JP7213159B2 - 給電装置 - Google Patents

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本発明は、種類が相違する複数の電子機器のいずれに対しても、共通の基板を用いて回路接続が可能な給電装置に関する。
設計仕様の相違する複数の種類の電気機器または電子機器に用いられる電気接続装置には、共通のプリント基板を使用することがある。特許文献1に記載された電気接続装置は、電気機器に接続されるプリント基板を備えている。プリント基板には配線回路パターンに接続される所定の端子に加えて、回路パターンを組み換え可能とする切り換え用端子が設けられている。所定の端子と切り換え用の端子の一方同士を電気的に接続する接続部材を選択することにより、設計仕様の相違する複数種類の電気機器の負荷に、共通のプリント基板を使用して給電することができる。
電気機器つまり電子機器である電磁弁は、弁部材を駆動するための負荷であるソレノイドを備えている。電磁弁と電磁弁の作動を制御するコントローラとの間には、負荷としてのソレノイドに駆動信号を印加する電気接続装置つまり給電装置が使用される。
複数の電磁弁が集合されたタイプの電磁弁としては、特許文献2に記載されるマニホールド電磁弁がある。このマニホールド電磁弁は、主弁およびパイロット弁を有する電磁弁と、それぞれ電磁弁が搭載されるマニホールドブロックとを備えている。マニホールドブロックには給電回路部品が装着され、給電装置としての給電回路部品は、プリント基板を備えている。
実開平7-42048号公報 特開2001-35615号公報
特許文献1のように、電気機器の種類に応じて接続部材を選択するには、電気機器の種類に応じて接続部材を用意しておく必要がある。また、特許文献2に記載のように、シングルソレノイドの電磁弁と、ダブルソレノイドの電磁弁とを混在させて集合させるようにしたマニホールド電磁弁においては、シングルソレノイド用のプリント基板と、ダブルソレノイド用のプリント基板とを用意しておく必要がある。つまり、シングルソレノイドの弁組立体に取り付けられるプリント基板は、ダブルソレノイドの弁組立体に取り付けられるプリント基板と回路パターンが相違している。
本発明の目的は、基板の位置を変更することにより、種類が相違する電子機器に接続できる給電装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、それぞれの電子機器に電気的に接続される共通の基板を有し、基板により複数の電子機器を接続することができる給電装置を提供することにある。
本発明の給電装置は、外部からの駆動信号を電子機器の負荷へ印加する給電装置であって、前記駆動信号が供給される複数の接続端子を備えるコネクタと、前記電子機器に接続される出力部および前記コネクタに接続される入力部を備え、前記コネクタに対して複数の接続位置のうちいずれかの位置で接続される基板と、を有し、それぞれ前記駆動信号を前記電子機器の負荷に印加する複数の出力側ランドを前記出力部に設け、それぞれ前記接続端子に接続される複数の入力側ランドと、前記入力側ランドを所定の数に分けて構成した複数の接続群を前記入力部に設け、前記出力側ランドと前記入力側ランドとを接続する複数の駆動回路を、前記基板に設け、前記出力側ランドは、前記駆動回路を介して少なくとも1つの前記入力側ランドと接続し、少なくとも1つの前記出力側ランドは、前記駆動回路を介してそれぞれ異なる前記接続群を構成する複数の前記入力側ランドに接続し、前記基板に接続される前記負荷の数に応じて、前記基板の前記コネクタに対する接続位置が選択され、前記接続端子は接続位置に応じた前記接続群のいずれか1つを構成する前記入力側ランドと接触する。
それぞれ複数の入力側ランドからなる接続群が基板に複数群設けられており、コネクタに設けられた接続端子は、コネクタに対する基板に接続位置を選択することにより、いずれかの群の入力側ランドに接続される。電子機器の負荷に接続される出力側ランドは駆動回路により入力側ランドに接続されている。負荷の数に応じてコネクタに対する基板の接続位置を変えることにより、基板とコネクタの構造を変更することなく、複数種類の電子機器に対して同一構造のコネクタと基板とを適用することができる。
一実施の形態である給電装置を備えたマニホールド電磁弁を示す分解斜視図である。 2つの給電ユニットを示す斜視図である。 (A)は図2に示された給電ユニットの基板を示す斜視図であり、(B)はコネクタに装着された基板を示す斜視図であり、(C)はコネクタに(B)とは異なった位置に装着された基板を示す斜視図である。 (A)はシングルソレノイド型の電磁弁が接続される基板とコネクタとの結線図であり、(B)はダブルソレノイド型の電磁弁が接続される基板とコネクタとの結線図である。 複数のシングルソレノイド型の電磁弁が給電ユニットを介して接続される場合の結線図である。 複数のダブルソレノイド型の電磁弁が給電ユニットを介して接続される場合の結線図である。 シングルソレノイド型の電磁弁とダブルソレノイド型の電磁弁とが混在して給電ユニットを介して接続される場合の一例を示す結線図である。 シングルソレノイド型の電磁弁とダブルソレノイド型の電磁弁とが混在して給電ユニットを介して接続される場合の他の例を示す結線図である。 他の実施の形態である給電ユニットを示す結線図であり、(A)は3つの負荷を備えた電子機器に装着された給電ユニットを示し、(B)は2つの負荷を備えた電子機器に装着された給電ユニットを示し、(C)は1つの負荷を備えた電子機器に装着された給電ユニットを示す。 さらに他の実施の形態である給電ユニットを示す結線図である。 図10に示される給電ユニットがシングルソレノイド型の電磁弁に装着された場合の結線図である。 図10に示される給電ユニットがダブルソレノイド型の電磁弁に装着された場合の結線図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1に示されるマニホールド電磁弁10は、それぞれ電子機器としての電磁弁11が搭載される複数のマニホールドブロック12を有している。取付部材である支持レール13に取り付けられたマニホールドブロック12の側面同士を突き合わせることにより、複数の電磁弁11が集合されたマニホールド電磁弁10が組み立てられる。
図1においては、それぞれ電磁弁11が搭載されて支持レール13に取り付けられた5つのマニホールドブロック12と、マニホールドブロック12から分離された1つの電磁弁11とが示されている。図1に示された6つの電磁弁11がマニホールドブロック12により支持レール13に取り付けられると、6つの電磁弁11を備えたマニホールド電磁弁10が組み立てられる。ただし、図1の電磁弁11の数は一例に過ぎず、任意の数の電磁弁11によりマニホールド電磁弁10を組み立てることができる。
複数の電磁弁11からなる電磁弁集合体の両端面には、配管ブロック14a、14bが突き当てられて、配管ブロック14a、14bはエンドブロック15a、15bにより支持レール13に取り付けられる。配線ブロック16が一方のエンドブロック15aに取り付けられており、コネクタブラケット16aが配線ブロック16に設けられている。
図1においては、電磁弁の集合体のうち配線ブロック16側に配置される電磁弁11について(1)が付加され、順次、配管ブロック14bに向けて、(2)、(3)・・(n)が付加されている。最終番号nは図示するマニホールド電磁弁10においては6である。
供給孔17と2つの排出孔18、19がそれぞれのマニホールドブロック12に形成されて、マニホールドブロック12を厚み方向に貫通する。全てのマニホールドブロック12を突き合わせると、それぞれの供給孔17により連なった供給流路が形成され、それぞれの排出孔18、19により連なった排出流路が形成される。それぞれ継手部材からなる供給ポート21と、排出ポート22が配管ブロック14a、14bに設けられている。供給ポート21と排出ポート22が2つの配管ブロック14a、14bに設けられている。配管ブロック14aと14bはどちらか一方だけを設けるようにしてもよい。供給孔17からなる供給流路は供給ポート21に連通し、それぞれの排出孔18、19からなる排出流路は排出ポート22に連通する。図示しない空気圧供給源に接続される配管が供給ポート21に接続され、供給ポート21から供給流路に圧縮空気が供給される。それぞれ継手により形成される2つの出力ポート23、24がマニホールドブロック12の正面側に設けられており、それぞれの出力ポート23、24は配管を介して空気圧作動機器に接続される。
電磁弁11は主弁ブロック25を有し、主弁ブロック25の内部に形成された弁軸収容孔に図示しない主弁軸が組み込まれている。主弁軸は、供給孔17を一方の出力ポート23に連通させて圧縮空気を出力ポート23に供給する位置と、供給孔17を他方の出力ポート24に連通させて圧縮空気を出力ポート24に供給する位置とに流路の切り換えを行う。供給孔17と出力ポート23とが連通しているときには、出力ポート24は排出孔18に連通する。供給孔17と出力ポート24とが連通しているときには、出力ポート23は排出孔19に連通する。
電磁弁11はソレノイドブロック26を有し、ソレノイドブロック26内に図示しないソレノイドつまりコイルが組み込まれている。ソレノイドは電子機器である電磁弁11の負荷である。ソレノイドに供給される駆動信号によって主弁軸に供給孔17からの圧縮空気が供給されて主弁軸は軸方向に駆動される。電磁弁11はパイロット電磁弁を有する間接作動型である。
電磁弁11を負荷であるソレノイドの数に着目して分類すると、ソレノイドが1つのシングルソレノイド型と、ソレノイドが2つのダブルソレノイド型との2種類がある。シングルソレノイド型は1つのソレノイドで主弁軸を駆動し、ソレノイドへの駆動信号の印加を停止すれば主弁軸は、ばね力や空気圧からなる復帰力により元の位置に復帰する。ダブルソレノイド型は一方のソレノイドへの駆動信号の印加を停止しても、他方のソレノイドへの駆動信号の印加を停止しないと、主弁軸はもとの状態を保持する。ダブルソレノイド型には、両方のソレノイドへの非通電時に中立位置になる3位置弁がある。
配線孔27がマニホールドブロック12の背面側に厚み方向に貫通して形成されている。全てのマニホールドブロック12を突き合わせると、それぞれの配線孔27により連なった配線通路が形成される。給電ユニット28がそれぞれの配線孔27に装着され、隣り合うマニホールドブロック12の給電ユニット28は相互に連結される。給電ユニット28は、マニホールド電磁弁10の給電装置を構成する。
配線孔27に給電ユニット28が組み込まれて、電磁弁11が取り付けられた所定数のマニホールドブロック12が支持レール13に集合配置されると、マニホールド電磁弁10が組み立てられる。マニホールド電磁弁10が使用されるときには、外部のコントローラに接続されたケーブルコネクタがコネクタブラケット16aに接続される。外部のコントローラからの駆動信号は、給電ユニット28により電磁弁11のソレノイドに印加される。このように、電子機器である電磁弁11の負荷としてのソレノイドに給電ユニット28から駆動信号が印加される。図1に示されるマニホールド電磁弁10を構成する電磁弁11は、ダブルソレノイド型とシングルソレノイド型のいずれかである。
図2は2つの給電ユニット28を示す斜視図である。図3(A)は図2に示された給電ユニット28の基板を示す斜視図であり、図3(B)はコネクタとこれに装着された基板とを示す斜視図であり、図3(C)はコネクタに図3(B)とは異なった位置に装着された基板とコネクタを示す斜視図である。
給電ユニット28は、基板31と1組のコネクタ32とを有している。基板31の図3(A)における上下両面に接触面33a、33bが設けられ、出力部34が接触面33aの一端部に設けられている。出力部34は第1の出力側ランド35と、第2の出力側ランド36と、コモン出力側ランド37とを有している。それぞれのランドはピンにより形成され、ソレノイドブロック26内のソレノイドに接続される。出力側ランド35は、電磁弁11がシングルソレノイド型の場合は、ソレノイドの高電位側の給電端子に接続され、電磁弁11がダブルソレノイド型の場合は、電磁弁の一方のソレノイドの高電位側の給電端子に接続される。出力側ランド36は、電磁弁11がダブルソレノイド型の場合は、他方のソレノイドの高電位側の給電端子に接続される。コモン出力側ランド37は、それぞれのソレノイドの低電位側の給電端子つまり共通の給電端子に接続される。出力側ランド35、36およびコモン出力側ランド37は、ピンに限られることなく、ソレノイドに接続される部材であれば、ワイヤ等を用いるようにしても良い。
図1に示した電磁弁11には、負荷としてのソレノイドが2つのタイプと1つのタイプのいずれかがあり、電磁弁11の負荷は最大で2個である。最大の2個の負荷に対応させて2つの出力側ランド35、36が出力部34に設けられている。すなわち、出力側ランドの数は、電子機器に搭載される負荷の最大数と同数になる。
図3(A)に示されるように、入力部38が基板31の接触面33aの幅方向一方側に設けられ、連結部39が接触面33aの幅方向他方側に設けられている。接触面33aの反対側の接触面33bにも、図示しない入力部が一方側に設けられ、図示しない連結部が他方側に設けられている。このように、それぞれの接触面33a、33bの一方側に入力部38が設けられ、他方側に連結部39が設けられている。
図3(A)に示されるように、符号a1~anおよび符号b1~bnで示される2n個の入力側ランドが入力部38に設けられている。2n個の入力側ランドは符号a1~anで示されるn個の入力側ランドで構成される第2の接続群と、符号b1~bnで示されるn個の入力側ランドで構成される第1の接続群に分けられる。接続群は電磁弁11の種類数と同数の2群設けられている。すなわち、接続群の群数と、負荷の数に基づいて分類した電子機器の種類数は同数となる。
第2の接続群は、基板31の一端部側の入力側ランドa1から他端部側の入力側ランドanに向けて一定間隔を隔てて列状つまり一直線上に並べて配列されている。第1の接続群は、入力側ランドa1、a2の間に配置される入力側ランドb1から基板31の他端部側に向けて一定間隔を隔てて列状に並べて配列されている。このように、第1の接続群と第2の接続群は、同一の直線上に列状に配列されている。
第2の接続群における隣り合う2つの入力側ランドa1、a2・・・の間隔Hは、第1の接続群における隣り合う2つの入力側ランドb1、b2・・・の間隔Hと同じである。図3(A)に示される基板31の入力部38には、第1の接続群を構成する入力側ランドと、第2の接続群を構成する入力側ランドとが8つずつ設けられている。それぞれの入力側ランドの数は、マニホールド電磁弁10に組み付けられる電磁弁11の数に応じて任意に設定される。
コモン入力側ランドCAが接触面33aの図3(A)における右端部側に設けられており、コモン入力側ランドCAは、第1の接続群と第2の接続群の入力側ランドと同一の直線上に配置されている。コモン入力側ランドCAの基板31の長手方向における寸法は、それぞれの入力側ランドの長手方向における寸法の約2倍である。入力側ランドとコモン入力側ランドは、導電性材料層からなり、それぞれ接触面33aに露出されている。
基板31の反対側の接触面33bにも、同様に、第1の接続群の入力側ランドb1、b2・・と第2の接続群の入力側ランドa1、a2・・とコモン入力側ランドCAとが設けられている。ただし、一方の接触面のみにそれぞれのランドを設けるようにしても良い。
1組のコネクタ32は基板31を介して対向しており、図2および図3においては上側のコネクタ32には(a)が付され、下側のコネクタ32には(b)が付されている。コネクタ32(b)は、図2における上面を基板31に対向する対向面つまり表面とし、表面には長手方向に一定の間隔を隔てて複数の接続端子tが幅方向に延設されている。同様に、コネクタ32(a)は、図2における下面を基板31に対向する対向面つまり表面とし、表面には長手方向に一定の間隔を隔てて複数の接続端子tが幅方向に延設されている。
接続端子tは図2において符号t1~tnで示されるn個の接続端子と、符号tcで示されるコモン用の接続端子とを有している。接続端子t1~tnはいずれか一方の接続群の入力側ランドに選択的に接続され、それぞれの接続群における入力側ランドの数と同じ数である。図示するコネクタ32においては、接続端子tの数は8つであり、tnにおけるnは8である。さらに、接続端子つまりコモン接続端子tcはコモン入力側ランドCAに接続される。接続端子は符号tにより示されており、コネクタ32の特定の位置における接続端子を示すときにはtに1~n、cが付記されている。
それぞれの接続端子tはコネクタ32の幅方向に延設されており、コネクタ32が基板31に突き当てられると、接続端子tの一端部である内側接触端部は、基板31の入力部38に接触する。コネクタ32の長手方向に隣り合う2つの接続端子tの間隔Jは、入力側ランドの間隔Hと同じに設定されている。これにより、図3(B)に示されるように、基板31をコネクタ32に対して基板31の端面が図3におけるコネクタ32の右端に一致するようにコネクタ32に突き当てると、接続端子tの内側接触端部は第1の接続群の入力側ランドb1~bnに接触する。一方、図3(C)に示されるように、基板31をコネクタ32の右端に対して基板31の端面を、ストロークKだけ右方向にずらしてコネクタ32に突き当てると、接続端子tの内側接触端部は第2の接続群の入力側ランドa1~anに接触する。このように、基板31を接続端子tの配列方向に沿って移動することにより、コネクタ32に対する基板の接続位置が選択され、接続端子tは基板31の接続位置に応じたいずれか1つの接続群を構成する入力側ランドと接触する。なお、ストロークKは、間隔Hの約2分の1である。
下側のコネクタ32(b)にも同様に接続端子tが設けられている。接続端子tの他端部である外側接触端部は、入力部38の表面から離れる方向に湾曲している。コネクタ32(a)の接続端子tの外側接触端部と、コネクタ32(b)の接続端子tの外側接触端部との間には、隣り合う他の給電ユニット28の基板31が入り込む隙間が設けられている。ただし、下側の接触面33bに入力側ランドが設けられていない基板が装着される場合には、コネクタ32(b)には接続端子は設けられない。
図3(A)に示されるように、基板31の一端部から他端部に向けて長手方向に一定の間隔を隔てて複数の連結側ランド1、2・・・nが連結部39に設けられている。連結側ランドは、それぞれの接続群を構成する入力側ランドの数、つまり、入力側ランドa1~anの数、そして入力側ランドb1~bnの数と同数である8つ設けられている。8番目つまりn番目の連結側ランドnの隣には、コモン連結側ランドCBが設けられている。連結側ランド1~nとコモン連結側ランドCBの基板31の長手方向における寸法は、入力側ランドの長手方向における寸法の約2倍である。連結側ランド1~nとコモン連結側ランドCBは、入力側ランドと同様に、導電性材料層からなり、それぞれ接触面33aに一直線上となって露出されている。
連結側ランドは、基板31の出力部34側を第1番目の連結側ランド1として、第n番目まで一直線上に配置され、2つの群の入力側ランドはそれぞれ出力部34側を第1番目の入力側ランドa1、b1として、第n番目まで一直線上に配置されている。
複数の電磁弁11により電磁弁の集合体が組み立てられ、図1に示すように、支持レール13に取り付けられる。電磁弁集合体のうち、配線ブロック16側の電磁弁11(1)の給電ユニット28のコネクタ32には、図2において左側に示されるように、入力ユニット40が接続される。入力ユニット40は、基板31の連結部39に対応する連結部39aを有し、連結側ランド1、2・・・nに対応する連結側ランドinput1~inputnと、コモン連結側ランドCBに対応するコモン連結側ランドcomとが連結部39aに設けられている。
図4(A)はシングルソレノイド型の電磁弁が接続される基板とコネクタとの結線図であり、図4(B)はダブルソレノイド型の電磁弁が接続される基板とコネクタとの結線図である。図4(A)は、基板31をコネクタ32に対して第1の位置に接続した状態を示し、このときには、接続端子tに第1の接続群を構成する入力側ランドb1~bnが接続される。一方、図4(B)は、基板31をコネクタ32に対して第2の位置に接続した状態を示し、このときには、接続端子tに第2の接続群を構成する入力側ランドa1~anが接続される。
図4に示されるように、第1の接続群の第1番目の入力側ランドb1は実線で示される第1の駆動回路dにより第1の出力側ランド35に接続されている。第2の接続群の第1番目の入力側ランドa1は破線で示される駆動回路e1により第1の出力側ランド35に接続されている。さらに、第2番目の入力側ランドa2は破線で示される駆動回路e2により第2の出力側ランド36に接続されている。両方の駆動回路e1、e2は第2の駆動回路を構成する。このように、第1の出力側ランド35と第2の出力側ランド36は、それぞれ少なくとも1つの入力側ランドと接続する。また、出力側ランドの少なくとも1つは、第1の出力側ランド35のように複数の入力側ランドに接続する。その際、第1の出力側ランド35と接続する入力側ランドa1および入力側ランドb1はそれぞれ異なる接続群を構成するので、同じ接続群を構成する複数の入力側ランドが同一の出力側ランドに接続されることはない。
したがって、図4(A)に示されるように、基板31がコネクタ32に第1の位置で接続されるときには、第1の出力側ランド35は、第1の接続群の入力側ランドのうち出力部34から第1番目の入力側ランドb1に第1の駆動回路dにより接続される。
一方、図4(B)に示されるように、基板31がコネクタ32に第2の位置で接続されるときには、第2の接続群の入力側ランドのうち第1番目の入力側ランドa1が第2の駆動回路e1により接続され、第2番目の入力側ランドa2が第2の駆動回路e2により接続される。このように、第2の位置においては、第2の接続群における第1番目と第2番目の入力側ランドa1、a2が出力側ランド35、36に接続される。
コモン出力側ランド37は、一点鎖線で示すコモン回路fによりコモン入力側ランドCAとコモン連結側ランドCBとに接続されている。コモン入力側ランドCAの基板31の長手方向寸法は、入力側ランドの長手方向寸法の約2倍となっている。基板31はコネクタ32に対して長手方向にストロークするので、図4に示すように基板31のコネクタ32に対する接続位置が変化しても、コモン入力側ランドCAは、コモン接続端子tcに接続される。これらの駆動回路d、e1、e2とコモン回路fは基板31の内部に配線されている。
図4(A)に示されるように、1つのソレノイドSOL Aが設けられたシングルソレノイド型の電磁弁11(1)が搭載されるマニホールドブロック12には、基板31がコネクタ32に対して図3(B)に示される第1の位置に組み付けられた給電ユニット28が装着される。この給電ユニット28は、コネクタ32の接続端子t1~tnが第1の接続群の入力側ランドb1~bnに接続され、コモン接続端子tcがコモン入力側ランドCAに接続される。これにより、外部から入力ユニット40のinput1に送られる駆動信号は、接続端子t1、入力側ランドb1、駆動回路dおよび出力側ランド35を介してソレノイドSOL Aに印加される。
一方、図4(B)に示されるように、2つのソレノイドSOL A、SOL Bが設けられたダブルソレノイド型の電磁弁11(1)が搭載されるマニホールドブロック12には、基板31がコネクタ32に対して図3(C)に示される第2の位置に組み付けられた給電ユニット28が装着される。この給電ユニット28は、コネクタ32の接続端子t1~tnが第2の接続群の入力側ランドa1~anに接続され、接続端子tcは図4(A)と同様にコモン入力側ランドCAに接続される。これにより、外部から入力ユニット40のinput1に送られる駆動信号は、接続端子t1、入力側ランドa1、駆動回路e1および出力側ランド35を介してソレノイドSOL Aに印加される。さらに、外部から入力ユニット40のinput2に送られる駆動信号は、接続端子t2、入力側ランドa2、駆動回路e2および出力側ランド36を介してソレノイドSOL Bに印加される。
したがって、基板31とコネクタ32の構造を変更することなく、電子機器の負荷であるソレノイドの数に応じて、基板31のコネクタ32に対する組み付け位置つまり接続位置を変化させることにより、複数種類の電磁弁に対して外部からの駆動信号を印加することができる。このように、基板31のコネクタ32に対する位置を変更することにより、種類が相違する電子機器を含む複数の電子機器に同一構造の給電ユニット28を適用することができる。
マニホールド電磁弁10を構成する電磁弁11にはシングルソレノイド型とダブルソレノイド型の2種類がある。したがって、電磁弁11の種類数に合わせて基板31のコネクタ32に対する接続位置つまり組み付け位置は、図4(A)に示す第1の位置と、図4(B)に示す第2の位置の2箇所である。図1の電磁弁11には最大2つのソレノイドが搭載され、最大のソレノイドの数と電磁弁11の種類数が同数となるので、最大のソレノイドの数に合わせて基板31はコネクタ32に対して2つの組み付け位置がある。例えば、電子機器に設けられる負荷の数が2個または3個の2種類しかない場合、基板31はコネクタ32に対して2つの組み付け位置となる。
入力部38にコネクタ32が組み付けられた基板31の連結部39に、他の給電ユニット28のコネクタ32を組み付けることにより、同一構造の複数の給電ユニット28を連結することができる。マニホールドブロック12に取り付けられた給電ユニット28を連結することにより、マニホールド化された複数の電磁弁11に対して駆動信号を印加することができる。これにより、入力ユニット40の連結側ランドに送られる駆動信号を、給電ユニット28を介して所定の電磁弁のソレノイドに印加することができる。
基板31の連結側ランド1は連結回路g1により第1の接続群の第2番目の入力側ランドb2に接続され、連結回路h1により第2の接続群の第3番目の入力側ランドa3に接続されている。連結側ランド2は連結回路g2により入力側ランドb3に接続され、連結回路h2により入力側ランドa4に接続されている。さらに、連結側ランド3は連結回路g3により入力側ランドb4に接続され、連結回路h3により入力側ランドa5に接続されている。最終番号のn番目の連結側ランドnには連結回路は接続されておらず、n-1番目の連結側ランドn-1には第1の接続群の入力側ランドbnのみが接続される。
このように、n番目とn-1番目を除き、連結側ランド1~(n-2)には、出力側ランドに接続されない接続端子が接続されるとともに、第1の接続群の1つの入力側ランドと第2の接続群の1つの入力側ランドとが1つずつそれぞれの連結側ランド1~(n-2)に接続されている。このように、少なくとも1つの連結側ランドには、接続群の群数と同じ2つの入力側ランドが接続される。また、接続される入力側ランドは、それぞれ異なる接続群を構成する。例えば、n番目とn-1番目を除いた任意のm番目の連結側ランドには、第1の接続群の入力側ランドのうちm+1番目の入力側ランドと、第2の接続群の入力側ランドのうちm+2番目の入力側ランドとが接続される。
図5は複数のシングルソレノイド型の電磁弁が給電ユニットを介して接続される場合の結線図であり、図6は複数のダブルソレノイド型の電磁弁が給電ユニットを介して接続される場合の結線図である。これらの図においては、入力ユニット40側から第1番目から第3番目までの電磁弁11(1)~11(3)と最終番号nの電磁弁11(n)との結線状態が示されている。これらの図においては、入力ユニット40の接続端子tと接続状態となっている回路が太線で示されている。
図5においては、全ての電磁弁11がシングルソレノイド型であるので、コネクタ32の接続端子t1~tnは第1の接続群の入力側ランドb1~bnに接続され、コモン接続端子tcはコモン入力側ランドCAに接続される。それぞれのソレノイドSOL Aは入力側ランドb1に駆動回路dを介して接続されている。電磁弁11(1)の連結側ランド1は、電磁弁11(2)の入力側ランドb1に接続され、駆動回路dおよび出力側ランド35を介して電磁弁11(2)のソレノイドSOL Aに連結される。
したがって、第2番目からn-1番目つまり最終番号から1つ手前の入力側ランドまでは、連結回路g1を介して接続された連結側ランド1・・・を介して、最終番号の電磁弁11(n)のソレノイドSOL Aにまで駆動信号が送られる。最終番号の電磁弁11(n)の基板31の全ての入力側ランドb1~bnに接続端子tが接続されるが、第1番目の接続端子tから第1番目の入力側ランドb1に駆動信号が供給されるのみである。電磁弁11(n)の基板31におけるその他の入力側ランドb2~bnには、駆動信号は供給されない。
図5に示されるように、全ての電磁弁11がシングルソレノイド型の場合には、入力ユニット40に設けられた数の連結側ランドinput 1~input nからn個の電磁弁11に駆動信号を印加することができる。入力ユニット40の背面側に同様に図示しない連結側ランドinput 1~input nが設けられ、それぞれの基板31の反対側の面33bにも入力側ランドと連結側ランドとが同様に設けられていれば、合計2n個の電磁弁11に駆動信号を印加することができる。
図6においては、全ての電磁弁11がダブルソレノイド型であるので、コネクタ32の接続端子t1~tnは第2の接続群の入力側ランドa1~anに接続され、接続端子tcはコモン入力側ランドCAに接続される。それぞれのソレノイドSOL Aは入力側ランドa1に駆動回路e1を介して接続された出力側ランド35に接続され、それぞれのソレノイドSOL Bは入力側ランドa2に駆動回路e2を介して接続された出力側ランド36に接続される。電磁弁11(1)の連結側ランド1は、電磁弁11(2)の入力側ランドa1に接続され、連結側ランド2は電磁弁11(2)の入力側ランドa2に接続される。
したがって、第3番目からn-2番目つまり最終番号から2つ手前の入力側ランドまでは、連結回路を介して接続される連結側ランド1・・・を介して最終番号の電磁弁11(n)のソレノイドSOL AとソレノイドSOL Bにまで駆動信号が送られる。最終番号の電磁弁11(n)の基板31の全ての入力側ランドa1~anに接続端子tが接続されるが、第1番目と第2番目の接続端子tから第1番目と第2番目の入力側ランドb1、b2に駆動信号が供給されるのみである。電磁弁11(n)の基板31におけるその他の入力側ランドa3~anには、駆動信号は供給されない。
図6に示されるように、全ての電磁弁11がダブルソレノイド型の場合には、入力ユニット40に設けられた数の連結側ランドinput 1~input nから2分のn個の電磁弁11に駆動信号を印加することができる。入力ユニット40の背面側に同様に図示しない連結側ランドinput 1~input nが設けられ、それぞれの基板31の反対側の面3bにも入力側ランドと連結側ランドとが同様に設けられていれば、合計n個の電磁弁11の駆動信号を印加することができる。
図7および図8は、シングルソレノイド型の電磁弁とダブルソレノイド型の電磁弁とが混在して給電ユニット28を介して接続される場合の一例を示す結線図である。
図7においては、電磁弁11(1)と電磁弁11(3)がシングルソレノイド型であり、電磁弁11(2)と最終番号nの電磁弁11(n)がダブルソレノイド型である。これに対し、図8においては、電磁弁11(1)と電磁弁11(3)がダブルソレノイド型であり、電磁弁11(2)と電磁弁11(n)がシングルソレノイド型である。
図7および図8に示されるように、シングルソレノイド型の電磁弁における基板31の入力側ランドb1~bnがコネクタ32の接続端子t1~tnに接続される。したがって、入力側ランドb1はソレノイドSOL Aに接続され、連結側ランド1は入力側ランドb2に接続される。一方、ダブルソレノイド型の電磁弁における基板31の入力側ランドa1~anがコネクタ32の接続端子t1~tnに接続される。したがって、入力側ランドa1はソレノイドSOL Aに接続され、入力側ランドa2はソレノイドSOL Bに接続される。さらに、連結側ランド1は入力側ランドa3に接続される。
このように、シングルソレノイド型の電磁弁とダブルソレノイド型の電磁弁のいずれにも、ソレノイドの数に応じて、基板31のコネクタ32に対する装着位置を変更することにより、同一構造の給電ユニット28を使用して、外部からの駆動信号をそれぞれのソレノイドに印加することができる。さらに、コネクタ32の接続端子tにより入力側ランドと連結側ランドとを連結することができるので、コネクタ32により基板31を連結して複数の電磁弁のソレノイドに駆動信号を供給することができる。
図9は、他の実施の形態である給電ユニットを示す結線図であり、図9(A)は3つの負荷を備えた電子機器に装着された給電ユニットを示し、図9(B)は2つの負荷を備えた電子機器に装着された給電ユニットを示し、図9(C)は1つの負荷を備えた電子機器に装着された給電ユニットを示す。
図9は3つの負荷A~Cが設けられた電子機器41aと、2つの負荷A、Bが設けられた電子機器41bと、1つの負荷Aが設けられた電子機器41cのいずれにも同一構造の給電ユニット28を用いることができる。給電ユニット28をそれぞれの電子機器41a~41cに装着すると、それぞれの負荷に外部からの駆動信号を印加することができる。
3つの出力側ランド42~44とコモン出力側ランド45が出力部34に設けられており、出力側ランド42は負荷Aの高電位側端子に接続され、出力側ランド43は負荷Bの高電位側端子に接続され、出力側ランド44は負荷Cの高電位側端子に接続される。それぞれの負荷の低電位側端子にはコモン出力側ランド45が接続される。
基板31の入力部38には、入力側ランドa1~a3からなる接続群が設けられ、入力側ランドb1~b3からなる接続群が設けられている。さらに、入力側ランドc1~c3からなる接続群が入力部38に設けられている。入力側ランドc1~c3からなる接続群を第1の接続群とし、入力側ランドb1~b3からなる接続群を第2の接続群とし、入力側ランドa1~a3からなる接続群を第3の接続群とする。第3の接続群を構成する入力側ランドa1~a3は、一定の間隔Hを隔てて配置され、他の群を構成する入力側ランドについても同様の間隔Hを隔てて配置されている。
電子機器41aに設けられる基板31は、図9(A)に示されるように、入力側ランドc1~c3をコネクタ32の接続端子t1~t3に接続させて、コネクタ32に装着される。これにより、3つの負荷A~Cに出力回路i1~i3を介して駆動信号を印加することができる。電子機器41bに設けられる基板31は、図9(B)に示されるように、入力側ランドb1~b3をコネクタ32の接続端子t1~t3に接続させて、コネクタ32に装着される。これにより、2つの負荷A、Bに出力回路j1、j2を介して駆動信号を印加することができる。さらに、電子機器41cに設けられる基板31は、図9(C)に示されるように、入力側ランドa1~a3をコネクタ32の接続端子t1~t3に接続させて、コネクタ32に装着される。これにより、負荷Aに出力回路kを介して駆動信号を印加することができる。
コモン入力側ランドCAが基板31に設けられており、基板31がいずれの位置でコネクタ32に組み付けられても、コモン入力側ランドCAはコネクタ32のコモンの接続端子tcに接続される。
このように、3種類の電子機器41a~41cに対して基板31のコネクタ32に対する組立位置を変更することにより、同一構造の給電ユニット28を用いて駆動信号を印加することができる。図9に示すように3種類の電子機器に対して駆動信号を印加する場合においても、連結部39に連結側ランドを設けることにより、給電ユニット28を連結することができる。
図10は、さらに他の実施の形態である給電ユニットを示す結線図である。図11は図10の給電ユニットがシングルソレノイド型の電磁弁に装着された場合を示す結線図である。図12は図10の給電ユニットがダブルソレノイド型の電磁弁に装着された場合を示す結線図である。
この給電ユニット28は、図1に示した場合と同様に、ダブルソレノイド型の電磁弁11と、シングルソレノイド型の電磁弁11とのいずれにも適用することができる。図10に示されるように、6つの接続端子t1~t6がコネクタ32に一定の間隔Lを隔てて一直線上に配置されており、さらに接続端子t6に隣り合ってコモン接続端子tcがコネクタ32に設けられている。出力側ランド35、36と、コモン出力側ランド37が基板31の一端部側の出力部34に設けられており、出力側ランド35は、図4に示した場合と同様に、シングルソレノイド型の電磁弁の1つのソレノイドの高電位側の給電端子に接続されるとともに、ダブルソレノイド型の電磁弁の一方のソレノイドの高電位側の給電端子に接続される。出力側ランド36は、ダブルソレノイド型の電磁弁の他方のソレノイドの高電位側の給電端子に接続される。コモン出力側ランド37は、それぞれのソレノイドの低電位側の給電端子つまり共通の給電端子に接続される。出力側ランド35、36およびコモン出力側ランド37は、基板31の表面に露出させて設けられた導電性材料層により形成されているが、ピンを用いるようにしても良い。
入力側ランドa1~a6が基板31の一方側の入力部38に一定の間隔Lを隔てて一直線上に列状に並べて配列されている。入力側ランドa1~a6に対して平行となって入力側ランドb1~b6が入力部38に一定の間隔Lを隔てて一直線上に列状に並べて配列されている。入力側ランドa1~a6と入力側ランドb1~b6は、それぞれの配列方向を横切る方向に距離Mずれて基板31に設けられている。コモン入力側ランドCAが入力側ランドa6、b6に対して基板31の他端側に配置されており、コモン入力側ランドCAは基板31の幅方向に延びており、入力側ランドa1~a6の左端面と、入力側ランドb1~b6の左端面との間の長さを有している。
入力側ランドb1~b6を第1の接続群として、入力側ランドa1~a3を第2の接続群とすると、図11に示されるように、シングルソレノイド型の電磁弁11には、第1の接続群の入力側ランドb1~b6を接続端子t1~t6に接続させて給電ユニット28が電磁弁11に装着される。一方、図12に示されるように、ダブルソレノイド型の電磁弁11には、第2の接続群の入力側ランドa1~a6を接続端子t1~t6を接続させて給電ユニット28が電磁弁11に装着される。
このように、異なった接続群の接続端子に入力側ランドを接続する際には、図10~図12に示す形態においては、それぞれの接続群における入力側ランドの配列方向を横切る方向にずらすことにより、基板31のコネクタ32に対する接続位置が選択される。これに対し、図2から図4に示す形態においては、両方の群の入力側ランドが同一列状に並べられているので、入力ランドの配列方向に移動させることにより、基板31のコネクタ32に対する接続位置が選択される。
図10~図12に示す形態においては、連結側ランド1~6が設けられているので、電磁弁を集合させたマニホールド電磁弁に適用することができる。6つの連結側ランドが設けられているので、給電ユニット28により、全てシングルソレノイド型の電磁弁11を最大6個集合させることができる。また、全てダブルソレノイド型の電磁弁を最大3個集合させることができる。ただし、図10~図12に示される形態の給電ユニット28においても、接続端子tの数と連結ランドの数は6つに限られず、任意の数とすることができる。
本発明の給電装置においては、電子機器としての電磁弁に接続される共通の基板31を有しており、基板31をコネクタ32により連結することにより、複数の電磁弁を同一構造の基板31により接続することができる。これにより、複数の電子機器からなるマニホールド電磁弁等の装置の組立性が向上し、容易に低コストで製造することができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。たとえば、複数の電磁弁を集合させたマニホールド電磁弁には、分割形と一体形がある。分割形は、図1に示すように、それぞれ電磁弁が取り付けられるマニホールドブロックを継ぎ合わせたスタッキングタイプである。一体形は、単一のマニホールドブロックに複数の電磁弁を取り付けたブロックタイプであり、一体形のマニホールド電磁弁にも本発明を適用することができる。
1~n 連結側ランド
10 マニホールド電磁弁
11 電磁弁
12 マニホールドブロック
13 支持レール
16 配線ブロック
21 供給ポート
22 排出ポート
23 出力ポート
24 出力ポート
25 主弁ブロック
26 ソレノイドブロック
27 配線孔
28 給電ユニット
31 基板
32 コネクタ
34 出力部
35 第1の出力側ランド
36 第2の出力側ランド
37 コモン出力側ランド
38 入力部
39 連結部
40 入力ユニット
a1~an 入力側ランド
b1~bn 入力側ランド
d 駆動回路
e1、e2 駆動回路
f コモン回路
g1~g4 連結回路
h1~h4 連結回路
t1~tn 接続端子
tc コモン接続端子

Claims (10)

  1. 外部からの駆動信号を電子機器の負荷へ印加する給電装置であって、
    前記駆動信号が供給される複数の接続端子を備えるコネクタと、
    前記電子機器に接続される出力部および前記コネクタに接続される入力部を備え、前記コネクタに対して複数の接続位置のうちいずれかの位置で接続される基板と、を有し、
    それぞれ前記駆動信号を前記電子機器の負荷に印加する複数の出力側ランドを前記出力部に設け、
    それぞれ前記接続端子に接続される複数の入力側ランドと、前記入力側ランドを所定の数に分けて構成した複数の接続群を前記入力部に設け、
    前記出力側ランドと前記入力側ランドとを接続する複数の駆動回路を、前記基板に設け、
    前記出力側ランドは、前記駆動回路を介して少なくとも1つの前記入力側ランドと接続し、
    少なくとも1つの前記出力側ランドは、前記駆動回路を介してそれぞれ異なる前記接続群を構成する複数の前記入力側ランドに接続し、
    前記基板に接続される前記負荷の数に応じて、前記基板の前記コネクタに対する接続位置が選択され、前記接続端子は接続位置に応じた前記接続群のいずれか1つを構成する前記入力側ランドと接触する、給電装置。
  2. 請求項1記載の給電装置において、
    それぞれの前記接続群における前記入力側ランドの数と同数の連結側ランドが設けられた連結部と、
    前記出力側ランドに接続されない前記入力側ランドを、前記連結側ランドに接続する複数の連結回路と、を前記基板に設け、
    少なくとも1つの前記連結側ランドには、連結回路によって前記接続群の数と同数の前記入力側ランドが連結され、当該連結側ランドに連結する複数の前記入力側ランドは、それぞれ異なる前記接続群を構成し、
    複数の電子機器を前記基板を介して連結する、給電装置。
  3. 請求項1記載の給電装置において、
    前記電子機器は、負荷であるソレノイドが設けられる電磁弁であり、
    前記基板に接続される電磁弁における最大のソレノイドの数と同数の接続位置から前記基板の前記コネクタに対する接続位置が前記ソレノイドの数に応じて選択される、給電装置。
  4. 請求項3記載の給電装置において、
    それぞれの前記接続群における前記入力側ランドの数と同数の連結側ランドが設けられた連結部と、
    前記出力側ランドに接続されない前記入力側ランドを、前記連結側ランドに接続する連結回路と、を前記基板に設け、
    前記接続群の少なくとも1つの前記連結側ランドには、前記連結回路によって前記接続群の数と同数の前記入力側ランドが連結し、
    前記少なくとも1つの前記連結側ランドに連結する複数の前記入力側ランドは、それぞれ異なる前記接続群を構成し、
    複数の電磁弁を前記基板を介して連結する、給電装置。
  5. 請求項3記載の給電装置において、
    前記電磁弁には、前記ソレノイドが1つまたは2つ設けられ、
    前記出力部に第1の出力側ランドと第2の出力側ランドが設けられ、
    前記入力部に第1の接続群と第2の接続群が設けられ、
    前記基板は前記コネクタに対して第1の位置と第2の位置のいずれかの位置で接続され、
    1つのソレノイドが設けられた電磁弁が前記出力部に接続されて、前記基板が前記第1の位置で前記コネクタに接続されるときに、前記第1の出力側ランドを前記第1の接続群における1つの入力側ランドに接続する第1の駆動回路を前記基板に設け、
    2つのソレノイドが設けられた電磁弁が前記出力部に接続されて、前記基板が前記第2の位置で前記コネクタに接続されるときに、前記第1の出力側ランドを前記第2の接続群における1つの前記入力側ランドに接続し、前記第2の出力側ランドを前記第2の接続群における他の1つの前記入力側ランドに接続する第2の駆動回路を前記基板に設け、
    前記基板に接続される前記電磁弁のソレノイドの数が1つの場合と2つの場合とに応じて、前記基板の前記コネクタに対する接続位置が選択される、給電装置。
  6. 請求項5記載の給電装置において、
    前記接続群における前記入力側ランドの数に対応した数の連結側ランドが設けられた連結部と、前記出力側ランドに接続されない前記入力側ランドと前記連結側ランドを連結する連結回路と、を前記基板に設け、
    少なくとも1つの前記連結側ランドは、前記第1の接続群における1つの入力側ランドと、前記第2の接続群における1つの入力側ランドとにそれぞれ接続される2本の連結回路により連結し、
    複数の電磁弁を前記基板を介して連結する、給電装置。
  7. 請求項1~6のいずれか1項に記載の給電装置において、
    前記接続端子を相互に間隔を隔てて列状に並べて前記コネクタに配列し、
    前記入力側ランドを相互に間隔を隔てて列状に並べて前記基板に配列し、
    前記基板を前記接続端子の配列方向に沿って移動させることにより、前記コネクタに対する前記基板の接続位置が選択される、給電装置。
  8. 請求項1~6のいずれか1項に記載の給電装置において、
    前記接続端子を相互に間隔を隔てて列状に並べて前記コネクタに配列し、
    それぞれの前記接続群ごとに前記接続端子の配列方向を横切る方向にずらして前記入力側ランドをそれぞれ列状に並べて配列し、
    前記基板を前記接続端子の配列方向に対して横切る方向に移動させることにより、前記コネクタに対する前記基板の接続位置が選択される、給電装置。
  9. 請求項1~8のいずれか1項に記載の給電装置において、
    前記負荷に接続されるコモン出力側ランドを前記出力部に設け、
    前記コモン出力側ランドにコモン回路により接続されるコモン入力側ランドを前記入力部に設け、
    前記コモン入力側ランドは、前記基板の前記コネクタに対する接続位置が変化しても、前記コネクタに設けられたコモン接続端子に接続される、給電装置。
  10. 請求項9記載の給電装置において、
    前記コネクタは、前記コモン入力側ランドに接続されるコモン接続端子を有し、
    前記出力部は、前記コモン入力側ランドに接続されるコモン連結側ランドを有する、給電装置。
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