JP7230239B2 - アクリロニトリル二量体の製造方法 - Google Patents

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Description

本出願は、2020年01月13日付けの韓国特許出願第10-2020-0004079号及び2020年12月17日付けの韓国特許出願第10-2020-0177058号に基づく優先権の利益を主張し、当該韓国特許出願の文献に開示されている全ての内容は本明細書の一部として組み込まれる。
本発明は、アクリロニトリル二量体の製造方法に関するものであって、より詳細には、アクリロニトリル二量化反応において、触媒として使用されたリン系触媒を効果的に分離して高収率の線形アクリロニトリル二量体を製造する方法に関するものである。
アクリロニトリル二量体(Acrylonitrile dimer)、特に、線形(linear)アクリロニトリル二量体は、ナイロン66(Nylon 66)の主な単量体であるヘキサメチレンジアミン(hexamethylenediamine、HMDA)の合成のための中間体として使用されたり、防水剤、加硫促進剤などの製造時に活用されている。
このようなアクリロニトリル二量体は、触媒の存在下でアクリロニトリル単量体を二量化する方法により得ることができる。具体的に、ルテニウム(Ru)系化合物、コバルト(Co)系化合物、またはリン(P)系化合物などを触媒としてアクリロニトリル単量体を二量化反応させることにより、アクリロニトリル二量体を製造することができる。
前記触媒中のルテニウム系化合物を使用してアクリロニトリル二量体を製造する方法が主に研究されたことがあるが、二量化反応を起こすための水素の添加により、アクリロニトリル二量体の収率及び線形アクリロニトリル二量体の選択度が低下するという問題点があった。すなわち、水素が添加されることによってアクリロニトリルの二量化反応とともに水素化が起こり、副産物であるプロピオニトリルが多量に生成されることで、収率及び選択度が低下したものである。
そこで、アクリロニトリル二量体の収率を高めるために、リン系化合物を触媒にしてアクリロニトリル二量体を製造する方法が注目されている。前記リン系化合物を触媒にしてアクリロニトリル二量体を製造する方法としては、リン系触媒の存在下でプロトン供与(proton donating)溶媒として、アルコール溶媒と芳香族炭化水素溶媒のような不活性(inert)溶媒を反応溶媒として含む混合溶媒にアクリロニトリルを投入して二量化反応させる方法が挙げられる。
ところが、前記方法では、アルコール溶媒と芳香族炭化水素溶媒の共沸問題のため、リン系触媒、アクリロニトリル二量体及び混合溶媒間の分離が難しく、触媒のリサイクル率及びアクリロニトリル二量体の収率が低下するという問題点があった。
また、リン系触媒、アクリロニトリル二量体及び混合溶媒の分離は、蒸留方法で行われるが、前記蒸留方法は、沸点が反応生成物や生成物よりも高いリン系触媒の特性を用いて熱を加えて触媒を分離する方法であって、前記蒸留方法でアクリロニトリル二量化反応生成物から触媒を分離する場合、熱によりアクリロニトリル二量化生成物の副反応が進められてアクリロニトリル三量体及び多量体などが生成され、アクリロニトリル二量体の収率が低くなるという問題点がある。
したがって、アクリロニトリル二量体の収率を高めると同時に、リン系触媒のリサイクル率を高めるための技術が求められている。
本発明で解決しようとする課題は、前記発明の背景となる技術において言及された問題を解決するために、アクリロニトリル二量化反応生成物からリン系触媒を容易に分離し、アクリロニトリル二量体を高収率で製造する方法を提供するものである。
すなわち、本発明は、アクリロニトリル二量体の製造時に、イオン性液体を反応溶媒として使用することにより、従来のリン系触媒を用いたアクリロニトリル二量体の製造時に、リン系触媒の回収が難しく、これによりアクリロニトリル二量体の収率が低下するという問題を解決することができる。
前記課題を解決するための本発明の一実施例によれば、本発明は、アクリロニトリル単量体、リン系触媒、アルコール溶媒及びイオン性液体を反応器に供給して二量化反応させて単一相の二量化反応生成物を製造ステップ(S10)と、前記二量化反応生成物を含む反応器排出ストリームを第1蒸留カラムに供給し、上部排出ストリームからアルコール溶媒及び未反応のアクリロニトリル単量体を分離し、アクリロニトリル二量体、イオン性液体及びリン系触媒を含む下部排出ストリームを第2蒸留カラムに供給するステップ(S20)と、前記第2蒸留カラムからアクリロニトリル二量体を含む上部排出ストリームを分離し、イオン性液体及びリン系触媒を含む下部排出ストリームを分離するステップ(S30)と、を含むものである、アクリロニトリル二量体の製造方法を提供することができる。
本発明のアクリロニトリル二量体の製造方法によれば、アクリロニトリル二量体の製造時に、従来の芳香族炭化水素溶媒を使用せずに、イオン性液体を反応溶媒として使用することにより、アクリロニトリル二量体を高純度で分離することができ、リン系触媒の分離が容易であるという効果がある。
また、本発明は、アクリロニトリル二量体の製造時に、イオン性液体の蒸気圧が低い特性により、アクリロニトリル二量化反応温度以上でも、第2蒸留カラムの下部にイオン性液体、生成物及び触媒が存在することで、生成物及び触媒が低濃度で存在するようになり、生成物の追加反応を効果的に抑制して、生成物と触媒の損失を最小化することができる。
本発明の一実施例に係るアクリロニトリル二量体の製造方法の工程フローチャートである。
本発明の説明及び特許請求の範囲において使用される用語や単語は、通常的または辞書的な意味に限定して解釈されてはならず、発明者はその自分の発明を最も最良の方法で説明するために、用語の概念を適切に定義することができるという原則に則って、本発明の技術的思想に合致する意味及び概念として解釈されるべきである。
本発明において、用語「ストリーム(stream)」は、工程内の流体(fluid)の流れを意味するものであってもよく、且つ、配管内で流れる流体自体を意味するものであってもよい。具体的に、前記「ストリーム」は、各装置を連結する配管内で流れる流体自体及び流体の流れを同時に意味するものであってもよい。また、前記流体は、気体(gas)または液体(liquid)を意味するものであってもよい。
以下、本発明に対する理解を助けるために、本発明を下記図1を参照してより詳細に説明する。
本発明によれば、アクリロニトリル二量体の製造方法が提供される。
アクリロニトリル単量体、リン系触媒、アルコール溶媒及びイオン性液体を反応器に供給して二量化反応させて単一相の二量化反応生成物を製造するステップ(S10)と、前記二量化反応生成物を含む反応器排出ストリームを第1蒸留カラムに供給し、上部排出ストリームからアルコール溶媒及び未反応のアクリロニトリル単量体を分離し、アクリロニトリル二量体、イオン性液体及びリン系触媒を含む下部排出ストリームを第2蒸留カラムに供給するステップ(S20)と、前記第2蒸留カラムからアクリロニトリル二量体を含む上部排出ストリームを分離し、イオン性液体及びリン系触媒を含む下部排出ストリームを分離するステップ(S30)と、を含むものである、アクリロニトリル二量体の製造方法を提供することができる。
本発明において、用語「生成物」は、二量化反応により収得しようとする物質、つまり、アクリロニトリル二量体を意味してもよい。
本発明において、用語「反応生成物」とは、反応混合物の二量化反応により生成された生成物(アクリロニトリル二量体)と未反応物の両方を含む意味であってもよい。例えば、前記S10ステップの二量化反応において、反応混合物は、アクリロニトリル単量体、リン系触媒、アルコール溶媒及びイオン性液体を意味してもよく、生成物はアクリロニトリル二量体を意味してもよく、反応生成物は、アクリロニトリル二量体(生成物)、未反応のアクリロニトリル単量体、アルコール溶媒、イオン性液体及びリン系触媒の全てを含むものであってもよい。
本発明において、用語「単一相」は、長時間静置するか、遠心分離を行う場合に浮遊物が沈殿するなど、相(phase)分離が起こるエマルジョンまたはコロイドとは異なり、混合物を長時間静置するか、遠心分離を行っても相分離が起こらず、混合物のどの部分を抽出しても、成分及び物理化学的特性が同じ状態であることを意味してもよい。すなわち、前記「単一相の二量化反応生成物」は、イオン性液体に反応生成物であるアクリロニトリル二量体、アクリロニトリル単量体、リン系触媒及びアルコールが全て溶解している混合物であって、混合物のどの部分を抽出しても、その成分及び物理化学的特性が同じ状態であることを意味してもよい。
一方、例えば、前記反応混合物内にアルコールの代わりに水が使用される場合には、リン系触媒が水と反応して不活性状態に変化し得るため、アルコールを使用することが好ましい。
前記アクリロニトリル二量体(Acrylonitrile dimer)、特に、線形(linear)アクリロニトリル二量体は、ナイロン66(Nylon 66)の主な単量体であるヘキサメチレンジアミン(hexamethylenediamine、HMDA)の合成のための中間体として使用されたり、防水剤、加硫促進剤などの製造時に活用されている。
従来は、アクリロニトリル二量体を触媒の存在下で、アクリロニトリル単量体を二量化する方法により得た。具体的に、ルテニウム(Ru)系化合物、コバルト(Co)系化合物、またはリン(P)系化合物などを触媒としてアクリロニトリル単量体を二量化反応させることで、アクリロニトリル二量体を製造した。
前記アクリロニトリル二量体を製造するのに使用されていた触媒のうち、特にリン系触媒は、反応性と選択性に優れており、これを使用してプロトン供与(proton donating)溶媒としてアルコール溶媒と芳香族炭化水素溶媒のような不活性(inert)溶媒を反応溶媒として含む混合溶媒にアクリロニトリルを投入し、二量化反応させる方法でアクリロニトリル二量体を製造した。
しかしながら、前記方法では、アルコール溶媒と芳香族炭化水素溶媒間、及びアクリロニトリル単量体と芳香族炭化水素溶媒間の共沸問題により、アルコール溶媒、芳香族炭化水素溶媒及びアクリロニトリル単量体をリサイクルするとき、ルサイクルされる未反応のアクリロニトリル単量体のうち、不純物及び低沸点の副産物が蓄積されて反応条件が保持されにくいため、前記不純物及び副産物の蓄積を防ぐためには、パージ(Purge)するための工程ステップを追加するか、または不純物及び副産物の蓄積によりアクリロニトリル二量体の収率が低下するという問題点があった。
また、リン系触媒、アクリロニトリル二量体及び混合溶媒の分離は、蒸留方法で行われるが、前記蒸留方法は、沸点が反応生成物や生成物よりも高いリン系触媒の特性を用いて、熱を加えて触媒を分離する方法であって、前記蒸留方法でアクリロニトリル二量化反応生成物から触媒を分離する場合、高温条件のため、アクリロニトリル二量化生成物の熱分解及び副反応が進められ、アクリロニトリル二量体の熱分解産物、三量体及び多量体以上のオリゴマー(Oligomer)が生成され、アクリロニトリル二量体の収率が低くなるという問題点があった。
これに対し、本発明では、アクリロニトリル二量体を製造するにあたり、従来の芳香族炭化水素溶媒の代わりにイオン性液体を反応溶媒として使用することにより、不要な工程ステップを追加せず、工程の効率性を高め、アクリロニトリル二量体の収率を高め、アクリロニトリル二量体を高純度で分離するだけでなく、リン系触媒のリサイクル率を向上させることができる方法を提供しようとする。
本発明の一実施例によれば、前記S10ステップは、アクリロニトリル単量体、リン系触媒、アルコール溶媒及びイオン性液体を反応器100に供給して二量化反応させ、アクリロニトリル二量体を製造するステップであってもよい。
本発明の一実施例によれば、前記S10ステップにおいてアクリロニトリル二量化反応は、本技術分野で知られている通常の方法で製造することができる。例えば、原料物質を適量反応器100に供給して最適な温度範囲及び圧力範囲でアクリロニトリル二量化反応を行うことができる。
例えば、前記アクリロニトリル二量化反応は、0℃~100℃の温度範囲及び1bar~10barの圧力範囲で行うことができる。前記温度及び圧力範囲でアクリロニトリル二量化反応を行う場合、優れた転換率でアクリロニトリル二量体を製造することができる。
本発明の一実施例によれば、前記リン系触媒は、下記化学式1で表すことができる。
Figure 0007230239000001
前記化学式1において、
Rは、炭素数1~5のアルキル基、炭素数6~12のアリール基または炭素数~8のシクロアルキル基 を示し、R1~R3は、それぞれ水素、炭素数1~5のアルキル基、アミノ基またはアルコキシ基を示し、n及びmは、それぞれ独立して1~2の整数である。
具体的な例として、前記リン系触媒は、下記化学式1-1で表すことができる。
Figure 0007230239000002
前記化学式1-1において、
Rは、メチル基、エチル基、イソプロピル基またはシクロヘキシル基であり、R2は、水素、メチル基またはエチル基である。
より具体的な例として、前記リン系触媒は、下記化学式1-2で表すことができる。
Figure 0007230239000003
本発明の一実施例によれば、前記アルコール溶媒は、例えば、イソプロピルアルコール、メチルアルコール及びシクロヘキサンアルコールからなる群より選択された1種以上を含むことができる。具体的な例として、前記アルコール溶媒は、イソプロピルアルコールであってもよい。
本発明の一実施例によれば、前記イオン性液体は、カチオン及びアニオンを含んでおり、これらのカチオン及びアニオンの性質を変化させることで、その物理的及び化学的特性が容易に調節されることができるため、様々な分野に幅広く使用されている。
前記イオン性液体において、前記カチオンは、ピリジニウム系カチオン、イミダゾリウム系カチオン、ピロリジニウム系カチオン、アンモニウム系カチオン及びホスホニウム系カチオンからなる群より選択された1種以上を含むことができる。
前記ピリジニウム系カチオンは、例えば、1-ブチル-2-メチルピリジニウムカチオン、1-ブチル-3-メチルピリジニウムカチオン、ブチルメチルピリジニウムカチオン、1-ブチル-4-ジメチルアセチルピリジニウムカチオン、1-ブチル-4-メチルピリジニウムカチオン、1-エチル-2-メチルピリジニウムカチオン、1-エチル-3-メチルピリジニウムカチオン、1-エチル-4-ジメチルアセチルピリジニウムカチオン、1-エチル-4-メチルピリジニウムカチオン、1-ヘキシル-4-ジメチルアセチルピリジニウムカチオン、1-ヘキシル-4-メチルピリジニウムカチオン、1-オクチル-3-メチルピリジニウムカチオン、1-オクチル-4-メチルピリジニウムカチオン、1-プロピル-3-メチルピリジニウムカチオン、1-プロピル-4-メチルピリジニウムカチオン、ブチルピリジニウムカチオン、エチルピリジニウムカチオン、ヘプチルピリジニウムカチオン、ヘキシルピリジニウムカチオン、ヒドロキシプロピルピリジニウムカチオン、オクチルピリジニウムカチオン、ペンチルピリジニウムカチオン及びプロピルピリジニウムカチオンからなる群より選択された1種以上を含むことができる。
また、前記イミダゾリウム系カチオンは、例えば、ブチルエチルイミダゾリウムカチオン、ブチルメチルイミダゾリウムカチオン、ブチルジメチルイミダゾリウムカチオン、デカエチルイミダゾリウムカチオン、デカメチルイミダゾリウムカチオン、ジエチルイミダゾリウムカチオン、ジメチルイミダゾリウムカチオン、エチル-2,4-ジメチルイミダゾリウムカチオン、エチルジメチルイミダゾリウムカチオン、エチルイミダゾリウムカチオン、エチルメチルイミダゾリウムカチオン、エチルプロピルイミダゾリウムカチオン、エトキシエチルメチルイミダゾリウムカチオン、エトキシジメチルイミダゾリウムカチオン、ヘキサデシルメチルイミダゾリウムカチオン、ヘプチルメチルイミダゾリウムカチオン、ヘキシルエチルイミダゾリウムカチオン、ヘキシルメチルイミダゾリウムカチオン、ヘキシルジメチルイミダゾリウムカチオン、メトキシエチルメチルイミダゾリウムカチオン、メトキシプロピルメチルイミダゾリウムカチオン、メチルイミダゾリウムカチオン、メチルノニルイミダゾリウムカチオン、オクタデシルメチルイミダゾリウムカチオン、ヒドロキシルエチルメチルイミダゾリウムカチオン、ヒドロキシルオクチルメチルイミダゾリウムカチオン、ヒドロキシルプロピルメチルイミダゾリウムカチオン、オクチルメチルイミダゾリウムカチオン、オクチルジメチルイミダゾリウムカチオン、フェニルエチルメチルイミダゾリウムカチオン、フェニルメチルイミダゾリウムカチオン、フェニルジメチルイミダゾリウムカチオン、ペンチルメチルイミダゾリウムカチオン及びプロピルメチルイミダゾリウムカチオンからなる群より選択された1種以上を含むことができる。
また、前記ピロリジニウム系カチオンは、例えば、ブチルメチルピロリジニウムカチオン、ブチルピロリジニウムカチオン、ヘキシルメチルピロリジニウムカチオン、ヘキシルピロリジニウムカチオン、オクチルメチルピロリジニウムカチオン、オクチルピロリジニウムカチオン及びプロピルメチルピロリジニウムカチオンからなる群より選択された1種以上を含むことができる。
また、前記アンモニウム系カチオンは、例えば、ブチルアンモニウムカチオン、トリブチルアンモニウムカチオン、テトラブチルアンモニウムカチオン、ブチルエチルジメチルアンモニウムカチオン、ブチルトリメチルアンモニウムカチオン、N,N,N-トリメチルエタノールアンモニウムカチオン、エチルアンモニウムカチオン、ジエチルアンモニウムカチオン、テトラエチルアンモニウムカチオン、テトラヘプチルアンモニウムカチオン、テトラヘキシルアンモニウムカチオン、メチルアンモニウムカチオン、ジメチルアンモニウムカチオン、テトラメチルアンモニウムカチオン、アンモニウムカチオン、ブチルジメチルエタノールアンモニウムカチオン、ジメチルエタノールアンモニウムカチオン、エタノールアンモニウムカチオン、エチルジメチルエタノールアンモニウムカチオン、テトラペンチルアンモニウムカチオン及びテトラプロピルアンモニウムカチオンからなる群より選択された1種以上を含むことができる。
また、前記ホスホニウム系カチオンは、例えば、テトラブチルホスホニウムカチオン及びトリブチルオクチルホスホニウムカチオンからなる群より選択された1種以上を含むことができる。
具体的に、前記イオン性液体において、カチオンは、ピリジニウム系カチオンを含むことができ、より具体的に、前記ピリジニウム系カチオンは、1-ブチル-4-メチルピリジニウムカチオン及び1-エチル-3-メチルピリジニウムカチオンからなる群より選択された1種以上であってもよい。
前記イオン性液体において、前記アニオンは、ビス(トリフルオロメタンスルホニル)アミドアニオン、ヘキサフルオロホスフェートアニオン、トリフルオロメタンスルホネートアニオン、ジシアンアミドアニオン、テトラフルオロボレートアニオン、チオシアネートアニオン、ニトレートアニオン、スルホネートアニオン、エチルサルフェートアニオン及びトリフルオロアセテートアニオンからなる群より選択された1種以上を含むことができる。具体的に、前記アニオン液体におけるアニオンは、テトラフルオロボレートアニオンまたはエチルサルフェートアニオン を含むことができる。
より具体的には、前記イオン性液体は、1-ブチル-4-メチルピリジニウムテトラフルオロボレート及び1-エチル-3-メチルピリジニウムエチルサルフェートからなる群より選択された1種以上を含むことができる。
前記イオン性液体は、100℃の温度で測定された蒸気圧が0.003Pa以下であってもよい。例えば、100℃の温度で測定された蒸気圧は0.0001Pa~0.003Pa、0.0005Pa~0.003Paまたは0.001Pa~0.003Paであってもよい。このように、蒸気圧が極めて低いイオン性液体をアクリロニトリル二量化反応に溶媒として使用することにより、生成物と触媒の損失を最小化することができる。
具体的に、蒸気圧が極めて低いイオン性液体を溶媒として使用することにより、アクリロニトリル二量化反応温度以上でも、第2蒸留カラム300の下部にイオン性液体、生成物及び触媒が存在することにより、生成物及び触媒が低濃度(Dilute)で存在するようになって生成物の追加反応を効果的に抑制し、生成物及び触媒の損失を最小化することができる。
一方、例えば、前記イオン性液体の代わりに、100℃の温度で1000Pa以上の蒸気圧を示す芳香族炭化水素溶媒を使用する場合、アクリロニトリル二量化反応温度以上で第2蒸留カラム300の上部から分離する芳香族炭化水素溶媒の流量が増加するにつれて、第2蒸留カラム300の下部に生成物及び触媒が高濃度で存在するようになって、生成物の更なる反応により、触媒の損失が発生し、生成物であるアクリロニトリル二量体の収率が減少し得る。
具体的に、前記リン系触媒は活性状態の触媒であってもよく、第2蒸留カラム300の下部で発生する更なる反応により不活性状態に転換されることで、触媒の損失が生じることがある。
前記S10ステップにおいて、イオン性液体は、水分を除去するステップを経た後、反応器に供給されることができる。例えば、前記イオン性液体の水分を除去するステップは、イオン性液体と第2溶媒を混合して混合溶液を製造するステップと、前記混合溶液に多孔性物質を投入して水分を除去するステップと、前記混合溶液からイオン性液体を分離するステップと、を含むことができる。
前記イオン性液体の水分を除去するステップで使用される第2溶媒は、イオン性液体との相溶性を有するとともに、沸点及び粘度が低い物質であってもよい。具体的に、前記イオン性液体の水分を除去するステップで使用される第2溶媒は、イオン性液体の種類に応じて適宜選択することができ、例えば、前記第2溶媒は、エチルアセテート、アルキルアセテート、ケトン、アルコール及びアセトニトリルからなる群より選択された1種以上を含むことができる。
前記多孔性物質は、当業界において常用される分子体(Molecular Sieves)及びゼオライトからなる群より選択された1種以上を含むことができる。このような多孔性物質を混合溶液に投入し、一定の時間以上保持する場合、多孔性物質が水分を吸収することにより、水分を除去することができる。
前記多孔性物質を用いて水分を除去した混合溶液からイオン性液体を分離するステップは、加熱による蒸発方法で行われることができる。このように、混合溶液を加熱する場合、蒸気圧の低いイオン性液体は蒸発せず、第2溶媒のみが蒸発することで、イオン性液体を容易に分離することができる。前記加熱温度は、例えば、25℃~200℃、25℃~150℃または25℃~100℃であってもよい。また、前記加熱による蒸発の際、圧力は100mbar以下、0.01mbar~100mbarまたは0.1mbar~50mbarであってもよい。前記温度及び減圧条件で加熱によって第2溶媒を蒸発させることで、イオン性液体を効果的に分離することができる。
前記イオン性液体は、水分含量が50ppm以下であってもよい。例えば、前記イオン性液体内に含まれた水分の含量は1ppm~50ppm、1ppm~30ppmまたは1ppm~15ppmと、ほとんど水分を含有していなくてもよい。前記範囲内の水分含量を有するイオン性液体を使用することにより、触媒の酸化を防止してアクリロニトリル二量化反応における転換率及び選択度を向上させることができる。
本発明の一実施例によれば、アクリロニトリル二量体を製造するにあたり、アルコール溶媒とイオン性液体を含む混合溶媒を使用することにより、アクリロニトリル二量体の収率を向上させることができる。具体的に、本発明では、従来、芳香族炭化水素溶媒の代わりにイオン性液体を使用することにより、従来の芳香族炭化水素溶媒とアルコール溶媒との混合溶媒を使用した場合と比べて、アクリロニトリル二量体の収率を向上させることができる。より具体的に、従来には混合溶媒内のアルコール溶媒の含量を下げる場合、反応速度が減少し、副産物の生成が増加してアクリロニトリル二量体の収率が減少し、アルコール溶媒の含量を増加させる場合、反応速度は増加するものの、副産物の生成が増加してアクリロニトリル二量体の収率が減少した。これに対し、本発明では、アルコール溶媒とイオン性液体を含む混合溶媒を使用することにより、前記のような従来の問題点を解消した。
前記反応器100に供給されるアルコール溶媒及びイオン性液体の体積比は1:5~20であってもよい。例えば、前記アルコール溶媒及びイオン性液体の体積比は1:5~18、1:5~15または1:8~13であってもよい。アクリロニトリル二量化反応の際、アルコール溶媒とイオン性液体を前記範囲内の体積比で混合して反応溶媒として使用することにより、副産物の生成を抑制してアクリロニトリル二量体の収率を向上させることができる。具体的な例として、前記アルコール溶媒及びイオン性液体の体積比が1:5以上の場合には、リン系触媒の反応性が過度に増加してオリゴマーが生成されることを防止することができ、1:20以下の場合には、反応速度が減少することを防止して、生産性を向上させる効果がある。
前記S10ステップでは、アクリロニトリル二量化反応によってアクリロニトリル二量化反応生成物が生成されることができる。具体的に、前記アクリロニトリル二量化反応生成物は、アクリロニトリル二量体、未反応のアクリロニトリル単量体、アルコール溶媒、リン系触媒、及びイオン性液体を含むことができる。
本発明の一実施例によれば、S20ステップは、S10ステップでアクリロニトリル二量化反応によって生成されたアクリロニトリル二量化反応生成物を第1蒸留カラム200に供給して、上部排出ストリームからアルコール溶媒及び未反応のアクリロニトリル単量体を分離し、アクリロニトリル二量体、イオン性液体及びリン系触媒を含む下部排出ストリームを第2蒸留カラム300に供給するためのステップであってもよい。
前記S20ステップにおいて、第1蒸留カラム200の運転温度は、10℃~60℃、10℃~50℃または15℃~40℃であってもよい。また、前記S20ステップにおいて、第1蒸留カラム200の運転圧力は、1mbar~200mbar、1mbar~80mbarまたは1mbar~40mbarであってもよい。このように、S20ステップにおいて、第1蒸留カラム200の運転温度及び運転圧力を前記範囲内に制御することにより、リン系触媒、アクリロニトリル二量体、イオン性液体は、蒸発させず、アクリロニトリル単量体及びアルコール溶媒を選択的に蒸発させて、第1蒸留カラム200の上部から分離することができる。
本発明の一実施例によれば、前記S30ステップは、S20ステップにおいて第1蒸留カラム200の下部排出ストリームから、アクリロニトリル二量体を含む上部排出ストリーム及びリン系触媒及びイオン性液体を含む下部排出ストリームをそれぞれ分離するためのステップであってもよい。
具体的に、前記S20ステップで第1蒸留カラム200の下部排出ストリームは第2蒸留カラム300に供給され、前記第2蒸留カラム300で上部排出ストリームからアクリロニトリル二量体を分離し、リン系触媒とイオン性液体の混合物は下部排出ストリームに分離することができる。
前記S30ステップにおいて、第2蒸留カラム300の運転温度は、100℃~200℃、100℃~180℃または100℃~150℃であってもよい。また、前記S30ステップにおいて、第2蒸留カラム300の運転圧力は、0.005mbar~80mbar、0.005mbar~25mbarまたは0.01mbar~6mbarであってもよい。このように、前記S30ステップにおいて、第2蒸留カラム300の運転温度及び運転圧力を前記範囲内に制御することにより、アクリロニトリル二量体を選択的に蒸発させて、第2蒸留カラム300の上部排出ストリームから分離することができる。
前記S30ステップにおいて、第2蒸留カラム300の上部から分離されたアクリロニトリル二量体は、1,4-ジシアノブテンは、アジポニトリルに転換可能な1,4-ジシアノブテン(1,4-dicyanobutene)を含む線形アクリロニトリル二量体を含むことができる。また、前記S30ステップで第2蒸留カラム300の上部排出ストリームから分離されたアクリロニトリル二量体のうち線形アクリロニトリル二量体の選択度は90%以上であってもよい。また、前記S30ステップで第2蒸留カラム300の上部から分離されていないリン系触媒及びイオン性液体は、第2蒸留カラム300の下部から分離することができる。
本発明の一実施例によれば、前記S10ステップで反応器100に供給されるリン系触媒の含量に対する前記S30ステップで分離されるリン系触媒の含量は、0.5~0.95、0.60~0.95、0.80~0.95であってもよい。このように、本発明に係るアクリロニトリル二量体の製造方法では、反応溶媒としてイオン性液体を使用することにより、第2蒸留カラム300の下部からアクリロニトリル二量体と触媒との更なる反応を防止することで、リン系触媒のリサイクル率を前記範囲内に向上させることができる。
前記S30ステップの後に、第2蒸留カラム300内の残留混合物には、アクリロニトリル二量体及びリン系触媒に加えて、イオン性液体が存在することができる。このように、イオン性液体をアクリロニトリル二量体の製造時に反応溶媒として使用することにより、蒸留によって蒸発せず、第2蒸留カラム300の下部にアクリロニトリル二量体及びリン系触媒と共に存在することで、アクリルロニトリル二量体及びリン系触媒がさらに反応してアクリロニトリルオリゴマー及び高分子が生成されることを最小化することができる。
本発明の一実施例によれば、前記アクリロニトリル二量体の製造方法において、必要に応じて、蒸留カラム(図示せず)、凝縮器(図示せず)、再沸器(図示せず)、ポンプ(図示せず)、圧縮機(図示せず)、混合機(図示せず)及び分離機(図示せず)などをさらに設置することができる。
以上、本発明に係るアクリロニトリル二量体の製造方法を、記載及び図面に示したが、前記の記載及び図面の図示は、本発明を理解するための核心的な構成のみを記載及び図示したものであって、前記記載及び図面に示した工程及び装置以外に、別途に記載及び図示していない工程及び装置は、本発明に係るアクリロニトリル二量体の製造方法を実施するために適切に応用されて用いられることができる。
以下、実施例により本発明をより詳細に説明する。しかし、下記の実施例は、本発明を例示するためのものであり、本発明の範疇及び技術思想の範囲内で様々な変更及び修正が可能であることは、通常の技術者にとって明らなものであり、本発明の範囲はこれらのみに限定されるものではない。
(実施例1)
図1に示された工程フローチャートのように、反応器100にアクリロニトリル単量体(AN)0.6mL、下記化学式1-2のリン系触媒98.9μL(Sigma Aldrich、Ethyl diphenylphosphinite)、イソプロピルアルコール(IPA、≧99.5%)0.2mL、及びイオン性液体として約3000ppmの水分含量を有する1-ブチル-4-メチルピリジニウムテトラフルオロボレート(Tokyo Chemical Industry Co.,Ltd.,1-Butyl-4-methylpyridinium Tetrafluoroborate、≧98%)2mLを供給し、60℃の温度で24時間の間アクリロニトリル二量化反応を行ってアクリロニトリル二量化反応生成物を収得した。
前記イオン性液体の水分含量は、Karl-Fischer Titrator(Metrohm 917 Coulometer)及びHYDRANAL試薬を活用して測定した。まず、Karl-Fischer Titrator内の測定セルにHYDRANAL Coulomat AG溶液を100mL満たした。前処理を行ってDrift(毎分の水の滴定量)を20μg/min内に減少させた後、数値が安定するまで待った。イオン性液体を、外気との接触を最小化した環境で採取した後、秤で重量を秤量した。前処理が完了したセルに、シリンジで採取したイオン性液体を投入してからシリンジ重量を秤量した後、水分滴定を行った。時間に応じたDriftがサンプル投入直前のDriftに到達すると、滴定が終了する。このとき、イオン性液体の重量(mIL)、サンプル投入直前のDrift(Wi)、サンプル滴定中に測定された時間に応じたDrift(W(t))、測定時間(t)を確認して、下記数学式1でイオン性液体内の水分含量(c)を計算した。前記測定セルに試料を投入するとき、過度に遅く投入すると、サンプル投入中に流入した水分による誤差が大きくなり得るため、これを注意して測定を実施した。
Figure 0007230239000004
Figure 0007230239000005
その後、前記アクリロニトリル二量化反応生成物を第1蒸留カラム200に供給し、前記第1蒸留カラム200の温度を40℃、圧力を40mbarに制御して低沸点物質であるイソプロピルアルコールとアクリロニトリル単量体を第1蒸留カラム200の上部排出ストリームから分離した。
その後、前記第1蒸留カラム200の下部排出ストリームを第2蒸留カラム300に供給し、前記第2蒸留カラム300の温度を100℃~150℃に制御し、圧力を6mbar以下に減圧しながら、第2蒸留カラム300の上部排出ストリームからアクリロニトリル二量体を分離し、下部排出ストリームからイオン性液体及びリン系触媒を分離した。このとき、前記アクリロニトリル二量体は、1,4-ジシアノブテンを含むことが確認された。
(実施例2)
前記実施例1において、1-ブチル-4-メチルピリジニウムテトラフルオロボレートを反応器100に供給する前に、エチルアセテート6mLと混合した後、分子体((株)大井化金、Molecular sieve 4A 4~8mesh beads)2 gを投入し、48時間の間保持した後、1mbarに減圧してエチルアセテートを蒸発させて得られた、水分含量が10ppmである1-ブチル-4-メチルピリジニウムテトラフルオロボレートを使用したことを除いては、実施例1と同様の方法で行った。
(比較例)
(比較例1)
図1に示された工程フローチャートのように、反応器100にアクリロニトリル単量体(AN)0.6mL、前記化学式1-2のリン系触媒98.9μL、イソプロピルアルコール(IPA、≧99.5%)0.2mL、及びトルエン(Tol、≧99.8%)2mLを供給し、60℃の温度で24時間の間アクリロニトリル二量化反応を行ってアクリロニトリル二量化反応生成物を収得した。
その後、前記アクリロニトリル二量化反応生成物を第1蒸留カラム200に供給し、前記第1蒸留カラム200の温度を40℃、圧力を40mbarに制御して低沸点物質であるイソプロピルアルコールとトルエンの一部及びアクリロニトリル単量体を第1蒸留カラム200の上部排出ストリームから分離した。
その後、前記第1蒸留カラム200の下部排出ストリームを第2蒸留カラム300に供給し、前記第2蒸留カラム300の温度を100℃~150℃に制御し、圧力を6mbar以下に減圧しながら、第2蒸留カラム300の上部排出ストリームからトルエン、アクリロニトリル二量体を分離し、下部排出ストリームからリン系触媒を分離した。このとき、前記アクリロニトリル二量体は、1,4-ジシアノブテンを含むことが確認された。
(実験例)
(実験例1)
前記実施例1~2及び比較例1によるアクリロニトリル二量化反応生成物に対して、アクリロニトリル二量体への転換率及び線形アクリロニトリル二量体の選択度(linear selectivity)をガスクロマトグラフィー(Gas Chromatography、 GC)分析を行った。具体的に、前記実施例1及び2の場合、アクリロニトリル二量化反応生成物内の蒸気圧が極めて低いイオン性液体が多量に含まれており、GC分析カラムの安定性を低下させる恐れがあるため、アクリロニトリル二量化反応生成物1mLにトルエン3mLを混合した後、相分離が起こると、上層液(トルエン相)を収集して分析した。また、前記比較例1におけるアクリロニトリル二量化反応生成物はそのままGC分析を行った。分析方法は下記の通りであり、その結果は下記表1に示した。
GC分析:GC-FIDを活用して、一定の質量サンプル内に含まれた各成分の質量を定量分析した。このとき、カラムの温度を40℃から280℃に昇温させながら現れるピーク(Peak)の滞留時間(Retention Time)に応じて成分の種類を把握し、ピークの面積(Area)を成分の質量に換算した。
転換率:アクリロニトリル二量化反応前のアクリロニトリル単量体の質量(mAN,t0)と対比して反応後のアクリロニトリル単量体の質量(mAN,t)の減少率を下記数学式2で測定した。
Figure 0007230239000006
線形選択度:アクリロニトリル二量体の全質量(mDCB+mMGN)のうち線形生成物である1,4-ジシアノブテンの質量(mDCB)分率を下記数学式3で測定した。
Figure 0007230239000007
Figure 0007230239000008
前記表1を参照すると、本発明のように、反応溶媒としてイオン性液体を使用した実施例1は、従来のトルエンを使用した比較例1と比べて、線形アクリロニトリル二量体に対する選択度が同等ないし優れたレベルであることが確認できた。
また、反応溶媒として、水分含量の低いイオン性液体を使用した実施例2の場合には、転換率がやや増加したことが確認できた。
(実験例2)
前記実施例1及び比較例1におけるアクリロニトリル二量体の含量、活性リン系触媒及びオリゴマーの含量を下記方法のように測定し、下記表2に示した。
アクリロニトリル二量体の含量の測定方法:第2蒸留カラムの上部から得られた収得物の重量を測定した後、GC-FIDを活用してサンプル内に含まれたアクリロニトリル二量体の含量を測定した。
活性リン系触媒及びオリゴマーの含量の測定方法:実施例1の場合、第2蒸留カラムの下部から得られた収得物の重量を測定し、トルエンを追加して相分離を起こした後、上層液、下層液及び固体の重量をそれぞれ測定した。その後、上層液内のリン系触媒及びオリゴマー(三量体、四量体を含む)の含量をGC-FIDを活用して測定した。また、比較例1の場合、第2蒸留カラムの下部から得られた収得物の重量を測定し、トルエンを投入して溶解させた。その後、溶解されない物質は、フィルタを介して分離した後、乾燥して重量を測定した。その後、トルエン溶液内のリン系触媒及びオリゴマー(三量体、四量体を含む)の含量をGC-FIDを活用して測定した。
Figure 0007230239000009
前記表2を参照すると、本発明のように、反応溶媒としてイオン性液体を使用した実施例1及び2は、従来のトルエンを使用した比較例1と比べて、最終的に収得したアクリロニトリル二量体の含量が約1.5倍~2倍以上増加したことが確認できた。このような結果は、比較例1でイオン性液体の代わりにトルエンを使用し、トルエンとアクリロニトリル二量体間の共沸により、第2蒸留カラム300の上部排出ストリーム内のアクリロニトリル二量体と共にトルエンが含まれているからである。
また、実施例1及び2において、第2蒸留カラム300の下部から得られる活性リン系触媒は、アクリロニトリル二量化反応に投入された量に対して60%~80%以上であって、比較例1と比べて約1.5倍~2倍以上増加したことが確認できた。これは、比較例1において、イオン性液体の不在から、第2蒸留カラム300の下部にアクリロニトリル二量体とリン系触媒との追加反応により、オリゴマーが形成される過程で活性状態のリン系触媒が不活性状態に転換するからである。
これにより、本発明では、アクリロニトリル二量化反応の反応溶媒としてイオン性液体を使用することにより、アクリロニトリル二量体の収得量が増加し、リン系触媒のリサイクル率が向上したことが分かる。
また、実施例1及び2では、イオン性液体が第2蒸留カラム300の下部にアクリロニトリル二量体及びリン系触媒と共に存在し、アクリロニトリル二量体とリン系触媒の連続反応を防止することにより、オリゴマー及び高分子の生成を抑制したことが確認できる。
これと比べて、比較例1は、第2蒸留カラム300の下部にイオン性液体なしにアクリロニトリル二量体及びリン系触媒が高濃度で存在し、アクリロニトリル二量体及びリン系触媒との更なる反応により、実施例1と比べてアクリロニトリル二量体の含量が減少し、オリゴマーが約4.8倍~8倍以上形成され、残留混合物のほとんどがオリゴマーであることが確認できる。

Claims (11)

  1. アクリロニトリル単量体、リン系触媒、アルコール溶媒及びイオン性液体を反応器に供給して二量化反応させて単一相の二量化反応生成物を製造するステップ(S10)と、
    前記二量化反応生成物を含む反応器排出ストリームを第1蒸留カラムに供給し、上部排出ストリームからアルコール溶媒及び未反応のアクリロニトリル単量体を分離し、線形アクリロニトリル二量体、イオン性液体及びリン系触媒を含む下部排出ストリームを第2蒸留カラムに供給するステップ(S20)と、
    前記第2蒸留カラムから線形アクリロニトリル二量体を含む上部排出ストリームを分離し、イオン性液体及びリン系触媒を含む下部排出ストリームを分離するステップ(S30)と、を含むものであり、
    前記リン系触媒は下記化学式1で表すものである、線形アクリロニトリル二量体の製造方法
    Figure 0007230239000010
    前記化学式1において、
    Rは、炭素数1~5のアルキル基、炭素数6~12のアリール基または炭素数3~8のシクロアルキル基を示し、
    R1~R3は、それぞれ水素、炭素数1~5のアルキル基、アミノ基またはアルコキシ基を示し、
    n及びmは、それぞれ独立して1~2の整数であり、かつn及びmの合計は3である。
  2. 前記アルコール溶媒は、イソプロピルアルコール、メチルアルコール及びシクロヘキサンアルコールからなる群より選択された1種以上を含むものである、請求項1に記載の線形アクリロニトリル二量体の製造方法。
  3. 前記イオン性液体は、カチオン及びアニオンを含み、
    前記カチオンとして、ピリジニウム系カチオン、イミダゾリウム系カチオン、ピロリジニウム系カチオン、アンモニウム系カチオン及びホスホニウム系カチオンからなる群より選択された1種以上を含み、
    前記アニオンとして、ビス(トリフルオロメタンスルホニル)アミドアニオン、ヘキサフルオロホスフェートアニオン、トリフルオロメタンスルホネートアニオン、ジシアンアミドアニオン、テトラフルオロボレートアニオン、チオシアネートアニオン、ニトレートアニオン、スルホネートアニオン、エチルサルフェートアニオン及びトリフルオロアセテートアニオンからなる群より選択された1種以上を含むものである、請求項1または2に記載の線形アクリロニトリル二量体の製造方法。
  4. 前記イオン性液体は、カチオンとしてピリジニウム系カチオンを含み、アニオンとしてテトラフルオロボレートアニオンまたはエチルサルフェートアニオンを含むものである、請求項に記載の線形アクリロニトリル二量体の製造方法。
  5. 前記ピリジニウム系カチオンは、1-ブチル-4-メチルピリジニウムカチオン及び1-エチル-3-メチルピリジニウムカチオンからなる群より選択された1種以上を含むものである、請求項に記載の線形アクリロニトリル二量体の製造方法。
  6. 前記反応器に供給されるアルコール溶媒及びイオン性液体の体積比は1:5~20である、請求項1~のいずれかに記載の線形アクリロニトリル二量体の製造方法。
  7. 前記S10ステップにおいて、イオン性液体は、水分を除去するステップを経た後、反応器に供給されるものである、請求項1~のいずれかに記載の線形アクリロニトリル二量体の製造方法。
  8. 前記イオン性液体内の水分含量は50ppm以下である、請求項1~のいずれかに記載の線形アクリロニトリル二量体の製造方法。
  9. 前記S20ステップにおいて、第1蒸留カラムの運転温度は10℃~60℃であり、運転圧力は1mbar~200mbarである、請求項1~のいずれかに記載の線形アクリロニトリル二量体の製造方法。
  10. 前記S30ステップにおいて、第2蒸留カラムの運転温度は100℃~200℃であり、運転圧力は0.005mbar~80mbarである、請求項1~のいずれかに記載の線形アクリロニトリル二量体の製造方法。
  11. 前記S10ステップで反応器に供給されるリン系触媒の含量に対する前記S30ステップで分離されるリン系触媒の含量は0.5~0.95である、請求項1~10のいずれかに記載の線形アクリロニトリル二量体の製造方法。
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