JP7142320B2 - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器 Download PDF

Info

Publication number
JP7142320B2
JP7142320B2 JP2018080494A JP2018080494A JP7142320B2 JP 7142320 B2 JP7142320 B2 JP 7142320B2 JP 2018080494 A JP2018080494 A JP 2018080494A JP 2018080494 A JP2018080494 A JP 2018080494A JP 7142320 B2 JP7142320 B2 JP 7142320B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
camera
unit
image
heating
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018080494A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019192355A (ja
Inventor
裕弘 幸
匡史 貞平
知也 藤濤
ザリナ ラフィー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2018080494A priority Critical patent/JP7142320B2/ja
Priority to PCT/JP2019/014064 priority patent/WO2019202951A1/ja
Priority to CN201980003899.3A priority patent/CN111034355A/zh
Publication of JP2019192355A publication Critical patent/JP2019192355A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7142320B2 publication Critical patent/JP7142320B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B6/00Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
    • H05B6/02Induction heating
    • H05B6/10Induction heating apparatus, other than furnaces, for specific applications
    • H05B6/12Cooking devices

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Induction Heating Cooking Devices (AREA)

Description

本開示は、加熱調理器に関し、特に被加熱物の調理状況を認識する加熱調理器に関する。
従来、調理される被加熱物の調理状況を認識する調理状況認識部を備える加熱調理器がある。
例えば、特許文献1の加熱調理器は、レンジフードに温度センサを配置されている。温度センサは、加熱調理器により加熱される調理物の温度を測定する。測定された温度に応じて、レンジフードの風量が制御される。このように、調理状況認識部として、温度センサを用いて調理状況を認識することが記載されている。
特許第5887481号公報
被加熱物の調理状況を認識するために、加熱調理器の上方にカメラを設置することで、より詳細な調理情報を得ることが予想される。しかしながら、カメラの位置ずれにより、被加熱物や被加熱物を収容する鍋を適切に撮影することができない場合がある。
したがって、本開示の目的は、前記課題を解決することにあって、加熱調理器を上方から撮影するカメラの位置ずれをユーザに報知する加熱調理器を提供することにある。
前記目的を達成するために、本開示の一態様に係る加熱調理器は、
被加熱物を収容する容器が載置され、少なくとも1つ以上のマーカ情報を有するトッププレートと、
前記トッププレートに載置された前記容器を下方から加熱する加熱部と、
前記加熱部から前記容器への加熱量を制御する加熱制御部と、
前記加熱部による加熱に関する情報を報知する報知部と、
前記トッププレートから離れた位置に配置され、前記トッププレートに向けられたカメラを有し、前記トッププレート上の調理状況を認識する調理状況認識部と、
前記カメラにより撮影された画像に含まれるマーカ情報を抽出するマーカ情報抽出部と、
前記抽出されたマーカ情報が、規定の状態で前記画像の規定の範囲内に含まれている否かを判定する第1判定部と、を備え、
前記第1判定部は、前記抽出されたマーカ情報が、規定の状態で前記画像の規定範囲内に含まれていないと判定した場合、前記報知部から前記カメラの異常な設置状態を報知する。
加熱調理器を上方から撮影するカメラの位置ずれをユーザに報知する加熱調理器を提供する加熱調理器を提供することができる。
実施の形態1に係る加熱調理器の斜視図 加熱調理器の上面図 実施の形態1に係る加熱調理器の制御系を示すブロック図 加熱調理器の設置状態を示す側面図 カメラの撮影画像の一例を示す図 調理状況認識部の位置修正の案内の一例を示す図 カメラの撮影画像の一例を示す図 カメラの設置状態の案内の一例を示す図 カメラの撮影画像の一例を示す図 調理状況認識部の位置修正の案内の一例を示す図 カメラの撮影画像の一例を示す図 調理状況認識部の位置修正の案内の一例を示す図 カメラの撮影画像の一例を示す図 調理状況認識部の位置修正の案内の一例を示す図 カメラの撮影画像の一例を示す図 調理状況認識部の位置修正の案内の一例を示す図 調理状況認識部の位置修正の案内の一例を示す図 カメラの撮影画像の一例を示す図 カメラの撮影画像の一例を示す図 調理状況認識部の位置修正の案内の一例を示す図 カメラ位置の修正案内の流れを示すフローチャート カメラの撮影画像の一例を示す図 カメラの撮影画像の一例を示す図 カメラの撮影画像の一例を示す図 カメラの撮影画像の一例を示す図 カメラの撮影画像の一例を示す図 カメラの撮影画像の一例を示す図 カメラの撮影画像の一例を示す図 実施の形態3に係る加熱調理器の制御系を示すブロック図 加熱調理器の設置状態を示す側面図 カメラの撮影画像の一例を示す図 カメラの撮影画像の一例を示す図 カメラの撮影画像の一例を示す図 調理状況認識部の設置高さを説明する図 カメラの撮影画像の一例を示す図 カメラの撮影画像の一例を示す図 カメラの撮影画像の一例を示す図 カメラの撮影画像の一例を示す図 カメラ位置の修正案内の流れを示すフローチャート 実施の形態4に係る加熱調理器の制御系を示すブロック図 実施の形態5に係る加熱調理器の制御系を示すブロック図 加熱調理器の概略構成を説明する図 実施の形態6に係る加熱調理器の制御系を示すブロック図 調理状況認識部の検知部の下面図 加熱調理器の概略構成を説明する図 調整ガイド投影部から投影されるマーカの一例を示す図 調整ガイド投影部から投影されるマーカの一例を示す図 表示部の一例を示す図 加熱調理器の本体とカメラの撮影画像との位置関係を示す図 表示部の一例を示す図 表示部の一例を示す図 表示部の一例を示す図 表示部の一例を示す図 加熱調理器の本体とカメラの撮影画像との位置関係を示す図 加熱調理器の本体とカメラの撮影画像との位置関係を示す図 加熱調理器の一例を示す上面図 加熱調理器の本体とカメラの撮影画像との位置関係を示す図 表示部に表示される案内情報の一例を示す図 加熱調理器の本体とカメラの撮影画像との位置関係を示す図 加熱調理器の設置状態を示す側面図 加熱調理器の本体とカメラの撮影画像との位置関係を示す図 加熱調理器の設置状態を示す側面図 加熱調理器の本体とカメラの撮影画像との位置関係を示す図
本開示の一態様によれば、被加熱物を収容する容器が載置され、少なくとも1つ以上のマーカ情報を有するトッププレートと、前記トッププレートに載置された前記容器を下方から加熱する加熱部と、前記加熱部から前記容器への加熱量を制御する加熱制御部と、前記加熱部による加熱に関する情報を報知する報知部と、前記トッププレートから離れた位置に配置され、前記トッププレートに向けられたカメラを有し、前記トッププレート上の調理状況を認識する調理状況認識部と、前記カメラにより撮影された画像に含まれるマーカ情報を抽出するマーカ情報抽出部と、前記抽出されたマーカ情報が、規定の状態で前記画像の規定の範囲内に含まれている否かを判定する第1判定部と、を備え、前記第1判定部は、前記抽出されたマーカ情報が、規定の状態で前記画像の規定範囲内に含まれていないと判定した場合、前記報知部から前記カメラの異常な設置状態を報知する、加熱調理器である。
また、前記カメラの異常な設置状態を外部機器に無線通信する通信部を備え、前記第1判定部は、前記抽出されたマーカ情報が、規定の状態で前記画像の規定の範囲内に含まれていないと判定した場合、前記通信部から前記カメラの異常な設置状態の情報を外部機器へ通信し、前記外部機器の有する報知部から前記カメラの異常な設置状態を報知してもよい。
また、前記抽出されたマーカ情報を基に、前記カメラの設置方向が、設置の高さおよび方向に基づく規定の設置方向の範囲から規定の差異内に含まれている否かを判定する第2判定部を備え、前記第2判定部は、前記カメラの設置方向が前記規定の設置方向の範囲から規定の差異内に含まれていないと判定した場合に、前記報知部から前記カメラの異常な設置状態を報知してもよい。
また、カメラの設置状況に対応して、前記カメラの位置調整用の案内情報を出力する案内情報出力部を備え、前記案内情報出力部は、前記第1判定部により、前記画像に含まれるマーカ情報が、規定の状態で前記画像の規定範囲内に含まれていないと判断された場合、前記画像に含まれるマーカ情報が、規定の状態で画像規定範囲内に含まれるように、前記案内情報を前記報知部に出力してもよい。
また、前記カメラの設置状況に対応して、前記カメラの位置調整用の案内情報を出力する案内情報出力部を備え、前記案内情報出力部は、前記第2判定部により、前記カメラの設置方向が規定の設置方向の規定範囲から規定の差異の範囲に含まれていないと判定された場合に、前記画像に含まれるマーカ情報が、規定の設置方向で規定の差異の範囲に含まれるように、前記案内情報を前記報知部に出力してもよい。
また、前記抽出されたマーカ情報の歪みを基に、前記カメラの位置情報として前記カメラの高さまたは前記トッププレートに対する角度を推定するカメラ位置推定部を有し、
前記案内情報出力部は、推定された前記カメラの高さまたは角度に対応する予め記録された設置位置調整データに応じて案内情報を出力してもよい。
また、推定された前記カメラの位置情報を記録する記憶部を備え、前記カメラが前回撮影した画像を基に得られた前記位置情報と、今回撮影した画像を基に得られた位置情報との差異が既定の範囲を超えた場合に、前記第1判定部による判定を実施してもよい。
また、前記カメラは、前記被加熱物の加熱調理中にも撮影を行い、前記第1判定部は、前記被加熱物の加熱調理中にも判定を行うことで、前記カメラの設置変化の有無を確認し、設置変化が発生した場合、前記案内情報出力部から通知する、または、前記加熱制御部は前記加熱部からの加熱を停止してもよい。
また、前記マーカ情報を規定位置、規定色、および、規定順の少なくとも1つで、点灯、または、点滅させてもよい。
また、前記案内情報出力部は、前記マーカ情報として規定の記号または文様を表示してもよい。
また、前記外部機器は、表示部および音声出力部の少なくとも1つを有する、携帯端末または家の中に配置される統合制御部であってもよい。
また、前記調理状況認識部は、前記カメラの方向を電動で調整可能な電動駆動部を有し、前記第1判定部が検出した規定の設置方向との差異を解消するように、前記電動駆動部により自動で前記カメラの設置方向を調整してもよい。
また、前記調理状況認識部は、前記トッププレートから離れた位置に配置され、前記トッププレートに向けられた温度センサを有し、前記カメラと前記温度センサとが同じ方向に向けて配置されていてもよい。
また、前記調理状況認識部は、前記トッププレートから離れた位置に配置され、前記トッププレートに向けられたガイド投影部を有し、前記トッププレートは、規定の調整ターゲット位置を示すターゲットマーカを有し、前記ガイド投影部は、前記カメラの撮影方向を示す投影マーカを投影可能であり、前記ターゲットマーカと前記投影マーカとの物理的な距離の差異を縮めることにより、前記カメラの撮影方向を調整可能であってもよい。
また、前記加熱部は、前記容器を加熱するために誘導磁界を発生させる加熱コイルを有し、前記加熱制御部は、前記加熱コイルに高周波電流を供給して前記容器の加熱を行ってもよい。
また、前記トッププレートが有する前記マーカ情報は、前記カメラにより撮影された画像において前記カメラの認識可能画素数の1/100以上になる大きさであってもよい。
また、前記カメラから前記トッププレートまでの距離は600mm以上、2000mm以下であってもよい。
(実施の形態1)
以下に、本開示の実施の形態1に係る加熱調理器について図1から図4を参照して説明する。図1は、本開示の実施の形態1に係る加熱調理器1の斜視図である。図2は、実施の形態1に係る加熱調理器1の上面図である。図3は、加熱調理器1の制御系を示すブロック図である。図4は、加熱調理器の設置状態を示す側面図である、なお、図において、X軸方向は加熱調理器の長手方向を示し、Y軸方向は前後方向を示し、Z軸方向は高さ方向を示す。また、X軸の正の方向を右方、負の方向を左方とする。
図1に示すように、加熱調理器1は、本体3と、本体3の上側部として、容器Crが載置されるトッププレート5を有する。容器Crには、例えば、シチューなどの調理対象としての被加熱物Tcが収容されている。
また、実施の形態1の場合、加熱調理器1は、誘導加熱調理器であって、図1に示すように、トッププレート5における容器載置領域の下方には、本体3の内部に加熱調理器1の加熱部として加熱コイル7A、7B、7Cが配置されている。容器載置領域を示すリング状のマーカ8A、8B、8Cが、それぞれ、対応する加熱コイル7A、7B、7Cの上方のトッププレート5上に印刷されている。加熱コイル7A~7Cは、容器Crを加熱するために誘導磁界を発生させる。コイル制御部10は、加熱コイル7A~7Cに高周波電流を供給して容器Crの加熱を行う。また、コイル制御部10は、加熱コイル7A~7Cに流す電流量を制御する。
また、上面視において、加熱コイル7A、7B、7Cのそれぞれの外側には、リング状に光る発光部6A、6B、6Cがトッププレ-ト5に配置されている。発光部6A、6B、6Cは、例えば、対応するそれぞれの加熱コイル7A、7B、7Cに電流が流れているときに発光する。発光部6A~6Cは、例えば、LED発光基板を有する。
加熱コイル7A~7Cのそれぞれをユーザが操作するための操作部として、複数の操作入力部9A、9B、9Cが加熱調理器1のトッププレート5の前側に配置されている。操作入力部9A~9Cは、例えば、タッチキーでもよいし、タッチパネルでもよい。また、操作入力部9Aと加熱コイル7A、操作入力部9Bと加熱コイル7B、操作入力部9Cと加熱コイル7Cとは、それぞれ対応している。操作入力部9Aの操作指示に応じて、コイル制御部10は、加熱コイル7Aの加熱の開始または停止を制御する。また、操作入力部9Aの操作指示に応じて、コイル制御部10は、加熱コイル7Aの加熱レベルを例えば4段階に調節する。
また、本体3は、加熱コイル7A~7Cの加熱に関する情報を報知する報知部4を備える。報知部4は、表示部11と音声出力部15とを有する。表示部11は加熱調理器1のトッププレート5の前側に配置され、加熱コイル7A~7Cの加熱レベルを表示する。表示部11は、例えば、トッププレート5の長手方向に延びる帯形状を有する、白黒の液晶パネルであるが、カラーの液晶パネルでもよい。
なお、加熱コイル7A~7Cによる加熱を詳細に設定するために、設定部13が加熱調理器1の本体3の前面側に備えられている。設定部13は、本体3に対して出し入れ可能であって、加熱コイル7A~7Cによる加熱を詳細に設定するための設定キー13aと、その設定内容や加熱コイル7A~7Cの詳細な状態などを表示する設定表示部13bとを備える。この設定部13により、加熱コイル7A~7Cの加熱温度、加熱時間、タイマーなどが設定される。
また、加熱調理器1は、ユーザに対して音声案内を出力する音声出力部15を、前面側に備える。音声出力部15は、例えば、スピーカである。
加熱調理器1の上方には、レンジフード17が設置されている。レンジフード17は、加熱調理器1の上方の空気を、下部に設けられたフード部分17aを通って、内部に吸い込んで屋外に連通した吐出口から排気する。
また、加熱調理器1は、トッププレート5上の被加熱物Tcの調理状況を上方から認識する調理状況認識部19を備える。調理状況認識部19は、トッププレート5から離れた位置に配置され、例えば、レンジフード17のフード部分17aの中央部に配置されている。
調理状況認識部19は、カメラ19aを有する。カメラ19aは、可視光カメラであり、例えば、CCDカメラやCMOSカメラである。カメラ19aは、適切な画角と撮影方向に設定されていれば、トッププレート5全体を上方から撮影可能である。なお、調理状況認識部19は、レンジフード17の他にも、天井や壁に配置されてもよい。調理状況認識部19からトッププレート5までの距離は400mm以上であり、例えば、600mm以上、2000mm以下である。
本体3と調理状況認識部19との間の無線通信用に、本体3は通信部21を、調理状況認識部19は通信部23をそれぞれ有する。カメラ19aにより撮影された画像情報は、通信部23により送信され、通信部21により本体3に受信される。通信部21、23はそれぞれアンテナを有し、例えば、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、または、BLE(Bluetooth Low Energy)どの無線通信により無線接続されている。なお、通信部21、23を備える替わりに有線により、本体3と調理状況認識部19とが接続されていてもよい。
加熱調理器1は、本体3の内部に、制御部25、記憶部27、案内情報出力部29と、を備える。制御部25および案内情報出力部29は、例えばCPUまたはマイクロプロセッサなどの処理装置であって、ROM、RAM、ハードディスク、SSDなどの記憶部27に記憶されているプログラムを実行することによって種々の機能を果たすように構成されている。
制御部25は、マーカ抽出部25aと、第1判定部25bと、ズレ推定部25cと、を備える。マーカ抽出部25aは、カメラ19aにより撮影された画像に含まれるマーカ情報を抽出する。トッププレート5上には、マーカ8A~8C以外にも、表示部11および発光部6A~6Cがマーカ情報として表示されている。これらのうち、少なくともいずれか1つをトッププレート5上に表示されていればよい。
トッププレート5が有するマーカ情報は、カメラ19aにより撮影された画像においてカメラ19aの認識可能画素数の1/100以上になる大きさである。これにより、マーカ情報を適切に抽出することができる。
第1判定部25bは、抽出されたマーカ情報が、規定の状態でカメラ19aの画像の規定の範囲内に含まれている否かを判定する。抽出されたマーカ情報が、規定の状態でカメラ19aの画像の規定の範囲内に含まれていると第1判定部25bが判定すると、報知部4から調理状況認識部19は正しい方向に設置されていることが報知される。
抽出されたマーカ情報が規定の状態でカメラ19aの画像の規定の範囲内に含まれていないと第1判定部25bが判定すると、ズレ推定部25cは、画像中のマーカ情報の位置を基に、規定のカメラ19aの状態からのズレの種類を推定する。カメラ19aの正常な位置状態を状態aとする。ズレの種類として、例えば、左方向に平行ズレのある状態b、右方向に平行ズレのある状態c、後方向に平行ズレのある状態d、前方向に平行ズレのある状態e、時計回りに回転ズレのある状態f、反時計回りに回転ズレのある状態g、設置高さが低くて画角が狭い状態hが挙げられる。ズレ推定部25cは、これらのズレの状態およびズレ量を画像処理により推定する。
案内情報出力部29は、ズレ推定部25cが推定するカメラ19aのズレの種類およびズレ量に対応して、記憶部27に記憶されているカメラ19aの位置調整用の案内情報を表示部11および音声出力部15へ出力する。
次に、図5を参照して、調理状況認識部19のカメラ19aの設置状態について説明する。なお、以下の例においては、トッププレート5上の表示部11をマーカ情報として用いるが、表示部11の替わりに、例えば、一本の黒帯がトッププレート5上に表示されていてもよい。
図5は、カメラ19aが加熱調理器1を上方から撮影した画像を簡略化して示している。図5の破線領域は、カメラ19aの画像19aaの領域を示す。マーカ抽出部25aは、画像19aaから、表示部11をマーカ情報として抽出する。マーカ情報の抽出方法は、テンプレートマッチングまたはエッジ検出等の画像処理を用いる。図5に示すように、抽出されたマーカ情報が規定の状態で規定の範囲内に含まれていると、表示部11に、例えば図6に示す、「正しい方向に設置されました」という表示がされる。また、音声出力部15からも同様に「正しい方向に設置されました」と音声案内が出力される。なお、記憶部27には、抽出されたマーカ情報が規定の状態で規定の範囲内に含まれている状態(状態a)として、図5の画像19aaが記憶されている。図5の画像19aaは、カメラ19aの適切な配置における画像データである。
図7は、カメラ19aが加熱調理器1を上方から撮影した画像を簡略化した画像19aaを示している。図7は、カメラ19aの位置または撮影方向が左方へズレているので、画像19aaから抽出された表示部11は、丸破線31で示すように、右側で切れている。この状態を状態bとする。第1判定部25bは、抽出されたマーカ情報が、カメラ19aの画像19aaの規定の範囲内に含まれていないと判定する。ズレ推定部25cは、マーカ情報が画像19aaの右側で切れているので、カメラ19aの画角がより右側へ向くように案内情報出力部29へ指示する。案内情報出力部29は、図8に示すように、右矢印の案内情報を表示部11に表示させる。また、音声出力部15からは「右方向に向けてください」と音声案内が出力される。これらにより、ユーザにカメラ19aの位置を右方へ移動または撮影方向を右方へ向けるように案内することができる。
図9は、カメラ19aが加熱調理器1を上方から撮影した画像を簡略化した画像19aaを示している。図9は、カメラ19aの位置または撮影方向が右方へズレているので、画像19aaから抽出された表示部11は、丸破線33で示すように、左側で切れている。この状態を状態cとする。したがって、第1判定部25bは、抽出されたマーカ情報が、カメラ19aの画像19aaの規定の範囲内に含まれていないと判定する。ズレ推定部25cは、マーカ情報が画像19aaの左側で切れているので、カメラ19aの画角がより左側へ向くように案内情報出力部29へ指示する。案内情報出力部29は、図10に示すように、左矢印の案内情報を表示部11に表示させる。また、音声出力部15からは「左方向に向けてください」と音声案内が出力される。これらにより、ユーザにカメラ19aの位置を左方へ移動または撮影方向を左方へ向けるように案内することができる。
図11は、カメラ19aが加熱調理器1を上方から撮影した画像を簡略化した画像19aaを示している。図11は、カメラ19aの位置または撮影方向が後方へズレているので、画像19aaからはマーカ情報として表示部11が抽出されない。この状態を状態dとする。したがって、第1判定部25bは、カメラ19aの画像19aaの規定の範囲内にマーカ情報が含まれていないと判定する。ズレ推定部25cは、マーカ情報が画像19aa内に含まれていないので、カメラ19aの画角がより前方へ向くように案内情報出力部29へ指示する。案内情報出力部29は、図12に示すように、前向きの矢印の案内情報を表示部11に表示させる。また、音声出力部15からは「手前に向けてください」と音声案内が出力される。これらにより、ユーザにカメラ19aの位置を前方へ移動または撮影方向を前方へ向けるように案内することができる。
図13は、カメラ19aが加熱調理器1を上方から撮影した画像を簡略化した画像19aaを示している。図13は、カメラ19aの位置または撮影方向が前方へズレているので、画像19aaから抽出された表示部11から画像下端までの距離PL間に、予め定められた数以上の画素数を含む。この状態を状態eとする。したがって、第1判定部25bは、抽出されたマーカ情報が、規定の状態でカメラ19aの画像19aaの規定の範囲内に含まれていないと判定する。ズレ推定部25cは、マーカ情報が画像19aaの前端から大きく離れているので、カメラ19aの画角がより後方へ向くように案内情報出力部29へ指示する。案内情報出力部29は、図14に示すように、後ろ向きの矢印の案内情報を表示部11に表示させる。また、音声出力部15からは「奥に向けてください」と音声案内が出力される。これらにより、ユーザにカメラ19aの位置を後方へ移動または撮影方向を後方へ向けるように案内することができる。
図15は、カメラ19aが加熱調理器1を上方から撮影した画像を簡略化した画像19aaを示している。図15は、カメラ19aの撮影方向が時計回りに回転ズレしているので、画像19aaから抽出された表示部11の左前端部が切れている。この状態を状態fとする。したがって、第1判定部25bは、抽出されたマーカ情報が、規定の状態でカメラ19aの画像19aaの規定の範囲内に含まれていないと判定する。ズレ推定部25cは、画像19aaの前辺19abと表示部11の長手方向の直線部分との成す角度からカメラ19aの画角をより反時計回りに回転させるように案内情報出力部29へ指示する。案内情報出力部29は、図16に示すように、反時計回りの矢印の案内情報を表示部11に表示させる。また、音声出力部15からは「反時計回りに動かして下さい」と音声案内が出力される。これらにより、ユーザにカメラ19aを反時計回りに回転させるように案内することができる。また、回転角度もイメージと数字と両方で表示してもよい。
また、カメラ19aの撮影方向が反時計回りに回転ズレしている場合も、第1判定部25bは、抽出されたマーカ情報が、規定の状態でカメラ19aの画像19aaの規定の範囲内に含まれていないと判定する。この状態を状態gとする。ズレ推定部25cは、画像19aaの前辺19abと表示部11の長手方向の直線部分との成す角度からカメラ19aの画角を時計回りに回転させるように案内情報出力部29へ指示する。案内情報出力部29は、図17に示すように、時計回りの矢印の案内情報を表示部11に表示させる。また、音声出力部15からは「時計回りに動かしてください」と音声案内が出力される。これらにより、ユーザにカメラ19aを時計回りに回転させるように案内することができる。また、回転角度もイメージと数字と両方で表示してもよい。
図18は、カメラ19aが加熱調理器1を上方から撮影した画像を簡略化した画像19aaを示している。図18は、カメラ19aの設置位置がトッププレート5から充分に離れていない、すなわち、カメラ19aの設置高さが低いので、画像19aaにおいて、抽出された表示部11は、丸破線38で示すように、両端が切れている。この状態を状態hとする。したがって、第1判定部25bは、抽出されたマーカ情報が、規定の状態でカメラ19aの画像19aaの規定の範囲内に含まれていないと判定する。
ズレ推定部25cは、マーカ情報が画像19aaの両側で切れているので、カメラ19aの設置位置をより高い位置へと移動するように案内情報出力部29へ指示する。案内情報出力部29は、例えば、図20に示すように、「設置する高さを上げてください」との案内情報を表示部11に表示させる。また、音声出力部15からは、例えば、「設置する高さを上げて下さい」と音声案内が出力される。これらにより、ユーザにカメラ19aの設置位置の高さを上げるように案内することができる。
また、図19は、カメラ19aが加熱調理器1を上方から撮影した画像を簡略化した画像19aaを示している。図19は、カメラ19aの設置位置がトッププレート5から充分に離れていない、すなわち、カメラ19aの設置高さが低いので、画像19aaにおいて、表示部11が抽出されていない。また、画像19aaには、マーカ8Cの一部が切れており、その全体が画像19aa内に含まれていない。この状態も状態hとする。これらのことから、第1判定部25bは、抽出されたマーカ情報が、規定の状態でカメラ19aの画像19aaの規定の範囲内に含まれていないと判定する。
ズレ推定部25cは、画像19aa内に、表示部11とマーカ8Cの一部とが含まれていないことから、カメラ19aの設置位置が低い状態を推定し、より高い位置へと移動するように案内情報出力部29へ指示する。案内情報出力部29は、図20に示すように、「設置する高さを上げてください」との案内情報を表示部11に表示させることで、ユーザにカメラ19aの設置位置の高さを上げるように案内することができる。
なお、表示部11として、カラー液晶パネルを採用している場合、ズレ量に応じて表示色を変えてもよい。例えば、ズレ量が大きい場合、赤色または暖色系で案内表示してもよい。また、例えば、ズレ量が小さい場合、青色または寒色系で案内表示してもよい。
次に、調理状況認識部19の設置案内の流れについて、図21を参照して説明する。図21は、カメラ位置の案内の流れを示すフローチャートである。調理状況認識部19の設置状態の確認は、加熱調理器1を初めて設置したときに工事設置業者により行われるか、または、加熱調理器1の故障対応したときに一般ユーザにより行われる。
ユーザは、レンジフード17に調理状況認識部19を取り付けると、設定キー13aからの入力により調理状況認識部19の方向調整モードを起動する。方向調整モードが起動すると、ステップS1において、制御部25は、カメラ19aに撮影指示を送る。
カメラ19aは、撮影指示を受信すると、ステップS2において、画像を撮影する。撮影された画像は、制御部25へ送られる。
次に、ステップS3において、マーカ抽出部25aは、制御部25へ送られた画像からマーカ情報を抽出する。マーカ情報の抽出は、テンプレートマッチングや特徴点抽出などの画像処理技術を用いて行う。
次に、ステップS4において、第1判定部25bは、抽出されたマーカ情報が、規定の状態で、画像の規定の範囲内に含まれるかを判定する。ステップS4のYesのように、抽出されたマーカ情報が、規定の状態で、画像の規定の範囲内に含まれる場合、ステップS5において、案内情報出力部29は、表示部11または音声出力部15に正常に設置されていることを案内するように指示する。
これにより、表示部11に「正しい方向に設置されました」と表示されるか、または、音声出力部15から「正しい方向に設置されました」と音声案内される。または、表示部11と音声出力部15との両方から案内される。
ステップS4のNoのように、抽出されたマーカ情報が、規定の状態で、画像の規定の範囲内に含まれない場合、ステップS6において、ズレ推定部25cは、調理状況認識部19のズレの種類を推定する。このズレの種類には、ズレの方向およびズレ量も含まれ、推定されたズレの種類に応じて、ステップS7において、案内情報出力部29は、表示部11または音声出力部15にズレを解消する位置修正用の案内情報を出力する。
これにより、ユーザは、表示部11または音声出力部15により、ズレの種類を確認することができ、調理状況認識部19のズレを修正することができる。表示部11または音声出力部15から位置修正の案内があった後は、所定時間経過後、または、設定キー13aからの入力により、再び、ステップS1から設置位置確認のフローが開始される。
以上より、実施の形態1による加熱調理器1は、トッププレート5から離れて配置された調理状況認識部19の設置位置が適切であるか否かを確認することができる。また、設置位置が不適切な場合、表示部11または音声出力部15から、ズレ方向、ズレ量等が案内されるので、ユーザはその案内にしたがって調整することができる。この結果、調理状況認識部19を適切な位置に設置することができ、トッププレート5上の調理中の状況を適切に認識することができる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2に係る加熱調理器1について図22-図28を参照して説明する。実施の形態1の加熱調理器1は表示部11または黒帯をマーカ情報として抽出して調理状況認識部19のズレを判定していたのに対して、実施の形態2に係る加熱調理器1はリング状の発光部6A~6Cをマーカ情報として抽出して調理状況認識部19のズレを判定する。なお、実施の形態2における加熱調理器1は、以下に記載した事項以外の構成は、実施の形態1の加熱調理器1と共通である。
実施の形態2におけるマーカ抽出部25aは、発光部6A~6Cのリングをマーカ情報として抽出する。抽出方法は、発光部6A~6Cが点灯する前の画像と点灯後の画像との差分をとることで、発光部6A~6Cを抽出することができる。発光部6A~6Cは、制御部25により、規定位置、規定色、および、規定順の少なくとも1つで、点灯または、点滅される。
図22は、カメラ19aが加熱調理器1を上方から撮影した画像を簡略化した画像を示している。図22の矩形の破線領域は、カメラ19aにより撮影された画像19acの領域を示す。三角形32の破線は、画像19acの回転ズレを検出するための指標である。マーカ抽出部25aは、画像19acから、発光部6A~6Cをマーカ情報として抽出する。図22に示すように、画像19acは、カメラ19aが正しい位置に配置された際の画像である。すなわち、状態aにおける画像19acであるので、実施の形態1と同様に処理され、表示部11および音声出力部15から状態aに対応する案内が出力される。
図23は、カメラ19aが加熱調理器1を上方から撮影した画像を簡略化した画像19acを示している。図23は、カメラ19aの位置または撮影方向が左方へズレている。したがって、画像19acから抽出された発光部6A~6Cの中で、右側に配置された発光部6Cの右側が切れている。すなわち、状態bにおける画像19acであるので、実施の形態1と同様に処理され、表示部11および音声出力部15から状態bに対応する案内が出力される。
図24は、カメラ19aが加熱調理器1を上方から撮影した画像を簡略化した画像19acを示している。図24は、カメラ19aの位置または撮影方向が右方へズレている。したがって、画像19acから抽出された発光部6A~6Cの中で、左側に配置された発光部6Aの左側が切れている。すなわち、状態cにおける画像19acであるので、実施の形態1と同様に処理され、表示部11および音声出力部15から状態cに対応する案内が出力される。
図25は、カメラ19aが加熱調理器1を上方から撮影した画像を簡略化した画像19acを示している。図25は、カメラ19aの位置または撮影方向が後方へズレている。したがって、画像19acから抽出された発光部6A~6Cの中で、前側に配置された発光部6Aおよび6Bの前側が切れている。すなわち、状態dにおける画像19acであるので、実施の形態1と同様に処理され、表示部11および音声出力部15から状態dに対応する案内が出力される。
図26は、カメラ19aが加熱調理器1を上方から撮影した画像を簡略化した画像19acを示している。図26は、カメラ19aの位置または撮影方向が前方へズレている。したがって、画像19acから抽出された発光部6A~6Cの中で、後側に配置された発光部6Cの後側が切れている。すなわち、状態eにおける画像19acであるので、実施の形態1と同様に処理され、表示部11および音声出力部15から状態eに対応する案内が出力される。
図27は、カメラ19aが加熱調理器1を上方から撮影した画像を簡略化した画像19acを示している。図27は、カメラ19aの撮影方向が時計回りに回転ズレしている。回転ズレは、例えば、マーカ情報の相互の規定された位置関係からの回転ズレにより検出することができる。例えば、正常な状態において、発光部6A左端と、発光部6Bの右端と、発光部6Cの上端に対応するカメラ19aの撮影画像上の位置を記憶しておく。これらの点を結ぶ三角形32の底辺と、撮影画像からテンプレ-トマッチング等により検出された、発光部6A~6Cの対応する各点を結ぶ三角形34の底辺との成す角度を検出する。このようにして、回転方向および回転角度が検出される。図27の画像19acにおいて、ズレの種類は状態fであるので、ズレ推定部25cにより、実施の形態1と同様に処理されて、表示部11および音声出力部15から状態fに対応する案内が出力される。また、カメラ19aの撮影方向が反時計回りに回転ズレしている場合も、状態gとして処理され、表示部11および音声出力部15から状態gに対応する案内が出力される。
図28は、カメラ19aが加熱調理器1を上方から撮影した画像を簡略化した画像19acを示している。図28は、カメラ19aの設置位置がトッププレート5から充分に離れていない、すなわち、カメラ19aの設置高さが低いので、画像19acにおいて、抽出された発光部6A~6Cは、それぞれが切れている。したがって、第1判定部25bは、抽出されたマーカ情報が、規定の状態でカメラ19aの画像19aaの規定の範囲内に含まれていないと判定し、ズレ推定部25cは、状態hにおけるズレと推定し、カメラ19aの設置位置をより高い位置へと移動するように案内情報出力部29へ指示する。これにより、表示部11および音声出力部15から状態hに対応する案内が出力される。
実施の形態2における加熱調理器1によれば、マーカ情報として発光部6A~6Cを用いるので、対応するそれぞれの加熱コイル7A~7Cに対してカメラ19aの設置位置を直接的に調整するので、より、位置精度を向上させることができる。
(実施の形態3)
次に、実施の形態3に係る加熱調理器1について図29-図38を参照して説明する。実施の形態1、2の加熱調理器1は本体3の情報に設置されたレンジフード17に調理状況認識部19を配置していた。これに対して、実施の形態3に係る加熱調理器1は、本体3の後方で上方に延びる壁37に調理状況認識部19を配置する。なお、実施の形態3における加熱調理器1は、以下に記載した事項以外の構成は、実施の形態1または2の加熱調理器1と共通である。
図29は、実施の形態3に係る加熱調理器41の制御系を示すブロック図である。実施の形態3に係る加熱調理器41の本体43は、その内部に配置された制御部45に第2判定部35を有する。すなわち、実施の形態1の制御部25に第2判定部35を追加したのが実施の形態3の制御部45である。
第2判定部35は、マーカ抽出部25aにより抽出されたマーカ情報を基に、カメラ19aの設置方向が、設置の高さおよび方向に基づく規定の設置方向の範囲から規定の差異内に含まれている否かを判定する。
例えば、図30に示すように、調理状況認識部19のカメラ19aが、画角39を有する角度で壁37に設置されていれば、加熱調理器1のトッププレート5上を適切に撮影することができる。この場合、図31に示すように、撮影された画像19ad内に、発光部6A~6Cが含まれている。なお、発光部6A~6Cの替わりに、マーカ8A~8Cまたは表示部11をマーカ情報として用いてもよい。レンジフード17に設置された際の画像19acと比較すると、画像19adは前方向に延びた画像となる。
図30を再び参照して、調理状況認識部19のカメラ19aが、例えば、画角44を有する角度で壁37に設置されていると、トッププレート5上を適切に撮影することができない。この場合、例えば、図32に示すように、撮影された画像19adはトッププレート5の前方領域をより多く含んでいる。これにより、図32の画像19adは、発光部6Cの後部が切れた画像となっている。
そこで、ズレ推定部25cにより、前方向にズレが発生している状態eであることを推定され、後方向にカメラ19aの向きを修正するように案内される。また、ズレ推定部25cはトッププレート5に対するカメラの角度を推定することで、角度の調整を案内してもよい。また、表示部11の左側が切れているので、ズレ推定部25cにより、右方向にズレが発生している状態cであることも推定され、左方向にカメラ19aの向きを修正するように案内される。この2度の修正案内により、カメラ19aの向きが修正され、図33に示される画像を得ることができる。この後、カメラ画角内で有効範囲19c内の画像切り取りまたはカメラ19aのズーム調整をする。
次に、調理状況認識部19が壁37に設置される高さと撮影画像との関係について図34~図38を用いて説明する。なお、図34から図38において、説明を簡易にするために、台形の撮影画像を矩形の撮影画像として示している。図34は、調理状況認識部の設置高さを説明する図である。レンジフード17の中央部の点kに調理状況認識部19が設置された場合に、撮影された画像を簡易化した画像19aeが図35に示される。点kから撮影された画像19aeは、トッププレート5の直上から撮影しているので、撮影された画像中のマーカ8A~8Cに歪みは発生しない。マーカ8A~8Cは正円である。この状態の画像19aeは、正常な状態の画像として記憶部27に記憶されている。
壁37において、例えば、トッププレート5から800mmの高さの位置にある点mから撮影された画像19afが図36の実線で示される。また、図36において、破線は比較として図35における歪みの無い状態のマーカ8A~8Cを示す。画像19afにおけるマーカ8A~8Cは、正円から楕円に歪んでいる。この歪みの程度により、調理状況認識部19が壁のどの高さに取り付けられているかを検出することができる。
壁37において、例えば、トッププレート5から600mmの高さの位置にある点nから撮影された画像が図37の実線で示される。図37において、破線は比較として図35における歪みの無い状態のマーカ8A~8Cを示す。600mmにおける画像19afは、800mmにおける画像と比較して、各マーカ8A~8Cがより歪みが大きい状態で撮影されている。
壁37において、例えば、トッププレート5から400mmの高さの位置にある点pから撮影された画像が図38の実線で示される。図38において、破線は比較として図35における歪みの無い状態のマーカ8A~8Cを示す。400mmにおける画像19afは、600、800mmにおける画像と比較して、各マーカ8A~8Cがより歪みが大きい状態で撮影されている。
撮影した画像における各マーカ8A~8Cが、図38に示される各マーカ8A~8Cよりも歪んでいる場合、調理状況認識部19の設置高さが低すぎるので、第2判定部35は検出不可として判定する。この場合、ズレ推定部25cは状態hとして推測し、表示部11および音声出力部15から状態hに対応した案内を出力する。これにより、ユーザは調理状況認識部19の高さを上げるように案内される。このように、ズレ推定部25cは、抽出されたマーカ情報の歪みを基に、カメラの位置情報としてカメラの高さを推定する。
記憶部27には、400、600、および、800mmの各高さにおける正常な状態である状態aの画像データが記憶されている。したがって、撮影された画像から抽出されたマーカ情報が真上から撮影された画像と比較して歪んでいたとしても、ズレの種類を推定することができる。また、各楕円の長辺と短辺を画像処理により検出し、検出した長辺と短辺との比率から楕円の歪みの程度を判断して調理状況認識部19の高さを推定してもよい。ズレ推定部25cは、検出された各高さに応じて撮影画像のズレの種類を推定する。
図39は、実施の形態3におけるカメラ位置の修正案内の流れを示すフローチャートである。ステップS1からステップS3までは、実施の形態1と共通なので、説明を省略する。ステップS3により、撮影画像からマーカ情報が抽出されると、ステップS11において、第2判定部35は、カメラの設置方向が、規定の設置方向の範囲から規定の差異内に含まれるかを判定する。カメラの設置方向が規定の設置方向の範囲から規定の差異内に含まれると、第2判定部35が判定した場合(ステップS11のYes)、実施の形態1におけるステップS4以降の処理が、同様に実施される。
カメラの設置方向が規定の設置方向の範囲から規定の差異内に含まれないと、第2判定部35が判定した場合(ステップS11のNo)、第2判定部35は案内情報出力部29に、調理状況認識部19の設置高さを上げる案内情報を出力するように指示する。案内情報出力部29は、状態hの場合と同様の案内を報知部4の表示部11および音声出力部15から案内する。その後、ステップS1から再び処理が開始される。
実施の形態3に係る加熱調理器1であれば、壁37に調理状況認識部19を取り付ける場合でも、その設置方向が適切であるか否かをユーザに案内することができる。また、設置方向が適切でない場合、それを修正する案内を報知するので、ユーザはその案内にしたがって調理状況認識部19の設置位置を修正することができる。
(実施の形態4)
次に、実施の形態4に係る加熱調理器1について図40を参照して説明する。実施の形態1の加熱調理器1は、調理状況認識部19の位置修正の案内を、本体3に配置された報知部4から出力していた。これに対して、実施の形態4に係る加熱調理器1は、携帯端末47からも調理状況認識部19の位置修正の案内が可能な構成である。なお、実施の形態4における加熱調理器51は、以下に記載した事項以外の構成は、実施の形態3の加熱調理器41と共通である。
加熱調理器51の通信部21は、外部機器として設置されたルータ装置49を介して調理状況認識部19の通信部23と無線接続されている。すなわち、調理状況認識部19と制御部45とは、ルータ装置49を中心とするローカルエリアネットワーク53に無線通信可能に接続されている。また、ルータ装置49は、インターネット55に接続されている。さらに、ルータ装置49は、ユーザの携帯端末47に無線通信可能に接続されている。
携帯端末47は、例えば、液晶ディスプレイを有する表示部47aと、スピーカを有する音声出力部47bとを備える。これにより、携帯端末47は、報知部として機能することができるので、案内情報出力部29から出力される案内情報を通信部21およびルータ装置49を介して受信することができる。したがって、携帯端末47の表示部47aと音声出力部47bとから、報知部4から報知される案内情報と同じ情報をユーザに報知することができる。
携帯端末47から、調理状況認識部19の位置調整の音声案内が報知されるので、例えば、レンジフード17近くで作業する場合、本体3の表示部11からは見えにくい案内情報も携帯端末47により手元で見ることができるので位置調整の効率を向上することができる。また、案内情報出力部29から出力される案内情報をインターネット55を介して、外部に送信することもできる。また、携帯端末47の替わりとして、家の中に配置される、他の電気製品の制御も可能な統合制御部に接続されてもよい。
(実施の形態5)
次に、実施の形態5に係る加熱調理器1について図41、図42を参照して説明する。図41は、実施の形態5に係る加熱調理器61の制御系を示すブロック図である。図42は、加熱調理器61の概略構成を説明する図である。実施の形態1の加熱調理器1の調理状況認識部19は、カメラ19aを有していたのに対して、実施の形態5に係る加熱調理器61の調理状況認識部63は、さらに、トッププレート5上の温度を検出する温度センサ65と調理状況認識部63の向きを電動で調整可能な電動駆動部67とを備える。なお、実施の形態5における加熱調理器61は、以下に記載した事項以外の構成は、実施の形態4の加熱調理器51と共通である。
温度センサ65がカメラ19aと同じ方向を向くように、カメラ19aと温度センサ65とが互いに固定されている。カメラ19aと温度センサ65とで検知部69を構成する。したがって、実施の形態1と同様にカメラ19aの位置および方向が修正されれば、検知部69の位置および方向が修正されるので、温度センサ65の位置および方向も同時に修正される。温度センサ65は、例えば、赤外線センサである。温度センサ65により、容器Cr内の調理対象である被加熱物Tcの温度状況を上方から検出することができる。電動駆動部67は、例えば、モータを備え、モータの回転量に応じて、検知部69の向きを調整する。
温度センサ65よりも解像度の高いカメラ19aの撮影画像を基に、検知部69の位置および方向が修正される。これにより、解像度の低い温度センサ65も精度よく位置および方向を修正することができる。
また、電動駆動部67は、ズレ推定部25cと通信部21、23を介して接続されているので、案内情報出力部29が出力する調整案内にしたがって、自動で検知部69の向きを調整する。したがって、ズレ推定部25cが推定するズレ方向およびズレ量に応じて、電動駆動部67がカメラ19aを可動するので、ユーザの調整負担を軽減することができる。
なお、実施の形態5において、調理状況認識部63は、温度センサ65と電動駆動部67との両方を備える構成であったが、いずれか一方を備える構成であってもよい。
(実施の形態6)
次に、実施の形態6に係る加熱調理器71について図43-図47を参照して説明する。図43は、実施の形態6に係る加熱調理器71の制御系を示すブロック図である。図44は、調理状況認識部の検知部の下面図である。実施の形態1の加熱調理器1はマーカ情報としてトッププレート5上に表示されたマーカまたは表示部11を利用していた。これに対して、実施の形態6に係る加熱調理器71は、調理状況認識部73の検知部69の検知方向に向けられた調整ガイド投影部75を有する。この調整ガイド投影部75からトッププレート5上に投影されたマーカ情報を利用して調理状況認識部73の位置調整を行う。なお、実施の形態6における加熱調理器71は、以下に記載した事項以外の構成は、実施の形態5の加熱調理器61と共通である。
調理状況認識部73は、カメラ19aおよび温度センサ19bと同じ方向に向けられた調整ガイド投影部75を有する。図45は、加熱調理器の概略構成を説明する図である。調整ガイド投影部75は、位置調整用のマーカをトッププレート5の上方から投影する。
図46は、調整ガイド投影部75から投影されるマーカの一例を示す図である。丸印77は、調整ガイド投影部75からトッププレート5へ投影される投影マーカである。投影マーカは、カメラ19aの撮影方向を示す。なお、トッププレート5上には、丸印77が位置するべき領域を示す矩形の目標マーカ79が印刷されている。すなわち、矩形の目標マーカ79は、丸印77の調整目標位置を示す。
したがって、ユーザは、投影された丸印77が目標マーカ79の位置に位置するように、調理状況認識部73の位置および方向を調整することができる。目標マーカ79と投影マーカとの物理的な距離の差異を縮めることにより、カメラ19aの撮影方向を調整可能である。また、マーカ77がトッププレート5に投影されている状態をカメラ19aが撮影し、撮影された画像を画像処理により目標マーカ79とマーカ77との差を検出して、電動駆動部67により自動でカメラ19aの方向を調整してもよい。なお、目標マーカ79は、矩形のマーカに限らず、十字形状や、三角形状のマーカでもよい。
図47は、調整ガイド投影部75から投影されるマーカの一例を示す図である。この例では、調整ガイド投影部75は、カメラ19aの現状の撮影領域81をトッププレート5上に投影する。したがって、ユーザは、投影された撮影領域81が発光部6A~6Cまたはマーカ8A~8Cを含んで、適切な位置に位置するように、調理状況認識部73の位置および方向を調整することができる。また、撮影領域81がトッププレート5に投影されている状態をカメラ19aが撮影し、撮影された画像を画像処理により撮影領域81と理想領域83との差を検出して、電動駆動部67により自動でカメラ19aの方向を調整してもよい。
実施の形態6の加熱調理器71によれば、調理状況認識部73の認識領域がトッププレート5上に直接的に表示されるので、ユーザは調理状況認識部73の位置ズレを感覚的に理解することができる。したがって、位置調整の時間を短縮することができる。
本開示は、上記実施の形態のものに限らず、次のように変形実施することができる。
(1)上記実施の形態において、表示部11は、通常の解像度を有する液晶ディスプレイを用いて構成されていたが、これに限られない。例えば、図48に示すように、表示部11の一部にドット液晶ディスプレイ11aを有してもよい。
表示部11にドット液晶ディスプレイ11aを有する場合、例えば、撮影画像19agに図49に示すズレ状態が発生している場合、図50または図52に示すドット絵をドット液晶ディスプレイ11aから表示する。すなわち、撮影画像19agの領域に含まれる発光部6A~6Cまたはマーカ8A~8Cの領域をドットで発光させることにより、ユーザに撮影領域のズレ状態をより理解しやすく提示することができる。調理状況認識部73が適切な位置で適切な方向に配置された場合には、図51または図53に示すように、各加熱領域を示すドット領域のドットを全て発光させることで、ユーザは調理状況認識部73が適切に配置されていることを知ることができる。
また、現状の位置ズレに即して通知してもよい。例えば、図54に示すように、撮影画像19ahに右ズレが発生している場合、そのズレ量を相対的な量でドット液晶ディスプレイ11aに表示している。バー85は、ズレ量を示しており、調理状況認識部19を左方へ向けるにつれて、バー85が短くなる。調理状況認識部19が適切な方向へ向いた時には、バー85の表示が消滅する。
また、例えば、図55に示す様に、撮影画像19akに回転ズレが発生している場合、ドット液晶ディスプレイ11aに、そのズレ量を相対的な量で表現している。三角形状の案内情報87は、ズレ量を示しており、調理状況認識部19が反時計回りに回転するにつれて、案内情報87の三角形の傾斜が緩くなる。調理状況認識部19が適切な角度に位置した時には、案内情報87が消滅する。
また、表示部11は、図56に示すように、高解像度液晶ディスプレイ11bを有しても良い。この場合、カメラ19aの撮影領域を実態に即して表示してもよい。例えば、図57において、撮影画像19amは後ズレを発生しているが、図58に示すように、高解像度液晶ディスプレイ11bに、この状態dの状況を示す概略図89と、ズレ量を相対的に表したバー91と、ズレ方向を修正する方向を示す矢印93とが表示されている。
また、図59に示すように、撮影画像19anに時計回り回転ズレが発生している場合、高解像度液晶ディスプレイ11bに、この状態fの状況およびズレ量を表す三角形95と、反時計回りに回転するように修正案内する矢印97とが表示されている。
このように、ズレ量を反映したライブ画像を表示部11に表示することで、調理状況認識部19の修正をよりわかりやすく行うことができる。
(2)上記実施の形態において、調理状況認識部19をレンジフード17に配置する場合、レンジフード17のフード部分17aの中央部に配置していたが、これに限られない。この他にも、例えば、図60に示すようにフード部分17aの前部に配置してもよい。フード部分17aの前部に配置した場合、撮影画像19apは、図61に示すような、前方が長辺となる台形状になるが、予めこのような台形状の最適位置の画像を記憶部27に記憶させている。これにより、実施の形態1と同様に、位置ズレを案内することができる。
また、調理状況認識部19を、図62に示すように、フード部分17aの後部に配置してもよい。フード部分17aの後部に配置した場合、撮影画像19aqは、図63に示すような、後方が長辺となる台形状になるが、予めこのような台形状の最適位置の画像を記憶部27に記憶させている。これにより、実施の形態1と同様に、位置ズレを案内することができる。なお、調理状況認識部19を、フード部分17aを有さないレンジフード17に配置してもよい。
(3)上記実施の形態において、マーカを抽出して第1判定部によりマーカ情報が規定の状態で画像の規定の範囲内に含まれるかを実施していたが、一度のこの処理によりカメラ位置を修正した後は、以下の処理を実施してもよい。例えば、加熱調理器1の電源をONしたとき、および、加熱調理器1の電池交換をしたときに以下の処理を実施する。ズレ推定部25cにより推定されたカメラ19aの位置情報を記憶部27に記憶させる。カメラ19aが前回撮影した画像を基に得られた位置情報と、今回撮影した画像を基に制御部25が予め記憶部27に記憶されている様々な位置における画像とのパターンマッチングにより得られた位置情報との差異が既定の範囲を超えた場合に、第1判定部による判定を実施してもよい。
(4)上記実施の形態において、調理状況認識部19の位置確認は、調理が行われていないときに実施されていたが、これに限られない。例えば、調理中に、調理状況認識部19のカメラ19aが撮影した画像を基に、マーカ情報を抽出し、第1判定部25bによる判定を実施することで、カメラ19aの位置変化の有無を確認する。位置変化が発生していた場合、案内情報出力部29から調理状況認識部19の設置変化の案内が報知部4へ出力され、報知部4からユーザに報知される。また、位置変化が発生していた場合、ズレ推定部25cはコイル制御部10に各加熱コイル7A~7Cの加熱を停止するように指示してもよい。これにより、コイル制御部10は、各加熱コイル7A~7Cからの加熱を停止する。
(5)上記実施の形態において、マーカは、トッププレート5上に印刷されていたがこれに限られない。例えば、案内情報出力部29が、表示部11上に表示させた規定の記号または文様をマーカ情報として用いてもよい。
(6)上記実施の形態において、加熱調理器1は、加熱コイル7A~7Cを用いて容器Crを誘導加熱する誘導加熱調理器であるが、これに限られない。例えば、加熱調理器1は、ガス調理器であってもよい。ガス調理器の場合、容器Crは、本体3のトッププレート5に備えられた容器載置部としての五徳に載置され、その下方から加熱部としてのガスバーナによって加熱される。
なお、上記様々な実施の形態および変形例のうちの任意の実施の形態を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。
本開示は、添付図面を参照しながら好ましい実施の形態に関連して充分に記載されているが、この技術の熟練した人々にとっては種々の変形や修正は明白である。そのような変形や修正は、添付した特許請求の範囲による本開示の範囲から外れない限りにおいて、その中に含まれると理解されるべきである。また、各実施の形態における要素の組合せや順序の変化は、本開示の範囲及び思想を逸脱することなく実現し得るものである。
1、41、51、61、71 加熱調理器
3、43 本体
4 報知部
5 トッププレート
5b 前辺
6A、6B、6C 発光部
7A、7B、7C 加熱コイル
8A、8B、8C マーカ
9A、9B、9C 操作入力部
10 コイル制御部
11 表示部
11a ドット液晶ディスプレイ
11b 高解像度液晶ディスプレイ
13 設定部
13a 設定キー
13b 設定表示部
15 音声出力部
17 レンジフード
17a フード部分
19、63、73 調理状況認識部
19a カメラ
19aa 画像
19ab 前辺
19ac 画像
19ad 画像
19ae 画像
19af 画像
19ag 画像
19ah 画像
19ak 画像
19am 画像
19an 画像
19ap 画像
19aq 画像
19b 温度センサ
19c 有効範囲
21 通信部
23 通信部
25、45 制御部
25a マーカ抽出部
25b 第1判定部
25c ズレ推定部
27 記憶部
29 案内情報出力部
31、33、35、37 丸破線
32 三角形
34 三角形
35 第2判定部
37 壁
38 丸破線
39 画角
44 画角
47 携帯端末
47a 表示部
47b 音声出力部
49 ルータ
53 ローカルエリアネットワーク
55 インターネット
65 温度センサ
67 電動駆動部
69 検知部
75 調整ガイド投影部
77 丸印
79 マーカ
81 撮影領域
83 理想領域
85 バー
87 案内情報
89 概略図
91 バー
93 矢印
95 三角形
97 矢印
Cr 容器
Tc 被加熱物

Claims (16)

  1. 被加熱物を収容する容器が載置され、少なくとも1つ以上のマーカ情報を有するトッププレートと、
    前記トッププレートに載置された前記容器を下方から加熱する加熱部と、
    前記加熱部から前記容器への加熱量を制御する加熱制御部と、
    前記加熱部による加熱に関する情報を報知する報知部と、
    前記トッププレートから離れた位置に配置され、前記トッププレートに向けられたカメラを有し、前記トッププレート上の調理状況を認識する調理状況認識部と、
    前記カメラにより撮影された画像に含まれるマーカ情報を抽出するマーカ情報抽出部と、
    前記抽出されたマーカ情報が、規定の状態で前記画像の規定の範囲内に含まれている否かを判定する第1判定部と、
    前記抽出されたマーカ情報の歪みを基に、前記カメラの設置方向が、設置の高さおよび方向に基づく規定の設置方向の範囲から規定の差異内に含まれている否かを判定する第2判定部と、を備え、
    前記第1判定部は、前記抽出されたマーカ情報が、規定の状態で前記画像の規定範囲内に含まれていないと判定した場合、前記報知部から前記カメラの異常な設置状態を報知
    前記第2判定部は、前記カメラの設置方向が前記規定の設置方向の範囲から規定の差異内に含まれていないと判定した場合に、前記報知部から前記カメラの異常な設置状態を報知する、
    加熱調理器。
  2. 前記カメラの異常な設置状態を外部機器に無線通信する通信部を備え、
    前記第1判定部は、前記抽出されたマーカ情報が、規定の状態で前記画像の規定の範囲内に含まれていないと判定した場合、前記通信部から前記カメラの異常な設置状態の情報を外部機器へ通信し、
    前記外部機器の有する報知部から前記カメラの異常な設置状態を報知する、
    請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 前記カメラの設置状況に対応して、前記カメラの位置調整用の案内情報を出力する案内情報出力部を備え、
    前記案内情報出力部は、前記第1判定部により、前記画像に含まれるマーカ情報が、規定の状態で前記画像の規定範囲内に含まれていないと判断された場合、前記画像に含まれるマーカ情報が、規定の状態で画像規定範囲内に含まれるように、前記案内情報を前記報知部に出力する、
    請求項1または2に記載の加熱調理器。
  4. 前記カメラの設置状況に対応して、前記カメラの位置調整用の案内情報を出力する案内情報出力部を備え、
    前記案内情報出力部は、前記第2判定部により、前記カメラの設置方向が規定の設置方向の規定範囲から規定の差異の範囲に含まれていないと判定された場合に、前記画像に含まれるマーカ情報が、規定の設置方向で規定の差異の範囲に含まれるように、前記案内情報を前記報知部に出力する、
    請求項に記載の加熱調理器。
  5. 前記抽出されたマーカ情報の歪みを基に、前記カメラの位置情報として前記カメラの高さまたは前記トッププレートに対する角度を推定するカメラ位置推定部を有し、
    前記案内情報出力部は、推定された前記カメラの高さまたは角度に対応する予め記録された設置位置調整データに応じて案内情報を出力する、
    請求項またはに記載の加熱調理器。
  6. 推定された前記カメラの位置情報を記録する記憶部を備え、
    前記カメラが前回撮影した画像を基に得られた前記位置情報と、今回撮影した画像を基に得られた位置情報との差異が既定の範囲を超えた場合に、前記第1判定部による判定を実施する、
    請求項に記載の加熱調理器。
  7. 前記カメラは、前記被加熱物の加熱調理中にも撮影を行い、
    前記第1判定部は、前記被加熱物の加熱調理中にも判定を行うことで、前記カメラの設置変化の有無を確認し、
    設置変化が発生した場合、前記案内情報出力部から通知する、または、前記加熱制御部は前記加熱部からの加熱を停止する、
    請求項からのいずれか1つに記載の加熱調理器。
  8. 前記マーカ情報を規定位置、規定色、および、規定順の少なくとも1つで、点灯、または、点滅させる、
    請求項からのいずれか1つに記載の加熱調理器。
  9. 前記報知部は、前記マーカ情報として規定の記号または文様を表示する、
    請求項からのいずれか1つに記載の加熱調理器。
  10. 前記外部機器は、表示部および音声出力部の少なくとも1つを有する、携帯端末または家の中に配置される統合制御部である、
    請求項2に記載の加熱調理器。
  11. 前記調理状況認識部は、前記カメラの方向を電動で調整可能な電動駆動部を有し、
    前記第1判定部が検出した規定の設置方向との差異を解消するように、前記電動駆動部により自動で前記カメラの設置方向を調整する、
    請求項1から10のいずれか1つに記載の加熱調理器。
  12. 前記調理状況認識部は、前記トッププレートから離れた位置に配置され、前記トッププレートに向けられた温度センサを有し、
    前記カメラと前記温度センサとが同じ方向に向けて配置されている、
    請求項1から11のいずれか1つに記載の加熱調理器。
  13. 前記調理状況認識部は、前記トッププレートから離れた位置に配置され、前記トッププレートに向けられたガイド投影部を有し、
    前記トッププレートは、規定の調整目標位置を示す目標マーカを有し、
    前記ガイド投影部は、前記カメラの撮影方向を示す投影マーカを投影可能であり、
    前記目標マーカと前記投影マーカとの物理的な距離の差異を縮めることにより、前記カメラの撮影方向を調整可能である、
    請求項1から12のいずれか1つに記載の加熱調理器。
  14. 前記加熱部は、前記容器を加熱するために誘導磁界を発生させる加熱コイルを有し、
    前記加熱制御部は、前記加熱コイルに高周波電流を供給して前記容器の加熱を行う、
    請求項1から13のいずれか1つに記載の加熱調理器。
  15. 前記トッププレートが有する前記マーカ情報は、前記カメラにより撮影された画像において前記カメラの認識可能画素数の1/100以上になる大きさである、
    請求項1から14のいずれか1つに記載の加熱調理器。
  16. 前記調理状況認識部から前記トッププレートまでの距離は600mm以上、2000mm以下である、
    請求項1から15のいずれか1つに記載の加熱調理器。
JP2018080494A 2018-04-19 2018-04-19 加熱調理器 Active JP7142320B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018080494A JP7142320B2 (ja) 2018-04-19 2018-04-19 加熱調理器
PCT/JP2019/014064 WO2019202951A1 (ja) 2018-04-19 2019-03-29 加熱調理システムおよび加熱調理器を撮影するカメラの設置状態を報知する方法
CN201980003899.3A CN111034355A (zh) 2018-04-19 2019-03-29 加热烹调系统和报知拍摄加热烹调器的照相机的设置状态的方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018080494A JP7142320B2 (ja) 2018-04-19 2018-04-19 加熱調理器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019192355A JP2019192355A (ja) 2019-10-31
JP7142320B2 true JP7142320B2 (ja) 2022-09-27

Family

ID=68239176

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018080494A Active JP7142320B2 (ja) 2018-04-19 2018-04-19 加熱調理器

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP7142320B2 (ja)
CN (1) CN111034355A (ja)
WO (1) WO2019202951A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102605804B1 (ko) * 2022-01-26 2023-11-24 창원대학교 산학협력단 이미지 인식에 기반하는 전원 제어 방법 및 이를 지원하는 전기레인지
WO2024043436A1 (ko) * 2022-08-24 2024-02-29 삼성전자주식회사 조리 기기 및 조리 기기의 제어 방법
WO2024090773A1 (ko) * 2022-10-27 2024-05-02 엘지전자 주식회사 조리 기기 및 그의 동작 방법
KR20240116135A (ko) * 2023-01-20 2024-07-29 엘지전자 주식회사 시각적 조리 가이드를 이용하여 조리 과정을 제어하는 장치 및 방법

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000274692A (ja) 1999-03-26 2000-10-03 Nippon Avionics Co Ltd 赤外線センサーを具備したシステムキッチン
JP2003046838A (ja) 2001-08-03 2003-02-14 Olympus Optical Co Ltd 撮影装置、及び、カメラの調整機構
JP2004031089A (ja) 2002-06-25 2004-01-29 Mitsubishi Electric Corp Ih調理器
JP2005021563A (ja) 2003-07-01 2005-01-27 Namco Ltd ゲーム装置、プログラム及び情報記憶媒体
JP2009088881A (ja) 2007-09-28 2009-04-23 Omron Corp 撮像システム
JP2009152236A (ja) 2007-12-18 2009-07-09 Olympus Corp 組立装置、及び位置較正方法
JP2012205229A (ja) 2011-03-28 2012-10-22 Hitachi Ltd カメラ設置支援方法、画像認識方法
JP2013025583A (ja) 2011-07-21 2013-02-04 Hitachi Ltd 車両監視装置
JP2013195783A (ja) 2012-03-21 2013-09-30 Ricoh Co Ltd 位置ずれ検出装置、車両及び位置ずれ検出方法
JP2015106462A (ja) 2013-11-29 2015-06-08 日立アプライアンス株式会社 加熱調理器
JP2017027424A (ja) 2015-07-24 2017-02-02 セイコーエプソン株式会社 インタラクティブプロジェクター及びその設置状態検出方法
WO2017033406A1 (ja) 2015-08-27 2017-03-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 加熱調理器

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11271860A (ja) * 1998-03-20 1999-10-08 Casio Comput Co Ltd カメラ
JP6735513B2 (ja) * 2016-06-15 2020-08-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 調理支援方法および調理支援システム
CN109312929B (zh) * 2016-07-11 2020-09-15 松下知识产权经营株式会社 加热烹调器

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000274692A (ja) 1999-03-26 2000-10-03 Nippon Avionics Co Ltd 赤外線センサーを具備したシステムキッチン
JP2003046838A (ja) 2001-08-03 2003-02-14 Olympus Optical Co Ltd 撮影装置、及び、カメラの調整機構
JP2004031089A (ja) 2002-06-25 2004-01-29 Mitsubishi Electric Corp Ih調理器
JP2005021563A (ja) 2003-07-01 2005-01-27 Namco Ltd ゲーム装置、プログラム及び情報記憶媒体
JP2009088881A (ja) 2007-09-28 2009-04-23 Omron Corp 撮像システム
JP2009152236A (ja) 2007-12-18 2009-07-09 Olympus Corp 組立装置、及び位置較正方法
JP2012205229A (ja) 2011-03-28 2012-10-22 Hitachi Ltd カメラ設置支援方法、画像認識方法
JP2013025583A (ja) 2011-07-21 2013-02-04 Hitachi Ltd 車両監視装置
JP2013195783A (ja) 2012-03-21 2013-09-30 Ricoh Co Ltd 位置ずれ検出装置、車両及び位置ずれ検出方法
JP2015106462A (ja) 2013-11-29 2015-06-08 日立アプライアンス株式会社 加熱調理器
JP2017027424A (ja) 2015-07-24 2017-02-02 セイコーエプソン株式会社 インタラクティブプロジェクター及びその設置状態検出方法
WO2017033406A1 (ja) 2015-08-27 2017-03-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 加熱調理器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019192355A (ja) 2019-10-31
WO2019202951A1 (ja) 2019-10-24
CN111034355A (zh) 2020-04-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7142320B2 (ja) 加熱調理器
EP3568642B1 (en) Range hood with a camera
WO2019203075A1 (ja) 加熱調理システム、加熱調理器に用いられる温度検知部の設置状態を報知する方法、および加熱調理器に用いられる温度検知部の設置状態を調整する方法
JP5970879B2 (ja) 投映システム、投映方法、プログラムおよび記録媒体
EP2278393B1 (en) Image projection apparatus
EP2950614A1 (en) Cooking apparatus
JP2018205506A (ja) 投写装置およびその制御方法、プログラム
JP2009231235A (ja) 誘導加熱調理器
JP7149466B2 (ja) 加熱調理器
JP6145427B2 (ja) 加熱制御装置、加熱調理システム、及びプログラム
JP2015194367A (ja) 温度計測装置およびその計測結果の表示処理用のプログラムならびに温度計測システム
US11337280B2 (en) Wireless power transfer system
JP4645455B2 (ja) 画像投影装置、投影画像補正方法及びプログラム
JP2019200031A (ja) 加熱調理器
JP2011222180A (ja) 誘導加熱調理器
JP6906192B2 (ja) 加熱調理器
WO2019203259A1 (ja) 加熱調理器
JP2021012841A (ja) 加熱調理器、加熱調理システム、端末装置、および報知方法
JP6080697B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP2010197784A (ja) プロジェクター、その制御方法及びプログラム
JP2004297401A (ja) プロジェクタの自動調整装置
JP2020056528A (ja) 調理支援システム
JP2020004621A (ja) 加熱調理器
JP2010217756A (ja) プロジェクタ
EP3372053B1 (en) Induction cooker with improved usability

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220419

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220617

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220830

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220905

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7142320

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151