JP7201483B2 - 圧接コネクタ - Google Patents

圧接コネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP7201483B2
JP7201483B2 JP2019040614A JP2019040614A JP7201483B2 JP 7201483 B2 JP7201483 B2 JP 7201483B2 JP 2019040614 A JP2019040614 A JP 2019040614A JP 2019040614 A JP2019040614 A JP 2019040614A JP 7201483 B2 JP7201483 B2 JP 7201483B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
pressure contact
holding
press
upper cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019040614A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020145066A (ja
Inventor
圭一郎 倉重
幸由 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2019040614A priority Critical patent/JP7201483B2/ja
Publication of JP2020145066A publication Critical patent/JP2020145066A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7201483B2 publication Critical patent/JP7201483B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)

Description

本発明は、圧接コネクタに関する。
従来、圧接コネクタの圧接作業を効率化するために、複数本の電線を保持した電線ホルダーを複数の圧接端子を収容保持したコネクタハウジングに嵌合装着することで、これら電線と圧接端子との圧接を一括して行う圧接コネクタが種々提案されている(特許文献1参照)。
図12に示すように、圧接コネクタ521は、収容保持した圧接端子529の複数の圧接刃529aが突出するホルダー嵌合部533を備えたコネクタハウジング523と、複数本の被覆電線543をホルダー嵌合部533における圧接刃529aの配列ピッチに対応して保持する電線ホルダー525とを備える。圧接コネクタ521は、電線ホルダー525をコネクタハウジング523に嵌合装着することで、複数本の被覆電線543が一括してコネクタハウジング523側の各圧接刃529aに圧接される。電線ホルダー525の圧接刃対向面541に嵌合装着される圧接補助板527は、電線ホルダー525に保持された各被覆電線543の圧接部分を押圧挟持する電線押さえ部555と、電線ホルダー525を仮嵌合させた際には各圧接刃529aの先端を受容し、本嵌合時には各圧接刃529aを圧接部分に誘導する圧接刃誘導部557と、を備える。
即ち、圧接コネクタ521によれば、電線ホルダー525に保持させた複数本の被覆電線543は、該電線ホルダー525に圧接補助板527を嵌合装着することで、各電線の圧接部分が押圧挟持される為、該電線ホルダー525をコネクタハウジング523のホルダー嵌合部533に本嵌合させるまで、電線ホルダー525に保持させた被覆電線543の圧接部分543aに浮き上がり等の位置ずれが発生することを確実に防止できる。
特開2004-335221号公報
ところで、上記の圧接コネクタ521を組立てる際には、先ず、被覆電線543の端部を電線ホルダー525の電線端保持穴に挿入し、次いで、被覆電線543を折り曲げて各圧接部分を圧接部保持溝に収容保持させる。
そして、電線ホルダー525の圧接刃対向面541上に別体の圧接補助板527を嵌合装着した後、電線ホルダー525の圧接部保持溝からハウジングの両側に延出している被覆電線543を折り曲げて、圧接部分の手前側における延出部543bを電線ホルダー525の延出部保持溝549に収容保持させる。
この様に上記の圧接コネクタ521を組立てる場合、被覆電線543を電線ホルダー525に添わせ、電線ホルダー525をコネクタハウジング523に嵌合装着するためのサブアッセンブリを完了させるまでの工程が多い。そのため、従来の圧接コネクタは組立作業性がよくなく、作業効率の低下を招いていた。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その目的は、コネクタの組付け工程を減らして作業効率の向上を図ることができると共に、電線保持力の向上をも図ることができる圧接コネクタを提供することにある。
本発明に係る上記目的は、下記構成により達成される。
(1) 圧接端子と、前記圧接端子を端子収容室に収容保持すると共に、前記端子収容室に収容保持した前記圧接端子の圧接刃が突出する保持部材嵌合部を有するコネクタハウジングと、前記保持部材嵌合部における前記圧接刃の配置に対応して電線を保持し、前記保持部材嵌合部に嵌合装着されることにより、前記電線が前記圧接刃に圧接される電線保持部材と、を備える圧接コネクタであって、
前記電線保持部材は、
圧接刃対向面に形成されて前記電線の圧接部分を位置決めする圧接部保持溝と、前記圧接部保持溝の一端側に穿設されて前記電線の端部を保持する電線先端保持穴と、前記圧接部保持溝の他端側に連通するように前記圧接刃対向面と交差する保持部材側面に形成されて前記電線の延出部分を保持する延出部保持溝と、を有するアッパーカバーと、
薄肉ヒンジを介して回動自在に連結された前記アッパーカバーが嵌合装着されるカバー嵌合部と、前記圧接刃を前記電線の圧接部分に誘導する圧接刃誘導部と、を有するアンダーカバーと、を備えており、
前記アッパーカバーが前記薄肉ヒンジを回動中心として前記電線を巻き込みながら回動されて前記カバー嵌合部に嵌合装着されることにより、前記アッパーカバーにおける前記圧接部保持溝と前記電線先端保持穴及び前記延出部保持溝との各交差エッジ部が前記電線の被覆に食い込むようにして前記電線保持部材が前記電線を保持する
ことを特徴とする圧接コネクタ。
上記(1)の構成の圧接コネクタによれば、圧接コネクタを組立てる際には、先ず、電線の端部をアッパーカバーの電線先端保持穴に挿入し、電線を折り曲げて電線の圧接部分をアッパーカバーの圧接部保持溝に収容保持させる。次に、一体成形された薄肉ヒンジを回動中心としてアッパーカバーをアンダーカバーに対して回動し、電線の延出部分をアッパーカバーの延出部保持溝に収容保持させながら電線を巻き込むようにしてアッパーカバーをアンダーカバーのカバー嵌合部に嵌合装着することで、電線保持部材のサブアッセンブリが完了する。
即ち、端部が電線先端保持穴に挿入された電線を巻き込むようにしてアッパーカバーを回動し、電線を圧接部保持溝及び延出部保持溝に添わせながらアッパーカバーをアンダーカバーのカバー嵌合部に嵌合装着するだけで、電線保持部材をサブアッセンブリすることができる。そこで、上記構成の圧接コネクタは、従来の圧接コネクタよりもコネクタの組付け工程を減らして作業効率を向上させることができる。
また、上記(1)の構成の圧接コネクタによれば、電線保持部材に保持された電線は、アッパーカバーにおける圧接部保持溝と、電線先端保持穴及び延出部保持溝との各交差エッジ部が電線の被覆に食い込んだ状態で保持される。そこで、圧接コネクタは、電線に引張り力が作用した際の電線保持力が向上する。
(2) 前記延出部保持溝と対向する前記カバー嵌合部には、
前記延出部保持溝に設けられたカバー側突起と協働して前記電線の延出部分を屈曲した状態に挟持するための電線保持用突起が設けられる
ことを特徴とする上記(1)に記載の圧接コネクタ。
上記(2)構成の圧接コネクタによれば、電線保持部材に保持された電線は、アッパーカバーの延出部保持溝に設けられたカバー側突起とアンダーカバーのカバー嵌合部に設けられた電線保持用突起とによって、アッパーカバーの延出部保持溝とアンダーカバーのカバー嵌合部との間で電線の延出部分が屈曲した状態に挟持される。そこで、圧接コネクタは、電線に引張り力が作用した際の電線保持力が更に向上する。
(3) 複数の前記圧接端子を複数の前記端子収容室にそれぞれ収容保持すると共に、複数の前記端子収容室に収容保持した複数の前記圧接端子の圧接刃が千鳥状に突出する前記保持部材嵌合部を有する前記コネクタハウジングと、
前記保持部材嵌合部における複数の前記圧接刃の配置に対応して複数本の前記電線を並行に保持し、前記保持部材嵌合部に嵌合装着されることにより、複数本の前記電線が複数の前記圧接刃にそれぞれ圧接される前記電線保持部材と、
有底穴に穿設された前記電線先端保持穴と、
を備えることを特徴とする上記(1)又は(2)に記載の圧接コネクタ。
上記(3)の構成の圧接コネクタによれば、電線保持部材をコネクタハウジングの保持部材嵌合部に嵌合装着することで、電線保持部材に保持された複数本の電線を一括してコネクタハウジング側の各圧接刃に圧接することができる。
更に、千鳥状に突出する複数の圧接端子の圧接刃は、アンダーカバーに千鳥状に配置された複数の圧接刃誘導部によって互いの隣接間距離が確保されてリークが防止される。又、電線先端保持穴が有底穴とされることで、電線先端保持穴にそれぞれ挿入された複数本の電線の端部に露出した芯線は、有底穴の壁で覆われてリークが防止される。そこで、互いの隣接間距離が最小限に配置された複数の圧接刃が、互いの間隔が最小限に並行に保持された複数本の電線を一括して圧接することができるコンパクトな圧接コネクタを構成できる。
(4) 端子接続部の端子嵌合軸に対して異なる距離を有する平行な方向に沿って前記圧接刃がそれぞれ突出した2種類の前記圧接端子が、隣接する前記端子収容室に交互に配置される
ことを特徴とする上記(3)に記載の圧接コネクタ。
上記(4)の構成の圧接コネクタによれば、複数の圧接端子の圧接刃を保持部材嵌合部に千鳥状に突出させると共に、コンパクトな複数列及び複数段に縦横整列配置した複数の前記端子収容室に複数の圧接端子の端子接続部をそれぞれ収容保持させることができる。そこで、複数の圧接端子が複数本の電線を圧接する構成の圧接コネクタであっても、複数の圧接刃における互いの隣接間距離を確保してリークを防止すると共に、コネクタハウジングの大型化を抑制することができる。即ち、1種類の圧接端子を用いて複数の圧接刃が保持部材嵌合部に千鳥状に突出するように複数の端子収容室に圧接端子をそれぞれ収容保持させる場合には、複数の端子収容室も千鳥状に配置しなければならず、複数の端子収容室をコンパクトに縦横整列配置することができない。そこで、1種類の圧接端子を用いて複数の圧接刃における互いの隣接間距離を確保した圧接コネクタは、コネクタハウジングが大型化してしまう可能性がある。
(5) 前記カバー嵌合部が、一体成形された仕切壁によって第1カバー嵌合部と第2カバー嵌合部とに二分割して区画形成され、
前記アッパーカバーが、前記第1カバー嵌合部に嵌合装着される第1アッパーカバーと前記第2カバー嵌合部に嵌合装着される第2アッパーカバーとに二分割して構成される
ことを特徴とする上記(3)または(4)に記載の圧接コネクタ。
上記(5)の構成の圧接コネクタによれば、アッパーカバーが第1アッパーカバーと第2アッパーカバーとに二分割して構成され、複数本の電線を第1アッパーカバーと第2アッパーカバーとにそれぞれ分割して保持させることができる。また、第1アッパーカバーと第2アッパーカバーとは、それぞれ薄肉ヒンジを回動中心としてアンダーカバーに対して独立して回動させることができる。そこで、多数の電線を電線保持部材に保持させる際にも、第1アッパーカバーと第2アッパーカバーとは、それぞれ第1カバー嵌合部と第2カバー嵌合部とに容易に嵌合装着することができ、組立作業性の低下を抑制できる。即ち、1つのアッパーカバーで構成された電線保持部材に多数の電線を保持させる場合、それぞれの端部が電線先端保持穴に挿入された多数の電線を巻き込むようにしてアッパーカバーを回動し、多数の電線を圧接部保持溝及び延出部保持溝にそれぞれ添わせながらアッパーカバーをアンダーカバーのカバー嵌合部に嵌合装着しなければならず、組立作業性が低下してしまう可能性がある。
本発明に係る圧接コネクタによれば、コネクタの組付け工程を減らして作業効率の向上を図ることができると共に、電線保持力の向上をも図ることができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
本発明の一実施形態に係る圧接コネクタの分解斜視図である。 図1に示したコネクタハウジングの斜視図であり、(a)は前方から見た斜視図、(b)は後方から見た斜視図である。 図1に示した圧接コネクタに用いられる圧接端子の斜視図であり、(a)は圧接刃が端子接続部の端子嵌合軸から離れた平行な方向に沿って突出した圧接端子であり、(b)は圧接刃が端子接続部の端子嵌合軸に近い平行な方向に沿って突出した圧接端子である。 (a)は図2に示したコネクタハウジングの正面図、(b)は(a)におけるA-A断面矢視図である。 図1に示した電線保持部材が電線を保持する前の斜視図である。 図5に示した電線保持部材の背面図である。 図6におけるB-B断面矢視図である。 (a)~(c)は図7に示した電線保持部材に電線を保持する手順を説明するための断面図である。 図8の(c)に示した電線保持部材の要部拡大断面図である。 コネクタハウジングに電線保持部材を嵌合装着する前の断面図である。 図10に示したコネクタハウジングに電線保持部材が嵌合装着された断面図である。 従来の圧接コネクタの分解斜視図である。
以下、本発明に係る実施形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る圧接コネクタ1の分解斜視図である。図2の(a),(b)は、図1に示したコネクタハウジング10を前方から見た斜視図及び後方から見た斜視図である。図3の(a),(b)は、図1に示した圧接コネクタ1に用いられる圧接端子51及び圧接端子53の斜視図である。図4の(a)は図2に示したコネクタハウジング10の正面図、図4の(b)は図4の(a)におけるA-A断面矢視図である。
本実施形態に係る圧接コネクタ1は、図1に示すように、2種類の複数の圧接端子51,53(図4の(a),(b)参照)と、コネクタハウジング10と、複数本の電線71を保持する電線保持部材30と、を主要な構成として備える。
絶縁樹脂製のコネクタハウジング10は、複数の圧接端子51,53を収容保持する端子収容室16と、端子収容室16に収容保持した圧接端子51,53の圧接刃57,59が突出する保持部材嵌合部11(図2及び図4の(b)参照)と、を有する。圧接端子51,53は、相手コネクタ(図示せず)との嵌合方向に沿って貫通形成された端子挿入孔15と連通した端子収容室16にそれぞれ嵌挿されている。コネクタハウジング10の上面には、相手コネクタとの嵌合をロックするロックアーム13が設けられている。
また、保持部材嵌合部11の短手方向周壁(図2中、上下壁)には、電線保持部材30を保持部材嵌合部11に嵌入させた際に、係止突起26を係止して電線保持部材30を保持固定する係止孔17が設けられている。
導電金属製の圧接端子51は、図3の(a)に示すように、一端に相手コネクタの相手端子(図示せず)と接触することで導通を確保するばね52を有した矩形筒状の端子接続部55を備え、他端には被覆電線である電線71の被覆を切断してその内部の芯線(導体)に圧接する圧接刃57を有した電線接続部58を備えた構成である。端子接続部55の先端上部には、端子収容室16内に設けられた可撓ランス18と係止されることで圧接端子51を保持する突起56が設けられている。圧接刃57は、端子接続部55の端子嵌合軸Xから遠い距離S1だけ離れた平行な方向に沿って端子後方へ突出している。
導電金属製の圧接端子53は、図3の(b)に示すように、一端に端子接続部55を備え、他端には圧接刃59を有した電線接続部58を備えた圧接端子51と略同様の構成である。圧接刃59は、端子接続部55の端子嵌合軸Xに近い距離S2だけ離れた平行な方向に沿って端子後方へ突出している。
そして、本実施形態の圧接コネクタ1では、端子接続部55の端子嵌合軸Xに対して異なる距離S1,S2を有する平行な方向に沿って圧接刃57,59がそれぞれ突出した2種類の圧接端子51,53が、隣接する端子収容室16に上下左右に交互に収容保持される。そこで、複数の圧接刃57,59は、保持部材嵌合部11に千鳥状に突出する。
図5及び図6は、図1に示した電線保持部材30が電線71を保持する前の斜視図及び背面図である。図7は、図6におけるA-A断面矢視図である。図8の(a)~(c)は、図7に示した電線保持部材30に電線71を保持する手順を説明するための断面図である。図9は、図8の(c)に示した電線保持部材30の要部拡大断面図である。
電線保持部材30は、図5~図7に示すように、アンダーカバー20と、第1アッパーカバー31及び第2アッパーカバー33と、第1アッパーカバー31及び第2アッパーカバー33をアンダーカバー20に対してそれぞれ回動自在に連結する薄肉ヒンジ40と、によって構成されている。
絶縁樹脂製のアンダーカバー20は、図6及び図7に示すように、薄肉ヒンジ40を介してそれぞれ回動自在に連結された第1アッパーカバー31及び第2アッパーカバー33が嵌合装着される第1カバー嵌合部21及び第2カバー嵌合部23を有する。第1カバー嵌合部21及び第2カバー嵌合部23は、アンダーカバー20に一体成形された仕切壁25によって上下に二分割して区画形成されている。
また、図7に示すように、アンダーカバー20の内部に形成された仕切壁25には、第1アッパーカバー31及び第2アッパーカバー33における後述する延出部保持溝32にそれぞれ配索された電線71の経路を規制する電線保持溝27と、電線保持溝27の後端(仕切壁25の先端)に突設された電線保持用突起29とが設けられている。電線保持用突起29は、第1アッパーカバー31及び第2アッパーカバー33におけるそれぞれの延出部保持溝32に設けられたカバー側突起35と協働して電線71の延出部分75を屈曲した状態に挟持するため、延出部保持溝32と対向するカバー嵌合部としての仕切壁25に設けられている。
アンダーカバー20の前壁20aには、図5~図7に示すように、複数の圧接端子51,53の圧接刃57,59を電線71の圧接部分74に誘導する圧接刃誘導部22が、複数の端子収容室16の段において上下互い違いに設けられ、千鳥状に配置されている。
更に、アンダーカバー20の前壁20aの内面には、第1アッパーカバー31及び第2アッパーカバー33における後述する圧接部保持溝34にそれぞれ保持された電線71の被覆と当接される電線当接面28が設けられている。
アンダーカバー20の長手方向周壁(図5中、左右壁)には、第1アッパーカバー31及び第2アッパーカバー33を嵌合ロックするための係止孔24がそれぞれ設けられている。アンダーカバー20に嵌合装着された第1アッパーカバー31及び第2アッパーカバー33は、左右外側面に設けられた係止突起36が係止孔24に係止されて、アンダーカバー20に保持固定される。
アンダーカバー20の短手方向周面(図5中、上下面)には、コネクタハウジング10の係止孔17に係止されて電線保持部材30を保持固定するための係止突起26が設けられている。
第1アッパーカバー31及び第2アッパーカバー33は、図7に示すように、圧接刃対向面(図7中、右側面)に形成されて電線71の圧接部分74を位置決めする圧接部保持溝34と、圧接部保持溝34の一端側に穿設されて電線71の端部73を保持する電線先端保持穴37と、圧接部保持溝34の他端側に連通するように圧接刃対向面と交差する保持部材側面に形成されて電線71の延出部分75を保持する延出部保持溝32と、圧接刃57,59の先端が進入可能な圧接刃逃げ溝38と、を有する。
電線先端保持穴37は、貫通穴ではなく有底穴とされている。電線先端保持穴37の断面形状は、挿入された電線71の端部73の被覆と当接して端部73を保持するための電線当接面37a(図9参照)が確保されれば円形に限らず、多角形等の種々の断面形状を採ることができる。
延出部保持溝32には、アンダーカバー20の仕切壁25に設けられた電線保持用突起29と協働して電線71の延出部分75を屈曲した状態に挟持するためのカバー側突起35が設けられている。
第1アッパーカバー31及び第2アッパーカバー33は、それぞれの圧接部保持溝34と電線先端保持穴37の交わる角部がエッジ形状の交差エッジ部61とされ、それぞれの圧接部保持溝34と延出部保持溝32の交わる角部がエッジ形状の交差エッジ部63とされている。
次に、本実施形態に係る圧接コネクタ1の組立て手順を説明する。
図8の(a)~(c)は、図7に示した電線保持部材30に電線71を保持する手順を説明するための断面図である。図9は、図8の(c)に示した電線保持部材30の要部拡大断面図である。図10は、コネクタハウジング10に電線保持部材30を嵌合装着する前の断面図である。図11は、図10に示したコネクタハウジング10に電線保持部材30が嵌合装着された断面図である。
先ず、図8の(a)に示すように、L字状に曲げる様にして電線71の端部73を電線先端保持穴37に挿入する。
そして、図8の(b)に示すように、電線71を折り曲げて電線71の圧接部分74を第1アッパーカバー31及び第2アッパーカバー33の圧接部保持溝34にそれぞれ収容保持させる。
次に、一体成形された薄肉ヒンジ40を回動中心として第1アッパーカバー31及び第2アッパーカバー33をアンダーカバー20に対してそれぞれ回動する。
そして、図8の(c)に示すように、電線71の延出部分75を第1アッパーカバー31及び第2アッパーカバー33の延出部保持溝32にそれぞれ収容保持させながら電線71を巻き込むようにして第1アッパーカバー31及び第2アッパーカバー33をアンダーカバー20の第1カバー嵌合部21及び第2カバー嵌合部23にそれぞれ嵌合装着することで、電線保持部材30のサブアッセンブリが完了する。
この時、図9に示すように、電線保持部材30に保持された電線71は、端部73が電線先端保持穴37の電線当接面37aに当接し、圧接部分74がアンダーカバー20の電線当接面28に当接し、延出部分75がアンダーカバー20の仕切壁25に当接する。そして、電線71は、第1アッパーカバー31及び第2アッパーカバー33における圧接部保持溝34と、電線先端保持穴37及び延出部保持溝32との各交差エッジ部61,63が電線71の被覆に食い込んだ状態で保持される。
更に、電線保持部材30に保持された電線71は、第1アッパーカバー31及び第2アッパーカバー33の延出部保持溝32にそれぞれ設けられたカバー側突起35とアンダーカバー20のカバー嵌合部である仕切壁25に設けられた電線保持用突起29とによって、第1アッパーカバー31及び第2アッパーカバー33の延出部保持溝32とアンダーカバー20の仕切壁25との間で電線71の延出部分75が屈曲した状態に挟持される。
次に、図10に示すように、電線71の圧接部分74を保持した電線保持部材30の前面が、コネクタハウジング10の保持部材嵌合部11に対向される。そして、電線保持部材30が保持部材嵌合部11に嵌合させられる。
この時、先ずは圧接端子51,53の圧接刃57,59が、アンダーカバー20の圧接刃誘導部22にそれぞれ進入し、圧接刃57,59の先端が圧接刃誘導部22によって適正位置に支えられた状態になる。
次いで、図11に示すように、電線保持部材30がコネクタハウジング10の保持部材嵌合部11内に更に押し込まれることで、電線保持部材30の保持した複数本の電線71が、一括してコネクタハウジング10側の各圧接端子51,53の圧接刃57,59に圧接される。これにより、圧接コネクタ1の組立てが完了する。
次に、上記した本実施形態に係る圧接コネクタ1の作用を説明する。
本実施形態に係る圧接コネクタ1では、圧接コネクタを1組立てる際には、先ず、電線71の端部73を第1アッパーカバー31及び第2アッパーカバー33の電線先端保持穴37にそれぞれ挿入し、電線71を折り曲げて電線71の圧接部分74を第1アッパーカバー31及び第2アッパーカバー33の圧接部保持溝34にそれぞれ収容保持させる。
次に、一体成形された薄肉ヒンジ40を回動中心として第1アッパーカバー31及び第2アッパーカバー33をアンダーカバー20に対して回動し、電線71の延出部分75を第1アッパーカバー31及び第2アッパーカバー33の延出部保持溝32にそれぞれ収容保持させながら電線71を巻き込むようにして第1アッパーカバー31及び第2アッパーカバー33をアンダーカバー20の第1カバー嵌合部21及び第2カバー嵌合部23にそれぞれ嵌合装着することで、電線保持部材30のサブアッセンブリが完了する。
即ち、端部73が電線先端保持穴37に挿入された電線71を巻き込むようにして第1アッパーカバー31及び第2アッパーカバー33を回動し、電線71を圧接部保持溝34及び延出部保持溝32に添わせながら第1アッパーカバー31及び第2アッパーカバー33をアンダーカバー20の第1カバー嵌合部21及び第2カバー嵌合部23にそれぞれ嵌合装着するだけで、電線保持部材30をサブアッセンブリすることができる。
そこで、本実施形態の圧接コネクタ1は、図12に示した従来の圧接コネクタ521よりもコネクタの組付け工程を減らして作業効率を向上させることができる。
また、本実施形態の圧接コネクタ1では、電線保持部材30に保持された電線71は、第1アッパーカバー31及び第2アッパーカバー33における圧接部保持溝34と、電線先端保持穴37及び延出部保持溝32との各交差エッジ部61,63が電線71の被覆に食い込んだ状態で保持される。そこで、圧接コネクタ1は、電線71に引張り力が作用した際の電線保持力が向上する。
更に、本実施形態に係る圧接コネクタ1では、電線保持部材30に保持された電線71は、第1アッパーカバー31及び第2アッパーカバー33の延出部保持溝32にそれぞれ設けられたカバー側突起35とアンダーカバー20の仕切壁25(カバー嵌合部)に設けられた電線保持用突起29とによって、第1アッパーカバー31及び第2アッパーカバー33の延出部保持溝32とアンダーカバー20の仕切壁25との間で電線71の延出部分75が屈曲した状態に挟持される。そこで、圧接コネクタ1は、電線71に引張り力が作用した際の電線保持力が更に向上する。
また、本実施形態に係る圧接コネクタ1では、電線保持部材30をコネクタハウジング10の保持部材嵌合部11に嵌合装着することで、電線保持部材30に保持された複数本の電線71を一括してコネクタハウジング10側の各圧接刃57,59に圧接することができる。
更に、千鳥状に突出する複数の圧接端子51,53の圧接刃は、アンダーカバー20に千鳥状に配置された複数の圧接刃誘導部22によって互いの隣接間距離が確保されてリークが防止される。又、電線先端保持穴37が有底穴とされることで、電線先端保持穴37にそれぞれ挿入された複数本の電線71の端部73に露出した芯線(導体)は、電線先端保持穴37の壁で覆われてリークが防止される。そこで、互いの隣接間距離が最小限に配置された複数の圧接刃57,59が、互いの間隔が最小限に並行に保持された複数本の電線71を一括して圧接することができるコンパクトな圧接コネクタ1を構成できる。
また、本実施形態に係る圧接コネクタ1では、複数の圧接端子51,53の圧接刃57,59を保持部材嵌合部11に千鳥状に突出させると共に、コンパクトな複数列及び複数段に縦横整列配置した複数の端子収容室16に複数の圧接端子51,53の端子接続部55をそれぞれ収容保持させることができる。そこで、複数の圧接端子51,53が複数本の電線71を圧接する構成の圧接コネクタ1であっても、複数の圧接刃57,59における互いの隣接間距離を確保してリークを防止すると共に、コネクタハウジング10の大型化を抑制することができる。
即ち、1種類の圧接端子を用いて複数の圧接刃が保持部材嵌合部に千鳥状に突出するように複数の端子収容室に圧接端子をそれぞれ収容保持させる場合には、複数の端子収容室も千鳥状に配置しなければならず、複数の端子収容室をコンパクトに縦横整列配置することができない。そこで、1種類の圧接端子を用いて複数の圧接刃における互いの隣接間距離を確保した圧接コネクタは、コネクタハウジングが大型化してしまう可能性がある。
また、本実施形態に係る圧接コネクタ1では、アッパーカバーが第1アッパーカバー31と第2アッパーカバー33とに二分割して構成され、複数本の電線71を第1アッパーカバー31と第2アッパーカバー33とにそれぞれ分割して保持させることができる。また、第1アッパーカバー31と第2アッパーカバー33とは、それぞれ薄肉ヒンジ40を回動中心としてアンダーカバー20に対して独立して回動させることができる。そこで、多数の電線71を電線保持部材30に保持させる際にも、第1アッパーカバー31と第2アッパーカバー33とは、それぞれ第1カバー嵌合部21と第2カバー嵌合部23とに容易に嵌合装着することができ、組立作業性の低下を抑制できる。
即ち、1つのアッパーカバーで構成された電線保持部材に多数の電線71を保持させる場合、それぞれの端部73が電線先端保持穴37に挿入された多数の電線71を巻き込むようにしてアッパーカバーを回動し、多数の電線71を圧接部保持溝34及び延出部保持溝32にそれぞれ添わせながらアッパーカバーをアンダーカバーのカバー嵌合部に嵌合装着しなければならず、組立作業性が低下してしまう可能性がある。勿論、電線保持部材に保持させる電線71が少ない場合には、電線保持部材を1つのアッパーカバーで構成することもでき、本発明の圧接コネクタには、1つのアッパーカバーで構成された電線保持部材も含まれることは云うまでもない。
上述したように、本実施形態に係る圧接コネクタ1によれば、コネクタの組付け工程を減らして作業効率の向上を図ることができると共に、電線保持力の向上をも図ることができる。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良などが可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所などは本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、上記実施形態では、複数の圧接端子51,53を相手コネクタの複数の相手端子に接続する圧接コネクタ1を例に説明した。しかしながら、本発明の圧接コネクタはこれに限らず、並設された複数の圧接刃を有する1つの圧接端子をコネクタハウジング内に収容し、複数本の電線と一括して圧接することで複数本の電線を導通させるジョイントコネクタ等に構成することもできる。
ここで、上述した本発明に係る圧接コネクタの実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]~[5]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 圧接端子(51,53)と、前記圧接端子を端子収容室(16)に収容保持すると共に、前記端子収容室に収容保持した前記圧接端子の圧接刃(57,59)が突出する保持部材嵌合部(11)を有するコネクタハウジング(10)と、前記保持部材嵌合部における前記圧接刃の配置に対応して電線(71)を保持し、前記保持部材嵌合部に嵌合装着されることにより、前記電線が前記圧接刃に圧接される電線保持部材(30)と、を備える圧接コネクタであって、
前記電線保持部材(30)は、
圧接刃対向面に形成されて前記電線の圧接部分(74)を位置決めする圧接部保持溝(34)と、前記圧接部保持溝の一端側に穿設されて前記電線の端部(73)を保持する電線先端保持穴(37)と、前記圧接部保持溝の他端側に連通するように前記圧接刃対向面と交差する保持部材側面に形成されて前記電線の延出部分(75)を保持する延出部保持溝(32)と、を有するアッパーカバー(第1アッパーカバー31及び第2アッパーカバー33)と、
薄肉ヒンジ(40)を介して回動自在に連結された前記アッパーカバー(第1アッパーカバー31及び第2アッパーカバー33)が嵌合装着されるカバー嵌合部(第1カバー嵌合部21及び第2カバー嵌合部23)と、前記圧接刃を前記電線の圧接部分に誘導する圧接刃誘導部(22)と、を有するアンダーカバー(20)と、を備えており、
前記アッパーカバー(第1アッパーカバー31及び第2アッパーカバー33)が前記薄肉ヒンジ(40)を回動中心として前記電線(71)を巻き込みながら回動されて前記カバー嵌合部(第1カバー嵌合部21及び第2カバー嵌合部23)に嵌合装着されることにより、前記アッパーカバーにおける前記圧接部保持溝(34)と前記電線先端保持穴(37)及び前記延出部保持溝(32)との各交差エッジ部(61,63)が前記電線の被覆に食い込むようにして前記電線保持部材(30)が前記電線を保持する
ことを特徴とする圧接コネクタ(1)。
[2] 前記延出部保持溝(32)と対向する前記カバー嵌合部(第1カバー嵌合部21及び第2カバー嵌合部23を二分割して区画形成する仕切壁25)には、
前記延出部保持溝(32)に設けられたカバー側突起(35)と協働して前記電線71の延出部分(75)を屈曲した状態に挟持するための電線保持用突起(29)が設けられる
ことを特徴とする上記[1]に記載の圧接コネクタ(1)。
[3] 複数の前記圧接端子(51,53)を複数の前記端子収容室(16)にそれぞれ収容保持すると共に、複数の前記端子収容室に収容保持した複数の前記圧接端子の圧接刃(57,59)が千鳥状に突出する前記保持部材嵌合部(11)を有する前記コネクタハウジング(10)と、
前記保持部材嵌合部(11)における複数の前記圧接刃(57,59)の配置に対応して複数本の前記電線(71)を並行に保持し、前記保持部材嵌合部に嵌合装着されることにより、複数本の前記電線が複数の前記圧接刃にそれぞれ圧接される前記電線保持部材(30)と、
有底穴に穿設された前記電線先端保持穴(37)と、
を備えることを特徴とする上記[1]又は[2]に記載の圧接コネクタ(1)。
[4] 端子接続部(55)の端子嵌合軸(X)に対して異なる距離(S1,S2)を有する平行な方向に沿って前記圧接刃(57,59)がそれぞれ突出した2種類の前記圧接端子(51,53)が、隣接する前記端子収容室(16)に交互に配置される
ことを特徴とする上記[3]に記載の圧接コネクタ(1)。
[5] 前記カバー嵌合部が、一体成形された仕切壁(25)によって第1カバー嵌合部(21)と第2カバー嵌合部(23)とに二分割して区画形成され、
前記アッパーカバーが、前記第1カバー嵌合部(21)に嵌合装着される第1アッパーカバー(31)と前記第2カバー嵌合部(23)に嵌合装着される第2アッパーカバー(33)とに二分割して構成される
ことを特徴とする上記[3]または[4]に記載の圧接コネクタ(1)。
1…圧接コネクタ
10…コネクタハウジング
11…保持部材嵌合部
16…端子収容室
21…第1カバー嵌合部
23…第2カバー嵌合部
30…電線保持部材
31…第1アッパーカバー(アッパーカバー)
32…延出部保持溝
33…第2アッパーカバー(アッパーカバー)
34…圧接部保持溝
37…電線先端保持穴
40…薄肉ヒンジ
51,53…圧接端子
57,59…圧接刃
71…電線
73…端部
74…圧接部分
75…延出部分

Claims (5)

  1. 圧接端子と、前記圧接端子を端子収容室に収容保持すると共に、前記端子収容室に収容保持した前記圧接端子の圧接刃が突出する保持部材嵌合部を有するコネクタハウジングと、前記保持部材嵌合部における前記圧接刃の配置に対応して電線を保持し、前記保持部材嵌合部に嵌合装着されることにより、前記電線が前記圧接刃に圧接される電線保持部材と、を備える圧接コネクタであって、
    前記電線保持部材は、
    圧接刃対向面に形成されて前記電線の圧接部分を位置決めする圧接部保持溝と、前記圧接部保持溝の一端側に穿設されて前記電線の端部を保持する電線先端保持穴と、前記圧接部保持溝の他端側に連通するように前記圧接刃対向面と交差する保持部材側面に形成されて前記電線の延出部分を保持する延出部保持溝と、を有するアッパーカバーと、
    薄肉ヒンジを介して回動自在に連結された前記アッパーカバーが嵌合装着されるカバー嵌合部と、前記圧接刃を前記電線の圧接部分に誘導する圧接刃誘導部と、を有するアンダーカバーと、を備えており、
    前記アッパーカバーが前記薄肉ヒンジを回動中心として前記電線を巻き込みながら回動されて前記カバー嵌合部に嵌合装着されることにより、前記アッパーカバーにおける前記圧接部保持溝と前記電線先端保持穴及び前記延出部保持溝との各交差エッジ部が前記電線の被覆に食い込むようにして前記電線保持部材が前記電線を保持する
    ことを特徴とする圧接コネクタ。
  2. 前記延出部保持溝と対向する前記カバー嵌合部には、
    前記延出部保持溝に設けられたカバー側突起と協働して前記電線の延出部分を屈曲した状態に挟持するための電線保持用突起が設けられる
    ことを特徴とする請求項1に記載の圧接コネクタ。
  3. 複数の前記圧接端子を複数の前記端子収容室にそれぞれ収容保持すると共に、複数の前記端子収容室に収容保持した複数の前記圧接端子の圧接刃が千鳥状に突出する前記保持部材嵌合部を有する前記コネクタハウジングと、
    前記保持部材嵌合部における複数の前記圧接刃の配置に対応して複数本の前記電線を並行に保持し、前記保持部材嵌合部に嵌合装着されることにより、複数本の前記電線が複数の前記圧接刃にそれぞれ圧接される前記電線保持部材と、
    有底穴に穿設された前記電線先端保持穴と、
    を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の圧接コネクタ。
  4. 端子接続部の端子嵌合軸に対して異なる距離を有する平行な方向に沿って前記圧接刃がそれぞれ突出した2種類の前記圧接端子が、隣接する前記端子収容室に交互に配置される
    ことを特徴とする請求項3に記載の圧接コネクタ。
  5. 前記カバー嵌合部が、一体成形された仕切壁によって第1カバー嵌合部と第2カバー嵌合部とに二分割して区画形成され、
    前記アッパーカバーが、前記第1カバー嵌合部に嵌合装着される第1アッパーカバーと前記第2カバー嵌合部に嵌合装着される第2アッパーカバーとに二分割して構成される
    ことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の圧接コネクタ。
JP2019040614A 2019-03-06 2019-03-06 圧接コネクタ Active JP7201483B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019040614A JP7201483B2 (ja) 2019-03-06 2019-03-06 圧接コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019040614A JP7201483B2 (ja) 2019-03-06 2019-03-06 圧接コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020145066A JP2020145066A (ja) 2020-09-10
JP7201483B2 true JP7201483B2 (ja) 2023-01-10

Family

ID=72353842

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019040614A Active JP7201483B2 (ja) 2019-03-06 2019-03-06 圧接コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7201483B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001135406A (ja) 1999-11-01 2001-05-18 Sumitomo Wiring Syst Ltd 圧接コネクタ
JP2004362817A (ja) 2003-06-02 2004-12-24 Fujikura Ltd 圧接コネクタ

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2589838Y2 (ja) * 1993-05-31 1999-02-03 第一電子工業株式会社 圧接接続用コネクタ
JP6757611B2 (ja) * 2016-07-20 2020-09-23 ヒロセ電機株式会社 端子支持体を有する電気コネクタ

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001135406A (ja) 1999-11-01 2001-05-18 Sumitomo Wiring Syst Ltd 圧接コネクタ
JP2004362817A (ja) 2003-06-02 2004-12-24 Fujikura Ltd 圧接コネクタ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020145066A (ja) 2020-09-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2013004347A (ja) シールドコネクタ
JPH0722078A (ja) 電気コネクタ組立体及びその製造方法
JP2836463B2 (ja) 圧接ジョイントコネクタ
JP3276854B2 (ja) 圧接コネクタ及びその製造方法
JPH0718128Y2 (ja) 多極コネクタ
JP3059432B1 (ja) 同軸コネクタ
JPH08250218A (ja) シールド線のシースずれ防止構造
US7465183B2 (en) Electrical connector which has a wire aligning function and which can be reduced in size
JP3286177B2 (ja) 圧接コネクタ
JP7201483B2 (ja) 圧接コネクタ
JP7339018B2 (ja) 圧接端子、端子付き電線、及び、コネクタ
JP4864340B2 (ja) 同軸ケーブルの電気コネクタ
JP7311309B2 (ja) コネクタ
JP3489053B2 (ja) ケーブルコネクタ
JP3174276B2 (ja) 圧接コネクタ用ハウジング及びその組付方法
JP6013130B2 (ja) 圧接コネクタ及び端子装着方法
JP3880049B2 (ja) フラット電線の端末処理構造及び端末処理方法
US6149460A (en) RF plug connection system and method for assembling the RF plug connection system
JP2005149936A (ja) 圧接ジョイントコネクタ
JP3637845B2 (ja) 配線器具
JP3854453B2 (ja) プレートコネクタ用圧接端子
JP4387167B2 (ja) 圧接コネクタ
CN113875096B (zh) 连接器
JPH1154217A (ja) 回路基板用電気コネクタ
JP3671605B2 (ja) コンセント

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220217

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221213

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221220

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221222

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7201483

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350