JP6575986B2 - 車両の乗員保護装置 - Google Patents
車両の乗員保護装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6575986B2 JP6575986B2 JP2014160708A JP2014160708A JP6575986B2 JP 6575986 B2 JP6575986 B2 JP 6575986B2 JP 2014160708 A JP2014160708 A JP 2014160708A JP 2014160708 A JP2014160708 A JP 2014160708A JP 6575986 B2 JP6575986 B2 JP 6575986B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bag
- occupant
- width direction
- sub
- main bag
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Air Bags (AREA)
Description
この対策として、たとえば助手席用のエアバッグの展開範囲を、幅方向内側へ広げたり、更に広げた部分から後方へサブバッグを突出させたりすることが考えられる。
しかしながら、このように単に助手席用のエアバッグの展開範囲を幅方向内側に広げるだけでは、自動車の幅方向内側へ傾きながら突入する乗員を適切に支持することは難しい。
すなわち、助手席の乗員が幅方向内側へ傾きながら助手席用のエアバッグへ突入する場合、助手席用のエアバッグでは、その幅方向内側の端部に、乗員の荷重がかかる。また、乗員の荷重は、助手席用のエアバッグから離れるように幅方向内側の斜め前へ向かう力として作用する。このため、幅方向内側へ広がって展開した助手席用のエアバッグは、乗員の荷重により幅方向内側へ倒れやすい。そして、助手席用のエアバッグで一旦支えられた乗員の頭部および上体は、助手席用のエアバッグが幅方向内側へ傾くことにより、助手席用のエアバッグについての幅方向内側へ落ちてしまう可能性がある。
しかも、サブバッグには、少なくともメインバッグに対して幅方向内側に傾きながら突入した乗員の頭部の荷重が作用する際に、テンション部材の張力が作用する。サブバッグは、メインバッグに対して幅方向内側へ倒れ難くなる。よって、乗員による斜め前方向への荷重によりサブバッグが乗員とともに幅方向内側へ傾こうとしても、その傾きを抑えることができる。サブバッグは、メインバッグに対して、幅方向内側へ傾き難くなる。その結果、メインバッグに対して幅方向内側に傾きながら突入する乗員は、サブバッグにより支えられて、サブバッグおよびメインバッグについての幅方向内側へ脱落し難い。
これ対して、仮にたとえば単にメインバッグからサブバッグを突出させただけの場合、メインバッグおよびサブバッグが乗員とともに幅方向内側へ傾く際に、メインバッグに突入した乗員が、メインバッグおよびサブバッグから脱落しやすい。また、脱落する乗員は、頭部のみがサブバッグにより支えられるので、頭部より上体が優先して脱落する。その結果、メインバッグに突入した乗員の頭部は、突入後に回転しやすい。そして、たとえば乗員の頭部が上体よりも回転して、乗員の首部分に障害が発生する可能性がある。
図1は、本発明の第1実施形態に係る乗員保護装置10を適用した自動車1の説明図である。
自動車1は、車両の一例である。自動車1は、燃料を燃焼させるエンジンを有するものでも、蓄電電力で駆動されるモータを有するものでも、または、双方を有するものでもよい。
図1の自動車1は、車体2の前後方向の中央部に乗員室3が形成される。乗員室3の前部には、ダッシュボード4が配置される。ダッシュボード4についての車体2の幅方向の中央部には、センタコンソール5が配置される。センタコンソール5から車体2の後方へ向けて、センタトンネル6が形成される。ダッシュボード4およびセンタコンソール5には、たとえばインストルメントパネル、グローボックス、各種機器の操作パネルが設置される。
センタトンネル6についての幅方向の左側には、運転者が着座するシート7が設置される。運転席用のシート7の前には、ハンドル8が配置される。ハンドル8は、ダッシュボード4から伸びるボスの後端に取り付けられる。
センタトンネル6についての幅方向の右側には、乗員Mが着座する助手席用のシート7が設置される。なお、助手席用のシート7と運転席用のシート7とは、入れ替えて配置されてもよい。
運転席用のシート7および助手席用のシート7の前後方向後側には、後部乗員用のシート7が設置される。後部乗員用のシート7は、幅方向に長い形状のシート7である。
このような自動車1は、車道などを走行する。そして、走行中に他の自動車などと衝突する可能性がある。このため、自動車1では、追突の際の衝撃から、運転者などの乗員Mを保護するための乗員保護装置10が用いられる。たとえば助手席用のシート7に乗員Mが着座している状態で、自動車1の車体2の正面に対して他の自動車が正面衝突すると、助手席用のシート7に着座した乗員Mの上体が前へ倒れる。この際、前側に倒れる乗員Mの上体や頭部が、ダッシュボード4に打ち付けられる可能性がある。
図2の助手席用の乗員保護装置10は、シートベルトモジュール11、エアバッグモジュール12、車外撮像センサ13、車内撮像センサ14、ECU(Engine Control Unit)15、を有する。
ハウジング21は、ダッシュボード4内で、助手席用のシート7の前方の位置に配置される。ハウジング21は、左右方向に延在するビーム9に取り付けられる。ビーム9は、たとえばハンドル8が取り付けられるものでよい。
インフレータ22は、高圧ガスを収容する。高圧ガスは、火薬などによる点火により膨張し得る。
エアバッグ23は、布材を袋状に縫製したものである。エアバッグ23は、インフレータ22に取り付けられる。エアバッグ23およびインフレータ22は、ハウジング21に収容される。
このようにシート7の前方に設置されたエアバッグモジュール12では、インフレータ22がECU15からの点火信号により高圧ガスを膨張させる。これにより、エアバッグ23は、シート7に着座する乗員Mの前で展開する。エアバッグモジュール12は、乗員Mとダッシュボード4との間に展開する。これにより、衝突の際の衝撃により前に倒れる乗員Mは、展開したエアバッグ23により支えられる。
図3のエアバッグ23は、図1および図2に示す本実施形態のエアバッグ23と異なり、乗員Mの前方のみで展開する。このようなエアバッグ23は、乗員Mの正面方向にのみ展開する。
図3(A)に示すように、自動車1に対して、他の自動車が車体幅方向外側へオフセットした状態で斜め前方向から衝突する場合、乗員Mの上体および頭部は、前方向へ倒れるのではなく、車体2の幅方向内側へ倒れながら前方向へ倒れる。乗員Mの上体および頭部は、内側斜め前方向へ倒れる。
倒れ始めた上体および頭部は、図3(B)に示すように、展開したエアバッグ23の内側部分に対して斜めに当たる。乗員Mが斜め方向の入力で当たることにより、図3(C)に示すように、展開したエアバッグ23は、乗員Mとともに内側に倒れる。その結果、極端な場合には、倒れる乗員Mの上体および頭部は、図3(D)に示すように、展開したエアバッグ23についての幅方向内側に外れ、エアバッグ23についての幅方向内側へ落ちてしまう可能性がある。
また、図3(D)と図3(C)とを比較すればわかるように、乗員Mの頭部は、上体に対して大きく回転している。上体の回転に対して頭部の回転が大きくなるほど、乗員Mの首に対して負担がかかる可能性が高くなる。
このように、乗員保護装置10で用いられる一般的なエアバッグ23では、オフセットした斜め衝突の際に、乗員Mを好適に保護しきれない可能性がある。オフセット斜め衝突時に、乗員保護効果が高まり難い可能性がある。
そこで、本実施形態では、エアバッグ23の形状を工夫し、さらに衝突の際に幅方向内側へ倒れようとする乗員Mを内側から支持することで、自動車1の幅方向内側に傾きながら前へ倒れる乗員Mに対する保護性能を向上させる。以下、詳しく説明する。
図4(A)の乗員保護装置10は、エアバッグ23として、メインバッグ24、サブバッグ25、第一テンション部材51、を有する。
サブバッグ25は、メインバッグ24と連通し、メインバッグ24とともに1つの内部空間を形成する。サブバッグ25は、インフレータ22の点火された高圧ガスの圧力により、メインバッグ24とともに展開される。これにより、サブバッグ25は、メインバッグ24に突入する乗員Mの頭部についての、幅方向内側で展開する。サブバッグ25は、メインバッグ24において乗員Mが突入する部分についての、幅方向内側の部分から後方へ突出するように、展開する。メインバッグ24に突入した乗員Mの頭部の内横に展開する。
メインバッグ24についての隅部26となる部分が乗員Mの荷重により押されると、該部分に隣接して突出するサブバッグ25は、幅方向外側に向かって回転しようとする。サブバッグ25は、メインバッグ24に対して、幅方向外側へ向けて変形しようとする。その結果、メインバッグ24に突入した際に乗員Mの後頭部と当たっていたサブバッグ25の先端部28は、乗員Mの後頭部に対して幅方向外向きの力を作用させる。
また、乗員Mの上体および頭部が斜めに突入したメインバッグ24およびサブバッグ25は、乗員Mの斜め方向への荷重により、車体2の幅方向内側へ倒れようとする。しかしながら、サブバッグ25には第一テンション部材51が設けられている。サブバッグ25は、第一テンション部材51により支えられて、メインバッグ24に対して倒れ難くなる。
よって、メインバッグ24に突入した頭部は、メインバッグ24に突入した後、幅方向内側に倒れ難くなったサブバッグ25により幅方向内側から押され、支えられる。幅方向内側に傾いた斜め前方向へ移動しようとする乗員Mの頭部および上体は、メインバッグ24およびサブバッグ25の内側へ落ち難くなる。また、サブバッグ25により支えられて且つ後頭部が押されている頭部は、メインバッグ24に突入した状態を維持し、倒れたメインバッグ24の上で幅方向へ滑って回転することが起き難くなる。乗員Mの頭部が上体と比べて大きく回転してしまうことが起きにくくなる。
その結果、幅方向内側に傾いた斜め前方向へ移動しようとする乗員Mは、メインバッグ24およびサブバッグ25により一旦支持された後に、メインバッグ24およびサブバッグ25についての幅方向内側へ落ちにくくなる。オフセットした斜め衝突の際の乗員保護効果が高まる。
図5において、サブバッグ25は、図4と同様に、メインバッグ24の幅方向内側の部分から、後ろ向きに突出している。ただし、サブバッグ25は、後ろ向きに真っ直ぐに突出するのみである。サブバッグ25は、乗員Mの後頭部を覆わない。また、第一テンション部材51は、サブバッグ25に設けられていない。
この場合、図5(A)に示すように乗員Mが幅方向内側に傾いた斜め前方向へ移動しようとすると、乗員Mの頭部は、メインバッグ24とサブバッグ25とによる隅部26に突入する。その結果、図5(B)に示すように、メインバッグ24およびサブバッグ25は、乗員Mとともに、幅方向内側へ傾く。
その後、乗員Mがさらに幅方向内側へ傾いて倒れようとすると、図5(C)に示すように、隅部26に突入した乗員Mの頭部が幅方向内側へずれる。サブバッグ25は、幅方向内側へずれる頭部に押されて、倒れる。サブバッグ25は、メインバッグ24についての乗員突入面に対して、幅方向内側へ倒れる。その結果、一旦、メインバッグ24およびサブバッグ25に突入した乗員Mの頭部および上体は、サブバッグ25を超えて、メインバッグ24およびサブバッグ25について幅方向内側へ落ち得る。
すなわち、助手席の乗員Mが幅方向内側へ傾きながら助手席用のエアバッグ23へ突入する場合、エアバッグ23では、その幅方向内側の端部に、乗員Mの荷重がかかる。また、乗員Mの荷重は、助手席用のエアバッグ23から離れるように幅方向内側の斜め前へ向かう力として作用する。このため、幅方向内側へ広がって展開した助手席用のエアバッグ23は、乗員Mの荷重により幅方向内側へ倒れやすい。そして、一旦助手席用のエアバッグ23で支えられた乗員Mの頭部および上体は、助手席用のエアバッグ23が幅方向内側へ傾くことにより、助手席用のエアバッグ23についての幅方向内側へ落ちてしまう可能性がある。
また、図5の第2比較例では、図3(D)の第1比較例の場合と同様に、乗員Mの頭部は、突入位置からずれることにより、上体に対して大きく回転する。
上体の回転に対して頭部の回転が大きくなるほど、乗員Mの首に対して負担がかかる可能性が高くなる。
また、図5の第2比較例では、図3(D)の第1比較例の場合と同様に、助手席用のエアバッグ23は、乗員Mの荷重のままに、幅方向内側へ倒れる。
なお、以上の説明では、幅方向内側へ傾きながら突入する乗員Mは、メインバッグ24とサブバッグ25とによる隅部26に対して突入するものとして説明している。しかしながら、乗員Mがエアバッグ23へ斜めに突入する位置は、隅部26に限られない。図5のように単にサブバッグ25を突出させる場合には、頭部を幅方向内側から支える機能が無いので、突入位置が隅部26からずれるほど、サブバッグ25が頭部に対して機能し難くなる。頭部の近くでサブバッグ25が展開しないと、サブバッグ25が頭部を支える機能を発揮し得ない。
しかも、サブバッグ25には、少なくともメインバッグ24に対して幅方向内側に傾きながら突入した乗員Mの頭部の荷重が作用する際に、第一テンション部材51の張力が作用する。サブバッグ25は、メインバッグ24に対して幅方向内側へ倒れ難くなる。よって、乗員Mによる斜め前方向への荷重によりサブバッグ25が乗員Mとともに幅方向内側へ傾こうとしても、その傾きを抑えることができる。サブバッグ25は、メインバッグ24に対して、幅方向内側へ傾き難くなる。その結果、メインバッグ24に対して幅方向内側に傾きながら突入する乗員Mは、サブバッグ25により支えられて、サブバッグ25およびメインバッグ24についての幅方向内側へ脱落し難い。
これ対して、図5に示すように単にメインバッグ24からサブバッグ25を突出させただけの場合、メインバッグ24およびサブバッグ25が乗員Mとともに幅方向内側へ傾く際に、メインバッグ24に突入した乗員Mが、メインバッグ24およびサブバッグ25から脱落しやすい。また、脱落する乗員Mは、頭部のみがサブバッグ25により支えられるので、頭部より上体が優先して脱落する。その結果、メインバッグ24に突入した乗員Mの頭部は、突入後に回転しやすい。そして、たとえば乗員Mの頭部が上体よりも回転して、乗員Mの首部分に障害が発生する可能性がある。
次に、本発明の第2実施形態に係る自動車1の乗員保護装置10について説明する。以下において、主に第1実施形態との相違点について説明する。第1実施形態と同一の構成については、第1実施形態と同一の符号を使用して、説明を省略する。
図6に示すように、エアバッグモジュール12は、ハウジング21、インフレータ22、エアバッグ23、第一テンション部材51、第二テンション部材52、を有する。エアバッグ23は、メインバッグ24、サブバッグ25、を有する。
このため、オフセットした斜め衝突の際に、乗員Mが幅方向内側に倒れながらメインバッグ24に対して斜めに突入する場合、乗員Mの頭部は、隅部26に突入する。サブバッグ25は、メインバッグ24についての隅部26となる部分が乗員Mの荷重が作用することにより、後頭部についての幅方向内側を押す。その結果、メインバッグ24に頭部が突入した際に、該頭部の後頭部に対して力を作用させることができる。
よって、メインバッグ24に突入した頭部は、メインバッグ24に突入した後、サブバッグ25により幅方向内側から支えられる。第一テンション部材51により倒れにくくなったサブバッグ25は、第二テンション部材52により倒れにくくなったメインバッグ24により支えられて、幅方向内側へ倒れ難くなる。幅方向内側に傾いた斜め前方向へ移動しようとする乗員Mの頭部および上体は、メインバッグ24およびサブバッグ25の内側へ落ち難くなる。サブバッグ25により後頭部が押されている頭部は、メインバッグ24に突入した状態を維持し、メインバッグ24の上で滑って回転することが起き難くなる。乗員Mの頭部が上体と比べて大きく回転してしまうことが起きにくくなる。
その結果、幅方向内側に傾いた斜め前方向へ移動しようとする乗員Mは、メインバッグ24およびサブバッグ25により一旦支持された後に、メインバッグ24およびサブバッグ25についての幅方向内側へ落ちにくくなる。オフセットした斜め衝突の際の乗員保護効果が高まる。
次に、本発明の第3実施形態に係る自動車1の乗員保護装置10について説明する。以下において、主に第1実施形態との相違点について説明する。第1実施形態と同一の構成については、第1実施形態と同一の符号を使用して、説明を省略する。
図7に示すように、エアバッグモジュール12は、ハウジング21、インフレータ22、エアバッグ23、第三テンション部材53、を有する。エアバッグ23は、メインバッグ24、サブバッグ25、を有する。
このため、オフセットした斜め衝突の際に、乗員Mが幅方向内側に倒れながらメインバッグ24に対して斜めに突入する場合、乗員Mの頭部は、隅部26に突入する。サブバッグ25は、メインバッグ24についての隅部26となる部分が乗員Mの荷重が作用することにより、後頭部についての幅方向内側を押す。その結果、メインバッグ24に頭部が突入した際に、該頭部の後頭部に対して力を作用させることができる。
よって、メインバッグ24に突入した頭部は、メインバッグ24に突入した後、サブバッグ25により幅方向内側から支えられる。第三テンション部材53の張力が作用するサブバッグ25およびメインバッグ24は、幅方向内側へ倒れ難くなる。幅方向内側に傾いた斜め前方向へ移動しようとする乗員Mの頭部および上体は、メインバッグ24およびサブバッグ25の内側へ落ち難くなる。サブバッグ25により後頭部が押されている頭部は、メインバッグ24に突入した状態を維持し、メインバッグ24の上で滑って回転することが起き難くなる。乗員Mの頭部が上体と比べて大きく回転してしまうことが起きにくくなる。
その結果、幅方向内側に傾いた斜め前方向へ移動しようとする乗員Mは、メインバッグ24およびサブバッグ25により一旦支持された後に、メインバッグ24およびサブバッグ25についての幅方向内側へ落ちにくくなる。オフセットした斜め衝突の際の乗員保護効果が高まる。
この他にもたとえば、これらのテンション部材には、布などの面状の部材で形成してもよい。
この他にもたとえば、乗員Mが突入する面は、自動車1の前後方向に沿った面であっても、曲面であってもよい。これらの場合でも、本発明により乗員Mの保護性能が向上することを期待できる。
この他にもたとえば、本発明は、自動車1の運転席用の乗員保護装置10、後部座席用の乗員保護装置10に適用してよい。
Claims (1)
- 車両のシートに着座する乗員の前で展開して、倒れる乗員の頭部から上体を支えることが可能なメインバッグと、
前記メインバッグについての乗員が突入する面から前記車両の後方へ向けて突出して展開することにより、前記メインバッグに突入する乗員の頭部についての前記車両の幅方向内側で展開するサブバッグと、
前記メインバッグに対して前記サブバッグが幅方向内側へ倒れ難くなるように前記メインバッグおよび前記サブバッグによる内部空間内に張られるテンション部材と、
を有し、
前記テンション部材は、前記車両を基準とした前記サブバッグについての後端外側と前記メインバッグの後端外側とから離して、前記車両を基準とした前記サブバッグにおける後端部の幅方向内側と、前記メインバッグにおける前端部の幅方向外側と、の間に張り渡され、
前記サブバッグには、前記メインバッグと前記サブバッグとによる隅部に乗員の荷重が幅方向内側に傾いて作用することにより、前記テンション部材の張力が作用する、
車両の乗員保護装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014160708A JP6575986B2 (ja) | 2014-08-06 | 2014-08-06 | 車両の乗員保護装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014160708A JP6575986B2 (ja) | 2014-08-06 | 2014-08-06 | 車両の乗員保護装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016037135A JP2016037135A (ja) | 2016-03-22 |
JP6575986B2 true JP6575986B2 (ja) | 2019-09-18 |
Family
ID=55528628
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014160708A Active JP6575986B2 (ja) | 2014-08-06 | 2014-08-06 | 車両の乗員保護装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6575986B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6565765B2 (ja) * | 2016-03-30 | 2019-08-28 | 豊田合成株式会社 | 助手席用エアバッグ装置 |
JP6583100B2 (ja) * | 2016-03-31 | 2019-10-02 | 豊田合成株式会社 | 助手席用エアバッグ装置 |
JP2017222185A (ja) * | 2016-06-13 | 2017-12-21 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用エアバッグ装置 |
JP6673091B2 (ja) * | 2016-08-10 | 2020-03-25 | トヨタ自動車株式会社 | 助手席エアバッグ装置 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0332956A (ja) * | 1989-06-30 | 1991-02-13 | Mazda Motor Corp | 自動車のエアバッグ装置 |
JP2603245Y2 (ja) * | 1993-02-19 | 2000-03-06 | 日産車体株式会社 | 助手席用エアバッグ |
JPH08324373A (ja) * | 1995-05-30 | 1996-12-10 | Ryosuke Honda | 斜めからの衝撃も緩和する自動車用エアバック |
JP4156121B2 (ja) * | 1999-02-25 | 2008-09-24 | 富士重工業株式会社 | エアバッグ装置 |
US20060186656A1 (en) * | 2005-02-22 | 2006-08-24 | Takata Corporation | Airbag cushion |
US7712769B2 (en) * | 2006-09-13 | 2010-05-11 | Takata Corporation | Airbag device |
JP5572597B2 (ja) * | 2011-06-30 | 2014-08-13 | 富士重工業株式会社 | 乗員保護装置 |
JP5853916B2 (ja) * | 2012-09-13 | 2016-02-09 | 豊田合成株式会社 | エアバッグ装置 |
JP6201920B2 (ja) * | 2014-07-11 | 2017-09-27 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用助手席エアバッグ装置 |
-
2014
- 2014-08-06 JP JP2014160708A patent/JP6575986B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016037135A (ja) | 2016-03-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6007213B2 (ja) | 車両の乗員保護装置 | |
JP6714750B2 (ja) | エアバッグ装置 | |
JP6383303B2 (ja) | エアバッグ装置 | |
JP6565776B2 (ja) | 乗員保護装置 | |
JP6263627B2 (ja) | エアバッグ装置 | |
JP6703436B2 (ja) | 車両用カーテンエアバッグ | |
JP6420988B2 (ja) | 車両の乗員保護装置 | |
JP2017222185A (ja) | 車両用エアバッグ装置 | |
JP6069451B1 (ja) | 車両用乗員保護装置 | |
JP6918049B2 (ja) | エアバッグ装置 | |
JP6575986B2 (ja) | 車両の乗員保護装置 | |
JP2016037137A (ja) | 車両の乗員保護装置 | |
JP2016088413A (ja) | エアバッグ装置 | |
JP6616990B2 (ja) | 乗員保護装置 | |
JP6916089B2 (ja) | 助手席用エアバッグ装置 | |
JP7451114B2 (ja) | 乗員保護装置 | |
JP4518468B2 (ja) | ボディ構造と側面衝突保護装置とを備えた自動車 | |
JP6826473B2 (ja) | 乗員保護装置 | |
JP6420990B2 (ja) | 乗員保護装置 | |
JP2018171991A (ja) | 車両の乗員保護装置 | |
JP6871787B2 (ja) | 車両の乗員保護装置 | |
JP6098541B2 (ja) | 車両用エアバッグシステム | |
JP2016037136A (ja) | 車両の乗員保護装置 | |
JP7198138B2 (ja) | 車両用シート | |
JP4392155B2 (ja) | 自動車の側突用エアバッグ装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170530 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180326 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180403 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180604 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20180904 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20181112 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20181116 |
|
A912 | Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20181130 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190819 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6575986 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |