JP2004224510A - ウインチのブレーキ装置およびクレーン - Google Patents

ウインチのブレーキ装置およびクレーン Download PDF

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JP2004224510A
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Akira Nakayama
中山  晃
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Sumitomo Heavy Industries Construction Crane Co Ltd
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Hitachi Sumitomo Heavy Industries Construction Crane Co Ltd
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Abstract

【課題】湿式多板式ブレーキのディスク部材の摩耗を抑制する。
【解決手段】複数のインナディスク12とアウタディスク13をブレーキケース11内に配置し、油圧ポンプ25からブレーキケース11内に冷却油を導いてディスク12,13を冷却する。ブレーキケース11の排油孔11cとオイルクーラ27の間に温度センサ42を設け、温度センサ42によりブレーキケース出口の油温θを検出する。フリーフォールスイッチ41がオン、かつ、油温検出値θが所定値θs以上のとき、コントローラ40はブレーキ装置10が摩耗開始状態にあると判定し、警報装置43から警報を出力する。これにより作業員はディスク12,13の高温状態を認識することができ、ブレーキ装置10の使用を中断する。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディスク部材の圧接によってウインチドラムの回転を制動するウインチのブレーキ装置およびクレーンに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のブレーキ装置として、湿式多板ブレーキ装置が知られている(例えば特許文献1参照)。これは回転可能に支持された複数の回転ディスクと回転不能に支持された複数の固定ディスクをブレーキケース内に軸方向移動可能に交互に配置し、これらディスク同士を圧接して回転ディスクにブレーキ力を作用させるものである。この種のブレーキ装置では、ディスクの摩擦熱を冷却するために、ブレーキケース内に冷却油を供給するようにしている。
【0003】
【特許文献1】
特許第3238853号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ディスクの温度は、ウインチドラムに作用する負荷やブレーキの使用頻度、使用状況等に応じて刻々と変化し、ディスクが高温の状態でブレーキを使用するおそれがある。ディスクが高温の状態で例えばバケットをフリーフォールし、バケット着地後、慣性力によるウインチドラムの回転を停止するためにブレーキを使用すると、ディスクが著しく摩耗し、ブレーキ寿命が大幅に低下する。
【0005】
本発明は、ディスクの摩耗を抑制し得るウインチのブレーキ装置およびクレーンを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明によるウインチのブレーキ装置は、ウインチドラムの回転に応じて回転する回転板およびこの回転板に並設された固定板を有するディスク部材と、回転板と固定板を圧接してウインチドラムの回転を制動する制動手段と、油圧源からディスク部材に冷却油を供給する冷却油供給手段と、少なくともディスク部材と熱交換した後の冷却油温に基づいてディスク部材の発熱状態を検出する発熱検出手段と、発熱検出手段の検出結果に基づいてディスク部材が摩耗しやすい状態(以下、摩耗限界状態)にあるか否かを判定する判定手段と、判定手段による判定結果を報知する報知手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明によるクレーンは上述したブレーキ装置を備える。
【0007】
【発明の実施の形態】
−第1の実施の形態−
以下、図1〜図3を参照して本発明によるブレーキ装置の第1の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るブレーキ装置を有するウインチの油圧回路図であり、図2はこのブレーキ装置を搭載したクレーンの側面図である。図2に示すように、クレーンは、走行体101と、走行体101上に搭載された旋回可能な旋回体102と、旋回体102に起伏可能に支持されたブーム103とを有する。旋回体102にはウインチドラム1が搭載され、ウインチドラム1の駆動によりワイヤロープ104が巻上げまたは巻下げられ、吊り荷(バケット等)106が昇降する。また、旋回体102には起伏ドラム107が搭載され、起伏ドラム107の駆動により起伏ロープ108が巻上げまたは巻下げられ、ブーム103が起伏される。
【0008】
図1に示すように、巻上ウインチは、ウインチドラム1と、ウインチドラム1を巻上または巻下駆動する油圧モータ2と、油圧モータ2に駆動圧油を供給する油圧ポンプ3と、油圧ポンプ3から油圧モータ2への圧油の流れを制御する方向制御弁4と、油圧モータ2の駆動力をウインチドラム1に伝達する遊星減速機構5と、ウインチドラム1の回転を制動する湿式多板式のブレーキ装置10とを有する。方向制御弁4は操作レバー6の操作に応じたパイロット圧により切り換えられる。
【0009】
油圧モータ2の出力軸2aは遊星減速機構5のサンギア51に連結されている。サンギア51にはプラネタリギア52が噛合され、プラネタリギア52にはウインチドラム1の内周面に設けられたリングギア53が噛合されている。プラネタリギア52はキャリア軸54により支持されている。
【0010】
キャリア軸54はブレーキケース11の側壁11aを貫通し、その先端には複数枚のインナディスク12がスプライン結合により軸方向に移動可能に係合されている。ブレーキケース11の内周面には複数枚のアウタディスク13がスプライン結合により軸方向に移動可能に係合されている。アウタディスク13とインナディスク12は軸方向に交互に配置され、ディスク12,13の軸方向両端部にはアウタディスク13が位置している。ディスク12,13の側方にはブレーキピストン14が配設され、ブレーキピストン14はブレーキケース11内を軸方向に摺動可能となっている。
【0011】
ブレーキピストン14は油圧シリンダ15のピストン16に結合され、ブレーキピストン14とブレーキケース11の間には、軸方向(図1のa方向)に付勢力を及ぼすばね17が介装されている。油圧シリンダ15のロッド室15aは、減圧弁21、電磁切換弁22を介して油圧ポンプ23に接続されている。減圧弁21は可変減圧弁であり、その減圧度はブレーキペダル24の踏み込み量に応じて変更される。すなわち、ペダル非操作時に減圧度は最小(2次圧は最大)であり、ペダルストロークの増加に伴い減圧度は増加(2次圧は減少)し、ペダル24を最大に踏み込み操作すると減圧度は最大(2次圧はタンク圧)になる。なお、図はブレーキペダル24を最大に踏み込んだ状態を示している。
【0012】
油室15aがタンク圧のとき、ピストン16はばね17の付勢力によって伸長する。これによってブレーキピストン14によりインナディスク12とアウタディスク13が押圧され、ディスク12,13間に圧接力が作用し、ブレーキ作動状態となる。一方、ロッド室15a内に最大2次圧が作用するとピストン16はばね17の付勢力に抗して縮退する。これによりディスク12,13間に作用する圧接力が除去され、ブレーキ解除状態となる。
【0013】
電磁切換弁22のソレノイドはフリーフォールスイッチ41に接続されている。フリーフォールスイッチ41は運転室での操作によって切り換えられる。フリーフォールスイッチ41がオンのとき、電磁切換弁22は図示のように位置ロに切り換えられ、油圧ポンプ23から減圧弁21へ圧油が供給される。フリーフォールスイッチ41がオフのとき、電磁切換弁22は位置イに切り換えられ、油圧ポンプ23から減圧弁21への圧油の供給が阻止される。
【0014】
ブレーキケース11には給油孔11bと排油孔11cが設けられている。給油孔11bは油圧ポンプ25に接続され、排油孔11cはフィルタ26、オイルクーラ27を介してタンクに接続されている。油圧ポンプ25が駆動すると給油孔11bを介してブレーキケース11内に冷却油が供給され、ブレーキケース11内を通過した後、排油孔11cから排出される。これによりディスク12,13と冷却油が熱交換し、ディスク12,13が冷却される。ケース11から排出された油はフィルタ26で濾過され、オイルクーラ27で冷却された後、タンクに戻される。なお、油圧ポンプ25はエンジンにより駆動され、エンジン回転数に応じた冷却油量を吐出する。
【0015】
排油孔11cとフィルタ26の間の管路28には、ブレーキケース11の通過直後の油温θを検出する温度センサ42が接続されている。油温θはディスク12,13の温度と相関関係があり、ディスク12,13の温度が高くなると油温θも上昇する。コントローラ40にはフリーフォールスイッチ41と温度センサ42が接続されている。これらスイッチ41およびセンサ42からの入力信号に基づいてコントローラ40は以下のような処理を実行し、ブザーやランプなどの警報装置43に制御信号を出力する。
【0016】
図3は第1の実施の形態に係わるコントローラ40での処理の一例を示すフローチャートである。まず、ステップS1でフリーフォールスイッチ41がオンか否かを判定する。ステップS1が肯定されるとステップS2に進み、否定されるとステップS5に進む。ステップS2では、温度センサ42により油温θを検出し、ステップS3で油温θが所定値θsより低いか否かを判定する。ここで、所定値θsは、ブレーキ作動時にディスク12,13の摩耗が多くなる温度(摩耗温度と呼ぶ)に設定されている。摩耗温度はディスク12,13の材質や形状によって決定される。ステップS3が否定されるとステップS4に進み、警報装置43に制御信号を出力して警報装置43を作動する。ステップS3が肯定されるとステップS5に進み、警報装置43に制御信号を出力して警報装置43の作動を停止する。
【0017】
以上のように構成した第1の実施の形態の主要な動作を説明する。
(1)フリーフォールスイッチオフ
油圧モータ2の駆動による巻上または巻下作業を行うときはフリーフォールスイッチ41をオフする。これにより電磁切換弁22は位置イに切り換えられ、油圧シリンダ15のボトム室15aはブレーキペダル24の操作に拘わらずタンク圧となり、ブレーキピストン14はばね17の付勢力によってディスク12,13側(a方向)に押動される。これによってアウタディスク13とインナディスク12が互いに圧接され、ディスク12,13間の摩擦力によってインナディスク12の回転が阻止される(ブレーキ作動)。
【0018】
ブレーキ装置10が作動すると、キャリア軸54の回転が阻止され、油圧モータ2の回転はサンギア51、プラネタリギア52、リングギア53を介してウインチドラム1に伝達可能となる。ここで、操作レバー6を巻上または巻下操作すると、方向切換弁4が中立位置から切り換えられ、油圧ポンプ3からの圧油によって油圧モータ2が巻上または巻下方向に回転する。これによりウインチドラム1が巻上または巻下駆動される。操作レバー6を中立位置に戻し操作すると、方向切換弁4が中立位置に戻され、油圧ポンプ3から油圧モータ2への圧油の供給が停止する。これによりウインチドラム1の回転が停止する。なお、操作レバー6の中立操作によらず、ブレーキ装置10とは別のブレーキ装置(不図示)によりウインチドラム1の回転を停止させてもよい。
【0019】
このときブレーキケース11内には油圧ポンプ25から冷却油が吐出され、熱交換によりディスク12,13の表面が冷却される。フリーフォールスイッチ41がオフのときは、ブレーキケース出口の油温θに拘わらず上述した処理(ステップS5)によって警報装置43は常にオフされる。
【0020】
(2)フリーフォールスイッチオン
例えばバケットのフリーフォールによる掘削作業時にはフリーフォールスイッチ41をオンする。これにより電磁切換弁22が位置ロに切り換えられ、油圧ポンプ23からの圧油が電磁切換弁22を介して減圧弁21に供給され、ブレーキペダル25の操作量に応じた2次圧が油室15aに作用する。ここで、操作レバー6を中立操作して油圧モータ2の回転を停止するとともに、ブレーキペダル24を非操作すると減圧弁21通過後の2次圧は最大となり、ピストン16に作用する油圧力がばね17の付勢力に打ち勝って油圧シリンダ15が縮退する。これによりディスク12,13に作用する圧接力が除去され、ディスク12,13同士が互いに離間する。その結果、インナディスク12は回転可能となり(ブレーキ解除)、ウインチドラム1はバケットの負荷によって自由回転し、バケットをフリーフォールすることができる。フリーフォール時は油圧ポンプ25からの冷却油が各ディスク12,13の表面に行き渡り、ディスク12,13の冷却が促進される。
【0021】
この状態でブレーキペダル24を踏み込み操作すると、その操作量に応じて2次圧が減少し、最大踏み込み操作時に2次圧はタンク圧となる。その結果、ばね17の付勢力によってブレーキピストン14がディスク12,13側に押動され、ブレーキピストン14からの押圧力によってディスク12,13同士が圧接される。これによりフリーフォール時のウインチドラム1の回転にブレーキ力を与え、ドラム1の回転速度を制御することができる。
【0022】
フリーフォール時にブレーキ装置10を作動すると、ディスク12,13の摩擦熱によってディスク温度および油温θがともに上昇する。この場合の温度上昇は、ブレーキ力が大きいほど、すなわちバケットが重く、落下速度が速いほど著しい。このとき、ブレーキケース出口の油温θが所定値θs未満であれば、ディスク温度は摩耗温度まで上昇しておらず、警報装置43は作動しない。油温θが所定値θsに達すると、ディスク温度が摩耗温度まで上昇したと予想され、警報装置43が作動する(ステップS4)。これにより作業員はディスク12,13の高温状態、すなわちディスク12,13が摩耗しやすい状態にあることを認識することができ、適切なタイミングでフリーフォール作業を中断することができる。
【0023】
フリーフォール作業を中断すると、油圧ポンプ25からの冷却油によりディスク温度および油温θがともに低下し、油温θが所定値θs以下になると警報装置43が作動停止する。これにより作業員はディスク温度の低下を認識することができ、適切なタイミングでフリーフォール作業を再開することができる。その結果、ディスク12,13が高温状態でブレーキ装置10を使用することを回避することができ、ディスク12,13の摩耗を抑制することができる。
【0024】
以上の第1の実施の形態によれば、以下のような作用効果を奏する。
(1)ディスク12,13と熱交換後のブレーキケース出口の冷却油の温度θを検出し、油温θが所定値θs以上のときに警報装置43を作動するようにしたので、作業員はディスク12,13が摩耗しやすい状態(摩耗限界状態)にあることを認識することができ、ディスク12,13が高温状態でのブレーキ使用を回避することができる。その結果、ディスク12,13の摩耗が抑制され、ブレーキ寿命が増加する。また、摩耗の抑制により適切なブレーキ力を得ることができる。
(2)オイルクーラ27の通過前のブレーキケース出口の油温θに基づいてディスク温度が摩耗温度に達したか否かを判定するので、ディスク温度を精度よく推定することができ、ディスク12,13が摩耗限界状態にあるか否かの判定精度が向上する。この点、オイルクーラ通過後の油温(例えばタンクの油温)に基づいてディスク温度を推定したのでは、オイルクーラ27の通過により油温が低下するために、ディスク温度を精度よく推定することができず、ディスク12,13の摩耗温度を超えた状態でフリーフォール作業が行われるおそれがある。
(3)油温θが所定値θs以上、かつ、フリーフォールスイッチ41がオンのときに警報装置43を作動するようにしたので、吊り荷の巻上作業等、ディスク12,13の摩耗が問題とならない作業を行う場合に警報装置43が作動することなく、不必要な警報の発生を防止することができる。
【0025】
なお、上記実施の形態では、コントローラ40にフリーフォールスイッチ41と温度センサ42を接続し、フリーフォールスイッチ41がオンかつ油温θ≧θsを条件として警報装置43を作動するようにしたが、単に油温θ≧θsを条件として警報装置43を作動してもよい。
【0026】
−第2の実施の形態−
図4,5を参照して本発明によるブレーキ装置の第2の実施の形態について説明する。
効率よくフリーフォール作業を行うためには、バケットを上昇する際にエンジン回転数を増加してバケットの上昇速度を速めることが有効である。この場合、巻上時のエンジン回転数の増加により冷却油量が増加するので、巻上後はフリーフォール直後よりもディスク温度が低下している。第2の実施の形態では、巻上後の油温θに基づいて警報装置43の作動の要否を判定する。以下では、第1の実施の形態との相違点を主に説明する。
【0027】
図4は、第2の実施の形態に係わるブレーキ装置を有するウインチの油圧回路図である。なお、図1と同一の箇所には同一の符号を付す。図4に示すように、コントローラ40には、エンジン回転数Nを検出する回転数センサ44と、温度センサ42が接続され、フリーフォールスイッチ41は接続されていない。コントローラ40はこれらセンサ42,44からの信号に基づいて以下のような処理実行し、警報装置43に制御信号を出力する。
【0028】
図5は、第2の実施の形態に係わるコントローラ40での処理の一例を示すフローチャートである。まず、ステップS11でブレーキケース出口の油温θ(t1)を検出し、ステップS12で油温検出値θ(t1)が上述した第1の実施の形態の所定値θs以下か否かを判定する。ステップS12が肯定されるとステップS19に進み、否定されるとステップS13に進む。ステップS13ではタイマをスタートし、タイマが所定時間Δtを計時するとステップS14に進む。ここで、所定時間Δtは、少なくともフリーフォール後、バケットの上昇を終了するまでの時間、すなわちエンジン回転数が低下する時間よりも長く設定されている。
【0029】
ステップS14では、回転数センサ44によりエンジン回転数Nを検出し、ステップS15でエンジン回転数Nが所定回転数Ns以下か否かを判定する。これはフリーフォール後の巻上動作が終了したか否かを判定するための処理であり、所定回転数Nsは例えばアイドル回転数よりわずかに大きい値に設定される。ステップS15が肯定されるとステップS16に進み、否定されるとステップS14に戻る。ステップS16では油温θ(t2)を検出し、ステップS17でその油温θ(t2)が所定値θs未満か否かを判定する。ステップS17が否定されるとステップS18に進んで警報装置43に制御信号を出力して警報装置43を作動し、ステップS16に戻る。ステップS17が肯定されるとステップS19に進み、警報装置43に制御信号を出力して警報装置43の作動を停止する。
【0030】
次に、第2の実施の形態に係わるブレーキ装置の特徴的な動作を説明する。
例えば掘削作業を効率よく行うためには、バケットの着地後、所定時間Δt内に操作レバー6を巻上操作するとともに、巻上操作時にペダル操作等によりエンジン回転数を上昇し、バケットの上昇速度を速める。バケットの巻上が終了すると、エンジン回転数をアイドル回転数に戻し、バケットをフリーフォールする。
【0031】
フリーフォール時にブレーキ装置10を作動するとディスク温度が上昇し、それに伴い油温θが上昇する。その後、巻上操作時にエンジン回転数Nが上昇するので冷却油量が増加し、ディスク温度と油温θがともに低下する。このとき、フリーフォール直後に油温θが所定値θsを超えた場合であっても、所定時間Δt内に巻上操作を行い、巻上操作後に油温θが所定値θsより低くなれば、警報装置43は作動しない(ステップS17→ステップS19)。
【0032】
一方、巻上後、油温θが所定値θs以上のときは警報装置43が作動する(ステップS17→ステップS18)。これにより作業員はディスク12,13が摩耗限界状態にあることを認識することができ、バケットを吊り上げた状態で油温θが低下するまで待機する。油温θが所定値θs未満に低下すれば、警報装置43の作動が停止する。この警報装置43の作動停止を待って作業員はフリーフォール作業を再開する。
【0033】
このように第2の実施の形態では、エンジン低回転域でバケットをフリーフォールした後にエンジン回転数を増加してバケットを巻き上げることを想定し、エンジン回転数Nがアイドル回転数になったときに油温θが所定値θsより大きいと警報装置43を作動するようにした。これによりフリーフォール直後に警報が発せられることがなく、警報の発生を必要最小限に抑えることができる。
【0034】
なお、上記では、タイマの計時(ステップS11)により巻上動作の開始を推定するようにしたが、方向制御弁4のパイロット管路に圧力スイッチを設け、この圧力スイッチにより巻上動作を検出してもよい。そして、巻上動作の検出後、操作レバー6の中立操作を検出した際に油温θが所定値θ1以上のとき、警報装置43を作動するようにしてもよい。これにより回転数センサ44を省略することができる。
【0035】
−第3の実施の形態−
図6,7を参照して本発明によるブレーキ装置の第3の実施の形態について説明する。
第3の実施の形態では、ブレーキケース出口の油温θoだけでなくブレーキケース入口の油温θiも考慮し、すなわち熱交換前後の冷却油温の変化量Δθ(=θo−θi)に基づいて警報装置43の作動を制御する。以下では、第1、第2の実施の形態との相違点を主に説明する。
【0036】
図6は、第3の実施の形態に係わるブレーキ装置を有するウインチの油圧回路図である。なお、図1,4と同一の箇所には同一の符号を付す。図6に示すように、油圧ポンプ25とブレーキケース給油孔11bの間の管路29には、油温θiを検出する温度センサ45が接続されている。コントローラ40には、温度センサ42および45と、回転数センサ44が接続され、フリーフォールスイッチ41は接続されていない。コントローラ40はこれらセンサ42,44,45からの信号に基づいて以下のような処理実行し、警報装置43に制御信号を出力する。
【0037】
図7は第3の実施の形態に係わるコントローラ40での処理の一例を示すフローチャートである。まず、ステップS21でエンジン回転数Nを検出する。次いで、ステップS22でエンジン回転数が所定回転数Ns以下か否かを判定する。ステップS22が肯定されるとステップS23に進み、否定されるとステップS28に進む。ステップS23では温度センサ45によりブレーキケース入口の油温θiを検出し、ステップS24で油温θiが所定値θisより小さいか否かを判定する。所定値θisは少なくとも上述した所定値θsより低い値に設定される。ステップS24が肯定されるとステップS28に進み、否定されるとステップS25に進む。ステップS25では油温センサ42によりブレーキケース出口の油温θoを検出する。
【0038】
次いで、ステップS26で油温θoから油温θiを減算した油温増加量Δθ(=θo−θi)が所定量Δθsより低いか否かを判定する。これはディスク12,13が摩耗温度まで達したか否かを判定するための処理である。すなわちディスク温度が高いほど冷却油がディスク12,13から受ける熱量(熱交換量)が多くなり、油温増加量Δθが増大する。そこで、油温増加量Δθが所定量Δθs以上となったときにディスク12,13の摩耗限界状態と判定する。ステップS26が否定されるとステップS27に進んで警報装置43に制御信号を出力して警報装置43を作動し、ステップS23に戻る。ステップS26が肯定されるとステップS28に進み、警報装置43に制御信号を出力して警報装置43の作動を停止する。
【0039】
エンジン回転数Nが所定値Ns以下のフリーフォール時に、ブレーキケース入口の油温θiが所定値θis以下であれば、冷却油の冷却効果が高いため、ディスク温度が摩耗温度以下となることが予想される。そのため、この場合には警報装置43を作動しない(ステップS24→ステップS28)。フリーフォール時に、入口の油温θiが所定値θisより高く、かつ、ブレーキケース出口の油温θoが入口油温θiよりも所定量θs以上高くなれば(Δθ≧Δθs)、ディスク12,13が限界摩耗状態と判定され、警報装置43が作動する(ステップS26→ステップS27)。これにより作業員はディスク温度が許容温度を超えたと認識することができ、フリーフォールを中断する。出口油温θoと入口油温θiの差が所定量Δθs未満になると(Δθ<Δθs)、警報装置43の作動が停止する(ステップS28)。これにより作業員はディスク温度の低下を認識することができ、フリーフォール作業を適切に再開することができる。
【0040】
このように第3の実施の形態では、ブレーキケース11前後の冷却油温の増加量Δθが所定値Δθs以上のとき、警報装置43を作動するようにした。つまり、冷却油の受熱量に基づいて警報装置43を作動するようにしたので、ディスク温度を精度よく推定することができ、作業員はディスク12,13が限界摩耗状態にあることを精度よく認識することができる。この場合、ブレーキケース入口の油温θiが所定値θis未満のときは、ディスク温度が耐熱温度以下と予想されるため警報装置43を作動しないようにしたので、ディスク温度推定の精度が一層向上する。
【0041】
なお、上記実施の形態では、ブレーキケース入口の油温θiと油温増加量Δθに応じて警報装置43の作動を制御するようにしたが、ブレーキケース出口の油温θoと油温増加量Δθに応じて警報装置を制御してもよい。また、油温増加量Δθのみに応じて警報装置43を制御してもよい。
【0042】
−第4の実施の形態−
図8を参照して本発明によるブレーキ装置の第4の実施の形態について説明する。
第4の実施の形態では、ブレーキケース出口の油温θoとエンジン回転数Nに応じてディスク温度θdを演算し、このディスク温度θdに応じて警報装置43を制御する。以下では、第2の実施の形態との相違点を主に説明する。
【0043】
第4の実施の形態に係わるブレーキ装置の油圧回路は図4と同様である。第4の実施の形態が第2の実施の形態と異なるのは、コントローラ40での処理内容である。図8は、第4の実施の形態に係わるコントローラ40での処理の一例を示すフローチャートである。まず、ステップ31でブレーキケース出口の油温θを検出し、ステップS32で油温検出値θが上述した所定値θs未満か否かを判定する。ステップS32が肯定されるとステップS37に進み、否定されるとステップS33に進む。ステップS33ではエンジン回転数Nを検出する。次いで、ステップS34でエンジン回転数Nと油温θをパラメータとした所定の演算式、例えばθ+α・N(αは係数)により、ディスク温度θdを演算する。
【0044】
次いで、ステップS35でディスク温度の演算値θdが所定値θdsより低いか否かを判定する。なお、所定値θdsはディスク12,13の摩耗温度に相当する。ステップS35が否定されるとステップS36に進んで警報装置43に制御信号を出力して警報装置43を作動し、ステップS33に戻る。ステップS35が肯定されるとステップS37に進み、警報装置43に制御信号を出力して警報装置43の作動を停止する。
【0045】
第4の実施の形態では、ブレーキケース出口の油温θが所定値θs以下のときは、警報装置43を作動しない(ステップS32→ステップS37)。ブレーキケース出口の油温θが所定値θsを超えると、油温θとエンジン回転数Nからディスク温度θdを演算し、ディスク温度θdが所定値θds以上のとき(θd≧θds)、警報装置43を作動する(ステップS36)。ディスク温度は主に冷却油の温度と油量に応じて変化するが、本実施の形態では、ブレーキケース出口の油温θとエンジン回転数Nに応じてディスク温度θdを演算するので、ディスク温度を精度よく推定することができる。また、エンジン回転数がアイドル回転数以外でも警報装置43は作動可能なので、フリーフォール時以外にディスク温度θdが所定値θdsを超えた場合にも警報装置43は作動する。これにより吊り荷を一定高さで保持しているとき、ディスク温度の上昇によりブレーキ力が低下して吊り荷が落下することを未然に防ぐことができる。なお、ディスク温度θdが所定値θds未満になると(θ<θds)、警報装置43の作動が停止する(ステップS37)。
【0046】
このように第4の実施の形態では、ブレーキケース出口の油温θとエンジン回転数Nに応じてディスク温度θdを演算し、このディスク温度θdが所定値θds以上のとき警報装置43を作動するようにしたので、ディスク温度を精度よく推定することができ、ディスク12,13の摩耗を精度よく抑えることができる。また、出口油温θが所定値θs以上のときにディスク温度θdを演算するので、例えばエンジン始動直後等、油温θが著しく低い場合であってもディスク温度を正確に演算することができる。エンジン回転数Nの大きさに拘わらずディスク温度θdにより警報装置43を制御するので、フリーフォール時以外のブレーキ力の低下をも認識することができる。
【0047】
なお、ディスク温度θdをエンジン回転数Nと油温θをパラメータとした所定の演算式により求めるるようにしたが、演算式により求めるのではなく、ディスク温度θdとエンジン回転数Nと油温θとの関係を予め記憶したマップなどにより求めるようにしてもよい。また、他のパラメータ(例えばブレーキケース11の温度)を考慮してディスク温度を求めてもよい。フリーフォール時にのみディスク温度θdを演算するようにしてもよい。
【0048】
複数のインナディスク12とアウタディスク13をディスク部材として用いたが、ディスク12,13の圧接力によりウインチドラム1の回転を制動するのであれば、必ずしもディスク12を複数とする必要はない。インナディスク12が1枚のものについては、アウタディスク13とブレーキピストン14を一体としてもよい。制動手段として、ばね17の付勢力によりディスク12,13に圧接力を及ぼすようにしたが、油圧力により圧接力を及ぼすようにしてもよい。油圧ポンプ25からブレーキケース11に冷却油を供給するようにしたが、冷却油供給手段として油圧ポンプ以外の油圧源を用いてもよい。少なくともブレーキケース出口の冷却油温θに基づいてディスク12,13の発熱状態を検出するのであれば、いかなる検出手段を用いてもよい。出口油温θに基づいてディスク12,13の摩耗限界状態を判定するのであれば、判定手段としてのコントローラ40の構成は上記実施の形態に限定されない。警報装置43を報知手段として用いたが、警報以外の出力により作業員に情報を報知するようにしてもよい。
【0049】
上記第1の実施の形態ではフリーフォールスイッチ41がオンしたときにフリーフォール動作を検出し、上記第2の実施の形態では回転数センサ44によりアイドル回転数が検出されたときにフリーフォールを動作を検出するようにしたが、これ以外にフリーフォール検出手段を構成してもよい。上記第3の実施の形態では、ブレーキケース11の出入口に設けた温度センサ42,45により油温変化量Δθを検出するようにしたが、他の油温変化量検出手段により油温変化量Δθを検出してもよい。エンジン回転数Nに応じた冷却油量を油圧ポンプ25により吐出するようにしたが、これに限らない。したがって、冷却油量検出手段は回転数センサ44に限らず、流量計等であってもよい。また、上記実施の形態では、遊星減速機構5を用いてブレーキ装置とクラッチ装置を兼用するようにしたが、遊星減速機構5を有しないブレーキ専用装置にも同様に適用することができる。すなわち、本発明の特徴、機能を実現できる限り、本発明は実施の形態のブレーキ装置に限定されない。
【0050】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように本発明によれば、ディスク部材と熱交換した後の冷却油温に基づいてディスク部材が摩耗しやすい状態にあるか否かを判定し、その判定結果を報知するようにしたので、ディスクが高温状態にあることを作業員は認識することができ、高温状態でのブレーキ使用を回避し、ディスクの摩耗を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るブレーキ装置を有するウインチの油圧回路図。
【図2】本発明が適用されるクレーンの側面図。
【図3】第1の実施の形態に係わるブレーキ装置を構成するコントローラ内で実行される処理の一例を示すフローチャート。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るブレーキ装置を有するウインチの油圧回路図。
【図5】第2の実施の形態に係わるブレーキ装置を構成するコントローラ内で実行される処理の一例を示すフローチャート。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係るブレーキ装置を有するウインチの油圧回路図。
【図7】第3の実施の形態に係わるブレーキ装置を構成するコントローラ内で実行される処理の一例を示すフローチャート。
【図8】第4の実施の形態に係わるブレーキ装置を構成するコントローラ内で実行される処理の一例を示すフローチャート。本発明の第3の実施の形態に係るブレーキ装置を有するウインチの油圧回路図。
【符号の説明】
1 ウインチドラム 10 ブレーキ装置
11 ブレーキケース 12 インナディスク
13 アウタディスク 14 ブレーキピストン
15 油圧シリンダ 17 ばね
21 減圧弁 22 電磁切換弁
24 ブレーキペダル 25 油圧ポンプ
27 オイルクーラ 40 コントローラ
41 フリーフォールスイッチ 42 温度センサ
43 警報装置 44 回転数センサ
45 温度センサ

Claims (8)

  1. ウインチドラムの回転に応じて回転する回転板およびこの回転板に並設された固定板を有するディスク部材と、
    前記回転板と固定板を圧接して前記ウインチドラムの回転を制動する制動手段と、
    油圧源から前記ディスク部材に冷却油を供給する冷却油供給手段と、
    少なくとも前記ディスク部材と熱交換した後の冷却油温に基づいて前記ディスク部材の発熱状態を検出する発熱検出手段と、
    前記発熱検出手段の検出結果に基づいて前記ディスク部材が摩耗しやすい状態(以下、摩耗限界状態)にあるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定結果を報知する報知手段とを備えることを特徴とするウインチのブレーキ装置。
  2. 請求項1に記載のウインチのブレーキ装置において、
    前記ウインチドラムのフリーフォール動作を検出するフリーフォール検出手段を備え、
    前記判定手段は、少なくとも前記フリーフォール検出手段によりフリーフォール動作が検出されているとき、前記摩耗限界状態を判定することを特徴とするウインチのブレーキ装置。
  3. 請求項2に記載のウインチのブレーキ装置において、
    フリーフォール動作の許可指令または禁止指令を出力するフリーフォール指令手段を備え、
    前記フリーフォール検出手段は、前記フリーフォール指令手段により許可指令が出力されるとフリーフォール動作を検出することを特徴とするウインチのブレーキ装置。
  4. 請求項2に記載のウインチのブレーキ装置において、
    エンジン回転数を検出する回転数検出手段を備え、
    前記フリーフォール検出手段は、前記回転数検出手段により検出されたエンジン回転数が所定値以下に減少するとフリーフォール動作を検出することを特徴とするウインチのブレーキ装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項記載のウインチのブレーキ装置において、
    前記発熱検出手段は、前記ディスク部材と熱交換した後の冷却油温を検出する油温検出手段を有し、
    前記判定手段は、前記油温検出手段による検出値が所定値以上になると前記摩耗限界状態と判定することを特徴とするウインチのブレーキ装置。
  6. 請求項1〜4のいずれか1項記載のウインチのブレーキ装置において、
    前記発熱検出手段は、前記ディスク部材との熱交換前後の冷却油温の変化量を検出する油温変化量検出手段を有し、
    前記判定手段は、前記油温変化量検出手段による検出値が所定値以上になると前記摩耗限界状態と判定することを特徴とするウインチのブレーキ装置。
  7. 請求項1〜4のいずれか1項記載のウインチのブレーキ装置において、
    前記発熱検出手段は、前記ディスク部材と熱交換した後の冷却油温を検出する油温検出手段と、前記冷却油供給手段により供給される冷却油量と相関関係を有する物理量を検出する冷却油量検出手段とを有し、
    前記判定手段は、前記油温検出手段と前記冷却油量検出手段の検出結果に基づいて前記摩耗限界状態を判定することを特徴とするウインチのブレーキ装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項記載のブレーキ装置を備えたクレーン。
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Cited By (6)

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US8006813B2 (en) 2006-11-24 2011-08-30 Caterpillar Inc. Method and arrangement for machine cooling
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