JP7205261B2 - 樹脂封止方法及び樹脂封止装置 - Google Patents

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本発明は、樹脂封止方法及び樹脂封止装置に関するものである。
各種半導体パッケージ等を製造する樹脂封止方法において、1回の成形品から取り出す半導体パッケージの個数の増加又は半導体パッケージの大型化等の要望から、大量の樹脂を使用する樹脂封止が行われている。
そこで、樹脂を充分に溶融させて、樹脂バリ等の発生や樹脂の未充填等を抑止することを試みた樹脂封止装置として、例えば、特許文献1に記載された樹脂封止装置がある。
この特許文献1に記載された樹脂封止装置は、固定型又は可動型のいずれか一方の型側に所要数のポットを備え、他方の型側にポットと対向して形成したカル部を備えており、ポット及びカル部に専用の加熱手段が配設されている。
実開平2-31130号公報
ここで、特許文献1に記載された樹脂封止装置では、1回の樹脂封止に用いる樹脂の量が多い場合の温度制御についての担保が充分になされておらず、ポットへ樹脂を投入し、樹脂を注入した際にカルブロック周辺の熱が樹脂に奪われ、金型温度が低下してしまうことが懸念される。
例えば、樹脂に充分な熱が与えられないため、結果的に、特許文献1に記載された考案が目的としている、樹脂を充分に溶融させて樹脂バリ等の発生や樹脂の未充填等を抑止する、また、注入後の樹脂を充分に硬化させるという効果が得られず、成形不良に繋がるおそれがあった。
また、従来の樹脂封止装置には、ダイセット内に配置したヒーターとセンサーにて金型の温度制御を行うようにしたものもあるが、一般にダイセット内のセンサーからカルブロックまでの距離が遠いため、カルブロックにおける温度の低下を検知することが困難であった。
また、仮に、センサーでカルブロックにおける温度の低下を検知できたとしても、温度の低下の発生と、検知との間にはタイムラグが生じており、リアルタイムでカルブロック周辺の温度制御を行うことができなかった。
更に、カルブロックにおける温度の低下を検知して、金型を加温する対応を取るとしても、検知後の加温では、再度、金型の温度が上昇するまでに相応の時間を要し、樹脂が溶け切れない、又は、注入後の樹脂が硬化しないという問題を充分に解消することが困難であった。
本発明は、以上の点を鑑みて創案されたものであり、樹脂封止の際に、金型の温度制御を高い精度で行うことが可能な樹脂封止方法及び樹脂封止装置を提供することを目的とするものである。
(1)上記の目的を達成するために、本発明の樹脂封止方法は、樹脂を供給するポット部が設けられた第一の金型と、該第一の金型と型合わせして前記ポット部と対向する位置にカル部を形成するカルブロックが設けられた第二の金型と、前記カルブロックの温度を測定する温度測定手段と、前記カルブロックを加温する加温手段と、を有する樹脂封止金型で、半導体素子が搭載された基材を樹脂封止する成形動作の際に、カルブロックの温度制御を行う樹脂封止方法であって、前記加温手段で加温を行い、前記ポット部に樹脂を入れずに、前記成形動作を行うと共に、所定の基準時から、前記カルブロックが所要の高い温度に到達するまでの時間の情報である高温度到達時間情報及び前記所要の高い温度の情報である高温度情報を取得する第1の情報取得工程と、前記加温手段で加温を行わず、又は同加温手段の加温の出力を下げて加温を行い、前記ポット部に樹脂を入れて、前記成形動作を行うと共に、前記所定の基準時から、前記カルブロックが所要の低い温度に到達するまでの時間の情報である低温度到達時間情報及び前記所要の低い温度の情報である低温度情報を取得する第2の情報取得工程と、前記高温度到達時間情報、前記高温度情報、前記低温度到達時間情報及び前記低温度情報を含む情報に基づき、前記カルブロックの温度制御を行って、前記基材を樹脂封止する成形工程とを備える。
本発明の樹脂封止方法は、まず、第1の情報取得工程において、加温手段で第二の金型のカルブロックの加温を行い、第一の金型のポット部に樹脂を入れずに成形動作を行う。また、その成形動作を行うと共に、所定の基準時から、カルブロックが所要の高い温度に到達するまでの時間の情報である高温度到達時間情報及び所要の高い温度の情報である高温度情報を取得する。
第1の情報取得工程では、樹脂の使用を除外した条件下で加温手段を作動させて成形動作を行うことにより、加温手段の作動に起因する、時間の経過と共に変化するカルブロックの昇温に関する、高温度到達時間情報及び高温度情報等の温度情報を得ることができる。
次に、第2の情報取得工程において、加温手段による第二の金型のカルブロックの加温を行わず、又は加温手段の加温の出力を下げて加温を行い、第一の金型のポット部に樹脂を入れて、成形動作を行う。また、その成形動作を行うと共に、所定の基準時から、カルブロックが所要の低い温度に到達するまでの時間の情報である低温度到達時間情報及び所要の低い温度の情報である低温度情報を取得する。
第2の情報取得工程では、樹脂成形時において加温手段を作動させず、又は加温手段の加温の出力を下げて、その条件下で、樹脂を使用した成形動作を行うことにより、樹脂の使用に起因し、時間の経過と共に変化するカルブロックの降温に関する、低温度到達時間情報及び低温度情報等の温度情報を得ることができる。
そして、半導体素子が搭載された基材を樹脂封止する成形動作の際に、成形工程において、高温度到達時間情報、高温度情報、低温度到達時間情報及び低温度情報等を含む情報に基づき、カルブロックの温度制御を行って、基材を樹脂封止する。これにより、樹脂封止の際に、金型の温度制御を高い精度で行うことができる。
また、本発明において、高温度到達時間情報、高温度情報、低温度到達時間情報及び低温度情報等は、それぞれ独立したデータとして取得しているので、例えば、同一金型で樹脂のみを変更した場合等は、高温度到達時間情報、高温度情報等はそのままで、低温度到達時間情報、低温度情報等のみを再取得すればよく、この場合は第1の情報取得工程を省略できる等、作業の効率化を図ることができる。
(2)上記の目的を達成するために、本発明の樹脂封止方法は、先に実行される前記成形工程において、同成形工程中の前記カルブロックの所要の高い温度の情報である高温度情報と、同成形工程中の同カルブロックの所要の低い温度の情報である低温度情報とを取得し、同成形工程より後に実行される成形工程の際に、取得した前記高温度情報及び前記低温度情報を含む情報に基づき、前記カルブロックの温度制御を行うように構成されている。
この場合は、先に実行される成形工程において、成形工程中のカルブロックの所要の高い温度の情報である高温度情報と、成形工程中のカルブロックの所要の低い温度の情報である低温度情報とをそれぞれ取得する。
そして、その成形工程より後に実行される成形工程の際に、取得した高温度情報及び低温度情報を含む情報に基づき、カルブロックの温度制御を行うことにより、成形動作中の時間の経過に伴うカルブロックの温度変化の状況を反映させた制御が可能になる。
(3)上記の目的を達成するために、本発明の樹脂封止方法は、前記第1の情報取得工程、前記第2の情報取得工程及び前記成形工程を1回ずつ実行した後は、同成形工程のみを繰り返し実行し、先に実行される前記成形工程で前記カルブロックの温度制御を行ったパラメーター情報を、先に実行される同成形工程で取得した前記カルブロックの所要の高い温度の情報である高温度情報と、前記カルブロックの所要の低い温度の情報である低温度情報を含む情報に基づき算出したパラメーター情報で更新し、後に実行される同成形工程において、前記更新したパラメーター情報に基づき、前記カルブロックの温度制御を行うようにすることもできる。
この場合は、まず、第1の情報取得工程、第2の情報取得工程及び成形工程を1回ずつ実行する。それ以降、成形工程のみを繰り返し実行する際には、一回目の成形工程を含む先に実行される成形工程において、成形工程中のカルブロックの所要の高い温度の情報である高温度情報と、成形工程中のカルブロックの所要の低い温度の情報である低温度情報とをそれぞれ取得する。
次に、先に実行される成形工程でカルブロックの温度制御を行ったパラメーター情報を、上記先に実行される成形工程で取得したカルブロックの所要の高い温度の情報である高温度情報と、カルブロックの所要の低い温度の情報である低温度情報を含む情報に基づき算出したパラメーター情報で更新する。
そして、後に実行される成形工程で、上記更新したパラメーター情報に基づき、カルブロックの温度制御を行う。これにより、後に実行される成形工程において、成形動作中に時間の経過と共に変化する、先に実行された成形工程におけるカルブロックの温度変化の状況を直に反映させたカルブロックの温度の制御が可能になる。
(4)上記の目的を達成するために、本発明の樹脂封止方法は、前記所定の基準時が、前記成形動作の開始時であるようにすることもできる。
この場合は、所定の基準時が、成形動作の開始時であることにより、成形動作の開始時を基準として、時間的制御を行う。これにより、例えば電源の投入、或いは通電の開始のタイミングを基準時にすることができるので、時間的な制御がしやすい。また、樹脂又は金型の種類が変更された際にも、基準が把握しやすく、条件設定が容易になる。
なお、「成形動作」の用語は、本発明においては、金型の可動型が動き始めるところから、樹脂が硬化して半導体素子が搭載された基材を樹脂封止したところまでをいうが、これに限定はされない。
(5)上記の目的を達成するために、本発明の樹脂封止方法は、前記成形工程が、前記高温度到達時間情報、前記高温度情報、前記低温度到達時間情報及び前記低温度情報を含む情報に基づき、前記成形動作の開始から前記加温手段で加温を開始するまでの時間である加温開始時間及び同加温手段で加温を行う設定時間である加温設定時間を算出して、前記成形動作を行うようにすることもできる。
この場合は、成形工程が、高温度到達時間情報、高温度情報、低温度到達時間情報及び低温度情報を含む情報に基づき、成形動作の開始から加温手段で加温を開始するまでの時間である加温開始時間を算出する。また、同様にして、加温手段で加温を行う設定時間である加温設定時間を算出する。そして、算出したこれらの情報に基づき、成形動作を行う。
(6)上記の目的を達成するために、本発明の樹脂封止方法は、所要の高い温度が最高温度であり、かつ所要の低い温度が最低温度であるようにすることもできる。
この場合は、高温度到達時間情報、高温度情報等の所要の高い温度が最高温度であることで、高い温度ではカルブロックの特性が最もよく現れた情報が取得できる。また、低温度到達時間情報、低温度情報等の所要の低い温度が最低温度であることで、低い温度ではカルブロックの特性が最もよく現れた情報が取得できる。これらの情報により、カルブロックのより好適な温度制御を、高い精度で行うことが可能になる。
(7)上記の目的を達成するために、本発明の樹脂封止方法は、樹脂を供給するポット部が設けられた第一の金型と、該第一の金型と型合わせして前記ポット部と対向する位置にカル部を形成するカルブロックが設けられた第二の金型と、前記カルブロックの温度を測定する温度測定手段と、前記カルブロックを加温する加温手段と、を有する樹脂封止金型で、半導体素子が搭載された基材を樹脂封止する成形動作の際に、カルブロックの温度制御を行う樹脂封止方法であって、前記加温手段で加温を行い、前記ポット部に樹脂を入れずに、前記成形動作を行うと共に、所定の基準時から、前記カルブロックが所要の高い温度に到達するまでの時間の情報である高温度到達時間情報及び前記所要の高い温度の情報である高温度情報を取得し、かつ、前記加温手段で加温を行わず、又は同加温手段の加温の出力を下げて加温を行い、前記ポット部に樹脂を入れて、前記成形動作を行うと共に、前記所定の基準時から、前記カルブロックが所要の低い温度に到達するまでの時間の情報である低温度到達時間情報及び前記所要の低い温度の情報である低温度情報を取得すると共に、前記高温度到達時間情報、前記高温度情報、前記低温度到達時間情報及び前記低温度情報を含む情報に基づき、前記カルブロックの温度制御を行って、前記基材を樹脂封止する成形工程を備える。
本発明の樹脂封止方法は、まず、加温手段で第二の金型のカルブロックの加温を行い、第一の金型のポット部に樹脂を入れずに成形動作を行う。また、その成形動作を行うと共に、所定の基準時から、カルブロックが所要の高い温度に到達するまでの時間の情報である高温度到達時間情報及び所要の高い温度の情報である高温度情報を取得する。
樹脂の使用を除外した条件下で加温手段を作動させて成形動作を行うことにより、加温手段の作動に起因する、時間の経過と共に変化するカルブロックの昇温に関する高温度到達時間情報及び高温度情報等の温度情報を得ることができる。
次に、加温手段による第二の金型のカルブロックの加温を行わず、又は加温手段の加温の出力を下げて加温を行い、第一の金型のポット部に樹脂を入れて、成形動作を行う。また、その成形動作を行うと共に、所定の基準時から、カルブロックが所要の低い温度に到達するまでの時間の情報である低温度到達時間情報及び所要の低い温度の情報である低温度情報を取得する。
樹脂成形時において、加温手段を作動させず、又は加温手段の加温の出力を下げて、その条件下で、樹脂を使用した成形動作を行うことにより、樹脂の使用に起因し、時間の経過と共に変化するカルブロックの降温に関する、低温度到達時間情報及び低温度情報等の温度情報を得ることができる。
そして、半導体素子が搭載された基材を樹脂封止する成形動作の際に、成形工程において、高温度到達時間情報、高温度情報等、低温度到達時間情報及び低温度情報を含む情報に基づき、カルブロックの温度制御を行って、基材を樹脂封止する。これにより、樹脂封止の際に、金型の温度制御を高い精度で行うことができる。
(8)上記の目的を達成するために、本発明の樹脂封止方法は、樹脂を供給するポット部が設けられた第一の金型と、該第一の金型と型合わせして前記ポット部と対向する位置にカル部を形成するカルブロックが設けられた第二の金型と、前記カルブロックの温度を測定する温度測定手段と、前記カルブロックを加温する加温手段と、を有する樹脂封止金型で、半導体素子が搭載された基材を樹脂封止する成形動作の際に、カルブロックの温度制御を行う樹脂封止方法であって、前記温度測定手段で前記カルブロックの温度変化に関係する情報を取得し、該情報から、前記カルブロックの温度制御を行うためのパラメーターを算出する予備動作工程と、前記パラメーターに基づき、前記加温手段で前記カルブロックの温度制御を行って、前記基材を樹脂封止する成形工程とを備える。
本発明の樹脂封止方法は、加温手段で第二の金型のカルブロックの加温を行う。また、予備動作工程において、温度測定手段でカルブロックの温度変化に関係する情報を取得し、この情報から、カルブロックの温度制御を行うためのパラメーターを算出する。
そして、半導体素子が搭載された基材を樹脂封止する成形動作の成形工程において、パラメーターに基づき、カルブロックの温度制御を行って、基材を樹脂封止することができる。これにより、樹脂封止の際の金型の温度制御を高い精度で行うことが可能になる。
(9)上記の目的を達成するために、本発明の樹脂封止装置は、樹脂を供給するポット部が設けられた第一の金型と、該第一の金型と型合わせして前記ポット部と対向する位置にカル部を形成するカルブロックが設けられた第二の金型と、を有する樹脂封止金型で、前記カルブロックの温度制御を行い、半導体素子が搭載された基材を樹脂封止する成形動作を行う樹脂封止装置であって、前記カルブロックの温度を測定する温度測定手段と、前記カルブロックを加温する加温手段と、前記加温手段で加温を行い、前記ポット部に樹脂を入れずに、前記成形動作を行う際の、所定の基準時から、前記カルブロックが所要の高い温度に到達するまでの時間の情報である高温度到達時間情報、前記所要の高い温度の情報である高温度情報、前記加温手段で加温を行わず、又は同加温手段の加温の出力を下げて加温して、前記ポット部に樹脂を入れて、前記成形動作を行う際の、前記所定の基準時から、前記カルブロックが所要の低い温度に到達するまでの時間の情報である低温度到達時間情報及び前記所要の低い温度の情報である低温度情報を含む情報に基づき、前記加温手段を制御する制御手段と、を備える。
本発明の樹脂封止装置は、まず、加温手段で第二の金型のカルブロックの加温を行い、第一の金型のポット部に樹脂を入れずに成形動作を行う。また、その成形動作を行うと共に、所定の基準時から、カルブロックが所要の高い温度に到達するまでの時間の情報である高温度到達時間情報及び所要の高い温度の情報である高温度情報を温度測定手段で測定して、制御手段により取得する。
樹脂の使用を除外した条件下で加温手段を作動させて成形動作を行うことにより、加温手段の作動に起因する、時間の経過と共に変化するカルブロックの昇温に関する高温度到達時間情報及び高温度情報等の温度情報を得ることができる。
次に、加温手段による第二の金型のカルブロックの加温を行わず、又は加温手段の加温の出力を下げて加温を行い、第一の金型のポット部に樹脂を入れて、成形動作を行う。また、その成形動作を行うと共に、所定の基準時から、カルブロックが所要の低い温度に到達するまでの時間の情報である低温度到達時間情報及び所要の低い温度の情報である低温度情報を取得する。
樹脂成形時において、加温手段を作動させず、又は加温手段の加温の出力を下げて、その条件下で、樹脂を使用した成形動作を行うことにより、樹脂の使用に起因し、時間の経過と共に変化するカルブロックの降温に関する、低温度到達時間情報及び低温度情報等の温度情報を得ることができる。
そして、半導体素子が搭載された基材を樹脂封止する成形動作の際に、高温度到達時間情報、高温度情報等、低温度到達時間情報及び低温度情報等を含む情報に基づき、カルブロックの温度制御を行って、基材を樹脂封止する。これにより、樹脂封止の際に、金型の温度制御を高い精度で行うことができる。
(10)上記の目的を達成するために、本発明の樹脂封止装置は、前記制御手段は、前記基材を樹脂封止する成形工程中の前記カルブロックの所要の高い温度の情報である高温度情報と、前記成形工程中の同カルブロックの所要の低い温度の情報である低温度情報を含む情報に基づき、後に実行される前記成形工程の前記温度制御を行うように構成されている。
この場合は、制御手段が、成形工程中のカルブロックの所要の高い温度の情報である高温度情報と、成形工程中のカルブロックの所要の低い温度の情報である低温度情報とをそれぞれ取得する。
そして、後に実行される成形工程の際に、取得した高温度情報及び低温度情報を含む情報に基づき、カルブロックの温度制御を行うことにより、先に行う成形動作中の時間の経過に伴うカルブロックの温度変化の状況を反映させた制御が可能になる。
(11)上記の目的を達成するために、本発明の樹脂封止装置は、樹脂を供給するポット部が設けられた第一の金型と、該第一の金型と型合わせして前記ポット部と対向する位置にカル部を形成するカルブロックが設けられた第二の金型と、を有する樹脂封止金型で、前記カルブロックの温度制御を行い、半導体素子が搭載された基材を樹脂封止する成形動作を行う樹脂封止装置であって、前記カルブロックの温度を測定する温度測定手段と、前記カルブロックを加温する加温手段と、前記温度測定手段で前記カルブロックの温度変化に関係する情報を取得し、該情報から、前記カルブロックの温度制御を行うためのパラメーターを算出し、該パラメーターに基づき、前記加温手段によるカルブロックの温度制御を行う制御手段とを備える。
本発明の樹脂封止装置は、加温手段で第二の金型のカルブロックの加温を行う。この際に、温度測定手段でカルブロックの温度変化に関係する情報を取得し、この情報から、制御手段でカルブロックの温度制御を行うためのパラメーターを算出する。
そして、半導体素子が搭載された基材を樹脂封止する成形動作において、パラメーターに基づき、制御手段で前記加温手段によるカルブロックの温度制御を行い、基材を樹脂封止することができる。これにより、樹脂封止の際の金型の温度制御を高い精度で行うことが可能になる。
本発明は、樹脂封止の際に、金型の温度制御を高い精度で行うことが可能な樹脂封止方法及び樹脂封止装置を提供することができる。
本発明に係る樹脂封止装置の構造の一例(ポット部センサー有り)を示す概略説明図である。 本発明に係る樹脂封止装置の構造の他の例(ポット部センサー無し)を示す概略説明図である。 下金型と上金型を示し、上金型のカル部センサーとカルヒーター及び下金型のポット部センサーの配置を示す概略図である。 (a)は、図1に示す樹脂封止装置において、カルヒーターで加温しない状態の各センサーで温度測定した結果を示すグラフであり、(b)は、型閉開始と同時にカルヒーターを30秒間作動させた状態の各センサーで温度測定した結果を示すグラフであり、(c)は、型閉開始10秒前からカルヒーターを30秒間作動させた状態の各センサーで温度測定した結果を示すグラフである。 (a)は、図2に示す樹脂封止装置において、カルヒーターで加温しない状態の各センサーで温度測定した結果を示すグラフであり、(b)は、型閉開始10秒前からカルヒーターを30秒間作動させた状態の各センサーで温度測定した結果を示すグラフである。 図5(b)におけるカルヒーターのON/OFFの制御のタイミングチャートを示す説明図である。 (a)は、図2に示す樹脂封止装置において、カルヒーターで加温しない状態の各センサーで温度測定した結果を示すグラフであり、(b)は、型閉開始5秒後にカルヒーターを10秒間作動させた状態の各センサーで温度測定した結果を示すグラフであり、(c)は、型閉開始と同時にカルヒーターを20秒間作動させた状態の各センサーで温度測定した結果を示すグラフである。 図7(b)におけるカルヒーターのON/OFFの制御のタイミングチャートを示す説明図である。 (a)は、図2に示す樹脂封止装置において、型閉開始と同時にカルヒーターを30秒間作動させた状態の各センサーで温度測定した結果を示すグラフであり、(b)は、型閉開始と同時にカルヒーターを40秒間作動させた状態の各センサーで温度測定した結果を示すグラフである。 2つのキャリブレーションの流れを示すフロー図、カルブロックの温度変化、カルヒーターの出力変動及び成形の動作と時間との関係を示し、(a)はキャリブレーション(1)、(b)はキャリブレーション(2)の説明図である。 キャリブレーションで得られた結果に基づき、実成形における成形動作時のカルヒーターのON/OFFの制御の一例を示す説明図である。 フィードバック制御に用いる実成形の際の温度変化の情報の一例を示す概略図である。
図1、図2及び図3を参照して、本発明に係る樹脂封止装置の構造の概略を説明する。
本発明に係る樹脂封止装置の一例である樹脂封止装置A1は、一対の上金型1及び下金型2を有している。樹脂封止装置A1は、上金型1と下金型2を型締めして、半導体素子が搭載されたリードフレーム等の基材(図示省略)を樹脂封止する装置である。
上金型1は、上型ダイセット11及び上型チェス12で構成されている。また、下金型2は、下型ダイセット21及び下型チェス22で構成されている。
上型チェス12を構成するカルブロック120の上部にはカルヒーター121が設けられている(図1及び図3参照)。カルブロック120には、カル部センサー122が設けられている。
また、上型チェス12を構成する二つのキャビティブロック123のうち、一方のキャビティブロック123には、カルブロック120に近い位置にカル側センサー124が設けられ、遠い位置に上キャビ中央センサー125が設けられている(図1及び図3参照)。
カルヒーター121は、カルブロック120を加温する加温手段を構成する。カルヒーター121は、ON/OFFの切り替えにより、カルブロック120の温度を調整することができる。
ここで、必ずしも、カルヒーター121がON/OFFの切り替えにより、カルブロック120の温度を調整するように構成される必要はない。例えば、カルヒーター121の出力が調節可能であり、その出力を大きくしたり、小さくしたりすることで、カルブロック120の温度を調整する構成も採用し得る。
また、カル部センサー122は、カルブロック120の温度を測定する温度測定手段である。カル側センサー124と、上キャビ中央センサー125は、共に、キャビティブロック123の温度を測定する温度測定手段である。
下型チェス22は、左右側に下キャビティブロック223を有し、各下キャビティブロック223の間には、ポットブロック220が設けてある。ポットブロック220には、複数のポット部224が二列に設けられ、各列の間の図3において手前側の一部には、ポット部センサー221が設けられている(図3参照)。
ポット部センサー221は、ポットブロック220の温度を測定する温度測定手段である。なお、図2に示す樹脂封止装置A2には、ポット部センサーが設けられておらず、この点が、図1に示す樹脂封止装置A1との構造上の違いである。
上型ダイセット11には、上型チェス12を加温する複数の上ダイセットヒーター111と、上ダイセットセンサー110が設けられている。また、下型ダイセット21には、下型チェス22を加温する複数の下ダイセットヒーター211と、下ダイセットセンサー210が設けられている(図1及び図3参照)。
上ダイセットセンサー110は、上型ダイセット11の温度を測定する温度測定手段である。また、下ダイセットセンサー210は、下型ダイセット21の温度を測定する温度測定手段である。
また、図示しないが、樹脂封止装置A1は制御部を有している。制御部は、上記各センサー及びカルヒーター121に接続され、各センサーが取得した情報に基づき、カルヒーター121のON/OFFを制御することにより、カルブロック120の温度制御を行うことができる。
即ち、制御部は、カル部センサー122、上ダイセットセンサー110及び下ダイセットセンサー210が測定した温度の情報及び測定に関する時間の情報を取得し、これら情報に基づいて、カルヒーター121のON/OFFを制御する。
また、図3には、上金型1のカルヒーター121とカル部センサー122の配置を示している。なお、下金型2には、上金型1と同様にカルヒーターを設けることができ、図3にはポットヒーター222を下金型2のポットブロック220に設ける場合の配置の一例を示している。
また、カル部センサー122は、図3の符号Pで示す領域の拡大図に示すように、カルブロック120の両側にあるカル部126の間に通すようにして配置されている。
[カルヒーターの有効性について]
以下、上記した樹脂封止装置A1を用いて、基材を樹脂封止する工程における各部の温度変化を測定した結果を示しながら、カルヒーター121の有効性を説明する。ここでは、大量の樹脂を必要とする大型の半導体パッケージの製造において、樹脂注入時のカル部の温度低下を防ぐために、カルヒーター121をカルブロック120に配置した金型にて、カルブロック120の温度低下を防ぐことができる点を実証した。
より詳細には、以下の金型成形条件を採用している。
金型温度:180℃、キュアタイム:90秒(トランスファータイム含む)、トランスファータイム:20秒、使用樹脂量:直径20mm(12.3g)、ポット部の数:16個/2フレーム、1ポット部当たりの使用樹脂個数:2個、金型サイズ:幅350mm×長さ400mm×厚み70mm。なお、本段落以下の説明における樹脂封止装置A1の各部における温度変化の結果は、上記した内容と同じ金型成形条件下で行ったものである。
まず、図4(a)乃至図4(c)を参照しながら、図1に示す樹脂封止装置A1におけるカルヒーター121の作動によるカルブロック120の温度変化への影響を説明する。
ここで、温度測定の対象とした樹脂封止装置A1の各部とは、図1に示す各センサーを配置した部分である。即ち、カル側(カル側センサー124)、上キャビ中央(上キャビ中央センサー125)、カルブロック(カル部センサー122)、ポットブロック(ポット部センサー221)、上ダイセット(上ダイセットセンサー110)及び下ダイセット(下ダイセットセンサー210)が対象となる。
また、後述する図2に示す樹脂封止装置A2(ポット部センサー221無し)を用いて行う温度変化の測定結果(図5、図7、図9参照)についても、同様の部分で各部の温度を測定した結果を示している。
図4(a)には、「カルヒーター無し」、即ち、カルヒーター121をOFFにした状態(カルヒーター121を設けない樹脂封止装置と同等)での各部の温度測定の結果を示している。カルヒーター121をOFFにした状態では、カルブロック120の温度が最低になったところで、カルブロック120の温度は、金型の設定温度である180℃から、約170℃へ約10℃低下していた。
また、図4(b)では、金型の型閉開始、即ち、成形工程の開始と同時に、カルヒーター121を30秒間ONにした状態での各部の温度測定の結果を示している。この場合、カルブロック120の温度が最低になったところで、カルブロック120の温度は、金型の設定温度である180℃から約175℃へ約5℃低下していた。
図4(a)と図4(b)の結果を比べると、図4(b)の金型の型閉開始と同時に、カルヒーター121を30秒間ONにした状態では、樹脂封止後のカルブロック120の温度が低下する傾向が緩和されていた。
更に、図4(c)では、金型の型閉開始10秒前から、カルヒーター121を30秒間ONにした状態での各部の温度測定の結果を示している。この場合、カルブロック120の温度が最低になったところで、カルブロック120の温度は、金型の設定温度からやや上昇した温度である182℃から約179℃へ約3℃低下していた。
図4(a)、図4(b)及び図4(c)の結果を比べると、図4(c)の金型の型閉開始10秒前から、カルヒーター121を30秒間ONにした状態では、カルブロック120の温度が低下する傾向が、図4(a)の結果と比べて大幅に緩和され、図4(b)の結果と比べても更に緩和されていた。
このように、図4(a)乃至図4(c)に示す結果から明らかなように、カルヒーター121を設けて、カルブロック120を加温することで、樹脂封止後のカルブロック120の温度低下の幅を小さくすることができる。また、カルヒーター121をONにするタイミングを早くすることで、カルブロック120の温度低下の幅をより一層小さくすることができる。これにより、カルヒーター121の有効性を確認することができた。
次に、図5乃至図9を参照しながら、図2に示す樹脂封止装置A2(ポット部センサー221無し)におけるカルヒーター121の作動によるカルブロック120の温度変化への影響を説明する。
図5(a)には、「カルヒーター無し」、即ち、カルヒーター121をOFFにした状態(カルヒーター121を設けない樹脂封止装置と同等)での各部の温度測定の結果を示している。カルヒーター121をOFFにした状態では、カルブロック120の温度が最低になったところで、カルブロック120の温度は、金型の設定温度である180℃からやや下降した温度である179℃から約170℃へ約9℃低下していた。
また、図5(b)では、金型の型閉開始10秒前から、カルヒーター121を30秒間ONにした状態での各部の温度測定の結果を示している。この場合、カルブロック120の温度が最低になったところで、カルブロック120の温度は、金型の設定温度である180℃からやや上昇した温度である約182℃から約179℃へ約3℃低下していた。
図5(a)及び図5(b)の結果を比べると、図5(b)の金型の型閉開始10秒前から、カルヒーター121を30秒間ONにした状態では、カルブロック120の温度が低下する傾向が大幅に緩和されていた。即ち、図5(a)及び図5(b)の結果からも、カルヒーター121の有効性を確認することができた。
また、図5(b)の結果となった樹脂封止の成形工程における、カルヒーター121のON/OFFのタイミングチャートを図6に示す。図6にあるように、金型の型閉開始の10秒前にカルヒーター121をONにして、そこから30秒間ONの状態を維持している。そして、型閉開始から2秒後には金型が閉じて樹脂封止が開始されている。なお、型閉開始の時点では、カルブロック120の温度は、上記したようにやや上昇して182℃になっている。
次に、カルヒーター121のON時間とONタイミングの違いによる各部の温度変化についても確認した。
図7(a)は、上記図5(a)と同様に、カルヒーター121をOFFにした状態での各部の温度測定の結果であり、図7(b)及び図7(c)との比較をするために掲載している。
図7(b)は、金型の型閉開始5秒後(ONディレー時間)にカルヒーター121を10秒間ONにした状態での各部の温度測定の結果を示している。この場合、カルブロック120の温度が最低になったところで、カルブロック120の温度は、金型の設定温度である180℃から約174℃へ約6℃低下していた。なお、ONディレー時間とは、型閉開始からカルヒーター121がONとなるまでの時間である。
また、図7(c)は、金型の型閉開始と同時に、カルヒーター121を20秒間ONにした状態での各部の温度測定の結果を示している。この場合、カルブロック120の温度が最低になったところで、カルブロック120の温度は、金型の設定温度である180℃からやや上昇した182℃から約177℃へ約5℃低下していた。
図7(a)と、図7(b)及び図7(c)の結果を比べると、金型の型閉開始5秒後(ONディレー時間)にカルヒーター121を10秒間ONにした状態及び金型の型閉開始と同時に、カルヒーター121を20秒間ONにした状態での、樹脂封止後のカルブロック120の温度が低下する傾向が大幅に緩和されていた。これにより、カルヒーター121の有効性を確認することがきた。
また、図7(b)の結果となった樹脂封止の成形工程における、カルヒーター121のON/OFFのタイミングチャートを図8に示す。図8にあるように、金型の型閉開始の5秒後にカルヒーター121をONにして、そこから10秒間ONの状態を維持している。また、型閉開始から2秒後に金型が閉じて樹脂封止が開始されている。なお、型閉開始の時点では、カルブロック120の温度は、上記したように金型の設定温度が維持されて180℃になっている。
また、図9(a)では、金型の型閉開始と同時に、カルヒーター121を30秒間ONにした状態での各部の温度測定の結果を示している。この場合、カルブロック120の温度が最低になったところで、カルブロック120の温度は、金型の設定温度である180℃から、約175℃へ約5℃低下していた。
図7(a)及び図9(a)を比較した結果から、カルヒーター121を金型の型閉開始と同時に30秒間ONにすることで、カルヒーター121がOFFの状態では、金型の設定温度から9℃下がっていたカルブロック120の温度低下が、約5℃に抑えられたことが分かった。
更に、図9(b)では、金型の型閉開始と同時に、カルヒーター121を40秒間ONにした状態での各部の温度測定の結果を示している。この場合、図9(b)中に符号Xで示す領域で、カルブロック120の温度は、オーバーシュートしていた。
図9(a)及び図9(b)を比較した結果から、カルヒーター121をONにする時間が長すぎると、カルブロック120の温度がオーバーシュートしてしまう為、ON時間の設定が重要であることが明らかとなった。
以下、本発明を適用した樹脂封止装置の制御手段及び樹脂封止方法の一例について説明する。
図10(a)及び図10(b)では、基材の実成形前に、2つのキャリブレーション(キャリブレーション(1)及びキャリブレーション(2))の成形動作を行うことにより、金型及び樹脂を含む構成の樹脂封止装置としての特性を抽出する際の流れを示している。
図10(a)に示すように、キャリブレーション(1)では、カルヒーター121の能力チェックを行う。この際、ポット部224に樹脂を入れずに、成形動作の開始時(型閉開始時)にカルヒーター121をONにする(図中ではカルヒーター有と記載)。
このキャリブレーション(1)では、成形動作の開始時のAC1秒間前からBC1秒間、カルヒーター121をONにする条件にして、基材を樹脂封止する一連の成形動作を、上記したように樹脂無しで行うようにする。
ここで、AC1秒間とは、成形動作の開始時(樹脂封止装置における、カルヒーターONから始まる一連の成形動作のスタート時)から実際に金型が閉じるまでの時間である。また、BC1秒間とは、カルヒーター121をONにした状態の時間である。
このキャリブレーション(1)では、金型の基準温度から、カルブロック120が最高温度になった際の時間の情報を取得する。なお、基準温度と設定温度の温度差の情報(温度上昇量:TC1)の情報も得られる。更に、カルヒーター121をONにしてから最高温度に到達するまでの時間の情報(反応時間:CC1)及び金型の基準温度よりも上昇した成形動作終了後のカルブロック120の温度が安定するまでの時間の情報(戻り時間:DC1)を取得する。
また、キャリブレーション(1)において、所定の基準時から、カルブロック120が最高温度に到達するまでの時間の情報CC1を取得することにより、カルブロック120の材質や形状に起因する、カルブロック120が昇温される際の温度変化の特性を表す情報を得ることができる。
また、図10(b)に示すように、キャリブレーション(2)では、樹脂を使用することによるカルブロック120の温度低下の状況をチェックする。この際、ポット部224に樹脂を入れて、成形動作中は、カルヒーター121をOFFのままとする(図中ではカルヒーター無と記載)。
このキャリブレーション(2)では、キャリブレーション(1)のAC1秒間を、成形動作の開始時と、その前の基準時との時間差とする設定条件として採用して、上記したようにカルヒーター121をOFFにして、基材を樹脂封止する一連の成形動作を行う。
このキャリブレーション(2)では、金型の基準温度から、カルブロック120が最低温度になった際の時間の情報を取得する。なお、このカルブロック120の温度低下は、多量の樹脂に熱を奪われた結果生じるものである。更に、基準温度と最低温度の温度差の情報(温度下降量:TC2)も得られる。
また、キャリブレーション(2)では、成形動作の開始時(型閉開始時)から、カルブロック120が最低温度に到達するまでの時間の情報(CC2)及び金型の基準温度よりも下降した成形動作終了後のカルブロック120の温度が安定するまでの時間の情報(戻り時間:DC2)を取得する。
また、キャリブレーション(2)において、所定の基準時から、カルブロック120が最低温度に到達するまでの時間の情報CC2を取得することにより、カルブロック120の材質や形状に起因する、カルブロック120が降温される際の温度変化の特性を表す情報を得ることができる。
次に、図11に示すように、キャリブレーション(1)及びキャリブレーション(2)の動作により取得された情報(デバイス)に基づいて、制御部によって演算が行われ、基材の実成形を行う際の、カルヒーター121のON/OFF制御を行う各種パラメーター(成形時デバイス)を算出する。
なお、本発明にいう「カルブロックの温度変化に関係する情報」とは、上記キャリブレーション(1)及びキャリブレーション(2)の動作により取得された情報、例えば高温度到達時間情報、高温度情報、低温度到達時間情報及び低温度情報等を含むものである。
なお、本発明にいう「高温度到達時間情報、高温度情報、低温度到達時間情報及び低温度情報を含む情報」とは、情報が高温度到達時間情報、高温度情報、低温度到達時間情報及び低温度情報だけの場合もあるし、それらに加えて、例えばカルブロック120の基準温度、カルブロック120の設定温度、カルブロック120の基準温度と設定温度の温度差(TC1)、或いはカルブロックの温度と基準温度の温度差(ΔT2)、更には基準温度よりも上昇又は下降したカルブロックの温度が成形動作終了後に戻って安定するまでの時間(DC1、DC2)等の情報を利用し得ることを意味する。
カルヒーター121のON/OFF制御を行う各種パラメーター(成形時デバイス)とは、例えば、成形動作の開始時からカルヒーター121をONにするまでの時間である「ヒーターON前ディレー(X0)」、カルヒーター121をONにして、最終的にOFFにするまでの時間である「ヒーターON時間(X1)」、カルヒーター121のONとOFFを切り替える回数(X2)が挙げられる。
また、カルヒーター121をONにして、最終的にOFFにするまでの間に、カルヒーター121のONとOFFを切り替える場合での、1回のカルヒーター121のONの時間(X3)、1回のカルヒーターのOFFの時間(X4)も各種パラメーター(成形時デバイス)となる。
上記した各種パラメーターをカルヒーター121のON/OFF制御に反映させた状態の概念図を図11の下段に示している。このように、基材の実成形前に、2つのキャリブレーションの成形動作を行い、取得した情報(例えば、TC1、TC2、AC1、CC1、CC2、C1、C2等)に基づき、実成形時のカルヒーター121のON/OFF制御を行う各種パラメーター(成形時デバイス:X0、X1、X2、X3、X4、或いはクリーナー動作時のエアブローによる温度低下の値やキャビティ上の温度を制御する場合のキャビ温度センサー値等)を制御部で自動的に算出することができる。
なお、加温開始時間(X0)を算出することで、成形動作の開始時間に対する加温の始まりのタイミングを様々に調整することができる。また、加温設定時間(X1)を算出することで、加温をする時間の長さを様々に調整することができる。
また、ここで述べた各種パラメーター(成形時デバイス)の種類はあくまで一例であり、カルヒーター121のON/OFF制御に関わるパラメーターの内容はこれに限定されるものではない。
また、ここでは、カルブロック120部の温度、即ち、カル部センサー122で測定した温度の情報に基づき、カルヒーター121の温度を制御する方法を述べたが、カルヒーター121の温度を制御するために、その他のカル側センサー124、上キャビ中央センサー125及びポット部センサー221で測定した温度の情報等も、パラメーターを算出するためのデバイスとして使用することができる。
このように、カル部センサー122で測定した温度の情報に加えて、その他のセンサーで測定した温度情報を用いることで、より高い精度で、カルヒーター121のON/OFF制御を行うことが可能になる。
更に、本発明を適用した樹脂封止装置及び樹脂封止方法では、基材の実成形における先に実行される成形工程で得られた温度の情報を、次回の、或いは後に実行される成形工程において、カルヒーター121のON/OFF制御を行う各種パラメーター(成形時デバイス)の算出にフィードバックして制御することもできる。
なお、先に実行される成形工程の順番をnとしたとき、後に実行される成形工程は、nの直後のn+1の順番で設定することもできるし、或いはそれより後のn+2、n+3、・・・、n+kで設定することもできる。先に実行される成形工程と後に実行される成形工程をどのように行うかは、特に限定されない。
なお、先に実行される成形工程と後に実行される成形工程がより近いほど、後に実行される成形工程において、先に実行された成形工程におけるカルブロックの温度変化の状況を直に反映させることができ、カルブロックの温度を高い精度で制御することが可能になる。
また、この場合は、キャリブレーション(1)、(2)を行い、当初設定したカルヒーター121のON/OFF制御を行う各種パラメーターに基づき、基材の樹脂封止(成形工程)を行う際に、カルブロック120の温度を測定し、金型の基準温度より温度が下がった際の低い温度(低温度情報)と、金型の基準温度から温度が上がった際の高い温度(高温度情報)を取得する。
そして、図12に示すように、成形動作終了後、金型の基準温度と低い温度の温度差の情報(ΔT0)と、金型の基準温度と高い温度の温度差の情報(ΔT1)を測定すると共に、温度が下がり始めてから設定温度に復帰するまでの時間(t1)と、温度が設定温度から上がり始めてから設定温度に復帰するまでの時間(t2)を計測する。
また、成形動作終了後に、金型の基準温度よりも上昇した、カルブロック120の温度と基準温度の温度差の情報(ΔT2)を測定するようにしてもよい。
このように、基材の樹脂封止の実成形の工程中から得られた、金型の基準温度と低い温度の温度差の情報(ΔT0)や、金型の基準温度と高い温度の温度差の情報(ΔT1)と、温度が下がり始めてから設定温度に復帰するまでの時間(t1)と、温度が設定温度から上がり始めてから設定温度に復帰するまでの時間(t2)から、カルヒーター121のON/OFF制御を行う各種パラメーター(X0、X1、X2、X3、X4)を制御部が再計算する。
算出した各種パラメーターで、上記当初設定したカルヒーター121のON/OFF制御を行う各種パラメーターを更新(上書き)する。これにより、次回の、或いは後に実行する基材の樹脂封止においては、更新した各種パラメーターを使用したカルヒーター121のON/OFF制御の調整が行われ、カルブロック120の温度制御が行われる。
例えば、金型の基準温度と低い温度の温度差(ΔT0)の値が大きい場合には、ヒーターON前ディレー(X0)の時間を短くする調整が行われる。また、金型の基準温度と高い温度の温度差(ΔT1)の値が大きい場合に、ヒーターON時間(X1)を短くする調整が行われる。
更には、温度が下がり始めてから設定温度に復帰するまでの時間(t1)と、温度が設定温度から上がり始めてから設定温度に復帰するまでの時間(t2)の時間が長い場合には、カルヒーター121の出力を小さくしたり、ONの時間(X1)を短くしたり、或いはON/OFFの回数を増減したりする調整が行われる。なお、ここで述べた各種パラメーター(成形時デバイス)等の調整はあくまで一例であり、調整の内容はこれに限定されるものではない。
以降は、同様にパラメーター情報の更新を行いながら、成形工程のみを繰り返し実行し、基材の樹脂封止を行うことができる。
このように、基材の実成形の成形工程中から得られたカルブロック120の温度の情報をフィードバックして、次回の、或いは後に実行する基材の樹脂封止における、カルヒーター121のON/OFF制御の各種パラメーターを調整することにより、カルブロック120での温度低下の影響を少なくすることができる。また、樹脂封止装置においては、上記算出パラメーターの手動での入力も可能としている。
以上のように、本発明に係る樹脂封止方法は、樹脂封止の際に、金型の温度制御を高い精度で行うことが可能なものとなっている。
また、本発明に係る樹脂封止装置は、樹脂封止の際に、金型の温度制御を高い精度で行うことが可能なものとなっている。
本明細書及び特許請求の範囲で使用している用語と表現は、あくまでも説明上のものであって、なんら限定的なものではなく、本明細書及び特許請求の範囲に記述された特徴及びその一部と等価の用語や表現を除外する意図はない。また、本発明の技術思想の範囲内で、種々の変形態様が可能であるということは言うまでもない。
A1 樹脂封止装置
1 上金型
11 上型ダイセット
110 上ダイセットセンサー
111 上ダイセットヒーター
12 上型チェス
120 カルブロック
121 カルヒーター
122 カル部センサー
123 キャビティブロック
124 カル側センサー
125 上キャビ中央センサー
126 カル部
2 下金型
21 下型ダイセット
210 下ダイセットセンサー
211 下ダイセットヒーター
22 下型チェス
220 ポットブロック
221 ポット部センサー
222 ポットヒーター
223 下キャビティブロック
224 ポット部
A2 樹脂封止装置

Claims (9)

  1. 樹脂を供給するポット部が設けられた第一の金型と、該第一の金型と型合わせして前記ポット部と対向する位置にカル部を形成するカルブロックが設けられた第二の金型と、前記カルブロックの温度を測定する温度測定手段と、前記カルブロックを加温する加温手段と、を有する樹脂封止金型で、半導体素子が搭載された基材を樹脂封止する成形動作の際に、カルブロックの温度制御を行う樹脂封止方法であって、
    前記加温手段で加温を行い、前記ポット部に樹脂を入れずに、前記成形動作を行うと共に、所定の基準時から、前記カルブロックが所要の高い温度に到達するまでの時間の情報である高温度到達時間情報及び前記所要の高い温度の情報である高温度情報を取得する第1の情報取得工程と、
    前記加温手段で加温を行わず、又は同加温手段の加温の出力を下げて加温を行い、前記ポット部に樹脂を入れて、前記成形動作を行うと共に、前記所定の基準時から、前記カルブロックが所要の低い温度に到達するまでの時間の情報である低温度到達時間情報及び前記所要の低い温度の情報である低温度情報を取得する第2の情報取得工程と、
    前記高温度到達時間情報、前記高温度情報、前記低温度到達時間情報及び前記低温度情報を含む情報に基づき、前記カルブロックの温度制御を行って、前記基材を樹脂封止する成形工程とを備える
    樹脂封止方法。
  2. 先に実行される前記成形工程において、同成形工程中の前記カルブロックの所要の高い温度の情報である高温度情報と、同成形工程中の同カルブロックの所要の低い温度の情報である低温度情報とを取得し、同成形工程より後に実行される成形工程の際に、取得した前記高温度情報及び前記低温度情報を含む情報に基づき、前記カルブロックの温度制御を行う
    請求項1に記載の樹脂封止方法。
  3. 前記第1の情報取得工程、前記第2の情報取得工程及び前記成形工程を1回ずつ実行した後は、同成形工程のみを繰り返し実行し、
    先に実行される前記成形工程で前記カルブロックの温度制御を行ったパラメーター情報を、
    先に実行される同成形工程で取得した前記カルブロックの所要の高い温度の情報である高温度情報と、前記カルブロックの所要の低い温度の情報である低温度情報を含む情報に基づき算出したパラメーター情報で更新し、
    後に実行される同成形工程において、前記更新したパラメーター情報に基づき、前記カルブロックの温度制御を行う
    請求項1に記載の樹脂封止方法。
  4. 前記所定の基準時が、前記成形動作の開始時である
    請求項1、請求項2又は請求項3に記載の樹脂封止方法。
  5. 前記成形工程は、
    前記高温度到達時間情報、前記高温度情報、前記低温度到達時間情報及び前記低温度情報を含む情報に基づき、前記成形動作の開始から前記加温手段で加温を開始するまでの時間である加温開始時間及び同加温手段で加温を行う設定時間である加温設定時間を算出して、前記成形動作を行う
    請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4に記載の樹脂封止方法。
  6. 所要の高い温度が最高温度であり、かつ所要の低い温度が最低温度である
    請求項1、請求項2、請求項3、請求項4又は請求項5に記載の樹脂封止方法。
  7. 樹脂を供給するポット部が設けられた第一の金型と、該第一の金型と型合わせして前記ポット部と対向する位置にカル部を形成するカルブロックが設けられた第二の金型と、前記カルブロックの温度を測定する温度測定手段と、前記カルブロックを加温する加温手段と、を有する樹脂封止金型で、半導体素子が搭載された基材を樹脂封止する成形動作の際に、カルブロックの温度制御を行う樹脂封止方法であって、
    前記加温手段で加温を行い、前記ポット部に樹脂を入れずに、前記成形動作を行うと共に、所定の基準時から、前記カルブロックが所要の高い温度に到達するまでの時間の情報である高温度到達時間情報及び前記所要の高い温度の情報である高温度情報を取得し、かつ、
    前記加温手段で加温を行わず、又は同加温手段の加温の出力を下げて加温を行い、前記ポット部に樹脂を入れて、前記成形動作を行うと共に、前記所定の基準時から、前記カルブロックが所要の低い温度に到達するまでの時間の情報である低温度到達時間情報及び前記所要の低い温度の情報である低温度情報を取得すると共に、
    前記高温度到達時間情報、前記高温度情報、前記低温度到達時間情報及び前記低温度情報を含む情報に基づき、前記カルブロックの温度制御を行って、前記基材を樹脂封止する成形工程を備える
    樹脂封止方法。
  8. 樹脂を供給するポット部が設けられた第一の金型と、該第一の金型と型合わせして前記ポット部と対向する位置にカル部を形成するカルブロックが設けられた第二の金型と、を有する樹脂封止金型で、前記カルブロックの温度制御を行い、半導体素子が搭載された基材を樹脂封止する成形動作を行う樹脂封止装置であって、
    前記カルブロックの温度を測定する温度測定手段と、
    前記カルブロックを加温する加温手段と、
    前記加温手段で加温を行い、前記ポット部に樹脂を入れずに、前記成形動作を行う際の、所定の基準時から、前記カルブロックが所要の高い温度に到達するまでの時間の情報である高温度到達時間情報、前記所要の高い温度の情報である高温度情報、前記加温手段で加温を行わず、又は同加温手段の加温の出力を下げて加温して、前記ポット部に樹脂を入れて、前記成形動作を行う際の、前記所定の基準時から、前記カルブロックが所要の低い温度に到達するまでの時間の情報である低温度到達時間情報及び前記所要の低い温度の情報である低温度情報を含む情報に基づき、前記加温手段を制御する制御手段と、を備える
    樹脂封止装置
  9. 前記制御手段は、前記基材を樹脂封止する成形工程中の前記カルブロックの所要の高い温度の情報である高温度情報と、前記成形工程中の同カルブロックの所要の低い温度の情報である低温度情報を含む情報に基づき、後に実行される前記成形工程の前記温度制御を行う
    請求項8に記載の樹脂封止装置。
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