JP7217421B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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    • H05B6/02Induction heating
    • H05B6/10Induction heating apparatus, other than furnaces, for specific applications
    • H05B6/12Cooking devices

Description

本開示は、加熱調理器に関し、特に被加熱物の調理状況を認識する加熱調理器に関する。
従来、加熱調理器の火力調節は、鍋底の温度を基に行われている。鍋底の温度は、プレートの下方に配置された温度検出素子で検出される。しかしながら、鍋内の温度と鍋底の温度とにおいて温度差が生じる場合、検知温度の伝達遅れが発生する。これにより、例えば、食材を鍋に投入することで鍋の温度が低下すると元の温度に戻すのに時間を要し、高温時には焦げ付きが発生するなど、火力調節が不安定になる場合がある。
そこで、例えば、特許文献1の加熱調理器では、ダクトに着脱可能な温度検出装置が配置されている。温度検出装置は、加熱調理器と通信が可能で、被加熱物の温度を上方から検知している。
特許文献1の加熱調理器は、上方に配置された温度検出素子に搭載される赤外線素子を用いて温度検出装置の設置位置を調整している。赤外線素子から照射される赤外線を加熱調理器のプレートの下方に配置された複数個の通信部において赤外線を受光する。それぞれの通信部における受光量の違いから温度検出素子の位置を算出している。
特開2015-106462号公報
しかしながら、特許文献1の加熱調理器では、複数個の通信部のいずれかの上に、例えば、調理容器などが置かれて赤外線通信が遮断されると温度検出素子の位置を適切に算出することができなくなる。この結果、温度検出装置の位置調整ができなくなる。
したがって、本開示の目的は、前記課題を解決することにあって、加熱調理器のトッププレートの温度を上方から検知する温度検知部が適切な位置で配置される加熱調理器を提供することにある。
前記目的を達成するために、本開示の一態様に係る加熱調理器は、調理対象を収容した容器が載置されるトッププレートと、前記トッププレートの下方に設けられた発熱部と、前記トッププレート上の温度分布を上方から検知する温度検知部を有する調理状況認識部と、前記トッププレート上の前記温度分布に基づき、前記発熱部の領域が前記温度検知部の視野範囲内に存在するか否かを判定する制御部と、前記加熱領域判定部の判定結果を報知する報知部と、を備える。
加熱調理器のトッププレートの温度を上方から検知する温度検知部が適切な位置で配置される加熱調理器を提供することができる。
実施の形態1に係る加熱調理器の斜視図 加熱調理器の上面図 加熱調理器の設置状態を側面で示す説明図 実施の形態1に係る加熱調理器の制御系を示すブロック図 トッププレートの温度状況の一例を示す説明図 温度検知部により検知された熱画像の一例を示す説明図 調理状況認識部における処理手順を示すフローチャート 本体の制御部における処理手順を示すフローチャート 本体の制御部における処理手順を示すフローチャート 規定領域情報の一例を示す説明図 規定領域情報の一例を示す説明図 規定領域情報の一例を示す説明図 方向がズレている温度検知部により検知された熱画像の一例を示す説明図 調理状況認識部のズレの修正案内の一例を示す説明図 方向がズレている温度検知部により検知された熱画像の一例を示す説明図 調理状況認識部のズレの修正案内の一例を示す説明図 方向がズレている温度検知部により検知された熱画像の一例を示す説明図 調理状況認識部のズレの修正案内の一例を示す説明図 方向がズレている温度検知部により検知された熱画像の一例を示す説明図 調理状況認識部のズレの修正案内の一例を示す説明図 方向がズレている温度検知部により検知された熱画像の一例を示す説明図 調理状況認識部のズレの修正案内の一例を示す説明図 温度情報を利用する調理モードでの処理手順を示すフローチャート トッププレートの温度状況の一例を示す説明図 温度検知部により検知された熱画像の一例を示す説明図 トッププレートの温度状況の一例を示す説明図 温度検知部により検知された熱画像の一例を示す説明図 トッププレートの温度状況の一例を示す説明図 温度検知部により検知された熱画像の一例を示す説明図 トッププレートの温度状況の一例を示す説明図 温度検知部により検知された熱画像の一例を示す説明図 実施の形態2に係る加熱調理器の制御系を示すブロック図 調理状況認識部における処理手順を示すフローチャート 温度情報を利用する調理モードでの処理手順を示すフローチャート 実施の形態3に係る加熱調理器の斜視図 実施の形態3に係る加熱調理器の制御系を示すブロック図 調理状況認識部における処理手順を示すフローチャート 調理状況認識部における処理手順を示すフローチャート 調理状況認識部における処理手順を示すフローチャート 調理状況認識部における処理手順を示すフローチャート 携帯端末における処理手順を示すフローチャート 携帯端末における処理手順を示すフローチャート 携帯端末において調理状況認識部のズレの修正案内の一例を示す説明図 調理状況認識部が壁に取り付けられた場合の加熱調理器の側面図 温度検知部により検知された熱画像の一例を示す説明図 調理状況認識部が壁に取り付けられた場合の加熱調理器の側面図 温度検知部により検知された熱画像の一例を示す説明図 加熱調理器の設置状態を示す側面図 トッププレートの温度状況の一例を示す説明図 温度検知部により検知された熱画像の一例を示す説明図 加熱調理器の設置状態を示す側面図 加熱調理器の設置状態を示す側面図
本開示の一態様によれば、調理対象を収容した容器が載置されるトッププレートと、前記トッププレートの下方に設けられた発熱部と、前記トッププレート上の温度分布を上方から検知する温度検知部を有する調理状況認識部と、前記トッププレート上の前記温度分布に基づき、前記発熱部の領域が前記温度検知部の視野範囲内に存在するか否かを判定する加熱領域判定部を有する制御部と、前記加熱領域判定部の判定結果を報知する報知部と、を備える、加熱調理器である。
また、前記加熱領域判定部は、前記温度検知部の視野範囲内において前記発熱部の領域が規定された位置情報を含む規定領域情報を予め有し、前記トッププレート上の温度分布に基づく前記発熱部の位置情報と、前記規定領域情報とを前記報知部に出力してもよい。
また、前記発熱部は、前記容器を下方から加熱する加熱コイルでもよい。
また、前記加熱コイルの加熱量を制御するコイル制御部と、前記容器が載置される、前記加熱コイルの上方の加熱領域の下部に配置された容器検知センサと、を備え、前記制御部は、前記加熱コイルの上方における前記トッププレートの加熱領域に前記容器を載置するように前記報知部から報知し、前記容器検知センサによる前記容器の載置の検出により、前記コイル制御部は、前記加熱コイルの加熱を開始し、前記加熱領域判定部は、前記容器及び容器内の調理対象の少なくとも1つの温度領域に基づいて、前記加熱コイルの領域が前記温度検知部の視野範囲内に存在するか否かを判定してもよい。
また、前記制御部は、初回の電源オン時に、通常の調理モードとは異なる前記調理状況認識部の調整モードを設定し、前記調整モードにおいて、前記温度検知部は、前記トッププレートの加熱された領域を検知し、前記加熱領域判定部は、前記加熱された領域を基に、前記発熱部の領域が前記温度検知部の視野範囲内に存在するか否かを判定してもよい。
また、調理対象を加熱する火力や動作モードを設定する操作入力部を備え、前記操作入力部により、通常の調理モードとは異なる前記温度検知部の調整モードの設定が可能であり、前記調整モードにおいて、前記温度検知部は、前記トッププレート上で加熱された領域を検知し、前記加熱領域判定部は、前記加熱された領域を基に、前記発熱部の領域が前記温度検知部の視野範囲内に存在するか否かを判定してもよい。
また、前記制御部は、前記発熱部の領域に人体の一部を載置するように前記報知部から報知し、前記温度検知部が検出する温度領域に含まれる前記人体の一部の温度領域に基づいて、前記加熱領域判定部は、前記発熱部の領域が前記温度検知部の視野範囲内に存在するか否かを判定してもよい。
また、前記加熱調理器の庫内空間で調理対象を加熱するグリル調理部と、前記グリル調理部内で発生した空気を排出する排気口と、を備え、前記発熱部は前記排気口でもよい。
また、前記容器を下方から加熱する加熱コイルを備え、前記発熱部は、前記加熱コイルとは異なる検知用発熱体でもよい。
また、前記調理状況認識部は、外部のサーバ又は無線通信によって携帯端末に情報を送信可能とする通信部を備え、前記温度検知部が検知する前記トッププレート上の温度分布情報を前記携帯端末に送信可能でもよい。
また、前記温度検知部の検知方向を調節する駆動部と、前記駆動部の駆動方向及び駆動量を制御する駆動制御部と、を備え、前記駆動制御部は、前記加熱領域判定部の判定結果に基づいて前記駆動部の駆動方向及び駆動量を算出し、前記駆動部の駆動制御を行ってもよい。
また、前記制御部は、前記発熱部の領域が前記温度検知部の視野範囲内か否かの判定結果が所定の条件に満たさない場合に、前記温度検知部の設置調整をガイドする情報を生成し、前記報知部に出力してもよい。
また、前記報知部は、文字又は画像を用いて視認可能な表示により報知してもよい。
また、前記報知部は、音、光、及び振動の少なくとも1つを用いて報知してもよい。
また、前記規定領域情報は、通信ネットワークを介してサーバから入手可能でもよい。
また、前記温度検知部は、平面上に配列された64画素以上の画素数を有してもよい。
また、前記温度検知部から前記トッププレートまでの距離は、600mm以上2000mm以下でもよい。
また、前記温度検知部は、赤外線センサ又は熱画像カメラでもよい。
(実施の形態1)
以下に、本開示の実施の形態1に係る加熱調理器について図1から図4を参照して説明する。図1は、本開示の実施の形態1に係る加熱調理器1の斜視図である。図2は、実施の形態1に係る加熱調理器1の上面図である。図3は、加熱調理器1の制御系を示すブロック図である。図4は、加熱調理器の設置状態を示す側面図である。なお、図において、X軸方向は加熱調理器の長手方向を示し、Y軸方向は前後方向を示し、Z軸方向は高さ方向を示す。また、X軸の正の方向を右方、負の方向を左方とする。
図1に示すように、加熱調理器1は、本体3と、本体3の上側部として、容器Crが載置されるトッププレート5を有する。容器Crには、例えば、シチューなどの調理対象としての被加熱物Tcが収容されている。
また、実施の形態1の場合、加熱調理器1は、誘導加熱調理器であって、図1に示すように、トッププレート5における容器載置領域の下方には、本体3の内部に加熱調理器1の加熱部として加熱コイル7A、7B、7Cが配置されている。容器載置領域を示すリング状のマーカ8A、8B、8Cが、それぞれ、対応する加熱コイル7A、7B、7Cの上方のトッププレート5上に印刷されている。加熱コイル7A~7Cは、容器Crを加熱するために誘導磁界を発生させる。コイル制御部10は、加熱コイル7A~7Cに高周波電流を供給して容器Crの加熱を行う。また、コイル制御部10は、加熱コイル7A~7Cに流す電流量を制御する。
また、上面視において、加熱コイル7A、7B、7Cのそれぞれの外側には、リング状に光る発光部6A、6B、6Cがトッププレ-ト5に配置されている。発光部6A、6B、6Cは、例えば、対応するそれぞれの加熱コイル7A、7B、7Cに電流が流れているときに発光する。発光部6A~6Cは、それぞれ、例えば、LED発光基板を有する。
加熱コイル7A~7Cのそれぞれをユーザが操作するための複数の操作入力部9A、9B、9Cが加熱調理器1のトッププレート5の前側に配置されている。操作入力部9A~9Cは、例えば、タッチキーでもよいし、タッチパネルでもよい。また、操作入力部9Aと加熱コイル7A、操作入力部9Bと加熱コイル7B、操作入力部9Cと加熱コイル7Cとは、それぞれ対応している。操作入力部9Aの操作指示に応じて、コイル制御部10は、加熱コイル7Aの加熱の開始又は停止を制御する。また、操作入力部9Aの操作指示に応じて、コイル制御部10は、加熱コイル7Aの加熱レベルを例えば4段階に調節する。
また、本体3は、加熱コイル7A~7Cの加熱に関する情報を報知する報知部4を備える。報知部4は、表示部11と音声出力部15とを有する。表示部11は加熱調理器1のトッププレート5の前側に配置され、加熱コイル7A~7Cの加熱レベルを表示する。表示部11は、例えば、トッププレート5の長手方向に延びる帯形状を有する、白黒の液晶パネルであるが、カラーの液晶パネルでもよい。また、音声出力部15は、加熱調理器1の前面側に配置され、ユーザに対して音声案内を出力する。音声出力部15は、例えば、スピーカである。
なお、加熱コイル7A~7Cによる加熱を詳細に設定するために、設定部13が加熱調理器1の本体3の前面側に備えられている。設定部13は、本体3に対して出し入れ可能であって、加熱コイル7A~7Cによる加熱を詳細に設定するための設定キー13aと、その設定内容や加熱コイル7A~7Cの詳細な状態などを表示する設定表示部13bとを備える。この設定部13により、加熱コイル7A~7Cの加熱温度、加熱時間、タイマーなどが設定される。
また、加熱調理器1は、グリル調理部14と、グリル調理部14内で発生した空気を排出する排気口16と、を備える。グリル調理部14は、例えば、電気により加熱されるグリルヒータ(図示省略)を有する。グリル調理部14は、その庫内空間でグリルヒータにより調理対象を加熱する。グリル調理部14の庫内空間の熱気は、排気口16から本体3の外部へ排気される。
加熱調理器1の上方には、レンジフード17が設置されている。レンジフード17は、加熱調理器1の上方の空気を、下部に設けられたフード部分17aを通って、内部に吸い込んで屋外に連通した吐出口から排気する。
また、加熱調理器1は、トッププレート5上の被加熱物Tcの調理状況を上方から認識する調理状況認識部19を備える。調理状況認識部19は、トッププレート5から離れた位置に配置され、例えば、レンジフード17のフード部分17aの中央部に着脱可能に配置されている。具体的には、調理状況認識部19は、磁石、粘着材、クリップなどで取り付けられている。
調理状況認識部19は、トッププレート5上の温度分布を上方から検知する温度検知部19aを有する。温度検知部19aは、視野範囲における温度分布を検出する温度センサであり、例えば、赤外線センサや熱画像カメラである。温度検知部19aが検出した熱画像は、トッププレート5上の温度分布に関する情報を含む。温度検知部19aは、適切な撮影方向に設定されていれば、トッププレート5全体を上方から撮影可能である。なお、調理状況認識部19は、レンジフード17の他にも、換気扇、ダクト、天井または壁に配置されてもよい。
温度検知部19aからトッププレート5までの距離は、例えば、600mm以上2000mm以下である。また、温度検知部19aは、平面上に配列された64画素以上の画素数を有する。実施の形態1における温度検知部19aは、一例として、縦16画素×横16画素の256画素を有する。
本体3と調理状況認識部19との間の無線通信用に、本体3は通信部21を、調理状況認識部19は通信部23をそれぞれ有する。温度検知部19aにより検出された熱画像は、通信部23により送信され、通信部21により本体3に受信される。通信部21、23はそれぞれアンテナを有し、例えば、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、又は、BLE(Bluetooth Low Energy)どの無線通信により無線接続されている。なお、通信部21、23を備える替わりに有線により、本体3と調理状況認識部19とが接続されていてもよい。
加熱調理器1は、本体3の内部に、制御部25、及び、記憶部27と、を備える。制御部25は、例えばCPU又はマイクロプロセッサなどの処理装置であって、ROM、RAM、ハードディスク、SSDなどの記憶部27に記憶されているプログラムを実行することによって種々の機能を果たすように構成されている。
制御部25は、加熱領域判定部25aと、案内情報出力部25bと、を有する。加熱領域判定部25aは、トッププレート5上の温度分布に基づき、発熱部としての加熱コイル7A~7Cのそれぞれの領域が温度検知部19aの視野範囲内に存在するか否かを判定する。判定した結果は、報知部4からユーザへ報知される。これにより、ユーザは、調理状況認識部19が正しい方向に設置されているか否かを知ることができる。
加熱コイル7A~7Cのそれぞれの領域が温度検知部19aの視野範囲内に存在する場合について、図5及び図6を参照して説明する。図5はトッププレート5の温度状況の一例を示す説明図である。図6は、温度検知部19aにより検知された熱画像19aaの一例を示す説明図である。
図5において、トッププレート5上は環境温度と同じ30℃であり、加熱コイル7A、7B、7Cによりそれぞれ加熱された加熱領域29A、29B、29Cについては50℃である。排気口16からは、グリル調理部14から熱気が排気されていないので、環境温度と同じ30℃である。加熱コイル7A~7Cは、それぞれ、抵抗成分を有するので、電流が流されると、それぞれ発熱する。発熱された加熱コイル7A~7Cにより、トッププレート5におけるそれぞれの加熱コイル7A~7Cの直上部分が加熱される。これらの加熱部分が加熱領域29A~29Cである。
各加熱領域29A~29Cと加熱コイル7A~7Cの領域とは対応しているので、温度検知部19aにより検知された熱画像における各加熱領域29A~29Cが、規定の位置に存在していれば、加熱コイル7A~7Cのそれぞれの領域が温度検知部19aの視野範囲内に存在すると判定することができる。
図6は、調理状況認識部19が適切に配置された場合の熱画像である基準熱画像19aaである。以下に説明する熱画像において、白抜きのドットは、30℃から39℃の領域を示す。また、各加熱領域29A、29B、29Cにそれぞれ対応する基準熱画像19aa上の加熱領域31A、31B、31Cは、それぞれ、50℃から59℃の領域として検出されている。
加熱領域判定部25aは、温度検知部19aにより検知された熱画像を、記憶部27に記憶されている規定領域情報と照合する。ここで、規定領域情報は、記憶部27に予め記憶されている情報であり、詳細は後述する。すなわち、加熱領域判定部25aは、検知された熱画像上の加熱領域31A~31Cが、規定領域情報における各領域とそれぞれ一致するかしないかを判定する。このようにして、加熱コイル7A~7Cのそれぞれの領域が温度検知部19aの視野範囲内に存在すると判定することができる。
次に、図7~図9を参照して、加熱コイル7A~7Cの領域を温度検知部の視野内に含まれるように調整する方法について説明する。図7は、調理状況認識部19における処理手順を示すフローチャートである。図8及び図9は、本体3の制御部25における処理手順を示すフローチャートである。
調理状況認識部19は、レンジフード17のフード部分17aに取り付けられ、ユーザにより電源が入れられる。これにより、調理状況認識部19における調整手順が開始する。
ステップS1において、調理状況認識部19の通信部23と本体3の通信部21との接続処理が行われる。この接続処理には、通信部23、21間における接続要求送受信及び調理状況認識部19の温度検知部19aと本体3の制御部25との間の状況確認も含まれる。
ステップS2において、調理状況認識部19の通信部23と本体3の通信部21との接続が成功した場合、ステップS3に進む。ステップS2において、調理状況認識部19の通信部23と本体3の通信部21との接続が成功しなかった場合、再度、ステップS1が実行される。
ステップS3において、温度検知部19aは、温度情報を取得する。温度情報として、例えば、温度検知部19aの視野範囲内の熱画像を取得する。
ステップS4において、温度検知部19aは、取得した温度情報を、通信部23、21を介して本体3の制御部25へ送信する。
温度情報が送信されると、ステップS5にて、調理状況認識部19の通信部23と、本体3の通信部21との接続が切断される。これにより、調理状況認識部19の消費電力を低減することができる。なお、所定時間経過後、再び、ステップS1からの処理が実施され、所定時間ごとの温度情報が調理状況認識部19から制御部25へ送られる。
次に、図8を参照して、本体3の制御部25の処理手順を説明する。以下の処理手順は、本体3において初回の電源ONした際に、通常の調理モードとは異なる調理状況認識部19の調整モードをユーザにより設定キー13aから入力された場合、又は、温度情報を利用する調理モードがユーザにより選択された場合に実施される。
ステップS11において、通信部21、23を介して、本体3の制御部25と調理状況認識部19の温度検知部19aとの接続処理が実施される。
ステップS12において、調理状況認識部19の通信部23と本体3の通信部21との接続が成功しなかった場合、ステップS13において、本体3と調理状況認識部19との通信接続が失敗したことの案内が表示部11及び音声出力部15から出力される。この案内により、ユーザは調理状況認識部19に電源が入っているかを確認することができる。通信接続が失敗したことの案内が出力されてから、所定時間経過後に再びステップS11から処理が実施される。
ステップS12において、本体3の制御部25と調理状況認識部19の温度検知部19aとの接続が成功した場合、ステップS14において、制御部25は、本体3と調理状況認識部19との通信接続が成功したことの案内を表示部11及び音声出力部15から報知する。
ステップS15において、制御部25は、調理状況認識部19の初期設置設定が完了しているか判定する。ステップS15のYesのように、調理状況認識部19の初期設置設定が完了している場合、温度情報を用いて調理対象を検知する別の処理手順Lに進む。
ステップS15のNoのように、調理状況認識部19の初期設置設定が未完了の場合、ステップS16において、制御部25は、調理状況認識部19の初期設置設定が未完了であることの案内を表示部11及び音声出力部15から報知する。調理状況認識部19の初期設置設定が未完了である場合、制御部25は、調理状況認識部19の調整モードによる処理を実施する。制御部25は、コイル制御部10に調整モードを指示する。
ステップS17において、コイル制御部10は、加熱コイル7A~7Cを調整モードにおける出力で制御する。これにより、加熱コイル7A~7Cそれぞれが加熱され、所定時間経過後、加熱領域29A~29Cが環境温度よりも少なくとも5℃以上加熱される。次に処理手順Mに進む。
次に図9を参照して、ステップS17以降の手順を説明する。ステップS18において、コイル制御部10が加熱コイル7A~7Cを出力してから所定時間経過後に温度検知部19aが取得した温度情報を受信完了したか制御部25が判定する。
ステップS18のNoのように、まだ、温度情報の受信が完了していない場合、制御部25は、温度情報が温度検知部19aから送られてくるのを所定時間待機する。ステップS18のYesのように、制御部25が温度検知部19aからの温度情報の受信完了を確認した場合、ステップS19において、制御部25は記憶部27から規定領域情報を取得する。
ここで、図10から図12を参照して、規定領域情報について説明する。図10から図12は、それぞれ、規定領域情報の一例を示す説明図である。規定領域情報は、加熱調理器1の加熱コイル7A~7Cの領域が規定された情報である。規定領域情報は、加熱調理器1の加熱コイル7A~7Cのレイアウトによって異なる情報である。規定領域情報は、記憶部27に予め記憶されている。
例えば、実施の形態1の加熱調理器1の加熱コイル7A~7Cのレイアウトの場合、規定領域情報の一例として、図10に示すような、温度検知部19aが取得する熱画像の画像領域19bにおいて、後部に規定された領域A、左前部に規定された領域B、及び、右前部に規定された領域Cと3つの領域を規定する。画像領域19bに対するこれらの領域A~Cの位置情報が規定領域情報である。
これらの領域A~Cにトッププレート5の温度よりも高い温度領域がそれぞれ1つ存在する場合、加熱コイル7A~7Cを温度検知部19aの視野範囲に正しく含まれると判定することができる。
また、規定領域情報の他の例として、図11に示すような、熱画像の画像領域19bにおいて、後部に規定された4×4画素を有する領域E、左前部に規定された5×5画素を有する領域F、及び、右前部に規定された5×5画素を有する領域Gと3つの領域を規定する。画像領域19bに対するこれらの領域E~Gの位置情報が規定領域情報である。
これらの領域E~Gにトッププレート5の温度よりも高い温度領域がそれぞれ存在する場合、加熱コイル7A~7Cを温度検知部19aの視野範囲に正しく含まれると判定することができる。この例の場合、温度検知部19aの視野範囲をより適切に加熱コイル7A~7Cの領域に向けることができる。
また、規定領域情報の他の例として、図12に示すような、熱画像の画像領域19bにおいて、領域E~Gは、それぞれの外周と画像領域の外端との間に少なくとも1画素離れて位置している。この例の場合、加熱コイル7A~7C周辺の高温領域を検知することができる。これにより、例えば、容器から吹きこぼれが発生した場合、領域E~Gのそれぞれの外周の画素で吹きこぼれを検出することができる。
加熱領域判定部25aは記憶部27から規定領域情報を取得すると、ステップS20において、規定領域情報と温度検知部19aから受信した温度情報とを照合する。この照合により、加熱領域判定部25aは、加熱コイル7A~7Cの領域が温度検知部19aの視野範囲内に存在するか否かを判定することができる。
ステップS21において、温度検知部19aから受信した温度情報が、例えば、図12に示す規定領域情報と一致する場合、すなわち、規定領域情報と温度情報との照合が成功した場合、ステップS22において、報知部4から照合が成功したことを報知する。また、ステップS23において、制御部25は、記憶部27に調理状況認識部19の初期設置設定の完了を登録する。初期設置設定の完了登録後は、処理を終了してもよいし、そのまま、温度情報を利用する調理モードでの処理手順Lに進んでもよい。
ステップS21において、温度検知部19aから受信した温度情報が、規定領域情報と一致しない場合について、図13から図22を参照して説明する。図13は、方向がズレている温度検知部により検知された熱画像の一例を示す説明図であり、図14は、調理状況認識部19のズレの修正案内の一例を示す説明図である。
図13は、温度検知部19aの方向が前方にズレている場合の熱画像33を示している。加熱領域判定部25aは、照合が一致しない場合、熱画像中の高温領域と規定された各領域からのズレ方向及びズレ量を検出する。例えば、図13においては、4×4画素の高温領域33cが、図12の規定領域Eから前方に9画素分ズレているのを、テンプレートマッチング等の画像処理により検出する。
検出したズレ方向及びズレ量に基づき、案内情報出力部25bは、ズレを解消する方向をユーザに案内する案内情報を報知部4に出力する。例えば、図13のような前方にズレている場合、調理状況認識部19を後方へ向けるように案内をする後方向きの矢印を表示部11に表示する。
図15は、温度検知部19aの方向が右方にズレている場合の熱画像35を示している。加熱領域判定部25aは、例えば、規定領域情報では5×5画素の領域Gが、図15では、5×3画素の高温領域35bとして右方に切れているのを、テンプレートマッチング等の画像処理により検出する。この検出結果を基に、案内情報出力部25bは、例えば、図16のように、調理状況認識部19を左方へ向けるように案内をする左向きの矢印を表示部11に表示する。
図17は、温度検知部19aが回転ズレしている場合の熱画像37を示している。例えば、図17の熱画像37における各高温領域37a、37b、37cは、規定領域情報の各領域E~Gが時計回りに回転した位置に位置しているのを、加熱領域判定部25aはテンプレートマッチング等の画像処理により検出する。この検出結果を基に、案内情報出力部25bは、例えば、図18のように、調理状況認識部19を反時計回りに回転するよう案内する反時計方向の矢印を表示部11に表示する。
図19は、温度検知部19aとトッププレート5との距離が遠い場合の熱画像39を示している。すなわち、温度検知部19aの設置高さが高い場合である。図19の熱画像39における高温領域39aは、規定領域情報の領域F、Gが合わさった領域である。このような状態の画像が記憶部27に記憶されており、加熱領域判定部25aはテンプレートマッチング等の画像処理により距離が遠い状態であることを検出する。この検出結果を基に、案内情報出力部25bは、例えば、図20のように、2つの矢印が向き合った画像を表示することで、調理状況認識部19をトッププレート5に近づけることを案内する。
図21は、温度検知部19aとトッププレート5との距離が近い場合の熱画像41を示している。すなわち、温度検知部19aの設置高さが低い場合である。図21の熱画像41における高温領域41a~41cの画素数は、それぞれ対応する規定領域情報の各領域E~Gの画素数よりも多い。これらを基に、加熱領域判定部25aは、テンプレートマッチング等の画像処理により温度検知部19aの距離が近い状態であることを検出する。また、この検出結果を基に、案内情報出力部25bは、例えば、図22のように、2つの矢印が互いに反対方向を向いた画像を表示することで、調理状況認識部19をトッププレート5から離すことを案内する。
次に、温度情報を利用する調理モードでの調理中における、調理状況認識部19の位置ズレ検出の流れについて図23を参照して説明する。調理中において、周期的に温度検知部19aの検知方向がズレていないかを判別する。そこで、ステップS24において、制御部25は所定時間経過したか判別する。ステップS24のNoのように、所定時間が経過していない場合は、所定時間経過後、再度ステップS24の判定を実施する。
ステップS24のYesのように、所定時間が経過している場合、ステップS25において、制御部25は温度検知部19aに温度情報取得のリクエストを行い、温度検知部19aから温度情報を取得する。次に、ステップS26において、加熱領域判定部25aは、規定領域情報と温度情報の照合を実施する。
ここで、図24から図31を参照して、温度検知部19aが調理中に取得する温度情報について説明する。図24は、トッププレート5の温度状況の一例を示す説明図である。図25は、図24のトッププレート5に対して温度検知部19aにより検知された熱画像45の一例を示す説明図である。
図24において、加熱コイル7A~7C上にそれぞれ、容器43A~43Cが載置されている。例えば、トッププレート5の温度は30℃であり、容器43A~43Cのそれぞれの内部の被加熱物の温度は50℃であり、容器43A~43Cの側壁は40℃であるとする。
容器43A~43Cの側壁はそれぞれ外気と接触しているので、容器43A~43Cの内部の被加熱物の温度よりも低い。このような状態のトッププレート5に対して、温度検知部19aにより取得された熱画像45が図25に示される。
熱画像45において、各高温領域45a~45cの中心領域は50℃の熱を検出し、周囲領域は中心領域よりも温度が低く検出されている。
また、加熱コイル上に容器を1つだけ載置する場合、さらに、容器が載置されていない加熱コイルを加熱する場合と、加熱しない場合がある。容器が載置されていない加熱コイルを加熱すると、使用されていない加熱コイルが適切に視野範囲に入っているかを確認することができる。また、容器が載置されていない加熱コイルを加熱しない場合は、加熱されている容器だけを視野範囲に適切に入っているかを簡易に確認することができる。
図26は、トッププレート5の温度状況の一例を示す説明図である。図26において、加熱コイル7A及び7B上のトッププレート5の加熱領域29A及び29Bには容器が載置されておらず、それぞれ、40℃、45℃まで温度が上昇している。また、加熱コイル7C上のトッププレート5には容器43Cが載置されている。例えば、容器43Cの内部の被加熱物の温度は50℃であり、容器43Cの側壁の温度は40℃である。このような状態のトッププレート5に対して、温度検知部19aにより取得された熱画像47が図27に示される。
図27に示す熱画像47において、温度情報である3つの高温領域47a~47cが検知されるので、それぞれの規定領域情報と照合することで、調理状況認識部19の詳細な位置調整をすることができる。
図28は、トッププレート5の温度状況の一例を示す説明図である。図28において、加熱コイル7A及び7C上のトッププレート5の加熱領域29A及び29Cには容器が載置されておらず、それぞれ、環境温度と同じ30℃である。また、加熱コイル7B上のトッププレート5には容器43Bが載置されている。例えば、容器43Bの内部の被加熱物の温度は50℃であり、容器43Bの側壁の温度は40℃である。このような状態のトッププレート5に対して、温度検知部19aにより取得された熱画像49が図29に示される。
図29に示す熱画像49において、加熱コイル7B上の容器43Bに対応する高温領域49bが検知されるので、温度情報であるこの高温領域49bと対応する規定領域情報と照合することで、調理状況認識部19の簡易な位置確認をすることができる。温度検知部19aの視野内に含まれているかどうかを確認する領域を、現在使用している加熱コイルに限定しているので、簡易に早く確認することができる。
図30は、トッププレート5の温度状況の一例を示す説明図である。図30において、加熱コイル7A及び7B上のトッププレート5の加熱領域29A及び29Bには容器が載置されておらず、それぞれ、環境温度と同じ30℃である。また、加熱コイル7C上のトッププレート5には容器43Cが載置されている。さらには、加熱コイルが下方に配置されていないトッププレート5の領域上に、容器43Dが載置されている。なお、容器43Dは、加熱途中で移動したものとする。
容器43Cの内部の被加熱物の温度は、例えば、50℃であり、容器43Cの側壁の温度は40℃である。また、容器43Dの内部の被加熱物の温度は40℃であり、容器43Dの側壁の温度は30℃である。このような状態のトッププレート5に対して、温度検知部19aにより取得された熱画像51が図31に示される。
図31に示す熱画像51において、加熱コイル7C上の容器43Cに対応する高温領域51cが検知されるので、温度情報であるこの高温領域51cと対応する規定領域情報と照合することで、調理状況認識部19の簡易な位置確認をすることができる。温度検知部19aの視野内に含まれているかどうかを確認する領域を、現在使用している加熱コイルに限定しているので、簡易に早く確認することができる。また、途中で加熱コイルから移動した容器43Dは、時系列の熱画像情報を参照することで追跡することができ、容器43dにより誤って照合結果が出力されるのを防止することができる。
ステップS27において、照合が成功した場合、ステップS28において、案内情報出力部25bは報知部4に照合が成功したことの案内を報知する。その後、再びステップS24を実施する。また、ステップS27において、照合が成功しなかった場合、ステップS29において、案内情報出力部25bは報知部4に照合が失敗したことの案内を報知する。この後、ステップS24に戻り、再び、処理が繰り返される。
以上より、実施の形態1による加熱調理器1は、調理対象である被加熱物Tcを収容した容器Crが載置されるトッププレート5と、トッププレート5の下方に設けられた加熱コイル7A~7Cと、トッププレート5上の温度分布を上方から検知する温度検知部19aを有する調理状況認識部19と、トッププレート5上の温度分布に基づき、加熱コイル7A~7Cの領域が温度検知部19aの視野範囲内に存在するか否かを判定する加熱領域判定部25aと、加熱領域判定部25aの判定結果を報知する報知部4と、を備える。したがって、ユーザは、温度検知部19aが適切に加熱コイル7A~7Cの領域を視野範囲内に存在するかを理解することができ、調理中の被加熱物の温度を適切に測定することができる。また、トッププレート5上に被加熱物Tcを中に収容した容器Crを載置しなくても、調理状況認識部19の位置調整を実施することができる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2に係る加熱調理器61について図32を参照して説明する。図32は、実施の形態2に係る加熱調理器61の制御系を示すブロック図である。実施の形態1の加熱調理器1は、通信部21、23を介して本体3と調理状況認識部19とで、温度情報を送受信していた。視野範囲に入るか否かの判定は本体3の制御部25が実施していた。これに対して、実施の形態2に係る加熱調理器61は、本体63と調理状況認識部65とが接続されていない。なお、実施の形態2における加熱調理器1は、以下に記載した事項以外の構成は、実施の形態1の加熱調理器1と共通である。
実施の形態2における調理状況認識部65は、操作入力部67、制御部69、記憶部71、及び、報知部73が備えられている。操作入力部67は、例えば、ボタンまたはタッチキーで構成される。制御部69は、加熱領域判定部69a及び案内情報出力部69bを有する。報知部73は、表示部73a及び音声出力部73bを有する。表示部73aは、例えば、液晶パネルである。音声出力部73bは、例えば、スピーカである。
制御部69は、例えばCPU又はマイクロプロセッサなどの処理装置であって、ROM、RAM、ハードディスク、SSDなどの記憶部71に記憶されているプログラムを実行することによって種々の機能を果たすように構成されている。制御部69は、制御部25と同様の機能を有する。
次に、図33~図34を参照して、実施の形態2において、加熱コイル7A~7Cの領域を温度検知部19aの視野内に含まれるように調整する方法について説明する。図33は、調理状況認識部65における処理手順を示すフローチャートである。図34は、本体3の制御部25における処理手順を示すフローチャートである。
調理状況認識部65に電源が入れられると、ステップS41において、調理状況認識部65の制御部69は、初期設置設定が完了しているか判定する。初期設置設定が完了している場合、記憶部71に初期設置設定の登録がされている。したがって、制御部69は、既に初期設置設定の登録がされているか、されていないかを判定する。
ステップS41のYesのように、初期設置設定が完了している場合、温度情報を利用する調理モードである処理手順Nへ移行する。ステップS41のNoのように、初期設置設定が未完了の場合、ステップS42において、制御部69の案内情報出力部69bは、初期設置設定が未完了であることの案内を報知部73に出力する。報知部73の音声出力部73bから音声にて、又は、報知部73の表示部73aから文字又は記号にて案内される。
ステップS43において、制御部69の加熱領域判定部69aは、記憶部71に記憶されている規定領域情報を取得する。記憶部71には、加熱調理器61の本体63の種類に応じた規定領域情報が記憶されている。ユーザは、例えば、調理状況認識部65の操作入力部67から、本体63の型番号を入力することによって、本体63の加熱コイル7A~7Cのレイアウトに対応した規定領域情報を選択することができる。
ステップS44において、温度検知部19aは、本体63のトッププレート5上の温度情報を取得する。ステップS45にて、加熱領域判定部69aは、実施の形態1と同様に規定領域情報と温度情報とを照合する。ステップS46において、規定領域情報と温度情報との照合が成功する場合、ステップS47において、報知部73から照合が成功したことを報知する。また、ステップS48において、制御部69は、記憶部71に調理状況認識部65の初期設置設定の完了を登録する。初期設置設定の完了登録後は、処理を終了してもよいし、そのまま、温度情報を利用する調理モードでの処理手順Nに進んでもよい。
ステップS46において、温度検知部19aから受信した温度情報が、規定領域情報と一致しない場合、すなわち、照合が失敗した場合、報知部73から照合が失敗したことを報知する。その後、ステップS44から処理が実行される。
次に、温度情報を利用する調理モードにおいて、調理状況認識部19の位置ズレ検出の流れについて図34を参照して説明する。調理中において、制御部69は、周期的に温度検知部19aの検知方向がズレていないかを判別する。そこで、ステップS50において、制御部69は所定時間経過したか判別する。ステップS50のNoのように、所定時間が経過していない場合は、所定時間経過後、再度ステップS50の判定を実施する。
ステップS50のYesのように、所定時間が経過している場合、ステップS51において、制御部69は温度検知部19aに温度情報取得のリクエストを行い、温度検知部19aからトッププレート5上の温度情報を取得する。次に、ステップS52において、加熱領域判定部69aは、規定領域情報と温度情報の照合を実施する。
ステップS53において、照合が成功した場合、ステップS54において、案内情報出力部69bは報知部73に照合が成功したことの案内を報知する。その後、再びステップS50を実施する。また、ステップS53において、照合が成功しなかった場合、ステップS55において、案内情報出力部69bは報知部73に照合が失敗したことの案内を出力する。この後、ステップS50に戻り、再び処理が繰り返される。
実施の形態2の加熱調理器61であれば、本体63と調理状況認識部65とが接続されていなくても、調理状況認識部65単体で視野内に含まれるか否かをユーザに報知することができる。これにより、従来ある加熱調理器であっても、後付けで調理状況認識部を設置することができる。
(実施の形態3)
次に、実施の形態3に係る加熱調理器について図35、36を参照して説明する。実施の形態1の加熱調理器1は、通信部21、23を介して本体3と調理状況認識部19とで、温度情報を送受信していた。これに対して、実施の形態3に係る加熱調理器81は、調理状況認識部83と携帯端末93とで通信部91、95を介して接続されているので、調理状況認識部83の位置ズレを携帯端末93の報知部99により確認することができる。なお、実施の形態3における加熱調理器は、以下に記載した事項以外の構成は、実施の形態1及び2の加熱調理器1、61と共通である。
実施の形態3における調理状況認識部83は、温度検知部19aと、制御部85と、記憶部87と、報知部89と、通信部91とが備えられている。制御部85は、加熱領域判定部85a及び案内情報出力部85bを有する。報知部89は、表示部89a及び音声出力部89bを有する。表示部89aは、例えば、液晶パネルである。音声出力部89bは、例えば、スピーカである。
制御部85は、例えばCPU又はマイクロプロセッサなどの処理装置であって、ROM、RAM、ハードディスク、SSDなどの記憶部87に記憶されているプログラムを実行することによって種々の機能を果たすように構成されている。制御部85は、制御部25と同様の機能を有する。
携帯端末93は、例えば、スマートフォンやタブレット型端末である。携帯端末93は、通信部95と、制御部97と、報知部99と、記憶部101とを備える。制御部97は、加熱領域判定部97a及び案内情報出力部97bを有する。報知部99は、表示部99a及び音声出力部99bを有する。表示部99aは、例えば、液晶パネルである。音声出力部99bは、例えば、スピーカである。
制御部97は、例えばCPU又はマイクロプロセッサなどの処理装置であって、ROM、RAM、ハードディスク、SSDなどの記憶部101に記憶されているアプリケーションプログラムを実行することによって種々の機能を果たすように構成されている。制御部97は、制御部25と同様の機能を有する。
次に、図37~図42を参照して、実施の形態3において、加熱コイル7A~7Cの領域を温度検知部19aの視野内に含まれるように調整する方法について説明する。図37は、調理状況認識部83における処理手順を示すフローチャートである。
調理状況認識部83に電源が入れられると、ステップS61において、調理状況認識部83の制御部85は、初期設置設定が完了しているか判定する。初期設置設定が完了している場合、記憶部87に初期設置設定の登録がされている。したがって、制御部85は、既に初期設置設定の登録がされているか、されていないかを判定する。
ステップS61のYesのように、初期設置設定が完了している場合、温度情報を利用する調理モードである処理手順Pへ移行する。ステップS61のNoのように、初期設置設定が未完了の場合、ステップS62において、制御部85の案内情報出力部85bは、初期設置設定が未完了であることの案内を報知部89に出力する。報知部89の音声出力部89bから音声にて、又は、報知部89の表示部89aから文字又は記号にて案内される。この後、携帯端末93を用いて調理状況認識部83の位置ズレを修正する処理手順Rに進む。
図38に示すように、ステップS63において、調理状況認識部83の制御部85は、通信部91、95を介して携帯端末93の制御部97と接続処理を実施する。ステップS64のNoのように、接続が失敗すると、ステップS65のように、報知部89から通信接続が失敗したことが報知され、再びステップS63に戻って、調理状況認識部83と携帯端末93との接続処理が実施される。ステップS64のYesのように、接続が成功すると、ステップS66のように、報知部89から通信接続が成功したことが報知され、次の処理手順Rへ進む。
調理状況認識部83と携帯端末93との接続が成功すると、ステップS67において、調理状況認識部83の温度検知部19aは、トッププレート5の温度情報として熱画像を取得する。取得した温度情報は、通信部91、95を介して携帯端末93へ送信される。携帯端末93では、送信された温度情報と規定領域情報と照合される。照合結果は、携帯端末93から調理状況認識部83へ送信される。ステップS69において、調理状況認識部83の制御部85は、携帯端末93から照合成功の通知の有り無しを判定する。
ステップS69のNoのように、携帯端末93から照合成功の通知が無い場合、ステップS70において、報知部89から照合の失敗が報知される。この後、ステップS67から再び処理される。ステップS69のYesのように、携帯端末93から照合成功の通知が有った場合、ステップS71において、報知部89から照合の成功が報知される。この後、処理手順Sに進む。
図39に示すように、処理手順Sでは、ステップS71において、加熱領域判定部85aにより照合が成功した場合、携帯端末93から規定領域情報が送信されるので、ステップS72において、調理状況認識部83は、規定領域情報を受信する。
ステップS73において、受信した規定領域情報は、記憶部87に記憶される。また、ステップS74において、制御部85は、記憶部87に調理状況認識部83の初期設置設定の完了を登録する。初期設置設定の完了登録後は、処理を終了してもよいし、そのまま、温度情報を利用する調理モードでの処理手順Pに進んでもよい。
次に、温度情報を利用する調理モードにおいて、調理状況認識部83の位置ズレ検出の流れについて図40を参照して説明する。調理中において、制御部85は、周期的に温度検知部19aの検知方向がズレていないかを判別する。そこで、ステップS75において、制御部85は判別周期として所定時間経過したかを判別する。ステップS75のNoのように、所定時間が経過していない場合は、所定時間経過後、再度ステップS75の判定を実施する。
ステップS75のYesのように、所定時間が経過している場合、ステップS76において、制御部85は温度検知部19aに温度情報取得のリクエストを行い、温度検知部19aから温度情報を取得する。次に、ステップS77において、加熱領域判定部85aは、規定領域情報と温度情報との照合を実施する。
ステップS78において、加熱領域判定部85aによる照合が成功した場合、ステップS79において、案内情報出力部85bは報知部89に照合が成功したことの案内を報知する。その後、再びステップS75を実施する。また、ステップS78において、加熱領域判定部85aによる照合が成功しなかった場合、ステップS80において、案内情報出力部85bは報知部89に照合が失敗したことの案内を出力する。この後、調理状況認識部83の位置ズレが発生しているので、携帯端末93を用いて処理手順Rが実施される。
ステップS63からステップS71までの処理手順Rが実施されることで、再び、調理状況認識部83の位置ズレが携帯端末93を用いて修正される。修正が完了し、ステップS71により照合成功が報知された後は、処理手順Sの替わりに処理手順Pに戻り、調理状況認識部83の方向が周期的に判定される。
次に、図41及び図42を参照して、携帯端末93における処理手順を説明する。ステップS91において、ユーザは、携帯端末93の記憶部101に記憶されている、調理状態検出のアプリケーションプログラムを起動する。ステップS92において、携帯端末93の制御部97は、調理状況認識部83と接続処理をする。ステップS93のNoのように、接続が成功しない場合、報知部99から接続失敗の案内が流れ、ユーザは調理状況認識部83に電源が入っているかなどを確認する。接続失敗の場合は、ステップS92における調理状況認識部83との接続処理が実施される。ステップS93のYesのように、携帯端末93と調理状況認識部83との接続が成功した場合、処理手順Tに進む。
次に、図42を参照する。携帯端末93と調理状況認識部83との接続が成功した場合、調理状況認識部83から温度情報が携帯端末93に送信されるので、ステップ94において、携帯端末93の制御部97は、温度情報の受信が完了したかを判定する。ステップ94のNoのように、温度情報の受信が未完了の場合は、所定時間待機して再度ステップS94の判定を実施する。ステップS94のYesのように、温度情報の受信が完了した場合、ステップS95において、加熱領域判定部97aは、記憶部101に記憶されている規定領域情報を取得する。
記憶部101に記憶されている規定領域情報は、予め、インターネット107から取得される。制御部97は、インターネット107にアクセスして、加熱調理器の加熱コイルのレイアウトに応じた規定領域情報をサーバからダウンロードして記憶部101に記憶する。
ステップS96において、加熱領域判定部97aは、取得された規定領域情報と受信した温度情報とを照合する。このとき、ステップS97において、加熱領域判定部97aは、規定領域情報と温度情報との照合画像を生成する。ステップS98において、加熱領域判定部97aは、照合画像を基に、照合が成功したか否かを判定する。
ステップS98のNoのように、照合に失敗すると、案内情報出力部97bは、例えば、図43に示すように、照合画像109及び調理状況認識部83の位置ズレの修正を案内する案内画像111を表示部99aに表示する。また、音声案内を音声出力部99bから出力してもよい。ユーザは案内にしたがって調理状況認識部83の位置ズレを修正する。所定時間の経過、又は、ユーザによる携帯端末93への入力指示により、調理状況認識部83の温度検知部19aがトッププレート5上の温度情報を取得する。その後、ステップS94に戻って、再度ステップS94の判定を実施する。
ステップS98において、照合が成功した場合、ステップS99において、携帯端末93の制御部97は、調理状況認識部83に、照合が成功したことを通知する。また、ステップS100において、調理状況認識部83から規定領域情報の要求が有った場合、記憶部101から調理状況認識部83の記憶部87へ規定領域情報が送信される。ステップS100において、調理状況認識部83から規定領域情報の要求が無い場合、または、ステップS101において、規定領域情報を送信した後は、調理状況認識部83において初期設置設定登録が実施される。この間、ステップS102において所定時間経過するまで待機し、所定時間経過後、処理を終了する。
実施の形態3の加熱調理器であれば、携帯端末と調理状況認識部83とが接続されているので、手元で調理状況認識部83の配置された方向を確認することができる。また、携帯端末がサーバと接続される場合、トッププレート5における加熱コイルのレイアウトに関する規定情報を取得することができるので、多様な加熱調理器に対応することができる。
(実施の形態4)
次に、実施の形態4に係る加熱調理器について図44から図47を参照して説明する。実施の形態1の加熱調理器1は、調理状況認識部19をレンジフード17に取り付けていた。これに対して、実施の形態4に係る加熱調理器1は、調理状況認識部19の後方に位置する壁121に取り付けられている。なお、実施の形態4における加熱調理器122は、以下に記載した事項以外の構成は、実施の形態1の加熱調理器1と共通である。
図44および図45を参照する。図44は、温度検知部19が壁121に取り付けられた場合の加熱調理器の側面図を示す。図45は、温度検知部19により検知された熱画像123の一例を示す説明図である。
図44に示すように、調理状況認識部19が壁121に取り付けられる場合、取り付け位置がトッププレート5から充分に離れていないと、温度検知部19aは容器Crの側壁の温度を検出してしまい、容器Crの内側の被加熱物の温度を検出していない場合がある。図44では、被加熱物Tcと接触している容器Crの側壁の温度が50℃であり、被加熱物Tcと接触していない容器Crの側壁の温度が40℃の状態を示している。
図44に示す状態で、横から容器Crの温度を検知すると、熱画像123が得られる。このような状態の場合、加熱領域判定部25aは、記憶部27に記憶されている予め高さが低い位置で得られた熱画像とのテンプレートマッチング等により高さが低いことを検出し、案内情報出力部25bは、調理状況認識部19をより高い位置へ取り付けるように案内する。
また、図46に示すように、適切な高さで壁121に調理状況認識部19を配置した場合、得られる熱画像125における容器Crの内側の被加熱物Tcの温度領域125A~125Cは、図47に示すように矩形又は楕円形状になる。記憶部27には、調理状況認識部19が壁121のいくつかの高さ位置に配置された場合の規定領域情報が記憶されている。したがって、加熱領域判定部25aは、得られた熱画像とこれらの規定領域情報との照合により判定することができる。また、加熱領域判定部25aは、真上からの規定領域情報E~Fと完全一致ではなく、内側に収容されていれば照合成功と判定してもよい。
(実施の形態5)
次に、実施の形態5に係る加熱調理器について図48から図50を参照して説明する。実施の形態1の加熱調理器1は、加熱コイル7A~7Cまたは、各加熱コイル7A~7Cの直上で加熱された容器Crの位置を検出することで、調理状況認識部19の位置ズレを検出していた。これに対して、実施の形態5に係る加熱調理器126は、図48に示すように、位置ズレ検出専用の発熱体127をトッププレート5の下部に配置している。なお、実施の形態5における加熱調理器126は、以下に記載した事項以外の構成は、実施の形態1の加熱調理器1と共通である。
発熱体127は、例えば、小型の電気抵抗体であり、電気が流れることで発熱する。発熱体127へ流れる電流は、コイル制御部10により制御されている。図49はトッププレート5の温度状況の一例を示す説明図である。図49に示すように、トッププレート5上の加熱領域129が発熱体127により加熱される。加熱領域129は、周囲のトッププレート5の温度よりも高い領域である。例えば、トッププレート5上は環境温度と同じ30℃であり、発熱体127により加熱された加熱領域129については50℃である。
換気扇128に配置された調理状況認識部19は、トッププレート5上の温度分布を検知した熱画像を取得する。加熱領域判定部25aは、この熱画像が、図50に示すような、調理状況認識部19が適切に配置された場合の基準熱画像131であるか否かを判定する。熱画像上の高温領域が規定領域131aと一致する場合、調理状況認識部19が適切に配置されている。このようにしても、調理状況認識部19が適切に配置されているか否かを判定することができる。
(実施の形態6)
次に、実施の形態6に係る加熱調理器132について図51を参照して説明する。実施の形態1の調理状況認識部19は、その位置ズレがユーザにより修正されていた。これに対して、実施の形態6に係る調理状況認識部134は、その位置ズレを修正する駆動部135が備えられている。なお、実施の形態6における加熱調理器132は、以下に記載した事項以外の構成は、実施の形態1の加熱調理器1と共通である。なお、図51においては、調理状況認識部134は壁121に設置されており、調理状況認識部134の下方に換気扇133が配置されている。
調理状況認識部134は、温度検知部19aの検知方向を調節する駆動部135と、駆動部135の駆動方向及び駆動量を制御する駆動制御部137と、を備える。駆動制御部137は、加熱領域判定部25aの照合結果に基づいて駆動部135の駆動方向及び駆動量を算出する。すなわち、駆動制御部137は、温度検知部19aが取得した熱画像における高温領域と、規定領域情報における領域とのズレ方向およびズレ量を算出する。駆動制御部137は、さらに、算出した駆動方向および駆動量に基づいて、駆動部135の駆動制御を行う。駆動部135は、例えば、上下方向および左右方向に回転可能な2軸サーボモータを有する。
これにより、調理状況認識部134の方向ズレが自動で修正されるので、ユーザの位置調整に関する負担を軽減することができる。
(実施の形態7)
次に、実施の形態7に係る加熱調理器140について図52を参照して説明する。実施の形態7の加熱調理器140は、トッププレート5の中心部に温度センサ141を備える。なお、実施の形態5における加熱調理器140は、以下に記載した事項以外の構成は、実施の形態1の加熱調理器1と共通である。
温度センサ141は、トッププレート5の温度を検出する。温度センサ141は、コイル制御部10と接続されている。調整モードにおいて、温度センサ141が所定温度を検出した場合、コイル制御部10は各加熱コイル7A~7Cの加熱を停止する。これにより、加熱コイル7A~7Cの空焚き状態で調理状況認識部19の位置調整を実施する際の安全性を向上させることができる。
なお、温度センサ141を各加熱コイル7A~7Cの少なくともいずれかの下方に赤外線センサとして発光部(図示せず)とともに設けることで容器検知センサとして機能させてもよい。特開2011-204362号公報のように、発光部が発した光は、トッププレート5上に容器Crが載置されていない場合は、トッププレート5を透過するだけである。しかしながら、トッププレート5上に容器Crが載置されている場合には、発光部が発した光は、容器Crを反射して、温度センサ141に入射する。温度センサ141の受光量がある受光量以上である場合には、トッププレート5上に容器Crが載置されていると判定する。
制御部25,64は、加熱コイル7A~7Cの上方におけるトッププレート5の加熱領域に容器Crを載置するように報知部4,99から報知する。温度センサ141による容器Crの載置の検出により、コイル制御部10は、加熱コイル7A~7Cの加熱を開始する。加熱領域判定部25a,85aは、容器Cr及び容器Cr内の調理対象の少なくとも1つの温度領域に基づいて、加熱コイル7A~7Cの領域が温度検知部19aの視野範囲内に存在するか否かを判定してもよい。
さらに、容器検知センサとして、特開2012-14839号公報のように、トッププレート5の下方に重量センサを設けて容器Crが載置されているか否かを検出してもよい。また、特開2014-186813のように、加熱コイル7A~7Cに流れる電流や電圧を検知して容器Crが載置されているか否かを検出してもよい。
本開示は、上記実施の形態のものに限らず、次のように変形実施することができる。
(1)上記実施の形態において、調整モードにおいて、加熱コイル7A~7Cを加熱していたが、これに限られない。加熱調理器1を用いずに加熱された物体が加熱コイル7A~7Cの真上のトッププレート5の領域に載置してもよい。また、環境温度よりも低い温度の物体、例えば、氷を加熱コイル7A~7Cの真上のトッププレート5の領域に載置してもよい。このようにしても、温度検知部19aの熱画像上には、環境温度と異なる温度領域が検出されるので、規定領域情報と照合することができる。
また、加熱された物体や氷の替わりに、人体の一部、例えば、手を加熱コイル7A~7Cの直上のトッププレート5の領域に置くことで、発熱体として検出してもよい。温度検知部19aは、例えば、35℃の手の領域と、例えば30℃の環境温度のトッププレート5の領域とを識別することができる。加熱領域判定部25aは、熱画像上の人体の一部の温度領域を元に、規定領域情報と一致する加熱コイル7A~7Cの領域が温度検知部19aの視野範囲内に存在するか否かを判定する。調整モードに入ると、報知部4から所定の位置に人体の一部を載置するようにユーザに案内される。
(2)上記実施の形態において、加熱コイル7A~7Cは、3つ同時に加熱されていたが、これに限られない。調理状況認識部とコイル制御部10とが連携することで、加熱コイル7A~7Cを順に加熱して、それぞれの加熱コイル7A~7Cに対応する領域と規定領域情報との照合を順に実施してもよい。これにより、トッププレート上の高温領域を低減することができるので、ユーザの負担が軽減される。
(3)上記実施の形態において、規定領域情報は予め記憶部に記憶されていたか、インターネット107を通じてダウンロードしていたが、これに限られない。携帯端末93の画面上で規定領域をユーザが描いたり配置したりすることで規定してもよい。例えば、カメラ付き携帯端末93であれば、トッププレート5を撮影した画像上で、ユーザが加熱領域29A~29Cを指定することで、携帯端末93の制御部97が規定領域情報を生成してもよい。
(4)上記実施の形態において、加熱コイル7A~7Cを発熱体として、調理状況認識部19の位置ズレ調整を実施していたが、これに限られない。発熱体として排気口16を用いてもよい。この場合、規定領域は、排気口16の領域である。
(5)上記実施の形態において、各種の案内は表示部および音声出力部を有する報知部から出力されていたが、これに限られない。例えば、報知部は、振動を発生させるバイブレータ又は発光部6A~6Cでもよい。種々の振動または発光パターンにより、ユーザへ種々の案内を伝えることができる。
(6)上記実施の形態において、調理状況認識部19は、1つの温度検知部19aを有していたが、これに限られない。例えば、複数個の温度検知部19aを有し、トッププレート5上を分割して温度分布を検出してもよい。これにより、画素数の低い赤外線センサであっても温度検知することができる。
なお、上記様々な実施の形態及び変形例のうちの任意の実施の形態を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。
本開示は、添付図面を参照しながら好ましい実施の形態に関連して充分に記載されているが、この技術の熟練した人々にとっては種々の変形や修正は明白である。そのような変形や修正は、添付した特許請求の範囲による本開示の範囲から外れない限りにおいて、その中に含まれると理解されるべきである。また、各実施の形態における要素の組合せや順序の変化は、本開示の範囲及び思想を逸脱することなく実現し得るものである。
1 加熱調理器
3 本体
4 報知部
5 トッププレート
6A、6B、6C 発光部
7A、7B、7C 加熱コイル
8A、8B、8C マーカ
9A、9B、9C 操作入力部
10 コイル制御部
11 表示部
13 設定部
13a 設定キー
13b 設定表示部
15 音声出力部
16 排気口
17 レンジフード
17a フード部分
19 調理状況認識部
19a 温度検知部
19aa 基準熱画像
19ab 熱画像
19b 画像領域
21 通信部
23 通信部
25 制御部
25a 加熱領域判定部
25b 案内情報出力部
27 記憶部
29A、29B、29C 加熱領域
31A、31B、31C 加熱領域
33 熱画像
33c 高温領域
35 熱画像
35b 高温領域
37 熱画像
37a、37b、37c 高温領域
39 熱画像
39a、39c 高温領域
41 熱画像
41a、41b、41c 高温領域
43A、43B、43C、43D 容器
45 熱画像
45a、45b、45c 高温領域
47 熱画像
47a、47b、47c 高温領域
49 熱画像
49c 高温領域
51 熱画像
51c、51d 高温領域
61 加熱調理器
63 本体
64 制御部
64a 案内情報出力部
65 調理状況認識部
67 操作入力部
69 制御部
69a 加熱領域判定部
69b 案内情報出力部
71 記憶部
73 報知部
73a 表示部
73b 音声出力部
81 加熱調理器
83 調理状況認識部
85 制御部
85a 加熱領域判定部
85b 案内情報出力部
87 記憶部
89 報知部
89a 表示部
89b 音声出力部
91 通信部
93 携帯端末
95 通信部
97 制御部
97a 加熱領域判定部
97b 案内情報出力部
99 報知部
99a 表示部
99b 音声出力部
101 記憶部
103 ルータ
105 ローカルエリアネットワーク
107 インターネット
109 照合画像
111 案内画像
121 壁
122 加熱調理器
123、125 熱画像
125A、125B、125C 温度領域
126 加熱調理器
127 発熱体
128 換気扇
129 加熱領域
131 基準熱画像
132 加熱調理器
133 換気扇
134 調理状況認識部
135 駆動部
137 駆動制御部
140 加熱調理器
141 温度センサ
Cr 容器
Tc 被加熱物

Claims (18)

  1. 調理対象を収容した容器が載置されるトッププレートと、
    前記トッププレートの下方に設けられた発熱部と、
    前記トッププレート上の温度分布を上方から検知する温度検知部を有する調理状況認識部と、
    前記トッププレート上の前記温度分布に基づき、前記発熱部の領域が前記温度検知部の視野範囲内に存在するか否かを判定する加熱領域判定部を有する制御部と、
    前記加熱領域判定部の判定結果を報知する報知部と、を備え、
    前記発熱部は、前記容器を下方から加熱する加熱コイルであり、
    前記加熱コイルの加熱量を制御するコイル制御部と、
    前記容器が載置される、前記加熱コイルの上方の加熱領域の下部に配置された容器検知センサと、をさらに備え、
    前記制御部は、前記加熱コイルの上方における前記トッププレートの加熱領域に前記容器を載置するように前記報知部から報知し、
    前記容器検知センサによる前記容器の載置の検出により、前記コイル制御部は、前記加熱コイルの加熱を開始し、
    前記加熱領域判定部は、前記容器及び容器内の調理対象の少なくとも1つの温度領域に基づいて、前記加熱コイルの領域が前記温度検知部の視野範囲内に存在するか否かを判定する、
    加熱調理器。
  2. 前記加熱領域判定部は、前記温度検知部の視野範囲内において前記発熱部の領域が規定された位置情報を含む規定領域情報を予め有し、
    前記トッププレート上の温度分布に基づく前記発熱部の位置情報と、前記規定領域情報とを前記報知部に出力する、
    請求項1記載の加熱調理器。
  3. 前記制御部は、初回の電源オン時に、通常の調理モードとは異なる前記調理状況認識部の調整モードを設定し、
    前記調整モードにおいて、
    前記温度検知部は、前記トッププレートの加熱された領域を検知し、
    前記加熱領域判定部は、前記加熱された領域を基に、前記発熱部の領域が前記温度検知部の視野範囲内に存在するか否かを判定する、
    請求項1または2に記載の加熱調理器。
  4. 調理対象を加熱する火力や動作モードを設定する操作入力部を備え、
    前記操作入力部により、通常の調理モードとは異なる前記温度検知部の調整モードの設定が可能であり、
    前記調整モードにおいて、
    前記温度検知部は、前記トッププレート上で加熱された領域を検知し、
    前記加熱領域判定部は、前記加熱された領域を基に、前記発熱部の領域が前記温度検知部の視野範囲内に存在するか否かを判定する、
    請求項1または2に記載の加熱調理器。
  5. 調理対象を収容した容器が載置されるトッププレートと、
    前記トッププレートの下方に設けられた発熱部と、
    前記トッププレート上の温度分布を上方から検知する温度検知部を有する調理状況認識部と、
    前記トッププレート上の前記温度分布に基づき、前記発熱部の領域が前記温度検知部の視野範囲内に存在するか否かを判定する加熱領域判定部を有する制御部と、
    前記加熱領域判定部の判定結果を報知する報知部と、を備え、
    前記制御部は、初回の電源オン時に、通常の調理モードとは異なる前記調理状況認識部の調整モードを設定し、
    前記調整モードにおいて、
    前記制御部は、前記発熱部の領域に人体の一部を載置するように前記報知部から報知し、
    前記温度検知部が検出する温度領域に含まれる前記人体の一部の温度領域に基づいて、前記加熱領域判定部は、前記発熱部の領域が前記温度検知部の視野範囲内に存在するか否かを判定する、
    加熱調理器。
  6. 調理対象を収容した容器が載置されるトッププレートと、
    前記トッププレートの下方に設けられた発熱部と、
    前記トッププレート上の温度分布を上方から検知する温度検知部を有する調理状況認識部と、
    前記トッププレート上の前記温度分布に基づき、前記発熱部の領域が前記温度検知部の視野範囲内に存在するか否かを判定する加熱領域判定部を有する制御部と、
    前記加熱領域判定部の判定結果を報知する報知部と、
    調理対象を加熱する火力や動作モードを設定する操作入力部と、を備え、
    前記操作入力部により、通常の調理モードとは異なる前記温度検知部の調整モードの設定が可能であり、
    前記調整モードにおいて、
    前記制御部は、前記発熱部の領域に人体の一部を載置するように前記報知部から報知し、
    前記温度検知部が検出する温度領域に含まれる前記人体の一部の温度領域に基づいて、前記加熱領域判定部は、前記発熱部の領域が前記温度検知部の視野範囲内に存在するか否かを判定する、
    加熱調理器。
  7. 前記加熱調理器の庫内空間で調理対象を加熱するグリル調理部と、
    前記グリル調理部内で発生した空気を排出する排気口と、を備え、
    前記発熱部は前記加熱コイルに加えて前記排気口を含む
    請求項1又は2に記載の加熱調理器。
  8. 調理対象を収容した容器が載置されるトッププレートと、
    前記トッププレートの下方に設けられた発熱部と、
    前記トッププレート上の温度分布を上方から検知する温度検知部を有する調理状況認識部と、
    前記トッププレート上の前記温度分布に基づき、前記発熱部の領域が前記温度検知部の視野範囲内に存在するか否かを判定する加熱領域判定部を有する制御部と、
    前記加熱領域判定部の判定結果を報知する報知部と、
    前記容器を下方から加熱する加熱コイルと、を備え、
    前記発熱部は、前記加熱コイルとは異なる検知用発熱体である、
    加熱調理器。
  9. 前記加熱領域判定部は、前記温度検知部の視野範囲内において前記発熱部の領域が規定された位置情報を含む規定領域情報を予め有し、
    前記トッププレート上の温度分布に基づく前記発熱部の位置情報と、前記規定領域情報とを前記報知部に出力する、
    請求項8に記載の加熱調理器。
  10. 前記調理状況認識部は、外部のサーバ又は無線通信によって携帯端末に情報を送信可能とする通信部を備え、前記温度検知部が検知する前記トッププレート上の温度分布情報を前記携帯端末に送信可能である、
    請求項1から9のいずれか1つに記載の加熱調理器。
  11. 前記温度検知部の検知方向を調節する駆動部と、
    前記駆動部の駆動方向及び駆動量を制御する駆動制御部と、を備え、
    前記駆動制御部は、前記加熱領域判定部の判定結果に基づいて前記駆動部の駆動方向及び駆動量を算出し、前記駆動部の駆動制御を行う、
    請求項1から10のいずれか1つに記載の加熱調理器。
  12. 前記制御部は、前記発熱部の領域が前記温度検知部の視野範囲内か否かの判定結果が所定の条件に満たさない場合に、前記温度検知部の設置調整をガイドする情報を生成し、前記報知部に出力する、
    請求項1から11のいずれか1つに記載の加熱調理器。
  13. 前記報知部は、文字又は画像を用いて視認可能な表示により報知する、
    請求項1から12のいずれかに1つに記載の加熱調理器。
  14. 前記報知部は、音、光、及び振動の少なくとも1つを用いて報知する、
    請求項1から13のいずれかに1つに記載の加熱調理器。
  15. 調理対象を収容した容器が載置されるトッププレートと、
    前記トッププレートの下方に設けられた発熱部と、
    前記トッププレート上の温度分布を上方から検知する温度検知部を有する調理状況認識部と、
    前記トッププレート上の前記温度分布に基づき、前記発熱部の領域が前記温度検知部の視野範囲内に存在するか否かを判定する加熱領域判定部を有する制御部と、
    前記加熱領域判定部の判定結果を報知する報知部と、を備え、
    前記加熱領域判定部は、前記温度検知部の視野範囲内において前記発熱部の領域が規定された位置情報を含む規定領域情報を予め有し、
    前記トッププレート上の温度分布に基づく前記発熱部の位置情報と、前記規定領域情報とを前記報知部に出力し、
    前記規定領域情報は、通信ネットワークを介してサーバから入手可能である、
    加熱調理器。
  16. 前記温度検知部は、平面上に配列された64画素以上の画素数を有する、
    請求項1から15のいずれか1つに記載の加熱調理器。
  17. 前記温度検知部から前記トッププレートまでの距離は、600mm以上2000mm以下である、
    請求項1から16のいずれか1つに記載の加熱調理器。
  18. 前記温度検知部は、赤外線センサ又は熱画像カメラである、
    請求項1から17のいずれか1つに記載の加熱調理器。
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