JP7196796B2 - ピッキング設備 - Google Patents

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Description

本発明は、複数のピッキング作業部と、複数の物品が載せられた第1載置体を、倉庫と複数の前記ピッキング作業部の夫々との間で搬送する搬送部と、オーダー情報に基づいて前記搬送部を制御する制御部と、を備えたピッキング設備に関する。
このようなピッキング設備として、例えば、特開2004-231303号公報(特許文献1)に記載されたものが知られている。以下、背景技術の説明において、かっこ書きの符号又は名称は、先行技術文献における符号又は名称とする。この特許文献1に記載のピッキング設備の制御部は、オーダー情報によって示された物品である対象物品をオーダー情報によって示された個数以上載せた第1載置体(パレット1)を倉庫(自動倉庫8)からピッキング作業部(出荷用ステーション11)に搬送するように搬送部(搬送手段)を制御する。ピッキング作業部では、搬送されてきた第1載置体から対象物品を取り出して第2載置体(出荷パレット15)に載せるピッキング作業を行う。
特開2004-231303号公報
ここで、複数のピッキング作業部を備えた設備において、それら複数のピッキング作業部の夫々に対して、複数のオーダー情報を割り当て、複数のピッキング作業部の夫々において、複数のオーダー情報に対して同時期に並行してピッキング作業を行うことが考えられる。このように同時期に並行してピッキング作業を行う場合に、複数のピッキング作業部におけるピッキング作業の作業量の差を小さくすることが望まれる。一方、ピッキング作業の作業量の差を小さくすることのみを考慮してオーダー情報の割り当てを行うと、倉庫から複数のピッキング作業部への第1載置体の搬送回数が多くなって搬送部による搬送効率が低下する場合が有り得る。
そこで、複数のピッキング作業部における作業量の差を小さく抑えつつ搬送効率の低下も抑制することが可能なピッキング設備の実現が望まれる。
上記に鑑みた、ピッキング設備の特徴構成は、複数のピッキング作業部と、複数の物品が載せられた第1載置体を、倉庫と複数の前記ピッキング作業部の夫々との間で搬送する搬送部と、オーダー情報に基づいて前記搬送部を制御する制御部と、を備え、前記第1載置体には、同じカテゴリに属する複数の物品が載せられており、複数の前記ピッキング作業部の夫々は、搬送されてきた前記第1載置体から前記オーダー情報に示された物品である対象物品を取り出して第2載置体に載せるピッキング作業を行う作業部であり、前記オーダー情報には、前記対象物品が属する前記カテゴリを示すカテゴリ情報と、前記対象物品の個数を示す個数情報と、前記第2載置体の出荷先を示す出荷先情報とが含まれ、前記制御部は、複数の前記ピッキング作業部の夫々に対して、同時期に並行して前記ピッキング作業を行う複数の前記オーダー情報を割当オーダー情報群として割り当てる割当処理を実行し、前記ピッキング作業部の夫々に割り当てられた前記割当オーダー情報群に含まれる前記対象物品の数の合計を合計対象物品数として、前記制御部は、前記割当処理において、複数の前記割当オーダー情報群についての前記合計対象物品数のうちの最大値と最小値との差が規定範囲内に収まるという第1条件と、複数の前記割当オーダー情報群の中の少なくとも一部に、前記出荷先が互いに異なると共に、同じ前記カテゴリに属する物品を前記対象物品とする、複数の前記オーダー情報が含まれるという第2条件と、の双方が満たされるように、前記割当オーダー情報群を設定する点にある。
この特徴構成によれば、割当処理の実行によりピッキング作業部に対して割当オーダー情報群を割り当てることで、複数のピッキング作業部における合計対象物品の差が規定範囲内に収まるため、複数のピッキング作業部における作業量の差を小さく抑えることができる。また、このように割り当てられた割当オーダー情報群の少なくとも一部には、出荷先が互いに異なると共に同じカテゴリに属する物品を対象物品とする、複数のオーダー情報が含まれている。これにより、夫々のピッキング作業部において、1つの第1載置体から複数のオーダー情報に係る同じカテゴリに属する対象物品を取り出すことができる。そのため、夫々のピッキング作業部に割り当てられた割当オーダー情報群に、同じカテゴリに属する物品を対象物品とするオーダー情報が含まれていない場合に比べて、同じ合計対象物品数であっても、夫々のピッキング作業部に搬送する必要がある第1載置体の数を少なく抑えることができる。従って、搬送部による第1載置体の搬送効率を高めることができ、ピッキング設備の全体での処理効率も高めることができる。
ピッキング設備の平面図 ピッキング作業部の平面図 制御ブロック図 オーダー情報を示す図 ピッキング制御のフローチャート 割当処理のフローチャート 割当処理によるオーダー情報の割り当てを示す図 分割割当処理によるオーダー情報の割り当てを示す図 再割当処理によるオーダー情報の割り当てを示す図
1.実施形態
ピッキング設備の実施形態について図面に基づいて説明する。
図1に示すように、ピッキング設備は、複数のピッキング作業部3と、物品1をパレット2に載せた状態(図2参照)で収納する複数の自動倉庫4と、複数の物品1が載せられたパレット2(以下、単にパレット2と称する)を搬送する搬送装置5と、を備えている。搬送装置5は、パレット2を自動倉庫4と複数のピッキング作業部3の夫々との間で搬送する。本実施形態では、搬送装置5は、床面上を走行してパレット2を搬送する物品搬送車6と、複数のピッキング作業部3の夫々に対して設けられた複数の搬送コンベヤ7と、を有している。尚、パレット2が、第1載置体に相当し、自動倉庫4が、倉庫に相当し、搬送装置5が、搬送部に相当する。
パレット2には、同じカテゴリに属する複数の物品1が載せられている。ここで、カテゴリとは、このピッキング設備において取り扱う対象となり得る各種の物品1を、予め定めた基準に従って分けた分類のことである。すなわち、カテゴリは、ピッキング設備で行われるピッキング作業での効率や利便性等を考慮して適宜設定されるとよい。このようなカテゴリとしては、例えばJANコードやEANコード等によって分けられた、物品1の識別名称や識別符号等に基づく小分類、例えば植木鉢、肥料、洗車用品、エンジンオイル、菓子、惣菜等のような、物品1の一般名称や用途や種類等に基づく中分類、園芸用品(植木鉢、肥料等を含む)、自動車用品(洗車用品、エンジンオイル等を含む)、食料品(菓子、惣菜等を含む)等のような、物品1の包括名称等に基づく大分類、のいずれか1つ、或いはこれらのうちの複数を組み合わせた分類を用いることができる。本実施形態では、上記小分類によって分けたカテゴリを用いることとする。すなわち、それぞれのパレット2には、同じ小分類に属する物品1(同じ識別名称又は識別符号が付された物品1)が複数載せられている。
複数の自動倉庫4の夫々は、パレット2を搬送するスタッカークレーン11と、パレット2を収納する収納部12を複数備えた収納棚13と、出庫用コンベヤ14と、入庫用コンベヤ15と、を備えている。複数の自動倉庫4の夫々は、収納部12に収納されているパレット2をスタッカークレーン11によって出庫用コンベヤ14に搬送し、当該パレット2を出庫用コンベヤ14により搬送して、搬送装置5へ出庫する。また、複数の自動倉庫4の夫々は、搬送装置5から入庫用コンベヤ15に入庫されたパレット2を、当該入庫用コンベヤ15で搬送した後スタッカークレーン11に渡し、当該スタッカークレーン11によって収納棚13の収納部12に搬送して、パレット2を収納部12に収納する。
物品搬送車6は、設定経路21に沿って走行してパレット2を搬送する。本実施形態では、設定経路21がループ状に設定されており、設定経路21に沿って案内レール22が設置されている。物品搬送車6は、案内レール22に案内されながら設定経路21を一方向に走行してパレット2を搬送する。物品搬送車6は、複数の出庫用コンベヤ14の何れかから受け取ったパレット2を複数の搬送コンベヤ7の何れかに渡し、複数の搬送コンベヤ7の何れかから受け取ったパレット2を複数の入庫用コンベヤ15の何れかに渡すように、パレット2を搬送する。本実施形態では、搬送装置5は、同じ設定経路21に沿って走行する複数の物品搬送車6を備えている。
図2に示すように、複数の搬送コンベヤ7の夫々は、物品搬送車6からパレット2を受け取る受け部26と、物品搬送車6にパレット2を渡す渡し部27と、設定部28と、を備えている。複数の搬送コンベヤ7の夫々は、受け部26から渡し部27にパレット2を搬送する搬送経路の途中に設定部28が設定されており、パレット2を受け部26から設定部28に搬送すると共に、パレット2を設定部28から渡し部27に搬送する。
複数のピッキング作業部3の夫々は、搬送されてきたパレット2からオーダー情報D(図4参照)に示された物品1である対象物品1Tを取り出してカゴ車31に載せるピッキング作業を行う作業部である。複数のピッキング作業部3の夫々は、複数のカゴ車31と、ピッキング作業の内容を表示してピッキング作業を指示する表示部32と、が備えられている。表示部32は、後述する制御装置Hによって制御されており、ピッキング作業の内容として、パレット2から取り出す対象物品1Tのカテゴリ及び個数の情報や、パレット2から取り出した対象物品1Tを載せるカゴ車31の情報が表示される。作業者Mは、表示部32に表示されているピッキング作業の内容に応じて、指示されているカテゴリの対象物品1Tを指示されている個数だけパレット2から取り出し、その取り出した対象物品1Tを指示されているカゴ車31に載せるピッキング作業を行う。尚、カゴ車31が、第2載置体に相当する。
図3に示すように、ピッキング設備は、オーダー情報Dに基づいて、自動倉庫4、物品搬送車6、及び搬送コンベヤ7を制御する制御装置Hを備えている。制御装置Hは、例えばCPUと記憶装置を備えたコンピュータにて構成されている。制御装置Hには、オーダー情報Dを管理する管理装置Kが接続されている。管理装置Kは、出荷先からの注文に基づいて、集品すべき物品1のカテゴリとその数量とを定めて出荷先に対応付けてオーダー情報Dを生成するオーダー情報生成部と、作成されたオーダー情報Dを管理するデータベースとを備えて構成されている。図4に示すように、オーダー情報Dには、対象物品1Tが属するカテゴリを示すカテゴリ情報(例えば、図4においてA~Iと示す情報)と、対象物品1Tの個数を示す個数情報(例えば、図4に数値で示す情報)と、カゴ車31の出荷先を示す出荷先情報(例えば、図4においてS01やS02と示す情報)と、が含まれている。尚、制御装置Hが、オーダー情報Dに基づいて搬送部を制御する制御部に相当する。
制御装置Hは、シフト分割処理と割当処理と再割当処理と搬送処理とを実行する。本実施形態では、ピッキング設備においてピッキング作業を行う時間帯が複数の作業時間帯、すなわちシフトに分けられており、シフト分割処理は、管理装置Kから取得した複数のオーダー情報Dの夫々を複数のシフトの何れかに割り当てる処理である。図7に示すように、割当処理は、複数のピッキング作業部3の夫々に対して、同時期に並行してピッキング作業を行う複数のオーダー情報Dを割当オーダー情報群DAとして割り当てる。本実施形態では、割当処理は、1つのシフトに割り当てられた複数のオーダー情報Dを、同時期に並行してピッキング作業を行う複数のオーダー情報Dである割当オーダー情報群DAとして、これら割当オーダー情報群DAに含まれる複数のオーダー情報Dを、複数のピッキング作業部3の夫々に対して割り当てる。
再割当処理は、図9に示すように、割当オーダー情報群DAについてのピッキング作業が完了したピッキング作業部3である完了作業部3Yと、割当オーダー情報群DAについてのピッキング作業が完了していないピッキング作業部3である未完了作業部3Zとがある場合に、未完了作業部3Zに割り当てられた割当オーダー情報群DAに含まれるオーダー情報Dにおける、ピッキング作業が完了していない部分を、カテゴリを単位として分割し、完了作業部3Yと未完了作業部3Zとに割り当てる処理である。
図5にピッキング制御のフローチャートを示している。このフローチャートに示したように、制御装置Hは、シフト分割処理を実行(S1)した後、割当処理を実行(S2)する。その後、制御装置Hは、再割当処理が必要か否かを判定する(S3)。割当処理を実行した後、完了作業部3Yが発生していない場合には、に再割当処理が不要であると判定し(S3:No)、シフトに割り当てられたオーダー情報Dに対するピッキング作業が全て完了したか否かを判定する(S5)。ピッキング作業が全て完了していない場合には(S5:No)、処理はS3へ戻る。その後、制御装置Hは、完了作業部3Yが発生して再割当処理が必要になった場合(S3:Yes)には、再割当処理を実行する(S4)。そして、シフトに割り当てられたオーダー情報Dに対するピッキング作業が全て完了した場合には(S5:Yes)、ピッキング制御を終了する。
次に、割当処理について説明を加える。ピッキング作業部3の夫々に割り当てられた割当オーダー情報群DAに含まれる対象物品1Tの数の合計を合計対象物品数とする。制御装置Hは、割当処理において、第1条件と第2条件との双方が満たされるように、割当オーダー情報群DAを設定する。第1条件は、複数の割当オーダー情報群DAについての合計対象物品数のうちの最大値と最小値との差が規定範囲内に収まるという条件である。第2条件は、複数の割当オーダー情報群DAの中の少なくとも一部に、出荷先が互いに異なると共に、同じカテゴリに属する物品1を対象物品1Tとする、複数のオーダー情報Dが含まれるという条件である。
本実施形態では、第1条件における規定範囲を、複数の割当オーダー情報群DAの平均値に対して±10%の範囲としている。また、本実施形態では、制御装置Hは、割当処理において、上記した第1条件と第2条件とに加えて、複数の割当オーダー情報群DAのそれぞれに含まれるオーダー情報Dの数のうちの最大値と最小値との差が規定値以下になる第3条件が満たされるように、割当オーダー情報群DAを設定する。本実施形態では、第3条件における規定値を、1に設定している。
ところで、割当処理において、出荷先が同じである対象物品1Tは、通常、1つのオーダー情報に含まれるため同じピッキング作業部3においてピッキング作業が行われることになる。しかし、1つの出荷先に出荷される物品1のカテゴリ数が多い場合には、1つのピッキング作業部3に搬送する必要があるパレット2の数が多くならざるを得ず、搬送装置5によるパレット2の搬送効率を高めることが難しい。そこで、本実施形態では、制御装置Hは、割当処理において、互いに異なる複数のカテゴリの物品1を含む、出荷先が同じである対象物品1Tの数の合計が規定数以上である場合に、当該出荷先が同じである対象物品1Tの群を、カテゴリを単位として分割し、出荷先が同じであって互いに異なるカテゴリに属する物品1を対象物品1Tとする複数のオーダー情報Dが、互いに異なる割当オーダー情報群DAに分かれるように、割当オーダー情報群DAを設定する。
次に、具体例を挙げて、割当処理について説明する。図6に示すように、制御装置Hは、割当処理において、作業部設定処理とオーダー割当処理と分割割当処理と未分割割当処理とを実行する。尚、本例では、シフト分割処理によって1つのシフトに15のオーダー情報Dが割り当てられ、5つ又は6つのピッキング作業部3を使用する場合について説明する。また、1つのシフトに割り当てた15のオーダー情報Dについて、第1オーダー情報D1~第15オーダー情報D15と称して説明する。
作業部設定処理は、ピッキング作業に使用するピッキング作業部3の数及び位置を設定する処理である。具体的には、1つのシフトに割り当てられた複数のオーダー情報D(本例では、15のオーダー情報D)に含まれる対象物品1Tの数の合計を総対象物品数として、制御装置Hは、作業部設定処理において、総対象物品数に応じてピッキング作業部3の数を設定する。例えば、総対象物品数が第1閾値(例えば、700)未満の場合は、第1設定数(例えば、5つ)のピッキング作業部3を使用し、総対象物品数が第1閾値以上であってこの第1閾値より大きい第2閾値(例えば、1000)未満の場合は、第1設定数より多い第2設定数(例えば、7つ)のピッキング作業部3を使用し、総対象物品数が第2閾値以上の場合は第2設定数より多い第3設定数(例えば、9つ)のピッキング作業部3を使用するように、ピッキング作業部3の数を設定する。本例では、総対象物品数を665とし、作業部設定処理によって、5つのピッキング作業部3を使用する場合を例として、以下の各処理について説明する。
オーダー割当処理は、1つのシフトにおける複数のオーダー情報D(本例では、第1オーダー情報D1~第15オーダー情報D15)を分割し、作業部設定処理によって使用するピッキング作業部3として設定された複数のピッキング作業部3の夫々に対して、割当オーダー情報群DAとして割り当てる処理である。オーダー割当処理では、制御装置Hは、作業部設定処理を実行した後、複数のピッキング作業部3に対する複数のオーダー情報Dの組み合わせを変更して複数の割当オーダー情報群DAのパターンを複数作成し、それら複数のパターンのうちの第1条件から第3条件の全てを満たすパターンを採用する。
このように作業部設定処理を実行することで、例えば、図7に示すように、使用する複数のピッキング作業部3の夫々に対して、割当オーダー情報群DAが設定される。図7に示す例では、使用する5つのピッキング作業部3を、第1ピッキング作業部3A、第2ピッキング作業部3B、第3ピッキング作業部3C、第4ピッキング作業部3D、第5ピッキング作業部3Eとしている。そして、カゴ車31を図示した箇所に、そのカゴ車31が備えられたピッキング作業部3に割り当てられたオーダー情報Dを示す符号を示している。図7に示す例では、第1ピッキング作業部3Aには、割当オーダー情報群DAとして第6オーダー情報D6、第7オーダー情報D7、第9オーダー情報D9が割り当てられ、第2ピッキング作業部3Bには、割当オーダー情報群DAとして第5オーダー情報D5、第10オーダー情報D10、第12オーダー情報D12が割り当てられる、というように、5つのピッキング作業部3の夫々に、割当オーダー情報群DAとして3つのオーダー情報Dが割り当てられている。そのため、図7に示す例では、第3条件(複数の割当オーダー情報群DAのそれぞれに含まれるオーダー情報Dの数のうちの最大値と最小値との差が1以下)を満たしている。
また、図7に示す例では、ピッキング作業部3の搬送コンベヤ7に囲まれたスペースに、当該ピッキング作業部3に割り当てられた割当オーダー情報群DAに含まれる対象物品1Tの数を示している。図7に示す例では、5つのピッキング作業部3の対象物品1Tの数は、130、125、125、140、145である。そのため、図7に示す例では、第1条件(複数の割当オーダー情報群DAについての合計対象物品数のうちの最大値(145)と最小値(125)との差が平均値(133)の±10%内に収まる)を満たしている。
また、例えば、第4ピッキング作業部3Dに割り当てられた割当オーダー情報群DAは、第1オーダー情報D1、第8オーダー情報D8、第14オーダー情報D14であるが、図4に示すように、第1オーダー情報D1及び第8オーダー情報D8の何れにもカテゴリAの対象物品1Tが含まれている。また、図示は省略するが、第14オーダー情報D14にもカテゴリAの対象物品1Tが含まれている。つまり、第4ピッキング作業部3Dに割り当てられた割当オーダー情報群DAに、出荷先が互いに異なると共に、同じカテゴリに属する物品1を対象物品1Tとする複数のオーダー情報Dが含まれている。本例では、第4ピッキング作業部3Dに割り当てられた割当オーダー情報群DAを構成する全てのオーダー情報Dが、同じカテゴリに属する対象物品1Tを含んでいる。そして、第4ピッキング作業部3D以外の残りのピッキング作業部3についても同様に、割り当てられた割当オーダー情報群DAに、出荷先が互いに異なると共に、同じカテゴリに属する物品1を対象物品1Tとする複数のオーダー情報Dが含まれている。そのため、図7に示す例では、第2条件を満たしている。なお、本例では、複数(ここでは5つ)の割当オーダー情報群DAの全てに、出荷先が互いに異なると共に、同じカテゴリに属する物品1を対象物品1Tとする複数のオーダー情報Dが含まれている場合を例としたが、これに限らず、複数の割当オーダー情報群DAの一部のみに、出荷先が互いに異なると共に、同じカテゴリに属する物品1を対象物品1Tとする複数のオーダー情報Dが含まれていてもよい。この場合にも、第2条件は満たされる。
制御装置Hは、上述のようにオーダー割当処理において第1条件から第3条件の全てが満たされるように割当オーダー情報群DAを設定できた場合は、割当処理を完了する。また、制御装置Hは、オーダー割当処理において第1条件から第3条件の全てが満たされるように割当オーダー情報群DAを設定できなかった場合は、分割割当処理又は未分割割当処理を実行する。この場合において、出荷先が同じである対象物品1Tの数の合計が規定数以上である場合は、分割割当処理を実行し、出荷先が同じである対象物品1Tの数の合計が規定数未満の場合は、未分割割当処理を実行する。
分割割当処理は、1つのオーダー情報Dに示される複数の対象物品1T(出荷先が同じである対象物品1Tの群)を、カテゴリを単位として分割し、出荷先が同じであって互いに異なるカテゴリに属する物品1を対象物品1Tとする複数のオーダー情報Dが、互いに異なる割当オーダー情報群DAに分かれるように、割当オーダー情報群DAを設定する処理である。また、分割割当処理では、オーダー情報Dをカテゴリ単位で分割することでオーダー情報Dの数が増えた場合に、ピッキング作業を行うピッキング作業部3の数を増やす処理も行う。
図8に示す例では、規定数を100に設定しており、第14オーダー情報D14の対象物品1Tの数が100個、第15オーダー情報D15の対象物品1Tの数が120個、となっている。尚、図8に示す例では、第5ピッキング作業部3Eの対象物品1Tの数が160となっており、第1条件を満たしていない。分割割当処理では、制御装置Hは、これら対象物品1Tの数の合計が規定数以上の第14オーダー情報D14及び第15オーダー情報D15を、カテゴリ単位で分割する。図8に示す例では、第15オーダー情報D15は、70個のカテゴリGの対象物品1Tを示す情報と、30個のカテゴリJの対象物品1Tを示す情報と、20個のカテゴリKの対象物品1Tを示す情報とを含んでおり、この第15オーダー情報D15を、70個のカテゴリCの対象物品1Tを示すオーダー情報D(便宜上、第15オーダー情報D15(1)と称する)と、30個のカテゴリJの対象物品1Tを示す情報と20個のカテゴリKの対象物品1Tを示す情報とを含むオーダー情報D(便宜上、第15オーダー情報D15(2)と称する)とに分割して、これら第15オーダー情報D15(1)と第15オーダー情報D15(2)とが互いに異なる割当オーダー情報群DAに分かれるように、ピッキング作業部3に割り当てる。また、同様に、第14オーダー情報D14を2つのオーダー情報D(第14オーダー情報D14(1)と第14オーダー情報D14(2))に分割して、分割したオーダー情報Dが互いに異なる割当オーダー情報群DAに分かれるように、ピッキング作業部3に割り当てる。
分割割当処理では、上述のように、対象物品1Tが規定数以上のオーダー情報Dを上述のように分割しつつ、第1条件から第3条件を満たすように、割当処理と同様の処理を実行して、割当オーダー情報群DAを設定する。また、分割割当処理では、1つのシフトに割り当てられた複数のオーダー情報Dに含まれるカテゴリの種類が多いために、第1条件から第3条件の全てを満たすように複数の割当オーダー情報群DAを設定できない場合には、第1条件、第2条件、及び第3条件のうちの第1条件と第3条件とを満たすように、複数の割当オーダー情報群DAを設定する。なお、第1条件と第3条件との双方を満たすように複数の割当オーダー情報群DAを設定することもできない場合には、第1条件及び第3条件の少なくとも一方を満たすように、複数の割当オーダー情報群DAを設定する。
制御装置Hは、未分割割当処理では、第1条件、第2条件、及び第3条件のうちの第1条件と第3条件とを満たすように、複数の割当オーダー情報群DAを設定する。なお、第1条件と第3条件との双方を満たすように複数の割当オーダー情報群DAを設定することもできない場合には、第1条件及び第3条件の少なくとも一方を満たすように、複数の割当オーダー情報群DAを設定する。
図6の割当処理のフローチャートに示すように、制御装置Hは、作業部設定処理を実行(S11)して、ピッキング作業に使用するピッキング作業部3の数及び位置を設定した後、オーダー割当処理を実行(S12)して、第1条件から第3条件を満たす割当オーダー情報群DAを設定する(S13:Yes)。オーダー割当処理の実行によって第1条件から第3条件を満たす割当オーダー情報群DAを設定できなかった場合(S13:No)において、対象物品1Tが規定数以上のオーダー情報Dがある場合(S14:Yes)は、分割割当処理を実行(S15)して割当オーダー情報群DAを設定する。一方、対象物品1Tが規定数以上のオーダー情報Dがない場合(S14:No)は、未分割割当処理を実行(S16)して割当オーダー情報群DAを設定する。
また本実施形態では、制御装置Hは、複数のピッキング作業部3の何れかにおいて完了作業部3Yが発生し、複数のピッキング作業部3に完了作業部3Yと未完了作業部3Zとがある場合において、未完了作業部3Zに割り当てられている割当オーダー情報群DAに含まれるオーダー情報Dにおける、ピッキング作業が完了していない未完了部分に、複数のカテゴリの対象物品1Tが存在している場合に、再割当処理を実行する。
図9に示す例では、第2ピッキング作業部3Bと第3ピッキング作業部3Cとが完了作業部3Yであり、第1ピッキング作業部3Aと第4ピッキング作業部3Dと第5ピッキング作業部3Eとが未完了作業部3Zである。そして、第1ピッキング作業部3Aでは、第6オーダー情報D6の未完了部分に、カテゴリBの対象物品1Tが10個のみ存在しており、第4ピッキング作業部3Dでは、第14オーダー情報D14の未完了部分に、20個のカテゴリAの対象物品1Tを示す部分と10個のカテゴリHの対象物品1Tを示す部分とが存在しており、第5ピッキング作業部3Eでは、第15オーダー情報D15の未完了部分に、30個のカテゴリGの対象物品1Tを示す部分と20個のカテゴリJの対象物品1Tを示す部分とが存在している。このような場合では、制御装置Hは、再割当が必要と判断して、再割当処理を実行する。尚、図9に示す例では、ピッキング作業部3の搬送コンベヤ7に囲まれたスペースに、当該ピッキング作業部3に割り当てられた割当オーダー情報群DAの未完了部分の対象物品1Tの数を示している。
そして、図9に示す例では、制御装置Hは、再割当処理によって、第14オーダー情報D14の未完了部分については、10個のカテゴリHの対象物品1Tを示す部分は第4ピッキング作業部3Dに割り当てた状態を維持しつつ、20個のカテゴリAの対象物品1Tを示す部分を、第2ピッキング作業部3Bに割り当てている。また、制御装置Hは、再割当処理によって、第15オーダー情報D15の未完了部分については、20個のカテゴリJの対象物品1Tを示す部分は第5ピッキング作業部3Eに割り当てた状態を維持しつつ、30個のカテゴリGの対象物品1Tを示す部分を、第3ピッキング作業部3Cに割り当てている。
搬送処理は、割当処理や再割当処理によって割り当てられたオーダー情報Dに基づいて、オーダー情報Dに示されているカテゴリの物品1が載せられているパレット2を選択し、その選択したパレット2をピッキング作業部3に搬送するように、搬送装置5を制御する処理である。制御装置Hは、搬送処理においてパレット2を選択する場合、1つのピッキング作業部3に割当オーダー情報群DAとして割り当てられた複数のオーダー情報Dに、同じカテゴリに属する複数の対象物品1Tが含まれる場合であって、それら複数の対象物品1Tを1つのパレット2で供給可能な場合には、当該1つのパレット2を選択して搬送する。このように、複数のオーダー情報Dの同じカテゴリに属する対象物品1Tに対して、1つのパレット2を搬送することで、ピッキング作業部3において、1つのパレット2から複数のオーダー情報Dに係る同じカテゴリに属する対象物品1Tを取り出すことができる。従って、夫々のピッキング作業部3に搬送する必要があるパレット2の数を少なく抑えることが可能となる。よって、搬送装置5によるパレット2の搬送効率を高めることができ、ピッキング設備の全体での処理効率も高めることができる。
2.その他の実施形態
次に、ピッキング設備のその他の実施形態について説明する。
(1)上記の実施形態では、オーダー割当処理において第1条件から第3条件の全てが満たされるように割当オーダー情報群DAを設定できなかった場合であって、出荷先が同じである対象物品1Tの数が規定数以上である場合に、出荷先が同じである対象物品1Tを、カテゴリを単位として、互いに異なる割当オーダー情報群DAに分割する分割割当処理を行う構成を例として説明した。しかし、このような構成に限定されない。例えば、割当処理の実行を開始するよりも前に、出荷先が同じである対象物品1Tの数が規定数以上である場合に、出荷先が同じである対象物品1Tを、カテゴリを単位として複数に分割する構成としてもよい。
(2)上記の実施形態では、割当処理において、第1条件と第2条件と第3条件とを満たす割当オーダー情報群DAを設定する構成を例として説明した。しかし、このような構成に限定されない。たとえば、割当処理において、第3条件を考慮せず、第1条件と第2条件とを満たす割当オーダー情報群DAを設定する構成としてもよい。
(3)上記の実施形態では、第1載置体をパレット2とする構成を例として説明した。しかし、このような構成に限定されない。例えば、第1載置体として、容器やトレー等のパレット2以外のものを用いてもよい。
(4)上記の実施形態では、第2載置体をカゴ車31とする構成を例として説明した。しかし、このような構成に限定されない。例えば、第2載置体として、パレットや容器等のカゴ車31以外のものを用いてもよい。
(5)なお、上述した各実施形態で開示された構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示された構成と組み合わせて適用することも可能である。その他の構成に関しても、本明細書において開示された実施形態は全ての点で単なる例示に過ぎない。従って、本開示の趣旨を逸脱しない範囲内で、適宜、種々の改変を行うことが可能である。
3.上記実施形態の概要
以下、上記において説明したピッキング設備の概要について説明する。
ピッキング設備は、複数のピッキング作業部と、複数の物品が載せられた第1載置体を、倉庫と複数の前記ピッキング作業部の夫々との間で搬送する搬送部と、オーダー情報に基づいて前記搬送部を制御する制御部と、を備え、前記第1載置体には、同じカテゴリに属する複数の物品が載せられており、複数の前記ピッキング作業部の夫々は、搬送されてきた前記第1載置体から前記オーダー情報に示された物品である対象物品を取り出して第2載置体に載せるピッキング作業を行う作業部であり、前記オーダー情報には、前記対象物品が属する前記カテゴリを示すカテゴリ情報と、前記対象物品の個数を示す個数情報と、前記第2載置体の出荷先を示す出荷先情報とが含まれ、前記制御部は、複数の前記ピッキング作業部の夫々に対して、同時期に並行して前記ピッキング作業を行う複数の前記オーダー情報を割当オーダー情報群として割り当てる割当処理を実行し、前記ピッキング作業部の夫々に割り当てられた前記割当オーダー情報群に含まれる前記対象物品の数の合計を合計対象物品数として、前記制御部は、前記割当処理において、複数の前記割当オーダー情報群についての前記合計対象物品数のうちの最大値と最小値との差が規定範囲内に収まるという第1条件と、複数の前記割当オーダー情報群の中の少なくとも一部に、前記出荷先が互いに異なると共に、同じ前記カテゴリに属する物品を前記対象物品とする、複数の前記オーダー情報が含まれるという第2条件と、の双方が満たされるように、前記割当オーダー情報群を設定する。
本構成によれば、割当処理の実行によりピッキング作業部に対して割当オーダー情報群を割り当てることで、複数のピッキング作業部における合計対象物品の差が規定範囲内に収まるため、複数のピッキング作業部における作業量の差を小さく抑えることができる。また、このように割り当てられた割当オーダー情報群の少なくとも一部には、出荷先が互いに異なると共に同じカテゴリに属する物品を対象物品とする、複数のオーダー情報が含まれている。これにより、夫々のピッキング作業部において、1つの第1載置体から複数のオーダー情報に係る同じカテゴリに属する対象物品を取り出すことができる。そのため、夫々のピッキング作業部に割り当てられた割当オーダー情報群に、同じカテゴリに属する物品を対象物品とするオーダー情報が含まれていない場合に比べて、同じ合計対象物品数であっても、夫々のピッキング作業部に搬送する必要がある第1載置体の数を少なく抑えることができる。従って、搬送部による第1載置体の搬送効率を高めることができ、ピッキング設備の全体での処理効率も高めることができる。
ここで、前記制御部は、前記割当オーダー情報群についての前記ピッキング作業が完了した前記ピッキング作業部である完了作業部と、前記割当オーダー情報群についての前記ピッキング作業が完了していない前記ピッキング作業部である未完了作業部とがある場合に、前記未完了作業部に割り当てられた前記割当オーダー情報群に含まれる前記オーダー情報における、前記ピッキング作業が完了していない部分を、前記カテゴリを単位として分割し、前記完了作業部と前記未完了作業部とに割り当てる再割当処理を実行すると好適である。
本構成によれば、複数のピッキング作業部の夫々でのピッキング作業の完了時期にずれが生じた場合に、遅れている未完了作業部に割り当てられたオーダー情報におけるピッキング作業が完了していない部分を、既にピッキング作業が完了した完了作業部に分担させることで、ピッキング設備の全体でのピッキング作業の完了時期を早めることができる。またこの際に、カテゴリを単位としてオーダー情報を分割して完了作業部と未完了作業部とに割り当てるため、同じカテゴリに属する物品のピッキング作業を完了作業部と未完了作業部とに分割して割り当てた場合に比べて、完了作業部及び未完了作業部で扱うカテゴリの延べ数を少なくできる。従って、夫々のピッキング作業部に搬送する必要がある第1載置体の数を少なく抑えることができ、ピッキング設備の全体での処理効率を高めることができる。
また、前記制御部は、互いに異なる複数の前記カテゴリの物品を含む、前記出荷先が同じである前記対象物品の数の合計が規定数以上である場合に、当該出荷先が同じである前記対象物品の群を、前記カテゴリを単位として分割し、前記出荷先が同じであって互いに異なる前記カテゴリに属する物品を前記対象物品とする複数の前記オーダー情報が、互いに異なる前記割当オーダー情報群に分かれるように、前記割当オーダー情報群を設定すると好適である。
通常は、割当処理を行った場合、出荷先が同じである対象物品は、1つのオーダー情報に含まれるため同じピッキング作業部によってピッキング作業されることになる。しかし、1つの出荷先に出荷される物品のカテゴリ数が多い場合には、1つのピッキング作業部に搬送する必要がある第1載置体の数が多くならざるを得ない。そこで、本構成によれば、出荷先が同じであって互いに異なるカテゴリに属する物品を対象物品とする複数のオーダー情報が、互いに異なるピッキング作業部に割り当てられる。これにより、夫々のピッキング作業部に割り当てられる割当オーダー情報群に、出荷先が互いに異なると共に同じカテゴリに属する物品を対象物品とする複数のオーダー情報が含まれるようにし易くなり、夫々のピッキング作業部で扱うカテゴリの延べ数を少なくすることが容易となる。従って、夫々のピッキング作業部に搬送する必要がある第1載置体の数を少なく抑えることができ、ピッキング設備の全体での処理効率を高めることができる。
また、前記制御部は、前記割当処理において、複数の前記割当オーダー情報群のそれぞれに含まれる前記オーダー情報の数のうちの最大値と最小値との差が規定値以下になるように、前記割当オーダー情報群を設定すると好適である。
本構成によれば、複数のピッキング作業部の夫々に割り当てられるオーダー情報の数の差を規定値以下に抑えることができる。そのため、夫々のピッキング作業部において、第1載置体から取り出した対象物品を、複数のオーダー情報の夫々に対応する複数の第2載置体の何れかに載せるピッキング作業を行う場合に、複数のピッキング作業部の夫々で扱う第2載置体の数の差を小さくできる。従って、複数のピッキング作業部における作業量の差を小さく抑えることができる。
本開示に係る技術は、複数のピッキング作業部と、複数の物品が載せられた第1載置体を搬送する搬送部と、を備えたピッキング設備に利用することができる。
1:物品
1T:対象物品
2:パレット(第1載置体)
3:ピッキング作業部
3Y:完了作業部
3Z:未完了作業部
4:自動倉庫(倉庫)
5:搬送装置(搬送部)
D:オーダー情報
H:制御装置(制御部)

Claims (4)

  1. 複数のピッキング作業部と、
    複数の物品が載せられた第1載置体を、倉庫と複数の前記ピッキング作業部の夫々との間で搬送する搬送部と、
    オーダー情報に基づいて前記搬送部を制御する制御部と、を備え、
    前記第1載置体には、同じカテゴリに属する複数の物品が載せられており、
    複数の前記ピッキング作業部の夫々は、搬送されてきた前記第1載置体から前記オーダー情報に示された物品である対象物品を取り出して第2載置体に載せるピッキング作業を行う作業部であり、
    前記オーダー情報には、前記対象物品が属する前記カテゴリを示すカテゴリ情報と、前記対象物品の個数を示す個数情報と、前記第2載置体の出荷先を示す出荷先情報とが含まれ、
    前記制御部は、複数の前記ピッキング作業部の夫々に対して、同時期に並行して前記ピッキング作業を行う複数の前記オーダー情報を割当オーダー情報群として割り当てる割当処理を実行し、
    前記ピッキング作業部の夫々に割り当てられた前記割当オーダー情報群に含まれる前記対象物品の数の合計を合計対象物品数として、
    前記制御部は、前記割当処理において、
    複数の前記割当オーダー情報群についての前記合計対象物品数のうちの最大値と最小値との差が規定範囲内に収まるという第1条件と、
    複数の前記割当オーダー情報群の中の少なくとも一部に、前記出荷先が互いに異なると共に、同じ前記カテゴリに属する物品を前記対象物品とする、複数の前記オーダー情報が含まれるという第2条件と、
    の双方が満たされるように、前記割当オーダー情報群を設定する、ピッキング設備。
  2. 前記制御部は、前記割当オーダー情報群についての前記ピッキング作業が完了した前記ピッキング作業部である完了作業部と、前記割当オーダー情報群についての前記ピッキング作業が完了していない前記ピッキング作業部である未完了作業部とがある場合に、前記未完了作業部に割り当てられた前記割当オーダー情報群に含まれる前記オーダー情報における、前記ピッキング作業が完了していない部分を、前記カテゴリを単位として分割し、前記完了作業部と前記未完了作業部とに割り当てる再割当処理を実行する、請求項1に記載のピッキング設備。
  3. 前記制御部は、互いに異なる複数の前記カテゴリの物品を含む、前記出荷先が同じである前記対象物品の数の合計が規定数以上である場合に、当該出荷先が同じである前記対象物品の群を、前記カテゴリを単位として分割し、前記出荷先が同じであって互いに異なる前記カテゴリに属する物品を前記対象物品とする複数の前記オーダー情報が、互いに異なる前記割当オーダー情報群に分かれるように、前記割当オーダー情報群を設定する、請求項1又は2に記載のピッキング設備。
  4. 前記制御部は、前記割当処理において、複数の前記割当オーダー情報群のそれぞれに含まれる前記オーダー情報の数のうちの最大値と最小値との差が規定値以下になるように、前記割当オーダー情報群を設定する、請求項1から3のいずれか一項に記載のピッキング設備。
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