JP7214163B2 - 筐体取付金具および筐体取付方法 - Google Patents

筐体取付金具および筐体取付方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7214163B2
JP7214163B2 JP2020065842A JP2020065842A JP7214163B2 JP 7214163 B2 JP7214163 B2 JP 7214163B2 JP 2020065842 A JP2020065842 A JP 2020065842A JP 2020065842 A JP2020065842 A JP 2020065842A JP 7214163 B2 JP7214163 B2 JP 7214163B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
metal fitting
side metal
fixing bolt
arm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020065842A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021164331A (ja
Inventor
卓史 齋藤
貴幸 佐藤
秀行 沼波
昌樹 江沢
Original Assignee
株式会社関電工
イワブチ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社関電工, イワブチ株式会社 filed Critical 株式会社関電工
Priority to JP2020065842A priority Critical patent/JP7214163B2/ja
Publication of JP2021164331A publication Critical patent/JP2021164331A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7214163B2 publication Critical patent/JP7214163B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Clamps And Clips (AREA)
  • Electric Cable Installation (AREA)
  • Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)

Description

本発明は、第5世代通信用基地局等の通信機器や電気機器、電力機器等の各種機器の筐体(ボックスやキャビネットも含む。)を腕金に取付けるための筐体取付金具および筐体取付方法に関する。
従来より、筐体取付金具として、例えば、支柱にバンド金具を固定すると共に、バンド金具に基端側を固定した腕金先端に各種機器の筐体を取付ける金具が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2014‐193066号公報
しかし、上述の特許文献1に記載の筐体取付金具では、予め各種機器の筐体に取付けた筐体取付金具を直接、腕金にボルトおよびナット等で固定する構造を採用しているため、筐体が大きかったり、筐体の重量が重い場合、作業員一人では取付け難く、取付け作業に手間がかかるという問題があった。
そこで、本発明はこのような問題点に着目してなされたもので、筐体が大きかったり筐体の重量が重い場合でも腕金に筐体を仮掛けして容易に取付けることができる筐体取付金具および筐体取付方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る筐体取付金具は、腕金に筐体を取付けるための筐体取付金具であって、挟持金具同士締結ボルトおよびナットの締結によって腕金を挟むように固定される一対の挟持金具を有し、その一対の挟持金具の内、少なくとも一方の挟持金具側には筐体側金具固定ボルトの軸部が突出するように設けられた腕金側金具と、筐体に取付けられると共に、前記筐体側金具固定ボルトの軸部が挿入される第1筐体側金具固定ボルト孔が設けられた筐体側金具とを備え、前記腕金側金具の前記筐体側金具固定ボルトの軸部を前記筐体側金具の第1筐体側金具固定ボルト孔に挿入することにより、腕金に固定された前記腕金側金具に前記筐体側金具が仮掛け可能に構成されていると共に、前記筐体側金具固定ボルトの軸部にナットを締結することにより腕金に筐体を取付け可能に構成されていることを特徴とする。
また、本発明に係る筐体取付金具では、前記腕金側金具は、さらに、前記一対の挟持金具の内、一方の挟持金具の外側に所定の間隔を空けて重なるように挟持・自立金具締結ボルトおよびナットによって締結され、前記筐体側金具固定ボルトの軸部が挿入される第2筐体側金具固定ボルト孔が設けられた筐体固定ボルト自立用金具を有し、前記所定の間隔は、少なくとも前記筐体側金具固定ボルトの頭部の高さ以上であり、前記一方の挟持金具と前記筐体固定ボルト自立用金具との間の前記所定間隔の隙間には、前記筐体側金具固定ボルトの頭部が位置して、前記筐体側金具固定ボルトの軸部が前記筐体固定ボルト自立用金具の第2筐体側金具固定ボルト孔から外側に突出し、前記腕金側金具の前記筐体側金具固定ボルトの軸部を前記筐体側金具の第1筐体側金具固定ボルト孔に挿入することにより、腕金に固定された前記腕金側金具に前記筐体側金具が仮掛け可能に構成されていることも特徴とする。
また、本発明に係る筐体取付金具では、前記筐体側金具固定ボルトは、角根部を有する角根ボルトであり、前記筐体固定ボルト自立用金具の第2筐体側金具固定ボルト孔は、前記筐体側金具固定ボルトの角根部が嵌るように正方形状に形成されていることも特徴とする。
また、本発明に係る筐体取付金具では、前記筐体側金具固定ボルトの軸部は、前記一対の挟持金具の内、少なくとも一方の挟持金具側に腕金に対しほぼ直交する平面と平行に延びるように設けられていることも特徴とする。
また、本発明に係る筐体取付金具では、前記筐体側金具は、前記腕金側金具が固定される腕金側金具固定面と、筐体が取り付けられる筐体取付面とを有し、前記筐体側金具の前記腕金側金具固定面には、前記第1筐体側金具固定ボルト孔として、回転軸として機能する前記筐体側金具固定ボルトの軸部が挿入される丸孔形状の回転軸用ボルト孔と、任意の角度で固定するための前記筐体側金具固定ボルトの軸部が挿入され、前記回転軸用ボルト孔に挿入された前記筐体側金具固定ボルトを回転軸として角度を変更できるように湾曲した長穴形状の湾曲角度設定ボルト孔が形成されていることも特徴とする。
また、本発明に係る筐体取付金具では、前記筐体側金具の前記腕金側金具固定面の左右両側は、それぞれ起立するように折り曲げられていることも特徴とする。
また、本発明に係る筐体取付金具では、前記筐体側金具の前記筐体取付面は、正面視、ほぼ正方形の形状であり、その対角線上には斜めに傾斜した長穴形状の筺体取付け用ネジ孔が設けられていることも特徴とする。
また、本発明に係る筐体取付金具では、腕金として断面がほぼ正方形状の角鋼を使用し、前記一対の挟持金具は、腕金の両側を通る前記挟持金具同士締結ボルトおよびナットの締結によって腕金を挟むように固定されることも特徴とする。
また、本発明に係る筐体取付方法は、上述のいずれかの筐体取付金具を使用して腕金に筐体を取付ける筐体取付方法であって、腕金には前記腕金側金具を構成する前記一対の挟持金具の内、一方の挟持金具の外側に前記筐体側金具固定ボルトが突出するような状態で前記一対の挟持金具によって挟み、前記挟持金具同士締結ボルトおよびナットの締結によって前記一対の挟持金具を締付けて腕金に前記腕金側金具を取り付ける一方、筐体には前記筐体側金具を取り付けておき、その後、腕金に取付けた前記腕金側金具の外側に向かって突出した前記筐体側金具固定ボルトの軸部を、筐体に取付けた前記筐体側金具の第1筐体側金具固定ボルト孔に挿入して腕金に固定された前記腕金側金具に前記筐体側金具を介して筐体を仮掛けし、筐体に取付けた前記筐体側金具の第1筐体側金具固定ボルト孔から突出している前記筐体側金具固定ボルトの軸部にナットを締結することにより腕金に筐体を取付けることを特徴とする。
本発明に係る筐体取付金具は、腕金側に固定される腕金側金具と、筐体側に固定される筐体側金具とを備え、腕金側金具は腕金を挟むように取付られる一対の挟持金具を有すると共に、その一対の挟持金具の内、少なくとも一方の挟持金具側には軸部が突出する筐体側金具固定ボルトを有し、筐体側金具は筐体側金具固定ボルトが挿入される筐体側金具固定ボルト孔を有する。
これにより、腕金側金具の筐体側金具固定ボルトの軸部を筐体側金具の第1筐体側金具固定ボルト孔に挿入することにより、腕金に固定された腕金側金具に筐体側金具が仮掛けし、その仮掛け後、筐体側金具固定ボルトに筐体側金具固定ナットを締結することにより固定することができる。
そのため、作業員は筐体に取付けた筐体側金具を腕金側金具に仮掛けし、筐体や筐体側金具から手を離してボルトおよびナットの締付け作業等の次の作業を行うことができるので、作業性を向上させることができる。
(a),(b)、それぞれ、本発明に係る実施形態の筐体取付金具を2組使用して2つの筐体を腕金の両側に取付けた状態を示す平面図、A-A線断面図である (a),(b)、それぞれ、本発明に係る実施形態の筐体取付金具を2組使用して2つの筐体を腕金に対しそれぞれ30度傾斜させて取付けた状態を示す平面図、B-B線断面図である (a),(b)、それぞれ、本発明に係る実施形態の筐体取付金具を構成する腕金側金具の斜視図、平面図である (a),(b)、それぞれ、本発明に係る実施形態の筐体取付金具を構成する腕金側金具の正面図、側面図である 本発明に係る実施形態の筐体取付金具を構成する腕金側金具の分解斜視図である。 本発明に係る実施形態の筐体取付金具を構成する腕金側金具において、一対の挟持金具同士を連結し、筐体固定ボルト自立用金具および筐体固定ボルト等を連結していない状態を示す分解斜視図である。 本発明に係る実施形態の筐体取付金具を構成する腕金側金具を構成する一対の挟持金具の斜視図である。 (a)~(c)、それぞれ、本発明に係る実施形態の筐体取付金具を構成する腕金側金具の挟持金具の平面図、正面図、側面図である。 本発明に係る実施形態の筐体取付金具を構成する腕金側金具の筐体固定ボルト自立用金具の斜視図である。 (a)~(c)、それぞれ、本発明に係る実施形態の筐体取付金具を構成する腕金側金具の筐体固定ボルト自立用金具の平面図、正面図、側面図である。 本発明に係る実施形態の筐体取付金具を構成する筐体側金具の斜視図である。 (a),(b)、それぞれ、本発明に係る実施形態の筐体取付金具を構成する筐体側金具の平面図,側面図である。 本発明に係る実施形態の筐体取付金具を構成する筐体側金具の正面図である 本発明に係る実施形態の筐体取付金具を構成する腕金側金具を腕金に固定した状態を示す説明図である。 腕金に固定した本発明に係る実施形態の筐体取付金具を構成する腕金側金具に筐体に取付けた筐体側金具を仮掛けした状態を示す説明図である。 腕金に固定した本発明に係る実施形態の筐体取付金具を構成する腕金側金具に仮掛けした筐体側金具を筐体側金具固定ナットにより締結した状態を示す説明図である。
以下、本発明に係る筐体取付金具およびその金具を使用した筐体取付方法の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、下記に説明する実施形態はあくまで本発明の一例であり、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の技術思想の範囲内で適宜変更可能である。
<実施形態の筐体取付金具1の構成>
本実施形態の筐体取付金具1は、例えば図1(a),(b)および図2(a),(b)等に示すように腕金2に第5世代通信用基地局等の筐体3を取付けるための金具であって、腕金側金具11と、筺体側金具12と、それらを締結するためのボルト(挟持金具同士締結ボルト13a、挟持・自立金具締結ボルト13b、筐体側金具固定ボルト13c等)およびナット(挟持金具同士締結ナット14a、挟持・自立金具締結ナット14b、筐体側金具固定ナット14c等)を備えて構成される。尚、図において符号の31は、筐体3から延びるアンテナである。また、図1(b)や図2(b)等から明らかなように、本実施形態では、腕金2として断面がほぼ正方形状の角鋼(角パイプ)を使用し、腕金2の側面には筐体取付金具1を固定するためのボルト孔等を不要としている。
(腕金側金具11)
腕金側金具11は、図3や図4等に示すように、腕金2の両側を通る挟持金具同士締結ボルト13aおよび挟持金具同士締結ナット14aの締結によって腕金2を挟むように固定される一対の挟持金具11a,11aと、一対の挟持金具11a,11aの内、一方の挟持金具11aの外側に所定の間隔を空けて重なるように挟持・自立金具締結ボルト13bおよび挟持・自立金具締結ナット14bによって締結され、筐体側金具固定ボルト13cが挿入される第2筐体側金具固定ボルト孔11b11が設けられた筐体固定ボルト自立用金具11b等を備えている。
尚、図3(a),(b)および図4(a)に示すように一対の挟持金具11a,11aの内、筐体固定ボルト自立用金具11bが重なる一方(図3(a),(b)および図4(a)上、上側)の挟持金具11aは、筐体固定ボルト自立用金具11bによって外側からは大半が隠れて見えなくなるが、図5および図6の分解斜視図に示すように組立て腕金2に取付けられると共に、4本の筐体側金具固定ナット14cを自立させる。尚、図5は、本発明に係る実施形態の筐体取付金具1を構成する腕金側金具11の分解斜視図を示し、図6は、その腕金側金具11において、一対の挟持金具同士11a,11aを連結し、筐体固定ボルト自立用金具11bおよび筐体固定ボルト13c等を連結していない状態を示している。
(一対の挟持金具11a,11a)
一対の挟持金具11a,11aは、それぞれ、挟持金具同士締結ボルト13aおよび挟持金具同士締結ナット14aによって腕金2を挟むような状態で締付け固定するもので、図7や図8等に示すように構成されている。
つまり、挟持金具11aは、図7や図8等に示すように腕金2の長手方向の側面に対向するように水平方向を向く挟持金具水平面11a1と、その挟持金具水平面11a1の両側端部からそれぞれ補強部材2の方向に向かって延び、先端部が補強部材2の側面に当接する一対の挟持金具水平面11a2,11a2とを有して構成される。
挟持金具11aの挟持金具水平面11a1の左右両側には、それぞれ、補強部材2の外側を通る挟持金具同士締結ボルト13aが通る挟持金具外側通しボルト孔11a11,11a11が形成されている。尚、挟持金具同士締結ボルト13aとして、図5等に示すように軸部13a1の頭部側に角根部13a2が形成された所謂、丸頭角根ボルトを使用するため、挟持金具外側通しボルト孔11a11,11a11も図7や図8(a)等に示すように角根部13a2が嵌るように正方形状に形成されている。
一方、挟持金具11aの挟持金具水平面11a2,11a2は、それぞれ、図7や図8(b)等に示すように、正面視、両側に突出した突出部11a21,11a21と、突出部11a21,11a21の間で凹んでいる凹部11a22とを有する正面視、ほぼコ字形状に形成されている。
ここで、左右の突出部11a21,11a21の対向する内側面間の間隔は、腕金2の外側面間の間隔とほぼ同じか僅かに大きくしている。
そして左右の突出部11a21,11a21には、挟持金具11aの挟持金具水平面11a1と筐体固定ボルト自立用金具11bの筐体固定ボルト自立用金具水平面11b1とが所定の間隔を空けて挟持・自立金具締結ボルト13bおよび挟持・自立金具締結ナット14bによって締結されように、挟持・自立金具締結ボルト孔11a23,11a23が設けられている。
ここで、挟持・自立金具締結ボルト13bとして、挟持金具同士締結ボルト13aと同様に丸頭角根ボルトを使用するため、挟持・自立金具締結ボルト13bが空回りしないよう挟持・自立金具締結ボルト孔11a23は、挟持金具同士締結ボルト孔11a11と同様に挟持・自立金具締結ボルト13bの角根部が嵌る平面視正方形状に形成されている。
また、挟持金具11aの挟持金具水平面11a1と筐体固定ボルト自立用金具11bの筐体固定ボルト自立用金具水平面11b1との間の所定の間隔は、少なくとも挟持金具同士締結ボルト13aの頭部および筐体側金具固定ボルト13cの頭部の高さ以上確保する必要があり、本実施形態では、図4(b)等に示すように筐体側金具固定ボルト13cがグラつかないように挟持金具同士締結ボルト13aの頭部および筐体側金具固定ボルト13cの頭部の高さとほぼ同じか僅かに大きくしている。
(筐体固定ボルト自立用金具11b)
筐体固定ボルト自立用金具11bは、腕金2を挟持するように腕金2に取付けられた一対の挟持金具11a,11aの内、少なくとも一方の挟持金具11aに設け、腕金2に対しほぼ直交する平面と平行に延びる筐体側金具固定ボルト13cの軸部13c1が自立させるための金具で、図9や図10等に示すように、腕金2の長手方向の側面に対向するように水平方向を向く筐体固定ボルト自立用金具水平面11b1と、その筐体固定ボルト自立用金具水平面11b1の両側端部からそれぞれ補強部材2の方向に向かって延び、先端部が補強部材2の側面に当接する一対の筐体固定ボルト自立用金具水平面11b2,11b2とを有して構成される。
ここで、筐体側金具固定ボルト13cとして、挟持金具同士締結ボルト13aや挟持・自立金具締結ボルト13bと同様に軸部13c1の頭部側に角根部13c2(図5参照。)を有する丸頭角根ボルトを使用し、ここでは、例えば2つの筺体側金具12を取付けるために4本使用する。つまり、1つの筺体側金具12を取付けるためには2本の筐体側金具固定ボルト13cを利用する。
筐体固定ボルト自立用金具11bの筐体固定ボルト自立用金具水平面11b1には、筐体側金具固定ボルト13cの軸部13c1が自立状態で突出し、かつ、空回りしないよう、図9や図10等(a)等に示すように筐体側金具固定ボルト13cの角根部13c2が嵌る平面視正方形状の第2筐体側金具固定ボルト孔11b11が、複数、例えば、4か所形成されている。
また、筐体固定ボルト自立用金具11bの筐体固定ボルト自立用金具水平面11b1には、腕金2を挟持するように腕金2に取付けられた一対の挟持金具11a,11a同士を連結する、挟持金具同士締結ボルト13a,13aの有無を確認できるよう挟持金具同士締結ボルト確認孔11b12,11b12が2箇所設けられている。
一方、筐体固定ボルト自立用金具11bの両側から直角方向に延びる筐体固定ボルト自立用金具水平面11b2,11b2は、それぞれ、図9や図10等に示すように、正面視、両側に突出した突出部11b21,11b21と、突出部11b21,11b21の間で凹んでいる凹部11b22とを有し、図9や図10(b)等に示すように正面視、ほぼコ字形状に形成されている。
筐体固定ボルト自立用金具水平面11b2,11b2それぞれの突出部11b21,11b21には、腕金2に取付けられた一対の挟持金具11a,11aと連結するため、その一対の挟持金具11a,11aの内、筐体側金具固定ボルト13cが自立状態で設けられる一方の挟持金具11aの挟持金具水平面11a2,11a2の突出部11a21,11a21に設けられた挟持・自立金具締結ボルト孔11a23,11a23を通る挟持・自立金具締結ボルト13bを通す挟持・自立金具締結ボルト孔11b23,11b23が設けられている。尚、筐体固定ボルト自立用金具水平面11b2,11b2の挟持・自立金具締結ボルト孔11b23,11b23は、丸孔形状である。
(筺体側金具12)
筺体側金具12は、図1や図2等に示すように第5世代通信用基地局等の筐体3に取付けられると共に、腕金側金具11から延びる筐体側金具固定ボルト13cを介して腕金側金具11に取付けられるもので、図11~図13等に示すように筐体取付面12aと、筐体取付面12aに対しほぼ90度折り曲げられた腕金側金具固定面12bとを有している。
筐体取付面12aは、図11~図13等に示すように角は丸く形成しているものの、全体として正面視、ほぼ正方形の形状であり、その対角線上の四隅には、斜めに傾斜した長穴形状の筺体取付け用ネジ孔12a1が設けられている。
そのため筐体3を取付けるべき電柱などの腕金2に傾きがあった場合でも、傾斜した長穴形状の筺体取付け用ネジ孔12a1によって筺体側金具12の筐体取付面12aに対する筐体3の取付角度を調整することができるので、アンテナ31の指向性が強い第5世代通信用基地局には最適である。
また筐体取付面12aの中央には、図11~図13等に示すように軽量化や熱放射のための中央開口部12a2が設けられている。
一方、腕金側金具固定面12bは、第1筐体側金具固定ボルト孔として、図11や図12(a)等に示すように筐体固定ボルト自立用金具11bの中央に近い位置から突出し回転軸として機能する筐体側金具固定ボルト13cが挿入される丸孔形状の回転軸用ボルト孔12b1と、筐体固定ボルト自立用金具11bの端部側から突出し任意の角度で固定する筐体側金具固定ボルト13cが挿入され、回転軸用ボルト孔12b1に挿入された筐体側金具固定ボルト13cを回転軸として例えば60度の範囲内で角度を変更できるように湾曲した長穴形状の湾曲角度設定ボルト孔12b2が形成されている。尚、湾曲角度設定ボルト孔12b2による60度の角度変更は一例であり、湾曲角度設定ボルト孔12b2の長さを長くして60度以上、例えば最大で90度程度角度変更可能に構成しても良いし、湾曲角度設定ボルト孔12b2の長さを短くして60度未満、例えば最大で30度程度だけ角度変更可能に構成しても勿論良い。
また、腕金側金具固定面12bは、強度が向上するように左右両端部が90度折り曲げられた補強用フランジ部12b3,12b3が設けられている。
<実施形態の筐体取付金具1を使用した筐体の取付方法>
次に以上のように構成された本発明に係る実施形態の筐体取付金具1を使用した腕金2への筐体3の取付方法について説明する。
(腕金側金具11および筐体側金具12の取付)
まずは、図15に示すように、腕金2には腕金側金具11を構成する一対の挟持金具11a,11aの内、一方の挟持金具11aの外側に筐体側金具固定ボルト13cが突出するような状態で一対の挟持金具11a,11aによって挟み、当該腕金2の両側を通る挟持金具同士締結ボルト13aおよびナットの締結によって一対の挟持金具11a,11aを締付けて腕金2に腕金側金具11を取り付ける。
次に、腕金側金具11の一対の挟持金具11a,11aの内、少なくとも一方の挟持金具11aには腕金2に対しほぼ直交する平面と平行に4本の筐体側金具固定ボルト13cが突出するように一方の挟持金具11aに挟持・自立金具締結ボルト13bおよび挟持・自立金具締結ナット14bによって筐体固定ボルト自立用金具11bを取付ける。
一方、第5世代通信用基地局の筐体3には、筐体側金具12の筐体取付面12aの4か所の筺体取付け用ネジ孔12a1から図示しない機器取付ネジ(図示せず。)を通して筐体3に取付ける。
その際、筺体取付け用ネジ孔12a1は、図11や図13等に示すように斜めに傾斜した長穴形状のボルト孔であるため、筐体3を取付けるべき電柱などの腕金2に傾きがあった場合でも、傾斜した長穴形状の筺体取付け用ネジ孔12a1において機器取付ネジ(図示せず。)の位置を調整することによって筺体側金具12の筐体取付面12aに対する筐体3の取付角度を調整することができる。
そのため、指向性の高い第5世代通信用の基地局等の筐体3の場合、アンテナ31の指向性が高く、微小な角度でもずれると受信端末等における受信感度に影響を及ぼすが、傾斜した長穴形状の筺体取付け用ネジ孔12a1において機器取付ネジ(図示せず。)の位置を調整することによって筺体側金具12の筐体取付面12aに対する筐体3の取付角度を調整することができるので、アンテナ31の指向性の高い第5世代通信用の基地局等の筐体3を取付ける場合の角度調整に非常に有効である。
(腕金側金具11に筐体側金具12を介し筐体3を仮掛け)
図14に示すように4本の筐体側金具固定ボルト13cが腕金2に対しほぼ直交して突出するように腕金側金具11を取付けが完了し、かつ、筐体3の背面に筐体側金具12の取付が完了すると、次いで図15に示すように筐体3の背面に取付けた筐体側金具12の腕金側金具固定面12bの回転軸用ボルト孔12b1および湾曲角度設定ボルト孔12b2(図12(a)等参照。)に、腕金側金具11の筐体固定ボルト自立用金具11bからほぼ水平方向に突出する筐体側金具固定ボルト13cの軸部を挿入して腕金2に固定された腕金側金具11に筐体3を仮掛けする。
(腕金側金具11に筐体側金具12を介し筐体3を固定や角度調整)
このように腕金2に固定された腕金側金具11に筐体側金具12を介し筐体3の仮掛けが完了すると、作業員は、最後に図16に示すように筐体3に取付けた筐体側金具12の回転軸用ボルト孔12b1および湾曲角度設定ボルト孔12b2(図13(a)等参照。)から突出している筐体側金具固定ボルト13cの軸部13c1のネジ部に筐体側金具固定ナット14cを締結することにより腕金2に筐体3を取付ける。尚、図16では、回転軸として機能する筐体側金具固定ボルト13cの軸部13c1に締結する1つの筐体側金具固定ナット14cが図示されているが、角度設定として機能する筐体側金具固定ボルト13cの軸部13c1に締結する筐体側金具固定ナット14cは筐体側金具12の補強用フランジ部12b3によって隠れている。
そのため、作業員は、腕金2に取付けた腕金側金具11に筐体側金具12を介し筐体3を仮掛けした後、筐体3や筐体側金具12から手を離して筐体側金具固定ボルト13cの軸部13c1のネジ部に筐体側金具固定ナット14cを締結することにより腕金2に筐体3を取付けることができるので、腕金2に筐体3を取付ける作業を容易化して作業効率を向上させることができる。
尚、図16では、4本の筐体側金具固定ボルト13cの内、2本の筐体側金具固定ボルト13cおよび2個の筐体側金具固定ナット14cを使用して1個の筐体側金具12を介し1個の筐体3を取付けたが、残りの2本の筐体側金具固定ボルト13cおよび2個の筐体側金具固定ナット14cを使用し、図1や図2に示すように2個目の筐体側金具12を介して2個目の筐体3を取付けるようにしても良い。
また、湾曲角度設定ボルト孔12b2(図13(a)等参照。)は、腕金2に対するアンテナ31を有する筐体3の角度を最大で60度変えることができるため、例えば、図1(a),(b)に示すように腕金2の長手方向に対し筐体3の背面が平行になるように湾曲角度設定ボルト孔12b2(図13(a)等参照。)の中央に筐体側金具固定ボルト13cの軸部を通しても良いし、図2(a),(b)に示すように腕金2の長手方向に対し筐体3が左側へ30度の角度をなすように湾曲角度設定ボルト孔12b2(図13(a)等参照。)の右端に筐体側金具固定ボルト13cの軸部を通しても締結することもできる。尚、図示しないが腕金2の長手方向に対し筐体3が右側へ30度の角度をなすように湾曲角度設定ボルト孔12b2(図13(a)等参照。)の左端に筐体側金具固定ボルト13cの軸部を通して締結することもできる。
そのため、指向性の高い第5世代通信用の基地局等の筐体3の場合、アンテナ31の指向性が高く、微小な角度でもずれると受信端末等における受信感度に影響を及ぼすが、筐体側金具12の腕金側金具固定面12bの湾曲角度設定ボルト孔12b2(図13(a)等参照。)は、腕金2に対するアンテナ31を有する筐体3の角度を60度変えることができるので、この点でも指向性の高い第5世代通信用の基地局等の筐体3を取付ける場合の角度調整に非常に有効である。
尚、筺体側金具12の筐体取付面12aに対する筐体3の取付角度は、上述したように筺体側金具12の筐体取付面12aのほぼ対角線上の四隅に設けられた傾斜した長穴形状の筺体取付け用ネジ孔12a1における機器取付ネジ(図示せず。)の位置を調整することによって調整できるので、筐体側金具12の腕金側金具固定面12bの湾曲角度設定ボルト孔12b2による腕金2に対する筐体3の60度の角度調整とも合わせて、指向性の高い第5世代通信用の基地局等の筐体3を取付ける場合の角度調整に非常に有効になることが分かる。
<本発明に係る実施形態の筐体取付金具1の主な効果>
以上説明したように本発明に係る実施形態の筐体取付金具1では、腕金2側に固定される腕金側金具11と、筐体側に固定される筐体側金具12とを備え、腕金側金具11は腕金2の両側を通る挟持金具同士締結ボルト13aおよび挟持金具同士締結ナット14aの締結によって腕金2を挟むように固定される一対の挟持金具11a,11aを有すると共に、その一対の挟持金具11a,11aの内、少なくとも一方の挟持金具11a側には腕金2に対し筐体側金具固定ボルト13cの軸部13c1が突出するように設けている。
そのため、腕金側金具11の筐体側金具固定ボルト13cの軸部13c1を筐体側金具12の第1筐体側金具固定ボルト孔である回転軸用ボルト孔12b1および湾曲角度設定ボルト孔12b2に挿入することにより、腕金2に固定された腕金側金具11に筐体側金具12を介し筐体3を仮掛けし、その後、筐体側金具固定ボルト13cの軸部13c1に筐体側金具固定ナット14cを締結することにより固定することができる。
その結果、本発明に係る実施形態の筐体取付金具1およびその金具1を使用した筐体取付方法によれば、作業員は筐体3に取付けた筐体側金具12を、腕金2に取付けた腕金側金具11の筐体側金具固定ボルト13cに仮掛けした後、筐体3や筐体側金具12から手を離して筐体側金具固定ボルト13cおよび筐体側金具固定ナット14cの締付け等の次の作業を行うことができるので、作業性を向上させることができる。
また、本発明に係る実施形態の筐体取付金具1では、腕金側金具11は、さらに、一対の挟持金具11a,11aの内、一方の挟持金具11aの外側に所定の間隔を空けて重なるように挟持・自立金具締結ボルト13bおよび挟持・自立金具締結ナット14bによって締結され、筐体側金具固定ボルト13cが挿入される第2筐体側金具固定ボルト孔11b11が設けられた筐体固定ボルト自立用金具11bを有し、所定の間隔は、少なくとも挟持金具同士締結ボルト13aおよび筐体側金具固定ボルト13cの頭部の高さ以上であり、一方の挟持金具11aと筐体固定ボルト自立用金具11bとの間の所定間隔の隙間には、挟持金具同士締結ボルト13aの頭部および筐体側金具固定ボルト13cの頭部が位置して、挟持金具同士締結ボルト13aおよびナットによって一対の挟持金具11a,11aで腕金2に固定されると共に、筐体側金具固定ボルト13cの軸部13c1が筐体固定ボルト自立用金具11bの第2筐体側金具固定ボルト孔11b11から外側に突出するように構成している。
そのため、腕金側金具11に筐体側金具固定ボルト13cを自立させるために溶接等する必要なく、一対の挟持金具11a,11aと筐体固定ボルト自立用金具11bとを使用して筐体側金具固定ボルト13cの軸部13c1を自立させることができるので、筐体側金具固定ボルト13cの溶接作業等が不要になると共に、筐体3の取付台数に応じて筐体側金具固定ボルト13cを使用することができる。
また、本発明に係る実施形態の筐体取付金具1では、筐体側金具固定ボルト13cは、角根部13c2を有する角根ボルトであり、筐体固定ボルト自立用金具11bの第2筐体側金具固定ボルト孔11b11は、筐体側金具固定ボルト13cの角根部13c2が嵌るように正方形状に形成されている。
そのため、筐体固定ボルト自立用金具11bによって筐体側金具固定ボルト13cの軸部13c1が突出するように自立させた場合でも、筐体側金具固定ボルト13cの回転も筐体固定ボルト自立用金具11bによって規制されるので、筐体側金具12の回転軸用ボルト孔12b1および湾曲角度設定ボルト孔12b2に筐体側金具固定ボルト13cを通した後に筐体側金具固定ナット14cで締結する際に筐体側金具固定ボルト13cを工具等で固定する必要がなくなり、この点でも作業性を向上させることができる。
また、本発明に係る実施形態の筐体取付金具1では、筐体側金具固定ボルト13cの軸部13c1は、腕金2に対しほぼ直交する平面と平行に延びるように設けている。
そのため、筐体側金具固定ボルト13cに仮掛け後に固定する筐体側金具12は、腕金2の長手方向と平行、すなわちほぼ水平方向を向くことになるので、強度的にも重量のある筐体3を確実に支持することが可能となる。
また、本発明に係る実施形態の筐体取付金具1では、筐体側金具12は、腕金側金具11が固定される腕金側金具固定面12bと、筐体3が取り付けられる筐体取付面12aとを有し、筐体側金具12の腕金側金具固定面12bには、筐体側金具固定ボルト13cが回転軸として挿入される丸孔形状の回転軸用ボルト孔12b1(図13(a)等参照。)と、筐体側金具固定ボルト13cが角度設定ように挿入される湾曲した長穴形状の湾曲角度設定ボルト孔12b2(図13(a)等参照。)を形成している。
そのため、回転軸用ボルト孔12b1および湾曲角度設定ボルト孔12b2によって腕金2に対する筐体3の角度を90度変えることができるので、アンテナ31の指向性の高い第5世代通信用の基地局等の筐体3を取付ける場合に有効である。
特に、筐体側金具固定ボルト13cの軸部13c1は腕金2に対しほぼ直交する平面と平行に延びているので、筐体取付面12aの回転軸用ボルト孔12b1および湾曲角度設定ボルト孔12b2それぞれに筐体側金具固定ボルト13cを通すことよって筐体3の角度を腕金2の長手方向と平行方向である水平方向に対し60度変えることが可能となり、この点で指向性の高い第5世代通信用の基地局等の筐体3を取付ける場合の角度調整に非常に有効である。
また、本発明に係る実施形態の筐体取付金具1では、筐体側金具12の腕金側金具固定面12bの両側は、それぞれ起立するように90度折り曲げた補強用フランジ部12b3,12b3を設けている。
そのため、筐体側金具12の腕金側金具固定面12bの強度を向上させることができる。
また、本発明に係る実施形態の筐体取付金具1では、筐体側金具12の筐体取付面12aは、正面視、ほぼ正方形の形状であり、その対角線上の四隅には斜めに傾斜した長穴形状の筺体取付け用ネジ孔12a1を設けている。
そのため、筐体側金具12の筐体取付面12aに対しても筐体3の取付角度を微小に変更する調整が行えるので、筐体側金具12の腕金側金具固定面12bの回転軸用ボルト孔12b1および湾曲角度設定ボルト孔12b2による腕金2に対する筐体3の角度変更とも合わせ、アンテナ31の指向性の高い第5世代通信用の基地局等の筐体3の向きを正確に設定することが可能となる。
また、本発明に係る実施形態の筐体取付金具1では、腕金2として断面がほぼ正方形状の角鋼を使用し、一対の挟持金具11a,11aは、腕金2の両側を通る挟持金具同士締結ボルト13b,13bおよび挟持金具同士締結ナット134,134の締結によって腕金2を挟むように固定、すなわち腕金2を貫通させずに固定する。
そのため、腕金2にはボルト孔を開けて一対の挟持金具11a,11aを取付ないので、腕金2における一対の挟持金具11a,11aの取付位置、すなわち筐体取付金具1を介した筐体3の取付高さが自由となるので、筐体3の高さを正確に設定することができると共に、筐体3の設置現場の周囲状況に応じて筐体3の取付高さの微調整も可能であるため、筐体3のアンテナ31の感度を設置現場の周囲状況や環境変化に応じて容易に対応することができる。
尚、上記実施形態の説明では、腕金側金具11は、一対の挟持金具11a,11aと、一対の挟持金具11a,11aの内、一方の挟持金具11aの外側に所定の間隔を空けて重なるように挟持・自立金具締結ボルト13bおよび挟持・自立金具締結ナット14bによって締結され、筐体側金具固定ボルト13cが自立させる筐体固定ボルト自立用金具11b等を設けて説明したが、本発明ではこれに限らず、一対の挟持金具11a,11aの内、一方の挟持金具11aの外側に所定の間隔を空けて筐体側金具固定ボルト13cが自立するように筐体側金具固定ボルト13cの頭部が溶接等して一方の挟持金具11aの外側に直に筐体側金具固定ボルト13cの軸部13c1が設けられている場合には、筐体固定ボルト自立用金具11bを設ける必要がない。
1 筐体取付金具
11 腕金側金具
11a 挟持金具
11a1 挟持金具水平面
11a11 挟持金具外側通しボルト孔
11a2 挟持金具水平面
11a21 突出部
11a22 凹部
11a23 挟持・自立金具締結ボルト孔
11b 筐体固定ボルト自立用金具
11b1 筐体固定ボルト自立用金具水平面
11b11 第2筐体側金具固定ボルト孔
11b12 挟持金具同士締結ボルト確認孔
11b2 筐体固定ボルト自立用金具水平面
11b21 突出部
11b22 凹部
11b23 挟持・自立金具締結ボルト孔
12 筺体側金具
12a 筐体取付面
12a1 筺体取付け用ネジ孔
12a2 中央開口部
12b 腕金側金具固定面
12b1 回転軸用ボルト孔(第1筐体側金具固定ボルト孔
12b2 湾曲角度設定ボルト孔(第1筐体側金具固定ボルト孔
12b3 補強用フランジ部
13a 挟持金具同士締結ボルト
13b 挟持・自立金具締結ボルト
13c 筐体側金具固定ボルト
13c1 軸部
13c2 角根部
14a 挟持金具同士締結ナット
14b 挟持・自立金具締結ナット
14c 筐体側金具固定ナット
2 腕金
3 筐体


Claims (9)

  1. 腕金に筐体を取付けるための筐体取付金具であって、
    挟持金具同士締結ボルトおよびナットの締結によって腕金を挟むように固定される一対の挟持金具を有し、その一対の挟持金具の内、少なくとも一方の挟持金具側には筐体側金具固定ボルトの軸部が突出するように設けられた腕金側金具と、
    筐体に取付けられると共に、前記筐体側金具固定ボルトの軸部が挿入される第1筐体側金具固定ボルト孔が設けられた筐体側金具とを備え、
    前記腕金側金具の前記筐体側金具固定ボルトの軸部を前記筐体側金具の第1筐体側金具固定ボルト孔に挿入することにより、腕金に固定された前記腕金側金具に前記筐体側金具が仮掛け可能に構成されていると共に、前記筐体側金具固定ボルトの軸部にナットを締結することにより腕金に筐体を取付け可能に構成されていることを特徴とする筐体取付金具。
  2. 請求項1記載の筐体取付金具であって、
    前記腕金側金具は、さらに、
    前記一対の挟持金具の内、一方の挟持金具の外側に所定の間隔を空けて重なるように挟持・自立金具締結ボルトおよびナットによって締結され、前記筐体側金具固定ボルトの軸部が挿入される第2筐体側金具固定ボルト孔が設けられた筐体固定ボルト自立用金具を有し、
    前記所定の間隔は、少なくとも前記筐体側金具固定ボルトの頭部の高さ以上であり、
    前記一方の挟持金具と前記筐体固定ボルト自立用金具との間の前記所定間隔の隙間には、前記筐体側金具固定ボルトの頭部が位置して、前記筐体側金具固定ボルトの軸部が前記筐体固定ボルト自立用金具の第2筐体側金具固定ボルト孔から外側に突出し、前記腕金側金具の前記筐体側金具固定ボルトの軸部を前記筐体側金具の第1筐体側金具固定ボルト孔に挿入することにより、腕金に固定された前記腕金側金具に前記筐体側金具が仮掛け可能に構成されていることを特徴とする筐体取付金具。
  3. 請求項2記載の筐体取付金具であって、
    前記筐体側金具固定ボルトは、角根部を有する角根ボルトであり、
    前記筐体固定ボルト自立用金具の第2筐体側金具固定ボルト孔は、前記筐体側金具固定ボルトの角根部が嵌るように正方形状に形成されていることを特徴とする筐体取付金具。
  4. 請求項1~請求項3のいずれか一の請求項に記載の筐体取付金具において、
    前記筐体側金具固定ボルトの軸部は、前記一対の挟持金具の内、少なくとも一方の挟持金具側に腕金に対しほぼ直交する平面と平行に延びるように設けられていることを特徴とする筐体取付金具。
  5. 請求項1~請求項4のいずれか一の請求項に記載の筐体取付金具において、
    前記筐体側金具は、前記腕金側金具が固定される腕金側金具固定面と、筐体が取り付けられる筐体取付面とを有し、
    前記筐体側金具の前記腕金側金具固定面には、前記第1筐体側金具固定ボルト孔として、
    回転軸として機能する前記筐体側金具固定ボルトの軸部が挿入される丸孔形状の回転軸用ボルト孔と、任意の角度で固定するための前記筐体側金具固定ボルトの軸部が挿入され、前記回転軸用ボルト孔に挿入された前記筐体側金具固定ボルトを回転軸として角度を変更できるように湾曲した長穴形状の湾曲角度設定ボルト孔が形成されていることを特徴とする筐体取付金具。
  6. 請求項5記載の筐体取付金具において、
    前記筐体側金具の前記腕金側金具固定面の左右両側は、それぞれ起立するように折り曲げられていることを特徴とする筐体取付金具。
  7. 請求項5または請求項6記載の筐体取付金具において、
    前記筐体側金具の前記筐体取付面は、正面視、ほぼ正方形の形状であり、その対角線上には斜めに傾斜した長穴形状の筺体取付け用ネジ孔が設けられていることを特徴とする筐体取付金具。
  8. 請求項1~請求項7のいずれか一の請求項に記載の筐体取付金具において、
    腕金として断面がほぼ正方形状の角鋼を使用し、
    前記一対の挟持金具は、腕金の両側を通る前記挟持金具同士締結ボルトおよびナットの締結によって腕金を挟むように固定されることを特徴とする筐体取付金具。
  9. 請求項1~請求項8のいずれか一の請求項に記載の筐体取付金具を使用して腕金に筐体を取付ける筐体取付方法であって、
    腕金には前記腕金側金具を構成する前記一対の挟持金具の内、一方の挟持金具の外側に前記筐体側金具固定ボルトが突出するような状態で前記一対の挟持金具によって挟み、前記挟持金具同士締結ボルトおよびナットの締結によって前記一対の挟持金具を締付けて腕金に前記腕金側金具を取り付ける一方、筐体には前記筐体側金具を取り付けておき、
    その後、腕金に取付けた前記腕金側金具の外側に向かって突出した前記筐体側金具固定ボルトの軸部を、筐体に取付けた前記筐体側金具の第1筐体側金具固定ボルト孔に挿入して腕金に固定された前記腕金側金具に前記筐体側金具を介して筐体を仮掛けし、
    筐体に取付けた前記筐体側金具の第1筐体側金具固定ボルト孔から突出している前記筐体側金具固定ボルトの軸部にナットを締結することにより腕金に筐体を取付けることを特徴とする筐体取付方法。
JP2020065842A 2020-04-01 2020-04-01 筐体取付金具および筐体取付方法 Active JP7214163B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020065842A JP7214163B2 (ja) 2020-04-01 2020-04-01 筐体取付金具および筐体取付方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020065842A JP7214163B2 (ja) 2020-04-01 2020-04-01 筐体取付金具および筐体取付方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021164331A JP2021164331A (ja) 2021-10-11
JP7214163B2 true JP7214163B2 (ja) 2023-01-30

Family

ID=78005279

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020065842A Active JP7214163B2 (ja) 2020-04-01 2020-04-01 筐体取付金具および筐体取付方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7214163B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004201454A (ja) 2002-12-20 2004-07-15 Nippon Chiko Co Ltd 高圧カットアウト等の取付金具
JP2006339870A (ja) 2005-05-31 2006-12-14 Dx Antenna Co Ltd アンテナの取付構造
JP2015172273A (ja) 2014-03-11 2015-10-01 イワブチ株式会社 機器取付用チルト金具

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5219994Y2 (ja) * 1971-08-01 1977-05-09
JPH0242020Y2 (ja) * 1984-11-08 1990-11-08
JP2505166Y2 (ja) * 1990-09-12 1996-07-24 株式会社昭電 電柱取付用中継金具
JPH09182263A (ja) * 1995-10-26 1997-07-11 Kawasoo Tekuseru Kk 腕金用取付金具

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004201454A (ja) 2002-12-20 2004-07-15 Nippon Chiko Co Ltd 高圧カットアウト等の取付金具
JP2006339870A (ja) 2005-05-31 2006-12-14 Dx Antenna Co Ltd アンテナの取付構造
JP2015172273A (ja) 2014-03-11 2015-10-01 イワブチ株式会社 機器取付用チルト金具

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021164331A (ja) 2021-10-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4871069B2 (ja) 吊天井下地構造及び接合金具用補強金具
JP5295306B2 (ja) ブレース固定金具
JP5964470B1 (ja) 通信装置及び通信機器取付部材
JP6058893B2 (ja) ブレース材取付金具及びこれを用いたブレース材取付方法
JP7214163B2 (ja) 筐体取付金具および筐体取付方法
JP6598178B1 (ja) ブレース連結金具
JP2505166Y2 (ja) 電柱取付用中継金具
JP6281136B2 (ja) 電気機器収納用箱のポール取付構造
JP7260880B2 (ja) 内角調整機能付機器取付金具
JP5537603B2 (ja) ブレース取付金具とその取扱方法
JP2747667B2 (ja) 吊り金具用耐震補助具
JP2021050484A (ja) ブレース連結金具
JP3994108B2 (ja) セパレータ取付金具、セパレータ取付金具締結具及びセパレータ取付構造
JP2014134011A (ja) ブレース固定金具
JPH0683047U (ja) スプリンクラ−の取付具
JPH04155035A (ja) 鉄骨部材とフランジを有する鉄骨部材との接合部材
JPH1077740A (ja) 外壁の吊り金具及び吊り構造
JP2022014572A (ja) 筐体取付金具
JP5877462B2 (ja) パネル固定金具
JPS641763Y2 (ja)
JP2508288Y2 (ja) アンテナ取付け金具
JP2023033046A (ja) 溝形鋼用振れ止め金具
JP2928492B2 (ja) ナットを用いた固定構造、及び固定方法
JP2013112981A (ja) バリケード
JP2007312482A (ja) クロージャ取付金物およびクロージャ取付装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211101

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221025

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221102

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221214

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230110

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7214163

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150