JP2019219007A - 電動弁及び冷凍サイクルシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】ベアリング31を介して弁部材2を保持するようにした電動弁100において、流体内の異物等が回転軸受に侵入するのを防止する。【解決手段】電動弁100において、弁ガイド部7と弁部材2との間で弁室1Aと背圧室7Aとを封止するシール部73を設ける。ロータ軸51に連結されるベアリング31を有する弁ホルダ部3を設ける。弁ホルダ部3で弁部材2を保持する。弁ホルダ部3を軸線X方向にガイドする支持部材4を設ける。弁ホルダ部2の円筒ケース32(カバー部材)によって、ベアリング31を内包する。【選択図】図1

Description

本発明は、電動弁及び冷凍サイクルシステムに関する。
従来、冷凍サイクルシステム等に使用される電動弁、特に圧力バランス型の電動弁は、弁部材に加わる差圧力をキャンセルするために、弁部材の上部の背圧室を、弁部材に設けた均圧路により弁部材下部の弁ポート側に導通し、弁部材の上部と下部を同圧にさせることで、弁部材に加わる正味の差圧力をキャンセルさせるという設計思想である。このような電動弁として、例えば、特許第3672380号公報(特許文献1)及び特開2017−203509号公報(特許文献2)に開示されたものがある。
この従来の電動弁は、電動モータのロータとのネジ送り機構により上下する連結棒により弁部材を駆動している。一方、圧力バランス型の電動弁では、弁部材をガイドするガイド面の部分でシール部により弁部材に対する背圧室を弁室等から封止する必要がある。このため、弁部材には常時シール部による摺動抵抗が生じ、作動時においても弁部材は回転しない構造となる。そこで、ベアリング等の回転軸受により弁部材を保持するようにしている。
特許第3672380号公報 特開2017−203509号公報
前記従来の電動弁では、回転軸受としてベアリングを使用することで、軸受け部分のトルクロスが減り作動性が良くなる。しかし、特許文献1のものにおいては弁ポート側からベアリングを流路としてケース内の背圧室側へと流体を流す構造となっている。このため、流体中の異物やスラッジ等がベアリングの内部に侵入する可能性がある。ベアリング内に異物が侵入した場合、回転時の摺動ロスが生じ、電動弁の作動性に影響を及ぼす可能性がある。また、特許文献2のものにおいては、弁軸(連結棒)に均圧流路を設けているが、流路上にベアリングが直接配置されており、特に弁ポート側(下側)の継手管から弁室側(横側)の継手管へと流体を流す場合に、異物が侵入する可能性がある。
本発明は、回転軸受を介して弁部材を保持するようにした圧力バランス型の電動弁において、流体内の異物等が回転軸受に侵入するのを防止して、高作動性を確保することを課題とする。
請求項1の電動弁は、弁ハウジングの弁室内で作動軸に連動する弁部材により弁ポートを開閉する電動弁であって、前記作動軸に連結される回転軸受を有するとともに該回転軸受とは反対側に前記弁部材を保持する弁ホルダ部と、前記弁ホルダ部をガイドするホルダガイド部と、を備え、前記弁ホルダ部が、前記ホルダガイド部のガイド孔内に内挿されるとともに前記回転軸受を内包する円筒状のカバー部材を備えていることを特徴とする。
請求項2の電動弁は、請求項1に記載の電動弁であって、前記弁部材に対する背圧室の流体圧力と前記弁ポートの流体圧力とが均一にされる圧力バランス型であることを特徴とする。
請求項3の電動弁は、請求項2に記載の電動弁であって、電動モータのロータが密閉ケース内に収容されて該密閉ケースが前記弁ハウジングに気密に組み付けられ、前記ロータの回転によりネジ送り機構を介して前記作動軸を軸線方向に移動させるよう構成されるとともに、前記弁部材が内挿されて前記弁室内に配設された弁ガイド部と、前記弁ガイド部と前記弁部材との間で前記弁室と前記背圧室とを封止するシール部と、を備え、前記弁ホルダ部が、前記シール部によって前記弁室から封止された前記背圧室内で前記ホルダガイドによってガイドされるよう構成されるとともに、前記ホルダガイド部の外周に、前記背圧室から前記密閉ケースへ流体を流す流路が設けられていることを特徴とする。
請求項4の電動弁は、請求項3に記載の電動弁であって、前記ホルダガイド部が、前記作動軸と共に前記ネジ送り機構を構成していることを特徴とする。
請求項5の冷凍サイクルシステムは、圧縮機と、凝縮器と、膨張弁と、蒸発器と、を含む冷凍サイクルシステムであって、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電動弁が、前記膨張弁として用いられていることを特徴とする。
請求項1乃至4の電動弁によれば、弁ホルダ部のカバー部材が、ホルダガイド部のガイド孔内に内挿されるとともに回転軸受を内包しているので、弁部材に対する背圧室へ流入する流体が回転軸受へ流れるのをカバー部材により阻止することができ、流体内の異物等が回転軸受に侵入するのを防止でき、高作動性を確保することができる。
請求項5の冷凍サイクルシステムによれば、請求項1乃至4と同様な効果が得られる。
本発明の実施形態の電動弁の縦断面図である。 実施形態の電動弁の要部拡大図及び流体の流れの一例を示す図である。 図1のA−A拡大断面図である。 実施形態の冷凍サイクルシステムを示す図である。
次に、本発明の電動弁及び冷凍サイクルシステムの実施形態を図面を参照して説明する。図1は実施形態の電動弁の縦断面図、図2は実施形態の電動弁の要部拡大図及び流体の流れの一例を示す図、図3は図1のA−A拡大断面図である。なお、以下の説明における「上下」の概念は図1及び図2の図面における上下に対応する。
この電動弁100は、弁ハウジング1と、弁部材2と、弁ホルダ部3と、「ホルダガイド部」としての支持部材4と、「電動モータ」としてのステッピングモータ5と、密閉ケース6と、弁ガイド部7と、を備えている。
弁ハウジング1は例えば、黄銅、ステンレス等の金属により略円筒形状に形成されており、その内側に弁室1Aを有している。また、弁ハウジング1には、側面から弁室1Aに連通する継手管11が取り付けられるとともに、下端部に弁座部材13が取り付けられている。弁座部材13の中央には円形の弁ポート13aが形成されるとともに、弁ポート13aの開口周囲にすり鉢状のテーパ面13bが形成され、弁閉時に弁部材2の先端に形成されたテーパ状の流量制御部21aと弁ポート13aの開口上端とが当接する。また、弁座部材13には弁ポート13aに連通するように弁室1Aの軸線X方向に継手管12が取り付けられている。
弁部材2は、全体としてピストン状の略円筒形状に形成されており、この弁部材2は、内空間21Aを有する中空円筒形状の弁体部21と、弁体部21から弁ホルダ部3側に突出するボス部22と、ボス部22より径の小さな連結部23とを有している。弁体部21の上天部とボス部22との中央には、内空間21Aから上方に延びる縦均圧路2aが形成され、ボス部22にはこの縦均圧路2aに連なってボス部22の外周に開口する横均圧路2bとが形成されている。
弁ホルダ部3は、「回転軸受」としてのベアリング31と、「カバー部材」としての筒状の円筒ケース32と、ベアリング31と円筒ケース32との間に配設されたガイド33と、円筒ケース32の下端に固着された固定金具34と、固定金具34に当接される弁側スリーブ35と、弁側スリーブ35とベアリング31との間に配設されたコイルばね36と、軸側スリーブ37と、を備えている。
ベアリング31は、内輪31aと、外輪31bと、複数のボール31cとで構成されており、コイルばね36は外輪31bに当接されている。また、後述のロータ軸51が内輪31a内に嵌合され、この内輪31aにロータ軸51のフランジ部51bが当接されるとともに、ロータ軸51の下端部に軸側スリーブ37が溶接により固定されている。また、コイルばね36の付勢力によりベアリング31の外輪31bが上方に付勢され、ガイド33が円筒ケース32の上端の内側フランジ部に圧接されている。これにより、円筒ケース32とロータ軸51とは軸線X回りに相互に相対回転自在となっている。
また、弁部材2のボス部22が固定金具34の挿通孔34a内に挿通され、弁部材2の連結部23に弁側スリーブ35が嵌め込まれている。そして、弁側スリーブ35と連結部23とが溶接により固着されている。そして、コイルばね36の付勢力により、弁側スリーブ35が固定金具34に圧接されている。これにより、弁部材2が、弁ホルダ部3のベアリング31とは反対側に保持されている。
「ホルダガイド部」としての支持部材4は弁ガイド部7の上端の開口部に取り付けられている。支持部材4は、弁ガイド部7の内周面内に圧入される圧入部41と、圧入部41の内側に位置する略円柱状のガイド部42と、ガイド部42の上部に延設されたネジホルダ部43と、ガイド部42の外周に位置するリング状のフランジ部44とを有している。なお、圧入部41は軸線X回りで四方に突出するように形成されたものであるが、図1及び図2では45°回転した位置に仮想線で図示してある。圧入部41、ガイド部42、ネジホルダ部43は樹脂製の一体品として構成されている。また、フランジ部44は、例えば、黄銅、ステンレス等の金属板であり、軸線Xを中心とするドーナツ盤状の平板である。また、フランジ部44は、インサート成形により樹脂製の圧入部41、ガイド部42及びネジホルダ部43と共に一体に設けられている。
そして、支持部材4は弁ガイド部7に組み付けられ、フランジ部44を介して弁ガイド部7の上端部に溶接により固定されている。また、支持部材4において、ガイド部42には軸線Xと同軸の円筒形状のガイド孔42aが形成されるとともに、ネジホルダ部43の中心には、ガイド孔42aと同軸の雌ねじ部43aとそのねじ孔が形成されている。さらに、図3に示すように、隣接する2つの圧入部41,41の間は弁ガイド部7から離間して流路41aを形成するとともに、フランジ部44には、流路41aに対応する位置に流路44aが形成されている。この流路41a,44aは、弁ガイド部7の内側から密閉ケース6内へ流体を流すための流路である。
ステッピングモータ5は、「作動軸」としてのロータ軸51と、密閉ケース6の内部に回転可能に配設されたマグネットロータ52と、密閉ケース6の外周においてマグネットロータ52に対して対向配置されたステータコイル53と、その他、図示しないヨークや外装部材等により構成されている。ロータ軸51はブッシュを介してマグネットロータ52の中心に取り付けられ、このロータ軸51の支持部材4側の外周には雄ねじ部51aが形成されている。そして、この雄ねじ部51aが支持部材4の雌ねじ部43aに螺合されている。これにより、支持部材4はロータ軸51を軸線X上に支持している。
密閉ケース6は、上端部が塞がれた略円筒形状に形成されており、弁ガイド部7の上端に溶接によって気密に固定されている。密閉ケース6の内部天井にはスリーブ61が設けられ、このスリーブ61の中央にガイド62が設けられている。そして、ロータ軸51の上端部がガイド62により支持されている。なお、スリーブ61の外周には回転ストッパ機構63が設けられている。
弁ガイド部7は、軸線Xを中心軸として、弁ハウジング1の上半部に嵌合固定された円筒部71と、円筒部71の弁ポート13a側に固着されたガイド部72と、円筒部71とガイド部72とに挟持されて固定されたシール部73とを有している。そして、弁部材2の弁体部21は、主にガイド部72内に配置され、シール部73に密着して嵌挿されている。シール部73は、薄手で円環状の金属板からなる一対の板ばね73aと、フッ素樹脂、例えばPTFE、PFA製で円環状の一対のLパッキン73bと、金属板からなる円環状の補強板73cとで構成されている。そして、Lパッキン73bの間に補強板73cを挟み込んで、Lパッキン73bに重ねて板ばね73aが嵌め込まれている。そして、円筒部71とガイド部72とで板ばね73aを押さえ付けるようにして、シール部73が取り付けられている。
以上のように、シール部73が弁体部21の外周に密接された状態で弁部材2の一部が弁ガイド部7内に収容されることにより、弁ガイド部7の内部の空間が区画され、円筒部71内に弁部材3に対する背圧室7Aが形成されている。
なお、背圧室7A内にはコイルばね74が配設されており、このコイルばね74は、弁体部21の肩部に配設されたばね受け75と支持部材4の圧入部41との間で圧縮した状態で配設されている。そして、コイルばね74の付勢力により、支持部材4(その雌ねじ部43a)に対して弁ホルダ部3及びロータ軸51(その雄ねじ部51a)が常時弁ポート13a側に付勢される。これにより、弁閉から弁開となる時の流量特性と弁開から弁閉となるときの流量特性の差である、ヒステリシスを低減できる。
以上の構成により、ステッピングモータ5の駆動により、マグネットロータ52及びロータ軸51が回転し、雄ねじ部51aと雌ねじ部43aとのネジ送り機構によりロータ軸51、弁ホルダ部3及び弁部材2が軸線X方向に上下動する。これにより、弁部材2が弁ガイド部7にガイドされて弁座部材13のテーパ13bに対して離座/着座する。これにより、弁ポート13aが開閉される。なお、このネジ送り機構によりロータ軸51は軸線X回りに回動するが、この回転力は、「回転軸受」としてのベアリング31の作用により、弁部材2に伝達されることはない。
この実施形態の電動弁は、例えば流体(冷媒)が継手管11から流入して継手管12から流出する第1の流れと、流体が継手管12から流入して継手管11から流出する第2の流れとの、2通りの流れの制御に用いられる。すなわち、第1の流れでは継手管11が流入口、継手管12が流出口であり、第2の流れでは継手管12が流入口、継手管11が流出口である。ここで、弁部材2の内空間21A、縦均圧路2a及び横均圧路2bが、弁ポート13aと背圧室7Aとを導通して均圧する「均圧流路」を構成している。これにより、第1の流れのときは、弁ポート13aの低圧が前記「均圧流路」を介して背圧室7Aに導入される。また、第2の流れのときは、弁ポート13a側の高圧が「均圧流路」を介して背圧室7Aに導入される。したがって、弁部材2に対して弁ポート13aと背圧室7Aとの両側から同じ圧力が作用する。これにより、流体の高圧と低圧との差圧による力は弁部材2に対して軸線X方向で相殺され、圧力バランスが保たれる。
ここで、弁部材2が弁座部材13に着座していて第2の流れの場合、弁ポート13aからの高圧の流体が内空間21A、縦均圧路2a及び横均圧路2bを介して背圧室7Aに流れ込むが、この高圧の流体は、流路41a,44aを介して密閉ケース6内に流れ込む。また、支持部材4のガイド孔42a内にも円筒ケース32とガイド部42とのクリアランスを介して流れ込む。しかし、流路41a,44aを介して密閉ケース6内に流れ込む流量の方がガイド孔42a内に流れ込む流量よりも圧倒的に多い。これは密閉ケース6内は容積が大きいために、初期段階では密閉ケース6内と背圧室7A内との圧力差が大きいためである。なお、ガイド孔42a内にも高圧が加わることで、このガイド孔42a内と背圧室7Aとも均圧される。
このように、高圧の流体の流れは、図2に矢印で示すように、弁ホルダ部3を迂回してその外側を流れる。しかも、弁ホルダ部3において、ベアリング31は「カバー部材」としての円筒ケース32によって包含されている。したがって、ベアリング31の内部に異物等が侵入するのを防止できる。
図4は実施形態の冷凍サイクルシステムを示す図である。図において、符号100は膨張弁を構成する本発明の各実施形態の電動弁、200は室外ユニットに搭載された室外熱交換器、300は室内ユニットに搭載された室内熱交換器、400は四方弁を構成する流路切換弁、500は圧縮機である。電動弁100、室外熱交換器200、室内熱交換器300、流路切換弁400、及び圧縮機500は、それぞれ導管によって図示のように接続され、ヒートポンプ式の冷凍サイクルを構成している。なお、アキュムレータ、圧力センサ、温度センサ等は図示を省略してある。
冷凍サイクルの流路は、流路切換弁400により冷房運転時の流路と暖房運転時の流路の2通りに切換えられる。冷房運転時には、図に実線の矢印で示したように、圧縮機500で圧縮された冷媒は流路切換弁400から室外熱交換器200に流入され、この室外熱交換器200は凝縮器として機能し、室外熱交換器200から流出された液冷媒は電動弁100を介して室内熱交換器300に流入され、この室内熱交換器300は蒸発器として機能する。
一方、暖房運転時には、図に破線の矢印で示したように、圧縮機500で圧縮された冷媒は流路切換弁400から室内熱交換器300、電動弁100、室外熱交換器200、流路切換弁400、そして、圧縮機500の順に循環され、室内熱交換器300が凝縮器として機能し、室外熱交換器200が蒸発器として機能する。電動弁100は、冷房運転時に室外熱交換器200から流入する液冷媒、または暖房運転時に室内熱交換器300から流入する液冷媒を、それぞれ減圧膨張し、さらにその冷媒の流量を制御する。
以上の実施形態では、流路41a,44aを支持部材4のガイド部42の外周に設けるようにしているが、例えば、弁部材2の中心から、弁ホルダ部3の内側、ベアリング31の内輪31aの内側及びロータ軸51の中心に、弁ポート13aから密閉ケース6に流体を流すような流路を形成してもよい。
また、以上の実施形態では、支持部材4に雌ねじ部43aが形成され、ロータ軸51に雄ねじ部51aが形成されて、この雄ねじ部51aが雌ねじ部43aに螺合されて、ネジ送り機構を構成しているが、このねじの組み合わせに限るものではなく、逆に、支持部材と同様な部材に雄ねじ部が形成され、マグネットロータ側に雌ねじ部が形成され、上記とは雌ねじと雄ねじとが逆配置の電動弁としてもよい。
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
1 弁ハウジング
1A 弁室
11 継手管
13 弁座部材
13a 弁ポート
13b テーパ面
12 継手管
2 弁部材
2a 縦均圧路(均圧路)
2b 横均圧路(均圧路)
21 弁体部
21a 流量制御部
21A 内空間
22 ボス部
23 連結部
3 弁ホルダ部
31 ベアリング(回転軸受)
31a 内輪
31b 外輪
31c ボール
32 円筒ケース(カバー部材)
33 ガイド
34 固定金具
35 弁側スリーブ
36 コイルばね
37 軸側スリーブ
4 支持部材(ホルダガイド部)
41 圧入部
41a 流路
42 ガイド部
42a ガイド孔
43 ネジホルダ部
43a 雌ねじ部
44 フランジ部
44a 流路
5 ステッピングモータ(電動モータ)
51 ロータ軸(作動軸)
51a 雄ねじ部
52 マグネットロータ
53 ステータコイル
6 密閉ケース
7 弁ガイド部
7A 背圧室
71 円筒部
72 ガイド部
73 シール部
73a 板ばね
73b Lパッキン
73c 補強板
X 軸線
100 電動弁
200 室外熱交換器
300 室内熱交換器
400 流路切換弁
500 圧縮機

Claims (5)

  1. 弁ハウジングの弁室内で作動軸に連動する弁部材により弁ポートを開閉する電動弁であって、
    前記作動軸に連結される回転軸受を有するとともに該回転軸受とは反対側に前記弁部材を保持する弁ホルダ部と、前記弁ホルダ部をガイドするホルダガイド部と、を備え、
    前記弁ホルダ部が、前記ホルダガイド部のガイド孔内に内挿されるとともに前記回転軸受を内包する円筒状のカバー部材を備えていることを特徴とする電動弁。
  2. 前記弁部材に対する背圧室の流体圧力と前記弁ポートの流体圧力とが均一にされる圧力バランス型であることを特徴とする請求項1に記載の電動弁。
  3. 電動モータのロータが密閉ケース内に収容されて該密閉ケースが前記弁ハウジングに気密に組み付けられ、前記ロータの回転によりネジ送り機構を介して前記作動軸を軸線方向に移動させるよう構成されるとともに、前記弁部材が内挿されて前記弁室内に配設された弁ガイド部と、前記弁ガイド部と前記弁部材との間で前記弁室と前記背圧室とを封止するシール部と、を備え、
    前記弁ホルダ部が、前記シール部によって前記弁室から封止された前記背圧室内で前記ホルダガイドによってガイドされるよう構成されるとともに、前記ホルダガイド部の外周に、前記背圧室から前記密閉ケースへ流体を流す流路が設けられている
    ことを特徴とする請求項2に記載の電動弁。
  4. 前記ホルダガイド部が、前記作動軸と共に前記ネジ送り機構を構成していることを特徴とする請求項3に記載の電動弁。
  5. 圧縮機と、凝縮器と、膨張弁と、蒸発器と、を含む冷凍サイクルシステムであって、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電動弁が、前記膨張弁として用いられていることを特徴とする冷凍サイクルシステム。
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