JP7197750B2 - 組成物およびその製造方法 - Google Patents
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Description
リンをヘテロ原子として含むリン含有炭素量子ドットと、スメクタイトと、を含む、組成物。
反応性基を有する有機化合物、リン化合物、およびスメクタイトの混合物を調製する工程と、前記混合物を加熱し、リンをヘテロ原子として含むリン含有炭素量子ドット、およびスメクタイト、を含む組成物を得る工程と、を有する、組成物の製造方法。
反応性基を有する有機化合物およびリン化合物の混合物を調製する工程と、前記混合物を加熱し、リンをヘテロ原子として含むリン含有炭素量子ドットを得る工程と、前記リン含有炭素量子ドットおよびスメクタイトを混合する工程と、を有する、組成物の製造方法。
リン含有炭素量子ドットは、炭素量子ドット中にヘテロ原子としてリン原子を含む化合物である。リン含有炭素量子ドットが含むリン原子の量は、リン含有炭素量子ドット中の全ての原子の量に対して1~35質量%が好ましく、2~25質量%がより好ましい。リン原子の量が当該範囲であると、リン含有炭素量子ドットの極大発光波長が長くなりやすい。リン含有炭素量子ドット中のリン原子の量は、X線光電子分光法によって確認できる。また、当該リン原子の量は、リン含有炭素量子ドットを作製する際に使用するリン含有化合物(リン源)と、有機化合物(炭素源)との比等によって調整できる。リン含有炭素量子ドットの調製方法については、後で詳しく説明する。
スメクタイトは、2つのケイ酸四面体層の間にアルミニウム八面体層が挟み込まれた結晶層が複数積み重なった構造を有し、結晶層どうしの間に層間イオンが存在する鉱物である。なお、アルミニウム八面体層中で、アルミニウムがマグネシウムや鉄等に置換されていることもある。
上述のように、組成物は、さらに溶媒を含んでいてもよい。この場合、上述のリン含有炭素量子ドットやスメクタイトは、溶媒に分散された状態となる。
上記リン含有炭素量子ドットと、スメクタイトと、を含む組成物の調製方法の例には、以下の2つの方法が含まれる。ただし、上記組成物の調製方法は、当該方法に限定されない。
第1の調製方法は、反応性基を有する有機化合物、リン化合物、およびスメクタイトの混合物を調製する工程(混合物調製工程)と、当該混合物を加熱し、上述の組成物を得る工程(焼成工程)と、を含む。当該方法では、スメクタイトの存在下でリン含有炭素量子ドットを生成する。そのため、スメクタイトの層間をテンプレートとして、リン含有炭素量子ドットの大きさを調整しやすく、得られる組成物の蛍光量子収率が高まりやすい、という利点がある。以下、各工程について説明する。
混合物調製工程では、反応性基を有する有機化合物と、リン化合物と、スメクタイトとを混合する。有機化合物は、反応性基を有し、炭化によって炭素量子ドットを生成可能な化合物であれば特に制限されない。本明細書において、「反応性基」とは、後述の焼成工程において、有機化合物どうしの重縮合反応等を生じさせるための基であり、リン含有炭素量子ドットの主骨格の形成に寄与する基である。なお、リン含有炭素量子ドットには、これらの反応性基の一部が残存してもよい。反応性基の例には、カルボキシ基、ヒドロキシ基、エポキシ基、アミド基、スルホ基およびアミノ基等が含まれる。当該有機化合物は、リン含有炭素量子ドットにおいて、リン原子以外のヘテロ原子となる成分(例えば、ホウ素原子や硫黄原子、ケイ素原子、フッ素原子等)を含んでいてもよい。なお、混合物調製工程では、二種以上の有機化合物を使用してもよい。この場合、複数の有機化合物は、互いに反応しやすい基を有することが好ましい。
焼成工程は、上述の混合物を加熱し、有機化合物やリン化合物等をスメクタイトと共に焼成してリン含有炭素量子ドットとスメクタイトとを含有する組成物を得る工程である。混合物の加熱方法は、有機化合物やリン化合物等を反応させてリン含有炭素量子ドットを調製可能であれば特に制限されず、例えば加熱する方法や、マイクロ波を照射する方法等が含まれる。
上述の組成物を調製する方法の第2の方法は、反応性基を有する有機化合物およびリン化合物の混合物を調製する工程(混合物調製工程)と、混合物を加熱し、リンをヘテロ原子として含むリン含有炭素量子ドットを得る工程(焼成工程)と、リン含有炭素量子ドットおよびスメクタイトを混合する工程(組成物調製工程)と、を含む。当該方法では、リン含有炭素量子ドットを調製した後、当該リン含有炭素量子ドットをスメクタイトと混合する。当該方法においても、リン含有炭素量子ドットとスメクタイトとを十分に混合することで、リン含有炭素量子ドットを組成物中に微分散させることができる。以下、各工程について説明する。
混合物調製工程では、反応性基を有する有機化合物と、リンを含むリン化合物とを混合し、混合物を調製する。このとき、窒素、ホウ素、硫黄、ケイ素、フッ素を含む化合物(その他の化合物)をさらに混合してもよい。有機化合物やリン化合物、その他の化合物については、上述の第1の方法で使用するものと同様である。また、有機化合物やリン化合物、その他の化合物を混合する方法は、これらを均一に混合可能であれば、特に制限されない。例えば、乳鉢ですりつぶしながら混合したり、ボールミル等によって粉砕しながら混合したり、水や有機溶媒に溶解、混和あるいは分散させて混合したり、有機化合物またはリン化合物自体が液体である場合は、これらにその他の成分を溶解、混和あるいは分散させて混合したりしてもよい。液体状の混合物は乾燥させてもよいし、そのまま次の工程に用いてもよい。副反応を抑制する観点から、混合物は固体状であることが好ましい。
焼成工程は、上述の混合物調製工程で調製した混合物を加熱し、有機化合物やリン化合物等を反応させてリン含有炭素量子ドットとする工程である。混合物の加熱方法は、有機化合物やリン化合物等を反応させて、リン含有炭素量子ドットを調製可能であれば特に制限されず、例えば加熱する方法や、マイクロ波を照射する方法等が含まれる。当該加熱方法や、マイクロ波の照射方法は、第1の調製方法の焼成工程と同様である。
上述の焼成工程で得られたリン含有炭素量子ドットと、スメクタイトとを混合する。これにより、リン含有炭素量子ドットと、スメクタイトとが均一に分散された組成物が得られる。リン含有炭素量子ドットと、スメクタイトとの混合は、乳鉢ですりつぶしながら行ってもよく、ボールミル等によって粉砕しながら混合したり、水や有機溶媒に分散させて混合したりしてもよい。また、混合前のリン含有炭素量子ドット、または混合後に当該組成物を有機溶媒で洗浄して、未反応物や副生物を除去して精製してもよい。液体状の混合物は乾燥させてもよいし、そのまま、組成物として使用してもよい。また、必要に応じてさらに溶媒を加え、リン含有炭素量子ドットやスメクタイトを、溶媒に分散させて液体状の組成物としてもよい。
上述のリン含有炭素量子ドットおよびスメクタイトを含む組成物は、発光性が良好であったり、リン含有炭素量子ドットが有する官能基を利用して特定物質を分離させる分離剤として有用であったりする。したがって、当該組成物は各種用途に利用可能である。
(1)組成物の調製
サポナイト(スメクトンSA、クニミネ工業社製)0.1gと、フロログルシノール二水和物0.015gと、酸化リン(V)0.013gと、を乳鉢ですりつぶした。当該混合物を内容積15mlのねじ口試験管に入れ、ゴムパッキン付きねじ口キャップで封をした。そして、ねじ口試験管内に窒素を流通させながら、200℃で3時間加熱し、リン含有炭素量子ドットと、サポナイト(スメクタイト)と、を含む組成物(複合体)を調製した。
上記で得られた組成物をKBrプレートに挟み、プレスして測定用サンプルを作製した。積分球ユニットILF-835付属の分光蛍光光度計FP-8500(日本分光社製)を用いて、当該測定用サンプルの固体状態での発光波長(極大発光波長)、蛍光量子収率を評価した。励起光は、組成物の蛍光量子収率が最大となる波長の光とした。
サポナイト1.0gと、フロログルシノール二水和物0.15gと、リン酸0.091gと、を乳鉢ですりつぶした。当該混合物を内容積15mlのねじ口試験管に入れ、ゴムパッキン付きねじ口キャップで封をした。そして、ねじ口試験管内に窒素を流通させながら、200℃で3時間加熱し、リン含有炭素量子ドットと、サポナイト(スメクタイト)と、を含む組成物(複合体)を調製した。実施例1と同様に、調製した組成物の発光特性を評価した。
蛍光X線分析装置ZSX Primus IV(リガク社製)を用いて、組成物の元素分析を行った。組成物0.1gのケイ素由来のピーク強度と、原料として用いたサポナイト0.1gのケイ素由来のピーク強度とを比較し、組成物中の層状粘土鉱物含有量を評価した。結果を表2に示す。
サポナイト0.1gと、フロログルシノール二水和物0.04gと、酸化リン(V)0.035gと、を乳鉢ですりつぶした。当該混合物を内容積15mlのねじ口試験管に入れ、ゴムパッキン付きねじ口キャップで封をした。そして、ねじ口試験管内に窒素を流通させながら、200℃で3時間加熱し、リン含有炭素量子ドットと、サポナイト(スメクタイト)と、を含む組成物(複合体)を調製した。実施例1と同様に、調製した組成物の発光特性を評価した。また、以下の方法で、表面官能基を評価した。
試料と臭化カリウムを粉砕、希釈混合し、加圧成形して臭化カリウム錠剤を作製した。フーリエ変換赤外分光光度計FT/IR-4100(日本分光社製)を用いて、当該臭化カリウム錠剤の赤外吸収スペクトルを測定した。得られた赤外吸収スペクトルを図1に示す。
サポナイト0.1gと、フロログルシノール二水和物0.015gと、酸化リン(V)0.013gと、ホウ酸0.0057gと、を乳鉢ですりつぶした。当該混合物を内容積15mlのねじ口試験管に入れ、ゴムパッキン付きねじ口キャップで封をした。そして、ねじ口試験管内に窒素を流通させながら、200℃で3時間加熱し、リン含有炭素量子ドットと、層状粘土鉱物と、を含む組成物(複合体)を調製した。実施例1と同様に、調製した組成物の発光特性を評価した。また、実施例2と同様に、組成物中の層状粘土鉱物含有量を評価した。結果を表2に示す。
サポナイト0.1gと、2,6-ジアミノピリジン0.01gと、レゾルシノール0.01gと、酸化リン(V)0.013gと、を乳鉢ですりつぶした。なお、2,6-ジアミノピリジンは、アセトンとクロロホルムを用いて再結晶したものを用いた。当該混合物を内容積15mlのねじ口試験管に入れ、ゴムパッキン付きねじ口キャップで封をした。そして、ねじ口試験管内に窒素を流通させながら、200℃で3時間加熱し、リン含有炭素量子ドットと、サポナイト(スメクタイト)と、を含む炭素量子ドット含有組成物(複合体)を調製した。実施例1と同様に、調製した組成物の発光特性を評価した。
フロログルシノール二水和物0.08gと、ジシアンジアミド0.01gと、リン酸0.007gと、を乳鉢ですりつぶした。当該混合物を、内容積15mlのねじ口試験管に入れ、ゴムパッキン付きねじ口キャップで封をした。そして、ねじ口試験管内に窒素を流通させながら、200℃で10分間加熱し、リン含有炭素量子ドットを合成した。合成したリン含有炭素量子ドットを0.01g測り取り、サポナイト0.09gとともに乳鉢ですりつぶすことで両者を混合し、リン含有炭素量子ドットとサポナイト(スメクタイト)とを含む組成物を得た。実施例1と同様に、調製した組成物の発光特性を評価した。また、実施例2と同様に、組成物中の層状粘土鉱物含有量を評価した。結果を表2に示す。
サポナイト(スメクトンSA、クニミネ工業社製)5.0gをイオン交換水250mLに分散させ、撹拌下、塩酸を加えてpH4とした水分散液を3日静置した。次に、水分散液を1300rpmで10分間遠心分離し、得られたゲル状固体をイオン交換水に再分散させ、再度遠心分離を行う操作を繰り返し行った。回収したゲル状固体を90℃で真空乾燥し、白色固体(以下、酸処理サポナイトという)を得た。
上記の酸処理サポナイト0.1gと、フロログルシノール二水和物0.015gと、酸化リン(V)0.065gと、を乳鉢ですりつぶした。当該混合物を内容積15mlのねじ口試験管に入れ、ゴムパッキン付きねじ口キャップで封をした。そして、ねじ口試験管内に窒素を流通させながら、200℃で3時間加熱し、リン含有炭素量子ドットと、酸処理サポナイトと、を含む組成物(複合体)を調製した。実施例1と同様に、調製した組成物の発光特性を評価した。
フロログルシノール二水和物0.15gと、酸化リン(V)0.06gと、を乳鉢ですりつぶした。当該混合物を内容積15mlのねじ口試験管に入れ、ゴムパッキン付きねじ口キャップで封をした。そして、ねじ口試験管内に窒素を流通させながら、200℃で3時間加熱し、リン含有炭素量子ドットを合成した。実施例1と同様に、調製したリン含有炭素量子ドットの発光特性を評価した。
フロログルシノール二水和物0.15gと、リン酸0.091gと、を乳鉢ですりつぶした。当該混合物を内容積15mlのねじ口試験管に入れ、ゴムパッキン付きねじ口キャップで封をした。そして、ねじ口試験管内に窒素を流通させながら、200℃で3時間加熱し、リン含有炭素量子ドットを合成した。実施例1と同様に、調製したリン含有炭素量子ドットの発光特性を評価した。
サポナイト1.0gと、フロログルシノール二水和物0.15gと、を乳鉢ですりつぶした。当該混合物を内容積15mlのねじ口試験管に入れ、ゴムパッキン付きねじ口キャップで封をした。そして、ねじ口試験管内に窒素を流通させながら、200℃で3時間加熱し、炭素量子ドットと、サポナイト(スメクタイト)と、を含む炭素量子ドット含有組成物(複合体)を調製した。実施例1と同様に、調製した組成物の発光特性を評価した。
ハイドロタルサイト0.1gと、クエン酸0.03gと、ジシアンジアミド0.02gと、酸化リン(V)0.055gと、を乳鉢ですりつぶした。当該混合物を内容積15mlのねじ口試験管に入れ、ゴムパッキン付きねじ口キャップで封をした。そして、ねじ口試験管内に窒素を流通させながら、170℃で1.5時間加熱し、リン含有炭素量子ドットと、層状粘土鉱物と、を含む組成物(複合体)を調製した。実施例1と同様に、調製した組成物の発光特性を評価した。
ハイドロタルサイト0.5gと、クエン酸0.15gと、ジシアンジアミド0.1gと、を乳鉢ですりつぶした。当該混合物を内容積15mlのねじ口試験管に入れ、ゴムパッキン付きねじ口キャップで封をした。そして、ねじ口試験管内に窒素を流通させながら、170℃で1.5時間加熱し、炭素量子ドットと、層状粘土鉱物と、を含む組成物(複合体)を調製した。実施例1と同様に、調製した組成物の発光特性を評価した。
サポナイト1.0gと、2,6-ジアミノピリジン0.01gと、レゾルシノール0.01gと、を乳鉢ですりつぶした。なお、2,6-ジアミノピリジンは、アセトンとクロロホルムを用いて再結晶したものを用いた。当該混合物を内容積15mlのねじ口試験管に入れ、ゴムパッキン付きねじ口キャップで封をした。そして、ねじ口試験管内に窒素を流通させながら、200℃で3時間加熱し、炭素量子ドットと、サポナイト(スメクタイト)と、を含む組成物(複合体)を調製した。実施例1と同様に、調製した組成物の発光特性を評価した。
フロログルシノール二水和物0.08gと、ジシアンジアミド0.01gと、を乳鉢ですりつぶした。当該混合物を、内容積15mlのねじ口試験管に入れ、ゴムパッキン付きねじ口キャップで封をした。そして、ねじ口試験管内に窒素を流通させながら、200℃で10分間加熱し、炭素量子ドットを合成した。合成した炭素量子ドットを0.01g測り取り、サポナイト0.09gとともに乳鉢ですりつぶすことで両者を混合し、組成物を得た。実施例1と同様に、調製した組成物の発光特性を評価した。
内容積15mlのねじ口試験管内で、サポナイト1.0gに対して、フルフリルアルコール(液体)0.15gを含侵させ、ゴムパッキン付きねじ口キャップで封をした。そして、ねじ口試験管内に窒素を流通させながら、200℃で3時間加熱し、炭素量子ドットと、層状粘土鉱物と、を含む炭素量子ドット含有組成物(複合体)を調製した。実施例1と同様に、調製した組成物の発光特性を評価した。
Claims (8)
- リンをヘテロ原子として含むリン含有炭素量子ドットと、
スメクタイトと、
を含む、発光体組成物。 - 前記リン含有炭素量子ドットが、ヘテロ原子として、ホウ素、硫黄、ケイ素、フッ素からなる群から選ばれる少なくとも一種の元素をさらに含む、
請求項1に記載の発光体組成物。 - 前記スメクタイトの量が、40質量%以上99質量%以下である、
請求項1または2に記載の発光体組成物。 - 25℃、1気圧において固体である、
請求項1~3のいずれか一項に記載の発光体組成物。 - 極大発光波長が550nm以上700nm以下である、
請求項1~4のいずれか一項に記載の発光体組成物。 - 前記リン含有炭素量子ドットが、表面官能基を有し、
前記表面官能基が、ホスホン酸、ホスフィン酸、リン酸エステル、ホスホン酸エステル、およびホスフィン酸エステルからなる群から選ばれる少なくとも一種の化合物由来の構造を含む、
請求項1~5のいずれか一項に記載の発光体組成物。 - 請求項1~6のいずれか一項に記載の発光体組成物の製造方法であって、
反応性基を有する有機化合物、リン化合物、およびスメクタイトの混合物を調製する工程と、
前記混合物を加熱し、リンをヘテロ原子として含むリン含有炭素量子ドット、およびスメクタイト、を含む発光体組成物を得る工程と、
を有する、発光体組成物の製造方法。 - 請求項1~6のいずれか一項に記載の発光体組成物の製造方法であって、
反応性基を有する有機化合物およびリン化合物の混合物を調製する工程と、
前記混合物を加熱し、リンをヘテロ原子として含むリン含有炭素量子ドットを得る工程と、
前記リン含有炭素量子ドットおよびスメクタイトを混合する工程と、
を有する、発光体組成物の製造方法。
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