JP7220498B2 - 掴み工具 - Google Patents

掴み工具 Download PDF

Info

Publication number
JP7220498B2
JP7220498B2 JP2022505076A JP2022505076A JP7220498B2 JP 7220498 B2 JP7220498 B2 JP 7220498B2 JP 2022505076 A JP2022505076 A JP 2022505076A JP 2022505076 A JP2022505076 A JP 2022505076A JP 7220498 B2 JP7220498 B2 JP 7220498B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotation
gripping
link
link arm
movable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2022505076A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2021176973A1 (ja
Inventor
隆 小倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nagaki Seiki Co Ltd
Original Assignee
Nagaki Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nagaki Seiki Co Ltd filed Critical Nagaki Seiki Co Ltd
Publication of JPWO2021176973A1 publication Critical patent/JPWO2021176973A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7220498B2 publication Critical patent/JP7220498B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J9/00Programme-controlled manipulators
    • B25J9/10Programme-controlled manipulators characterised by positioning means for manipulator elements
    • B25J9/106Programme-controlled manipulators characterised by positioning means for manipulator elements with articulated links
    • B25J9/1065Programme-controlled manipulators characterised by positioning means for manipulator elements with articulated links with parallelograms
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G1/00Methods or apparatus specially adapted for installing, maintaining, repairing or dismantling electric cables or lines
    • H02G1/02Methods or apparatus specially adapted for installing, maintaining, repairing or dismantling electric cables or lines for overhead lines or cables
    • H02G1/04Methods or apparatus specially adapted for installing, maintaining, repairing or dismantling electric cables or lines for overhead lines or cables for mounting or stretching
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25BTOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
    • B25B5/00Clamps
    • B25B5/04Clamps with pivoted jaws
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25BTOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
    • B25B5/00Clamps
    • B25B5/14Clamps for work of special profile
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25BTOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
    • B25B5/00Clamps
    • B25B5/14Clamps for work of special profile
    • B25B5/147Clamps for work of special profile for pipes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J15/00Gripping heads and other end effectors
    • B25J15/0033Gripping heads and other end effectors with gripping surfaces having special shapes
    • B25J15/0038Cylindrical gripping surfaces

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Robotics (AREA)
  • Electric Cable Installation (AREA)
  • Clamps And Clips (AREA)
  • Manipulator (AREA)
  • Gripping On Spindles (AREA)
  • Fishing Rods (AREA)

Description

本発明は、掴み工具に関する。
従来から、線状体を掴んだ状態で保持することで、この線状体に取り付けられる掴み工具が知られている。特許文献1は、この種の掴み工具である、電線切分工具の電線把持部を開示する。
特許文献1の電線把持部は、受片が一体に形成された装着部と、2本の揺動レバーと、把持部と、を備える。2本の揺動レバーは、それぞれ、装着部に一端側で回動自在に枢支されている。把持部は、2本の揺動レバーの一方への回動により、受片との間で電線を掴持する。そして、掴線器は、このような線状体の掴持後に当該掴持が解除されることを防止するために、作動部の他方への回動を規制するロック手段を更に備える。ロック手段は、操作環が回転操作されることで、2本の揺動レバーのうち一方の揺動レバーに作用して、この揺動レバーが回転しないように回転の規制を行う。
特開2013-176285号公報
上記特許文献1のような構成において、ロック手段は、一般的に、一方の揺動レバーの一部に対して進退移動操作可能に設けられたネジ軸を有し、ネジ軸の進出移動操作によりネジ軸先端が一方の揺動レバーに当接して当該一方の揺動レバーの他方向への回転を規制するように構成される。従って、ロック手段を用いて一方の揺動レバーの回転の規制を行うときには、ネジ軸の回転操作を行う必要がある。そのため、掴線器を線状体に取り付ける作業を行う際、ネジ軸を回転操作することは非常に手間が掛かり、改善の余地があった。
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その目的は、簡単な操作でリンク部材の回転を規制することができる掴み工具を提供することにある。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の観点によれば、以下の構成の掴み工具が提供される。即ち、この掴み工具は、本体部と、リンク部材と、連結部材と、固定側掴み部と、可動側掴み部と、操作部と、を備える。前記リンク部材は、前記本体部に回転可能に支持される。前記連結部材は、前記リンク部材に連結される。前記固定側掴み部は、前記本体部に設けられる。前記可動側掴み部は、前記固定側掴み部と対向するように前記リンク部材に連結され、前記連結部材の移動に連動して前記固定側掴み部に対して近接又は離間する方向に移動可能である。前記操作部は、前記連結部材に回転可能に設けられる。前記掴み工具は、前記固定側掴み部と前記可動側掴み部とにより線状体を掴んで保持する。前記掴み工具は、前記リンク部材の回転、又は、前記リンク部材の回転に連動する別の部材の回転に関し、ある方向の回転を阻止し、反対方向の回転を許容するワンウェイクラッチを備える。前記ワンウェイクラッチが回転を阻止することで、前記可動側掴み部が前記固定側掴み部に対して近接する方向の移動及び離間する方向の移動のうち何れか一方が規制される。前記操作部は、前記リンク部材に接触可能な接触部を有する。前記接触部は、前記操作部の操作に応じて、円弧状の軌跡に沿って移動する。前記接触部が前記リンク部材に接触しているとき、前記可動側掴み部が前記固定側掴み部に対して離間する方向に移動するのに連動して、当該リンク部材は前記接触部を押す。前記ワンウェイクラッチは、前記リンク部材によって前記接触部が押されることに伴う前記操作部の回転を阻止し、反対方向の回転を許容する。
これにより、ワンウェイクラッチを用いて、リンク部材の回転を実質的に規制することができる。従って、作業性に優れる。また、線状体の太さが様々に異なっても、回転の規制を確実に行うことができる。接触部とワンウェイクラッチによる2重のロックを簡単に実現することができる。
前記の掴み工具においては、前記接触部が前記リンク部材に近づく方向に前記操作部を回転付勢する付勢部材を備えることが好ましい。
これにより、操作部の回転操作を行わなくても、リンク部材を回転させるだけで、上記の2重のロックを実現することができる。
前記の掴み工具においては、前記ワンウェイクラッチによる回転の阻止を解除する切換操作、又は、回転を阻止する方向を反転する切換操作が可能に構成されていることが好ましい。
これにより、リンク部材の回転規制を簡単に解除することができる。
前記の掴み工具においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記ワンウェイクラッチは、ラチェットホイールと、爪部材と、弾性部材と、を備える。前記ラチェットホイールは、前記連結部材に対して固定的に配置される。前記爪部材は、前記操作部に対して回転可能に支持される。前記弾性部材は、前記爪部材に作用する弾性力を生じさせる。
これにより、ワンウェイクラッチを簡単な構成で実現することができる。
前記の掴み工具においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記リンク部材は複数設けられる。前記本体部と、前記リンク部材と、前記連結部材とにより、平行リンク機構が構成される。
これにより、リンク部材が回転しても連結部材の姿勢が一定であるので、簡単な構成で、リンク部材の回転規制を確実に行うことができる。
本発明の一実施形態に係る掴線器の全体的な構成を示す側面図。 掴線器における規制部の構成を詳細に示す断面斜視図。 図1に対応する状態を示す規制部の断面図。 図1の状態から連結部材が引っ張られ、線状体が掴まれた様子を示す側面図。 操作レバーによるロックが行われる前の規制部の様子を示す断面図。 操作レバーによるロックが行われた後の規制部の様子を示す断面図。 掴線器の第1変形例を示す側面図。 掴線器の第2変形例を示す側面図。
次に、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。先ず、図1を参照して、本発明の一実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る掴線器1の全体的な構成を示す側面図である。
図1に示す掴線器(掴み工具)1は、線状体(電線、ワイヤ等)3を掴むことができる工具である。掴線器1は、例えば、線状体3に関する工事が行われる場合に当該線状体3を引っ張る装置(張線装置)に適用される。この装置の使用時に、掴線器1は、線状体3を掴んで、当該線状体3に取り付けられる。
例えば電線工事において、線状体3としての電線は水平方向に張られており、掴線器1は、この線状体3を上下方向で挟み込むために用いられる。以下では、線状体3の長手方向を前後方向と呼び、前後方向及び上下方向の何れにも垂直な方向を左右方向と呼ぶことがある。ただし、この呼び方は便宜的なものであって、各部の位置関係等を限定するものではない。
図1に示すように、掴線器1は、本体部5と、2つのリンクアーム(リンク部材)7と、固定側掴線部(固定側掴み部)9と、可動側掴線部(可動側掴み部)11と、規制部13と、を備える。
本体部5は、掴線器1を構成する各種の部品が取り付けられるベースとなる部分である。本体部5には、固定側掴線部9が一体的に形成されている。
固定側掴線部9は、前後方向に延びるように設けられている。固定側掴線部9の下面には、前後方向に細長く形成された第1溝部15が形成されている。第1溝部15は、下側を開放させており、線状体3の上部を収容することができる。
2つのリンクアーム7は、前後方向に適宜の間隔をあけて配置されている。2つのリンクアーム7の構成は実質的に同一である。以下、2つのリンクアーム7について、これらのうち前後方向一側に位置するものを第1リンクアーム7Aと呼び、前後方向他側に位置するものを第2リンクアーム7Bと呼ぶ。
第1リンクアーム7A及び第2リンクアーム7Bは、それぞれ、本体部5から下方へ突出するように設けられている。第1リンクアーム7Aは、本体部5に、第1軸21を中心として回転可能に支持されている。第2リンクアーム7Bは、本体部5に、第2軸23を中心として回転可能に支持されている。
可動側掴線部11は、前後方向に延びるように設けられている。可動側掴線部11の上面には、前後方向に細長く形成された第2溝部25が形成されている。第2溝部25は、上側を開放させており、線状体3の下部を収容することができる。
可動側掴線部11は、固定側掴線部9より下方に配置されている。可動側掴線部11は、第2溝部25の開放部分が固定側掴線部9の第1溝部15の開放部分と上下方向で対面するように配置されている。
可動側掴線部11は、第1軸21及び第2軸23のそれぞれよりも上方に配置されている。可動側掴線部11は、第1リンクアーム7Aにおいて第1軸21に対して前後方向一側に離れた位置と、第2リンクアーム7Bにおいて第2軸23に対して前後方向一側に離れた位置と、を連結する。可動側掴線部11は、第1リンクアーム7A及び第2リンクアーム7Bのそれぞれに対して回転可能に取り付けられる。本体部5と、第1リンクアーム7Aと、第2リンクアーム7Bと、可動側掴線部11と、により平行リンク機構が構成される。
第1リンクアーム7Aの下端部と第2リンクアーム7Bの下端部とを連結するように、連結部材27が設けられている。連結部材27は、細長く形成されており、その長手方向を概ね前後方向に向けて配置されている。
第1リンクアーム7Aにおいて第1軸21よりも下方に離れた位置に、第3軸31が配置されている。第2リンクアーム7Bにおいて第2軸23よりも下方に離れた位置に、第4軸33が配置されている。連結部材27の長手方向一端部は、第3軸31に回転可能に取り付けられる。連結部材27の長手方向途中部は、第4軸33に回転可能に取り付けられる。本体部5と、第1リンクアーム7Aと、第2リンクアーム7Bと、連結部材27と、により平行リンク機構が構成される。
連結部材27の長手方向他端部は、前述の装置(張線装置)に連結可能に構成されている。装置は、当該装置に連結された連結部材27を引っ張ることができる。
この構成で、連結部材27が移動すると、第1リンクアーム7Aが第1軸21を中心として回転し、かつ、第2リンクアーム7Bが第2軸23を中心として回転する。これに伴って、第1リンクアーム7A及び第2リンクアーム7Bのそれぞれに連結される可動側掴線部11が、固定側掴線部9に対して近接又は離間するように、概ね上下方向に移動する。可動側掴線部11が固定側掴線部9に対して近接するように移動することで、固定側掴線部9と可動側掴線部11とによって線状体3を掴んで保持することができる。
以下では、第1リンクアーム7A及び第2リンクアーム7Bが回転する方向のうち、可動側掴線部11を固定側掴線部9に近接させる方向を「掴み方向」と呼び、反対の方向を「離し方向」と呼ぶことがある。図1において、掴み方向は時計方向であり、離し方向は反時計方向である。
規制部13は、第2リンクアーム7Bと連結部材27との間に設けられている。規制部13は、前述の平行リンク機構において第2リンクアーム7Bの動作(第2軸23を中心とする回転)を規制することにより、可動側掴線部11が固定側掴線部9から不意に離れないように保持することができる。
次に、図2から図6までを参照して、規制部13の構成について説明する。図2は、掴線器1における規制部13の構成を詳細に示す断面斜視図である。図3は、図1に対応する状態を示す規制部13の断面図である。図4は、図1の状態から連結部材27が引っ張られ、線状体3が掴まれた様子を示す側面図である。図5は、操作レバー41によるロックが行われる前の規制部13の様子を示す断面図である。図6は、操作レバー41によるロックが行われた後の規制部13の様子を示す断面図である。
本実施形態では、連結部材27は、図2に示すように、第1部材37と、第2部材39と、を有している。第1部材37及び第2部材39は、互いに対応した形状となっており、概ね左右対称に構成されている。第1部材37及び第2部材39は、左右方向に適宜の間隔をあけて配置され、互いに固定されている。第1部材37と第2部材39の間の空間に、第1リンクアーム7Aの下端部及び第2リンクアーム7Bの下端部が配置されている。規制部13の構成を分かり易く示すために、図2及び図3等では、連結部材27の一部又は全部が鎖線で透視的に示されている。
前述の規制部13は、連結部材27の長手方向中途部に相当する位置において、第1部材37と第2部材39の間の空間に配置されている。図2及び図3に示すように、規制部13は、操作レバー(操作部)41と、ラチェット機構(ワンウェイクラッチ)47と、を備える。
操作レバー41は、細長い部材として構成されている。操作レバー41の長手方向中途部には、左右方向に延びる回転軸53が取り付けられている。操作レバー41は、この回転軸53を介して、第1部材37及び第2部材39に対して回転可能に支持されている。
操作レバー41の長手方向一端部は、連結部材27よりも下方に突出している。この突出部分の端部には、工具等を挿入可能な操作孔51が形成されている。掴線器1の使用者は、操作孔51に挿入された工具等を用いて、操作レバー41を、回転軸53を中心として回転操作することができる。
操作レバー41において、操作孔51が形成されている側と反対側の端部には、接触部43が一体的に形成されている。接触部43は、操作レバー41と一体的に回転する。従って、操作レバー41を回転操作することにより、接触部43は、回転軸53を中心とした円弧状の軌跡に沿って移動する。
接触部43は、第2リンクアーム7Bでの第2軸23と第4軸33の間の部分に接触することができる。このとき、第2リンクアーム7Bにおいて接触部43と当たる面は、第2リンクアーム7Bの掴み方向下流側の面である。
ラチェット機構47は、連結部材27と操作レバー41との間に設けられている。ラチェット機構47は、操作レバー41が連結部材27に対して相対回転しないように当該操作レバー41を保持することができる。
具体的には、ラチェット機構47は、図2及び図3に示すように、ラチェットホイール61と、爪部材63と、押圧部59と、を備える。
ラチェットホイール61は、連結部材27に固定されている。ラチェットホイール61は、径方向に突出する複数の歯部71を有する。複数の歯部71は、ラチェットホイール61の外周に周方向で並べて設けられている。ラチェットホイール61の軸線は、回転軸53の軸線と一致する。
爪部材63は、操作レバー41に支軸73を中心として回転可能に支持されている。爪部材63は、ラチェットホイール61と結合可能に構成されている。爪部材63は、第1爪部75及び第2爪部76を有している。第1爪部75と第2爪部76は、ほぼ同一の形状を有し、対称的に配置される。第1爪部75及び第2爪部76のそれぞれは、ラチェットホイール61の歯部71と噛み合うことができる。第1爪部75及び第2爪部76のうち何れか一方が、押圧部59によって、ラチェットホイール61の歯部71と噛み合うように押圧される。図2及び図3には、押圧部59の押圧によって、第1爪部75が歯部71と歯部71の間に入っている例が示されている。
押圧部59は、操作レバー41に設けられている。押圧部59は、爪部材63を挟んで、ラチェットホイール61と反対側に配置されている。押圧部59は、爪部材63を、支軸73に向かって常時押している。
押圧部59は、バネ(弾性部材)81と、鋼球(介在部材)83と、を有している。バネ81は、操作レバー41に形成されたバネ孔の内部に配置されている。鋼球83は、バネ81と爪部材63との間に設けられている。押圧部59は、バネ81の付勢力により、鋼球83を介して爪部材63をラチェットホイール61側へ押すようになっている。
爪部材63において、鋼球83に近い側には、尖り状の角部78が形成されている。爪部材63には、この角部78を挟んで配置された第1被押圧面79及び第2被押圧面80が形成されている。鋼球83は、被押圧面79,80を押すことができる。爪部材63の回転ストロークの全範囲にわたって、被押圧面79,80は、バネ81が鋼球83を押す方向に対して斜めに向いている。従って、押圧部59のバネ力は、爪部材63を何れかの方向に回転させる力に変換される。
爪部材63には、切換レバー77が更に形成されている。爪部材63は、切換レバー77が回転操作されることで支軸73を中心として回転する。この結果、角部78が鋼球83を乗り越えると、鋼球83が押す被押圧面79,80が切り換わる。従って、バネ81によって爪部材63が付勢される回転方向が切り換えられる。
図4には、可動側掴線部11が、固定側掴線部9との間で線状体3を掴んで保持した状態が示されている。図5は、図4の実線で描かれた規制部13の状態に対応している。この状態では、図5に示すように、押圧部59が第1被押圧面79を押圧した結果、歯部71と歯部71の間に第1爪部75が入っている。
図5の状態で、操作レバー41を時計方向に回転させる場合は、第1爪部75が押圧部59のバネ81を押し縮めるようにしながら歯部71を乗り越えるので、その回転が許容される。ただし、歯部71は小さいので、第1爪部75が歯部71を乗り越えるのに連動して爪部材63が回転しても、その回転ストロークは小さい。従って、第1爪部75が歯部71を乗り越える場合でも、角部78が鋼球83を乗り越えることはない。
従って、操作レバー41を、図5の位置から、図6の位置まで回転させることができる。操作レバー41の時計方向は、接触部43が第2リンクアーム7Bに近づく方向ということができ、接触部43が第2リンクアーム7Bに対して干渉を強める方向ということもできる。図6の位置では、接触部43が第2リンクアーム7Bに接触している。
一方、図5又は図6の状態で操作レバー41を反時計方向に回転させようとすると、爪部75がラチェットホイール61の歯部71に押されてラチェットホイール61に一層食い込むことになるため、その向きの回転は規制される。操作レバー41の反時計方向は、接触部43が第2リンクアーム7Bから離れる方向ということができ、接触部43が第2リンクアーム7Bに対して干渉を弱める方向ということもできる。
このように、ラチェット機構47によってワンウェイクラッチが構成され、操作レバー41は、接触部43が第2リンクアーム7Bに対して近づいて押す方向にのみ回転させることができる。
図6の状態で、接触部43は第2リンクアーム7Bに接触している。仮に、第2リンクアーム7Bがこの状態から第2軸23を中心として離し方向(図6の反時計方向)へ回転しようとしても、その回転は接触部43によって阻止される。
この理由は以下のとおりである。上述のとおり、連結部材27は平行リンク機構を構成しているので、第2リンクアーム7Bの回転にかかわらず連結部材27の姿勢は一定である。このことから、第2リンクアーム7Bが第2軸23を中心として図6の反時計方向に回転するのに伴って、連結部材27を基準として考えれば、第2リンクアーム7Bは必ず第4軸33を中心として反時計方向に相対回転することになる。しかし、そのような相対回転が接触部43によって規制されることは、図6を参照すれば明らかである。結局、図6の状態から第2リンクアーム7Bが第2軸23を中心として離し方向に回転することは、接触部43によって阻止される。
このように、ラチェット機構47は、ある方向に回転する外力が加えられても操作レバー41が回転しないように保持し、その結果、可動側掴線部11の位置を保持する。この意味で、ラチェット機構47は保持部と呼ぶこともできる。
操作レバー41において、回転軸53から操作孔51までの距離よりも、回転軸53から接触部43までの距離の方が短い。従って、梃子の原理を利用して、接触部43を時計方向に強力に回転させて、第2リンクアーム7Bが離し方向に回転しないように堅固に規制することができる。
更に言えば、接触部43が第2リンクアーム7Bから離れる方向の操作レバー41の回転は、ワンウェイクラッチとして機能するラチェット機構47によって阻止される。従って、図6の状態は、操作レバー41(接触部43)とラチェット機構47による2重のロック状態ということができる。
固定側掴線部9と可動側掴線部11との間で線状体3を掴んでいるときの第2リンクアーム7Bの姿勢は、線状体3の太さに応じて異なる。しかしながら、本実施形態では規制部13がワンウェイクラッチとして構成されているので、操作レバー41がどの操作位置になっていても、当該位置から操作レバー41が反時計方向に回転するのを阻止することができる。この結果、線状体3の太さの変化に柔軟に対応しながら上述の2重ロックを実現することができる。
図6の状態で、切換レバー77を上に押し上げて、爪部材63が回転する場合を考える。爪部材63の回転に伴って角部78が鋼球83を押して乗り越えた後は、押圧部59の鋼球83は、第1被押圧面79ではなく第2被押圧面80を押圧する。この結果、バネ81によって爪部材63が付勢される回転方向が反転するので、爪部材63は、図6の鎖線で示すように、第1爪部75が歯部71から離れ、代わりに、第2爪部76が歯部71と歯部71の間に入るように押圧される。第2爪部76は第1爪部75と対称的に機能するので、ラチェット機構47は、今度は逆に、接触部43が第2リンクアーム7Bから離れる方向の回転のみを許容するワンウェイクラッチとして機能する。
この状態では、第2リンクアーム7Bを、第2軸23を中心として図6の反時計方向に回転させることができる。これに連動して、接触部43が第2リンクアーム7Bに押されるので、操作レバー41は図6の状態から自動的に反時計方向に回転する。このように、操作レバー41は、第2リンクアーム7Bの回転に連動して回転する。
次に、このように構成される掴線器1を使用するときの作業、即ち掴線器1を線状体3に取り付ける作業と、取り外す作業と、について説明する。
先ず、可動側掴線部11が固定側掴線部9から十分に離れた状態とした上で、規制部13の操作レバー41を必要に応じて回転させて、図1に示す第1操作位置P1に位置させる。また、切換レバー77を操作して、第1爪部75がラチェットホイール61に噛み合う図3の状態となるように、爪部材63を予め切り換えておく。この状態は、ラチェット機構47が操作レバー41の時計方向の回転のみを許容する状態である。
続いて、掴線器1を線状体3の所定部位に運び、固定側掴線部9と可動側掴線部11との間に線状体3を通す。言い換えれば、固定側掴線部9の第1溝部15に線状体3の上部を収容して、掴線器1を線状体3の所定部位に吊り下げられた状態にする。
次に、前述の張線装置を用いて、連結部材27に、図1に示す白抜き矢印方向に引っ張る力を加える。このように連結部材27が引っ張られると、当該連結部材27に連結された第2リンクアーム7Bが、掴み方向に回転する。第2リンクアーム7Bの掴み方向への回転により、図4に示すように、線状体3が固定側掴線部9と可動側掴線部11とにより挟み込まれる。この結果、線状体3に対する掴線器1の機械的な固定が実現される。
連結部材27が図1の白抜き矢印方向に引っ張られた状態が保たれるのであれば、掴線器1が線状体3に強固に取り付けられた状態が保持される。しかし、何らかの理由により上述の引張り力が十分に得られない状態が生じると、第2リンクアーム7Bが離し方向に回転して、掴線器1が線状体3から予期せず外れる可能性がある。
この点、本実施形態では、所定の操作を行うことで、掴線器1が線状体3から外れないように、第2リンクアーム7Bの離し方向への回転を規制部13により規制することができる。具体的には、規制部13の操作レバー41を、図5に示す第1操作位置P1から、図6に示す第2操作位置P2まで回転させる。
図6の状態では、上述のとおり、第2リンクアーム7Bが離し方向に回転するように前記平行リンク機構が変形することが接触部43により妨げられる。また、接触部43が第2リンクアーム7Bに対して離れる向きの操作レバー41の回転は、ワンウェイクラッチとして機能するラチェット機構47によって妨げられる。この結果、第2リンクアーム7Bが離し方向に予期せず回転することは、2重のロックによって確実に防止される。従って、掴線器1が線状体3に取り付けられた状態を確実に維持することができる。
このように、本実施形態では、2重のロックを掛ける動作を、操作レバー41を回転させるワンアクションで実現することができる。これにより、操作の容易化を実現することができる。また、前述の従来技術のようにネジ軸を何回転も回すのと比較して、操作レバー41を小さい角度回転させるだけで、ロックを実現できる。操作レバー41を回転させる必要がある角度は、状況にもよるが、1回転未満(360°未満)であり、好ましくは180°未満である。従って、作業性が良好であり、作業時間を短縮できる。
掴線器1を線状体3から取り外す場合、先ず、図6の切換レバー77を操作して、第2爪部76がラチェットホイール61に噛み合う図6の鎖線の状態となるように、爪部材63を切り換える。この状態は、ラチェット機構47が操作レバー41の反時計方向の回転のみを許容する状態である。その後、操作レバー41を反時計方向に回転させる。以後は、上記の手順を逆に行えば良いので、詳細な説明を省略する。
以上に説明したように、本実施形態の掴線器1は、本体部5と、第2リンクアーム7Bと、連結部材27と、固定側掴線部9と、可動側掴線部11と、を備える。第2リンクアーム7Bは、本体部5に回転可能に支持される。連結部材27は、第2リンクアーム7Bに連結される。固定側掴線部9は、本体部5に設けられる。可動側掴線部11は、固定側掴線部9と対向するように第2リンクアーム7Bに連結され、連結部材27の移動に連動して固定側掴線部9に対して近接又は離間する方向に移動可能である。掴線器1は、固定側掴線部9と可動側掴線部11とにより線状体3を掴んで保持する。掴線器1は、第2リンクアーム7Bの回転に連動する操作レバー41の回転に関し、ある方向の回転を阻止し、反対方向の回転を許容するラチェット機構47を備える。ラチェット機構47が回転を阻止することで、可動側掴線部11が固定側掴線部9から離間する方向の移動が規制される。
これにより、ラチェット機構47を用いて、第2リンクアーム7Bの回転を実質的に規制することができる。従って、作業性に優れる。また、線状体の太さが様々に異なっても、回転の規制を確実に行うことができる。
また、本実施形態の掴線器1は、連結部材27に回転可能に設けられた操作レバー41を備える。操作レバー41は、第2リンクアーム7Bに接触可能な接触部43を有する。接触部43は、操作レバー41の操作に応じて、円弧状の軌跡に沿って移動する。接触部43が第2リンクアーム7Bに接触しているとき、可動側掴線部11が固定側掴線部9に対して離間する方向に移動するのに連動して、第2リンクアーム7Bは接触部43を押す。ラチェット機構47は、第2リンクアーム7Bによって接触部43が押されることに伴う操作レバー41の回転を阻止し、反対方向の回転を許容する。
これにより、接触部43とラチェット機構47による2重のロックを簡単に実現することができる。
また、本実施形態の掴線器1は、ラチェット機構47が回転を阻止する方向を反転する切換操作が可能に構成されている。
これにより、第2リンクアーム7Bの回転規制を簡単に解除することができる。
また、本実施形態の掴線器1において、ラチェット機構47は、ラチェットホイール61と、爪部材63と、バネ81と、を備える。ラチェットホイール61は、連結部材27に対して固定的に配置される。爪部材63は、操作レバー41に対して回転可能に支持される。バネ81は、爪部材63に作用する弾性力を生じさせる。
これにより、ワンウェイクラッチを簡単な構成で実現することができる。
また、本実施形態の掴線器1において、リンクアーム7は2つ設けられる。本体部5と、2つのリンクアーム7と、連結部材27とにより、平行リンク機構が構成される。
これにより、リンクアーム7が回転しても、連結部材27の姿勢が一定であるので、簡単な構成で、リンクアーム7の回転規制を確実に行うことができる。
次に、上記実施形態の変形例について説明する。図7以降の変形例において、前述の実施形態と同一又は類似の部材には図面に同一の符号を付し、説明を省略する場合がある。
図7の第1変形例では、連結部材27とリンクアーム7との間にラチェット機構47が配置されている。
図7の構成では、爪部材63は、連結部材27に回転可能に支持される。押圧部59も、連結部材27に配置される。爪部材63は、1つの爪部75を有する。ラチェットホイール61は、第1リンクアーム7Aの下端部に一体的に形成される。ラチェットホイール61は円弧ギアとして構成される。ラチェットホイール61の軸線は、第3軸31の軸線と一致する。
爪部材63が図7の姿勢となっているとき、押圧部59が有するバネ81のバネ力は、爪部75をラチェットホイール61に噛み合わせる方向に爪部材63を回転させる。従って、図3に示すラチェット機構47と実質的に同様の原理で、本変形例のラチェット機構47は、第1リンクアーム7Aが連結部材27に対して、図7の第3軸31を中心として反時計方向に相対回転するのを阻止し、時計方向に相対回転するのを許容するワンウェイクラッチとして機能する。従って、第1リンクアーム7Aが第1軸21を中心として反時計方向(離し方向)に回転するのを規制することができる。
切換レバー77に力を加えて、図7の状態から角部78が鋼球83を乗り越えるように爪部材63の姿勢を切り換えた場合を考える。この場合、押圧部59のバネ81は、爪部75とラチェットホイール61の噛合いを解除する方向に、爪部材63を回転させる。従って、ラチェット機構47による上記の規制が解除され、第1リンクアーム7Aは第1軸21を中心として両方向に自由に回転できるようになる。
このように、ラチェット機構47は、第1リンクアーム7Aのある方向の回転を阻止し、反対方向の回転を許容する。
図8の第2変形例に示すように、ワンウェイクラッチとして機能するラチェット機構47が回転を阻止する方向が、前述の第1変形例と逆になるように構成されても良い。この変形例では、第1リンクアーム7Aが第1軸21を中心として時計方向(掴み方向)に回転するのを規制することができる。図8のように可動側掴線部11が固定側掴線部9から離れた状態を機械的に維持することで、その間の空間に線状体3を入れる作業が容易になる。
以上に本発明の好適な実施の形態及び変形例を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
図3等に示す実施形態において、接触部43を第2リンクアーム7Bに近づける方向に操作レバー41を回転付勢する図略の付勢部材が設けられても良い。この付勢部材は、例えば、連結部材27及び操作レバー41にバネ線が固定される捩りコイルバネとして構成することができる。付勢部材の力は、第1爪部75による歯部71の乗越えが可能な強さとする。この場合、図1の状態から連結部材27を白抜き矢印方向に引っ張るだけで、2重ロックが掛かる図6の状態を自動的に実現できる。従って、操作レバー41の回転操作を省略できるので、作業がより簡単になる。
図3の構成で、押圧部59(言い換えれば、バネ81)による爪部材63の回転付勢の方向が、切換不能となるように構成されても良い。この場合、第2爪部76を省略することができる。また、バネ81を、例えば捩りコイルバネに変更することもできる。
規制部13は、2つのリンクアーム7において、第2リンクアーム7Bに適用される代わりに、第1リンクアーム7Aに適用しても良い。リンクアーム7が3つ以上設けられても良い。
接触部43は、操作レバー41と一体的に構成される代わりに、操作レバー41とは別の部品として構成されても良い。
固定側掴線部9は、本体部5と一体的に構成される代わりに、本体部5とは別の部材として構成されても良い。
線状体3は、電線及びワイヤに限定されず、他の長尺状の部材とすることもできる。
上述の教示を考慮すれば、本発明が多くの変更形態及び変形形態をとり得ることは明らかである。従って、本発明が、添付の特許請求の範囲内において、本明細書に記載された以外の方法で実施され得ることを理解されたい。
1 掴線器(掴み工具)
5 本体部
7 リンクアーム(リンク部材)
7A 第1リンクアーム
7B 第2リンクアーム(一方のリンク部材)
9 固定側掴線部(固定側掴み部)
11 可動側掴線部(可動側掴み部)
27 連結部材
41 操作レバー(操作部)
43 接触部
47 ラチェット機構(ワンウェイクラッチ)
59 押圧部
61 ラチェットホイール
63 爪部材

Claims (5)

  1. 本体部と、
    前記本体部に回転可能に支持されたリンク部材と、
    前記リンク部材に連結された連結部材と、
    前記本体部に設けられた固定側掴み部と、
    前記固定側掴み部と対向するように前記リンク部材に連結され、前記連結部材の移動に連動して前記固定側掴み部に対して近接又は離間する方向に移動可能な可動側掴み部と、
    前記連結部材に回転可能に設けられた操作部と、
    を備え、
    前記固定側掴み部と前記可動側掴み部とにより線状体を掴んで保持する掴み工具であって、
    前記リンク部材の回転、又は、前記リンク部材の回転に連動する別の部材の回転に関し、ある方向の回転を阻止し、反対方向の回転を許容するワンウェイクラッチを備え、
    前記ワンウェイクラッチが回転を阻止することで、前記可動側掴み部が前記固定側掴み部に対して近接する方向の移動及び離間する方向の移動のうち何れか一方が規制され
    前記操作部は、前記リンク部材に接触可能な接触部を有し、
    前記接触部は、前記操作部の操作に応じて、円弧状の軌跡に沿って移動し、
    前記接触部が前記リンク部材に接触しているとき、前記可動側掴み部が前記固定側掴み部に対して離間する方向に移動するのに連動して、当該リンク部材は前記接触部を押し、
    前記ワンウェイクラッチは、前記リンク部材によって前記接触部が押されることに伴う前記操作部の回転を阻止し、反対方向の回転を許容することを特徴とする掴み工具。
  2. 請求項に記載の掴み工具であって、
    前記接触部が前記リンク部材に近づく方向に前記操作部を回転付勢する付勢部材を備えることを特徴とする掴み工具。
  3. 請求項又はに記載の掴み工具であって、
    前記ワンウェイクラッチによる回転の阻止を解除する切換操作、又は、回転を阻止する方向を反転する切換操作が可能に構成されていることを特徴とする掴み工具。
  4. 請求項からまでの何れか一項に記載の掴み工具であって、
    前記ワンウェイクラッチは、
    前記連結部材に対して固定的に配置されるラチェットホイールと、
    前記操作部に対して回転可能に支持される爪部材と、
    前記爪部材に作用する弾性力を生じさせる弾性部材と、
    を備えることを特徴とする掴み工具。
  5. 請求項1からまでの何れか一項に記載の掴み工具であって、
    前記リンク部材は複数設けられ、
    前記本体部と、前記リンク部材と、前記連結部材とにより、平行リンク機構が構成されることを特徴とする掴み工具。
JP2022505076A 2020-03-02 2021-02-09 掴み工具 Active JP7220498B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020034591 2020-03-02
JP2020034591 2020-03-02
PCT/JP2021/004852 WO2021176973A1 (ja) 2020-03-02 2021-02-09 掴み工具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2021176973A1 JPWO2021176973A1 (ja) 2021-09-10
JP7220498B2 true JP7220498B2 (ja) 2023-02-10

Family

ID=77613329

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022505076A Active JP7220498B2 (ja) 2020-03-02 2021-02-09 掴み工具

Country Status (7)

Country Link
US (1) US20240083020A1 (ja)
EP (1) EP4044381A4 (ja)
JP (1) JP7220498B2 (ja)
KR (1) KR102647746B1 (ja)
CN (1) CN113826290B (ja)
AU (1) AU2021232252A1 (ja)
WO (1) WO2021176973A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024147347A1 (ja) * 2023-01-06 2024-07-11 株式会社永木精機 掴線器

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000134742A (ja) 1998-10-28 2000-05-12 Kansai Electric Power Co Inc:The 線状体把持器
JP3180307U (ja) 2012-09-28 2012-12-13 株式会社永木精機 掴線器
WO2014050171A1 (ja) 2012-09-28 2014-04-03 株式会社永木精機 掴線器

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1464939A (en) * 1922-08-08 1923-08-14 James R Kearney Wire puller
JP2948786B2 (ja) * 1997-06-10 1999-09-13 関西電力株式会社 電線把持器
JP4188719B2 (ja) * 2003-02-10 2008-11-26 株式会社永木精機 掴線器
CN201588928U (zh) * 2009-11-28 2010-09-22 比亚迪股份有限公司 一种驻车锁止装置
JP5312496B2 (ja) * 2011-02-02 2013-10-09 中国電力株式会社 掴線装置
JP5953227B2 (ja) * 2012-12-27 2016-07-20 株式会社永木精機 掴線器
JP5421483B2 (ja) 2013-03-29 2014-02-19 中国電力株式会社 活線切分工具及びそれを使用した活線切分工法
JP6487794B2 (ja) * 2015-06-30 2019-03-20 東日本旅客鉄道株式会社 ロープ用掴線器およびそれを用いた架空線復旧方法
MY185502A (en) * 2016-01-06 2021-05-19 Nagaki Seiki Kk Wire gripper
CN106545655B (zh) * 2016-11-01 2020-01-21 北京新能源汽车股份有限公司 用于车辆的驻车机构

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000134742A (ja) 1998-10-28 2000-05-12 Kansai Electric Power Co Inc:The 線状体把持器
JP3180307U (ja) 2012-09-28 2012-12-13 株式会社永木精機 掴線器
WO2014050171A1 (ja) 2012-09-28 2014-04-03 株式会社永木精機 掴線器

Also Published As

Publication number Publication date
CN113826290B (zh) 2023-04-04
KR102647746B1 (ko) 2024-03-14
EP4044381A4 (en) 2023-10-11
JPWO2021176973A1 (ja) 2021-09-10
AU2021232252A1 (en) 2022-10-20
CN113826290A (zh) 2021-12-21
WO2021176973A1 (ja) 2021-09-10
EP4044381A1 (en) 2022-08-17
KR20210151977A (ko) 2021-12-14
US20240083020A1 (en) 2024-03-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5049266B2 (ja) ドリルチャック
JP5201878B2 (ja) ドリルチャック
US7509895B2 (en) Self-adjusting locking pliers
US6658971B2 (en) Self-adjusting tool utilizing a cam
US20070283791A1 (en) Self-adjusting locking pliers
JP2008195385A (ja) 自転車のディレイラ用制御装置
JP5362119B2 (ja) 解除可能なカウンタつめを備えた組み付けプライヤ
JP4065290B2 (ja) 自転車用変速操作装置
JP7220498B2 (ja) 掴み工具
JP7138245B2 (ja) 掴み工具
JP2001301684A (ja) 自転車用シフト制御装置
JPH0262408A (ja) 冗長性を有する錠止特性を持つ機械的線形錠止体
TWM378178U (en) Bicycle component operating device
JPH07298436A (ja) ホットハンド
KR20060105745A (ko) 벨트 리트랙션기구
WO2016119223A1 (zh) 棘轮夹
JP2000134742A (ja) 線状体把持器
JP6467302B2 (ja) 掴線器
JP2006103672A (ja) 自転車用変速操作装置
KR20180002691A (ko) 조작 레버의 로크 구조
JP2008525247A (ja) 車両用パーキングブレーキ
TWI816021B (zh) 具有鎖定裝置的夾頭
JP3227147B2 (ja) 鍋用把手
GB2382319A (en) A resiliently clamping wrench
JPH0640213Y2 (ja) ウインチ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220831

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220930

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230119

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230124

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7220498

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150