JP7208559B2 - プローバ - Google Patents

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Description

本発明は、ウエハチャックに保持されるウエハ上の電極パッドとプローブカードに設けられたプローブとを接触させるプローバに関する。
従来、ウエハチャックに設けられたシール部材がプローブカードに接触してウエハチャック、プローブカード、及びシール部材により囲まれた内部空間(密閉空間)が形成されるまで、昇降機構によってウエハチャックを上昇させ、その後、減圧手段(真空ポンプ)によって当該内部空間を減圧することで、ウエハチャックをプローブカードに向けて引き寄せ、当該ウエハチャックに保持されたウエハ(半導体ウェハ)上の電極パッドとプローブカードに設けられたプローブとを接触させるプローブコンタクト方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、従来、ウエハ上の電極パッドとプローブとを接触させる際、電気的な接触信頼性の観点から、ウエハ上の電極パッドに形成される絶縁体である酸化膜を除去して新しい金属面同士を接触させることが求められている(例えば、特許文献2参照)。
特開2010-186998号公報 特開2003-287552号公報
しかしながら、特許文献1に記載のプローブコンタクト方法においては、ウエハ上の電極パッドとプローブとは、昇降機構によるウエハチャックの上昇動作によっては接触せず、その後の減圧手段によるウエハチャックの引き寄せ動作によって初めて接触すること、そして、減圧手段によるウエハチャックの引き寄せ速度が昇降機構によるウエハチャックの上昇速度と比べて遅いことから、減圧手段によるウエハチャックの引き寄せ動作によってウエハ上の電極パッドとプローブとが接触しても、ウエハ上の電極パッドに形成される絶縁体である酸化膜を除去することができず、ウエハ上の電極パッドとプローブとの電気的な接触信頼性を高めることが難しいという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、ウエハ上の電極パッドとプローブとの電気的な接触信頼性を高めることができるプローバを提供することを課題とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係るプローバは、ウエハを保持するウエハチャックと、ウエハチャックと対向するように設けられ、ウエハの各電極パッドと対応する位置にプローブを有するプローブカードと、ウエハチャックに設けられ、ウエハチャックに保持されたウエハを取り囲むように形成された環状のシール部材と、ウエハチャックを着脱自在に固定するウエハチャック固定部を有し、ウエハチャック固定部に固定されたウエハチャックを昇降させる機械的昇降手段と、機械的昇降手段によりウエハチャックをプローブカードに向かって移動させたときにプローブカード、ウエハチャック、及びシール部材により形成される内部空間を減圧する減圧手段と、プローブを電極パッドにオーバードライブの状態で接触させるように、機械的昇降手段を制御してウエハチャックをプローブカードに向かって移動させる昇降制御手段と、プローブが電極パッドにオーバードライブの状態で接触した後、内部空間の減圧によりウエハチャックがプローブカードに引き寄せられるように減圧手段を制御する減圧制御手段と、を備える。
本発明のプローバの一態様は、昇降制御手段は、電極パッドとプローブとが複数回接触するように、機械的昇降手段を制御してウエハチャックをプローブカードに向かって移動させる。
本発明のプローバの一態様は、減圧手段による内部空間の減圧を開始する第1タイミングよりも遅い第2タイミングでウエハチャック固定部によるウエハチャックの固定を解除するタイミング制御手段を備える。
本発明のプローバの一態様は、内部空間と外部空間との間を連通する連通路と、連通路を開放及び遮断可能なシャッタ手段と、機械的昇降手段によりウエハチャックをプローブカードに向かって移動させる場合には連通路を開放し、かつ減圧手段により内部空間を減圧する場合には連通路を遮断するように、シャッタ手段を制御するシャッタ制御手段と、を備える。
本発明のプローバの一態様は、プローブはカンチレバータイプである。
本発明のプローバの一態様は、内部空間の減圧によりウエハチャックがプローブカードに向かって引き寄せられるように移動する際にウエハチャックの移動方向に直交する方向の移動を規制しつつウエハチャックの移動を案内するガイド手段を備える。
本発明のプローバの一態様は、ガイド手段は、ウエハチャックに設けられた軸受部と、プローブカード支持部材に着脱自在に固定され軸受部に軸支されるガイド軸部とを有する。
本発明のプローバの一態様は、ガイド手段は、ウエハチャックの移動方向に直交する方向における互いに異なる位置に少なくとも3つ設けられる。
また、上記目的を達成するために、本発明の一態様に係るプローブコンタクト方法は、ウエハを保持するウエハチャックと、ウエハチャックと対向するように設けられ、ウエハの各電極パッドと対応する位置にプローブを有するプローブカードと、ウエハチャックに設けられ、ウエハチャックに保持されたウエハを取り囲むように形成された環状のシール部材と、ウエハチャックを着脱自在に固定するウエハチャック固定部を有し、ウエハチャック固定部に固定されたウエハチャックを昇降させる機械的昇降手段と、を備えるプローバにおけるプローブコンタクト方法であって、プローブを電極パッドにオーバードライブの状態で接触させるように、機械的昇降手段によりウエハチャックをプローブカードに向かって移動させるウエハチャック移動工程と、ウエハチャック移動工程が行われた後、プローブカード、ウエハチャック、及びシール部材により形成される内部空間を減圧する減圧工程と、を備える。
本発明のプローブコンタクト方法の一態様は、ウエハチャック移動工程は、電極パッドとプローブとが複数回接触するように、機械的昇降手段を制御してウエハチャックをプローブカードに向かって移動させる。
本発明のプローブコンタクト方法の一態様は、内部空間の減圧を開始する第1タイミングよりも遅い第2タイミングでウエハチャック固定部によるウエハチャックの固定を解除するウエハチャック固定解除工程を備える。
本発明のプローブコンタクト方法の一態様は、ウエハチャック移動工程によりウエハチャックをプローブカードに向かって移動させる場合には内部空間を非密閉状態とし、減圧工程により内部空間を減圧する場合には内部空間を密閉状態とする。
本発明のプローブコンタクト方法の一態様は、プローブはカンチレバータイプである。
本発明のプローブコンタクト方法の一態様は、内部空間の減圧によりウエハチャックがプローブカードに向かって引き寄せられるように移動する際にウエハチャックの移動方向に直交する方向の移動を規制しつつウエハチャックの移動を案内するガイド工程を備える。
本発明のプローブコンタクト方法の一態様は、ガイド工程は、ウエハチャックに設けられた軸受部と、プローブカード支持部材に着脱自在に固定され軸受部に軸支されるガイド軸部とを有するガイド手段により行われる。
本発明のプローブコンタクト方法の一態様は、ガイド工程は、ウエハチャックの移動方向に直交する方向における互いに異なる少なくとも3つの位置でウエハチャックの移動方向に直交する方向の移動を規制しつつウエハチャックの移動を案内する。
本発明によれば、ウエハ上の電極パッドとプローブとの電気的な接触信頼性を高めることができる。
また、接触信頼性を高める上で、電極パッド表面の酸化膜をまずはプローブでこすりながら、表面の薄い絶縁層を除去し、その上で、絶縁層がはがれた部分で適正圧でコンタクトすることで更なる接触信頼性を高めることができる。
図1は、第1の実施形態のウエハレベル検査を行うシステムの概略構成を示す図 図2は、プローブカード周辺の構成を示す図である。 図3は、アライメント装置の概略構成を示した上方斜視図である。 図4は、アライメント装置の概略構成を示した下方斜視図である。 図5は、移動装置の構成例を概略的に示した平面図である。 図6は、移動装置の構成例を概略的に示した側面図である。 図7は、移動装置の他の構成例を概略的に示した平面図である。 図8は、アライメント装置を位置決め固定した状態を示した図である。 図9は、複数の測定部からなる測定部群が鉛直方向に積み重ねられた構成を示した図である。 図10は、プローバを使用したプローブコンタクト方法を含む検査動作の例である。 図11は、第2の実施形態のプローバを使用したプローブコンタクト方法を含む検査動作の一例を示した図である。 図12Aは、垂直プローブの例を示した図である。 図12Bは、カンチレバータイプのプローブの例を示した図である。 図13は、第3の実施形態のプローバの構成を示した概略図である。 図14は、第3の実施形態のプローバを使用したプローブコンタクト方法を含む検査動作の一例を示した図である。
以下、添付図面に従って本発明の好ましい実施の形態について説明する。
(第1の実施形態)
まず、第1の実施形態について説明する。
図1は、第1の実施形態のウエハレベル検査を行うシステムの概略構成を示す図である。ウエハレベル検査を行うシステムは、ウエハ上の各チップの金属電極パッド(以下、ウエハ上の電極パッドとも称する)にプローブを接触させるプローバ10と、プローブに電気的に接続され、電気的検査のために各チップに電源及びテスト信号を供給すると共に各チップからの出力信号を検出して正常に動作するかを測定するテスタ20とで構成される。
図1において、基部11、側板12、及びヘッドステージ13がプローバ10の筐体を構成する。側板12で支持される上板を設け、上板にヘッドステージ13を設ける場合もある。
プローバ10には、複数の測定部(第1~第3の測定部)14A~14Cが設けられる。各測定部14A~14Cは、それぞれ、ウエハWを保持するウエハチャック16と、ウエハWの各チップの電極に対応した多数のプローブ28を有するプローブカード18と、を備え、各測定部14A~14Cにおいてウエハチャック16に保持されたウエハW上の全チップの同時検査が行われる。なお、各測定部14A~14Cの構成は共通しているので、以下では、これらを代表して符号14によって測定部を示すものとする。
図2は、プローブカード周辺の構成を示す図である。
ウエハチャック16は、真空吸着等によりウエハを吸着して固定する。ウエハチャック16は、後述するアライメント装置50に着脱自在に支持され、アライメント装置50によってX-Y-Z-θ方向に移動可能となっている。
ウエハチャック16には、シーリング機構が設けられる。シーリング機構は、ウエハチャック16の上面の外周近傍に設けられた弾性を有するリング状シール部材(環状のシール部材の一例)40を備える。また、ウエハチャック16の上面には、ウエハWとリング状シール部材40との間に吸引口42が設けられる。吸引口42は、ウエハチャック16の内部に形成された吸引路43を介して真空圧を制御する吸引制御部46に接続されている。吸引制御部46は、真空ポンプ44に接続されている。リング状シール部材40がプローブカード18に接触し、ウエハチャック16、プローブカード18、及びリング状シール部材40により囲まれたシールされた内部空間S(密閉空間)が形成された状態で吸引制御部46を作動させると、内部空間Sが減圧され、ウエハチャック16がプローブカード18に向かって引き寄せられる。これにより、プローブカード18とウエハチャック16とが密着状態となり、各プローブ28が各チップの電極パッドに接触して検査を開始可能な状態となる。なお、内部空間Sは、図10の(B)部に示すように、リング状シール部材40がヘッドステージ13に接触し、ウエハチャック16、ヘッドステージ13、プローブカード18及びリング状シール部材40により囲まれたシールされた内部空間として形成されてもよい。なお、吸引制御部46は、本発明の減圧制御手段の一例である。
ヘッドステージ13(プローブカード支持部材)には、測定部14毎に装着孔(カード取付部)26が設けられ、各装着孔26にはそれぞれプローブカード18が交換可能に取り付けられる。プローブカード18のウエハW上の各チップと対向する部分には、全チップの電極に対応してスプリングピン式の弾性のある複数のプローブ28が形成されている。なお、ここでは、ヘッドステージ13に直接プローブカード18を取り付ける構成を示したが、ヘッドステージ13にカードホルダを設け、カードホルダにプローブカード18を取り付ける場合もある。
テスタ20は、測定部14毎に設けられた複数のテストヘッド22(22A~22C)を有する。各テストヘッド22は、ヘッドステージ13の上面に載置される。なお、各テストヘッド22は、不図示の支持機構により、ヘッドステージ13の上方に保持される場合もある。
各テストヘッド22の端子は、コンタクトリング24の多数の接続ピンを介して、それぞれ対応するプローブカード18の端子に接続される。これにより、各テストヘッド22の端子は、プローブ28と電気的に接続された状態となる。
各測定部14には、ウエハチャック16の脱落を防止するためにサポート機構(チャック脱落防止機構)が設けられる。サポート機構は、ウエハチャック16を保持する複数の保持部30を備える。各保持部30は、ヘッドステージ13の装着孔26の周囲に所定の間隔毎に設けられる。本例では、装着孔26の周囲に90度間隔で4つの保持部30が設けられる(図1及び図2では2つの保持部30のみ図示)。
各保持部30は、装着孔26を中心として互いに近接及び離反するように移動可能(拡径可能)に構成される。各保持部30の移動機構(不図示)は例えばボールネジやモータ等で構成される。各保持部30が近接した状態(図1及び図2において実線で示した状態)では、各保持部30の中心部に形成される通過孔32の内径が、ウエハチャック16の直径よりも小さくなるので、ウエハチャック16が各保持部30によって保持される。一方、各保持部30が互いに離反した状態(図1及び図2において破線で示した状態)では、通過孔32の内径が、ウエハチャック16の直径よりも大きくなるので、アライメント装置50がウエハチャック16を供給したり回収することができる。
なお、サポート機構の構成については、例えば、特開2010-186998号公報に記載されるような各種の変形例を採用することが可能である。
本実施形態のプローバ10は、ウエハチャック16を着脱自在に支持してウエハチャック16に保持されたウエハWのアライメント動作を行うアライメント装置50と、アライメント装置50を各測定部14が配列される方向(X軸方向)に沿って測定部14間を移動させる移動装置100と、を備える。
アライメント装置50は、ウエハチャック16をX-Y-Z-θ方向に移動させる移動回転機構と、ウエハチャック16に保持されたウエハWの各チップの電極とプローブカード18の各プローブ28との相対的な位置関係を検出するアライメント機構と、を備え、ウエハチャック16を着脱自在に支持してウエハチャック16に保持されたウエハWのアライメント動作を行う。すなわち、ウエハチャック16に保持されたウエハWの各チップの電極とプローブカード18の各プローブ28との相対的な位置関係を検出し、その検出結果に基づいて、検査するチップの電極をプローブ28に接触させるようにウエハチャック16を移動させる。なお、アライメント装置50の動作は不図示のアライメント装置制御部により制御される。アライメント装置制御部は、本発明の昇降制御手段の一例である。
アライメント装置50(Z軸移動回転部52)は、真空吸着等によりウエハチャック16を吸着して固定するが、ウエハチャック16を固定できるものであれば、真空吸着以外の固定手段でもよく、例えば機械的手段等で固定するようにしてもよい。また、アライメント装置50には、ウエハチャック16との相対的な位置関係が常に一定となるように位置決め部材(不図示)が設けられている。
図3及び図4は、アライメント装置50の概略構成を示した図である。具体的には、図3は、アライメント装置50の上方斜視図であり、図4は、アライメント装置50の下方斜視図である。なお、図3及び図4では、アライメント装置50の上面にウエハチャック16が支持された状態を示している。
図1及び図3に示すように、アライメント装置50は、ウエハチャック16を着脱自在に支持してウエハチャック16をZ軸方向に移動すると共にZ軸を回転中心として回転するZ軸移動回転部(ウエハチャック固定部を有する機械的昇降手段の一例)52と、プローブ28の位置を検出するプローブ位置検出カメラ54と、プローブ位置検出カメラ54をZ軸方向に移動するカメラ移動機構56と、Z軸移動回転部52及びカメラ移動機構56を支持してX軸方向に移動するX軸移動台58と、X軸移動台58を支持してY軸方向に移動するY軸移動台60と、Y軸移動台60を支持するベース62と、支柱64によって支持されたアライメントカメラ66と、を備える。ウエハチャック16をX-Y-Z-θ方向に移動させる移動回転機構は、Z軸移動回転部52と、X軸移動台58と、Y軸移動台60と、で構成される。また、アライメント機構は、プローブ位置検出カメラ54と、アライメントカメラ66と、カメラ移動機構56と、不図示の画像処理部と、で構成される。
ベース62の上には互いに平行に2本のガイドレール68が設けられており、Y軸移動台60はこのガイドレール68の上を移動可能になっている。ベース62の上の2本のガイドレール68の間の部分には、駆動モータとこの駆動モータによって回転するボールネジ70が設けられている。ボールネジ70はY軸移動台60の底面に係合しており、ボールネジ70の回転により、Y軸移動台60がガイドレール68の上を摺動する。
Y軸移動台60の上には、前述の2本のガイドレール68に直交する2本の平行なガイドレール72が設けられており、X軸移動台58はこのガイドレール72の上を移動可能になっている。Y軸移動台60の上の2本のガイドレール72の間の部分には、駆動モータとこの駆動モータによって回転するボールネジ74が設けられている。ボールネジ74はX軸移動台58の底面に係合しており、ボールネジ74の回転により、X軸移動台58がガイドレール72の上を摺動する。
なお、ボールネジの代わりにリニアモータを使用する場合もある。
次に、移動装置100の構成について説明する。
図1に示すように、移動装置100は、アライメント装置50を載置して搬送する搬送パレット102を有する。搬送パレット102は、X軸方向に沿って各測定部14間を移動可能に構成される。搬送パレット102を移動させるための移動機構(水平送り機構)としては、直線的な移動機構であればよく、例えば、ベルト駆動機構、リニアガイド機構、ボールネジ機構等により構成される。また、搬送パレット102には、アライメント装置50をZ軸方向に昇降させる昇降機構106が設けられる。昇降機構106は、周知のシリンダ機構等で構成される。これにより、アライメント装置50は、X軸方向に沿って各測定部14間を移動可能に構成されると共に、Z軸方向に昇降可能に構成される。なお、搬送パレット102の移動機構や昇降機構106は、不図示の制御手段による制御によって駆動される。
図5及び図6は、移動装置100の構成例を示した概略図である。具体的には、図5は、移動装置100の平面図であり、図6は、移動装置100の側面図である。
図5及び図6に示すように、基部11の上には互いに平行に2本のガイドレール101が設けられており、搬送パレット102はこのガイドレール101の上を移動可能になっている。また、2本のガイドレール101の外側部分には、ガイドレール101に平行であって両端が基部11に固定されたタイミングベルト110が設けられている。
搬送パレット102には、駆動ユニット108が固定されている。駆動ユニット108は、駆動モータ112と、駆動モータ112の回転軸に連結された駆動プーリ114と、駆動プーリ114の周辺に配設された2個のアイドルプーリ116と、を有する。駆動プーリ114にはタイミングベルト110が巻き掛けられ、その両側に配置されるアイドルプーリ116によってタイミングベルト110の張力が調整されている。駆動モータ112を駆動させると、駆動プーリ114の回転により、搬送パレット102がガイドレール101の上を摺動する。これにより、搬送パレット102に支持されたアライメント装置50がX軸方向に沿って各測定部14間を移動する。
図7は、移動装置100の他の構成例を示した概略図である。図7に示した構成例は、ボールネジ機構を利用したものである。すなわち、基部11には、2本のガイドレール101の間に駆動モータ118及びボールネジ120で構成される駆動ユニット108が設けられる。ボールネジ120は搬送パレット102の底面に係合しており、ボールネジ120の回転により、搬送パレット102がガイドレール101の上を摺動する。これにより、搬送パレット102に支持されたアライメント装置50はX軸方向に沿って各測定部14間を移動する。
本実施形態では、各測定部14に移動したアライメント装置50の3箇所を位置決めして着脱自在に把持固定するクランプ機構を有する位置決め固定装置が設けられる。具体的には、アライメント装置50には、ベース62の3箇所に複数の位置決めピン130(130A~130C)が設けられる。一方、筐体の基部11には、各位置決めピン130をそれぞれクランプする複数のチャック部材(位置決め孔)134(134A~134C)が設けられ、これらは測定部14毎にそれぞれ設けられる。クランプ機構は、位置決めピン130とチャック部材134で構成される。
なお、クランプ機構としては、例えばボールロック方式やテーパスリーブ方式などの周知のクランプ機構が適用されるので、ここでは詳細な説明は省略する。
各測定部14に移動したアライメント装置50を位置決め固定する場合には、昇降機構106によりアライメント装置50を下降させて、図8に示すように、各位置決めピン130をそれぞれ対応するチャック部材134に嵌入してクランプする。これにより、アライメント装置50は水平方向及び鉛直方向に位置決めされ、かつ、アライメント装置50の鉛直方向周りの回転が拘束された状態で、アライメント装置50が基部11に対して固定される。一方、アライメント装置50を他の測定部14に移動させる場合には、昇降機構106によりアライメント装置50を上昇させて、各チャック部材134からそれぞれ位置決めピン130が離脱させる。これにより、アライメント装置50の位置決め固定が解除され、移動装置100によってアライメント装置50は他の測定部14に移動可能な状態となる。
なお、プローバ10は、プローバ10の各部を統括的に制御する全体制御部(不図示)を備えている。後述する検査動作は、全体制御部による制御の下、吸引制御部46やアライメント装置制御部が各部を制御することにより行われる。
次に、第1の実施形態のプローバ10を使用したプローブコンタクト方法を含む検査動作について説明する。
図10は、第1の実施形態のプローバ10を使用したプローブコンタクト方法を含む検査動作の例である。
まず、これから検査を行う測定部14にアライメント装置50を移動させ、位置決め固定した後、Z軸移動回転部52を上昇させて、アライメント装置50(Z軸移動回転部52)にウエハチャック16を着脱自在に支持させる。ウエハチャック16は、アライメント装置50(Z軸移動回転部52)によって、例えば、真空吸着により固定された状態で支持される。この状態で吸引制御部46による内部空間Sの減圧を解除し、サポート機構の各保持部30を相互に離反させた後、Z軸移動回転部52によりウエハチャック16を下降させる。
次に、ウエハチャック16を支持するアライメント装置50を所定の受け渡し位置に移動させ、不図示のウエハ受け渡し機構(ローダ)によってウエハチャック16にウエハWがロードされ、真空吸着により固定される。
次に、アライメント動作を行う。具体的には、プローブ位置検出カメラ54がプローブ28の下に位置するように、X軸移動台58を移動させ、カメラ移動機構56でプローブ位置検出カメラ54をZ軸方向に移動して焦点を合わせ、プローブ位置検出カメラ54でプローブ28の先端位置を検出する。プローブ28の先端の水平面内の位置(X及びY座標)はカメラの座標により検出され、垂直方向の位置はカメラの焦点位置で検出される。なお、プローブカード18には、通常数百から数千本以上ものプローブ28が設けられており、すべてのプローブ28の先端位置を検出せずに、通常は特定のプローブの先端位置を検出する。
次に、ウエハチャック16に検査するウエハWを保持した状態で、ウエハWがアライメントカメラ66の下に位置するように、X軸移動台58を移動させ、ウエハWの各チップの電極パッドの位置を検出する。1チップのすべての電極パッドの位置を検出する必要はなく、いくつかの電極パッドの位置を検出すればよい。また、ウエハW上のすべてのチップの電極パッドを検出する必要はなく、いくつかのチップの電極パッドの位置が検出される。
次に、上記のようにして検出したプローブ28の配列及び電極パッドの配列に基づいて、プローブ28の配列方向と電極パッドの配列方向が一致するように、Z軸移動回転部52によりウエハチャック16を回転した後、検査するチップの電極パッドがプローブ28の下に位置するようにウエハチャック16をX軸方向及びY軸方向に移動し(図10の(A)部参照)、Z軸移動回転部52でウエハチャック16を着脱自在に支持しながらZ軸方向に上昇させる。すなわち、ウエハチャック16とプローブカード18との距離が近づく方向にウエハチャック16を移動させる。
具体的には、図10の(B)部に示すように、ウエハチャック16に設けられたリング状シール部材40をヘッドステージ13(又はプローブカード18でもよい)に接触させてウエハチャック16、ヘッドステージ13、プローブカード18、及びリング状シール部材40により囲まれた内部空間S(又はウエハチャック16、プローブカード18、及びリング状シール部材40により囲まれた内部空間Sでもよい)を形成し、さらにウエハチャック16に保持されるウエハW上の電極パッドとプローブカード18に設けられたプローブ28とを接触させる(ファーストコンタクト)。
この接触は、Z軸移動回転部52によってウエハチャック16を、予め定められた位置Po1までプローブカード18(プローブ28)に対する予め定められた速度V1(又は加速度)で上昇させることで行われる。
Z軸移動回転部52は、モータによって駆動されるため、任意の速度(又は加速度)で任意の位置(高さ)までウエハチャック16を移動させることができる。
位置Po1は、ウエハW上の電極パッドとプローブ28とが接触圧Pr1で接触する位置である。速度V1(又は加速度)は、ウエハW上の電極パッドとプローブ28とが接触した場合に、プローブ28の先端が電極パッドに擦りつけられることによって、電極パッドに形成される絶縁体である酸化膜が削れて(破れて)電極パッドとプローブ28との電気的な接続が得られるように考慮された速度(又は加速度)である。速度V1は、例えば、20~30[mm/sec]である。
以上のファーストコンタクトによって、ウエハW上の電極パッドとプローブ28との電気的な接触信頼性を高めることができる。
ファーストコンタクトでは、最終的なコンタクト位置で酸化膜が確実に削れた状態にするため、Z軸移動回転部52によってオーバードライブさせる、すなわち、電極パッドがプローブ28に接触する高さ以上にウエハチャック16を押し込むことが重要となる。最終的に予測されるコンタクト位置よりもウエハチャック16を少し押し込むことで酸化膜を確実に削り取り、酸化膜が確実に削り取られた部分で最終的なコンタクトを取ることが必要になる。そのためには、所定のコンタクト位置までZ軸移動回転部52によって機械的にモータで駆動させながらウエハチャック16を移動させることが重要となる。たとえば、酸化膜の削り取りのためのZ軸移動回転部52によってZ方向へウエハチャック16を移動させるプロセスに代えて吸引制御部46(真空ポンプ44)によって減圧することによりウエハチャック16を移動させた場合、ウエハチャック16がプローブカード18に対して斜めの姿勢になりながらプローブ28に接触することもあり、きれいに表面の酸化膜を削り取れない問題が残る。
表面酸化膜をきれいに削り取るには、機械的移動としてモータ駆動させながら、Z軸移動回転部52によって所定の速度かつ所定のコンタクト位置まで確実に移動させることが必須となり、コンタクト位置からさらに押し込んで確実に表面の絶縁酸化膜を削り取ることが必須となる。
その後、所定の圧力でコンタクトさせるため、一度ウエハチャック16を下降後、次に吸引制御部46(真空ポンプ44)によって減圧させながら再度接触させるとよい。結果的に表面酸化膜が削り取られた状態の後に、2度目(又は3度目)の接触が起こる。確実にコンタクトした状態で、一定圧力で接触させることが可能となる。
次に、図10の(C)部に示すように、Z軸移動回転部52でウエハチャック16を着脱自在に支持しながらZ軸方向に下降させた後、図10の(D)部に示すように、上記と同様に位置Po1(チャック受渡高さ)まで速度V1(又は加速度)で再び上昇させて、内部空間Sを形成し、さらにウエハチャック16に保持されるウエハW上の電極パッドとプローブカード18に設けられたプローブ28とを接触させる(セカンドコンタクト)。セカンドコンタクトにおける位置Po1及び速度V1(又は加速度)は、ファーストコンタクトにおける位置Po1及び速度V1(又は加速度)と同じであってもよいし、異なっていてもよい。
セカンドコンタクトにおける位置Po1は、ウエハチャック16が当該セカンドコンタクトにおける位置Po1に到達した場合、ウエハW上の電極パッドのプローブ28に対する接触圧が後述の目標接触圧Pr2より低い接触圧Pr1(例えば、目標接触圧Pr2の7割程度の接触圧Pr1)となるように考慮された位置である。
以上のセカンドコンタクトによって、ファーストコンタクトの際に除去しきれなかった酸化膜の除去を期待できるため、ウエハW上の電極パッドとプローブ28との電気的な接触信頼性をさらに高めることができる。
以上のように複数回の接触工程(例えば、ファーストコンタクト及びセカンドコンタクト)が実施された後、ウエハチャック16とアライメント装置50(Z軸移動回転部52)との固定(例えば、真空吸着による固定)が解除される。その後、吸引制御部46を作動させて駆動源である真空ポンプ44によって内部空間Sを減圧することで、ウエハチャック16とプローブカード18(プローブ28)との距離をさらに近づける減圧工程が実施される。減圧工程は、複数回の接触工程(例えば、ファーストコンタクト及びセカンドコンタクト)のうち最終回の接触工程(例えば、セカンドコンタクト)が行われた後に実施され、それ以外の接触工程の後は実施されない。これにより、図10の(E)部に示すように、ウエハチャック16はプローブカード18(プローブ28)に対する速度V2でプローブカード18に向かって引き寄せられてアライメント装置50(Z軸移動回転部52)から分離され(切り離され)、プローブカード18とウエハチャック16は密着状態となり、プローブカード18の各プローブ28は均一な接触圧で対応する電極パッドに接触する。速度V2は、駆動源が真空ポンプ44であるため速度V1より遅く(速度V2<速度V1)、例えば、0.25[mm/sec]である。
プローブカード18表面にあるプローブ28には、垂直プローブ(図12A参照)とカンチレバータイプのプローブ(図12B参照)との二つのタイプがある。
垂直プローブの場合、プローブ先端で絶縁酸化膜の表面を押し込み、その押し込み力で絶縁酸化膜を突き破った後に、所定の圧力で押圧されてプローブと電極パッドとの間の導通を取ることになる。このとき、Z軸方向へのウエハチャック16の移動により絶縁膜を突き破ったプローブ位置と、その後減圧して所定圧力にて導通を取るプローブ位置は、同じ位置にとどまることになる。プローブが押し込みで座屈してしまい、その結果プローブ先端が突き破った位置から移動すると問題になるため、押し込みのクリアランスを向上させる必要がある。
一方、カンチレバー(片持ち式プローブ)の場合、Z方向へチャックを移動することによるプローブの電極パッドへの押し込みは、プローブが電極パッド面内を前後方向に移動することに対応する。それによってプローブ先端がパッド表面を一方向に線状に引き掻いて、この引き掻きが表面の絶縁膜を線状に削り取って溝を形成するとよい。たとえば、まず、所定圧力で押圧されるとき以上に、オーバードライブ気味に所定の位置までウエハチャック16を移動させる。すると、プローブ先端は、ウエハの電極パッド表面を線状に引き掻き、電極パッド表面に線状の溝を形成した後、次に空間を減圧してプローブを所定圧力で押し込んだときに、先ほど引き掻いた線状の溝部分の中にプローブ先端が来て、安定してプローブと電極パッドとの間の導通をとることができるようになる。
このようなことからすると、カンチレバータイプは、Z方向のウエハチャック16の移動で線状の引き掻き痕の溝を形成することから、安定して酸化膜を除去することができ、また、その形成させる溝の長さは、Z方向のウエハチャック16の移動量で決まることから安定した長さと深さをもつ溝を形成できる。その引き掻き溝の形成後、密閉空間を減圧することにより所定圧力でウエハチャック16をプローブ先端に接触させ、プローブ先端がその溝内にとどまって安定してプローブと電極パッドとの間の導通をとることができる。そのため、非常に有利となる。
なお、Z方向の移動が、減圧手段(吸引制御部46、真空ポンプ44)によるウエハチャック16吸引の場合は、ウエハチャック16がプローブカード18に対して斜めに持ち上がるケースもあるため、このように所定の引き掻き溝を再現性よく形成することはできない。
吸引制御部46(真空ポンプ44)は、ウエハW上の電極パッドのプローブ28に対する接触圧が目標接触圧Pr2となるまで内部空間Sを減圧する(目標接触圧Pr2>接触圧Pr1)。目標接触圧Pr2は、ウエハW上の電極パッドとプローブ28との電気的な接触の信頼性が高まるように考慮された接触圧である。
一方、真空ポンプ44による内部空間Sの減圧によってプローブカード18とウエハチャック16が密着状態となったら、Z軸移動回転部52をZ軸方向に下降させ、アライメント装置50からウエハチャック16を離脱させる。また、ウエハチャック16の脱落を防止するため、サポート機構の各保持部30を相互に近接した状態にする。
次に、テストヘッド22からウエハWの各チップに電源及びテスト信号を供給し、チップから出力される信号を検出して電気的な動作検査を行う。
以下、他の測定部14についても、同様の手順で、ウエハチャック16上にウエハWをロードし、各測定部14においてアライメント動作及びコンタクト動作が完了した後、ウエハWの各チップの同時検査が順次行われる。すなわち、テストヘッド22からウエハWの各チップに電源及びテスト信号を供給し、チップから出力される信号を検出して電気的な動作検査が行う。なお、ウエハチャック16はアライメント装置50に支持された状態で検査を行ってもよい。
各測定部14において検査が完了したら、アライメント装置50を各測定部14に順次移動させて検査済ウエハWが保持されるウエハチャック16を回収する。
すなわち、各測定部14において検査が完了した場合には、アライメント装置50を検査が終了した測定部14に移動させ、位置決め固定した後、Z軸移動回転部52をZ軸方向に上昇させ、ウエハチャック16がアライメント装置50に支持された後、吸引制御部46による内部空間Sの減圧を解除、具体的には内部空間Sに大気圧を導入する。これにより、プローブカード18とウエハチャック16の密着状態は解除される。そして、サポート機構の各保持部30を拡径状態にする。その後、Z軸移動回転部52によりウエハチャック16をZ軸方向に下降させ、アライメント装置50の位置決め固定を解除した後、所定の受け渡し位置にアライメント装置50を移動させて、検査済ウエハWの固定を解除し、ウエハチャック16から検査済ウエハWをアンロードする。アンロードされた検査済ウエハWは、受け渡し機構により回収される。
なお、本実施形態では、図1に示したように、各測定部14に対してそれぞれ1つずつウエハチャック16が割り当てられているが、これら複数のウエハチャック16は複数の測定部14間で受け渡されてもよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、ウエハW上の電極パッドとプローブ28との電気的な接触信頼性を高めることができる。
これは、駆動源がモータであるZ軸移動回転部52によるウエハチャック16の上昇速度V1が、駆動源が真空ポンプ44であるウエハチャック16の引き寄せ速度V2よりも速く(V1>V2)、その速い速度V1でウエハW上の電極パッドがプローブカード18に設けられたプローブ28に接触し、プローブ28の先端が電極パッドに擦りつけられることによって、電極パッドに形成される絶縁体である酸化膜が削れて(破れて)電極パッドとプローブ28との電気的な接続が得られることによるものである。
また、本実施形態によれば、ウエハW上の電極パッドとプローブ28との接触(速度V1での接触)が複数回(例えば、ファーストコンタクト及びセカンドコンタクト)実施されるため、ウエハW上の電極パッドとプローブ28との接触が1回の場合と比べ、ウエハW上の電極パッドとプローブ28との電気的な接触信頼性を高めることができる。
また、本実施形態によれば、減圧工程においてウエハW上の電極パッドのプローブ28に対する接触圧を、容易に目標接触圧Pr2とすることができる。
これは、最終回の接触工程(例えば、セカンドコンタクト)においてウエハW上の電極パッドのプローブ28に対する接触圧を目標接触圧Pr2より低い接触圧Pr1(例えば、目標接触圧Pr2の7割程度の接触圧Pr1)とした後、減圧工程においてウエハW上の電極パッドのプローブ28に対する接触圧が目標接触圧Pr2となるまで内部空間Sを減圧することによるものである。
なお、最終回の接触工程(例えば、セカンドコンタクト)においてウエハW上の電極パッドのプローブ28に対する接触圧を目標接触圧Pr2とした後、減圧工程においてウエハW上の電極パッドのプローブ28に対する接触圧が最終回の接触工程での目標接触圧Pr2を維持するように内部空間Sを減圧することも考えられる。しかしながら、このように最終回の接触工程での目標接触圧Pr2を維持するように内部空間Sを減圧制御することは難しい。
これに対して、前者のように、まず、最終回の接触工程において目標接触圧Pr2より低い接触圧Pr1とし、その後、減圧工程において目標接触圧Pr2となるまで内部空間Sを減圧制御することで、減圧工程においてウエハW上の電極パッドのプローブ28に対する接触圧を、容易に目標接触圧Pr2とすることができる。
また、本実施形態では、内部空間Sの減圧を開始するタイミング(第1タイミング)よりも遅いタイミング(第2タイミング)でウエハチャック16とアライメント装置50(Z軸移動回転部52)との固定を解除する態様も好ましく採用できる。すなわち、複数回の接触工程(例えば、ファーストコンタクト及びセカンドコンタクト)が実施された後、吸引制御部46を作動させて駆動源である真空ポンプ44によって内部空間Sの減圧を開始する。そして、内部空間Sの内部圧力が予め定めた設定圧力(目標圧力)になったところで、ウエハチャック16とアライメント装置50(Z軸移動回転部52)との固定(例えば、真空吸着による固定)を解除する。なお、この動作は、本発明のタイミング制御手段として機能する全体制御部の制御の下、吸引制御部46とアライメント装置制御部とが連携して制御することによって実現される。
上記態様によれば、内部空間Sの減圧が開始された後にウエハチャック16の固定が解除されるので、これらの工程の切り替えの瞬間にウエハチャック16がどちら側にも固定されていない不安定な状態(フリーな状態)がなくなり、ウエハチャック16の受け渡し動作を安定して行うことが可能となり、ウエハW上の電極パッドとプローブ28との間で良好なコンタクトを実現することができる。
また、上記態様において、アライメント装置50(Z軸移動回転部52)に対してウエハチャック16を吸着して固定するための吸引経路には気体の流量を制御する絞り弁が設けられている態様がより好ましい。この態様によれば、内部空間Sの減圧が開始された後
にウエハチャック16の固定が解除されても、ウエハチャック16の下側(Z軸移動回転部52側)の負圧が急に失われないようになっている。そのため、ウエハチャック16が上下両側(すなわち、Z軸移動回転部52とプローブカード18との両側)から引っ張られている状態で急に下側からの拘束(すなわち、Z軸移動回転部52からの吸着による固定力)がなくなることがないので、ウエハチャック16の急激な移動が生じることがなく、異常振動の発生や異常接触を低減できる。したがって、内部空間Sの減圧が開始された後にウエハチャック16の固定が解除されたときにウエハチャック16がアライメント装置50(Z軸移動回転部52)から急激に離脱するのを抑制することができるので、ウエハチャック16の受け渡し動作をより安定して行うことが可能となる。
なお、本実施形態の変形例として以下のような構成を採用することもできる。後述する他の実施形態においても同様である。
本実施形態では、接触工程を2回実施し、最終回の接触工程が実施された後、減圧工程を実施する例について説明したが、これに限らず、接触工程を1回のみ実施し、その後、減圧工程を実施してもよい。また、接触工程を3回以上実施し、最終回の接触工程が実施された後、減圧工程を実施してもよい。
また、本実施形態では、3つの測定部14がX軸方向に沿って配列される構成を示したが、測定部14の数や配置は特に限定されるものではなく、例えば、X軸方向及びY軸方向に複数の測定部14が2次元的に配置されてもよい。
また、複数の測定部14からなる測定部群がZ軸方向に積み重ねられた多段構成としてもよい。例えば、図9に示した構成例は、4つの測定部14からなる測定部群15(15A~15C)がZ軸方向に3段積み重ねられた構成である。この構成では、アライメント装置50が測定部群15毎に設けられ、同一の測定部群15における各測定部14間でアライメント装置50が共有されるようになっている。なお、すべての測定部14でアライメント装置50が共有されるように構成されていてもよい。このような構成によれば、装置全体のフットプリント(設置面積)を小さくし、単位面積あたりの処理能力を上げることができ、コストダウンを図ることができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。以下、上述した実施形態と共通する部分については説明を省略し、本実施形態の特徴的部分を中心に説明する。
図11は、第2の実施形態のプローバ10を使用したプローブコンタクト方法を含む検査動作の一例を示した図である。
第2の実施形態では、上述した第1の実施形態におけるウエハチャック16とは構成が異なっている。すなわち、第2の実施形態におけるウエハチャック16Aは、図10の(A)部から(E)部に示すウエハチャック16に対して、内部空間Sと外部環境とを連通し、シャッタ手段48によって開閉される連通孔(連通路の一例)16Aaを設けたものに相当する。連通孔16Aaは、ウエハチャック16A内部に設けられ、ウエハチャック16Aの上面のうちウエハWが載置されない外周付近の領域と側面とを貫通している。
内部空間Sは、図11の(C)部に示すように、シャッタ手段48によって連通孔16Aaが閉じられると密閉空間となり、一方、図11の(A)部に示すように、シャッタ手段48によって連通孔16Aaが開かれると非密閉空間となる。
シャッタ手段48は、内部空間Sと外部環境とを連通する連通孔16Aaを開閉して内部空間Sを密閉空間又は非密閉空間とする手段で、例えば、シャッタ本体48a、及びシャッタ本体48aを連通孔16Aaを開く位置(図11の(A)部参照)又は閉じる位置(図11の(C)部参照)に移動させるシャッタ制御手段(図示せず)によって構成される。シャッタ制御手段としては、シャッタ本体48aに連結されたモータ及び当該モータを制御するコントローラ等の公知のもの(いずれも図示せず)を用いることができる。なお、連通孔16Aa及びシャッタ手段48は、ウエハチャック16Aに限らず、ヘッドステージ13又はプローブカード18に設けられていてもよい。
次に、第2の実施形態のプローバ10を使用したプローブコンタクト方法を含む検査動作について説明する。
第2の実施形態のプローバ10を使用した検査動作は、基本的に第1の実施形態と同様であるが、次の点が相違する。
すなわち、ファーストコンタクト及びセカンドコンタクトが実施される各接触工程において、少なくともリング状シール部材40をヘッドステージ13(又はプローブカード18)に接触させてから(図11の(A)部参照)ウエハW上の電極パッドとプローブ28とを接触させる(図11の(B)部参照)までの間はシャッタ手段48によって連通孔16Aaを開くことで内部空間Sを非密閉状態とする点が相違する。
例えば、ファーストコンタクト及びセカンドコンタクトが実施される各接触工程が完了して、ウエハチャック16Aとアライメント装置50(Z軸移動回転部52)との固定(例えば、真空吸着による固定)が解除されるまで、連通孔16Aaが開かれて内部空間Sが非密閉状態とされる。
そして、ウエハチャック16Aとアライメント装置50(Z軸移動回転部52)との固定(例えば、真空吸着による固定)が解除されたタイミングで、図11の(C)部に示すように、連通孔16Aaが閉じられて内部空間Sが密閉状態とされ、減圧工程において当該内部空間Sが減圧される。それ以外は、第1の実施形態と同様である。
第1の実施形態では、ファーストコンタクト及びセカンドコンタクトが実施される各接触工程において内部空間Sが密閉状態とされるため、各コンタクトに際して当該密閉空間(内の空気)が圧縮されてこの圧縮による反力がウエハチャック16Aの上昇の際の負荷となって、ウエハW上の電極パッドのプローブ28に対する上昇速度が減速する可能性がある。そして、その結果、電極パッドに形成される絶縁体である酸化膜を充分に削る(破る)ことができない恐れがある。
これに対して、第2の実施形態によれば、ファーストコンタクト及びセカンドコンタクトが実施される各接触工程において内部空間Sが非密閉状態とされるため、各コンタクトの際に密閉空間(内の空気)が圧縮されてこの圧縮による反力がウエハチャック16の上昇の際の負荷となることが防止され、かつ、ウエハW上の電極パッドのプローブ28に対する上昇速度が減速することが防止される。その結果、電極パッドに形成される絶縁体である酸化膜を充分に削る(破る)ことを期待できる。
なお、第2の実施形態においても、第1の実施形態と同様に、内部空間Sの減圧を開始するタイミング(第1タイミング)よりも遅いタイミング(第2タイミング)でウエハチャック16とアライメント装置50(Z軸移動回転部52)との固定を解除する態様も好ましく採用できる。また、アライメント装置50(Z軸移動回転部52)に対してウエハチャック16を吸着して固定するための吸引経路には気体の流量を制御する絞り弁が設けられている態様がより好ましい。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について説明する。以下、上述した実施形態と共通する部分については説明を省略し、本実施形態の特徴的部分を中心に説明する。
第1の実施形態では、最終回の接触工程(例えば、セカンドコンタクト)が行われた後、ウエハチャック16、プローブカード18、及びリング状シール部材40により囲まれたシールされた内部空間Sを減圧する減圧工程が行われることにより、ウエハチャック16をプローブカード18に向かって引き寄せる動作が行われる。このとき、ウエハチャック16は、ウエハW上の電極パッドとプローブ28との接触圧(すなわち、プローブカード18の針圧)のみによって水平方向(X及びY方向)への移動が規制される。そのため、減圧工程が行われる際に、外部から振動等の外乱を受けると、ウエハチャック16に水平方向の位置ずれや傾きが生じやすく、ウエハチャック16が鉛直方向(Z方向)に沿って真っすぐ上昇しない可能性がある。
そこで、第3の実施形態では、減圧工程におけるウエハチャック16の移動安定性を向上させるために、以下のような構成を備えている。
図13は、第3の実施形態のプローバ10の構成を示した概略図である。
第3の実施形態のプローバ10は、図13に示すように、内部空間S(図14参照)の減圧によりウエハチャック16Bをプローブカード18に向かって引き寄せる際に、ウエハチャック16BのX及びY方向(水平方向)の位置ずれや傾きを防止するための構成として、ウエハチャック16BをZ方向(鉛直方向)に案内するチャックガイド機構200を備えている。チャックガイド機構200はガイド手段の一例である。
チャックガイド機構200は、ウエハチャック16Bの周縁部、具体的にはウエハチャック16Bと一体化されたチャックガイド保持部17の外周部の周方向にわたって複数並列に設けられている。チャックガイド機構200は、内部空間Sの減圧によりウエハチャック16Bをプローブカード18に向かって引き寄せる動作が行われる前に、後述するチャックガイド204をヘッドステージ13に真空吸着等により吸着して固定することで、ウエハチャック16Bの水平方向の移動を規制しつつZ方向に平行に移動させるガイド機構として機能する。そのため、ウエハチャック16B(チャックガイド保持部17)にはウエハチャック16Bの移動方向(Z方向)に直交する水平方向(X及びY方向)において互いに異なる位置に少なくとも3つのチャックガイド機構200が設けられる。なお、本例では、図示を省略したが、チャックガイド保持部17には4つのチャックガイド機構200が周方向に沿って等間隔(90度毎)に設けられる(図13では2つのみ図示)。
ここで、チャックガイド機構200の構成について詳しく説明する。
チャックガイド機構200は、チャックガイド保持部17に形成された軸受部202と、軸受部202によりX及びY方向(水平方向)の移動が規制された状態でZ方向(鉛直方向)に移動可能に構成されたチャックガイド(ガイド軸部)204とを有する。軸受部202は、例えばボールベアリング等で構成される。
チャックガイド204は軸受部202に回転自在に軸支され、その上部には、ヘッドステージ13に対してチャックガイド204を着脱自在に固定する固定部206を備えている。固定部206の上面にはリング状のシール部材(以下、「チャックガイドシールゴム」という。)208が設けられるとともに、チャックガイドシールゴム208の内側には、図示しない吸引手段に接続される吸引口(不図示)と、固定部206とヘッドステージ13との間の距離(間隙)を一定に保つためのクリアランス保持部材210とが設けられている。クリアランス保持部材210は、固定部206とヘッドステージ13との間に一定の間隙を保つことができるものであれば、その形状は特に限定されるものではない。
次に、図14を参照して、第3の実施形態のプローバ10を使用したプローブコンタクト方法を含む検査動作について説明する。図14は、第3の実施形態のプローバ10を使用したプローブコンタクト方法を含む検査動作の一例を示した図である。
まず、第1の実施形態と同様にして、Z軸移動回転部52によりウエハチャック16BをZ方向に沿って昇降させることにより、複数回の接触工程(例えば、ファーストコンタクト及びセカンドコンタクト)が実施される(図14の(A)部から(D)部参照)。なお、最終回の接触工程(例えば、セカンドコンタクト)が行われた後、チャックガイドシールゴム208はヘッドステージ13に接触した状態になっているものとする。
次に、図示しない吸引手段によりチャックガイドシールゴム208とヘッドステージ13と固定部206との間に形成された内部空間Qを減圧すると、チャックガイド204が上方(ヘッドステージ13側)に向かって上昇してチャックガイド204の固定部206がヘッドステージ13に吸着して固定された状態となる(図14の(E)部参照)。このとき、上述したクリアランス保持部材210によりヘッドステージ13との間に一定の間隙が確保されるので、チャックガイド204の固定部206による吸着し過ぎが抑制され、ヘッドステージ13に固定されたチャックガイド204の傾きを防止することができる。そして、内部空間Sの減圧によりウエハチャック16Bをプローブカード18に向かって引き寄せる際に、ヘッドステージ13に固定されたチャックガイド204によりウエハチャック16BはX及びY方向の移動が規制されつつZ方向に案内されて移動する(図14の(F)部参照)。
このように第3の実施形態によれば、チャックガイド204(固定部206)をヘッドステージ13に真空吸着等により吸着固定した状態でウエハチャック16Bをチャックガイド204に沿ってZ方向に案内するチャックガイド機構200を備えたので、内部空間Sの減圧によりウエハチャック16Bをプローブカード18に向かって引き寄せる際に、ウエハチャック16Bの位置ずれや傾きを防止することができる。したがって、ウエハチャック16Bの構成部品による偏荷重による傾きや位置ずれを防止することができ、プローブカード18とウエハWとの平行度を保った状態でウエハチャック16Bの受け渡し動作を安定して行うことが可能となり、ウエハW上の電極パッドとプローブ28との間で良好なコンタクトを実現することが可能となる。
なお、第3の実施形態では、チャックガイド機構200の固定方式として、真空吸着等の吸着方式を示したが、ヘッドステージ13にチャックガイド204を着脱自在に固定できるものであれば周知の様々な方式を採用でき、クランプ等による機械的な方式であってもかまわない。
また、第3の実施形態では、チャックガイド機構200をウエハチャック16B側に設けてヘッドステージ13側にチャックガイド204(固定部206)を吸着させる構成を示したが、チャックガイド機構200をヘッドステージ13側に設けてウエハチャック16B側にチャックガイド204(固定部206)を吸着させる構成としてもよい。
以上、本発明のプローバ及びプローブコンタクト方法について詳細に説明したが、本発明は、以上の例には限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や変形を行ってもよいのはもちろんである。
10 プローバ
11 基部
12 側板
13 ヘッドステージ
14、14A、14B、14C 測定部
15 測定部群
15A、15B、15C 測定部群
16、16A、16B ウエハチャック
16Aa 連通孔
17 チャックガイド保持部
18 プローブカード
20 テスタ
22、22A、22B、22C テストヘッド
24 コンタクトリング
26 装着孔
28 プローブ
30 保持部
32 通過孔
40 リング状シール部材
42 吸引口
43 吸引路
44 真空ポンプ
46 吸引制御部
48 シャッタ手段
48a シャッタ本体
50 アライメント装置
52 Z軸移動回転部
54 プローブ位置検出カメラ
56 カメラ移動機構
58 X軸移動台
60 Y軸移動台
62 ベース
64 支柱
66 アライメントカメラ
68 ガイドレール
70 ボールネジ
72 ガイドレール
74 ボールネジ
100 移動装置
101 ガイドレール
102 搬送パレット
106 昇降機構
108 駆動ユニット
110 タイミングベルト
112 駆動モータ
114 駆動プーリ
116 アイドルプーリ
118 駆動モータ
120 ボールネジ
130、130A、130B、130C 位置決めピン
134、134A、134B、134C チャック部材
200 チャックガイド機構
202 軸受部
204 チャックガイド
206 固定部
208 チャックガイドシールゴム
210 クリアランス保持部材
Q、S 内部空間
W ウエハ

Claims (2)

  1. ウエハを保持するウエハチャックと、
    前記ウエハチャックと対向するように設けられたプローブを有するプローブカードと、
    前記ウエハチャックを着脱自在に支持して前記ウエハチャックを昇降自在に移動可能であり、前記プローブと前記ウエハ上の電極パッドとが複数回接触した状態となるように前記ウエハチャックを前記プローブカードに向かって移動させる機械的昇降手段と、
    前記機械的昇降手段により前記プローブと前記電極パッドとの最終回の接触の後、前記プローブカード、前記ウエハチャックの間に減圧空間を形成し、前記減圧空間を減圧することで前記ウエハチャックを前記プローブカードに向かって引寄せる減圧引寄せ手段と、
    を備え
    前記機械的昇降手段による前記プローブと前記電極パッドとの最終回の接触の接触圧が、前記減圧引寄せ手段による接触圧より低い、
    プローバ。
  2. ウエハを保持するウエハチャックと、
    前記ウエハチャックと対向するように設けられたプローブを有するプローブカードと、
    前記ウエハチャックを着脱自在に支持して前記ウエハチャックを昇降自在に移動可能であり、前記プローブと前記ウエハ上の電極パッドとが複数回接触した状態となるように前記ウエハチャックを前記プローブカードに向かって移動させる機械的昇降手段と、
    前記機械的昇降手段により前記プローブと前記電極パッドとの最終回の接触の後、前記プローブカード、前記ウエハチャックの間に減圧空間を形成し、前記減圧空間を減圧することで前記ウエハチャックを前記プローブカードに向かって引寄せる減圧引寄せ手段と、
    を備え
    前記機械的昇降手段による前記プローブと前記電極パッドとの最終回の接触の接触圧が、前記減圧引寄せ手段による接触圧の7割程度である、
    プローバ。
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