JP7205261B2 - 樹脂封止方法及び樹脂封止装置 - Google Patents
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Description
本発明に係る樹脂封止装置の一例である樹脂封止装置A1は、一対の上金型1及び下金型2を有している。樹脂封止装置A1は、上金型1と下金型2を型締めして、半導体素子が搭載されたリードフレーム等の基材(図示省略)を樹脂封止する装置である。
以下、上記した樹脂封止装置A1を用いて、基材を樹脂封止する工程における各部の温度変化を測定した結果を示しながら、カルヒーター121の有効性を説明する。ここでは、大量の樹脂を必要とする大型の半導体パッケージの製造において、樹脂注入時のカル部の温度低下を防ぐために、カルヒーター121をカルブロック120に配置した金型にて、カルブロック120の温度低下を防ぐことができる点を実証した。
金型温度:180℃、キュアタイム:90秒(トランスファータイム含む)、トランスファータイム:20秒、使用樹脂量:直径20mm(12.3g)、ポット部の数:16個/2フレーム、1ポット部当たりの使用樹脂個数:2個、金型サイズ:幅350mm×長さ400mm×厚み70mm。なお、本段落以下の説明における樹脂封止装置A1の各部における温度変化の結果は、上記した内容と同じ金型成形条件下で行ったものである。
図7(a)は、上記図5(a)と同様に、カルヒーター121をOFFにした状態での各部の温度測定の結果であり、図7(b)及び図7(c)との比較をするために掲載している。
図10(a)及び図10(b)では、基材の実成形前に、2つのキャリブレーション(キャリブレーション(1)及びキャリブレーション(2))の成形動作を行うことにより、金型及び樹脂を含む構成の樹脂封止装置としての特性を抽出する際の流れを示している。
このように、基材の実成形の成形工程中から得られたカルブロック120の温度の情報をフィードバックして、次回の、或いは後に実行する基材の樹脂封止における、カルヒーター121のON/OFF制御の各種パラメーターを調整することにより、カルブロック120での温度低下の影響を少なくすることができる。また、樹脂封止装置においては、上記算出パラメーターの手動での入力も可能としている。
また、本発明に係る樹脂封止装置は、樹脂封止の際に、金型の温度制御を高い精度で行うことが可能なものとなっている。
1 上金型
11 上型ダイセット
110 上ダイセットセンサー
111 上ダイセットヒーター
12 上型チェス
120 カルブロック
121 カルヒーター
122 カル部センサー
123 キャビティブロック
124 カル側センサー
125 上キャビ中央センサー
126 カル部
2 下金型
21 下型ダイセット
210 下ダイセットセンサー
211 下ダイセットヒーター
22 下型チェス
220 ポットブロック
221 ポット部センサー
222 ポットヒーター
223 下キャビティブロック
224 ポット部
A2 樹脂封止装置
Claims (9)
- 樹脂を供給するポット部が設けられた第一の金型と、該第一の金型と型合わせして前記ポット部と対向する位置にカル部を形成するカルブロックが設けられた第二の金型と、前記カルブロックの温度を測定する温度測定手段と、前記カルブロックを加温する加温手段と、を有する樹脂封止金型で、半導体素子が搭載された基材を樹脂封止する成形動作の際に、カルブロックの温度制御を行う樹脂封止方法であって、
前記加温手段で加温を行い、前記ポット部に樹脂を入れずに、前記成形動作を行うと共に、所定の基準時から、前記カルブロックが所要の高い温度に到達するまでの時間の情報である高温度到達時間情報及び前記所要の高い温度の情報である高温度情報を取得する第1の情報取得工程と、
前記加温手段で加温を行わず、又は同加温手段の加温の出力を下げて加温を行い、前記ポット部に樹脂を入れて、前記成形動作を行うと共に、前記所定の基準時から、前記カルブロックが所要の低い温度に到達するまでの時間の情報である低温度到達時間情報及び前記所要の低い温度の情報である低温度情報を取得する第2の情報取得工程と、
前記高温度到達時間情報、前記高温度情報、前記低温度到達時間情報及び前記低温度情報を含む情報に基づき、前記カルブロックの温度制御を行って、前記基材を樹脂封止する成形工程とを備える
樹脂封止方法。 - 先に実行される前記成形工程において、同成形工程中の前記カルブロックの所要の高い温度の情報である高温度情報と、同成形工程中の同カルブロックの所要の低い温度の情報である低温度情報とを取得し、同成形工程より後に実行される成形工程の際に、取得した前記高温度情報及び前記低温度情報を含む情報に基づき、前記カルブロックの温度制御を行う
請求項1に記載の樹脂封止方法。 - 前記第1の情報取得工程、前記第2の情報取得工程及び前記成形工程を1回ずつ実行した後は、同成形工程のみを繰り返し実行し、
先に実行される前記成形工程で前記カルブロックの温度制御を行ったパラメーター情報を、
先に実行される同成形工程で取得した前記カルブロックの所要の高い温度の情報である高温度情報と、前記カルブロックの所要の低い温度の情報である低温度情報を含む情報に基づき算出したパラメーター情報で更新し、
後に実行される同成形工程において、前記更新したパラメーター情報に基づき、前記カルブロックの温度制御を行う
請求項1に記載の樹脂封止方法。 - 前記所定の基準時が、前記成形動作の開始時である
請求項1、請求項2又は請求項3に記載の樹脂封止方法。 - 前記成形工程は、
前記高温度到達時間情報、前記高温度情報、前記低温度到達時間情報及び前記低温度情報を含む情報に基づき、前記成形動作の開始から前記加温手段で加温を開始するまでの時間である加温開始時間及び同加温手段で加温を行う設定時間である加温設定時間を算出して、前記成形動作を行う
請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4に記載の樹脂封止方法。 - 所要の高い温度が最高温度であり、かつ所要の低い温度が最低温度である
請求項1、請求項2、請求項3、請求項4又は請求項5に記載の樹脂封止方法。 - 樹脂を供給するポット部が設けられた第一の金型と、該第一の金型と型合わせして前記ポット部と対向する位置にカル部を形成するカルブロックが設けられた第二の金型と、前記カルブロックの温度を測定する温度測定手段と、前記カルブロックを加温する加温手段と、を有する樹脂封止金型で、半導体素子が搭載された基材を樹脂封止する成形動作の際に、カルブロックの温度制御を行う樹脂封止方法であって、
前記加温手段で加温を行い、前記ポット部に樹脂を入れずに、前記成形動作を行うと共に、所定の基準時から、前記カルブロックが所要の高い温度に到達するまでの時間の情報である高温度到達時間情報及び前記所要の高い温度の情報である高温度情報を取得し、かつ、
前記加温手段で加温を行わず、又は同加温手段の加温の出力を下げて加温を行い、前記ポット部に樹脂を入れて、前記成形動作を行うと共に、前記所定の基準時から、前記カルブロックが所要の低い温度に到達するまでの時間の情報である低温度到達時間情報及び前記所要の低い温度の情報である低温度情報を取得すると共に、
前記高温度到達時間情報、前記高温度情報、前記低温度到達時間情報及び前記低温度情報を含む情報に基づき、前記カルブロックの温度制御を行って、前記基材を樹脂封止する成形工程を備える
樹脂封止方法。 - 樹脂を供給するポット部が設けられた第一の金型と、該第一の金型と型合わせして前記ポット部と対向する位置にカル部を形成するカルブロックが設けられた第二の金型と、を有する樹脂封止金型で、前記カルブロックの温度制御を行い、半導体素子が搭載された基材を樹脂封止する成形動作を行う樹脂封止装置であって、
前記カルブロックの温度を測定する温度測定手段と、
前記カルブロックを加温する加温手段と、
前記加温手段で加温を行い、前記ポット部に樹脂を入れずに、前記成形動作を行う際の、所定の基準時から、前記カルブロックが所要の高い温度に到達するまでの時間の情報である高温度到達時間情報、前記所要の高い温度の情報である高温度情報、前記加温手段で加温を行わず、又は同加温手段の加温の出力を下げて加温して、前記ポット部に樹脂を入れて、前記成形動作を行う際の、前記所定の基準時から、前記カルブロックが所要の低い温度に到達するまでの時間の情報である低温度到達時間情報及び前記所要の低い温度の情報である低温度情報を含む情報に基づき、前記加温手段を制御する制御手段と、を備える
樹脂封止装置。 - 前記制御手段は、前記基材を樹脂封止する成形工程中の前記カルブロックの所要の高い温度の情報である高温度情報と、前記成形工程中の同カルブロックの所要の低い温度の情報である低温度情報を含む情報に基づき、後に実行される前記成形工程の前記温度制御を行う
請求項8に記載の樹脂封止装置。
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