JP5327508B2 - 定着装置、画像形成装置、及び、分離部材 - Google Patents

定着装置、画像形成装置、及び、分離部材 Download PDF

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Description

この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の画像形成装置と、そこに設置される定着装置と、定着装置に設置される分離部材と、に関するものである。
従来から、複写機、プリンタ等の画像形成装置に設置される定着装置おいて、定着工程後の記録媒体が定着部材に巻き付く不具合を抑止するために、分離板等の分離部材を定着部材に対向させる技術が知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照。)。
定着装置は、定着ローラ、定着ベルト等の定着部材と、加圧ローラ、加圧ベルト、加圧パッド等の加圧部材と、が加圧手段によって圧接状態になっていて、双方の部材の間にニップ部(定着ニップ部)が形成されている。そして、ヒータ、励磁コイル等の加熱手段によって定着部材が加熱されて、ニップ部に向けて搬送された記録媒体上のトナー像が熱と圧力とを受けて記録媒体上に定着される。
このような定着装置には、ニップ部に対して定着部材の走行方向下流側の位置に、定着部材に対して微小ギャップをあけて対向するように分離部材が設置されている。分離部材を設けることで、定着工程直後の記録媒体が定着部材に吸着してしまっても、分離部材によって記録媒体は定着部材に巻き付くことなく定着部材から強制的に分離されて、搬送経路に導かれることになる。
一方、特許文献1等には、分離板の幅方向両端に圧延加工や曲げ加工によって形成された突当部(位置決め部材)を設けて、分離板を定着部材に向けて付勢して突当部を定着部材に当接させることで、分離板と定着部材との間に微小ギャップを形成する技術が開示されている。
また、特許文献2等には、定着部材が熱膨張しても分離部材(剥離パッド)と定着部材とのギャップを安定させることを目的として、双方の部材のギャップを調整する位置調整部材を設ける技術が開示されている。
特開2006−171551号公報 特開2007−114415号公報
上述した従来の定着装置は、分離部材の位置決め部材を、定着部材の幅方向両端であって通紙領域からかなり離れた位置に当接させていたために、定着部材や分離部材の幅方向の長さが大きくなって、装置が大型化してしまっていた。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、画像品質に影響を与えることなく、定着部材と分離部材との微小ギャップが安定化して、定着部材や分離部材の幅方向の長さが比較的小さく小型化された定着装置、画像形成装置、及び、分離部材を提供することにある。
この発明の請求項1記載の発明にかかる定着装置は、トナー像を加熱・溶融して記録媒体上に定着する定着部材と、前記定着部材に圧接して記録媒体が搬送されるニップ部を形成する加圧部材と、前記ニップ部に対して前記定着部材の走行方向下流側に配設されるとともに、前記定着部材に対して所定のギャップをあけて対向する分離部材と、前記ギャップを定めるために付勢手段に直接的又は間接的に付勢されて前記定着部材の幅方向両端部に当接するように前記分離部材に設置された位置決め部材と、を備え、前記分離部材は、前記ギャップが形成される先端部の幅方向端部の位置が、通紙可能な最大の記録媒体の通紙領域の外側になるように形成され、前記位置決め部材は、前記定着部材に当接する当接部の幅方向中央部側の端部の位置が、通紙可能な最大の記録媒体の通紙領域の内側であって画像領域の外側になるように配設され、前記分離部材に対して着脱自在に設置されるためのスナップフィットからなる取付部が、前記通紙領域の外側であって前記当接部よりも幅方向端部側の位置に形成され、前記分離部材に当接して前記取付部を中心にした前記当接部の回転を規制するストッパ部を具備したものである。
また、請求項2記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項1に記載の発明において、前記位置決め部材の前記当接部は、その幅方向端部側の端部の位置が、前記定着部材の幅方向端部の位置の内側になるように配設されたものである。
また、請求項3記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記ギャップは、前記定着部材が加熱された状態で0.1〜0.8mmに設定されたものである。
また、請求項4記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項1〜請求項3のいずれかに記載の発明において、前記位置決め部材は、樹脂材料又は金属材料で形成されたものである。
また、請求項5記載の発明にかかる画像形成装置は、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の定着装置を備えたものである。
また、請求項6記載の発明にかかる分離部材は、トナー像を加熱・溶融して記録媒体上に定着する定着部材に対して所定のギャップをあけて対向する分離部材であって、前記定着部材と加圧部材とによって形成されるニップ部に対して前記定着部材の走行方向下流側に配設され、前記ギャップが形成される先端部の幅方向端部の位置が、通紙可能な最大の記録媒体の通紙領域の外側になるように形成され、前記ギャップを定めるために付勢手段に直接的又は間接的に付勢されて前記定着部材の幅方向両端部に当接する位置決め部材が設置され、前記位置決め部材は、前記定着部材に当接する当接部の幅方向中央部側の端部の位置が、通紙可能な最大の記録媒体の通紙領域の内側であって画像領域の外側になるように配設され、着脱自在に設置されるためのスナップフィットからなる取付部が、前記通紙領域の外側であって前記当接部よりも幅方向端部側の位置に形成され、当該分離部材に当接して前記取付部を中心にした前記当接部の回転を規制するストッパ部を具備したものである。
本発明は、位置決め部材の当接部の幅方向中央部側の端部の位置が通紙領域の内側であって画像領域の外側になるように設定しているため、画像品質に影響を与えることなく、定着部材と分離部材との微小ギャップが安定化して、定着部材や分離部材の幅方向の長さが比較的小さく小型化された定着装置、画像形成装置、及び、分離部材を提供することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1〜図12にて、この発明の実施の形態1について詳細に説明する。
まず、図1にて、画像形成装置全体の構成・動作について説明する。
図1に示すように、本実施の形態1における画像形成装置1は、タンデム型カラープリンタである。画像形成装置本体1の上方にあるボトル収容部101には、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した4つのトナーボトル102Y、102M、102C、102Kが着脱自在(交換自在)に設置されている。
ボトル収容部101の下方には中間転写ユニット85が配設されている。その中間転写ユニット85の中間転写ベルト78に対向するように、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した作像部4Y、4M、4C、4Kが並設されている。
各作像部4Y、4M、4C、4Kには、それぞれ、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kが配設されている。また、各感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの周囲には、それぞれ、帯電部75、現像部76、クリーニング部77、除電部(不図示である。)等が配設されている。そして、各感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上で、作像プロセス(帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程、クリーニング工程)がおこなわれて、各感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上に各色の画像が形成されることになる。
感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kは、不図示の駆動モータによって図1中の時計方向に回転駆動される。そして、帯電部75の位置で、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面が一様に帯電される(帯電工程である。)。
その後、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面は、露光部3から発せられたレーザ光Lの照射位置に達して、この位置での露光走査によって各色に対応した静電潜像が形成される(露光工程である。)。
その後、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面は、現像装置76との対向位置に達して、この位置で静電潜像が現像されて、各色のトナー像が形成される(現像工程である。)。
その後、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面は、中間転写ベルト78及び第1転写バイアスローラ79Y、79M、79C、79Kとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上のトナー像が中間転写ベルト78上に転写される(1次転写工程である。)。このとき、感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上には、僅かながら未転写トナーが残存する。
その後、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面は、クリーニング部77との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上に残存した未転写トナーがクリーニング部77のクリーニングブレードによって機械的に回収される(クリーニング工程である。)。
最後に、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面は、不図示の除電部との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上の残留電位が除去される。
こうして、感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上でおこなわれる、一連の作像プロセスが終了する。
その後、現像工程を経て各感光体ドラム上に形成した各色のトナー像を、中間転写ベルト78上に重ねて転写する。こうして、中間転写ベルト78上にカラー画像が形成される。
ここで、中間転写ユニット85は、中間転写ベルト78、4つの1次転写バイアスローラ79Y、79M、79C、79K、2次転写バックアップローラ82、クリーニングバックアップローラ83、テンションローラ84、中間転写クリーニング部80、等で構成される。中間転写ベルト78は、3つのローラ82〜84によって張架・支持されるとともに、1つのローラ82の回転駆動によって図1中の矢印方向に無端移動される。
4つの1次転写バイアスローラ79Y、79M、79C、79Kは、それぞれ、中間転写ベルト78を感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kとの間に挟み込んで1次転写ニップを形成している。そして、1次転写バイアスローラ79Y、79M、79C、79Kに、トナーの極性とは逆の転写バイアスが印加される。
そして、中間転写ベルト78は、矢印方向に走行して、各1次転写バイアスローラ79Y、79M、79C、79Kの1次転写ニップを順次通過する。こうして、感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上の各色のトナー像が、中間転写ベルト78上に重ねて1次転写される。
その後、各色のトナー像が重ねて転写された中間転写ベルト78は、2次転写ローラ89との対向位置に達する。この位置では、2次転写バックアップローラ82が、2次転写ローラ89との間に中間転写ベルト78を挟み込んで2次転写ニップを形成している。そして、中間転写ベルト78上に形成された4色のトナー像は、この2次転写ニップの位置に搬送された記録媒体P上に転写される。このとき、中間転写ベルト78には、記録媒体Pに転写されなかった未転写トナーが残存する。
その後、中間転写ベルト78は、中間転写クリーニング部80の位置に達する。そして、この位置で、中間転写ベルト78上の未転写トナーが回収される。
こうして、中間転写ベルト78上でおこなわれる、一連の転写プロセスが終了する。
ここで、2次転写ニップの位置に搬送された記録媒体Pは、装置本体1の下方に配設された給紙部12から、給紙ローラ97やレジストローラ対98等を経由して搬送されたものである。
詳しくは、給紙部12には、転写紙等の記録媒体Pが複数枚重ねて収納されている。そして、給紙ローラ97が図1中の反時計方向に回転駆動されると、一番上の記録媒体Pがレジストローラ対98のローラ間に向けて給送される。
レジストローラ対98に搬送された記録媒体Pは、回転駆動を停止したレジストローラ対98のローラニップの位置で一旦停止する。そして、中間転写ベルト78上のカラー画像にタイミングを合わせて、レジストローラ対98が回転駆動されて、記録媒体Pが2次転写ニップに向けて搬送される。こうして、記録媒体P上に、所望のカラー画像が転写される。
その後、2次転写ニップの位置でカラー画像が転写された記録媒体Pは、定着部20のニップ部(定着ローラ21と加圧ローラ31とが圧接する位置である。)に搬送される。そして、ニップ部(定着ニップ部)で、定着ローラ21及び加圧ローラ31による熱と圧力とにより、表面に転写されたカラー画像が記録媒体P上に定着される。
その後、記録媒体Pは、排紙ローラ対99のローラ間を経て、装置外へと排出される。排紙ローラ対99によって装置外に排出された被転写Pは、出力画像として、スタック部100上に順次スタックされる。
こうして、画像形成装置における、一連の画像形成プロセスが完了する。
次に、図2〜図12にて、画像形成装置本体1に設置される定着装置20の構成・動作について詳述する。
図2は定着装置20を示す構成図であり、図3は定着装置20を示す斜視図である。また、図4は定着ローラ21と分離板38とを幅方向に示す概略図である。図5は、分離板38に設置される位置決め部材39の近傍を示す拡大斜視図である。
図2及び図3に示すように、定着装置20は、定着部材としての定着ローラ21、加圧部材としての加圧ローラ31、分離部材としての分離板38、ガイド板35、温度センサ40、等で構成される。
ここで、定着部材としての定着ローラ21は、図2中の矢印方向に回転する薄肉の円筒体であって、その円筒体の内部には加熱手段としてのヒータ25(熱源)が固設されている。定着ローラ21は、芯金22上に、弾性層23、離型層24が順次積層された多層構造体であって、加圧部材としての加圧ローラ31に圧接してニップ部を形成する。
定着ローラ21の芯金22は、SUS304等の鉄系材料で形成されている。
また、定着ローラ21の弾性層23としては、フッ素ゴム、シリコーンゴム、発泡性シリコーンゴム等の弾性材料が用いられる。
また、定着ローラ21の離型層24としては、PFA(4フッ化エチレンバーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体樹脂)、ポリイミド、ポリエーテルイミド、PES(ポリエーテルサルファイド)、等を用いることができる。定着ローラ21の表層に離型層24を設けることにより、トナーT(トナー像)に対する離型性(剥離性)が担保されることになる。
定着ローラ21のヒータ25(加熱手段)は、ハロゲンヒータであって、その両端部が定着装置20のフレームに固定されている。そして、装置本体1の電源部(交流電源)により出力制御されたヒータ25によって定着ローラ21が加熱されて、その表面から記録媒体P上のトナー像Tに熱が加えられる。ヒータ25の出力制御は、定着ローラ21表面に当接する温度センサ40(サーミスタ)によるローラ表面温度の検知結果に基いておこなわれる。詳しくは、温度センサ40の検知結果に基づいて定められる通電時間だけ、ヒータ25に交流電圧が印加される。このようなヒータ25の出力制御によって、定着ローラ21の温度(定着温度)を所望の温度(目標制御温度)に調整制御することができる。なお、温度センサ40は、接触型のサーミスタの他に、非接触型のサーモパイル等を用いることもできる。
また、加圧部材としての加圧ローラ31は、主として、芯金32と、芯金32の外周面に接着層を介して形成された弾性層33と、からなる。加圧ローラ31の弾性層33は、フッ素ゴム、シリコーンゴム、発泡性シリコーンゴム等の材料で形成されている。なお、弾性層33の表層にPFA等からなる薄肉の離型層を設けることもできる。
そして、加圧ローラ31は、不図示の加圧手段の付勢力によって定着ローラ21に圧接する。こうして、加圧ローラ31と定着ローラ21との間に、所望のニップ部が形成される。
定着ローラ21と加圧ローラ31との当接部(ニップ部である。)の入口側と出口側には、それぞれ、記録媒体Pの搬送を案内するガイド板35が配設されている。ガイド板35は、定着装置20の筐体に固設されている。
また、ニップ部に対して定着ローラ21の走行方向(回転方向)下流側(ニップ部の出口側近傍である。)には、定着ローラ21に対して所定のギャップGをあけて対向する分離部材としての分離板38が配設されている。分離板38(分離部材)は、定着工程後の記録媒体Pが定着ローラ21の回転に沿って定着ローラ21に巻き付いてしまう不具合を抑止するためのものである。分離板38は、金属材料や耐熱性樹脂材料で形成することができる。
ここで、図3〜図5を参照して、分離板38の幅方向(図2の紙面垂直方向である。)の両端部には、分離板38と定着ローラ21とのギャップGを定めるための位置決め部材39(突当部材)が設置されている。位置決め部材39は、分離板38の両端部に接続されたスプリング等の付勢手段(不図示である。)によって間接的に付勢されて(分離板38とともに定着ローラ38に向けて付勢されて)、定着ローラ21の幅方向両端部に当接する。これにより、位置決め部材39(分離板38と定着ローラ21との間に介在する部位である。)の厚さに対応したギャップGが形成されることになる。
なお、定着ローラ21と分離板38とのギャップGは、定着ローラ21が加熱された状態(熱間時)で0.1〜0.8mmになるように設定されている。すなわち、定着装置20が稼動されて、定着ローラ21、分離板38、位置決め部材39等の構成部品が熱膨張した状態で、定着ローラ21と分離板38とのギャップGが0.1〜0.8mmになるように設定されている。ギャップGが0.1mmより小さいと、定着ローラ21の汚れが分離板38に移行して定着工程後の記録媒体Pを汚してしまったり、分離板38が定着ローラ21に接触してその表面を傷つけてしまったりする。また、ギャップGが0.8mmより大きいと、定着ローラ21への記録媒体Pの巻き付きジャムを抑止する本来の機能が低下してしまうことになる。
また、位置決め部材39は、耐熱性の樹脂材料や金属材料で形成することが好ましい。位置決め部材39を樹脂材料で形成した場合には、定着ローラ21の表面を傷つけにくくなる。また、位置決め部材39を金属材料で形成した場合には、位置決め部材39が高温に達しても大きな変形が生じないために、安定したギャップGを維持することができる。
なお、本実施の形態1では、位置決め部材39を付勢手段によって間接的に付勢する構成としたが、位置決め部材39を付勢手段によって直接的に付勢する構成とすることもできる。
上述のように構成された定着装置20は、次のように動作する。
装置本体1の電源スイッチが投入されると、交流電源からヒータ25に交流電圧が印加(給電)されるとともに、定着ローラ21及び加圧ローラ31の図2中の矢印方向の回転駆動が開始される。
その後、給紙部12から記録媒体Pが給送されて、2次転写ニップの位置で記録媒体P上に未定着画像が担持される。未定着画像T(トナー像)が担持された記録媒体Pは、図2の矢印Y10方向に搬送されて、圧接状態にある定着ローラ21及び加圧ローラ31のニップ部(定着ニップ部)に送入される。そして、定着ローラ21による加熱と、定着ローラ21及び加圧ローラ31の押圧力とによって、記録媒体Pの表面にトナー像Tが定着される。その後、回転する定着ローラ21及び加圧ローラ31によってそのニップ部から送出された記録媒体Pは、矢印Y11方向に搬送される。
以下、図3〜図12を用いて、本実施の形態1において特徴的な、定着装置20の構成・動作について説明する。
先に説明したように、分離板38の幅方向の両端部には、分離板38と定着ローラ21とのギャップGを定めるための位置決め部材39(突当部材)が設置されている。
ここで、位置決め部材39には、定着ローラ21に当接する当接部39aと、分離板38に着脱自在に設置するための取付部39bと、が設けられている。そして、図4を参照して、位置決め部材39の当接部39aは、その幅方向中央部側の端部の位置が、通紙可能な最大の記録媒体の通紙領域L1の内側であって、画像領域L2の外側になるように配設されている。
なお、「通紙領域L1」とは、画像形成装置1のスペックによって定められた通紙可能な最大の記録媒体P(例えば、A3サイズである。)の幅方向の範囲に、スペックによって定められた記録媒体Pの搬送位置のバラツキやスキュー量を足し合わせたものである。また、「画像領域L2」とは、画像形成装置1のスペックによって定められた通紙可能な最大の記録媒体P(例えば、A3サイズである。)に対して、スペックによって定められた画像品質を保証する幅方向の範囲(画像品質保証幅)に、スペックによって定められた記録媒体Pの搬送位置のバラツキやスキュー量を足し合わせたものである。
このような構成により、位置決め部材39の当接部39aを、画像品質に影響を与えることがないぎりぎりの範囲で、幅方向中央部側に配置することができる。
当接部39aは定着ローラ21に摺接していて定着ローラ21の表面を傷つける可能性があるために画像領域L2内では当接させたくない反面、画像領域外L2の外側に大きく離れた位置に当接部39aを配置すると(幅方向のマージンを大きくとってしまうと)、定着ローラ21や分離板38が幅方向に大きくなってしまう。これに対して、本実施の形態1では、当接部39aの一部(又は全部)が通紙領域L1内に入ってしまっても、当接部39aが画像領域L2外に配設されるように構成して幅方向のマージンを最小限にしているために、定着ローラ21や分離板38の幅方向の大きさを最小限に設定することができる。したがって、定着装置20の小型化、軽量化、低コスト化が可能になる。
ここで、当接部39aはその一部(又は全部)が通紙領域L1内に配設されているが、通紙領域L1は記録媒体Pの搬送位置のバラツキやスキュー量を足し合わせたものであって幅方向のマージンが予めとられたものである。
また、本実施の形態1では、位置決め部材39の取付部39bが、通紙領域L1の外側に配設されている。取付部39bは、位置決め部材39を分離板38に確実に固定するために、その大きさが大きく構成される。そのため、取付部39bが定着ローラ21側に突出して、記録媒体Pの搬送を妨げてしまう可能性がある。したがって、取付部39bを通紙領域L1の外側に配設することで、記録媒体Pの搬送性が低下する不具合を未然に防止することができる。
なお、本実施の形態1では、取付部39bをスナップフィットとしている。これにより、分離板38への位置決め部材39の組み付け性が簡易化されるとともに、組み付けに関わる部品点数も少なくすることができる。
具体的には、図6及び図7に示すように、分離板38の下方から位置決め部材39を矢印方向に移動させて、分離板38に設けられた穴部38cに対して位置決め部材39の取付部39b(スナップフィット)を係合させることにより、分離板38に位置決め部材39を組み付ける。
なお、図6及び図7を参照して、位置決め部材39には、当接部39aから幅方向中央部側に突き出した突起部39dが形成されている。これにより、位置決め部材39を分離板38に組み付けるときに、もう一方の端部に設置される位置決め部材(左右対称に形成されている。)を誤って組み付けてしまうミスが未然に防止される。
また、本実施の形態1では、位置決め部材39の当接部39aを、分離板38の裏側(記録媒体Pの搬送面の反対側である。)に重なるように配置している。これにより、図8に示すように、分離板38における、定着ローラ21とのギャップGが形成される先端部38bの幅方向端部の位置を、通紙可能な最大の記録媒体Pの通紙領域L1の外側に配設することが可能になる。したがって、記録媒体Pが分離板38の位置でジャムする不具合を確実に抑止することができる。
さらに、本実施の形態1では、図4を参照して、位置決め部材39の当接部39aは、その幅方向端部側の端部の位置が、定着ローラ21の幅方向端部の位置の内側(領域Dの範囲内である。)になるように配設されている。具体的に、当接部39aの幅方向端部側の端部の位置は、定着ローラ21の幅方向端部から3mm以上内側(幅方向中央部側)に配設されている。このような構成により、定着ローラ21の幅方向端部に製造上のバリ状のハネ(外径が大きくなる方向に僅かに突出するバリのようなものである。)が形成された場合であっても、そのハネと当接部39aとが干渉する不具合を防止することができる。
また、本実施の形態1では、図5に示すように、位置決め部材39に、取付部39b(スナップフィット)を中心にした当接部39aの回転を規制するストッパ部39cが設置されている。上述したように、当接部39aは通紙領域L1内にかかるように配設されていて、取付部39bは通紙領域L1外に配設されているために、当接部39aと定着ローラ21との摺接により、位置決め部材39に取付部39bを中心にした回転モーメントが作用する。位置決め部材39が回転すると、当接部39aの姿勢が変化して、定着ローラ21と分離板38とのギャップGが変動してしまう可能性がある。上述したように、ギャップGが小さいと分離板38が汚れたり定着ローラ21を傷つけてしまったりしてしまい、ギャップGが大きいと分離板38の本来の機能が低下してしまうことになる。
これに対して、本実施の形態1では、位置決め部材39に回転モーメントが生じたときに分離板38の下端に接触するストッパ部39cを、取付部39bの両端に設けているため、位置決め部材39の回転を防ぎ、ギャップGの変動を抑止することができる。
以下、図9〜図12を用いて、さらに詳しく説明する。
図9は、位置決め部材39を裏側(分離板38の搬送面の反対側である。)からみた図である。図10は、分離板38に設置された位置決め部材39に作用する力を示す図であって、分離板38の裏側からみた図である。図11は、分離板38に設置された位置決め部材39に作用する力を示す図であって、分離板38の搬送面側からみた図である。また、図12は、位置決め部材39を示す上面図である。
図9〜図11に示すように、定着ローラ21に当接する位置決め部材39の当接部39aには、定着ローラ21の回転方向に沿って矢印N方向に力がかかる。これにより、位置決め部材39には、取付部39bの一部Q(図10を参照できる。)を中心(支点)とする回転モーメントMが作用する。しかし、位置決め部材39の下端にはストッパ部39cが形成されていて、このストッパ部39cが分離板38に突き当たることによって、回転モーメントMによる位置決め部材39の回転が抑止される。
以上説明したように、本実施の形態1においては、位置決め部材39の当接部39aの幅方向中央部側の端部の位置が通紙領域L1の内側であって画像領域L2の外側になるように設定しているため、画像品質に影響を与えることなく、定着ローラ21(定着部材)と分離部材38との微小ギャップGが安定化して、定着ローラ21や分離部材38の幅方向の長さが比較的小さく小型化された定着装置20(又は、画像形成装置1)を提供することができる。
実施の形態2.
図13にて、この発明の実施の形態2について詳細に説明する。
図13は、実施の形態2における定着装置の位置決め部材の近傍を示す拡大斜視図であって、前記実施の形態1における図5に相当する図である。本実施の形態2における定着装置は、分離部材38への位置決め部材39の設置方法が、前記実施の形態1のものとは相違する。
本実施の形態2における定着装置も、前記実施の形態1のものと同様に、定着ローラ21(定着部材)、加圧ローラ31(加圧部材)、分離板38(分離部材)、等で構成される。そして、分離板38には位置決め部材39が着脱自在に設置されている。また、位置決め部材39の当接部39aは、その幅方向中央部側の端部の位置が、通紙可能な最大の記録媒体の通紙領域L1の内側であって、画像領域L2の外側になるように配設されている。さらに、位置決め部材39の取付部39bは、通紙領域L1の外側に配設されている。
ここで、本実施の形態2では、図13に示すように、位置決め部材39の取付部39bが、ネジ締結によって分離板38に設置されている。詳しくは、取付部39bには穴部が設けられていて、ネジ50が取付部39bの穴部を介して分離板38の雌ネジ部に螺合されて、分離板38上に位置決め部材39が締結されている。
このような構成により、取付部39bをスナップフィットとした場合に比べて、分離板38に対して位置決め部材39を強固に固設することができるため、位置決め部材39に取付部39bを中心にした回転モーメントが作用してギャップGが変動する不具合が生じにくくなる。
以上説明したように、本実施の形態2においても、前記実施の形態1と同様に、位置決め部材39の当接部39aの幅方向中央部側の端部の位置が通紙領域L1の内側であって画像領域L2の外側になるように設定しているため、画像品質に影響を与えることなく、定着ローラ21(定着部材)と分離部材38との微小ギャップGが安定化して、定着ローラ21や分離部材38の幅方向の長さが比較的小さく小型化された定着装置20を提供することができる。
実施の形態3.
図14にて、この発明の実施の形態3について詳細に説明する。
図14は、実施の形態3における定着装置の位置決め部材の近傍を示す拡大斜視図であって、前記実施の形態1における図5に相当する図である。本実施の形態3における定着装置は、位置決め部材39が分離部材38に一体的に設置されている点が、位置決め部材39が分離部材38とは別に設けられている前記各実施の形態のものとは相違する。
本実施の形態3における定着装置も、前記各実施の形態のものと同様に、定着ローラ21(定着部材)、加圧ローラ31(加圧部材)、分離板38(分離部材)、等で構成される。
ここで、本実施の形態3では、位置決め部材としての位置決め部38aが、分離板38に一体的に形成されている。詳しくは、図14に示すように、金属材料で形成された分離板38の両端部に、曲げ加工によって位置決め部38a(突当部)を形成している。そして、この位置決め部38aを定着ローラ21に当接させて、付勢手段によって分離板38を定着ローラ21に向けて付勢することで、分離板38と定着ローラ21との間に所望のギャップGを形成している。
また、分離板38の位置決め部38a(位置決め部材の当接部)は、その幅方向中央部側の端部の位置が、通紙可能な最大の記録媒体の通紙領域L1の内側であって、画像領域L2の外側になるように配設されている。
以上説明したように、本実施の形態3においても、前記各実施の形態と同様に、位置決め部38a(位置決め部材の当接部)の幅方向中央部側の端部の位置が通紙領域L1の内側であって画像領域L2の外側になるように設定しているため、画像品質に影響を与えることなく、定着ローラ21(定着部材)と分離部材38との微小ギャップGが安定化して、定着ローラ21や分離部材38の幅方向の長さが比較的小さく小型化された定着装置20を提供することができる。
実施の形態4.
図15にて、この発明の実施の形態4について詳細に説明する。
図15は、実施の形態4における定着装置を示す斜視図であって、前記実施の形態1における図3に相当する図である。本実施の形態4における定着装置は、定着部材として定着ベルト41を用いている点が、定着部材として定着ローラ21を用いている前記各実施の形態のものとは相違する。
図15に示すように、本実施の形態4における定着装置20は、定着部材としての定着ベルト41、定着補助ローラ42、加熱ローラ43、加圧部材としての加圧ローラ31、テンションローラ(不図示である。)、分離部材としての分離板38、等で構成される。
ここで、定着部材としての定着ベルト41は、ポリイミド樹脂からなる層厚90μmのベース層上に、弾性層、離型層が順次積層された多層構造の無端ベルトである。定着ベルト41の弾性層は、層厚が200μm程度であって、シリコーンゴム、フッ素ゴム、発泡性シリコーンゴム等の弾性材料で形成されている。定着ベルト41の離型層は、層厚が20μm程度であって、PFA(4フッ化エチレンバーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体樹脂)、ポリイミド、ポリエーテルイミド、PES(ポリエーテルサルファイド)、等で形成されている。定着ベルト41の表層に離型層を設けることにより、トナーT(トナー像)に対する離型性(剥離性)が担保されることになる。定着ベルト41は、複数のローラ部材(定着補助ローラ42、加熱ローラ43、テンションローラである。)に張架・支持されて、所定の方向に走行する。
なお、上述した定着ベルト41において、ベース層の層厚を70μmに設定し、離型層の層厚を30μmに設定することもできる。
定着補助ローラ42は、SUS304等の芯金上に、フッ素ゴム、シリコーンゴム、発泡性シリコーンゴム等の弾性層(層厚が14mmである。)が形成された外径が52mmの円筒部材であって、加圧部材としての加圧ローラ31に定着ベルト41を介して当接してニップ部(定着ニップ部)を形成する。
なお、上述した定着補助ローラ42において、弾性層の層厚を8.5mmに設定し、外径を29mmに設定することもできる。
加熱ローラ43は、アルミニウム等の金属材料からなる円筒体(肉厚が0.6mm、外径が35mmである。)であって、その円筒体の内部にはヒータ(熱源)が固設されている。なお、上述した加熱ローラ43において、外径を20mmに設定することもできる。
加熱ローラ43のヒータは、ハロゲンヒータであって、その両端部が定着装置20のフレームに固定されている。そして、装置本体1の電源部(交流電源)により出力制御されたヒータからの輻射熱によって加熱ローラ43が加熱されて、さらに加熱ローラ43によって加熱された定着ベルト41の表面から記録媒体P上のトナー像Tに熱が加えられる。ヒータの出力制御は、定着ベルト41表面に非接触で対向するサーモパイル(不図示である。)によるベルト表面温度の検知結果に基いておこなわれる。詳しくは、サーモパイルの検知結果に基づいて定められる通電時間だけ、ヒータに交流電圧が印加される。このようなヒータの出力制御によって、定着ベルト41の温度(定着温度)を所望の温度(目標制御温度)に調整制御することができる。
また、加圧部材としての加圧ローラ31は、肉厚が1mmの中空芯金上に、シリコーンゴム、フッ素ゴム、発泡性シリコーンゴム等からなる層厚が1.5mmの弾性層が形成されたものである。なお、上述した加圧ローラ31において、中空芯金の肉厚を4.5mmに設定して、弾性層の層厚を3.5mmに設定することもできる。
そして、加圧ローラ31は、加圧機構によって定着ベルト41を介して定着補助ローラ42に圧接する。こうして、加圧ローラ31と定着ベルト41との間に、所望のニップ部(定着ニップ部)が形成される。
ここで、ニップ部に対して定着ベルト41(定着部材)の走行方向下流側(ニップ部の出口側近傍である。)には、定着ベルト41に対して所定のギャップをあけて対向する分離板38が配設されている。
そして、本実施の形態4においても、分離板38には位置決め部材39が着脱自在に設置されている。また、位置決め部材39の当接部39aは、その幅方向中央部側の端部の位置が、通紙可能な最大の記録媒体の通紙領域L1の内側であって、画像領域L2の外側になるように配設されている。さらに、位置決め部材39の取付部39bは、通紙領域L1の外側に配設されている。
上述のように構成された定着装置20は、次のように動作する。
装置本体1の電源スイッチが投入されると、交流電源からヒータに交流電圧が印加(給電)されるとともに、不図示の駆動モータによって加圧ローラ31の回転駆動が開始されて、それと同時に定着ベルト41(定着補助ローラ42、加熱ローラ43)が従動回転する。
その後、給紙部12から記録媒体Pが給送されて、2次転写ニップの位置で記録媒体P上に未定着画像が担持される。未定着画像T(トナー像)が担持された記録媒体Pは、圧接状態にある定着ベルト41及び加圧ローラ31のニップ部に送入される。そして、定着ベルト41による加熱と、定着ベルト41(定着補助ローラ42)及び加圧ローラ31の押圧力とによって、記録媒体Pの表面にトナー像Tが定着される。その後、回転する定着ベルト41及び加圧ローラ31によって、そのニップ部から記録媒体Pが送出される。
以上説明したように、本実施の形態4においても、前記各実施の形態と同様に、位置決め部材39の当接部39aの幅方向中央部側の端部の位置が通紙領域L1の内側であって画像領域L2の外側になるように設定しているため、画像品質に影響を与えることなく、定着ベルト41(定着部材)と分離部材38との微小ギャップGが安定化して、定着ベルト41や分離部材38の幅方向の長さが比較的小さく小型化された定着装置20を提供することができる。
なお、前記各実施の形態では、加熱手段としてヒータ25を用いた定着装置20に対して本発明を適用したが、加熱手段として励磁コイルを用いた電磁誘導加熱方式の定着装置に対しても、当然に本発明を適用することができる。
また、前記各実施の形態では、加圧部材として加圧ローラ31を用いた定着装置に対して本発明を適用したが、加圧部材として加圧ベルトや加圧パッドを用いた定着装置に対しても本発明を適用することができる。
そして、これらの場合にも、前記各実施の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明が前記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、前記各実施の形態の中で示唆した以外にも、前記各実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は前記各実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
この発明の実施の形態1における画像形成装置を示す全体構成図である。 定着装置を示す構成図である。 定着装置を示す斜視図である。 定着ローラと分離板とを幅方向に示す概略図である。 位置決め部材の近傍を示す拡大斜視図である。 分離板に位置決め部材が設置される状態を示す斜視図である。 分離板に位置決め部材が設置される状態を別の角度からみた斜視図である。 分離板の先端部と通紙領域との関係を示す図である。 位置決め部材を示す図である。 分離板に設置された位置決め部材に作用する力を示す図である。 分離板に設置された位置決め部材に作用する力を、分離板の搬送面側から示す図である。 位置決め部材を示す上面図である。 この発明の実施の形態2における定着装置の位置決め部材の近傍を示す拡大斜視図である。 この発明の実施の形態3における定着装置の位置決め部材の近傍を示す拡大斜視図である。 この発明の実施の形態4における定着装置を示す斜視図である。
符号の説明
1 画像形成装置本体(装置本体)、
20 定着装置、
21 定着ローラ(定着部材)、
25 ヒータ(加熱手段)、
31 加圧ローラ(加圧部材)、
38 分離板(分離部材)
38a 位置決め部(位置決め部材)、
39 位置決め部材、
39a 当接部、 39b 取付部、 39c ストッパ部、
41 定着ベルト(定着部材)、
L1 通紙領域、 L2 画像領域、 P 記録媒体。

Claims (6)

  1. トナー像を加熱・溶融して記録媒体上に定着する定着部材と、
    前記定着部材に圧接して記録媒体が搬送されるニップ部を形成する加圧部材と、
    前記ニップ部に対して前記定着部材の走行方向下流側に配設されるとともに、前記定着部材に対して所定のギャップをあけて対向する分離部材と、
    前記ギャップを定めるために付勢手段に直接的又は間接的に付勢されて前記定着部材の幅方向両端部に当接するように前記分離部材に設置された位置決め部材と、
    を備え、
    前記分離部材は、前記ギャップが形成される先端部の幅方向端部の位置が、通紙可能な最大の記録媒体の通紙領域の外側になるように形成され、
    前記位置決め部材は、
    前記定着部材に当接する当接部の幅方向中央部側の端部の位置が、通紙可能な最大の記録媒体の通紙領域の内側であって画像領域の外側になるように配設され
    前記分離部材に対して着脱自在に設置されるためのスナップフィットからなる取付部が、前記通紙領域の外側であって前記当接部よりも幅方向端部側の位置に形成され、
    前記分離部材に当接して前記取付部を中心にした前記当接部の回転を規制するストッパ部を具備したことを特徴とする定着装置。
  2. 前記位置決め部材の前記当接部は、その幅方向端部側の端部の位置が、前記定着部材の幅方向端部の位置の内側になるように配設されたことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記ギャップは、前記定着部材が加熱された状態で0.1〜0.8mmに設定されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記位置決め部材は、樹脂材料又は金属材料で形成されたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の定着装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  6. トナー像を加熱・溶融して記録媒体上に定着する定着部材に対して所定のギャップをあけて対向する分離部材であって、
    前記定着部材と加圧部材とによって形成されるニップ部に対して前記定着部材の走行方向下流側に配設され、
    前記ギャップが形成される先端部の幅方向端部の位置が、通紙可能な最大の記録媒体の通紙領域の外側になるように形成され、
    前記ギャップを定めるために付勢手段に直接的又は間接的に付勢されて前記定着部材の幅方向両端部に当接する位置決め部材が設置され、
    前記位置決め部材は、
    前記定着部材に当接する当接部の幅方向中央部側の端部の位置が、通紙可能な最大の記録媒体の通紙領域の内側であって画像領域の外側になるように配設され、
    着脱自在に設置されるためのスナップフィットからなる取付部が、前記通紙領域の外側であって前記当接部よりも幅方向端部側の位置に形成され、
    当該分離部材に当接して前記取付部を中心にした前記当接部の回転を規制するストッパ部を具備したことを特徴とする分離部材。
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