JP7249862B2 - 可動ステップ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、鉄道などのプラットホームに設けられ、プラットホームの端部から車両までの隙間を覆う可動ステップ装置に関する。
プラットホームの端部から車両までの隙間は、車両への乗降に支障を来すものであり、特に、車椅子での乗降または視覚障害者の乗降を困難にさせる。そこで、近年、車両への乗降タイミングで動作してプラットホームの端部から車両までの隙間を覆う可動ステップ装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011-184020号公報
特許文献1に代表される従来の可動ステップ装置は、プラットホームに設置するためにプラットホームの端部を切削する必要がある。このため、設置工事が大規模になるという課題があった。例えば、特許文献1に記載された可動ステップ装置では、プラットホームに設置するために、プラットホームの床面を敷モルタル層に至るまで切削しなければならない。
本発明は上記の課題を解決するものであり、プラットホームを加工することなく設置することができる可動ステップ装置を得ることを目的とする。
本発明に係る可動ステップ装置は、ホーム柵によって開閉される乗降口と車両との間の乗降通路に設けられる可動ステップ装置であって、第1の位置でプラットホームの端部から車両までの隙間の上に倒れた状態となり、第2の位置で線路側から離れた状態になり、倒れた状態において、上面が、プラットホームの床面のうちホーム柵が設置された面よりも高い位置になるステップ部と、ステップ部を軸支し、第1の位置と第2の位置との間でステップ部を回転させる駆動部と、駆動部をホーム柵の一部に取り付ける取り付け部とを備える。
本発明によれば、ステップ部を軸支する駆動部をホーム柵の一部に取り付ける取り付け部を備えるので、プラットホームを加工することなく駆動部を設置することができる。
このように、本発明に係る可動ステップ装置の取り付けにプラットホームの加工が不要なことから、特に、プラットホームにホーム柵が既設である場合に有効である。
図1Aは、実施の形態1に係る可動ステップ装置およびホーム柵(乗降口を閉じた状態)を示す正面図である。図1Bは、実施の形態1に係る可動ステップ装置およびホーム柵(乗降口を開けた状態)を示す正面図である。 実施の形態1におけるステップ部の回転位置に対応した状態の概要を示す概要図である。 実施の形態1におけるステップ部を示す斜視図である。 実施の形態1に係る可動ステップ装置およびホーム柵を示す側面図である。 実施の形態1における取り付け部を示す部分断面図である。 実施の形態1に係る可動ステップ装置の制御系に関する機能構成例を示すブロック図である。 実施の形態1に係る可動ステップ装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1におけるステップ部の変形例1を示す上面図である。 第1の位置に回転するまでの図8のステップ部の状態の概要を示す概要図である。 実施の形態1におけるステップ部の変形例2を示す斜視図である。 実施の形態1におけるステップ部の変形例3を示す斜視図である。 実施の形態1におけるステップ部の変形例4を示す説明図である。 実施の形態1におけるステップ部に取り付け可能な延長部を示す上面図である。 実施の形態1におけるステップ部の変形例5の動作の概要を示す概要図である。
実施の形態1.
図1Aは、実施の形態1に係る可動ステップ装置1およびホーム柵2を示す正面図であり、可動ステップ装置1と乗降口を閉じた状態のホーム柵2との線路側の外観を示している。図1Bは、可動ステップ装置1およびホーム柵2を示す正面図であり、可動ステップ装置1と乗降口を開けた状態のホーム柵2との線路側の外観を示している。図2は、ステップ部11の回転位置に対応した状態の概要を示す概要図である。
可動ステップ装置1は、ホーム柵2によって開閉される乗降口と車両200との間の乗降通路上で、かつホーム柵2を境とした線路側に設けられ、ステップ部11、駆動部12および取り付け部13を備える。ステップ部11は、図2に示すように、第1の位置で、プラットホーム100の端部から車両200までの隙間Aの上に倒れた状態(横姿勢)となり、第2の位置で、線路側から離れた状態(縦姿勢)になる。
駆動部12は、ステップ部11を軸支し、第1の位置と第2の位置との間でステップ部11を回転させる。例えば、駆動部12は、駆動モータ、ギア機構、および駆動モータを制御する制御回路を備えており、これらは筐体内に収容されている。ステップ部11は、ギア機構に軸支され、駆動モータの回転力で第1の位置と第2の位置との間で回転する。
取り付け部13は、駆動部12をホーム柵2の一部に取り付ける。可動ステップ装置1は、この取り付け部13を備えることで、プラットホーム100を加工することなく設置することが可能である。例えば、取り付け部13は、駆動部12に設けられた被締結部材である。被締結部材は、ホーム柵2の一部とともに、プラットホーム100の端部に締結される。
ホーム柵2は、プラットホーム100から乗客が線路側へ転落することを防止し、乗客が車両200に接触することを防止するために設けられ、プラットホーム100の端部にその長手方向に沿って設置されている。ホーム柵2は、パネル部21およびドア部22を備えて構成される。パネル部21は、ドア部22がスライド移動自在に設けられた戸袋であり、ドア部22は、パネル部21から水平方向にスライド移動して開閉する。
図1Aに示すように、ホーム柵2は、乗降が終了すると、隣り合ったパネル部21から移動したドア部22によって乗降口を閉じた状態になる。このとき、可動ステップ装置1は、ステップ部11を第2の位置に回転させて、線路側から離れた縦姿勢にする。
プラットホーム100に停車した車両200の乗降を開始する際、ホーム柵2は、隣り合ったパネル部21にドア部22を収納して乗降口を開けた状態になる。このとき、可動ステップ装置1は、ステップ部11を第1の位置に回転させて、プラットホーム100の端部から車両200までの隙間Aの上に倒れた横姿勢にする。
図3は、ステップ部11を示す斜視図である。図3に示すように、ステップ部11は、ステップ板11aおよびプレート11bを備える。ステップ板11aは、横長の板状部材であり、長手方向の両端にプレート11bが取り付けられる。プレート11bには、軸部が形成されており、この軸部が駆動部12に回転自在に支持される。
可動ステップ装置1は、プラットホーム100の床面を掘り下げる加工を行わずに設置されるので、第1の位置で倒れた状態になったステップ部11の上面は、プラットホーム100の床面よりも高い位置になる。このとき、ステップ板の端部は段差となるので乗客がつまずく可能性がある。
そこで、ステップ部11では、第1の位置でプラットホーム100側に向くステップ板11aの長手方向の端部が、線路側からプラットホーム100側に向けて下方に傾斜した傾斜面11cになっている。このように段差をなくすことで、転倒等の事故を防止しつつ傾斜面11cに沿った円滑な乗降が可能となる。
次に、可動ステップ装置1のホーム柵2への取り付けについて詳細に説明する。
図4は、可動ステップ装置1およびホーム柵2を示す側面図であり、可動ステップ装置1と乗降口を開けた状態のホーム柵2との側方の外観を示している。図5は、取り付け部13を示す部分断面図である。
据付ブロック5は、プラットホーム100の端部に取り付けられる。例えば、据付ブロック5には、図5に示すように、ボルト部5aが一体に形成されている。据付ブロック5は、プラットホーム100を貫通させたボルト部5aを、座金6および傾き座金7を介在させてナット8で締結することで、プラットホーム100の端部に固定される。
また、据付ブロック5における、プラットホーム100の床面から露出した部分には、図5に示すように、ボルト穴5bが形成されている。
パネル部21には、取り付け片21aが設けられ、取り付け片21aには、ボルト4を通すための貫通孔が形成されている。ホーム柵2は、取り付け片21aの貫通孔に通したボルト4を、ボルト穴5bに締結することで、プラットホーム100の端部に取り付けられる。なお、このようなホーム柵の取り付け構造は既存のものである。
取り付け部13は、ボルト4によってホーム柵2の一部とともにプラットホーム100に締結される被締結部材であり、例えば、ボルト4を通す貫通孔が形成された取り付け片である。取り付け部13の貫通孔は、据付ブロック5のボルト穴5bに合った位置に形成されている。図4および図5に示すように、取り付け部13および取り付け片21aを、ボルト4によって据付ブロック5に共締めすることで、駆動部12は、既設のホーム柵2の一部に取り付けられる。なお、駆動部12への電源は、ホーム柵2から確保される。
このように、可動ステップ装置1は、プラットホーム100を加工しなくても取り付けが可能であるため、特に、プラットホーム100にホーム柵2が既設である場合に有効である。
また、ホーム柵をプラットホームに取り付ける構造は、一般に乗客が通行するホーム側に露出しないように線路側に設けられることが多い。例えば、図4および図5に示すように、据付ブロック5のボルト穴5bは線路側に配置されている。取り付け部13は、このボルト穴5bに取り付け片21aとともに締結されるので、駆動部12およびこれに軸支されたステップ部11は、プラットホーム100の端部における、ホーム柵2を境とした線路側の部分に取り付けられる。従って、可動ステップ装置1は、ホーム柵2を境としたプラットホーム100の内側の空間を占有せず、乗客の通行を妨げない。
なお、取り付け部13が、ホーム柵2の一部とともにプラットホーム100に締結される被締結部材である場合を示したが、実施の形態1に係る可動ステップ装置1は、これに限定されるものではない。取り付け部13は、ステップ部11を軸支した駆動部12を、既設のホーム柵2に取り付けることができればよい。例えば、駆動部12は、磁石、接着剤およびねじ締結のいずれか、あるいはこれらの組み合わせを用いて、ホーム柵2の線路側のパネル面に取り付けてもよい。
また、ホーム柵2のパネル部21の線路側の面には、一般に、閉じられたドア部22と車両200との間に居残った乗客を検知するためのセンサが設けられている。このため、駆動部12は、取り付け部13によってホーム柵2の一部に取り付けられたときにセンサの検知範囲を遮らない程度に小型であるとよい。
次に、可動ステップ装置1の制御系の構成について説明する。
図6は、可動ステップ装置1の制御系に関する機能構成例を示すブロック図である。
駆動部12は、例えば、制御情報インタフェース(以下、IFと略して記載する)121、制御部122および駆動モータ123を備える。制御情報IF121は、総合制御装置300からの制御情報を入力し、ステップ部11の回転位置を示す位置情報を総合制御装置300に出力するIFである。制御部122は、制御情報に従って駆動モータ123を制御することで、ステップ部11の回転を制御する。駆動モータ123は、ステップ部11を回転させる回転力を与える動力源であり、回転力をステップ部11に伝達するギア機構も含まれる。
車両200は、車両ドア制御部201および車両状態伝送部202を備える。車両ドア制御部201は、車両200の運転台に設けられた開閉スイッチの操作に応じて車両ドアの開閉を制御する。車両状態伝送部202は、車両200の走行、停車および車両ドアの開閉状態を示す車両状態情報を、無線通信を介して総合制御装置300に伝送する。総合制御装置300は、車両200への乗降に関する様々な制御を行う制御装置であり、車両200からドア開信号を受信することで、ホーム柵2の開閉および可動ステップ装置1の動作を制御する。
図7は、可動ステップ装置1の動作を示すフローチャートである。
プラットホーム100に車両200が停車していない状態において、制御部122は、制御情報IF121によって車両200の停止信号が入力されたか否かを確認している(ステップST1)。ここで、車両200の停止信号が入力されなければ(ステップST1;NO)、制御部122はステップST1の動作を繰り返す。このとき、ホーム柵2のドア部22によって乗降口が閉じられた状態になっている。
車両200がプラットホーム100に進入して停車すると、車両状態伝送部202が、車両200の停止信号を総合制御装置300に送信する。総合制御装置300は、まず、車両200の停止信号を受信すると、受信された停止信号を駆動部12に出力する。
制御部122は、制御情報IF121によって車両200の停止信号が入力されると(ステップST1;YES)、駆動モータ123を制御してステップ部11を第1の位置に回転させる(ステップST2)。これにより、ステップ部11は、プラットホーム100の端部から車両200の車両ドアまでの隙間の上に倒れた横姿勢になる。
この後、総合制御装置300は、車両200の停止信号をホーム柵2に出力する。これにより、ホーム柵2は、ドア部22をパネル部21に収納することで、乗降口を開ける。このとき、車両200の運転台に設けられた開閉スイッチが開操作されると、車両ドア制御部201が、車両200の車両ドアを開ける。これにより、車両200に対する乗降が開始される。ステップ部11によって、プラットホーム100の端部から車両200の車両ドアまでの隙間が塞がれているので、当該隙間への転落が防止される。
ステップ部11を横姿勢に倒した状態において、制御部122は、制御情報IF121によって車両ドアの閉信号が入力されたか否かを確認する(ステップST3)。車両ドアの開状態が継続して、車両ドアの閉信号が入力されない場合(ステップST3;NO)、制御部122は、ステップST3の処理を繰り返す。
乗降時間が終了し、車両200の運転台に設けられた開閉スイッチが閉操作されると、車両ドア制御部201が車両200の車両ドアを閉める。このとき、車両状態伝送部202は、車両ドアの閉信号を総合制御装置300に送信する。総合制御装置300は、車両ドアの閉信号を受信すると、受信された閉信号をホーム柵2に出力する。ホーム柵2は、車両ドアの閉信号を入力すると、パネル部21からドア部22をスライド移動させて乗降口を閉じる。この後、総合制御装置300は車両ドアの閉信号を駆動部12に出力する。
制御部122は、制御情報IF121によって車両ドアの閉信号が入力されると(ステップST3;YES)、駆動モータ123を制御してステップ部11を第2の位置に回転させる(ステップST4)。ステップ部11が線路側から離れた縦姿勢になるので、車両200は、プラットホーム100から退出することができる。
また、可動ステップ装置1は、プラットホーム100の端部に存在する障害物を検知するためのセンサを備える構成も考えられる。例えば、このセンサを駆動部12に設ける。制御部122は、車両200の停止信号を入力したときに、第2の位置にステップ部11がある状態で、センサによってプラットホーム100の端部に障害物が検知された場合、ステップ部11を第2の位置に維持するとともに、制御情報IF121を介してセンサの検知信号を総合制御装置300に出力する。
総合制御装置300は、可動ステップ装置1から検知信号を入力すると、ホーム柵2による乗降口の閉状態を維持させる制御信号をホーム柵2に送信する。これにより、ホーム柵2は、乗降口の閉状態を維持する。さらに、総合制御装置300は、プラットホーム100の端部に障害物が検知されたことを駅務員に通報する。通報を受けた駅務員が障害物を取り除くことで、ステップ部11を第1の位置に回転させてから、ホーム柵2によって乗降口が開けられ、開閉スイッチの開操作によって車両ドアが開けられる。これにより、乗降が開始される。
センサで検知する障害物は、例えば、プラットホーム100の端部に積もった雪であってもよい。この場合、可動ステップ装置1が、雪を溶かす機構を備えるとよい。例えば、雪を溶かす機構には、線路側へ流れる水流で雪を溶かす機構、電熱線で雪を溶かす機構、融雪剤を散布する機構が挙げられる。プラットホーム100の端部に積もった雪がセンサによって検知されると、雪を溶かす機構が動作して雪を溶かす。雪が溶けた時点で、ステップ部11が第1の位置に回転され、続いて、ホーム柵2によって乗降口が開けられ、開閉スイッチの開操作によって車両ドアが開けられる。これにより、乗降が開始される。
また、ステップ部は、下記のように構成することができる。
図8は、実施の形態1におけるステップ部の変形例1を示す上面図であり、変形例1であるステップ部11Aを示している。また、図9は、第1の位置に回転するまでの図8のステップ部11Aの状態の概要を示す概要図である。
ステップ部11Aは、図8に示すように、駆動部12に軸支された第1の部材11A-1と、第1の部材11A-1に軸支された第2の部材11A-2から構成される。第1の部材11A-1は、第1の位置で線路側を向いた端部が櫛歯状である。第2の部材11A-2は、第1の位置で第1の部材11A-1の隣り合った櫛歯14の間に櫛歯15が嵌まる櫛歯構造を有している。
第1の部材11A-1は、図9の下段に示すように、第1の位置では、線路側に倒れた横姿勢となり、図9の上段に示すように、第2の位置では、線路側から離れた縦姿勢となる。一方、第2の部材11A-2は、図9の中段に示すように、駆動部12によって第2の位置から第1の位置に第1の部材11A-1が回転される間、第1の部材11A-1に軸支された側とは反対側の端部が、プラットホーム100の床面上を線路側に移動する。プラットホーム100に存在したゴミ等の物体は、第2の部材11A-2によって線路側に掃き出される。
また、第1の位置において、第2の部材11A-2の櫛歯15が第1の部材11A-1の隣り合った櫛歯14の間に嵌まるので、乗降の際に第1の部材11A-1の隣り合った櫛歯14の間にゴミ等が入り込むことがなく、ゴミ等は、ステップ部11Aの上面を移動するか、または線路側に落ちる。これにより、ゴミ等が、プラットホーム100の端部に残ることを防ぐことができる。
図10は、実施の形態1におけるステップ部の変形例2を示す斜視図であり、変形例2であるステップ部11Bを示している。ステップ部11Bは、図10に示すように、駆動部12に軸支された第1の部材11B-1と、第1の部材11B-1に軸支された第2の部材11B-2から構成される。第1の部材11B-1は、駆動部12に軸支された第1の板状部材である。第2の部材11B-2は、第1の部材11B-1における駆動部12に軸支された端部とは反対側の端部に軸支された第2の板状部材である。
第1の部材11B-1は、第1の位置で線路側に倒れた横姿勢となり、第2の位置では線路側から離れた縦姿勢となる。第2の部材11B-2は、駆動部12によって、第2の位置から第1の位置に第1の部材11B-1が回転される間、第1の部材11B-1に軸支された側とは反対側の端部が、プラットホーム100の床面上を線路側に移動する。プラットホーム100に存在したゴミ等の物体は、第2の部材11B-2によって線路側に掃き出される。
図11は、実施の形態1におけるステップ部の変形例3を示す斜視図であり、変形例3であるステップ部11Cを示している。図11に示すように、ステップ部11Cは、第1の位置でプラットホーム100の床面に面する部分に空間11C-1を有する。例えば、センサによって検知された物体400が空間11C-1に収納不可能な大きさであれば、駆動部12は、この物体400が除去されるまで、ステップ部11Cを第2の位置に維持する。
一方、センサによってプラットホーム100の端部で検知された物体400が空間11C-1に収納可能な大きさである場合、駆動部12は、物体400が存在しても、ステップ部11Cを第1の位置に回転させる。このとき、ステップ部11Cは、空間11C-1に物体400を収納しつつ、プラットホーム100の端部から車両200までの隙間の上に倒れた状態となる。ステップ部11Cの下側の部分に空間11C-1を有することで、プラットホーム100に物体が存在してもその物体が小さければ、乗降を直ちに開始することができる。
図12は、実施の形態1におけるステップ部の変形例4を示す説明図であり、変形例4であるステップ部11Dを示している。ステップ部11Dは、第1の位置で上面が水平になるように、プラットホームの床面に面する部分11D-1が、プラットホーム100の床面の傾斜(例えば、角度θ)に合わせて傾斜した形状である。
例えば、図12に示すように、プラットホーム100の端部が角度θで線路側に向けて下るように傾斜していた場合、ステップ部11Dの下側の部分11D-1は、第1の位置で、角度θで線路側からプラットホーム100側に向けて上るように傾斜している。これにより、ステップ部11Dは第1の位置で上面が水平になり、円滑な乗降が可能である。
図13は、ステップ部11に取り付け可能な延長部16を示す上面図である。プラットホーム100の端部から車両200までの隙間の長さは、プラットホーム100の形状に依存する。例えば、プラットホーム100は、必ずしも直線状だけでなく、湾曲している場合もある。この場合、プラットホーム100に沿った位置によっては、プラットホーム100の端部から車両200までの隙間の長さが不均一になる。
そこで、ステップ部11は、その線路側の端部に延長部16を取り付けることが可能である。延長部16は、プラットホーム100側から車両200までの長さを延長する部材であり、弾性を有している。例えば、図13に示すように、延長部16は、プラットホーム100の端部から車両200までの隙間に合わせた形状を有しており、ステップ部11に取り付けられて、プラットホーム100側から車両200までの長さを延長する。延長部16によって上記隙間が塞がれるので、上記隙間への転落を防ぐことができる。
また、延長部16は、車両200との接触による衝撃を吸収するように、弾性を有した材料で構成されている。これにより、車両200と延長部16が接触しても、車両200が傷付くことを防止できる。
図14は、実施の形態1におけるステップ部の変形例5の動作の概要を示す概要図であり、変形例5であるステップ部11Eを示している。前述したように、プラットホーム100が湾曲している場合、プラットホーム100に沿った位置によって、プラットホーム100の端部から車両200までの隙間の長さが不均一になる。
そこで、ステップ部11Eは、第1の位置においてもプラットホーム100の端部から車両200までの隙間が一定以上の長さである場合に、矢印Bで示す方向にスライドするように構成されている。例えば、駆動部12が、ステップ部11Eを第1の位置と第2の位置の間で回転自在に軸支しつつ、ステップ部11E全体を、プラットホーム100側と線路側でスライド可能に支持する。駆動部12は、上記隙間が一定以上の長さであれば、第1の位置にあるステップ部11Eを、矢印B方向にスライドさせる。ステップ部11Eによって上記隙間が塞がれるので、上記隙間への転落を防ぐことができる。
乗客の乗降が完了すると、駆動部12は、プラットホーム100側にステップ部11Eをスライドさせてから、第2の位置に回転させる。なお、ステップ部11Eは、全体がスライドするのではなく、図3に示したステップ板11aのみを、矢印B方向に移動させてもよい。
以上のように、実施の形態1に係る可動ステップ装置1は、ステップ部11を軸支する駆動部12をホーム柵2の一部に取り付ける取り付け部13を備えるので、プラットホーム100を加工することなく駆動部12を設置することができる。このように、可動ステップ装置1の取り付けにプラットホーム100の加工が不要なことから、特に、プラットホーム100にホーム柵2が既設である場合に有効である。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内において、実施の形態の任意の構成要素の変形もしくは実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
1 可動ステップ装置、2 ホーム柵、4 ボルト、5 据付ブロック、5a ボルト部、5b ボルト穴、6 座金、7 傾き座金、8 ナット、11,11A~11E ステップ部、11A-1,11B-1 第1の部材、11A-2,11B-2 第2の部材、11C-1 空間、11D-1 部分、11a ステップ板、11b プレート、11c 傾斜面、12 駆動部、13 取り付け部、14,15 櫛歯、16 延長部、21 パネル部、21a 取り付け片、22 ドア部、100 プラットホーム、121 制御情報IF、122 制御部、123 駆動モータ、200 車両、201 車両ドア制御部、202 車両状態伝送部、300 総合制御装置、400 物体。

Claims (10)

  1. ホーム柵によって開閉される乗降口と車両との間の乗降通路に設けられる可動ステップ装置であって、
    第1の位置でプラットホームの端部から車両までの隙間の上に倒れた状態となり、第2の位置で線路側から離れた状態になり、前記倒れた状態において、上面が、前記プラットホームの床面のうち前記ホーム柵が設置された面よりも高い位置になるステップ部と、
    前記ステップ部を軸支し、前記第1の位置と前記第2の位置との間で前記ステップ部を回転させる駆動部と、
    前記駆動部を前記ホーム柵の一部に取り付ける取り付け部と、を備えた
    ことを特徴とする可動ステップ装置。
  2. 前記取り付け部は、前記駆動部に設けられた被締結部材であり、
    前記被締結部材は、前記ホーム柵の一部とともに前記プラットホームの端部に締結される
    ことを特徴とする請求項1記載の可動ステップ装置。
  3. 前記ステップ部は、前記第1の位置で前記プラットホーム側に向いた端部が線路側から前記プラットホーム側に向けて下方に傾斜している
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の可動ステップ装置。
  4. 前記ステップ部は、前記駆動部に軸支された第1の部材と、前記第1の部材に軸支された第2の部材から構成され、
    前記第1の部材は、前記第1の位置で線路側に倒れた横姿勢となり、前記第2の位置で線路側から離れた縦姿勢となり、
    前記第2の部材は、前記駆動部によって前記第2の位置から前記第1の位置に前記第1の部材が回転される間、前記第1の部材に軸支された側とは反対側の端部が前記プラットホームの床面上を線路側に移動する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項記載の可動ステップ装置。
  5. 前記第1の部材は、前記第1の位置で線路側を向いた端部が櫛歯状であり、
    前記第2の部材は、前記第1の位置で、前記第1の部材の隣り合った櫛歯の間に櫛歯が嵌まる櫛歯構造を有する
    ことを特徴とする請求項4記載の可動ステップ装置。
  6. 前記第1の部材は、前記駆動部に軸支された第1の板状部材であり、
    前記第2の部材は、前記第1の部材における前記駆動部に軸支された端部とは反対側の端部に軸支された第2の板状部材である
    ことを特徴とする請求項4記載の可動ステップ装置。
  7. 前記ステップ部は、前記第1の位置で前記プラットホームの床面に面する部分に空間を有する
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項記載の可動ステップ装置。
  8. 前記ステップ部は、前記第1の位置で上面が水平になるように、前記プラットホームの床面に面する部分が当該プラットホームの床面の傾斜に合わせて傾斜した形状である
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項記載の可動ステップ装置。
  9. 前記ステップ部は、前記プラットホーム側から前記車両までの長さを延長する、弾性を有した延長部が取り付け可能である
    ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項記載の可動ステップ装置。
  10. 前記ステップ部は、前記第1の位置で前記車両側へ進退可能である
    ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項記載の可動ステップ装置。
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