JP2003046838A - 撮影装置、及び、カメラの調整機構 - Google Patents

撮影装置、及び、カメラの調整機構

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JP2003046838A
JP2003046838A JP2001236688A JP2001236688A JP2003046838A JP 2003046838 A JP2003046838 A JP 2003046838A JP 2001236688 A JP2001236688 A JP 2001236688A JP 2001236688 A JP2001236688 A JP 2001236688A JP 2003046838 A JP2003046838 A JP 2003046838A
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Takahiro Doi
高広 土井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】耳掛けまたは頭部装着タイプのカメラにおいて
簡単な構造及び操作で撮影者の見ている場所とカメラの
撮影している場所とを精度良く一致させることができる
ようにすること。 【解決手段】撮影しようとする時に投光スイッチ4のO
N操作により、CPU21は、投光部3から被写体30
に対して光を投射する。撮影者は、その光が被写体30
の所望の位置となるようにカメラ本体1の向きを手動に
より調節する。そして、撮影スイッチ5のON操作によ
り、CPU21は、上記投光部3からの投光を中止し
て、撮影動作を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影者の頭部に装
着、または耳に掛けて使用する小型ビデオカメラ等の撮
影装置、及び、その種のカメラの調整機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のビデオカメラは、撮影時には、少
なくとも一方の手でカメラ本体を保持し、被写体の方向
にカメラを向けて、ファインダを見ながら撮影を行うこ
とが必要であった。このため、常に一方の手でカメラ本
体を保持している必要があり、撮影者には常にカメラの
携帯感のわずらわしさが与えられていた。
【0003】そこで、これを解消するために撮影者の頭
部に装着、または耳に掛けるタイプのビデオカメラが考
え出された。例えば、耳に掛けるタイプのビデオカメラ
として特開平11−146237号公報に開示される技
術がある。このカメラは、耳に掛けるタイプのカメラ部
分と液晶ディスプレイ及び操作部を備えた片手で持てる
制御ユニットとがあり、カメラの携帯感なしに、片手で
制御ユニットを保持して、液晶ディスプレイを監視しな
がら、簡単な操作で撮影を行うことができるものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この耳掛け
タイプのビデオカメラや頭部装着タイプのビデオカメラ
の場合、ビデオカメラに写っている画像を確認するため
に、制御ユニットの液晶ディスプレイの方に顔を向ける
と、ビデオカメラ自体も液晶ディスプレイの方を向いて
しまい、撮影者は、撮影に専念することができなかっ
た。
【0005】また、カメラ部分のフォーカスレンズを液
晶ディスプレイの方に向かせないために、液晶ディスプ
レイを見ずに撮影しようとすると、撮影者が見ている場
所とカメラの撮影場所が必ずしも一致しないこともあ
り、きちんと一致していない場合には、撮影者が意図し
た構図で撮影できないということがある。
【0006】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、頭部に装着したり、耳に掛けたりして使用する小
型のビデオカメラにおいて、撮影者の見ている場所とカ
メラの撮影している場所とを簡単に精度良く一致させる
ことができるビデオカメラ等の撮影装置、及び、その種
のカメラの調整機構を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明による撮影装置は、撮影者の頭部に取り付
け可能な撮影装置であって、被写体に対し、可視光を投
光する投光手段と、上記投光手段の投光制御用の第1の
スイッチ手段と、上記撮影手段の撮影制御用の第2のス
イッチ手段と、上記第2のスイッチ手段の操作に応じた
撮影制御に先立って、上記第1のスイッチ手段の操作に
応じてなされている上記投光手段の投光制御を中止する
制御手段と、を有することを特徴とする。
【0008】即ち、本発明の撮影装置によれば、撮影し
ようとする時に被写体に対して光を投光して、その光が
所望の位置となるようにカメラユニットの向きを手動に
より調節するようにしているため、撮影範囲を確認する
ことができるので、撮影者の見ている場所とカメラの撮
影場所とを一致させることができる。また、実際の撮影
を行う際には、投光が中止されるので、撮影画像に可視
光が写ることは無い。
【0009】また、本発明によるカメラの調整機構は、
対象物を撮影し撮影信号を出力する、頭部または耳部へ
装着可能なカメラユニットと、上記カメラユニットに連
結し、上記カメラユニットの向きを変更する電動機構
と、上記電動機構による上記カメラユニットの向きの変
更方向を指示するための操作部と、上記カメラユニット
に連結し、上記カメラユニットが撮像している画像の中
心に向けて投光する投光部と、上記カメラユニットから
出力された撮像信号を記憶する記憶手段、及び上記カメ
ラユニットから出力された撮像信号に基づいて対象物の
画像を表示する表示手段を備え、かつ、上記操作部の操
作に応じて上記電動機構を制御する制御手段と、から構
成され、上記制御手段は、上記投光部によって投光され
た像に合わせる方向への上記操作部の操作に応じて、上
記電動機構を駆動させて、上記カメラユニットの撮影位
置を調整することを特徴とする。
【0010】即ち、本発明のカメラの調整機構によれ
ば、撮影しようとする時に被写体に対して光を投光し
て、その光が所望の位置となるようにカメラユニットの
向きを、操作部の操作に応じて電動機構により調節する
ようにしているため、撮影者の見ている場所とカメラの
撮影場所とを一致させることができる。
【0011】また、本発明によるカメラの調整機構は、
対象物を撮影し撮影信号を出力する、頭部または耳部へ
装着可能なカメラユニットと、上記カメラユニットに連
結し、上記カメラユニットの向きを変更する電動機構
と、上記カメラユニットから出力された撮像信号を格納
する格納手段、上記撮像信号に基づいて対象物の画像を
表示する表示手段、カメラを操作する操作部、及び対象
物に投光する投光手段を備えた制御手段と、を有し、上
記制御手段は、上記操作部の操作に応じて、撮影者の見
ている場所へ上記投光手段から投光を行い、その投光さ
れた像と上記カメラユニットの撮像画像の中心とのずれ
を検出し、その検出したずれに基づいて上記電動機構に
より上記カメラユニットの撮影位置を調整することを特
徴とする。
【0012】即ち、本発明のカメラの調整機構によれ
ば、撮影しようとする位置に対して光を投光し、カメラ
ユニットの撮影位置とその投光位置とのずれを検出し
て、カメラユニットの向きを自動調整するようにしてい
るので、撮影者の見ている場所とカメラの撮影場所とを
一致させることができる。
【0013】また、本発明によるカメラの調整機構は、
対象物を撮影し撮影信号を出力する、頭部または耳部へ
装着可能なカメラユニットと、上記カメラユニットに連
結し、上記カメラユニットの向きを変更する電動機構
と、上記カメラユニットから出力された撮像信号を格納
する格納手段、上記撮像信号に基づいて対象物の画像を
表示する表示手段、カメラを操作する操作部、及び対象
物に投光する投光手段を備えた制御手段と、を有し、上
記制御手段は、上記操作部の操作に応じて、撮影者の見
ている場所へ上記投光手段から投光を行う、その投光さ
れた像と上記カメラユニットの撮像画像の中心とのずれ
量を検出し、その検出したずれ量が所定量以上の場合、
ずれ量が所定量未満になるまで、複数回、上記電動機構
により上記カメラユニットの撮影位置を調整することを
特徴とする。
【0014】即ち、本発明のカメラの調整機構によれ
ば、撮影しようとする位置に対して光を投光し、カメラ
ユニットの撮影位置とその投光位置とのずれを検出し
て、すれ量が所定量以下になるまで、カメラユニットの
向きを自動調整するようにしているので、撮影者の見て
いる場所とカメラの撮影場所とを一致させることができ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。
【0016】[第1の実施の形態]図1は、第1の実施
の形態に係るカメラの調整機構を搭載したデジタルカメ
ラを示す図である。なお、本実施の形態では、耳掛けタ
イプのカメラを例として説明するが、頭部装着タイプの
カメラについても後述する耳掛け部2の代わりに頭部装
着用の機構を設けることで同様の説明を行うことができ
る。
【0017】即ち、本実施の形態のカメラは、図2
(A)に示すように、カメラ本体1に、撮影者が耳に掛
けて該カメラを使用するための保持部としての耳掛け部
2と、現在撮影している方向を知ることができるように
被写体に向けて光を投光する投光部3とが取り付けら
れ、また、該カメラ本体1には、該投光部3を操作する
ための操作スイッチである投光スイッチ4と、該カメラ
の撮影動作を開始するための撮影スイッチ5と、被写体
の像を図示しない撮像素子に結像させるためのフォーカ
スレンズ13とが設けられている。このカメラ本体1
は、撮影者の手動操作によって向きの変更が可能なよう
に構成されている。
【0018】また、このカメラを実際に使用する際の例
が図2(B)である。本実施の形態のカメラは、耳掛け
部2によって、カメラ本体1を装着時に耳と頭の間に無
理なく収まり、撮影者に違和感がないような構成となっ
ている。撮影時には、撮影者の視線とフォーカスレンズ
13の向き及び投光部3の向きとが一致するようになっ
ている。更に、投光スイッチ4及び撮影スイッチ5は本
体1の横側に設けられていて、撮影時にこれらを押し込
む操作を行ったとしても、撮影者の頭部が支えとなっ
て、カメラがぶれたり、撮影方向がずれたりしないよう
になっている。
【0019】なお、本実施の形態のカメラは、記録媒体
からのデータを表示したり、撮影時の画像を表示するた
めの表示装置が無いものであり、基本的に撮影のみを行
うものとして構成されているが、本実施の形態のカメラ
に、外部の表示機器と接続できるような接続端子を更に
設けても良いことはいうまでもない。この場合には、本
実施の形態のカメラから再生できるようにすることもで
きる。
【0020】また、投光部3とフォーカスレンズ13の
配置は前述のものだけでなく、図2(C)のようなもの
でも構わない。これは、撮影者の耳の上下にフォーカス
レンズ13と投光部3とを配置したもので、更に撮影者
の耳よりもフォーカスレンズ13及び投光部3を突出さ
せることで、撮影者の髪の毛によってフォーカスレンズ
13または投光部3が隠れてしまうことを防止できる。
【0021】次に、図1を用いて本実施の形態に係るカ
メラの調整機構を搭載したデジタルカメラの内部構成に
ついて説明する。
【0022】即ち、カメラ本体1には、入射する被写体
30の像を撮像素子14に結像させるためのフォーカス
レンズ13と、該フォーカスレンズ13によって結像さ
れた被写体画像を電気信号に変換するための撮像素子1
4と、上記撮像素子14で電気信号に変換された画像を
信号処理して、半導体メモリ等の記録媒体26に記憶す
るための信号処理回路15とを有している。更に、カメ
ラ本体1内には、該カメラ全体の動作制御及び撮影した
画像の処理を制御するワンチップマイコン等で構成され
た制御回路(CPU)21と、該カメラの各部に電源を
供給する電池102とが備えられている。
【0023】そして、上記CPU21には、上記投光部
3、上記投光スイッチ4、及び上記撮影スイッチ5が接
続されている。ここで、上記投光部3は、被写体30に
投光することによって撮影範囲111が確認できるよう
にするものであり、この投光部3による光は、ランプや
LEDの光を集光して投射するものを用いる。あるい
は、被写体が人物でない場合には、レーザポインタ等を
用いても良い。また、上記投光スイッチ4または撮影ス
イッチ5のどちらがONされたとき、CPU21は、内
蔵のA/D変換手段21aにより、上記電池102の電
圧を測定できるようになっている。
【0024】次に、本実施の形態に係るカメラの調整機
構を搭載したデジタルカメラの撮影時の動作を図3のフ
ローチャートを参照して説明する。
【0025】電池102が図示しない電池室に装着され
るとCPU21がパワーオンリセットし、カメラ本体1
を待機状態とする。ここで、CPU21は、投光スイッ
チ4がONされたか否かを判別する(ステップS10
1)。投光スイッチ4がOFFである場合には、該投光
スイッチ4がONされるまで待機する。
【0026】一方、投光スイッチ4がONされた場合
は、投光部3から光を投射する(ステップS102)。
前述したように投光部3とフォーカスレンズ13は同方
向を向くように構成されているため、撮影者は投光部3
から投射された光を被写体30に合わせるようにカメラ
本体1の向きを手動にて変更することで、ファインダや
液晶ディスプレイ等を覗き込むことなく被写体30に撮
影位置を合わせることができる。
【0027】次に、CPU21は、撮影スイッチ5がO
Nされたかを判別する(ステップS103)。撮影スイ
ッチ5がOFFのままである場合は、投光スイッチ4の
状態を判別する(ステップS104)。投光スイッチ4
がONのままであれば上記ステップS102に戻り、そ
のまま光の投射を続ける。一方、投光スイッチ4がOF
Fされた場合は、投光部3を消灯した後(ステップS1
05)、上記ステップS101に戻り、再び投光スイッ
チ4がONされるまで待機する。
【0028】撮影スイッチ5がONされた場合には、C
PU21は投光部3に消灯指示を出して、投光部3を消
灯し(ステップS106)、撮影処理の最中に光ビーム
が撮影されないようにする。その後、その時点でのフォ
ーカスレンズ13の向きで撮影処理を行う(ステップS
107)。
【0029】上記の撮影処理が終了し、撮影スイッチ5
がOFFされると、CPU21は再び投光部3から光を
投射する(ステップS108)。従って撮影者は、図4
のように撮影前と撮影後で、カメラ本体1の向きがずれ
てしまった場合でも、この投射された光(撮影前後の投
光位置11a,11b)を確認することで、このずれを
確認することができるようになっている。この確認の結
果、カメラがぶれていたり、撮影方向がずれていたりし
た場合には、カメラ本体1の向きを変更して再撮影すれ
ば良い。
【0030】また、上記投光部3は、このように撮影方
向を確認するためのものであるが、本実施の形態ではこ
の投光部3に更に別の機能を持たせている。これは、撮
影スイッチ5がONされた場合にCPU21内蔵のA/
D変換手段21aにより、電池102の電圧を測り、そ
の電池電圧の大きさにより電池102の消耗具合を知る
というものである。即ち、CPU21は、電池102の
消耗具合によって投光部3を点滅させ、撮影者はこの点
滅表示を確認することで電池の交換時期を知ることがで
きる。
【0031】つまり、前述したように、上記ステップS
107の撮影終了後、ステップS108で投光部3から
光を投射するのであるが、このときにCPU21は内蔵
の電池102の電圧を調べ、電池電圧が予め定める所定
値以上であるか否かを判別する(ステップS109)。
電池電圧が所定値未満であれば、CPU21は投光部3
を点滅させる(ステップS110)。撮影者は、この点
滅表示を確認することで電池の交換時期を知ることがで
きる。一方、電池電圧が所定値以上の場合には、CPU
21により所定時間、投光部3の光の投射を続ける(ス
テップS111)。
【0032】以上説明したように本実施の形態によれ
ば、耳に装着するタイプのカメラにおいて、ファインダ
等を覗くことなく実際に撮影したい方向とカメラの位置
を手動にて一致させることができる。
【0033】[第2の実施の形態]次に、本発明の第2
の実施の形態について説明する。第1の実施の形態で
は、カメラのぶれや撮影方向のずれを手動によって修正
していたが、本実施の形態はこれを自動化したものであ
る。
【0034】図5は、本実施の形態に係るカメラの調整
機構を搭載したビデオカメラの外観図である。なお、本
実施の形態では、耳掛けタイプのビデオカメラを例とし
て説明するが、頭部装着タイプのビデオカメラについて
も耳掛け部2の代わりに頭部装着用の機構を設けること
で同様の説明を行うことができる。
【0035】即ち、このビデオカメラは、カメラ本体1
とカメラ本体1の制御を行う制御部7とを有していて、
これらは有線ケーブル部11を介して接続されている。
【0036】カメラ本体1には、カメラ本体1を耳に装
着し保持するための耳掛け部2及びカメラ本体1の向き
を変えるための駆動部6が取り付けられている。
【0037】また、制御部7には、被写体に投光する投
光部3、該制御部7を撮影者の首からぶら下げて使用で
きるようにするためのストラップ部8、カメラ本体1に
より撮影した映像をモニタする液晶(LCD)表示部
9、及びカメラ本体1を操作するための操作部10が設
けられている。なお、第1の実施の形態と同様にカメラ
本体1内に制御部7を構成することも勿論可能である
が、その場合には携帯性を損ねないように、LCD表示
部9は省略される。
【0038】このような構造のカメラを用いて、撮影者
が実際に撮影を行う際の例が図6に示す図である。即
ち、撮影者は、ストラップ部8により制御部7を首から
ぶら下げて使用する。このとき、投光部3は被写体(図
示せず)の方向を向いていて、本体1内のフォーカスレ
ンズもまた被写体の方向を向いている。また、耳掛け部
3によりカメラ本体1は保持されているので撮影者は両
手を自由に使うことができるようになっている。これに
より、LCD表示部9により撮影映像を確認したり、操
作部10の各種スイッチ操作を行うことができる。
【0039】次に、本実施の形態に係るカメラの調整機
構を搭載したビデオカメラを図7のブロック構造図を参
照して説明する。
【0040】即ち、カメラ本体1には、被写体30を撮
影するための機構としてのカメラユニット12が設けら
れている。カメラユニット12は内部に、入射する被写
体30の像を撮像素子14に結像させるためのフォーカ
スレンズ13、フォーカスレンズ13によって結像され
た被写体像を電気信号に変換するためのCCD等で構成
された撮像素子14、撮像素子14で電気信号に変換さ
れた映像を信号処理するための信号処理回路15、及び
撮影被写体の倍率を変更するズームレンズ18を有して
いる。
【0041】また、カメラ本体1に取り付けられた駆動
部6は内部に、上記カメラ本体内の結像動作を行うフォ
ーカスレンズ13の駆動及び上記カメラユニット12の
向いている角度を変更する際の動力となるモータ等で構
成された電動機構(以下、単純にモータとする。)1
6、及びこのモータ16の動力をCPU21からの命令
により、上記フォーカスレンズ13の結像動作合わせの
ための駆動と、上記カメラユニット12の向きを変更す
るためのX軸方向またはY軸方向への駆動と、上記ズー
ムレンズ18の駆動とで、駆動切換を行う駆動切換機構
17を有している。
【0042】次に、制御部7の内部構造について説明す
る。即ち、制御部7は、カメラ全体の動作制御及び画像
処理を行うワンチップマイコン等で構成されたCPU2
1、カメラに電源を供給する電源回路22、CPU21
を介してカメラに各種操作指示を与えるための操作部1
0(録画SW、再生SW、調整SW、モード選択SW、
電源をONするパワーSW(PWSW)等を有してい
る。)、カメラを制御するためのCPU21で読み取り
可能なプログラムが格納されているROM24、録画時
に信号処理回路15において信号処理された映像がCP
U21で符号化された後、一時的に記憶される、または
再生時にビデオ記憶装置25から読み出された符号化さ
れた映像をCPU21で復号化した後、一時的に記憶す
るRAM23、CPU21からの命令を受けて符号化さ
れた画像を記憶するビデオ記憶装置25、CPU21か
らの命令を受けてLCD表示部9を駆動させるLCDド
ライバ26、LCDドライバ26に駆動されて撮影され
た映像を表示するLCD表示部9、及び上記カメラユニ
ット12の向き調整に使用するための光を投射する投光
部3を有している。
【0043】次に、本実施の形態に係るカメラの調整装
置を搭載したビデオカメラのメインの動作について図8
のフローチャートを用いて説明する。
【0044】図示しない電池室に電池が装填されると
(ステップS801)、電源回路22が駆動され、CP
U21がパワーオンリセットして、ROM24に記憶さ
れたプログラムに従って、以下の動作を開始する。
【0045】即ち、まず、RAM23や各種フラグ等の
初期化を行う(ステップS802)。そしてその後、C
PU21は、操作部10中のPWSWがONされたか判
別する(ステップS803)。PWSWがOFFのまま
であれば、PWSWがONされるまで、そのまま待機す
る。
【0046】一方、PWSWがONされた場合には、表
示タイマ(図示せず)をスタートする(ステップS80
4)。これは、一定時間ビデオカメラの操作を行わない
ときに後述するストップ状態に移行させるためのタイマ
である。次に、撮像を行うための各回路をONする(ス
テップS805)。
【0047】その後、CPU21は、PWSWの状態を
判別し(ステップS806)、PWSWがOFFされた
場合にはステップS830以後のストップ処理に移行す
る。
【0048】これに対して、PWSWがONのままであ
る場合には、操作部10の再生SW、録画SW、調整S
WのいずれかがONされたか否かを判別する。
【0049】再生SWがONされたか否かの判別(ステ
ップS807)において、再生SWがONされたと判別
された場合には、撮影してビデオ記録装置25に記録さ
れている映像をそのビデオ記録装置25から読み出し、
CPU21を介してLCD表示部9に表示する再生モー
ド処理を行う(ステップS820)。
【0050】また、録画SWがONされたか否かの判別
(ステップS808)において、録画SWがONされた
と判別された場合には、録画モード処理を行う(ステッ
プS821)。これは、まず、フォーカスレンズ13に
よって撮像素子14に結像され、電気信号に変換された
映像を信号処理回路15において信号処理し、CPU2
1を介してRAM23に一時記憶し、そして、このRA
M23に一時的に記憶されている映像をCPU21で例
えばMPEG方式でデータ圧縮し、ビデオ記憶装置25
に書き込むという処理である。
【0051】あるいは、調整SWがONされたか否かの
判別(ステップS809)において、調整SWがONさ
れたと判別された場合には、カメラユニット12が撮影
している場所と、撮影者の観察している場所とを一致さ
せる調整モード処理を行う(ステップS822)。この
処理については後述する。
【0052】以上の動作の後、被写体30を撮像した際
の撮像素子14面におけるずれを撮像素子のコントラス
トにより検出し、モータ16によって、駆動切換機構1
7を介してフォーカスレンズ13を移動してフォーカス
補正を行う(ステップS810)。その後、信号処理回
路15で信号処理された映像信号をCPU21へ転送し
(ステップS811)、CPU21は、この受け取った
映像信号をLCDドライバ26に転送して、LCD表示
部9に表示する(ステップS812)。
【0053】この表示された画像を見て、撮影者は操作
部10中のモード変更SWによって、例えば、近距離に
ある被写体を撮影する接写モードや遠くにある被写体を
撮影できる無限モード等に撮影モードを変更することが
できる。つまり、モード変更SWがONされたか否かの
判別(ステップS813)において、モード変更SWが
ONされたと判別された場合には、モード変更を行うこ
とができるものとする(ステップS823)。
【0054】また、操作部10中のズームSWによって
(ステップS814)、駆動切換機構17を介してモー
タ16によってズームレンズ18を移動させることでズ
ーム倍率を変更することができる(ステップS82
4)。なお、ズームSWは、スイッチが押されている間
だけ望遠または広角側にズームレンズ18を移動させる
ことができるスイッチである。
【0055】また、CPU21は、上記表示タイマのカ
ウントを常に行っていて(ステップS815)、ある一
定時間(撮影者が変更できるものとする。)操作部10
の操作が行われなかった場合に上記ステップS830か
ら始まるストップ処理を行うようになっている。
【0056】即ち、このストップ処理では、まずLCD
ドライバ27にLCD表示部9の表示OFFの指示を出
す(ステップS830)。次に、撮像素子14等の撮像
回路をOFFして(ステップS831)、ストップ状態
となる(ステップS832)。なお、ストップ状態とは
図示しない発振子がストップ状態であるということであ
る。この状態から復帰させるには、操作部10中のパワ
ーSW、ズームSW、モード変更SWのいずれかを押す
ことによって行われる。復帰時には上記ステップS80
2から処理が再開される。
【0057】次に、前述したステップS822の調整モ
ードについて図9及び図10を用いて説明する。なお、
調整モード時には、所定の被写体(本実施の形態では平
面の壁とする。)の前から所定の距離離れた位置に立
ち、投光部3を図10のように撮影者の観察していると
ころに合わせる操作を予め行う必要がある。
【0058】LCD表示部9を見て、カメラの撮影方向
と撮影者の撮影したい方向とが一致していないと撮影者
が確認した場合に、撮影者は操作部10中の調整SWを
操作することで、上記ステップS822の調整モードに
カメラモードを変更できる。このビデオカメラの方向調
整モードのシーケンスを示すフローチャートが図9であ
る。
【0059】調整モードに入ると、まず、調整用にCP
U21は、RAM23や内部の各種フラグ類の初期化を
行う(ステップS901)。同時に、CPU21は駆動
切換機構17を介してモータ16を駆動し、カメラユニ
ット12の向きを初期の位置(例えば、X=0,Y=
0)に設定する。次に、CPU21内部の調整カウンタ
を「3」に設定する(ステップS902)。これは、後
述する位置ずれの修正が行えかった場合に、3回までカ
メラに位置ずれの修正を行わせるためのカウンタであ
る。本実施の形態では位置ずれ修正の回数を3回として
いるが、他の複数回であっても良いのは勿論である。
【0060】次に、CPU21は投光部3をONする
(ステップS903)。これにより、図10に示すよう
に、被写体面に投光像103が現れる。
【0061】次に、調整カウンタが1減算され(ステッ
プS904)、位置ずれの修正を開始する。CPU21
は、図10のように投光された投光像103がカメラの
撮像素子の中心104の座標からどれだけずれているの
かを測定する(ステップS905)。この中心ずれ測定
処理については後述する。そして、どれだけカメラユニ
ット12の向きを動かせば、撮影者の見ている場所(投
光像103の位置)とカメラの撮影している場所(カメ
ラ撮像素子中心104の位置)とのずれが補正されるか
を計算する(ステップS906)。この中心ずれ補正量
計算についても後述する。
【0062】次に、CPU21は上記ステップS906
で計算された補正量が予め定める所定値以下であるか否
かを判別する(ステップS907)。補正量が、所定値
以下である場合には、撮影者の見ている方向とカメラの
撮影方向とが一致している、つまり、補正の必要なしと
して自動調整処理を終了する。
【0063】一方、補正量が所定値を超えている場合に
は、撮影者の見ている方向とカメラの撮影方向とがまだ
一致していない、つまり、更に補正の必要有りと判別す
る。補正の必要が有ると判別された場合には、上記調整
カウンタの値を調べる(ステップS908)。調整カウ
ンタの値が「0」、つまり、3回位置ずれを修正しても
修正が完了しなかった場合には調整モードを終了する。
なお、このときに「位置ずれ補正できませんでした。」
などの表示をLCD表示部9に表示させるようにしても
良い。
【0064】調整カウンタの値が「0」でない場合に
は、上記ステップS906で計算したカメラ撮像素子中
心104の座標から投光像103の座標に向けて、CP
U21は、駆動切換機構17を介してモータ16にカメ
ラユニット12の向き変更指示を送り、カメラユニット
12の向き変更を行う(ステップS909)。この中心
ずれ補正駆動処理については後述する。
【0065】次に、前述したステップS905の中心ず
れ測定処理について、図11及び図12を用いて説明す
る。
【0066】図11は中心ずれ測定処理の測定シーケン
スを示すフローチャートである。なお、本実施の形態で
は、先にY軸方向の座標の測定を行ってから、X軸方向
の座標を測定しているが、これらの順序が逆でもよいこ
とは言うまでもない。
【0067】まず、CPU21は、RAM23や内部の
各種フラグ及び撮像素子14の初期化を行う(ステップ
S905A)。次に、投光像103の座標の測定に移る
のであるが、前述したように、先にY軸方向から測定を
行うことにする。上記ステップS903で投光部3によ
って投光された投光像103、及びカメラ撮像素子中心
104は、撮像素子14上では、図12(A)のように
認識されている。つまり、撮像素子14の撮像範囲内に
おいて、投光像103及びカメラ撮像素子中心104
は、2つの投光像の分布であると認識されているのであ
る。ここで、CPU21は信号処理回路15を介して、
撮像素子14上の投光像を図12(B)のように1ライ
ン毎、Y軸方向に順次スキャンしていく。なお、投光像
103の投光像は点ではなく広がりをもっている。つま
り、本実施の形態では、座標を調べるために、スキャン
結果の図12(C)中で最も光量の大きなライン(図1
2(C)ではb)を投光像103のY軸座標としてい
る。以上がY軸座標測定(ステップS905B)であ
る。
【0068】Y軸の測定が終了すると、次はX軸座標の
測定に移る(ステップ905C)。X軸座標の測定もY
軸座標の測定と同様に図12(D)のように1ライン
毎、X軸方向に順次スキャンしていき、スキャンの結果
として得られた図12(E)中で最も光量の大きなライ
ン(図12(E)ではb)を投光像103のX軸座標と
する。以上のようにして求めた投光像103のX軸座標
及びY軸座標と予め定めるカメラ撮像素子中心104の
座標とから図12(F)のように、座標の差を取り、X
軸方向のずれx及びY軸方向のずれyを求める(ステッ
プS905D)。
【0069】次に、求めた位置ずれ量x及びyから、ど
れだけカメラユニット12の位置を修正すればよいかを
求める上記ステップS906の中心ずれ補正量計算につ
いて図13を参照して説明する。なお、図はX軸方向に
関するものであるがY軸方向でも同様の説明ができる。
【0070】被写体面における投光像103の座標のX
軸成分をL、カメラ撮像素子中心104の座標のX軸
成分をSとすると、このX軸方向のずれは撮像素子1
4において上記xとして測定される。また、カメラユニ
ット12中のフォーカスレンズ13の焦点距離をfとす
ると、フォーカスレンズ13を主点としたカメラ撮像素
子中心104の座標のX軸成分Sと投光像103の座
標のX軸成分LとのX軸方向におけるずれ角θは、
θ=tan−1(x/f)となる。また、同様の説明
からY軸方向におけるずれ角θは、θ=tan−1
(y/f)と求めることができる。つまり、X軸方向に
θ=tan−1(x/f)、Y軸方向にθ=tan
−1(y/f)の角度だけカメラユニット12を駆動補
正すれば、カメラの向きと投光像103の方向、つま
り、撮影者の見ている方向とが一致することになる。
【0071】次に、求めた補正量から実際にカメラユニ
ット12を駆動補正する前述したステップS909の中
心ずれ補正駆動シーケンスについて、図14のフローチ
ャートを用いて説明する。
【0072】まず、最初にCPU21はRAM23や内
部の各種フラグの初期化を行う(ステップS909
A)。次に、駆動切換機構17をカメラユニット12が
X軸方向に駆動できるように駆動切換を行う(ステップ
S909B)。そして、モータ16の駆動方向が正転方
向か否かを判別する(ステップS909C)。なお、こ
の方向については、例えば、右手方向を正の向きと取
り、上記θが正側であった場合にモータ16を正転駆
動、例えば、右手方向に駆動させるという具合に予め方
向性を定めておく。上記ステップS909Cの判別の結
果、駆動方向が正転方向であった場合にはモータ16を
正転駆動する(ステップS909D)。また、上記ステ
ップS909Cの判別の結果、駆動方向が逆転方向であ
った場合にはモータ16を逆転駆動する(ステップS9
09E)。次に、CPU21は上記ステップS906で
求めた補正駆動量θだけカメラユニット12の向きが
変化したか否かを判別し(ステップS909F)、向き
が変化していたならば、モータ16をOFFする(ステ
ップS909G)。一方、向きが変化していないならば
補正駆動量θの角度カメラユニット12の向きが変化
するまでモータ16の駆動を続ける。
【0073】こうして、カメラユニット12のX軸方向
への駆動が終了した後、CPU21は駆動切換機構17
をY軸方向に切り換える(ステップS909H)。以降
はX軸のときと同様の動作を行う。つまり、まず、モー
タ16の駆動方向が正転方向か否かを判別する(ステッ
プS909I)。ステップS909Iの判別の結果、駆
動方向が正転方向であった場合にはモータ16を正転駆
動する(ステップS909J)。また、上記ステップS
909Iの判別の結果、駆動方向が逆転方向であった場
合にはモータ16を逆転駆動する(ステップS909
K)。次に、CPU21は上記ステップS906で求め
た補正駆動量θだけカメラユニット12の向きが変化
したか否かを判別し(ステップS909L)、向きが変
化していたならば、モータ16をOFFする(ステップ
S909M)。一方、向きが変化していないならば補正
駆動量θの角度カメラユニット12の向きが変化する
までモータ16の駆動を続ける。
【0074】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、予め、撮影者の見ている場所に投光を行ってカメラ
ユニット12をその方向に向くように自動調整している
ので、実際の撮影時には、撮影者が頭の向きを変える等
して撮影者の見ている場所が変わったとしても、その撮
影者の頭の向きの変更に伴ってカメラユニット12の向
きもその撮影者の見ている方向へと移動する。よって、
簡単な構造で精度良く撮影者の見ている場所とカメラの
撮影している場所とをCPU21により自動的に一致さ
せることができる。
【0075】[第3の実施の形態]本発明の第3の実施
の形態を図15、図16及び図17を参照して説明す
る。本実施の形態は、第1の実施の形態の変形例であ
り、手動操作でカメラユニット12の向きを変更する代
わりに電動機構によりカメラユニット12の向きを変更
するものである。
【0076】図15は、本実施の形態の使用例である。
上記第1の実施の形態と同様にカメラユニット12及び
投光部3を一体としている。
【0077】図16(A)は本実施の形態のブロック構
成図を示す図である。このブロック図は上記第2の実施
の形態とほぼ同様であり、投光部3がカメラ本体1に内
蔵されているだけである。
【0078】本実施の形態が他の実施の形態と異なるの
は、操作部10に図16(B)に示すようなモータ16
を駆動操作するためのモータ駆動スイッチ28を設けた
ことにある。これらのスイッチは、各方向SWを押して
いる間だけ、駆動切換機構17を介し、モータ16をX
軸方向またはY軸方向に対する正転駆動または逆転駆動
の指示を与えさせるためのスイッチである。勿論、この
モータ駆動スイッチ28は図16(B)の形に限らず十
字型構成とするなど種々の変形が可能である。
【0079】図17は、本実施の形態の手動調整モード
におけるシーケンスを説明するためのフローチャートで
ある。
【0080】CPU21は、操作部10中の調整SWが
ONさるとこの手動調整モードに移行する。まず、CP
U21は、RAM23及び内部の各種フラグの初期化を
行い(ステップS1701)、この初期設定の後、投光
部3をONする(ステップS1702)。
【0081】本実施の形態は上記第1の実施の形態のよ
うに投光部3とカメラユニット12を一体構成としてい
て、投光部3の投光像103がカメラ撮像素子中心10
4とほぼ一致するように構成されている。そこで、撮影
者はこの投光像103が、撮影したい場所に投射される
ように、即ち、カメラユニット12が所望の方向に向く
ように、モータ駆動スイッチ27を操作して、カメラユ
ニット12の向きを変更させることとなる。
【0082】よって、まず、CPU21は、上記モータ
駆動スイッチ28のうち、X方向正転SW27aがON
されたか否かを判別する(ステップS1703)。X方
向正転SW27aがONされた場合は、駆動切換機構1
7によってモータ駆動方向をX軸方向へ切り換えて(ス
テップS1704)、モータ16を正転駆動する(ステ
ップS1705)。次に、X方向正転SW27aがOF
Fされたか否かを判別し(ステップS1706)、それ
がOFFされるまで、このモータ16のX方向正転駆動
を続ける。そして、そのX方向正転SW27aがOFF
されたならば、上記モータ16をOFFする(ステップ
S1707)。
【0083】また、X方向逆転SW27bがONされた
場合には(ステップS1708)、駆動切換機構17に
よってモータ駆動方向をX軸方向へ切り換えて(ステッ
プS1709)、モータ16を逆転駆動する(ステップ
S1710)。そして、次に、X方向逆転SW27bが
OFFされたか否かを判別し(ステップS1711)、
それがOFFされるまで、このモータ16のX方向逆転
駆動を続ける。そして、そのX方向逆転SW27bがO
FFされたならば、上記モータ16をOFFする(ステ
ップS1712)。
【0084】また、Y方向正転SW27cがONされた
場合には(ステップS1713)、駆動切換機構17に
よってモータ駆動方向をY軸方向へ切り換えて(ステッ
プS1714)、モータ16を正転駆動する(ステップ
S1715)。そして、次に、Y方向正転SW27cが
OFFされたか否かを判別し(ステップS1716)、
それがOFFされるまで、このモータ16のY方向正転
駆動を続ける。そして、そのY方向正転SW27cがO
FFされたならば、上記モータ16をOFFする(ステ
ップS1717)。
【0085】また、Y方向逆転SW27dがONされた
場合には(ステップS1718)、駆動切換機構17に
よってモータ駆動方向をY軸方向へ切り換えて(ステッ
プS1719)、モータ16を逆転駆動する(ステップ
S1720)。そして、次に、Y方向逆転SW27cが
OFFされたか否かを判別し(ステップS1721)、
それがOFFされるまで、このモータ16のY方向逆転
駆動を続ける。そして、そのY方向逆転SW27dがO
FFされたならば、上記モータ16をOFFする(ステ
ップS1722)。
【0086】次に、CPU21は上記調整SWがONさ
れているか否か判別し(ステップS1723)、調整S
WがONであるならば上記ステップS1703に戻る。
【0087】一方、調整SWがOFFされた場合には、
CPU21は、上記投光部3を消灯した後(ステップS
1724)、この手動調整モード処理を終了する。
【0088】以上説明したように本実施の形態によれ
ば、簡単な操作で精度良く、撮影者の見ている場所とビ
デオカメラの撮影している場所とを手動操作で、一致さ
せることができる。
【0089】以上実施の形態に基づいて本発明を説明し
たが、本発明は上述した実施の形態に限定されるもので
はなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可
能なことは勿論である。
【0090】例えば、上記第1の実施の形態で説明した
電池の消耗度を調べる機構を第2、第3の実施の形態に
用いることができることは言うまでもないことであり、
耳掛けタイプのカメラのほかに頭部装着タイプのカメラ
にも本発明を応用できることも勿論である。
【0091】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
手動または自動により撮影者の見ている場所とカメラの
撮影している場所とを簡単な操作で、精度良く一致させ
ることができるビデオカメラ等の撮影装置、及び、その
種のカメラの調整機構を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るカメラの調整
機構を搭載したデジタルカメラのブロック構成図であ
る。
【図2】図1のカメラの外観図とその実使用例を示す
図、及び変形例を示す図である。
【図3】図1のカメラのメインの動作を説明するフロー
チャートを示す図である。
【図4】位置ずれを説明するための図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るカメラの調整
機構を搭載したビデオカメラの外観図である。
【図6】図5のカメラの実使用例を示す図である。
【図7】図5のカメラのブロック構成図である。
【図8】図5のカメラのメインの動作を説明するフロー
チャートを示す図である。
【図9】第2の実施の形態における調整モードのシーケ
ンスを説明するフローチャートを示す図である。
【図10】調整モードを使用する際の操作状態を示す図
である。
【図11】中心ずれ測定処理のシーケンスを説明するフ
ローチャートを示す図である。
【図12】中心ずれ測定処理を説明するための図であ
る。
【図13】中心ずれ補正量計算処理を説明するための図
である。
【図14】中心ずれ補正駆動処理のシーケンスを説明す
るフローチャートを示す図である。
【図15】第3の実施の形態に係るカメラの調整機構を
搭載したビデオカメラの調整モードにおける使用例を示
す図である。
【図16】図15のカメラのブロック構成図及びモータ
駆動スイッチを示す図である。
【図17】第3の実施の形態における調整モードのシー
ケンスを説明するフローチャートを示す図である。
【符号の説明】
1 ビデオカメラ本体 2 耳掛け部 3 投光部 4 投光スイッチ 5 撮影スイッチ 6 駆動部 7 制御部 9 LCD表示部 10 操作部 12 ビデオカメラユニット 13 フォーカスレンズ 14 撮像素子 15 信号処理回路 16 電動機構(モータ) 17 駆動切換機構 18 ズームレンズ 21 制御回路(CPU) 22 電源回路 25 ビデオ記憶装置 27 モータ駆動スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 17/56 G03B 17/56 A H04N 5/238 H04N 5/238 Z

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影者の頭部に取り付け可能な撮影装置
    において、 被写体に対し、可視光を投光する投光手段と、 上記投光手段の投光制御用の第1のスイッチ手段と、 上記撮影手段の撮影制御用の第2のスイッチ手段と、 上記第2のスイッチ手段の操作に応じた撮影制御に先立
    って、上記第1のスイッチ手段の操作に応じてなされて
    いる上記投光手段の投光制御を中止する制御手段と、 を有することを特徴とする撮影装置。
  2. 【請求項2】 撮影者の耳に取り付けられる保持部を更
    に有し、 上記投光手段と該撮影装置の撮影レンズ部とが撮影者の
    耳の上下方向に配置されることを特徴とする請求項1に
    記載の撮影装置。
  3. 【請求項3】 電池の消耗具合を電池電圧の変化により
    調べる電池電圧検出手段を更に有し、 上記電池電圧検出手段によって調べられた電池の消耗具
    合に応じて、上記投光手段の点灯パターンを切り換える
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮影装置。
  4. 【請求項4】 対象物を撮影し撮影信号を出力する、頭
    部または耳部へ装着可能なカメラユニットと、 上記カメラユニットに連結し、上記カメラユニットの向
    きを変更する電動機構と、 上記電動機構による上記カメラユニットの向きの変更方
    向を指示するための操作部と、 上記カメラユニットに連結し、上記カメラユニットが撮
    像している画像の中心に向けて投光する投光部と、 上記カメラユニットから出力された撮像信号を記憶する
    記憶手段、及び上記カメラユニットから出力された撮像
    信号に基づいて対象物の画像を表示する表示手段を備
    え、かつ、上記操作部の操作に応じて上記電動機構を制
    御する制御手段と、 から構成され、 上記制御手段は、上記投光部によって投光された像に合
    わせる方向への上記操作部の操作に応じて、上記電動機
    構を駆動させて、上記カメラユニットの撮影位置を調整
    することを特徴とするカメラの調整機構。
  5. 【請求項5】 対象物を撮影し撮影信号を出力する、頭
    部または耳部へ装着可能なカメラユニットと、 上記カメラユニットに連結し、上記カメラユニットの向
    きを変更する電動機構と、 上記カメラユニットから出力された撮像信号を格納する
    格納手段、上記撮像信号に基づいて対象物の画像を表示
    する表示手段、カメラを操作する操作部、及び対象物に
    投光する投光手段を備えた制御手段と、 を有し、 上記制御手段は、上記操作部の操作に応じて、撮影者の
    見ている場所へ上記投光手段から投光を行い、その投光
    された像と上記カメラユニットの撮像画像の中心とのず
    れを検出し、その検出したずれに基づいて上記電動機構
    により上記カメラユニットの撮影位置を調整することを
    特徴とするカメラの調整機構。
  6. 【請求項6】 対象物を撮影し撮影信号を出力する、頭
    部または耳部へ装着可能なカメラユニットと、 上記カメラユニットに連結し、上記カメラユニットの向
    きを変更する電動機構と、 上記カメラユニットから出力された撮像信号を格納する
    格納手段、上記撮像信号に基づいて対象物の画像を表示
    する表示手段、カメラを操作する操作部、及び対象物に
    投光する投光手段を備えた制御手段と、 を有し、 上記制御手段は、上記操作部の操作に応じて、撮影者の
    見ている場所へ上記投光手段から投光を行う、その投光
    された像と上記カメラユニットの撮像画像の中心とのず
    れ量を検出し、その検出したずれ量が所定量以上の場
    合、ずれ量が所定量未満になるまで、複数回、上記電動
    機構により上記カメラユニットの撮影位置を調整するこ
    とを特徴とするカメラの調整機構。
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