JP7238502B2 - ファン制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、クレーンのファンの回転数を制御するファン制御装置に関する。
例えば特許文献1などに、従来のファンに関する技術が記載されている。同文献に記載の技術では、ファンによる冷却対象(同文献では冷却水や作動油)の温度に基づいて、ファンの回転数が設定される(例えば同文献の請求項1、2などを参照)。
特開2000-303837号公報
ファンの回転数を、冷却対象の温度のみに基づいて制御した場合、ファンの回転数が適切な回転数にならないおそれがある。例えば、冷却対象がオーバーヒートしやすいおそれがある。
そこで、本発明は、ファンの回転数を従来よりも適切な回転数に制御できる、ファン制御装置を提供することを目的とする。
ファン制御装置は、クレーンの作業状態を検出する作業状態検出部と、前記クレーンの作業状態によって温度が変化する冷却対象を冷却するファンと、コントローラと、を備える。前記コントローラは、前記クレーンの作業状態と前記ファンの回転数との関係が設定され、前記作業状態検出部に検出された前記クレーンの作業状態に基づいて前記ファンの回転数を制御する。
上記構成により、ファンの回転数を従来よりも適切な回転数に制御できる。
クレーン1を横から見た図である。 図1に示すクレーン1を作動させる駆動装置20を示す回路図である。 図1に示すクレーン1のファン制御装置50を示す図である。 図3に示すコントローラ60に設定されたファン制御マップを示す図である。 図3に示すコントローラ60に設定された、エンジン負荷率に関する係数を示す図である。 図3に示すコントローラ60に設定された、作動油温度変化量に関する係数を示す図である。 図3に示すコントローラ60などの作動のフローチャートである。 図2に示す駆動装置20の作動油の温度変化を示すグラフである。
図1~図8を参照して、ファン制御装置50(図3参照)を備えるクレーン1(図1参照)について説明する。
クレーン1は、図1に示すように、作業を行う作業機械であり、建設作業を行う建設機械であり、吊荷の吊り上げなどを行う機械である。クレーン1は、下部走行体11と、上部旋回体13と、ブーム15と、ブーム起伏装置17と、駆動装置20(図2参照)と、ファン制御装置50(図3参照)と、を備える。
下部走行体11は、クレーン1を走行させる部分であり、クローラを備えてもよく、ホイールを備えてもよい。上部旋回体13は、下部走行体11に対して旋回可能であり、下部走行体11よりも上に配置される。ブーム15は、上部旋回体13に起伏可能に取り付けられ、巻上ロープ32を介してフック15fを吊り上げる。ブーム15は、ラチス構造を有するラチスブームでもよく、箱形構造を有する箱形ブーム(伸縮ブーム)でもよい。ブーム15がラチスブームの場合、ブーム15を構成する部品(中間ブーム)の数によってブーム15の長さを変えることが可能である。フック15fは、吊荷が掛けられる装置である。
ブーム起伏装置17は、上部旋回体13に対してブーム15を起伏させる装置である。ブーム起伏装置17は、ガントリ17aと、下部スプレッダ17bと、上部スプレッダ17cと、ガイライン17dと、ブーム起伏ロープ17eと、ブーム起伏ウインチ17fと、を備える。ガントリ17aは、上部旋回体13に起伏可能に取り付けられるコンプレッションメンバ17a1と、コンプレッションメンバ17a1の先端部と上部旋回体13の後端部とに接続されるテンションメンバ17a2と、を備える。下部スプレッダ17bは、複数のシーブを有する装置であり、コンプレッションメンバ17a1の先端部に設けられる。上部スプレッダ17cは、複数のシーブを有する装置であり、コンプレッションメンバ17a1の先端部とブーム15の先端部との間に配置される。ガイライン17dは、上部スプレッダ17cとブーム15の先端部とに接続される。ブーム起伏ロープ17eは、下部スプレッダ17bのシーブと上部スプレッダ17cのシーブとに掛けられるロープである。ブーム起伏ウインチ17fは、上部旋回体13に搭載されるウインチである。ブーム起伏ウインチ17fが、ブーム起伏ロープ17eを、巻き取りおよび繰り出しする。すると、下部スプレッダ17bと上部スプレッダ17cとの間隔が変わる。すると、上部旋回体13に対してブーム15が起伏する。
なお、ガントリ17aに代えてマストが設けられてもよい。この場合、マストは、コンプレッションメンバ17a1と同様の位置に配置される。下部スプレッダ17bは、上部旋回体13の後端部に設けられる。上部スプレッダ17cは、マストの先端部に設けられる。ガイライン17dは、マストの先端部とブーム15の先端部とに接続される。ブーム起伏ウインチ17fが、ブーム起伏ロープ17eを、巻き取りおよび繰り出しする。すると、下部スプレッダ17bと上部スプレッダ17cとの間隔が変わる。すると、マストが上部旋回体13に対して起伏する。その結果、ブーム15が上部旋回体13に対して起伏する。
駆動装置20(図2参照)は、クレーン1を作動させるための装置(主に油圧回路)である。図2に示すように、駆動装置20は、エンジン21と、ポンプ23と、コントロールバルブ25と、操作レバー27と、巻上ウインチ30と、を備える。駆動装置20は、湿式ヒート装置41と、フリーフォール切換バルブ43と、フリーフォール操作部45と、を備える。
エンジン21は、クレーン1の駆動源であり、内燃機関であり、例えばディーゼルエンジンである。ポンプ23は、エンジン21に駆動され、作動油を吐出する。ポンプ23は、メインポンプ23aと、サブポンプ23bと、を備える。サブポンプ23bは、メインポンプ23aよりも低い吐出圧で作動油を吐出する。コントロールバルブ25は、メインポンプ23aとモータ33との間(油路における間)に設けられる。コントロールバルブ25は、メインポンプ23aからモータ33に流れる作動油の方向(油路における方向)を切り換え、メインポンプ23aからモータ33に流れる作動油の流量を変えてもよい。操作レバー27は、クレーン1のオペレータに操作されることで、コントロールバルブ25を切り換える。
巻上ウインチ30は、図1に示すクレーン1を作動させる油圧アクチュエータであり、吊荷の(フック15f)の巻上および巻下を行うウインチである。なお、クレーン1を作動させる油圧アクチュエータには、ブーム起伏ウインチ17fなどもある。以下では、クレーン1を作動させる油圧アクチュエータの一例として、巻上ウインチ30について説明する。巻上ウインチ30は、上部旋回体13に搭載される。図2に示すように、巻上ウインチ30は、巻上ドラム31と、巻上ロープ32と、モータ33と、湿式ブレーキ34と、を備える。
巻上ドラム31は、巻上ロープ32が巻かれるドラム(ウインチドラム)である。図1に示すように、巻上ロープ32は、ブーム15の先端部に掛けられ、ブーム15の先端部からフック15fを吊り下げるロープである。図2に示すモータ33は、メインポンプ23aから作動油が供給されることで回転する、油圧モータである。モータ33は、巻上ドラム31を回転させることが可能である。
湿式ブレーキ34は、モータ33と巻上ドラム31とを、互いに接続された状態と互いに離れた状態とに切り換える装置(クラッチ)である。湿式ブレーキ34は、巻上ドラム31にブレーキを掛けることが可能である。湿式ブレーキ34は、ピストン35と、ブレーキディスク36と、を備える。ピストン35は、油圧により駆動される。ブレーキディスク36(クラッチプレート)は、複数枚設けられる。ピストン35の作動により、複数のブレーキディスク36どうしが、接触した状態と離れた状態とに切り換わる。複数のブレーキディスク36どうしが離れた状態のとき、すなわち湿式ブレーキ34のブレーキが解除されているとき、フック15f(図1参照)および吊荷が自重により降下(フリーフォール)する。湿式ブレーキ34によるブレーキが解除された状態を「フリーフォール状態」という。複数のブレーキディスク36は、作動油に浸される(湿式ブレーキ34は湿式である)。そのため、複数のブレーキディスク36どうしが離れていても、作動油とブレーキディスク36との摩擦により、わずかにブレーキがかかる(この状態はブレーキの「解除」に含む)。
湿式ヒート装置41は、湿式ブレーキ34に供給される作動油を加熱する(湿式ヒートを行う)装置である。湿式ヒート装置41は、作動油を加熱することで、作動油の粘度を低下させ、作動油とブレーキディスク36との摩擦を減らし、巻上ウインチ30がフリーフォール状態のときの吊荷の降下速度(フリーフォール速度)を上げるための装置である。湿式ヒート装置41は、例えばメインポンプ23aに負荷を掛ける負荷掛け装置などであり、例えば、湿式ヒート切換バルブ41aと、負荷掛けバルブ41bと、を備える。湿式ヒート切換バルブ41aは、湿式ヒートのオンとオフ(図2に示す状態)とを切り換えるバルブであり、メインポンプ23aとコントロールバルブ25との間に設けられる。負荷掛けバルブ41bは、湿式ヒート切換バルブ41aがオンの場合に、ポンプ23の吐出圧を所定の圧力(設定圧)にするためのバルブである。負荷掛けバルブ41bは、メインポンプ23aと湿式ヒート切換バルブ41aとの間の流路と、タンクTと、の間に設けられる。
フリーフォール切換バルブ43は、フリーフォール状態のオンとオフとを切り換える。フリーフォール切換バルブ43がオフの場合(図2に示す状態の場合)、モータ33と巻上ドラム31とが常に接続された状態となる。フリーフォール切換バルブ43がオンの場合、巻上ウインチ30のブレーキ力の強さ(ブレーキディスク36どうしの摩擦力)を、フリーフォール操作部45の操作によって変えることが可能である。フリーフォール操作部45は、オペレータに操作されるペダルなどである。
ファン制御装置50は、図3に示すように、ファン51の回転数を制御する装置である。ファン制御装置50は、ファン51と、熱交換器53と、コントローラ60と、検出部70と、を備える。
ファン51は、回転により冷却風を発生させる。ファン51は、クレーン1(図1参照、以下の「クレーン1」について同様)の作業状態によって温度が変化する冷却対象(後述)を、冷却風により冷却する。ファン51の回転数は、コントローラ60に制御される。ファン51は、エンジン21(図2参照)の駆動軸から切り離されており、例えば電動ファンでもよく、例えば油圧駆動ファンでもよい。なお、エンジン21の駆動軸にファン51が接続され、エンジン21の駆動軸とファン51との間に電子クラッチが設けられてもよい。
熱交換器53は、ファン51が発生させた冷却風が当てられるものであり、冷却対象を冷却する。冷却対象および熱交換器53の具体例は次の通りである。熱交換器53は、作動油を冷却するオイルクーラでもよい(図2に示す熱交換器53を参照)。熱交換器53は、エンジン21(図2参照)の冷却流体(例えば冷却水)を冷却するラジエータでもよい。熱交換器53は、エンジン21に吸気される圧縮空気を冷却するインタークーラでもよい。熱交換器53は、エンジン21の燃料を冷却する燃料クーラでもよい。熱交換器53は、1つのみ設けられてもよく、複数設けられてもよい。以下では主に、ファン51の冷却対象が作動油であり、熱交換器53が作動油を冷却するオイルクーラである場合について説明する。なお、熱交換器53は、図2に示す例では、コントロールバルブ25とタンクTとの間の油路に設けられるが、他の油路に設けられてもよく、例えば湿式ブレーキ34とタンクTとの間の油路などに設けられてもよい。
コントローラ60は、図3に示すように、信号の入出力、演算(判定など)、記憶、および制御などを行う。コントローラ60は、ファン51の回転数(以下、「ファン51回転数」ともいう)を制御する。コントローラ60の概要は次の通りである。コントローラ60は、検出部70の検出結果に基づいて、ファン51回転数を制御する。例えば、コントローラ60は、作動油の温度(以下「作動油温度」ともいう)、およびクレーン1の作業状態(以下、「クレーン1作業状態」ともいう)などに応じて、ファン51回転数を制御する(図4~図6参照)。
検出部70は、クレーン1の状態などを検出する。検出部70は、温度検出部71と、エンジン検出部73と、作業状態検出部80と、を備える。
温度検出部71は、各種温度を検出する。コントローラ60は、温度検出部71に検出された温度に基づいて、ファン51回転数を制御する。温度検出部71は、作動油温度検出部71aと、吸気温度検出部71bと、を備える。
作動油温度検出部71a(冷却対象温度検出部)は、冷却対象の温度を検出し、具体的には作動油温度を検出する。作動油温度検出部71aは、作動油が通る配管に設けられてもよく(図2参照)、作動油のタンクTに設けられてもよい。
この作動油温度検出部71aは、次のように用いられる。コントローラ60は、作動油温度検出部71aに検出された冷却対象の温度に基づいて、ファン51回転数を制御する。具体的には、コントローラ60は、冷却対象の温度が高くなるほど、ファン51回転数を高い側に制御する。さらに詳しくは、ファン51回転数を決める条件のうち、冷却対象の温度以外の条件が同じであれば、コントローラ60は、冷却対象の温度が高くなるにしたがって、ファン51回転数を高くする(以下の「高い側に制御」も同様)。また、コントローラ60は、冷却対象の温度が低くなるほど、ファン51回転数を低い側に制御する。さらに詳しくは、ファン51回転数を決める条件のうち、冷却対象の温度以外の条件が同じであれば、コントローラ60は、冷却対象の温度が低くなるにしたがって、ファン51回転数を低くする(以下の「低い側に制御」も同様)。また、コントローラ60は、冷却対象の温度によってはファン51を停止させてもよい(「低い側に制御」には、ファン51回転数をゼロにすることが含まれてもよい)。なお、「冷却対象の温度が高くなるほど、ファン51回転数を高い側に制御する」ことは、「冷却対象の温度が低くなるほど、ファン51回転数を低い側に制御する」ことでもある。
さらに具体的には、作動油温度検出部71aは、次のように用いられる。油機の効率は、作動油温度によって変化する。作動油温度が、例えば50℃から60℃までなど、ある温度範囲(以下「良好温度範囲」という)の場合、良好温度範囲外の場合に比べ、油機の効率が良好となる。そこで、コントローラ60は、作動油温度が良好温度範囲になるように、ファン51の回転数を制御する。コントローラ60が、作動油温度に基づいてファン51回転数を制御するので、冷却対象の不要な放熱を抑制できる。よって、ファン51を駆動させるためのエネルギー量を抑制できる。その結果、クレーン1の燃料消費量を抑制できる。また、コントローラ60が、作動油温度に基づいてファン51回転数を制御するので、ファン51の回転数が遅すぎる(放熱不足となる)ことを抑制でき、オーバーヒートを抑制できる。
吸気温度検出部71bは、図2に示すエンジン21の吸気温度を検出する。吸気温度検出部71bは、例えば、エンジン21から出力される信号(例えばCAN信号(CAN:Controller Area Network)など)に基づいて、エンジン21の吸気温度を検出する。吸気温度検出部71bは、図3に示すコントローラ60とは別に設けられてもよく、コントローラ60であってもよい(他の検出部70についても同様)。
この吸気温度検出部71bは、次のように用いられる。図2に示す吸気温度検出部71bがエンジン21の吸気温度を検出することで、作動油(冷却対象)の温度を間接的に検出する。具体的には例えば、エンジン21の吸気温度は、外気温度(クレーン1から放出される熱を無視できる程度にクレーン1から離れた、クレーン1近傍の気温)よりも約10℃高い温度となる場合がある。また、作動油温度は、外気温度よりも約50度高くなる場合がある。この具体例では、エンジン21の吸気温度が、例えば10℃から20℃までの範囲のとき、作動油温度が50℃から60℃の範囲(良好温度範囲)となりやすい。なお、クレーン1の外気温度を検出できる場合は、図3に示すコントローラ60は、外気温度に基づいてファン51回転数を制御してもよい。また、上記の温度の数値は一例に過ぎない(下記の数値も同様)。
エンジン検出部73は、図2に示すエンジン21の状態を検出する。エンジン検出部73は、エンジン21から出力される信号(例えばCAN信号)に基づいて、エンジン21の状態を検出する。図3に示すコントローラ60は、冷却対象の温度が上昇すると予測されるようなエンジン21の状態の場合に、ファン51回転数を高い側に制御する。コントローラ60は、冷却対象の温度が低下すると予測されるようなエンジン21の状態の場合に、ファン51回転数を低い側に制御する。エンジン検出部73は、エンジン負荷検出部73aと、エンジン回転数検出部73bと、を備える。
エンジン負荷検出部73aは、エンジン21(図2参照)の負荷を検出する。エンジン負荷検出部73aは、例えばエンジン21の燃料噴射量を検出することで、エンジン21の負荷を検出する。コントローラ60は、エンジン21の負荷が大きいほど、ファン51回転数を高い側に制御する。エンジン回転数検出部73bは、エンジン21の回転数を検出する。コントローラ60は、エンジン21の回転数が高いほど、ファン51回転数を高い側に制御する。エンジン検出部73は、負荷および回転数以外のエンジン21の状態を検出可能でもよい。例えばエンジン検出部73は、エンジン21が暖機モードか否かを検出してもよい。例えば、エンジン21の温度が所定温度未満の場合、具体的には例えばエンジン21の冷却水の温度が60℃未満の場合、エンジン21が暖機モードとなる。エンジン21が暖機モードのときにファン51によりエンジン21が冷却されると、無駄が生じる。そこで、コントローラ60は、エンジン21が暖機モードの場合、エンジン21が暖機モードでない場合に比べ、ファン51回転数を低い側に制御する。
作業状態検出部80は、クレーン1作業状態(クレーン1の作業状態)を検出する。クレーン1作業状態には、クレーン1に作用する荷重、クレーン1の姿勢、油圧回路(駆動装置20(図2参照))の油圧などが含まれる。但し、クレーン1作業状態には、エンジン21の状態(回転数など)は含まれない。コントローラ60には、クレーン1作業状態と、ファン51回転数と、の関係が設定される(図4~図6を参照)。そして、コントローラ60は、作業状態検出部80に検出されたクレーン1作業状態に基づいて、ファン51の回転数を制御する。コントローラ60は、冷却対象の温度が上昇すると予測されるようなクレーン1作業状態の場合、ファン51回転数を高い側に制御する。コントローラ60は、冷却対象の温度が低下すると予測されるようなクレーン1作業状態の場合、ファン51回転数を低い側に制御する。作業状態検出部80は、荷重検出部81と、姿勢検出部82と、圧力検出部83と、ドラム回転数検出部84と、フリーフォール検出部85と、湿式ヒート検出部86と、を備える。
荷重検出部81は、クレーン1の吊荷による荷重(吊荷荷重、ラインプル)を検出する。荷重検出部81は、巻上ロープ32(図1参照)の張力を検出し、例えば巻上ロープ32が掛けられているシーブに作用する荷重を検出する。コントローラ60は、荷重検出部81に検出された荷重が大きいほど、ファン51回転数を高い側に制御する。
姿勢検出部82は、クレーン1の姿勢を検出する。クレーン1の姿勢には、図1に示すブーム15の起伏角度(水平方向と、ブーム15の長手方向と、がなす角度)と、ブーム15の長さと、が含まれる。姿勢検出部82(図3参照)は、ブーム15の起伏角度と、ブーム15の長さと、のうち少なくともいずれかを検出する。姿勢検出部82は、例えば、オペレータに入力されたブーム15の長さの情報を取得してもよい(この「取得」は、検出に含まれる)。ここで、クレーン1で高負荷の作業が行われる場合は、低負荷の作業が行われる場合に比べ、ブーム15の起伏角度が大きい状態(より起立した状態)で作業が行われることが多く、短いブーム15で作業が行われることが多い。そこで、コントローラ60は、ブーム15の起伏角度が大きいほどファン51回転数を高い側に制御する。コントローラ60は、ブーム15が短いほどファン51回転数を高い側に制御する。
圧力検出部83は、クレーン1を作動させる油圧回路(駆動装置20(図2参照))の油圧を検出する。圧力検出部83は、操作量検出部83aと、ポンプ圧検出部83bと、モータ圧検出部83cと、を備える。
操作量検出部83aは、図2に示す操作レバー27の操作量を検出する。操作量検出部83aは、例えば、油圧式の操作レバー27とコントロールバルブ25との間の配管(パイロットライン)の油圧を検出する。なお、操作量検出部83a(図3参照)は、電気式の操作レバー27が出力する電気信号を検出してもよい(この場合、図3に示す操作量検出部83aは、圧力検出部83に含まれない)。図3に示すコントローラ60は、操作量検出部83aに検出された操作量が大きいほど、ファン51回転数を高い側に制御する。
ポンプ圧検出部83bは、図2に示すポンプ23の吐出圧を検出し、さらに詳しくはメインポンプ23aの吐出圧を検出する。図3に示すコントローラ60は、ポンプ圧検出部83bが検出した圧力が高いほど、ファン51回転数を高い側に制御する。
モータ圧検出部83cは、図2に示すモータ33の入口および出口のいずれかの油圧(モータ圧)を検出する。モータ圧検出部83cは、モータ33の保持圧(モータ33が停止し、例えば地面よりも上で吊荷を保持しているときのモータ圧)を検出してもよい。図3に示すコントローラ60は、モータ圧検出部83cが検出した圧力が高いほど、ファン51回転数を高い側に制御する。
ドラム回転数検出部84は、図2に示す巻上ドラム31の回転数を検出する。コントローラ60(図3参照)は、モータ33と巻上ドラム31とが接続されている場合に、ドラム回転数検出部84が検出した回転数が高いほど、ファン51回転数を高い側に制御する。なお、ドラム回転数検出部84に代えて、モータ33の回転数を検出する検出部70(モータ回転数検出部)が設けられてもよい。また、巻上ウインチ30以外のウインチ(例えばブーム起伏ウインチ17f(図1参照)など)の回転数を検出する検出部70が設けられてもよい。
フリーフォール検出部85(図3参照)は、巻上ウインチ30がフリーフォール状態か否かを検出する。具体的には例えば、フリーフォール検出部85は、フリーフォール切換バルブ43を切り換える信号(フリーフォール切換信号)を検出する。また、フリーフォール検出部85は、フリーフォール操作部45の操作量を検出してもよい。ここで、作動油温度が低くなるほど作動油の粘度が上がり、ブレーキディスク36と作動油との摩擦によるブレーキ力が高くなる。すると、吊荷のフリーフォール速度が低下し、作業効率が低下する。そのため、フリーフォール状態のときには、作動油温度を高くすることで、フリーフォールの作業効率を向上させることができる(ただし、作動油温度が良好温度範囲よりも高い場合は、作動油を冷却する必要がある)。そこで、図3に示すコントローラ60は、巻上ウインチ30(図2参照)がフリーフォール状態であることをフリーフォール検出部85が検出した場合に、フリーフォール状態であることが検出されない場合に比べ、ファン51回転数を低い側に制御する。また、図2に示すフリーフォール操作部45により、巻上ドラム31を減速させる操作(ブレーキ操作)がされると、ブレーキディスク36・36どうしの摩擦熱により、作動油温度が良好温度範囲よりも高くなる場合がある。そこで、図3に示すコントローラ60は、フリーフォール操作部45(図2参照)によるブレーキ操作をフリーフォール検出部85が検出した場合に、ブレーキ操作が検出されない場合に比べ、ファン51回転数を高い側に制御してもよい。
湿式ヒート検出部86は、図2に示す湿式ヒート装置41による湿式ヒートが行われているか否かを検出する。具体的には例えば、湿式ヒート検出部86(図3参照)は、湿式ヒート切換バルブ41aを切り換える信号(湿式ヒート切換信号)を検出する。ここで、作動油を加熱する湿式ヒートが行われている場合に、ファン51で作動油を冷却すると、エネルギーの無駄が生じ、また、湿式ヒート装置41による作動油の加熱が遅くなる。そこで、図3に示すコントローラ60は、湿式ヒート装置41(図2参照)による湿式ヒートが行われていることが湿式ヒート検出部86に検出された場合、湿式ヒートが行われていることが検出されない場合に比べ、ファン51回転数を低い側に制御する。
なお、作業状態検出部80は、上記以外のクレーン1作業状態を検出可能でもよい。例えば、作業状態検出部80は、図1に示す巻上ロープ32などのロープの掛け数を検出してもよい。ロープの掛け数が少ないほど、巻上ウインチ30の負荷が高くなる場合が多い。そこで、図3に示すコントローラ60は、ロープの掛け数が少ないほど、ファン51回転数を高い側に制御する。なお、クレーン1で土木作業が行われる場合などに、ラインスピード(巻上ロープ32などのロープの速度)をできるだけ速くするために、ロープの掛け数が例えば1本や2本とされることが多い。また、図1に示すブーム15の先端部に起伏可能に取り付けられるジブが設けられる場合がある。この場合は、図3に示す作業状態検出部80は、ジブの姿勢(起伏角度、長さ)を検出し、ジブの姿勢に基づいてファン51回転数を制御してもよい。
また、検出部70の検出結果は様々に用いられてもよい。例えば、コントローラ60は、検出部70の検出値の変化(変化量、増加か減少かなど)に基づいて、ファン51回転数を制御してもよい。具体的には例えば、コントローラ60は、作動油温度の単位時間(例えば30秒、1分など)あたりの変化量(例えば変化量の平均値)に基づいて、ファン51回転数を制御してもよい(負荷の変化量、回転数の変化量なども同様)。コントローラ60は、作動油温度が上昇した場合にファン51回転数を高い側に制御し、作動油温度が低下した場合にファン51回転数を低い側に制御してもよい(負荷の変化量、回転数の変化量なども同様)。
(ファン制御マップの具体例)
コントローラ60によるファン51回転数の設定の具体例は、次の通りである。以下では、ファン51およびコントローラ60については図3を参照して説明する。例えば、コントローラ60は、吊荷荷重と作動油温度とに基づいて、ベース回転数(最終的なファン51回転数が決定される前の段階の仮の回転数)を決定する。図4に、吊荷荷重および作動油温度に対応する、ファン51回転数(ベース回転数)の具体例を示す。この例では、吊荷荷重が大きいほどファン51回転数が高い側に制御され、作動油温度が高いほどファン51回転数が高い側に制御される。
また、コントローラ60は、各種条件に基づいて係数(1または複数の係数)を決定してもよい。この場合、コントローラ60は、ベース回転数と係数との積をファン51の回転数として決定してもよい。図5に、平均エンジン負荷率(単位時間内でのエンジン21(図2参照)の負荷率の平均値)および作動油温度に対応する、係数の具体例を示す。この例では、平均エンジン負荷率が高いほど、係数が大きく設定され、ファン51回転数が高い側に制御される。図6に、平均作動油温度変化量(単位時間あたりの作動油温度の変化量の平均値)および作動油温度に対応する、係数の具体例を示す。この例では、平均作動油温度変化量(上昇量)が大きいほど、係数が大きく設定され、ファン51回転数が高い側に制御される。
また、コントローラ60には、ベース回転数を決定するためのファン制御マップ(図4参照)が、複数設定されてもよい。具体的には例えば、エンジン21(図2参照)の冷却水の温度と作動油温度とに基づいて、ベース回転数を決定するためのファン制御マップが設定されてもよい。例えば、エンジン21の圧縮空気の温度と作動油温度とに基づいて、ベース回転数を決定するためのファン制御マップが設定されてもよい。そして、コントローラ60は、複数のファン制御マップのそれぞれからベース回転数を決定し、複数のベース回転数の最大値を、ファン51回転数として決定してもよい。また、コントローラ60は、複数のベース回転数の最大値を、最終的なベース回転数とし、最終的なベース回転数と上記の係数との積を、ファン51回転数として決定してもよい。
(処理の具体例)
図7に、コントローラ60(図3参照)による処理の具体例を示す。以下では、フローチャートの各ステップについては図7を参照して説明する。
ステップS11では、コントローラ60は、外気温度が所定値未満か否か(「寒冷」か否か)を判定する。具体的には例えば、外気温度が0℃未満の場合(エンジン21の吸気温度が10℃未満の場合)、作動油は50℃未満(良好温度範囲の範囲外)となる。そこで、コントローラ60は、外気温度が0℃未満か否か(吸気温度が10℃未満か否か)を判定する。外気温度が所定値(例えば0℃)未満である場合(YESの場合)、フローはステップS25に進む。外気温度が所定値以上である場合(NOの場合)、フローはステップS12に進む。
ステップS12では、コントローラ60は、図1に示す上部旋回体13の所定部分の温度が所定値未満か否か(上部旋回体13が「冷機」か否か)を判定する。具体的には例えば、コントローラ60は、図2に示すエンジン21の冷却水の温度が60℃未満(例えばエンジン21が暖機モード)か否かを判定してもよい。上部旋回体13の所定部分の温度が所定値未満の場合(YESの場合)、フローはステップS25に進む。上部旋回体13の所定部分の温度が所定値以上である場合(NOの場合)、フローはステップS13に進む。
ステップS13では、コントローラ60は、図3に示す湿式ヒート検出部86の検出結果に基づき、図2に示す湿式ヒート装置41による湿式ヒートが行われているか否かを判定する。湿式ヒートが行われている場合(YESの場合)、フローはステップS25に進む。湿式ヒートが行われていない場合(NOの場合)、フローはステップS14に進む。
ステップS14では、コントローラ60は、フリーフォール検出部85の検出結果に基づき、巻上ウインチ30がフリーフォール状態か否かを判定する。巻上ウインチ30がフリーフォール状態の場合(YESの場合)、フローはステップS25に進む。巻上ウインチ30がフリーフォール状態でない場合(NOの場合)、フローはステップS21に進む。
ステップS21およびステップS25では、図3に示す作動油温度検出部71aが、作動油温度を検出する。フローは、ステップS21の次にステップS31に進み、ステップS25の次にステップS26に進む。
ステップS26では、コントローラ60は、作動油温度検出部71aに検出された作動油温度が閾値(例えば30℃など)未満か否かを判定する。この閾値は、ファン51の回転を停止すべきか否かに基づいて設定される。作動油温度が閾値未満である場合(YESの場合)、コントローラ60は、ファン51の回転を停止させる(ステップS35)。そして、フローはスタートに戻る。作動油温度が閾値以上である場合(NOの場合)、フローはステップS31に進む。なお、ステップS21とステップS31との間に、ステップS26と同様の処理が行われてもよい。
ステップS31では、荷重検出部81が吊荷の荷重を検出する。次に、フローはステップS32に進む。
ステップS32では、コントローラ60は、ファン制御マップ(図4~図6参照)に基づいて、ファン51回転数を決定し、決定した回転数でファン51が回転するようにファン51を制御する。
(温度変化の例)
図8を参照して、作動油がオーバーヒートする程度に、負荷の高い作業(高負荷作業)が行われる場合について検討する。高負荷作業が開始(時間t1)されると、高負荷作業の開始前に比べ、エンジン21(図2参照)の出力および回転数が高くなる。また、高負荷作業が開始されると、作動油温度が上昇する。作動油温度が、ある値(オーバーヒート閾値Th1)を超えると、油機の効率が悪化する。作動油温度がオーバーヒート閾値Th1を超えた場合、コントローラ60(図3参照)は、警告を出力する場合があり、また、クレーン1の作動を制限(停止を含む)する場合がある。
ここで、作動油温度のみに基づいて、ファン51(図3参照)のオンとオフとを切り換える場合(「例1」とする)について検討する。図8では、この例1の場合の作動油温度のグラフを二点鎖線で示す。この例1では、高負荷作業が開始(時間t1)された後、作動油温度が、ある温度(ファン51がオンになる閾値Th2)未満の場合、ファン51が停止している。そして、作動油温度が閾値Th2(例えば70℃など)になると(時間t2)、ファン51が回転を開始する。その後、作動油温度が、オーバーヒート閾値Th1を超える(時間t3)。
一方、本実施形態では、コントローラ60(図3参照)は、クレーン1の作業状態に基づいて、ファン51回転数を制御する。そのため、作動油温度が閾値Th2未満でも、コントローラ60に設定された回転数で、ファン51を回転させることができる。具体的には例えば、作動油温度が低くても(例えば閾値Th2未満でも)、図3に示す熱交換器53による作動油の放熱よりも作動油の発熱が大きくなると想定されるようなクレーン1作業状態の場合、コントローラ60は、予めファン51回転数を高める。そのため、図8に示すグラフの傾き(温度上昇勾配)を、例1に比べて小さくできる(時間t1~t2を参照)。よって、作動油温度が、オーバーヒート閾値Th1を超えにくい。具体的には、高負荷作業の開始(時間t1)から、作動油温度がオーバーヒート閾値Th1を超える時までの時間が、例1(時間t1~t3)に比べ、本実施形態の方が長い(時間t1~t4)。また、作動油温度がオーバーヒート閾値Th1を超えた場合でも、オーバーヒート領域Aを小さくできる。オーバーヒート領域Aは、図8においてハッチングを付した領域であり、オーバーヒート閾値Th1と作動油温度を示すグラフとで囲まれた領域である。また、本実施形態では、例1に比べ、高負荷作業が終了(時間t5)した後、作動油温度がオーバーヒート閾値Th1以下となるまでの時間を短くできる。
(熱交換器の小型化と能力向上の課題)
図3に示す熱交換器53は、エンジンルーム内(図2に示すエンジン21やポンプ23などが配置される空間内)に配置される。機体のコンパクト化により、エンジンルームが小さくなり、エンジンルーム内のスペースが狭くなる場合がある。また、エンジンルーム内に、エンジン21の排ガスを処理する排ガス後処理装置(図示なし)が設置される場合、排ガス後処理装置が設置されない場合に比べ、エンジンルーム内のスペースが狭くなる。例えばこれらの理由により、熱交換器53の小型化が望まれている。
近年、建築工法の変化などにより、従来に比べ吊荷が大型化する傾向がある。吊荷が大型化すると、作動油などの発熱量が増加する。また、近年、工期短縮を図り、作業サイクルを短くする傾向がある。そのため、吊荷の巻上および巻下の速度が大きくなり、作動油などの発熱量が増加する。例えばこれらの理由により、熱交換器53およびファン51の能力向上が望まれている。熱交換器53を大型化すれば放熱能力は向上するが、上記の通り熱交換器53の小型化が望まれている。また、熱交換器53を大型化すれば、熱交換器53のコストが増大する。
(エンジン搭載ファンの課題)
図2に示すエンジン21に搭載されるファンであって、エンジン21の回転に伴って回転するファンがある。このファンを「エンジン搭載ファン」とする。なお、エンジン21の駆動軸とファン51(図3参照)との間に電子クラッチが設けられたものは、「エンジン搭載ファン」には含まない。エンジン搭載ファンの回転数は、エンジン21の回転数によって決まる。そのため、熱交換器53の放熱量が、エンジン21の回転数(例えばオペレータが指示した回転数)によって決まる。そのため、熱交換器53の放熱量を制御できない。そのため、冷却対象の温度上昇に対して、熱交換器53の放熱量が大きすぎたり小さすぎたりする場合がある。具体的には例えば、図1に示す上部旋回体13の旋回時や、吊荷をフリーフォールさせる時などには、吊荷を巻き上げる場合などに比べて、図2に示すエンジン21の回転数をオペレータが低く設定する場合がある。これは燃料消費量を抑制するためである。すると、エンジン21の回転数の低下に伴い、熱交換器53の放熱量も低下する。そのため、クレーン1の運転方法によっては、作動油がオーバーヒートする場合がある。熱交換器53を大型化すればオーバーヒートは抑制できるが、上記の通り熱交換器53の小型化が望まれている。また、熱交換器53を大型化すれば、熱交換器53のコストが増大する。
(寒冷地での課題)
例えば寒冷地でクレーン1が用いられる場合などには、エンジン搭載ファンが冷却対象(作動油など)を過剰に冷却する場合がある。例えば、作動油温度が低すぎると(良好温度範囲よりも低いと)、油機の効率が悪化する。その結果、エンジン21の燃料の消費量が増えるおそれがある。また、この場合、エンジン搭載ファンを過剰に回転させるので、エンジン搭載ファンを回転させるエネルギーが無駄になり、エンジン21の燃料が無駄に消費される。
(湿式ヒート時の課題)
上記の通り、湿式ヒートは、作動油温度を上昇させる作動である。湿式ヒートが行われている時に、エンジン搭載ファンが作動油を冷却すると、エネルギーの無駄が生じる。具体的には例えば、湿式ヒートによる作動油の発熱量が約8kWとする。また、エンジン21の回転数がロー(可変である回転数のうち最も低い回転数)のときの、エンジン搭載ファンおよび熱交換器53による作動油の放熱量が、約5kWとする。すると、約5kWは大気に捨てていることとなり、エネルギーの無駄となる。また、湿式ヒートによる発熱量が約8kWであるにもかかわらず、作動油は約3kW分しか発熱しない。そのため、エンジン搭載ファンを停止させた場合に比べ、湿式ヒートによる作動油の温度上昇が遅くなる。
(温度のみによりファン回転数を制御する場合の課題)
上記「例1」のように、作動油温度のみに基づいて、ファン51(図3参照)のオンとオフとを切り換える場合がある。この場合、ファン51および熱交換器53による放熱量よりも大きい熱量が、熱交換器53に投入されると、作動油が短時間でオーバーヒート閾値Th1に到達してしまう(図8参照)。そのため、クレーン1の作業を停止せざるを得ない場合がある。
(手動でファン回転数を変える場合の課題)
オペレータがスイッチなどを手動で操作することで、ファン回転数を変更する場合がある。この場合、スイッチの操作が煩わしく、また、スイッチの切り忘れや、誤操作が生じ得る。また、冷却対象の温度は、刻々と変化する。そのため、オペレータがスイッチなどを手動で操作することでファン51回転数を変更しても、ファン51回転数が高すぎる(不要な放熱が発生する)場合や、ファン51回転数が遅すぎる(放熱不足となる)場合が生じる。この場合、オーバーヒートを抑制するために、熱交換器53を大型化せざるを得ないおそれがある。
一方、本実施形態では、上記の各課題を解決できる。なお、上記の各課題の一部のみを解決できてもよい。
(効果)
図3に示すファン制御装置50による効果は次の通りである。
(第1の発明の効果)
ファン制御装置50は、作業状態検出部80と、ファン51と、コントローラ60と、を備える。作業状態検出部80は、クレーン1(図1参照)の作業状態を検出する。ファン51は、クレーン1の作業状態によって温度が変化する冷却対象を冷却する。
[構成1]コントローラ60には、クレーン1の作業状態とファン51の回転数との関係が設定される(図4~図6参照)。コントローラ60は、作業状態検出部80に検出されたクレーン1の作業状態に基づいて、ファン51の回転数を制御する。
クレーン1の作業状態が変化すると、冷却対象の温度が変化し、必要なファン51の回転数が変化する。そこで、上記[構成1]では、クレーン1の作業状態に基づいて、ファン51の回転数が制御される。よって、クレーン1の作業状態に基づくことなく、例えば冷却対象の温度のみに基づいてファン51の回転数を制御する場合などに比べ、ファン51の回転数を適切な回転数に制御できる。その結果、冷却対象の過剰な冷却、および、冷却対象のオーバーヒートを抑制できる。さらに詳しくは、必要なファン51の回転数に対して実際のファン51の回転数が高すぎることによる、冷却対象の過剰な冷却を抑制でき、エネルギーの無駄を抑制できる。また、必要なファン51の回転数に対して実際のファン51の回転数が不足することによる、冷却対象のオーバーヒート(許容値を超えた温度上昇)を抑制できる。
また、上記[構成1]により、次の効果が得られてもよい。ファン51を適切な回転数に制御できるので、ファン51および熱交換器53を小型化できる。よって、ファン51および熱交換器53のコストを抑制できる。また、ファン51および熱交換器53をエンジンルーム内に配置しやすく、クレーン1を小型化しやすい。また、ファン51を小型化できるので、ファン51による騒音を抑制できる。また、冷却対象がオーバーヒートしたときにクレーン1の作動が制限される場合であっても、上記[構成1]では冷却対象のオーバーヒートを抑制できるので、クレーン1の作動が制限されることを抑制できる。また、上記[構成1]では、クレーン1の作業状態に基づいてファン51の回転数が制御されるので、ファン51の回転数を変えるスイッチなどをオペレータが手動で操作する必要がない。
(第2の発明の効果)
[構成2]作業状態検出部80は、クレーン1の吊荷による荷重を検出する。コントローラ60は、作業状態検出部80に検出された荷重に基づいてファン51の回転数を制御する。
通常、吊荷荷重の大きさにより、クレーン1の温度(具体的には図2に示すエンジン21、ポンプ23、および作動油などの温度)が変わり、図3に示すファン51の冷却対象の温度が変わる。そこで、上記[構成2]では、クレーン1の吊荷荷重に基づいて、ファン51の回転数が制御される。よって、ファン51の回転数を、吊荷荷重に基づいた適切な回転数に制御できる。
(第3の発明の効果)
[構成3]作業状態検出部80(姿勢検出部82)は、クレーン1の姿勢を検出する。コントローラ60は、作業状態検出部80(姿勢検出部82)に検出された姿勢に基づいてファン51の回転数を制御する。
クレーン1にかかる荷重に応じて、クレーン1の姿勢が変えられる場合がある。そのため、クレーン1の姿勢によって、クレーン1にかかる荷重が変わり、クレーン1の温度が変わり、冷却対象の温度が変わる場合がある。そこで、上記[構成3]では、クレーン1の姿勢に基づいてファン51の回転数が制御される。よって、ファン51の回転数を、クレーン1の姿勢に基づいた適切な回転数に制御できる。
(第4の発明の効果)
[構成4]作業状態検出部80は、クレーン1を作動させる油圧回路の油圧を検出する。コントローラ60は、作業状態検出部80(圧力検出部83)に検出された油圧に基づいてファン51の回転数を制御する。
クレーン1にかかる荷重の大きさによって、クレーン1を作動させる油圧回路の油圧が変わる場合がある。そのため、クレーン1を作動させる油圧回路の油圧によって、クレーン1の温度が変わり、冷却対象の温度が変わる場合がある。そこで、上記[構成4]では、クレーン1を作動させる油圧回路の油圧に基づいて、ファン51の回転数が制御される。よって、ファン51の回転数を、クレーン1を作動させる油圧回路の油圧に基づいた適切な回転数に制御できる。
(第5の発明の効果)
[構成5]ファン51は、作動油を冷却するオイルクーラ(熱交換器53)を冷却する。
上記[構成5]により、ファン51の回転数が制御される(上記[構成1]参照)ことで、作動油の温度を適切な温度に制御できる。
(第6の発明の効果)
[構成6-1]クレーン1は、図2に示すように、巻上ドラム31と、湿式ブレーキ34と、を備える。巻上ドラム31は、吊荷を吊り上げる巻上ロープ32が巻かれるものである。湿式ブレーキ34は、作動油に浸されたブレーキディスク36を用いて巻上ドラム31にブレーキを掛けることが可能である。
[構成6-2]図3に示す作業状態検出部80(湿式ヒート検出部86)は、湿式ブレーキ34(図2参照)に供給される作動油を加熱する作動である湿式ヒートがオンか否かを検出する。コントローラ60は、湿式ヒートがオンか否かに基づいてファン51の回転数を制御する。
ファン51は、作動油を冷却する(上記[構成5]参照)。一方、湿式ヒートは、作動油を加熱する作動である。そのため、湿式ヒートが行われるか(オンであるか)否かによって、必要なファン51の回転数が変わる。そこで、上記[構成6-2]では、湿式ヒートがオンか否かに基づいて、ファン51の回転数が制御される。よって、ファン51の回転数を、湿式ヒートがオンか否かに基づいた適切な回転数に制御できる。その結果、作動油を冷却しながら作動油を加熱するというエネルギーの無駄を抑制できる。また、湿式ヒートにより作動油をより短時間で加熱できる。
(第7の発明の効果)
[構成7-1]クレーン1は、上記[構成6-1]を備える。
[構成7-2]作業状態検出部80(フリーフォール検出部85)は、湿式ブレーキ34(図2参照)によるブレーキを解除した状態であるフリーフォール状態か否かを検出する。コントローラ60は、フリーフォール状態であるか否かに基づいて、ファン51の回転数を制御する。
図2に示す巻上ウインチ30がフリーフォール状態のとき、湿式ブレーキ34に供給される作動油の温度(粘度)によって、吊荷の降下速度が変わる。このとき、作動油の温度を高くすることで、吊荷の降下速度を高くできる。一方、図3に示すファン51は、作動油を冷却する(上記[構成5]参照)。そのため、巻上ウインチ30(図2参照)がフリーフォール状態であるか否かによって、必要なファン51の回転数が変わる。そこで、上記[構成7-2]では、フリーフォール状態か否かに基づいて、ファン51の回転数が制御される。よって、ファン51の回転数を、フリーフォール状態か否かに基づいた適切な回転数に制御できる。
(第8の発明の効果)
[構成8]ファン51は、クレーン1のエンジン21(図2参照)の冷却流体を冷却するラジエータ(熱交換器53)、およびエンジン21(図2参照)に吸気される圧縮空気を冷却するインタークーラ(熱交換器53)の少なくともいずれかを冷却する。
上記[構成8]により、ファン51の回転数が制御される(上記[構成1]参照)ことで、冷却流体および圧縮空気の少なくともいずれかの温度を適切な温度に制御できる。
(変形例)
上記実施形態は様々に変形されてもよい。例えば、図2および図3に示す回路の接続は変更されてもよい。例えば、図7に示すフローチャートのステップの順序が変更されてもよく、ステップの一部が行われなくてもよい。例えば、上記実施形態の構成要素の数が変更されてもよく、構成要素の一部が設けられなくてもよい。例えば、互いに異なる複数の構成要素として説明したものが、一つの部材や部分とされてもよい。例えば、一つの部材や部分として説明したものが、互いに異なる複数の部材や部分に分けて設けられてもよい。
具体的には例えば、図2に示す巻上ウインチ30は、湿式ブレーキ34を備えなくてもよく、モータ33と巻上ドラム31とが常に接続されてもよい。図3に示す検出部70の一部のみが設けられてもよい。図7に示す、作動温度の検出および判定(ステップS21、S25、S26)の後に、ステップS11、S12、S13、およびS14の判定が行われてもよい。図3に示す各検出部70の検出結果に関する判定であって、図7に示すフローチャートに記載していない判定が行われてもよい。
1 クレーン
15 ブーム
15f フック
17e ブーム起伏ロープ(ロープ)
17f ブーム起伏ウインチ(ウインチ)
21 エンジン
30 巻上ウインチ(ウインチ)
31 巻上ドラム(ドラム)
32 巻上ロープ(ロープ)
33 モータ
34 湿式ブレーキ
36 ブレーキディスク
50 ファン制御装置
51 ファン
53 熱交換器(オイルクーラ、ラジエータ、インタークーラ)
60 コントローラ
80 作業状態検出部
81 荷重検出部
82 姿勢検出部

Claims (9)

  1. クレーンの作業状態を検出する作業状態検出部と、
    前記クレーンの作業状態によって温度が変化する冷却対象を冷却するファンと、
    前記クレーンの作業状態と前記ファンの回転数との関係が設定され、前記作業状態検出部に検出された前記クレーンの作業状態に基づいて前記ファンの回転数を制御するコントローラと、
    を備え、
    前記作業状態検出部は、ブームおよびジブの少なくともいずれかの、起伏角度および長さの少なくともいずれかを検出する姿勢検出部を備え、
    前記コントローラは、前記姿勢検出部の検出結果に基づいて、前記ファンの回転数を制御する、
    ファン制御装置。
  2. クレーンの作業状態を検出する作業状態検出部と、
    前記クレーンの作業状態によって温度が変化する冷却対象を冷却するファンと、
    前記クレーンの作業状態と前記ファンの回転数との関係が設定され、前記作業状態検出部に検出された前記クレーンの作業状態に基づいて前記ファンの回転数を制御するコントローラと、
    を備え、
    前記作業状態検出部は、前記クレーンのロープの掛け数を検出し、
    前記コントローラは、前記作業状態検出部に検出された前記ロープの掛け数に基づいて、前記ファンの回転数を制御する、
    ファン制御装置。
  3. クレーンの作業状態を検出する作業状態検出部と、
    前記クレーンの作業状態によって温度が変化する冷却対象を冷却するファンと、
    前記クレーンの作業状態と前記ファンの回転数との関係が設定され、前記作業状態検出部に検出された前記クレーンの作業状態に基づいて前記ファンの回転数を制御するコントローラと、
    を備え、
    前記作業状態検出部は、ウインチのドラムの回転数、または、前記ドラムを回転させるモータの回転数を検出し、
    前記コントローラは、前記作業状態検出部に検出された回転数に基づいて、前記ファンの回転数を制御する、
    ファン制御装置。
  4. 請求項またはに記載のファン制御装置であって、
    前記作業状態検出部は、前記クレーンの姿勢を検出し、
    前記コントローラは、前記作業状態検出部に検出された姿勢に基づいて前記ファンの回転数を制御する、
    ファン制御装置。
  5. 請求項1~4のいずれか1項に記載のファン制御装置であって、
    前記ファンは、作動油を冷却するオイルクーラを冷却する、
    ファン制御装置。
  6. 請求項5に記載のファン制御装置であって、
    前記クレーンは、
    吊荷を吊り上げる巻上ロープが巻かれる巻上ドラムと、
    前記作動油に浸されたブレーキディスクを用いて前記巻上ドラムにブレーキを掛けることが可能な湿式ブレーキと、
    を備え、
    前記作業状態検出部は、前記湿式ブレーキに供給される前記作動油を加熱する作動である湿式ヒートがオンか否かを検出し、
    前記コントローラは、湿式ヒートがオンか否かに基づいて前記ファンの回転数を制御する、
    ファン制御装置。
  7. 請求項5に記載のファン制御装置であって、
    前記クレーンは、
    吊荷を吊り上げる巻上ロープが巻かれる巻上ドラムと、
    前記作動油に浸されたブレーキディスクを用いて前記巻上ドラムにブレーキを掛けることが可能な湿式ブレーキと、
    を備え、
    前記作業状態検出部は、前記湿式ブレーキによるブレーキを解除した状態であるフリーフォール状態か否かを検出し、
    前記コントローラは、フリーフォール状態であるか否かに基づいて、前記ファンの回転数を制御する、
    ファン制御装置。
  8. 請求項1~7のいずれか1項に記載のファン制御装置であって、
    前記作業状態検出部は、前記クレーンの吊荷による荷重を検出し、
    前記コントローラは、前記作業状態検出部に検出された荷重に基づいて前記ファンの回転数を制御する、
    ファン制御装置。
  9. 請求項1~のいずれか1項に記載のファン制御装置であって、
    前記ファンは、前記クレーンのエンジンの冷却流体を冷却するラジエータ、および前記エンジンに吸気される圧縮空気を冷却するインタークーラの少なくともいずれかを冷却する、
    ファン制御装置。
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