JP2000351561A - エレベーター装置 - Google Patents

エレベーター装置

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JP2000351561A
JP2000351561A JP11159875A JP15987599A JP2000351561A JP 2000351561 A JP2000351561 A JP 2000351561A JP 11159875 A JP11159875 A JP 11159875A JP 15987599 A JP15987599 A JP 15987599A JP 2000351561 A JP2000351561 A JP 2000351561A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 出入口の戸の開閉動作に影響することなく、
かごの昇降時にかごの戸の下縁部からの風音侵入を防
ぎ、また要時にかごの敷居の乗場の敷居との隙間を縮小
するエレベーター装置を得る。 【解決手段】 かご1の出入口2を開閉するかごの戸3
を設け、またかご1に作動装置を設けてそれの駆動機構
20により作動体21を駆動する。そして、上昇した作
動体21を戸閉したかごの戸3及びかごの敷居6の両者
に密接し上記両者の間の空隙を閉塞する。また、下降し
た作動体21によってかごの敷居6及び乗場の敷居13
の双者間の隙間を少なくし、また作動体21の上面29
をかごの敷居3上面対応位置に配置する。これにより、
車椅子使用車の乗降を容易化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、昇降路を昇降す
るかごが乗場に着床し、乗場及びかごの出入口が開閉さ
れるエレベーター装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図9及び図10は、例えば特開平8−1
27485号公報に示された従来のエレベーター装置を
示す図で、図9はエレベーターのかごの正面図、図10
は図9の要部を拡大して示す縦断面図である。図におい
て、1はエレベーターのかご、2はかご1に設けられた
出入口、3は出入口2を開閉するかごの戸で、引き戸に
よって構成されている。4はかご1に設けられてかごの
戸3を駆動する駆動装置で、リンク機構を介してかごの
戸3に連結されている。
【0003】5は出入口2の上縁部に設けられてかごの
戸3の吊り手が係合された戸のレールで、出入口2幅に
対応する箇所が戸袋対応箇所よりも下降して形成されて
いる。6は出入口2の下縁部を構成するかごの敷居で、
かごの戸3の脚が摺動自在に嵌合した溝が設けられてい
る。
【0004】7はかごの戸3の上端面に装着された遮音
板で、出入口2の上縁部材8の上側に延長して設けられ
ている。9は上縁部材8の上面に装着された遮音材で、
ウレタンゴム製のスポンジ材等の弾性物質によって製作
されて、遮音板7の突出縁部に対向して配置されてい
る。10はかごの戸3の下端面に装着された遮音材で、
ウレタンゴム製のスポンジ材等の弾性物質によって製作
されている。
【0005】従来のエレベーター装置は上記のように構
成され、かご1の昇降中は出入口2がかごの戸3により
戸閉されている。そして、この状態ではかごの戸3が戸
のレール5の出入口2幅対応位置に配置されて、図9及
び図10に示すように下降位置に配置され、遮音板7が
遮音材9に、またかごの戸3の下端面に装着された遮音
材10がかごの敷居6にそれぞれ密接する。
【0006】このようにして、出入口2の上、下縁部か
らかご1の昇降による風音等の騒音が、昇降中のかご1
内に入らないようになっている。なお、図示が省略して
あるが、昇降路に設けられた乗場にかご1が着床する
と、駆動装置4が付勢されてかごの戸3が戸開される。
これによって、戸のレール5の戸袋対応箇所にかごの戸
3が移動するに伴って、遮音板7、かごの戸3の下端面
は、それぞれ対向した遮音材面を摺動した後に、上昇し
て遮音材との間に空隙が形成される。
【0007】また、図11は、例えば特開昭54−10
4147号公報に示された他の従来のエレベーター装置
を示す図で、かごの出入口下縁部箇所の縦断側面図であ
る。図において、前述の図9及び図10と同符号は相当
部分を示し、11は昇降路12に設けられてかご1が着
床する乗場、13は乗場11の出入口の下縁部を構成す
る乗場の敷居、14は補助敷居で、かごの敷居6の乗場
の敷居13との対向部に配置されて、駆動装置4の作動
棒15に連結されたリンク機構16を介してかごの敷居
6に装着されている。
【0008】他の従来のエレベーター装置は上記のよう
に構成され、かご1の昇降中は出入口2がかごの戸3に
より戸閉されている。そして、この状態では駆動装置4
の作動棒15が下降し、補助敷居14はリンク機構16
によってかごの敷居6の前端から下降し、かつ引退した
位置に配置される。また、かご1が乗場11に着床して
かごの戸3が戸開すると、その戸開動作に連動して作動
棒15が上昇する。
【0009】そして、補助敷居14がリンク機構16に
よって上昇し、かつ前進してかごの敷居6の前端位置に
変位して上面がかごの敷居6上面に対応した位置に配置
される。これによって、かごの敷居6の乗場の敷居13
との双者の間の隙間が少なくなり、上記双者間において
車椅子のキャスター等が上記双者間の隙間に落ち込ま
ず、容易に移動できるようになっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の図
9及び図10のエレベーター装置において、戸のレール
5の出入口2幅に対応する箇所が戸袋対応箇所よりも下
降して形成されている。このため、かごの戸3の戸開時
に、かごの戸3の下端面が遮音材10面を摺動した後に
上昇変位する。したがって、かごの戸3の戸開時の初期
に制動力が作用し、また戸開時にかごの戸3が上昇変位
することにより開閉動作の円滑が損なわれるという問題
点があった。
【0011】また、他の従来の図11のエレベーター装
置において、補助敷居14が駆動装置4の動作に連動し
て動作するので、リンク機構16を主要部とする複雑な
機構が必要になる。また、かごの戸3の開閉動作に連動
して補助敷居14が動作するので、駆動装置4単独又は
リンク機構16単独等の機構局部に対する保守作業が制
約される。また、補助敷居14の動作負荷によって駆動
装置4に負荷変動が発生してかごの戸3の開閉動作に影
響し、また戸閉時のかごの戸3の反転動作によって、そ
の反動が補助敷居14にも伝わって衝撃や騒音が生じる
という問題点があった。
【0012】なお、超高層建築に設置される高速エレベ
ーターでは、強風等の影響によってかご1の昇降中に建
物の揺れが発生することがあり、また昇降中のかご1に
揺れが生じることがある。このような揺れによるかご1
と乗場11の接触を防止するために、かごの敷居6と乗
場の敷居13との間の隙間を広めに設計する傾向があ
る。
【0013】この発明は、かかる問題点を解消するため
になされたものであり、出入口の戸の開閉動作に影響す
ることなく、かごの戸の下縁部からのかごの昇降時の風
音侵入を防ぎ、また要時にかごの敷居の乗場の敷居との
隙間を縮小できるエレベーター装置を得ることを目的と
する。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明に係るエレベー
ター装置においては、昇降路を昇降するかごと、このか
ごの出入口を開閉するかごの戸と、かごに設けられた駆
動機構並びにこの駆動機構によって駆動され上昇変位し
て、戸閉したかごの戸及び出入口の下縁部を形成したか
ごの敷居の両者に密接し上記両者の間の空隙を覆い、駆
動機構によって駆動され下降して、かごの敷居及び昇降
路に設けられた乗場の敷居の双者間に変位して上記双者
間の隙間を少なくすると共に、上面がかごの敷居上面対
応位置に配置される作動体を有する作動装置とが設けら
れる。
【0015】また、この発明に係るエレベーター装置に
おいては、下部が下方へ延長されてトーガードが一体的
に構成された作動体が設けられる。
【0016】また、この発明に係るエレベーター装置に
おいては、作動体がかご側に引退した位置に配置された
ときに動作する検出手段が設けられる。
【0017】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1〜図8は、こ
の発明の実施の形態の一例を示す図で、図1はエレベー
ターのかごの下部側における要部正面図、図2は図1に
対応した平面図、図3は図1の要部縦断側面図、図4は
図2のA部拡大図、図5は図2における作動体の変位状
態を示す図2相当図、図6は図5に対応した図3相当
図、図7は図2における作動体の他の変位状態を示す図
6相当図、図8は図2における作動体の変位動作を説明
するフローチャートである。
【0018】図において、1はエレベーターのかご、2
はかご1に設けられた出入口、3は出入口2を開閉する
かごの戸で、引き戸によって構成されている。6は出入
口2の下縁部を構成するかごの敷居で、かごの戸3の脚
が摺動自在に嵌合した溝が設けられている。11は昇降
路12に設けられてかご1が着床する乗場、13は乗場
11の出入口の下縁部を構成する乗場の敷居である。
【0019】17は引き戸からなり乗場11の出入口1
8を開閉する乗場の戸で、脚が乗場の敷居13の溝に摺
動自在に嵌合されている。19はかご1の出入口2の下
側に設けられた作動装置で、後述する駆動機構20及び
作動体21によって構成されている。
【0020】すなわち、駆動機構20は、かご1の前面
の出入口2の下側に設けられて出入口2幅方向に互いに
離れて配置された取付金具22、取付金具22に枢持さ
れて長手が出入口2幅方向に配置された作動軸23、取
付金具22に設けられた駆動電動機24、入力歯車が駆
動電動機24の出力軸に固定されて出力歯車が作動軸2
3に固定された歯車減速機構25、一端が作動軸23に
固定された上部回動腕26及び一端が取付金具22に枢
着されて上部回動腕26の下側に配置されて上部回動腕
26及び後述する作動体とにより平行クランク機構の要
部を形成する下部回動腕27によって構成されている。
【0021】また、作動体21は、かご1の前面に設け
られて出入口2幅に対応して配置され裏面に上部回動腕
26及び下部回動腕27の回動端がそれぞれ枢着されて
下方に延長され、下部によってトーガード28が形成さ
れて、上縁部がかごの戸3側へ屈折されて上面29を構
成し、この上面29のかごの戸3との対向縁部が下方へ
屈折されて対向面30が形成された作動板31、ウレタ
ンゴム製のスポンジ材等の弾性物質によって製作されて
作動板31の裏面に装着されてかごの敷居6の前端面に
対向して配置された第一遮音材32並びに第一遮音材3
2と同じ物質からなり対向面30装着されてかごの戸3
前面及び後述する遮音板に対向して配置された第二遮音
材33によって構成されている。
【0022】34は検出手段で、取付金具22に設けら
れた検出スイッチ35、下部回動腕27に設けられて上
向き姿勢の下部回動腕27によって検出スイッチ35の
作動部を押圧する上突子36及び下部回動腕27に設け
られて下向き姿勢の下部回動腕27によって検出スイッ
チ35の作動部を押圧する下突子37によって構成され
ている。
【0023】39はかごの戸3の戸袋側の縁部からかご
の敷居6の前端側へ突設された突出板、41はかごの戸
3を駆動する駆動装置(図示しない)の係合板で、かご
の戸3から乗場の戸17側へ突設されている。42は乗
場の戸17に設けられて係合板41と係合する係合機構
である。
【0024】上記のように構成されたエレベーター装置
において、かご1が乗場11に着床した状態では図6に
示すように、作動装置19の駆動機構20を構成する上
部回動腕26及び下部回動腕27が水平姿勢に配置され
る。そして、作動装置19の作動体21を構成する作動
板31の上面29が、かごの敷居6及び乗場の敷居13
の間、すなわち図6に示す間隔Bの間に配置されると共
にかごの敷居6の上面対応位置に配置される。また、こ
の状態では、図6に示すようにかごの敷居6及び上面2
9の間には間隔Cが、上面29及び乗場の敷居13の間
には間隔Dが形成される。
【0025】そして、上述のかごの戸3、作動装置19
が装備されたエレベーター装置の動作を図8に示すフロ
ーチャートによって説明する。すなわち、かご1に乗客
が乗り込むとステップ101によりかご1の昇降指令が
発せられる。次に、ステップ102ヘ進んで戸閉指令が
発せられて、かごの戸3が駆動装置(図示しない)によ
って戸閉駆動され、また係合板41に係合した係合機構
42を介して乗場の戸17がかごの戸3と共に戸閉す
る。
【0026】次いで、ステップ103においてかごの戸
3が全閉していなければステップ103に戻り、全閉す
ればステップ104へ進んで作動装置19が動作し、駆
動電動機24が付勢されて歯車減速機構25を介して作
動軸23が回動する。これによって、上部回動腕26が
図6に示す水平姿勢から上方へ回動し、下部回動腕27
とによって形成された平行クランク機構の機能により、
作動体21の作動板31が上昇変位して図3に示す状態
となる。
【0027】この状態では、第二遮音材33がかごの戸
3前面、突出板39に密接し、また第一遮音材32がか
ごの敷居6の前端面に密接する。これにより、作動体2
1によってかごの戸3の下端とかごの敷居6の間の空隙
が閉塞される。次に、ステップ105へ進んで、上向き
姿勢に変位した下部回動腕27により上突子36によっ
て検出スイッチ35が押圧されて動作し、駆動電動機2
4が消勢されると共に、検出手段34による作動体21
の上昇が検出されればステップ106へ進む。
【0028】また、上突子36によって検出スイッチ3
5が押圧されず、検出手段34により作動体21の上昇
が検出されなければステップ104に戻る。そして、ス
テップ106によってかご1が昇降する。そして、昇降
するかご1が昇降指令により指定された乗場11に接近
すると、ステップ107へ進んで着床指令が発せられ
る。
【0029】次いで、ステップ108へ進んで着床する
乗場11における着床ゾーンにかご1が入ればステップ
109へ進み、かご1が着床ゾーンに入っていなければ
ステップ108に戻る。そして、ステップ109におい
て作動装置19が動作し、駆動電動機24が付勢されて
歯車減速機構25を介して作動軸23が回動する。
【0030】これによって、上部回動腕26が図3に示
す上向き姿勢から下方へ回動し、下部回動腕27とによ
って形成された平行クランク機構の機能により、作動体
21の作動板31がかごの戸3から離れる方向に変位す
る。そして、ステップ110へ進んで第二遮音材33が
かごの戸3から離れ、また第一遮音材32がかごの敷居
6から離れる。
【0031】これにより、下部回動腕27の回動によっ
て上突子36による検出スイッチ35の押圧が解除され
て、検出手段34による作動体21の下降開始が検出さ
れてステップ111へ進む。なお、作動板31がかごの
戸3から離れず、上突子36により検出スイッチ35が
押圧されたままであれば、検出手段34による作動体2
1の下降開始が検出されないのでステップ109に戻
る。
【0032】そして、ステップ111において戸開指令
が発せられて、かごの戸3が駆動装置(図示しない)に
よって戸開駆動され、また係合板41に係合した係合機
構42を介して乗場の戸17がかごの戸3と共に戸開す
る。これにより、かご1から乗客が乗場11に降り立
つ。
【0033】また、上述のエレベーター装置の通常運転
以外の保守運転時には、かご1が乗場11に着床した状
態で、保守運転スイッチ(図示しない)が操作される。
これによって、作動装置19が動作し、駆動電動機24
が付勢されて歯車減速機構25を介して作動軸23が回
動する。
【0034】これによって、上部回動腕26が図6に示
す水平姿勢から下方へ回動し、下部回動腕27とによっ
て形成された平行クランク機構の機能により、作動体2
1の作動板31上面29がかごの敷居6よりも下方へ下
降して図7に示す状態となる。そして、回動して下向き
姿勢となった下部回動腕27により下突子37によって
検出スイッチ35が押圧されて、駆動電動機24が消勢
されると共に検出手段34による作動体21の下降位置
変位が検出される。
【0035】以上説明したように、かご1が乗場11に
着床した状態では作動装置19の作動体21を構成する
作動板31の上面29が、かごの敷居6及び乗場の敷居
13の双者の間に配置されて上記双者間の隙間が減少す
る。このため、上記双者間において車椅子のキャスター
等が上記双者間の隙間に落ち込まず、容易に移動するこ
とができる。
【0036】また、かごの戸3の全閉後に作動装置19
が動作し駆動電動機24が付勢されて作動軸23が回動
し作動体21の作動板31が上昇変位する。これによ
り、かごの戸3の下端とかごの敷居6との間の空隙が、
対向部材に密接した第一遮音材32及び第二遮音材33
を介して作動板31により閉塞される。
【0037】これによって、かご1の昇降による風音等
の騒音が、昇降中のかご1内にかごの戸3の下縁部から
入ることを防ぐことができる。また、かごの戸3の全閉
後に第二遮音材33がかごの戸3に密接するので、戸閉
動作時にかごの戸3が第二遮音材33を摺擦することが
なく、戸閉動作の円滑性を損なうことがない。
【0038】かご1が乗場11に着床するときに、作動
装置19が動作し駆動電動機24が付勢されて歯車減速
機構25を介して作動軸23が回動して、作動体21の
作動板31が下降変位を開始する。そして、第二遮音材
33がかごの戸3から離れた後に、戸開指令が発せられ
て、かごの戸3が駆動装置(図示しない)によって戸開
駆動される。また、係合板41に係合した係合機構42
を介して乗場の戸17がかごの戸3と共に戸開する。し
たがって、戸開動作時にかごの戸3が第二遮音材33を
摺擦することがなく、戸開動作の円滑性を損なうことが
ない。
【0039】また、前述の図11に示す構成のように、
かごの戸3の開閉動作に連動して動作する補助敷居14
が設けられない。このため、簡易な装置構成とすること
ができて、容易に組立てでき製造費を節減することがで
きる。また、かごの戸3に連動して動作する補助敷居1
4のために、戸の駆動装置4単独又は作動装置19単独
等の機構局部に対する保守作業が制約される不具合がな
い。また、補助敷居14の動作負荷によって駆動装置4
に負荷変動が発生し、かごの戸3の開閉動作に影響して
開閉動作が不安定になる不具合を解消することができ
る。
【0040】また、戸閉時のかごの戸3の反転動作によ
って、その反動が補助敷居14にも伝わって衝撃や騒音
が生じる不具合を解消することができる。また、保守作
業時には図7に示すように作動体21が下降した状態
で、かごの戸3等の開閉状態の如何にかかわらず保守作
業を行うことができる。このため、保守作業能率を向上
することができる。
【0041】また、かご1が乗場11に着床し作動体2
1の作動板31上面29が、かごの敷居6及び乗場の敷
居13の双者の間に配置された図6に示す状態では、検
出手段34が非動作状態となる。これにより、かご1の
昇降が阻止されるので、作動板31の上面29が上記双
者の間に配置された状態でかご1が昇降し、作動板31
の上面29に乗場の戸17の係合装置42が衝突して損
壊する事故を未然に防ぐことができる。
【0042】また、作動体21の作動板31の下部によ
ってトーガード28が一体的に構成されるので、別体に
よってトーガードを製作して装着する必要がなく、製作
費、据付費を節減することができる。
【0043】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、昇降路
を昇降するかごと、このかごの出入口を開閉するかごの
戸と、かごに設けられた駆動機構並びにこの駆動機構に
よって駆動され上昇変位して、戸閉したかごの戸及び出
入口の下縁部を形成したかごの敷居の両者に密接し上記
両者の間の空隙を覆い、駆動機構によって駆動され下降
して、かごの敷居及び昇降路に設けられた乗場の敷居の
双者間に変位して上記双者間の隙間を少なくすると共
に、上面がかごの敷居上面対応位置に配置される作動体
を有する作動装置とを設けたものである。
【0044】これによって、かごの昇降中はかごの戸及
び出入口の下縁部の空隙が閉塞されて、昇降中のかご1
内に出入口の下縁部から風音等の騒音が入ることを防ぐ
効果がある。また、かごが乗場に着床した状態では作動
装置の作動体を構成する作動板上面が、かごの敷居及び
乗場の敷居の双者の間に配置されて上記双者間の隙間が
減少する。このため、上記双者間において車椅子のキャ
スター等が上記双者間の隙間に落ち込まず、容易に移動
を容易化する効果がある。また、駆動機構によって作動
体を駆動し開閉動作時のかごの戸による作動体の摺擦を
防止して、かごの戸の開閉動作を円滑化する効果があ
る。
【0045】また、この発明は以上説明したように、下
部が下方へ延長されてトーガードが一体的に構成された
作動体を設けたものである。
【0046】これによって、別体からなるトーガードを
製作して装着する必要がなく、製作費を節減する効果が
ある。
【0047】また、この発明は以上説明したように、作
動体がかご側に引退した位置に配置されたときに動作す
る検出手段を設けたものである。
【0048】これによって、検出手段の非動作を介して
かごの昇降を阻止することができ、作動体がかご側から
離れた状態でかごが昇降して作動体が、乗場側から突出
して配置された部材に衝突して発生する不具合を未然に
防止する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す図で、エレベ
ーターのかごの下部側における要部正面図。
【図2】 図1に対応した平面図。
【図3】 図1の要部縦断側面図。
【図4】 図2のA部拡大図。
【図5】 図2における作動体の変位状態を示す図2相
当図。
【図6】 図5に対応した図3相当図。
【図7】 図2における作動体の他の変位状態を示す図
6相当図。
【図8】 図2における作動体の変位動作を説明するフ
ローチャート。
【図9】 従来のエレベーター装置を示す図で、エレベ
ーターのかごの正面図。
【図10】 図9の要部を拡大して示す縦断面図。
【図11】 他の従来のエレベーター装置を示す図で、
かごの出入口下縁部箇所の縦断側面図。
【符号の説明】
1 かご、2 かごの出入口、3 かごの戸、6 かご
の敷居、12 昇降路、13 乗場の敷居、19 作動
装置、20 駆動機構、21 作動体、28トーガー
ド、29 上面、34 検出手段。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降路を昇降するかごと、このかごの出
    入口を開閉するかごの戸と、上記かごに設けられた駆動
    機構並びにこの駆動機構によって駆動され上昇変位して
    戸閉した上記かごの戸及び出入口の下縁部を形成したか
    ごの敷居の両者に密接し上記両者の間の空隙を覆い、上
    記駆動機構によって駆動され下降して上記かごの敷居及
    び昇降路に設けられた乗場の敷居の双者間に変位して上
    記双者間の隙間を少なくすると共に、上面が上記かごの
    敷居上面対応位置に配置される作動体を有する作動装置
    とを備えたエレベーター装置。
  2. 【請求項2】 作動体を、下部が下方へ延長されてトー
    ガードを一体的に構成したものとしたことを特徴とする
    請求項1記載のエレベーター装置。
  3. 【請求項3】 作動体がかご側に引退した位置に配置さ
    れたときに動作する検出手段を備えたことを特徴とする
    請求項1記載のエレベーター装置。
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