JP2014042126A - 撮影装置及び撮影装置の自動連続撮影方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザが意図した回転光学要素の回転角度で撮影を行うことで所望の撮影効果を得ることができる撮影装置及び撮影装置の自動連続撮影方法を提供する。
【解決手段】撮影光学系を介して被写体像を撮像する撮像部と、前記撮影光学系の光路上において回転することで異なる撮影効果を与える回転光学要素と、前記回転光学要素を回転駆動する回転駆動部と、前記回転駆動部によって前記回転光学要素を回転させることで該回転光学要素の撮影効果を変化させながら、前記撮像部に複数回の連続撮像を実行させる自動連続撮影制御部と、を備えることを特徴とする撮影装置。
【選択図】図4

Description

本発明は、撮影装置及び撮影装置の自動連続撮影方法に関する。
従来、撮影光学系の光路上において回転することで撮影光学系を通過する光束の偏光状態を変化させる偏光フィルタ(回転光学要素)を備えたカメラ(撮影装置)が知られている。
この種のカメラを用いて撮影を行う技術として、特許文献1には、偏光フィルタを透過する光量が最小になる回転角度(つまり偏光フィルタによる偏光効果が最も大きい回転角度)で偏光フィルタを停止させて撮影を行うことが記載されている。
特開平3−192231号公報
しかし、偏光フィルタの最適角度はユーザの主観(撮影趣向)によって様々である。この点において特許文献1は、偏光フィルタを透過する光量が最小になる回転角度で一律に偏光フィルタを停止させて撮影を行うので、ユーザによっては意図しない偏光フィルタの回転角度で撮影を行うことになり所望の偏光効果が得られないおそれがある。もしユーザが意図しない偏光フィルタの回転角度で撮影を行うと、結局ユーザが手動で偏光フィルタの回転角度を調整する手間が掛かり、その調整中にシャッターチャンスを逃してしまうことにもなりかねない。
本発明は、以上の問題意識に基づいて完成されたものであり、ユーザが意図した回転光学要素の回転角度で撮影を行うことで所望の撮影効果を得ることができる撮影装置及び撮影装置の自動連続撮影方法を提供することを目的とする。
本発明は、回転光学要素を回転させて撮影効果を変化させながら複数回の自動連続撮影を実行すれば、その自動連続撮影の中に、ユーザが意図した回転光学要素の回転角度での撮影が含まれる可能性が極めて高い、という着眼に基づいて完成されたものである。
本発明の撮影装置は、撮影光学系を介して被写体像を撮像する撮像部と、前記撮影光学系の光路上において回転することで異なる撮影効果を与える回転光学要素と、前記回転光学要素を回転駆動する回転駆動部と、前記回転駆動部によって前記回転光学要素を回転させることで該回転光学要素の撮影効果を変化させながら、前記撮像部に複数回の連続撮像を実行させる自動連続撮影制御部と、を備えることを特徴としている。
本発明の撮影装置は、前記回転光学要素を、前記撮影光学系の光路上に位置する挿入位置と、前記撮影光学系の光路上から離脱した離脱位置との間で挿脱駆動する挿脱駆動機構をさらに備え、前記自動連続撮影制御部は、前記挿脱駆動機構によって前記回転光学要素を前記離脱位置に位置させた状態においても前記撮像部に撮像を実行させることができる。
本発明の撮影装置は、前記撮像部が撮像した被写体像の輝度信号を取得する輝度信号取得部をさらに備え、前記自動連続撮影制御部は、前記輝度信号取得部が取得した輝度信号の輝度ピーク位置を検出し、検出した輝度ピーク位置を基準として、前記撮像部に複数回の連続撮像を実行させることができる。
この場合、前記自動連続撮影制御部は、前記輝度信号取得部が取得した輝度信号の最大ピーク位置及び/又は最小ピーク位置の近傍において、前記撮像部に複数回の連続撮像を実行させることができる。あるいは、前記自動連続撮影制御部は、前記輝度信号取得部が取得した輝度信号の最大ピーク位置、最小ピーク位置、及び最大ピーク位置と最小ピーク位置の中間位置において、前記撮像部に複数回の連続撮像を実行させることもできる。
前記自動連続撮影制御部は、前記輝度信号取得部が取得した輝度信号の輝度ピーク位置を検出できなかったとき、前記回転光学要素の撮影効果が変化する1周期分の回転角度の範囲内において、前記回転駆動部によって前記回転光学要素を所定の回転角度ずつ回転させながら、前記撮像部に複数回の連続撮像を実行させることができる。
前記自動連続撮影制御部は、前記輝度信号取得部が取得した輝度信号を用いることなく、前記回転光学要素の撮影効果が変化する1周期分の回転角度の範囲内において、前記回転駆動部によって前記回転光学要素を所定の回転角度ずつ回転させながら、前記撮像部に複数回の連続撮像を実行させることができる。
本発明の撮影装置は、前記撮像部の複数回の連続撮像によって得られた複数の画像を比較可能に表示する表示部と、前記表示部が表示した複数の画像の少なくとも1つを選択する選択部と、前記選択部が選択した画像を記憶する記憶部とをさらに備えることができる。
前記回転光学要素は、前記撮影光学系を通過する光束の偏光状態を変化させる偏光フィルタから構成することができる。
本発明の撮影装置の自動連続撮影方法は、撮影光学系を介して被写体像を撮像する撮像部と、前記撮影光学系の光路上において回転することで異なる撮影効果を与える回転光学要素と、前記回転光学要素を回転駆動する回転駆動部と、を備える撮影装置において、前記回転駆動部によって前記回転光学要素を回転させることで該回転光学要素の撮影効果を変化させながら、前記撮像部に複数回の連続撮像を実行させることを特徴としている。
本発明によれば、ユーザが意図した回転光学要素の回転角度で撮影を行うことで所望の撮影効果を得ることができる撮影装置及び撮影装置の自動連続撮影方法を提供することができる。
本発明によるデジタルカメラの構成を示すブロック図である。 輝度信号の最大ピーク位置及び/又は最小ピーク位置の近傍において複数回の連続撮像を実行する場合を示すグラフである。 輝度信号の最大ピーク位置、最小ピーク位置、及び最大ピーク位置と最小ピーク位置の中間位置において複数回の連続撮像を実行する場合を示すグラフである。 本発明による撮影装置の自動連続撮影方法の第1実施形態を示すフローチャートである。 本発明による撮影装置の自動連続撮影方法の第2実施形態を示すフローチャートである。 本発明による撮影装置の自動連続撮影方法の第3実施形態を示すフローチャートである。
図1は、本発明によるデジタルカメラ(撮影装置)100のブロック図である。デジタルカメラ100は、カメラボディ100Bの内部の撮影光軸Z上に位置させて、物体側から順に、固定レンズ(撮影光学系)101と、可動のフォーカシングレンズ(撮影光学系)102と、CCD(撮像部)103とを備えている。固定レンズ101とフォーカシングレンズ102を介して入射した被写体光束は、CCD103の撮像面103aに結像して被写体像が撮像される。フォーカシングレンズ102は、フォーカシングモータを含むフォーカシングレンズ駆動部102aにより駆動されて、フォーカシング時に撮影光軸Z方向に移動する。
デジタルカメラ100は、CCD103の前方の固定レンズ101とフォーカシングレンズ102の間に、偏光フィルタ(回転光学要素)110を備えている。偏光フィルタ110は、挿脱駆動機構104によって、撮影光軸Z(撮影光学系の光路)上に位置する挿入位置と、撮影光軸Z(撮影光学系の光路)上から離脱した離脱位置との間で挿脱駆動される。挿脱駆動機構104は、偏光フィルタ110を保持したフィルタ枠(図示せず)を挿入位置と離脱位置との間で挿脱駆動するための挿脱駆動モータ(図示せず)を備えている。挿脱駆動機構104の具体的な構成は、例えば特開2006−337694号公報、特開2006−337695号公報、特開2007−3970号公報、特開2007−3971号公報、特開2007−33481号公報、特開2007−225712号公報に開示されているように周知であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
偏光フィルタ110は、その挿入位置において、偏光フィルタ駆動部(回転駆動部)111により駆動されて、撮影光軸Z回りに回転自在である。図示していないが、偏光フィルタ駆動部111は、偏光フィルタ110を所定角度ずつステップ駆動するステッピングモータと、このステッピングモータを回転制御するモータドライバとを備えている。
偏光フィルタ110は、自身の偏光方向(偏光格子の方向)に振動する光のみを透過させる機能を持つ直線偏光フィルタである。直線偏光フィルタは、その回転角度がθ°のときの偏光効果とその回転角度がθ+180°のときの偏光効果とが同一となる偏光特性を有している。つまり、直線偏光フィルタの偏光効果が変化する1周期分の回転角度は180°である。偏光フィルタ110を撮影光軸Z回りに回転させてその偏光方向(偏光格子の方向)を調整することで、CCD103に入射する被写体光束の偏光状態を変化させて、被写体の反射を低減または除去することができる。
デジタルカメラ100は、CPU(自動連続撮影制御部)120と、A/D変換器105と、信号処理回路106と、画像記録部(記憶部)107と、LCDモニタ(表示部)108と、撮影操作部109とを備えている。CPU120は、デジタルカメラ100の全体の機能を制御する。A/D変換器105は、CCD103の撮像面103aに結像した被写体像をアナログ信号からデジタル信号に変換して信号処理回路106に送る。信号処理回路106は、A/D変換器105から送られたデジタル信号に所定の画像処理を施して画像信号とする。この画像信号は、CPU120を介して、画像記録部107に記録され、LCDモニタ108に表示される。撮影操作部109は、例えば電源レバー、ズームスイッチ、シャッターボタン、モードダイヤルなどの撮影操作を行うものである。
デジタルカメラ100は、輝度信号取得部130を備えている。この輝度信号取得部130は、CCD103が撮像した被写体像の輝度信号を取得してCPU120に出力する。
デジタルカメラ100は、自動連続撮影ボタン140を備えている。自動連続撮影ボタン140が操作されると、CPU(自動連続撮影制御部)120は、偏光フィルタ110の挿入位置において、偏光フィルタ駆動部111によって偏光フィルタ110を回転させることで、偏光フィルタ110の偏光効果を変化させながら、CCD103に複数回の連続撮像を実行させる。さらにCPU(自動連続撮影制御部)120は、挿脱駆動機構104によって偏光フィルタ110を離脱位置に位置させた状態においても、CCD103に撮像を実行させる。
偏光フィルタ110を回転させて偏光効果を変化させながら複数回の自動連続撮影を実行する際の制御方法として、以下の[第1の態様]と[第2の態様]がある。
[第1の態様]
CPU(自動連続撮影制御部)120は、自動連続撮影ボタン140が操作されると、偏光フィルタ駆動部111によって偏光フィルタ110を180°回転させ、その間に輝度信号取得部130が取得した輝度信号を受け取るスキャニング動作を実行する。
CPU(自動連続撮影制御部)120は、輝度信号取得部130が取得した輝度信号の輝度ピーク位置を検出し、検出した輝度ピーク位置を基準として、CCD103に複数回の連続撮像を実行させる。
より具体的にCPU(自動連続撮影制御部)120は、図2に示すように、輝度信号取得部130が取得した輝度信号の最大ピーク位置(45°)及び/又は最小ピーク位置(135°)の近傍において、CCD103に複数回の連続撮像を実行させる。輝度信号取得部130が取得した輝度信号の最大ピーク位置(45°)とその周辺の回転角度の範囲を自動的にピックアップして複数回の連続撮影を実行することで、例えば「反射効果を全面に出すピーク撮影(例えば虹を強調して撮影するのに最適である)を行うのを原則としつつ、場合によって反射を強めて色ガブリを写真に取り込みたい」というユーザの主観(撮影趣向)に沿った所望の偏光効果の撮影画像を得ることができる。一方、輝度信号取得部130が取得した輝度信号の最小ピーク位置(135°)とその周辺の回転角度を自動的にピックアップして複数回の連続撮影を実行することで、例えば「反射を少し残しつつ、物体の質感も重視したい」というユーザの主観(撮影趣向)に沿った所望の偏光効果の撮影画像を得ることができる。また偏光フィルタ110の偏光効果が中間となる回転角度では撮影を行わないことで、「偏光フィルタ110の偏光効果が中途半端となる撮影を防止して無駄な撮影枚数を減らしたい」というユーザの主観(撮影趣向)に応えることができる。
あるいは、CPU(自動連続撮影制御部)120は、図3に示すように、輝度信号取得部130が取得した輝度信号の最大ピーク位置(45°)、最小ピーク位置(135°)、及び最大ピーク位置と最小ピーク位置の中間位置(90°)において、CCD103に複数回の連続撮像を実行させる。このように、偏光フィルタ110の偏光効果が大きい回転角度と小さい回転角度とその中間の回転角度で複数回の連続撮影を実行することで、偏光フィルタ110の偏光効果を大幅に変化させた複数枚の撮影画像を得ることができ、「偏光フィルタ110の偏光効果の強中弱をそれぞれ撮影したい」というユーザの主観(撮影趣向)に沿った所望の偏光効果の撮影画像を得ることができる。
[第2の態様]
CPU(自動連続撮影制御部)120は、偏光フィルタ110の偏光効果が変化する1周期分の回転角度(180°)の範囲内において、偏光フィルタ駆動部111によって偏光フィルタ110を所定角度ずつ回転させながら、CCD103に複数回の連続撮像を実行させる。例えば、CPU(自動連続撮影制御部)120は、偏光フィルタ110を10°ずつ回転させながらCCD103に18回の連続撮像を実行させ、偏光フィルタ110を15°ずつ回転させながらCCD103に12回の連続撮像を実行させ、偏光フィルタ110を20°ずつ回転させながらCCD103に9回の連続撮像を実行させ、あるいは偏光フィルタ110を30°ずつ回転させながらCCD103に6回の連続撮像を実行させる。これらの詳細設定は、ユーザのマニュアルで指定してもよいし、デジタルカメラ100側で自動で行ってもよい。
上記[第1の態様]又は[第2態様]において、CCD103の複数回の連続撮像によって得られた複数枚の撮影画像は、LCDモニタ(表示部)108に比較可能に一覧表示される。デジタルカメラ100には、LCDモニタ108に表示された複数枚の撮影画像の少なくとも1つを選択する画像選択ボタン(選択部)150が備えられており、この画像選択ボタン150によって選択した撮影画像が画像記録部(記憶部)107に記録(記憶)される。
なお、CCD103の複数回の連続撮像によって得られた複数枚の撮影画像を全て画像記録部107に記録して、記録した撮影画像を外部機器(例えばPC)に転送した後に、ユーザが外部機器を操作して所望の撮影画像を選択してもよい。
続いて、図4、図5、図6のフローチャートを参照して、本発明によるデジタルカメラ100の自動連続撮影方法の第1実施形態、第2実施形態、第3実施形態について説明する。
[第1実施形態]
図4のフローチャートは上記[第1の態様]に対応する自動連続撮影方法を示している。
まずCPU(自動連続撮影制御部)120は、自動連続撮影ボタン140が操作されたか否かを判定する(ステップS1)。CPU(自動連続撮影制御部)120は、自動連続撮影ボタン140が操作されていないときは(ステップS1:NO)、自動連続撮影を実行しない。自動連続撮影ボタン140の操作は、ユーザが三脚等を用いてデジタルカメラ100の姿勢を固定した状態で行う。
CPU(自動連続撮影制御部)120は、自動連続撮影ボタン140が操作されたときは(ステップS1:YES)、偏光フィルタ110を挿入位置に位置させる(ステップS2)。つまりCPU(自動連続撮影制御部)120は、自動連続撮影ボタン140が操作された時点で偏光フィルタ110が挿入位置にあるときはその状態を維持し、自動連続撮影ボタン140が操作された時点で偏光フィルタ110が離脱位置にあるときは、挿脱駆動機構104を介して偏光フィルタ110を離脱位置から挿入位置に挿入駆動する。
次いでCPU(自動連続撮影制御部)120は、偏光フィルタ駆動部111によって偏光フィルタ110を180°回転させ、その間に輝度信号取得部130が取得した輝度信号を受け取るスキャニング動作を実行する(ステップS3)。
次いでCPU(自動連続撮影制御部)120は、輝度信号取得部130が取得した輝度信号を解析して、その輝度信号から輝度ピーク位置の検出を試みる(ステップS4)。CPU(自動連続撮影制御部)120は、輝度信号取得部130が取得した輝度信号の輝度ピーク位置を検出できなかったときは(ステップS4:NO)、LCDモニタ108にエラー表示を出して、ユーザに自動連続撮影ボタン140の再操作を促す。自動連続撮影ボタン140の再操作が行われたときは(ステップS5:YES)、ステップS3に戻ってスキャニング動作を再実行する。自動連続撮影ボタン140の再操作が行われなかったときは(ステップS5:NO)、自動連続撮影を行うことなく処理を終了する。
CPU(自動連続撮影制御部)120は、輝度信号取得部130が取得した輝度信号の輝度ピーク位置を検出できたときは(ステップS4:YES)、検出した輝度ピーク位置を基準として(図2、図3)、CCD103に複数回の連続撮像を実行させる(ステップS6)。
最後にCPU(自動連続撮影制御部)120は、挿脱駆動機構104を介して偏光フィルタ110を挿入位置から離脱位置に離脱駆動して(ステップS7)、偏光フィルタ110の離脱位置においてCCD103に撮像を実行させる(ステップS8)。偏光フィルタ110の挿入位置のみならず離脱位置においても撮影を実行することで、偏光フィルタ110を挿入した状態と外した状態の両方の撮影画像を得てこれらを比較することができる。ユーザによっては、偏光フィルタ110を挿入してその偏光効果を小さくして撮影するべきかあるいは偏光フィルタ110を外して撮影するべきかを迷うシチュエーションが存在するので、偏光フィルタ110を挿入した状態と外した状態の両方の画像を自動連続撮影に含めることの優位性は極めて高い。
ここで、例えば自動連続撮影ボタン140が操作された時点で偏光フィルタ110が離脱位置にあるときは、挿脱駆動機構104を介して偏光フィルタ110を離脱位置から挿入位置に挿入駆動する前に、偏光フィルタ110の離脱位置における撮影を実行してもよい(ステップS1の処理とステップS2の処置の間にステップS8の処理を割り込ませてもよい)。
[第2実施形態]
図5のフローチャートは上記[第2の態様]に対応する自動連続撮影方法を示している。第1実施形態と重複する処理ステップの説明は可能な限り簡略化している。
まずCPU(自動連続撮影制御部)120は、自動連続撮影ボタン140が操作されたか否かを判定する(ステップS11)。CPU(自動連続撮影制御部)120は、自動連続撮影ボタン140が操作されていないときは(ステップS11:NO)、自動連続撮影を実行しない。
CPU(自動連続撮影制御部)120は、自動連続撮影ボタン140が操作されたときは(ステップS11:YES)、偏光フィルタ110を挿入位置に位置させる(ステップS12)。
次いでCPU(自動連続撮影制御部)120は、偏光フィルタ110の偏光効果が変化する1周期分の回転角度(180°)の範囲内において、偏光フィルタ駆動部111によって偏光フィルタ110を所定角度ずつ回転させながら、CCD103に複数回の連続撮像を実行させる(ステップS13)。
最後にCPU(自動連続撮影制御部)120は、挿脱駆動機構104を介して偏光フィルタ110を挿入位置から離脱位置に離脱駆動して(ステップS14)、偏光フィルタ110の離脱位置においてCCD103に撮像を実行させる(ステップS15)。
[第3実施形態]
図6のフローチャートは上記[第1態様]と[第2態様]を組み合わせた自動連続撮影方法を示している。第1実施形態及び第2実施形態と重複する処理ステップの説明は可能な限り簡略化している。
まずCPU(自動連続撮影制御部)120は、自動連続撮影ボタン140が操作されたか否かを判定する(ステップS21)。CPU(自動連続撮影制御部)120は、自動連続撮影ボタン140が操作されていないときは(ステップS21:NO)、自動連続撮影を実行しない。
CPU(自動連続撮影制御部)120は、自動連続撮影ボタン140が操作されたときは(ステップS21:YES)、偏光フィルタ110を挿入位置に位置させる(ステップS22)。
次いでCPU(自動連続撮影制御部)120は、偏光フィルタ駆動部111によって偏光フィルタ110を180°回転させ、その間に輝度信号取得部130が取得した輝度信号を受け取るスキャニング動作を実行する(ステップS23)。
次いでCPU(自動連続撮影制御部)120は、輝度信号取得部130が取得した輝度信号を解析して、その輝度信号から輝度ピーク位置の検出を試みる(ステップS24)。
CPU(自動連続撮影制御部)120は、輝度信号取得部130が取得した輝度信号の輝度ピーク位置を検出できたときは(ステップS24:YES)、検出した輝度ピーク位置を基準として(図2、図3)、CCD103に複数回の連続撮像を実行させる(ステップS25)。
CPU(自動連続撮影制御部)120は、輝度信号取得部130が取得した輝度信号の輝度ピーク位置を検出できなかったときは(ステップS24:NO)、偏光フィルタ110の偏光効果が変化する1周期分の回転角度(180°)の範囲内において、偏光フィルタ駆動部111によって偏光フィルタ110を所定角度ずつ回転させながら、CCD103に複数回の連続撮像を実行させる(ステップS26)。
最後にCPU(自動連続撮影制御部)120は、挿脱駆動機構104を介して偏光フィルタ110を挿入位置から離脱位置に離脱駆動して(ステップS27)、偏光フィルタ110の離脱位置においてCCD103に撮像を実行させる(ステップS28)。
このように第3実施形態では、CPU(自動連続撮影制御部)120が、輝度信号取得部130が取得した輝度信号の輝度ピーク位置を検出できなかったときに、偏光フィルタ110の偏光効果が変化する1周期分の回転角度(180°)の範囲内において、偏光フィルタ駆動部111によって偏光フィルタ110を所定角度ずつ回転させながら、CCD103に複数回の連続撮像を実行させる。これによりユーザは、自動連続撮影ボタン140を1回操作するだけで、シャッターチャンスを逃すことなく、偏光フィルタ110の偏光効果を変化させた複数枚の撮影画像を得ることができる。
このように本実施形態では、自動連続撮影制御部120が、回転駆動部111によって回転光学要素110を回転させることで回転光学要素110の撮影効果を変化させながら、撮像部103に複数回の連続撮像を実行させるので、ユーザが意図した回転光学要素110の回転角度で撮影を行うことで所望の撮影効果を得ることができる。
以上の実施形態では、自動連続撮影ボタン140を撮影操作部109とは別の構成要素として描いているが、自動連続撮影ボタン140を撮影操作部109のシャッターボタンの一機能として設ける態様も可能である。この態様では、デジタルカメラ100側で「自動連続撮影モード」なるモードを設定可能としておき、この「自動連続撮影モード」が設定されているときに、撮影操作部109のシャッターボタンが自動連続撮影ボタンとして機能する。
以上の実施形態では、輝度信号取得部130が取得した輝度信号に基づいて偏光フィルタ110の回転角度を制御する場合を例示して説明した。しかし輝度信号の他にも、RGB信号若しくはコントラスト信号又はこれらの組み合わせに基づいて、偏光フィルタ110の回転角度を制御することもできる。
以上の実施形態では、偏光フィルタ110を1周期分(180°)回転させて輝度信号を取得するスキャニング動作の後に複数回の連続撮影を実行する場合を例示して説明したが、スキャニング動作中に複数回の連続撮影を実行することもできる。
以上の実施形態では、偏光フィルタ110として直線偏光フィルタを用いた場合を例示して説明したが、円偏光フィルタを用いることも可能である。円偏光フィルタは、その回転角度位置がθ°のときの偏光効果とその回転角度位置がθ+90°のときの偏光効果とが同一となる偏光特性を有している。
以上の実施形態では、回転光学要素として偏光フィルタ110を用いた場合を例示して説明した。しかし、回転光学要素は、撮影光学系の光路上において回転することで異なる撮影効果を与えるものであればよく、偏光フィルタ以外に、例えば、クロスフィルタ、多面効果フィルタ、NDフィルタ、ハーフNDフィルタなどを用いることも可能である。
以上の[第1実施形態]及び[第3実施形態]では、スキャニング動作において偏光フィルタ110を1周期分(180°)回転させているが、スキャニング動作における偏光フィルタ110の回転量はこれに限定されず、種々の設計変更が可能である。
以上の[第2実施形態]及び[第3実施形態]では、偏光フィルタ110の偏光効果が変化する1周期分の回転角度(180°)の範囲内において、偏光フィルタ駆動部111によって偏光フィルタ110を所定角度ずつ回転させながら、CCD103に複数回の連続撮像を実行させている。しかし、CCD103による複数回の連続撮像を実行するときの偏光フィルタ110の回転角度の範囲は、これに限定されるものではなく、種々の設計変更が可能である。
Z 撮影光軸
100 デジタルカメラ(撮影装置)
100B カメラボディ
101 固定レンズ(撮影光学系)
102 フォーカシングレンズ(撮影光学系)
102a フォーカシングレンズ駆動部
103 CCD(撮像部)
103a 撮像面
104 挿脱駆動機構
105 A/D変換器
106 信号処理回路
107 画像記録部(記憶部)
108 LCDモニタ(表示部)
109 撮影操作部
110 偏光フィルタ(回転光学要素)
111 偏光フィルタ駆動部(回転駆動部)
120 CPU(自動連続撮影制御部)
130 輝度信号取得部
140 自動連続撮影ボタン
150 画像選択ボタン(選択部)

Claims (10)

  1. 撮影光学系を介して被写体像を撮像する撮像部と、
    前記撮影光学系の光路上において回転することで異なる撮影効果を与える回転光学要素と、
    前記回転光学要素を回転駆動する回転駆動部と、
    前記回転駆動部によって前記回転光学要素を回転させることで該回転光学要素の撮影効果を変化させながら、前記撮像部に複数回の連続撮像を実行させる自動連続撮影制御部と、を備えることを特徴とする撮影装置。
  2. 請求項1記載の撮影装置において、
    前記回転光学要素を、前記撮影光学系の光路上に位置する挿入位置と、前記撮影光学系の光路上から離脱した離脱位置との間で挿脱駆動する挿脱駆動機構をさらに備え、
    前記自動連続撮影制御部は、前記挿脱駆動機構によって前記回転光学要素を前記離脱位置に位置させた状態においても前記撮像部に撮像を実行させる撮影装置。
  3. 請求項1または2記載の撮影装置において、
    前記撮像部が撮像した被写体像の輝度信号を取得する輝度信号取得部をさらに備え、
    前記自動連続撮影制御部は、前記輝度信号取得部が取得した輝度信号の輝度ピーク位置を検出し、検出した輝度ピーク位置を基準として、前記撮像部に複数回の連続撮像を実行させる撮影装置。
  4. 請求項3記載の撮影装置において、
    前記自動連続撮影制御部は、前記輝度信号取得部が取得した輝度信号の最大ピーク位置及び/又は最小ピーク位置の近傍において、前記撮像部に複数回の連続撮像を実行させる撮影装置。
  5. 請求項3記載の撮影装置において、
    前記自動連続撮影制御部は、前記輝度信号取得部が取得した輝度信号の最大ピーク位置、最小ピーク位置、及び最大ピーク位置と最小ピーク位置の中間位置において、前記撮像部に複数回の連続撮像を実行させる撮影装置。
  6. 請求項3ないし5のいずれか1項記載の撮影装置において、
    前記自動連続撮影制御部は、前記輝度信号取得部が取得した輝度信号の輝度ピーク位置を検出できなかったとき、前記回転光学要素の撮影効果が変化する1周期分の回転角度の範囲内において、前記回転駆動部によって前記回転光学要素を所定の回転角度ずつ回転させながら、前記撮像部に複数回の連続撮像を実行させる撮影装置。
  7. 請求項1または2記載の撮影装置において、
    前記自動連続撮影制御部は、前記回転光学要素の撮影効果が変化する1周期分の回転角度の範囲内において、前記回転駆動部によって前記回転光学要素を所定の回転角度ずつ回転させながら、前記撮像部に複数回の連続撮像を実行させる撮影装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1項記載の撮影装置において、
    前記撮像部の複数回の連続撮像によって得られた複数の画像を比較可能に表示する表示部と、前記表示部が表示した複数の画像の少なくとも1つを選択する選択部と、前記選択部が選択した画像を記憶する記憶部とをさらに備える撮影装置。
  9. 請求項1ないし8のいずれか1項記載の撮影装置において、
    前記回転光学要素は、前記撮影光学系を通過する光束の偏光状態を変化させる偏光フィルタからなる撮影装置。
  10. 撮影光学系を介して被写体像を撮像する撮像部と、前記撮影光学系の光路上において回転することで異なる撮影効果を与える回転光学要素と、前記回転光学要素を回転駆動する回転駆動部と、を備える撮影装置において、
    前記回転駆動部によって前記回転光学要素を回転させることで該回転光学要素の撮影効果を変化させながら、前記撮像部に複数回の連続撮像を実行させることを特徴とする撮影装置の自動連続撮影方法。
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