JP7224957B2 - 剥離シート、定着装置及び剥離シートの製造方法 - Google Patents

剥離シート、定着装置及び剥離シートの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、記録材にトナー像を定着させる定着ベルトから記録材を剥離させる剥離シート、このような剥離シートを備えた定着装置、及び、剥離シートの製造方法に関する。
記録材にトナー像を定着する定着装置として、定着ベルトと、定着ベルトから記録材を剥離させる剥離シートを備えた構成が従来から知られている(例えば、特許文献1)。特許文献1には、剥離シートとして、定着ベルトから記録材を剥離させるシート状の剥離部材と、剥離部材を支持する支持部材とを備え、支持部材と剥離部材とがレーザスポット溶接により接合されている構成が記載されている。
特開2003-263059号公報
特許文献1に記載のように、剥離シートが支持部材と剥離部材の2部材で構成されている場合、この2部材を適切に位置決めしてから固定することが要求される。例えば、剥離シートは、支持部材の位置決め部を定着ベルトを保持する保持部に位置決めした状態で、剥離部材の先端部を定着ベルトの表面に隙間を介して対向させる。このため、支持部材の位置決め部と剥離部材の先端部との位置関係を精度良く位置決めしてから、支持部材と剥離部材とを固定することが要求される。
剥離部材を支持部材に固定する際には、例えば、剥離部材及び支持部材を治具に固定した状態で行う。この際、例えば、剥離部材及び支持部材にそれぞれ設けられた穴に治具に設けられた軸を挿通することで、剥離部材と支持部材との位置決めを行う。但し、剥離部材及び支持部材には部品公差がある。このため、このように位置決めを行うと、剥離部材と支持部材にそれぞれ設けられた穴径などの公差、穴と剥離部材の先端部や支持部材の位置決め部との距離の公差により、位置決め部と先端部との位置関係を精度良く位置決めすることが難しい。この結果、剥離シートとしての部品公差も大きくなってしまう。
本発明は、部品公差の小さい剥離シートを提供することを目的とする。
本発明の一態様は、記録材に担持されたトナー像を加熱することでトナー像を記録材に定着させる定着ベルトの表面から、記録材を剥離する剥離シートであって、支持部材であって、前記支持部材の長手方向に沿った第1方向の一部に、前記第1方向に直交する第2方向に関して、前記定着ベルトを保持する保持部に対し位置決めされる位置決め部を有する支持部材と、前記支持部材に固定され、先端部が前記定着ベルトの表面と隙間を介して対向する剥離部材と、を有し、前記支持部材と前記剥離部材とのうちの一方の部材には、前記第2方向に関して前記位置決め部に対する前記先端部の距離を調整するために、前記第1方向よりも前記第2方向の方が長い第1開口部を備え、前記支持部材と前記剥離部材とのうちの他方の部材は、前記第2方向に関して前記位置決め部に対する前記先端部の距離を調整するために、前記剥離部材が前記支持部材に固定された状態で少なくとも一部が前記第1開口部と重なる位置に、前記第1開口部よりも前記第2方向の長さが短い第2開口部を備え、前記一方の部材は、前記第2方向に関して前記位置決め部に対する前記先端部の距離を調整するために、前記第1開口部よりも前記第1方向の長さが長い第3開口部を備え、前記他方の部材には、前記第2方向に関して前記位置決め部に対する前記先端部の距離を調整するために、前記剥離部材が前記支持部材に固定された状態で少なくとも一部が前記第3開口部と重なる位置に、前記第2開口部よりも前記第1方向の長さが長い第4開口部を備えている、ことを特徴とする剥離シートである。
また、本発明の一態様は、記録材に担持されたトナー像を加熱することでトナー像を記録材に定着させる定着ベルトの表面から、記録材を剥離する剥離シートであって、支持部材であって、前記支持部材の長手方向に沿った第1方向の一部に、前記第1方向に直交する第2方向に関して、前記定着ベルトを保持する保持部に対し位置決めされる位置決め部を有する支持部材と、前記支持部材に固定され、先端部が前記定着ベルトの表面と隙間を介して対向する剥離部材と、を有し、前記支持部材と前記剥離部材とのうちの一方の部材には、前記第2方向に関して前記位置決め部に対する前記先端部の距離を調整するために、前記第1方向よりも前記第2方向の方が長い第1開口部を備え、前記支持部材と前記剥離部材とのうちの他方の部材は、前記第2方向に関して前記位置決め部に対する前記先端部の距離を調整するために、前記剥離部材が前記支持部材に固定された状態で少なくとも一部が前記第1開口部と重なる位置に、前記第1方向よりも前記第2方向の方が長い第2開口部を備え、前記第1開口部は、前記一方の部材の前記第2方向端部に開口する切り欠きであり、前記第2開口部は、前記他方の部材の前記第2方向端部まで到達しない長穴である、ことを特徴とする剥離シートである。
発明の一態様は、記録材に担持されたトナー像を加熱することでトナー像を記録材に定着させる定着ベルトの表面から、記録材を剥離する剥離シートの製造方法であって、前記剥離シートは、支持部材であって、前記支持部材の長手方向に沿った第1方向の一部に、前記第1方向に直交する第2方向に関して、前記定着ベルトを保持する保持部に対し位置決めされる位置決め部を有する支持部材と、前記支持部材に固定され、先端部が前記定着ベルトの表面と隙間を介して対向する剥離部材と、を有し、前記支持部材には、前記第1方向よりも前記第2方向の方が長い第1開口部が形成されており、前記剥離部材には、前記剥離部材が前記支持部材に固定された状態で少なくとも一部が前記第1開口部と重なる位置に、前記第1開口部よりも前記第2方向の長さが短い第2開口部が形成されており、前記第2開口部に挿通されることで前記剥離部材の前記第2方向の位置決めを行う軸と、前記位置決め部と当接する当接部と、前記位置決め部が前記当接部に当接するように前記支持部材を前記第2方向に付勢する付勢手段とを備えた治具に対し、前記第1開口部を前記軸が挿通するように前記支持部材を設置する工程と、前記支持部材が設置された前記治具に対し、前記第2開口部を前記軸が挿通するように前記剥離部材を設置する工程と、前記軸を前記第1開口部に嵌合し、前記支持部材を前記付勢手段により付勢して前記位置決め部を前記当接部に当接させた状態で、前記剥離部材を前記支持部材に対して固定する工程と、を有することを特徴とする剥離シートの製造方法である
発明の一態様は、回転して記録材と当接し、記録材に担持されたトナー像を加熱することでトナー像を記録材に定着させる定着ベルトの表面から、記録材を剥離する剥離シートの製造方法であって、前記剥離シートは、支持部材であって、前記支持部材の長手方向に沿った第1方向の一部に、前記第1方向に直交する第2方向に関して、前記定着ベルトを保持する保持部に対し位置決めされる位置決め部を有する支持部材と、前記支持部材に固定され、先端部が前記定着ベルトの表面と隙間を介して対向する剥離部材と、を有し、前記支持部材は、前記第1方向よりも前記第2方向の方が長い第1開口部を備え、前記剥離部材は、前記剥離部材が前記支持部材に固定された状態で少なくとも一部が前記第1開口部と重なる位置に、前記第1方向よりも前記第2方向の方が長い第2開口部を備え、前記第1開口部及び前記第2開口部に挿通される軸と、前記先端部の一部と当接する第1当接部と、前記位置決め部と当接する第2当接部と、前記先端部の一部が前記第1当接部に当接するように前記剥離部材を前記第2方向に付勢する第1付勢手段と、前記位置決め部が前記第2当接部に当接するように前記支持部材を前記第2方向に付勢する第2付勢手段とを備えた治具に対し、前記第1開口部を前記軸が挿通するように前記支持部材を設置する工程と、前記支持部材が設置された前記治具に対し、前記第2開口部を前記軸が挿通するように前記剥離部材を設置する工程と、前記軸を前記第1開口部に嵌合し、前記剥離部材を前記第1付勢手段により付勢して前記先端部の一部を前記第1当接部に当接させ、且つ、前記支持部材を前記第2付勢手段により付勢して前記位置決め部を前記第2当接部に当接させた状態で、前記剥離部材を前記支持部材に対して固定する工程と、を有することを特徴とする剥離シートの製造方法である
本発明によれば、部品公差の小さい剥離シートを提供できる。
第1の実施形態に係る画像形成装置の概略構成断面図。 第1の実施形態に係る定着装置の平面図。 図2のA-A断面図。 定着フランジに剥離シートを組み付ける様子を示す斜視図。 (a)比較例に係る支持部材を治具に固定した状態を示す平面図、(b)比較例に係る支持部材及び剥離部材を治具に固定した状態を示す平面図。 (a)第1の実施形態に係る剥離部材の平面図、(b)第1の実施形態に係る支持部材の平面図。 第1の実施形態に係る支持部材及び剥離部材を治具に取り付ける様子を示す斜視図。 (a)第1の実施形態に係る支持部材を治具に固定した状態を示す平面図、(b)第1の実施形態に係る支持部材及び剥離部材を治具に固定した状態を示す平面図。 (a)第2の実施形態に係る支持部材を治具に固定した状態を示す平面図、(b)第2の実施形態に係る支持部材及び剥離部材を治具に固定した状態を示す平面図。
<第1の実施形態>
第1の実施形態について、図1ないし図8を用いて説明する。まず、本実施形態の画像形成装置の概略構成について、図1を用いて説明する。
[画像形成装置]
本実施形態の画像形成装置500は、それぞれ像担持体としての感光ドラム1a、1b、1c、1dを有する4つのカートリッジ7a、7b、7c、7dを備えた電子写真方式のタンデム型のフルカラープリンタである。画像形成装置500は、装置本体に接続された原稿読み取り装置(図示せず)又は装置本体に対し通信可能に接続されたパーソナルコンピュータなどのホスト機器からの画像信号に応じてトナー像(画像)を記録材に形成する。記録材としては、用紙、プラスチックフィルム、布などのシート材が挙げられる。また、カートリッジ7a、7b、7c、7dは、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像を形成する。
なお、画像形成装置500が備える4つのカートリッジ7a、7b、7c、7dは、現像色が異なることを除いて実質的に同一の構成を有する。したがって、代表してカートリッジ7aについて説明し、その他のカートリッジについては、カートリッジ7aにおける構成に付した符号の添え字「a」をそれぞれb、c、dに置き換えて示し、説明を省略する。
カートリッジ7aは、像担持体及び電子写真用の感光体としての感光ドラム1aを有するドラムユニット26aと、現像ユニット4aとを備える。感光ドラム1aは、駆動部材(不図示)によって、図1の時計回り(矢印Q方向)に回転駆動される。また、感光ドラム1aの周囲には、その回転方向の順に、クリーニング部材6a、帯電ローラ2a、現像ユニット4aが配置される。
帯電ローラ2aは、感光ドラム1aの表面を均一に帯電するものである。帯電ローラ2aによって感光ドラム1aの表面が帯電された後、スキャナユニット(露光手段)3からユニット開口32a~32dを通じて、感光ドラム1aの表面にレーザ光が露光される。これにより、感光ドラム1aの表面に静電潜像が形成される。なお、本実施形態においては、スキャナユニット3は、カートリッジ7a~7dの下方に配置されている。
現像ユニット4aは、感光ドラム1a上に形成された静電潜像にトナーを供給して、静電潜像をトナー像として現像するためのものである。現像ユニット4aには、感光ドラム1aと当接して感光ドラム1aの表面にトナーを供給する現像ローラ25aと現像ローラ25aに当接して現像ローラ25aにトナーを供給する供給ローラ34aが備えられる。
記録材Sに画像を形成する際は、まず、スキャナユニット3によって感光ドラム1aの表面に形成された静電潜像が現像ユニット4aによってトナー像として現像され、中間転写ベルト5に転写される。
中間転写体としての中間転写ベルト5は、駆動ローラ10、テンションローラ11などに張架され、図1の矢印R方向に駆動する。また、各感光ドラム1a~1dに対向して、中間転写ベルト5の内側には、一次転写ローラ12a~12dが配設されており、不図示の電源(バイアス印加手段)により転写バイアスが印加される構成となっている。例えば、負極性に帯電したトナーを用いる場合は、一次転写ローラ12a~12dに正極性のバイアスを印加することにより、順次、中間転写ベルト5上にトナー像が一次転写される。また、中間転写ベルト5の回転方向に関してテンションローラ11の下流側には、中間転写ベルト5の外周面と当接するように二次転写部材としての二次転写ローラ18が配置され、中間転写ベルト5と二次転写ローラ18との間で二次転写部15を形成している。
クリーニング部材6aは、感光ドラム1a上に形成されたトナー像を中間転写ベルト5上に転写した後、感光ドラム1a上に残留したトナーを除去するものである。クリーニング部材6aによって除去されたトナーは、ドラムユニット26a内の除去トナー室に回収される。
各感光ドラム1a~1d上のトナー像は、中間転写ベルト5に重畳して一次転写される。そして、中間転写ベルト5に4色のトナー像が重なった状態で二次転写部15まで搬送される。二次転写部15において、トナー像が中間転写ベルト5から記録材Sに二次転写される。記録材Sへの二次転写後に中間転写ベルト5上に残ったトナーは、ベルトクリーニング装置23によって除去され、除去されたトナーは、廃トナー搬送路(不図示)を通過し、廃トナー回収容器(不図示)で回収される。
一方、上記で説明した画像形成動作と同期して、給送装置13やレジストローラ対17等からなる搬送機構によって記録材Sが二次転写部15へ向けて給送される。給送装置13は、複数の記録材Sを収納する給送カセット24と、記録材Sを給送する給送ローラ8と、給送された記録材Sを搬送する搬送ローラ対16とを有している。
給送カセット24は、画像形成装置500の装置本体から着脱自在に構成されている。ユーザは、給送カセット24を引き抜き、装置本体から取り外した後、記録材Sをセットし、装置本体へ挿入することで記録材Sの補給が完了する。給送カセット24に収納された記録材Sのうち、最上位に位置する記録材Sには、給送ローラ8が圧接し、給送ローラ8の回転とともに分離パッド9によって一枚ずつ剥離されて(摩擦片剥離方式)、記録材Sが搬送される。
そして、給送装置13から搬送された記録材Sは、レジストローラ対17によって二次転写部15に搬送される。二次転写部15においては、二次転写ローラ18に正極性のバイアスを印加することにより、搬送された記録材Sに、中間転写ベルト5上の4色のトナー像を二次転写することが可能である。
そして、二次転写部15から給送された記録材Sは、定着装置40へと更に搬送される。定着装置40は、記録材Sに担持されたトナー像に熱、圧力を加えて、トナー像を記録材S上に定着させる。その後、トナー像が定着された記録材Sは、排出ローラ対19によって排出トレイ20に排出される。
[定着装置]
次に、本実施形態における定着装置40の構成について、図2及び図3を用いて説明する。定着装置40は、円筒状の薄肉金属の基層上に弾性層が形成されたフィルム状の定着ベルト101を用いたフィルム加熱方式で、定着ベルト101を加圧ローラ106により駆動する加圧ローラ駆動方式の定着装置である。図2に本実施形態における定着装置40の長手方向の平面図、図3に定着装置40の短手方向の断面図を示す。
定着装置40は、定着ベルト101、加圧ローラ106、ヒータ100、圧接部材103、ステー102、定着フランジ104、剥離シート108、押さえ部材107を有する。そして、定着ベルト101と加圧ローラ106とで形成されるニップ部Nに搬送された記録材Sを加熱し、記録材Sに担持されたトナー像を記録材Sに定着する。
以下、定着ベルト101、ヒータ100、圧接部材103、ステー102、定着フランジ104、剥離シート108をまとめたものをフィルムユニット111とする。また、本実施形態においてはフィルムユニット111の短手方向をX方向、フィルムユニット111の長手方向をY方向、後述するフィルムユニット111の加圧方向をZ方向とする。なお、長手方向(図3の左右方向)とは、ニップ部Nで搬送される記録材Sの搬送方向に交差する方向であり、定着ベルト101の回転方向に交差する幅方向でもある。次に、それぞれの構成について詳しく説明する。
[定着ベルト]
定着部材としての無端状のベルトである定着ベルト101は、記録材Sに熱を伝達する円筒状の耐熱性のフィルムであり、圧接部材103にルーズに外嵌されている。定着ベルト101は、熱容量を小さくしてクイックスタート性を向上させるために、フィルム膜厚は100μm以下、好ましくは50μm以下20μm以上としている。また、定着ベルト101は、耐熱性のあるPTFE、PFA、FEPの単層、あるいはポリイミド、ポリアミドイミド、PEEK、PES、PPS等の外周表面にPTFE、PFA、FEP等をコーティングした複合層フィルムを使用できる。また金属製のものにすることもできる。
このような定着ベルト101は、回転して記録材Sと当接し、記録材Sに担持されたトナー像を加熱することでトナー像を記録材に定着させるものである。後述するように、定着ベルト101は、加圧ローラ106に従動して図3の矢印J方向に回転する。
[加圧ローラ]
定着部材と対向する対向部材としての加圧ローラ106は、図3に示すように、金属製の芯金106aと、芯金106aの周りに同心一体にローラ状に成形被覆させた弾性層106bと、弾性層106bの表層に設けた離型層とから構成される。弾性層106bは、シリコーンゴム、フッ素ゴム、フッ素樹脂などの耐熱性及び弾性を有する層である。離型層は、フッ素樹脂、シリコーン樹脂、フルオロシリコーンゴム、フッ素ゴム、シリコーンゴム、PFA、PTFE、FEP等の離型性かつ耐熱性のよい材料を選択することができる。
芯金106aの両端部には、図2に示すように、PEEK、PPS、液晶ポリマー等の耐熱性樹脂よりなる軸受部材113が装着されている。そして、加圧ローラ106は、軸受部材113により定着フレーム112の側板に回転自在に支持されている。また、加圧ローラ106は、装置本体内に設けられた不図示の定着モータによって回転駆動される。定着ベルト101は、加圧ローラ106に従動して、図3の矢印J方向に回転する。
[ヒータ]
加熱部材としてのヒータ100は、定着ベルト101内に配置され、定着ベルト101を加熱する加熱源であり、本実施形態では、セラミックヒータを用いている。ヒータ100は、長手方向に細長い薄板状のセラミック基板と、この基板に具備させた通電発熱抵抗体層を合わせた物を基本構成とするもので、発熱体に対する装置本体からの電力供給により全体に急峻な立ち上がり特性で昇温する低熱容量のヒータである。
[圧接部材]
圧接部材103は、定着ベルト101の内側に配置され、定着ベルト101を挟んで加圧ローラ106との間にニップ部Nを形成させる。このような圧接部材103は、長手方向に直交する断面略半円弧状の耐熱性及び断熱性を有する部材である。圧接部材103としては、フェノール樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、PEEK樹脂、PES樹脂、PPS樹脂、PFA樹脂、PTFE樹脂、LCP樹脂等の絶縁性及び耐熱性の良い材料が用いることが好ましい。
圧接部材103は、定着ベルト101をバックアップしつつ、定着ベルト101を加圧ローラ106に圧接させることで、定着ベルト101と加圧ローラ106との間にニップ部Nを形成する。そして、このニップ部Nの加圧、定着ベルト101の回転時の搬送安定性を図る役目を有する。また、圧接部材103の下面に長手方向に沿って形成された嵌め込み溝103a内には、上述のヒータ100が嵌め込まれ支持される。
[ステー]
ステー102は、圧接部材103の強度を確保するために定着ベルト101の内側に長手方向に沿って配置されている。即ち、ステー102は、比較的柔軟な樹脂製であり、圧接部材103の裏面(ヒータ100が配置される側と反対側の面)に押し当てることで、圧接部材103に長手方向の強度を持たせ、且つ、圧接部材103を矯正させるための部材である。
[定着フランジ]
保持部としての定着フランジ104は、円筒状の定着ベルト101の長手方向両端部に設置され、定着ベルト101の長手方向の移動量を規制する。即ち、定着フランジ104は、圧接部材103とステー102との組立体の両端にはめ込まれ、定着ベルト101の回転を案内すると共に、定着ベルト101の抜け出しを防止している。言い換えれば、定着フランジ104は、定着ベルト101を回転自在に保持している。
図2において、定着ベルト101の長手方向両端に配置された定着フランジ104には、それぞれ定着フレーム112に対して回転可能に取り付けられた加圧板(不図示)により矢印P方向に加圧力が与えられる。これによりフィルムユニット111を加圧ローラ106に向けて加圧している。
[剥離シート]
剥離シート108は、定着ベルト101から記録材Sを引き剥がすべく、ニップ部Nよりも記録材搬送方向下流側に配置され、且つ、先端部108a-1を定着ベルト101の表面に隙間δを介して対向させている。このような剥離シート108は、剥離部材108aと、支持部材108bとの2部材から構成される。剥離部材108a及び支持部材108bは、それぞれ定着ベルト101の長手方向に沿って長い略板状の部材である。そして、支持部材108bに剥離部材108aが固定されることで剥離シート108が構成される。剥離シート108は、その長手方向が定着ベルト101の長手方向と略平行に、且つ、先端部108a-1が定着ベルト101の表面に隙間δを介して対向するように配置される。
支持部材108bは、図4に示すように、位置決め部(突き当て面)108b-c-1を有する。位置決め部108b-c-1は、定着ベルト101の長手方向に沿った第1方向(Y方向)の一部(本実施形態では両端部)に設けられ、Y方向に直交する第2方向(X´方向)に関して定着フランジ104に対し位置決めされる。剥離部材108aは、図3に示すように、支持部材108bに固定され、先端部108a-1が定着ベルト101の表面と隙間δを介して対向する。なお、先端部108a-1は、定着ベルト101の表面に対向した状態で、X´方向に関して中央部が両端部よりも定着ベルト101の表面から離れる方向に凹んだ逆クラウン形状としている。
剥離部材108aと支持部材108bとは、金属製(例えば鉄、ステンレス、アルミニウム、銅等)の板材から成り、この2部材をレーザスポット溶接(例えばYAGレーザ)することで剥離シート108を構成している。剥離シート108の定着フランジ104への取り付け、及び、剥離部材108aと支持部材108bとの固定の詳しい構成については、後述する。
[押さえ部材]
押さえ部材107は、剥離シート108の位置決め部108b-c-1を定着フランジ104に突き当てるための、例えば、SUS製の板バネ部材である。図3に示すように、押さえ部材107は、取付部107a、107bに設けられた取付穴(不図示)を、それぞれ定着フランジ104の突部104a、104bに嵌めることで、定着フランジ104に取り付けられる。
また、押さえ部材107は、押圧面107cが剥離シート108の長手方向端部(Y方向端部)で、X´方向に関して先端部108a-1と反対側に設けられた被押圧部108b-dに接触するように配置されている。そして、押さえ部材107からのバネ力により剥離シート108をX´方向に関して定着ベルト101に近づく方向に付勢している。ここで、押さえ部材107は、定着ベルト101の長手方向両端に設けられた2つの定着フランジ104にそれぞれ1つずつ取り付けられ、剥離シート108の長手方向両端部を付勢する。
[剥離シートの取り付け]
次に、剥離シート108の定着フランジ104への取り付け方法について説明する。図4にフィルムユニット111に剥離シート108を取り付ける前の状態における、フィルムユニット111のY方向端部の斜視図を示す。図4において、剥離シート108はX´方向に挿入されることで定着フランジ104に取り付けられる。
支持部材108bの長手方向(Y方向)の両端には、取付部108b-cが設けられている。また、定着フランジ104の一部には、取付部108b-cが進入可能な切り欠き状の被取付部104cが形成されている。そして、取付部108b-cが被取付部104cに係合されることで、支持部材108bの板厚方向(X´方向に垂直な方向)が位置決めされて取り付けられる。
また、取付部108b-cのX´方向の先端面を上述の位置決め部108b-c-1とし、被取付部104cの奥側の面を当接部104c-1としている。そして、前述した押さえ部材107により剥離シート108が付勢されることで、支持部材108bの位置決め部108b-c-1が、定着フランジ104の当接部104c-1に突き当たる。この結果、剥離シート108の短手方向(X´方向)が位置決めされた状態で、剥離シート108が定着フランジ104に取り付けられる。このように剥離シート108が定着フランジ104に取り付けられることで、剥離シート108の先端部108a-1(記録材を剥離する箇所)と定着ベルト101との最短距離が、所定の隙間δ(例えば1.0mm)となるようにしている。
ここで、本実施形態のように、定着ベルト101を用いた定着装置40の場合、定着ベルト101から記録材を剥離すべく、上述の隙間δを適切に設定することが求められる。即ち、本実施形態の定着装置40は、クイックスタートや省エネルギの観点からフィルム加熱方式を用いている。この方式の場合、ニップ部Nを形成する定着ベルト101と加圧ローラ106との間に未定着トナー像を担持させた記録材を導入する。そして、記録材を定着ベルト101と一緒に挟持搬送させる事で、定着ベルト101を介してヒータ100の熱を与えながら、ニップ部Nの加圧力で未定着トナー像を記録材の表面に定着させる。
この時、溶融させられたトナーは粘着性を持っているため、記録材を定着ベルト101の表面に付着させようとする。そのため、このような定着装置40の技術的な課題の一つとして、ニップ部Nでトナー像が定着されて排出された記録材がニップ部Nの通過後に、定着ベルト101に巻き付く場合がある。この課題を解決するために、本実施形態では、定着ベルト101の長手方向の記録材搬送領域全域に剥離シート108を近接配置し、その先端部を記録材と定着ベルト101の間に入り込ませることで、記録材を定着ベルト101から剥離するようにしている。
この剥離シート108と定着ベルト101との隙間δが小さくなるにつれて剥離性能は向上するが、剥離シート108が定着ベルト101に接触した場合、定着ベルト101に傷が付くことで画像不良が発生する虞がある。このため、剥離性能及び耐久性も含めて剥離シート108の部品公差を考慮し、剥離シート108を定着ベルト101から所定の隙間δ離れた位置に配置することが求められる。
上述のような構成において、所定の隙間δを適切にするためには、支持部材108bに設けられた定着フランジ104への挿入方向の位置決め部108b-c-1と、剥離部材108aの先端部108a-1との距離L(図8(b)参照)が重要である。この距離Lは、剥離シート108を定着フランジ104に挿入する方向(X´方向)の距離である。また、先端部108a-1は、剥離シート108のうち、定着ベルト101との距離が最も近く、記録材を定着ベルト101から剥がす役割を果たす面である。
上述したように、剥離シート108は、剥離部材108aと支持部材108bの2部材を有し、支持部材108bに剥離部材108aを固定することで構成される。このため、上述の距離Lを適切にするためには、支持部材108bに対する剥離部材108aの取り付け精度を高めることが求められる。
[比較例]
ここで、比較例における支持部材108b´に対する剥離部材108aの固定方法について、図5(a)、(b)を用いて説明する。比較例では、支持部材108b´に剥離部材108aを固定すべく治具300を用いる。治具300は、略長方形のベース台301上の長手方向(Y1方向)両端側にそれぞれ1本ずつ、合計2本の円柱状のピン(軸)300a、300bが突設されている。また、治具300は、剥離部材108aと支持部材108b´をZ1方向(X1方向及びY1方向に垂直な方向、図5(a)、(b)の紙面表裏方向)に押さえる押さえ部材(不図示)を有する。
一方、支持部材108b´には、長手方向(Y1方向)両端側にそれぞれ1個ずつ、丸穴108b-a´と長穴108b-b´が形成されている。また、剥離部材108aにも、長手方向(Y1方向)両端側にそれぞれ1個ずつ、丸穴108a-aと長穴108a-bが形成されている。
まず、支持部材108b´を正面方向から見た時の治具300に、支持部材108b´を取り付けた状態の図を図5(a)に示す。図5(a)において、支持部材108b´は、丸穴108b-a´にピン300aが挿し込まれることで、X1方向(Y1方向と直交する短手方向)とY1方向の位置決めがなされる。また、支持部材108b´は、長穴108b-b´にピン300bが挿し込まれることで、丸穴108b-a´周りのX1-Y1平面の回転方向の位置決めがなされる。
次に、剥離部材108aを支持部材108b´の上に被せるように取り付ける。図5(b)は、剥離部材108aを正面方向から見た時の治具300に、剥離部材108aを取り付けた状態の図である。図5(b)に示すように、剥離部材108aは、丸穴108a-aがピン300aに挿し込まれることで、X1方向とY1方向の位置決めがなされる。また、剥離部材108aは、長穴108a-bがピン300bに挿し込まれることで、X1-Y1平面の回転方向の位置決めがなされる。
この状態から治具300に設けられた不図示の押さえ部材によって、剥離部材108aと支持部材108b´をZ1方向(後述する図7参照)に押さえる。そして、剥離部材108a側から支持部材108b´側(Z1方向)にレーザを長手方向に渡って照射する。例えば、剥離部材108aと支持部材108b´とが接触している図中の破線Sの位置において、レーザを長手方向に20mm間隔で照射する。これにより、剥離部材108aと支持部材108b´とが溶接により固定される。
[剥離シートの部品公差]
次に、比較例における剥離部材108aの先端部108a-1と定着フランジ104への位置決め部108b-c-1´とのX1方向の距離L´に関する剥離部材108aと支持部材108b´の部品公差について説明する。まず、剥離部材108aと支持部材108b´にそれぞれ2つずつ設けられた穴の位置は、各部材の穴の称呼位置から穴位置の部品公差を持っている。比較例では、剥離部材108aと支持部材108b´は称呼の位置からずれる可能性のある穴同士を治具で位置決めして固定するため、距離L´の部品公差が大きくなる。
具体的には、図5(b)に示す次のような精度が距離L´の部品公差に影響を与える。
(1)剥離部材108aの丸穴108a-a、長穴108a-bの穴径或いは穴の幅の精度
(2)丸穴108a-a、長穴108a-bの穴中心から剥離部材108aの先端部108a-1までの距離L1の精度
(3)支持部材108b´の丸穴108b-a´、長穴108b-b´の穴径或いは穴の幅の精度
(4)丸穴108b-a´、長穴108b-b´の穴中心と定着フランジ104への位置決め部108b-c-1´との距離L2、L3の精度
このように複数の精度が距離L´の部品公差に影響を与えるため、剥離シート108の先端部108a-1と定着フランジ104への位置決め部108b-c-1´とのX1方向の距離L´の両端の差が大きくなる場合がある。即ち、支持部材108b´に対する剥離部材108aの相対位置が、図5(b)の矢印α方向の+又は-方向にずれてしまう。そして、距離L´の部品公差が大きくなってしまう場合がある。例えば、比較例の構成の場合、距離L´の部品公差は±0.1mmである。
このように距離L´の部品公差が大きくなると、例えば、剥離シート108の先端部108a-1と定着ベルト101との隙間δが設計上許容している距離よりも短くなる場合がある。この場合、上述したように、定着ベルト101と剥離シート108が干渉して画像不良が発生する場合がある。したがって、剥離シート108の先端部108a-1と定着ベルト101との隙間δは、剥離シート108の部品ばらつきを考慮して定着ベルト101と干渉しない位置に配置する。
しかし、近年では、従来よりも坪量の小さい薄紙や環境に配慮した再生紙の需要が高まっており、このような記録材を使用した場合、隙間δが大きいと、定着ベルト101から剥離することが困難な場合がある。このため、本実施形態では、剥離シート108の部品公差を小さくすることで、剥離シート108を従来よりも定着ベルト101に近接させた位置に配置することを可能とし、剥離性能を向上させるようにしている。
[第1の実施形態における剥離部材と支持部材の位置決め構成]
まず、本実施形態における剥離部材108aと支持部材108bの位置決めに関する詳細形状について、図6(a)、(b)を用いて説明する。図6(a)に剥離部材108aを正面から見た図を、図6(b)に支持部材108bを正面から見た図を示す。
図6(a)に示すように、剥離部材108aには、長手方向(Y方向、第1方向)両端側にそれぞれ1個ずつ、丸穴108a-aと長穴108a-bが形成されている。一方、図6(b)に示すように、支持部材108bには、長手方向(Y方向)両端側にそれぞれ1個ずつ、切り欠き108b-a、108b-bが形成されている。これら丸穴108a-a、長穴108a-b、切り欠き108b-a、108b-bは、X´方向(第2方向)に関して支持部材108bの位置決め部108b-c-1に対する剥離部材108aの先端部108a-1の距離を調整するための開口部である。なお、X´方向は、剥離シート108の短手方向、且つ、剥離シート108を定着フランジ104に取り付ける方向であり、Y方向は、剥離シート108の長手方向である。各穴及び各切り欠きについて、具体的に説明する。
第1開口部としての切り欠き108b-aは、Y方向(第1方向)よりもX´方向(第2方向)の方が長い開口部である。第3開口部としての切り欠き108b-bは、切り欠き108b-aよりもY方向の長さが長い開口部である。即ち、切り欠き108b-bは、切り欠き108b-aよりもY方向の幅が広い。また、切り欠き108b-a、108b-bは、支持部材108bのX´方向端部(第2方向端部)に開口するように切り欠かれている。なお、切り欠き108b-a、108b-bのX´方向の幅(切り欠きの深さ)は同じとしている。
第2開口部としての丸穴108a-aは、剥離部材108aが支持部材108bに固定された状態で少なくとも一部が切り欠き108b-aと重なる位置に形成され、切り欠き108b-aよりもX´方向の長さが短い開口部である。第4開口部としての長穴108a-bは、剥離部材108aが支持部材108bに固定された状態で少なくとも一部が切り欠き108b-bと重なる位置に形成され、丸穴108a-aよりもY方向の長さが長い開口部である。即ち、長穴108a-bは、丸穴108a-aよりもY方向の幅が広い。なお、長穴108a-bのX´方向の幅は、丸穴108a-aの内径と略同じとしている。
剥離部材108aの丸穴108a-aは、後述する治具200によりX´方向と、Y方向の位置を決めるものである。長穴108a-bは、丸穴108a-aを中心に剥離部材108aが回転することを止めるものである。切り欠き108b-aは、支持部材108bのY方向の位置を決めるものである。切り欠き108b-bは、治具200のピン200b(図7、図8(b)参照)との干渉を避けるものである。
[治具について]
次に、剥離部材108aを支持部材108bに固定する際に使用する治具200について、図7及び図8(a)、(b)を用いて説明する。図7及び図8(a)、(b)において、支持部材108bの短手方向をX1方向、剥離シート108の長手方向をY1方向、剥離シート108の治具200への挿入方向(支持部材108bの板厚方向、図8(a)、(b)の紙面表裏方向)をZ1方向とする。
治具200は、軸としてのピン200a、200b、当接部としての突き当てピン200c、200d、押し付け部200e-1、200f-1、付勢手段としての圧縮バネ200e-2、200f-2、固定部200e-3、200f-3を有する。これらは、ベース台201上にそれぞれ設けられている。
まず、ピン200a、200bは、切り欠き108b-a、108b-b、丸穴108a-a、長穴108a-bに挿通される円柱状の軸であり、ベース台201の長手方向両端側にZ1方向に突出するように設けられている。ピン200a、200bは、軸の中心がY1方向の同一線上になるように配置されている。
突き当てピン200c、200dは、支持部材108bの長手方向の両端部の位置決め部108b-c-1を突き当てる円柱状の軸であり、本実施形態では、ベース台201の長手方向両端側にZ1方向に突出するように設けられている。突き当てピン200c、200dは、支持部材108bの長手方向両端の突き当て箇所(位置決め部108b-c-1)がY1方向の同一線上となるように配置されている。
押し付け部200e-1、200f-1は、支持部材108bを突き当てピン200c、200dに向けて押し付ける。このため、押し付け部200e-1、200f-1は、ベース台201上を移動可能に設けられている。また、押し付け部200e-1、200f-1は、支持部材108bの長手方向両端部に設けられた被押圧部108b-dと当接可能な位置に配置されている。
圧縮バネ200e-2、200f-2は、それぞれ、両端が押し付け部200e-1、200f-1と固定部200e-3、200f-3に取り付けられ、押し付け部200e-1、200f-1に押し付け力を付与する。即ち、圧縮バネ200e-2、200f-2は、片側端部を固定部200e-3、200f-3に、他側端部を押し付け部200e-1、200f-1に固定されており、押し付け部200e-1、200f-1をX1方向に付勢する。
固定部200e-3、200f-3は、圧縮バネ200e-2、200f-2の片側端部を治具200に固定する。このために、固定部200e-3、200f-3は、ベース台201上で、X1方向に関して、押し付け部200e-1、200f-1よりも位置決め部108b-c-1と反対側に固定されている。
[剥離シートの製造方法]
次に、本実施形態における、剥離部材108aと支持部材108bとの2部材を溶接により一体化して剥離シート108を得る剥離シート108の製造方法について説明する。図7は、治具200に剥離部材108aと支持部材108bとを組み付ける様子を表した図である。図8(a)は、支持部材108bを正面方向から見た時の、支持部材108bを治具200に固定した状態を示す図である。図8(b)は、剥離部材108aを正面から見た時の、剥離部材108aを治具200に取り付けた状態を示す図である。
[第1工程]
まず、支持部材108bを治具200に取り付ける。即ち、第1工程では、治具200に対し、切り欠き108b-a、108b-bをピン200a、200bが挿通するように支持部材108bを設置する。具体的には、図8(a)に示すように、支持部材108bは、Y1方向の位置決め穴である切り欠き108b-aにピン200aが挿し込まれることでY1方向の位置が決まる。また、支持部材108bの切り欠き108b-bにピン200bが通され、ピン200bと切り欠き108b-bは接触しない状態となっている。
そして、支持部材108bは、圧縮バネ200e-2、200f-2からのバネ力によって、Y1方向両端の被押圧部108b-dが押し付け部200e-1、200f-1により矢印F方向に押し付けられる。そして、支持部材108bの両端に設けられた定着フランジ104への突き当て面である位置決め部108b-c-1がそれぞれ突き当てピン200c、200dに突き当たることで、支持部材108bのX1方向が位置決めされる。
[第2工程]
次に、剥離部材108aを支持部材108bの上に被せるように取り付ける。即ち、第2工程では、支持部材108bが設置された治具200に対し、丸穴108a-a、長穴108a-bをピン200a、200bが挿通するように剥離部材108aを設置する。具体的には、図8(b)に示すように、剥離部材108aは、X1方向及びY1方向の位置決め穴である丸穴108a-aにピン200aが挿し込まれることで、X1方向及びY1方向の位置が決まる。また、剥離部材108aの丸穴108a-a周りのX1-Y1平面の回転止めの長穴108a-bにピン200bが挿し込まれることで、X1-Y1平面の回転方向が位置決めされる。
この時、前述したように、支持部材108bは、矢印F方向に力がかかった状態のままで、X1方向、Y1方向が位置決めされた状態である。そして、この状態から治具200に設けられた不図示の押さえ部材によって、剥離部材108aと支持部材108bがZ1方向に押さえられる。
[第3工程]
最後に、剥離部材108aを支持部材108bに固定する。即ち、第3工程では、支持部材108bを圧縮バネ200e-2、200f-2により付勢して位置決め部108b-c-1を突き当てピン200c、200dに当接させた状態で、剥離部材108aを支持部材108bに対して固定する。具体的には、剥離部材108a側から支持部材108b側(Z1方向)にレーザを長手方向に渡って照射する。例えば、剥離部材108aと支持部材108bとが接触している図8(b)の破線Sの位置において、レーザを長手方向に20mm間隔で照射する。これにより、剥離部材108aと支持部材108bとが溶接により固定される。
上述のような工程により、剥離部材108aが支持部材108bに対して溶接により固定され、剥離シート108が得られる。なお、塗装などのその他の所定の処理を施す場合もある。
[第1の実施形態における剥離シートの部品公差]
次に、本実施形態における剥離部材108aの先端部108a-1と定着フランジ104への位置決め部108b-c-1とのX1方向の距離Lに関する剥離部材108aと支持部材108bの部品公差について説明する。
本実施形態における剥離部材108aと支持部材108bの部品公差による距離Lの公差は、次の精度の影響を受ける。
(1)剥離部材108aの丸穴108a-a、長穴108a-bの穴径或いは穴の幅の精度
(2)丸穴108a-a、長穴108a-bの穴中心から剥離部材108aの先端部108a-1までの距離L1の精度
即ち、比較例では、距離L´の部品公差が前述の(1)~(4)の影響を受けていたが、本実施形態では、(1)、(2)の2つのみが距離Lの部品公差に影響を与える。このため、本実施形態の距離Lの部品公差は、比較例の場合よりも小さくできる。
より具体的に説明すると、本実施形態の場合、支持部材108bは、ピン200a、200bが挿通される開口部を、Y1方向よりもX1方向の長さが長い切り欠き108b-a、108b-bとしている。このため、ピン200a、200bは、切り欠き108b-a、108b-bに挿通されても、X1方向に若干の移動が可能である。即ち、この状態では、支持部材108bは、Y1方向に位置決めされているが、X1方向に位置決めされていない。そして、この状態で、圧縮バネ200e-2、200f-2により支持部材108bを付勢して、位置決め部108b-c-1を突き当てピン200c、200dに当接させている。このため、治具200に対するX1方向の位置決め部108b-c-1の位置は、切り欠き108b-a、108b-bの精度によらず、突き当てピン200c、200dの位置精度に依存する。
次いで、このように位置決めされた支持部材108bに剥離部材108aを取り付けると、剥離部材108aのX1方向の位置は、丸穴108a-a、長穴108a-bにピン200a、200bが挿通されることで決まる。このため、治具200に対するX1方向の剥離部材108aの位置は、丸穴108a-a、長穴108a-bの精度と、ピン200a、200bの位置精度に依存する。
ここで、治具200のピン200a、200bと、突き当てピン200c、200dとの位置関係の精度が高ければ、位置決め部108b-c-1と先端部108a-1との距離Lは、主として支持部材108bと剥離部材108aの部品公差に依存する。上述したように、治具200に対するX1方向の位置決め部108b-c-1の位置は、切り欠き108b-a、108b-bの精度によらないため、距離Lは、剥離部材108aの部品公差の影響を受ける。即ち、上述の(1)、(2)の精度の影響を受け、比較例で説明した(3)、(4)の精度の影響は受けない。
このため本実施形態の場合、剥離部材108aと支持部材108bの部品公差による距離Lの公差が小さい剥離シート108を得ることができる。例えば、比較例では、距離L´の部品公差が±0.1mmであったのに対して、本実施形態では、距離Lの部品公差を±0.05mmとすることが可能となった。このように距離Lの部品公差を小さくできれば、即ち、部品公差の小さい剥離シート108が得られれば、先端部108a-1と定着ベルト101との隙間δを小さくでき、剥離性能を向上させることができる。
なお、上述の説明では、支持部材108bに形成する第1開口部、第3開口部を切り欠き108b-a、108b-bとしたが、第1開口部、第3開口部はX1方向の長さが長い長穴であっても良い。
また、上述の説明では、第1開口部及び第3開口部が形成される一方の部材を支持部材108b、第2開口部及び第4開口部が形成される他方の部材を剥離部材108aとしたが、これらの関係は逆であっても良い。即ち、剥離部材を一方の部材とし、剥離部材に第1開口部及び第3開口部を形成し、支持部材を他方の部材とし、支持部材に第2開口部及び第4開口部を形成しても良い。なお、剥離部材に第1開口部及び第3開口部として切り欠きを形成する場合、先端部の長手方向に関して記録材と接触する領域から外れた領域に形成することが好ましい。
この場合の製造方法は、支持部材が、図8(b)に示す剥離部材108aと同様に、治具にX1方向及びY1方向の位置決めがされた状態で設置される。また、剥離部材が、図8(a)に示す支持部材108bと同様に、支持部材が設置された治具にY1方向の位置決めがされた状態で設置される。そして、剥離部材をX1方向に付勢して、剥離部材の先端部を治具に設けた突き当てピンに当接させた状態で、剥離部材を支持部材に固定する。これにより、上述の説明と同様に、距離Lの部品公差を小さくできる。
<第2の実施形態>
第2の実施形態について、図9(a)、(b)を用いて説明する。本実施形態は、第1の実施形態で示した剥離部材108a及び支持部材108bの形状に関して、剥離部材108aと支持部材108bとの回転方向の相対位置を決める穴形状が無い点が、第1の実施形態とは異なる。その他の構成及び作用は、第1の実施形態と同様であるため、同様の構成については、図示及び説明を省略する。
なお、本実施形態では、剥離シートに関する符号を変更し、剥離シート208、剥離部材208a、支持部材208b、先端部208a-1、位置決め部208b-c-1とする。また、剥離部材208aの先端部208a-1は、逆クラウン部208dと、直線部208eとを有する。逆クラウン部208dは、先端部208a-1が定着ベルト101(図3参照)の表面に対向した状態で、X1方向に関して中央部が両端部よりも定着ベルト101の表面から離れる方向に凹んだ逆クラウン形状を有する部分である。直線部208eは、逆クラウン部208dのY1方向両端側(第1方向両端側)にY1方向と略平行に形成された部分である。
まず、本実施形態における剥離部材208aと支持部材208bの位置決めに関する詳細形状について、図9(a)、(b)を用いて説明する。図9(a)に支持部材208bを正面から見た図を、図9(b)に剥離部材208aを正面から見た図を示す。
図9(b)に示すように、剥離部材208aには、長手方向(Y方向、第1方向)略中央に1個の長穴208a-aが形成されている。一方、図9(a)に示すように、支持部材208bには、長手方向(Y方向)略中央に1個の切り欠き208cが形成されている。これら長穴208a-a、切り欠き208cは、X1方向(第2方向)に関して支持部材208bの位置決め部208b-c-1に対する剥離部材208aの先端部208a-1の距離を調整するための開口部である。なお、X1方向は、剥離シート208の短手方向、且つ、剥離シート208を定着フランジ104(図3、4参照)に取り付ける方向であり、Y1方向は、剥離シート208の長手方向である。各穴及び各切り欠きについて、具体的に説明する。
第5開口部としての切り欠き208cは、Y1方向(第1方向)よりもX1方向(第2方向)の方が長い開口部である。また、切り欠き208cは、支持部材208bのX1方向端部(第2方向端部)に開口するように切り欠かれている。第6開口部としての長穴208a-aは、剥離部材208aが支持部材208bに固定された状態で少なくとも一部が切り欠き208cと重なる位置に形成され、Y1方向(第1方向)よりもX1方向(第2方向)の方が長い開口部である。長穴208a-aは、剥離部材208aのX1方向端部(第2方向端部)まで到達しない。剥離部材208aの長穴208a-a及び支持部材208bの切り欠き208cは、それぞれ、後述する治具400によりY1方向の位置を決めるものである。
[治具について]
次に、剥離部材208aを支持部材208bに固定する際に使用する治具400について説明する。治具400は、軸としてのピン400g、第1当接部としての第1突き当てピン400a、400b、第2当接部としての第2突き当てピン400c、400dを有する。また、第1付勢手段としての第1圧縮バネ400h-2、400j-2、第2付勢手段としての第2圧縮バネ400e-2、400f-2を有する。更に、第1押し付け部400h-1、400j-1、第2押し付け部400e-1、400f-1、第1固定部400h-3、400j-3、第2固定部400e-3、400f-3を有する。これらは、ベース台401上にそれぞれ設けられている。
まず、ピン400gは、切り欠き208c、長穴208a-aに挿通される円柱状の軸であり、ベース台401の長手方向略中央にZ1方向(X1方向及びY1方向に直交する方向、図9(a)、(b)の紙面表裏方向)に突出するように設けられている。
第1突き当てピン400a、400bは、剥離部材208aの先端部208a-1の一部、本実施形態では、剥離部材208aの長手方向の両端部の直線部208eを突き当てる円柱状の軸である。第1突き当てピン400a、400bは、ベース台401の長手方向両端側にZ1方向に突出するように設けられている。また、第1突き当てピン400a、400bは、先端部208a-1の長手方向両端の突き当て箇所(直線部208e)がY1方向の同一線上となるように配置されている。
第2突き当てピン400c、400dは、支持部材208bの長手方向の両端部の位置決め部208b-c-1を突き当てる円柱状の軸であり、本実施形態では、ベース台401の長手方向両端側にZ1方向に突出するように設けられている。第2突き当てピン400c、400dは、支持部材208bの長手方向両端の突き当て箇所(位置決め部208b-c-1)がY1方向の同一線上となるように配置されている。
第1押し付け部400h-1、400j-1は、剥離部材208aを第1突き当てピン400a、400bに向けて押し付ける。このため、第1押し付け部400h-1、400j-1は、ベース台401上を移動可能に設けられている。また、第1押し付け部400h-1、400j-1は、剥離部材208aの長手方向両端部で、先端部208a-1と反対側に設けられた被押圧部208a-2と当接可能な位置に配置されている。
第2押し付け部400e-1、400f-1は、支持部材208bを第2突き当てピン400c、400dに向けて押し付ける。このため、第2押し付け部400e-1、400f-1は、ベース台401上を移動可能に設けられている。また、第2押し付け部400e-1、400f-1は、支持部材208bの長手方向両端部に設けられた被押圧部208b-dと当接可能な位置に配置されている。
第1圧縮バネ400h-2、400j-2は、それぞれ、両端が第1押し付け部400h-1、400j-1と第1固定部400h-3、400j-3に取り付けられ、第1押し付け部400h-1、400h-1に押し付け力を付与する。即ち、第1圧縮バネ400h-2、400j-2は、片側端部を第1固定部400h-3、400j-3に、他側端部を第1押し付け部400h-1、400j-1に固定されており、第1押し付け部400h-1、400j-1をX1方向に付勢する。
第2圧縮バネ400e-2、400f-2は、それぞれ、両端が第2押し付け部400e-1、400f-1と第2固定部400e-3、400f-3に取り付けられ、第2押し付け部400e-1、400f-1に押し付け力を付与する。即ち、第2圧縮バネ400e-2、400f-2は、片側端部を第2固定部400e-3、400f-3に、他側端部を第2押し付け部400e-1、400f-1に固定されており、第2押し付け部400e-1、400f-1をX1方向に付勢する。
第1固定部400h-3、400j-3は、第1圧縮バネ400h-2、400j-2の片側端部を治具400に固定する。このために、第1固定部400h-3、400j-3は、ベース台401上で、X1方向に関して、第1押し付け部400h-1、400j-1よりも直線部208eと反対側に固定されている。
第2固定部400e-3、400f-3は、第2圧縮バネ400e-2、400f-2の片側端部を治具400に固定する。このために、第2固定部400e-3、400f-3は、ベース台401上で、X1方向に関して、第2押し付け部400e-1、400f-1よりも位置決め部208b-c-1と反対側に固定されている。
[剥離シートの製造方法]
次に、本実施形態における、剥離部材208aと支持部材208bとの2部材を溶接により一体化して剥離シート208を得る剥離シート208の製造方法について説明する。図9(a)は、支持部材208bを正面方向から見た時の、支持部材208bを治具400に固定した状態を示す図である。図9(b)は、剥離部材208aを正面から見た時の、剥離部材208aを治具400に取り付けた状態を示す図である。
[第1工程]
まず、支持部材208bを治具400に取り付ける。即ち、第1工程では、治具400に対し、切り欠き208cをピン400gが挿通するように支持部材208bを設置する。具体的には、図9(a)に示すように、支持部材208bは、Y1方向の中央に開けられたY1方向の位置決め穴である切り欠き208cにピン400gが挿し込まれることでY1方向の位置が決まる。
そして、支持部材208bは、第2圧縮バネ400e-2、400f-2からのバネ力によって、Y1方向両端の被押圧部208b-dが第2押し付け部400e-1、400f-1により矢印Fa方向に押し付けられる。そして、支持部材208bの両端に設けられた定着フランジ104への突き当て面である位置決め部208b-c-1がそれぞれ第2突き当てピン400c、400dに突き当たることで、支持部材208bのX1方向が位置決めされる。
[第2工程]
次に、剥離部材208aを支持部材208bの上に被せるように取り付ける。即ち、第2工程では、支持部材208bが設置された治具400に対し、長穴208a-aをピン400gが挿通するように剥離部材208aを設置する。具体的には、図9(b)に示すように、剥離部材208aは、Y1方向の位置決め穴である長穴208a-aがピン400gに挿し込まれることで、Y1方向が位置決めされる。
そして、剥離部材208aは、第1圧縮バネ400h-2、400j-2からのバネ力によって、Y1方向両端の被押圧部208a-2が第1押し付け部400h-1、400j-1により矢印Fb方向に押し付けられる。そして、剥離部材208aの先端部208a-1のY1方向に平行な領域(図のY1方向両端の範囲tの箇所)である直線部208eがそれぞれ第1突き当てピン400a、400bに突き当たることで、剥離部材208aのX1方向の位置が決まる。この状態から第1の実施形態と同様に、治具400に設けられた不図示の押さえ部材によって、剥離部材208aと支持部材208bがZ1方向に押さえられる。
[第3工程]
最後に、剥離部材208aを支持部材208bに固定する。即ち、第3工程では、第1の実施形態と同様に、剥離部材208aと支持部材208bが溶接により固定される。この際、剥離部材208aを第1圧縮バネ400h-2、400j-2により付勢して直線部208eを第1突き当てピン400a、400bに当接させた状態としている。且つ、支持部材208bを第2圧縮バネ400e-2、400f-2により付勢して位置決め部208b-c-1を第2突き当てピン400c、400dに当接させた状態としている。
このような本実施形態の場合、第1の実施形態と比較して、第1の実施形態における剥離部材108aの丸穴108a-a、長穴108a-bのX1方向の部品公差を考慮する必要がない。このため、剥離部材208aの先端部208a-1と定着フランジ104との突き当て面である位置決め部208b-c-1とのX1方向の距離L2の部品公差を、第1の実施形態よりも低減することが可能となる。
なお、上述の説明では、支持部材208bに形成する第5開口部を切り欠き208cとしたが、第5開口部はX1方向の長さが長い長穴であっても良い。また、上述の説明では、第5開口部が形成される一方の部材を支持部材208b、第6開口部が形成される他方の部材を剥離部材208aとしたが、これらの関係は逆であっても良い。即ち、剥離部材を一方の部材とし、剥離部材に第5開口部を形成し、支持部材を他方の部材とし、支持部材に第6開口部を形成しても良い。
<他の実施形態>
上述した第1~第6開口部は、貫通した穴や切り欠きであったが、治具の軸が挿通可能であれば、凹部でも溝でも良い。但し、剥離部材と支持部材とのうち、治具への設置状態で治具側にある部材は、貫通した穴や切り欠きとする。
また、上述の各実施形態では、剥離部材と支持部材との固定を溶接により行ったが、固定方法は溶接以外、例えば、接着、ネジ、ボルトとナット、リベットなど他の固定方法でも良い。
40・・・定着装置/101・・・定着ベルト/104・・・定着フランジ(保持部)/108、208・・・剥離シート/108a、208a・・・剥離部材/108b、208b・・・支持部材/108a-1、208a-1・・・先端部/108a-a・・・丸穴(第2開口部)/108a-b・・・長穴(第4開口部)/108b-a・・・切り欠き(第1開口部)/108b-b・・・切り欠き(第3開口部)/108b-c-1、208b-c-1・・・位置決め部/200、400・・・治具/200a、200b・・・ピン(軸)/200c、200d・・・突き当てピン(当接部)/200e-2、200f-2・・・圧縮バネ(付勢手段)/208a-a・・・長穴(第6開口部)/208c・・・切り欠き(第5開口部)/208d・・・逆クラウン部/208e・・・直線部/400g・・・ピン(軸)/400a、400b・・・第1突き当てピン(第1当接部)/400c、400d・・・第2突き当てピン(第2当接部)/400h-2、400j-2・・・第1圧縮バネ(第1付勢手段)/400e-2、400f-2・・・第2圧縮バネ(第2付勢手段)/500・・・画像形成装置

Claims (12)

  1. 録材に担持されたトナー像を加熱することでトナー像を記録材に定着させる定着ベルトの表面から、記録材を剥離する剥離シートであって、
    支持部材であって、前記支持部材の長手方向に沿った第1方向の一部に、前記第1方向に直交する第2方向に関して、前記定着ベルトを保持する保持部に対し位置決めされる位置決め部を有する支持部材と、
    前記支持部材に固定され、先端部が前記定着ベルトの表面と隙間を介して対向する剥離部材と、を有し、
    前記支持部材と前記剥離部材とのうちの一方の部材には、前記第2方向に関して前記位置決め部に対する前記先端部の距離を調整するために、前記第1方向よりも前記第2方向の方が長い第1開口部を備え
    前記支持部材と前記剥離部材とのうちの他方の部材は、前記第2方向に関して前記位置決め部に対する前記先端部の距離を調整するために、前記剥離部材が前記支持部材に固定された状態で少なくとも一部が前記第1開口部と重なる位置に、前記第1開口部よりも前記第2方向の長さが短い第2開口部を備え、
    前記一方の部材は、前記第2方向に関して前記位置決め部に対する前記先端部の距離を調整するために、前記第1開口部よりも前記第1方向の長さが長い第3開口部を備え、
    前記他方の部材には、前記第2方向に関して前記位置決め部に対する前記先端部の距離を調整するために、前記剥離部材が前記支持部材に固定された状態で少なくとも一部が前記第3開口部と重なる位置に、前記第2開口部よりも前記第1方向の長さが長い第4開口部を備えている、
    ことを特徴とする剥離シート
  2. 前記第1開口部及び前記第3開口部は、それぞれ、前記一方の部材の前記第2方向端部に開口する切り欠きである、
    ことを特徴とする、請求項に記載の剥離シート。
  3. 記録材に担持されたトナー像を加熱することでトナー像を記録材に定着させる定着ベルトの表面から、記録材を剥離する剥離シートであって、
    支持部材であって、前記支持部材の長手方向に沿った第1方向の一部に、前記第1方向に直交する第2方向に関して、前記定着ベルトを保持する保持部に対し位置決めされる位置決め部を有する支持部材と、
    前記支持部材に固定され、先端部が前記定着ベルトの表面と隙間を介して対向する剥離部材と、を有し、
    前記支持部材と前記剥離部材とのうちの一方の部材には、前記第2方向に関して前記位置決め部に対する前記先端部の距離を調整するために、前記第1方向よりも前記第2方向の方が長い第1開口部を備え、
    前記支持部材と前記剥離部材とのうちの他方の部材は、前記第2方向に関して前記位置決め部に対する前記先端部の距離を調整するために、前記剥離部材が前記支持部材に固定された状態で少なくとも一部が前記第開口部と重なる位置に、前記第1方向よりも前記第2方向の方が長い第開口部を備え
    前記第1開口部は、前記一方の部材の前記第2方向端部に開口する切り欠きであり、
    前記第2開口部は、前記他方の部材の前記第2方向端部まで到達しない長穴である、
    ことを特徴とする剥離シート。
  4. 前記第開口部は、前記第1方向に関して前記一方の部材の略中央に形成されている、
    ことを特徴とする、請求項に記載の剥離シート。
  5. 前記剥離部材の前記先端部は、前記定着ベルトの表面に対向した状態で、前記第1方向に関して中央部が両端部よりも前記定着ベルトの表面から離れる方向に凹んだ逆クラウン部と、前記逆クラウン部の前記第1方向両端側に前記第1方向と略平行な直線部とを有する、
    ことを特徴とする、請求項3又は4に記載の剥離シート。
  6. 前記一方の部材は、前記支持部材であり、
    前記他方の部材は、前記剥離部材である、
    ことを特徴とする、請求項1ないしの何れか1項に記載の剥離シート。
  7. 回転して記録材と当接し、記録材に担持されたトナー像を加熱することでトナー像を記録材に定着させる定着ベルトと、
    前記定着ベルトを保持する保持部と、
    前記定着ベルトの表面から記録材を剥離する剥離シートと、を備え、
    前記剥離シートは、請求項1ないしの何れか1項に記載の剥離シートである、
    ことを特徴とする定着装置。
  8. 録材に担持されたトナー像を加熱することでトナー像を記録材に定着させる定着ベルトの表面から、記録材を剥離する剥離シートの製造方法であって、
    前記剥離シートは、
    支持部材であって、前記支持部材の長手方向に沿った第1方向の一部に、前記第1方向に直交する第2方向に関して、前記定着ベルトを保持する保持部に対し位置決めされる位置決め部を有する支持部材と、
    前記支持部材に固定され、先端部が前記定着ベルトの表面と隙間を介して対向する剥離部材と、を有し、
    前記支持部材には、前記第1方向よりも前記第2方向の方が長い第1開口部が形成されており、
    前記剥離部材には、前記剥離部材が前記支持部材に固定された状態で少なくとも一部が前記第1開口部と重なる位置に、前記第1開口部よりも前記第2方向の長さが短い第2開口部が形成されており、
    前記第2開口部に挿通されることで前記剥離部材の前記第2方向の位置決めを行う軸と、前記位置決め部と当接する当接部と、前記位置決め部が前記当接部に当接するように前記支持部材を前記第2方向に付勢する付勢手段とを備えた治具に対し、前記第1開口部を前記軸が挿通するように前記支持部材を設置する工程と、
    前記支持部材が設置された前記治具に対し、前記第2開口部を前記軸が挿通するように前記剥離部材を設置する工程と、
    前記軸を前記第1開口部に嵌合し、前記支持部材を前記付勢手段により付勢して前記位置決め部を前記当接部に当接させた状態で、前記剥離部材を前記支持部材に対して固定する工程と、を有する、
    ことを特徴とする剥離シートの製造方法。
  9. 回転して記録材と当接し、記録材に担持されたトナー像を加熱することでトナー像を記録材に定着させる定着ベルトの表面から、記録材を剥離する剥離シートの製造方法であって、
    前記剥離シートは、
    支持部材であって、前記支持部材の長手方向に沿った第1方向の一部に、前記第1方向に直交する第2方向に関して、前記定着ベルトを保持する保持部に対し位置決めされる位置決め部を有する支持部材と、
    前記支持部材に固定され、先端部が前記定着ベルトの表面と隙間を介して対向する剥離部材と、を有し、
    前記支持部材は、前記第1方向よりも前記第2方向の方が長い第開口部を備え
    前記剥離部材は、前記剥離部材が前記支持部材に固定された状態で少なくとも一部が前記第開口部と重なる位置に、前記第1方向よりも前記第2方向の方が長い第開口部を備え
    前記第開口部及び前記第開口部に挿通される軸と、前記先端部の一部と当接する第1当接部と、前記位置決め部と当接する第2当接部と、前記先端部の一部が前記第1当接部に当接するように前記剥離部材を前記第2方向に付勢する第1付勢手段と、前記位置決め部が前記第2当接部に当接するように前記支持部材を前記第2方向に付勢する第2付勢手段とを備えた治具に対し、前記第開口部を前記軸が挿通するように前記支持部材を設置する工程と、
    前記支持部材が設置された前記治具に対し、前記第開口部を前記軸が挿通するように前記剥離部材を設置する工程と、
    前記軸を前記第1開口部に嵌合し、前記剥離部材を前記第1付勢手段により付勢して前記先端部の一部を前記第1当接部に当接させ、且つ、前記支持部材を前記第2付勢手段により付勢して前記位置決め部を前記第2当接部に当接させた状態で、前記剥離部材を前記支持部材に対して固定する工程と、を有する、
    ことを特徴とする剥離シートの製造方法。
  10. 記剥離部材の前記支持部材に対する固定は、溶接により行う、
    ことを特徴とする、請求項又はに記載の剥離シートの製造方法。
  11. 前記剥離部材は、前記第2方向の長さが前記第1開口部と実質的に同じで前記第1方向における長さが前記第1開口部よりも大きい第3開口部を有し、
    前記支持部材は前記第3開口部よりも大きい第4開口部を有し、
    前記治具は、前記第3開口部と係合する別の軸を有し、
    前記軸を前記第1開口部に嵌合し、前記別の軸を前記第3開口部に嵌合し、前記支持部材を前記付勢手段により付勢して前記位置決め部を前記当接部に当接させた状態で、前記剥離部材を前記支持部材に対して固定する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の剥離シートの製造方法。
  12. 前記剥離部材は、前記第2方向の長さが前記第1開口部と実質的に同じで前記第1方向における長さが前記第1開口部よりも大きい第3開口部を有し、
    前記支持部材は前記第3開口部よりも大きい第4開口部を有し、
    前記治具は、前記第3開口部と係合する別の軸を有し、
    前記軸を前記第1開口部に嵌合し、前記別の軸を前記第3開口部に嵌合し、前記剥離部材を前記第1付勢手段により付勢して前記先端部の一部を前記第1当接部に当接させ、且つ、前記支持部材を前記第2付勢手段により付勢して前記位置決め部を前記第2当接部に当接させた状態で、前記剥離部材を前記支持部材に対して固定する、
    ことを特徴とする請求項9に記載の剥離シートの製造方法。
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