JP7225111B2 - 非水電解質二次電池の製造方法 - Google Patents

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Description

本開示は、非水電解質二次電池の製造方法に関する。
従来、非水電解質二次電池用の巻回型の電極体において、電池の高容量化、内部抵抗低減等の性能向上を図るための手段の1つとして、電極体の巻き始め側に位置する電極の長手方向一端部に電極タブを接合した構造が知られている。例えば、特許文献1には、電極体の巻き始め側に位置する正極の長手方向一端部に正極タブを溶接し、当該タブを巻芯と同じ曲率半径で湾曲させた構造が開示されている。
特開平2-132758号公報
ところで、電極体の巻き始め側に位置する電極の長手方向一端部に電極タブを設ける場合、電極体の製造過程において、電極タブと重なる部分でセパレータが損傷し、また電極の損傷により金属粉や活物質粉等が発生して、電流リーク等の不具合を招くことが想定される。セパレータ及び電極の損傷は、特にタブエッジと重なる部分で起こり易い。なお、特許文献1に開示された技術によれば、タブエッジの影響を緩和できるが、セパレータ及び電極の損傷を更に抑制する手段が求められている。
本開示の目的は、電極体の巻き始め側に位置する電極の長手方向一端部に電極タブが設けられた電極体の製造過程において、電極タブに起因したセパレータ及び電極の損傷を十分に抑制することが可能な非水電解質二次電池の製造方法を提供することである。
本開示の一態様である非水電解質二次電池の製造方法は、正極及び負極がセパレータを介して巻回されてなる電極体を有する非水電解質二次電池の製造方法であって、前記正極及び前記負極の少なくとも一方の電極において、前記電極体の巻き始め側に位置する前記電極の長手方向一端部に電極タブを接合し、少なくとも前記電極の長手方向に沿った前記電極タブの幅方向中央部が前記電極体の巻外側に膨出するように前記電極タブを加工し、前記電極タブと巻芯との間に隙間を形成した状態で前記電極及び前記セパレータを前記巻芯に巻回することを特徴とする。
本開示の一態様である非水電解質二次電池の製造方法によれば、電極体の巻き始め側に位置する電極の長手方向一端部に電極タブが設けられた電極を巻回する電極体の製造過程において、電極タブに起因したセパレータ及び電極の損傷を抑制できる。
図1は実施形態の一例である非水電解質二次電池の縦方向断面図である。 図2は実施形態の一例である非水電解質二次電池の横方向断面図である。 図3は実施形態の一例である負極タブを示す図である。 図4は実施形態の一例である負極タブの加工方法を説明するための図である。
上述のように、電極体の巻き始め側に位置する電極の長手方向一端部に電極タブが設けられた電極を巻回する電極体の製造過程において、電極タブの外側に巻回されるセパレータが損傷し、また電極タブの外側に巻回される電極の損傷により金属粉や活物質粉が発生して、電流リーク等の不具合を招く場合がある。本発明者らは、かかる課題を解決すべく鋭意検討した結果、少なくとも電極タブの幅方向中央部を加工して電極タブと巻芯との間に隙間を形成した状態で電極及びセパレータを巻芯に巻回することにより、電極タブに起因したセパレータ及び電極の損傷が抑制されることを見出した。これは、電極タブの幅方向中央部と巻芯との間に形成される隙間によって、セパレータ及び電極に作用する巻回時のストレスが緩和されるためと考えられる。つまり、セパレータ及び電極を巻き締める際に発生するストレスが隙間部分に逃げることにより、タブエッジによるセパレータ及び電極の圧迫が大きく緩和されるものと想定される。
以下、本開示の実施形態の一例について詳細に説明する。以下では、後述の製造方法によって製造される電極体を備えた非水電解質二次電池として、巻回型の電極体14が円筒形状の電池ケース15に収容された円筒形電池を例示するが、電池ケースは円筒形に限定されず、例えば角形であってもよい。なお、本明細書では、説明の便宜上、電池ケース15の封口体17側を「上」、外装缶16の底部側を「下」として説明する。
図1は、実施形態の一例である非水電解質二次電池10の縦方向(軸方向)断面図、図2は非水電解質二次電池10の横方向(径方向)断面図である。図2の拡大図では、セパレータ13の図示を省略している。
図1及び図2に例示するように、非水電解質二次電池10は、電極体14と、非水電解質(図示せず)と、電極体14及び非水電解質を収容する電池ケース15とを備える。電極体14は、正極11と負極12がセパレータ13を介して巻回されてなる巻回構造を有する。電池ケース15は、有底筒状の外装缶16と、外装缶16の開口部を塞ぐ封口体17とで構成される。また、非水電解質二次電池10は、外装缶16と封口体17との間に配置される樹脂製のガスケット28を備える。
非水電解質は、非水溶媒と、非水溶媒に溶解した電解質塩とを含む。非水溶媒には、例えばエステル類、エーテル類、ニトリル類、アミド類、およびこれらの2種以上の混合溶媒等を用いてもよい。非水溶媒は、これら溶媒の水素の少なくとも一部をフッ素等のハロゲン原子で置換したハロゲン置換体を含有していてもよい。なお、非水電解質は液体電解質に限定されず、ゲル状ポリマー等を用いた固体電解質であってもよい。電解質塩には、例えばLiPF6等のリチウム塩が使用される。
電極体14は、長尺状の正極11と、長尺状の負極12と、長尺状の2枚のセパレータ13と、正極11に接合された正極タブ20と、負極12に接合された負極タブ21とで構成される。負極12は、リチウムの析出を抑制するために、正極11よりも一回り大きな寸法で形成される。即ち、負極12は、正極11より長手方向及び短手方向(上下方向)に長く形成される。2枚のセパレータ13は、少なくとも正極11よりも一回り大きな寸法で形成され、例えば正極11を挟むように配置される。
本実施形態では、正極タブ20が正極11の長手方向中央部であって、電極体14の巻き始め側端部及び巻き終り側端部から離れた位置に設けられている。他方、負極タブ21は電極体14の巻き始め側に位置する負極12の長手方向一端部に設けられている。負極タブ21に加えて、他の負極タブが電極体14の巻き終り側に位置する負極12の長手方向他端部に設けられていてもよい。或いは、正極タブ20が電極体14の巻き始め側に位置する正極11の長手方向一端部に設けられ、負極タブ21が電極体14の巻き始め側に
位置する負極12の長手方向一端部以外の場所に設けられていてもよい。
正極11は、帯状の正極集電体と、当該集電体の両面に形成された正極合剤層とを有する。正極11には、例えば集電体の長手方向中間部に正極集電体の表面が露出した露出部が形成され、当該露出部に正極タブ20が接合されている。正極合剤層は、正極活物質と、導電剤と、結着剤とで構成される。正極活物質としては、Co、Mn、及びNiから選ばれる少なくとも1つの遷移金属元素を含有するリチウム複合金属酸化物が例示できる。リチウム複合金属酸化物はAl、Mg、及びZr等の異種金属元素を含むことができる。
負極12は、帯状の負極集電体30と、当該負極集電体の両面に形成された負極合剤層31とを有する負極12には、電極体14の巻き始め側に位置する長手方向一端部に、負極集電体30の表面が露出した露出部33(図4参照)が形成され、露出部33に負極タブ21が接合されている。負極合剤層は、負極活物質と、結着剤とで構成され、必要により導電剤を含んでいてもよい。負極活物質としては、リチウムイオンを可逆的に吸蔵、放出できるものであれば特に限定されず、例えば天然黒鉛、人造黒鉛等の炭素材料、リチウムチタン複合酸化物、Si、Sn等のリチウムと合金化する金属、又はこれらを含む合金、複合酸化物などを用いることができる。
セパレータ13には、イオン透過性及び絶縁性を有する多孔性シートが用いられる。セパレータ13は、単層構造、積層構造のいずれであってもよく、例えばポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂、セルロースなどで構成される。ポリオレフィン樹脂を用いる場合、ポリオレフィン樹脂からなる基材表面にアラミド樹脂を塗布して表面に耐熱層を設けることが好ましい。セラミック粒子を含む樹脂を用いて耐熱層を設けることもできる。
電極体14の上下には、絶縁板18,19がそれぞれ配置される。図1に示す例では、正極11に取り付けられた正極タブ20が絶縁板18の貫通孔を通って封口体17側に延び、負極12に取り付けられた負極タブ21が絶縁板19の外側を通って外装缶16の底部側に延びている。正極タブ20は封口体17の底板であるフィルタ23の下面に溶接等で接続され、フィルタ23と電気的に接続された封口体17の天板であるキャップ27が正極端子となる。負極タブ21は外装缶16の底部内面に溶接等で接続され、外装缶16が負極端子となる。
外装缶16は、例えば有底円筒形状の金属製容器である。上述のように、外装缶16と封口体17との間にはガスケット28が設けられ、電池ケース15の内部空間が密閉される。外装缶16は、例えば側面部を外側からプレスして形成された、封口体17を支持する溝入れ部22を有する。溝入れ部22は、外装缶16の周方向に沿って環状に形成されることが好ましく、その上面で封口体17を支持する。また、外装缶16の上端部は、内側に折り曲げられ封口体17の周縁部に加締められている。
封口体17は、電極体14側から順に、フィルタ23、下弁体24、絶縁部材25、上弁体26、及びキャップ27が積層された構造を有する。封口体17を構成する各部材は、例えば円板形状又はリング形状を有し、絶縁部材25を除く各部材は互いに電気的に接続されている。下弁体24と上弁体26は各々の中央部で互いに接続され、各々の周縁部の間には絶縁部材25が介在している。異常発熱で電池の内圧が上昇すると、下弁体24が上弁体26をキャップ27側に押し上げるように変形して破断することにより、下弁体24と上弁体26の間の電流経路が遮断される。さらに内圧が上昇すると、上弁体26が破断し、キャップ27の開口部からガスが排出される。
以下、図3及び図4を適宜参照しながら、電極体14の巻回工程を含む非水電解質二次電池10の製造方法の一例について詳説する。図3は電極体14の製造過程における負極タブ21を示す図、図4は負極タブ21の加工方法を説明するための図である。
図3及び図4に示すように、電極体14の巻回工程では、巻芯40を用いると共に、負極タブ21を加工して、負極タブ21と巻芯40との間に隙間41を形成した状態で正極11、負極12、及びセパレータ13を巻芯40に巻回する。なお、電極体14の巻き始め側に位置する正極11の長手方向一端部に正極タブ20が設けられる場合は、正極タブ20を加工して、正極タブ20と巻芯40との間に隙間を形成する。正極11及び負極12の構成は特に限定されず、各電極は従来公知の方法で製造できる。
非水電解質二次電池10の製造工程には、下記の工程が含まれる。
(1)電極体14の巻き始め側に位置する負極12の長手方向一端部に負極タブ21を接合する工程。
(2)少なくとも負極タブ21の幅方向中央部が電極体14の巻外側に膨出するように負極タブ21を加工する工程(負極タブ21の加工工程)。
(3)負極タブ21と巻芯40との間に隙間41を形成した状態で正極11、負極12、及びセパレータ13を巻芯40に巻回する工程。
ここで、負極タブ21の幅方向とは、負極12の長手方向に沿った方向を意味する。負極タブ21(正極タブ20も同様)は、一般的に、帯状の導電性部材である。負極タブ21の幅Wは、例えば1mm≦W≦πRであって(Rは巻芯40の半径)、好適な一例は2mm~5mmである。
上記工程(1)において、負極タブ21は、負極12の長手方向一端部に形成された露出部33に接合される。負極タブ21は、露出部33に溶接されることが好ましい。正極タブ20についても、負極タブ21と同様に、正極11の露出部に溶接される。
上記工程(2)は、負極タブ21の溶接を容易にするため、上記工程(1)の後に行われることが好ましい。しかし、上記工程(1)及び上記工程(2)の順序は特に限定されない。
上記工程(3)では、正極11及び負極12をセパレータ13を介して渦巻き状に巻回する。このとき、円筒状の巻芯40が用いられ、正極11、負極12、及びセパレータ13は巻芯40に巻回される。巻芯40は、電極体14の製造後に抜き取られるが、そのままコア部材として電極体14を構成してもよい。巻芯40を抜き取った場合、電極体14の中心には中空部が形成される。
電極体14の巻き始め側端部では、一般的に、重なり合った2枚のセパレータ13が正極11及び負極12のいずれの電極よりも巻き始め側に延びている。電極及びセパレータ13の巻回は、2枚のセパレータ13を一対の巻芯40で挟持した状態とし、電極及びセパレータ13を巻き取るように巻芯40を回転させることで行われる。例えば、電極体14の巻き始め側に位置するセパレータ13の長手方向一端部は負極12の長手方向一端部よりも巻き始め側に位置し、負極12の長手方向一端部は、正極11の長手方向一端部よりも巻き始め側に位置する。
電極及びセパレータ13の巻回は、上述の通り、少なくとも負極タブ21の幅方向中央部を加工して、当該幅方向中央部と巻芯40との間に隙間41を形成した状態で行われる。電極及びセパレータ13を巻回する際には、電極及びセパレータ13が張力を受ける。そのため、電極及びセパレータ13のタブエッジ21c(負極タブ21の幅方向両端部)と重なる部分が圧迫されるが、隙間41を形成することでタブエッジ21cの影響を緩和でき、電極及びセパレータ13の損傷を抑制できる。
負極12は、負極タブ21が巻芯40側を向くように配置されることが好ましい。負極タブ21は、例えば巻芯40に直接当接し、負極タブ21の幅方向中央部と巻芯40との間に隙間41が形成される。なお、負極12と巻芯40との間にはセパレータ13が配置されていてもよく、その場合、負極タブ21と巻芯40の間に形成される隙間41は、巻芯40の表面に沿って配置されるセパレータ13と、負極タブ21の幅方向中央部との間に配置される。
図4に例示するように、負極タブ21は、一対の雄型と雌型を有する金型45を用いて加工することができる。例えば、負極タブ21が溶接された露出部33を金型45を用いてプレス加工する。図4に示す例では、負極タブ21を覆うように露出部33の一方の面に絶縁テープ32が貼着されているが、露出部33の他方の面にも絶縁テープ32が貼着されてもよい。負極タブ21は、絶縁テープ32を貼着する前に加工されてもよいが、好ましくは絶縁テープ32が貼着された状態で加工される。負極タブ21に貼着される絶縁テープ32の導通検査に使用される一対の金属ブロックを雄型及び雌型にそれぞれ改造し、当該ブロックを金型45として利用してもよい。
上記工程(2)では、電極体14の巻外側に膨出する湾曲部21aが負極タブ21の幅方向中央部に形成されることが好ましい。負極タブ21と巻芯40との間に隙間41が形成される限り、湾曲部21aの形状は特に限定されない。しかし、巻芯40の半径Rよりも小さな曲率半径R1を有する湾曲部21aが形成されるように負極タブ21を加工することが好ましい。かかる湾曲部21aを負極タブ21の幅方向中央部に形成することで、負極タブ21の幅方向中央部と巻芯40との間に適切な隙間41を形成することが容易になる。また、負極タブ21を緩やかに湾曲させることで、湾曲部21a自体が電極及びセパレータ13に損傷を与えることを防止できる。
負極タブ21は、湾曲部21aの曲率半径R1が(1/3)×R≦R1<Rとなるように加工されることが好ましい。湾曲部21aの曲率半径R1は、(1/3)×R≦R1≦(4/9)×Rがより好ましい。この場合、電極及びセパレータ13の損傷抑制により適した隙間41を形成することができる。湾曲部21aは、負極タブ21の幅方向中央に対して、その幅方向両側に略同じ幅で形成されることが好適である。即ち、湾曲部21aは、負極タブ21の幅方向中央を通る仮想線αに対して略左右対称に形成される。
湾曲部21aは、タブ幅Wの1/3以上の幅で形成されることが好ましい。負極タブ21は、例えば(1/3)×W≦Wa≦Wとなるように加工される。ここで、Waは湾曲部21aの幅(加工幅)を意味する。この場合、電極及びセパレータ13の損傷抑制により適した隙間41を形成することができる。なお、湾曲部21aは、負極タブ21の負極12上に位置する部分の上下方向全長にわたって形成されることが好ましい。
上記工程(2)では、負極タブ21の幅方向中央部に湾曲部21aを形成し、幅方向両端部を非加工部21bとすることが好ましい。好適な負極タブ21には、負極タブ21の幅方向中央部に幅Waの湾曲部21aが形成され、湾曲部21aの両側にそれぞれ(W-Wa)×1/2の幅の非加工部21bが存在する。湾曲部21aの両側に略平坦な非加工部21bを残すことで、負極タブ21の全体を湾曲させた場合と比べて、電極及びセパレータ13の損傷抑制効果が更に顕著になる(後述の実施例2,3参照)。
以下、実施例により本開示をさらに説明するが、本開示はこれらの実施例に限定されるものではない。
<実施例1>
[正極の作製]
LiNi0.88Co0.09Al0.03で表されるニッケル酸リチウム100質量部と、アセチレンブラックを1質量部と、ポリフッ化ビニリデン0.9質量部とを混合し、さらにN-メチル-2-ピロリドンを適量加えて、正極合剤スラリーを調製した。次に、当該正極合剤スラリーをアルミニウム箔からなる長尺状の正極集電体の両面に塗布し、塗膜を乾燥させた。乾燥した塗膜をローラーを用いて圧縮した後、所定の電極サイズに切断し、正極集電体の両面に正極合剤層が形成された正極を作製した。正極の長手方向中央部に、合剤層が存在せず集電体表面が露出した露出部を設け、アルミニウム製の正極タブを露出部に溶接した。また、正極タブ及び露出部を覆うように絶縁テープを正極に貼着した。
[負極の作製]
黒鉛粉末95質量部と、Si酸化物を5質量部と、カルボキシメチルセルロースナトリウム1質量部と、スチレン-ブタジエンゴムのディスパージョン1質量部とを混合し、さらに水を適量加えて、負極合剤スラリーを調製した。次に、当該負極合剤スラリーを銅箔からなる長尺状の負極集電体の両面に塗布し、塗膜を乾燥させた。乾燥した塗膜をローラーを用いて圧縮した後、所定の電極サイズに切断し、負極集電体の両面に負極合剤層が形成された負極を作製した。負極の長手方向一端部(電極体の巻き始め側に位置する端部)に合剤層が存在せず集電体表面が露出した露出部を設け、ニッケル製の負極タブを露出部に溶接した。また、負極タブ及び露出部を覆うように絶縁テープを負極に貼着した。
[電極体の作製]
負極タブを溶接した負極の長手方向一端部を、図4に例示するような金型を用いてプレス加工することで、負極タブを全幅W(3mm)にわたって湾曲させ、負極タブの全体に巻芯の曲率半径Rよりも小さな曲率半径R1(0.875×R)を有する湾曲部を形成した。そして、正極及び負極をポリエチレン製微多孔膜からなるセパレータを介して巻芯に巻回することで、巻回型の電極体を作製した。このとき、負極タブを溶接した負極の長手方向一端部が電極体の巻き始め側に位置するように、かつ加工した負極タブが巻外側に凸となるように負極を配置し、負極タブの少なくとも幅方向中央部と巻芯との間に隙間を形成した状態で、正極、負極、及びセパレータを巻芯に巻回した。
<実施例2>
負極タブの加工幅Waを(3/4)×Wとして、負極タブの幅方向中央部に曲率半径R1(0.875×R)の湾曲部を形成したこと以外は、実施例1と同様にして電極体を作製した。
<実施例3>
負極タブの加工幅Waを(2/3)×Wとして、負極タブの幅方向中央部に曲率半径R1(0.875×R)の湾曲部を形成したこと以外は、実施例1と同様にして電極体を作製した。
<比較例1>
負極タブを加工しなかったこと以外は、実施例1と同様にして電極体を作製した。
<比較例2>
負極タブの湾曲部の曲率半径R1が巻芯の曲率半径Rと同じ(R1=R)になるように負極タブを加工したこと以外は、実施例1と同様にして電極体を作製した。
<比較例3>
幅Wが3mmの負極タブに代えて、幅Wが4mmの負極タブを用いたこと以外は、比較例1と同様にして電極体を作製した。
[耐圧試験]
耐圧試験は次の手順で行った。まず、各実施例及び各比較例の電極体の上下に絶縁板を配置した状態で外装缶へ挿入し、負極タブを外装缶の底部内面に溶接して非水電解質の注入前の仕掛品を作製した。その仕掛品の外装缶と正極タブの間に400Vの電圧を0.3秒間、印加した。仕掛品の正負極間に18mA以上の電流リークが観察された場合を耐圧不良と判定した。耐圧試験には、各実施例及び各比較例の1000個の仕掛品を用いた。評価結果を表1に示す。
Figure 0007225111000001
表1に示す結果から、実施例の電極体はいずれも、比較例の電極体と比べて、耐圧試験の不良率が低いことが分かる。即ち、実施例の電極体の製造方法によれば、負極タブに起因したセパレータ及び電極の損傷が抑制され、電流リーク等の不良が発生し難いと言える。特に、負極タブの幅方向中央部に湾曲部を形成し、幅方向両端部を非加工部とした実施例2,3の電極体において、より顕著な効果が得られた。
10 非水電解質二次電池、11 正極、12 負極、13 セパレータ、14 電極体、15 電池ケース、16 外装缶、17 封口体、18,19 絶縁板、20 正極タブ、21 負極タブ、21a 湾曲部、21b 非加工部、21c タブエッジ、22 溝入れ部、23 フィルタ、24 下弁体、25 絶縁部材、26 上弁体、27 キャップ、28 ガスケット、30 負極集電体、31 負極合剤層、32 絶縁テープ、33 露出部、40 巻芯、41 隙間、45 金型

Claims (6)

  1. 正極及び負極がセパレータを介して巻回されてなる電極体を有する非水電解質二次電池の製造方法であって、
    前記正極及び前記負極の少なくとも一方の電極において、前記電極体の巻き始め側に位置する前記電極の長手方向一端部に電極タブを接合する工程と、
    少なくとも前記電極の長手方向に沿った前記電極タブの幅方向中央部が前記電極体の巻外側に膨出するように前記電極タブを加工する工程と、
    前記電極タブと巻芯との間に隙間を形成した状態で前記電極及び前記セパレータを前記巻芯に巻回する工程と、を備える、
    非水電解質二次電池の製造方法。
  2. 前記電極タブの加工工程において、少なくとも前記電極の長手方向に沿った前記電極タブの幅方向中央部が前記電極体の巻外側に膨出するように湾曲部を形成する、請求項1に記載の非水電解質二次電池の製造方法。
  3. 前記湾曲部が、前記巻芯の半径Rよりも小さな曲率半径R1を有する、請求項2に記載の非水電解質二次電池の製造方法。
  4. 前記電極タブの幅方向中央部に前記湾曲部を形成し、幅方向両端部を非加工部とする、請求項3に記載の非水電解質二次電池の製造方法。
  5. 前記湾曲部の曲率半径R1が、(1/3)×R≦R1<Rとなるように前記電極タブを加工する、請求項3又は4に記載の非水電解質二次電池の製造方法。
  6. タブ幅の1/3以上の幅で前記湾曲部が形成されるように前記電極タブを加工する、請求項2~5のいずれか1項に記載の非水電解質二次電池の製造方法。
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