JP7198138B2 - 車両用シート - Google Patents
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Description
まず、本実施形態に係る車両用シート1を備えた車両100について説明する。
図1に示すように、乗員Mが乗車する車両(自車両)100は、前方にステアリングホイール(ハンドル)103が設置される運転席と、運転席と隣り合う助手席とを含む前部座席(前席)101と、前席101の後方に配置される後部座席(後席)102と、を備えている。本実施形態に係る車両用シート1は、前席101及び後席102に適用可能である。
<車両用シートの概要>
次に、本実施形態に係る車両用シート1の構成について説明する。
図2に示すように、車両用シート1は、車内のフロアF上に設置され、乗員Mの着座面を形成するシートクッション2と、シートクッション2の後端から斜め後上方へ起立して乗員Mの背もたれ面を形成するシートバック3と、乗員Mの頭部を保持する高さ調整可能なヘッドレスト4と、を備えている。また、シートクッション2の内部(座面2aの下部)には、シートクッションエアバッグ10(以下、単に「エアバッグ10」ともいう)が内蔵されている。
図4は、本実施形態に係る車両用シート1の要部を示す部分拡大断面図である。図4に示すように、車両用シート1のシートクッション2の内部には、エアバッグ収容部(リテーナボックス)11が設けられている。エアバッグ収容部11には、エアバッグ本体12と、ガス発生部(インフレータ)13とが収容されている。エアバッグ10は、前面衝突時などでガス発生部13が作動すると、エアバッグ本体12が座面2aを突き破りながら膨張展開する。
次に、エアバッグ10の展開時の形状について説明する。
図5に示すように、エアバッグ本体12は、その最終展開形状を前後方向の縦断面でみたときに、エアバッグ本体12の上面12aが前方(前席101側)に向かって下り勾配で傾斜する前傾斜部12cと、上面12aが後方(シートバック3側)に向かって下り勾配で傾斜する後傾斜部12dが形成される。
条件1として、エアバッグ10は、エアバッグ本体12の最終展開形状を前後方向の縦断面でみたときに、前傾斜部12cと連続するエアバッグ本体12の前端部12e上に点「Q1」を設定し、後傾斜部12dと連続するエアバッグ本体12の後端部12f上に点「Q2」を設定する。次に、エアバッグ本体12の上面12aにおける上下方向の最上点「P」からエアバッグ本体12の最下位置(最下点)となる下面12bまで垂線Lを引き、設定した点Q1と点Q2とを結ぶ水平線Hを引く。このとき、エアバッグ本体12は、垂線Lと水平線Hとの交点を「R」としたときの点Q1と交点Rとの間の距離である「距離D1」が、点Q1と点Q2との間の距離である「距離D2」の半分以上、すなわち、「距離D1」の方が、点Q2と交点Rとの間の距離である「距離D3」よりも長く設定されている。よって、図6に示すように、エアバッグ本体12の最終展開形状を平面視したとき、図中の「距離D1」に相当する前傾斜部12cの長さ(前後長)は、点Q1と点Q2との間の距離である「距離D2」の長さに相当する、エアバッグ本体12の前後長の半分以上となる。
条件2として、エアバッグ10は、図5に示すように、エアバッグ本体12の最終展開形状において、前傾斜部12cの傾斜面に沿って前端から前方に向かって斜め下方に延長された仮想線K(図中の一点鎖線)が、シートクッション2の前端部2bよりも上方に位置するように展開する。
車両100は、エアバッグ10の展開制御を行う際に必要な情報を取得する、衝突検出部20と、衝突予測部30と、乗員情報取得部40とを備えている。
制御部50は、CPU、各種メモリ(ROM、RAM)を備える周知のマイクロコンピュータ(ECU:Electronic Control Unit)で構成され、車両用シート1に対する各種制御を統括的に実施する。制御部50は、展開判断部51と、展開制御部52と、を備えている。制御部50は、車両用シート1におけるエアバッグ10の展開制御が実行可能であればよいため、車両用シート1自体に搭載してもよいし、車両100の所定箇所に搭載してもよい。本実施形態では、制御部50が車両用シート1に具備される構成とする。
次に、本実施形態の車両用シート1の展開前から最終展開時までのエアバッグの挙動について説明する。ここでは、衝突検出部20によって前面衝突が検出された際の挙動を例にとって説明する。
以上のように、本実施形態に係る車両用シート1は、エアバッグ本体12は、その最終展開形状を前後方向の縦断面でみたときに、車両100の前方に向かって下り勾配で傾斜する前傾斜部12cと、車両100の後方に向かって下り勾配で傾斜する後傾斜部12dとを備え、最終展開形状を平面視したときの前傾斜部12cの前後長は、エアバッグ本体12の前後長の半分以上に設定された構成となっている。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、例えば以下に示すように使用環境などに応じて適宜変更して実施することもできる。また、以下の変形例を本発明の要旨を逸脱しない範囲の中で任意に組み合わせて実施することもできる。
上述の実施形態において、車両用シート1は、特許請求の範囲に記載された「車両用シート」の一例に該当する。シートクッション2は、特許請求の範囲に記載された「シートクッション」の一例に該当する。座面2aは、特許請求の範囲に記載された「座面」の一例に該当する。シートクッションエアバッグ10は、特許請求の範囲に記載された「シートクッションエアバッグ」の一例に該当する。エアバッグ本体12は、特許請求の範囲に記載された「エアバッグ本体」の一例に該当する。前傾斜部12cは、特許請求の範囲に記載された「前傾斜部」の一例に該当する。後傾斜部12dは、特許請求の範囲に記載された「後傾斜部」の一例に該当する。ガス発生部13は、特許請求の範囲に記載された「ガス発生部」の一例に該当する。制御部50は、特許請求の範囲に記載された「制御部」の一例に該当する。車両100は、特許請求の範囲に記載された「自車両」の一例に該当する。乗員Mは、特許請求の範囲に記載された「乗員」の一例に該当する。
Claims (4)
- 乗員が着座するシートクッションの座面下に、エアバッグ本体と、前記エアバッグ本体を膨張展開させるガス発生部とを備えるシートクッションエアバッグが内蔵され、
自車両が衝突したと制御部が判断したときに、前記制御部が前記ガス発生部を作動させて前記エアバッグ本体を膨張展開させる車両用シートにおいて、
前記エアバッグ本体は、
その最終展開形状を前後方向の縦断面でみたときに、前記自車両の前方に向かって下り勾配で傾斜する前傾斜部と、前記自車両の後方に向かって下り勾配で傾斜する後傾斜部とを備え、
前記最終展開形状を平面視したときの前記前傾斜部の前後長は、前記エアバッグ本体の前後長の半分以上に設定され、
前記エアバッグ本体は、前記最終展開形状において、前記前傾斜部の傾斜面に沿って前端から前方に向かって斜め下方に延長された仮想線が、前記シートクッションの前端部よりも上方に位置する、
車両用シート。 - 前記制御部は、前記自車両が前面衝突すると予測したときは、前記ガス発生部を作動させて前面衝突前に前記エアバッグ本体を膨張展開させる、
請求項1に記載の車両用シート。 - 前記制御部は、前記自車両が前面方向以外の方向から衝突すると予測したときは、前記ガス発生部の作動を中止する、
請求項2に記載の車両用シート。 - 前記制御部は、前記乗員の着座姿勢を示す姿勢情報を含む乗員情報を取得する乗員情報取得部から出力された前記乗員情報に基づいて、前記乗員が正規の着座姿勢でないと判断したときは、前記ガス発生部の作動を中止する、
請求項1~3の何れか1項に記載の車両用シート。
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US20130082457A1 (en) | 2011-09-30 | 2013-04-04 | Toyoda Gosei Co., Ltd. | Seat cushion airbag device |
JP2014237381A (ja) | 2013-06-07 | 2014-12-18 | トヨタ自動車株式会社 | クッションエアバック装置を内蔵した車両用シート |
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Patent Citations (3)
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JP2020163915A (ja) | 2020-10-08 |
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