JP7205617B2 - 打込機 - Google Patents

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Description

本発明は、止具を打撃する打撃部を備えた打込機に関する。
止具を打撃する打撃部を備えた打込機の一例が、特許文献1に記載されている。特許文献1に記載された打込機は、電動モータ、打撃部、蓄圧室、動力機構、射出部、マガジン及びトリガを有する。打撃部は、蓄圧室の気体圧力を受けるピストンと、ピストンに固定されたドライバブレードと、を有する。打撃部は、第1位置と第2位置との間で作動可能である。ドライバブレードは、複数の第1係合部を有する。複数の第1係合部は、ドライバブレードの作動方向に間隔をおいて配置されている。動力機構は、回転部及び複数の第2係合部を有する。回転部は、電動モータの回転力で回転する。複数の第2係合部は、回転部の回転方向に間隔をおいて設けられている。マガジンから射出部に釘が供給される。
特許文献1に記載された打込機では、打撃部が第2位置で停止している状態でトリガに操作力が付加されると電動モータが回転する。すると、回転部に設けられた複数の第2係合部が、ドライバブレードに設けられた複数の第1係合部にそれぞれ単独で係合及び離間し、打撃部が第2方向に作動する。回転部に設けた複数の第2係合部が、ドライバブレードに設けられた複数の第1係合部から全て離間すると、打撃部は、蓄圧室の気体圧力で第1方向に向けて作動し、ドライバブレードは、射出部の釘を打撃する。
国際公開第2016-199670号
本願発明者は、第2係合部が本来の係合対象である第1係合部とは異なる第1係合部に係合する可能性がある、という課題を認識した。
本発明の目的は、第2係合部を本来の係合対象である第1係合部に係合させることのできる打込機を提供することである。
一実施形態の打込機は、第1位置と第2位置との間で往復作動可能とし、かつ、前記第1位置から前記第2位置へ第1方向に作動して止具を打撃する打撃部と、前記打撃部を前記第2位置から前記第1位置へ第2方向に作動させるように回転する回転部と、前記打撃部に間隔をおいて設けられた複数の第1係合部と、前記回転部に間隔をおいて設けられ、かつ、前記複数の第1係合部にそれぞれ単独で係合及び離間して前記打撃部を前記第2方向に作動させる複数の第2係合部と、を有する打込機であって、前記複数の第1係合部は、特定第1係合部と、通常第1係合部と、を含み、前記複数の第2係合部は、前記通常第1係合部に非対応とされ、かつ、前記特定第1係合部に対応して係合可能とする特定第2係合部と、前記通常第1係合部に対応して係合可能とする通常第2係合部と、を含む。
一実施形態の打込機は、第2係合部を本来の係合対象である第1係合部に係合させることができる。
本発明の一実施形態である打込機の全体を示す側面断面図である。 打込機の背面断面図である。 打込機に設けた調整機構の第1実施例を示す拡大断面図である。 図3に示す調整機構の底面断面図である。 打込機に設けた打撃部が待機位置で停止している背面断面図である。 打込機に設けた打撃部が下死点で停止している背面断面図である。 打込機に設けた打撃部が下死点から上昇する背面断面図である。 打込機に設けた打撃部が中間位置で停止している背面断面図である。 打込機に設けた調整機構の第1実施例の変更例を示す背面断面図である。 打込機に設けた調整機構の第2実施例であり、打撃部が下死点にある状態の背面断面図である。 図10における打撃部が、中間位置にある状態の背面断面図である。 図10に示す調整機構の底面断面図である。 打込機が有するホイールの回転方向における領域を示す模式図である。
本発明の打込機に含まれるいくつかの実施形態のうち、代表的な実施形態について図面を参照して説明する。
図1及び図2に示す打込機10は、ハウジング11、打撃部12、ノーズ部13、電源部14、電動モータ15、減速機構16、調整機構17及び蓄圧容器18を有する。ハウジング11は、打込機10の外殻要素であり、ハウジング11は、シリンダケース19、ハンドル20、モータケース21及び装着部22を有する。シリンダケース19は筒形状であり、ハンドル20及びモータケース21は、シリンダケース19に接続されている。装着部22は、ハンドル20及びモータケース21に接続されている。
電源部14は、装着部22に取り付け及び取り外しが可能である。電動モータ15は、モータケース21内に配置されている。蓄圧容器18は、キャップ23と、キャップ23が取り付けられるホルダ24と、を有する。ヘッドカバー25がシリンダケース19に取り付けられており、蓄圧容器18は、シリンダケース19内及びヘッドカバー25内に亘って配置されている。
シリンダ27がシリンダケース19内に収容されている。シリンダ27は金属製、例えば、アルミニウム製または鉄製である。シリンダ27はシリンダケース19に対して中心線A1に沿った方向及び径方向に位置決めされている。中心線A1は、シリンダ27の中心を通る。径方向は、中心線A1を中心とする仮想円の径方向である。圧力室26が、蓄圧容器18内及びシリンダ27内に亘って形成されている。圧力室26に圧縮気体が充填されている。圧縮気体は、空気の他、不活性ガスを用いることができる。不活性ガスは、一例として、窒素ガス、希ガスを含む。本実施形態では、圧力室26に空気が充填されている例を説明する。
打撃部12は、ハウジング11の内部から外部に亘って配置されている。打撃部12は、ピストン28及びドライバブレード29を有する。ピストン28は、シリンダ27内で中心線A1に沿った方向に作動可能である。ピストン28の外周面に、環状のシール部材84が取り付けられている。シール部材84は、シリンダ27の内周面に接触してシール面を形成する。ドライバブレード29は、一例として金属製、非鉄金属製、鋼製である。ピストン28とドライバブレード29とが別部材で設けられ、ピストン28とドライバブレード29とが連結されている。
ノーズ部13は、シリンダケース19の内外に亘って配置されている。ノーズ部13は、バンパ支持部31、射出部32及び筒部33を有する。バンパ支持部31は、筒形状であり、かつ、ガイド孔34を有する。ガイド孔34は中心線A1を中心として配置されている。
バンパ支持部31内にバンパ35が配置されている。バンパ35は合成ゴム製、シリコンゴム製の何れでもよい。バンパ35はガイド孔36を有する。中心線A1はガイド孔36内を通る。ドライバブレード29は、ガイド孔34,36内に配置されている。打撃部12は、中心線A1に沿った第1方向D1及び第2方向D2で作動できる。第1方向D1と第2方向D2とは、互いに逆方向である。第1方向D1は、ピストン28がバンパ35に接近する方向である。第2方向D2は、ピストン28がバンパ35から離間する方向である。打撃部12は、図1に示す圧力室26の気体圧力で第1方向D1に常に付勢されている。打撃部12が第1方向D1で作動することを、下降と定義可能である。打撃部12が第2方向D2で作動することを、上昇と定義可能である。
射出部32はバンパ支持部31に接続され、かつ、バンパ支持部31から中心線A1に沿った方向に突出している。射出部32は射出路37を有し、射出路37は中心線A1に沿って設けられている。ドライバブレード29は、射出路37内で中心線A1に沿った方向に作動できる。
図1のように、モータケース21内に電動モータ15が配置されている。電動モータ15は、ロータ39及びステータ40を有する。ステータ40は、モータケース21に取り付けられている。ロータ39はロータ軸41に取り付けられ、ロータ軸41の第1端部は、軸受42を介してモータケース21により回転可能に支持されている。電動モータ15は、ブラシレスモータであり、電動モータ15に電圧が印加されると、ロータ39は、中心線A2を中心として回転する。
モータケース21内にギヤケース43が設けられている。ギヤケース43は筒形状である。減速機構16はギヤケース43内に設けられている。減速機構16は、複数組のプラネタリギヤ機構を備えている。減速機構16の入力要素は、動力伝達軸44を介してロータ軸41に連結されている。動力伝達軸44は、軸受45により回転可能に支持されている。
回転軸46が筒部33内に設けられている。回転軸46は軸受48,49により回転可能に支持されている。ロータ軸41、動力伝達軸44、減速機構16及び回転軸46は、中心線A2を中心として同心状に配置されている。減速機構16の出力要素97と回転軸46とが同心状に配置され、かつ、出力要素97と回転軸46とが一体回転する。減速機構16は、電動モータ15から回転軸46に至る動力伝達経路に配置されている。調整機構17は、回転軸46の回転力を、打撃部12を第2方向D2で付勢する力に変換する。
(調整機構の第1実施例) 調整機構17は、図3、図4及び図5のように、ドライバブレード29、ドライバブレード29に設けた複数の第1係合部、ホイール50、及びホイール50に設けた複数の第2係合部を含む。中心線A1に対して垂直な平面内で、ドライバブレード29の断面形状は、略四角形である。複数の第1係合部61,62,63,64,65,66,67,68,69,70,71が、ドライバブレード29に設けられている。複数の第1係合部63,64,65,66,67,68,69,70,71は、ドライバブレード29と一体で設けられている。複数の第1係合部61,62は、ドライバブレード29と一体で設けられてもよいし、ドライバブレード29とは別体で設け、複数の第1係合部61,62をドライバブレード29に固定したものでもよい。
複数の第1係合部61,62,63,64,65,66,67,68,69,70,71は、ドライバブレード29の中心線A1に沿った方向の先端29Aと、ピストン28との間に配置されている。打撃部12が第2方向D2で作動すると、複数の第1係合部のうち複数の第1係合部61,62は、第2方向D2で先頭、つまり、第1番目に位置する。打撃部12が第2方向D2で作動すると、複数の第1係合部63,64,65,66,67,68,69,70,71は、複数の第1係合部61,62よりも後方に位置する。
第1係合部61,62は、中心線A1に沿った方向で同じ位置に設けられている。第1係合部61,62は、ドライバブレード29から中心線A2に沿った方向で互いに逆向きに突出している。複数の第1係合部61,62,63,64,65,66,67,68,69,70,71は、中心線A1に沿った方向に、この順序で配置されている。第1係合部61,62は、第1係合部63とピストン28との間に配置されている。第1係合部71は、第1係合部70と先端29Aとの間に配置されている。複数の第1係合部63,64,65,66,67,68,69,70,71は、ドライバブレード29の縁に所定間隔で突起を設けて形成されている。
ホイール50は回転軸46に取り付けられている。ホイール50は、一例として金属製、非鉄金属製、鋼製である。ホイール50は中心線A2を中心として回転する。中心線A2は、打撃部12の作動方向に対して交差する方向で、ドライバブレード29から離間して配置されている。
ホイール50は、第1円板部50A及び第2円板部50Bを有する。第1円板部50A及び第2円板部50Bを有する。第1円板部50A及び第2円板部50Bは、中心線A2に沿った方向で異なる位置に配置されている。つまり、第1円板部50Aと第2円板部50Bとが、中心線A2に沿った方向に間隔をおいて配置されている。中心線A2に沿った方向における第1円板部50Aと第2円板部50Bとの間隔は、中心線A2に沿った方向におけるドライバブレード29の厚さよりも大きい。打撃部12が中心線A2に沿って作動すると、ドライバブレード29の一部、及び複数の第1係合部63,64,65,66,67,68,69,70,71は、第1円板部50Aと第2円板部50Bとの間を通過する。
第1円板部50A及び第2円板部50Bの外周面の一部は、中心線A2を中心とする円弧状である。第1円板部50A及び第2円板部50Bは、ホイール50の回転方向E1で所定角度の第2領域に切り欠き部50Cが形成されている。切り欠き部50Cは、一例として90度の領域に形成されている。中心線A2を中心とする切り欠き部50Cの最小外径は、切り欠き部50Cが形成されていない第1領域の最大外径よりも小さい。第1領域は、ホイール50の回転方向E1で略270度の領域である。第1円板部50A及び第2円板部50Bは、切り欠き部50Cに臨む第2係合部51をそれぞれ有する。
複数の第2係合部は、一例として、10個の第2係合部52,53,54,55,56,57,58,59,60が、ホイール50に設けられている。第2係合部52,53,54,55,56,57,58,59,60は、第1円板部50A及び第2円板部50Bとは別体で設けられている。第2係合部52,53,54,55,56,57,58,59,60は、第1円板部50A及び第2円板部50Bに固定されている。第2係合部51,52,53,54,55,56,57,58,59,60は、中心線A2を中心とする同一円周上に配置されている。第2係合部51の第1外接円の外径は、第2係合部52,53,54,55,56,57,58,59,60の第2外接円の外径よりも大きい。第1外接円及び第2外接円は、中心線A2を中心とする。図4に示すように、第2係合部51と、第1係合部61,62は、中心線A2に沿った方向で重なる位置とされ、対応する関係とされている。また、第2係合部51と、第1係合部63,64,65,66,67,68,69,70,71は、中心線A2に沿った方向で異なる位置とされ、非対応の関係とされている。そして、第2係合部52,53,54,55,56,57,58,59,60と、第1係合部63,64,65,66,67,68,69,70,71は中心線A2に沿った方向で重なる位置とされ、対応する関係とされている。また、第2係合部52,53,54,55,56,57,58,59,60と、第1係合部61,62は、中心線A2に沿った方向で異なる位置とされ、非対応の関係とされている。
ホイール50は、電動モータ15の回転力で図5において時計回りに回転する。第2係合部52,53,54,55,56,57,58,59,60は、ホイール50の回転方向E1における第1領域内に等間隔で配置されている。第2係合部52,53,54,55,56,57,58,59,60は、ホイール50の回転方向E1に沿い、この順序で配置されている。第2係合部51は、ホイール50が1回転する間に回転方向E1で先頭、すなわち、第1番目に位置する。第2係合部51は、ホイール50の回転方向E1において単数設けられている。
ホイール50の回転方向E1で、第2係合部52,53,54,55,56,57,58,59,60は、第2係合部51よりも後方に位置する。このため、打撃部12が停止している状態でホイール50が回転すると、複数の第2係合部のうち、第2係合部51は、ホイール50の回転方向E1で最初にドライバブレード29の作動領域に接近する。第2係合部51が、ホイール50の回転により第1係合部61,62と対応して係合することで、ドライバブレード29とホイール50との位置関係が適切に調整されることになるため、第2係合部51の位置は、ホイール50の回転方向E1で最初の位置に限られず、複数の第2係合部の中における位置は特定されない。
第2係合部52は、ホイール50の回転方向E1で第2係合部51の隣に配置されている。第2係合部52,53,54,55,56,57,58,59,60は、それぞれピンまたは円柱である。第2係合部52,53,54,55,56,57,58,59,60は、中心線A2に沿った方向で第1円板部50Aと第2円板部50Bとの間に設けられている。第2係合部53,54,55,56,57,58,59,60は、第1円板部50A及び第2円板部50Bに固定されている。
ガイド部72が、第1円板部50A及び第2円板部50Bにそれぞれ設けられている。ガイド部72は、孔または溝であり、第2係合部52は、ガイド部72に沿って移動可能である。つまり、第2係合部52は、第1円板部50A及び第2円板部50Bの径方向における位置を変更可能である。第2係合部52がホイール50の回転方向における位置が変化する場合に、第2係合部52は、ホイール50の回転方向における位置が変わってもよいし、変わらなくてもよい。
付勢部材73が、回転軸46またはホイール50に取り付けられている。付勢部材73は、一例として金属製のスプリングである。付勢部材73は、第2係合部52を、ホイール50の径方向で外側に向けて付勢する。付勢部材73により付勢された第2係合部52が停止した状態で、第2係合部52は、他の第2係合部53,54,56,57,58,59,60と同一円周上に位置する。
図3のように、回転規制機構74がギヤケース43内に設けられている。回転規制機構74は、電動モータ15が正回転した際の回転力で、回転軸46が図で時計回りに回転することを可能とする。回転規制機構74は、打撃部12の第1方向D1の作動力がホイール50に伝達されると、回転軸46が図5で反時計回りに回転することを阻止する。
図1に示すように、トリガ75及びトリガセンサ85が、ハンドル20に設けられている。トリガセンサ85は、トリガ75に加わる操作力の有無を検出し、かつ、検出結果に応じた信号を出力する。
電源部14は、収容ケース76と、収容ケース76内に収容した複数の電池セルとを有する。電池セルは、充電及び放電が可能な二次電池であり、電池セルは、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池、リチウムイオンポリマー電池、ニッケルカドミウム電池等、公知の電池セルを任意に用いることができる。
また、図1のようにマガジン77が設けられ、マガジン77は射出部32及び装着部22により支持されている。マガジン77内に釘78が収容される。マガジン77はフィーダを有し、フィーダは、マガジン77内の釘78を射出路37へ送る。射出部32は、金属製または合成樹脂製である。射出部32にプッシュレバー79が取り付けられている。プッシュレバー79は、射出部32に対して中心線A1に沿って方向の所定範囲内で作動できる。プッシュレバー79を中心線A1に沿った方向に付勢する弾性部材80が設けられている。弾性部材80は、一例として金属製のスプリングであり、弾性部材80は、プッシュレバー79をバンパ支持部31から離間する向きで付勢する。プッシュレバー79はストッパ81に接触して停止する。
制御部82が装着部22内に設けられている。制御部82は、マイクロプロセッサを有する。マイクロプロセッサは、入出力インタフェース、制御回路、演算処理部及び記憶部を有する。また、モータ基板83がモータケース21内に設けられている。インバータ回路がモータ基板83に設けられている。インバータ回路は、電動モータ15のステータ40と電源部14とを接続及び遮断する。インバータ回路は、複数のスイッチング素子を備え、複数のスイッチング素子はそれぞれオン・オフが可能である。制御部82は、インバータ回路を制御することにより、電動モータ15の回転及び停止、電動モータ15の回転数、電動モータ15の回転方向を制御する。
また、プッシュセンサ、位置検出センサがハウジング11に設けられている。プッシュセンサは、プッシュレバー79が被打込材W1に押し付けられているか否かを検出して信号を出力する。位置検出センサは、ホイール50の回転方向E1の位置を検出して信号を出力する。制御部82は、位置検出センサの信号を処理して、打撃部12の中心線A1方向における位置を検出する。さらに、電動モータ15のロータ39の回転速度を検出する速度センサ、ロータ39の回転方向の位相を検出する位相センサが設けられている。
トリガセンサ85、プッシュセンサ、位置検出センサ、位相センサから出力される信号は、制御部82に入力される。制御部82は、入力される信号を処理して、インバータ回路を制御する。このように、制御部82は、電動モータ15の停止、回転、回転方向および回転速度を制御する。
次に、打込機10の使用例を説明する。制御部82は、トリガ75に操作力が加えられていないこと、またはプッシュレバー79が被打込材W1に押し付けられていないこと、のうち、少なくとも一方を検出すると、電動モータ15に対する電力の供給を停止する。このため、電動モータ15は停止し、打撃部12は待機位置で停止している。
ここでは、打撃部12の待機位置が、図5のようにピストン28がバンパ35から離間した状態である例を説明する。第2係合部60が第1係合部71に係合している。第2係合部51,52,53,54,55,56,57,58,59は、対応する第1係合部61,62,63,64,65,66,67,68,69,70からそれぞれ離間している。圧力室26の気体圧力は、常に打撃部12に加わっており、打撃部12は第1方向D1で付勢されている。打撃部12に加わる第1方向D1の付勢力は、第1係合部71から第2係合部60に伝達される。ホイール50は、図5で反時計回りに付勢されているが、回転規制機構74は、ホイール50の回転を阻止している。このような原理により、打撃部12は待機位置で停止している。
制御部82は、トリガ75に操作力が付加されていること、及びプッシュレバー79が被打込材W1に押し付けられていること、を検出すると、電源部14から電動モータ15に電圧を印加させ、電動モータ15を正回転させる。電動モータ15の回転力は、減速機構16を経由して回転軸46に伝達される。すると、回転軸46及びホイール50は、図5で時計回りに回転し、打撃部12が上昇する。打撃部12が上昇すると、圧力室26の気体圧力が上昇する。減速機構16は、ホイール50の回転速度を、電動モータ15の回転速度よりも低速にする。
第2係合部60が第1係合部71から離間すると、打撃部12は、圧力室26の気体圧力で下降する。第2係合部60が第1係合部71から離間した時点における打撃部12の位置が上死点である。打撃部12が上死点から下降する行程において、全ての第2係合部は、第1係合部が中心線A1に沿った方向に作動する作動範囲外に位置する。ドライバブレード29は、射出路37に位置する1本の釘78を打撃し、釘78は被打込材W1に打ち込まれる。
ピストン28は、釘78が被打込材W1に打ち込まれた後、バンパ35に衝突する。バンパ35は中心線A1に沿った方向の荷重を受けて弾性変形し、バンパ35は打撃部12の運動エネルギの一部を吸収する。ピストン28がバンパ35に接触した状態が、打撃部12の下死点である。打撃部12は、上死点と下死点との間で作動可能である。上死点は、第1位置と定義可能である。下死点は、打撃部12の第2位置と定義可能である。
制御部82は、打撃部12が下死点に到達した後も、電動モータ15の回転を継続させる。このため、ホイール50が図6のように時計回りに回転し、第2係合部51が第1係合部61,62に接近する。図4のように、ドライバブレード29は、中心線A2に沿った方向で第1円板部50Aと第2円板部50Bとの間に位置する。このため、第2係合部51は、ドライバブレード29に接触せず、かつ、第1係合部63,64,65,66,67,68,69,71の何れにも係合しない。また、第1円板部50A及び第2円板部50Bは切り欠き部50Cを有するため、第1係合部61は、第1円板部50Aに接触せず、第1係合部62は、第2円板部50Bに接触しない。
そして、図7のように、第2係合部51が、第1係合部61,62にそれぞれ係合すると、打撃部12は、ホイール50の回転力で下死点から上死点に向けて作動する。また、第2係合部52は、第1係合部63に係合及び離間し、第2係合部53は、第1係合部64に係合及び離間する。さらに、第2係合部54は、第1係合部65に係合及び離間し、第2係合部55は、第1係合部66に係合及び離間する。さらに、第2係合部56は、第1係合部67に係合及び離間し、第2係合部57は、第1係合部68に係合及び離間する。さらに、第2係合部58は、第1係合部69に係合及び離間し、第2係合部59は、第1係合部70に係合及び離間する。そして、第2係合部60が第1係合部71に係合し、制御部82は、打撃部12が図5のように待機位置に到達したことを検出すると、電動モータ15を停止させる。
図8は、打撃部12が下降中に上死点と下死点との間の中間位置で停止した状態を示す。例えば、打撃部12が打撃した釘78が射出路37に詰まると、打撃部12は中間位置で停止する。中心線A1に沿った方向で、ピストン28の上端の位置B1と、ピストン28の上端の位置B2とは、距離L1異なる。位置B1は、打撃部12が中間位置で停止した場合の一例である。位置B2は、打撃部12が下死点で停止した場合に対応する。
また、中心線A1に沿った方向で、第1係合部61,62の下端の位置C1と、第1係合部61,62の下端の位置C2とは、距離L2異なる。位置C1は、打撃部12が中間位置で停止した場合の一例である。位置C2は、打撃部12が下死点で停止した場合に対応する。第1係合部61,62の下端は、第2係合部51が接触する箇所である。距離L1と距離L2とは同じである。
打撃部12が、図7のように下死点で停止している場合、ホイール50が時計回りに回転すると、第2係合部51は位置C2で第1係合部61,62に係合する。これに対して、打撃部12が中間位置で停止している場合、ホイール50が時計回りに回転すると、第2係合部51は、位置C1で第1係合部61,62に係合する。
また、ドライバブレード29は、図4のように、中心線A2に沿った方向で第1円板部50Aと第2円板部50Bとの間に位置する。このため、第2係合部51は、第1係合部63,64に係合せず、第2係合部51は、本来の係合対象である第1係合部61,62に係合する。本来の係合対象は、打撃部12が下死点で停止している状態でホイール50が回転した場合に、第2係合部51が係合する第1係合部である。
さらに、第2係合部52は、第1係合部63に係合する。以下、第2係合部53,54,55,56,57,58,59,60は、本来の係合対象である第1係合部にそれぞれ係合及び離間し、打撃部12が上昇する。このように、ホイール50の回転方向E1で先頭に位置する第2係合部51が、打撃部12の第2方向D2で先頭に位置する第1係合部61,62よりも後方に位置する第1係合部、例えば、第1係合部63または第1係合部64に係合することを回避できる。
そして、打撃部12が待機位置に停止した後、使用者は、射出路37から釘78を除去する。使用者が打込機10の使用を再開し、打撃部12が待機位置から上死点に到達し、かつ、打撃部12が下降する行程で、全ての第2係合部は、第1係合部が中心線A1に沿った方向に作動する作動範囲外に位置する。このため、何れかの第1係合部、例えば、第1係合部71が、何れかの第2係合部、例えば第2係合部60に衝突することを回避可能である。したがって、ドライバブレード29またはホイール50の少なくとも一方の耐久性が低下することを抑制できる。
また、全ての第2係合部は、本来の係合対象である第1係合部にそれぞれ係合及び離間して、打撃部12が上死点まで到達する。したがって、打撃部12が第1方向D1で作動する量を最大に維持でき、釘78に加える打撃力が不足することを抑制できる。
さらに、打撃部12が中間位置で停止した場合に、ホイール50の回転力で打撃部12を上昇させるためには、第1係合部61,62の下端が、第2係合部51の移動領域内に位置することが前提である。
さらに、打撃部12が中間位置に停止していると、第2係合部52が、本来の係合対象である第1係合部63に係合せず、図8のように、第2係合部52が、第1係合部64の先端に接触することがある。この場合、ホイール50が回転すると、第2係合部52はガイド部72に沿って移動する。第2係合部52は、第1係合部64を乗り越えた後、第2係合部52は、第1係合部63に係合する。
このため、複数の第2係合部の全てを、本来の第1係合部にそれぞれ係合及び離間させるためには、第2係合部52が第1係合部64を乗り越えることが可能な位置に、打撃部12が停止していることが前提である。第2係合部52が第1係合部64を乗り越えることが可能な打撃部12の中間位置のうち、打撃部12の下死点から最も離間している位置を、ピストン28の第1限界位置として定義可能である。図8に示す距離L1の最大値は、ピストン28の第1限界位置に応じて定まる。
図9は、調整機構17の変更例を示す。第1円板部50A及び第2円板部50Bは、共に、図6に示すガイド部72を備えていない。つまり、第2係合部52は、第1円板部50A及び第2円板部50Bに固定されている。このため、第2係合部52は、第1係合部64を乗り越えることができない。ホイール50の回転力で打撃部12を中間位置から上昇させるためには、第2係合部52が、第1係合部64を乗り越えずに第1係合部63に係合可能となる中間位置で、打撃部12が停止していることが前提である。第2係合部52が、第1係合部64を乗り越えずに第1係合部63に係合可能となる打撃部12の中間位置を、ピストン28の第2限界位置として定義可能である。図9に示す距離L3の最大値は、ピストン28の第2限界位置に応じて定まる。距離L3は、距離L1よりも短い。図9に示す調整機構17の他の構造は、図6乃至図8に示す調整機構17と同様の構造及び効果を得ることができる。
(調整機構の第2実施例) 調整機構17の第2実施例は、図10、図11及び図12に示されている。ドライバブレード29の構成は、図4及び図5のドライバブレード29と同じである。ホイール96は、回転軸46に固定された単数の円板である。ホイール96は、回転軸46と共に中心線A2を中心として時計回りに回転する。ホイール96は、回転方向E1に間隔をおいて配置された複数の第2係合部86,87,88,89,90,91,92,93,94,95を有する。複数の第2係合部86,87,88,89,90,91,92,93,94,95は、ホイール96の回転方向E1に沿い、この順序で設けられている。
第2係合部86は、ホイール96が1回転する間に回転方向E1で先頭、つまり、第1番目に位置する。第2係合部86は、ホイール96の回転方向E1において単数配置されている。ホイール96の回転方向で、複数の第2係合部87,88,89,90,91,92,93,94,95は、第2係合部86よりも後方に位置する。したがって、打撃部12が停止している状態でホイール50が回転すると、複数の第2係合部のうち、第2係合部86は、ホイール96の回転方向E1で、最初にドライバブレード29の作動領域に接近する。
複数の第2係合部86,87,88,89,90,91,92,93,94,95は、ホイール96の外周面から、ホイール96の径方向で外側に向けてそれぞれ突出した歯である。ホイール96及び複数の第2係合部86,87,88,89,90,91,92,93,94,95の全体は、ギヤと定義可能である。複数の第2係合部86,87,88,89,90,91,92,93,94,95は、ホイール96と一体に設けられている。
複数の第2係合部86,87,88,89,90,91,92,93,94,95は、ホイール96の回転方向E1で、略270度の第1領域内に設けられている。ホイール96の回転方向E1で、第1領域以外の第2領域は、略90度である。第2領域の最小外径は、第1領域の最大外径よりも小さい。第2領域の最大外径は、ホイール96の最大外径である。第2係合部86が、中心線A2に沿った方向で異なる位置に2個配置されている。つまり、第2係合部86と第2係合部86とが、中心線A2に沿った方向に間隔をおいて配置されている。
中心線A2に沿った方向において、複数の第2係合部87,88,89,90,91,92,93,94,95は、第2係合部86と第2係合部86との間に配置されている。つまり、複数の第2係合部87,88,89,90,91,92,93,94,95は、2個の第2係合部86に対して異なる位置に配置されている。ホイール96の回転方向E1において、第2係合部86の配置領域と、第2係合部87の配置領域とが、一部で重なっている。中心線A2に沿った方向において、ドライバブレード29は、第2係合部86と第2係合部86との間に配置されている。また、中心線A2に対して垂直な平面内で、第1係合部61,62の移動領域と、2個の第2係合部86の移動領域とが重なる。第1係合部61,62の移動領域は、ドライバブレード29の作動時におけるものである。2個の第2係合部86の移動領域は、ホイール96の回転時におけるものである。
調整機構17の第2実施例は、ホイール96が図10で時計方向に回転すると、2個の第2係合部86が、第1係合部61,62にそれぞれ単独で係合及び離間する。また、第2係合部87は第1係合部63に係合及び離間する。第2係合部88は第1係合部64に係合及び離間する。第2係合部88は第1係合部65に係合及び離間する。第2係合部89は第1係合部66に係合及び離間する。第2係合部90は第1係合部67に係合及び離間する。第2係合部91は第1係合部68に係合及び離間する。第2係合部92は第1係合部68に係合及び離間する。第2係合部93は第1係合部69に係合及び離間する。第2係合部94は第1係合部70に係合及び離間する。第2係合部95は第1係合部71に係合及び離間する。
2個の第2係合部86が、第1係合部61,62に係合した時点から、第2係合部95が第1係合部71から離間する前までの間、打撃部12は第2方向D2で作動する。2個の第2係合部86が、第1係合部61,62から離間した後、第2係合部95が第1係合部71に係合し、かつ、離間すると、打撃部12は圧力室26の気体圧力で下降する。ドライバブレード29が釘78を打撃した後、打撃部12は、図10のように下死点で停止する。全ての第2係合部86,87,88,89,91,92,93,94,95は、打撃部12が下降する間、ドライバブレード29の移動領域域に位置する。したがって、打撃部12が下降する行程で、ドライバブレード29が、全ての第2係合部86,87,88,89,91,92,93,94,95の少なくとも1個に接触することは無い。
釘78が射出路37で詰まると、図11のように、打撃部12が中間位置で停止する。そして、ホイール96が時計回りに回転すると、2個の第2係合部86は、第1係合部61,62にそれぞれ単独で係合する。ドライバブレード29は、図12のように中心線A2に沿った方向で、2個の第2係合部86の間に位置する。
このため、2個の第2係合部86が、少なくとも1個の第1係合部、例えば、第1係合部63及び第1係合部61に係合することは無い。つまり、ホイール96の回転方向E2で先頭に位置する第2係合部86が、打撃部12の第2方向D2で先頭に位置する第1係合部61,62よりも後方に位置する第1係合部、例えば、第1係合部63または第1係合部64に係合することを回避できる。
そして、全ての第2係合部は、本来の係合対象である第1係合部にそれぞれ単独で係合し、かつ、離間する。さらに、打撃部12が上死点に到達し、かつ、打撃部12が下降する行程で、第1係合部の少なくとも1個が、第2係合部の少なくとも1個に接触することを回避できる。したがって、ドライバブレード29またはホイール96の少なくとも一方の耐久性が低下することを抑制できる。
また、全ての第2係合部は、本来の係合対象である第1係合部にそれぞれ係合及び離間して、打撃部12が上死点まで到達する。したがって、打撃部12が第1方向D1で作動する量を最大に維持でき、釘78に加える打撃力が不足することを抑制できる。さらに、打撃部12が中間位置で停止した場合に、ホイール96の回転力で打撃部12を上昇させるためには、第1係合部61,62の下端が、第2係合部86の移動領域内に位置することが前提である。
図13は、ホイールの回転方向の領域を模式的に示す。ホイールは、中心線A2を中心として回転方向の第1領域G1及び第2領域G2を有する。第1領域G1と第2領域G2とは、ホイールの回転方向で異なる領域を占める。第1領域G1は、全ての第2係合部が配置された領域である。第2領域G2は、第2係合部が配置されていない領域である。第1領域G1は、一例として略90度であり、第2領域G2は、一例として略270度である。第1領域G1及び第2領域G2の角度は、第2係合部の数及び第2係合部同士の間隔により、それぞれ定まる。ホイールにおける第2領域G2の最小外径R2は、ホイールにおける第1領域G1の最大外径R1よりも小さい。最大外径R1及び最小外径R2は、中心線A2を中心とする半径である。
実施形態で開示した構成の技術的意味の一例は、次の通りである。第1方向D1は、第1方向の一例であり、第2方向D2は、第2方向の一例である。釘78は、止具の一例である。打撃部12は、打撃部の一例である。打撃部12は、ホイール50またはホイール96が1回転する間に、待機位置から第1位置へ作動し、かつ、第2位置を経由して待機位置へ戻る。ドライバブレード29は、ドライバブレードの一例である。蓄圧容器18は、付勢機構及び蓄圧容器の一例である。調整機構17は、調整機構の一例である。ホイール50,96は、それぞれ回転部の一例である。第1円板部50Aは、第1円板部の一例である。第2円板部50Bは、第2円板部の一例である。
第1係合部61,62,63,64,65,66,67,68,69,70,71は、第1係合部の一例である。第1係合部61,62は、特定第1係合部の一例である。また、“第2方向で先頭に位置する特定第1係合部”は、複数の第1係合部のうち、打撃部の作動方向において、打撃部の先端から最も離間した位置に配置されている。第1係合部63,64,65,66,67,68,69,70,71は、通常第1係合部の一例である。
図4乃至図9に示す第2係合部51,52,53,54,55,56,57,58,59,60は、第2係合部の一例である。第2係合部51は、特定第2係合部の一例である。第2係合部52,53,54,55,56,57,58,59,60は、通常第2係合部の一例である。
図10乃至図12に示す第2係合部86,87,88,89,90,91,92,93,94,95は、第2係合部の一例である。第2係合部86は、特定第2係合部の一例である。第2係合部87,88,89,90,91,92,93,94,95は、通常第2係合部の一例である。
中心線A2は、回転中心線の一例である。第1領域G1は、第1領域の一例である。第2領域G2は、第2領域の一例である。回転方向E1は、回転方向の一例である。最大外径R1は、最大外径の一例であり、最小外径R2は、最小外径の一例である。
打込機は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、打撃部の待機位置は、ピストンがバンパに接触した状態の下死点でもよい。さらに、打撃部の運動エネルギの一部を吸収するバンパは、合成ゴム製の他、シリコンゴム製でもよい。また、バンパは、エアバンパでもよい。
さらに、打撃部を第1方向に作動させる付勢機構は、圧縮気体が封入された蓄圧容器の他、固体スプリング、合成ゴム、磁気スプリングでもよい。固体スプリングは、一例として、金属製の圧縮スプリングまたは引張スプリングを含む。固体スプリング及び合成ゴムは、弾性復元力で打撃部を第1方向に作動させる。磁気スプリングは、同極の磁石同士の反発力により、打撃部を第1方向に作動させる。
電動モータに電圧を印加する電源部は、直流電源または交流電源の何れでもよい。打撃部を第2方向に作動させるモータは、電動モータに代えて、油圧モータ、空気圧モータ、エンジンの何れかを用いることも可能である。
さらに、“第1係合部と第2係合部とが係合”は、回転部の回転力が打撃部に伝達されることを意味する。また、“第1係合部と第2係合部とが離間する”は、“第1係合部と第2係合部とが解放する”と定義することも可能である。つまり、第1係合部と第2係合部との離間または解放は、回転部の回転力が、打撃部に伝達されない状態を意味する。さらに、第1係合部と第2係合部とは、互いに係合及び離間が可能な形状であればよい。例えば、第1係合部がピン形状であり、第2係合部がホイールの外周面に設けた突出部であってもよい。打撃部に設けた複数の第1係合部は、ラックと定義可能である。回転部に設けた複数の第2係合部は、ピニオンと定義可能である。
また、第1係合部の数と、第2係合部の数とが同じであればよい。第1係合部の数及び第2係合部の数は、それぞれ10個未満、またはそれぞれ10個を超える数でもよい。さらに、回転部の回転方向における領域は、回転方向における範囲と定義することも可能である。打撃部を第2方向に作動させる場合における回転部の回転方向は、便宜上、各図に時計回りの回転方向E1で示されている。これに対して、打撃部を第2方向に作動させる場合における回転部の回転方向は、反時計回りであってもよい。
10…打込機、12…打撃部、15…電動モータ、17…調整機構、18…蓄圧容器、29…ドライバブレード、50,96…ホイール、50A…第1円板部、50B…第2円板部、51,52,53,54,55,56,57,58,59,60…第2係合部、61,62,63,64,65,66,67,68,69,70,71…第1係合部、A2…中心線、D1…第1方向、D2…第2方向、E1…回転方向、G1…第1領域、G2…第2領域、R1…最大外径、R2…最小外径

Claims (13)

  1. 第1位置と第2位置との間で往復作動可能とし、かつ、前記第1位置から前記第2位置へ第1方向に作動して止具を打撃する打撃部と、
    前記打撃部を前記第2位置から前記第1位置へ第2方向に作動させるように回転する回転部と、
    前記打撃部に間隔をおいて設けられた複数の第1係合部と、
    前記回転部に間隔をおいて設けられ、かつ、前記複数の第1係合部にそれぞれ単独で係合及び離間して前記打撃部を前記第2方向に作動させる複数の第2係合部と、を有する打込機であって、
    前記複数の第1係合部は、通常第1係合部と、前記通常第1係合部と前記回転部の回転中心線に沿った方向で異なる位置に配置される特定第1係合部と、を含み、
    前記複数の第2係合部は、前記通常第1係合部に対応して係合可能とする通常第2係合部と、前記通常第2係合部と前記回転部の回転中心線に沿った方向で異なる位置に配置され、前記通常第1係合部に非対応とされ、かつ、前記特定第1係合部に対応して係合可能とする特定第2係合部と、を含む、打込機。
  2. 前記通常第2係合部は、前記特定第1係合部に非対応とされる、請求項1記載の打込機。
  3. 前記特定第1係合部は、前記打撃部から前記回転中心線に沿った方向に突出して2つ設けられ、
    前記特定第2係合部は、前記回転中心線に沿った方向に間隔をおいて2つ設けられ、前記2つの特定第1係合部に対応する、請求項1記載の打込機。
  4. 前記回転部は、前記回転中心線に沿った方向で異なる位置に配置された第1円板部及び第2円板部を有し、
    前記通常第2係合部は、前記回転中心線に沿った方向で前記第1円板部と前記第2円板部との間に配置されている、請求項1記載の打込機。
  5. 前記通常第2係合部は、前記回転部の外周面から前記回転部の径方向で外側に突出している、請求項1記載の打込機。
  6. 前記複数の第1係合部の数と、前記複数の第2係合部の数とが同じである、請求項1乃至5の何れか1項記載の打込機。
  7. 前記回転部は、
    前記回転部の回転方向で前記複数の第2係合部が設けられた第1領域と、
    前記回転方向で前記複数の第2係合部が設けられていない第2領域と、を有し、
    前記特定第2係合部は、前記回転部の回転方向で、前記複数の第2係合部のうち前記第1領域の先頭側に位置する、請求項1乃至6の何れか1項記載の打込機。
  8. 前記回転部は、ガイド部を有し、
    数の前記通常第2係合部のうち、前記回転部の回転方向で、前記第1領域の先頭側に位置する前記通常第2係合部は、前記回転部の径方向における位置を変更可能である、請求項7記載の打込機。
  9. 前記回転中心線を中心とする前記回転部の径方向で、前記第2領域の最小外径は、前記第1領域の最大外径よりも小さい、請求項7または8記載の打込機。
  10. 前記打撃部を前記第1方向に作動させる付勢機構と、
    前記第1方向に作動された前記打撃部に接触し、かつ、前記打撃部を前記第2位置に停止させるバンパと、が、更に設けられている、請求項1乃至9の何れか1項記載の打込機。
  11. 前記付勢機構は、前記打撃部を前記第方向に付勢する圧縮気体を収容する蓄圧容器であり、
    前記圧縮気体の圧力は、前記打撃部が前記第2方向に作動すると上昇し、
    前記打撃部は、前記複数の第1係合部と前記複数の第2係合部とが全て離間すると、前記圧縮気体の圧力で前記第1方向に作動する、請求項10記載の打込機。
  12. 第1位置と第2位置との間で往復作動でき、かつ、前記第1位置から前記第2位置へ第1方向に作動して止具を打撃する打撃部と、
    前記打撃部を前記第2位置から前記第1位置へ第2方向に作動させるように回転する回転部と、
    前記打撃部に設けられ、かつ、前記第2方向に間隔をおいて配置された複数の第1係合部と、
    前記回転部に回転方向に間隔をおいて設けられ、かつ、前記複数の第1係合部にそれぞれ単独で係合及び離間して前記打撃部を前記第2方向に作動させる複数の第2係合部と、
    を有する打込機であって、
    前記複数の第1係合部は、
    前記第2方向で先頭に位置する特定第1係合部と、
    前記回転部の回転中心線に沿った方向で前記特定第1係合部と異なる位置に配置され、
    前記第2方向で前記特定第1係合部よりも後方に位置する通常第1係合部と、を含み、
    前記複数の第2係合部は、
    前記打撃部が前記第2位置で停止している状態で前記回転部が回転すると、前記特定第1係合部に係合する特定第2係合部と、
    前記回転部の回転方向で前記特定第2係合部よりも後方に位置し、前記回転部の回転中心線に沿った方向で前記特定第2係合部と異なる位置に配置され、前記通常第1係合部に係合する通常第2係合部と、を含み、
    前記打撃部が前記第1位置と前記第2位置との間で停止している状態で前記回転部が回転すると、前記特定第2係合部を前記特定第1係合部に係合させ、かつ、前記通常第2係合部を前記通常第1係合部に係合させる、打込機。
  13. 第1位置と第2位置との間で往復作動可能とし、かつ、前記第1位置から前記第2位置へ第1方向に作動して止具を打撃する打撃部と、
    前記打撃部を前記第2位置から前記第1位置へ第2方向に作動させるように回転する回転部と、
    前記打撃部に間隔をおいて設けられた複数の第1係合部と、
    前記回転部に間隔をおいて設けられ、かつ、前記複数の第1係合部にそれぞれ単独で係合及び離間して前記打撃部を前記第2方向に作動させる複数の第2係合部と、
    を有する打込機であって、
    前記複数の第1係合部は、
    第一の第1係合部と、
    前記第一の第1係合部と前記回転部の回転中心線に沿った方向で異なる位置に配置される第二の第1係合部と、を含み、
    前記複数の第2係合部は、
    前記第一の第1係合部に対応して係合可能とする第一の第2係合部と、
    前記第一の第2係合部と前記回転部の回転中心線に沿った方向で異なる位置に配置され、前記第一の第1係合部に非対応とされ、かつ、前記第二の第1係合部に対応して係合可能とする第二の第2係合部と、を含む、打込機。
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