JP2011247000A - ベビーゲート - Google Patents

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Abstract

【課題】開位置から閉位置への扉部材の移動を制動できるベビーゲートを得る。
【解決手段】ベビーゲート10の枠部は通路に取付けられており、枠部の一方の支柱18には、ベビーゲート10の扉26が開閉可能に取付けられている。また、扉26への開操作力が解除されると、シャフト60の鍔部60Aとゲート側軸受部52のスプリングストッパー64との間に設けたコイルバネ68の付勢力によって、扉26が開位置から閉位置へ自動的に戻るようになっている。この時、扉26の回転軸となるシャフト60の同軸上に設けられた回転ダンパー70によって、扉26の開位置から閉位置への回転が制動されるようになっている。
【選択図】図3

Description

本発明は、ベビーゲートに関し、特に幼児の安全に配慮したベビーゲートに関するものである。
従来のこの種のベビーゲートとして、例えば、特許文献1に示すものが知られている。このベビーゲートでは、鉛直方向に延びる一対の支柱と、一辺および一辺に向かい合う対辺を有し、一辺が一方側の支柱に回動可能に保持された第1の扉部材と、一辺および一辺に向かい合う対辺を有し、一辺が他方側の支柱に回動可能に保持された第2の扉部材とを備えている。そして、第1の扉部材及び第2の扉部材は、その対辺同士が向かい合って閉鎖状態を構成し、それぞれ一辺を中心として回動することによって開放するようになっている。
特開2008−202337号公報
しかしながら、特許文献1のベビーゲートでは、自動閉鎖機構によって第1の扉部材及び第2の扉部材が開位置から閉位置へ略一定速度で自動的に移動するようになっている。このため、扉部材に幼児が挟まれないように注意する必要がある。
本発明は上記事実を考慮し、開位置から閉位置への扉部材の移動を制動できるベビーゲートを得ることを課題とする。
請求項1に記載の発明のベビーゲートは、通路に設けられた支柱に回転可能に取付けられ、前記通路を閉塞する閉位置と前記通路を開放する開位置とへ回転可能とされた扉部材と、前記支柱に対する前記扉部材の回転軸上に設けられ、前記扉部材を前記開位置から前記閉位置方向へ向かって付勢する付勢手段と、前記回転軸上に設けられ、前記扉部材の前記開位置から前記閉位置方向へ向かう回転を制動する制動手段と、を有する。
扉部材が、通路に設けられた支柱に、通路を閉塞する閉位置と通路を開放する開位置とへ回転可能に取付けられている。また、支柱に対する扉部材の回転軸上に設けられた付勢手段によって、扉部材は開位置から閉位置方向へ向かって付勢されており、扉部材は開位置から閉位置方向へ向かって回転する。この際、支柱に対する扉部材の回転軸上に設けられた制動手段によって、扉部材の開位置から閉位置方向へ向かう回転が制動される。このため、開位置から閉位置への扉部材の移動を制動できる。
請求項2に記載の発明は請求項1に記載のベビーゲートにおいて、前記制動手段は前記回転軸上に設けられ、内部に充填された流体でロータの動きを制限する回転ダンパーである。
内部に充填された流体でロータの動きを制限する回転ダンパーを支柱に対する扉部材の回転軸上に設けるため制動機構を小型化できる。
請求項3に記載の発明は請求項2に記載のベビーゲートにおいて、前記ロータは前記扉部材が前記開位置から前記閉位置に接近するに従って前記扉部材を制動する力を増加させる制動力調整手段を有する。
回転ダンパーのロータが有する制動力調整手段によって、扉部材が開位置から閉位置に接近するに従って扉部材を制動する力が増加する。このため、扉部材の開位置から閉位置への移動時間が長くなるのを防止することと安全性とを両立することができる。
請求項4に記載の発明は請求項1に記載のベビーゲートにおいて、前記回転軸上に設けられ、前記扉部材が前記開位置から前記閉位置に移動することで上方または下方へ移動する軸方向移動部材を有し、前記制動手段は、前記軸方向移動部材の上方または下方への移動に連動し、前記扉部材が前記開位置から前記閉位置に移動する際に、シリンダー内に充填された流体でピストンの動きを制限するピストンダンパーである。
請求項4に記載の発明のベビーゲートでは、扉部材が開位置から閉位置に移動することで支柱に対する扉部材の回転軸上に設けられた軸方向移動部材が上方または下方へ移動する。この軸方向移動部材の上方または下方への移動に、シリンダー内に充填された流体でピストンの動きを制限するピストンダンパーが連動し、扉部材が開位置から閉位置に移動する際に扉部材の回転を制動する。このため、制動手段としてピストンダンパーを使用することで、制動手段として回転ダンパーを使用した場合に比べて制動機構の構成が簡単になる。また、荷重応答ピストンダンパーを使用することで、扉部材を速く閉じた場合は、制動力がより大きくなり、扉部材の回転をより制動できる。
請求項1に記載の本発明のベビーゲートは、上記構成としたので、開位置から閉位置への扉部材の移動を制動できる。
請求項2に記載の本発明のベビーゲートは、制動機構を小型化できる。
請求項3に記載の本発明のベビーゲートは、扉部材の開位置から閉位置への移動時間が長くなるのを防止することと安全性とを両立できる。
請求項4に記載の本発明のベビーゲートは、制動手段として回転ダンパーを使用した場合に比べて制動機構を簡単な構成にできると共に扉部材の回転をより制動できる。
本発明の第1実施形態に係るベビーゲートを示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るベビーゲートの要部を示す分解斜視図である。 図1の3−3断面線に沿った断面図である。 本発明の第1実施形態に係るベビーゲートの回転ダンパーを示す分解斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るベビーゲートの開位置での図3の5−5断面線に沿った断面図である。 本発明の第1実施形態に係るベビーゲートの閉位置での図5に対応する断面図である。 本発明の第1実施形態に係るベビーゲートの他方の開位置での図5に対応する断面図である。 本発明の第1実施形態に係るベビーゲートのホルダを示す半断面図である。 本発明の第2実施形態に係るベビーゲートを示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るベビーゲートの要部を示す分解斜視図である。 図9の11−11断面線に沿った断面図である。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態に係るベビーゲートについて図1〜図8に従って説明する。
なお、図中矢印UPは上方向を示している。
図1に示すように、本実施形態のベビーゲート10は、壁12が一部取り除かれ、幼児等が通過可能とされた通路14に設けられている。また、ベビーゲート10は、枠部16を備えており、枠部16が通路14の両側を構成する壁12に固定されている。
ベビーゲート10の枠部16は、上方側が開口した矩形枠状となっており、左右一対の支柱18、20と、左右一対の支柱18、20の下端部を互いに連結する底板部22とを備えている。また、一方の支柱18には、ベビーゲート10の扉部材としての扉26が取付けられている。この扉26は、水平方向に平行に伸びる棒状の上部28と下部30と、上部28と下部30との間に上下方向に沿って配置され、上部28と下部30とを水平方向に所定の間隔を開けて連結する複数の連結部32と、を備えている。
扉26の上部28における一方の端部28Aは、一方の支柱18の上側角部18Aにヒンジ装置36によって回転可能に取付けられており、扉26の下部30における一方の端部30Aは、ヒンジ装置36と同軸上に設けた軸31によって、底板部22に形成した孔33に回転可能に取付けられている。従って、扉26はヒンジ装置36の軸心と軸31の軸心とを回転中心にして、通路14を閉塞する閉位置(図1に示す位置)と、この閉位置から時計回転方向(図1の矢印A1方向)と反時計回転方向(図1の矢印B1方向)へ所定角度回転し通路14を開放する開位置と、へ回転可能とさている。
次に、ヒンジ装置の付勢手段について説明する。
図2に示すように、ヒンジ装置36はヒンジベース38を備えており、このヒンジベース38は支柱18の上側角部18Aに取付けられる取付部40を有している。この取付部40は、上部40A、下部40B及び支柱側部40Cが開口部となった枠形状となっており、支柱18の上側角部18Aを覆う位置に設けられている。なお、支柱18の上側角部18Aは支柱18の他の部位に比べて薄肉となっており、ヒンジベース38の支柱18への取付状態において取付部40の意匠面と支柱18の意匠面とが一致する(段差が発生しない)ようになっている。
ヒンジベース38の取付部40の下端部には、支柱18と逆方向に突出する軸受部42が形成されている。また、ヒンジベース38の軸受部42は、上下方向を軸方向とし、同軸上に形成された外側円筒部44と内側円筒部46とを備えている。なお、外側円筒部44に対して内側円筒部46が上方へ突出している。
図8に示すように、ヒンジベース38の軸受部42における底部48の上面48Aは、支柱18側から扉26側(ヒンジベース38の取付部40側から反対側)に向かって下方へ傾斜した傾斜面となっている。また、外側円筒部44は底部48の外周縁部に連結されており、底部48の中央部には内側円筒部46が貫通している。
図2に示すように、ヒンジ装置36におけるヒンジベース38の上方側には、ゲート側軸受部52が設けられている。このゲート側軸受部52は、鉛直方向を軸方向とする円筒状の本体部54と、この本体部54の上部から水平方向へ突出した矩形筒状の取付部56とを備えている。また、取付部56の内部には、扉26の上部28の端部28Aが挿入されされている。なお、上部28の端部28Aは上部28の他の部位に比べて薄肉となっており、ゲート側軸受部52の扉26への取付状態において、取付部56の意匠面と扉26の上部28の意匠面とが一致する(段差が発生しない)ようになっている。
図3に示すように、ゲート側軸受部52の本体部54の下面54Aは、取付部56と反対側から取付部56側に向かって下方へ傾斜した傾斜面となっている。また、ゲート側軸受部52の本体部54の下部54Bは、ヒンジベース38の軸受部42における外側円筒部44と内側円筒部46との間に挿入されている。
ゲート側軸受部52の本体部54には、上方から下方へ向かってシャフト60が挿入されており、シャフト60は支柱18に対する扉26の回転軸上に配置されている。このシャフト60の軸方向中間部には鍔部60Aが形成されており、軸方向下端部には雌螺子部60Bが形成されている。また、シャフト60の下部は、ヒンジベース38の軸受部42における内側円筒部46に挿入されている。さらに、シャフト60の雌螺子部60Bには下方側からナット62が螺合されおり、シャフト60は上方へ抜き出せないようになっている。
ゲート側軸受部52の本体部54における内周部の軸方向中間部には、スプリングストッパー64が突出形成されている。また、支柱18に対する扉26の回転軸上となるシャフト60の外周部には、鍔部60Aとスプリングストッパー64との間となる位置に付勢手段としてのコイルバネ68が配置されている。このコイルバネ68は、スプリングストッパー64に当接して、ゲート側軸受部52を下方(図3の矢印C方向)へ付勢するようになっている。
従って、扉26が閉位置から開位置へ開操作された場合には、底部48の上面48Aに対して、ゲート側軸受部52の本体部54の下面54Aがシャフト60を回転中心にして摺動することで、ゲート側軸受部52が上方(図3の矢印D方向)へ移動する。この時、コイルバネ68が鍔部60Aとスプリングストッパー64との間で圧縮され、ゲート側軸受部52を下方(図3の矢印C方向)へ付勢するようになっている。
この結果、開操作力が解除されると、コイルバネ68の付勢力によって、底部48の上面48Aに対して、ゲート側軸受部52の本体部54の下面54Aが平行となる方向へ摺動する。このため、扉26が開位置から時計回転方向(図1の矢印A2方向)又は反時計回転方向(図1の矢印B2方向)へ回転し、閉位置へ自動的に戻るようになっている。
次に、ヒンジ装置の制動手段について説明する。
図2に示すように、支柱18に対する扉26の回転軸上となるシャフト60の外周部には、制動手段としての回転ダンパー70が設けられている。回転ダンパー70は軸心部70Aを備えた円筒状となっており、軸心部70Aには下方側からシャフト60の上部60Cが挿入されている。また、回転ダンパー70はダンパーホルダ72に収納されている。ダンパーホルダ72は回転ダンパー70を収納する収納部74を備えており、収納部74の下端には取付部76が水平方向へ突出形成されている。また、取付部76の下面側には、取付部76の幅方向中央部に凸部76Aが形成されており、取付部76には、凸部76Aが形成された部位において取付部76を上下方向に貫通する取付孔78が形成されている。
図3に示すように、ダンパーホルダ72の取付部76の凸部76Aは、ヒンジベース38の取付部40の上部40Aの開口部に上方から挿入されている。また、ダンパーホルダ72の取付部76の取付孔78にはビス80が上方側から挿入されている。このビス80は支柱18の上側角部18Aの上面18Bに形成された螺子孔81に螺合しており、ビス80によってダンパーホルダ72の取付部76が、支柱18の上側角部18Aの上面18Bに固定されている。
図2に示すように、回転ダンパー70のハウジング71は上壁部71Aを備えた円筒形状となっており、内部には流体の一例としてのダンパーオイルが充填されている。また、ハウジング71の外周部71Bには軸方向に沿って間隔を開けて複数の凸部71Cが形成されている。これらの凸部71Cは、ダンパーホルダ72の収納部74の内周部に軸方向に沿って形成した複数の凹部(図示省略)に係合している。従って、回転ダンパー70のハウジング71は、ダンパーホルダ72を介して支柱18に固定された状態になっている。
図4に示すように、回転ダンパー70のハウジング71には、下方側から円筒形状のロータ84が挿入されている。回転ダンパー70のハウジング71には、ロータ84の下方側からワッシャ86が挿入され、ワッシャ88の下方側にはハウジング71の下開口部を塞ぐキャップ88が取付けられている。また、回転ダンパー70のロータ84の下部には、ロータ84の軸心に沿って下方へ伸びる回転軸84Aが突出しており、この回転軸84Aの下端外周部の対向する位置には一対の切欠部85が形成されている。
図2に示すように、回転ダンパー70の下部には円筒形状のアタッチメント90が同軸上に取付けられている。また、アタッチメント90の下面には、下面の直径に沿って係合凸部92が形成されており、この係合凸部92はゲート側軸受部52の本体部54の上端に形成された係合凹部94に係合している。
図3に示すように、アタッチメント90の内周部には、回転軸84Aの切欠部85が嵌合する嵌合部94が形成されている。従って、ロータ84は、アタッチメント90とゲート側軸受部52とを介して扉26と一体的に回転するようになっている。
図4に示すように、ロータ84の本体部84Bの外周部の上下方向中央部には、制動力調整手段としてのオリフィス96が周方向に沿って形成されている。また、ロータ84の本体部84Bの外周部には軸方向に沿って2本の凸部98が形成されている。
図6に示すように、オリフィス96は、ロータ84の本体部84Bにおける2本の凸部98が隣接して形成された部位84Cと、この部位84Cと周方向に沿って180°離れた部位84Dとを除き、これらの部位84C、34Dの間に形成されている。また、回転ダンパー70のハウジング71の内周部には、軸方向に沿って凸部100が形成されている。
図1に示すように、扉26が閉位置にある場合には、図6に示すように、ハウジング71の凸部100が、ロータ84の本体部84Bの外周部におけるオリフィス96が形成されていない部位84Dの中央部に当接するようになっている。
一方、扉26が閉位置から時計回転方向へ90°回転した位置では、図5に示すように、ハウジング71の凸部100が、ロータ84の本体部84Bの外周部における一方のオリフィス96の中央部の位置に当接するようになっている。
また、扉26が閉位置から反時計回転方向へ90°回転した位置では、図7に示すように、ハウジング71の凸部100が、ロータ84の本体部84Bの外周部における他方のオリフィス96の中央部の位置に当接するようになっている。
従って、扉26が開位置から閉位置へ移動する場合には、初め、ハウジング71の凸部100とオリフィス96の隙間を通ってハウジング71の内部に充填されたダンパーオイルが流動するため、扉26は所定の制動力で制動されながら閉位置方向へ回転するようになっている。
一方、扉26が閉位置の近傍に達すると、ハウジング71の凸部100がオリフィス96が無い外周部部位84Dと対向する。このため、ダンパーオイルが流動し難くなり、扉26の制動力が上昇する(回転速度が落ちる)ようになっている。
従って、扉26の閉位置方向へ向かう回転に気付いた幼児等が容易に退避することができるようになっている。
なお、扉26が閉位置から開位置へ移動する場合には、初めハウジング71の凸部100がオリフィス96が無い外周部部位84Dと対向するため、ダンパーオイルが流動し難くなり、扉26の回転負荷が大きくなるが、その後、ハウジング71の凸部100とオリフィス96の隙間を通ってハウジング71の内部に充填されたダンパーオイルが流動するため、扉26の回転負荷が減少するようになっている。
(作用・効果)
次に、本実施形態に係るベビーゲートの作用及び効果について説明する。
図1に示すように、ベビーゲート10の扉26が閉位置にある位置では、図3に示すように、コイルバネ68によって、ゲート側軸受部52が下方(図3の矢印C方向)へ付勢されており、ヒンジベース38の軸受部42における底部48の上面48Aと、ゲート側軸受部52の本体部54の下面54Aとが平行となる位置で互いに当接している。
次に、扉26が閉位置から開位置(図1の矢印A1または矢印B1方向)へ開操作された場合には、底部48の上面48Aに対して、ゲート側軸受部52の本体部54の下面54Aがシャフト60を回転中心にして摺動することで、ゲート側軸受部52が上方(図3の矢印D方向)へ移動する。この時、コイルバネ68が鍔部60Aとスプリングストッパー64との間で圧縮され、ゲート側軸受部52を下方(図3の矢印C方向)へ付勢する。
この結果、開操作力が解除されると、コイルバネ68の付勢力によって、底部48の上面48Aに対して、ゲート側軸受部52の本体部54の下面54Aが平行となる方向へ摺動する。このため、扉26が開位置から時計回転方向(図1の矢印A2方向)又は反時計回転方向(図1の矢印B2方向)へ回転し、閉位置へ自動的に戻る。
また、本実施形態では、扉26が閉位置にある場合には、図6に示すように、回転ダンパー70におけるハウジング71の凸部100が、ロータ84の本体部84Bの外周部におけるオリフィス96が形成されていない部位84Dの中央部に当接している。
一方、扉26が閉位置から時計回転方向へ90°回転した位置では、図5に示すように、ハウジング71の凸部100が、ロータ84の本体部84Bの外周部における一対のオリフィス96の一方の中央部の位置に当接する。
また、扉26が閉位置から反時計回転方向へ90°回転した位置では、図7に示すように、ハウジング71の凸部100が、ロータ84の本体部84Bの外周部における一対のオリフィス96の他方の中央部の位置に当接する。
従って、扉26が開位置から閉位置へ移動する場合には、初め、ハウジング71の凸部100とオリフィス96の隙間を通ってハウジング71の内部に充填されたダンパーオイルが流動する。このため、扉26は所定の制動力で制動されながら閉位置方向へ回転する。
一方、扉26が閉位置の近傍に達すると、ハウジング71の凸部100がオリフィス96が無い外周部部位84Dと対向する。このため、ダンパーオイルが流動し難くなり、扉26の制動力が上昇する(回転速度が落ちる)。
この結果、扉26の閉位置方向へ向かう回転に気付いた幼児等が容易に退避することができる。
また、本実施形態では、扉26の回転軸としてのシャフト60の同軸上に設けた回転ダンパー70によって、扉26の閉位置方向へ向かう回転が制動されるため、制動機構を小型化できる。
また、本実施形態では、回転ダンパー70の制動力調整手段としてのオリフィス96によって、扉26が開位置から閉位置に接近するに従って制動力が増加する。このため、扉26の開位置から閉位置への移動時間が長くなるのを防止することと安全性とを両立することができる。
なお、上記実施形態では、回転ダンパー70のハウジング71を支柱18側に固定し、回転ダンパー70のロータ84を扉26側に固定したが、これに代えて、回転ダンパー70のロータ84を支柱18側に固定し、回転ダンパー70のハウジング71を扉26側に固定した構成としてもよい。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係るベビーゲートについて図9〜図11に従って説明する。
なお、第1実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
図10に示すように、本実施形態では、第1実施形態における回転ダンパー70に代えて、支柱18に対する扉26の回転軸上となるシャフト60の下方に制動手段としてのピストンダンパー110が設けられている。
図11に示される如く、支柱18にはダンパーホルダ114がビス等の固定部材112によって取付けられており、ピストンダンパー110はダンパーホルダ114に形成された断面円形のピストンダンパー収納凹部116にシリンダー110Aの軸方向を上下方向にして収納されている。また、ピストンダンパー110のロッド110Bはシリンダー110Aから下方へ向かって突出しており、ロッド110Bの先端がピストンダンパー収納凹部116の底部116Aに当接している。
なお、ピストンダンパー110はシリンダー110Aにロッド110Bが押込まれる際に制動力を発生する周知の構成のため、内部の構成については説明を省略する。
ピストンダンパー収納凹部116の上部116Bは下部116Cに比べて大径部となっている。また、ピストンダンパー収納凹部116の上部116Bにはコイルスプリング120がピストンダンパー110の外周部に、ピストンダンパー110と同軸上に配置されている。
図10に示すように、軸方向移動部材としてのゲート側軸受部52における本体部54の下部54Bには、円筒形状とされた軸方向移動部材としてのアッパージョイント130の上部130Aが、一対の連結ピン132によって連結されている。より具体的に説明すると、アッパージョイント130は、上部130Aから下方へ向かって複数の脚部130Bが延設されており、隣接する脚部130Bの間を通過する連結ピン132が、本体部54の下部54Bに形成したピン取付孔134に嵌合している。
図11に示すように、ヒンジベース38の軸受部42における底部48には、内側円筒部46の外周部に、周方向に沿って所定の間隔を開けて複数の貫通孔138が形成されており(図8参照)、これらの貫通孔138をアッパージョイント130の脚部130Bが貫通している。
図10に示すように、アッパージョイント130の脚部130Bの下端部には、底部を有する円筒形状された軸方向移動部材としてのアンダージョイント140が、一対の連結ピン142によって連結されている。より具体的に説明すると、アンダージョイント140の外周部140Aに形成したピン取付孔144を通過する連結ピン142が、アッパージョイント130の脚部130Bの下端部に形成したピン取付孔146に嵌合している。
図11に示すように、アッパージョイント130の脚部130Bの下端部と、アンダージョイント140は、ダンパーホルダ114のピストンダンパー収納凹部116の上部116Bに上方側から挿入されている。また、アンダージョイント140の下面140Bには、ピストンダンパー110のシリンダー110Aの上端が当接している。
また、コイルスプリング120は、ダンパーホルダ114のピストンダンパー収納凹部116における上部116Bと下部116Cとの境に形成された段部116Dとアンダージョイント140の下面140Bとの間に配置されている。
従って、扉26が開位置から閉位置へ開操作された場合には、コイルバネ68の付勢力に抗して、底部48の上面48Aに対して、ゲート側軸受部52の本体部54の下面54Aがシャフト60を回転中心にして摺動することで、ゲート側軸受部52が上方(図11の矢印D方向)へ移動する。この時、アッパージョイント130とアンダージョイント140も上方(図11の矢印D方向)へ移動するため、ピストンダンパー110のシリンダー110Aも上方(図11の矢印D方向)へ移動するようになっている。
一方、開操作力が解除されると、コイルバネ68の付勢力によって、底部48の上面48Aに対して、ゲート側軸受部52の本体部54の下面54Aが平行となる方向へ摺動する。このため、扉26が開位置から時計回転方向(図9の矢印A2方向)又は反時計回転方向(図9の矢印B2方向)へ回転し、閉位置へ自動的に戻るようになっている。
この時、ゲート側軸受部52が下方(図11の矢印C方向)へ移動するので、アッパージョイント130とアンダージョイント140も下方(図11の矢印C方向)へ移動する。従って、ピストンダンパー110のシリンダー110Aが下方(図11の矢印C方向)へ移動するため、相対的にロッド110Bがシリンダー110A内に押込まれるので、ピストンダンパー110によって扉26の回転が制動されるようになっている。なお、コイルスプリング120によっても扉26の回転が制動されるようになっている。
(作用・効果)
次に、本実施形態に係るベビーゲートの作用及び効果について説明する。
図9に示すように、ベビーゲート10の扉26が閉位置にある位置では、図11に示すように、コイルバネ68によって、ゲート側軸受部52が下方(図11の矢印C方向)へ付勢されており、ヒンジベース38の軸受部42における底部48の上面48Aと、ゲート側軸受部52の本体部54の下面54Aとが平行となる位置で互いに当接している。
このとき、図11に示すように、ゲート側軸受部52にアッパージョイント130によって連結されたアンダージョイント140が下方へ下がっている。このため、コイルスプリング120は圧縮されており、ピストンダンパー110のロッド110Bはシリンダー110Aの内部に押込まれている。
次に、扉26が閉位置から開位置(図9の矢印A1または矢印B1方向)へ開操作された場合には、底部48の上面48Aに対して、ゲート側軸受部52の本体部54の下面54Aがシャフト60を回転中心にして摺動することで、ゲート側軸受部52が上方(図11の矢印D方向)へ移動する。この時、コイルバネ68がシャフト60の鍔部60Aとスプリングストッパー64との間で圧縮され、ゲート側軸受部52を下方(図11の矢印C方向)へ付勢する。
また、ゲート側軸受部52にアッパージョイント130によって連結されたアンダージョイント140が上方へ移動するため、コイルスプリング120が伸張し、ピストンダンパー110のロッド110Bがシリンダー110Aの内部から突出する。
この扉26の開位置において、開操作力が解除されると、コイルバネ68の付勢力によって、底部48の上面48Aに対して、ゲート側軸受部52の本体部54の下面54Aが平行となる方向へ摺動する。このため、扉26が開位置から時計回転方向(図9の矢印A2方向)又は反時計回転方向(図9の矢印B2方向)へ回転し、閉位置へ自動的に戻る。
一方、ゲート側軸受部52にアッパージョイント130によって連結されたアンダージョイント140が下方(図11の矢印C方向)へ移動する。このため、ピストンダンパー110のシリンダー110Aが下方(図11の矢印C方向)へ移動するので、相対的にロッド110Bがシリンダー110A内に押込まれる。この結果、ピストンダンパー110によっても扉26の開位置から閉位置への移動が制動される。また、コイルスプリング120が圧縮され扉26の回転が制動される。
この結果、扉26の閉位置方向へ向かう回転に気付いた幼児等が容易に退避することができる。
また、本実施形態では、制動手段としてピストンダンパー110を使用することで、制動手段として回転ダンパーを使用した場合に比べて制動機構を簡単な構成にできる。また、荷重応答ピストンダンパーを使用することで、扉26を速く閉じた場合は、制動力がより大きくなり、扉26の回転をより制動できる。
(その他の実施形態)
以上に於いては、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、本発明のベビーゲート10は、上記第1実施形態の回転ダンパー70と、上記第2実施形態のピストンダンパー110との、双方を備えた構成としてもよい。
10 ベビーゲート
14 通路
16 枠部
18 支柱
26 扉(扉部材)
36 ヒンジ装置
38 ヒンジベース
42 ヒンジベースの軸受部
52 ゲート側軸受部(軸方向移動部材)
60 シャフト(回転軸)
68 コイルバネ(付勢手段)
70 回転ダンパー(制動手段)
72 ダンパーホルダ
84 回転ダンパーのロータ
96 回転ダンパーのオリフィス(制動力調整手段)
110 ピストンダンパー(制動手段)
114 ダンパーホルダー
120 コイルスプリング
130 アッパージョイント(軸方向移動部材)
140 アンダージョイント(軸方向移動部材)

Claims (4)

  1. 通路に設けられた支柱に回転可能に取付けられ、前記通路を閉塞する閉位置と前記通路を開放する開位置とへ回転可能とされた扉部材と、
    前記支柱に対する前記扉部材の回転軸上に設けられ、前記扉部材を前記開位置から前記閉位置方向へ向かって付勢する付勢手段と、
    前記回転軸上に設けられ、前記扉部材の前記開位置から前記閉位置方向へ向かう回転を制動する制動手段と、
    を有するベビーゲート。
  2. 前記制動手段は前記回転軸上に設けられ、内部に充填された流体でロータの動きを制限する回転ダンパーである請求項1に記載のベビーゲート。
  3. 前記ロータは前記扉部材が前記開位置から前記閉位置に接近するに従って前記扉部材を制動する力を増加させる制動力調整手段を有する請求項2に記載のベビーゲート。
  4. 前記回転軸上に設けられ、前記扉部材が前記開位置から前記閉位置に移動することで上方または下方へ移動する軸方向移動部材を有し、
    前記制動手段は、前記軸方向移動部材の上方または下方への移動に連動し、前記扉部材が前記開位置から前記閉位置に移動する際に、シリンダー内に充填された流体でピストンの動きを制限するピストンダンパーである請求項1に記載のベビーゲート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019163609A (ja) * 2018-03-19 2019-09-26 株式会社グリーンライフ ベビーゲート
JP2022080987A (ja) * 2020-11-19 2022-05-31 喜八 岡本 水平開きのペット用ドア

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