JP7218909B2 - プローブピン位置合せ装置及びプローブピン位置合せ装置を使用した電子デバイスの製造方法 - Google Patents

プローブピン位置合せ装置及びプローブピン位置合せ装置を使用した電子デバイスの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、プローブピン位置合せ装置及びプローブピン位置合せ装置を使用した電子デバイスの製造方法に関する。
液晶表示素子、半導体素子、圧電素子等の電極を備える電子デバイスの検査又は移載に、プローブピンが使用される。電子デバイスの検査又は移載は、電子デバイスの電極パッドにプローブピンの先端を接触させて実行され、電極パッドとプローブピンが適切な位置で接触することが求められる。
特許文献1には、液晶表示装置に使用される液晶表示素子の検査システムが開示される。特許文献1の図10に示すように、検査システムは、プローブピンが液晶の電極パッドに接触した状態を、側方に配置したミラーに映し、ミラーに映った鏡像をカメラにより撮影して、実行される。ミラーとカメラを使用することにより、電極パッドとプローブピンの接触位置を可視化し、接触状態を適切に観察することができる。
特開2017-96949号公報
特許文献1に開示された検査システムは、電極パッドとプローブピンが接触したときの状態を撮影し、プローブピンと電極パッドの位置の接触位置がずれたときは、次の検査対象に反映してずれ量を補正する。したがって、撮影した検査対象のずれ量をリアルタイムで補正することはできない。また、ずれ量の補正を手動で行う場合には、補正をするたびに、プローブピンが取り付けられたブロックを取り外し、検査室の外にブロックを搬出して補正する必要があった。さらに、プローブピンと電極パッドがずれた状態で接触すると、プローブピンの先端又は電子デバイスが損傷することもある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、リアルタイムでプローブピンと電極パッドの位置のずれ量の補正を簡単にできるとともに、プローブピン又は電子デバイスの損傷を防止できる、プローブピン位置合せ装置及びプローブピン位置合せ装置を使用した電子デバイスの製造方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の観点に係るプローブピン位置合せ装置は、
基台の一面に載置された電子デバイスと、先端が前記電子デバイスの電極パッドに接触するプローブピンと、の位置合せをするプローブピン位置合せ装置であって、
前記プローブピンが前記電極パッドに近づくとき、少なくとも前記電子デバイスの電極パッドが映るミラーと、
前記電極パッドに近づく前記プローブピンと、前記ミラーに映った鏡像を撮影するカメラと、
前記カメラにより撮影された画像における、前記プローブピンの位置と前記電子デバイスの電極パッドの位置と、のずれ量を測定するずれ量測定部と、
前記基台前記プローブピンを相対移動させる移動部と、
前記ずれ量測定部により測定されたずれ量をゼロに近づけるように、前記基台と前記プローブピンを前記移動部により相対移動させる制御部と、
を備え
前記ミラーは、前記基台の一面に対して傾斜した傾斜面に設置され、
前記プローブピンは、前記ミラーを貫通して配置され、
前記ずれ量測定部は、前記カメラにより撮影した画像において、実像における前記プローブピンの前記ミラーでの配置位置と、鏡像における前記電子デバイスの電極パッドの位置から、前記プローブピンの位置と前記電子デバイスの電極パッドの位置と、のずれ量を測定する、
ことを特徴とする。
前記プローブピンが取り付けられるブロックを更に備え、
前記ブロックは、前記傾斜面を備え、
前記ミラーは、前記ブロックの前記傾斜面に取り付けられてもよい。
前記制御部は、前記ずれ量測定部により測定されたずれ量に基づいて、前記電子デバイスの電極パッドの位置と前記プローブピンの位置が前記撮影された画像において合致するように前記移動部を制御してもよい。
発明の第2の観点に係るプローブピン位置合せ装置を使用した電子デバイスの製造方法は、
電子デバイスの表面をエッチングするエッチングステップと、
プローブピン位置合せ装置により、前記電子デバイスの電極パッドとプローブピンとの位置合わせをする位置合わせステップと、
位置合せされた前記プローブピンにより前記電子デバイスの共振周波数を測定する測定ステップと、
を備える、ことを特徴とする。
本発明の第3の観点に係るプローブピン位置合せ装置を使用した電子デバイスの製造方法は、
電子デバイスの表面をエッチングするエッチングステップと、
プローブピン位置合せ装置により、前記電子デバイスの電極パッドとプローブピンとの位置合わせをする位置合わせステップと、
位置合せされた前記プローブピンにより前記電子デバイスを吸着して前記電子デバイスを移送する移送ステップと、
を備える、ことを特徴とする。
本発明によれば、リアルタイムでプローブピンと電極パッドの位置のずれ量の補正を簡単にできるとともに、プローブピン又は電子デバイスの損傷を防止できる、プローブピン位置合せ装置及びプローブピン位置合せ装置を使用した電子デバイスの製造方法を提供することができる。
実施の形態1に係るプローブピン位置合せ装置を備える周波数調整装置の概念図であり、周波数調整装置の側面図である。 実施の形態1に係るプローブピン位置合せ装置を備える周波数調整装置の概念図であり、周波数調整装置のエッチング室を取出室側から見た図である。 水晶振動子の構造を示す図であり、(a)は側面図、(b)は上面図である。 コンタクト機構の構造を示す図である。 プローブピン位置合せ装置の概念図である。 プローブピン位置合せ装置の処理の流れを示すフローチャートである。 プローブピンと、電極パッドが映るミラーをカメラで撮影した画像の一例であり、(a)は位置ずれ補正前の画像、(b)は位置ずれ補正後の画像を示す図である。 実施の形態2に係るプローブピン位置合せ装置を備える移載装置の主要部を示す概念図である。 プローブピン位置合せ装置の変形例を示す図である。
以下、本発明に係るプローブピン位置合せ装置の実施の形態について、添付の図面を参照して具体的に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は説明のためのものであり、本願発明の範囲を制限するものではない。したがって、当業者であればこれらの各要素もしくは全要素をこれと均等なものに置換した実施の形態を採用することが可能であるが、これらの実施の形態も本発明の範囲に含まれる。
(実施の形態1)
本発明のプローブピン位置合せ装置を備える周波数調整装置について、図1~4を参照して説明する。
図1、図2は、本実施の形態に係る周波数調整装置を模式的に示す図である。理解を容易にするために、水晶振動子を搬送するキャリアの搬送方向をx軸、キャリアの奥行き方向をy軸、キャリアの面に垂直な方向をz軸、とする。
図1に周波数調整装置10の内部の構成を示す。本実施の形態の周波数調整装置10は、仕込室11、エッチング室12、取出室13、という3室を備えるロードロック構成となっている。また、図2に、図1の周波数調整装置10のエッチング室12を側面から見た構成を示す。
仕込室11に、複数の水晶振動子21を搭載したキャリア22がセットされる。仕込室11をエッチング室12と同一の圧力まで減圧した後、仕切弁23を開き、キャリア22に搭載された水晶振動子21を、図示しない搬送機構により、エッチング室12に搬送する。複数の水晶振動子21はキャリア22に行列配置され、搬送機構がキャリア22を行方向に搬送する。図1及び図2に示すx軸方向を行方向、y軸方向を列方向とする。キャリア22に搭載される水晶振動子21は、M×N個とする。
被処理体である水晶振動子21は、図3(a)(b)に示すように、水晶片211と、水晶片211の対向する主面に形成され、水晶片211に電圧を印加するための電極212、213と、を備える。電極212には、電極パッド212Pが接続されている。電極213には、水晶片211の側面に形成されたリード電極213L等を介して、電極パッド212Pと同一主面に形成された電極パッド213Pが接続されている。電極パッド212Pと電極パッド213Pとは、同一主面の対角する位置に配置される。
エッチング室12に搬送された水晶振動子21は、エッチング処理が開始される前、エッチング中、又はエッチング終了後に、後述するコンタクト機構33により、共振周波数が測定される。その際に、図5に示すプローブピン位置合せ装置100により、コンタクト機構33のプローブピン331A、331Bと水晶振動子21の電極パッド212P、213Pとの位置合せがされる。プローブピン位置合せ装置100の構造・作用については、後述する。また、プローブピンは、説明に応じてプローブピン331又はプローブピン331A、331Bと表示する。
図1、図2に示すエッチング室12には、イオンガン31が設けられる。イオンガン31は、キャリア22に搭載された任意の1列の水晶振動子21全てをイオンビーム照射範囲に含める開口を有する。キャリア22が図1に示すx軸方向に搬送され、周波数調整対象である水晶振動子21がイオンガン31に対向すると、イオンガン31は調整対象である対向する列の水晶振動子21すべてを同時にイオンビームによりエッチングする。イオンガン31は、任意の列のエッチングが完了すると、駆動機構により行方向(図1、図2に示すx軸方向)に移動して、次の列のエッチングを行う。なお、イオンガン31の開口は、任意の列の水晶振動子21の個々の水晶振動子21に対向した個別の開口であってもよい。
エッチング室12には、イオンガン31のイオンビームの照射のオン・オフを切り替えるシャッタ32が設けられている。シャッタ32は、制御部200の制御に従って、イオンガン31から照射されたイオンの通過をオン・オフする。
イオンガン31、及びシャッタ32は、制御部200によって制御され、水晶振動子21の共振周波数が目標値と一致するように電極213をエッチングして、その厚みを調整する。なお、本実施形態においては、片面の電極213のみエッチングするが、両面の電極212,213をエッチングしてもよい。
エッチング室12での水晶振動子21の共振周波数の調整工程が終わると、取出室13をエッチング室12と同一の圧力まで減圧し、仕切弁37を開き、水晶振動子21をキャリア22毎に、取出室13へ搬送する。その後、仕切弁37を閉じて取出室13を大気圧とした後、水晶振動子21を搭載したキャリア22が取り出される。
共振周波数の調整工程において水晶振動子21の共振周波数を測定するため、エッチング室12には、水晶振動子21の電極212、213(電極パッド212P、213P)に、ネットワークアナライザ60を接続するためのコンタクト機構33が設けられている。
次に、図4を参照してコンタクト機構33の構成について説明する。コンタクト機構33は、キャリア22にセット可能な1列の水晶振動子21の個数と同数のプローブピン331A、331Bの対を備える。例えば、キャリア22にセット可能な1列の水晶振動子21の個数がN個である場合、コンタクト機構33はN対のプローブピン331A、331Bを備える。コンタクト機構33は、制御部200の制御に従って、プローブピン331A、331Bを、水晶振動子の電極パッド212P、213Pに接続する。ここでは、6対のプローブピン331A、331Bを備える場合を例として示す。
コンタクト機構33は、樹脂等の絶縁材料からなるブロック332、配線用の基板333、プローブピン331A、331B、図示しない駆動機構に接続するアーム337を含む。
ブロック332の上面には基板333が取り付けられている。また、ブロック332には、上面から下面へ貫通する貫通穴335が設けられる。プローブピン331A、331Bは、貫通穴335に挿通され、プローブピン331Aとプローブピン331Bの一端がそれぞれ基板333上の電極パッドに接続されている。プローブピン331A、331Bは、水晶振動子21の励振を外部へ伝搬する。
ブロック332の両端部には、後述するプローブピン位置合せ装置100の一要素であるミラー110が取り付けられる。ブロック332の両端部には、キャリア22の上面に対して傾斜する傾斜面が形成され、傾斜面上にミラー110が取り付けられる。ミラー110には、プローブピン331A、331Bを通すためのピン孔334があけられ、ピン孔334を介して、プローブピン331A、331Bは、ミラー110を貫通して取り付けられる。
コンタクト機構33のブロック332は、図示しない駆動機構に接続されたアーム337によって、水晶振動子21に向かう前進方向又は離れる後退方向に移動される。本実施の形態では、コンタクト機構33は、エッチング室12内で上下方向に移動する。プローブピン331又はブロック332には図示しないばねが内挿されており、プローブピン331がばねの弾性力で伸縮することにより、前進状態で、プローブピン331を水晶振動子21の電極パッド212P、213Pに加圧しながら接触させる。一方、コンタクト機構33は、後退して、プローブピン331A、331Bを、電極パッド212P、213Pから離接する。上述した構成により、コンタクト機構33は、同時にキャリア22にセットされている任意の1列に含まれるすべての水晶振動子21の電極パッド212P、213Pに同時に接続可能である。
プローブピン331の他端は、基板333の電極パッド212P、213Pを介してパワースプリッタ40に接続されてもよい。プローブピン331の他端は、プローブピン331が接続する電極を有する水晶振動子21に対応するIC回路50に接続されてもよい。
図1、図2に示すように、周波数調整装置10は、水晶振動子21を励振し、そのインピーダンスを測定するためのネットワークアナライザ60を備える。
ネットワークアナライザ60は、プロセッサ、メモリ等を有した、回路網の通過電力の周波数特性を測定する測定器である。ネットワークアナライザ60は、接続する水晶振動子から測定信号を入力し、基準信号と比較して位相差及び振幅比を出力する受信部と、周波数別の位相差及び振幅比から水晶振動子の周波数特性を演算する演算部を備える。本実施形態において、ネットワークアナライザ60が受信部と演算部を備えるが、制御部が演算部の役割を果たしてもよい。
ネットワークアナライザ60は、予め、プローブピン331A、331Bに既知のインピーダンス素子を接続した状態で(水晶振動子21を配置しない状態)で、パワースプリッタ40、パワースプリッタ40がその出力手段に備えるインピーダンス変換回路、IC回路50等から構成される周辺回路の入力信号と出力信号の振幅比及び位相差を測定し、周辺回路の周波数特性を求めて、記憶しておく。ネットワークアナライザ60は、水晶振動子21の周波数特性を測定する際には、パワースプリッタ40を介して、各水晶振動子21に、周波数をスキャンしながら、励振用信号を印加し、各水晶振動子21を流れる電流を示す信号(出力)をIC回路50(スイッチ)を介して求める。ネットワークアナライザ60は、求めた入力-出力特性と、予め求めておいた周辺回路のみの入力-出力特性と、の差から、水晶振動子21の周波数-インピーダンス特性を求め、その共振周波数を求める。
パワースプリッタ40は、ネットワークアナライザ60から供給される励振用信号を、信号の同一性を維持したまま分配して、分配した信号(励振用信号)を、プローブピン331Aを介して、水晶振動子21の一方の電極212に供給する。これにより、複数の水晶振動子21が一斉に励振される。
各IC回路50は、オン・オフスイッチとして機能するものであり、ケーブル34Bを介して水晶振動子21の他方の電極213に接続される。IC回路50はオンすると、対応する水晶振動子21を流れる電流を示す信号をネットワークアナライザ60に供給する。IC回路50は、測定対象の水晶振動子21を順次切り換えて選択する選択部としての役割を果たす。
制御部200は、プロセッサ、メモリ等を含み、所定の制御ルーチンに従って、検出した水晶振動子21の共振周波数に基づいて、周波数調整装置10の各部を制御し、各水晶振動子21の共振周波数が目標周波数に一致するように、周波数の調整の処理を行う。また、制御部200は、プローブピン位置合せ装置100の制御も行う。本実施の形態ではパワースプリッタ40により複数の水晶振動子21を一斉に励振させる例を示すが、切り替え基板により、測定対象の水晶振動子21を順次切り換えて励振させ、周波数を測定する一般的手法を用いてもよい。
次に、プローブピン位置合せ装置100について、図5を参照して説明する。
プローブピン位置合せ装置100は、ブロック332に取り付けられたミラー110と、ミラー110に映った鏡像及び実像を撮影するカメラ120と、撮影された画像からプローブピン331A、331Bと電極パッド212P、213Pとのずれ量を測定するずれ量測定部201と、ずれ量に基づいてブロック332を移動させる移動部202と、ずれ量測定部201と移動部202を制御する制御部200と、光源130と、を備える。
ミラー110は、図4に示すように、ブロック332の両端部にそれぞれ取り付けられる。ブロック332の両端部には、キャリア22の上面に対して45度傾斜した傾斜面が形成され、この傾斜面にミラー110が取り付けられる。ミラー110には、プローブピン331A、331Bを通すためのピン孔334が形成され、プローブピン331A、331Bは、この孔を貫通して傾斜面に取り付けられる。プローブピン331A、331Bは、キャリア22の上面に垂直な方向に移動する。キャリア22の上面に対して45度傾斜する傾斜面にミラー110が取り付けられ、このミラー110を貫通してプローブピン331A、331Bが取り付けられるので、ミラー110には、電極パッド212P、213Pを真上から見た状態が映る。
ミラー110は、ブロック332の傾斜面に取り付けられ、プローブピン331A、331Bが、ミラー110を貫通して取り付けられるので、ミラー110は、プローブピン331A、331Bが電極パッド212P、213Pに近づくときに、電極パッド212P、213Pを映すことができる。ここで、「プローブピン331A、331Bが電極パッド212P、213Pに近づくとき」とは、プローブピン331A、331Bが電極パッド212P、213Pに向けて移動する前の状態、移動中の状態、及び停止状態のすべての状態を含む概念である。このようなミラー110とプローブピン331A、331Bの配置関係を採用することにより、プローブピン331A、331Bが電極パッド212P、213Pに接触する前に位置合せをすることができる。
本実施の形態では、ミラー110を介してキャリア22上の電子デバイスである水晶振動子21と光軸が90°となるようにカメラ120を配置し、プローブピン331A、331Bが光軸に一致する方向に移動可能であることにより、極微小の電極パッド212P、213Pを有する水晶振動子21であっても、プローブピン331と電極パッド212P、213Pが非接触の状態で、プローブピン331と電極パッド212P、213Pの位置ずれを高精度に検出することが可能となる。
カメラ120は、上下方向に移動するブロック332と水晶振動子21との間の側方に配置される。カメラ120は、ミラー110を貫通しているプローブピン331A、331Bと、ミラー110に映った鏡像を、光源130から発せられた光のもと撮影する。
カメラ120は、ミラー110に映る鏡像とプローブピン331A、331Bの実像を撮影するCCDカメラである。カメラ120は、被写体深度の深いレンズを備え、このようなカメラ120を使用することで、プローブピン331A、331Bと、電極パッド212P、213Pとの双方にピントが合う。また、カメラ120は、エッチング室12の内部に配置される。エッチング室12の真空環境にカメラ120を置くことにより、ミラー110とカメラ120との距離が近くなり、角度ズレが生じることが少なくなる。なお、CCDカメラの代わりにCMOSセンサ等の撮像素子を内蔵したカメラを使用してもよい。
カメラ120は、制御部200のずれ量測定部201と表示部203とに接続される。表示部203は、図示しないモニターに接続され、作業者は、モニターを介して撮影画像を確認することができる。
ずれ量測定部201は、カメラ120により撮影された画像から、プローブピン331A、331Bと電極パッド212P、213Pとのずれ量を測定する。ずれ量とは、プローブピン331A、331Bをコンタクト機構33の前進方向に延長させた直線が、水晶振動子21の電極パッド212P、213Pが配置される平面に交差する点と、電極パッド212P、213Pの中央点との距離を示す。具体的には、図7(a)に示すように、ずれ量測定部201は、画像処理により、撮影画像の画面121の鏡像における電極パッド212P、213Pの中心点を、基準点の位置座標と定める。具体的には、電極パッド212Pの中心点を(x1、y1)、電極パッド213Pの中心点を(x2,y2)と定める。プローブピン331A、331Bの位置座標は、撮影画像の画面121の実像におけるプローブピン331A、331Bのミラー110が貫通する位置と定める。具体的には、プローブピン331Aのミラー110の貫通位置の中央点を(x1’、y1’)、プローブピン331Bのミラー110の貫通位置の中央点を(x2’、y2’)と定める。ミラー110のピン孔334の中央点を(x1’、y1’)、(x2’、y2’)としてもよい。図7では、ミラー110のピン孔334の内径がプローブピン331A、331Bの外径よりも大きい例を示すが、ミラー110のピン孔334の内径は、プローブピン331A、331Bの外径と同径であってもよい。ミラー110のピン孔334の内径は、電極パッド212P、213Pの各辺の長さより短いものとする。この値から、電極パッド212Pとプローブピン331Aのずれ量は、(x1-x1’、y1-y1’)と、電極パッド213Pとプローブピン331Bのずれ量は、(x2-x2’、y2-y2’)と、測定される。
移動部202は、プローブピン331A、331Bが取り付けられたブロック332を、ずれ量測定部201により測定されたずれ量に基づいて、キャリア22の上面と平行に移動させる。移動部202は、ずれ量測定部201により測定されたずれ量をずれ量がゼロに限りなく近づくように、ブロック332を移動させる。
ブロック332は、ブロック332に取り付けられたステージ35により、キャリア22の上面と平行に移動される。ステージ35は、ブロック332をX軸方向に移動させるXステージ351と、ブロック332をY軸方向に移動させるYステージ352と、それぞれのステージを移動させる移動軸351A、351Bと、移動軸351A、351Bを移動させるモータ352A、352Bと、移動距離を判別するエンコーダ353A、353Bと、を備える。
モータ352A、352Bは、例えば、ACサーボモータ、DCサーボモータ、ステッピングモータ等が使用される。エンコーダ353A、353Bは、例えば、モータエンコーダやリニアスケール等が使用される。エンコーダ353A、353Bは、Xステージ351又はYステージ352が、X方向又はY方向に単位距離だけ移動するたびに、移動情報であるエンコーダ信号を生成して制御部200に出力する。
移動部202は、具体的には、電極パッド212Pとプローブピン331Aの位置がx1=x1’、y1=y1’となり、電極パッド213Pとプローブピン331Bの位置が、x2=x2’、y2=y2’となるように、ステージ35を移動させて位置合せをする。移動部202によりずれ量が補正されると、図7(b)に示すように、電極パッド212Pの中心点とプローブピン331Aとの中央点とが、電極パッド213Pの中心点とプローブピン331Bとの中央点とが、それぞれ一致するように位置合せすることができる。
制御部200は、ずれ量測定部201により測定されたずれ量を移動部202に入力し、移動部202にステージ35を移動させるように制御する。
光源130は、キャリア22に搭載された水晶振動子21とコンタクト機構33との間の側方に配置される。例えば、光源130として、高輝度の白色LEDや白色以外のLEDライト、キセノンライト等が使用される。光源130により水晶振動子21とプローブピン331A、331Bを照明する。光源130は、制御部200から出力されるフラッシュ信号に基づいて、例えば数μ秒程度の所定の時間、水晶振動子21とプローブピン331A、331Bを照明してもよい。光源130をフラッシュ信号に基づいて点滅させる場合には、制御部200は、点滅するタイミングに応じて、カメラ120のシャッタがオンに作動するように制御してもよい。
次に、位置合せ制御の流れを、図6に示すフローチャートを用いて説明する。
プローブピン位置合せ装置100の稼働前に、水晶振動子21が搭載されたキャリア22が、図1に示す仕込室11からエッチング室12に搬送機構により搬入される。キャリア22は、エッチング室12内のイオンガン31と対向し、y軸方向に一列に並んだN個の水晶振動子21とコンタクト機構33のN対のプローブピン331A,331Bとが対向する位置で停止する。停止したことを検知した制御部200は、プローブピン位置合せ装置100の制御を開始させる。
まず、カメラ120は、プローブピン331A、331Bが電極パッド212P、213Pに向けて下降する前に、ブロック332の傾斜面に取り付けられたミラー110の鏡像及びプローブピン331A、331Bの実像を撮影し、撮影画像をずれ量測定部201に入力する(ステップS501)。本実施の形態では、カメラ120は、プローブピン331A、331Bが静止した状態を撮影するが、駆動中のプローブピン331A、331Bを撮影してもよい。
ずれ量測定部201は、入力された撮影画像における、鏡像の水晶振動子21の電極パッド212P、213Pの中心点の位置と、実像のプローブピン331A、331Bのミラー110の貫通位置の中央部の位置から、ずれ量を測定する(ステップS502)。ずれ量測定部201は、測定したずれ量が、所定の閾値以上であれば(ステップS503;Yes)、ずれ量を移動部202に入力する。測定したずれ量が所定の閾値以下であれば(ステップS503;No)、処理を終了する。
移動部202にずれ量が入力されたら、移動部202は、モータ352A、352Bを駆動してXステージ351とYステージ352を、移動軸351A、351Bにより移動させて、プローブピン331A、331Bのミラー110の貫通位置の中央点が、電極パッド212P、213Pの中心点の位置にくるように位置合せをし(ステップS504)、処理を終了する。
ずれ量が補正された後、制御部200は、プローブピン331A、331Bを下降させ、プローブピン331A、331Bの先端を、電極パッド212P、213Pに接触させて、水晶振動子21の共振周波数を測定する。
一列に並んだN個の水晶振動子21の共振周波数を測定し、エッチング処理が終了したのち、搬送機構によりキャリア22はx軸方向に一列分だけ移動されて停止する。そして、次の列の水晶振動子21の位置合せ制御が開始する。この処理をキャリア22に搭載された水晶振動子21の一列目から最後の列まで繰り返す。
なお、カメラ120により撮影した画像において、プローブピン331A、331Bにゴミ等の異物が付着していると判断された場合には、別途設けられた異物除去手段により除去される。例えば、エアーを吹き付けることにより、異物を吹き飛ばす。
本実施の形態によれば、プローブピン位置合せ装置100は、電極パッド212P、213Pに近づくプローブピン331A、331Bと、水晶振動子21の電極パッド212P、213Pが映るミラー110を撮像して位置合せをするので、プローブピン331A、331Bの先端が水晶振動子21の電極パッド212P、213Pに接触する前に、位置合せをすることができる。したがって、位置合せをリアルタイムで行うことができ、エッチング作業工程の効率化を図ることができる。
本実施の形態によれば、ミラー110を、キャリア22の上面に対して傾斜して配置したので、簡単な構造で、位置合せを実行することができる。
本実施の形態によれば、キャリア22の上面に対して傾斜するミラー110を、プローブピン331A、331Bが取り付けられたブロック332に取り付けた。したがって、エッチング室12内にミラー110の設置スペースをとる必要がない。
本実施の形態によれば、ブロック332の傾斜面にミラー110を取り付け、ミラー110を貫通してプローブピン331A、331Bを取り付けた。したがって、電極パッド212P、213Pを上方から見た画像として撮影でき、精度の高い位置合せをすることが可能となる。
本実施の形態によれば、ブロック332の、キャリア22の上面に対して45度傾斜する傾斜面にミラー110を取り付け、このミラー110を貫通してプローブピン331A、331Bを取り付けた。したがって、ミラー110には、真上から見た電極パッド212P、213Pが映り、真上から見たプローブピン位置がミラー110のピン孔334位置に一致するため、精度の高い位置合せをすることが可能となる。
(実施の形態2)
実施の形態1では、プローブピン位置合せ装置100を備える周波数調整装置10を説明したが、本発明のプローブピン位置合せ装置は、他の装置にも適用することができる。本実施の形態では、プローブピン位置合せ装置を備える移載装置について、図8を参照して説明する。
図8は、水晶振動子21を移載するための移載装置400の要部を示す概念図である。移載装置400は、水晶振動子21を静電吸着によりプローブピン401A、401Bに吸着させ、別工程に移載させる装置である。
移載装置400は、プローブピン401A、401Bと、プローブピン401A、401Bに接続された電源402、403を備える。プローブピン401A、401Bは、それぞれ、電極404A、404Bを備える。
電源402からプラスの電圧が電極404Bに印加されると、電極404Bの先端に誘電分極によりプラスの誘電層405Bが生成され、電源403からマイナスの電圧が電極404Aに印加されると、電極404Aの先端に誘電分極によりマイナスの誘電層405Aが生成される。これにより、電極404A、404Bと、電極パッド212P、213Pとの間でクローン力が生じ、水晶振動子21の電極パッド212P、213Pは、プローブピン401A、401Bに吸着される。
移載装置400は、水晶振動子21を次工程に移載するために使用される。例えば、移載装置400は、図1に示す周波数調整装置10で周波数が調整された水晶振動子21を、パッケージに封入する封入工程に移載するときに使用される。移載時には、電極404A、404Bと、電極404A、404Bにより吸着される電極パッド212P、213Pとの位置合せが重要となる。位置合せが適切でなければ、移載時に、水晶振動子21がプローブピン401A,401Bから外れて落下する。
移載装置400も、実施の形態1と同様のプローブピン位置合せ装置100を備える。図5に示すように、プローブピン401A、401Bが取り付けられたブロック406と、ブロック406に取り付けられたミラー110と、ミラー110に映った鏡像及び実像を撮影するカメラ120と、撮影された画像からプローブピン401A、401Bと、電極パッド212P、213Pとのずれ量を測定するずれ量測定部201と、ずれ量に基づいてブロック406を移動させる移動部202と、ずれ量測定部201と移動部202を制御する制御部200と、光源130と、を備える。
移載装置400のブロック406は、実施の形態1に記載したコンタクト機構33のブロック332と同一の形状に形成され、キャリア22に搭載され一列に並べられたN個の水晶振動子21と対応するN対のプローブピン401A、401Bを備える。
また、実施の形態1と同様に、ミラー110は、ブロック406の両端部にそれぞれ取り付けられる。ブロック406の両端部には、それぞれキャリア22の上面に対して45度に傾斜した傾斜面が形成され、傾斜面にミラー110が取り付けられる。プローブピン401A、401Bは、図5に示すように傾斜面に取り付けられたミラー110を貫通し、キャリア22の上面に対して垂直な方向に移動可能な状態で取り付けられる。
次に、移載装置400における位置合せ制御の流れを説明する。移載装置400における位置合せ制御は、エッチング室12での水晶振動子21の共振周波数の調整工程が終了後、取出室13から水晶振動子21を搭載したキャリア22が取り出された後に開始する。
水晶振動子21を搭載したキャリア22が、取出室13から取り出されたことを検知した制御部200は、プローブピン位置合せ装置100の制御を開始させる。位置合せ制御の処理の流れは、図6に示すフローチャートの流れと同様である。
位置合せ制御が終了した後は、ブロック406が下降し、プローブピン401A、401Bと電極パッド212P、213Pとが接触し、プローブピン401A、401Bに電圧が印加されることで、電極パッド212P、213Pがプローブピン401A、401Bに静電吸着される。静電吸着された水晶振動子21は、次工程の場所に移載される。
本実施の形態によれば、移載装置400にプローブピン位置合せ装置100を適用したので、水晶振動子21を次工程に移載するときに、プローブピン401A、401Bと電極パッド212P、213Pとを、静電吸着する前に、適切に位置合せすることができる。したがって、適切に位置合せがされた状態で水晶振動子21はプローブピン401A、401Bに吸着され、移載時の水晶振動子21の落下を防止することができる。また、プローブピン401A、401Bと電極パッド212P、213Pの接触前に位置合せすることができるので、プローブピン401A、401Bの先端又は水晶振動子21の損傷を防止することができる。
(変形例)
実施の形態1、2では、ミラー110をブロック332(406)の傾斜面に取り付け、傾斜面に取り付けたミラー110を貫通するようにプローブピン331A、331B(401A、401B)を取り付けると説明したが、プローブピン331A、331B(401A、401B)は、ミラー110を貫通して取り付けなくてもよく、実施の形態1を変形した場合を例として説明する。例えば、図9に示すように、プローブピン位置合せ装置100は、ブロック332の下面から突出するプローブピン331A、331Bの、カメラ120から見て背面側に、傾斜面が形成されたブロック332を備える。傾斜面は、キャリア22の上面に対して傾斜し、この傾斜面にミラー110が取り付けられる。ミラー110には、プローブピン331A、331Bが水晶振動子21に近づくときに、プローブピン331A、331Bと、電極パッド212P、213Pの双方が映る。
そして、ずれ量測定部201は、ミラー110に映った鏡像を撮影した画像において、画像内のプローブピン331A、331Bの位置と電極パッド212P、213Pの位置に基づいて、ずれ量を測定する。制御部200は、測定されたずれ量をゼロに近づけるように、ステージ35によりブロック332を移動させるように移動部202を制御する。
本変形例によれば、プローブピン331が電極パッド212P、213Pに近づくときに、電極パッド212P、213Pをミラー110に映すことができ、プローブピン331が電極パッド212P、213Pに接触する前に、位置合せをすることできる。また、ミラー110を貫通してプローブピン331A、331Bを取り付ける必要がないので、ミラー110の加工作業が不要になる。
実施の形態1、2、又は変形例では、位置合せ制御は、プローブピン331A、331Bが下降する前に行ったが、下降中に位置合せ制御をしてもよい。また、下降前及び下降中に複数回の位置合せ制御をしてもよい。複数回の位置合せ制御をすることにより、位置合せの精度を向上させることができる。
実施の形態1、2では、ブロック332(406)にミラー110を取り付けると説明したが、ミラー110は、ブロック332(406)に取り付けられなくてもよい。ブロック332(406)とプローブピン331A、331B(401A、401B)との間の側方、例えば、エッチング室12の壁面に2枚のミラー、あるいは湾曲する1枚のミラーを取り付け、プローブピン331A、331Bと電極パッド212P、213Pの双方が映るようにしてもよい。
実施の形態1、2では、キャリア22の上面に対して45度傾斜したミラー110を取り付けると説明したが、ミラー110の取り付け角度は、プローブピン331A、331Bと電極パッド212P、213Pの双方が映れる角度であればよい。ただし、変形例は、キャリア22上の電子デバイスと光軸90°となるようにカメラ120を配置することはできず、実施の形態1、2に比較してずれ量の検出精度が劣るが、電極パッド212P、213Pのサイズが比較的大きい電子デバイスに適用することができる。また、キャリア22の上面に対して傾斜させずに平行にミラー110を取り付け、ブロック332(406)とプローブピン331A、331B(401A、401B)との間の側方に傾斜して配置したミラーを介して、ミラー110をカメラ120が撮影してもよい。
実施の形態1、2では、ステージ35(45)により、x軸方向及びy軸方向にプローブピン331A、331B(401A、401B)を移動させて、位置合せをすると説明したが、z軸方向及びθ方向の補正をして位置合せをしてもよい。その場合には、z軸方向及びθ方向にブロック332(406)を移動させるモータを設けるとともに、ずれ量測定部201により、z軸方向のずれ量を測定する。
実施の形態1、2では、ステージ35(45)によりプローブピン331A、331B(401A、401B)を移動させて、位置合せをすると説明したが、キャリア22に駆動機構を接続し、キャリア22を移動させて位置合せをしてもよい。ステージ35(45)とキャリア22の双方を移動させてもよく、プローブピン331A、331B(401A、401B)に対してキャリア22上の電子デバイスが相対移動可能な構成であればよい。
実施の形態1、2では、電極パッド212Pと電極パッド213Pとは、同一主面の対角する位置に配置された水晶振動子21を例に説明したが、電極パッド212P、213Pの位置は、対角する位置でなくてもよく、並列する位置など、種々のタイプの電極パッドを備える水晶振動子に使用することができる。
実施の形態1、2では、真空槽内部にカメラを配置する例を説明したが、真空槽外部に配置したカメラを使用してずれ量を測定することもできる。
実施の形態1、2では、ブロック332(406)が移動して、水晶振動子21に接近する方向又は離れる方向に移動すると説明したが、水晶振動子21が搭載されたキャリア22が上下動することにより、水晶振動子21とプローブピン331A、331B(401A、401B)とが離接するようにしてもよい。
実施の形態2では、移載装置400は、キャリア22に搭載された一列に並べられたN個の水晶振動子21と対応するN対のプローブピン401A、401Bを備えると説明したが、水晶振動子21の個数とプローブピン401A、401Bの対の数は一致しなくてもよい。一回の移載作業で移載したい水晶振動子21の数に応じて、対応関係を変更する。
本発明は、電子デバイスの電極パッドとプローブピンの位置合せをするプローブピン位置合せ装置に利用することができる。
10 周波数調整装置
11 仕込室
12 エッチング室
13 取出室
21 水晶振動子
22 キャリア
23 仕切弁
31 イオンガン
32 シャッタ
33 コンタクト機構
34A,34B ケーブル
35,45 ステージ
37 仕切弁
40 パワースプリッタ
50 IC回路
60 ネットワークアナライザ
100 プローブピン位置合せ装置
110 ミラー
120 カメラ
121 画面
130 光源
200 制御部
201 ずれ量測定部
202 移動部
203 表示部
211 水晶片
212,213 電極
212P,213P 電極パッド
213L リード電極
331 プローブピン
331A、331B プローブピン
332 ブロック
333 基板
334 ピン孔
335 貫通穴
337 アーム
351 Xステージ
352 Yステージ
351A,351B 移動軸
352A,352B モータ
353A,353B エンコーダ
400 移載装置
401A,401B プローブピン
402,403 電源
404A,404B 電極
405A,405B 誘電層

Claims (5)

  1. 基台の一面に載置された電子デバイスと、先端が前記電子デバイスの電極パッドに接触するプローブピンと、の位置合せをするプローブピンの位置合せ装置であって、
    前記プローブピンが前記電極パッドに近づくとき、少なくとも前記電子デバイスの電極パッドが映るミラーと、
    前記電極パッドに近づく前記プローブピンと、前記ミラーに映った鏡像を撮影するカメラと、
    前記カメラにより撮影された画像における、前記プローブピンの位置と前記電子デバイスの電極パッドの位置と、のずれ量を測定するずれ量測定部と、
    前記基台と前記プローブピンを相対移動させる移動部と、
    前記ずれ量測定部により測定されたずれ量をゼロに近づけるように、前記基台と前記プローブピンを前記移動部により相対移動させる制御部と、
    を備え
    前記ミラーは、前記基台の一面に対して傾斜した傾斜面に設置され、
    前記プローブピンは、前記ミラーを貫通して配置され、
    前記ずれ量測定部は、前記カメラにより撮影した画像において、実像における前記プローブピンの前記ミラーでの配置位置と、鏡像における前記電子デバイスの電極パッドの位置から、前記プローブピンの位置と前記電子デバイスの電極パッドの位置と、のずれ量を測定する、
    プローブピン位置合せ装置。
  2. 前記制御部は、前記ずれ量測定部により測定されたずれ量に基づいて、前記電子デバイスの電極パッドの位置と前記プローブピンの位置が前記撮影された画像において合致するように前記移動部を制御する、
    請求項に記載のプローブピン位置合せ装置。
  3. 前記プローブピンが取り付けられるブロックを更に備え、
    前記ブロックは、前記傾斜面を備え、
    前記ミラーは、前記ブロックの前記傾斜面に取り付けられた、
    請求項1又は2に記載のプローブピン位置合せ装置。
  4. 電子デバイスの表面をエッチングするエッチングステップと、
    請求項1~の何れか1項に記載のプローブピン位置合せ装置により、前記電子デバイスの電極パッドとプローブピンとの位置合わせをする位置合わせステップと、
    位置合せされた前記プローブピンにより前記電子デバイスの共振周波数を測定する測定ステップと、
    を備えるプローブピン位置合せ装置を使用した電子デバイスの製造方法。
  5. 電子デバイスの表面をエッチングするエッチングステップと、
    請求項1~の何れか1項に記載のプローブピン位置合せ装置により、前記電子デバイスの電極パッドとプローブピンとの位置合わせをする位置合わせステップと、
    位置合せされた前記プローブピンにより前記電子デバイスを吸着して前記電子デバイスを移送する移送ステップと、
    を備えるプローブピン位置合せ装置を使用した電子デバイスの製造方法。
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