。 図1とは周方向に90度異なる位置における湯水混合水栓を示す縦断面図。 (a)は表示カラー示す正面図、(b)は表示カラーを示す平面図、(c)は(b)の3c−3c線における断面図。 (a)はステーを示す正面図、(b)はステーを示す平面図、(c)はステーを示す側面図。 湯水混合水栓を浴室の壁に取付けた状態を示す斜視図。 湯水混合水栓を分解して示す斜視図。 表示カラーがその保持爪で水栓本体に保持される第2実施形態の湯水混合水栓を示す縦断面図。 水栓本体に切欠きが設けられた第3実施形態の湯水混合水栓を示す縦断面図。 (a)はカウンターに切欠きが設けられた第4実施形態の表示カラーの係合突起がカウンターの切欠きに係合する直前の状態の湯水混合水栓を示す縦断面図、(b)は(a)とは周方向に90度異なる位置における表示カラーの係合突起がカウンターの切欠きに係合され、装着完了した後の状態の湯水混合水栓を示す縦断面図。 従来の湯水混合水栓を示す図であって、(a)は水栓本体に切欠きが設けられている湯水混合水栓の縦断面図、(b)はカウンターに切欠きを設けた湯水混合水栓の表示カラーの係合突起がカウンターの切欠きに係合する直前の状態の縦断面図。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図1〜図6に基づいて詳細に説明する。
図5に示すように、浴室のカウンターの壁11前面の上部位置には、湯水混合水栓を構成する湯水の吐水形態を切り換えるための吐水形態切換装置12が取着され、下部位置には同じく湯水混合水栓を構成する湯水の温度を調節するための温度調節装置13が取着されている。カウンターの壁11の側面には湯水混合水栓のシャワー用吐水口に接続されたエルボ継手14が突設され、該エルボ継手14にはシャワー用ホース15を介してシャワーヘッド16が取付けられている。
図1及び図6に示すように、給湯配管17及び給水配管18の上端部は温度調節用水栓本体19に接続され、該温度調節用水栓本体19の上部は接続アダプター20を介して吐水形態切換用水栓本体21に接続されている。温度調節用水栓本体19の接続筒22がパッキン23を介してステー24の貫通孔25に挿通され、連結環26が接続筒22に螺合されることにより、連結環26がステー24上に固定されるようになっている。この連結環26の外周に設けられた環状の装着溝27には連結部としてのゴム製の保持リング28が嵌着されている。連結環26の内側にはサーモカートリッジ29が挿入されて温度調節用水栓本体19に組付けられ、該サーモカートリッジ29には固定ナット30a等を介して操作ハンドル31が組付けられている。該操作ハンドル31にはハンドルキャップ32が被せられている。前記連結環26の外周には温度調節用の表示カラー33が装着されている。
図3(a),(b)及び(c)に示すように、前記表示カラー33はABS樹脂により笠状に形成され、その中心部には挿通孔34が開口されている。表示カラー33の外周部及び内周部には同心円状の外筒部35及び内筒部36が突設されている。そして、表示カラー33が水栓本体に組付けられたとき、その内筒部36の内周面が連結環26外周の保持リング28に密接し、表示カラー33が保持リング28に保持されるようになっている。
表示カラー33の外筒部35と内筒部36の間には、断面円弧状をなす3つの係合突起37a,37b,37cが内筒部36の外周面との間に架設された補強リブ38で補強された状態で立設されている。3つの係合突起37a,37b,37cのうち、180度対向する位置に設けられた一対の係合突起37b,37cは、それらの係合突起37b,37cから周方向に90度離れた位置に設けられた主係合突起37aよりも幅狭に形成されている。なお、表示カラー33の表示は、中央に40℃の目安を示す40、その一方側に40℃より高温を示すH、他方側に40℃よりも低温を示すCである。
図4(a),(b)及び(c)に示すように、前記ステー24は断面門型形状をなし、その両側底部には脚板39が外方に延出されている。ステー24の頂板40の中心には平面円形状の貫通孔25が透設されるとともに、該頂板40の端部と一側板43の端部との角部には頂板40と一側板43とに跨るように長孔状の切欠き44が開口されている。この切欠き44には、表示カラー33が水栓本体に組付けられたとき、表示カラー33の主係合突起37aが係合されて表示カラー33を回り止めするように構成されている。
図1に示すように、表示カラー33の主係合突起37aとステー24の切欠き44との係合に到るまでの係合距離xは、表示カラー33の内筒部36と水栓本体の保持リング28との係合に到るまでの係合距離yよりも短く設定されている。ここで、係合距離xとは、表示カラー33が温度調節用水栓本体19に組付けられるとき、表示カラー33の所定位置(例えば図1の一点鎖線の位置)から表示カラー33の主係合突起37aがステー24の切欠き44に係合するまでの距離を意味する。また、係合距離yとは、表示カラー33の所定位置(例えば図1の一点鎖線の位置)から表示カラー33の内筒部36が保持リング28に係合するまでの距離を意味する。かかる係合距離x,yを上記のように設定することにより、表示カラー33の主係合突起37aとステー24の切欠き44との係合は、表示カラー33の内筒部36と保持リング28との係合よりも先に行われるようになっている。
図4(b)に示すように、表示カラー33の主係合突起37aがステー24の切欠き44に係合されたとき、主係合突起37aの両端部と切欠き44の内周面との間には若干の隙間dが形成されている。この隙間dは例えば1〜2mmに設定される。この隙間dにより、主係合突起37aと切欠き44との係合を容易に行うことができるとともに、表示カラー33が温度調節用水栓本体19に組付けられた後に表示カラー33の周方向における位置の微調節を行うことができる。また、表示カラー33の180度対向する位置に設けられた一対の係合突起37b,37cは、ステー24の両側縁に干渉しないように両側縁よりも外側に位置するようになっている。
一方、図6に示すように、吐水形態切換用水栓本体21の構成も温度調節装置の構成とほぼ同様であるが、サーモカートリッジ29に代えて切換弁カートリッジ45が用いられるとともに、表示カラー33の表示が吐水形態を示す表示に変更されている。なお、切換弁カートリッジ45には固定ナット30bを介して操作ハンドル31が組付けられている。表示カラー33の表示は、中央に吐水を止める「止」の文字、その一方側に第1吐水形態を示す図形、他方側に第2吐水形態を示す図形である。
次に、上記のように構成された湯水混合水栓における表示カラー33の組付け方法について説明する。
さて、図1及び図2に示すように、サーモカートリッジ29がステー24の貫通孔25を挿通して温度調節用水栓本体19に組付けられた後、ステー24上で連結環26が温度調節用水栓本体19の接続筒22に螺合固定される。その状態で、図1の二点鎖線に示すように、表示カラー33が上方から連結環26の外周に嵌挿され、表示カラー33の内筒部36が連結環26の保持リング28に干渉する前に、表示カラー33の主係合突起37aがステー24の切欠き44に係合する。このとき、図2の二点鎖線に示すように、表示カラー33の一対の係合突起37b,37cはステー24に干渉することなく、ステー24の両側縁の側方より外方に位置している。
そのため、表示カラー33の主係合突起37aをステー24の切欠き44に支障なく、速やかに係合させることができる。その後、図1の実線に示すように、表示カラー33がさらに奥まで嵌挿されると、表示カラー33の主係合突起37aがステー24の切欠き44に深く入り込んで係合するとともに、表示カラー33の内筒部36の内周面が連結環26の保持リング28に密接する。このように、表示カラー33の主係合突起37aとステー24の切欠き44との係合によって表示カラー33が回り止めされると同時に、表示カラー33の内筒部36と連結環26の保持リング28との係合によって表示カラー33が安定に保持される。
以上の第1実施形態により発揮される効果について以下にまとめて記載する。
(1) 第1実施形態における湯水混合水栓における表示カラー33の組付構造では、表示カラー33には主係合突起37aが設けられ、ステー24には前記主係合突起37aに係合する切欠き44が設けられている。そして、主係合突起37aと切欠き44との係合に到るまでの係合距離xが表示カラー33の内筒部36と水栓本体の保持リング28との係合に到るまでの係合距離yよりも短く設定されている。
このため、表示カラー33を水栓本体に組付けるときには、表示カラー33と保持リング28との係合が行われる前に主係合突起37aが切欠き44に係合され、表示カラー33が回り止めされる。その後、表示カラー33が水栓本体の保持リング28に係合されて保持される。
従って、湯水混合水栓における表示カラー33の組付構造によれば、簡易な構成で表示カラー33を水栓本体に正確かつ速やかに組付けることができる。すなわち、表示カラー33の内筒部36と保持リング28との係合による抵抗に影響されることなく、表示カラー33を正しい位置まで回動させることができる。さらに、表示カラー33を回動させるときに保持リング28を捩って損傷を与えるおそれもない。
(2) 表示カラー33の係合部を主係合突起37aとし、ステー24の被係合部を切欠き44としたことから、係合構造を簡単かつ十分なものにすることができる。
(3) 表示カラー33の主係合突起37aを断面円弧状に形成し、その両端部がステー24の切欠き44に係合するように構成したことから、表示カラー33の回動に対する十分な抵抗力を示すことができ、表示カラー33の回り止めを有効に行うことができる。
(4) 表示カラー33の係合部を、主係合突起37aと180度対向する一対の係合突起37b,37cとで構成し、これら係合突起37a,37b,37cを同一長さに設定した。このため、表示カラー33を水栓本体に組付けるとき、これら3つの係合突起37a,37b,37cのうち少なくとも2つの係合突起37a,37b,37cの先端部がステー24上に同時に載るようにした後、表示カラー33を回動させて主係合突起37aを切欠き44に係合させるように操作することができる。
従って、表示カラー33をステー24の上面に対して平行(水栓本体に対して垂直)に組付けることができる。言い換えれば、表示カラー33が傾いて組付けられたときには保持リング28がはみ出したり、引っ掛ったり等するが、そのような事態に到ることなく表示カラー33の組付けを行うことができる。加えて、表示カラー33を周方向に微動させることにより、表示カラー33の内筒部36と保持リング28との係合をなじませることができる。
(5) 表示カラー33の主係合突起37aがステー24の切欠き44に係合した状態で、主係合突起37aの両端部と切欠き44との間に隙間dが形成されている。このため、表示カラー33の表示位置を前記隙間dの分だけ微調節することができる。
(6) 連結環26の連結部はゴム製の保持リング28で構成されていることにより、表示カラー33の内筒部36と保持リング28との係合力が高められ、水栓本体に対して表示カラー33を良好に保持することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態を図7に基づいて説明する。なお、この第2実施形態以降においては、第1実施形態と異なる部分について主に説明する。
図7に示すように、前記連結環26に設けられる連結部として、連結環26の外周面に円環状をなし、断面三角形状の係合凹部46が設けられている。一方、表示カラー33の内筒部36の端部内周面には円環状をなし、断面三角形状の係合凸部47が突出形成され、前記連結環26の係合凹部46に係合されるようになっている。そして、表示カラー33を水栓本体に組付ける場合には、表示カラー33を連結環26の外周に嵌挿して主係合突起37aをステー24の切欠き44に係合させた後、表示カラー33をさらに嵌挿し、表示カラー33の内筒部36の係合凸部47を連結環26の係合凹部46に係合させる。このとき、表示カラー33はABS樹脂で形成されていることから、その内筒部36はわずかに撓んだ状態で連結環26の外周面に摺接しながら嵌挿され係合凸部47が係合凹部46に係合される。
この第2実施形態によれば、係合凸部47と係合凹部46の凹凸係合により水栓本体に対して表示カラー33を所定位置に保持することができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態を図8に基づいて説明する。
図8に示すように、サーモカートリッジ29と連結環26との間には、被係合部としての切欠き44が形成されている。一方、表示カラー33の内面には内筒部36が設けられ、該内筒部36よりさらに内側位置には係合部としての主係合突起37aが突出形成されている。そして、表示カラー33の主係合突起37aが水栓本体の切欠き44に係合されるように構成されている。この場合も、主係合突起37aと切欠き44との係合に到るまでの係合距離xは表示カラー33の内筒部36と保持リング28との係合に到るまでの係合距離yよりも短く設定され、表示カラー33の組付け時には主係合突起37aと切欠き44との係合が表示カラー33の内筒部36と保持リング28との係合よりも先に行われるようになっている。
従って、第3実施形態によれば、表示カラー33内面の最も内側に主係合突起37aを設け、水栓本体の一部に切欠き44を設けたことから、表示カラー33の組付構造を小さく形成することが可能であるとともに、係合の精度を向上させることができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態を図9(a),(b)に基づいて説明する。
図9(a),(b)に示すように、前記カウンター48には被係合部としての切欠き44が設けられている。また、連結環26の内周面には環状の装着溝27が形成され、ゴム製の保持リング28が嵌着されている。一方、表示カラー33に設けられた外筒部35が係合部としての主係合突起37aとなっている。そして、表示カラー33の主係合突起37aがカウンター48の切欠き44に係合するとともに、表示カラー33の内筒部36の外周面が連結環26の保持リング28に係合されるように構成されている。
そして、図9(a)に示すように、表示カラー33を連結環26に嵌挿すると、その内筒部36が保持リング28に係合する前に、主係合突起37aがカウンター48の切欠き44に係合する。続いて、図9(b)に示すように、表示カラー33をさらに嵌挿すると、表示カラー33の主係合突起37aがカウンター48の切欠き44に深く係合すると同時に、表示カラー33の内筒部36が連結環26の保持リング28に係合する。
この第4実施形態によれば、表示カラー33の主係合突起37aが外筒部35に設けられ、その外筒部35とカウンター48の切欠き44が最も見やすい位置に設けられていることから、主係合突起37aと切欠き44との係合操作を容易に実施することができる。
なお、前記各実施形態を次のように変更して実施することも可能である。
・ 前記被係合部を貫通孔や有底穴で構成することもできる。また、係合部を切欠き、貫通孔、有底穴等で構成し、被係合部を突起で構成することも可能である。
・ 前記ステー24に係合部としての係合突起を設け、表示カラー33に被係合部としての切欠きや係合孔を設けることも可能である。
・ 前記表示カラー33の主係合突起37a及びステー24の切欠き44を省略し、表示カラー33の一対の係合突起37b,37cを係合部とし、ステー24の両側縁を被係合部とすることもできる。この場合、表示カラー33の係合突起37b,37cを1つのみとすることもできる。
・ 前記表示カラー33の一対の係合突起37b,37cを省略し、主係合突起37aのみとすることも可能である。
・ 前記表示カラー33の一対の係合突起37b,37cの幅を主係合突起37aの幅と同じに設定することもできる。
・ 主係合突起37aを省略し、表示カラー33の一対の係合突起37b,37cを係合部とした場合、係合突起37b,37cは180度対向する位置ではなく、任意の角度をなす位置に設けることもできる。
11…カウンターの壁、19…温度調節用水栓本体、21…吐水形態切換用水栓本体、24…ステー、28…連結部としての保持リング、31…操作ハンドル、33…表示カラー、34…挿通孔、37a…主係合突起、37b…係合突起、37c…係合突起、44…切欠き、46…凹凸部を構成する係合凹部、47…凹凸部を構成する係合凸部、48…カウンター、x…係合突起と切欠きとの係合に到るまでの係合距離、y…表示カラーと連結部との係合に到るまでの係合距離、d…隙間。

Claims (6)

  1. 壁に取付けられ給湯又は給水のための水栓本体には表示カラーが支持されるとともに、前記水栓本体が表示カラーに設けられた挿通孔を通って延びその先端部に操作ハンドルを有し、かつ前記表示カラーを水栓本体に組付けるための連結部を備えた湯水混合水栓において、
    前記表示カラーには係合部を設け、水栓本体に固定されるステー、水栓本体又は壁に固定されているカウンターのいずれかには前記係合部に係合する被係合部を設けるか、ステー、水栓本体又は壁に固定されているカウンターのいずれかには係合部を設け、表示カラーには前記係合部に係合する被係合部を設けるとともに、前記係合部と被係合部との係合に到るまでの係合距離が表示カラーと連結部との係合に到るまでの係合距離よりも短く設定され、水栓本体に対する表示カラーの組付け時には係合部と被係合部との係合が表示カラーと連結部との係合よりも先に行われるように構成されていることを特徴とする湯水混合水栓における表示カラーの組付構造。
  2. 前記係合部は係合突起であり、被係合部は切欠きであることを特徴とする請求項1に記載の湯水混合水栓における表示カラーの組付構造。
  3. 前記係合突起は断面円弧状に形成され、その両端部が切欠きに係合するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の湯水混合水栓における表示カラーの組付構造。
  4. 前記係合突起は同一長さで複数設けられていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の湯水混合水栓における表示カラーの組付構造。
  5. 前記係合突起が切欠きに係合した状態で表示カラーの表示位置を微調節するための隙間が係合突起と切欠きとの間に形成されていることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の湯水混合水栓における表示カラーの組付構造。
  6. 前記連結部は保持リング又は凹凸部で構成されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の湯水混合水栓における表示カラーの組付構造。
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