JP5326675B2 - 電気機器 - Google Patents

電気機器 Download PDF

Info

Publication number
JP5326675B2
JP5326675B2 JP2009054266A JP2009054266A JP5326675B2 JP 5326675 B2 JP5326675 B2 JP 5326675B2 JP 2009054266 A JP2009054266 A JP 2009054266A JP 2009054266 A JP2009054266 A JP 2009054266A JP 5326675 B2 JP5326675 B2 JP 5326675B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connecting member
power plug
plug unit
main body
electric device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009054266A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010211969A (ja
Inventor
智之 石丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GS Yuasa International Ltd
Original Assignee
GS Yuasa International Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by GS Yuasa International Ltd filed Critical GS Yuasa International Ltd
Priority to JP2009054266A priority Critical patent/JP5326675B2/ja
Publication of JP2010211969A publication Critical patent/JP2010211969A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5326675B2 publication Critical patent/JP5326675B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、接続対象部と電気的に接続するための電極を備えた接続具と、前記接続具と別体に構成され、且つ、前記接続具を装着した状態で前記接続具と電気的に接続される受電ユニットとが備えられた電気機器に関する。
このような接続具を介して接続対象部に接続する電気機器としては、例えば、二次電池に充電するための充電器や、あるいは、商用電源電圧を適宜の電圧の直流電圧又は交流電圧に変換するアダプタ等がある。
この種の電気機器では、例えば下記特許文献1にも記載のように、商用電源のコンセントの形状が異なる国々での使用を可能とするために、各国あるいは各地域の商用電源のコンセントの形状等の仕様に適合した複数種の電源プラグユニット(接続具の1例)を電気機器本体とは別体で用意しておき、電気機器の使用に際してはその国等の仕様に適合した電源プラグユニットを本体部に装着してその電気機器を使用するということが広く行われている。
電気機器の本体部に電源プラグユニットを装着して使用するとき、例えば本体部側のコネクタに電源プラグユニットを単純に挿入するだけのような構造では、電源プラグユニットを装着した本体部を電源のコンセントから引き抜き操作する際に本体部から電源プラグユニットが離脱して、電源プラグユニットがコンセントに挿入された状態のままで残ってしまうことがあり、機器の取扱いが煩わしいものとなってしまう。
このため、電気機器の本体部に電源プラグユニットを装着したときに、電源プラグユニットが本体部から抜けてしまうのを防止する機構を備えることが考えられている。
例えば、下記特許文献1では、電気機器の本体部に、コンセントへの挿入方向と直交する方向に延びる係合溝を形成しておき、電源プラグユニットを本体部に装着した後、電源プラグユニット側の被係合部が前記係合溝に係合させるように両者をスライド移動させて、抜け止めを行う構成としている。
更には、本体部側あるいは電源プラグユニット側の何れかに係止用のフックを備えて、両者を装着したときに、係止用のフックが相手側の被係止部に係合して抜け止めを行うような構成も考えられている。
特開2002−260794号公報
上述のような抜け止め機構を備えることで電気機器が取扱い易いものとなるのであるが、上述のような抜け止め機構を備えるということは、本体部と電源プラグユニットとの接続姿勢を固定化してしまうことを意味しており、電気機器がとり得る姿勢が制限されて、電気機器の使用形態に制限を加える要因となってしまう。
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、電気機器がとり得る姿勢についての自由度を向上させる点にある。
本出願の第1の発明は、接続対象部と電気的に接続するための電極を備えた接続具と、前記接続具と別体に構成され、且つ、前記接続具を装着した状態で前記接続具と電気的に接続される受電ユニットとが備えられた電気機器において、前記接続具と前記受電ユニットとを連結し且つ電気的に接続するために、連結部材とその連結部材に対して着脱自在の着脱部とが前記接続具と前記受電ユニットとに振分けて配置され、前記連結部材は、前記接続具又は前記受電ユニットの一方に回動可能に支持され、前記着脱部が連結された状態の前記連結部材の回動範囲内の設定箇所における相互の係合作用により前記連結部材からの前記着脱部の離脱を阻止する係止部と被係止部とが、前記接続具側と前記受電ユニット側とに振分けて配置され、前記連結部材と前記着脱部とが連結された状態で前記連結部材の回動と連動して移動する前記係止部及び前記被係止部のうちの一方の動きが、前記係止部及び前記被係止部のうちの他方によって阻止されないように、前記係止部の設置位置と前記被係止部の設置位置とで前記連結部材の回動軸芯からの距離が異なるように設定されて構成されている。
すなわち、接続具を受電ユニットに連結操作するときは、連結部材の姿勢を、前記設定箇所以外の前記係止部と前記被係止部とが干渉しない姿勢に設定して、連結部材と前記着脱部とを連結することで、接続具を受電ユニットに連結する。
その後、連結部材を回動操作して、前記係止部と前記被係止部とが係合作用する位置に設定し、接続具の抜け止めをする。
このように、連結部材を回動操作して接続具を抜け止めする位置に位置させる構成であるため、そのような接続具を抜け止めする位置を複数位置に設定すると、何れの位置に位置させるかで接続具の姿勢が大きく変化することになる。
これは、受電ユニットに対する接続具の相対的な姿勢を変化させられるということであり、接続具の電極を前記接続対象部に接続したときに受電ユニットのとり得る姿勢を必要に応じて変更操作できることになる。
又、本出願の第2の発明は、上記第1の発明の構成に加えて、前記係止部と前記被係止部とが相互に接触する曲面は、いずれも、前記連結部材の回動軸芯の軸芯方向視で、ほぼ回動軸芯を中心とする同心円をなし、且つ、略同一の曲率半径を有している。
本出願の第3の発明は、上記第1又は第2の発明の構成に加えて、前記接続具は、前記接続対象部である電源のコンセントに挿入する受電用の電極を備えた電源プラグユニットであり、前記受電ユニットは、前記電源プラグユニットを装着した状態で前記電源プラグユニットから給電される電気機器本体部であり、前記連結部材は、前記電気機器本体部に回動可能に支持され、前記着脱部は、前記電源プラグユニットに備えられ、前記電気機器本体部側に備えられた前記係止部と前記電源プラグユニット側に備えられた前記被係止部との係合作用により、前記電源プラグユニットの離脱方向への移動を阻止するように構成されている。
すなわち、電源プラグユニットを電気機器本体部に連結操作するときは、電気機器本体部の連結部材の姿勢を、前記設定箇所以外の電源プラグユニットの被係止部が電気機器本体部の係止部と干渉しない姿勢に設定して、電源プラグユニットを連結部材に連結する。
その後、電源プラグユニットを連結した状態の連結部材を回動操作して、電気機器本体部の係止部が電源プラグユニットの被係止部と係合作用する位置に設定し、電源プラグユニットの抜け止めをする。
このように、電源プラグユニットを接続した状態の連結部材を回動操作して電源プラグユニットを抜け止めする位置に位置させる構成であるため、そのような電源プラグユニットを抜け止めする位置を複数位置に設定すると、何れの位置に位置させるかで電源プラグユニットの姿勢が大きく変化することになる。
これは、電気機器本体部に対する電源プラグユニットの相対的な姿勢を変化させられるということであり、電源プラグユニットの受電用の電極を電源のコンセントに挿入した際に電気機器本体部のとり得る姿勢を必要に応じて変更操作できることになる。
又、本出願の第4の発明は、上記第1〜第3のいずれかの発明の構成に加えて、前記設定箇所における前記係止部と前記被係止部とが係合作用する位置で、前記連結部材の位置決めをするデテント式の位置決め機構が備えられている。
従って、連結部材を回動操作して、前記接続具を抜け止めする位置に位置させる際に、デテント式の位置決め機構によって、すなわち、凸側部材と凹側部材とのひっかかりにより回動操作中の操作抵抗に変化を持たせる機構によって回動操作を停止するべき位置を的確に認識できると共に、前記接続具等をその姿勢で保持できる。
又、本出願の第5の発明は、上記第3又は第4の発明の構成に加えて、前記電気機器本体部は略直方体形状の筐体を有し、前記電源プラグユニット及び前記連結部材の回動範囲の両端部において前記係止部と前記被係止部とが係合作用するように設定されている。
すなわち、電気機器本体部の筐体形状が略直方体形状であるとき、電源プラグユニットを連結部材に接続した状態で、電源プラグユニットの受電用の電極が筐体表面に対して法線方向に延びる姿勢でコンセントの挿入されるようにするのが取扱い上において好適である。
そこで、例えば、電源プラグユニットを接続した連結部材の回動角度範囲を90度あるいは180度のように設定して、その回動範囲の両端部で、電源プラグユニットの受電用の電極が電気機器本体部の筐体表面に対して法線方向に延びる姿勢とすると共に、前記係止部と前記被係止部との係合作用で電源プラグユニットの抜け止めをさせる。
これによって、電源プラグユニットの姿勢を、電気機器本体部の筐体形状に応じた取扱いのし易い姿勢に適宜に切換えることができる。
上記第1の発明によれば、前記接続具の電極を前記接続対象部に接続した際に受電ユニットのとり得る姿勢を必要に応じて変更操作でき、受電ユニットがとり得る姿勢についての自由度を向上させることができる。
又、上記第3の発明によれば、電源プラグユニットの受電用の電極を電源のコンセントに挿入した際に電気機器本体部のとり得る姿勢を必要に応じて変更操作でき、電気機器がとり得る姿勢についての自由度を向上させることができる。
又、上記第4の発明によれば、連結部材を回動操作する際に、回動操作中の操作抵抗に変化を持たせる機構によって回動操作を停止するべき位置を的確に認識できると共に、前記接続具をその姿勢で保持できるので、電気機器の取扱いを一層便利なものとできる。
又、上記第5の発明によれば、電源プラグユニットの姿勢を、電気機器本体部の筐体形状に応じた取扱いのし易い姿勢に適宜に切換えることができるので、電気機器の取扱いを更に便利なものとできる。
本発明の実施の形態に係る充電器の斜視図 本発明の実施の形態に係る充電器の斜視図 本発明の実施の形態に係る電源プラグユニットの斜視図 本発明の実施の形態に係る電気機器本体部の斜視図 本発明の実施の形態に係る電気機器本体部の斜視図 本発明の実施の形態に係る電気機器本体部の斜視図 本発明の実施の形態に係る係合作用を説明する要部断面図 本発明の実施の形態に係る位置決めを説明する要部断面図 本発明の実施の形態に係る連結部材の斜視図 本発明の実施の形態に係る位置決めのための部品の斜視図 本発明の別実施形態に係る要部斜視図 本発明の別実施形態に係る要部断面図
以下、本発明の電気機器の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本実施の形態では、電気機器として二次電池を充電する充電器BCを例示している。
充電器BCでは、図1に示すように、接続対象部である電源(商用電源)のコンセントに電気的に接続するための接続具として電源プラグユニット2が備えられており、その電源プラグユニット2とは別体の受電ユニットとして電気機器の本体部1が備えられており、電源プラグユニット2と本体部1とは電気的に接続され、又、電源プラグユニット2は本体部1に機械的に装着されている。
電源プラグユニット2は、図3の斜視図に示すように、接続対象部(電源のコンセント)と電気的に接続するための電極(商用電源のコンセントに挿入する受電用の電極)としてプラグ電極21を備えているが、世界の国又は地域によって商用電源のコンセントの形状が異なるため、それに対応すべく電源プラグユニット2もプラグ電極21の形状及び配置が異なる複数種類のものが本体部1に対して用意されている。本実施の形態では、それらのうち日本の商用電源のコンセントに適合した図3の斜視図に示すものを例示して説明する。
本体部1と電源プラグユニット2との機械的な連結及び電気的な接続は、連結部材11とその連結部材11に対して着脱自在の着脱部とによって行い、それらを本体部1と電源プラグユニット2とに振分けて配置している。本実施の形態では、本体部1に連結部材11を配置し、電源プラグユニット2に着脱部であるインレットプラグ22(図3参照)を配置している。
本体部1は、扁平の略直方体形状の筐体を有し、その筐体は樹脂にて構成されている。
本体部1のみを斜視図で示す図4に示すように、本体部1にはいわゆるインレットと称される型式の連結部材11が備えられており、この連結部材11の開口11aに電源プラグユニット2のインレットプラグ22を挿入することで、電源プラグユニット2を本体部1へ連結する状態で装着する。
インレットプラグ22を連結部材11の開口11aに挿入した状態で、プラグ電極21と連結部材11内の一対の電極ピン11bとが電気的に接続される。
連結部材11は、図9の斜視図に示すように、開口11aの形成面を正面として両側面に高さの低い円柱状の被支持軸11cが備えられ、この被支持軸11cが本体部1側の部材に回転軸芯α(被支持軸11cがなす円の中心を貫く軸芯)周りに矢印Aで示す向きに回動自在(より厳密には揺動自在)に支持されている。図4においても連結部材11の回動軸芯α及び回動の向きを示す矢印Aを同符号で示している。
図4では、連結部材11の開口11aが、本体部1の扁平面1a(図4における上面あるいは下面)に対して略45度の角度で斜め上方を向く姿勢をとった場合を図示している。
連結部材11の回動範囲は、連結部材11の開口11aが向く方向すなわち電源プラグユニット2の挿入方向で表現すると、本体部1の筐体表面における隣り合う2つの直交面において、連結部材11の開口11aが、一方の面の法線方向を向く姿勢から他方の面の法線方向を向く姿勢までの範囲であり、本体部1の扁平面1aと平行となる方向を向く姿勢(図5参照)から、本体部1の扁平面1aに対して略90度の角度で上方を向く姿勢(図6参照)までの略90度である。この範囲での連結部材11及び2の回動を許容するように本体部1の筐体が切り欠かれている。
この回動範囲のうち、図4に示す略45度の姿勢となっている状態の連結部材11に電源プラグユニット2のインレットプラグ22を挿入する。
連結部材11にインレットプラグ22を挿入して本体部1に電源プラグユニット2を連結した状態で、連結部材11と電源プラグユニット2とを一体に回動操作して、プラグ電極21が本体部1の扁平面1aと略平行となる姿勢とした状態が図1に示す状態であり、プラグ電極21が本体部1の扁平面1aと略直交姿勢とした状態が図2に示す状態である。
充電器BCは、連結部材11及び電源プラグユニット2が図1あるいは図2に示す姿勢となっている状態で、電源プラグユニット2のプラグ電極21を商用電源のコンセントに挿入して使用する。
充電器BCには、連結部材11及び電源プラグユニット2が図1あるいは図2に示す姿勢となっているときに、電源プラグユニット2が連結部材11から離脱するのを阻止する離脱阻止機構が備えられている。
この離脱阻止機構は、相互の係合作用により連結部材11からのインレットプラグ22の離脱を阻止する係止部12と被係止部23とを、電源プラグユニット2側と本体部1側とに振分けて配置することで構成されており、本実施の形態では、係止部12を本体部1側に備え、被係止部23を電源プラグユニット2側に備えている。
具体的には、本体部1の係止部12は、図4に示すように、本体部1の筐体を利用して連結部材11の取り付け箇所近傍に形成されている。
係止部12には、図4における上面側の扁平面1aに形成されている第1係止部12aと、扁平面1aと略直交する側面1bに形成されている第2係止部12bとがある。
第1係止部12a及び第2係止部12bは、何れも、本体部1の筐体表面付近を連結部材11の回動空間に向けて幅狭の板状に突出させた形状を有している。
第1係止部12aは、プラグ電極21が扁平面1aと略直交する姿勢となる図2に示す状態において、電源プラグユニット2を抜け止め、すなわち、電源プラグユニット2の離脱方向への移動を阻止するためのものであり、図6に示す開口11aが上方を向く姿勢となっているときの開口11aの両側(回動移動方向視で左右両側)に一対に形成されている。
第2係止部12bは、プラグ電極21が扁平面1aと略平行姿勢となる図1に示す状態において、電源プラグユニット2を抜け止め、すなわち、電源プラグユニット2の離脱方向への移動を阻止するためのものであり、図5に示す開口11aが側方(扁平面1aと平行方向)を向く姿勢となっているときの開口11aの両側(回動移動方向視で左右両側)に一対に形成されている。
上記の係止部12に対応する電源プラグユニット2側の被係止部23は、図3に示すように、インレットプラグ22の台座部分が弧状断面を有する状態で横幅方向(図3において矢印Bで示す方向)に突出する形状に形成されている。
被係止部23よりもプラグ電極21側には、横幅方向(矢印Bの方向)の長さが被係止部23の存在部分よりも短い幅狭部24,横幅方向の長さが被係止部23と略同幅の同幅部25,被係止部23や同幅部25よりも横幅方向の長さが長い幅広部26が存在する。
第1係止部12a及び第2係止部12bが夫々左右一対に形成されているのと対応して、図3における手前側の被係止部23と同等のものが、インレットプラグ22を挟んで反対側に対称形状で形成されている。
本体部1側の係止部12は、電源プラグユニット2の被係止部23における弧をなす面と係合作用することになり、係止部12と被係止部23とが係合作用する状態においては、被係止部23と同幅部25とが対向する部分の空間PSを通過することになる。
従って、電源プラグユニット2と連結部材11とが連結した状態で、それらの回動方向視の左右両側端部で係止部12と被係止部23とが係合作用することになる。
本体部1側の係止部12と電源プラグユニット2側の被係止部23との係合作用について、図7の断面図によって更に詳細に説明する。
図7の断面図は、連結部材11と電源プラグユニット2とが連結した状態を、被係止部23の横幅方向(図3の矢印Bの方向)の端面よりもわずかに内方側位置で切断したものを概略的に示している。
上下が逆になっているが、図7(a)は図1に示す状態,図7(b)は図4の姿勢の連結部材11に電源プラグユニット2を連結した状態,図7(c)は図2に示す状態についての断面を示している。
図7(b)に示す状態では、係止部12と被係止部23とが係合作用しない位置関係となっており、電源プラグユニット2を図7(b)において矢印Cで示す方向に移動可能で、開口11aへ電源プラグユニット2のインレットプラグ22を挿入できると共に、開口11aからインレットプラグ22を引き抜くことができる。
電源プラグユニット2を開口11aへ挿入するときの向きは、図3において矢印Bで示す横幅方向が連結部材11の回動軸芯αの軸芯方向と一致する向きとして挿入する。
連結部材11及び電源プラグユニット2を回動軸芯α周りに回動操作して図7(a)に示す姿勢とすると、第2係止部12bが被係止部23と幅広部26との間の空間PSへ入り込み、連結部材11と第2係止部12bとが係合作用する状態となり、この状態で電源プラグユニット2を連結部材11から引き抜こうとしても、第2係止部12bが電源プラグユニット2の離脱方向への移動を阻止する。
係止部12と被係止部23とが相互に接触する曲面は、いずれも、連結部材11及び電源プラグユニット2の回動軸芯αの軸芯方向視で、ほぼ回動軸芯αを中心とする同心円をなし、且つ、略同一の曲率半径を有しているので、電源プラグユニット2を引き抜き操作したときには、係止部12は「面」として被係止部23を受止めることになる。
これによって、的確に電源プラグユニット2を抜け止めできる。
又、連結部材11及び電源プラグユニット2を回動軸芯α周りに回動操作して図7(c)に示す姿勢とした場合も同様に、第1係止部12aが被係止部23と幅広部26との間の空間PSへ入り込み、連結部材11と第1係止部12aとが係合作用する状態となり、この状態で電源プラグユニット2を連結部材11から引き抜こうとしても、第1係止部12aが電源プラグユニット2の離脱方向への移動を阻止する。
すなわち、電源プラグユニット2が連結された状態の連結部材11の略90度の回動範囲内における複数の設定箇所(より具体的には、電源プラグユニット2及び連結部材11の回動範囲の両端部)において、電源プラグユニット2に備えられた被係止部23との係合作用により電源プラグユニット2の離脱方向への移動を阻止するように係止部12が設けられている。
又、連結部材11とインレットプラグ22とが連結された状態で連結部材11の回動と連動して移動する係止部12及び被係止部23のうちの一方(本実施の形態では、被係止部23)の動きが、係止部12及び被係止部23のうちの他方(本実施の形態では、係止部12)によって阻止されないように、連結部材11とインレットプラグ22とが連結された状態で係止部12の設置位置と被係止部23の設置位置とで回動軸芯αからの距離が異なるようにしている。これによって、係止部12は被係止部23の回動移動を許容し、電源プラグユニット2の回動を阻害しない。
以上のように、充電器BCは、図7(b)の電源プラグユニット2の挿抜のための姿勢、並びに、係止部12と被係止部23とが係合作用する図7(a)及び図7(c)の使用時の姿勢の合計3姿勢で取り扱うのが基本である。
このため、充電器BCには、これら3姿勢の夫々に電源プラグユニット2及び連結部材11を位置決め保持する機構を備えている。
この位置決め機構及びこの機構の動作を図8の断面図及び連結部材11を斜視図で示す図9に基づいて説明する。
図8(a),図8(b)及び図8(c)は何れも電源プラグユニット2の横幅方向(矢印Bで示す方向)中央位置で切断したときの概略断面を示しており、図8(a),図8(b)及び図8(c)で示す各状態は、夫々、図7(a),図7(b)及び図7(c)で示す各状態に対応している。
連結部材11の位置決め機構の基本的な考え方は、連結部材11と本体部1とに凸状部材と凹状部材とを振分けて配置し、その凸状部材と凹状部材とが係合作用する側に付勢手段によって付勢することによって、相対移動(ここでは相対回動)する凸状部材と凹状部材とが係合作用する前後で回動操作の操作抵抗に変化をつける、いわゆるデテント式の位置決め機構としている。
本実施の形態では上記の凸状部材を連結部材11側に備えており、図9に示すように、回動軸芯αの軸芯方向の中央部表面に概略三角柱形状の凸部11dが上記凸状部材に相当する。
凸部11dは、三角柱の高さ方向が回動軸芯αの軸芯方向となる姿勢で、回動軸芯α周りの同一円周上に略45度の角度間隔で3個並べて形成されている。
上記凹状部材は本体部1側に備えられており、凸部11dと係合作用している状態で示す図8及び部品単体を斜視図で示す図10のように、略V字形状の溝で構成される溝状凹部13aを有するロック部材13がその機能を有する。
ロック部材13は、本体部1の壁部材1c内を図8(a)において矢印Dで示す方向での若干量の摺動移動が許容される状態で取り付けられており、溝状凹部13aの存在側と反対側の端部に位置する位置規制用のピン13bが壁部材1cを貫通して矢印Dで示す方向以外のロック部材13の位置変動を規制している。
ロック部材13におけるピン13bよりも溝状凹部13a側の大径部13cの周囲にはコイルバネ14が配置され、溝状凹部13aと凸部11dとが係合作用する側にロック部材13を付勢して、上記付勢手段として機能している。
電源プラグユニット2の連結部材11への連結及び連結の解除が可能な図8(b)の状態では、3つの凸部11dのうちの中央の凸部11dが連結部材11の開口11aと係合しており、その状態から図8において上方側に電源プラグユニット2及び連結部材11を揺動操作(回動操作)を開始すると、凸部11dがコイルバネ14の付勢力に抗してロック部材13を図8における左側へ一旦押し込み、図8(a)の姿勢までの回動操作を完了すると、ロック部材13はコイルバネ14の付勢力にて元の位置に復帰すると共に、溝状凹部13aと図8において上側に位置する凸部11dとの係合及びコイルバネ14の付勢力によって、電源プラグユニット2等の揺動操作に対して比較的高い操作抵抗を付与する状態となり、電源プラグユニット2等の姿勢の位置決めを行う。
一方、図8(b)の状態から図8において下方側に電源プラグユニット2等を揺動操作する場合も同様であり、電源プラグユニット2及び連結部材11を揺動操作(回動操作)を開始すると、凸部11dがコイルバネ14の付勢力に抗してロック部材13を図8における左側へ一旦押し込み、図8(c)の姿勢までの回動操作を完了すると、ロック部材13はコイルバネ14の付勢力にて元の位置に復帰すると共に、溝状凹部13aと図8において下側に位置する凸部11dとの係合及びコイルバネ14の付勢力によって、電源プラグユニット2等の揺動操作に対して比較的高い操作抵抗を付与する状態となり、電源プラグユニット2等の姿勢の位置決めを行う。
充電器BCは、通常図7(a)又は図7(c)で示す姿勢とした状態で商用電源のコンセントにプラグ電極21を挿入して使用する。この図7(a)又は図7(c)で示す姿勢での使用状態において、仮に使用者が本体部1を手に持ってコンセントから充電器BCを引き抜く操作を行ったとしても、電源プラグユニット2がコンセント側に残ってしまうようなことがなく、本体部1と電源プラグユニット2とが連結された状態が維持される。
図7(a)又は図7(c)で示す姿勢でコンセントに接続している状態で、コンセントから受電した電力はプラグ電極21,電極ピン11b及び被支持軸11cの電極(図示を省略)を経て本体部1内の充電回路へと給電され、本体部1の筐体内にセットされている二次電池に対して充電動作が行われる。
〔別実施形態〕
以下、本発明の別実施形態を列記する。
(1)上記実施の形態では、電源プラグユニット2及び連結部材11の回動範囲を略90度として、その回動範囲の両端部の2位置で係止部12と被係止部23とを係合作用させる場合を例示しているが、例えば、電源プラグユニット2及び連結部材11の回動範囲を略180度として、その回動範囲の両端部及び中央位置の3位置で係止部12と被係止部23とを係合作用させるように構成しても良い。
(2)上記実施の形態では、電気機器として充電器BCを例示しているが、いわゆるACアダプタ等の各種の電気機器に本発明を適用できる。
(3)上記実施の形態では、連結部材11と本体部1とに凸状部材と凹状部材とを振分けて配置して連結部材11を位置決めするデテント式の位置決め機構を構成するについて、凸状部材(凸部11d)を連結部材11側に備え、凹状部材(溝状凹部13a)を本体部1側に備える場合を例示しているが、連結部材11側に凹状部材を配置し、本体部1側に凸状部材を配置する構成としても良い。
(4)上記実施の形態では、連結部材11と本体部1とに凸状部材と凹状部材とを振分けて配置して連結部材11を位置決めするデテント式の位置決め機構を構成するについて、連結部材11の背面側(開口11aの存在側と反対側)に凸部11dを形成し、その凸部11dの形成位置の更に後方側に溝状凹部13aを有するロック部材13を配置する構成としているが、例えば、図11及び図12に示すように、連結部材11の被支持軸11cを利用して構成する等、デテント式の位置決め機構を構成する凸状部材及び凹状部材の配置位置は適宜に変更可能である。
図11及び図12で示すデテント式の位置決め機構について概略的に説明する。上記実施形態と対応する部材については、上記実施形態と同一の符号を用いて示す。
図11は、連結部材11の本体部1への設置状態を後方側から見た斜視図で示すものであり、図12は、被支持軸11cの厚さ方向中央位置で切断した断面を概略的に示すものである。
本体部1側の支持台30に支持される連結部材11の被支持軸11cの外周面には、3個の凹溝31が歯車状に周方向に並べて形成されており、その凹溝31に係合する凸状押圧部32aを有するロック部材32が、本体部1内の被支持軸11cの側脇に配置されている。
ロック部材32には、凸状押圧部32aに連設する函状体32b内にコイルバネ33が備えられている。
ロック部材32は、図11及び図12で矢印Eで示す上下方向に移動可能に支持されており、コイルバネ33が函状体32bを下方側へ付勢している。従って、凸状押圧部32aは、凹溝31に係合作用する側へコイルバネ33によって付勢されている。
連結部材11に電源プラグユニット2を連結した状態で、コイルバネ33による付勢力に抗して回動軸芯α周りに回動操作し姿勢を変化させると、凸状押圧部32aが隣り合う凹溝31間の山部分を乗り越えて次の凸状押圧部32aと係合作用する状態に移行し、コイルバネ33の付勢力によるその係合作用によって連結部材11の位置決めを行う。
1 受電ユニット
2 接続具
11 連結部材
12 係止部
21 受電用の電極
22 着脱部
23 被係止部

Claims (5)

  1. 接続対象部と電気的に接続するための電極を備えた接続具と、前記接続具と別体に構成され、且つ、前記接続具を装着した状態で前記接続具と電気的に接続される受電ユニットとが備えられた電気機器であって、
    前記接続具と前記受電ユニットとを連結し且つ電気的に接続するために、連結部材とその連結部材に対して着脱自在の着脱部とが前記接続具と前記受電ユニットとに振分けて配置され、
    前記連結部材は、前記接続具又は前記受電ユニットの一方に回動可能に支持され、
    前記着脱部が連結された状態の前記連結部材の回動範囲内の設定箇所における相互の係合作用により前記連結部材からの前記着脱部の離脱を阻止する係止部と被係止部とが、前記接続具側と前記受電ユニット側とに振分けて配置され、
    前記連結部材と前記着脱部とが連結された状態で前記連結部材の回動と連動して移動する前記係止部及び前記被係止部のうちの一方の動きが、前記係止部及び前記被係止部のうちの他方によって阻止されないように、前記係止部の設置位置と前記被係止部の設置位置とで前記連結部材の回動軸芯からの距離が異なるように設定されて構成されている電気機器。
  2. 前記係止部と前記被係止部とが相互に接触する曲面は、いずれも、前記連結部材の回動軸芯の軸芯方向視で、ほぼ回動軸芯を中心とする同心円をなし、且つ、略同一の曲率半径を有している請求項1記載の電気機器。
  3. 前記接続具は、前記接続対象部である電源のコンセントに挿入する受電用の電極を備えた電源プラグユニットであり、
    前記受電ユニットは、前記電源プラグユニットを装着した状態で前記電源プラグユニットから給電される電気機器本体部であり、
    前記連結部材は、前記電気機器本体部に回動可能に支持され、
    前記着脱部は、前記電源プラグユニットに備えられ、
    前記電気機器本体部側に備えられた前記係止部と前記電源プラグユニット側に備えられた前記被係止部との係合作用により、前記電源プラグユニットの離脱方向への移動を阻止するように構成されている請求項1又は2記載の電気機器。
  4. 前記設定箇所における前記係止部と前記被係止部とが係合作用する位置で、前記連結部材の位置決めをするデテント式の位置決め機構が備えられている請求項1〜3のいずれか1項に記載の電気機器。
  5. 前記電気機器本体部は略直方体形状の筐体を有し、前記電源プラグユニット及び前記連結部材の回動範囲の両端部において前記係止部と前記被係止部とが係合作用するように設定されている請求項3又は4記載の電気機器。
JP2009054266A 2009-03-06 2009-03-06 電気機器 Active JP5326675B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009054266A JP5326675B2 (ja) 2009-03-06 2009-03-06 電気機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009054266A JP5326675B2 (ja) 2009-03-06 2009-03-06 電気機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010211969A JP2010211969A (ja) 2010-09-24
JP5326675B2 true JP5326675B2 (ja) 2013-10-30

Family

ID=42971931

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009054266A Active JP5326675B2 (ja) 2009-03-06 2009-03-06 電気機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5326675B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7218909B2 (ja) 2019-05-09 2023-02-07 株式会社昭和真空 プローブピン位置合せ装置及びプローブピン位置合せ装置を使用した電子デバイスの製造方法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6318541B2 (ja) * 2013-10-24 2018-05-09 三菱自動車工業株式会社 充電口構造
CN108649403A (zh) * 2018-05-11 2018-10-12 佛山鼎容软件科技有限公司 一种便携式电连接器插座

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000164306A (ja) * 1998-11-30 2000-06-16 Nagano Japan Radio Co 電子機器
JP4036763B2 (ja) * 2003-01-24 2008-01-23 三洋電機株式会社 電源プラグと電源インレットを有する電気機器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7218909B2 (ja) 2019-05-09 2023-02-07 株式会社昭和真空 プローブピン位置合せ装置及びプローブピン位置合せ装置を使用した電子デバイスの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010211969A (ja) 2010-09-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2426791B1 (en) Power-feed connector
JP2011090763A (ja) データメモリ用固定装置
JP5690914B1 (ja) 給電コネクタ
JP5326675B2 (ja) 電気機器
JP5760841B2 (ja) ロック解除アダプタ及び通信ケーブルユニット
CN114207953B (zh) 电源适配器及电连接器
US20100120278A1 (en) Multi-angular power adapter
JP2008103223A (ja) レバーコネクタ
JP2014116076A (ja) レバー式コネクタ
JP5691294B2 (ja) 電気機器
JP3830799B2 (ja) 電動工具と電動工具のための電源接続装置
CN215488657U (zh) 夹持组件及用于夹持移动设备的夹持装置
JP2010287348A (ja) 電源回路接続装置
JP2012115030A (ja) 充電装置及び保持構造
JP2005322571A (ja) プラグを備えた器機
CN211182287U (zh) 防护机构及电池
WO2013125582A1 (ja) レバー式コネクタ
WO2014077035A1 (ja) コネクタ
JP2007172850A (ja) コンセントプラグアダプタ
JP2012048822A (ja) 電気機器
TW202101834A (zh) 連接器
CN111509481A (zh) 可折叠插头组件和包括可折叠插头组件的装置
CN218632675U (zh) 锁止机构、连接器、转接线及连接组件
JP2012054037A (ja) 電気機器
CN112769176B (zh) 电子设备的充电座

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120224

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20120907

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130307

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130312

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130411

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130625

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130708

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5326675

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250