JP2017027424A - インタラクティブプロジェクター及びその設置状態検出方法 - Google Patents

インタラクティブプロジェクター及びその設置状態検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】指示体の検出に利用される2つのデバイスの設置状態が適切か否かを確認することが望まれる。
【解決手段】インタラクティブプロジェクターは、第1のデバイスである第1の撮像部により第2のデバイスの少なくとも一部を撮像した撮像画像に基づいて、第1のデバイス及び第2のデバイスの少なくとも一方の設置状態を検出する検出部と、設置状態の検出結果に応じた処理を行う処理部と、を備える。
【選択図】図6

Description

本発明は、指示体を用いて投写画面に対して指示を行うことが可能なインタラクティブプロジェクターであって、第1のデバイスと第2のデバイスを用いて指示体を検出するインタラクティブプロジェクターに関する。
特許文献1,2には、投写画面をスクリーンに投写するとともに、指などの対象物(object)を含む画像をカメラで撮像し、この撮像画像を用いて対象物の位置を検出することが可能な投写型表示装置(プロジェクター)が開示されている。指などの対象物は、投写画面に対して指示を行うための指示体として利用される。すなわち、プロジェクターは、対象物の先端がスクリーンに接しているときに投写画面に対して描画等の所定の指示が入力されているものと認識し、その指示に応じて投写画面を再描画する。従って、ユーザーは、投写画面をユーザーインターフェースとして用いて、各種の指示を入力することが可能である。このように、スクリーン上の投写画面を入力可能ユーザーインターフェースとして利用できるタイプのプロジェクターを、「インタラクティブプロジェクター」と呼ぶ。また、投写画面に対して指示を行うために利用される対象物を「指示体(pointing element)」と呼ぶ。
特許文献2では、指示体の検出のためにスクリーンの表面にカーテン状(又は層状)の赤外光を射出する光照射装置(「ライトカーテンユニット」とも呼ぶ)が利用されている。指示体がスクリーンに接したときに指示体によって赤外光が反射されると、その反射光の位置がカメラで撮像されるので、その撮像画像を解析することによって投写画面上における指示体の位置を決定することができる。すなわち、特許文献2に記載されたインタラクティブプロジェクターでは、第1のデバイスとしてのカメラと、第2のデバイスとしてのライトカーテンユニットと、を用いて指示体を検出している。
特開2012−150636号公報 特表2014−517362号公報
しかしながら、上述した従来のインタラクティブプロジェクターでは、ライトカーテンユニット(第2のデバイス)の設置状態が適切でない場合には、指示体を正しく検出することができない。そこで、指示体の検出に利用される2つのデバイスの設置状態が適切か否かを確認したいという要望がある。このような課題は、カメラとライトカーテンユニットとを用いて指示体を検出するインタラクティブプロジェクターに限らず、一般に、2つのデバイスを用いて指示体を検出するインタラクティブプロジェクターに共通する課題であった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、指示体の位置を検出するインタラクティブプロジェクターが提供される。このインタラクティブプロジェクターは、画像を投写する投写部と;前記投写部の投写範囲を含む範囲を撮像する第1の撮像部である第1のデバイスと;前記第1の撮像部と協働して前記指示体の位置を検出するために用いられ、少なくとも一部が前記第1の撮像部の撮像範囲に含まれるように設置される第2のデバイスと;前記第1の撮像部により前記第2のデバイスの少なくとも一部を撮像した撮像画像に基づいて、前記第1のデバイス及び前記第2のデバイスの少なくとも一方の設置状態を検出する検出部と;前記設置状態の検出結果に応じた処理を行う処理部と;を備える。
このインタラクティブプロジェクターによれば、第1の撮像部(第1のデバイス)により第2のデバイスの少なくとも一部を撮像した撮像画像に基づいて、第1のデバイス及び第2のデバイスの少なくとも一方の設置状態を検出するので、第1のデバイス又は第2のデバイスの設置状態が適切か否かを検出できる。また、その検出結果に応じた適切な処理を行うことが可能である。
(2)上記インタラクティブプロジェクターにおいて、前記第2のデバイスは、前記第1の撮像部とともに前記投写範囲を含む範囲を撮像する第2の撮像部であるものとしてもよい。
この構成によれば、第1の撮像部(第1のデバイス)の撮像画像に基づいて、第2の撮像部(第2のデバイス)の設置状態が適切か否かを検出できる。
(3)上記インタラクティブプロジェクターにおいて、前記処理部は、検出した設置状態に基づいて前記指示体の位置を補正する補正部であってもよい。
この構成によれば、第1のデバイス又は第2のデバイスの設置状態が規定の設置状態からずれている場合にも、指示体の位置を正しく検出できる。
(4)上記インタラクティブプロジェクターにおいて、前記第2のデバイスは、前記指示体を検出するための検出光を照射する照射部であるものとしてもよい。
この構成によれば、第1の撮像部(第1のデバイス)の撮像画像に基づいて、照射部(第2のデバイス)の設置状態が適切か否かを検出できる。
(5)上記インタラクティブプロジェクターにおいて、前記処理部は、検出した設置状態をユーザーに報知する報知部であるものとしてもよい。
この構成によれば、第1のデバイス又は第2のデバイスの設置状態が適切でない場合に、その旨をユーザに報知できる。
本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、スクリーン及び指示体のうちの一方又は両方とインタラクティブプロジェクターとを含むシステム、インタラクティブプロジェクターの制御方法又は制御装置、それらの方法または装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した一時的でない記録媒体(non-transitory storage medium)等の様々な形態で実現することができる。
第1実施形態のプロジェクションシステムの斜視図。 第1実施形態のプロジェクションシステムの側面図及び正面図。 第1実施形態のプロジェクターの内部構成を示すブロック図。 第1実施形態における2台のカメラの配置と向きを示す説明図。 工場出荷時のカメラの配置関係と撮像画像の例を示す説明図。 位置ズレ発生時のカメラの配置関係と撮像画像の例を示す説明図。 第2実施形態のプロジェクションシステムの斜視図。 第2実施形態のプロジェクションシステムの側面図及び正面図。 第2実施形態のプロジェクターの内部構成を示すブロック図。 工場出荷時及び位置ズレ発生時の撮像画像の例を示す説明図。
A.第1実施形態
図1は、本発明の第1実施形態におけるインタラクティブプロジェクションシステム900の斜視図である。このシステム900は、インタラクティブプロジェクター100と、スクリーン板920と、自発光指示体70とを有している。スクリーン板920の前面は、投写スクリーン面SS(projection Screen Surface)として利用される。プロジェクター100は、支持部材910によってスクリーン板920の前方かつ上方に固定されている。なお、図1では投写スクリーン面SSを鉛直に配置しているが、投写スクリーン面SSを水平に配置してこのシステム900を使用することも可能である。
プロジェクター100は、投写スクリーン面SS上に投写画面PS(Projected Screen)を投写する。投写画面PSは、通常は、プロジェクター100内で描画された画像を含んでいる。プロジェクター100内で描画された画像がない場合には、プロジェクター100から投写画面PSに光が照射されて、白色画像が表示される。本明細書において、「投写スクリーン面SS」(又は「スクリーン面SS」)とは、画像が投写される部材の表面を意味する。また、「投写画面PS」とは、プロジェクター100によって投写スクリーン面SS上に投写された画像の領域を意味する。通常は、投写スクリーン面SSの一部に投写画面PSが投写される。
自発光指示体70は、発光可能な先端部71と、使用者が保持する軸部72と、軸部72に設けられたボタンスイッチ73とを有するペン型の指示体である。自発光指示体70の構成や機能については後述する。このシステム900では、1つ又は複数の自発光指示体70とともに、1つ又は複数の非発光指示体80(非発光のペンや指など)を利用可能である。
図2(A)は、インタラクティブプロジェクションシステム900の側面図であり、図2(B)はその正面図である。本明細書では、投写の左右に沿った方向をX方向と定義し、スクリーン面SSの上下に沿った方向をY方向と定義し、スクリーン面SSの法線に沿った方向をZ方向と定義している。なお、便宜上、X方向を「左右方向」とも呼び、Y方向を「上下方向」とも呼び、Z方向を「前後方向」とも呼ぶ。また、Y方向(上下方向)のうち、プロジェクター100から見て投写画面PSが存在する方向を「下方向」と呼ぶ。なお、図2(A)では、図示の便宜上、スクリーン板920のうちの投写画面PSの範囲にハッチングを付している。
プロジェクター100は、投写画面PSをスクリーン面SS上に投写する投写レンズ210と、投写画面PSの領域を撮像する第1カメラ310及び第2カメラ320と、指示体(自発光指示体70及び非発光指示体80)に検出光を照明するための検出光照射部410とを有している。検出光としては、例えば近赤外光が使用される。2台のカメラ310,320は、検出光の波長を含む波長領域の光を受光して撮像する第1の撮像機能を少なくとも有している。2台のカメラ310,320のうちの少なくとも一方は、更に、可視光を含む光を受光して撮像する第2の撮像機能を有し、これらの2つの撮像機能を切り替え可能に構成されていることが好ましい。例えば、2台のカメラ310,320は、可視光を遮断して近赤外光のみを通過させる近赤外フィルターをレンズの前に配置したりレンズの前から後退させたりすることが可能な近赤外フィルター切換機構(図示せず)をそれぞれ備えることが好ましい。2台のカメラ310,320の配置や向きについては更に後述する。
第2カメラ320には、第2カメラ320の設置状態を示すカメラマーク322(「カメラ位置マーク322」とも呼ぶ)が設けられている。このカメラマーク322は、第1カメラ310の視野の範囲内に設けられている。図2の例では、カメラマーク322は、第2カメラ320の筐体の後ろ面(Z方向に沿ってスクリーン面SSから最も離れた面)に固定されている。但し、カメラマーク322の形状や位置は、この例以外の種々のものを採用可能である。なお、カメラマーク322は、指示体70,80を検出するための検出光(本実施形態では近赤外光)を反射する材質で形成されていることが好ましい。この場合には、第1カメラ310は、検出光(近赤外光)を用いてカメラマーク322を含む画像を撮像することができる。但し、第1カメラ310は、可視光を用いてカメラマーク322を含む画像を撮像するようにしてもよい。カメラマーク322を利用した第2カメラ320の設置状態の検出処理については後述する。
図2(B)の例は、インタラクティブプロジェクションシステム900がホワイトボードモードで動作している様子を示している。ホワイトボードモードは、自発光指示体70や非発光指示体80を用いて投写画面PS上にユーザーが任意に描画できるモードである。スクリーン面SS上には、ツールボックスTBを含む投写画面PSが投写されている。このツールボックスTBは、処理を元に戻す取消ボタンUDBと、マウスポインターを選択するポインターボタンPTBと、描画用のペンツールを選択するペンボタンPEBと、描画された画像を消去する消しゴムツールを選択する消しゴムボタンERBと、画面を次に進めたり前に戻したりする前方/後方ボタンFRBと、を含んでいる。ユーザーは、指示体を用いてこれらのボタンをクリックすることによって、そのボタンに応じた処理を行ったり、ツールを選択したりすることが可能である。なお、システム900の起動直後は、マウスポインターがデフォールトツールとして選択されるようにしてもよい。図2(B)の例では、ユーザーがペンツールを選択した後、自発光指示体70の先端部71をスクリーン面SSに接した状態で投写画面PS内で移動させることにより、投写画面PS内に線が描画されてゆく様子が描かれている。この線の描画は、プロジェクター100の内部の投写画像生成部(後述)によって行われる。
なお、インタラクティブプロジェクションシステム900は、ホワイトボードモード以外の他のモードでも動作可能である。例えば、このシステム900は、パーソナルコンピューター(図示せず)から通信回線を介して転送されたデータの画像を投写画面PSに表示するPCインタラクティブモードでも動作可能である。PCインタラクティブモードにおいては、例えば表計算ソフトウェアなどのデータの画像が表示され、その画像内に表示された各種のツールやアイコンを利用してデータの入力、作成、修正等を行うことが可能となる。
図3は、インタラクティブプロジェクター100と自発光指示体70の内部構成を示すブロック図である。プロジェクター100は、制御部700と、投写部200と、投写画像生成部500と、位置検出部600と、撮像部300と、検出光照射部410と、信号光送信部430とを有している。
制御部700は、プロジェクター100内部の各部の制御を行う。また、制御部700は、位置検出部600で検出された指示体(自発光指示体70や非発光指示体80)によって投写画面PS上で行われた指示の内容を判定するとともに、その指示の内容に従って投写画像を作成又は変更することを投写画像生成部500に指令する。
投写画像生成部500は、投写画像を記憶する投写画像メモリー510を有しており、投写部200によってスクリーン面SS上に投写される投写画像を生成する機能を有する。投写画像生成部500は、更に、投写画面PS(図2(B))の台形歪みを補正するキーストーン補正部としての機能を有することが好ましい。
投写部200は、投写画像生成部500で生成された投写画像をスクリーン面SS上に投写する機能を有する。投写部200は、図2で説明した投写レンズ210の他に、光変調部220と、光源230とを有する。光変調部220は、投写画像メモリー510から与えられる投写画像データに応じて光源230からの光を変調することによって投写画像光IMLを形成する。この投写画像光IMLは、典型的には、RGBの3色の可視光を含むカラー画像光であり、投写レンズ210によってスクリーン面SS上に投写される。なお、光源230としては、超高圧水銀ランプ等の光源ランプの他、発光ダイオードやレーザーダイオード等の種々の光源を採用可能である。また、光変調部220としては、透過型又は反射型の液晶パネルやデジタルミラーデバイス等を採用可能であり、色光別に複数の光変調部220を備えた構成としてもよい。
検出光照射部410は、指示体(自発光指示体70及び非発光指示体80)の先端部を検出するための照射検出光IDLをスクリーン面SSとその前方の空間にわたって照射する。照射検出光IDLとしては、例えば近赤外光が使用される。検出光照射部410は、カメラ310,320の撮像タイミングを含む所定の期間にのみ点灯し、他の期間では消灯する。或いは、検出光照射部410は、システム900の動作中は常に点灯状態に維持されるようにしてもよい。
信号光送信部430は、自発光指示体70によって受信される装置信号光ASLを送信する機能を有する。装置信号光ASLは、同期用の近赤外光信号であり、プロジェクター100の信号光送信部430から自発光指示体70に対して定期的に発せられる。自発光指示体70の先端発光部77は、装置信号光ASLに同期して、予め定められた発光パターン(発光シーケンス)を有する近赤外光である指示体信号光PSL(後述)を発する。また、撮像部300のカメラ310,320は、指示体(自発光指示体70及び非発光指示体80)の位置検出を行う際に、装置信号光ASLに同期した所定のタイミングで撮像を実行する。
撮像部300は、図2で説明した第1カメラ310と第2カメラ320とを有している。前述したように、2台のカメラ310,320は、検出光の波長を含む波長領域の光を受光して撮像する機能を有する。図3の例では、検出光照射部410によって照射された照射検出光IDLが指示体(自発光指示体70及び非発光指示体80)で反射され、その反射検出光RDLが2台のカメラ310,320によって受光されて撮像される様子が描かれている。2台のカメラ310,320は、更に、自発光指示体70の先端発光部77から発せられる近赤外光である指示体信号光PSLも受光して撮像する。2台のカメラ310,320の撮像は、検出光照射部410から発せられる照射検出光IDLがオン状態(発光状態)である第1の期間と、照射検出光IDLがオフ状態(非発光状態)である第2の期間と、の両方で実行される。位置検出部600は、これらの2種類の期間における画像を比較することによって、画像内に含まれる個々の指示体が、自発光指示体70と非発光指示体80のいずれであるかを判定することが可能である。
なお、2台のカメラ310,320の少なくとも一方は、近赤外光を含む光を用いて撮像する機能に加えて、可視光を含む光を用いて撮像する機能を有することが好ましい。こうすれば、スクリーン面SS上に投写された投写画面PSをそのカメラで撮像し、その画像を利用して投写画像生成部500がキーストーン補正を実行することが可能である。1台以上のカメラを利用したキーストーン補正の方法は周知なので、ここではその説明は省略する。
位置検出部600は、2台のカメラ310,320で撮像された画像を用い、三角測量を利用して指示体(自発光指示体70や非発光指示体80)の先端部の三次元位置を決定する機能を有する。この際、位置検出部600は、自発光指示体70の発光パターンを利用して、画像内の個々の指示体が自発光指示体70と非発光指示体80のいずれであるかについても判定する。本実施形態において、位置検出部600は、検出部610と補正部620とを有している。検出部610は、第1カメラ310で撮像された撮像画像内におけるカメラマーク322の画像の位置に応じて、第2カメラ320の設置状態を検出する機能を有する。補正部620は、設置状態の検出結果に応じて、指示体の位置を補正する機能を有する。これらの機能については更に後述する。
自発光指示体70には、ボタンスイッチ73の他に、信号光受信部74と、制御部75と、先端スイッチ76と、先端発光部77とが設けられている。信号光受信部74は、プロジェクター100の信号光送信部430から発せられた装置信号光ASLを受信する機能を有する。先端スイッチ76は、自発光指示体70の先端部71が押されるとオン状態になり、先端部71が解放されるとオフ状態になるスイッチである。先端スイッチ76は、通常はオフ状態にあり、自発光指示体70の先端部71がスクリーン面SSに接触するとその接触圧によってオン状態になる。先端スイッチ76がオフ状態のときには、制御部75は、先端スイッチ76がオフ状態であることを示す特定の第1の発光パターンで先端発光部77を発光させることによって、第1の発光パターンを有する指示体信号光PSLを発する。一方、先端スイッチ76がオン状態になると、制御部75は、先端スイッチ76がオン状態であることを示す特定の第2の発光パターンで先端発光部77を発光させることによって、第2の発光パターンを有する指示体信号光PSLを発する。これらの第1の発光パターンと第2の発光パターンは、互いに異なるので、位置検出部600は、2台のカメラ310,320で撮像された画像を分析することによって、先端スイッチ76がオン状態かオフ状態かを識別することが可能である。
上述のように、本実施形態では、自発光指示体70の先端部71がスクリーン面SSに接しているか否かの接触判定を、先端スイッチ76のオン/オフに応じて行っている。ところで、自発光指示体70の先端部71の三次元位置は、2台のカメラ310,320で撮像された画像を用いた三角測量によって求めることができるので、この三次元位置を用いて自発光指示体70の先端部71の接触判定を実行することも可能である。但し、三角測量によるZ座標(スクリーン面SSの法線方向の座標)の検出精度は、必ずしも高くない場合がある。従って、先端スイッチ76のオン/オフに応じて接触判定を行うようにすれば、接触判定をより精度良く実行できる点で好ましい。
自発光指示体70のボタンスイッチ73は、先端スイッチ76と同じ機能を有する。従って、制御部75は、ユーザーによってボタンスイッチ73が押された状態では上記第2の発光パターンで先端発光部77を発光させ、ボタンスイッチ73が押されていない状態では上記第1の発光パターンで先端発光部77を発光させる。換言すれば、制御部75は、先端スイッチ76とボタンスイッチ73の少なくとも一方がオンの状態では上記第2の発光パターンで先端発光部77を発光させ、先端スイッチ76とボタンスイッチ73の両方がオフの状態では上記第1の発光パターンで先端発光部77を発光させる。
但し、ボタンスイッチ73に対して先端スイッチ76と異なる機能を割り当てるようにしてもよい。例えば、ボタンスイッチ73に対してマウスの右クリックボタンと同じ機能を割り当てた場合には、ユーザーがボタンスイッチ73を押すと、右クリックの指示がプロジェクター100の制御部700に伝達され、その指示に応じた処理が実行される。このように、ボタンスイッチ73に対して先端スイッチ76と異なる機能を割り当てた場合には、先端発光部77は、先端スイッチ76のオン/オフ状態及びボタンスイッチ73のオン/オフ状態に応じて、互いに異なる4つの発光パターンで発光する。この場合には、自発光指示体70は、先端スイッチ76とボタンスイッチ73のオン/オフ状態の4つの組み合わせを区別しつつ、プロジェクター100に伝達することが可能である。
図3に描かれている5種類の信号光の具体例をまとめると以下の通りである。
(1)投写画像光IML:スクリーン面SSに投写画面PSを投写するために、投写レンズ210によってスクリーン面SS上に投写される画像光(可視光)である。
(2)照射検出光IDL: 指示体(自発光指示体70及び非発光指示体80)の先端部を検出するために、検出光照射部410によってスクリーン面SSとその前方の空間にわたって照射される近赤外光である。
(3)反射検出光RDL:照射検出光IDLとして照射された近赤外光のうち、指示体(自発光指示体70及び非発光指示体80)によって反射され、2台のカメラ310,320によって受光される近赤外光である。
(4)装置信号光ASL:プロジェクター100と自発光指示体70との同期をとるために、プロジェクター100の信号光送信部430から定期的に発せられる近赤外光である。
(5)指示体信号光PSL:装置信号光ASLに同期したタイミングで、自発光指示体70の先端発光部77から発せられる近赤外光である。指示体信号光PSLの発光パターンは、自発光指示体70のスイッチ73,76のオン/オフ状態に応じて変更される。また、複数の自発光指示体70を識別する固有の発光パターンを有する。
図4(A)は、2台のカメラ310,320の配置と向きを示す説明図である。この図は、各カメラ310,320のカメラ基準位置O1,O2を通るYZ平面上の配置を示している。第1カメラ310は、第2カメラ320よりもスクリーン面SSからの垂直距離(Z方向の距離)がより大きな位置に配置されている。2台のカメラ310,320のそれぞれは、カメラ基準位置O1,O2と、画像面MP1,MP2(結像面)と、光軸V1,V2と、画角2θ,2θとを用いてモデル化されている。
図4(A)では、非発光指示体80の先端部81が、投写画面PSから距離δZだけ離間した状態が描かれている。上述したように、非発光指示体80の先端部81の三次元位置は、2台のカメラ310,320で撮像された画像を利用した三角測量によって決定される。インタラクティブプロジェクションシステム900では、非発光指示体80の先端部81とスクリーン面SSとのZ方向の距離δZを精度良く検出することが望まれている。そこで、本実施形態では、2台のカメラ310,320の配置と向きを工夫することによって、非発光指示体80の先端部81とスクリーン面SSとの間のZ方向の距離δZの検出精度を向上させている。なお、Z方向の距離δZの検出精度を、「Z座標の解像度」とも呼ぶ。
図4(A)において、第2カメラ320は、第1カメラ310よりも投写画面PSからの垂直距離(Z方向の距離)がより小さな位置に配置されている。また、2台のカメラ31,320は、Y方向の位置が同じ(投写画面PSからの高さが同じ)位置に配置されている。更に、2台のカメラ310,320の光軸V1,V2は互いに平行である。
図4(B)は、2台のカメラ310,320の光軸ベクトルV1,V2と投写画面法線ベクトルNVとの関係を示している。光軸ベクトルV1,V2は、投写画面法線ベクトルNVから斜めに傾いており、光軸ベクトルV1,V2のそれぞれと、投写画面法線ベクトルNVとのなす角θ1N,θ2Nは90°よりも小さい。投写画面法線ベクトルNVはZ方向を向いているので、これらの角度θ1N,θ2Nは、光軸V1,V2の方向とZ方向とのなす角度に相当する。これらの角度θ1N,θ2Nは、0°を超え90°未満の範囲とすることが可能であるが、50°〜70°の範囲内の値とすることが好ましい。本実施形態では、第2カメラ320を第1カメラ310よりも投写画面PSに近い位置に配置することによって、Z座標の解像度を高めている。
なお、第2カメラ320については、その光軸V2の角度θ2N(図4(B))を小さくするほど(Z方向に近づけるほど)、画像面MP2上におけるZ方向の距離δZの像が大きくなるので、Z座標の解像度が高くなる。但し、角度θ2Nを過度に小さくすると、画像面MP2上における投写画面PSのY方向の像の幅が過度に小さくなってしまうので、Y座標の解像度が低下する。これらの点からZ座標とY座標の解像度のバランスを考慮すると、第2カメラ320の光軸V2の角度θ2Nを50°〜70°の範囲内の値とすることが好ましく、60°〜70°の範囲とすることが特に好ましい。
第1カメラ310については、その光軸V1の角度θ1Nの違いによるZ座標の解像度の変化は、第2カメラ320に比べて小さい。なお、第1カメラ310は、第2カメラ320よりもY座標についてより高い解像度が得られる。一方、第2カメラ320は、第1カメラ310よりもZ方向についてより高い解像度が得られる。X座標の解像度は、2台のカメラ310,320でほぼ同じ程度である。2台のカメラ310,320の光軸V1,V2の角度θ1N,θ2Nは、これらの点を総合的に考慮して、Y座標とZ座標の解像度のバランスの良い範囲にそれぞれ設定することが好ましい。具体的には、これらの角度θ1N,θ2Nを、いずれも50°〜70°の範囲内の値とすることが好ましく、60°〜70°の範囲とすることが特に好ましい。なお、第1カメラ310の光軸V1を第2カメラ320の光軸V2に平行に設定すれば、三角測量における座標変換の計算を簡略化でき、指示体の3次元位置を更に精度良く決定できる点で更に好ましい。
本実施形態では、第2カメラ320を第1カメラ310よりも投写画面PSに近い位置に配置することによって、Z座標の解像度を高めるとともにY座標についても十分に高い解像度を得ることが可能である。なお、2台のカメラ310,320のX方向に沿った位置(X座標)は、同じでも良く、異なっていても良い。2台のカメラ310,320のY方向に沿った位置(Y座標)も同様である。
図5(A)は、工場出荷時における2台のカメラ310,320の配置関係を示し、図5(B)は、第1カメラ310で撮像した撮像画像の一例を示している。この撮像画像は、第2カメラ320の設置状態を示すカメラマーク322の画像P322を含んでいる。このカメラマーク画像P322の撮像画像内の座標(u,v)は、この例では(100,20)である。工場出荷時におけるカメラマーク画像P322の座標(100,20)は、位置検出部600(図3)内の不揮発性メモリ−(図示省略)に格納されている。なお、工場出荷時における2台のカメラの配置関係を「規定の設置状態」又は「初期設置状態」とも呼ぶ。「規定の設置状態」という語句は、予め設定された状態という意味である。図5(A)の例では、2台のカメラ310、320のZ方向の距離はL(Lは非ゼロ)であり、Y方向の距離はゼロ、X方向の距離もゼロである。但し、Y方向とX方向の距離を、ゼロでない値に設定してもよい。
図6(A)は、位置ズレ発生時における2台のカメラ310,320の配置関係を示している。この例では、第2カメラ320のY方向の位置が、δYだけ工場出荷時の設置状態よりも変化している。このような設置状態のズレは、温度変化による保持機構(支持部材910や他の構造部材)の膨張又は収縮や、設置状態によって重力の向きが変わること(例えば、スクリーン面SSを水平に設置した場合)などに起因して発生し得る。このとき、図6(B)に示すように、第1カメラ310の撮像画像においても、カメラマーク画像P322aのv座標(v=30)が、図5(B)におけるカメラマーク画像P322のv座標(v=20)から変化する。従って、検出部610(図3)は、撮像画像内におけるカメラマーク画像P322aのv座標の変化量δv(=+10)から、第2カメラ320のY方向の位置ズレ量δYを決定することが可能である。
図6の例では、カメラマーク画像P322aの座標の変化はv座標だけであったが、u座標も変化する場合が考えられる。一般には、撮像画像内におけるカメラマーク画像P322aの座標の変化量(δu,δv)から、第2カメラ320の位置ズレ量(δX,δY)を決定することが可能である。なお、カメラマーク画像P322aの座標の変化量(δu,δv)から第2カメラ320の位置ズレ量(δX,δY)を決定するために、検出部610内の不揮発性メモリー(図示せず)に、両者の関係を予め格納しておくことが好ましい。
このように、第2カメラ320の位置ズレ量(δX,δY)を決定することによって、2台のカメラ310,320の位置関係(すなわち配置状態)を検出することが可能である。プロジェクター100は、こうして検出された配置状態を利用して、所望の処理を実行することが可能である。例えば、補正部620(図3)は、第2カメラ320の位置ズレ量(δX,δY)を用いて、2台のカメラ310,320を用いて検出される指示体70,80の位置を補正することが可能である。より具体的には、2台のカメラ310,320を用いた三角測量では、2台のカメラ310,320の位置座標が使用される。従って、上述のようにして決定された第2カメラ320の位置ズレ量(δX,δY)を用いて第2カメラ320の位置座標を補正した上で、三角測量を実行すれば、指示体70,80の正しい位置を得ることが可能である。この説明から理解できるように、「指示体の位置を補正する」という文言は、三角測量で指示体の位置を求めた後にその位置を補正する場合に限らず、三角測量のパラメーターとしてのカメラの位置座標を補正する場合も含む広い意味を有する。なお、検出された配置状態を利用して行う所望の処理としては、指示体の位置補正処理の代わりに、第2カメラ320の位置がずれていることをユーザー又はプロジェクターの設置者に画像又は音声で報知する処理を採用してもよい。
以上のように、第1実施形態では、第1カメラ310(第1のデバイス)により第2カメラ320(第2デバイス)のカメラマーク322を撮像した撮像画像に基づいて、第2カメラ320の設置状態を検出するので、第2カメラ320の設置状態が適切か否かを検出できる。また、その検出結果に応じた適切な処理を行うことが可能である。
B.第2実施形態
図7は、第2実施形態におけるインタラクティブプロジェクションシステム900aの斜視図である。第1実施形態との違いは、スクリーン板920の上方(よりプロジェクター100aに近い位置)に、層状検出光照射部930(ライトカーテンユニット)が追加されている点である。
図8(A)は、第2実施形態のインタラクティブプロジェクションシステム900aの側面図であり、図8(B)はその正面図である。層状検出光照射部930は、指示体70,80が投写画面PS(すなわちスクリーン面SS)に接していることを検出するために、投写画面PSの表面全体に亘って層状(又はカーテン状)の検出光LLを射出する照射部である。この層状検出光LLとしては、例えば赤外光を利用できる。ここで、「層状」又は「カーテン状」とは、ほぼ一様な厚さの薄い空間形状を意味する。スクリーン面SSと層状検出光LLの表面との間の距離は、例えば1〜10mm(好ましくは1〜5mm)の範囲の値に設定される。図8(B)に示すように、層状検出光照射部930の筐体上には、複数のマークMK1,MK2が設けられている。また、これらのマークMK1,MK2は、カメラ310の視野の範囲内に設けられている。この例では、マークMK1,MK2は、層状検出光照射部930の筐体の後ろ面(Z方向に沿ってスクリーン面SSから最も離れた面)に固定されている。また、マークMK1,MK2は、その特徴的な位置(例えば中心)が認識しやすい形状に形成されている。但し、マークMK1,MK2の形状や位置は、この例以外の種々のものを採用可能である。なお、マークMK1,MK2は、近赤外光を反射する材質で形成されていることが好ましい。こうすれば、例えば環境光(太陽光など)に含まれる近赤外光がマークMK1,MK2で反射された反射光を用いてマークMK1,MK2を含む画像を撮像することができる。但し、カメラ310は、可視光を用いてマークMK1,MK2を含む画像を撮像するようにしてもよい。
図9は、第2実施形態のインタラクティブプロジェクター100aの内部構成を示すブロック図である。図3との違いは、主として、撮像部300aが1台のカメラ310のみを有する点と、検出光照射部410の代わりに層状検出光照射部930を有する点と、位置検出部600aが補正部620を有していない点と、報知部710が追加されている点であり、他の構成は図3とほぼ同じである。
層状検出光照射部930は、発光期間と非発光期間とを交互に繰り返す。カメラ310の撮像は、層状検出光LLの発光期間と非発光期間の両方で実行される。また、自発光指示体70の先端発光部77は、層状検出光LLの発光期間に同期して指示体信号光PSLを発光する。自発光指示体70又は非発光指示体80が投写画面PSに接している場合には、その指示体の先端で反射された反射検出光RDLの像がカメラ310の撮像画像に現れる。位置検出部600は、層状検出光LLの発光期間と非発光期間におけるカメラ310の撮像画像を比較することによって、撮像画像内に含まれる個々の指示体が、自発光指示体70と非発光指示体80のいずれであるかを判定することが可能である。
図10(A)は、工場出荷時(規定の設置状態)においてカメラ310で撮像した撮像画像の一例を示している。この撮像画像は、層状検出光照射部930に設けられた複数のマークMK1,MK2を含んでいる。これらのマークMK1,MK2の撮像画像内の座標は、それぞれ(u1,v1),(u2,v2)であり、検出部610(図9)内の不揮発性メモリ−(図示省略)に格納されている。
図10(B)は、位置ズレ発生時においてカメラ310で撮像した撮像画像の一例を示している。この例では、層状検出光照射部930の複数のマークMK1,MK2の座標がそれぞれ(u1’,v1’),(u2’,v2’)に変化している。これらのマークMK1,MK2の座標(u1’,v1’),(u2’,v2’)が規定の設置状態における座標(u1,v1),(u2,v2)から大きく変化している場合には、層状検出光照射部930から層状検出光LLを投写画面PSの全面に亘ってうまく照射できない可能性がある。そこで、検出部610は、マークMK1,MK2の座標(u1’,v1’),(u2’,v2’)が、規定の設置状態から予め定められた許容範囲(u1±Δu,v1±Δv),(u2±Δu,v2±Δv)に入っているか否かを検出する。そして、許容範囲内に無い場合には、報知部710が、層状検出光照射部930の位置がずれていることをユーザー又はプロジェクターの設置者に画像又は音声で報知することが可能である。こうすれば、ユーザー又はプロジェクターの設置者は、層状検出光照射部930を正しい位置に設置し直すことが可能となる。
以上のように、第2実施形態では、カメラ310(第1のデバイス)により層状検出光照射部930(第2デバイス)のマークMK1,MK2を撮像した撮像画像に基づいて、層状検出光照射部930の設置状態を検出するので、層状検出光照射部930の設置状態が適切か否かを検出できる。また、その検出結果に応じた適切な処理を行うことが可能である。
・変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
・変形例1:
上記実施形態では、検出部610が、第1のデバイスとしてのカメラ310(第1の撮像部)の撮像画像に基づいて、第2のデバイス(第2カメラ320又は層状検出光照射部930)の設置状態を検出していたが、カメラ310(第1の撮像部)の撮像画像から知ることができるのは、第1のデバイスと第2のデバイスの相対的な位置関係である。従って、検出部610は、第2のデバイスの位置を基準とし、カメラ310(第1の撮像部)の撮像画像に基づいて第1のデバイス(カメラ310)の設置状態を検出するようにしてもよい。換言すれば、検出部610は、カメラ310の撮像画像に基づいて、第1のデバイス(カメラ310)と第2のデバイス(第2カメラ320又は層状検出光照射部930)の少なくとも一方の設置状態を検出するようにしてもよい。
・変形例2:
上記実施形態では、第2のデバイスとして、第2カメラ320(第2の撮像部)又は層状検出光照射部930を用いていたが、これら以外の他のデバイスを第2のデバイスとして用いても良い。但し、第2のデバイスとしては、第1カメラ310(第1の撮像部)と協働して指示体の位置を検出するために用いられるデバイスであって、かつ、第2のデバイスの少なくとも一部が第1カメラ310の撮像範囲に含まれる位置に設置されたものであることが好ましい。このような第2のデバイスとしては、例えば、赤外線レーザレーダーやミリ波レーダーを利用可能である。
・変形例3:
上記実施形態では、設置状態の検出結果に応じた処理として、補正部620(図3)による指示体の位置の補正(第1実施形態)、又は、報知部710(図9)による報知(第2実施形態)を行うものとしたが、これとは異なる処理を行うものとしてもよい。例えば、設置状態の検出結果を含む設置情報を、プロジェクターの設置者やメーカーの予め定められた宛先に発信するようにしてもよい。この設置情報としては、マーク322(又はマークMK1,MK2)の座標と、プロジェクターの固有IDとを含むことが好ましい。
・変形例4:
上記実施形態において、第2のデバイスに設けるマークとしては、1つのカメラマーク322(第1実施形態)、又は、2つのマークMK1,MK2(第2実施形態)を使用していたが、これらのマークの数は任意である。例えば、第2のデバイスに設けるマークをそれぞれ1つとしてもよく、また、複数としてもよい。但し、第2のデバイスに複数のマークを設けるようにすれば、設置状態をより正確に検出することが可能である。なお、第2のデバイスに何らかのマークを新たに設ける必要は無く、第2のデバイスの一部の形状をマークとして利用してもよい。
以上、いくつかの実施例に基づいて本発明の実施の形態について説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。
70…自発光指示体,71…先端部,72…軸部,73…ボタンスイッチ,74…信号光受信部,75…制御部,76…先端スイッチ,77…先端発光部,80…非発光指示体,81…先端部,100…インタラクティブプロジェクター,200…投写部,210…投写レンズ,220…光変調部,230…光源,300…撮像部,310…第1カメラ(第1の撮像部),320…第2カメラ(第2のデバイス,第2の撮像部),410…検出光照射部,430…信号光送信部,500…投写画像生成部,510…投写画像メモリー,600…位置検出部,610…検出部,620…補正部(処理部),700…制御部,710…報知部(処理部),900…インタラクティブプロジェクションシステム,910…支持部材,920…スクリーン板,930…ライトカーテンユニット(第2のデバイス)

Claims (6)

  1. 指示体の位置を検出するインタラクティブプロジェクターであって、
    画像を投写する投写部と、
    前記投写部の投写範囲を含む範囲を撮像する第1の撮像部である第1のデバイスと、
    前記第1の撮像部と協働して前記指示体の位置を検出するために用いられ、少なくとも一部が前記第1の撮像部の撮像範囲に含まれるように設置される第2のデバイスと、
    前記第1の撮像部により前記第2のデバイスの少なくとも一部を撮像した撮像画像に基づいて、前記第1のデバイス及び前記第2のデバイスの少なくとも一方の設置状態を検出する検出部と、
    前記設置状態の検出結果に応じた処理を行う処理部と、
    を備えたインタラクティブプロジェクター。
  2. 請求項1に記載のインタラクティブプロジェクターであって、
    前記第2のデバイスは、前記第1の撮像部とともに前記投写範囲を含む範囲を撮像する第2の撮像部である、インタラクティブプロジェクター。
  3. 請求項2に記載のインタラクティブプロジェクターであって、
    前記処理部は、検出した設置状態に基づいて前記指示体の位置を補正する補正部である、インタラクティブプロジェクター。
  4. 請求項1に記載のインタラクティブプロジェクターであって、
    前記第2のデバイスは、前記指示体を検出するための検出光を照射する照射部である、インタラクティブプロジェクター。
  5. 請求項4に記載のインタラクティブプロジェクターであって、
    前記処理部は、検出した設置状態をユーザーに報知する報知部である、インタラクティブプロジェクター。
  6. 指示体の位置を検出するインタラクティブプロジェクターの投写範囲を含む範囲を撮像する第1の撮像部である第1のデバイスと、前記第1の撮像部と協働して前記指示体の位置を検出するために用いられる第2のデバイスであって前記第2のデバイスの少なくとも一部が前記第1の撮像部の撮像範囲に含まれるように設置される第2のデバイスと、を有するインタラクティブプロジェクターの設置状態検出方法であって、
    前記第1の撮像部により前記第2のデバイスの少なくとも一部を撮像することによって撮像画像を取得する工程と、
    前記撮像画像に基づいて、前記第1のデバイス及び前記第2のデバイスの少なくとも一方の設置状態を検出する工程と、
    前記設置状態の検出結果に応じた処理を行う工程と、
    を備えた方法。
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