JP2017203509A - 電動弁 - Google Patents

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山口 寛
Hiroshi Yamaguchi
寛 山口
宣 笠井
Noburu Kasai
宣 笠井
南澤 英樹
Hideki Minamizawa
英樹 南澤
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    • F16K31/00Actuating devices; Operating means; Releasing devices
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Abstract

【課題】弁部材3を回転軸受としてのシールドベアリング4を介して連結棒5に取り付け、ステッピングモータのロータの回転とネジ送り機構により連結棒5を上下させる圧力バランス型の電動弁において、弁部材3の背圧室2Aに対する圧力供給を速やかにする。【解決手段】弁部材3の内空間3A、連結棒5の縦均圧路5b及び横均圧路5c、連結棒5を貫通する弁部材3の導通路3aにより、弁ポート11と背圧室2Aとを導通する「均圧流路」を構成する。シールドベアリング4と弁部材3との間に「均圧流路」を構成してもよい。【選択図】図2

Description

本発明は、冷凍サイクルなどに使用する電動弁に関し、詳細には圧力バランス型の電動弁に関する。
従来、この種の圧力バランス型の電動弁は、弁部材に加わる差圧力をキャンセルするために、弁部材の上部の背圧室を、弁部材に設けた均圧路により弁部材下部の弁ポート側に導通し、弁部材の上部と下部を同圧にさせることで、弁部材に加わる正味の差圧力をキャンセルさせるという設計思想である。このような電動弁として、例えば、特開平10−2450号公報(特許文献1)及び特開2013−224708号公報(特許文献2)に開示されたものがある。
この従来の電動弁は、電動モータのロータとのネジ送り機構により上下する連結棒に対して、ベアリング等の回転軸受により弁部材を保持し、弁部材により弁ポートを開閉するものである。また、特許文献1のものでは、弁部材の内部を均圧流路として流体を通し、弁部材に対する背圧室を弁ポートに導通するようにしている。これに対して特許文献2のものは、上記の弁部材の内部の均圧流路とは別に背圧室(背空間)に連通する均圧路を設けたものである。
特開平10−2450号公報 特開2013−224708号公報
上述した特許文献2のものでは、均圧路を設ける分だけ電動弁が大型化してしまう。これに対して、特許文献1のものは弁部材の内部を均圧流路としているので、大型化することはない。しかし、均圧流路を流れる流体(例えば冷媒)は、弁部材を保持するためのベアリング等の回転軸受の中を流れる。このため、背圧室が均圧するのに時間がかかってしまい、流量制御の応答性能が悪くなる。
本発明は、回転軸受を介して弁部材を保持するようにした圧力バランス型の電動弁において、弁部材の背圧室に対する圧力供給を速やかにして流量制御の応答性能を高くすることを課題とする。
請求項1の電動弁は、弁ハウジング内に配設された円筒形状のガイド部と、流体が流入する流入口と流体が流出する流出口との間に形成された弁ポートと、前記ガイド部内に摺動可能に配設されるとともに前記弁ポートを開閉する弁部材と、電動モータのロータの回転とネジ送り機構により軸線方向に移動する連結棒と、前記連結棒に固定される回転軸受と、を備え、前記弁部材が前記回転軸受を介して前記連結棒に保持されるとともに、前記弁部材に対する前記弁ポートとは反対側の背圧室と該弁ポートとが均圧流路で導通されて、該背圧室の流体圧力と前記弁ポートの流体圧力とが均一にされる電動弁であって、前記均圧流路が前記連結棒の内部に設けられていることを特徴とする。
請求項2の電動弁は、弁ハウジング内に配設された円筒形状のガイド部と、流体が流入する流入口と流体が流出する流出口との間に形成された弁ポートと、前記ガイド部内に摺動可能に配設されるとともに前記弁ポートを開閉する弁部材と、電動モータのロータの回転とネジ送り機構により軸線方向に移動する連結棒と、前記連結棒に固定される回転軸受と、を備え、前記弁部材が前記回転軸受を介して前記連結棒に保持されるとともに、前記弁部材に対する前記弁ポートとは反対側の背圧室と該弁ポートとが均圧流路で導通されて、該背圧室の流体圧力と前記弁ポートの流体圧力とが均一にされる電動弁であって、前記回転軸受が前記弁部材の内空間に配置され、前記均圧流路が前記回転軸受と前記弁部材との間に設けられていることを特徴とする。
なお、請求項1及び請求項2の電動弁は、均圧流路が、連結棒の内部、または、回転軸受と弁部材との間という、回転軸受の内部以外に設けられている点で、構成が共通している。
請求項3の電動弁は、請求項1に記載の電動弁であって、前記均圧流路が、前記軸線に沿って形成された縦均圧路と、該縦均圧路に交差する横均圧路とを備えていることを特徴とする。
請求項4の電動弁は、請求項3に記載の電動弁であって、前記横均圧路が前記背圧室に直接開口していることを特徴とする。
請求項5の電動弁は、請求項2に記載の電動弁であって、前記均圧流路が、前記回転軸受の外周の流路と、前記弁部材の前記連結棒が貫通する導通路と、前記流路と前記導通路とを常時導通する径方向流路と、を備えていることを特徴とする。
請求項1の電動弁によれば、均圧流路が前記連結棒の内部に設けられているので、弁部材の背圧室に対する圧力供給を速やかにして流量制御の応答性能を高くすることができる。
請求項2の電動弁によれば、均圧流路が前記回転軸受と前記弁部材との間に設けられているので、弁部材の背圧室に対する圧力供給を速やかにして流量制御の応答性能を高くすることができる。
請求項3の電動弁によれば、請求項1の効果に加えて、均圧流路が縦均圧路と横均圧路を主な構成とするので、製造が容易である。
請求項4の電動弁によれば、請求項3の効果に加えて、横均圧路が背圧室に直接開口しているので、背圧室に対する圧力供給がより速やかになる。
請求項5の電動弁によれば、請求項2の効果に加えて、回転軸受の外周の流路と、連結棒が貫通する導通路とが、径方向流路により常時導通されるので、背圧室に対する圧力供給を常時安定させることができる。
本発明の第1実施形態の電動弁の弁閉状態の縦断面図である。 図1の要部拡大図及び要部平断面図である。 第1実施形態の変形例の要部拡大図である。 本発明の第2実施形態の電動弁の弁閉状態の縦断面図である。 図4の要部拡大図及び要部平断面図である。 本発明の第3実施形態の電動弁の弁閉状態の縦断面図である。 図6の要部拡大図及び要部平断面図である。
次に、本発明の電動弁の実施形態を図面を参照して説明する。図1は第1実施形態の電動弁の弁閉状態の縦断面図、図2は図1の要部拡大図及び要部平断面図であり、図2(B)は図2(A)におけるA−A断面、図2(C)は図2(A)におけるB−B断面である。なお、以下の説明における「上下」の概念は図1の図面における上下に対応する。
この実施形態の電動弁は、弁ハウジング1を有しており、弁ハウジング1には弁室1Aが形成されている。また、弁ハウジング1には、下端部に軸線Xを中心とする断面円形の弁ポート11と、弁室1Aの上部に貫通する円筒状のガイド嵌合孔12が形成されている。弁ポート11の弁室1A側の端部は弁シート11aを構成している。そして、弁ハウジング1には、側面側から弁室1Aに連通する継手管13が取り付けられるとともに、弁ポート11に連通するように継手管14が取り付けられている。なお、継手管13,14はろう付けにより弁ハウジング1に固着されている。
ガイド嵌合孔12には円筒状の弁ガイド2が取り付けられている。弁ガイド2は、ガイド嵌合孔12内に嵌合し、ガイド嵌合孔12の内周上部にねじ込むとともに弁ハウジング1の上端をかしめることにより弁ハウジング1に固着されている。この弁ガイド2は、軸線Xを中心軸とする円筒形状のガイド部21と、ガイド部21の上端を蓋する蓋部22と、蓋部22の中央に形成された小径円筒状の雄ネジ保持部23とを、一体に形成したものである。ガイド部21は円柱状空間を囲うガイド面2aを有している。また、蓋部22には導通路22aが形成され、雄ネジ保持部23には後述の連結棒5を挿通する挿通孔23aが形成されている。また、雄ネジ保持部23には雄ネジ軸24が固着されている。ガイド部21内にはピストン状の弁部材3が配設されている。
弁部材3は弁ガイド2の内周のガイド面2aに摺接し、弁ガイド2に対して軸線X方向に摺動可能となっている。弁部材3は中空円筒形状の弁体31と、弁体31の上端を蓋する固定座32と、固定座32の上部中央に形成された上部円筒部33とを、一体に形成したものである。弁体31は弁ガイド2のガイド面2aに摺接する外周面を有している。なお、弁体31の外周の一箇所にはガイド溝3Gが形成され、弁ガイド2側のガイドボール2Gがガイド溝3Gに嵌合されている。これにより、弁部材3は軸線X回りの回動が規制され、軸線X方向の移動のみが可能となっている。
また、上部円筒部33の外周には固定座32に固定するようにシール部34が取り付けられており、このシール部34は、弁体31の外周面と弁ガイド2のガイド面2aとの間をシールするLパッキン等を備えている。このシール部34は、弁部材3が弁ガイド2内を移動する際にも弁ガイド2のガイド面2aに常時摺接している。そして、弁部材3の一部が弁ガイド2内に収容され、シール部34にて弁ガイド2の内空間が区画されることにより、弁ガイド2内に弁部材3に対する背圧室2Aが形成されている。
弁部材3の内側の内空間3A内の固定座32寄りの位置には、「回転軸受」としてのシールドベアリング4を備えている。シールドベアリング4は、内輪41と、外輪42と、複数のボール43と、シール板44とで構成されており、内輪41は、ナット5aによって連結棒5の端部に固定されている。また、シールドベアリング4の外輪42と弁体31の内壁に嵌め込まれた止め輪31bとの間には、コイルばね35が装着され、このコイルばね35はシールドベアリング4に対して弁体31を弁ポート11の方向に付勢している。これにより、図1の状態から連結棒5が上昇すると、シールドベアリング4も上昇し、外輪42のみが弁部材3の固定座32に当接し、弁部材3はベアリング4を介して連結棒5によって保持される。
弁ガイド2の雄ネジ保持部23に固着された雄ネジ軸24は、外周に雄ネジ部24aを有するとともに軸線X上に貫通孔24bを有している。そして、連結棒5は、弁部材3の導通路3aと、弁ガイド2の挿通孔23aと、雄ネジ軸24の貫通孔24bとを貫通し、「電動モータ」としてのステッピングモータ10まで延設されている。連結棒5は、断面円形の棒状に形成されており、この連結棒5は雄ネジ軸24の貫通穴24b内を軸線X方向に摺動可能となっている。また、連結棒5の上端部には固定金具51が溶接等により固着されている。連結棒5には、その中央に、弁部材3の内空間3A側から軸線Xに沿って上方に延びる縦均圧路5bと、軸線Xに交差して縦均圧路5bに連なり導通路3a内に開口する横均圧路5cとが形成されている。
弁ハウジング1の上部には皿状の蓋ケース15がろう付けにより気密に固着されており、この蓋ケース15にはステッピングモータ10のケース10Aが溶接等によって気密に固定されている。ケース10A内にはロータ10Bが回転可能に配置されている。ロータ10Bは、内側から順に、雌ネジ部材10a、雌ネジホルダ10b、連結金具10c、マグネット10dにより構成されている。連結金具10cは雌ネジホルダ10bとマグネット10dとを連結している。また、連結棒5に固着された前記固定金具51と連結金具10cとの間には、コイルばね10eが装着され、連結棒5を雌ネジホルダ10b側に付勢している。
雌ネジ部材10aの内側には雌ネジ部10a1が形成されている。そして、この雌ネジ部10a1が、雄ネジ軸24の外周の雄ネジ部24aに螺合されている。さらに、ロータケース10Aの外周には、ステータユニット10Cが配設されており、ステッピングモータ10は、ステータユニット10Cのステータコイルにパルス信号が与えられることにより、そのパルス数に応じてロータ10Bを回転させる。なお、ロータケース10Aの天井部には、螺旋ガイド線体20aと、ロータ10Bの竿10fにより蹴り回される可動ストッパ部材20bによる回転ストッパ機構20がが設けられている。
以上の構成により、ステッピングモータ10の駆動により、ロータ10Bが回転し、雄ネジ軸24と雌ネジ部材10aのネジ送り機構により連結棒5及び弁部材3が軸線X方向に上下動する。これにより、弁部材3が弁ガイド2にガイドされ、弁ポート11の周囲に形成された前記弁シート11aに対して離座/着座する。これにより、弁ポート11が開閉される。なお、このネジ送り機構により連結棒5は軸線X回りに回動するが、この回転力は、「回転軸受」としてのシールドベアリング4の作用により、弁部材3に伝達されることはない。
この実施形態の電動弁は、流体(冷媒)が継手管13から流入して継手管14から流出する第1の流れと、流体が継手管14から流入して継手管13から流出する第2の流れとの、2通りの流れの制御に用いられる。すなわち、第1の流れでは継手管13が流入口、継手管14が流出口であり、第2の流れでは継手管14が流入口、継手管13が流出口である。ここで、弁部材3の内空間3A、連結棒5の縦均圧路5b及び横均圧路5c、連結棒5が貫通する導通路3aが、弁ポート11と背圧室2Aとを導通して均圧する「均圧流路」を構成している。なお、連結棒5と弁部材3の導通路3aとの隙間は、導通路3aの径が大きいことから、流体を十分に流すことができる。これにより、第1の流れのときは、弁ポート11の低圧が前記「均圧流路」を介して背圧室2Aに導入される。また、第2の流れのときは、弁ポート11側の高圧が「均圧流路」を介して背圧室2Aに導入される。したがって、弁部材3に対して弁ポート11と背圧室2Aとの両側から同じ圧力が作用する。これにより、流体の高圧と低圧との差圧による力は弁部材3に対して軸線X方向で相殺され、圧力バランスが保たれる。
この実施形態では、シールドベアリング4が「回転軸受」を構成しており、シール板44は内輪41と外輪42との間に配設されており、このシール板44は内輪41と外輪42との間のボール43側への異物の流入を防止する。また、連結棒5に「均圧流路」を構成する縦均圧路5b及び横均圧路5cが形成されているので、均圧流路により背圧室2Aと弁ポート11とを速やかに均圧することができ、流量制御の応答性能が高くなる。さらに、実施形態の電動弁では、連結棒5がシールドベアリング4の内輪41と共に回転するので、横均圧路5cの開口部は導通路3a内で軸線X回りに回転する。このため、この導通路3a内にスラッジ等が付着するのを防止することができる。
図3は第1実施形態における連結棒5の変形例を示す図である。この変形例では、連結棒5′に、前記縦均圧路5bよりも更に上方に長く延設した縦均圧路5dと、軸線Xに交差して縦均圧路5dに連なって背圧室2A内に開口する横均圧路5eとが形成されている。そして、弁部材3の内空間3A、連結棒5′の縦均圧路5d及び横均圧路5eが、弁ポート11と背圧室2Aとを導通して均圧する「均圧流路」を構成している。
図4は第2実施形態の電動弁の弁閉状態の縦断面図、図5は図4の要部拡大図及び要部平断面図であり、図5(B)は図5(A)におけるA−A断面、図5(C)は図5(A)におけるB−B断面である。なお、以下、第2実施形態及び第3実施形態において、第1実施形態と同様な要素には図1及び図2と同符号を付記して重複する説明は適宜省略する。
この第2実施形態では、弁部材3において、内空間3Bを、第1実施形態の内空間3Aより内径を大きくしている。これにより、シールドベアリング4の周囲に流路3bを形成している。また、第1実施形態の連結棒5に代えて、弁部材3の導通路3aに挿通される部分を細くした連結棒5″を用いている。さらに、この第2実施形態では、弁部材3の固定座32の内側(内空間3B側)に4つの段部32aを形成し、シールドベアリング4が固定座32側に移動したときにシールドベアリング4の外輪42が段部32aに当接するようにしている。これにより、隣接する段部32a,32aの間の空間が径方向流路32A(図5(C)参照)となる。すなわち、外輪42が段部32aに当接したときも、径方向流路32Aの外周側の一部が流路3b内に開口するので、この径方向流路32Aが上記流路3bを導通路3aに常時連通し、「均圧流路」が確保される。その他の構造は第1実施形態と同様である。
このように、第2実施形態では、弁部材3の内空間3B、シールドベアリング4の外周の流路3b、段部32a,32aの間の径方向流路32A、連結棒5″が貫通する導通路3aが、弁ポート11と背圧室2Aとを導通して均圧する「均圧流路」を構成している。
図6は第3実施形態の電動弁の弁閉状態の縦断面図、図7は図6の要部拡大図及び要部平断面図であり、図7(B)は図7(A)におけるA−A断面、図7(C)は図7(A)におけるB−B断面である。
この第3実施形態では、第2実施形態のシールドベアリング4に代えて、「回転軸受」としてベアリング4′を用いている。また、この第3実施形態では、ベアリング4′の内輪45とナット5aとの間にワッシャ6を配設している。図7(A)に示すように、ワッシャ6の外周縁6aとコイルばね35との間には間隔[d]の隙間を有しており、この隙間を介しても流体はベアリング4′内に流入できる。しかし、この隙間の間隔[d]は異物がベアリング4′内に侵入しない程度の間隔となっている。その他の構造は第2実施形態と同様であり、弁部材3において内径の大きな内空間3Bによりベアリング4′の周囲に流路3bを形成し、また、弁部材3の固定座32の内側に4つの段部32aが形成されている。
ベアリング4′は、内輪45と、外輪46と、複数のボール47とで構成されており、内輪45は、ナット5aによって連結棒5″の端部に固定されている。また、ベアリング4′の外輪46と弁体31の内壁に嵌め込まれた止め輪31bとの間には、コイルばね35が装着され、このコイルばね35はベアリング4′に対して弁体31を弁ポート11の方向に付勢している。これにより、図6の状態から連結棒5″が上昇すると、ベアリング4′も上昇し、外輪46のみが弁部材3の固定座32に当接し、弁部材3はベアリング4′を介して連結棒5″によって保持される。なお、この第3実施形態でも、ベアリング4′が固定座32側に移動したときにベアリング4′の外輪45が段部32aに当接し、隣接する段部32a,32aの間の径方向流路32Aが上記流路3bを導通路3aに常時連通し、「均圧流路」が確保される。
第2実施形態及び第3実施形態では、弁部材3の固定座32の内側に段部32aを形成することにより、径方向流路32Aを設けるようにしているが、同様な径方向流路は、別の手段でも設けることができる。例えば、固定座32と、シールドベアリング4の外輪42(またはベアリング4′の外輪46)とにのみ当接するような波形ワッシャなどの別部材を、固定座32と外輪42(または外輪46)との間に介在させるようにしてもよい。また、このような別部材は固定座32側に固定してもよいし、外輪42(または外輪46)側に固定してもよいし、固定座32及び外輪42(または外輪46)に対して固定されていなくてもよい。
また、第3実施形態ではワッシャ6を設けているが、このワッシャ6は無くてもよい。さらに、第1実施形態、変形例、及び第2実施形態におけるシールドベアリング4に代えて、第3実施形態におけるベアリング4′を用いることもできる。いずれの場合も、「均圧流路」により背圧室2Aと弁ポート11とを速やかに均圧することができ、流量制御の応答性能が高くなる。
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
1 弁ハウジング
1A 弁室
11 弁ポート
12 ガイド嵌合孔
13 継手管
14 継手管
2 弁ガイド部材
2A 背圧室
21 ガイド部
3 弁部材
3a 導通路(均圧流路)
3b 流路(均圧流路)
31 弁体
32 固定座
32a 段部
32A 径方向流路(均圧流路)
33 上部円筒部
4 シールドベアリング
4′ ベアリング
5 連結棒
5′ 連結棒
5″ 連結棒
5a ナット
5b 縦均圧路(均圧流路)
5c 横均圧路(均圧流路)
5d 縦均圧路(均圧流路)
5e 横均圧路(均圧流路)
10 ステッピングモータ(電動モータ)
X 軸線

Claims (5)

  1. 弁ハウジング内に配設された円筒形状のガイド部と、流体が流入する流入口と流体が流出する流出口との間に形成された弁ポートと、前記ガイド部内に摺動可能に配設されるとともに前記弁ポートを開閉する弁部材と、電動モータのロータの回転とネジ送り機構により軸線方向に移動する連結棒と、前記連結棒に固定される回転軸受と、を備え、前記弁部材が前記回転軸受を介して前記連結棒に保持されるとともに、前記弁部材に対する前記弁ポートとは反対側の背圧室と該弁ポートとが均圧流路で導通されて、該背圧室の流体圧力と前記弁ポートの流体圧力とが均一にされる電動弁であって、
    前記均圧流路が前記連結棒の内部に設けられていることを特徴とする電動弁。
  2. 弁ハウジング内に配設された円筒形状のガイド部と、流体が流入する流入口と流体が流出する流出口との間に形成された弁ポートと、前記ガイド部内に摺動可能に配設されるとともに前記弁ポートを開閉する弁部材と、電動モータのロータの回転とネジ送り機構により軸線方向に移動する連結棒と、前記連結棒に固定される回転軸受と、を備え、前記弁部材が前記回転軸受を介して前記連結棒に保持されるとともに、前記弁部材に対する前記弁ポートとは反対側の背圧室と該弁ポートとが均圧流路で導通されて、該背圧室の流体圧力と前記弁ポートの流体圧力とが均一にされる電動弁であって、
    前記回転軸受が前記弁部材の内空間に配置され、前記均圧流路が前記回転軸受と前記弁部材との間に設けられていることを特徴とする電動弁。
  3. 前記均圧流路が、前記軸線に沿って形成された縦均圧路と、該縦均圧路に交差する横均圧路とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の電動弁。
  4. 前記横均圧路が前記背圧室に直接開口していることを特徴とする請求項3に記載の電動弁。
  5. 前記均圧流路が、前記回転軸受の外周の流路と、前記弁部材の前記連結棒が貫通する導通路と、前記流路と前記導通路とを常時導通する径方向流路と、を備えていることを特徴とする請求項2に記載の電動弁。
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