JP2017203508A - 電動弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】弁部材3を回転軸受としてのベアリング4を介して連結棒5に取り付け、ステッピングモータのロータの回転とネジ送り機構により連結棒5を上下させる圧力バランス型の電動弁において、ベアリング4の安定した作動性能を維持する。【解決手段】弁部材3の外側空間3A1、内側空間3A2、ベアリング4の内部、導通路3aにより、弁ポート11と背圧室2Aとを導通する「均圧流路」を構成する。弁部材3の弁体31内で、ベアリング4と止め輪31bとの間にコイルばね35とストレーナ6を配設する。ストレーナ6を、コイルばね35と止め輪31bとで挟み込むことにより、弁体31の内側に固定する。【選択図】図2

Description

本発明は、冷凍サイクルなどに使用する電動弁に関し、詳細には圧力バランス型の電動弁に関する。
従来、この種の圧力バランス型の電動弁は、弁部材に加わる差圧力をキャンセルするために、弁部材の上部の背圧室を、弁部材に設けた均圧路により弁部材下部の弁ポート側に導通し、弁部材の上部と下部を同圧にさせることで、弁部材に加わる正味の差圧力をキャンセルさせるという設計思想である。このような電動弁として、例えば、特開平10−2450号公報(特許文献1)及び特開2013−224708号公報(特許文献2)に開示されたものがある。
この従来の電動弁は、電動モータのロータとのネジ送り機構により上下する連結棒に対して、ベアリング等の回転軸受により弁部材を保持し、弁部材により弁ポートを開閉するものである。また、特許文献1のものでは、弁部材の内部を均圧流路として流体を通し、弁部材に対する背圧室を弁ポートに導通するようにしている。これに対して特許文献2のものは、上記の弁部材の内部の均圧流路とは別に背圧室(背空間)に連通する均圧路を設けたものである。
特開平10−2450号公報 特開2013−224708号公報
上述した特許文献2のものでは、均圧路を設ける分だけ電動弁が大型化してしまう。これに対して、特許文献1のものは弁部材の内部を均圧流路としているので、大型化することはない。しかし、均圧流路を流れる流体(例えば冷媒)は、弁部材を保持するためのベアリング等の回転軸受の中を流れる。このため、流体中の異物(コンタミ等)が回転軸受内に蓄積し、この回転軸受の作動不良を招く虞がある。
本発明は、回転軸受を介して弁部材を保持するようにした圧力バランス型の電動弁において、回転軸受に対する防塵対策を図って回転軸受の安定した作動性能を維持することを課題とする。
請求項1の電動弁は、弁ハウジング内に配設された円筒形状のガイド部と、流体が流入する流入口と流体が流出する流出口との間に形成された弁ポートと、前記ガイド部内に摺動可能に配設されるとともに前記弁ポートを開閉する弁部材と、電動モータのロータの回転とネジ送り機構により軸線方向に移動する連結棒と、前記連結棒に固定される回転軸受と、を備え、前記弁部材が前記回転軸受を介して前記連結棒に保持されるとともに、前記弁部材に対する前記弁ポートとは反対側の背圧室と該弁ポートとが均圧流路で導通されて、該背圧室の流体圧力と前記弁ポートの流体圧力とが均一にされる電動弁であって、前記弁部材の内部に前記回転軸受に対する防塵部材を備えていることを特徴とする。
請求項2の電動弁は、請求項1に記載の電動弁であって、前記防塵部材が、前記弁部材の内部の前記弁ポート側に配設されたストレーナであることを特徴とする。
請求項3の電動弁は、請求項1に記載の電動弁であって、前記防塵部材が前記回転軸受の前記弁ポート側の端部に設けられて該回転軸受と共に前記連結棒に取り付けられたワッシャであることを特徴とする。
請求項4の電動弁は、請求項1に記載の電動弁であって、前記回転軸受がシールドベアリングであり、前記防塵部材が前記シールドベアリングのシール板であることを特徴とする。
請求項1の電動弁によれば、弁部材内の防塵部材により、回転軸受への異物の侵入を防止できるので、回転軸受の安定した作動性能を維持することができる。
請求項2の電動弁によれば、請求項1の効果に加えて、ストレーナという軽量な部材により弁部材の安定した動作が確保できる。
請求項3の電動弁によれば、請求項1の効果に加えて、ワッシャを回転軸受と共に連結棒に固定するので、ワッシャを簡単に取り付けることができる。
請求項4の電動弁によれば、請求項1の効果に加えて、シールドベアリングにより確実な防塵対策を図れる。
本発明の第1実施形態の電動弁の弁閉状態の縦断面図である。 図1の要部拡大図である。 本発明の第2実施形態の電動弁の弁閉状態の縦断面図である。 図3の要部拡大図及び要部平断面図である。 本発明の第3実施形態の電動弁の弁閉状態の縦断面図である。 図5の要部拡大図及び要部平断面図である。 本発明の第4実施形態の電動弁の弁閉状態の縦断面図である。 図7の要部拡大図及び要部平断面図である。
次に、本発明の電動弁の実施形態を図面を参照して説明する。図1は第1実施形態の電動弁の弁閉状態の縦断面図、図2は図1の要部拡大図である。なお、以下の説明における「上下」の概念は図1の図面における上下に対応する。
この実施形態の電動弁は、弁ハウジング1を有しており、弁ハウジング1には弁室1Aが形成されている。また、弁ハウジング1には、下端部に軸線Xを中心とする断面円形の弁ポート11と、弁室1Aの上部に貫通する円筒状のガイド嵌合孔12が形成されている。弁ポート11の弁室1A側の端部は弁シート11aを構成している。そして、弁ハウジング1には、側面側から弁室1Aに連通する継手管13が取り付けられるとともに、弁ポート11に連通するように継手管14が取り付けられている。なお、継手管13,14はろう付けにより弁ハウジング1に固着されている。
ガイド嵌合孔12には円筒状の弁ガイド2が取り付けられている。弁ガイド2は、ガイド嵌合孔12内に嵌合し、ガイド嵌合孔12の内周上部にねじ込むとともに弁ハウジング1の上端をかしめることにより弁ハウジング1に固着されている。この弁ガイド2は、軸線Xを中心軸とする円筒形状のガイド部21と、ガイド部21の上端を蓋する蓋部22と、蓋部22の中央に形成された小径円筒状の雄ネジ保持部23とを、一体に形成したものである。ガイド部21は円柱状空間を囲うガイド面2aを有している。また、蓋部22には導通路22aが形成され、雄ネジ保持部23には後述の連結棒5を挿通する挿通孔23aが形成されている。また、雄ネジ保持部23には雄ネジ軸24が固着されている。ガイド部21内にはピストン状の弁部材3が配設されている。
弁部材3は弁ガイド2の内周のガイド面2aに摺接し、弁ガイド2に対して軸線X方向に摺動可能となっている。弁部材3は中空円筒形状の弁体31と、弁体31の上端を蓋する固定座32と、固定座32の上部中央に形成された上部円筒部33とを、一体に形成したものである。弁体31は弁ガイド2のガイド面2aに摺接する外周面を有している。なお、弁体31の外周の一箇所にはガイド溝3Gが形成され、弁ガイド2側のガイドボール2Gがガイド溝3Gに嵌合されている。これにより、弁部材3は軸線X回りの回動が規制され、軸線X方向の移動のみが可能となっている。
また、上部円筒部33の外周には固定座32に固定するようにシール部34が取り付けられており、このシール部34は、弁体31の外周面と弁ガイド2のガイド面2aとの間をシールするLパッキン等を備えている。このシール部34は、弁部材3が弁ガイド2内を移動する際にも弁ガイド2のガイド面2aに常時摺接している。そして、弁部材3の一部が弁ガイド2内に収容され、シール部34にて弁ガイド2の内空間が区画されることにより、弁ガイド2内に弁部材3に対する背圧室2Aが形成されている。
弁部材3の内側の内空間3Aは、弁ポート11側の外側空間3A1と、固定座32側の内側空間3A2とで構成されている。内側空間3A2内の固定座32寄りの位置には、「回転軸受」としてのベアリング4を備えている。ベアリング4は、内輪41と、外輪42と、複数のボール43とで構成されており、内輪41は、ナット5aによって連結棒5の端部に固定されている。また、ベアリング4の外輪42と弁体31の内壁に嵌め込まれた止め輪31bとの間には、コイルばね35が装着され、このコイルばね35はベアリング4に対して弁体31を弁ポート11の方向に付勢している。これにより、図1の状態から弁棒5が上昇すると、ベアリング4も上昇し、外輪42のみが弁部材3の固定座32に当接し、弁部材3はベアリング4を介して連結棒5によって保持される。
また、コイルばね35と止め輪31bとの間には、「防塵部材」としてのストレーナ6が配設されている。ストレーナ6は例えば金属メッシュ(金網)で構成されており、このストレーナ6は、周囲のフランジ部をコイルばね35と止め輪31bとで挟み込むことにより、弁体31の内側に固定されている。また、弁部材体3の固定座32と上部円筒部33とには、弁部材3の内側空間3A2と背圧室2Aとを導通する導通路3aが形成されている。
弁ガイド2の雄ネジ保持部23に固着された雄ネジ軸24は、外周に雄ネジ部24aを有するとともに軸線X上に貫通孔24bを有している。そして、連結棒5は、弁部材3の導通路3aと、弁ガイド2の挿通孔23aと、雄ネジ軸24の貫通孔24bとを貫通し、「電動モータ」としてのステッピングモータ10まで延設されている。連結棒5は、断面円形の棒状に形成されており、この連結棒5は雄ネジ軸24の貫通穴24b内を軸線X方向に摺動可能となっている。また、連結棒5の上端部には固定金具51が溶接等により固着されている。
弁ハウジング1の上部には皿状の蓋ケース15がろう付けにより気密に固着されており、この蓋ケース15にはステッピングモータ10のケース10Aが溶接等によって気密に固定されている。ケース10A内にはロータ10Bが回転可能に配置されている。ロータ10Bは、内側から順に、雌ネジ部材10a、雌ネジホルダ10b、連結金具10c、マグネット10dにより構成されている。連結金具10cは雌ネジホルダ10bとマグネット10dとを連結している。また、連結棒5に固着された前記固定金具51と連結金具10cとの間には、コイルばね10eが装着され、連結棒5を雌ネジホルダ10b側に付勢している。
雌ネジ部材10aの内側には雌ネジ部10a1が形成されている。そして、この雌ネジ部10a1が、雄ネジ軸24の外周の雄ネジ部24aに螺合されている。さらに、ロータケース10Aの外周には、ステータユニット10Cが配設されており、ステッピングモータ10は、ステータユニット10Cのステータコイルにパルス信号が与えられることにより、そのパルス数に応じてロータ10Bを回転させる。なお、ロータケース10Aの天井部には、螺旋ガイド線体20aと、ロータ10Bの竿10fにより蹴り回される可動ストッパ部材20bによる回転ストッパ機構20が設けられている。
以上の構成により、ステッピングモータ10の駆動により、ロータ10Bが回転し、雄ネジ軸24と雌ネジ部材10aのネジ送り機構により連結棒5及び弁部材3が軸線X方向に上下動する。これにより、弁部材3が弁ガイド2にガイドされ、弁ポート11の周囲に形成された前記弁シート11aに対して離座/着座する。これにより、弁ポート11が開閉される。なお、このネジ送り機構により連結棒5は軸線X回りに回動するが、この回転力は、「回転軸受」としてのベアリング4の作用により、弁部材3に伝達されることはない。
この実施形態の電動弁は、流体(冷媒)が継手管13から流入して継手管14から流出する第1の流れと、流体が継手管14から流入して継手管13から流出する第2の流れとの、2通りの流れの制御に用いられる。すなわち、第1の流れでは継手管13が流入口、継手管14が流出口であり、第2の流れでは継手管14が流入口、継手管13が流出口である。ここで、弁部材3の外側空間3A1、内側空間3A2、ベアリング4の内輪41、外輪42及びボール43の隙間、導通路3aは、弁ポート11と背圧室2Aとを導通して均圧する「均圧流路」を構成している。これにより、第1の流れのときは、弁ポート11の低圧が前記「均圧流路」を介して背圧室2Aに導入される。また、第2の流れのときは、弁ポート11側の高圧が「均圧流路」を介して背圧室2Aに導入される。したがって、弁部材3に対して弁ポート11と背圧室2Aとの両側から同じ圧力が作用する。これにより、流体の高圧と低圧との差圧による力は弁部材3に対して軸線X方向で相殺され、圧力バランスが保たれる。
弁閉時に弁ポート11から流入する流体は、前記「均圧流路」を介して背圧室2Aに流入する。このとき、ストレーナ6は、弁体31内において、外側空間3A1から内側空間3A2への異物の流入を防止する。このように、ストレーナ6はこの均圧流路において、ベアリング4への異物の流入を防止する「防塵部材」を構成している。
図3は第2実施形態の電動弁の弁閉状態の縦断面図、図4は図3の要部拡大図及び要部平断面図であり、図4(B)は図4(A)におけるA−A断面、図4(C)は図4(A)におけるB−B断面である。なお、以下、第2実施形態乃至第4実施形態において、第1実施形態と同様な要素には図1及び図2と同符号を付記して重複する説明は適宜省略する。
この第2実施形態では、弁部材3において、内空間3Aのうち、固定座32側の内側空間3A3を、第1実施形態における内側空間3A2より内径を大きくしている。これにより、ベアリング4の周囲に流路3bを形成している。また、この第2実施形態では、弁部材3の固定座32の内側(内側空間3A3側)に4つの段部32aを形成し、ベアリング4が固定座32側に移動したときにベアリング4の外輪42が段部32aに当接するようにしている。これにより、隣接する段部32a,32aの間の空間が径方向流路32A(図4(C)参照)となる。すなわち、外輪42が段部32aに当接したときも、径方向流路32Aの外周側の一部が流路3b内に開口するので、この径方向流路32Aが上記流路3bを導通路3aに常時連通し、「均圧流路」が確保される。
さらに、この第2実施形態では、ベアリング4の内輪41とナット5aとの間に「防塵部材」としてのワッシャ7を配設している。図4(A)に示すように、ワッシャ7の外周縁7aとコイルばね35との間には間隔[d]の隙間を有しており、この隙間を介しても流体はベアリング4内に流入できる。しかし、この隙間の間隔[d]は異物がベアリング4内に侵入しない程度の間隔となっている。
このように、第2実施形態では、弁部材3の外側空間3A1、内側空間3A3、ベアリング4の外周の流路3b、段部32a,32aの間の径方向流路32A、導通路3aが、弁ポート11と背圧室2Aとを導通して均圧する「均圧流路」を構成している。そして、ワッシャ7は、ベアリング4への異物の流入を防止する「防塵部材」を構成している。
図5は第3実施形態の電動弁の弁閉状態の縦断面図、図6は図5の要部拡大図及び要部平断面図であり、図6(B)は図6(A)におけるA−A断面、図6(C)は図6(A)におけるB−B断面である。
この第3実施形態では、第2実施形態のベアリング4に代えて、「回転軸受」としてシールドベアリング4′を用いている。その他の構造は第2実施形態と同様であり、弁部材3において内径の大きな内側空間3A3によりシールドベアリング4′の周囲に流路3bを形成し、また、弁部材3の固定座32の内側に4つの段部32aが形成されている。
図6に示すように、シールドベアリング4′は、内輪44と、外輪45と、複数のボール46と、シール板47とで構成されており、内輪44は、ナット5aによって連結棒5の端部に固定されている。そして、弁棒5が上昇すると、シールドベアリング4′も上昇し、外輪45のみが弁部材3の固定座32(段部32a)に当接し、弁部材3はシールドベアリング4′を介して連結棒5によって保持される。シール板47は内輪44と外輪45との間に配設されており、このシール板47は内輪44と外輪45との間のボール46側への異物の流入を防止する「防塵部材」を構成している。なお、この第3実施形態でも、シールドベアリング4′が固定座32側に移動したときにシールドベアリング4′の外輪45が段部32aに当接し、隣接する段部32a,32aの間の径方向流路32Aが上記流路3bに常時連通し、「均圧流路」が確保される。
図7は第4実施形態の電動弁の弁閉状態の縦断面図、図8は図7の要部拡大図及び要部平断面図であり、図8(B)は図8(A)におけるA−A断面、図8(C)は図8(A)におけるB−B断面である。
この第4実施形態では、第1実施形態のベアリング4に代えて、第3実施形態と同様なシールドベアリング4′を用いるとともに、第1実施形態におけるストレーナ6を無くした構造となっている。また、第1実施形態の連結棒5に代えて、弁部材3の導通路3aに挿通される部分を太くした連結棒5′を用いている。その他の構造は第1実施形態と同様である。連結棒5′には、その中央に、弁部材3の内側空間3A2側から軸線Xに沿って上方に延びる縦均圧路5bと、軸線Xに交差して縦均圧路5bに連なり導通路3a内に開口する横均圧路5cとが形成されている。
この第4実施形態でも、シールドベアリング4′は、内輪44と、外輪45と、複数のボール46と、シール板47とで構成されており、内輪44は、ナット5aによって連結棒5′の端部に固定されている。そして、シール板47は内輪44と外輪45との間のボール46側への異物の流入を防止する「防塵部材」を構成している。また、この第4実施形態では、弁部材3の内空間3A、連結棒5′の縦均圧路5b及び横均圧路5c、導通路3aが、弁ポート11と背圧室2Aとを導通して均圧する「均圧流路」を構成している。この実施形態では、連結棒5′に「均圧流路」を構成する縦均圧路5b及び横均圧路5cが形成されているので、均圧流路により背圧室2Aと弁ポート11とを速やかに均圧することができ、流量制御の応答性能が高くなる。
なお、連結棒5′と弁部材3の導通路3aとの隙間は、導通路3aの径が大きいことから、流体を十分に流すことができるが、変形例として、連結棒5′において縦均圧路5bを更に上方に長く延設し、横均圧路5cを背圧室2A内に開口するようにしてもよい。
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
1 弁ハウジング
1A 弁室
11 弁ポート
12 ガイド嵌合孔
13 継手管
14 継手管
2 弁ガイド部材
2A 背圧室
21 ガイド部
3 弁部材
3b 流路
31 弁体
32 固定座
32a 段部
33 上部円筒部
3a 導通路
3b 導通路
4 ベアリング
4′ シールドベアリング
5 連結棒
5′ 連結棒
5a ナット
5b 縦均圧路
5c 横均圧路
6 ストレーナ(防塵部材)
7 ワッシャ(防塵部材)
10 ステッピングモータ(電動モータ)
X 軸線

Claims (4)

  1. 弁ハウジング内に配設された円筒形状のガイド部と、流体が流入する流入口と流体が流出する流出口との間に形成された弁ポートと、前記ガイド部内に摺動可能に配設されるとともに前記弁ポートを開閉する弁部材と、電動モータのロータの回転とネジ送り機構により軸線方向に移動する連結棒と、前記連結棒に固定される回転軸受と、を備え、前記弁部材が前記回転軸受を介して前記連結棒に保持されるとともに、前記弁部材に対する前記弁ポートとは反対側の背圧室と該弁ポートとが均圧流路で導通されて、該背圧室の流体圧力と前記弁ポートの流体圧力とが均一にされる電動弁であって、
    前記弁部材の内部に前記回転軸受に対する防塵部材を備えていることを特徴とする電動弁。
  2. 前記防塵部材が、前記弁部材の内部の前記弁ポート側に配設されたストレーナであることを特徴とする請求項1に記載の電動弁。
  3. 前記防塵部材が前記回転軸受の前記弁ポート側の端部に設けられて該回転軸受と共に前記連結棒に取り付けられたワッシャであることを特徴とする請求項1に記載の電動弁。
  4. 前記回転軸受がシールドベアリングであり、前記防塵部材が前記シールドベアリングのシール板であることを特徴とする請求項1に記載の電動弁。
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