JP2014116076A - レバー式コネクタ - Google Patents

レバー式コネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP2014116076A
JP2014116076A JP2012266918A JP2012266918A JP2014116076A JP 2014116076 A JP2014116076 A JP 2014116076A JP 2012266918 A JP2012266918 A JP 2012266918A JP 2012266918 A JP2012266918 A JP 2012266918A JP 2014116076 A JP2014116076 A JP 2014116076A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
moving plate
cam
lever
male
peripheral wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012266918A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5811078B2 (ja
Inventor
Takashi Nagasaki
崇 長崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2012266918A priority Critical patent/JP5811078B2/ja
Publication of JP2014116076A publication Critical patent/JP2014116076A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5811078B2 publication Critical patent/JP5811078B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

【課題】フード部内においてムービングプレートを安定した姿勢で移動させる。
【解決手段】本発明は、雄ハウジング41と、ムービングプレート30と、雌ハウジング11と、雌ハウジング11の外周壁に回動可能に組み付けられるカム板21を有し、このカム板21に雄ハウジング41に設けられたカムピン48と係合可能なカム溝24が設けられ、このカム溝24とカムピン48の係合に基づくカム作用によって雌雄両ハウジング11,41を嵌合および離脱させるレバー20とを備え、ムービングプレート30の周壁部33とフード部42の内周面とは、全周に亘って近接して配されている構成としたところに特徴を有する。
【選択図】図6

Description

本発明は、レバー式コネクタに関する。
従来、レバーを回動操作することによって雌雄両ハウジングが嵌合および離脱するようにしたレバー式コネクタとして、例えば下記特許文献1に記載のものが知られている。このレバー式コネクタは、互いに嵌合可能な雌雄一対のハウジングを有しており、雌ハウジングには、レバーが回動可能に支持され、雄ハウジングには、雌ハウジングを内部に収容可能なフード部が設けられている。このフード部の奥壁には、複数の雄端子が前方に向かって突出して設けられており、さらにフード部内には、ムービングプレートが装着されている。このムービングプレートは、複数の雄端子を貫通させる複数の位置決め孔が形成された本体部と、この本体部の周縁から前方に向けて角筒状に立ち上がる周壁部とを有している。
レバーは、カム溝が形成されたカム板を有し、フード部の内壁には、カム溝に係合可能なカムピンが形成されている。カム溝は、カム板の外面側に凹設されており、カム板の内面側には、ムービングプレートの周壁部に形成された係合突起と係合可能な係合溝が凹設されている。すなわち、フード部の内側には、レバーのカム板が収容され、そのカム板の内側にムービングプレートの周壁部が収容されていることになる。
特開2007−287614号公報
しかしながら、上記のレバー式コネクタでは、フード部とムービングプレートの周壁部との間に、カム板の板厚に相当する隙間が全周に亘って形成されており、カム板が収容されている長辺側においてはムービングプレートのがたつきを防止できるものの、カム板が収容されていない短辺側においては、ムービングプレートのがたつきを防止することができない。したがって、ムービングプレートをフード部内へ移動させる際に本体部が傾くなどして、雄端子と位置決め孔の内壁とが接触し、嵌合抵抗が増大するおそれがある。このように、上記のレバー式コネクタでは、フード部内においてムービングプレートを安定した姿勢で移動させることができなかった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、フード部内においてムービングプレートを安定した姿勢で移動させることを目的とする。
本発明は、前方に開口するフード部を有し、このフード部の奥壁から前方に突出する複数の雄端子が形成された雄ハウジングと、フード部内において前後方向に移動可能とされ、雄端子を挿通させる複数の位置決め孔が貫通して形成された本体部とこの本体部の外周縁から筒状をなして前方に立ち上がる周壁部とからなるムービングプレートと、ムービングプレート内に嵌合した状態で、同ムービングプレートとともにフード部内に嵌合可能な雌ハウジングと、雌ハウジングの外周壁に回動可能に組み付けられるカム板を有し、このカム板に雄ハウジングに設けられたカムピンと係合可能なカム溝が設けられ、このカム溝とカムピンの係合に基づくカム作用によって雌雄両ハウジングを嵌合および離脱させるレバーとを備え、ムービングプレートの周壁部とフード部の内周面とは、全周に亘って近接して配されている構成としたところに特徴を有する。
このような構成によると、フード部の内周面によってムービングプレートの周壁部が案内されることで、ムービングプレートの本体部を後方へ平行移動させるようにしたから、フード部内においてムービングプレートをがたつかせることなく安定した姿勢で移動させることができる。
本発明の実施の態様として、以下の構成が好ましい。
ムービングプレートは、雄端子の先端が位置決め孔に位置決めされた初期位置と、雄端子が位置決め孔を貫通して本体部がフード部の奥壁に沿って配された嵌合位置との間を移動可能とされており、フード部は、弾性的に変位可能なロック突部を有し、ムービングプレートは、ロック突部と係止することでムービングプレートを初期位置に保持可能な保持孔と、嵌合位置においてロック突部を逃がす逃し孔とを有している構成としてもよい。
このような構成によると、フード部のロック突部をムービングプレートの保持孔に係合させることによってムービングプレートを初期位置に保持することができる。また、嵌合位置ではロック突部を逃し孔によって逃がすことができるため、ロック突部を付勢する部分が変形したままになることを回避できる。
ムービングプレートの周壁部の内面には、係合突起が内方に突出して設けられており、レバーのカム板には、レバーの回動に伴って係合突起を通す弧状の係合溝が設けられている構成としてもよい。
このような構成によると、係合突起を係合溝に通して引っ掛けることにより、ムービングプレートが初期位置から嵌合位置へ不意に移動してしまうことを回避できる。
雌雄両ハウジングの離脱時には係合突起が係合溝に係合することで、ムービングプレートが嵌合位置から初期位置へ移動する構成としてもよい。
このような構成によると、係合突起を係合溝に係合させることにより、ムービングプレートを嵌合位置から初期位置へ連れ戻すことができる。
本発明によれば、フード部内においてムービングプレートを安定した姿勢で移動させることができる。
レバー式コネクタの分解斜視図 ムービングプレートをフード部内に装着する前の状態を示した断面図 ムービングプレートをフード部内における初期位置に保持させた状態を示した断面図 雌ハウジングを初期位置にあるムービングプレート内に嵌合させる途中の状態を示した断面図 雌ハウジングを初期位置にあるムービングプレート内に嵌合させた状態を示した断面図 レバーを回動させることで雌ハウジングとムービングプレートが一体となって初期位置から嵌合位置へ移動していく様子を示した断面図 さらにレバーを回動させることでムービングプレートが嵌合位置に至るとともに雌ハウジングが雄ハウジングと正規に嵌合した状態を示した断面図
<実施形態>
本発明の実施形態を図1ないし図7の図面を参照しながら説明する。本実施形態のレバー式コネクタは、図1に示すように、レバー20が回動可能に支持された雌コネクタ10と、ムービングプレート30と、雄コネクタ40とを備えて構成されている。このレバー式コネクタは、レバー20を回動操作することで雌雄両コネクタ10,40が嵌合および離脱するようになっている。なお、以下の説明において前後方向とは雌雄両コネクタ10,40の嵌合方向を基準とし、互いの嵌合面側を前側とする。
雄コネクタ40は合成樹脂製の雄ハウジング41を有し、この雄ハウジング41には、角筒状をなして前方に開口する形態をなすフード部42が形成されている。フード部42の奥壁43には、図2に示すように、複数の雄端子44が前方に突出する形態で保持されている。雄端子44はタブ状をなして前方に突出する端子接続部を有している。また、フード部42は、奥壁43の周縁から角筒状をなして前方に突出する周壁45を有している。
周壁45のうち対向する一対の対向壁(短辺側の対向壁45A)には、それぞれロック片46が形成されている。ロック片46は片持ち状をなして前方に延びる形態をなし、その基端部はフード部42の奥壁43に位置しており、ロック片46の自由端部には、セミロック形状をなして内向きに突出するロック突部47が形成されている。このロック突部47は、前後の傾斜面がいずれも嵌合方向に対して約45°の傾斜角をなす緩やかな傾斜面として構成されている。ロック突部47の前端は、雄端子44の前端よりもやや前方に位置し、フード部42の周壁45の前後方向における半分の位置よりもやや後方に位置している。
また、図1に示すように、フード部42の周壁45のうちロック片46が形成されていない側の一対の対向壁(長辺側の対向壁)45Bには、内向きに突出する一対のカムピン48が形成されている。このカムピン48は丸ピン形状をなしている。
ムービングプレート30は、図1に示すように、雄端子44を挿通させる複数の位置決め孔32が形成された本体部31と、この本体部31の周縁から角筒状をなして立ち上がる周壁部33とを備えて構成されている。周壁部33は、フード部42の周壁45の内周面に全周に亘って接触可能な程度の大きさとされている。このため、ムービングプレート30をフード部42内に収容すると、周壁部33の外周面と周壁45の内周面と摺接により、ムービングプレート30の本体部31が前後方向に平行移動するようになっている。
また、ムービングプレート30は、図4に示す初期位置と、図7に示す嵌合位置との間を往復移動可能とされている。初期位置では、雄端子44の先端が位置決め孔32内に収容されている。
周壁部33のうちフード部42のロック突部47と対応する位置には、保持孔34と逃し孔35が前後方向に並んで形成されている。ここでいう前後方向は、雌コネクタ40側を前方とし、雄コネクタ10側を後方と定義する。逃し孔35は本体部31の外縁を一辺とする方形の孔として構成されており、保持孔34は逃し孔35の後方に配されている。ロック片46は、図1に示すように、各短辺側の対向壁45Aに一対ずつが配され、フード部42全体で合計4つが配されている。同様に、保持孔34および逃し孔35は、各ロック片46に対応して配され、ムービングプレート30全体で各々合計4つが配されている。
周壁部33のうちフード部42の一対のカムピン48と対応する位置には、カムピン48を周壁部33の内側に挿通させる一対の切欠部36が形成されている。この切欠部36は、本体部31から周壁部33の前縁部に亘って形成されており、切欠部36の前縁部が周壁部33の開口縁部を構成している。また、切欠部36の周縁部における本体部31側には、係合突起37が内向きに突出して形成されている。この係合突起37は丸ピン形状をなし、ムービングプレート30全体で合計2つが配されている。
雌コネクタ10は合成樹脂製の雌ハウジング11を有し、この雌ハウジング11は略方形のブロック状をなしている。雌ハウジング11には、前後方向に貫通する形態をなす複数のキャビティ12が形成されており、このキャビティ12には雌端子(図示せず)が収容され、ランス(図示せず)によって保持されている。雌端子は、雄端子44の端子接続部を内部に嵌合可能な角筒状をなす箱部を有している。この箱部の内部には、弾性接触片(図示せず)が形成されており、この弾性接触片が雄端子44の端子接続部に弾性的に接触するようになっている。
雌ハウジング11の外周側面には、一対の支持軸13が側方に突出して設けられている。支持軸13は、雌ハウジング11の外周側面のうち長辺側の側面(雄ハウジング41のフード部42の長辺側の対向壁45Bに対応する側面)に設けられている。支持軸13の突出高さは、雌ハウジング11がムービングプレート30の内部に嵌合した際に、周壁部33の内周側面に接触しない程度に留められている。
レバー20は合成樹脂製であって、一対のカム板21の端部同士を操作部22によって連結した構成とされ、全体として略門形をなしている。カム板21には、軸受孔23が形成されており、この軸受孔23に雌ハウジング11の支持軸13が嵌合した状態で装着されると、カム板21が支持軸13を回動中心として回動可能に組み付けられる。これにより、レバー20は、図4に示す初期位置と、図7に示す嵌合位置との間を回動可能とされている。
カム板21の外縁部には、カム溝24と係合溝25が開設されている。カム溝24は、カム板21の外縁部に位置する始端部から軸受孔23に次第に近づく弧状をなしている。一方、係合溝25は、カム板21の外縁部に位置する始端部から軸受孔23を中心とする円弧状をなしている。また、カム溝24と係合溝25は互いに交差しない態様で配設されており、カム溝24の終端部と係合溝25の終端部と軸受孔23の中心とは、ほぼ同一直線上に並んで配され、カム溝24の終端部のほうが係合溝25の終端部よりも軸受孔23の近くに配されている。
また、カム板21には、レバー20を初期位置に保持する保持片26が形成されている。この保持片26は、雌ハウジング11の外周側面に形成された保持突起14に係止することでレバー20の初期位置から嵌合位置に向かう回動を抑制している。保持片26は、カム板21の外縁部を構成しており、保持片26の自由端部はカム溝24の始端部に位置している。また、保持片26の基端部から自由端部に向かう方向は、係合溝25の始端部から終端部に向かう方向と一致している。
保持片26によってレバー20を初期位置に保持させた状態で、雌コネクタ10をムービングプレート30内に嵌合させると、図5に示すように、カムピン48によって保持片26が弾性変形しながら押し込まれることによって、保持片26と保持突起14の係止が解除され、レバー20の初期位置から嵌合位置に向かう回動が許容されるようになっている。これと同時に、カムピン48がカム溝24の始端部に位置し、係合突起37が係合溝25の始端部に位置するようになっている。そして、レバー20を嵌合位置に向けて回動させると、図6に示すように、カムピン48とカム溝24の係合に基づくカム作用によって雌雄両コネクタ10,40が互いに引き寄せられる。この間、係合突起37は、係合溝25に係合することなく係合溝25に沿って相対移動する。すなわち、ムービングプレート30がフード部42内へ押し込まれる動作は、係合突起37と係合溝25の係合に基づくカム作用によって発生しているのではなく、雌ハウジング11の嵌合面がムービングプレート30の本体部31を押し込むことによって発生している。レバー20が嵌合位置に至ると、図7に示すように、カムピン48がカム溝24の終端部に至り、係合突起37が係合溝25の終端部に至る。
本実施形態は以上のような構成であって、続いてその作用を説明する。まず、図2に示す雄ハウジング41にムービングプレート30を組み付ける。組み付けに際しては、ムービングプレート30の周壁部33の外周面が、フード部42の内周面に全周に亘って摺接可能な程度に近接して配されているため、本体部31とフード部42の奥壁43とが平行状態を維持しながらムービングプレート30がフード部42内へ進入する。本体部31の両側縁部がロック片46のロック突部47に差し掛かると、これらが摺接することでロック片46が外側に弾性変形する。そして、ムービングプレート30が初期位置に至ると、図3に示すように、ロック片46が弾性復帰してロック突部47が周壁部33の保持孔34に勢いよく嵌まり込む。これにより、ムービングプレート30が初期位置に保持される。このとき、雄端子44の先端部は位置決め孔32内に進入しており、この位置決め孔32によって正規の位置に位置決めされる。
次に、ムービングプレート30内に雌ハウジング11を嵌合させていくと、図4に示すように、カムピン48がカム溝24の始端部に進入し、係合突起37が係合溝25の始端部に進入する。また、雌ハウジング11の嵌合面の両側縁部がロック片46のロック突部47に差し掛かる。この後、雌ハウジング11の嵌合を進めていくと、図5に示すように、ロック片46が雌ハウジング11の両側壁によって外側に弾性変形するとともに、レバー20の保持片26がカムピン48によって軸受孔23側に弾性変形する。これにより、保持片26と保持突起14の係止が解除されてレバー20の回動が許容される。
レバー20を初期位置から嵌合位置へ移動させていくと、図6に示すように、カムピン48がカム溝24に係合し、カム作用を発揮することによって雌雄両コネクタ10,40が互いに引き寄せられる。また、ロック片46のロック突部47は、保持孔34と逃し孔35との間の部分に乗り上げる。また、係合突起37は、係合溝25に沿って移動していく。この間、雌ハウジング11の嵌合面によってムービングプレート30の本体部31がフード部42の奥壁43側に押し込まれていく。
そして、レバー20が嵌合位置に至ると、図7に示すように、ムービングプレート30の本体部31がフード部42の奥壁43に当接するとともに、ロック片46が弾性復帰してロック突部47が逃し孔35に勢いよく嵌まり込む。また、カムピン48はカム溝24の終端部に至るとともに、係合突起37は係合溝25の終端部に至る。これにより、雄端子44が位置決め孔32を貫通した状態となり、雄端子44が雌端子と導通可能に接続される。
次に、雌雄両コネクタ10,40を離脱させる場合について説明する。レバー20を嵌合位置から初期位置へ回動させていくと、カムピン48とカム溝24の係合によって雌雄両コネクタ10,40が互いに離間していく。また、係合突起37と係合溝25の係合によってムービングプレート30が嵌合位置から初期位置へ連れ戻される。また、ロック片46のロック突部47が、保持孔34と逃し孔35の間の部分に乗り上げてロック片46が外側に弾性変形する(図6参照)。
そして、図4に示すように、レバー20が初期位置に至ると、図5に示すように、ムービングプレート30が初期位置に至るとともに、カムピン48によって保持片26が弾性変形した状態となる。そして、雌コネクタ10を手動で引き離すと、保持片26が弾性復帰して保持突起14に係止することでレバー20が初期位置に保持されるとともに、雌コネクタ10がムービングプレート30内から離脱する。なお、上記したレバー20による嵌合および離脱操作の間、ムービングプレート30の周壁部33がフード部42の周壁45に案内されることで、ムービングプレート30をがたつかせることなく前後方向に平行移動させることができる。
以上のように本実施形態では、フード部42の内周面によってムービングプレート30の周壁部が案内されることで、ムービングプレート30の本体部31を後方へ平行移動させるようにしたから、フード部42内においてムービングプレート30を安定した姿勢で移動させることができる。
また、ムービングプレート30は、雄端子44の先端が位置決め孔32に位置決めされた初期位置と、雄端子44が位置決め孔32を貫通して本体部31がフード部42の奥壁43に沿って配された嵌合位置との間を移動可能とされており、フード部42は、弾性的に変位可能なロック突部47を有し、ムービングプレート30は、ロック突部47と係止することでムービングプレート30を初期位置に保持可能な保持孔34と、嵌合位置においてロック突部47を逃がす逃し孔35とを有している構成としてもよい。このような構成によると、フード部42のロック突部47をムービングプレート30の保持孔34に係合させることによってムービングプレート30を初期位置に保持することができる。また、嵌合位置ではロック突部47を逃し孔35によって逃がすことができるため、ロック突部47を付勢する部分が変形したままになることを回避できる。
ムービングプレート30の周壁部33の内面には、係合突起37が内方に突出して設けられており、レバー20のカム板21には、レバー20の回動に伴って係合突起37を通す弧状の係合溝25が設けられている構成としてもよい。このような構成によると、係合突起37を係合溝25に通して引っ掛けることにより、ムービングプレート30が初期位置から嵌合位置へ不意に移動してしまうことを回避できる。
雌雄両ハウジング11,41の離脱時には係合突起37が係合溝25に係合することで、ムービングプレート30が嵌合位置から初期位置へ移動する構成としてもよい。このような構成によると、係合突起37を係合溝25に係合させることにより、ムービングプレート30を嵌合位置から初期位置へ連れ戻すことができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では一対のカム板21を備えたレバー20を例示しているものの、本発明によると、一つのカム板からなるレバーとしてもよい。
(2)上記実施形態ではムービングプレート30の初期位置において雄端子44の先端が位置決め孔32内に収容されているものの、本発明によると、雄端子の先端が位置決め孔からわずかに突出していてもよい。
(3)上記実施形態では係合突起37を係合溝25に係合させることでムービングプレート30を嵌合位置から初期位置へ連れ戻しているものの、本発明によると、雌ハウジングとムービングプレートの間にセミロック機構を別途設けて連れ戻しを行ってもよい。
11…雌ハウジング
20…レバー
21…カム板
24…カム溝
25…係合溝
30…ムービングプレート
31…本体部
32…位置決め孔
33…周壁部
34…保持孔
35…逃し孔
37…係合突起
41…雄ハウジング
42…フード部
43…奥壁
44…雄端子
45…周壁
46…ロック片
47…ロック突部
48…カムピン

Claims (4)

  1. 前方に開口するフード部を有し、このフード部の奥壁から前方に突出する複数の雄端子が形成された雄ハウジングと、
    前記フード部内において前後方向に移動可能とされ、前記雄端子を挿通させる複数の位置決め孔が貫通して形成された本体部とこの本体部の外周縁から筒状をなして前方に立ち上がる周壁部とからなるムービングプレートと、
    前記ムービングプレート内に嵌合した状態で、同ムービングプレートとともに前記フード部内に嵌合可能な雌ハウジングと、
    前記雌ハウジングの外周壁に回動可能に組み付けられるカム板を有し、このカム板に前記雄ハウジングに設けられたカムピンと係合可能なカム溝が設けられ、このカム溝と前記カムピンの係合に基づくカム作用によって雌雄両ハウジングを嵌合および離脱させるレバーとを備え、
    前記ムービングプレートの前記周壁部と前記フード部の内周面とは、全周に亘って近接して配されていることを特徴とするレバー式コネクタ。
  2. 前記ムービングプレートは、前記雄端子の先端が前記位置決め孔に位置決めされた初期位置と、前記雄端子が前記位置決め孔を貫通して前記本体部が前記フード部の前記奥壁に沿って配された嵌合位置との間を移動可能とされており、
    前記フード部は、弾性的に変位可能なロック突部を有し、前記ムービングプレートは、前記ロック突部と係止することで前記ムービングプレートを初期位置に保持可能な保持孔と、前記嵌合位置において前記ロック突部を逃がす逃し孔とを有していることを特徴とする請求項1に記載のレバー式コネクタ。
  3. 前記ムービングプレートの周壁部の内面には、係合突起が内方に突出して設けられており、前記レバーのカム板には、前記レバーの回動に伴って前記係合突起を通す弧状の係合溝が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のレバー式コネクタ。
  4. 前記雌雄両ハウジングの離脱時には前記係合突起が前記係合溝に係合することで、前記ムービングプレートが前記嵌合位置から前記初期位置へ移動することを特徴とする請求項3に記載のレバー式コネクタ。
JP2012266918A 2012-12-06 2012-12-06 レバー式コネクタ Expired - Fee Related JP5811078B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012266918A JP5811078B2 (ja) 2012-12-06 2012-12-06 レバー式コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012266918A JP5811078B2 (ja) 2012-12-06 2012-12-06 レバー式コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014116076A true JP2014116076A (ja) 2014-06-26
JP5811078B2 JP5811078B2 (ja) 2015-11-11

Family

ID=51171895

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012266918A Expired - Fee Related JP5811078B2 (ja) 2012-12-06 2012-12-06 レバー式コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5811078B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016096028A (ja) * 2014-11-14 2016-05-26 矢崎総業株式会社 コネクタ
JP2019212521A (ja) * 2018-06-06 2019-12-12 住友電装株式会社 レバー式コネクタ
JP2019212519A (ja) * 2018-06-06 2019-12-12 住友電装株式会社 レバー式コネクタ
JP2019212520A (ja) * 2018-06-06 2019-12-12 住友電装株式会社 レバー式コネクタ
KR102242060B1 (ko) * 2019-11-28 2021-04-20 주식회사 경신 레버 타입의 커넥터
KR20210056849A (ko) * 2019-11-11 2021-05-20 주식회사 유라코퍼레이션 터미널 커넥터
WO2021187050A1 (ja) * 2020-03-19 2021-09-23 住友電装株式会社 レバー式コネクタ

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002334744A (ja) * 2001-05-07 2002-11-22 Sumitomo Wiring Syst Ltd レバー式コネクタ
JP2008130244A (ja) * 2006-11-16 2008-06-05 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタ

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002334744A (ja) * 2001-05-07 2002-11-22 Sumitomo Wiring Syst Ltd レバー式コネクタ
JP2008130244A (ja) * 2006-11-16 2008-06-05 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタ

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016096028A (ja) * 2014-11-14 2016-05-26 矢崎総業株式会社 コネクタ
JP2019212521A (ja) * 2018-06-06 2019-12-12 住友電装株式会社 レバー式コネクタ
JP2019212519A (ja) * 2018-06-06 2019-12-12 住友電装株式会社 レバー式コネクタ
JP2019212520A (ja) * 2018-06-06 2019-12-12 住友電装株式会社 レバー式コネクタ
KR20210056849A (ko) * 2019-11-11 2021-05-20 주식회사 유라코퍼레이션 터미널 커넥터
KR20210056957A (ko) * 2019-11-11 2021-05-20 주식회사 유라코퍼레이션 터미널 커텍터
KR102267152B1 (ko) * 2019-11-11 2021-06-21 주식회사 유라코퍼레이션 터미널 커넥터
KR102267159B1 (ko) 2019-11-11 2021-06-21 주식회사 유라코퍼레이션 터미널 커넥터
KR102242060B1 (ko) * 2019-11-28 2021-04-20 주식회사 경신 레버 타입의 커넥터
WO2021187050A1 (ja) * 2020-03-19 2021-09-23 住友電装株式会社 レバー式コネクタ

Also Published As

Publication number Publication date
JP5811078B2 (ja) 2015-11-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5811078B2 (ja) レバー式コネクタ
JP4395784B2 (ja) レバー式コネクタ
US8297992B2 (en) Electrical connector assembly having locking device
US10148037B2 (en) Lever-type connector
JP5784529B2 (ja) レバー式コネクタ
JP7065057B2 (ja) レバー式コネクタ
JP2007018764A (ja) レバー式コネクタ
JP2016213081A (ja) レバー式コネクタ
JP2018067379A (ja) コネクタ
JP2012038498A (ja) レバー式コネクタ
JP2014165027A (ja) 倍力機構付きコネクタ
JP5885597B2 (ja) レバー式コネクタ
CN112217047A (zh) 杠杆式连接器
JP2015079657A (ja) レバー式コネクタ
JP2013246884A (ja) コネクタ
JP2003208948A (ja) レバー式コネクタ
JP5830405B2 (ja) レバー式コネクタ
JP2014059962A (ja) レバー式コネクタ
JP2013246897A (ja) レバー式コネクタ
JP2014149954A (ja) レバー式コネクタ
JP5516353B2 (ja) コネクタ
JP2008262718A (ja) コネクタ
JP2021103652A (ja) レバー式コネクタ
JP2020126714A (ja) レバー式コネクタ
JP5846103B2 (ja) レバー式コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141128

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150812

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150818

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150831

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5811078

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees