JP7205760B2 - 移動体 - Google Patents

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Description

特許法第30条第2項適用 (1)2018年10月10日、老人ホーム「舘山寺の里」1階ホールにて試乗会を実施。(2)2018年11月2日、ウェブサイト「http://www.suzuki.co.jp/release/c/2018/1102/」にて外観を公開。(3)2018年11月7日~2018年11月13日、渋谷ヒカリエ8「2020年、渋谷。超福祉の日常を体験しよう展(超福祉展)」にて発表及び展示。(4)2018年11月14日及び2018年11月15日、イオン幕張新都心店グランドモールにて実証実験を実施。(5)2018年11月21日、スズキ株式会社本社食堂入口にて展示。(6)2018年12月6日、スズキ株式会社二輪技術センター食堂にて展示。(7)2018年12月13日、株式会社WiL東京オフィスにてプレゼンテーションを実施。(8)2018年12月14日、イオン本社イオンタワー会議室にて実証実験を実施。(9)2019年1月16日、日本空港ビルディング株式会社事務所会議室にて実証実験を実施。
本発明は、前輪及び後輪を有する移動ベースと、この移動ベース上のシートと、このシートの側方に位置するアームレストとを有する移動体に関する。
従来から、車椅子、カート等の移動体は、高齢者、要介護者等のようなユーザの移動手段として用いられている。典型的に、移動体は、前輪及び後輪を有する移動ベースと、この移動ベース上に設置されるシートとを備えていて、ユーザは移動体のシートに着座した状態で移動することができる。そして、移動体については、モータ等の駆動手段によって自走可能な電動車椅子、電動カート等の電動車両が普及してきている。電動車両は、「シニアカー」と呼ばれることもある。
移動体はまた、シートに着座したユーザの肘を載置可能とするアームレストをさらに有する。このような移動体の一例としては、シートクッション及びシートバックを有するシートと、シートバックの両側部にて支点まわりに回動可能に支持されるアームレストとを有し、このアームレストが、シートの前後方向に沿って配置される前方位置と、この前方位置から上方に跳ね上げられるようにシートの上下方向に沿って配置される上方位置との間で回動可能になっている、電動車両が挙げられる。(例えば、特許文献1を参照。)
特開2006-103512号公報
上述した移動体の一例においては、アームレストが使用位置にある状態でシートの前後方向に沿って配置されるに過ぎず、シートに着座したユーザの前方には、シートの幅方向の全体にわたって広がる空間が形成される。そのため、かかるユーザは、特に、移動体が走行するときに着座の安定感を感じ難くなっている。
上述した移動体の一例において、ユーザは、移動体から降りる前にアームレストを前方位置から上方位置に移動させることがある。このとき、アームレストは、シートの前後方向及び上下方向に広がる平面に沿ってユーザに向かってくるように回動する。そのため、かかるアームレストが、ユーザにとって、特に、移動体から降りようとするユーザにとって邪魔になるおそれがある。
上述した移動体の一例においては、アームレストは使用位置にある状態でシートの幅方向の外方に張り出す。そのため、アームレストは移動体の幅を増加させる要因となっている。移動体を狭いスペースで走行させることを考慮すると、アームレストを、移動体を小型化するように構成することも重要となる。
上述した移動体の一例において、移動体は、買い物籠、かばん等の荷物をシート上に載置した状態で移動することがある。しかしながら、かかる荷物の前方には、上述のようにシートの幅方向の全体にわたって広がる空間が形成されるので、荷物は移動体上で安定的に支持され難くなっている。そのため、荷物の載置等を考慮した移動体の利便性を向上させることについて改善の余地がある。
このような実情を考慮すると、移動体において、ユーザの着座の安定感を向上可能とし、アームレストがユーザにとって邪魔になることを防止可能とし、移動体を小型化可能とし、移動体の利便性を向上可能とすることが望まれる。
上述のような課題を解決するために、一態様に係る移動体は、移動体の前後方向に互いに間隔を空けて位置する前輪及び後輪を有する移動ベースと、着座面を有し、かつ前記移動ベース上に配置されるシートと、前記着座面に対して移動体の幅方向の外方寄りに位置するアームレストと、前記着座面に対応する背もたれとして用いることができるように構成され、かつ前記移動ベース上に配置される背板と、を備える移動体であって、前記アームレストが、その本体部から突出するグリップを有し、前記アームレストが、前記着座面に着座したユーザがその腕を前記アームレストの上方に位置させながら前記グリップを握ることができるように前記アームレストを配置した使用位置と、前記グリップを前記使用位置よりも上方に持ち上げるように配置した持ち上げ位置との間で変化可能に構成され、前記背板は、前記着座面に対して前記移動体の後方かつ上方に位置する起立位置と、前記起立位置に対して前記移動体の前方に位置する倒伏位置との間で移動可能に構成され、前記倒伏位置にある前記背板が、前記使用位置にある前記アームレストに対して下方寄りかつ前記移動体の幅方向の中央寄りに位置するようになっている。
一態様に係る移動体において、ユーザの着座の安定感を向上させることができ、アームレストがユーザにとって邪魔になることを防止でき、移動体を小型化することができ、移動体の利便性を向上させることができる。
図1は、本実施形態に係る電動車両を、移動ベースを拡大状態にし、シートを着座位置にし、アームレストを使用位置し、かつ背板を起立位置にした状態で概略的に示す前方斜視図である。 図2は、本実施形態に係る電動車両を、移動ベースを拡大状態にし、シートを着座位置にし、アームレストを使用位置し、かつ背板を起立位置にした状態で概略的に示す正面図である。 図3は、本実施形態に係る電動車両を、移動ベースを拡大状態にし、シートを着座位置にし、アームレストを持ち上げ位置にし、かつ背板を起立位置にした状態で概略的に示す正面図である。 図4は、本実施形態に係る電動車両を、移動ベースを縮小状態にし、シートを退避位置にし、アームレストを使用位置し、かつ背板を倒伏位置にした状態で概略的に示す前方斜視図である。
本実施形態においては、移動体として構成された電動車両について以下に説明する。ここで、移動体は1人乗りであるとよく、さらに、移動体は、それに設置されるシートを移動体の外部に開放するように構成されるとよい。例えば、移動体は、車椅子、カート等とすることができ、特に、移動体は、1人乗り車椅子、1人乗りカート等とすることができる。しかしながら、移動体は、これらの構成に限定されない。
また、本実施形態に係る電動車両は、電動駆動により走行可能なものである。本実施形態において、電動車両は電動カート、特に、1人乗り電動カートとなっている。しかしながら、電動車両は、これに限定されず、電動カート以外であってもよい。例えば、電動車両は、電動車椅子、特に、1人乗り電動車椅子とすることもできる。以下においては、電動車両を必要に応じて単に「車両」と呼ぶ。
なお、本実施形態の説明に用いられる図面について、図1及び図4においては、車両前方及び車両後方を、それぞれ矢印F及び矢印Rによって示す。すなわち、車両前後方向は、矢印F及び矢印Rによって示される。図1~図4においては、車両幅方向を矢印Wによって示す。図1~図4においては、車両上方及び車両下方を、それぞれ矢印U及び矢印Lによって示す。すなわち、車両上下方向は、矢印U及び矢印Lによって示される。
「電動車両の概略について」
本実施形態に係る電動車両の概略について説明する。図1~図4に示すように、車両は、電動駆動により走行可能に構成される移動ベース1を有する。移動ベース1は、2つの前輪11と、これらの前輪11に対して車両後方に間隔を空けて位置する2つの後輪12とを有する。前輪11及び後輪12は車両の走行輪となっている。しかしながら、移動ベースは、少なくとも1つの前輪と2つ以上の後輪とを有するか、又は2つ以上の前輪と少なくとも1つの後輪とを有していればよい。
車両は、移動ベース1上に配置される1つのシート2を有する。シート2は、ユーザが着座可能であるように構成される着座面21を有する。特に、かかるシート2は1人乗り用となっているとよい。しかしながら、車両のシートは、これに限定されない。
車両は、着座面21に対して車両の幅方向の外方寄りに位置するアームレスト3を有する。特に、車両は、2つのアームレスト3を有するとよい。2つのアームレスト3は、着座面21に対して車両の幅方向の両側にそれぞれ位置するとよい。しかしながら、車両は、少なくとも1つのアームレストを有するように構成することができる。
アームレスト3は移動ベース1上に配置される。アームレスト3は、移動ベース1上で支持される支持部31と、この支持部31によって支持される本体部32とを有する。アームレスト3はまた、その本体部32から突出するグリップ33を有する。
アームレスト3は、使用位置と持ち上げ位置との間で変化可能に構成されている。具体的には、図1、図2及び図4に示すように、アームレスト3は、使用位置にて、着座面21に着座したユーザがその腕をアームレスト3の上方に位置させながらグリップ33を握ることができるように配置される。また、図3に示すように、アームレスト3は、持ち上げ位置にて、グリップ33を使用位置よりも上方に持ち上げるように配置される。図1~図4を参照すると、持ち上げ位置にあるグリップ33は、使用位置にあるグリップ33よりも車両の幅方向の外方寄りに位置する。
さらに、かかる車両は次のように構成されるとよい。図1~図4に示すように、アームレスト3の支持部31は、アームレスト3を使用位置及び持ち上げ位置間で旋回軸線3aを中心に旋回可能とするように支持されている。図1及び図4に示すように、旋回軸線3aは、車両の幅方向の中央から車両の幅方向の外方に向かうに従って車両後方から車両前方に向かって傾斜している。図1~図4に示すように、アームレスト3が使用位置にある状態で、グリップ33は、車両下方から車両上方に向かうに従って車両の幅方向の外方から車両の幅方向の中央に向かって傾斜するようにアームレスト3の本体部32から突出している。
2つのアームレスト3の一方におけるグリップ33は、車両を操作可能に構成される操作部34を有する。特に、操作部34は、ユーザが片手により操作可能に構成されるとよい。かかる操作部34は、ジョイスティックとすることができる。しかしながら、2つのアームレストにおけるグリップのそれぞれが操作部を有してもよい。また、操作部は、これに限定されず、ボタン、タッチパネル、レバー、ダイヤル式のつまみ等とすることもできる。
車両は、シート2の着座面21に対応する背もたれとして用いることができるように構成される背板4を有する。背板4もまた移動ベース1上に配置される。かかる背板4は、起立位置と倒伏位置との間で移動可能に構成される。具体的には、図1~図3に示すように、背板4は、起立位置にて、着座面21に対して車両後方かつ車両上方に位置する。また、図4に示すように、背板4は、倒伏位置にて、起立位置に対して車両前方に位置する。倒伏位置にある背板4は、使用位置にあるアームレスト3に対して車両下方寄りかつ車両の幅方向の中央寄りに位置するようになっている。
さらに、図1~図4に示すように、車両は、移動ベース1上にてシート2に対して車両後方に位置するフレーム5を有する。
「移動ベースの詳細」
移動ベース1は詳細には次のように構成されるとよい。図1~図4に示すように、移動ベース1は、前輪11を有する前側ベース13と、後輪12を有する後側ベース14とを含む。後側ベース14は、前側ベース13に対して車両後方に配置される。図1及び図4を参照すると、移動ベース1は、前輪11及び後輪12間のホイールベースHを拡大及び縮小させるように変化可能に構成されている。言い換えれば、移動ベース1の前側及び後側ベース13,14が、ホイールベースHを拡大及び縮小可能とすべく、互いに対して相対的に移動可能に構成される。しかしながら、移動ベースは、ホイールベースを一定に保つように構成することもできる。言い換えれば、移動ベースは、ホイールベースを拡大及び縮小させないように構成することもできる。
前側及び後側ベース13,14の相対的な移動によって、移動ベース1は、図1に示すようにホイールベースHを拡大した拡大状態と、図4に示すようにホイールベースHを拡大状態よりも短くするように縮小した縮小状態との間で変化できる。さらに、かかる移動ベース1においては、ホイールベースHを拡大及び縮小させるために、後輪12が駆動し、かつ前輪11が停止するように構成されている。すなわち、ホイールベースHを拡大するときには、後輪12が後側ベース14を車両後方に移動させるように回転駆動し、かつ前輪11が前側ベース13を一定の位置に留めるように停止する。また、ホイールベースHを縮小するときには、後輪12が後側ベース14を車両前方に移動させるように回転駆動し、かつ前輪11が前側ベース13を一定の位置に留めるように停止する。
しかしながら、移動ベースは、ホイールベースを拡大及び縮小させるために、前輪が駆動し、かつ後輪が停止するように構成されてもよい。移動ベースは、ホイールベースを拡大及び縮小させるために、前輪及び後輪が互いに対して反転駆動可能に構成されてもよい。
図1及び図4を参照すると、移動ベース1の前側及び後側ベース13,14は、互いに対して相対的に車両前後方向にて略直線的にスライド可能になっている。特に、移動ベース1の拡大状態及び縮小状態間におけるホイールベースHの長さの差は、シート2のシート前後方向の最大長さに対して半分以上かつ同最大長さ以下であるとよい。移動ベース1を拡大状態とした場合、車両は、搭乗するユーザを安定的に支えながら安定的に走行することができ、かつ移動ベース1を縮小状態とした場合、車両は、コンパクトになると共に小回りできるようになる。
図1~図4に示すように、移動ベース1の前側ベース13は、互いに車両幅方向に間隔を空けて配置される2つの前側サイドメンバ13aを有する。2つの前輪11は、それぞれ、車両幅方向に延びる回転軸線11aを中心に回転可能となるように2つの前側サイドメンバ13aの車両前後方向の前端部に取り付けられる。
各前側サイドメンバ13aは、この前側サイドメンバ13aの車両前後方向の後端部から車両幅方向に突出するように形成される旋回シャフト15を有する。詳細は後述するが、かかる旋回シャフト15にはシート2の脚部23が取り付けられる。かかる旋回シャフト15は、前側及び後側ベース13,14が互いに対して相対的に移動するときに、後側ベース14との干渉を避けるように配置される。
図1に示すように、旋回シャフト15は、移動ベース1の拡大状態で後側サイドメンバ14aの車両前後方向の前端部に位置するとよい。旋回シャフト15は、移動ベース1の縮小状態で後輪12の近傍に位置するとよい。
さらに、移動ベース1の後側ベース14は、互いに車両幅方向に間隔を空けて配置される2つの後側サイドメンバ14aを有する。2つの後輪12は、それぞれ、車両幅方向に延びる回転軸線12aを中心に回転可能となるように2つの後側サイドメンバ14aの車両前後方向の後端部に取り付けられる。
特に明確に図示はしないが、移動ベース1には、車両の電力供給源であるバッテリと、車両を電気的に制御するための制御装置とが搭載される。移動ベース1の前側ベース13には、2つの前輪11を制動可能とするように構成される制動装置が搭載される。また、移動ベース1の後側ベース14には、各後輪12を回転駆動するための駆動モータが搭載される。例えば、駆動モータは各後輪12と車両幅方向に隣接するように配置されるか、又は駆動モータは各後輪12に内蔵されるとよい。しかしながら、駆動モータは、これに限定されない。
このような車両において、制動装置、制御装置及び駆動モータのそれぞれは、バッテリと電気的に接続されている。バッテリは、制動装置、制御装置及び駆動モータのそれぞれに電力を供給可能である。制御装置は、制動装置及び駆動モータのそれぞれに接続されている。制御装置は、制動装置、バッテリ及び駆動モータのそれぞれを制御可能である。
「シートの詳細」
シート2は詳細には次のように構成されるとよい。図1~図4に示すように、シート2は、着座面21を有する着座部22と、この着座部22を支持することができる2つの脚部23とを含む。2つの脚部23は、互いにシート幅方向に間隔を空けるように配置される。なお、シート幅方向は車両幅方向と略一致する。しかしながら、シートは、少なくとも1つの脚部を有するように構成することもできる。
シート2は、ホイールベースHの拡大及び縮小に応じて移動可能となるように移動ベース1に取り付けられている。かかるシート2においては、着座部22は、ホイールベースHを縮小するための前側及び後側ベース13,14の相対的な車両前後方向の移動に伴う脚部23の移動によって前方に移動するように構成されている。着座部22はまた、ホイールベースHを拡大するための前側及び後側ベース13,14の相対的な車両前後方向の移動に伴う脚部23の移動によって後方に移動するように構成されている。
図1~図4を参照すると、かかるシート2は、着座部22が着座面21を車両上方に向けるように配置された着座位置と、着座部22が着座位置から車両前方に退避した退避位置との間で移動可能に構成されている。図1~図3に示すように、着座部22は、移動ベース1の拡大状態にて着座位置に配置することができる。シート2は、着座位置にある状態で、着座部22の着座面21を実質的に車両水平方向に沿わせるように配置されるとよい。
また、図4に示すように、シート2は、移動ベース1の縮小状態にて退避位置に配置することができる。シート2は、退避位置にある状態で、着座部22の着座面21を、車両上下方向及び車両幅方向に広がる平面に対して所定の角度に向けるように配置されるとよい。かかる角度は絶対値で約30°以下であるとよい。しかしながら、着座面の角度は、これに限定されない。
図1~図4に示すように、着座部22のシート前後方向の前端区域は自由端となっている。なお、シート前後方向は、シート幅方向に略直交し、かつ着座部22の正面及び背面間で延びる方向とする。シート2が着座位置にある状態では、着座部22の前端区域は、着座部22のシート前後方向の後端区域に対して車両前方に位置し、かつ着座部22の後端区域は、車両前後方向にてフレーム5と略一致するように位置する。シート2が退避位置にある状態では、着座部22の後端区域は、着座部22の前端区域に対して車両上方に位置し、かつフレーム5に対して車両前方に間隔を空けて位置する。
さらに、図4に示すように、シート2はまた、このシート2及び背板4がそれぞれ退避位置及び倒伏位置にある状態で背板4を支持するように構成される背板支持機構24を有する。かかる背板支持機構24は、着座部22のシート前後方向の後端区域となっている。しかしながら、本発明はこれに限定されない。
各脚部23は、シート上下方向の上方から下方に向かうに従ってシート前後方向の後方から前方に向かって傾斜するように延びている。各脚部23はまた、この脚部23に対応する着座部22のシート幅方向の側端区域からシート上下方向の下方側に延びるとよい。
各脚部23は、この脚部23を前側ベース13に取り付けるように構成されるベース取付区域23aを有する。ベース取付区域23aは、前側サイドメンバ13aの旋回シャフト15に旋回可能に取り付けられる。より具体的には、ベース取付区域23aは、旋回シャフト15を挿入可能とするように車両幅方向に貫通する取付長孔23bを有する。取付長孔23bは、脚部23の長手方向に沿って延びる。前側ベース13が後側ベース14に対して車両前後方向に移動するときに、旋回シャフト15は取付長孔23b内で取付長孔23bの長手方向に沿って移動する。
各脚部23は、その脚部23をフレーム5に対して旋回可能とするようにフレーム5に取り付けるように構成されるフレーム取付区域23cを有する。フレーム取付区域23cは、着座部22とベース取付区域23aとの間に位置する。また、各脚部23のベース取付区域23aは、その脚部23のシート上下方向の下端に位置するとよく、かつ各脚部23のフレーム取付区域23cは、その脚部23のシート上下方向の中間に位置するとよい。
このようなシート2において、着座部22の車両前方側移動は、ホイールベースHを縮小するための前側及び後側ベース13,14の相対的な車両前後方向の移動に伴う脚部23のベース取付区域23aの車両後方側移動及び脚部23の車両前方側旋回によってもたらされる。着座部22は、その車両前方側移動によって、着座位置から退避位置に移動できる。
そして、ホイールベースHを拡大するための前側及び後側ベース13,14の相対的な車両前後方向の移動によって、脚部23のベース取付区域23aの車両前方側移動及び脚部23の車両後方側旋回がもたらされ、これによって、着座部22の車両後方側移動がもたらされる。シート2は、その車両後方側移動によって退避位置から着座位置に移動できる。
「アームレストの詳細」
アームレスト3は詳細には次のように構成されるとよい。図1~図4に示すように、アームレスト3は着座部22に対して車両上方に位置する。2つのアームレスト3の支持部31は、2つのアームレスト3がそれぞれ旋回軸線3aを中心に旋回可能となるように、後述するフレーム5の2つの支柱51にそれぞれ取り付けられる。
各アームレスト3の支持部31は、このアームレスト3に対応する支柱51に、上述のように旋回可能に取り付けられる支持区域31aを有するとよい。さらに、各アームレスト3においては、支持部31は、本体部32に連結される連結区域31bを有するとよい。支持部31の支持区域31a及び連結区域31bは互いに間隔を空けて位置する。支持区域31aは、連結区域31bに対して車両下方に配置される。アームレスト3の支持部31は背板4の基端部4aに対して車両上方に位置する。
各アームレスト3の本体部32は、互いに対向する先端区域32a及び基端区域32bと、これら先端及び基端区域32a,32b間で延びる中間区域32cとを有する。グリップ33は、本体部32の先端区域32aから突出する。各アームレスト3が使用位置にある状態では、そのアームレスト3の本体部32の先端区域32aは、同基端区域32bに対して車両前方に位置する。
各アームレスト3が持ち上げ位置にある状態では、そのアームレスト3の本体部32の先端区域32aは、同基端区域32bに対して車両上方に位置する。特に、各アームレスト3が持ち上げ位置にある状態では、そのアームレスト3の支持部31、本体部32又はグリップ33が、起立位置にある背板4と車両前後方向にて略一致するように位置するか、又は起立位置にある背板4に対して車両後方に位置するとよい。
旋回軸線3aは、支持部31の支持区域31aを通過し、かつ車両幅方向に延びる幅方向軸線Xに対して車両前方に所定の傾斜角度θだけ傾斜しているとよい。2つのアームレスト3の傾斜角度θは同じであるとよい。傾斜角度θは、約5度~約15度であるとよい。一例として、傾斜角度θは約10度とすることができる。しかしながら、傾斜角度は、これに限定されず、2つのアームレストの傾斜角度が異なっていてもよい。また、傾斜角度は、ユーザがシートの着座面に着座した状態で、アームレストを使用位置及び持ち上げ位置間で旋回可能とするように設定することができる。
さらに、旋回軸線3aは水平面に沿って位置するとよい。しかしながら、旋回軸線は、これに限定されず、旋回軸線は水平面に対して車両上方又は車両下方に向かって傾斜させることもできる。
「背板の詳細」
背板4は詳細には次のように構成されるとよい。図1及び図4を参照すると、背板4は、起立位置と倒伏位置との間で旋回可能となるようにフレーム5に取り付けられている。図1に示すように、背板4は、起立位置にある状態で車両幅方向及び車両上下方向に広がる平面に沿って配置される。図4に示すように、背板4はまた、倒伏位置にある状態で車両水平方向に沿って配置される。
図1~図4に示すように、背板4は略平板形状に形成される。背板4は、起立位置にある状態で、それぞれ車両上下方向の下端側及び上端側に位置する基端部4a及び先端部4bを有する。背板4の基端部4aは、背板4が車両幅方向に延びる旋回軸線4cを中心に旋回可能となるように、後述するフレーム5の2つの支柱51に取り付けられる。より具体的には、背板4の基端部4aは、2つの支柱51における車両上下方向の中間部に取り付けられる。背板4の背面は、背板4が倒伏位置にある状態で水平方向に沿う平面となっており、背板4が倒伏位置にある状態では、この背面に、買い物籠、かばん等の荷物を配置することができる。また、背板4の周縁部の一部又は全部には、背面に対して突出する荷物止め部4dが設けられる。特に、荷物止め部4dは、背板4の基端部4a及び先端部4bの一方若しくは両方を含む背板4の周縁部の一部、又は背板4の周縁部の全部に設けられるとよい。かかる荷物止め部4dは、背板4の周方向に互いに離れた複数の要素から成るか、又は背板4の周方向に連続するように一体に形成されるとよい。
背板4の先端部4bは自由端となっている。かかる背板4の先端部4bは、起立位置と倒伏位置との間で旋回軸線4cを中心に揺動可能である。さらに、図4に示すように、シート2が退避位置にあり、かつ背板4が倒伏位置にある状態で、背板4の先端部4bは、シート2の脚部23の背板支持機構24によって支持される。
「フレームの詳細について」
フレーム5は詳細には次のように構成されるとよい。図1~図4に示すように、フレーム5は、着座位置にあるシート2に対して車両後方にて隣接するように配置される。フレーム5は、互いに車両幅方向に間隔を空けて配置される2つの支柱51を有する。2つの支柱51は、それぞれ、車両幅方向にて後側ベース14の2つの後側サイドメンバ14aに対応するように配置される。2つの支柱51はまた、それぞれ、車両幅方向にてシート2の2つの脚部23に対応するように配置される。
各支柱51の車両上下方向の下端部は、この支柱51に対応する後側サイドメンバ14aの車両前後方向の後端部に取り付けられる。各支柱51は、この支柱51に対応するシート2の脚部23のフレーム取付区域23cを取付可能に構成されるシート旋回取付部51aを有する。かかるフレーム取付区域23cは、車両幅方向に延びる旋回軸線2aを中心に旋回可能にシート旋回取付部51aに取り付けられる。
シート旋回取付部51aは、車両前後方向にて、後側ベース14の前端及び後端間に配置される。特に、図1~図3に示すように、シート旋回取付部51aは、着座位置にあるシート2の着座部22に対して車両下方に位置する各支柱51の車両上下方向の下方領域に配置されるとよい。支柱51の下方領域は、車両前方に向かって略三角形状に突出するように屈曲形成されるとよい。この場合、シート旋回取付部51aは、車両前方に向かって略三角形状に突出する下方領域の頂部に位置するとよい。
「電動車両の展開状態及び折り畳み状態」
電動車両の展開状態及び縮小状態について説明する。図1に示すように、車両は、移動ベース1が拡大状態にあり、かつシート2が着座位置にあるときに展開状態となる。車両は、展開状態では、ユーザが搭乗した状態で操作部34を操作することによって走行可能である。車両はまた、展開状態においては、ユーザ、補助者等が車両後方に位置する状態で車両を手押しすることによっても走行可能である。かかる車両は、展開状態では、車椅子、カート等として用いることができる。
図4に示すように、車両は、上述のように移動ベース1が縮小状態にあり、かつシート2が退避位置にあるときに折り畳み状態となる。車両は、折り畳み状態において、ユーザが車両後方に位置した状態で車両を手押しすることによって走行可能である。かかる車両は、折り畳み状態では、歩行補助車、ショッピングカート、台車等として用いることができる。
以上、本実施形態に係る電動車両は、上述のような移動ベース1と、シート2と、アームレスト3とを有し、アームレスト3が、移動ベース1上で支持される支持部31と、この支持部31によって支持される本体部32とを有し、アームレスト3が、その本体部32から突出するグリップ33をさらに有し、アームレスト3が、着座面21に着座したユーザがその腕をアームレスト3に対して車両上方に位置させながらグリップ33を握ることができるようにアームレスト3を配置した使用位置と、グリップ33を使用位置よりも車両上方に持ち上げるように配置した持ち上げ位置との間で変化可能に構成され、持ち上げ位置にあるグリップ33が、使用位置にあるグリップ33よりも車両の幅方向の外方寄りに位置するようになっている。
このような電動車両においては、アームレスト3が使用位置にある状態で、シート2に着座したユーザの前方に、アームレスト3の本体部32から突出するグリップ33が位置する。そのため、ユーザは、かかるグリップ33を握りながら安定的に着座することができる。すなわち、ユーザの着座の安定感を向上させることができる。また、持ち上げ位置にあるアームレスト3のグリップ33が、使用位置にあるアームレスト3のグリップ33よりも車両の幅方向の外方寄りに位置する。そのため、ユーザが、シート2に着座しているとき、特に、電動車両から降りようとするときに、アームレスト3がユーザにとって邪魔になることを防止できる。また、アームレスト3を使用位置に配置した車両の幅を減少させることができて、車両を小型化できる。ひいては、車両の利便性を向上させることができる。
本実施形態に係る電動車両においては、アームレスト3の支持部31が、アームレスト3を使用位置及び持ち上げ位置間で旋回軸線3aを中心に旋回可能とするように支持され、旋回軸線3aが、車両の幅方向の中央から車両の幅方向の外方に向かうに従って車両後方から車両前方に向かって傾斜している。このような電動車両においては、ユーザが、シート2に着座しているとき、特に、車両から降りようとするときに、アームレスト3を使用位置から持ち上げ位置に移動するに従って車両の幅方向の外方に向けて徐々に移動させることができる。そのため、ユーザが、シート2に着座しているとき、特に、車両から降りようとするときに、アームレスト3がユーザにとって邪魔になることを効率的に防止できる。アームレスト3を使用位置に配置した車両の幅を効率的に減少させることができて、車両を効率的に小型化できる。ひいては、車両の利便性を効率的に向上させることができる。
本実施形態に係る電動車両においては、アームレスト3が使用位置にある状態で、グリップ33が、車両下方から車両上方に向かうに従って車両の幅方向の外方から車両の幅方向の中央に向かって傾斜するようにアームレスト3の本体部32から突出している。このような電動車両においては、ユーザは、このようなグリップ33を握りながら安定的に着座することができる。すなわち、ユーザの着座の安定感を効率的に向上させることができる。また、ユーザの降車後にシート2の幅方向の両側にアームレスト3が設けられる場合には、これら両側のアームレスト3間のシート2上に、買い物籠、かばん等の荷物を配置することができ、かつかかる荷物をグリップ33によって安定的に支持することができる。そのため、車両の利便性を向上させることができる。
本実施形態に係る電動車両においては、グリップ33が、車両を操作可能に構成される操作部34を有する。このような電動車両においては、操作部34をグリップ33に集約するように配置できる。そのため、車両を小型化できる。また、グリップ33に配置される操作部34は、ユーザにとって操作し易い。そのため、車両の利便性を向上させることができる。
本実施形態に係る電動車両は、上述のような背板4を有し、背板4は、着座面21に対して車両後方かつ車両上方に位置する起立位置と、この起立位置に対して車両前方に位置する倒伏位置との間で移動可能に構成され、倒伏位置にある背板4が、使用位置にあるアームレスト3に対して車両下方寄りかつ車両の幅方向の中央寄りに位置するようになっている。このような電動車両においては、倒伏位置にある背板4の幅方向の両側にアームレスト3が設けられる場合に、これら両側のアームレスト3間にて、買い物籠、かばん等の荷物を背板4上に配置することができ、かつかかる荷物をグリップ33によって安定的に支持することができる。そのため、車両の利便性を向上させることができる。
ここまで本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明は、その技術的思想に基づいて変形及び変更可能である。
1…移動ベース、11…前輪、12…後輪、2…シート、21…着座面、3…アームレスト、3a…旋回軸線、31…支持部、32…本体部、33…グリップ、34…操作部、4…背板

Claims (5)

  1. 移動体の前後方向に互いに間隔を空けて位置する前輪及び後輪を有する移動ベースと、
    着座面を有し、かつ前記移動ベース上に配置されるシートと、
    前記着座面に対して移動体の幅方向の外方寄りに位置するアームレストと、
    前記着座面に対応する背もたれとして用いることができるように構成され、かつ前記移動ベース上に配置される背板と、
    を備える移動体であって、
    前記アームレストが、その本体部から突出するグリップを有し、
    前記アームレストが、前記着座面に着座したユーザがその腕を前記アームレストの上方に位置させながら前記グリップを握ることができるように前記アームレストを配置した使用位置と、前記グリップを前記使用位置よりも上方に持ち上げるように配置した持ち上げ位置との間で変化可能に構成され、
    前記背板は、前記着座面に対して前記移動体の後方かつ上方に位置する起立位置と、前記起立位置に対して前記移動体の前方に位置する倒伏位置との間で移動可能に構成され、
    前記倒伏位置にある前記背板が、前記使用位置にある前記アームレストに対して下方寄りかつ前記移動体の幅方向の中央寄りに位置するようになっている、移動体。
  2. 移動体の前後方向に互いに間隔を空けて位置する前輪及び後輪を有する移動ベースと、
    着座面を有し、かつ前記移動ベース上に配置されるシートと、
    前記着座面に対して移動体の幅方向の外方寄りに位置するアームレストと
    前記着座面に対応する背もたれとして用いることができるように構成され、かつ前記移動ベース上に配置される背板と、
    を備える移動体であって、
    前記アームレストが、前記移動ベース上で支持される支持部と、前記支持部によって支持される本体部とを有し、
    前記アームレストが、その本体部から突出するグリップをさらに有し、
    前記アームレストが、前記着座面に着座したユーザがその腕を前記アームレストの上方に位置させながら前記グリップを握ることができるように前記アームレストを配置した使用位置と、前記グリップを前記使用位置よりも上方に持ち上げるように配置した持ち上げ位置との間で変化可能に構成され、
    前記持ち上げ位置にある前記グリップが、前記使用位置にあるグリップよりも移動体の幅方向の外方寄りに位置するようになっており、
    前記背板は、前記着座面に対して前記移動体の後方かつ上方に位置する起立位置と、前記起立位置に対して前記移動体の前方に位置する倒伏位置との間で移動可能に構成され、
    前記倒伏位置にある前記背板が、前記使用位置にある前記アームレストに対して下方寄りかつ前記移動体の幅方向の中央寄りに位置するようになっている、移動体。
  3. 前記支持部が、前記アームレストを前記使用位置及び前記持ち上げ位置間で旋回軸線を中心に旋回可能とするように支持され、
    前記旋回軸線が、前記移動体の幅方向の中央から同外方に向かうに従って前記移動体の後方から同前方に向かって傾斜している、請求項に記載の移動体。
  4. 前記アームレストが前記使用位置にある状態で、前記グリップが、下方から上方に向かうに従って前記移動体の幅方向の外方から同中央に向かって傾斜するように前記アームレストの本体部から突出している、請求項又はに記載の移動体。
  5. 前記グリップが、前記移動体を操作可能に構成される操作部を有する、請求項のいずれか一項に記載の移動体。
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