JP2008063838A - 混合水栓接続用管継手 - Google Patents

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Abstract

【課題】
混合水栓接続用管継手のねじ込み固定作業時の調整を簡便に行うことができる構成とした上で、固定作業の繁雑さを解消すること。また、混合水栓のがたつきを防止し、美観を損ねず、安全性も向上させること。
【解決手段】
第1接続部材30の軸心方向においてスライド可能に設けられたスライド部材50を設け、スライド部材50には、筒状円筒部72に対して、第1接続部材30の軸心回り方向において常に嵌合する嵌合部56と、第1接続部材30に対して、スライド部材50が押し込まれた位置においてのみ第1接続部材30の軸心回りにおいて嵌合するセレーション溝54とを設けた。
【選択図】 図7

Description

本発明は、壁面等に配設される給湯管及び給水管の各端末に混合水栓本体を接続するために用いられる混合水栓接続用管継手(いわゆるクランク継手)に関する。
従来、壁面等に配設される給湯管及び給水管の各端末に混合水栓本体を接続するために混合水栓接続用管継手が用いられている。この種の管継手では、混合水栓本体に管継手を接続するには、管継手の端末へのねじ込み作業が完了した状態で、混合水栓本体の湯側・水側接続部に接続できる位置に管継手の水栓接続口の位置が定められなければならないが、このために管継手の端末へのねじ込み作業をやり直す煩雑さが問題となっていた。このため、下記のような管継手を用いて、端末に対してねじ込み作業が完了した状態で、水栓接続口部の位置を調整可能な管継手が提供されている。
図12に示すように、この種の管継手100は、筒状円筒部101の内周面後端部と、第1接続部材(管用ねじ)102の外周面における筒状円筒部101前後移動区域の後端部とに、筒状円筒部101を後方に移動させた際に互いに嵌まり合って筒状円筒部101の回動を阻止しうる一方、筒状円筒部101を前方に移動させた際には互いに前後にずれて筒状円筒部101の回動を許容しうる嵌合部103が設けられている。したがって、端末に対して第1接続部材102のねじ込み作業が完了した後に、筒状円筒部101を前方に移動させることにより第1接続部材102に対して筒状円筒部101のみを回動させて、水栓接続口104の位置を調整可能とすることができる(例えば、特許文献1参照。)。
特許第355906号公報(図1〜図4)
ところが、上記した管継手100では、筒状円筒部101自体が前後に移動可能に設けられているために、筒状円筒部101が位置決めされた後、水栓本体を水栓接続口104に取り付ける際にも、筒状円筒部101が前後方向に動いてしまう。このため、水栓本体を水栓接続口104に取り付ける際に、水栓本体の給湯側又は給水側の一方を水栓接続口104に螺着した後に、残る他方を別の管継手100の水栓接続口104に螺着する際に、混合水栓の前後方向において水栓本体の左右が傾いてしまい、残る他方の水栓接続口104のねじが噛んでしまうなど水栓本体の螺着作業が困難になってしまうという欠点があった。
また、上記した管継手100では、水栓本体を固定設置した後においても、筒状円筒部101と共に水栓本体も前後に移動してしまう。このため、水栓本体ががたつきを生じたり、給湯側と給水側の筒状円筒部101の前後方向の位置がずれてしまい、水栓本体の左右が前後方向に傾いて、設置後の混合水栓の美観を損ねるおそれがある。さらに、実際に混合水栓を使用する際に、使用者が水栓本体に過って手をついた場合に水栓本体が不意に動いて手を滑らせてしまうなど、混合水栓の安全性にも問題が生じていた。
本発明は上記した従来の混合水栓接続用管継手の問題点を解消するものであり、混合水栓接続用管継手のねじ込み固定作業時の調整を簡便に行うことができる構成とした上で、固定作業の繁雑さを解消することを目的とする。また、混合水栓のがたつきを防止し、美観を損ねず、安全性も向上させることを目的とする。
以上の課題を解決するために、本発明の採った手段を以下に説明する。本発明の混合水栓接続用管継手は、壁面等に配設される給湯管又は給水管の端末に螺着される配管接続口を備える円筒状の第1接続部材と、前記第1接続部材の軸心回りに回動可能に取り付けられる筒状円筒部を一端側に備えるとともに前記第1接続部材の軸心に対して偏芯して開口されて混合水栓本体に接続される水栓接続口を他端側に備えた第2接続部材と、が備えられ、内部に湯又は水を流通可能に設けられる混合水栓用管継手であって、前記第1接続部材の軸心方向においてスライド可能に設けられたスライド部材が備えられ、前記スライド部材には、前記筒状円筒部又は前記第1接続部材の一方に対して、前記第1接続部材の軸心回り方向において常に嵌合する第1嵌合部と、前記第1接続部材又は前記筒状円筒部の他方に対して、前記スライド部材の特定のスライド位置においてのみ前記第1接続部材の軸心回り方向において嵌合する第2嵌合部とが設けられたことを特徴とする混合水栓用管継手(請求項1)である。
このように、第1接続部材の軸心回りに回動可能な第2接続部材とする一方、第1接続部材の軸心回りに常に嵌合する第1嵌合部と、スライド部材が特定のスライド位置にある場合にのみ嵌合する第2嵌合部とを設けて、第1接続部材及び第2接続部材とは別途のスライド部材をスライドさせることにより、第1接続部材に対する第2接続部材の回動を許可又は規制することができる。よって、水栓本体の接続固定作業時や水栓本体設置後に、第2接続部材及びこれに固定される水栓本体が前後方向にスライドしてしまうことはない。また、このような回動調整を、スライド部材を取り付けること及び嵌合部を設けることという簡単な手段で実現することができる。
前記したように、第1嵌合部は、筒状円筒部又は第1接続部材のいずれか一方に、第2嵌合部は、他方に設ければ良い。第1嵌合部としては、例えば、第1接続部材の軸心方向に沿って形成され、筒状円筒部又は第1接続部材に対し嵌合される突条等を例示できる。突条の横断面形状は、両部材が嵌合することが可能であれば特に限定はされないが、例えば、横断面形状が、歯車状、三角形状、多角形状、菱形形状、扇形形状などを例示できる。第1嵌合部は、スライド部材がスライドされる全範囲に渡って嵌合する長さ・形状に設けられる。第2嵌合部としては、例えば、第1接続部材の軸心方向に沿って第1接続部材又は筒状円筒部に刻設されたセレーション溝に嵌合するようにスライド部材に刻設されたセレーション溝を例示できる。第2嵌合部は、スライド部材がスライドされる全範囲のうち、特定のスライド位置においてのみ嵌合する長さ・形状に設けられる。第2嵌合部が嵌合する特定のスライド位置については、特に限定はされない。
また上記した混合水栓接続用管継手において、第2嵌合部が嵌合状態となるスライド位置に前記スライド部材を付勢するばね等の付勢手段を備えるものとしても良い(請求項2)。
このような付勢手段を設けることにより、必要な場合にのみ付勢力に抗して第2嵌合部が解除される位置にスライド部材をスライドさせて第2接続部材の回動調整を可能とし、一方、通常時には第2接続部材の回動を規制しておくことができる。
また上記した混合水栓接続用管継手において、前記スライド部材を前記第2接続部材の正面側に配設するものとしても良い(請求項3)。
このように、正面側にスライド部材を配設することによりスライド部材の操作を容易に行うことができるので、第2接続部材の回動調整及び水栓本体への接続作業をより容易に行うことができる。
また上記した混合水栓接続用管継手において、第2接続部材に止水栓を設けることとしても良い(請求項4)。
混合水栓接続用管継手には、止水栓を備えたものが知られており、通常、これは第1接続部材に配設されることが多いが、本混合水栓接続用管継手では、第2接続部材に止水栓を配設することにより、第2接続部材の回動調節を可能にしつつ、止水機能も備えることができる。
本発明の混合水栓接続用管継手は上記のようなスライド部材及び嵌合部を設けることにより、第2接続部材の回動調節を可能にする一方、第2接続部材及びこれに固定される水栓本体が前後方向にスライドすることがないので、水栓本体の接続固定作業の煩雑さを解消できる。また、設置後の水栓本体等のがたつきを防止することができ、水栓本体が傾むいて美観を損ねることもない。また、使用時に水栓本体が動いてしまわないので安全性も向上させることができる。また、簡単な構造でこのような目的を達することができるのでコストダウンを図ることもできる。
また、請求項2に記載の混合水栓接続用管継手では、これに加えて、通常時には第2接続部材の回動を規制しておくことができるので、管継手の接続作業時に不意に第2接続部材が回動してしまうおそれを少なくすることができ、接続作業のより一層の効率化を図ることができる。また、請求項3に記載の混合水栓接続用管継手では、さらに、水栓本体への接続作業をより容易に行うことができる。また、請求項4に記載の混合水栓接続用管継手では、さらに、止水機能も合わせて実現することができる。
次に、本発明の混合水栓接続用管継手の実施の形態を図を参考にして詳細に説明する。図1に示すように、本発明の混合水栓接続用管継手20は、壁面1に混合水栓2の水栓本体3を固定するとともに、壁面1裏側に引き回されて壁面1の取付孔(図示省略)に配設される給湯管・給水管の端末(図示省略)に水栓本体3を接続し、湯又は水を水栓本体3にそれぞれ供給するものである。図2(a)及び図3にも示すように、本発明の混合水栓接続用管継手20には、給湯管又は給水管にねじ込まれる細長のほぼ円筒形状の第1接続部材30と、この第1接続部材30の軸心回りに360度回動可能に取り付けられた第2接続部材70とが備えられている。
第1接続部材30は、図2(a)及び図3に示すように、細長のほぼ円筒形状に形成されており、基端側には、端末にねじ込まれる雄ねじ部32が備えられ、先端側には、後述するスライド部材50が嵌合取り付けされるセレーション部34が備えられている。雄ねじ部32には配管接続口31が設けられている。また、雄ねじ部32よりもセレーション部34寄りの外周面には、フランジ部36が周設されている。フランジ部36は、第2接続部材70の筒状円筒部72の後端部74の内径よりも僅かに小径の外径に形成されており、その中央付近には、後端部74の内周面との水密を図るOリング37が取り付けられている。
また、フランジ部36よりも先端側側部の対向する位置には、雄ねじ部32内の流路33に連通する一対の開口部40が設けられている。この開口部40は、後述する第2接続部材70が取り付けられた状態では、その流路76に連通される位置に設けられている。また、この開口部40よりも先端側の外周面にはフランジ42が周設されている。フランジ42は、筒状円筒部72の係止円孔部81よりも若干大径に形成されており、このフランジ42が係止円孔部81に当接されて第1接続部材30が筒状円筒部72の先端部78方向への移動することを規制している。また、このフランジ42が係止円孔部81により規制された状態において筒状円筒部72の後端部74内周面の前記したフランジ部36の基端側端面の位置する部位に、止め輪22が嵌着される周溝80が形成されており、これらの係止円孔部81と止め輪22とにより、筒状円筒部72内に挿入された第1接続部材30は筒状円筒部72内に抜け止めされる。そして、端末にねじ込まれた第1接続部材30に対して、第2接続部材70は、その筒状円筒部72を中心として回動可能に取り付けられると共に、第1接続部材30の軸心方向においては移動を規制される。
フランジ42よりも先端側の第1接続部材30外周面には、係止円孔部81内周面との水密を図るOリング37が取り付けられている。さらに、第1接続部材30の先端側には、小径部44が形成されており、小径部44の基端側段部46と、後述するスライド部材50の基端側端面との間の小径部44回りにスプリング24が取着されている。そして、図4に示すように、小径部44よりも先端側には第1接続部材30の軸心方向に沿ってセレーション溝35が刻設されたセレーション部34が設けられている。また、セレーション部34内周面には止めふた26が螺着される雌ねじが設けられている。
次いで、スライド部材50について説明する。図2(a)及び図5に示すように、スライド部材50は先端側外周面にフランジ52が備えられたほぼ円筒状に形成されている。また、基端側内周面には、第1接続部材30のセレーション部34と嵌合可能なセレーション溝54が刻設されたセレーション部53が設けられている。このセレーション溝54が本発明に言う「第2嵌合部」の一例である。そして、基端側外周面の軸心を挟んで対向する位置には、軸心方向から見て扇状に形成された一対の嵌合部56が設けられている。この嵌合部56が本発明に言う「第1嵌合部」の一例である。
そして、このスライド部材50が、スプリング24を介して、止めふた26により第1接続部材30のセレーション部34にスライド可能に嵌合取り付けされている。止めふた26は、前記したようにセレーション部34内周面の雌ねじに螺着されると共に、そのフランジ27がスライド部材50のセレーション溝54の端面に当接して、第1接続部材30からのスライド部材50の抜脱を規制している。また、スライド部材50は、スプリング24により、第1接続部材30の先端側に付勢されている。そして、フランジ52に嵌着する円形突条29が形成された有底円筒状のキャップ28がスライド部材50に取り付けられている。
次いで、第2接続部材70について説明する。図2(a)及び図3に示すように、第2接続部材70には、筒状円筒部72と、この筒状円筒部72と直交方向に連設される接続管部82と、接続管部82の先端付近において、接続管部82の直交方向であって筒状円筒部72の軸心方向と平行に開口された水栓接続口84が設けられている。筒状円筒部72には、前記したように、先端部78及び後端部74が開口されて、内部に第1接続部材30が挿通固定されている。接続管部82が連設された部位の筒状円筒部72の部位には、筒状円筒部72が回動されても、第1接続部材30の開口部40から流出される湯又は水が流入可能な流入室86が形成されている。流入室86は、接続管部82の流路76に向けて開口されており、流入室86からの湯又は水は流路76に流入される。
図2(a)及び図3に示すように、先端部78の先端側内周面は、スライド部材50外周面より僅かに大径に形成されるとともに、スライド部材50の嵌合部56が嵌合する一対の嵌合部79が奥端側にかけて凹設されている。
接続管部82の先端側の開口部88内には、止水栓90が取り付けられている。接続管部82の先端側には、止水栓90調節用のスピンドル92が露呈されており、このスピンドル92を回動調節することにより、メンテナンス時等において水栓本体3側への湯又は水の供給を停止させることができる。また、止水栓90には、ストレーナー94が取り付けられている。そして、水栓接続口84に、接続金具96及びナット98を介して、水栓本体3から突設される湯側又は水側の接続部(図示省略)が螺着される。
次いで、この混合水栓接続用管継手20の作用について説明する。まず、第1接続部材30の雄ねじ部32にシールテープ(図示省略)を巻き付けるなどして、端末にねじ込む。シールテープの巻き付け具合などによって、雄ねじ部32のねじ込み量は区々となるので、ねじ込みが完了した時点で、第2接続部材70の位置は、水栓本体3を接続するのに適した位置に定まっていることは少ない。ここで、スライド部材50が押し込まれていない状態では、図2(a)、図6及び図8に示すように、スプリング24によって第1接続部材30の正面側に付勢されているスライド部材50のセレーション溝54は、第1接続部材30のセレーション部34のセレーション溝35に嵌合しており、よって、スライド部材50の嵌合部56に嵌合部79が嵌合している第2接続部材70は、第1接続部材30の軸心回りの回動を規制されている。
これに対して、図7に示すように、スプリング24の付勢力に抗して図2(b)の矢印方向にキャップ28を押し込むと、スライド部材50が第1接続部材30基端側にスライドされてセレーション部53が第1接続部材30の小径部44に至ると共に、セレーション溝54がセレーション溝35から外れる。したがって、この状態では、嵌合部56によりスライド部材50に嵌合された筒状円筒部72は、第1接続部材30に対して、スライド部材50と共に第1接続部材30の軸心回りに回動可能となる。この状態で、第2接続部材70の回動調節を行い、適宜の位置でキャップ28を開放するとスライド部材50がスプリング24の付勢力により第1接続部材30の先端方向に復帰し、再びセレーション溝35、54が嵌合して、その位置において第2接続部材70の回動が規制される。そして、このように第2接続部材70の位置決めをして、水栓接続口84に水栓本体3の接続部を接続固定することができる。
このように、第2接続部材70は、スライド部材50の操作によって回動を許可又は規制されるが、いずれの場合においても、第1接続部材30の軸心方向において移動されることはない。よって、水栓本体3の接続作業時においては、第2接続部材70が第1接続部材30の軸心方向に動いてしまって作業が困難になることはない。また、水栓本体3を第2接続部材70に固定した後においても、第2接続部材70は固定されているので、第1接続部材30の軸心方向において、水栓本体3ががたつきを生じたり動いてしまうことはない。
本発明は上記した実施の形態に限られるものではなく、本発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能である。例えば、第1嵌合部や第2嵌合部は、上記した横断面形状に限らず、他の形状とすることもできる。例えば、三角形状、多角形状、菱形形状などとすることもできる。また、その数も限定されない。また、例えば、第1嵌合部については、スライド部材の外周断面形状を非真円形状とすることによって、嵌合部とすることもできる。しかしながら、第2嵌合部については、スライド部材軸心回りの等間隔に同一形状の嵌合部を複数個以上設けることにより、特定間隔で回動調整を可能とすることができ、第2接続部材の間隔調整の利便性が向上する。特に、前記した混合水栓接続用管継手20のように、一定以下の細かい間隔で刻設されたセレーション溝54とすることにより、第2接続部材50を等間隔で微調整することが可能となるので好適である。
また、前記した実施の形態とは逆に、スライド部材50を第1接続部材30基端側に向けて付勢しておくとともに、第1接続部材30先端側に向けてスライド部材50を引っ張るようにして移動させると第2嵌合部の嵌合が外れるように設けることもできる。
また、第1嵌合部及び第2嵌合部が設けられる部材やその形状は、前記した混合水栓接続用管継手20の例に限定されない。例えば、図9に示すように、スライド部材50側に凹設される嵌合部57を設けることとしても良い。また、図10に示すように、第2嵌合部の一例であるセレーション溝54をスライド部材50の外周面に刻設し、筒状円筒部72の内周面にこのセレーション溝54と嵌合するセレーション溝58を刻設すると共に、第1嵌合部の一例である嵌合部59をスライド部材内周面に設け、第1接続部材30の外周面にこの嵌合部59と嵌合する嵌合部39を設けることとしても良い。この場合においては、スライド部材50をスライドさせてセレーション溝54とセレーション溝58との嵌合を解除すると、嵌合部59と嵌合部39との嵌合により第1接続部材30の軸心回りの回動を規制されている第1接続部材30及びスライド部材50に対して、筒状円筒部72の回動が可能となる。また、図10の例においても第1嵌合部の設けられる部材やその形状は限定されず、例えば、図11に示すように、第1接続部材30側に凹設される嵌合部38を設けることとしても良い。また、第1嵌合部および第2嵌合部ともにセレーション溝としてもよいし、凹設される嵌合部や突条等としてもよい。
本発明の混合水栓接続用管継手を用いた混合水栓の分解斜視図である。 混合水栓接続用管継手の縦断面図である。 スライド部材を押し込んだ状態の混合水栓接続用管継手の縦断面図である。 混合水栓接続用管継手の分解斜視図である。 第1接続部材のセレーション部の横断面図である。 スライド部材の背面図である。 第2嵌合部が嵌合された状態の混合水栓接続用管継手の一部破断面斜視図である。 第2嵌合部の嵌合が解除された状態の混合水栓接続用管継手の一部破断面斜視図である。 図2(a)のA−A’端面図である。 別の例における図2(a)のA−A’端面図である。 さらに別の例における図2(a)のA−A’端面図である。 さらに別の例における図2(a)のA−A’端面図である。 従来の混合水栓接続用管継手の縦断面図である。
符号の説明
1;壁面、2;混合水栓、3;水栓本体、20;混合水栓接続用管継手、22;止め輪、24;スプリング、26;止めふた、27;フランジ、28;キャップ、30;第1接続部材、31;配管接続口、32;雄ねじ部、33;流路、34;セレーション部、35;セレーション溝、36;フランジ部、37;Oリング、38,39;嵌合部、40;開口部、42;フランジ、44;小径部、46;基端側段部、50;スライド部材、52;フランジ、53;セレーション部、54;セレーション溝、56,57;嵌合部、58;セレーション溝、59;嵌合部、70;第2接続部材、72;筒状円筒部、74;後端部、76;流路、78;先端部、79;嵌合部、80;周溝、81;係止円孔部、82;接続管部、84;水栓接続口、86;流入室、88;開口部、90;止水栓、92;スピンドル、94;ストレーナー、96;接続金具、98;ナット、100;管継手、101;筒状円筒部、102;第1接続部材、103;嵌合部、104;水栓接続口。

Claims (4)

  1. 壁面等に配設される給湯管又は給水管の端末に螺着される配管接続口を備える円筒状の第1接続部材と、
    前記第1接続部材の軸心回りに回動可能に取り付けられる筒状円筒部を一端側に備えるとともに前記第1接続部材の軸心に対して偏芯して開口されて混合水栓本体に接続される水栓接続口を他端側に備えた第2接続部材と、が備えられ、内部に湯又は水を流通可能に設けられる混合水栓接続用管継手であって、
    前記第1接続部材の軸心方向においてスライド可能に設けられたスライド部材が備えられ、
    前記スライド部材には、前記筒状円筒部又は前記第1接続部材の一方に対して、前記第1接続部材の軸心回り方向において常に嵌合する第1嵌合部と、
    前記第1接続部材又は前記筒状円筒部の他方に対して、前記スライド部材の特定のスライド位置においてのみ前記第1接続部材の軸心回り方向において嵌合する第2嵌合部とが設けられたことを特徴とする混合水栓接続用管継手。
  2. 前記第2嵌合部が嵌合状態となるスライド位置に前記スライド部材を付勢するばね等の付勢手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の混合水栓接続用管継手。
  3. 前記スライド部材を前記第2接続部材の正面側に配設したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の混合水栓接続用管継手。
  4. 前記第2接続部材に止水栓を設けたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の混合水栓接続用管継手。
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