JP7249783B2 - トイレ用キャビネット - Google Patents

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本発明は、トイレ用キャビネットに関する。
例えば、便器装置には、トイレルームの壁側に固定フレームを設置し、固定フレームの上端側にロータンクを載置して支持するとともに、便器本体の後端側に設けられた排水孔に排水管を接続し、固定フレーム、ロータンク、排水管等を、カウンターパネル及び前パネルを備えてなるトイレ用キャビネット内に納めて構成したものがある(例えば、特許文献1参照)。
これにより、トイレルームに便器本体のみが露出し、トイレルーム内の意匠性等をよくすることができる。
特開2012-057294号公報
一方、従来のトイレ用キャビネットにおいては、前パネルの上端部とカウンターパネルの前端部とが上下方向に重なる横勝ちの形態で構成されているため、トイレルームに入ってトイレ用キャビネットが目に入ったときに、幅方向に延びる前パネルとカウンターパネルの取り合い部が線や隙間として見え、意匠性の低下を招くという問題があった。
また、このように前パネルとカウンターパネルの取り合い部が線や隙間として見えてしまうと、壁材と一体化して目立たなくしたいトイレ用キャビネットの箱としての存在感が増し、空間的な意匠性の低下を招くという不都合が生じる。
本発明は、意匠性、利便性等に優れたトイレ用キャビネットを提供することを目的とする。
本発明者は、トイレ用キャビネットの意匠性、利便性(機能性)を向上させる手段を見出し、本発明を完成するに至った。
(1)本発明は、トイレルーム(例えば、後述のトイレルーム100)の壁材(例えば、後述の後壁101)に隣接して設けられ、給水部(例えば、後述の給水部10)及び排水部(例えば、後述の排水部12)を収容するトイレ用キャビネット(例えば、後述のトイレ用キャビネット3)であって、前面を形成する前パネル(例えば、後述の前パネル3a)と、上面を形成するとともに、前記前パネルと前記給水部及び前記排水部を収容する収容空間を形成するカウンターパネル(例えば、後述のカウンターパネル3b)とを備え、前記前パネルの上端部側が前記カウンターパネルの前端部と前後方向(例えば、後述の前後方向T1)に重なる縦勝ち形態で構成されていることを特徴とする。
(2)本発明は、上記(1)において、前記カウンターパネルが、後端部側を中心に回動して開閉可能に設けられるとともに、閉状態で前記前パネルと前記前端部との前後方向の間に隙間(例えば、後述の隙間L)が形成されるように設けられていてもよい。
(3)本発明は、上記(2)において、閉状態の前記カウンターパネルの前記前端部の下方に、前記隙間と上下方向(例えば、後述の上下方向T3)に重なるように配設された目隠し部材(例えば、後述の目隠し部材54)を備えてもよい。
(4)本発明は、上記(2)または(3)において、前記カウンターパネルの前端面(例えば、後述の前端面3c)が、前記カウンターパネルの上面(例えば、後述の上面3d)から下面(例えば、後述の下面3e)に向かうに従い前記前端部から後端部側に向けて傾斜する傾斜面を備えて形成されていてもよい。
本発明によれば、前パネルの上端部がカウンターパネルの前端部と前後方向に重なる縦勝ち形態で構成されていることにより、トイレルームに入ってトイレ用キャビネットが目に入ったときに、前パネルの前面が一面として見え、従来の横勝ち形態のトイレ用キャビネットのように幅方向に延びる前パネルとカウンターパネルの取り合い部が線や隙間として見えることがない。
これにより、従来と比較し、意匠性を大幅に向上させることが可能になる。また、箱としての存在感が大幅に低減し、トイレ用キャビネットを壁材と一体化して見えるようにすることができ、空間的な意匠性の向上も図ることが可能になる。
本発明の一実施形態に係るトイレルーム、壁掛け便器、トイレ用キャビネットを示す正面図である。 本発明の一実施形態に係る壁掛け便器(トイレ用キャビネット)を示す平面図である。 本発明の一実施形態に係る壁掛け便器、トイレ用キャビネットを示す側面図である。 本発明の一実施形態に係る壁掛け便器、トイレ用キャビネットを示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る壁掛け便器の固定フレームを示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る壁掛け便器の固定フレームの上側接続部を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る壁掛け便器の固定フレームの上側接続部を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るトイレ用キャビネットを示す斜視図であり、カウンターパネルを開いた状態を示す図である。 本発明の一実施形態に係るトイレ用キャビネットのカウンターパネル、エンドキャップを示す斜視図である。 図9のS部の拡大図であり、本発明の一実施形態に係るトイレ用キャビネットのエンドキャップのリブを示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るトイレ用キャビネットのエンドキャップを示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るトイレ用キャビネットのカバー部材を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るトイレ用キャビネットを示す平面図である。
以下、図1から図13を参照し、本発明の一実施形態に係るトイレ用キャビネットについて説明する。
ここで、本実施形態では、本発明に係るトイレ用キャビネットが壁掛け便器(壁掛け式の便器装置)を備えたトイレルームに適用されるものとして説明を行うが、勿論、本発明は床設置式の便器装置を備えた場合でも適用可能である。
はじめに、図1は、本実施形態の壁掛け便器2を設置したトイレルーム100の内部を示した図であり、本実施形態のトイレルーム100は、略直方形の空間で、長手方向がトイレルーム100の手前側の入口(不図示)と入口に対向する奥側の後壁(壁材)101とを結ぶ前後方向T1に沿っている。
トイレルーム100は、奥側の後壁101と、後壁101の幅方向T2の一方と他方の一対の側壁102と、出入口用の扉が設けられた前壁(不図示)と、床構造103とを備えて構成されている。
また、トイレルーム100は、図2に示すように、各角部に建築部材の柱材の隅柱104を設けて構成され、後壁101の壁裏には、幅方向T2の両角部に設けられた左右一対の隅柱104に架け渡すようにして補強下地(補強受け木)105が配設されている。また、各隅柱104には柱側受け木106が取り付けられている。柱側受け木106は、上下方向に沿って延設されている。
なお、本実施形態において、上下方向T3は天地方向であり、幅方向T2はトイレルーム100の入口側から後壁101に向かって左右を結ぶ横方向を意味する。
そして、トイレルーム100には、図1から図3に示すように、トイレ用キャビネット3や便器本体4などを備えてなる壁掛け便器2が設置され、奥側の後壁101に一体にトイレ用キャビネット3が設けられ、トイレ用キャビネット3の前パネル3aから便器本体4が片持ち状態で前方に突き出すように設けられている。
具体的に、本実施形態の壁掛け便器装置2は、便器本体4、便座5及び便蓋6と、便器本体4及びロータンク7等を支持する固定フレーム8と、便器本体4に水を供給するロータンク7及び給水管9からなる給水部10と、便器本体4から排水本管11に排水を排出するための排水部12と、固定フレーム8、給水部10、排水部12等を収容するトイレ用キャビネット3とを備えて構成されている。
便器本体4は、図4に示すように、上部が開口した凹状のボウル部4aを有する陶器などの容器であり、ボウル部4aの底部に汚物等を排出する排水孔(排水口)4bを備えて形成されている。また、便器本体4は、トラップ部4cを備え、排水孔4bがトラップ部4cを通じて便器本体4の後端側(背面側)に開口形成されている。
図1から図4に示すように、便座5は、便器本体4の上に配設され、使用者が着座する部材であり、便蓋6は、便器本体4のボウル部4aの上部開口を覆う蓋材であり、それぞれ、便器本体4の後方側に配されたヒンジ部で接続され、ヒンジ部の幅方向T2に沿う回動軸周りに回動可能、ひいては便器本体4のボウル部4aを開閉可能に設けられている。
固定フレーム8は、図4及び図5(図1から図3)に示すように、便器本体4の後端側を接続して便器本体4を片持ち状態で支持するとともにロータンク7(給水部10)を支持するフレーム本体部15と、フレーム本体部15を隅柱104、補強下地105、柱側受け木106などの建築部材に接続して支持するための接続支持部16とを備えて構成されている。
フレーム本体部15は、幅方向T2に所定の間隔をあけて立設された一対の縦材(縦桟)17、18と、一対の縦材17、18の上端部側に接続し、幅方向T2に延設された横材(上桟)19と、横材19よりも下方に配設され、一端を一方の縦材17に、他端を他方の縦材18にそれぞれ接続して幅方向T2に沿って架設された連結横材(下桟)20とを備えている。
フレーム本体部15は、例えば、縦材17、18が角鋼管、横材19がL字アングル、連結横材20がコの字型板金を用いて形成されている。なお、横材19は必ずしもL字アングルでなくてもよく、例えば、L字以外のアングル(他の形鋼材:鋼材に限定する必要もない)であってもよい。
本実施形態のフレーム本体部15は、横材19のL字アングルの一片部19a側をその板面を前後方向T1に向け、一対の縦材17、18の前面に面接触するように配し、他片部19b側をその板面を上下方向T3に向け、一対の縦材17、18の上端に当接するように配しつつ、溶接やボルト接合などの適宜手段を用いて、一対の縦材17、18に一体に接続固定されている。
フレーム本体部15は、横材19が一対の縦材17、18の間隔よりも大きな幅寸法(長さ)で形成され、横材19の一端部側が一方の縦材17よりも幅方向T2外側に、横材19の他端部側が他方の縦材18よりも幅方向T2外側にそれぞれ延出して形成されている。これにより、フレーム本体部15は、略鳥居形を呈するように形成されている。
また、フレーム本体部15は、一対の縦材17、18のそれぞれの所定の高さ位置に、便器固定ボルト21が前方に突出して取り付けられている。これにより、フレーム本体部15は、便器本体4の後端側に設けられたボルト挿通孔に便器固定ボルト21を挿通しナットを締結することによって、フレーム本体部15の前方側に配された便器本体4を片持ち状態で接続して支持するように構成されている。
フレーム本体部15には、ロータンク7を支持するタンク支持部材22が着脱可能に取り付けられている。
タンク支持部材22は、フレーム本体部15の後方側でロータンク7を載置台22a上に載置して支持するように形成されており、例えば、一対の縦材17、18にそれぞれ穿設されたボルト挿通孔にボルト接合するなどし、フレーム本体部15の後方側に配設されている。
本実施形態においては、一対の縦材17、18にそれぞれ、上下方向T3に所定の間隔をあけて複数のボルト挿通孔が設けられ、任意のボルト挿通孔を用いてボルト接合することにより、タンク支持部材22の載置台22aの高さ位置ひいてはロータンク7の設置位置を任意に調節できるように構成されている。
フレーム本体部15には、図3から図5に示すように、便器本体4の排水孔4bと、排水本管11に繋がる排水本管接続部23とを接続するための排水管接続部材24が取り付けられている。
排水管接続部材24は、一対の縦材17、18にそれぞれ両側端部を接続して一対の縦材17、18の間に架設される固定板部25を備えている。また、排水管接続部材24は、略円筒状に形成され、固定板部25の中央を貫通するように一体に設けられ、フレーム本体部15の前方側に突出して配された便器排水孔接続部26を便器本体4の排水孔4bに嵌合して固定し、フレーム本体部15の後方側に突出して配された配管接続部27に配管28を嵌合して固定し、便器本体4の排水孔4bと排水本管11とを接続して連通させるように構成されている。
フレーム本体部15を隅柱104、補強下地105、柱側受け木106などの建築部材に接続して支持するための接続支持部16は、図5、図6、図7(図2から図4)に示すように、フレーム本体部15の一対の縦材17、18の下端部をトイレルーム100の床構造103に接続するための下側接続部30と、フレーム本体部15の横材(上桟)19を後方の壁裏の建築部材(104、105、106)に接続するための上側接続部31とを備えている。
なお、本実施形態における「補強木」、「補強下地」、「柱側受け木」は必ずしも木材、木質材でなくてもよく、それぞれ、「補強材」、「補強下地材」、「柱側受け材」を意味する。
下側接続部30は、各縦材17、18の下端に溶接などして取り付けられた取付板30aを備え、例えば、取付板30aに貫通形成された貫通孔を通じて床構造103にビス止めするなどし、フレーム本体部15を垂直に立設した状態で支持する。
なお、下側接続部30を接続してフレーム本体部15を支持する本実施形態の床構造103は、例えば木造住宅の場合、2本の平行な大引きと、大引きの上に所定間隔をあけて一体に配設されるとともに大引きと直交して並設された複数の根太と、これら根太の上に取り付けて敷設された耐水合板と、耐水合板の上面全体に貼設された化粧板とを備えて構成されている。
また、床構造103には、上面から下面に貫通する排水管挿通孔32が所定位置に設けられている。
上側接続部31は、フレーム本体部15から後方側に間隔をあけて後壁101側に配設される補強木35と、補強木35とフレーム本体部15の横材19とを連結する連結部材36と、幅方向T2に沿って水平の横方向に延設された補強木35の両端部と後壁側の建築部材(104、105、106)とを接続して補強木35を固定するための固定具37とを備えて構成されている。
補強木35は、例えば、矩形平板状に形成され、裏面をトイレルーム100の後壁101の壁材に面接触させ、幅方向T2の長手方向を水平の横方向に向けて配設される。補強木35は、フレーム本体部15の横材19と対峙する高さ位置に配設される。補強木35は、トイレルーム100を構成する後壁101の壁材の幅寸法や左右一対の隅柱104の間隔に応じ、切断するなどして現場に適した長さに調整して使用される。
連結部材36は、例えば、全ねじボルト(一部にねじ部を備えたねじボルトであっても構わない)であり、補強木35の前面にビス止めするなどして固着した板付きナット38に一端を螺着し、フレーム本体部15の横材19の前後方向T1を向く一片部19aに貫通形成したボルト挿通孔に他端側を挿通するとともにナットを螺着して配設される。また、本実施形態では、縦材17、18よりも幅方向T2外側に延出したフレーム本体部15の横材19の両端部側(各延出部19c)にボルト挿通孔が貫通形成され、各ボルト挿通孔に前後方向T1に対向する補強木35の位置に板付きナット38が配設されている。
これにより、左右一対の全ねじボルトである連結部材36は、同高さ位置で平行に配設(並設)されるとともに、フレーム本体部15の一対の縦材17、18の間隔よりも大きな所定の間隔をあけて配設され、後壁101の壁材の所定位置に面接触した補強木35(ひいては壁裏の建築部材)とフレーム本体部15の横材19(フレーム本体部15の上端部側)とを連結する。
また、このとき、左右一対の連結部材36の間の幅方向T2の間隔、及びフレーム本体部15と後壁101の間の前後方向T1の間隔は、左右一対の連結部材36の間を通してロータンク7を斜めにすることなく上下に出し入れできる寸法とされている。
さらに、連結部材36が全ねじボルトであることにより、補強材35とフレーム本体部15の前後方向T1の間隔を自在に調節(調整)することが可能になる。これにより、フレーム本体部15の設置位置ひいては便器本体4の設置位置を自在に調節することが可能になる。さらに、後壁101に不陸がある場合など、一対の連結部材36の長さをそれぞれ調節することで、好適に補強材35及びフレーム本体部15を位置決めして配設することが可能になる。
固定具37は、図5、図6(図2から図4)に示すように、例えば、補強木35の両端部側にそれぞれ接続し、補強木35の各端部と建築部材(104、105、106)とを接続するための固定金具であり、補強木35の一端部又は他端部に接続する補強木側接続部40と、建築部材の壁材101を通じて壁裏に配された建築部材(補強下地105や柱側受け木106)に接続する壁側接続部41と、建築部材の柱材(隅柱104)に接続する柱側接続部42とを備えている。
さらに、本実施形態の左右一対の固定具37はそれぞれ、水平の横方向に延設された補強木35の前面に面接触してビス止め(又はボルト止め)して接続するための略平板状の補強木側接続部40と、補強木側接続部40から補強木35の端部(側端部)を覆うように後方に延びる略平板状の段部43と、段部43から補強木35の幅方向T2外側に延びる略平板状の壁側接続部41と、壁側接続部41から幅方向T2外側に向かうに従い漸次前方側に延びる、すなわち、斜めに延設された略平板状の柱側接続部42と、柱側接続部42から柱材(隅柱104)の側面に沿って前方に延びる添え板部44とを備えて形成されている。
補強木側接続部40と壁側接続部41と柱側接続部42にはそれぞれ、ビス(又はボルト)を挿通して補強木側接続部40と壁側接続部41と柱側接続部42をそれぞれ補強木35、又は建築部材(104、105、106)に接続するための複数の貫通孔が設けられている。
壁側接続部41には、例えば、隣り合う一対の隅柱104に支持させて架設され、壁裏に配設された建築部材の補強下地(横受け木)105に接続するための複数の補強下地用の貫通孔45と、隅柱104の柱材に取り付けて上下方向T3に延設された壁側受け木(縦受け木)106に接続するための複数の受け木用の貫通孔46とが設けられている。
そして、例えば、補強木側接続部40を補強木用の貫通孔48にビスを挿通しつつ補強木35の端部側に接続し、隅柱104に接続する際には、柱側接続部42の貫通孔47や壁側接続部41の受け木用の貫通孔46にビスを挿通しつつ柱側接続部42を隅柱104に、壁側接続部41を柱側受け木106に接続し、補強下地105に接続する際には、壁側接続部41の補強下地用の貫通孔45と受け木用の貫通孔46にビスを挿通しつつ壁側接続部41を補強下地105に接続し、固定具37によって補強木35を建築部材(104、105、106)に支持させて強固に設置する。
補強木35に連結部材36を介してフレーム本体部15が接続することで、フレーム本体部15の一対の縦材17、18に後端部側をボルト接続して便器本体4を設け、フレーム本体部15の後方側にタンク支持部材22を取り付け、ロータンク7を載置して設けた場合であっても、フレーム本体部15ひいては固定フレーム8によって便器本体4、ロータンク7を好適に支持して配設することができる。
図3、図5に示すように、フレーム本体部15に取り付けられた排水管接続部材24の便器排水孔接続部26に便器本体4の排水孔4bが嵌合して接続され、排水管接続部材24の配管接続部27ひいては便器本体4の排水孔4bと、排水本管11とが、蛇腹管やエルボ管、直管などの配管28を用い、また、床構造103の排水管挿通孔32を通じて接続される。
トイレ用キャビネット3は、図1から図3に示すように、フレーム本体部15に支持させ、便器本体4とフレーム本体部15の間に後壁101と平行に配設されて前面(化粧面)を形成する前パネル3aと、上面を形成し、前パネル3aと後壁101との間の空間を閉塞するカウンターパネル(天板)3bとを備えて構成されている。これにより、トイレ用キャビネット3内に、固定フレーム8、ロータンク7等の給水部10、配管28等の排水部12が収容される。
カウンターパネル3bは、図8に示すように、幅方向T2に所定の間隔をあけて補強木35に取り付けられた2つのヒンジ部49に接続され、ヒンジ部49の幅方向T2に沿う回動軸周りに回動可能、すなわち、トイレ用キャビネット3の上部開口を開閉可能に設けられている。
なお、カウンターパネル3bは、着脱可能、すなわち取り外し可能に設けられてトイレ用キャビネット3の上部開口を開閉できるように構成されていてもよい。
カウンターパネル3bは、ステー60が取り付けられ、カウンターパネル3bを開くときには負荷がなく、閉めるときにはステー60のダンパー機構によってゆっくりと閉動するように構成されている。
なお、ステー60は、一端をカウンターパネル3b側に、他端を、施工時にトイレルーム100の側壁102にプラスチックアンカーなどで固定されるステー土台61に接続して設けられている。ステー土台61は、固定具37及び/又は後壁101に当接することによって所定位置に位置決めして配設されるように形成されている。
カウンターパネル3bは、例えば、図9から図10に示すように、現場の状況や条件などに応じ、現場で切断して幅寸法を調整し、その両側端部にそれぞれエンドキャップ62を取り付けて形成される。
エンドキャップ62は、上板62a、下板62b、側板62c、前板62hを有する断面略コ字状に形成され、カウンターパネル3bの側端部側の上面、下面、側端面及び前端面を被覆するようにカウンターパネル3bの側端部に嵌合して配設されるキャップ本体62dと、キャップ本体62dの下端からカウンターパネル3bの幅方向T2内側に向けて突出し、下方からカウンターパネル3bの下面にビス止めされる固定部62eとを備えて形成されている。
エンドキャップ62の固定部62eは、略方形平板状に形成され、その厚さがキャップ本体62dの下板62bよりも薄く(薄肉で)形成されている。固定部62eのビス孔62fは、突出方向に延びて先端部に達するスリット状に形成されている。なお、ビス孔62fは突出方向に延びる長孔として形成されていてもよい。
さらに、キャップ本体62dには、下板62bの上面から上方に突出し、幅方向T2内側に延びるリブ62gが設けられている。このリブ62gは、厚さがある厚さ寸法よりも大きいカウンターパネル3bを用いる際には、エンドキャップ62を取り付けるとともにつぶれ、厚さがある厚さ寸法よりも小さいカウンターパネル3bを用いる際には、エンドキャップ62を取り付けるとともにカウンターパネル3bがリブ62gを乗り上げるように構成/形成されている。
これにより、厚さが異なるカウンターパネル3bを用いる場合に、厚さに関わりなく、カウンターパネル3bの上面がキャップ本体62dの上板62aに当接するように位置決めすることが可能になる。
このとき、固定部62eが薄肉とし、ビス孔62fがスリット状に形成されていることで、カウンターパネル3bの下面にビス止めした際に固定部62eがカウンターパネル3bの下面とキャップ本体32dの下板62bの高さ位置の違いに追従し(弾性変形して)、キャップ本体62dが傾くことなく、カウンターパネル3bに取り付け、固定することができる。
次に、カウンターパネル3bを開くことで、ロータンク7等のメンテナンスやロータンク7内の水を強制的に排出する強制排水手段50の操作などを行うことができる。
また、本実施形態のトイレ用キャビネット3は、図8、図9、図10に示すように、カウンターパネル3bの下方に配設されるとともに、内部に収容したロータンク7の上面を被覆するように配設されるカバー部材51を備えている。
本実施形態のカバー部材51は、略方形平板状に形成され、水平に配設されてロータンク7の上面を被覆するカバーパネル部51aと、略方形平板状に形成され、カバーパネル部51aの幅方向T2の両端部からそれぞれ直角に下方に垂設された左右一対の側壁パネル部51bと、各側壁パネル部51bの下端からカバーパネル部51aと反対側の幅方向T2外側(水平の横方向)に延設された左右一対の底面パネル部51cとを備え、略Ω状に形成されている。
カバーパネル部51aには、ヒンジ部49との干渉を防ぐための凹所52が形成されている。
カバー部材51は、固定フレーム8の左右一対の連結部材36の上にカバーパネル部51aを載置して支持させ、カバーパネル部51aでロータンク7の上面側を、一対の側壁パネル部51bでロータンク7の両側面側をそれぞれ被覆するように設置される。
このようにカバー部材51をトイレ用キャビネット3の内部空間に設置すると、ロータンク7の幅方向T2両側部側に、側壁パネル部51bと底面パネル部51cによって収容空間Hが形成される。
側壁パネル部51bには貫通孔53が形成されており、この貫通孔53を通じて収容空間H側から強制排水手段50を操作することが可能とされている。
一方、本実施形態のトイレ用キャビネット3においては、図3に示すように、前パネル3aの上端部がカウンターパネル3bの前端部と前後方向T1に重なる縦勝ち形態で構成されている。なお、前パネル3aの上端部がカウンターパネル3bの前端部よりも上方に配されていてもよい。すなわち、本実施形態のトイレ用キャビネット3では、前パネル3aの上端部側がカウンターパネル3bの前端部と前後方向T1に重なる縦勝ち形態で構成されていればよい。
本実施形態のトイレ用キャビネット3においては、図3、図8に示すように、カウンターパネル3bが、閉状態で前パネル3aと前端部との前後方向T1の間に隙間Lが形成されている。カウンターパネル3bの前端面3cは、カウンターパネル3bの上面3dから下面3eに向かうに従い前端部から後端部側に向けて傾斜する傾斜面を備えて形成されている。
なお、閉状態のカウンターパネル3bの前端部と前パネル3aとの前後方向T1の間の隙間Lは、カウンターパネル3bひいてはトイレ用キャビネット3の幅方向T2の少なくとも一部に設けられていればよい(形成されていればよい)。
本実施形態のトイレ用キャビネット3は、閉状態のカウンターパネル3bの前端部の下方に、閉状態で前パネル3aと前端部との前後方向T1の間の隙間Lと上下方向T3に重なるように目隠し部材54が設けられている。本実施形態において、目隠し部材54は、略矩形平板状に形成され、前パネル3aに接続して所定位置に配設されている。
そして、上記構成からなる本実施形態のトイレ用キャビネット3においては、前パネル3aの上端部がカウンターパネル3bの前端部と前後方向T1に重なる縦勝ち形態で構成されていることにより、トイレルーム100に入ってトイレ用キャビネット3が目に入ったときに、前パネル3aの前面が一面に見え、従来の横勝ち形態のトイレ用キャビネットのように幅方向T2に延びる前パネル3aとカウンターパネル3bの取り合い部が線や隙間として露出し見えることがない。
これにより、従来と比較し、意匠性を大幅に向上させることが可能になる。また、箱としての存在感が大幅に低減し、トイレ用キャビネット3を壁材(後壁103)と一体化して見えるようにすることができ、空間的な意匠性の向上も図ることが可能になる。
本実施形態のトイレ用キャビネット3においては、カウンターパネル3bが、後端部側を中心に回動して開閉可能に設けられるとともに、閉状態で前パネル3aと前端部との前後方向T1の間に隙間Lが形成されるように設けられている。
これにより、隙間Lに指を入れてカウンターパネル3bの前端部に指を掛け、カウンターパネル3bを引き上げて開くことができる。
本実施形態のトイレ用キャビネット3においては、閉状態のカウンターパネル3bの前端部の下方に、隙間Lと上下方向T3に重なるように配設された目隠し部材54が設けられていることにより、隙間Lを目隠し部材54が閉塞し、カウンターパネル3bを閉じた状態でトイレ用キャビネット3の内部が隙間Lを通じて外側から見えてしまうことを防止できる。また、カウンターパネル3bを閉じる際に、カウンターパネル3bの前端部側を目隠し部材54に当接させ、位置決めすることができる。すなわち、目隠し部材54をカウンター受けとして機能させることができる。
さらに、目隠し部材54が設けられていることによって、例えば、隙間Lから水などがトイレ用キャビネット3の内部に入り込むことを防止でき、トイレ用キャビネット3の内部に設けられる照明装置や人感センサなどの電装部品を保護することも可能になる。
本実施形態のトイレ用キャビネット3においては、カウンターパネル3bの前端面3cが、カウンターパネル3bの上面3dから下面3eに向かうに従い前端部から後端部側に向けて傾斜する傾斜面を備えて形成されている。これにより、隙間Lに指を入れてカウンターパネル3bの前端部に指を掛けやすく、好適にカウンターパネル3bを開くことができる。
よって、本実施形態のトイレ用キャビネット3によれば、意匠性、利便性、機能性等に優れたトイレ用キャビネット3を実現することが可能になる。
以上、本発明に係るトイレ用キャビネットの一実施形態について説明したが、本発明は上記の一実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
2 壁掛け便器(壁掛け式の便器装置)
3 トイレ用キャビネット
3a 前パネル
3b カウンターパネル
3c 前端面
3d 上面
3e 下面
4 便器本体
7 ロータンク
8 固定フレーム
10 給水部
12 排水部
15 フレーム本体部
16 接続支持部
17 縦材
18 縦材
19 横材(L字アングル)
20 連結横材
22 タンク支持部材
30 下側接続部
31 上側接続部
35 補強木
36 連結部材(全ねじボルト)
37 固定具
49 ヒンジ部
50 強制排水手段
51 カバー部材
51a カバーパネル部
51b 側壁パネル部
51c 底面パネル部
52 凹所
53 貫通孔
54 目隠し部材
100 トイレルーム
101 後壁(壁材、建築部材)
102 側壁
103 床構造
104 隅柱(柱材、建築部材)
105 補強下地(補強受け木、建築部材)
106 柱側受け木(受け木、建築部材)
H 収容空間
T1 前後方向
T2 幅方向
T3 上下方向

Claims (2)

  1. トイレルームの壁材に隣接して設けられ、給水部及び排水部を収容するトイレ用キャビネットであって、
    前面を形成する前パネルと、
    上面を形成するとともに、前記前パネルと前記給水部及び前記排水部を収容する収容空間を形成するカウンターパネルとを備え、
    前記前パネルの上端部側が前記カウンターパネルの前端部と前後方向に重なる縦勝ち形態で構成され
    前記カウンターパネルが、後端部側を中心に回動して開閉可能に設けられるとともに、閉状態で前記前パネルと前記前端部との前後方向の間に隙間が形成されるように設けられ、
    前記カウンターパネルの前端面が、前記カウンターパネルの上面から下面に向かうに従い前記前端部から後端部側に向けて傾斜する傾斜面を備えて形成されている、トイレ用キャビネット。
  2. 閉状態の前記カウンターパネルの前記前端部の下方に、前記隙間と上下方向に重なるように配設された目隠し部材を備える、請求項に記載のトイレ用キャビネット。
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