JP3856404B2 - 建設機械の冷却装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は油圧ショベル等の建設機械の冷却装置に係り、特にエンジンの設置位置に対してラジエータ、作動油クーラおよび冷却フアン等を別置し、ラジエータおよび作動油クーラを冷却する冷却フアンの駆動源を旋回および作業機のアクチュエータからの戻り油により駆動するようにした油圧エネルギーを再生利用する建設機械の冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5は油圧ショベルの全体側面図であり、下部走行体1の上部に旋回サークル3を介して上部旋回体2(以下、車体2と言う。)が図示しない旋回アクチュエータにより左右の旋回が可能となっている。この車体2の後方にはエンジンルーム4が配設されている。また、車体2の前部にはブーム5が取着されている。このブーム5はブーム用アクチュエータ38(以下、作業機アクチュエータ38と言う。)の駆動により上下に作動可能となっている。
ブーム5の先端にはアーム6が取着されている。このアーム6はアームシリンダ38aの駆動により掘削・ダンプの作動が可能となっている。このアーム6の先端にはバケット7が取着されている。このバケット7はバケットシリンダ38bの駆動により掘削・ダンプの作動が可能となっている。
図6に示すように、車体2の前後方向に対して横置きにエンジン10を載置している。この油圧ショベルの冷却装置はエンジンルーム4内に、エンジン10に装着された冷却ファン11の前方側にエンジンの冷却水を冷却するラジエータ20,作動油を冷却する作動油クーラ21を直列に配置している。
このエンジン10は油圧ポンプ31を駆動している。また、エンジンにはエアを吸い込むためのエアクリーナ16,エア管路17,ターボチャージャ15等が搭載されている。
前記冷却フアン11で送られる風を車外に出すためにエンジンルーム4は密閉状態にはできない。冷却フアン音は低周波(約200Hz〜500Hz))の騒音が高く、エンジン音は中〜高周波(約1000Hz以上)の騒音が高い。
したがって、エンジンルーム4内の低周波〜高周波の騒音が車外に出ることになる。
【0003】
ところで、従来の油圧ショベル等の建設機械は、ブーム下げ停止や旋回停止のように大きな慣性力に打ち勝ってアクチュエータをコントロールする場合には、その戻り油を方向切換弁で絞る必要があるので方向切換弁を通過するときの発熱により作動油温が上昇するとの問題がある。
【0004】
建設機械の冷却装置の先行技術として、例えば、実公平6−25637号公報によれば、エンジン室内にエンジン、エンジン冷却用ラジエータおよび別に設けた電動ファンで冷却される水冷のインタクーラ冷却用ラジエータを配置し、水冷インタクーラに流れる冷却水の水量を制御してエンジンへ供給される吸気温度を最適に制御するようにしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の図6に示す冷却装置の配置では、ラジエータ20,および作動油クーラ21を冷却する冷却フアン11の駆動をエンジン10により行うため、また前述の如くエンジンルーム4内を密閉状態にできないのでエンジン騒音、冷却フアン騒音が車外に出るため騒音大との問題がある。
【0006】
また、油圧ショベルの旋回および作業機の各アクチュエータから排出される戻り油の全量を方向切換弁で絞ることによる発熱を防止し、その油圧エネルギーを再生利用して他の油圧機器等を駆動することによる効率を向上する必要がある。
【0007】
また、上記の実公平6−25637号公報に記載された先行技術は、エンジンルーム内にエンジンと各種熱交換器とを収納したため、エンジンルーム内の温度が上昇して熱交換器の効率を低下させるという問題がある。
【0008】
本発明は上記の問題点に着目してなされたもので、ラジエータ、作動油クーラおよび冷却フアン等をエンジンに対して別置にして水温および油温のオーバヒートしない範囲内で密閉状態とすることにより冷却フアンの低周波音の低減をすると共に、この冷却フアンは旋回および作業機の各アクチュエータから排出される油圧エネルギーを再生利用して駆動するようにした建設機械の冷却装置を提供することを目的とする。
【0009】
上記の目的を達成するために、本発明に係る建設機械の冷却装置の第1発明は、車体のエンジンルーム内に配設されるエンジンと、エンジンにより駆動される第1の油圧ポンプ及び第2の油圧ポンプと、第1の油圧ポンプから吐出される圧油を旋回および作業機のアクチュエータへ供給する方向切換弁と、前記エンジンの冷却水を冷却するラジエータと、旋回および作業機のアクチュエータの作動油を冷却する作動油クーラと、このラジエータおよび作動油クーラを冷却する冷却フアンを第2の油圧ポンプからの圧油により駆動する駆動源とを備えた建設機械の冷却装置において、前記ラジエータ、前記作動油クーラ、前記冷却フアンおよび前記冷却フアンを駆動する駆動源は前記エンジンに対して別置きし、かつ、前記冷却ファンを駆動する駆動源は、第2の油圧ポンプからの圧油と、前記旋回および/あるいは作業機のアクチュエータからの戻り油とを合流して駆動され油圧エネルギーを再生利用する構成としたものである。
上記構成によれば、ラジエータ20、作動油クーラ21、冷却フアン46および冷却フアンを駆動する駆動源をエンジンと別置にして、冷却フアン46によりラジエータ20と作動油クーラ21を冷却するようにした。
また、冷却フアン46を駆動する駆動源は、第2の油圧ポンプからの圧油と、前記旋回および/あるいは作業機のアクチュエータからの戻り油とを合流して駆動されるので、油圧エネルギーを再生利用することができる。
さらに、旋回および/あるいは作業機のアクチュエータ35,38からの戻り油により駆動源を駆動する場合には、従来の方向切換弁を介してタンクへドレーンする構造に比して戻り油の発熱を防止することができる。
さらにまた、従来はエンジンで駆動するために必要であった冷却フアンの消費馬力は不必要となりエンジンの駆動効率が向上する。
したがって、従来のようにエンジンルーム内で低周波のフアン音と、中〜高周波のエンジン音が混在して騒音大となっていた構造に比して、ラジエータ、作動油クーラおよび冷却フアンをエンジンに対して別置にしたので冷却フアン音は騒音低減が可能となり、車外に出る騒音の全体も低減することができる。
また、油圧エネルギーを再生利用することにより無駄な油のドレーンによる発熱を防止し油圧機器の耐久性が向上する。
【0010】
第2発明は、車体のエンジンルーム内に配設されるエンジンと、エンジンにより駆動される油圧ポンプと、油圧ポンプから吐出される圧油を旋回および作業機のアクチュエータへ供給する方向切換弁と、前記エンジンの冷却水を冷却するラジエータと、旋回および作業機のアクチュエータの作動油を冷却する作動油クーラと、このラジエータおよび作動油クーラを冷却する冷却フアンを前記油圧ポンプからの圧油により駆動する駆動源とを備えた建設機械の冷却装置において、前記ラジエータ、前記作動油クーラ、前記冷却フアンおよび前記冷却フアンを駆動する駆動源は前記エンジンに対して別置きし、かつ、前記冷却ファンを駆動する駆動源は、油圧ポンプからの圧油と、前記旋回および/あるいは作業機のアクチュエータからの戻り油とを合流して駆動され油圧エネルギーを再生利用する構成としている。
【0011】
第3発明は、車体のエンジンルーム内に配設されるエンジンと、エンジンにより駆動される油圧ポンプと、油圧ポンプから吐出される圧油を旋回および作業機のアクチュエータへ供給する方向切換弁と、前記エンジンの冷却水を冷却するラジエータと、旋回および作業機のアクチュエータの作動油を冷却する作動油クーラと、このラジエータおよび作動油クーラを冷却する冷却フアンを駆動する駆動源とを備えた建設機械の冷却装置において、前記旋回および/あるいは作業機のアクチュエータ35,38からの戻り油により冷却フアン46を駆動する駆動源と、前記旋回アクチュエータ35の駆動管路内に発生する油圧を検知する第1検知手段49a,49bと、前記作業機アクチュエータ38の駆動管路内に発生する油圧を検知する第2検知手段49c,49dとを有し、これらの第1検知手段49a,49bおよび第2検知手段49c,49dからの信号を受けて、予め記憶されている油圧とフアン回転数との関数に応じて冷却フアン46の回転数を制御するように駆動源に指令を出力するコントローラ50を備えた構成としたものである。
上記構成によれば、旋回用アクチュエータ35の駆動管路の油圧および作業機アクチュエータ38の駆動管路の油圧に応じて駆動源45を可変駆動して冷却フアン回転数を増減制御することができる。
これにより、旋回および作業機のアクチュエータ35,38に加わる負荷が軽負荷のときは油圧は低いので、これに対応する冷却フアンの回転数を低くすれば冷却フアンの騒音を低くすることができる。
したがって、従来のようにエンジンの一定回転で駆動される冷却フアンの騒音に比して、本発明の構成によれば旋回および作業機のアクチュエータに加わる負荷に応じて冷却フアンの回転数が制御されるので冷却フアンの騒音を低減すると共に、冷却フアンの駆動の効率を向上することができる。
【0012】
第4発明は、第1乃至第3発明のうちのいずれかに記載される構成において、前記ラジエータの水温を検知する水温検知手段と、前記作動油クーラの油温を検知する油温検知手段とを有し、これらの水温検知手段および油温検知手段からの信号を受けて、予め記憶されている水温および油温と冷却フアン回転数との関数に応じて冷却フアンの回転数を制御するように駆動源に指令を出力するコントローラを備えた構成としている。
上記構成によれば、ラジエータ20の水温および作動油クーラ21の油温に応じて駆動源45を可変駆動して冷却フアン回転数を増減制御することができる。
これにより、旋回および作業機のアクチュエータ35,38に加わる負荷が軽負荷のときは水温および油温は低いので、これに対応して冷却フアンの回転数を低くすれば冷却フアンの騒音を低くすることができる。
したがって、冷却フアンの騒音を低減すると共に、冷却フアンの駆動の効率を向上することができる。
【0013】
また第5発明は、第1乃至第3発明のうちのいずれかに記載される構成において、前記旋回および作業機のアクチュエータが停止しているときは、エンジンで駆動される油圧ポンプから吐出する圧油により前記駆動源を駆動して冷却フアンを回転駆動する構成としたものである。
上記構成によれば、建設機械が作業待ちで停車しているときでもエンジン30で駆動される油圧ポンプ31,33の吐出する圧油によって駆動源45を駆動して冷却フアン46を回転駆動させることができる。
したがって、建設機械が停車しているときでもラジエータおよび作動油クーラを冷却することができる。
また第6発明は、第1乃至第3発明のうちのいずれかに記載される構成において、前記駆動源は、前記旋回および/あるいは作業機のアクチュエータ35,38からの戻り油により冷却フアン46を駆動する油圧モータ45、あるいは、前記旋回および/あるいは作業機のアクチュエータ35,38からの戻り油により油圧駆動装置60を介して駆動される給電器61からの出力電圧によって駆動する電気モータ63からなる構成としたものである。
上記構成によれば、機種やアクチュエータの油圧回路の形態に応じて油圧モータ45あるいは電気モータ63を選択できるようにしたので建設機械の冷却装置として有用である。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係る建設機械の冷却装置の一実施例を図1乃至図4により説明する。尚、図5,図6と同一符号を付したものは同一であり、図5,図6を参照して説明する。
先ず、図4に示すように、車体2の後方にはエンジンルーム4を設けている。
このエンジンルーム4内にはエンジン10(後述する実施例ではエンジン30として説明する。)が配設されている。エンジン10は図6で説明したものと同一であるが図は省略してある。
このエンジンルーム4の横に専用冷却ルーム4aが設けている。この専用冷却ルーム4a内にラジエータ20および作動油クーラ21が配設されている。
図では専用冷却ルーム4aを設けているが、この例以外にエンジンルーム4内にラジエータ20および作動油クーラ21を別置にするようにしても良い。
ラジエータ20は水管路23,24を介してエンジン10,水ポンプ12と接続している。冷却フアン46は駆動源45,63により回転駆動される。
このように、エンジンとは別置に専用冷却ルーム4a内にラジエータ20、作動油クーラ21、冷却フアン46、駆動源45,63を配設している。
この駆動源は、例えば、図1に示すように油圧モータ45を固定ポンプにして、この固定ポンプに供給する前記戻り油の流量を制御する比例電磁式制御弁40fを備えて固定ポンプの回転を可変駆動するようにしても良い。
また、油圧モータ45を可変モータにして、この可変モータの斜板角を制御するようにしても良い。
さらに、図2に示すように油圧駆動装置60を介して駆動される給電器61からの出力電圧によって駆動する電気モータ63にしても良い。
これらの駆動源および制御回路については図1乃至図3により詳細説明する。
【0015】
本発明に係る建設機械の冷却装置の第1実施例を図1により説明する。
エンジン30は主油圧ポンプ31および副油圧ポンプ33を駆動している。
この主油圧ポンプ31は管路32を介して第1方向切換弁50と接続している。この第1方向切換弁50の下流側の管路34a,34bを介して旋回アクチュエータ35と接続している。この第1方向切換弁50の操作部50aにコントローラ50からの指令信号i01が入力される。同弁50の操作部50bにコントローラ50からの指令信号i02が入力される。
前記主油圧ポンプ31は管路32から分岐する管路32aを介して第2方向切換弁51と接続している。この第2方向切換弁51の下流側の管路37a,37bを介して作業機アクチュエータ35と接続している。この第2方向切換弁51の操作部51aにコントローラ50からの指令信号i03が入力される。同弁51の操作部51bにコントローラ50からの指令信号i04が入力される。
【0016】
第1方向切換弁50の下流側の管路34bは分岐する管路34eを介して第1開閉弁40aと接続している。この第1開閉弁40aは開位置aと閉位置bの2位置を有し、コントローラ50からの指令信号i05により開位置aに作動する。この第1開閉弁40aは逆止弁41aから管路42を通って逆止弁41dから管路43を介して比例電磁式制御弁40fと接続している。
第1方向切換弁50の下流側の管路34aは分岐する管路34fを介して第2開閉弁40bと接続している。この第2開閉弁40bは開位置aと閉位置bの2位置を有し、コントローラ50からの指令信号i06により開位置aに作動する。
この第2開閉弁40bは逆止弁41bから管路42を通って逆止弁41dから管路43を介して比例電磁式制御弁40fと接続している。
第2方向切換弁51の下流側の管路37bは分岐する管路37eを介して第3開閉弁40cと接続している。この第3開閉弁40cは開位置aと閉位置bの2位置を有し、コントローラ50からの指令信号i07により開位置aに作動する。
この第3開閉弁40cは逆止弁41cから管路42を通って逆止弁41dから管路43を介して比例電磁式制御弁40fと接続している。
前記主油圧ポンプ31は管路32から分岐する管路32aを介して第4開閉弁40dと接続している。この第4開閉弁40dは開位置aと閉位置bの2位置を有し、コントローラ50からの指令信号i08により開位置aに作動する。
この第4開閉弁40dは逆止弁41fから管路43を介して比例電磁式制御弁40fと接続している。
【0017】
前記副油圧ポンプ33は管路33aから逆止弁41eを通って管路43を介して比例電磁式制御弁40fと接続している。
同ポンプ33は管路33bを介して第5開閉弁40eと接続している。この第5開閉弁40eは開位置aと閉位置bの2位置を有し、コントローラ50からの指令信号i09により開位置aに作動する。
前記比例電磁式制御弁40fは開位置aと閉位置bの2位置を有し、コントローラ50からの指令信号i10により開位置aに作動する。
同弁40fは管路44を介して油圧モータ45(以下、駆動源45と言う。)と接続している。この駆動源45は冷却フアン46と連結している。この駆動源45の回転駆動により冷却フアン46が回転する。この冷却フアン46の回転によりラジエータ20および作動油クーラ21へ冷却風が送られるようになっている。このラジエータ20には水温を検知する水温センサ20a(以下、水温検知手段20aと言う。)が取着されている。この水温検知手段20aから水温を検知した信号をコントローラ50に入力している。
作動油クーラ21aには油温を検知する油温センサ21aが(以下、油温検知手段21aと言う。)が取着されている。この油温検知手段21aから油温を検知した信号をコントローラ50に入力している。
【0018】
前記第1方向切換弁50の下流側の管路34aは分岐する管路34cを介して油圧センサ49a(以下、第1検知手段49aと言う。)と接続している。
この第1検知手段49a油圧を検知した信号をコントローラ50に入力している。同弁50の下流側の管路34bは分岐する管路34dを介して油圧センサ49b(以下、第1検知手段49bと言う。)と接続している。
この第1検知手段49bから油圧を検知した信号をコントローラ50に入力している。前記第2方向切換弁51の下流側の管路37bは分岐する管路37cを介して油圧センサ49c(以下、第2検知手段49cと言う。)と接続している。この第2検知手段49cから油圧を検知した信号をコントローラ50に入力している。同弁51の下流側の管路37aは分岐する管路37dを介して油圧センサ49d(以下、第2検知手段49dと言う。)と接続している。この第2検知手段49dから油圧を検知した信号をコントローラ50に入力している。
前記主油圧ポンプ32の吐出管路32は分岐管路32bを介して油圧センサ49e(以下、第5検知手段49eと言う。)と接続している。この第5検知手段49eから油圧を検知した信号をコントローラ50に入力している。
前記比例電磁式制御弁40fの上流側の管路43は分岐する管路43aを介して油圧センサ49f(以下、第6検知手段49fと言う。)と接続している。この第6検知手段49fから油圧を検知した信号をコントローラ50に入力している。
【0019】
次に、前記第1および第2方向切換弁50,51の切換えについて説明する。
ポテンショメータ54は電気レバー52の操作変位に対応する電圧信号V1 を発生し、この電圧信号V1 をコントローラ50に出力する。このコントローラ50は電圧信号V1 に基づき第1方向切換弁50の操作部50a,50bへの指令信号i01, i02を演算し、これらの指令信号i01, i02はコントローラ50に内蔵される増幅器によって増幅される。
例えば、電気レバー52を左旋回側に操作したときは、コントローラ50から指令信号i01が同弁50の操作部50aに作用する。このため、同弁50はa位置に切換わり、主油圧ポンプ31から吐出される圧油は管路32から同弁50のa位置を通って管路34bを介して旋回アクチュエータ35に流入する。
これにより、旋回アクチュエータ35は左回転し車体2を左旋回せしめる。
同レバー52を右旋回側に操作したときは、コントローラ50から指令信号i02が同弁50の操作部50bに作用する。このため、同弁50はb位置に切換わり、主油圧ポンプ31から吐出される圧油は管路32から同弁50のb位置を通って管路34aを介して旋回アクチュエータ35に流入する。
これにより、旋回アクチュエータ35は右回転し車体2を右旋回せしめる。
【0020】
ポテンショメータ53は電気レバー51の操作変位に対応する電圧信号V1 を発生し、この電圧信号V1 をコントローラ50に出力する。このコントローラ50は電圧信号V1 に基づき第2方向切換弁51の操作部51a,51bへの指令信号i03, i04を演算し、これらの指令信号i03, i04はコントローラ50に内蔵される増幅器によって増幅される。
例えば、電気レバー51 をブーム上げ側に操作したときは、コントローラ50から指令信号i03が同弁51の操作部51aに作用する。このため、同弁51はa位置に切換わり、主油圧ポンプ31から吐出される圧油は管路32から分岐管路32aを介して同弁51のa位置を通って管路37bから作業機アクチュエータ38のボトム室bに流入する。これにより、作業機アクチュエータ38は伸長駆動し図5に示すブーム5を上げ作動せしめる。
同レバー52をブーム下げ側に操作したときは、コントローラ50から指令信号i04が同弁51の操作部51bに作用する。このため、同弁51はb位置に切換わり、主油圧ポンプ31から吐出される圧油は管路32から分岐管路32aを介して同弁51のb位置を通って管路37aをから作業機アクチュエータ38のヘッド室aに流入する。これにより、作業機アクチュエータ38は短縮駆動し図5に示すブーム5を下げ作動せしめる。
【0021】
次に、本発明の建設機械の冷却装置の第1実施例の図1,図4の作動について説明する。
先ず、図4に示すように、エンジンルーム4外の冷却専用ルーム4a内にラジエータ20と作動油クーラ21を別置して、冷却フアン46によりラジエータ20と作動油クーラ21を冷却するようにしたので、冷却専用ルーム4aは水温および油温のオーバヒートしない範囲内で密閉状態にすることができる。
これにより、従来のようにエンジンルーム内で低周波のフアン音と、中〜高周波のエンジン音が混在して騒音大となっていた構造に比して冷却フアン音は騒音低減が可能となり、車外に出る騒音の全体も低減することができる。
【0022】
図1に示す制御回路によれば、旋回アクチュエータ35と作業機アクチュエータ38を単独あるいは同時操作しているときは、第1検知手段49a,49b,および第2検知手段49c,49dから油圧を検知した信号がコントローラ50に入力される。この第1検知手段49a,49b,および第2検知手段49c,49dからの信号を受けて、コントローラ50から第1開閉弁40a,第2開閉弁40bおよび第3開閉弁40cに指令信号i05, i06, i07 が出力され、それぞれ開位置aとなる。
このため、旋回アクチュエータ35および作業機アクチュエータ38から排出される戻り油は第1開閉弁40a,第2開閉弁40bおよび第3開閉弁40cから逆止弁41a,41b,41cを通って管路42に流入する。
これと同時に、コントローラ50から比例電磁式制御弁40fに指令信号i10が出力され、同弁40fは開位置aとなっている。
これにより、管路42に流入した戻り油は逆止弁41dを通って同弁40fの開位置aから管路44を介して駆動源45に流入する。
この駆動源45が駆動することにより冷却フアン46が回転し、ラジエータ20および作動油クーラ21を冷却することができる。
このような構成となっており、冷却フアン46を駆動する駆動源45は旋回および作業機のアクチュエータ35,38からの戻り油により駆動されるので油圧エネルギーを再生利用することができる。
また、旋回および作業機のアクチュエータ35,38からの戻り油により駆動源45を駆動するようにしたので、従来の方向切換弁を介してタンクへドレーンする構造に比して無駄な油のドレーンによる発熱を防止し油圧機器の耐久性が向上する。
さらに、従来はエンジンで駆動するために必要であった冷却フアンの消費馬力は不必要となりエンジンの駆動効率が向上する。
【0023】
また、図1に示す制御回路によれば、ラジエータ20の水温を検知する水温検知手段20a,および作動油クーラ21の油温を検知する油温検知手段21aを備えている。この水温検知手段20aから水温を検知した信号、および油温検知手段21aから油温を検知した信号がコントローラ50に入力している。
このラジエータ20の水温および作動油クーラ21の油温に応じて、コントローラ50に予め記憶されている水温および油温と冷却フアン回転数との関数に応じて比例電磁式制御弁40fの開口量を調整し冷却フアン46の回転数を制御する。例えば、コントローラ50はラジエータ20の水温が所定値以下となり、水温がオーバクールとなったときは比例電磁式制御弁40fの開口量を調整し冷却フアン46の回転数を低下させる指令を出力するようになっている。
また、旋回および作業機のアクチュエータ35,38に加わる負荷が軽負荷のときは水温および油温は低いので、この水温および油温に対応して冷却フアンの回転数を低くすれば冷却フアンの騒音を低くすることができると共に、冷却フアンの駆動の効率を向上することができる。
【0024】
さらに、図1に示す制御回路によれば、旋回用アクチュエータ35の駆動管路の油圧および作業機のアクチュエータ38の駆動管路の油圧に応じて比例電磁式制御弁40fの開口量を調整して駆動源45を駆動し冷却フアン回転数を制御するようになっている。
これにより、旋回および作業機のアクチュエータ35,38に加わる負荷が軽負荷のときは油圧は低いので、この油圧に対応して冷却フアンの回転数を低くすれば冷却フアンの騒音を低くすることができる。
このように、従来のようにエンジンの一定回転で駆動される冷却フアンの騒音に比して、本発明の構成によれば旋回および作業機のアクチュエータ35,38に加わる負荷に応じて油圧が変化するので、この油圧に応じて冷却フアンの回転数が制御されるので冷却フアンの騒音を低減すると共に、冷却フアンの駆動の効率を向上することができる。
【0025】
ここで、比例電磁式制御弁40fの作動について説明する。
前記旋回および作業機のアクチュエータ35,38の駆動中、あるいは、旋回および作業機のアクチュエータ35,38の駆動停止中でもエンジンにより主油圧ポンプ31および副油圧ポンプ33が駆動されているときは、コントローラ50から指令信号i10が比例電磁式制御弁40fに出力され、同弁40fは開位置aとなっている。
この主油圧ポンプ31および副油圧ポンプ33が駆動中であるか否かをコントローラが演算するようになっており、主油圧ポンプ31および副油圧ポンプ33から吐出されて管路32,32b,43a内で発生する油圧は油圧センサ49e,49fで検知され、コントローラ50へ油圧信号を入力している。
この油圧信号をコントローラ50が受けて、その油圧が所定値以上であるときは主油圧ポンプ31および副油圧ポンプ33が駆動中であるとコントローラ50が判定し、前述のようにコントローラ50から指令信号i10が比例電磁式制御弁40fに出力され、同弁40fは開位置aとなる。
【0026】
そして、図1に示す制御回路によれば、旋回および作業機のアクチュエータ35,38の駆動を停止しているときは、第1検知手段49a,49b,および第2検知手段49c,49dからの油圧信号はコントローラ50に入力されない。これにより、コントローラ50からの指令信号i05, i06, i07は出力されず、前記第1開閉弁40a,第2開閉弁40bおよび第3開閉弁40cは、いずれも閉位置bとなる。
これと同時に、前述のように油圧センサ49e,49fからの油圧信号を受けて、主油圧ポンプ31および副油圧ポンプ33が駆動中であるとコントローラ50が判定したときは、指令信号i08が第4開閉弁40dに出力され、同弁40dは開位置aとなる。また指令信号i10が比例電磁式制御弁40fに出力され、同弁40fは開位置aとなる。
したがって、旋回および作業機のアクチュエータ35,38の駆動を停止しているときは、主油圧ポンプ31から吐出される圧油は管路32から分岐管路32aを通って第4開閉弁40dの開位置aから逆止弁41fを介して管路43に流入する。これと同時に、副油圧ポンプ33から吐出される圧油は管路33aから逆止弁41eを通って管路43に流入する。
この主油圧ポンプ31から吐出される圧油と副油圧ポンプ33から吐出される圧油は管路43で合流し、比例電磁式制御弁40fの開位置aから管路44を介して駆動源45に流入する。
これにより、この駆動源45が駆動することにより冷却フアン46が回転し、ラジエータ20および作動油クーラ21を冷却することができる。
この副油圧ポンプ33の吐出管路33aから分岐する管路33bに設けた第5開閉弁40eの作動について説明する。ラジエータ20の水温が所定値以下となったときにコントローラ50から指令信号i09が出力され、同弁40eは開位置aとなる。
このため、副油圧ポンプ33から吐出される圧油は管路33bから同弁40eの開位置aを通ってタンクへドレーンされる。
これにより、主油圧ポンプ31から吐出される圧油のみで駆動源45駆動することにより冷却フアン46が回転し、ラジエータ20および作動油クーラ21を冷却することができる。
【0027】
次に、本発明の建設機械の冷却装置の第2実施例を説明する。
尚、第2実施例は冷却フアンの回転駆動を電気回路を用いたものであり、その他の基本制御回路は第1実施例の図1と同一であり、図2では省略してあるが図1,図2を参照して説明する。
図1に示す比例電磁式制御弁40fは図2に示す管路44を介して給電器61(オルタネータとも言う。)を駆動する油圧駆動装置60と接続している。
この油圧駆動装置60は、油圧モータ、油圧モータの出力軸に噛合うピニオン、ギャおよび駆動軸等からなっている。油圧モータの回転駆動を駆動軸に伝達し、この駆動軸により給電器61が駆動される。
この油圧駆動装置60により駆動される給電器61はバッテリ64と電圧変換器62とを並列に接続し、電圧変換器62を介して電気モータ63と接続している。この電気モータ63に冷却フアン46が連結している。20はラジエータ、21は作動油クーラである。
【0028】
第2実施例の図2の作動について説明する。
図1に示す旋回および作業機のアクチュエータ35,38が駆動中は、そのアクチュエータ35,38からの戻り油は比例電磁式制御弁40fから管路44を介して油圧駆動装置60に流入する。この油圧駆動装置60により給電器61が駆動して発電される。
また、旋回および作業機のアクチュエータ35,38が駆動停止してもエンジン30が駆動中は主油圧ポンプ31および副油圧ポンプ33から吐出される圧油は比例電磁式制御弁40fから管路44を介して油圧駆動装置60に流入する。
この油圧駆動装置60により給電器61が駆動して発電される。
このようになっており、図1に示すラジエータ20の水温、作動油クーラ21の油温、あるいは、第1検知手段49a,49bで検知される旋回アクチュエータ35の油圧、第2検知手段49c,49dで検知される作業機アクチュエータ38の油圧の各信号を受けて、コントローラ50は予め記憶されている水温、油温および油圧と冷却フアン回転数との関数に応じて電気モータ63の速度指令値i1,i2,i3 ……を演算し指令出力する。
このコントローラ50からの指令値i1,i2,i3 ……は電圧変換器62に出力される。電圧変換器62は電気モータ63を回転させる速度指令値i1,i2,i3 ……に対応するように給電器61の出力電圧Vをオン−オフ(スイッチング)する。このスイッチングした電圧を電圧変換器62に内蔵されるコンデンサ等で平滑化して直流電圧を得る。電圧変換器62は直流電圧値が前記コントローラ50からの速度指令値i1,i2,i3 ……に比例するようにスイッチングするオン時間を制御し直流電圧を出力する。この出力電圧を電気モータ63に印加して所定の回転速度に制御するようになっている。
【0029】
例えば、ラジエータ20の水温が所定値以下となり、水温がオーバクールとなったときはコントローラ50から電気モータ63の回転速度を低下させる速度指令値i5 が出力される。この速度指令値i5 に対応するように給電器61の出力電圧Vをオン−オフ(スイッチング)して、スイッチングした電圧を電圧変換器62に内蔵されるコンデンサ等で平滑化して直流電圧を得る。電圧変換器62は直流電圧値が前記コントローラ50からの速度指令値i5 に比例するようにスイッチングするオン時間を制御し直流電圧を出力する。この出力電圧を電気モータ63に印加して回転速度を低下してラジエータ20の水温がオーバクールとならないように制御が可能としてある。
【0030】
また、旋回および作業機のアクチュエータ35,38の駆動中の油圧が低いときは軽負荷である。その軽負荷の油圧が一定時間続いたときは、この油圧信号を受けて、コントローラ50は予め記憶されている油圧と冷却フアン回転数との関数に応じて電気モータ63の速度指令値i6 を演算し指令出力する。
この速度指令値i6 に対応するように給電器61の出力電圧Vをオン−オフ(スイッチング)して、スイッチングした電圧を電圧変換器62に内蔵されるコンデンサ等で平滑化して直流電圧を得る。電圧変換器62は直流電圧値が前記コントローラ50からの速度指令値i6 に比例するようにスイッチングするオン時間を制御し直流電圧を出力する。この出力電圧を電気モータ63に印加して回転速度を低下させる制御が可能としてある。
このように、図2の制御回路によれば、各水温、油温および油圧信号を受けてコントローラで電気モータ63への速度指令値i1,i2,i3 ……を演算し、この速度指令値i1,i2,i3 ……により電気モータ63を回転駆動させることにより、冷却フアンの回転数の増減が自動的に行うことが可能となる。
したがって、第1実施例と同様に冷却フアン46を駆動する電気モータ63は旋回および作業機のアクチュエータ35,38からの戻り油を再生利用して油圧駆動装置60を駆動し、同装置60により給電器61が発電されるので油圧エネルギーを再生利用することができる。
また、旋回および作業機のアクチュエータ35,38からの戻り油を油圧駆動装置60に直接流入するようにしたので、従来の方向切換弁を介してタンクへドレーンする構造に比して無駄な油のドレーンによる発熱を防止し油圧機器の耐久性が向上する。
さらに、従来はエンジンで駆動するために必要であった冷却フアンの消費馬力は不必要となりエンジンの駆動効率が向上する。
そして、コントローラからの速度指令値によって電気モータ63を回転駆動させるようにしたので、冷却フアンの駆動効率が向上すると共に、従来のエンジンの一定回転速度で駆動される冷却フアンの騒音に比して、第2実施例の制御回路により冷却フアンの回転速度を各水温、油温および油圧に対応して制御されるので冷却フアン騒音を低くすることができる。
【0031】
次に、本発明の建設機械の冷却装置の第3実施例を説明する。
尚、第3実施例は第1実施例の副油圧ポンプを廃止し、主油圧ポンプの吐出する圧油により駆動源が駆動するようにしたものである。これ以外の基本制御回路は第1実施例の図1と同一であり、図3では省略してあるが図1,図3を参照して説明する。
先ず、第1実施例と異なる部分について説明する。エンジン30により駆動される主油圧ポンプ31は、管路32から分岐する管路32cを通って逆止弁41gから管路43を介して比例電磁式制御弁40fと接続している。
この管路43には図1に示す旋回および作業機のアクチュエータ35,38の戻り油と、前記主油圧ポンプ31の吐出する圧油が合流するようになっている。
比例電磁式制御弁40fは管路44を介して冷却フアン46を駆動する駆動源45と接続している。この管路44から分岐する管路44aに油圧センサ49gが設けられている。この油圧センサ49gから検知される油圧信号はコントローラ50に入力されている。これ以外は図1と同じであり説明は省略する。
【0032】
次に、第3実施例の図3の作動を説明する。
この第3実施例は図1に示す副油圧ポンプ33を廃止している。図1に示す、旋回および作業機のアクチュエータ35,38が駆動停止しても主油圧ポンプ31から吐出する圧油により駆動源45を駆動して冷却フアン46を回転駆動するものである。油圧センサ49f,49gから検知される油圧信号をコントローラ50が受けて、比例電磁式制御弁40fに指令信号i10を出力し、同弁40fを開位置aに制御するようになっている。
この制御回路によれば、小型の建設機械でラジエータ20,作動油クーラ21の熱交換器が小型の場合は主油圧ポンプ31が1つでも駆動源45を駆動して冷却フアン46を回転駆動することができる。
第1実施例と同様に、旋回および作業機のアクチュエータ35,38からの戻り油により駆動源45を駆動することができるので、油圧エネルギーの再生利用が可能である。
【0033】
本願発明は、旋回および作業機のアクチュエータからの戻り油を従来はタンクへドレーンしていたものを、再生利用してラジエータや作動油クーラ等の熱交換器を冷却する冷却フアンの駆動源を駆動するようにして油圧エネルギーを再生利用するものである。これにより、ラジエータや作動油クーラ等の熱交換器をエンジンに対して別置にして冷却フアンの回転速度も水温、油温および油圧に対応して制御されるようにしたので冷却フアンの効率が向上すると共に、冷却フアンの騒音を低減することが可能となる。
本願発明を油圧ショベルを一例として説明したが、これ以外のクレーン車等の建設機械に適用できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建設機械の冷却装置の第1実施例の制御回路図である。
【図2】同、第2実施例の制御回路図である。
【図3】同、第3実施例の制御回路図である。
【図4】同、ラジエータおよび作動油クーラ等を冷却専用ルーム内に別置した説明図である。
【図5】油圧ショベルの側面図である。
【図6】従来のエンジンルーム内にラジエータおよび作動油クーラ等を配置した説明図である。
【符号の説明】
4 エンジンルーム
4a 冷却フアン専用ルーム
20 ラジエータ
20a 水温センサ(水温検知手段)
21 作動油クーラ
21a 油温センサ(油温検知手段)
10,30 エンジン
31 主油圧ポンプ
33 副油圧ポンプ
35 旋回アクチュエータ
38 作業機アクチュエータ
40f 比例電磁式制御弁
45 油圧モータ(駆動源)
46 冷却フアン
49a,49b 油圧センサ(第1検知手段)
49c,49d 油圧センサ(第2検知手段)
50 コントローラ
60 油圧駆動装置
61 給電器
62 電圧変換器
63 電気モータ(駆動源)

Claims (6)

  1. 車体のエンジンルーム内に配設されるエンジンと、
    エンジンにより駆動される第1の油圧ポンプ及び第2の油圧ポンプと、
    第1の油圧ポンプから吐出される圧油を旋回および作業機のアクチュエータへ供給する方向切換弁と、
    前記エンジンの冷却水を冷却するラジエータと、
    旋回および作業機のアクチュエータの作動油を冷却する作動油クーラと、
    このラジエータおよび作動油クーラを冷却する冷却フアンを第2の油圧ポンプからの圧油により駆動する駆動源とを備えた建設機械の冷却装置において、
    前記ラジエータ、前記作動油クーラ、前記冷却フアンおよび前記冷却フアンを駆動する駆動源は前記エンジンに対して別置きし、かつ、
    前記冷却ファンを駆動する駆動源は、第2の油圧ポンプからの圧油と、前記旋回および/あるいは作業機のアクチュエータからの戻り油とを合流して駆動され油圧エネルギーを再生利用することを特徴とする建設機械の冷却装置。
  2. 車体のエンジンルーム内に配設されるエンジンと、
    エンジンにより駆動される油圧ポンプと、
    油圧ポンプから吐出される圧油を旋回および作業機のアクチュエータへ供給する方向切換弁と、
    前記エンジンの冷却水を冷却するラジエータと、
    旋回および作業機のアクチュエータの作動油を冷却する作動油クーラと、
    このラジエータおよび作動油クーラを冷却する冷却フアンを前記油圧ポンプからの圧油により駆動する駆動源とを備えた建設機械の冷却装置において、
    前記ラジエータ、前記作動油クーラ、前記冷却フアンおよび前記冷却フアンを駆動する駆動源は前記エンジンに対して別置きし、
    かつ、前記冷却ファンを駆動する駆動源は、油圧ポンプからの圧油と、前記旋回および/あるいは作業機のアクチュエータからの戻り油とを合流して駆動され油圧エネルギーを再生利用することを特徴とする建設機械の冷却装置。
  3. 車体のエンジンルーム内に配設されるエンジンと、
    エンジンにより駆動される油圧ポンプと、
    油圧ポンプから吐出される圧油を旋回および作業機のアクチュエータへ供給する方向切換弁と、
    前記エンジンの冷却水を冷却するラジエータと、
    旋回および作業機のアクチュエータの作動油を冷却する作動油クーラと、
    このラジエータおよび作動油クーラを冷却する冷却フアンを駆動する駆動源と
    を備えた建設機械の冷却装置において、
    前記旋回および/あるいは作業機のアクチュエータからの戻り油により冷却フアンを駆動する駆動源と、
    前記旋回アクチュエータの駆動管路内に発生する油圧を検知する第1検知手段と、
    前記作業機のアクチュエータの駆動管路内に発生する油圧を検知する第2検知手段とを有し、
    これらの第1検知手段および第2検知手段からの信号を受けて、予め記憶されている油圧とフアン回転数との関数に応じて冷却フアンの回転数を制御するように駆動源に指令を出力するコントローラを備えた
    ことを特徴とする建設機械の冷却装置。
  4. 請求項1乃至3のうちのいずれかに記載の建設機械の冷却装置において、
    前記ラジエータの水温を検知する水温検知手段と、
    前記作動油クーラの油温を検知する油温検知手段とを有し、
    これらの水温検知手段および油温検知手段からの信号を受けて、予め記憶されている水温および油温と冷却フアン回転数との関数に応じて冷却フアンの回転数を制御するように駆動源に指令を出力するコントローラを備えた
    ことを特徴とする建設機械の冷却装置。
  5. 請求項1乃至3のうちのいずれかに記載の建設機械の冷却装置において、
    前記旋回および作業機のアクチュエータが停止しているときは、
    エンジンで駆動される油圧ポンプから吐出する圧油により前記駆動源を駆動して冷却フアンを回転駆動する
    ようにしたことを特徴とする建設機械の冷却装置。
  6. 請求項1乃至3のうちのいずれかに記載の建設機械の冷却装置において、
    前記駆動源は、前記旋回および/あるいは作業機のアクチュエータからの戻り油により冷却フアンを駆動する油圧モータ、
    あるいは、前記旋回および/あるいは作業機のアクチュエータからの戻り油により油圧駆動装置を介して駆動される給電器からの出力電圧によって駆動する電気モータからなる
    ことを特徴とする建設機械の冷却装置。
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