JP7211247B2 - スライド装置 - Google Patents
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Description
すなわち、当該構成要件は、乗物に対して固定される固定レール(11)であって、長手方向に沿って複数の穴(11A)が直列に設けられた固定レール(11)と、シート本体が固定されるとともに、固定レール(11)に対してスライド可能な可動レール(12)と、可動レール(12)を固定レール(11)に対してスライドさせるための駆動ユニット(14)と、駆動ユニット(14)の一部を構成する第1回転体(17)であって、複数の穴(11A)のいずれかに着脱自在に嵌り込む第1突起部(17A)を少なくとも1つ外周面に有する第1回転体(17)と、駆動ユニット(14)の一部を構成するとともに、第1回転体(17)に対して長手方向にずれた位置に設けられた第2回転体(18)であって、第1突起部(17A)に対してずれたタイミングで複数の穴(11A)のいずれかに着脱自在に嵌り込む第2突起部(18A)を少なくとも1つ外周面に有する第2回転体(18)と、駆動ユニット(14)の一部を構成するとともに、第1回転体(17)と一体的に回転する第1歯車(17B)と、駆動ユニット(14)の一部を構成するとともに、第2回転体(18)と一体的に回転する第2歯車(18B)と、駆動ユニット(14)の一部を構成するとともに、第1歯車(17B)と噛み合う第1駆動歯車(21A)、及び第2歯車(18B)と噛み合う第2駆動歯車(21B)を有する歯車ユニット(21)とを備え、第1駆動歯車(21A)及び第2駆動歯車(21B)は、同一の回転軸線上に配置されて一体的に回転し、かつ、第1歯車(17B)と第1駆動歯車(21A)との歯数比と第2歯車(18B)と第2駆動歯車(21B)との歯数比とが同一であることである。
すなわち、駆動ユニット(14)の一部を構成するとともに、長手方向において第1回転体(17)に対して第2回転体(18)と反対側に設けられた第3回転体(19)であって、第1突起部(17A)及び第2突起部(18A)に対してずれたタイミングで複数の穴(11A)のいずれかに着脱自在に嵌り込む第3突起部(19A)を少なくとも1つ外周面に有する第3回転体(19)と、第2駆動歯車(21B)と噛み合った状態で第3回転体(19)と一体的に回転する第3歯車(19B)とを備え、長手方向と直交し、かつ、第1歯車(17B)の回転中心を通る仮想線を中央線(L2)としたとき、第1駆動歯車(21A)及び第2駆動歯車(21B)の回転軸線(Lr)は、中央線(L2)と直交し、第2駆動歯車(21B)は、第1駆動歯車(21A)よりピッチ円直径が大きい歯車であることが望ましい。
1.スライド装置の概要
スライド装置は、乗物用シートのシート本体をスライド可能に支持するための装置である。シート本体は、2つのスライド装置によりスライド可能に支持される。具体的には、第1のスライド装置は、シート本体のシート幅方向一端側を支持する。第2のスライド装置は、シート本体のシート幅方向他端側を支持する。
2.1 スライド装置の概要
2つのスライド装置は略左右対称な構成である。以下の説明は、シート幅方向左端側に配置されたスライド装置10の説明である。スライド装置10は、図1に示されるように、固定レール11、可動レール12及び駆動ユニット14等を少なくとも備える。
<駆動ユニットの概要>
駆動ユニット14は、可動レール12を固定レール11に対してスライドさせるための駆動装置である。具体的には、駆動ユニット14は、図3に示されるように、駆動部15及び歯車装置16等を少なくとも有して構成されている。
歯車装置16は、駆動部15から出力された回転力を利用して可動レール12をスライドさせるための装置である。当該歯車装置16は、図4及び図5に示されるように、第1回転体17、第2回転体18、第3回転体19及び歯車ユニット21等を少なくとも備える。
第1回転体17、第2回転体18及び第3回転体19は、保持ブロック20A及び保持ブロック20Bに挟まれた状態で、それら保持ブロック20A、20Bに対して回転可能に保持されている(図3参照)。
歯車ユニット21は、図5に示されるように、第1回転体17、第2回転体18及び第3回転体19を同期させて回転させるための歯車機構である。当該歯車ユニット21は、第1駆動歯車21A及び第2駆動歯車21B等を少なくとも有して構成されている。
図8A~図8E及び図9A~図9Eに示されるように、第1回転体17、第2回転体18及び第3回転体19は、予め決められた位相差を維持した状態で回転する。第1回転体17、第2回転体18及び第3回転体19は、図8A→図8B→図8C→図8D→図8E→図9A→図9B→図9C→図9D→図9Eの順で示されるように回転する。
具体的には、第1突起部17A、第2突起部18A及び第3突起部19Aのうちいずれか1つの突起部が穴11Aに嵌り込んだ状態にあるときには、他の突起部のうちいずれか一方の突起部は、穴11Aから離脱する過程(以下、離脱過程という。)にあり、かつ、他の突起部のうち他方の突起部は、穴11Aに進入する過程(以下、進入過程という。)にある。
本実施形態に係るスライド装置10では、図8A~図8E及び図9A~図9Eに示されるように、第1回転体17、第2回転体18及び第3回転体19が同期して回転しながら、第1突起部17A、第2突起部18A及び第3突起部19Aそれぞれが互いずれたタイミングで複数の穴11Aのいずれかに着脱自在に嵌り込む。つまり、駆動ユニット14は、ラックに噛み合うピニオンと同様な作動する。
上述の実施形態では、第1歯車17Bは、第1回転体17と同一の回転軸線上に配置され、第2歯車18Bは、第2回転体18と同一の回転軸線上に配置され、第3歯車19Bは、第3回転体19と同一の回転軸線上に配置されていた。
12… 可動レール 14… 駆動ユニット 15… 駆動部
15A… アクチュエータ 15B… 減速機構 15C… 駆動シャフト
15D… 駆動ピニオン 16… 歯車装置 17… 第1回転体
17A… 第1突起部 17B… 第1歯車 18… 第2回転体
18A… 第2突起部 18B… 第2歯車 19… 第3回転体
19A… 第3突起部 19B… 第3歯車 21… 歯車ユニット
21A… 第1駆動歯車 21B… 第2駆動歯車
Claims (4)
- 乗物用シートのシート本体をスライド可能に支持するスライド装置において、
乗物に対して固定される固定レールであって、長手方向に沿って複数の穴が直列に設けられた固定レールと、
前記シート本体が固定されるとともに、前記固定レールに対してスライド可能な可動レールと、
前記可動レールを前記固定レールに対してスライドさせるための駆動ユニットと、
前記駆動ユニットの一部を構成する第1回転体であって、前記複数の穴のいずれかに着脱自在に嵌り込む複数の第1突起部を外周面に有する第1回転体と、
前記駆動ユニットの一部を構成するとともに、前記第1回転体に対して前記長手方向にずれた位置に設けられた第2回転体であって、前記第1突起部に対してずれたタイミングで前記複数の穴のいずれかに着脱自在に嵌り込む複数の第2突起部を外周面に有する第2回転体と、
前記駆動ユニットの一部を構成するとともに、前記第1回転体と一体的に回転する第1歯車と、
前記駆動ユニットの一部を構成するとともに、前記第2回転体と一体的に回転する第2歯車と、
前記駆動ユニットの一部を構成するとともに、前記第1歯車と噛み合う第1駆動歯車、及び前記第2歯車と噛み合う第2駆動歯車を有する歯車ユニットとを備え、
前記第1突起部及び前記第2突起部のうちいずれかの1つの突起部が前記穴に嵌り込んだ状態にあるときには、他の突起部は、前記穴から離脱する過程、又は前記穴に進入する過程にあり、
さらに、前記第1駆動歯車及び前記第2駆動歯車は、同一の回転軸線上に配置されて一体的に回転し、かつ、前記第1歯車と前記第1駆動歯車との歯数比と前記第2歯車と前記第2駆動歯車との歯数比とが同一であるスライド装置。 - 前記駆動ユニットの一部を構成するとともに、前記長手方向において前記第1回転体に対して前記第2回転体と反対側に設けられた第3回転体であって、前記第1突起部及び前記第2突起部に対してずれたタイミングで前記複数の穴のいずれかに着脱自在に嵌り込む複数の第3突起部を外周面に有する第3回転体と、
前記駆動ユニットの一部を構成するとともに、前記第2駆動歯車と噛み合った状態で前記第3回転体と一体的に回転する第3歯車とを備え、
前記第1突起部、前記第2突起部及び前記第3突起部のうちいずれか1つの突起部が前記穴に嵌り込んだ状態にあるときには、他の突起部のうちいずれか1つの突起部は、前記穴から離脱する過程にあり、かつ、他の突起部のうち他方の突起部は、前記穴に進入する過程にあり、
前記第1歯車と前記第1駆動歯車との歯数比と前記第3歯車と前記第2駆動歯車との歯数比とが同一であり、
前記長手方向と直交し、かつ、前記第1歯車の回転中心を通る仮想線を中央線としたとき、前記第1駆動歯車及び前記第2駆動歯車の回転軸線は、前記中央線と直交し、
前記第2駆動歯車は、前記第1駆動歯車よりピッチ円直径が大きい歯車である請求項1に記載のスライド装置。 - 前記第1駆動歯車と前記第2駆動歯車とは、一体成形品である請求項1又は2に記載のスライド装置。
- 前記第1歯車は、前記第1回転体と同一の回転軸線上に配置されて当該第1回転体と一体的に回転する歯車であり、
前記第2歯車は、前記第2回転体と同一の回転軸線上に配置されて当該第2回転体と一体的に回転する歯車であり、
前記第3歯車は、前記第3回転体と同一の回転軸線上に配置されて当該第3回転体と一体的に回転する歯車である請求項2に記載のスライド装置。
Priority Applications (1)
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JP2019081715A JP7211247B2 (ja) | 2019-04-23 | 2019-04-23 | スライド装置 |
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JP2020179687A JP2020179687A (ja) | 2020-11-05 |
JP7211247B2 true JP7211247B2 (ja) | 2023-01-24 |
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Family Applications (1)
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JP2019081715A Active JP7211247B2 (ja) | 2019-04-23 | 2019-04-23 | スライド装置 |
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Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009074582A (ja) | 2007-09-19 | 2009-04-09 | Oriental Motor Co Ltd | 直線駆動用アクチュエータ |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5942265Y2 (ja) * | 1980-06-21 | 1984-12-10 | 池田物産株式会社 | 車両用シ−トのスライド装置 |
US5836205A (en) * | 1997-02-13 | 1998-11-17 | Steven M. Meyer | Linear actuator mechanism |
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2019
- 2019-04-23 JP JP2019081715A patent/JP7211247B2/ja active Active
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009074582A (ja) | 2007-09-19 | 2009-04-09 | Oriental Motor Co Ltd | 直線駆動用アクチュエータ |
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JP2020179687A (ja) | 2020-11-05 |
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