JP7199655B2 - 環境試験室、及び、それに用いる整流部材 - Google Patents
環境試験室、及び、それに用いる整流部材 Download PDFInfo
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- F24F—AIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
- F24F13/00—Details common to, or for air-conditioning, air-humidification, ventilation or use of air currents for screening
- F24F13/02—Ducting arrangements
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- G—PHYSICS
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- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N17/00—Investigating resistance of materials to the weather, to corrosion, or to light
Description
前記整流部材は、展開及び収納が可能な布状のカーテンで構成されていてもよい。
その他の手段は、後記する。
<環境試験室を含む空気調和システム全体の構成>
以下、図1を参照して、本実施形態に係る環境試験室を含む空気調和システム全体の構成について説明する。図1は、本実施形態に係る環境試験室を含む空気調和システム全体の構成図である。
給されるのではなく、その一部は、バイパスダクト15を通過、すなわち、除湿部3をバイパスして乾燥空気調温部4へ流れるようにされている。こうすることにより、環境試験室2から排出される空気のうち、環境試験室2で発生した湿度上昇分を除去するのに必要な空気量のみを除湿部3へ流すことが可能になる。少なくとも空気調和システム1の作動が開始され一定の時間が経過した後は、環境試験室2で発生する湿度の上昇はわずかとなる。したがって、環境試験室2から排出される空気のうち一部をバイパスダクト15側へ流すことにより、デシカントロータ301の除湿負担を低減することができ、さらには、デシカントロータ301の小型化にもつながる。
を、制御装置61で演算された冷媒水の目標温度と比較し、その差分量に基づいてヒータ48の発熱強度を制御する。
以下、まず、図2及び図3を参照して、本実施形態に係る環境試験室2の構成について説明し、次に、図4及び図5を参照して、比較例の環境試験室2Zの構成について説明する。
以下、図6を参照して、カーテン103の構成について説明する。図6は、カーテン103の縦断面図である。
以下、図7A及び図7B、図8A乃至図8D、並びに、図9A乃至図9Cを参照して、カーテン103の配置例について説明する。図7Aは、カーテン103の側面図である。図7Bは、カーテン103の正面図である。図8Aは、カーテン103を吊るす吊下げ部材151とカーテンレール152の構成図である。図8Bは、吊下げ部材151の構成図である。図8Cは、吊下げ部材151の変形例の構成図である。図8Dは、吊下げ部材151の別の変形例の構成図である。図9Aは、カーテン103を固定するフック部161とゴムバンド162の構成図である。図9Bは、フック部161の構成図である。図9Cは、ゴムバンド162の構成図である。
以下、図10を参照して、本実施形態に係る環境試験室2内における測定対象物TGの配置例について説明する。図10は、環境試験室2内における測定対象物TGの配置例を示す説明図である。ただし、図10に示す例は、一例に過ぎず、使用する光学測定機器の種類や配置位置等を運用に応じて適宜変更することができる。
本実施形態に係る環境試験室2は、光学測定のばらつきを抑制するためのものである。その光学測定のばらつきに影響を及ぼす要因としては、例えば、図11に示す要因が存在する。以下、図11を参照して、光学測定のばらつきに影響を及ぼす要因について説明する。図11は、光学測定のばらつきに影響を及ぼす要因を示す説明図である。
空調設備(SYS2)の要因としては、設備振動(Fa21)と、空調騒音(Fa22)と、供給空気温度(Fa23)と、室内気流(Fa24)と、室内圧力(大気圧)(Fa25)と、供給空気湿度(Fa26)と、室内湿分負荷(Fa27)等がある。
光路空間(空気)(SYS3)の要因としては、気流による温度拡散(Fa31)と、温度変化(Fa32)と、圧力変化(Fa33)と、湿度変化(Fa34)と、光路空間の屈折率変化(Fa35)等がある。
測定対象物/光学測定機器(SYS4)の要因としては、装置の発熱(Fa41)と、熱伝導(Fa42)と、放射熱(Fa43)と、熱伝達(Fa44)と、外力(Fa45)と、温度変化(Fa46)と、形状寸法変動(Fa47)と、水分吸着(Fa48)等がある。
(a)壁/床温度(Fa12)→気流による温度拡散(Fa31)→温度変化(Fa32)→光路空間の屈折率変化(Fa35)。
(b)壁/床温度(Fa12)→気流による温度拡散(Fa31)→熱伝達(Fa44)→温度変化(Fa46)→形状寸法変動(Fa47)。
(c)壁/床温度(Fa12)→放射熱(Fa43)→温度変化(Fa46)→形状寸法変動(Fa47)。
(d)供給空気温度(Fa23)→熱伝達(Fa44)→温度変化(Fa46)→形状寸法変動(Fa47)。
本実施形態に係る環境試験室2は、以下の点が考慮されている。
本実施形態に係る環境試験室2は、設置部102の空間全体の熱分布が±0.5℃以内に収まることが好ましい。そこで、本実施形態に係る環境試験室2は、好ましくは、熱容量が少ない素材をカーテン103に用いるとよい。例えば、カーテン103の熱容量は、2000(J/m2・K)以下であるとよい。これにより、本実施形態に係る環境試験室2は、周囲の温度にカーテン103を早く馴染ませることができるため、測定対象空間(設置部102が設けられている空間)内の熱分布を低い値に収束させ易くすることができる。その結果、本実施形態に係る環境試験室2は、設置部102の空間全体の熱分布を±0.5℃以内に収め易くすることができる。なお、設置部102の空間全体の熱分布が±0.5℃以内に収まると、最終的には、設置部102に設置された測定対象物TGや光学測定機器の熱分布も±0.5℃以内に収まる。
また、本実施形態に係る環境試験室2によれば、設置部102に測定対象物TGや光学測定機器を搬入する際に、布状のカーテン103を展開(移動)したり収納したりすることで、これらを容易に搬入することができる。
2 環境試験室
2in 供給口
2out 排出口
3 除湿部(除湿手段)
4 乾燥空気調温部(乾燥空気調温手段)
5 乾燥空気加熱部(乾燥空気加熱手段)
6 循環流路
11~14 バルブ
15 バイパスダクト
21 防振架台
22a,22b 架台
23 バルブ
30 デシカント空調機
31,34,37 クーラ
32,35,38 温度センサ
33,36,39 制御装置
301 デシカントロータ
302,303 送風機
304 ヒータ
40 冷却ダクト
41 送風機
42 クーラ(乾燥空気冷却手段)
43 チラー(冷媒冷却手段)
47 タンク
48 ヒータ(冷媒加熱手段)
49,63 温度センサ
61,62 制御装置
51,54 ヒータ
52,56 温度センサ
53,57 制御装置
55 蓄熱体
101 流路部
101b 床面
101t 天井面
101top 天井パネル
101s 側壁面
102 設置部
103 カーテン(整流部材)
103b 下端部
103t 上端部
109b,109t 隙間
151 吊下げ部材
151a,151aa,151ab 支持部
151b ランナー
152 カーテンレール
153 支持鋼材
154 ブラケット
155 ボルト(又はビス)
158,159 ハトメ
161 フック部
162 ゴムバンド
401 位相シフト干渉計(レーザー干渉計)
402 マイケルソン干渉計
403 リフレクタ
404 センサヘッド
405a,405b 光
501 鏡面反射フィルム(第1種布材)
502 不織布(スペーサ材)
503 拡散反射フィルム(第2種布材)
504 支持部材
505 補助カーテン
F11 鏡面反射面
F12 拡散反射面
TG 測定対象物
Claims (8)
- 所定風速で所定温度の空調空気が供給される供給口と、
前記供給口に対向配置され、前記空調空気が排出される排出口と、
前記供給口と前記排出口との間に配置され、前記空調空気が通る流路部と、
前記流路部の中央付近に配置され、光学測定の測定対象物が設置される設置部と、
前記流路部の側壁面と前記設置部との間に配置され、前記空調空気の気流を整流する整流部材と、を備え、
前記流路部の側壁面と前記整流部材は、前記供給口から前記排出口に向かって流れる前記空調空気の気流方向と平行になるように配置されており、設置部側の面に拡散反射面を有する
ことを特徴とする環境試験室。 - 請求項1に記載の環境試験室において、
前記整流部材は、展開及び収納が可能な布状のカーテンで構成されている
ことを特徴とする環境試験室。 - 請求項2に記載の環境試験室において、
前記流路部の天井面には、前記カーテンを吊るす吊下げ部材をはめ込んで滑らせるカーテンレールが設けられ、その外側に、前記天井面と前記カーテンとの間の隙間よりも縦方向及び横方向に広い補助カーテンが設けられている
ことを特徴とする環境試験室。 - 環境試験室内に空調空気の気流方向と平行になるように設置されることで、前記空調空気の気流を整流する整流部材であって、
布状のカーテンで構成され、
前記環境試験室の側壁面側に向くように配置される鏡面反射面と、
前記環境試験室の光学測定の測定対象物が設置される側に向くように配置される拡散反射面と、を有する
ことを特徴とする整流部材。 - 請求項4に記載の整流部材において、
前記拡散反射面は、帯電防止用の材料が用いられている
ことを特徴とする整流部材。 - 請求項4又は請求項5に記載の整流部材において、
鏡面反射機能を有する第1種布材と、
拡散反射機能を有する第2種布材と、
間挿用のスペーサ材と、を備え、
前記第1種布材と前記スペーサ材と前記第2種布材が積層状態で縫合されて形成されている
ことを特徴とする整流部材。 - 請求項6に記載の整流部材において、
前記第1種布材と前記スペーサ材はそれぞれ複数枚である
ことを特徴とする整流部材。 - 請求項4乃至請求項7のいずれか一項に記載の整流部材において、
熱容量が2000(J/m2・K)以下である
ことを特徴とする整流部材。
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