JP5019531B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の画像形成装置と、そこに設置される定着装置と、に関するものである。
従来から、複写機、プリンタ等の画像形成装置に設置される定着装置おいて、定着工程後の記録媒体が定着部材に巻き付く不具合を抑止するために、分離板等の分離部材を定着部材に対向させる技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
定着装置は、定着ローラ、定着ベルト等の定着部材と、加圧ローラ、加圧ベルト、加圧パッド等の加圧部材と、が加圧手段によって圧接状態になっていて、双方の部材の間にニップ部(定着ニップ部)が形成されている。そして、ヒータ、励磁コイル等の加熱手段によって定着部材が加熱されて、ニップ部に向けて搬送された記録媒体(転写部での転写工程がおこなわれた後の記録媒体である。)上のトナー像が熱と圧力とを受けて記録媒体上に定着される。
このような定着装置には、ニップ部に対して定着部材の走行方向下流側の位置に、定着部材に対して微小ギャップをあけて対向するように分離部材が設置されている。分離部材を設けることで、定着工程直後の記録媒体が定着部材に吸着してしまっても、分離部材によって記録媒体は定着部材に巻き付くことなく定着部材から強制的に分離されて、搬送経路に導かれることになる。
特許文献1等では、分離板(分離部材)の幅方向両端に圧延加工や曲げ加工によって形成された突当部(位置決め部材)を設けて、スプリングによって分離板を定着部材に向けて付勢して突当部を定着部材に当接させることで、分離板と定着部材との間に微小ギャップを形成している。
一方、特許文献2等には、転写バイアスが低下する不具合や、静電気により記録媒体上の未定着トナー像が飛散する不具合を防止することを目的として、転写担持ベルトの駆動ローラや定着前ガイドを抵抗を介して接地する技術が開示されている。
また、特許文献3等には、定着部材と加圧部材との間でリークが生じるのを防止することを目的として、定着部材と加圧部材との間にバイアスを印加する技術が開示されている。
特開2006−171551号公報 特開2003−107919号公報 特開2003−316187号公報
上述した従来の定着装置は、分離部材と転写工程をおこなう転写部との距離に対して記録媒体の搬送方向の長さが長くなる場合(記録媒体の先端側では分離部材による分離工程がおこなわれ、それと同時に記録媒体の後端側では転写部による転写工程がおこなわれる場合である。)に、転写部に印加される転写電流が記録媒体を介して分離部材にリークしてしまい、転写部において転写抜け等の転写不良が生じてしまうことがあった。このような問題は、記録媒体の含水分率が高い場合(例えば、高湿環境下で長時間保管されて含水分率が10%以上になった記録媒体を使用する場合である。)には、記録媒体自体が電流を通しやすくなるために、特に生じやすくなる。
特に、分離部材は、その機能から記録媒体の転写面(定着面)に直接的に比較的大きな力で接触する場合があるために、上述の問題が生じやすかった。このような問題を解決するために、分離部材を電気抵抗器を介して接地する方策も考えられる。しかし、その場合、電気抵抗器を設置することで装置が高コスト化、大型化してしまうことになる。特に、特許文献1等のように、分離部材を定着装置のフレームに対して回動自在に保持する場合には、電気抵抗器を接続することで分離部材の回動動作が妨げられて定着部材とのギャップが変動してしまったり、電気抵抗器を設置するスペースを充分に確保できなかったりしていた。
なお、上述した問題は定着装置の分離部材に限定されることなく、記録媒体の搬送経路に設置されて記録媒体に対向する対向部材であって、上述の条件を満たす場合には、同様の問題が生じることになる。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、分離部材の機能を低下させることなく、装置が高コスト化、大型化することなく、転写部において転写抜け等の転写不良が生じることのない、定着装置及び画像形成装置を提供することにある。
この発明の請求項1記載の発明にかかる定着装置は、トナー像を加熱・溶融して記録媒体上に定着する定着部材と、前記定着部材に圧接して記録媒体が搬送されるニップ部を形成する加圧部材と、前記ニップ部に対して前記定着部材の走行方向下流側に配設されるとともに、前記定着部材に対向する分離部材と、前記定着部材及び前記加圧部材及び前記分離部材を保持するとともに、電気的に接地されたフレームと、前記フレームの電気抵抗値よりも高い電気抵抗値を有するとともに、前記フレームの保持部と前記分離部材の被保持部との間に介在される導電性部材と、を備え、前記分離部材と前記フレームとは、前記導電性部材を介してのみ電気的に導通するように構成されたものである。
また、請求項2記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項1に記載の発明において、前記フレームの第2保持部と前記分離部材の第2被保持部との間に介在される絶縁部材をさらに備えたものである。
また、請求項3記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記導電性部材は、前記分離部材による分離工程と転写部による転写工程とが同時におこなわれる記録媒体の含水分率が12%以上であっても当該転写部において転写不良が生じないように前記電気抵抗値が設定されたものである。
また、請求項4記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項1〜請求項3のいずれかに記載の発明において、前記導電性部材は、前記分離部材の静電容量を超えて帯電しないように前記電気抵抗値が設定されたものである。
また、請求項5記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項1〜請求項4のいずれかに記載の発明において、前記導電性部材は、ポリフェニレンサルファイド又はポリエーテルイミドで形成されたものである。
また、請求項6記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項1〜請求項5のいずれかに記載の発明において、前記導電性部材は、前記分離部材の前記被保持部の穴部に係合するとともに、前記フレームの前記保持部のピン部に係合する中空軸部と、前記中空軸部上に設置されるとともに、前記分離部材の前記被保持部に当接するフランジ部と、前記中空軸部に接続されるとともに、前記分離部材に当接して前記中空軸部を中心にした回転を規制するボス部を具備するアーム部と、を備えたものである。
また、請求項7記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項6に記載の発明において、前記分離部材と前記定着部材とのギャップを定めるために前記定着部材の幅方向両端部に当接するように前記分離部材に設置された位置決め部材と、前記フレームに保持されるとともに、一方の腕部が前記フレームに当接するねじりコイルスプリングと、を備え、前記導電性部材は、前記ねじりコイルスプリングの他方の腕部が当接するフック部をさらに備え、前記ねじりコイルスプリングの付勢力を前記分離部材に伝達して前記分離部材を前記定着部材に向けて付勢するものである。
また、請求項8記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項6又は請求項7に記載の発明において、前記導電性部材は、前記アーム部と前記フランジ部とによって前記分離部材の前記被保持部を挟持するものである。
また、請求項9記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項1〜請求項8のいずれかに記載の発明において、前記分離部材は、記録媒体に対向する面の表面抵抗が1×1016オーム以上になるようにコーティング処理されたものである。
また、請求項10記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項1〜請求項9のいずれかに記載の発明において、前記分離部材は、記録媒体に対向する面にリブ又は/及び穴が形成されたものである。
また、請求項11記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項1〜請求項10のいずれかに記載の発明において、前記分離部材は、記録媒体に対向する面の反対側の面に、前記定着部材に当接する除電部材を備えたものである。
また、請求項12記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項11に記載の発明において、除電部材は、電流整流手段を介して前記分離部材に接続されたものである。
また、請求項13記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項1〜請求項12のいずれかに記載の発明において、前記定着部材又は/及び前記加圧部材の温度を検知する検知手段と、前記検知手段を保持するとともに、電気的に接地された金属部材と、を備えたものである。
また、この発明の請求項14記載の発明にかかる画像形成装置は、請求項1〜請求項13のいずれかに記載の定着装置を備えたものである。
本発明は、電気的に接地されたフレームの電気抵抗値よりも高い電気抵抗値を有する導電性部材を、フレームの保持部と分離部材の被保持部との間に介在させて、分離部材とフレームとが導電性部材を介してのみ電気的に導通するように構成している。これにより、分離部材の機能を低下させることなく、装置が高コスト化、大型化することなく、転写部において転写抜け等の転写不良が生じることのない、定着装置及び画像形成装置を提供することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1〜図10にて、この発明の実施の形態1について詳細に説明する。
まず、図1にて、画像形成装置全体の構成・動作について説明する。
図1に示すように、本実施の形態1における画像形成装置1は、タンデム型カラープリンタである。画像形成装置本体1の上方にあるボトル収容部101には、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した4つのトナーボトル102Y、102M、102C、102Kが着脱自在(交換自在)に設置されている。
ボトル収容部101の下方には中間転写ユニット85が配設されている。その中間転写ユニット85の中間転写ベルト78に対向するように、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した作像部4Y、4M、4C、4Kが並設されている。
各作像部4Y、4M、4C、4Kには、それぞれ、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kが配設されている。また、各感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの周囲には、それぞれ、帯電部75、現像部76、クリーニング部77、除電部(不図示である。)等が配設されている。そして、各感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上で、作像プロセス(帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程、クリーニング工程)がおこなわれて、各感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上に各色の画像が形成されることになる。
感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kは、不図示の駆動モータによって図1中の時計方向に回転駆動される。そして、帯電部75の位置で、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面が一様に帯電される(帯電工程である。)。
その後、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面は、露光部3から発せられたレーザ光Lの照射位置に達して、この位置での露光走査によって各色に対応した静電潜像が形成される(露光工程である。)。
その後、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面は、現像装置76との対向位置に達して、この位置で静電潜像が現像されて、各色のトナー像が形成される(現像工程である。)。
その後、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面は、中間転写ベルト78及び第1転写バイアスローラ79Y、79M、79C、79Kとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上のトナー像が中間転写ベルト78上に転写される(1次転写工程である。)。このとき、感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上には、僅かながら未転写トナーが残存する。
その後、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面は、クリーニング部77との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上に残存した未転写トナーがクリーニング部77のクリーニングブレードによって機械的に回収される(クリーニング工程である。)。
最後に、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面は、不図示の除電部との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上の残留電位が除去される。
こうして、感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上でおこなわれる、一連の作像プロセスが終了する。
その後、現像工程を経て各感光体ドラム上に形成した各色のトナー像を、中間転写ベルト78上に重ねて転写する。こうして、中間転写ベルト78上にカラー画像が形成される。
ここで、中間転写ユニット85は、中間転写ベルト78、4つの1次転写バイアスローラ79Y、79M、79C、79K、2次転写バックアップローラ82、クリーニングバックアップローラ83、テンションローラ84、中間転写クリーニング部80、等で構成される。中間転写ベルト78は、3つのローラ82〜84によって張架・支持されるとともに、1つのローラ82の回転駆動によって図1中の矢印方向に無端移動される。
4つの1次転写バイアスローラ79Y、79M、79C、79Kは、それぞれ、中間転写ベルト78を感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kとの間に挟み込んで1次転写ニップを形成している。そして、1次転写バイアスローラ79Y、79M、79C、79Kに、トナーの極性とは逆の転写バイアスが印加される。
そして、中間転写ベルト78は、矢印方向に走行して、各1次転写バイアスローラ79Y、79M、79C、79Kの1次転写ニップを順次通過する。こうして、感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上の各色のトナー像が、中間転写ベルト78上に重ねて1次転写される。
その後、各色のトナー像が重ねて転写された中間転写ベルト78は、2次転写ローラ89との対向位置(転写部)に達する。この位置では、2次転写バックアップローラ82が、2次転写ローラ89との間に中間転写ベルト78を挟み込んで2次転写ニップ(転写部)を形成している。そして、中間転写ベルト78上に形成された4色のトナー像は、この2次転写ニップ(転写部)の位置に搬送された記録媒体P上に転写される(2次転写工程(転写工程)である。)。このとき、中間転写ベルト78には、記録媒体Pに転写されなかった未転写トナーが残存する。
その後、中間転写ベルト78は、中間転写クリーニング部80の位置に達する。そして、この位置で、中間転写ベルト78上の未転写トナーが回収される。
こうして、中間転写ベルト78上でおこなわれる、一連の転写プロセスが終了する。
ここで、2次転写ニップの位置に搬送された記録媒体Pは、装置本体1の下方に配設された給紙部12から、給紙ローラ97やレジストローラ対98等を経由して搬送されたものである。
詳しくは、給紙部12には、転写紙等の記録媒体Pが複数枚重ねて収納されている。そして、給紙ローラ97が図1中の反時計方向に回転駆動されると、一番上の記録媒体Pがレジストローラ対98のローラ間に向けて給送される。
レジストローラ対98に搬送された記録媒体Pは、回転駆動を停止したレジストローラ対98のローラニップの位置で一旦停止する。そして、中間転写ベルト78上のカラー画像にタイミングを合わせて、レジストローラ対98が回転駆動されて、記録媒体Pが2次転写ニップに向けて搬送される。こうして、記録媒体P上に、所望のカラー画像が転写される。
その後、2次転写ニップの位置でカラー画像が転写された記録媒体Pは、定着部20のニップ部(定着ローラ21と加圧ローラ31とが圧接する位置である。)に搬送される。そして、ニップ部(定着ニップ部)で、定着ローラ21及び加圧ローラ31による熱と圧力とにより、表面に転写されたカラー画像が記録媒体P上に定着される(定着工程である。)。
その後、記録媒体Pは、排紙ローラ対99のローラ間を経て、装置外へと排出される。排紙ローラ対99によって装置外に排出された被転写Pは、出力画像として、スタック部100上に順次スタックされる。
こうして、画像形成装置における、一連の画像形成プロセスが完了する。
次に、図2〜図8にて、画像形成装置本体1に設置される定着装置20の構成・動作について詳述する。
図2は定着装置20を示す構成図であり、図3は定着装置20を示す斜視図である。また、図4は定着ローラ21と分離板38とを幅方向に示す概略図である。図5は、分離板38の端部を示す拡大斜視図である。図6は導電性部材としてのカラー50を示す斜視図であり、図7は定着装置20にカラー50が設置された状態を示す拡大図である。また、図8は、分離板38にカラー50を設置する手順を示す図である。
図2〜図4に示すように、定着装置20は、定着部材としての定着ローラ21、加圧部材としての加圧ローラ31、分離部材としての分離板38、ガイド板35、検知手段としての温度センサ61、フレーム40、等で構成される。
ここで、定着部材としての定着ローラ21は、図2中の矢印方向に回転する薄肉の円筒体であって、その円筒体の内部には加熱手段としてのヒータ25(熱源)が固設されている。定着ローラ21は、芯金22上に、弾性層23、離型層24が順次積層された多層構造体であって、加圧部材としての加圧ローラ31に圧接してニップ部を形成する。
定着ローラ21の芯金22は、SUS304等の鉄系材料で形成されている。
また、定着ローラ21の弾性層23としては、フッ素ゴム、シリコーンゴム、発泡性シリコーンゴム等の弾性材料が用いられる。
また、定着ローラ21の離型層24としては、PFA(4フッ化エチレンバーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体樹脂)、ポリイミド、ポリエーテルイミド、PES(ポリエーテルサルファイド)、等を用いることができる。定着ローラ21の表層に離型層24を設けることにより、トナーT(トナー像)に対する離型性(剥離性)が担保されることになる。
定着ローラ21のヒータ25(加熱手段)は、ハロゲンヒータであって、その両端部が定着装置20のフレーム40に固定されている。そして、装置本体1の電源部(交流電源)により出力制御されたヒータ25によって定着ローラ21が加熱されて、その表面から記録媒体P上のトナー像Tに熱が加えられる。ヒータ25の出力制御は、定着ローラ21表面に当接する温度センサ61(非接触型サーミスタ)によるローラ表面温度の検知結果に基いておこなわれる。詳しくは、温度センサ61の検知結果に基づいて定められる通電時間だけ、ヒータ25に交流電圧が印加される。このようなヒータ25の出力制御によって、定着ローラ21の温度(定着温度)を所望の温度(目標制御温度)に調整制御することができる。なお、温度センサ61は、非接触型のサーミスタの他に、非接触型のサーモパイルや接触型サーミスタ等を用いることもできる。
また、加圧部材としての加圧ローラ31は、主として、芯金32と、芯金32の外周面に接着層を介して形成された弾性層33と、からなる。加圧ローラ31の弾性層33は、フッ素ゴム、シリコーンゴム、発泡性シリコーンゴム等の材料で形成されている。なお、弾性層33の表層にPFA等からなる薄肉の離型層を設けることもできる。
そして、加圧ローラ31は、不図示の加圧手段の付勢力によって定着ローラ21に圧接する。こうして、加圧ローラ31と定着ローラ21との間に、所望のニップ部が形成される。
定着ローラ21と加圧ローラ31とは、それぞれ、軸受(ボールベアリング)を介してフレーム40に回転自在に保持されている。なお、図示は省略するが、本実施の形態1では、ローラ部材ごとにフレームが独立して設置されている。
具体的に、定着ローラ21用のフレーム40(第1フレーム)は、定着ローラ21の両端部に独立して設置されていて、定着ローラ21を軸受を介して回転自在に支持している。同様に、加圧ローラ31用のフレーム(第2フレーム)は、加圧ローラ31の両端部に独立して設置されていて、加圧ローラ31を軸受を介して回転自在に支持している。両端部に独立して設置された第1フレーム40は、それぞれ、定着装置20のステーにネジにより締結される。また、ローラ部材21、31が設置された双方のフレームは、第2フレームに固設されたピンを第1フレーム40の切欠部に係合させるとともに、第2フレームに設置されたネジ棒(圧縮スプリングが巻装されている。)を第1フレーム40に形成された雌ネジ部に螺合させることで、組み立てられる。このようにして組み立てられた定着装置20は、ピンの位置を中心にして、2つのローラ部材21、31が圧縮スプリング(加圧手段)の付勢力により圧接した状態になりニップ部を形成する。
なお、図4を参照して、フレーム40(第1フレーム)は、電気的に接地(アース)されていて、第2フレームも第1フレーム40を介して接地されている。したがって、定着ローラ21の芯金22と加圧ローラ31の芯金32とは、軸受(ボールベアリングの内輪、ボール、外輪)を介して電気的に接地されていることになる。
定着ローラ21と加圧ローラ31との当接部(ニップ部である。)の入口側と出口側には、それぞれ、記録媒体Pの搬送を案内するガイド板35が配設されている。ガイド板35は、定着装置20のフレームに固設されている。
また、ニップ部に対して定着ローラ21の走行方向(回転方向)下流側(ニップ部の出口側近傍である。)には、定着ローラ21に対して所定のギャップGをあけて対向する分離部材としての分離板38が配設されている。分離板38(分離部材)は、定着工程後の記録媒体Pが定着ローラ21の回転に沿って定着ローラ21に巻き付いてしまう不具合を抑止するためのものである。分離板38は、金属材料で形成されている。
ここで、図3〜図5を参照して、分離板38の幅方向(図2の紙面垂直方向である。)の両端部には、分離板38と定着ローラ21とのギャップGを定めるための位置決め部材39(突当部材)が設置されている。位置決め部材39は、分離板38の両端部に設置されたねじりコイルスプリング(図7を参照できる。)によって間接的に付勢されて(分離板38とともに定着ローラ38に向けて付勢されて)、定着ローラ21の幅方向両端部に当接する。これにより、位置決め部材39(分離板38と定着ローラ21との間に介在する部位である。)の厚さに対応したギャップGが形成されることになる。
なお、定着ローラ21と分離板38とのギャップGは、定着ローラ21が加熱された状態(熱間時)で0.1〜0.8mmになるように設定されている。すなわち、定着装置20が稼動されて、定着ローラ21、分離板38、位置決め部材39等の構成部品が熱膨張した状態で、定着ローラ21と分離板38とのギャップGが0.1〜0.8mmになるように設定されている。ギャップGが0.1mmより小さいと、定着ローラ21の汚れが分離板38に移行して定着工程後の記録媒体Pを汚してしまったり、分離板38が定着ローラ21に接触してその表面を傷つけてしまったりする。また、ギャップGが0.8mmより大きいと、定着ローラ21への記録媒体Pの巻き付きジャムを抑止する本来の機能が低下してしまうことになる。なお、位置決め部材39は、絶縁性の耐熱性樹脂材料で形成することが好ましい。
また、図4を参照して、分離部材としての分離板38は、カラー50(導電性部材)を介してフレーム40に保持されている。具体的に、フレーム40のピン部40a(保持部)と分離板38の被保持部38aとの間に、導電性部材としてのカラー50が介在されている(図7をも参照できる。)。なお、導電性部材としてのカラー50の構成・動作については、後で詳しく説明する。
上述のように構成された定着装置20は、次のように動作する。
装置本体1の電源スイッチが投入されると、交流電源からヒータ25に交流電圧が印加(給電)されるとともに、定着ローラ21及び加圧ローラ31の図2中の矢印方向の回転駆動が開始される。
その後、給紙部12から記録媒体Pが給送されて、2次転写ニップの位置で記録媒体P上に未定着画像が担持される。未定着画像T(トナー像)が担持された記録媒体P(転写工程(2次転写工程)後の記録媒体Pである。)は、図2の矢印Y10方向に搬送されて、圧接状態にある定着ローラ21及び加圧ローラ31のニップ部(定着ニップ部)に送入される。そして、定着ローラ21による加熱と、定着ローラ21及び加圧ローラ31の押圧力とによって、記録媒体Pの表面にトナー像Tが定着される。その後、回転する定着ローラ21及び加圧ローラ31によってそのニップ部から送出された記録媒体Pは、矢印Y11方向に搬送される。
以下、本実施の形態1において特徴的な、定着装置20の構成・動作について説明する。
分離部材としての分離板38は、導電性部材としてのカラー50を介してフレーム40に保持されている。具体的に、フレーム40のピン部40a(保持部)と分離板38の被保持部38aとの間に、導電性部材としてのカラー50が介在されている(図7をも参照できる。)。導電性部材としてのカラー50は、フレーム40(電気的に接地されている。)の電気抵抗値よりも高い電気抵抗値を有している。そして、分離板38とフレーム40とは、カラー50(導電性部材)を介してのみ電気的に導通するように構成されている。例えば、カラー50の表面抵抗値は100MΩ程度に設定されていて、分離板38の合成抵抗値が50MΩ程度になっている。
このような構成により、2次転写ニップ(転写部)と分離板38との距離(搬送経路の距離である。)に対して記録媒体Pの搬送方向の長さが長くなる場合(記録媒体の先端側では分離板38による分離工程がおこなわれ、それと同時に記録媒体の後端側では転写部による2次転写工程がおこなわれる場合である。)であって、含水分率が高い記録媒体Pを通紙した場合であっても、2次転写ローラ89に印加される転写電流が記録媒体Pを介して分離板38にリークしにくくなる。すなわち、分離板38は抵抗値の高い導電性部材50を介してのみフレーム40(接地されている。)に導通しているために、転写電流が記録媒体P、分離板38を介して即座にフレーム40側(アース側)に流れることはなく、分離板38には記録媒体Pを介して転写電流による電位が一時的にチャージされることになる(分離板38が帯電されることになる。)。そして、分離板38の帯電量が所定量に達した時点で、チャージされた電荷がカラー50を介してフレーム40側(アース側)に流れて分離板38の電位は低下することになる。
したがって、記録媒体Pを介しての分離板38への転写電流のリークによる、2次転写ニップ(転写部)での転写抜け等の転写不良の発生を抑止することができる。また、本実施の形態1では、電気抵抗器を用いることなくカラー50を用いて分離板38の合成抵抗値を高くしているために、比較的小さなスペースで分離板38の回動動作を妨げることなく上述の効果を達成することができる。
図9は、本実施の形態1の定着装置20を用いて、2次転写ニップから分離板38までの距離よりも長い記録媒体P(例えば、A4縦サイズの記録媒体である。)を用いて連続通紙をおこなったときの、分離板38の帯電量(電位)の変動を示すグラフ(実施例の実験結果)である。なお、分離板38の合成抵抗値は50MΩに設定されている。また、連続通紙する記録媒体Pは、含水分率が12%以上に調湿されたものを用いた。
図9の実験結果から、通紙中(分離板38及び2次転写ニップに記録媒体Pが当接しているときである。)には分離板38の電位がチャージされ、紙間(分離板38及び2次転写ニップに記録媒体Pが当接していないときである。)には分離板38にチャージされた電荷がカラー50(導電性部材)を介してフレーム40側に流れて分離板38の電位が低下しているのがわかる。また、本実験において、出力画像上に転写抜け等の転写不良は生じなかった。
したがって、導電性部材としてのカラー50は、分離板38による分離工程と転写部による転写工程とが同時におこなわれる記録媒体Pの含水分率が12%以上であっても転写部において転写不良が生じないように電気抵抗値を設定することが好ましい。
図10は、本実施の形態1の定着装置20において、分離板38とフレーム40との間に介在されるカラーを絶縁材料で形成して、図9と同様の実験をおこなったときの分離板38の帯電量(電位)の変動を示すグラフ(比較例の実験結果)である。
図10の実験結果から、分離板38は分離板38自体の静電容量を超えて帯電してしまい(−2kVまで帯電してしまい)、分離板38にチャージされた電荷が絶縁性カラーを飛び越えてフレーム40側にリークして分離板38の電位が一気に0Vに低下してしまったのがわかる。このとき、定着装置20に近接する電装系にノイズが生じて、露光部3による書込みタイミングがずれてしまったのが確認された。
したがって、導電性部材としてのカラー50は、分離板38の静電容量を超えて帯電しないように電気抵抗値を設定することが好ましい。
なお、本実施の形態1では、分離板38とフレーム40との間に介在される両端のカラー50をいずれも抵抗値の高い導電性材料で形成したが、両端のカラーのうち一方を絶縁部材としてもよい(絶縁材料で形成してもよい。)。すなわち、フレーム40の第1保持部40aと分離板38の第1保持部38aとの間には抵抗値の高い導電性部材(例えば、図4の右側のカラー50である。)を介在させて、フレーム40の第2保持部40aと分離板38の第2保持部38aとの間には絶縁部材(例えば、図4の左側のカラー50である。)を介在させることもできる。この場合にも、分離板38とフレーム40とは導電性カラー50(導電性部材)を介してのみ電気的に導通して、分離板38の合成抵抗値は高く設定されるために、上述したものと同様の効果を得ることができる。
以下、分離板38、カラー50(導電性部材)、フレーム40の構成・動作についてさらに詳述する。
図5を参照して、分離板38の両端部には、カラー50(導電性部材)を保持するための被保持部38aが設けられている。具体的に、被保持部38aには切欠きを有する穴部38a1が形成されていて、この穴部38a1にカラー50の中空軸部50a(外径部)が係合することになる(図7をも参照できる。)。
図7を参照して、フレーム40には、保持部としてのピン部40aが起立していて、このピン部40aにカラー50の中空軸部50a(内径部50a1)が係合することになる。
また、フレーム40のピン部40aには、ねじりコイルスプリング65が巻装(保持)されている。ねじりコイルスプリング65の一方の腕部65aは、定着装置20のフレーム40A(両端のフレーム40間をつなぐステーである。)に当接している。また、ねじりコイルスプリング65の他方の腕部65bは、カラー50のフック部50dに当接している。このような構成により、ねじりコイルスプリング65の付勢力がカラー50を介して分離板38に伝達されて、分離板38が位置決め部材39とともに定着ローラ21に向けて付勢されるため、位置決め部材39によって分離板38と定着ローラ21とのギャップGが安定的に定まることになる。ここで、ねじりコイルスプリング65(通常は金属材料で形成されている。)は分離板38に接触しないため、分離板38の合成抵抗値に影響を与えることがない。
図6を参照して、導電性部材としてのカラー50は、中空軸部50a、フランジ部50b、アーム部50c、フック部50d等で構成されている。
中空軸部50aの外径部は、分離板38の被保持部38aの穴部38a1に係合する。中空軸部50aの内径部50a1は、フレーム40のピン部40a(保持部)に係合する。なお、中空軸部50aには、切欠きが形成されている。
フランジ部50bは、中空軸部50a上に形成されていて、分離板38の被保持部38aに当接する(図7を参照できる。)。
アーム部50cは、中空軸部50aとフック部50dとを中継するように接続されている。アーム部50cには、分離板38に当接して中空軸部50aを中心にした回転を規制するボス部50c1が形成されている(図7及び図8(C)を参照できる。)。
フック部50dは、上述したように、コイルスプリング65の他方の腕部65bによって押圧されている。
また、図7を参照して、アーム部50cとフランジ部50bとは、分離板38の被保持部38aを挟持するように構成されている。これにより、分離板38とカラー50との接触が安定化して、分離板38の合成抵抗値も安定化するために、上述した転写抜けを防止する効果が確実なものになる。
このように構成されたカラー50は、図8に示す手順で、分離板38に設置される。
まず、分離板38の穴部38a1の切欠きと、カラー50のアーム部50cと、を合わせるように、分離板38の紙面垂直方向裏側からカラー50の中空軸部50aを穴部38a1に挿入する(図8(A)の状態から図8(B)の状態への移動である。)。このとき、カラー50のフランジ部50bが、分離板38の被保持部38aに当接した状態になる。
そして、図8(B)の状態から、ボス部50c1が被保持部38aに当接する位置まで、カラー50を矢印方向に回転させる(図8(C)の状態である。)。このとき、カラー50のフック部50dが、分離板38に当接した状態になる。また、カラー50のアーム部50cとフランジ部50bとで、被保持部38aを挟んだ状態になる。さらに、カラー50の中空軸部50aの切欠きと、分離板38の穴部38a1の切欠きと、が合致した状態になる。
このように、カラー50は、比較的簡易な構成で、分離板38とフレーム40との間の僅かなスペースに、容易に設置されることになる。
ここで、本実施の形態1において、導電性部材としてのカラー50は、導電性・耐熱性を有するPPS(ポリフェニレンサルファイド)又はPEI(ポリエーテルイミド)で形成されていて、その表面抵抗率は108〜1016Ω(オーム)に設定されている。また、カラー50を射出成形する際には、フィラーを用いて射出速度を一定に維持している。このような構成により、高温環境下でカラー50を使用しても、カラー50の形状が安定するとともに抵抗値も安定することになる。
また、本実施の形態1において、分離板38には、図3に示すように、記録媒体Pに対向する面(通紙面側である。)にリブ38b(ビード)や穴38cが形成されている。これにより、分離板38と記録媒体Pとの接触面積が小さくなるために、転写電流のリーク量が低減することになる。
さらに、本実施の形態1において、分離板38は、記録媒体Pに対向する面の表面抵抗が1×1016Ω(オーム)以上になるようにコーティング処理されたものを用いることが好ましい。これにより、転写電流のリーク量が低減することになる。
また、本実施の形態1では、図2に示すように、定着ローラ21の温度を検知する温度センサ61を保持する金属部材としての支持板60が、電気的に接地されている。これにより、温度センサ61は、通紙や外乱による静電気の影響を受けずに、誤作動が抑止される。なお、加圧ローラ31にヒータを内設して加圧ローラ31の表面温度を温度センサ(検知手段)にて検知するような場合には、その温度センサを保持する金属材料も接地することが好ましい。
以上説明したように、本実施の形態1においては、電気的に接地されたフレーム40の電気抵抗値よりも高い電気抵抗値を有するカラー50(導電性部材)を、フレーム40の保持部40aと分離板38(分離部材)の被保持部38aとの間に介在させて、分離板38とフレーム40とがカラー50を介してのみ電気的に導通するように構成している。これにより、分離板38の機能を低下させることなく、定着装置20が高コスト化、大型化することなく、転写部において転写抜け等の転写不良が生じるのを抑止することができる。
実施の形態2.
図11にて、この発明の実施の形態2について詳細に説明する。
図11は、実施の形態2における定着装置を示す構成図であって、前記実施の形態1における図2に相当する図である。本実施の形態2における定着装置は、分離部材38に除電部材55が設置されている点が、前記実施の形態1のものとは相違する。
本実施の形態2における定着装置も、前記実施の形態1のものと同様に、定着ローラ21(定着部材)、加圧ローラ31(加圧部材)、分離板38(分離部材)、ガイド板35、温度センサ61(検知手段)、フレーム40、等で構成される。そして、分離部材としての分離板38は、導電性部材としてのカラー50を介してフレーム40(接地されている。)に保持され、分離板38の合成抵抗値が50MΩ程度に設定されている。
ここで、本実施の形態2では、分離板38の非通紙面(記録媒体Pに対向する面の反対側の面である。)に、定着ローラ21に当接する除電部材としての除電ブラシ55が設置されている。これにより、除電ブラシ55を導電性材料を介して接地する際の部品点数を低減することができる。すなわち、定着ローラ21の表面に生じた電荷は除電ブラシ55(又は分離板38)によって一時的にチャージされて、チャージされた電荷がカラー50(導電性部材)を介してフレーム40側(アース側)に流れることになる。
なお、除電ブラシ55(除電部材)は、ダイオード等の電流整流手段を介して分離板38に接続されることが好ましい。具体的には、分離板38から定着ローラ21側(除電ブラシ55側)に電荷が移動しないように電流整流手段を設置する。これにより、分離板38にチャージされた電荷が、定着ローラ21側(除電ブラシ55側)に逆流するのを防止して、カラー50(導電性部材)を介してフレーム40側(アース側)に流れる正常な流路が維持される。
以上説明したように、本実施の形態2においても、前記実施の形態1と同様に、電気的に接地されたフレーム40の電気抵抗値よりも高い電気抵抗値を有するカラー50(導電性部材)を、フレーム40の保持部40aと分離板38(分離部材)の被保持部38aとの間に介在させて、分離板38とフレーム40とがカラー50を介してのみ電気的に導通するように構成している。これにより、分離板38の機能を低下させることなく、定着装置20が高コスト化、大型化することなく、転写部において転写抜け等の転写不良が生じるのを抑止することができる。
実施の形態3.
図12にて、この発明の実施の形態3について詳細に説明する。
図12は、実施の形態3における定着装置を示す斜視図であって、前記実施の形態1における図3に相当する図である。本実施の形態3における定着装置は、定着部材として定着ベルト41を用いている点が、定着部材として定着ローラ21を用いている前記各実施の形態のものとは相違する。
図12に示すように、本実施の形態3における定着装置20は、定着部材としての定着ベルト41、定着補助ローラ42、加熱ローラ43、加圧部材としての加圧ローラ31、テンションローラ(不図示である。)、分離部材としての分離板38、フレーム(不図示である。)、等で構成される。
ここで、定着部材としての定着ベルト41は、ポリイミド樹脂からなる層厚90μmのベース層上に、弾性層、離型層が順次積層された多層構造の無端ベルトである。定着ベルト41の弾性層は、層厚が200μm程度であって、シリコーンゴム、フッ素ゴム、発泡性シリコーンゴム等の弾性材料で形成されている。定着ベルト41の離型層は、層厚が20μm程度であって、PFA(4フッ化エチレンバーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体樹脂)、ポリイミド、ポリエーテルイミド、PES(ポリエーテルサルファイド)、等で形成されている。定着ベルト41の表層に離型層を設けることにより、トナーT(トナー像)に対する離型性(剥離性)が担保されることになる。定着ベルト41は、複数のローラ部材(定着補助ローラ42、加熱ローラ43、テンションローラである。)に張架・支持されて、所定の方向に走行する。
定着補助ローラ42は、SUS304等の芯金上に、フッ素ゴム、シリコーンゴム、発泡性シリコーンゴム等の弾性層(層厚が14mmである。)が形成された外径が52mmの円筒部材であって、加圧部材としての加圧ローラ31に定着ベルト41を介して当接してニップ部(定着ニップ部)を形成する。
加熱ローラ43は、アルミニウム等の金属材料からなる円筒体(肉厚が0.6mm、外径が35mmである。)であって、その円筒体の内部にはヒータ(熱源)が固設されている。
加熱ローラ43のヒータは、ハロゲンヒータであって、その両端部が定着装置20のフレームに固定されている。そして、装置本体1の電源部(交流電源)により出力制御されたヒータからの輻射熱によって加熱ローラ43が加熱されて、さらに加熱ローラ43によって加熱された定着ベルト41の表面から記録媒体P上のトナー像Tに熱が加えられる。ヒータの出力制御は、定着ベルト41表面に非接触で対向するサーモパイル(不図示である。)によるベルト表面温度の検知結果に基いておこなわれる。詳しくは、サーモパイルの検知結果に基づいて定められる通電時間だけ、ヒータに交流電圧が印加される。このようなヒータの出力制御によって、定着ベルト41の温度(定着温度)を所望の温度(目標制御温度)に調整制御することができる。
また、加圧部材としての加圧ローラ31は、肉厚が1mmの中空芯金上に、シリコーンゴム、フッ素ゴム、発泡性シリコーンゴム等からなる層厚が1.5mmの弾性層が形成されたものである。
そして、加圧ローラ31は、加圧機構によって定着ベルト41を介して定着補助ローラ42に圧接する。こうして、加圧ローラ31と定着ベルト41との間に、所望のニップ部(定着ニップ部)が形成される。
ここで、ニップ部に対して定着ベルト41(定着部材)の走行方向下流側(ニップ部の出口側近傍である。)には、定着ベルト41に対して所定のギャップをあけて対向する分離板38が配設されている。
そして、本実施の形態3においても、分離板38は、導電性部材としてのカラー50を介してフレーム40(接地されている。)に保持され、分離板38の合成抵抗値が50MΩ程度に設定されている。
上述のように構成された定着装置20は、次のように動作する。
装置本体1の電源スイッチが投入されると、交流電源からヒータに交流電圧が印加(給電)されるとともに、不図示の駆動モータによって加圧ローラ31の回転駆動が開始されて、それと同時に定着ベルト41(定着補助ローラ42、加熱ローラ43)が従動回転する。
その後、給紙部12から記録媒体Pが給送されて、2次転写ニップ(転写部)の位置で記録媒体P上に未定着画像が担持される。未定着画像T(トナー像)が担持された記録媒体Pは、圧接状態にある定着ベルト41及び加圧ローラ31のニップ部に送入される。そして、定着ベルト41による加熱と、定着ベルト41(定着補助ローラ42)及び加圧ローラ31の押圧力とによって、記録媒体Pの表面にトナー像Tが定着される。その後、回転する定着ベルト41及び加圧ローラ31によって、そのニップ部から記録媒体Pが送出される。
以上説明したように、本実施の形態3においても、前記各実施の形態と同様に、電気的に接地されたフレーム40の電気抵抗値よりも高い電気抵抗値を有するカラー50(導電性部材)を、フレーム40の保持部40aと分離板38(分離部材)の被保持部38aとの間に介在させて、分離板38とフレーム40とがカラー50を介してのみ電気的に導通するように構成している。これにより、分離板38の機能を低下させることなく、定着装置20が高コスト化、大型化することなく、転写部において転写抜け等の転写不良が生じるのを抑止することができる。
なお、前記各実施の形態では、加熱手段としてヒータ25を用いた定着装置20に対して本発明を適用したが、加熱手段として励磁コイルを用いた電磁誘導加熱方式の定着装置に対しても、当然に本発明を適用することができる。
また、前記各実施の形態では、加圧部材として加圧ローラ31を用いた定着装置に対して本発明を適用したが、加圧部材として加圧ベルトや加圧パッドを用いた定着装置に対しても本発明を適用することができる。
そして、これらの場合にも、前記各実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、前記各実施の形態では、記録媒体Pの搬送経路に設置されるとともに記録媒体Pに対向する対向部材としての分離板38と、対向部材38を保持するとともに電気的に接地された保持部材としてのフレーム40と、対向部材38の電気抵抗値よりも高い電気抵抗値を有する導電性材料によって形成された補助部材としてのカラー50と、を備えた定着装置20に対して、本発明を適用した。しかし、本発明の適用はこれに限定されることなく、記録媒体Pの搬送経路に設置されるとともに記録媒体Pに対向する対向部材(特に、記録媒体Pの転写面(表面)側に対向する対向部材である。)のすべてに対して、本発明を適用することができる。すなわち、対向部材と保持部材とを、高抵抗の補助部材を介してのみ電気的に導通するように構成することで、前記各実施の形態とほぼ同様の効果を得ることができる。なお、対向部材としては、例えば、記録媒体の搬送経路に設置された転写前ガイド板、搬送ガイド板、レジストガイド板、給紙部カセットの底板、等がある。
なお、本発明が前記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、前記各実施の形態の中で示唆した以外にも、前記各実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は前記各実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
この発明の実施の形態1における画像形成装置を示す全体構成図である。 定着装置を示す構成図である。 定着装置を示す斜視図である。 定着ローラと分離板とを幅方向に示す概略図である。 分離板の端部を示す拡大斜視図である。 導電性部材を示す斜視図である。 定着装置に導電性部材が設置された状態を示す拡大図である。 分離板に導電性部材を設置する手順を示す図である。 実施例における分離板の帯電量の変動を示すグラフである。 比較例における分離板の帯電量の変動を示すグラフである。 この発明の実施の形態2における定着装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態3における定着装置を示す斜視図である。
符号の説明
1 画像形成装置本体(装置本体)、
20 定着装置、
21 定着ローラ(定着部材)、
25 ヒータ(加熱手段)、
31 加圧ローラ(加圧部材)、
38 分離板(分離部材、対向部材)、
38a 被保持部、 38a1 穴部、
38b リブ(ビード)、 38c 穴、
39 位置決め部材、
40 フレーム(保持部材)、
40a ピン部(保持部)、
41 定着ベルト(定着部材)、
50 カラー(導電性部材、補助部材)、
50a 中空軸部、 50a1 内径部、 50b フランジ部、
50c アーム部、 50c1 ボス部、 50d フック部、
55 除電ブラシ(除電部材)、
60 支持板(金属部材)、
61 温度センサ(検知手段)、
65 ねじりコイルスプリング、 65a、65b 腕部、
89 2次転写ローラ(転写部)、 P 記録媒体。

Claims (14)

  1. トナー像を加熱・溶融して記録媒体上に定着する定着部材と、
    前記定着部材に圧接して記録媒体が搬送されるニップ部を形成する加圧部材と、
    前記ニップ部に対して前記定着部材の走行方向下流側に配設されるとともに、前記定着部材に対向する分離部材と、
    前記定着部材及び前記加圧部材及び前記分離部材を保持するとともに、電気的に接地されたフレームと、
    前記フレームの電気抵抗値よりも高い電気抵抗値を有するとともに、前記フレームの保持部と前記分離部材の被保持部との間に介在される導電性部材と、
    を備え、
    前記分離部材と前記フレームとは、前記導電性部材を介してのみ電気的に導通するように構成されたことを特徴とする定着装置。
  2. 前記フレームの第2保持部と前記分離部材の第2被保持部との間に介在される絶縁部材をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記導電性部材は、前記分離部材による分離工程と転写部による転写工程とが同時におこなわれる記録媒体の含水分率が12%以上であっても当該転写部において転写不良が生じないように前記電気抵抗値が設定されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記導電性部材は、前記分離部材の静電容量を超えて帯電しないように前記電気抵抗値が設定されたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の定着装置。
  5. 前記導電性部材は、ポリフェニレンサルファイド又はポリエーテルイミドで形成されたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の定着装置。
  6. 前記導電性部材は、
    前記分離部材の前記被保持部の穴部に係合するとともに、前記フレームの前記保持部のピン部に係合する中空軸部と、
    前記中空軸部上に設置されるとともに、前記分離部材の前記被保持部に当接するフランジ部と、
    前記中空軸部に接続されるとともに、前記分離部材に当接して前記中空軸部を中心にした回転を規制するボス部を具備するアーム部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の定着装置。
  7. 前記分離部材と前記定着部材とのギャップを定めるために前記定着部材の幅方向両端部に当接するように前記分離部材に設置された位置決め部材と、
    前記フレームに保持されるとともに、一方の腕部が前記フレームに当接するねじりコイルスプリングと、
    を備え、
    前記導電性部材は、前記ねじりコイルスプリングの他方の腕部が当接するフック部をさらに備え、前記ねじりコイルスプリングの付勢力を前記分離部材に伝達して前記分離部材を前記定着部材に向けて付勢することを特徴とする請求項6に記載の定着装置。
  8. 前記導電性部材は、前記アーム部と前記フランジ部とによって前記分離部材の前記被保持部を挟持することを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の定着装置。
  9. 前記分離部材は、記録媒体に対向する面の表面抵抗が1×1016オーム以上になるようにコーティング処理されたことを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の定着装置。
  10. 前記分離部材は、記録媒体に対向する面にリブ又は/及び穴が形成されたことを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれかに記載の定着装置。
  11. 前記分離部材は、記録媒体に対向する面の反対側の面に、前記定着部材に当接する除電部材を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれかに記載の定着装置。
  12. 前記除電部材は、電流整流手段を介して前記分離部材に接続されたことを特徴とする請求項11に記載の定着装置。
  13. 前記定着部材又は/及び前記加圧部材の温度を検知する検知手段と、
    前記検知手段を保持するとともに、電気的に接地された金属部材と、
    を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項12のいずれかに記載の定着装置。
  14. 請求項1〜請求項13のいずれかに記載の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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