JP2002078746A - リクライニング式車椅子 - Google Patents

リクライニング式車椅子

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JP2002078746A
JP2002078746A JP2000315914A JP2000315914A JP2002078746A JP 2002078746 A JP2002078746 A JP 2002078746A JP 2000315914 A JP2000315914 A JP 2000315914A JP 2000315914 A JP2000315914 A JP 2000315914A JP 2002078746 A JP2002078746 A JP 2002078746A
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JP
Japan
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frame
axle
backrest
rear wheels
holding
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Application number
JP2000315914A
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English (en)
Inventor
Akira Furukawa
昭 古川
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TIME KK
Original Assignee
TIME KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】寝かせた時には各クッション面が連続した水平
面になり、座位では座面が迎角を有し、軸間距離が連動
して変化するリクライニング式車椅子の提供。 【解決手段】前輪1を保持するフレーム2と、後輪6を
保持するフレーム7を、後方に向かって斜め下方に傾け
た前後方向の軸線に沿って互いに平行に移動できるよう
にし、背当て15と、後輪を保持するフレームをリンク
17で連結し、背当ての傾動に連動して、前後車輪の軸
間距離を変化させるとともに、軸間距離の変化に伴って
後輪の高さが変化することを利用して、背当てを寝かせ
た時には各クッション面が連続した水平面となって軸間
距離が最大となり、座位では座面が迎角を持って軸間距
離が最小となるように構成されたリクライニング式車椅
子。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高齢者や病人、障害
者などの介護機器、および搬送機器に関する。
【0002】
【従来の技術】車椅子で患者や障害者或いは高齢者を搬
送する場合、リクライニングを必要とする場合が多い
が、従来のリクライニング式の車椅子は、座位での使用
時に座面に迎角を設けているため、リクライニング時に
背当て部、座部、脚部などのクッション面が完全に連続
した水平面になるものがなかった。また、水平近くまで
リクライニングさせた時、後輪の車軸の位置に対して、
頭部が大きく突出して転倒の危険があり、そのために、
転倒防止の支柱を必要としていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】車椅子で人体を搬送す
る際に、座位での使用時には人体の姿勢の安定のため、
座面に迎角を設ける必要があり、また、背当てを座位か
ら水平まで傾動した時には、リクライニング式の車椅子
と組み合わせて使用する移送装置との整合の必要から、
背当て部、座部、脚部などのクッション面が、完全に連
続した水平面になるようにする必要があること。また、
背当てを座位から水平まで傾動させた時に、前後車輪の
軸間距離を最小から最大まで変化させることによって、
後輪の車軸の位置に対する頭部の突出を防ぎ、転倒の危
険を防止するとともに、リクライニング式の車椅子と組
み合わせて使用する移送装置の下部機構と、車椅子の車
輪部の干渉を防ぐことを課題とする。
【0004】
【課題を解決しようとする手段】背当てが傾動するリク
ライニング式の車椅子において、前輪を保持するフレー
ムと、後輪を保持するフレームを、前後方向の軸線に沿
って互いに平行に移動できるようにして、前後車輪の間
の軸間距離を変更できるようにし、傾動する背当てと、
後輪を保持するフレームとをリンクを介して結合し、背
当ての傾動に連動して前後車輪の間の軸間距離を変化さ
せることができるようにする。また、前輪を保持するフ
レームと、後輪を保持するフレームを、前後方向の軸線
に沿って互いに平行に移動できるようにするとき、該軸
線を後方に向かって水平から下向きに傾斜させることに
よって、背当ての傾動に連動して前後車輪の間の軸間距
離を変化させた時、車椅子の座面の迎角も連動して変化
するようにする。
【0005】
【作用】前輪を保持するフレームの前後方向の部材と、
後輪を保持するフレームの前後方向の部材を、一方を他
方に嵌合させたり、スライドレールと保持機構を用いる
などの手段により、前後方向の軸線に沿って互いに平行
に移動できるようにすることによって、前後車輪の間の
軸間距離を変化させることができる。また、座位から水
平まで傾動する背当てと、後輪を保持するフレームとを
リンクを介して結合することによって、背当ての傾動に
連動して前後車輪の間の軸間距離を変化させることがで
きる。
【0006】背当ての傾動に連動して前後車輪の間の軸
間距離を変化させる構造において、該軸線を後方に向か
って水平から下向きに傾斜させることによって、後輪の
位置を最大軸距から、前輪に近付けるに従って、車椅子
の座面と後輪の車軸との間の上下方向の距離が減少する
ため、座面の床面に対する迎角が増加し、最大リクライ
ニング位置における水平座面から、座位における適切な
迎角に変化するようになる。
【発明の効果】
【0007】背当てが傾動するリクライニング式の車椅
子において、背当ての傾動に連動して前後車輪の間の軸
間距離を変化させることによって、背当てを水平まで傾
動させた時に、後輪の車軸の位置に対して頭部が突出し
ないようにし、転倒する危険を防止するとともに、リク
ライニング式の車椅子と組み合わせて使用する移送装置
の下部機構と、車椅子の車輪部の干渉を防ぐ効果があ
る。
【0008】後輪の位置を前輪に近付けるに従って、車
椅子の座面の床面に対する迎角が増加し、最大リクライ
ニング位置における水平座面から、座位における適切な
迎角に変化することによって、車椅子で人体を搬送する
際に、座位での使用時には人体の姿勢の安定のために座
面に迎角が確保され、背当てを水平まで傾動した時に
は、背当て部、座部、脚部などのクッション面が完全に
連続した水平面になるようになり、リクライニング式の
車椅子と組み合わせて使用する移送装置との整合性が確
保される効果がある。
【0009】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例につき、図面
に沿って詳述する。リクライニング式の車椅子のキャス
ター車輪1を保持するフレーム2は、後方に向かって、
座部フレーム13に対して約5度の下向きの傾斜を有す
る角型断面のパイプである。フレーム2には延長部3が
接合され、延長部3の後端部には回転軸4に支持された
ローラー5が取り付けられる。
【0010】後部車輪6を保持するフレーム7は、フレ
ーム2の内部に嵌合される角型断面のパイプである。フ
レーム7の前端部には回転軸8に支持されたローラー9
が取り付けられる。フレーム2にフレーム7が嵌合され
た時、ローラー5はフレーム7の上面に接触し、ローラ
ー9はフレーム2の内面下部に接触して、車椅子の荷重
を支えながら、フレーム2の傾斜した軸線に沿って、互
いに滑らかに転動する。
【0011】フレーム2及びその延長部3には、支柱1
0及び支柱11が取り付けられて、座部クッション12
を保持する座部フレーム13を支持している。座部フレ
ーム13には、背当てクッション14を保持する背当て
フレーム15が、回転軸16によって回転自在に取り付
けられている。また座部フレーム13には、脚部クッシ
ョン21を保持する脚部フレーム22が、回転軸23に
よって回転自在に取り付けられている。
【0012】背当てフレーム15と脚部フレーム22
は、リンク20によって相互に連結され、また背当てフ
レーム15と後部車輪6を保持するフレーム7は、回転
軸18及び回転軸19を介してリンク17によって連結
されている。これらの構成により、背当てフレーム15
の座部フレーム13に対する傾動が、脚部フレーム22
及び、後部車輪6を保持するフレーム7を連動して作動
させることになる。
【0013】図1の状態、即ち背当てフレーム15が、
座部フレーム13と同一面となっている時、脚部フレー
ム22も座部フレーム13と同一面となり、後部車輪6
を保持するフレーム7は、リンク17によって、キャス
ター車輪1を保持するフレーム2に対し、最も浅く嵌合
された状態、即ち前後車輪の軸間距離が最大の状態に位
置決めされる。又この時各車輪の接地面は座部フレーム
13と平行の水平面となるように配置される。
【0014】図2の状態、即ち背当てフレーム15が、
座部フレーム13に対して最も立てられた座位の状態に
おいては、脚部フレーム22も座部フレーム13に対し
て最大の角度で折れることになり、また後部車輪6を保
持するフレーム7は、リンク17によって、キャスター
車輪1を保持するフレーム2に対し、最も深く嵌合され
た状態、即ち前後車輪の軸間距離が最小の状態に位置決
めされる。
【0015】フレーム7は、座部フレーム13に対して
約5度の下向きの傾斜を有するフレーム2に嵌合して移
動するため、背当てフレーム15が最も立てられた座位
の状態においては、後部車輪6と座部フレーム13との
上下方向の距離が最も近付くことになり、座部フレーム
13は、座位の状態において適切な迎角を与えられるこ
とになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】背当てフレーム15及び脚部フレーム22が、
座部フレーム13と水平同一面となっているベッドの状
態で、前後車輪の軸間距離が最大の状態を示す側面図。
【図2】背当てフレーム15と脚部フレーム22が、座
部フレーム13に対して最大傾斜となっている座位の状
態で、前後車輪の軸間距離が最小の状態を示す側面図。
【符号の説明】
(1)キャスター車輪 (2)キャスター車輪を保持するフレーム (3)フレームの延長部 (4)ローラーの回転軸 (5)ローラー (6)後部車輪 (7)後部車輪を保持するフレーム (8)ローラーの回転軸 (9)ローラー (10)支柱 (11)支柱 (12)座部クッション (13)座部フレーム (14)背当てクッション (15)背当てフレーム (16)背当てフレームの回転軸 (17)リンク (18)リンクと背当てフレームの回転軸 (19)リンクと後部車輪を保持するフレームの回転軸 (20)リンク (21)脚部クッション (22)脚部フレーム (23)脚部フレームの回転軸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】背当てが傾動するリクライニング式車椅子
    において、前輪を保持するフレームと、後輪を保持する
    フレームを、前後方向の軸線に沿って互いに平行に移動
    できるようにし、前輪を保持するフレームに組み付けら
    れた背当てと、後輪を保持するフレームとをリンクを介
    して結合し、背当ての傾動に連動して前後車輪の間の軸
    間距離を変化させることができるようにしたリクライニ
    ング式車椅子。
  2. 【請求項2】背当てが傾動するリクライニング式車椅子
    において、前輪を保持するフレームと、後輪を保持する
    フレームを、前後方向の軸線に沿って互いに平行に移動
    できるようにするとき、該軸線を後方に向かって水平か
    ら下向きに傾斜させることによって、背当ての傾動に連
    動して前後車輪の間の軸間距離を変化させる際に、車椅
    子の座面の迎角も連動して変化するようにした、請求項
    1記載のリクライニング式車椅子。
JP2000315914A 2000-09-08 2000-09-08 リクライニング式車椅子 Pending JP2002078746A (ja)

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