JPH1173044A - 定着装置の用紙除電装置 - Google Patents

定着装置の用紙除電装置

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JPH1173044A
JPH1173044A JP23553997A JP23553997A JPH1173044A JP H1173044 A JPH1173044 A JP H1173044A JP 23553997 A JP23553997 A JP 23553997A JP 23553997 A JP23553997 A JP 23553997A JP H1173044 A JPH1173044 A JP H1173044A
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paper sheet
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JP23553997A
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Inventor
Akira Nakajima
章 中島
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Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 除電ブラシを排紙ローラ後に付けるために
は、構造的に複雑になり、除電ブラシを接地するために
金属製の取付板を設ける必要があり、金属製の取付板や
除電ブラシが必要で部品点数が多くなり、しかも、除電
ブラシのブラシ毛が抜け、両面印刷等を行う際に、用紙
の裏面にブラシ毛が付着したままになると、このブラシ
毛の付着が原因となる印刷不良が発生する。 【解決手段】 定着手段の加圧ローラ63とヒートロー
ラ64の下流側に用紙を第2搬送手段49に導く上側用
紙ガイド1を設け、上側用紙ガイド1に対向する位置に
下側用紙ガイド2を設け、上側用紙ガイド1と下側用紙
ガイド2との間に排紙経路を形成している。上側及び下
側用紙ガイド1,2は導電性の樹脂で形成されて接地さ
れ、夫々の排紙経路側の表面の第2搬送手段49側に円
錐状の除電用突起3とこの除電用突起3よりも高さの高
いリブを用紙の搬送方向に対して直交する方向に交互に
一体に形成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、定着装置による定
着後の用紙を排紙手段に導く用紙ガイドを備え、定着後
の用紙の除電を行う定着装置の用紙除電装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の用紙除電装置の従来例1を図6と
ともに説明すると、定着装置による定着後の用紙を排紙
する排紙ローラ71の排紙側に接地された金属製の取付
板72に固定された除電ブラシ73を設け、この除電ブ
ラシ73が排紙される用紙の裏面に当接し、用紙の除電
を行った後、排紙トレイに排紙されていた。
【0003】また、従来の用紙除電装置の従来例2を図
7とともに説明すると、感光体ドラム74の用紙搬送方
向の下流側に針状の突起を有し接地された環状体75を
設け、感光体ドラム74を通過した用紙が環状体75に
導かれるように案内板76を設けており、感光体ドラム
74を通り案内板76により案内された用紙の先端が環
状体75の針状の突起に当接することにより、用紙の除
電を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来例1であれ
ば、除電ブラシを排紙ローラ後に付けるためには、構造
的に複雑になり、除電ブラシを接地するために金属製の
取付板を設ける必要があり、金属製の取付板や除電ブラ
シが必要で部品点数が多くなり、しかも、除電ブラシの
ブラシ毛が抜け、両面印刷等を行う際に、用紙の裏面に
ブラシ毛が付着したままになると、このブラシ毛の付着
が原因となる印刷不良が発生する虞れがあった。
【0005】また、上記の従来例2であれば、搬送され
る用紙の先端が環状体の針状の突起に当接するので、用
紙にダメージが与えられ用紙先端が変形し、ジャム発生
の原因となる虞れがあった。また、環状体を用紙の搬送
方向と直交する方向に多数設けなければ、用紙の均一な
除電を行うことができず、部品点数が増すという問題が
あった。
【0006】本発明は上記の問題に鑑みなされたもので
あり、導電性の用紙ガイドに除電用突起を形成すること
により、部品点数の削減等を行うことを目的とするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに請求項1記載の定着装置の用紙除電装置は、定着装
置による定着後の用紙を排紙手段に導く用紙ガイドを備
え、該用紙ガイドを導電性部材により形成し、該用紙ガ
イドの用紙ガイド側に用紙と接触し用紙の除電を行う除
電用突起を一体形成し、上記用紙ガイドを接地してい
る。
【0008】請求項2記載の定着装置の用紙除電装置
は、上記用紙ガイドの除電用突起に隣接して用紙ガイド
用突起を形成している。
【0009】請求項3記載の定着装置の用紙除電装置
は、上記定着装置の搬送手段による用紙搬送速度よりも
上記排紙手段による用紙搬送速度を搬送される用紙が上
記用紙ガイドの除電用突起に安定して接触するように速
くしている。
【0010】
【発明の実施の形態】まず、本発明の用紙除電装置を用
いる画像形成装置である両面印刷装置の基本構成を図4
及び図5とともに説明する。図4は両面印刷装置の全体
を示す断面図、図5は両面印刷装置の右側部の断面図で
あり、図4及び図5により両面印刷装置の概略動作を機
構面を中心に説明する。
【0011】両面印刷装置20は、用紙30の一方表面
及び他方表面の少なくとも一方に画像を印刷する。以
降、用紙30のうち最初に画像が印刷される表面を「表
表面」、2度目に画像が印刷される表面を「裏表面」と
称する。両面印刷装置20は片面印刷モードおよび両面
印刷モードにおいて、画像の印刷を行うことができる。
片面印刷モードでは、用紙30の表表面だけに画像が印
刷される。両面印刷モードでは、用紙30の表表面およ
び裏表面に画像が印刷される。
【0012】まず、両面印刷装置20の構成の概略を述
べる。この両面印刷装置20は、大きく印刷装置本体2
1と、感光体ユニット22と、前扉23から構成され
る。感光体ユニット22は、印刷装置本体21の上部に
設けられる。前扉23は、両面印刷装置20の右側部に
設けられる。
【0013】以後、対象とする構成要件に対して、矢符
y1方向にある構成要件およびその部分を「上」と称
し、矢符y2方向にある構成要件およびその部分を
「下」と称する。また、対象とする構成要件に対して、
矢符x1方向にある構成要件およびその部分を「右」と
称し、矢符x2方向にある構成要件およびその部分を
「左」と称する。さらに、対象とする構成要件に対し
て、画像を印刷すべき用紙の供給、搬送および排紙方向
の上流側にある構成要件およびその部分を「一方」と称
し、下流側にある構成要件およびその部分を「他方」と
称する。
【0014】感光体ユニット22は、感光体ドラム2
4、帯電用放電器25および廃トナーボックスを含むク
リーナユニット26を内蔵する。感光体ユニット22は
使い捨てキットであり、印刷装置本体21に着脱自在に
設けられている。前扉23は、前扉23の下部に設けら
れているピン23aを回転中心として角変位自在に取り
付けられている。従って、前扉23は、印刷装置本体2
1に対して矢符C1およびC2方向に角変位して開閉す
ることができる。
【0015】印刷装置本体21の下部には、給紙手段3
4が設けられている。この給紙手段34は、用紙トレイ
28、載置部材31、給紙ローラ32、および付勢部材
33を含んで構成される。用紙30は、用紙トレイ28
内の載置部材31の上面に、複数枚積重して収納され
る。載置部材31の印刷装置本体21左側部寄りの一方
端部は、用紙トレイ28の側面に、底面から離反する方
向および近接する方向に角変位自在となるようにピン結
合される。載置部材31の他方端部側の上方には、断面
形状が略半円状で回転軸線方向に複数のローラを有する
給紙ローラ32が設けられる。また、載置部材31の他
方端部は、付勢手段33によって、用紙トレイ28の底
面から離反する方向、例えば上方に押し上げられる。付
勢手段33は、積重された用紙30と給紙ローラ32と
の間が予め定める一定の距離を保つように載置部材31
の他方端部を付勢する。
【0016】例えば、両面印刷装置20の上部筺体に取
り付けられるスタートボタンが操作者によって押される
と、画像の印刷が開始される。このとき操作者は、片面
印刷および両面印刷のいずれか一方を選択する。印刷が
開始されると、給紙手段34は給紙ローラ32を回転さ
せる。給紙ローラ32が1回転すると、載置部材31の
最も上方に載置される一枚の用紙30が、印刷装置本体
21の右側部へ向かう給紙方向Dに搬送される。
【0017】両面印刷装置20の右側部には、第1案内
手段35が設けられている。第1案内手段35は、給紙
手段34から給紙方向D方向に送られる用紙30を、給
紙方向Dとは反対方向となる第1搬送方向Eに反転させ
て第1搬送経路L1に案内する。第2案内手段38は、
第1搬送方向E下流側に第1搬送経路L1に交差して設
けられている。この第2案内手段38は、第1搬送経路
L1に沿って第1搬送方向Eに搬送される用紙30を、
本体右側部に略平行な第2搬送経路L2に案内する。第
1搬送経路L1の第1案内手段36と第2案内手段38
との間の部分には、第1搬送手段39が設けられる。第
1搬送手段39は、用紙30を第2案内手段38に搬送
する。
【0018】第2案内手段38の上方には、現像・転写
手段40が第2搬送経路L2に介在されて設けられる。
現像・転写手段40は、用紙30の表表面または裏表面
にトナー像を形成する。さらに、現像・転写手段40の
上方には、定着手段41が第2搬送経路L2に介在され
て設けられている。定着手段41は、用紙30に転写さ
れたトナー像をその表面に定着させる。これによって、
用紙30の表表面または裏表面に所望の画像が印刷され
る。第2搬送経路L2の定着手段41の上側には、クリ
ーナ42が介在される。
【0019】第2搬送経路L2の定着手段41よりも下
流側には、第3案内手段43が設けられる。第3案内手
段43は、後述するように、揺動軸44を中心として角
変位する揺動片45を有する。この揺動片45の角変位
は、定着手段41の上方の検出手段46によって検出さ
れる。第3案内手段43は、後述するように、画像が印
刷された用紙30を排紙経路L4に案内する。かつ、両
面印刷を行うとき、用紙30を排紙経路L4から第3案
内経路L3に案内する。
【0020】第3案内経路L3を介して裏表を反転され
た用紙30は、第1案内ローラ47と第2案内ローラ4
8とに挟持されて、給紙方向Dに送られる。用紙30が
第1案内手段35に至ると、第1案内手段35に案内さ
れて搬送方向が反転し、さらに第1搬送経路L1を搬送
される。
【0021】クリーナ42よりも排紙方向F下流側の排
紙経路L4には、第2搬送手段49が設けられる。用紙
30の表表面および裏表面の少なくとも一方への印刷が
終了すると、用紙30は排紙経路L4に搬送される。第
2搬送手段49は、排紙経路L4に沿って排紙方向Fに
案内される用紙30を、さらに排紙方向Fに搬送する。
例えば、印刷が終了して用紙30を排紙するとき、用紙
30の排紙方向F上流側の一方端部から下流側の他方端
部までを、第2搬送経路L2よりも下流側の排紙経路L
4に搬送する。これによって、用紙30は、第2搬送手
段49によって排紙方向F下流側の印刷装置本体21に
形成される排紙口27から排紙される。
【0022】両面印刷モードでの印刷を行う場合であっ
て用紙30の表表面だけの印刷が終了したとき、第2搬
送経路L2から排紙された用紙30は、まず排紙方向F
に向かって排紙される。用紙30の他方端部が第2搬送
手段49に至る前に、第2搬送手段49の回転方向を逆
転させる。これによって、用紙30は第3案内手段43
の排紙方向Fとは反対方向になる再給紙方向Gに搬送さ
れ、第3案内手段45によって第3搬送経路L3に沿っ
て案内される。
【0023】第3搬送経路45の再給紙方向G下流側に
は、第4案内部材50が設けられている。第4案内部材
50は、再給紙方向Gに搬送される用紙30を第3案内
経路L3に沿って案内する。第3案内経路L3は、第2
搬送経路L2に略平行でかつ第2搬送経路L2よりも両
面印刷装置20の右側部寄りに設けられる。
【0024】第3案内経路L3の定着手段41に近接す
る位置には、用紙30を搬送する第3搬送手段51が設
けられる。第3搬送手段51の下方には、第5案内手段
52が設けられる。第5案内手段52は、第3搬送手段
51から搬送される用紙30を、第1搬送経路L1に近
接するにつれて、第1搬送方向下流側の第1搬送経路L
1の傾きに沿うように傾斜させて案内する。これによっ
て、第3案内経路L3を搬送された用紙30は、第1搬
送手段39よりも上流側の第1搬送経路L1に搬送され
る。このとき、用紙30は、給紙手段34から搬送され
たときと逆の面が上側を向く状態で、第1搬送経路L1
に送られる。
【0025】ゆえに、例えば、片面印刷モードでの印刷
を行うとき、用紙30は、給紙手段34から第1搬送経
路L1を経て第2搬送経路L2の現像・転写手段40に
搬送される。現像・転写手段40において画像のトナー
像が用紙30に転写されると、さらに第2搬送経路L2
を搬送されて、定着手段41でトナー像が用紙表面に定
着される。この用紙30は、第2搬送経路L2から排紙
経路L4に搬送されて、第2搬送手段49によって排紙
口27から両面印刷装置20外部に排出される。
【0026】また、両面印刷モードでの印刷を行うと
き、表表面に画像が印刷されると、用紙30は一旦第2
搬送経路L2から排紙方向Fに搬送されて、排紙経路L
4に至る。排紙経路L4の第2搬送手段49は、この用
紙30が排紙口27から排紙される前に、用紙30を再
給送方向Gに搬送する。これによって、用紙30は排紙
経路L4から第3搬送経路L3を経て、第1搬送経路L
1に戻される。このとき用紙30は裏返しとなるので、
この用紙30が第1搬送経路L1に戻される。このとき
用紙30は裏返しとなるので、この用紙30が第1搬送
経路L1を経て第2搬送経路L2に搬送されると、用紙
30の裏表面に画像が印刷される。裏表面に画像が印刷
された用紙30は、第2搬送経路L2から排紙経路L4
に搬送され、排紙口27から両面印刷装置20外部に排
出される。
【0027】次に前述に各構成と作用について詳述す
る。
【0028】第1案内手段35は、下第1案内部材53
と、湾曲した板状の第1案内板36とから構成される。
下第1案内部材53は、用紙30を上方に案内するため
の下案内面53aを有する。第1案内板36は、下案内
面53aに連なり、下案内面53aに案内された用紙3
0を第1搬送方向に案内するための上案内面36aを有
する。
【0029】下案内部材53には、複数のローラが回転
軸線方向に予め定める間隔をあけて回転駆動する第1案
内ローラ47が、下第1案内面53aに臨んで設けられ
ている。第1案内ローラ47の各ローラの間に対応し、
下方から第1案内ローラ47に対して、第2案内ローラ
48が設けられている。第2案内ローラ48は、例えば
バネなどによって付勢された複数のローラを有する。給
紙手段34から給紙された用紙30は、まず第1案内ロ
ーラ47と第2案内ローラ47とに挟持されて、給紙方
向Dに送られる。用紙30が第1案内手段35に至る
と、第1案内手段35に案内されて搬送方向が反転し、
さらに第1搬送経路L1を搬送される。
【0030】第1案内板36には給紙検出手段54が設
けられる。給紙検出手段54には、センサ55と、セン
サ55に連結された作動片56とが設けられる。センサ
55は、第1案内板55の下部に設けられる。作動片5
6は、第1案内面の上方に突出し、その遊端部56aが
第1搬送経路L1に沿って搬送される用紙30によって
角変位する。例えば、第1案内手段35に案内された用
紙30は、第1案内板36に沿って案内されるとき給紙
検出手段54の作動片56を押圧して角変位させる。セ
ンサ55は光センサである。例えば受光素子と発光素子
との間を作動片56によって遮断することによって、セ
ンサ55はONとなる。これによって、給紙検出手段5
4は、用紙30の供給を検出する。作動片56を押圧し
た用紙30は、第1搬送手段39へ案内される。
【0031】第1搬送手段39は、給紙検出手段54の
第1搬送方向E下流側に近接して設けられる。第1搬送
手段39は、第1搬送ローラ57aと従動ローラ57b
とからなる。第1搬送ローラ57aは、第1搬送経路L
1に下方から臨み、回転駆動する。従動ローラ57b
は、第1搬送経路L1の上方から第1搬送ローラ57a
に当接し、第1搬送ローラ57aに従動して回転する。
【0032】第1搬送ローラ57aおよび従動ローラ5
7bは、符号zで示す回転軸線方向に伸びる回転軸に間
隔をあけて複数設けられるローラをそれぞれ有する。回
転軸線方向は、給紙方向Dおよび第1搬送方向Eを含む
仮想平面に垂直な法線方向であり、この仮想平面は、図
4および図5の紙面と平行な面である。第1搬送ローラ
57aの各ローラは、対応する従動ローラ57bのロー
ラとに外周面が互いに当接するようにそれぞれ設けられ
る。
【0033】給紙検出手段54のセンサ55がONとな
ると、第1搬送ローラ57aの回転が一瞬止められる。
これによって、第1搬送手段39に案内された用紙30
の先端位置が捕らえられる。この後、用紙30は、第1
搬送ローラ57aと従動ローラ57bに挟持されて、第
1搬送経路L1に沿って第2案内手段38に向かって搬
送される。
【0034】第2案内板38は、第2案内面37を有す
る第2案内板58と、支持部材59とを有し、第2案内
板58が角変位自在となるように構成される。第2案内
板58の基端部58aは第1搬送手段39に近接して設
けられ、遊端部58bは感光体ドラム24に向いて取り
付けられる。支持部材59は、第2案内板58の基端部
58aに設けられ、前記仮想平面に垂直な揺動軸を支持
する。第1搬送手段39によって搬送された用紙30は
この第2案内手段38の第2案内面37に沿った方向に
搬送されるように案内される。これによって、用紙30
は、感光体ドラム24に案内される。
【0035】現像・転写手段40は感光体ユニット2
2、転写用放電器60、現像ユニット61する。感光体
ユニット22の第2搬送経路L2寄りの一側部には、直
円筒状の感光体ドラム24、帯電用放電器25、および
クリーナユニット26とが備えられる。帯電用放電器2
5は、感光体ドラム24の外周面に近接して設けられ、
感光体ドラム24の表面に印刷するべき画像の静電潛像
を形成する。この感光体ユニット22の上部には、図4
に示すように、排紙口27から排紙された用紙30を受
ける排紙トレイ29が設けられる。排紙トレイ29は、
図4では仮想線で示される。
【0036】現像ユニット61は、現像貯溜槽61撹拌
槽61b、および現像ローラ61cとを有する。現像貯
溜槽61aには、現像剤であるトナー剤が貯溜される。
撹拌槽61bでは、現像貯溜槽61aから供給されるト
ナー剤が撹拌される。現像ローラ61cは、撹拌槽61
b内に備えられ、現像ユニット61が印刷装置本体21
に装着された状態において感光体ドラム24の下方に僅
かな間隔をあけて配置される。現像ローラ61cは、感
光体ドラム24に静電潛像が形成されると、その外周面
に磁気的に吸着されたトナー剤の穂立ちを感光体ドラム
24の外周面に摺接させる。これによって、帯電用放電
器25によって感光体ドラム24の表面に形成された静
電潛像が顕像化される。
【0037】前述した転写用放電器60は、感光体ドラ
ム24と第2搬送経路L2を挟んで対向して配置され
る。感光体ドラム24の表面に形成されたトナー像は、
転写用放電器60によって、感光体ドラム24の表面か
ら用紙30の表面に転写される。こうしてトナー像が転
写された用紙30が、第2搬送経路L2に沿って搬送さ
れる。
【0038】現像・転写手段40と定着手段41との間
の第2搬送経路L2には、第2搬送経路L2に沿う形状
の案内部材62が設けられる。用紙30は、この案内部
材62の第2搬送経路L2側表面に沿って搬送される。
この案内部材62は、上方になるにつれて僅かに第3搬
送経路L3寄りに傾斜している。したがって、現像・転
写手段40から供給された用紙30は、感光体ユニット
22側へ撓んで第2搬送経路L2から大きく外れること
なく、定着手段41へ案内される。
【0039】定着手段41は、案内部材62の上方に、
第2搬送経路L2に関して第3搬送経路L3寄りに設け
られる。定着手段41は、加圧ローラ63とヒートロー
ラ64とから構成される。加圧ローラ63は、第2搬送
経路L2と第3搬送経路L3との間に設けられる取付フ
レーム63aに取り付けられる。ヒートローラ64は、
第2搬送経路L2に関して加圧ローラ63とは反対側に
設けられる。予め定める定着温度に昇温される。加圧ロ
ーラ63とヒートローラ64とは、それぞれ前記符号z
で示す回転軸線方向に平行な回転軸線を有する円筒状の
部材である。加圧ローラ63とヒートローラ64とは、
軸線に水平な側面が相互に接している。用紙30は、ト
ナー像が転写された表面がヒートローラ64に接するよ
うに、加圧ローラ63,ヒートローラ64間を通過す
る。これによって、用紙30の表面のトナー像が定着さ
れ、所望の画像が印刷される。画像が印刷された用紙3
0は加圧ローラ63,ヒートローラ64によって、第3
案内手段43へ搬送される。
【0040】本発明の用紙除電装置を用いた両面印刷装
置の実施形態を図1乃至図3とともに説明する。本発明
の実施形態の両面印刷装置の基本構造は上記で説明した
両面印刷装置と同様であり、基本部分の詳細な説明は省
略する。
【0041】本発明の用紙除電装置は、定着手段41の
加圧ローラ62とヒートローラ63の下流側に排紙手段
である第2搬送手段49に導く上側用紙ガイド1が設け
られ、該上側用紙ガイド1に対向する位置にヒートロー
ラ63より用紙40を剥離させる剥離爪を有した下側用
紙ガイド2が設けられ、上側用紙ガイド1と下側用紙ガ
イド2との間に排紙経路L4が形成されている。
【0042】上記上側用紙ガイド1及び下側用紙ガイド
2は導電性の樹脂で形成されて接地され、夫々の排紙経
路L4側の表面の上記第2搬送手段49側に円錐状の除
電用突起3とこの除電用突起3よりも高さの高いリブ4
を用紙40の搬送方向に対して直交する方向に交互に一
体に形成している。上記除電用突起3はその形成部分
(一部分)に千鳥状に複数個形成されている。
【0043】このような構成において、定着手段41の
加圧ローラ63とヒートローラ64で画像が定着された
用紙40が下側用紙ガイド2でヒートローラ64で剥離
され、その後、用紙40の先端が下側用紙ガイド2と上
側用紙ガイド1とにガイドされ、第2搬送手段49によ
り排紙される。このとき、用紙40の先端は上側用紙ガ
イド1,下側用紙ガイド2により案内されるが、用紙は
自重により第2搬送手段49に入紙する手前までは下側
用紙ガイド2のリブ4により案内されて搬送される。
【0044】そして、第2搬送手段49に用紙40がか
み込むと、第2搬送手段49の搬送力により搬送されて
排紙される。このとき、第2搬送手段49による搬送速
度が上記定着手段41による搬送速度よりも速く制御さ
れているので、用紙40は第2搬送速度49と定着手段
41との間で常に張力が加えられた状態となり、弛みの
ない張られた状態となり、上側用紙ガイド1及び下側用
紙ガイド2のリブ4に安定した状態で当接し、用紙40
は確実に除電が行われる。
【0045】
【発明の効果】請求項1の定着装置の用紙除電装置によ
れば、導電性部材により形成された用紙ガイドに除電用
突起を一体に形成されているので、少ない部品点数で除
電効果の低下を防ぎ安定した除電効果を得ることができ
る。また、従来の除電ブラシのようにブラシ毛の抜けに
よる両面画像形成時の画像形成不良を確実に防止するこ
とができる。
【0046】請求項2の定着装置の用紙除電装置によれ
ば、除電用突起に隣接して形成された用紙ガイド用突起
により用紙のガイドを行っているので、用紙にダメージ
を与えることがなく、用紙の変形を防止してジャムの発
生を確実に防止することができる。
【0047】請求項3の定着装置の用紙除電装置によれ
ば、排紙手段の用紙搬送速度を定着手段の用紙搬送速度
よりも速くしているので、用紙が常に張力が加えられた
状態となり、弛みのない張られた状態となり、用紙ガイ
ドに安定した状態で当接し確実に用紙の除電が行われ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の定着装置の用紙除電装置の実施形態を
用いた両面印字装置の断面図である。
【図2】図1の用紙除電装置近傍の拡大断面図である。
【図3】図1の用紙除電装置の斜視図である。
【図4】定着装置を用いた両面印字装置の基本となる構
造を示す断面図である。
【図5】図4の部分拡大断面図である。
【図6】従来の用紙除電装置の従来例1を示す断面図で
ある。
【図7】従来の用紙除電装置の従来例2を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 上側用紙ガイド 2 下側用紙ガイド 3 除電用突起 4 リブ 41 定着装置 49 第2搬送手段(排紙手段) 63 加圧ローラ 64 ヒートローラ L4 排紙経路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定着装置による定着後の用紙を排紙手段
    に導く用紙ガイドを備え、 該用紙ガイドを導電性部材により形成し、 該用紙ガイドの用紙ガイド側に用紙と接触し用紙の除電
    を行う除電用突起を一体形成し、 上記用紙ガイドを接地したことを特徴とする定着装置の
    用紙除電装置。
  2. 【請求項2】 上記用紙ガイドの除電用突起に隣接して
    用紙ガイド用突起を形成したことを特徴とする請求項1
    記載の定着装置の用紙除電装置。
  3. 【請求項3】 上記定着装置の搬送手段による用紙搬送
    速度よりも上記排紙手段による用紙搬送速度を搬送され
    る用紙が上記用紙ガイドの除電用突起に安定して接触す
    るように速くしたことを特徴とする請求項1記載の定着
    装置の用紙除電装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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