JP5528617B1 - プロービングユニット、及びプロービングユニットを用いたバーンインスクリーニングシステム及びバーンインスクリーニング方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】一体化されたプロービングユニットを用い、温度負荷を与える際に精度の高い温度管理及び熱歪管理のもとで大量のウェハを迅速に処理でき、信頼性及び生産性の高いバーンインスクリーニングシステム及びバーンインスクリーニング方法を提供する。
【解決手段】バーンインスクリーニングシステム1は、半導体チップが形成された半導体ウェハ3と、スクリーニングの際にテスターと信号を交信するDUTボード4と、半導体ウェハ3と位置合わせされるプローブカード2と、半導体ウェハ3に温度負荷を与える温度制御ステージ7と、温度制御ステージを保持する温度制御ステージ用トレイ8と、プローブカード2を温度制御ステージ用トレイ8に固定させる第1の固定装置11aと、半導体ウェハ3を温度制御ステージ7に固定させる第2の固定装置11bと、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、プロービングユニット(Probing Unit)、及びプロービングユニットを用いたバーンインスクリーニングシステム(Burn−in Screening System)及びバーンインスクリーニング方法に係り、特に、ウェハレベル(Wafer Level)の信頼性検査に用いられるプロービングユニット、及び、プロービングユニットを用い、アライメント(Alignment)装置及びバーンイン(Burn−in)装置から構成されるバーンインスクリーニングシステム、及びプロービングユニットのアライメント工程及びバーンイン工程から構成されるバーンインスクリーニング方法に関する。
バーンインスクリーニング(Burn−in Screening)とは、半導体チップに一定時間温度負荷を与えて駆動させることで半導体チップに潜在する初期不良を早期に発生させ、それを除去する半導体チップの信頼性検査をいう。そして、このバーンインスクリーニングをウェハ上に形成された全ての半導体チップに対して同時に一括して行う方法をウェハレベルバーンイン(Wafer Level Burn−in,WLBI)という。このWLBIは、パッケージの状態で実施されるパッケージバーンインに代わり半導体チップの信頼性検査において主流となりつつある。
WLBI装置では、ウェハバーンイン装置に対して、半導体ウェハが収納されているウェハカセット毎に投入及び取り出しを行う方式が採用されている。例えば、特許文献1には、バーンイン検査が終了した半導体ウェハ、又はトラブルが発生した半導体ウェハが収納されているウェハカセット毎に、投入及び取り出しができるウェハバーンイン装置が開示されている。ここでは、ウェハバーンイン装置は、上下方向又は左右方向に並んで配置された複数のウェハバーンインユニットを備えている。各ウェハバーンインユニットは、ウェハトレイ、ウェハカセット収納部、温度制御手段、及びドライバボードから構成される。ウェハトレイには、複数の半導体集積回路が形成された半導体ウェハが保持される。ウェハカセット収納部には、半導体ウェハの複数の半導体集積回路の各外部電極と対向する位置にプローブ(探針)端子を有するプローブカードとが一体化されてなるウェハカセットが収納される。温度制御手段は、ウェハカセットのウェハトレイに保持される半導体ウェハの温度を制御する。ドライバボードは、ウェハカセットのウェハトレイに保持される半導体ウェハの複数の半導体集積回路を駆動する。
また、ウェハカセット収納部に収納されるウェハカセットは、ウェハ保持部を有するアルミニウム等の金属板よりなるウェハトレイと、ウェハトレイの周縁部の溝に嵌合されたシリコンゴム等からなるリング状のシール材と、このウェハトレイのウェハ保持部に保持される半導体ウェハと、ウェハトレイに嵌合されたシール材の上に保持されるガラス基板よりなり多層配線層を有するプローブカードとから構成されている。そして、ウェハトレイには、ウェハトレイ、シール材及びプローブカードによって形成される密封空間の圧力を調整するための真空バルブが設けられることが記載されている。すなわち、ウェハカセットは、内部を密封空間にすることで一体化されたウェハトレイ、シール材、ウェハ、及びプローブカードから構成され、カセットとしてウェハバーンイン装置のウェハカセット収納部に収納され、カセットとしてウェハバーンイン装置に設けられた温度制御手段により温度制御されることが示されている。
上述したウェハカセットを採用することで、プローブ(探針)とウェハとの位置出しをしてウェハカセットとするアライメント作業と、アライメントされたウェハカセットに対して信頼性検査を行うバーンイン作業とをそれぞれ独立させることが可能となった。すなわち、ウェハカセットの内部を密封空間にすることでアライメントされた状態を保持することができ、ウェハバーンイン装置において個々のウェハカセットを、ウェハバーンイン装置に設けられた温度制御手段によりそのまま加熱することができる。このように、ウェハカセットの採用により、アライメント作業とバーンイン作業とを独立させて効率的に作業を行うことができるようになった。
特許文献2には、半導体ウェハに対する温度制御が正確になると共に、少ない時間及び少ないエネルギーで半導体ウェハに対する温度制御ができるウェハバーンイン装置が開示されている。ここでは、ウェハカセット収納部の内部には、ウェハトレイの下側において半導体ウェハの温度を制御する下側温度制御手段が設けられていると共に、ウェハトレイの上側において半導体ウェハの温度を制御する上側温度制御手段が設けられることが記載されている。
また、バーンイン装置において、構成部品を真空吸引装置を用いて固定する技術が提案されている。例えば、特許文献3には、プローブシートのすべてのバンプを半導体ウェハのすべての検査用端子に確実に接触させると共に、多数の半導体ウェハに対して同時にバーンインスクリーニングを行なえる半導体ウェハ収納器、接続方法、接続装置及び半導体集積回路の検査方法が開示されている。ここでは、保持板上に半導体ウェハを載置すると共に、吸引管から半導体ウェハを吸引することで、半導体ウェハは保持板に固定されると共に半導体ウェハの反りがなくなると記載されている。また、第6実施例において、保持板の周縁部の上に、加圧されると弾性的に大きく収縮するリング状のシリコンゴム等よりなるシール材を配置して、配線基板と保持板との間に密封空間を形成し、保持板に設けられた開閉弁により開閉される吸引管からこの密封空間を減圧することが記載されている。すなわち、加熱された半導体ウェハの反りを防止するために吸引管から半導体ウェハを吸引する技術と、配線基板と保持板とを一体化するために配線基板と保持板との間に密封空間を形成して減圧することが示されている。
また、特許文献4には、半導体ウェハに形成された半導体装置を確実にスクリーニングするバーンイン装置及び半導体ウェハが開示されている。ここでは、ウェハホルダは、底板と、真空チャックと、排気口と、圧着リングと、電極板と、共通配線と、固定板と、固定金具と、から構成されている。そして、底板は、真空チャックと排気口を備えている。底板は、半導体ウェハを載置し、真空ポンプ等によって排気口から真空チャック内の空気を排出し、半導体ウェハを吸着することが記載されている。
特開平11−186349号公報 特開平11−238769号公報 特開平8−5666号公報 特開2000−269278号公報
上述したウェハカセットは、構成するウェハトレイ、シール材、ウェハ、及びプローブカードについて内部を密封空間とし、真空バルブによりその内部を減圧して大気圧によりウェハ全面を加圧する一体化の方式を採用する。この真空バルブによる減圧は、ウェハとプローブカードとをアライメント装置により調整した後の工程となる。そのため、この減圧によりシリコンゴム等の弾性体からなるシール材が内部側へ孕むように変形する。また、プローブカード及びウェハトレイは、減圧により内部側へ凹状に変形する。さらに、これらの構成部品の変形に従い密封空間の内部の空気が微妙に移動する。そして、これらの一体化や加圧により生じる変形及び内部空気の移動により、プローブカードのプローブとウェハチップの電極とにずれが生じてしまい接触の不良率が高くなるという一体化の問題がある。
また、ウェハカセットは、ウェハバーンイン装置に設けられた温度制御手段により加熱されるが、半導体ウェハ自体に熱が伝達又は伝導されるまでにウェハバーンイン装置の内部が加熱される。また、ウェハカセット自体もプローブカード及びウェハトレイにより挟まれているためウェハが加熱される前にプローブカード又はウェハトレイに熱変形が生じる。しかし、変形量が各部品の各部位によりばらつくため各部品の形状が微妙に歪んでしまう。この歪みによりプローブカードとチップの電極とがずれを生じてしまい接触の不良率が高くなるという温度制御の問題がある。
さらに、ウェハカセットは、構成するウェハトレイ、シール材、ウェハ、及びプローブカードにより内部を密封空間とするため、ウェハの温度分布を直接計測する熱電対などの温度計測装置を密封空間内に貫通させることが難しい。そのため、精度の低い温度管理しかできないという問題がある。
本願の目的は、かかる課題を解決し、一体化されたプロービングユニットを用い、温度負荷を与える際に精度の高い温度管理及び熱歪管理のもとで大量のウェハを迅速に処理でき、信頼性及び生産性の高いバーンインスクリーニングシステム及びバーンインスクリーニング方法を提供することである。
(プロービングユニット)
上記目的を達成するため、本発明に係るプロービングユニットは、半導体ウェハレベルのバーンインスクリーニングに用いられるプロービングユニットにおいて、半導体チップが形成された半導体ウェハと、スクリーニングの際にテスターと信号を交信するDUTボードと、半導体ウェハと位置合わせされるプローブカードと、半導体ウェハに温度負荷を与える温度制御ステージと、温度制御ステージを保持して固定する温度制御ステージ用トレイと、複数の第1の吸着パッドによりプローブカードを温度制御ステージ用トレイに吸着させる第1の固定装置と、第2の吸着パッドにより半導体ウェハを温度制御ステージに吸着させる第2の固定装置と、を備え、第1の吸着パッドをプローブカードの半導体ウェハ側の面であって半導体ウェハが対向しない部分に設置することで、第1の吸着パッドと第2の吸着パッドとを空間的に分離させて一体化することを特徴とする。
上記構成により、プロービングユニットは、DUTボード、プローブカード、温度制御ステージ、及び温度制御ステージ用トレイを半導体ウェハと共に一体化させる。すなわち、第1の固定装置の第1の吸着パッドにより、プローブカードが温度制御ステージ用トレイに固定される。また、第2の固定装置の第2の吸着パッドにより、半導体ウェハが温度制御ステージに固定される。一方、温度制御ステージ用トレイは温度制御ステージを保持して固定する。従って、第1の固定装置の第1の吸着パッド及び第2の固定装置の第2の吸着パッドによりプロービングユニットの構成要素の全体が確実に一体化され、ユニットとしての信頼性が獲得できる。また、プロービングユニットは、第1の吸着パッドがプローブカードの半導体ウェハ側の面であって半導体ウェハが対向しない部分に設置されることで、第1の吸着パッドと第2の吸着パッドとが空間的に分離させて一体化される。すなわち、プローブカードの半導体ウェハ側の面であって半導体ウェハが対向する部分には、第2の吸着パッドが設けられ、半導体ウェハが温度制御ステージに固定される。従って、第1の吸着パッドと第2の吸着パッドとは空間的に重ならずに分離される。これにより、第1の吸着パッドによる一体化の影響がプローブカードと半導体ウェハとの位置合わせには影響を及ぼさない。
このプロービングユニットについて、第1及び第2の固定装置の吸着パッドを用いた信頼性の高い一体化により、位置合わせされたプローブカードのプローブと半導体ウェハの半導体チップの電極とにずれが生じることがない。そのため、半導体ウェハレベルのバーンインスクリーニングにおいて、位置合わせされて一体化されたプロービングユニットを容易に搬送して後の作業工程を迅速に処理でき、生産性を高めることができる。
また、各プロービングユニットは、それぞれ個別に温度制御ステージを内蔵する。これにより、半導体ウェハを加熱するヒーターを半導体ウェハに隣接して配備でき、加熱の対象に直接的に負荷温度を与えることができる。また、温度制御ステージは密封空間に封入されない。このため、気密状態を維持させる必要が無く、半導体ウェハの表面温度を計測する温度センサーを温度制御ステージ内に自在に配備できる。これにより、温度負荷を与える際に精度の高い温度管理が可能になり、信頼性の高いバーンインスクリーニングができる。
また、プロービングユニットは、一体化させた上で温度負荷を与える方式により、プロービングユニットの各部位に発生する温度負荷による歪みが抑制される。すなわち、半導体ウェハは、第2の吸着パッドにより温度制御ステージに吸着により固定されるが、この吸着により温度制御ステージにより負荷された熱源が確実に半導体ウェハに伝導される。すなわち、温度制御ステージは、半導体ウェハを吸着するという役割と、半導体ウェハを加熱するという役割とを共に効果的に担うことができる。また、温度制御ステージ用トレイは、第1の吸着パッドによりプローブカードに吸着されて固定するが、温度制御ステージを保持することから、温度制御ステージにより加熱された半導体ウェハの熱を外部に逃がさない、という機能を有する。さらに、プロービングユニットの他の構成要素であるDUTボード、プローブカード、温度制御ステージ用トレイ等の温度負荷による歪みは、半導体ウェハに直接接触させないためより少なく抑えられる。これにより、ウェハとプローブとの位置ずれを解消し、熱歪に対する高い精度を確保し、信頼性の高いバーンインスクリーニングができる。
また、プロービングユニットは、第1の固定装置は、第1の吸着パッドに真空吸着させる第1の真空カプラを備えることが好ましく、また、第1の吸着パッドが、プローブカードの半導体ウェハ側の面であって半導体ウェハが対向しない部分に複数箇所設置されることが好ましく、特に、第1の吸着パッドが、プローブカードの半導体ウェハ側の面であって半導体ウェハが対向しない四隅に設置されることが好ましい。これにより、一体化されたプロービングユニットは、数個の吸着パッドによりプローブカードをより強固に固定し、プローブカードの各部位に発生する熱膨張による歪みを抑え込むことができる。また、プローブカードの内部に密封空間を形成することなく吸着パッドにより局部的に吸着させてプロービングユニットの一体化を可能とする。
また、プロービングユニットは、2の固定装置は、第2の吸着パッドに真空吸着させる第2の真空カプラを備えることが好ましい。これにより、半導体ウェハを温度制御ステージに自在に吸着することが可能となり、半導体の「反り」等を防ぎ信頼性の高いバーンインスクリーニングができる。
また、プロービングユニットは、第1の固定装置が、第1の吸着パッドに接続された第1の逆止弁を備え、第2の固定装置は、第2の吸着パッドに接続された第2の逆止弁を備えることが好ましい。これにより、吸着パッドの吸着が切れた場合であっても逆止弁により真空状態を維持でき、プロービングユニットとしての信頼性を獲得できる。また、位置合わせされて一体化されたプロービングユニットを容易に搬送して後の作業工程を迅速に処理でき、生産性を高めることができる。
また、プロービングユニットは、第1の吸着パッドが、第2の逆止弁にも接続し、第1の吸着パッドと第2の吸着パッドとを共に真空吸着させることが好ましい。これにより、プロービングユニットを一体化させる際に、第1の固定装置により、プローブカードを温度制御ステージ用トレイに固定させると共に、第2の固定装置により、半導体ウェハを温度制御ステージに固定させることができ、一体化の信頼性を確保できる。
また、プロービングユニットは、DUTボードには、DUTボード又はプローブカードの変形を抑える、複数のスチフナーが設けられた補強板が取り付けられることが好ましい。これにより、DUTボード又はプローブカードには、温度制御ステージによる温度負荷が行われても「反り」等の有害な変形が生じず、精度の高い熱歪管理のもとで信頼性及び生産性の高いバーンインスクリーニングができる。
また、プロービングユニットは、温度制御ステージには、半導体ウェハを加熱するヒーター、及び半導体ウェハの表面温度を計測する温度センサーが装備されることが好ましい。このように、プロービングユニットに内蔵された温度制御ステージは、密封空間にないため半導体ウェハを加熱するヒーターが半導体ウェハに対してより近接して配備でき、温度負荷を与える際に精度の高い熱歪み管理が可能になる。また、半導体ウェハの表面温度を計測する温度センサーが自在に配備でき、温度負荷を与える際に精度の高い温度管理が可能になる。
(バーンインスクリーニングシステム)
また、上記目的を達成するため、本発明に係るプロービングユニットを用いたバーンインスクリーニングシステムは、プロービングユニットを用いたバーンインスクリーニングシステムにおいて、アライメントステージに保持されたプロービングユニットの半導体ウェハとプローブカードとを位置合わせするアライメント装置と、プロービングユニットを収納するユニット保持部を備えたチャンバーにテスターが接続されたバーンイン装置と、を備え、バーンイン装置は、アライメント装置から分離された複数個のプロービングユニットを一括してバーンインスクリーニングすることが好ましい。これにより、アライメント装置による半導体ウェハとプローブカードとの位置合わせの工程と、バーンイン装置によるバーンインスクリーニング工程とをそれぞれ独立して行うことができ、このように並行して作業をすることにより全体作業の効率化が実現し、生産性の高いバーンインスクリーニングが可能となる。
(バーンインスクリーニング方法)
上記目的を達成するため、本発明に係るバーンインスクリーニング方法は、プローブカードと半導体ウェハとをアライメント装置により位置合わせするステップと、プローブカードと、DUTボードと、半導体ウェハと、温度制御ステージと、温度制御ステージ用トレイとをロービングユニットとして一体化させるステップと、プロービングユニットをアライメント装置から分離させるステップと、複数のプロービングユニットをバーンイン装置に収納するステップと、バーンイン装置内において、温度制御ステージにより半導体ウェハに直接温度負荷を与え、かつ半導体ウェハを直接温度管理することでバーンインスクリーニングを行うステップと、を備えることを特徴とする。
上記構成により、プロービングユニットは、プローブカード、温度制御ステージ、及び温度制御ステージ用トレイを半導体ウェハと共に一体化される前に、プローブカードと半導体ウェハとがアライメント装置により位置合わせされる。すなわち、アライメント装置において位置合わせの後に、第1の吸着パッドによりプローブカードが温度制御ステージ用トレイに吸着により固定され、第2の吸着パッドにより半導体ウェハが温度制御ステージに吸着により固定される。温度制御ステージ用トレイは温度制御ステージを保持することから、第1の吸着パッド及び第2の吸着パッドによりプロービングユニットの構成要素の全体が、プローブカードと半導体ウェハとが位置合わせされた状態を保持したまま確実に一体化される。これにより、プロービングユニットとしての高い信頼性を獲得できる。
また、プロービングユニットは、一体化された状態でアライメント装置から分離されてバーンイン装置に収納される。すなわち、アライメント装置においてプロービングユニットが固定装置により全体として確実に一体化されている。そのため、アライメント装置からの分離、及びバーンイン装置への収納といった搬送によりプロービングユニット内のプローブカードと半導体ウェハとの位置がずれて接触不良が生じる虞は極めて少ない。これにより、信頼性の高いバーンインスクリーニングができる。
さらに、各プロービングユニットはそれぞれ半導体ウェハに直接温度制御ステージを内蔵した状態で一体化されてバーンイン装置へ収納される。これにより、半導体チップを高温下で駆動させる際に個別のウェハに対応した温度制御ステージにより、半導体ウェハに対して個別に直接温度負荷を与えることができる。また、温度制御ステージは密封空間にないため半導体ウェハを加熱するヒーター及び温度センサーが半導体ウェハに対してより近接して配備でき、温度負荷を与える際に精度の高い熱歪み管理が可能になり、半導体ウェハを直接温度管理することが可能になる。
また、バーンインスクリーニング方法は、アライメント装置により位置合わせするステップでは、固定装置により、半導体ウェハを温度制御ステージに固定させて位置合わせを行い、プロービングユニットが一体化させるステップでは、一つの固定装置により、プローブカードを温度制御ステージ用トレイに固定させるとともに、他の固定装置により、半導体ウェハを温度制御ステージに固定させてプロービングユニットとして一体化することが好ましい。これにより、プロービングユニットを一体化させる際に、半導体ウェハを温度制御ステージに固定させながらプローブカードを温度制御ステージ用トレイに固定させることができ、一体化の信頼性を確保できる。
さらに、バーンインスクリーニング方法は、温度制御ステージが、プロービングユニットが一体化されるステップにおいて半導体ウェハに温度負荷を与えるヒーター、及び半導体ウェハの表面温度を計測する温度センサーを既に搭載していることが好ましい。このように、温度制御ステージは、ヒーター及び温度センサーを内蔵した状態でアライメント装置から分離され、バーンイン装置に収納される。これにより、バーンインスクリーニングの際に半導体ウェハに集中的に温度負荷を与え、精度の高い温度管理をすることができる。
以上のように、本発明に係るプロービングユニット、及びバーンインスクリーニングシステム及びバーンインスクリーニング方法によれば、一体化されたプロービングユニットを用い、温度負荷を与える際に精度の高い温度管理及び熱歪管理のもとで大量のウェハを迅速に処理でき、信頼性及び生産性の高いバーンインスクリーニングシステム及びバーンインスクリーニング方法を提供することができる。
本発明に係るプロービングユニットの1つの実施形態の概略構成を示す断面図である。 補強板、プローブカード、半導体ウェハ、温度制御ステージ、及び温度制御ステージ用トレイから構成されるプロービングユニットを示す分解した斜視図である。 プロービングユニットの補強板及びDUTの一部分を示す図1のA−A断面図である。 プロービングユニットの温度制御ステージ及び温度制御ステージ用トレイを図1のB−B断面から見た平面図である。 プローブカードを裏面から示す、図1のC−C断面図である。 第1吸着装置及び第2吸着装置を示す詳細図である。 プローブカードに設けられるプローブと、半導体ウェハ上に形成された半導体チップと、をアライメントにより接続する方法を示す詳細図である。 本発明に係るバーンインスクリーニングシステム全体の1つの実施形態の概略構成を示す説明図である。 アライメント装置の構成を示す説明図である。 バーンイン装置の構成を示す説明図である。 本発明に係るバーンインスクリーニング方法の1つの実施形態の概略構成を示すフロー図である。
(プロービングユニット)
以下に、図面を用いて本発明に係るプロービングユニット(Probing Unit)1の実施形態につき、詳細に説明する。図1に、本発明に係るプロービングユニット1の1つの実施形態の概略構成を断面図で示す。また、図2に、補強板5、プローブカード(Probe Card)2、半導体ウェハ(Semiconductor Wafer)3、温度制御ステージ7、及び温度制御ステージ用トレイ8から構成されるプロービングユニット1を分解した斜視図で示す。
本発明に係るプロービングユニット1は、半導体ウェハ3の信頼性検査の一種であるバーンインスクリーニング(Burn−in Screening)が行われる。このバーンインスクリーニングの方法は、大別してパッケージ状態で実施するパッケージバーンインと、ウェハの状態で実施するウェハレベルバーンイン(Wafer Lebel Burn−in,WLBI)とがある。本発明に係るプロービングユニット1は、後者のウェハレベルバーンインに用いられる。バーンインスクリーニングとは、半導体チップ(Semiconductor Chip)6を一定時間、高温で動作させることにより半導体チップ6の初期不良を早期に発見して除去する方法をいう。また、ウェハレベル(Wafer Lebel)とは、半導体チップ6を半導体ウェハ3から切断して分離する前に半導体デバイスの電気的な検査を行うことをいう。さらに、ウェハレベルのバーンインとは、半導体ウェハ3上に形成された総ての半導体チップ6に対して同時に一括して実施する方法をいう。具体的には、半導体ウェハ3に形成された半導体チップ6の電極にプローブカード2を接触させる。そして、このプローブカード2にテスター25を接続し、電源から電気を供給して信号の入出力を行い、半導体ウェハ3上の半導体チップ6を高温下で駆動させる。そして、半導体チップ6のON/OFFのスクリーニングを行い、初期不良の半導体チップ6を発生させてそれを除去する方法である。
本発明に係るプロービングユニット1について図1及び図2を用いて説明する。ここで、プロービング(Probing)とは、ウェハレベルの電気的な検査を行う際に、金属のプローブ(探針)16を用いて半導体チップ6のボンディングパッドと電気的に接触させ、接触不良の半導体チップ6にマーキングを行って排除する作業をいう。本発明に係るプロービングユニット1は、上述したウェハレベルのバーンインスクリーニングをシステムとして捉え、そのシステム全体の効果を上げるために開発されたユニットである。ウェハレベルのバーンインスクリーニングにおいて基本となる工程はアライメントの工程及びバーンインの工程である。アライメントとは、半導体ウェハ3に形成された半導体チップ6の電極にプローブカード2を接触させる工程であり、後述するアライメント装置20において実施される。一方、バーンインとは、半導体チップ6を一定時間、高温で動作させることにより半導体チップ6の初期不良を早期に発見して除去する工程であり、後述するバーンイン装置30において実施される。本発明に係るプロービングユニット1は、アライメントの工程で製作され、バーンインの工程に持ち込まれてプロービングされる信頼性検査用の供試体であり、アライメント装置20及びバーンイン装置30により構成されるシステムにおいて、より効果的な信頼性検査を達成するために設計開発されたユニット1である。
本プロービングユニット1は、図2の斜視図に上部から順に示すように補強板5、DUTボード4、プローブカード2、半導体ウェハ3、温度制御ステージ7、及び温度制御ステージ用トレイ8から構成される。検査対象である半導体ウェハ3の表面にはスクリーニングされる半導体チップ6が形成されている。この半導体ウェハ3とプローブカード2とがアライメント装置20により位置合わせ(アライメント)される。すなわち、半導体ウェハ3に形成された半導体チップ6の電極にプローブカード2から突出するプローブ16が接触する。なお、図1では、プロービングユニット1を位置合わせされる半導体チップ6とプローブカード2とで分離して図示し、図中の矢印により位置合わせを表現する。そして、DUTボード4により電源の供給及びテスター25との信号の入出力が行われてスクリーニングが実施される。
このスクリーニングにおいて重要なポイントは、各プローブカード2から突出するプローブ16がそれぞれ対応する半導体チップ6の電極に適切に接触しなければ半導体チップ6のON/OFFに異常が発生してしまい、正常な半導体チップ6が不良品として除外されてしまう点である。従って、本発明に係るプロービングユニット1は、構成される各要素が一体化されなければならない。つまり、アライメント装置20により位置合わせが行われた以降は、プロービングが完了するまで補強板5、DUTボード4、プローブカード2、半導体ウェハ3、温度制御ステージ7、及び温度制御ステージ用トレイ8が一体化されなければならない。
従来、ウェハレベルのバーンインスクリーニングにおいてプロービングユニット1の一体化には2つの問題が存在していた。第1の問題は、「プロービングユニット1の熱膨張を抑制しながら半導体チップ6に対して温度負荷を与えなければならない。」という点である。上述した従来技術の場合、半導体ウェハ3に熱負荷を与えると、半導体ウェハ3の周囲の構成要素に熱膨張が発生し、その熱歪みが半導体チップ6の電極とプローブカード2から突出するプローブ16とのずれの原因となってしまう。半導体ウェハ3自体に熱が伝達又は伝導されるまでに他の構成要素が加熱されて熱変形が生じてしまう。
また、第2の問題は、従来技術のように半導体ウェハ3とプローブカード2とを含む空間を減圧して吸着させてユニット1を一体化させる方法を採用すると数々の問題が生じる。例えば、半導体ウェハ3とプローブカード2とを含む空間を減圧すると、空間内の空気が移動してそれがずれの原因となってしまう。また、減圧した空間の周囲がシール材などで密封されている場合には、ユニット1をアライメント装置20からバーンイン装置30へ移動される際の衝撃や変形などにより外部の空気が侵入して一体化が崩れてしまう。つまり、シール材の全長が長いため、ほんの少しの衝撃や変形によりシール材が切れて密封の効果が消滅する。
本発明に係るプロービングユニット1は、第1の問題に対しては、プロービングユニット1自体に半導体ウェハ3に直接温度負荷を与える温度制御ステージ7及び温度制御ステージ7を保持する温度制御ステージ用トレイ8を設けることで問題を解決した。また、第2の問題に対しては、プロービングユニット1の構成要素を一体化する固定装置(第1固定装置、第2固定装置)により問題を解決した。以下、これらの点に係る、温度制御機構、及び一体化機構について図を参照しながら説明する。さらに、温度制御ステージ7及び温度制御ステージ用トレイ8の多機能な特性について説明する。
(温度制御機構)
図3は、プロービングユニット1の補強板5及びDUTボード4の一部分を示す図1のA−A断面図である。本実施形態では、DUTボード4の外部側には、熱負荷による面外変形を抑えるために、円形スチフナー28a、放射状スチフナー28b、外枠18などがネットワークを組む補強板5が取り付けられる。また、補強板5には、DUTボード4に接続するための補強板固定用孔19が設けられ、補強板5によりDUTボード4やプローブカード2の熱変形が補強される。この補強板固定用孔19は、半導体ウェハ3とプローブカード2との位置合わせが行われる円形のアライメントゾーン40の円周近傍に設けられる。その固定用孔19を繋ぐ円形スチフナー28aにより、円形のアライメントゾーン40の中心から放射状に伸縮する熱膨張が抑えられる。また、補強板固定用孔19の内部を補強する放射状スチフナー28bにより、アライメントゾーン40内部でも面外変形が抑えられる。このように、補強板5は、DUTボード4やプローブカード2の温度制御機構として機能する。
また、本実施形態では、DUTボード4の一端には、コネクター27が設けられ、このコネクター27はテスター25と接続されて信号の入出力が行われる。すなわち、各プローブカード2から突出するプローブ16がそれぞれ対応する半導体チップ6の電極に接触して半導体チップ6のON/OFFを計る。その入出力信号は、DUTボード4の板厚内においてネットワーク状に配線され、DUTボード4の一端に設けられたコネクター27へと接続される。このコネクター27は、DUTボード4の側面に集約されて配置されるが、この方式に限らず、DUTボード4の上面に設けられても良い。
図4は、プロービングユニット1の温度制御ステージ7及び温度制御ステージ用トレイ8を図1のB−B断面から見た平面図である。この温度制御ステージ7はヒートアップステージとも称される。温度制御ステージ7には、半導体ウェハ3を加熱するヒーター22及び半導体ウェハ3の表面温度を計測する温度センサーが装備される。なお、本実施形態では、温度センサーとして熱電対23を用いるが、それ以外の温度センサーであっても良い。ヒーター22及び熱電対23は、温度制御ステージ7の内部に適切に配置又は配線される。また、アライメントゾーン40内には、第2吸着装置11bの第2吸引口13bが備えられる。この第2吸引口13bから下方に第2吸引管14bが延びて連結管15により集約され、第2逆止弁17bを介して第2真空カプラ12bに接続される。
図5は、プローブカード2を裏面から示す、図1のC−C断面図である。プローブカード2の図面上の奥側にはDUTボード4が一部見えている。また、4個の第1吸着装置11aが、四隅に設けられている。第1吸着装置11aは、プローブカード2に設けられて温度制御ステージ用トレイ8に接触する複数の第1吸着パッド9aと、第1吸着パッド9aに接続する第1真空カプラ12aとを備える。第1吸着パッド9aは、その中心に第1吸引口13aを有し、第1吸引口13aの周囲には蓋が設けられ、第1真空カプラ12aにより第1吸引口13aから吸引された際に蓋を補強する吸引口用補強材41が設けられている。また、アライメントゾーン40には、プローブカード2からプローブ16が整列して突出している。
(一体化機構)
本実施形態では、固定装置(第1固定装置、第2固定装置を含む)の実施例として、図1に示すように、第1吸着パッド9a及び第2吸着パッド9bを用いて一体化する吸着装置(第1吸着装置11a、第2吸着装置11b)を示す。しかし、プロービングユニット1の構成要素を固定する装置であれば吸着装置に限らず、例えば接着装置などであっても良い。図1に示すように、本発明に係るプロービングユニット1は、プローブカード2を温度制御ステージ用トレイ8に吸着して固定する第1吸着装置11aと、半導体ウェハ3を温度制御ステージ7に吸着させて固定する第2吸着装置11bと、の二種類の固定装置を備える。この吸着パッド9は、例えば、ニトリル・シリコーン・ウレタンからなる公知の製品である。この吸着パッド9を複数個用意し、固定する構成要素に対して各吸着パッド9により局所的に固定しながら、全体として安定的に吸着して一体化する。これらの吸着パッド9は、従来技術に示されるシール材と比較して吸着パッド9内の密封性は極めて高い。また、密封する領域は極めて狭い箇所に限定される。なお、本固定装置は、プロービングユニット1の構成要素を一体化する技術であれば本吸着パッド9に限らず、他の構造の吸着材であっても良い。
本発明に係るプロービングユニット1は、第1吸着パッド9aによりプローブカード2を温度制御ステージ用トレイ8に吸着して固定する第1吸着装置11aを備える。本実施形態では、図2に示すように、第1吸着パッド9aは、プローブカード2の半導体ウェハ3側の面であって半導体ウェハ3が対向しない四隅にそれぞれ1個ずつ設置される。この第1吸着パッド9aが設置される個数は、これに限らず、より少ない個数、或いはより多い個数が設置されても良い。また、この第1吸着パッド9aが設置される箇所は、これに限らず、より少ない箇所、或いはより多い箇所に設置されても良い。これにより、一体化されたプロービングユニット1は、複数個の第1吸着パッド9aによりプローブカード2をより強固に固定する。また、プロービングユニット1は、図1に示すように、複数の第1吸引口13aと、各第1吸引口13aに対応する第1吸着パッド9aと、各第1吸着パッド9aに接続する第1逆止弁17aを備え、第1真空カプラ12aと第1逆止弁17aとを接続する第1吸引管14aを備える。これにより、第1吸着パッド9aの吸着が切れた場合であっても、第1逆止弁17aにより真空状態を維持することができる。また、この第1真空カプラ12aは、各第1吸着パッド9aに対応して個別に設けられても良い。この場合には、第1吸着パッド9aごとに吸着の程度を制御できる。一方、第1真空カプラ12aを複数の各第1吸着パッド9aに接続して一括して吸引しても良い。この場合には、複数の第1吸着パッド9aの吸着の程度を一括して制御できる。
また、本発明に係るプロービングユニット1は、第1吸着パッド9aと比較してより小型である第2吸着パッド9bにより半導体ウェハ3を温度制御ステージ7に吸着させて固定する第2吸着装置11bを備える。温度制御ステージ7には、第2吸着装置11bが設けられる。この第2吸着装置11bは、複数の第2吸引口13bと、第2吸引口13bから温度制御ステージ7の内部に延びる複数の第2吸引管14bと、複数の第2吸引管14bを相互に連結する連結管15と、連結管15に接続する第2逆止弁17bと、第2逆止弁17bに接続する第2真空カプラ12bと、から構成される。これにより、第2吸着パッド9bの吸着が切れた場合であっても、第2逆止弁17bにより真空状態を維持することができる。また、第2吸着装置11bは、温度制御ステージ7の半導体ウェハ3側の表面に設けられた吸引口13から温度制御ステージ7上に配置された半導体ウェハ3を複数箇所で吸引して吸着させる。
このように、第1吸着装置11aにより、プローブカード2が温度制御ステージ用トレイ8に吸着により固定される。また、第2吸着装置11bにより、半導体ウェハ3が温度制御ステージ7に吸着により固定される。一方、温度制御ステージ用トレイ8は温度制御ステージ7を保持する。従って、第1吸着装置11a及び第2吸着装置11bによりプロービングユニット1の構成要素の全体が一体化され、ユニットとしての信頼性を獲得できる。また、第1吸着装置11aは、第1吸着パッド9aにより局所的に固定し、その固定箇所を複数箇所とすることで、プローブカード2を温度制御ステージ用トレイ8に吸着により固定する。従って、減圧される空間は各第1吸着パッド9aの内部に限られ、半導体ウェハ3とプローブカード2との位置合わせに対して減圧の影響を与えず、半導体ウェハ3の電極とプローブカード2のプローブ16とにおける「ずれ」の発生を回避できる。また、各第1吸着パッド9aのシール部分はその外周が短いため、減圧や熱負荷、或いはアライメント装置20からバーンイン装置30へ横持ちされた際の衝撃などにより外部の空気が侵入して一体化が崩れる虞は極めて少ない。
図6に、第1吸着装置11a及び第2吸着装置11bの詳細な断面を示す。図6(a)は第1吸着装置11aを示す。第1吸着装置11aには第1吸引パッド9aが用いられ、温度制御ステージ用トレイ8に接触して吸引する。第1吸引パッド9aは、固定用ボルト29によりプローブカード2に固定される。そして、第1吸引管14aから吸引され、第1吸引パッド9aの内部が真空状態になる。また、図6(b)は第2吸着装置11bを示す。第2吸着装置11bには第2吸引パッド9bが用いられ、半導体ウェハ3に接触して吸引する。第2吸着パッド9bは、第1吸着パッド9aとは逆方向に向けられる。第2吸着装置11bは、タップ24により温度制御ステージ7に固定される。そして、第2吸引管14bから吸引され、第2吸引パッド9bの内部が真空状態になる。
(温度制御ステージ及び温度制御ステージ用トレイの多機能性)
上述したように、温度制御ステージ7は温度制御機構としては、半導体ウェハ3上に設けられた半導体チップ6を加熱するヒーター22の機能を有する。一方、温度制御ステージ7は一体化機構としては、半導体ウェハ3を吸着して固定する役割を有する。そして、温度制御ステージ7は、半導体ウェハ3に直接接触した状態で半導体ウェハ3全体を効率的に加熱する。また、温度制御ステージ7は、半導体ウェハ3を複数の第2吸着パッド9bにより直接吸着する。すなわち、いずれの機構も半導体ウェハ3に対して直接接触することで効果的な機構となり、相乗的な効果を生み出す。このことから、温度制御ステージ7は多機能なステージとなる。
温度制御ステージ用トレイ8は、温度制御ステージ7を保持する「保持容器」である。また、温度制御機構としては、温度制御ステージ7の外壁となることにより、温度制御ステージ7により加熱された半導体ウェハ3の熱を外部に逃がさない「断熱容器」しての機能を有する。一方、温度制御ステージ用トレイ8は一体化機構としては、プローブカード2の第1吸着パッド9aによる吸着で固定する「接合容器」としての役割を有する。すなわち、温度制御ステージ用トレイ8は、温度制御ステージ7の周囲を取り囲むことにより、温度制御機構と一体化機構とに適した多機能な容器となる。
(アライメント)
図7に、プローブカード2に設けられるプローブ16と、半導体ウェハ3上に設けられる半導体チップ6と、をアライメントにより接続する方法を詳細図で示す。アライメントとは、各プローブ16の先端部を半導体ウェハ3上に設けられた対応する半導体チップ6の適切な箇所に接触させることをいう。このプローブ16はプローブホルダー36により保持されている。プローブカード2の半導体ウェハ3側にはプローブ16が突出している。また、プローブホルダー36のDUTボード4側にはワイヤー42が延びている。このワイヤー42は、図7に破線で示すように、DUTボード4の厚みの中を通過し、図1に示すコネクター27に集約される。そして、コネクター27はテスター25に接続され、半導体チップ6にプローブ16が接触して発生した電気信号がテスター25に伝送される。
また、プローブカード2は、上部プレート37、中間部プレート38、下部プレート39から構成され、プローブ16及びプローブホルダー36を保持する。このプローブカード2のプレートの構成は、これに限らず、プローブ16及びプローブホルダー36を保持するものであれば他の構成であっても良い。上部プレート37は、DUTボード4側のプローブホルダー36の先端位置を支持する。また、下部プレート39は、半導体ウェハ3側のプローブ16の先端位置を支持する。
上部プレート37の内部には、プローブ16に接続する弾性バネ(図示せず)が設けられている。この弾性バネの反発力によりプローブ16が押し出され、半導体チップ6の電極に安定的に接触する。プローブカード2に設けられるプローブ16と、半導体ウェハ3上に設けられる半導体チップ6とのアライメントは、このような構成により行われるため、熱負荷により半導体ウェハ3の前後に設けられたプローブカード2やDUTボード4が熱負荷により反るとプローブ16は半導体チップ6の所定の位置にある電極からずれてしまう。
(バーンインスクリーニングシステム)
図8に、本発明に係るバーンインスクリーニングシステム10全体の1つの実施形態の概略構成を示す。また、図9に、アライメント装置20の構成を説明図で示す。図9(a)は側面から見た説明図であり、図9(b)は図9(a)のD−D断面図である。さらに、図10に、バーンイン装置30の構成を説明図で示す。
図8に示すように、プロービングユニット1を用いたバーンインスクリーニングシステム10は、アライメント装置20及びバーンイン装置30を備える。そして、プローブカード2と半導体ウェハ3とはアライメント装置20により位置合わせが行われる。そして、吸着パッド9を含む第1吸着装置11a及び第2吸着装置11bにより、プローブカード2と温度制御装置7及び温度制御ステージ用トレイ8とは半導体ウェハ3を含んで一体化されてプロービングユニット1となる。さらに、一体化された複数のプロービングユニット1は、アライメント装置20から分離されてバーンイン装置30のチャンバー32内のプロービングユニット収納部34に収納される。そして、各プロービングユニット1は、それぞれテスター25に接続されてバーンインスクリーニングが行われる。
図9に示すように、アライメント装置20には、その装置内にアライメントステージ21が設けられている。アライメントステージ21は、プロービングユニット1を摺動する機構を備える。すなわち、平面上を直交するX軸及びY軸のそれぞれの方向に摺動し、XY面に直交するZ軸の方向に摺動し、さらに、XY面のΘ方向に回転する機構である。このアライメントステージ21には、プロービングユニット1の温度制御ステージ用トレイ8が設置されて固定される。一方、プローブカード2はアライメント装置20の上部に固定される。これにより、プロービングユニット1は、アライメントステージ21により、その半導体ウェハ3の位置が調節されて、アライメント装置20に固定されたプローブカード2に位置合わせされる。このアライメントの際に温度制御ステージ7には、事前にヒーター22及び熱電対23が設置されており、その状態でプロービングユニット1は一体化される。
図10に示すように、バーンイン装置30は、チャンバー32、及びテスター25から構成され、チャンバー32は、プロービングユニット1a〜1xを収納するプロービングユニット収納部34a〜34x、制御部31、及び電源35を備える。そして、テスター25a〜25xは、DUTボード4のコネクター27に接続されて信号の入出力が行われる。このように、バーンイン装置30とアライメント装置20とは完全に分離され、複数個のプロービングユニット1a〜1xを一括してバーンインスクリーニングを行うことができる。これにより、アライメント装置20による半導体ウェハ3とプローブカード2との位置合わせの工程と、バーンイン装置30によるバーンインスクリーニングの工程とをそれぞれ独立して行うことができる。
プロービングユニット1の温度制御ステージ7は、バーンイン装置30に収納された状態で搭載されたヒーター22により半導体ウェハ3に温度負荷を与え、搭載された熱電対23により半導体ウェハ3の表面温度を計測する。これにより、プロービングユニット1は、アライメントの前段階でヒーター22と熱電対23とを備えた温度制御ステージ7を内蔵することになる。
(バーンインスクリーニング方法)
図11に、本発明に係るバーンインスクリーニング方法の1つの実施形態の概略構成をフロー図で示す。各ステップの順番は、符号S1〜S5により示す。
まず、プローブカード2と半導体ウェハ3とをアライメント装置20により位置合わせする(S1)。この位置合わせにより、半導体ウェハ3に形成された半導体チップ6の電極に対して、その電極に対応するプローブ16が適切に接触する。そして、プローブカード2と、DUTボード4と、半導体ウェハ3と、温度制御ステージ7と、温度制御ステージ用トレイ8とをプロービングユニット1として一体化させる(S2)。この一体化には補強板5が含まれていても良い。このステップ(S2)は、アライメント装置20においてステップ(S1)の後に連続して速やかに行われる。そして、プロービングユニット1をアライメント装置20から分離させ(S3)、複数のプロービングユニット1をバーンイン装置30に収納する(S4)。さらに、温度制御ステージ7により半導体ウェハ3に温度負荷を与える(S5)。
この方法により、プロービングユニット1は、プローブカード2、温度制御ステージ7、及び温度制御ステージ用トレイ8などを半導体ウェハ3と共に一体化される前に、プローブカード2と半導体ウェハ3とがアライメント装置20により位置合わせされる。すなわち、アライメント装置20において位置合わせの後に、第1吸着装置11aの第1吸着パッド9aによりプローブカード2が温度制御ステージ用トレイ8に固定され、第2吸着装置11bの第2吸着パッド9bにより半導体ウェハ3が温度制御ステージ7に固定される。温度制御ステージ用トレイ8は温度制御ステージ7を保持することから、第1吸着装置11a及び第2吸着装置11bによりプロービングユニット1の構成要素の全体が、プローブカード2と半導体ウェハ3とが位置合わせされた状態を保持したまま確実に一体化される。
また、プロービングユニット1は、一体化された状態でアライメント装置20から分離されてバーンイン装置30に収納される。すなわち、アライメント装置20においてプロービングユニット1が吸着装置11a,11bにより全体として確実に一体化されている。そのため、アライメント装置20からの分離、及びバーンイン装置30への収納といった搬送によりプロービングユニット1内のプローブカード2と半導体ウェハ3との位置がずれて接触不良が生じる虞は極めて少ない。
また、アライメント装置20により位置合わせするステップ(S1)では、第2吸着装置11bにより、半導体ウェハ3を温度制御ステージ7に固定させて位置合わせを行う。一方、プロービングユニット1が一体化されるステップ(S2)では、第1吸着装置11aにより、プローブカード2を温度制御ステージ用トレイ8に固定させ、半導体ウェハ3を温度制御ステージ7に固定させてプロービングユニット1として一体化する。これにより、プロービングユニット1を一体化させる際に、半導体ウェハ3を温度制御ステージ7に固定させながらプローブカード2を温度制御ステージ用トレイ8に固定させることができる。
さらに、温度制御ステージ7は、プロービングユニット1が一体化されるステップ(S2)において半導体ウェハ3に温度負荷を与えるヒーター22、及び半導体ウェハ3の表面温度を計測する熱電対23を既に搭載している。すなわち、本発明に係るプロービングユニット1は、アライメントの段階からヒーター22及び熱電対23を内蔵した温度制御ステージ7を備え、これらのヒーター22及び熱電対23を内蔵した状態でアライメント装置20から分離され、バーンイン装置30に収納される。これにより、バーンインスクリーニングの際に半導体ウェハ3に集中的に温度負荷を与えることができる。
1 プロービングユニット、2 プローブカード、3 半導体ウェハ、4 DUTボード、5 補強板、6 半導体チップ、7 温度制御ステージ、8 (温度制御ステージ用)トレイ、9 吸着パッド,9a 第1吸着パッド,9b 第2吸着パッド、10 バーンインスクリーニングシステム、11 吸着装置(又は固定装置),11a 第1吸着装置(又は第1固定装置),11b 第2吸着装置(又は第2固定装置)、12 真空カプラ,12a 第1真空カプラ,12b 第2真空カプラ、13 吸引口,13a 第1吸引口,13b 第2吸引口、14 吸引管,14a 第1吸引管,14b 第2吸引管、15 連結管、16 プローブ又は探針、17 逆止弁,17a 第1逆止弁,17b 第2逆止弁、18 外枠、19 補強板固定用孔、20 アライメント装置、21 アライメントステージ、22 ヒーター、23 熱電対又は温度センサー、24 タップ、25 テスター、26 温度制御ステージ固定用孔、27 コネクター、28 スチフナー,28a 円形スチフナー、28b 放射状スチフナー、29 固定用ボルト、 30 バーンイン装置、31 制御部、32 チャンバー、34 プロービングユニット収納部、35 電源、36 プローブホルダー、37 上部プレート、38 中間部プレート、39 下部プレート、40 アライメントゾーン、41 吸引口用補強材、42 ワイヤー。

Claims (14)

  1. 半導体ウェハレベルのバーンインスクリーニングに用いられるプロービングユニットにおいて、
    半導体チップが形成された半導体ウェハと、
    スクリーニングの際にテスターと信号を交信するDUTボードと、
    半導体ウェハと位置合わせされるプローブカードと、
    半導体ウェハに温度負荷を与える温度制御ステージと、
    温度制御ステージを保持して固定する温度制御ステージ用トレイと、
    複数の第1の吸着パッドによりプローブカードを温度制御ステージ用トレイに吸着させる第1の固定装置と、
    第2の吸着パッドにより半導体ウェハを温度制御ステージに吸着させる第2の固定装置と、
    を備え
    第1の吸着パッドをプローブカードの半導体ウェハ側の面であって半導体ウェハが対向しない部分に設置することで、第1の吸着パッドと第2の吸着パッドとを空間的に分離させて一体化することを特徴とするプロービングユニット。
  2. 請求項1に記載のプロービングユニットであって、第1の固定装置は、第1の吸着パッドに真空吸着させる第1の真空カプラを備えることを特徴とするプロービングユニット。
  3. 請求項2に記載のプロービングユニットであって、第1の吸着パッドは、プローブカードの半導体ウェハ側の面であって半導体ウェハが対向しない部分に複数箇所設置されることを特徴とするプロービングユニット。
  4. 請求項3に記載のプロービングユニットであって、第1の吸着パッドは、プローブカードの半導体ウェハ側の面であって半導体ウェハが対向しない四隅に設置されることを特徴とするプロービングユニット。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のプロービングユニットであって、第2の固定装置は、第2の吸着パッドに真空吸着させる第2の真空カプラを備えることを特徴とするプロービングユニット。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載のプロービングユニットであって、第1の固定装置は、第1の吸着パッドに接続された第1の逆止弁を備え、第2の固定装置は、第2の吸着パッドに接続された第2の逆止弁を備えることを特徴とするプロービングユニット。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載のプロービングユニットであって、第1の吸着パッドは、第2の逆止弁にも接続し、第1の吸着パッドと第2の吸着パッドとを共に真空吸着させることを特徴とするプロービングユニット。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載のプロービングユニットであって、温度制御ステージには、半導体ウェハを加熱するヒーター、及び半導体ウェハの表面温度を計測する温度センサーが装備されることを特徴とするプロービングユニット。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載のプロービングユニットであって、温度制御ステージは、温度制御ステージ用トレイにより温度制御ステージの側面及び底面を覆われるように内蔵されることを特徴とするプロービングユニット。
  10. 請求項1乃至9のいずれか1項に記載のプロービングユニットであって、DUTボードには、DUTボード又はプローブカードの変形を抑える、複数のスチフナーが設けられた補強板が取り付けられることを特徴とするプロービングユニット。
  11. 請求項1乃至10のいずれかに記載のプロービングユニットを用いたバーンインスクリーニングシステムにおいて、
    アライメントステージに保持されたプロービングユニットの半導体ウェハとプローブカードとを位置合わせするアライメント装置と、
    プロービングユニットを収納するユニット保持部を備えたチャンバーにテスターが接続されたバーンイン装置と、を備え、
    バーンイン装置は、アライメント装置から分離された複数個のプロービングユニットを一括してバーンインスクリーニングすることを特徴とするバーンインスクリーニングシステム。
  12. 半導体ウェハレベルのバーンインスクリーニング方法において、
    プローブカードと半導体ウェハとをアライメント装置により位置合わせするステップと、
    プローブカードと、DUTボードと、半導体ウェハと、温度制御ステージと、温度制御ステージ用トレイ0とをロービングユニットとして一体化させるステップと、
    プロービングユニットをアライメント装置から分離させるステップと、
    複数のプロービングユニットをバーンイン装置に収納するステップと、
    バーンイン装置内において、温度制御ステージにより半導体ウェハに直接温度負荷を与え、かつ半導体ウェハを直接温度管理することでバーンインスクリーニングを行うステップと
    を備えることを特徴とするバーンインスクリーニング方法。
  13. 請求項12に記載のバーンインスクリーニング方法であって、アライメント装置により位置合わせするステップでは、固定装置により、半導体ウェハを温度制御ステージに固定させて位置合わせを行い、プロービングユニットが一体化されるステップでは、固定装置により、プローブカードを温度制御ステージ用トレイに固定させ、半導体ウェハを温度制御ステージに固定させてプロービングユニットとして一体化することを特徴とするバーンインスクリーニング方法。
  14. 請求項12又は13に記載のバーンインスクリーニング方法であって、温度制御ステージは、プロービングユニットが一体化されるステップにおいて半導体ウェハに温度負荷を与えるヒーター、及び半導体ウェハの表面温度を計測する温度センサーを既に搭載していることを特徴とするバーンインスクリーニング方法。
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