JP7232907B2 - 電子膨張弁 - Google Patents

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    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/70Efficient control or regulation technologies, e.g. for control of refrigerant flow, motor or heating

Description

本発明は、電子膨張弁の技術分野に関し、具体的には、電子膨張弁に関する。
現在、電子膨張弁は、通常、回転子、スクリュ、固定座及びスピンドル組立体等の部材からなり、スクリュは回転子に接続され、スピンドル組立体は通常スクリュに接続される。電子膨張弁は、回転子を動かしてスクリュを軸方向に移動させ、更にスピンドル組立体を軸方向に移動させることにより、弁口を開閉する目的を達成する。しかしながら、上記の構造を採用することで、電子膨張弁は、構造が複雑でノイズが大きいという問題がある。
本発明は、従来の技術における構造が複雑でノイズが大きいという問題を解決するための電子膨張弁を提供する。
本発明は、弁体と、弁体内に回転可能に設けられる回転子と、弁体内に固設される固定座と、回転子と固定座との間に設けられ、内輪と外輪のうちの一方が回転子に接続され、他方が固定座に接続される軸受とを含む電子膨張弁を提供する。
更に、電子膨張弁は、弁体内に設けられ、一端部が固定座と軸受とを順に挿設し且つ回転子に螺合されるスクリュを更に含み、回転子はスクリュを駆動して軸方向に沿って移動させるために用いられる。
更に、回転子は、スクリュの外側に設けられている磁性体と、磁性体に設けられ、スクリュが挿設され且つ螺合される接続板とを含み、接続板と固定座とがそれぞれ軸受の両側に位置し、軸受の内輪と外輪のうちの一方が接続板に接続され、他方が固定座に接続される。
更に、スクリュと固定座とを隙間嵌めにする。
更に、電子膨張弁は、スクリュと固定座との間に設けられ、スクリュの固定座に対する変位と回転とを制限するために用いられる第1の制限構造を更に含む。
更に、第1の制限構造は、スクリュに固設され、延長端を有し、延長端の延長方向とスクリュの軸方向とが夾角を有する止め片と、固定座の側壁に設けられ、延長方向がスクリュの軸線方向と同じであるガイド制限溝とを含み、止め片の延長端がガイド制限溝内に位置し、ガイド制限溝が止め片に係合されることにより、スクリュの固定座に対する変位と回転とを制限する。
更に、第1の制限構造は、スクリュの側壁に設けられる第1のボスと、固定座の内壁に設けられる第2のボスとを含み、第1のボスが第2のボスに係合されることにより、スクリュの固定座に対する変位を制限する。
更に、弁体は、スリーブと弁座とを含み、回転子、固定座、軸受及びスクリュはいずれもスリーブと弁座との間に設けられる。
更に、弁座は、弁室と、弁室に連通される取付穴とを有し、電子膨張弁は、取付穴内に移動可能に設けられ、スクリュに接続され、弁口を閉鎖する第1の位置及び弁口を開放する第2の位置を有するスピンドル組立体を更に含む。
更に、弁体は、スピンドル組立体の外側に設けられ、且つ取付穴内に固設されるソケットを更に含み、固定座の軸受から離れた一端部がソケットの端部に接続される。
更に、スピンドル組立体は、取付穴内に移動可能に設けられ、スクリュの一端部が接続される弁ソケットと、一端部が弁ソケット内に移動可能に設けられるスピンドルと、弁ソケット内に設けられ、且つ弁ソケットとスピンドルとの間に位置し、スピンドルに予張力を提供するために用いられるプリテンションスプリングとを含む。
更に、スピンドル組立体は、スピンドルとスクリュとの間に設けられ、スピンドルとスクリュとの相対的な変位を制限するために用いられる第2の制限構造を更に含む。
更に、スピンドルの、弁ソケット内に位置する一端部に第1の制限孔が設けられ、第2の制限構造は、弁ソケット内に設けられ、且つ一部が第1の制限孔内に設けられる球体と、球体とスクリュとの間に設けられ、第2の制限孔が設けられており、且つ球体の一部が第2の制限孔内に設けられるガスケットとを含み、プリテンションスプリングの一端部が弁ソケットに接続され、プリテンションスプリングの他端部がガスケットに接続される。
更に、接続板の軸受に向かう側に、軸受の外側に覆設される環状フランジが設けられる。
更に、固定座は、断面が非円形構造である貫通孔を有し、スクリュはねじ部と制限部とを有し、スクリュのねじ部が回転子に螺合され、制限部の横断面と貫通孔の断面とが互いに整合されることにより、スクリュの固定座に対する回転を制限する。
本発明の技術態様を適用すると、電子膨張弁は、弁体、回転子、固定座及び軸受を含む。回転子を弁体内に回転可能に設けることで、固定座が弁体内に固設され、軸受の内輪と外輪のうちの一方を回転子に接続させ、他方を固定座に接続させる。固定座及び軸受により回転子を支持でき、その構造は従来の装置と比べて比較的簡単であり、装置を簡素化すると同時に回転子を安定的に作動させることができ、且つ軸受は、装置の作動摩擦を低下でき、更に装置が作動するときに発生するノイズを減少できる。
本出願の一部を構成する明細書の図面は、本発明に対する更なる理解を提供するためのものであり、本発明の概略的な実施例及びその説明は、本発明を解釈するためのものであり、本発明を不適切に限定するものではない。
本発明の実施例1で提供する電子膨張弁の概略構造図を示す。 図1における固定座の断面図を示す。 図1における固定座の概略構造図を示す。 図1における止め片の概略構造図を示す。 図4におけるA-A断面図を示す。 本発明の実施例2で提供する電子膨張弁の概略構造図を示す。 本発明の実施例3で提供する電子膨張弁の概略構造図を示す。 本発明の実施例4で提供する電子膨張弁の概略構造図を示す。 図8における固定座の概略構造図を示す。 本発明の実施例5で提供する電子膨張弁の概略構造図を示す。
ここで、上記の図面は以下の符号を含む。
10 弁体、11 スリーブ、12 弁座、12a 弁室、13 ソケット、20 回転子、21 磁性体、22 接続板、30 固定座、40 軸受、50 スクリュ、61 止め片、62 ガイド制限溝、63 第1のボス、64 第2のボス、70 スピンドル組立体、71 弁ソケット、72 スピンドル、73 プリテンションスプリング、74 球体、75 ガスケット。
以下、本発明の実施例における図面を参照して、本発明の実施例における技術態様について明確且つ完全に説明するが、説明される実施例は単に本発明の一部の実施例であり、全ての実施例ではないことは明らかである。以下の少なくとも1つの例示的な実施例に対する説明は、実際には単なる例示であり、本発明及びその適用又は使用に対するいかなる制限とされるものではない。本発明における実施例に基づいて、当業者が創造的な労力なしに得られる全ての他の実施例は、いずれも本発明の保護の範囲に属する。
図1から図5に示すように、本発明の実施例1は、弁体10、回転子20、固定座30及び軸受40を含む電子膨張弁を提供する。ここで、回転子20は弁体10内に回転可能に設けられ、固定座30は弁体10内に固設され、軸受40は回転子20と固定座30との間に設けられ、且つ軸受40の内輪と外輪のうちの一方が回転子20に接続され、他方が固定座30に接続される。具体的には、軸受40の内輪が回転子20に接続され、対応して軸受40の外輪が固定座30に接続されてもよく、又は、軸受40の内輪が固定座30に接続され、対応して軸受40の外輪が回転子20に接続されてもよい。
本実施例において、電子膨張弁は、弁体10、回転子20、固定座30及び軸受40を含む。ここで、回転子20は弁体10内に回転可能に設けられ、固定座30は弁体10内に固設され、軸受40の内輪と外輪のうちの一方が回転子20に接続され、他方が固定座30に接続される。上記の構造により、固定座30と軸受40とが回転子20を支持でき、装置を簡素化すると同時に回転子20の安定した回転が確保される。また、固定座30と回転子20との間に軸受40を追加することで、回転子20の回転過程における安定性を確保でき、これにより装置が作動するときに発生するノイズを減少させる。
ここで、電子膨張弁はスクリュ50を更に含み、具体的には、スクリュ50は弁体10内に設けられ、スクリュ50の一端部が固定座30と軸受40とを順に挿設し、回転子20に螺合され、回転子20はスクリュ50を駆動して軸方向に沿って移動させるために用いられる。
具体的には、回転子20は、磁性体21と接続板22とを含む。ここで、磁性体21はスクリュ50の外側に設けられ、接続板22は磁性体21に設けられ、スクリュ50を接続板22に挿設し、接続板22に螺合され、且つ接続板22と固定座30とがそれぞれ軸受40の両側に位置し、具体的には、本実例における軸受40の外輪が接続板22に接続され、軸受40の内輪が固定座30に接続される。ここで、接続板22及び固定座30はいずれも溶接の方法により軸受40に接続される。
本実施例において、電子膨張弁の弁体10の外部にコイルを設けることで、コイルに通電した後に発生する磁場が磁性体21に作用して回転子20を回転させ、回転子20がスクリュ50に螺合され、回転子20によりスクリュ50を動かして軸方向に移動させ、スピンドル組立体70はスクリュ50の作用により弁口の開閉を達成する。
本実施例において、スクリュ50と固定座30とを隙間嵌めにする。上記の隙間を設けることで、固定座30がスクリュ50の軸方向移動に対する干渉を回避すると同時にガイドする作用を発揮し、スクリュ50の上昇又は降下過程における安定性を向上させる。
具体的には、電子膨張弁は第1の制限構造を更に含み、この第1の制限構造はスクリュ50と固定座30との間に設けられ、第1の制限構造はスクリュ50の固定座30に対する変位と回転とを制限するために用いられる。第1の制限構造を設けることにより、電子膨張弁が弁口を開放する過程において、スクリュ50を固定座30に接触させて、上部制限の作用を発揮する。
具体的には、図2から図5に示すように、第1の制限構造は、止め片61とガイド制限溝62とを含む。ここで、止め片61はスクリュ50に固設され、且つ止め片61は延長端を有し、延長端とスクリュ50とは夾角を有する。ガイド制限溝62は固定座30の側壁に設けられ、且つガイド制限溝62の延長方向はスクリュ50の軸線方向と同じであり、止め片61の延長端がガイド制限溝62内に位置し、ガイド制限溝62と、弁座12と止め片61とが係合されることにより、スクリュ50の固定座30に対する変位と回転とを制限し、装置構造の安定性を向上させる。ここで、止め片61は、1つの延長端を有してもよく、複数の延長端を有してもよく、且つ止め片61と対応して固定座30の側壁に1つ以上のガイド制限溝62が設けられる。本実施例において、止め片61には2つの延長端が設けられ、対応する固定座30の側壁には2つのガイド制限溝62が設けられている。
本実施例において、弁体10は、スリーブ11と弁座12とを含み、回転子20、固定座30、軸受40及びスクリュ50はいずれもスリーブ11と弁座12との間に設けられる。上記の配置により、装置の一体性を向上させ、装置の取り付け及び取り外しが容易になる。
具体的には、弁座12は、弁室12aと、弁室12aに連通される取付穴とを有し、本実施例において、電子膨張弁は、取付穴内に移動可能に設けられ、スクリュ50に接続され、弁口を閉鎖する第1の位置及び弁口を開放する第2の位置を有するスピンドル組立体70を更に含む。回転子の回転によりスクリュを動かして軸方向に移動させ、更にスピンドル組立体70を第1の位置と第2の位置との間で軸方向に移動させることにより弁口の開閉の効果を達成する。
ここで、スピンドル組立体70は、弁ソケット71、スピンドル72及びプリテンションスプリング73を含む。弁ソケット71は取付穴内に移動可能に設けられ、スクリュ50の一端部は弁ソケット71に接続され、また、スピンドル72の一端部は弁ソケット71内に移動可能に設けられ、プリテンションスプリング73は弁ソケット71内に設けられ、且つ弁ソケット71とスピンドル72との間に位置し、プリテンションスプリング73はスピンドル72に予張力を提供するために用いられる。プリテンションスプリング73を設けることにより、スピンドル72の弁ソケット71内での予圧を達成できると同時に、スピンドル72に対する緩衝効果を果たし、スピンドル72に対する保護作用を発揮する。
図6に示すように、本発明の実施例2で提供する電子膨張弁は、スピンドル組立体70が、スピンドル72とスクリュ50との間に設けられ、スピンドル72とスクリュ50との相対的な変位を制限するために用いられる第2の制限構造を更に含む点で実施例1と異なる。第2の制限構造を設けることにより、合格時にスピンドル72と弁口との間にスプリング予張力を有することを確保でき、製品性能を確保できる。
ここで、スピンドル72の、弁ソケット71内に位置する一端部に第1の制限孔が設けられている。具体的には、第2の制限構造は、球体74とガスケット75とを含む。ここで、球体74は弁ソケット71内に設けられ、且つ球体74の一部が第1の制限孔内に設けられ、ガスケット75は球体74とスクリュ50との間に設けられ、且つガスケット75には第2の制限孔が設けられ、球体74の一部が第2の制限孔内に設けられ、球体74は第1の制限孔と第2の制限孔のうちの一方に固定して接続され、本実例において球体74と第1の制限孔との間は溶接の方法により接続される。プリテンションスプリング73の一端部は弁ソケット71に接続され、プリテンションスプリング73の他端部はガスケット75に接続される。第1の制限孔と、第2の制限孔と球体74とが互いに係合されることで、且つプリテンションスプリング73の作用力で、スピンドル72の弁ソケット71内部での自動較正を達成し、同軸性の問題により製品性能に影響を及ぼすことを回避できる。
図7に示すように、本発明の実施例3で提供する電子膨張弁は、弁体10が、スピンドル組立体70の外側に設けられ、且つ取付穴内に固設されるソケット13を含み、固定座30の軸受40から離れた一端部がソケット13の端部に接続される点で実施例1と異なる。本実施例において、ソケット13も同様に段差状構造に設けられ、ソケット13と固定座30とを接続し、且つソケット13をスピンドル組立体70の外側に設けることにより、ソケット13はスピンドル72に対するガイド作用を発揮でき、これによりスピンドル組立体70のスクリュ50に従う軸方向移動を達成し、更に弁口の開放状態を制御する。本実施例で提供する電子膨張弁は、実施例1で提供する電子膨張弁と比べて、弁座を分離式に設計して、ソケット13の流路に近い一端部を弁室12a内に伸入させることにより複雑な流路の構造を達成できる。上記の構造を採用することで、装置が作動するときの流体のノイズを減少でき、ソケット13を利用してスピンドル72に対するガイドを行い、スピンドル72の同軸性を向上させ、加工の難度が低下されると共に、装置の性能を確保できる。
図8及び図9に示すように、本発明の実施例4で提供する電子膨張弁は、第1の制限構造が第1のボス63と第2のボス64とを含む点で実施例1と異なる。ここで、第1のボス63はスクリュ50の側壁に設けられ、第2のボス64は固定座30の内壁に設けられ、第1のボス63が第2のボス64に係合されることにより、スクリュ50の固定座30に対する上向きの変位が制限され、スピンドル72が弁ソケット71に固定して接続され、第1のボス63が弁ソケット71に係合されることにより、スクリュ50の固定座30に対する下向きの変位が制限される。本実施例において、スクリュ50の側壁に環状突起を設けることにより第1のボス63が形成され、固定座30内の貫通孔を互いに連通される第1の段差孔及び第2の段差孔に設け、2つの段差孔の間の段差により第2のボス64が形成される。ここで、第1の段差孔は第2の段差孔より直径が大きく、且つ第1の段差孔は第2の段差孔の下方に位置し、第1のボス63は第1の段差孔内に位置し、第1のボス63がスクリュ50に従って上向きに移動して第2のボス64に接触するとき、スクリュ50は上向きに移動し続けることを停止する。スピンドル72と弁ソケット71とが溶接され、第1のボス63と弁ソケット71とが係合されることによりスクリュ50の固定座30に対する下向きの変位が制限される。
図9に示すように、固定座30は断面が非円形構造である貫通孔を有し、スクリュ50はねじ部と制限部とを有し、且つスクリュ50のねじ部は回転子20に螺合され、制限部の横断面と貫通孔の断面とが互いに整合されることにより、スクリュ50の固定座30に対する回転を制限する。固定座30は弁体10に固設されるので、上記の構造を採用することで、スクリュ50が回転することなく軸方向のみの移動の発生を確保でき、装置の信頼性を向上させる。ここで、貫通孔の断面は、楕円形、三角形、長方形等の形状であってよく、スクリュ50の制限部の横断面と貫通孔の横断面とが互いに整合されることによりスクリュ50の固定座30に対する回転を制限できればよい。
別の実施例において、スクリュ50を延長させることにより、実施例2における第1の制限構造と同様な制限効果が得られ、スクリュ50が弁口を開放して上向きに移動し続ける際に、スクリュ50がスリーブ11の内壁に接触し、これによりスクリュ50が上向きに移動し続けることを停止し、上部制限の作用を発揮するようにしてもよい。スピンドル72と弁ソケット71とを一体式構造に設計することにより、第1のボス63が弁ソケット71に係合されて下部制限の作用を発揮するようにしてもよい。
図10に示すように、本発明の実施例5で提供する電子膨張弁は、実施例1で提供する電子膨張弁と比べて、接続板22の軸受40に向かう側に、軸受40の外側に覆設される環状フランジが設けられている。上記の構造を利用して、軸受40を締り嵌め又は収縮の方法で接続板22に固定してもよいが、このような接続方法は、溶接プロセスにより軸受40を接続板22に接続する方法と比べて、加工プロセスが簡素化されて、装置を大量生産するのにより適するようになる。
ここで用いられる用語は、具体的な実施形態を説明するためのものにすぎず、本出願による例示的な実施形態を限定することを意図するものではないことに注意すべきである。ここで用いられるように、文脈に別途明確に指摘されていない限り、単数形式は複数形式を含むことも意図し、更に、本明細書において、「包含する」及び/又は「含む」という用語が用いられる場合、特徴、ステップ、操作、デバイス、組立体及び/又はそれらの組み合わせが存在することを意味することも理解されるべきである。
別途具体的に説明されていない限り、これらの実施例に記載された部材及びステップの相対的な配置、数式及び数値は、本発明の範囲を限定するものではない。同時に、説明の便宜上、図面に示す各部分の寸法は実際の比率関係で描かれたものではないことは理解されるべきである。当業者に既知の技術、方法及び機器については詳細な説明を省略する場合があるが、必要に応じて、当該技術、方法及び機器は、承認された明細書の一部としてみなされるべきである。ここで示し、且つ説明した全ての例は、いずれの具体的な値も例示的なものにすぎず、限定するためのものではないと解釈すべきである。従って、例示的な実施例の他の例は、異なる値を有してもよい。類似した符号及び文字は、以下の図面において類似したものを表すため、あるものが1つの図面において定義されると、その後の図面においては、それについて更に説明する必要がないことに注意すべきである。
本発明の説明において、「前、後、上、下、左、右」、「横方向、縦方向、垂直、水平」及び「頂、底」等のような方位用語で表される方位又は位置関係は、一般的に、図面に示す方位又は位置関係に基づくものであるが、本発明の説明を容易にし、且つ簡潔にするためのものにすぎず、逆の説明がない場合、これらの方位用語は、示された装置又は素子が必ずしも特定の方位を有するか又は特定の方位で構成し操作されることを示すか、或いは暗示するものではないため、本発明の保護範囲を限定するものとして理解されるべきではなく、「内、外」という方位用語は、各部材自体の輪郭に対する内、外である。
説明の便宜上、ここでは「…の上に」、「…の上方に」、「…の上面に」、「上側の」等のような空間相対用語を用いて、図に示すような1つのデバイス又は特徴と他のデバイス又は特徴との空間位置関係を説明することができる。空間相対用語は、デバイスの図に記載された方位以外の使用又は操作中の異なる方位を包含することを意図するものであることは理解されるべきである。例えば、図面中のデバイスの上下が倒置されると、「他のデバイス又は構造の上方に」又は「他のデバイス又は構造の上に」と説明されたデバイスは、その後「他のデバイス又は構造の下方に」又は「他のデバイス又は構造の下に」と位置付けられることになる。よって、例示的な用語「…の上方に」は、「…の上方に」及び「…の下方に」の2つの方位を含むことができる。このデバイスは、他の異なる方法で位置付けし(90度回転又は他の方位に位置する)、且つここで用いられる空間の相対的な説明について対応する解釈を行うこともできる。
更に、説明すべきことは、「第1」、「第2」等の用語を用いて部品を限定することは、対応する部品を区別するためのものにすぎず、特に説明がない限り、上記の用語は特別な意味を持たないため、本発明の保護範囲を限定するものとして理解されるべきではない。
以上の説明は、本発明の好ましい実施例にすぎず、本発明を限定するためのものではなく、当業者にとって、本発明は様々な変更及び変化が可能である。本発明の主旨及び原則内でなされた任意の修正、同等の置換、改良等は、いずれも本発明の保護範囲内に包含されるべきである。

Claims (12)

  1. 弁体(10)と、
    前記弁体(10)内に回転可能に設けられている回転子(20)と、
    前記弁体(10)内に固設されている固定座(30)と、
    前記回転子(20)と前記固定座(30)との間に設けられ、内輪と外輪のうちの一方が前記回転子(20)に接続され、他方が前記固定座(30)に接続されている軸受(40)と
    前記弁体(10)内に、回転しつつ軸方向に沿って移動可能に設けられているスクリュ(50)と、
    前記スクリュ(50)の前記固定座(30)に対する変位と回転とを制限するために用いられる第1の制限構造と
    を含み、
    前記第1の制限構造は、
    前記スクリュ(50)に固設され、少なくとも1つの延長端を有する止め片(61)であって、前記延長端の延長方向と前記スクリュ(50)の軸方向とが夾角を有する、止め片(61)と、
    前記固定座(30)の側壁に設けられている少なくとも1つのガイド制限溝(62)であって、前記ガイド制限溝(62)の延長方向が前記スクリュ(50)の軸方向と一致する、少なくとも1つのガイド制限溝(62)と、を含み、
    前記止め片(61)の延長端が前記ガイド制限溝(62)内に位置し、前記ガイド制限溝(62)と前記止め片(61)との係合により、前記スクリュ(50)の前記固定座(30)に対する変位と回転とを制限する、電子膨張弁。
  2. 記スクリュ(50)は一端部が前記固定座(30)と前記軸受(40)を順に挿設して前記回転子(20)に螺合されており、前記回転子(20)は前記スクリュ(50)を駆動して軸方向に沿って移動させるために用いられる、請求項1に記載の電子膨張弁。
  3. 前記回転子(20)は、
    前記スクリュ(50)の外側に設けられている磁性体(21)と、
    前記磁性体(21)に設けられ、前記スクリュ(50)が挿設され且つ螺合されている接続板(22)とを含み、
    前記接続板(22)と前記固定座(30)とがそれぞれ前記軸受(40)の両側に位置し、前記軸受の内輪と外輪のうちの一方が前記接続板(22)に接続され、他方が前記固定座(30)に接続されている、請求項2に記載の電子膨張弁。
  4. 前記スクリュ(50)は前記固定座(30)と隙間嵌めとされている、請求項2に記載の電子膨張弁。
  5. 前記弁体(10)は、スリーブ(11)と弁座(12)とを含み、前記回転子(20)、前記固定座(30)、前記軸受(40)及び前記スクリュ(50)はいずれも前記スリーブ(11)と前記弁座(12)との間に設けられている、請求項2に記載の電子膨張弁。
  6. 前記弁座(12)は、弁室(12a)と、前記弁室(12a)に連通されている取付穴とを有し、
    前記電子膨張弁は、スピンドル組立体(70)を更に含み、該スピンドル組立体(70)は前記取付穴内に移動可能に設けられ、前記スクリュ(50)に接続されており、弁口を閉鎖する第1の位置及び弁口を開放する第2の位置を有する、請求項に記載の電子膨張弁。
  7. 前記弁体(10)は、
    前記スピンドル組立体(70)の外側に設けられ、且つ前記取付穴内に固設されているソケット(13)を更に含み、
    前記固定座(30)の前記軸受(40)から離れた一端部が前記ソケット(13)の端部に接続されている、請求項に記載の電子膨張弁。
  8. 前記スピンドル組立体(70)は、
    前記取付穴内に移動可能に設けられ、前記スクリュ(50)の一端部が接続されている弁ソケット(71)と、
    一端部が前記弁ソケット(71)内に移動可能に設けられているスピンドル(72)と、
    前記弁ソケット(71)内に設けられ、且つ前記弁ソケット(71)と前記スピンドル(72)との間に位置し、前記スピンドル(72)に予張力を提供するために用いられるプリテンションスプリング(73)と
    を含む、請求項に記載の電子膨張弁。
  9. 前記スピンドル組立体(70)は、
    前記スピンドル(72)と前記スクリュ(50)との間に設けられ、前記スピンドル(72)と前記スクリュ(50)との相対的な変位を制限するために用いられる第2の制限構造を更に含む、請求項に記載の電子膨張弁。
  10. 前記スピンドル(72)の、前記弁ソケット(71)内に位置する一端部に第1の制限孔が設けられ、
    前記第2の制限構造は、
    前記弁ソケット(71)内に設けられ、且つ一部が前記第1の制限孔内に設けられている球体(74)と、
    前記球体(74)と前記スクリュ(50)との間に設けられ、第2の制限孔が設けられており、且つ前記球体(74)の一部が前記第2の制限孔内に設けられているガスケット(75)とを含み、
    前記プリテンションスプリング(73)の一端部が前記弁ソケット(71)に接続され、前記プリテンションスプリング(73)の他端部が前記ガスケット(75)に接続されている、請求項に記載の電子膨張弁。
  11. 前記接続板(22)の前記軸受(40)に向かう側に、前記軸受(40)の外側に覆設される環状フランジが設けられている、請求項3に記載の電子膨張弁。
  12. 前記固定座(30)は、断面が非円形構造である貫通孔を有し、前記スクリュ(50)はねじ部と制限部とを有し、前記スクリュ(50)のねじ部が前記回転子(20)に螺合され、前記スクリュ(50)の前記固定座(30)に対する回転を制限するように、前記制限部の横断面と前記貫通孔の断面とが互いに整合される、請求項2に記載の電子膨張弁。

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