JPH11111326A - 電 池 - Google Patents
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- JPH11111326A JPH11111326A JP9266182A JP26618297A JPH11111326A JP H11111326 A JPH11111326 A JP H11111326A JP 9266182 A JP9266182 A JP 9266182A JP 26618297 A JP26618297 A JP 26618297A JP H11111326 A JPH11111326 A JP H11111326A
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Abstract
パレーターを介して重ね合わせ、筒状に巻取った巻取素
子を有する電池の製造時の歩留まりの向上を図る。 【解決手段】 正極側シート部材2と負極側シート部材
4とをセパレーター6を介して重ね合わせ、筒状に巻取
った巻取素子7の中心部から突設された正極リード3に
変形防止手段としての突条8をその基端部に設ける。
Description
る。詳しくは、正極側シート部材と負極側シート部材と
をセパレーターを介して重ね合わせ、筒状に巻取った巻
取素子を筒状をしたケース体に封入した電池の製造にお
いて、各部品の寸法公差や組立誤差などにより生ずる製
品不良を回避し、歩留まりを向上させる技術に関する。
aは、正極側シート部材bと負極側シート部材cとをセ
パレーターdを介して重ね合わせ、筒状に巻取った巻取
素子eを一端が閉塞された筒状のケース体fに封入した
構造をした電池であり、巻取素子eの中心部において正
極側シート部材bに正極リードgが、また、巻取素子e
の外周部において負極側シート部材cに負極リードhが
それぞれ溶着されている(図14参照)。
なり、正極側シート部材bの巻取素子eの中心部になる
位置に予め溶着され、負極リードhは正極リードgとほ
ゞ同一形状をした板片状をした金属材料からなり、負極
側シート部材cの巻取素子eの外周部になる位置に予め
溶着されている。
ト部材cとをセパレーターdを介して巻取ったとき、そ
の巻取素子eの中心部から正極リードgが、その外周部
から負極リードhがそれぞれ突出された状態となるよう
になっている。図16は、正極リードgが巻取素子eか
ら突出した状態を示す斜視図である。
h側の端面に円環状のインシュレータ(ボトムインシュ
レータ)iを載置して負極リードhが折り曲げられた
後、該負極リードhが閉塞端側に位置するように上記ケ
ース体fに挿入され、負極リードhとケース体fの閉塞
端の内壁とが溶接される。これにより、ケース体fの閉
塞側の端面が負極端子とされる。
に円環状のインシュレータ(トップインシュレータ)j
を外嵌して巻取素子eの正極リードg側の端面に載置し
た後、中心孔が形成されたガスケットkを正極リードg
に外嵌し、更に、安全弁lを正極リードgに溶接及び溶
着する。ガスケットkはケース体fの開口端を塞いだと
きにケース体f内の空間を密閉するためのものであり、
ガスケットkの一方の面には凹部mが形成されており、
該凹部mの内径が安全弁lの外径とほゞ同じか又は稍大
きく形成されている。また、安全弁lは電池aの内部に
ガスが発生したときに、そのガス抜きを行うためのもの
である。
lは正極リードgを折り曲げた後、ケース体fに接触し
ないようにガスケットkの凹部mに載置される。図15
は、リチウムイオン2次電池aを分解して示す斜視図で
ある。
れた後は、正極端子となる凸部を有するカバー体を安全
弁lに面接触させ、絶縁部材を介してケース体fの開口
周縁を絞り加工して封印することにより、正極端子が形
成される。
来のリチウムイオン2次電池aにあっては、正極側を組
み立てる工程中において、正極リードgが変形してしま
い、リチウムイオン2次電池aを製造することができな
くなることがあるという問題があった。
シュレータjを外嵌する工程、ガスケットkを外嵌する
工程、或いは各工程間の搬送において、部品、治具或い
は作業者に接触してしまうと簡単に変形してしまってい
た。
状態を示す。
状態を示す。
示す。
を示す。
トップインシュレータjの外嵌又はガスケットkの外嵌
を行おうとすると、変形した正極リードgの先端がトッ
プインシュレータj又はガスケットkに接触してしま
い、更に曲がってしまうなどの事故を誘発する。
インシュレータを外嵌しようとして両者が干渉している
様子を示す。
ットを外嵌しようとして両者が干渉している様子を示
す。
していなくても、組立誤差により、トップインシュレー
タjやガスケットkの外嵌時に、これらが正極リードg
に接触してしまい正極リードgが変形することもあっ
た。
ドgと巻取素子eの正極側の端面との間の絶縁を図るた
めに介装するものであり、その中心孔の大きさは正極リ
ードgの位置との関係で両部品間のクリアランスが小さ
く設定されており、これにより両者が接触してしまうこ
とが多く上記事故が発生していた。
溶着、溶接しようとすると、両者間に位置ずれが生じ、
導通不良を起こすこともあった。
lが溶着、溶接された状態で両者間に位置ずれが生じた
様子を示す。
池aにあっては、その製造時に正極リードgの変形に起
因する不良品が発生することが多く、歩留まりが悪いと
いう問題があった。
極側シート部材とをセパレーターを介して重ね合わせ、
筒状に巻取った巻取素子と、該巻取素子の中心部から突
設された一方の電極リードと、巻取素子の外周部から突
設された他方の電極リードとを備えた電池における製造
時の歩留まりの向上を図ることを課題とする。
課題を解決するために、巻取素子の中心部から突設され
た一方の電極リードに変形防止手段を設けたものであ
る。
者等に接触しても変形しにくく、よって、電極リードの
曲がり、折れ曲り、ねじれ等が発生せず、製品不良の発
生を少なくすることができる。
図面に示した実施の形態に従って説明する。
リチウムイオン2次電池に適用したものであり、かかる
リチウムイオン2次電池が上記従来の技術で説明したリ
チウムイオン2次電池aと相違する点は、正極リードに
変形防止手段を設けた点である。
に示す製造工程順(S1)〜(S8)に従って説明す
る。
した正極側シート部材2にその一の隅角部に板片状の金
属材料から成る正極リード3を正極側シート部材2の一
辺に平行に延びるように溶着する。尚、かかる正極リー
ド3は、まだ変形防止手段が形成されておらず、平板状
を呈している。
シート2よりもやや長い矩形をした負極側シート部材4
にその一の隅角部に板片状の金属材料から成る負極リー
ド5を負極側シート部材4の一辺に平行に延びるように
溶着する。尚、負極リード5はまだ変形防止手段が形成
されていない上記正極リード3と同様に平板状を呈して
いる。
ート部材4を矩形をしたセパレーター6を介して重ね合
わせる。このとき、正極リード3と負極リード5とが対
角線上の反対側に位置するようにするとともに互いに平
行になるように配置する(図2参照)。
負極リード5が外周側になるようにして正極側シート部
材2、負極側シート部材4及びセパレーター6を巻き取
ることにより巻取素子7が形成される(図3参照)。
その中心部から、また、負極リード5がその外周部から
それぞれ突出される。
する。
成する。
8を図4及び図5に示すプレス加工機9により形成す
る。
載置台10と、受け面が凹面11aに形成されダイ11
と、正極リード3を変形させるパンチ12等を備える。
また、パンチ12及びダイ11の正極リード3の長手方
向における長さは、ともに正極リード3の突出量の半分
よりやや長く形成されている。
置し、ダイ11に正極リード3をその基端部、即ち、正
極側シート部材2から突出した部分からその長さ方向に
おけるほゞ半分までがダイ11上に位置される。
12aが凸面をしており、ダイ11に対して離接するよ
うに設けられており、パンチ12をダイ11に正極リー
ド3を介して押し付けることにより、正極リード3の基
端部に突条8が形成されるとともに、その先端部は平面
3aのままとされる(図6参照)。
ス加工機9まで巻取素子7を搬送するときに、正極リー
ド3が他の部材、治具、作業者などに接触してやや変形
した場合にあっても、正極リード3に突条8を形成する
際にその修正をすることができ、以後の各工程間の搬送
時に他の部材、治具、作業者などに接触しても正極リー
ド3は容易には変形しない。
ド3の基端部のみに突条8を形成したが、本発明電池
は、これに限らず、正極リード3の長さの全長に亘って
突条8を形成するようにしても良い。また、変形防止手
段としての突条8を巻取素子7の形成後に形成するよう
にしたが、本発明はこれに限らず、正極リードに予め変
形防止手段を形成した後、正極側シート部材に溶着する
ようにしても良い。
として断面形状が弧状をした1本の突条8を示したが、
これに限らず、断面形状がV字状でも良く、また、複数
の突条を形成しても良い。更にまた、変形防止手段はこ
の実施の形態のように正極リード自体に加工を施して構
成する場合の他、別部材を取着、例えば、棒状部材を溶
接又は溶着することにより、正極リードの変形を防止す
るようにしても良い。
する。
及び5が取着された巻取素子7の特性、例えば、両電極
リード3、5間の抵抗値等を検査する。
する。
を図示しない支持具により支持した後、その負極リード
5側の端面に絶縁材料からなり円環状をしたインシュレ
ータ(ボトムインシュレータ)13を巻取素子7と負極
リード5との間に挟むようにして負極リード5を折り曲
げる。このとき、負極リード5の先端部がボトムインシ
ュレータ13の中心孔に対向するようになっている。か
かるボトムインシュレータ10は折り曲げた負極リード
5と巻取素子7の負極側端面との間の絶縁を図るもので
ある。
筒状のケース体14内に上記巻取素子7をその負極リー
ド5側から挿入し、負極リード5とケース体14の閉塞
壁とを溶接する。これにより、ケース体14の閉塞側の
端面が負極端子とされる(図7参照)。
溶接は、抵抗溶接により行う。抵抗溶接を行うには、抵
抗溶接用下側電極棒15をケース体14の開口端側から
巻取素子7の中心孔内に挿入し、ボトムインシュレータ
13の中心孔から折り曲げられた負極リード5の先端部
に接触させ、一方、ケース体14の閉塞端側の外面に抵
抗溶接用上側電極16を接触させ、抵抗溶接用下側電極
棒15の先端と抵抗溶接用上側電極16との間で負極リ
ード5の先端部とケース体14の閉塞壁とを挟持して行
う。
中心孔内に挿入する際に、抵抗溶接用下側電極棒15の
先端が正極リード3に接触しても正極リード3に上記突
条8が形成されているため、正極リード3は容易には変
形しない。
を次工程(S5)に搬送する。
る。
持した後、絶縁材料からなり円環状をしたトップインシ
ュレータ17を正極リード3に外嵌しケース体14の開
口端に装着する(図8参照)。トップインシュレータ1
7は正極リード3と巻取素子7の正極側の端面との間の
絶縁を図るために介装するものであり、その中心孔の大
きさは正極リード3の位置との関係で両部品間のクリア
ランスが小さく形成されている。そのため、トップイン
シュレータ17を正極リード3に外嵌するときに接触し
てしまうことがあるが、正極リード3には変形防止手段
としての突条8が形成されているため、正極リード3は
容易には変形しない。
インシュレータ17はケース体14の開口端に内嵌され
る。
を次工程(S6)に搬送する。
持した後、ガスケット8を装着する(図9参照)。ガス
ケット18は上記トップインシュレータ17と同様に絶
縁材料からなり一方の面に凹部18aが形成された円環
状をしており、該ガスケット18を正極リード3に外嵌
してトップインシュレータ17を覆うようにケース体1
4の開口端に装着する。ガスケット18はケース体14
の開口端を塞いだときに、ケース体14内空間を密閉す
るためのものである。かかるガスケット18を正極リー
ド3に外嵌するときにも上記トップインシュレータ18
と同様に正極リード3に接触してしまう虞があるが、正
極リード3には変形防止手段としての突条8が形成され
ているため、正極リード3は容易には変形しない。
ット18はケース体14の開口端に内嵌される。
ケット18が取着された巻取素子7を収納したケース体
14を次工程(S7)に搬送する。
溶接する。
するために、ケース体14を図示しない支持具に支持さ
せる。このとき、ケース体14をその周方向における向
きを調整して、正極リード3の所定の位置に安全弁19
が溶着及び溶接されるようにする(図10、図11参
照)。尚、安全弁19は複数の部品(セーフティカバ
ー、ディスクホルダー、ストリッパディスク)からな
り、その一の部品(セーフティカバー)と正極リード3
とを超音波溶着し、また、他の部品(ストリッパディス
ク)と正極リード3とをレーザー溶接する。
イオン2次電池1の内部でガスが発生してときにガス抜
きをするためのものであり、電池1の内圧が高くなる
と、セーフティカバーが外方へ膨らんで、セーフティカ
バーと正極リード3との溶着が剥がれ、セーフティカバ
ーに形成されたスリットからガスが抜けるようになって
いる。尚、ガス抜けしたリチウムイオン2次電池1はそ
の性能を失うことになる。
び溶接は、同じステーションで行っても、別のステーシ
ョンで行っても良い。
収納したケース体14を次工程(S8)に搬送する。
持した後、安全弁19が取着された正極リード3を折り
曲げる(図12参照)。かかる正極リード3の折り曲げ
は、正極リード3の長さ方向における中央部を押圧する
ことにより行う。この場合、正極リード3の平面3aの
突条8寄りの部位が屈曲部となる。これは、平面3aに
は変形防止手段としての突条8が形成されていないた
め、平面3aのうち曲りにくい突条8に近接する部位に
応力が集中するためである。
する。
19は正極リード3を折り曲げた後、ケース体14に接
触しないようにガスケット18の凹部18aに載置され
る(図13参照)。
した後は、正極端子となる凸部を有するカバー体を安全
弁19に面接触させ、カバー体をそれとケース体14と
の間に絶縁部材を介在させてケース体14にその開口周
縁を絞り加工して取着することにより、正極端子が形成
される。
イオン2次電池1が製造されるが、その各工程及び搬送
中に正極リード3が他の部材、治具又は作業者に接触し
ても変形防止手段としての突条8が形成されているた
め、正極リード3が容易に変形することはない。
イオン2次電池に適用したものについて説明したが、こ
れに限らず、本発明は巻取素子の両端部から電極リード
がそれぞれ突出するように設けられた電池について適用
することができる。
設されたものについて説明したが、本発明は、巻取素子
の中心部に負極リードが突設されたものについても適用
することができる。
に、請求項1に記載の本発明によれば、巻取素子の中心
部から突設された一方の電極リードに変形防止手段を設
けたので、電池製造中における各工程又はその搬送中に
他の部品、治具又は作業者に接触しても容易に電極リー
ドが変形してしまうことを少なくすることができ、よっ
て、電池製造における製品不良の発生を少なくして歩留
まりを向上させることができる。
止手段を板状の電極リードにその長手方向に延びるよう
に形成した突条としたので、簡単な加工手段、例えば、
プレス加工のみで容易に電極リードに変形防止手段を設
けることができる。
れば、変形防止手段を電極リードの基端部に形成したの
で、その電極リードを折り曲げるときに、変形防止手段
が設けられていない部分を折り曲げれば良く、変形防止
手段が設けられているにもかかわらず、比較的容易に電
極リードを折り曲げることができる。また、電極リード
の折り曲げ時における応力は、変形防止手段が形成され
ていない部分のうち変形防止手段寄りの部位に集中する
ため、屈曲部を予定することができる。
部の具体的な形状乃至構造は、本発明を実施するに当た
っての具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これ
らによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されるこ
とがあってはならないものである。
ン2次電池に適用した実施の形態を示すものであり、本
図は製造工程の手順を示す工程図である。
る前の状態を示す斜視図である。
る。
斜視図である。
る。
略を示す斜視図である。
略を示す斜視図である。
図である。
る。
ものであり、本図は巻取素子の斜視図である。
す斜視図である。
図である。
図である。
る。
ある。
ている状態を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
ト部材、3…正極リード(一方の電極リード)、4…負
極側シート部材、6…セパレーター、7…巻取素子、8
…突条(変形防止手段)
Claims (4)
- 【請求項1】 正極側シート部材と負極側シート部材と
をセパレーターを介して重ね合わせ、筒状に巻取った巻
取素子と、 該巻取素子の中心部から突設された一方の電極リード
と、 巻取素子の外周部から突設された他方の電極リードとを
備えた電池であって、 巻取素子の中心部から突設された一方の電極リードに変
形防止手段を設けたことを特徴とする電池。 - 【請求項2】 変形防止手段が板状の電極リードにその
長手方向に延びるように形成した突条であることを特徴
とする請求項1に記載の電池。 - 【請求項3】 一方の電極リードの基端部に変形防止手
段が形成されたことを特徴とする請求項1に記載の電
池。 - 【請求項4】 一方の電極リードの基端部に突条が形成
されたことを特徴とする請求項2に記載の電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9266182A JPH11111326A (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 電 池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9266182A JPH11111326A (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 電 池 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11111326A true JPH11111326A (ja) | 1999-04-23 |
Family
ID=17427407
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9266182A Pending JPH11111326A (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 電 池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11111326A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1997
- 1997-09-30 JP JP9266182A patent/JPH11111326A/ja active Pending
Cited By (10)
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061212 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070424 |