JP7275602B2 - 自動倉庫制御装置及び自動倉庫のクレーン割付方法 - Google Patents

自動倉庫制御装置及び自動倉庫のクレーン割付方法 Download PDF

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Description

本開示は、自動倉庫制御装置及び自動倉庫のクレーン割付方法に関する。
荷の入出庫を行う自動倉庫は、棚、クレーン、クレーン側入出庫コンベア、入庫コンベア、出庫コンベア、ピッキングコンベア及び搬送台車等からなる構成が一般的である。
入庫作業は、荷をトラック等から降ろしパレット上に積み付けて、入庫端末から入庫情報を入力する。次いで、パレット単位で入庫コンベアから荷を投入し、搬送台車によって棚に移動させ、クレーンにより目的の棚に格納する。
出庫作業は、出庫指示により目的のパレットを棚からクレーンで取り出し、搬送台車でピッキングコンベア又は出庫コンベアに出庫させて、出庫指示分の荷を取り出している。ピッキングコンベアでは、パレット上から出庫指示分の荷を作業者の手作業でピッキングする(ピッキング出庫)。出庫コンベアではパレットごとの払い出しをフォークリフト等で行っている(ユニット出庫)。
入庫の場合、新規にパレットを入庫する新規入庫と、ピッキング出庫後のパレットを入庫する再入庫がある。何れの入庫でも、クレーンサイクリックのロジックで行われている。クレーンサイクリックとは、複数台設置されたクレーンを下流から順番に、又は上流から順番に割り付けて入庫又は再入庫することをいう。
特開平8-108910号公報
しかしながら、従来は、クレーンサイクリックに入庫及び再入庫を行っていたため、出庫能力が低下するという課題がある。すなわち、入庫及び再入庫に際して、出庫する荷の棚の近くに入庫する方が効率的であるにも関わらず、クレーンサイクリックのロジックに従って順番にクレーンが割り付けられてしまうという不具合がある。
上記課題に鑑み、本開示は、出庫能力を向上させることのできる自動倉庫制御装置及び自動倉庫のクレーン割付方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための第1の態様は、複数の棚を備え及び各棚への入出庫を行う複数のクレーンを備える自動倉庫における、前記棚に入庫される荷に関する情報を入力する入庫情報入力手段と、前記入庫される荷と同一品名の荷についての棚在庫情報を在庫データベース部から入力する棚在庫情報入力手段と、予め設定されている出庫引当ロジックに従い、前記入庫情報入力手段から入力された荷の情報と前記棚在庫情報入力手段から入力された棚在庫情報とを並べ替える荷情報並べ替え手段と、荷情報並べ替え手段によって並べ替えられた荷情報を、出庫引当順に各クレーンの出庫数が均等となるように割り付ける割り付け手段と、と具備する自動倉庫制御装置である。
また、第2の態様は、複数の棚を備え及び各棚への入出庫を行う複数のクレーンを備える自動倉庫における、前記棚に入庫される荷に関する情報を入力し、前記入庫される荷と同一品名の荷についての棚在庫情報を在庫データベース部から入力し、予め設定されている出庫引当ロジックに従い、前記入庫情報入力手段から入力された荷の情報と前記棚在庫情報入力手段から入力された棚在庫情報とを並べ替え、荷情報並べ替え手段によって並べ替えられた荷情報を、出庫引当順に各クレーンの出庫数が均等となるように割り付ける、自動倉庫のクレーン割付方法である。
本開示によれば、出庫能力を向上させることが可能となる。
実施形態における自動倉庫の構成例を示す説明図である。 実施形態における自動倉庫制御装置の構成を示すブロック図である。 クレーンサイクリックにクレーンを割り付けた場合の課題を示す説明図である。 実施形態におけるクレーンの配置構成を示す説明図である。 実施形態における自動倉庫制御装置の処理手順を示すフローチャートである。 棚在庫情報の一例を示す説明図である。 入庫設定(検品)の一例を示す説明図である。 出庫引当順の一例を示す説明図である。 出庫引当順の一例におけるクレーン割付を示す説明図である。
初めに、図1を参照して本実施形態が対象とする自動倉庫の構成を説明する。
図1は、自動倉庫1を上から見た平面図である。自動倉庫1は、棚2と、クレーン3と、搬送台車システム4と、入出庫エリアシステム5とから構成される。
棚2は、入庫された荷を保管するもので、実施形態では、8つの棚列T1~T8が配置されている。各棚列T1~T8は奥行き方向及び上下方向にマトリックス状に複数個の保管棚を有している。
クレーン3は、例えば、スタッカークレーンであり、クレーンレール上を棚の奥行き方向に沿って往復走行するとともに、昇降台により棚の縦方向に上下移動して、目的の棚に対してパレットの入出庫を行う。
実施形態では、クレーン3は4台設けられている。第1クレーン31は棚列T1とT2の入出庫を行う。第2クレーン32は棚列T3とT4の入出庫を行う。第3クレーン33は棚列T5とT6の入出庫を行う。第4クレーン34は棚列T7とT8の入出庫を行う。
搬送台車システム4は、入庫コンベアから入庫されたパレットを棚2側(クレーン3側)に搬送し、棚2から出庫されたパレットを後述するピッキングコンベア又は出庫コンベアに搬送するシステムである。搬送台車システム4は、ループ状に形成された台車レール6と、台車レール6上を時計回りに走行する1又は複数の搬送台車7を備える。
搬送台車システム4の入出庫エリアシステム5側には、入庫コンベア8と、出庫コンベア9と、ピッキングコンベア10とが配置されている。各コンベア8,9,10は、それぞれ3台、3台、6台×2のパレットを搬送可能なスペースを有している。“コンベア使用中”とは、コンベア上に1台以上のパレットが載置されている状態を指す。
入庫コンベア8は、トラックバース11に停車したトラックから降ろされ、パレットに積載された荷を搬送する。トラックバース11は、荷捌き場とも称され、入出庫エリアシステム5とトラックとの間で荷の積卸しをするためのスペースである。
出庫コンベア9は、棚2から出庫され、搬送台車7によって運ばれたパレットを出庫するためにトラックバース11まで搬送する。
ピッキングコンベア10は、棚2から出庫され、搬送台車7によって運ばれたパレットから作業者が所望の荷を手作業によって取り出し(ピッキング作業)、再び入庫させるためにパレットを搬送する。このピッキングコンベア10は、第1ピッキングコンベア21と第2ピッキングコンベア22を備え、出庫される荷のピッキング量や荷の種類等に応じて、第1ピッキングコンベア21又は第2ピッキングコンベア22の何れか空いている方が選択される。また、第1ピッキングコンベア21は、出庫側ピッキングコンベア21Aと、再入庫側ピッキングコンベア21Bとを備える。再入庫側ピッキングコンベアとは、荷の一部がピッキングされたパレットを再入庫させるためのコンベアを指す。同様に、第2ピッキングコンベア22は、出庫側ピッキングコンベア22Aと、再入庫側ピッキングコンベア22Bとを備える。
搬送台車システム4には、クレーン側コンベア12が設置されている。クレーン側コンベア12は、第1クレーン31に対応するクレーン側出庫コンベアC1及びクレーン側入庫コンベアC2を備える。また、クレーン側コンベア12は、第2クレーン32に対応するクレーン側出庫コンベアC3及びクレーン側入庫コンベアC4を備える。さらに、クレーン側コンベア12は、第3クレーン33に対応するクレーン側出庫コンベアC5及びクレーン側入庫コンベアC6を備える。さらに、クレーン側コンベア12は、第4クレーン34に対応する棚クレーン側出庫コンベアC7及びクレーン側入庫コンベアC8を備える。また、クレーン側コンベア12も、それぞれ3台のパレットを搬送可能なスペースを有している。1台のコンベアに3台のパレットが搬送のために載置されているとき、又は搬送途中であるとき、コンベアは空スペースが無い状態となる。
搬送台車システム4には、2つのホームポジションHP1,HP2が設置されている。ホームポジションHP1は、出庫時における搬送台車7の原点位置となり、パレット取り、パレット降ろしの搬送指示を出力する。ホームポジションHP2は、入庫時における搬送台車7の原点位置となり、パレット取り、パレット降ろしの搬送指示を出力する。また、ホームポジションHP1の近傍には第1位置センサ13が設置され、ホームポジションHP2の近傍には、第2位置センサ14が設置されている。
図2を参照して後述するように、ホームポジションHP1は、制御部15を備えている。すなわち、入庫コンベア8経由で荷が積み付けられたパレット又はピッキングコンベア10で荷の一部がピッキングされた後の再入庫パレットを搭載した搬送台車7は第1位置センサ13で検出される。検出時点で搬送台車7は一時停止される。その後、ホームポジションHP1は、クレーン側コンベア12の入庫コンベアC2,C4,C6,C8の準備状況、混雑状態等に応じて搬送台車7を出発させるか否か等、搬送台車7の走行を制御する。
図2を参照して後述するように、ホームポジションHP2は、制御部16を備えている。すなわち、クレーン側コンベア12の出庫コンベアC1,C3,C5,C7から出庫されたパレットは、搬送台車7に搭載される。この搬送台車7が第2位置センサ14で検出されると、搬送台車7は一時停止される。その後、ホームポジションHP2は、出庫コンベア9又はピッキングコンベア10の準備状況、混雑状態等に応じて搬送台車7を出発させるか否か等、搬送台車7の走行を制御する。
図2に示すように、実施形態における自動倉庫1は、コンピュータで構成される自動倉庫制御装置100によって統括制御されている。この自動倉庫制御装置100には、入庫端末200と、コンベア用コントローラ300と、搬送台車用コントローラ400と、クレーン用コントローラ500と、クレーン側コンベア用コントローラ600とが接続されている。また、自動倉庫制御装置100には、ホームポジションHP1の制御部15及びホームポジションHP2の制御部16が接続されている。
自動倉庫制御装置100のハードウェア構成は、1又は複数のプロセッサ、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)等の主記憶装置、ハードディスク装置等の補助記憶装置を備える。また、キーボード等の入力装置、ディスプレイ等の出力装置、並びに、データ送受信デバイスである通信装置等を備える。自動倉庫制御装置100の図2に示される各機能は、主記憶装置等のハードウェアに1又は複数の所定のコンピュータプログラムを読み込ませることにより実現される。すなわち、読み込まれたコンピュータプログラムにより、1又は複数のプロセッサの制御のもとで各ハードウェアを動作させるとともに、主記憶装置及び補助記憶装置におけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで実現される。
ホームポジションHP1の制御部15は、入庫時における搬送台車7の入庫制御を実行する。また、ホームポジションHP2の制御部16は、出庫時における搬送台車7の出庫制御を実行する。
入庫端末200は、トラックバース11で荷降ろしされた荷に関するパレット単位の情報(荷の種類、数、パレットNo.等)を入庫情報として自動倉庫制御装置100に出力する。
コンベア用コントローラ300は、プログラマブル・ロジック・コントローラ(以下、PLCと称する)で構成されている。コンベア用コントローラ300は、入庫コンベア8を制御する入庫コンベア用コントローラ301と、出庫コンベア9を制御する出庫コンベア用コントローラ302と、ピッキングコンベア10を制御するピッキングコンベア用コントローラ303とを備えている。コンベア用コントローラ300は、自動倉庫制御装置100と連携してそれぞれのコンベアの駆動制御を実行する。
搬送台車用コントローラ400は、ホームポジションHP1の制御部15及びホームポジションHP2の制御部16からの制御指令を受けて、台車レール6上を走行する搬送台車7の走行制御を実行する。また、搬送台車用コントローラ400は、自動倉庫制御装置100からの制御指令によっても搬送台車7の走行制御を実行できる。
クレーン用コントローラ500は、各クレーン3の走行制御及び昇降制御を実行する。本実施形態では、第1クレーン31を制御する第1クレーン用コントローラ501と、第2クレーン32を制御する第2クレーン用コントローラ502とを備える。また、第3クレーン33を制御する第3クレーン用コントローラ503と、第4クレーン34を制御する第4クレーン用コントローラ504とを備える。
クレーン側コンベア用コントローラ600は、各クレーン側コンベア12の出庫制御又は入庫制御を実行する。本実施形態では、第1クレーン側コンベア12(C1及びC2)を制御する第1コンベア用コントローラ601と、第2クレーン側コンベア12(C3及びC4)を制御する第2コンベア用コントローラ602を備える。また、第3クレーン側コンベア12(C5及びC6)を制御する第3コンベア用コントローラ603と、第4クレーン側コンベア12(C1及びC2)を制御する第4コンベア用コントローラ604とを備える。
自動倉庫制御装置100は、入出力部101と、入出庫制御部102と、在庫データベース部103と、入庫履歴データベース部104と、出庫履歴データベース部105と、入庫及び再入庫設定部106と、表示部108とを備える。
入出力部101は、ホームポジションHP1の制御部15及びホームポジションHP2の制御部16との間でデータ及び各種指令の入出力を実行する。また、入出力部101は、入庫端末200、コンベア用コントローラ300、搬送台車用コントローラ400、クレーン用コントローラ500及びクレーン側コンベア用コントローラ600との間でデータ及び各種指令の入出力を実行する。さらに、入出力部101は、入出庫制御部102、在庫データベース部103、入庫履歴データベース部104及び出庫履歴データベース部105と接続され、データ及び各種指令の入出力を実行する。
入出庫制御部102は、自動倉庫制御装置100の制御中枢となる。入出庫制御部102は、入庫履歴データベース部104及び出庫履歴データベース部105への入出力制御を実行する。また、入出庫制御部102は、コンベア用コントローラ300、搬送台車用コントローラ400及びクレーン用コントローラ500への制御等を実行する。さらに、入出庫制御部102は、クレーン側コンベア用コントローラ600の制御及び表示部108に対する表示制御も実行する。
在庫データベース部103は、棚2内に保管されている荷の種類、その数量等の在庫データを記録して保存する。
入庫履歴データベース部104は、入庫端末200から入庫指示、再入庫指示があると入庫履歴データとして記録して保存する。
出庫履歴データベース部105は、入出庫制御部102から出庫指示が出力されると出庫履歴データとして記録して保存する。
入庫及び再入庫設定部106は、棚2に入庫される荷に関する情報を入力する入庫情報入力手段を備える。また、入庫される荷と同一品名の荷についての棚在庫情報を在庫データベース部103から入力する。また、予め設定されている出庫引当ロジックに従い、入庫情報入力手段から入力された荷の情報と棚在庫情報入力手段から入力された棚在庫情報とを並べ替える荷情報並べ替え手段を備える。更に、荷情報並べ替え手段によって並べ替えられた荷情報を、出庫引当順に各クレーンの出庫数が均等(例えば、各クレーンの出庫数の偏差が最小)となるように割り付ける割り付け手段を備える。
表示部108は、作業者に対する種々の画面データを表示する。
<自動倉庫の入出庫処理>
上述した自動倉庫1では、以下のような処理で入出庫が制御される。ここでは、荷Aの入出庫を例として説明する。
作業者によって、パレットに荷AがX個積み付けられ、入庫端末200からその旨の入庫情報が入力されると、その入庫情報は自動倉庫制御装置100に出力される。
荷Aが積載されたパレットが入庫コンベア8を経由して搬送台車7に載置されると、搬送台車用コントローラ400では、搬送台車7にパレットが載置された情報と、自動倉庫制御装置100からの入庫情報との一致を確認する。一致が確認されると、この搬送台車7に対してスタート信号を出力する。これにより、パレットが載置された搬送台車7が台車レール6上を走行していく。実施形態では、時計回りに搬送台車7が走行している。
搬送台車7がホームポジションHP1に到着したことが第1位置センサ13により検出されると、一時停止して次の指示を待つ。クレーン側コンベア12のクレーン側入庫コンベアC2,C4,C6,C8が渋滞しておらず、入庫の準備が整うと、ホームポジションHP1の制御部15から搬送台車用コントローラ400に対して走行指示が出力される。これにより、搬送台車7は入庫される棚列が有る該当する入庫コンベアまで走行して停止する。そして、指定されたクレーン側入庫コンベアC2,C4,C6,C8の何れかのコンベアで搬送され、対応するクレーン3によって所望の棚2に入庫される。
一方、出庫時においては、入庫時と逆の処理が実行される。出庫指示が有ると、クレーン3によって目的の棚2から、荷Aが積み付けられたパレットが取り出される。取り出されたパレットはクレーン側出庫コンベアC1,C3,C5,C7を介して搬送台車7に積載されて走行する。第2位置センサ14で搬送台車7が検出されると、ホームポジションHP2の手前で一時停止する。ホームポジションHP2の制御部16は、出庫コンベア9又はピッキングコンベア10の空き状況を見て、渋滞していなければ、搬送台車7をスタートさせる。
出庫作業では、パレットの荷Aをそのまま出庫するユニット出庫の場合には、出庫コンベア9を経由して出庫される。また、パレットの荷Aの一部をピッキングして出庫するピッキング出庫の場合には、ピッキングコンベア10の第1ピッキングコンベア21又は第2ピッキングコンベア22の中から、ピッキング作業待ちしているパレットの少ない方が選択される。そして、第1ピッキングコンベア21の出庫側ピッキングコンベア21A又は第2ピッキングコンベア22の出庫側ピッキングコンベア22A経由で作業者によって所定数だけ荷Aがピッキングされて出庫される。ピッキングされた後のパレットは再入庫側ピッキングコンベア21B又は22B経由で再入庫される。
<クレーン入庫の効率化>
図3に示すように、今、第4クレーン34と第3クレーン33に着目する。この例では、下流側からクレーンサイクリックにパレットが入庫されているものとする。具体的には、棚列T8にパレット(1)、棚列T6にパレット(2)が既に存在する状態で、棚列T7にパレット(3)、棚列T5にパレット(4)が入庫又は再入庫された後、出庫を行うことを想定する。
この場合は、先ず、第4クレーン34によってパレット(3)を入庫又は再入庫し、次に、第3クレーン33によってパレット(4)を入庫又は再入庫する。次いで、第4クレーン34によってパレット(3)を出庫し、更に、第3クレーンよってパレット(4)を出庫する。このように、クレーンサイクリックに入出庫が行われると、入出庫の間、第1クレーン31と第2クレーン32は稼働すること無く、休止することとなり、各クレーン31~34が1パレットずつ出庫する場合に比べて出庫に要する時間が長くなってしまう。
本実施形態では、各クレーンから均等に出庫できるように、入庫及び再入庫のクレーン割り付けを行うようにして課題を解決している。
次に、実施形態の作用を図4~図9を用いて説明する。なお、以下の実施形態の説明では、3台のクレーン(第1クレーン31、第2クレーン32、第3クレーン33)が設定された自動倉庫1を想定する。また、第1クレーン31を格納クレーン1、第2クレーン32を格納クレーン2、第3クレーン33を格納クレーン3とも称する。
図5のフローチャートは、入庫及び再入庫割付部106で実行される処理手順を示している。先ず、入庫及び再入庫割付部106は、在庫データベース部103から棚在庫情報を入力する(ステップS1)。図6に示すように、棚在庫情報は、パレットNoと品名コードと製造日付と在庫数と格納クレーンとが対となった情報である。棚在庫としては、パレットP1543は格納クレーン1によって、パレットP1232は格納クレーン2によって、パレットP0214は格納クレーン3によって棚2に格納されている。
次いで、入庫及び再入庫割付部106は、入庫設定(検品)された荷の情報を入庫情報として入力する(ステップS2)。入庫情報は、入庫端末200で設定され、入出力部101を介して入力する。図7に示すように、入庫情報は、パレットNoと品名コードと製造日付と在庫数である。入庫数は在庫数として設定される。
次に、予め設定されている出庫引当ロジックに従って、棚在庫情報の荷と入庫設定された荷の情報とを並べる(ステップS3)。出庫引当ロジックとしては、少なくとも荷の品名コードと、当該品名コードで定義される荷の製造日付及びその在庫数とが設定される。製造日付については先入れ先出しで出庫する条件及びパレット上の荷に端数がある場合には端数優先で出庫する条件が設定される。図8に示す例では、出庫引当ロジックに従って、出庫引当順、ここでは製造日付順に荷の情報が並べ替えられている。なお、端数優先とは、製造日付が同じの場合、パレット上の在庫数量が少ない順に優先出庫させて端数パレットを減らして空パレットを増やすことを指す。
そして、出庫引当がクレーン均等になるように、入庫設定された荷のクレーン割付を行う(ステップS4)。図9に示すように、出庫引当順に並べ替えられた荷の情報において、入庫に対する格納クレーンが割り付けられる。具体的には、棚在庫のパレットP1232には格納クレーン2が割り付けられ、棚在庫のパレットP0214には格納クレーン3が割り付けられているので、次に入庫のパレットP1001には、格納クレーン3(図中、太字で示す)が割り付けられる。次いで、入庫のパレットP1002には、格納クレーン1(図中、太字で示す)が割り付けられ、入庫のパレットP1003には、格納クレーン2(図中、太字で示す)が割り付けられる。ここで、ピッキング後の再入庫の場合には、ピッキング前に入庫されていた元の棚に戻すのではなく、クレーン割付ロジックに従って入庫される。この割付は、入庫及び再入庫の荷の発生タイミングで出庫引当順を参照し割り付けている。
このように、実施形態によれば、棚在庫のパレットP1232に割り付けられた格納クレーン2と、棚在庫のパレットP0214に割り付けられた格納クレーン3の間に、格納クレーン3,1,2を入庫のパレット用に割り付けるようにした。このため、各クレーンから均等に出庫できるように、入庫及び再入庫のクレーン割り付けを行うことで、各格納クレーン1,2,3(第1、第2、第3クレーン31,32,33)の稼働時間が短くなり、出庫に要する時間を短縮することが可能になる。
<変形例1>
また入庫及び再入庫割付部106は、出庫引当の場合、同一商品コード、同一製造日付の荷が、複数クレーンに存在する場合、入庫情報のないクレーンに入庫割り付けを行うようにしてもよい。例えば、図3のような第1クレーン31~第4クレーン34の4台のクレーンが設置されている場合で説明する。第1クレーン31~第3クレーン33には入庫割付がされており、第4クレーン34には入庫割付がされていない場合を想定する。この場合、第1クレーン31~第3クレーン33の入庫割付を行い、出庫は第4クレーン34に割り付けるようにしてもよい。これにより、作業待ちのクレーンを無くすことで、各クレーン31~34の稼働時間が短くなり、出庫に要する時間を短縮することが可能になる。
<変形例2>
例えば、図3の構成において、入庫、出庫を各クレーンに割り付けた場合に、それぞれのクレーンの稼働時間は割り付けに応じて異なってくる。このため、入庫及び再入庫割付部106は、棚2のレイアウト(位置情報)を取得して入出庫に要する時間を算出する入出庫時間算出手段を更に備えるように構成する。例えば、図3の構成において、4台のクレーン31~34と各クレーン31~34が管轄する棚2の位置情報を取得する。この場合、入庫及び再入庫割付部106の割り付け手段は、入出庫時間算出手段により算出された出庫時間と入庫に要する入庫時間との合計時間とが予め設定された閾値以内になるように各クレーンの出庫数を割り付けるようにする。これにより、更に、出庫に要する時間短縮が可能になる。
閾値の設定については、例えば、各クレーンの1ヵ月間の入庫及び出庫にかかった時間の合計を求め、この合計時間をクレーン入出庫回数で割った値×2とすることが考えられる。この値はクレーンの平均入出庫時間となる。
以上、各実施形態を用いて本開示を詳細に説明したが、本開示は本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではない。本開示の範囲は、特許請求の範囲の記載及び特許請求の範囲の記載と均等の範囲により決定されるものである。
1…自動倉庫、2…棚、3…クレーン、4…搬送台車システム、5…入出庫エリアシステム、6…台車レール、7…搬送台車、8…入庫コンベア、9…出庫コンベア、10…ピッキングコンベア、11…トラックバース、12…クレーン側コンベア、13…第1位置センサ、14…第2位置センサ、15…ホームポジションHP1の制御部、16…ホームポジションHP2の制御部、21…第1ピッキングコンベア、22…第2ピッキングコンベア、21A,22A…出庫側ピッキングコンベア、21B,22B…再入庫側ピッキングコンベア、31…第1クレーン、32…第2クレーン、33…第3クレーン、34…第4クレーン、100…自動倉庫制御装置、101…入出力部、102…入出庫制御部、103…在庫データベース部、104…入庫履歴データベース部、105…出庫履歴データベース部、106…入庫及び再入庫設定部、108…表示部、200…入庫端末、300…コンベア用コントローラ、301…入庫コンベア用コントローラ、302…出庫コンベア用コントローラ、303…ピッキングコンベア用コントローラ、400…搬送台車用コントローラ、500…クレーン用コントローラ、501…第1クレーン用コントローラ、502…第2クレーン用コントローラ、503…第3クレーン用コントローラ、504…第4クレーン用コントローラ、600…クレーン側コンベア用コントローラ、601…第1コンベア用コントローラ、602…第2コンベア用コントローラ、603…第3コンベア用コントローラ、604…第4コンベア用コントローラ、C1,C3,C5,C7…クレーン側出庫コンベア、C2,C4,C6,C8…クレーン側入庫コンベア、T1~T8…棚列、HP1…第1ホームポジション、HP2…第2ホームポジション。

Claims (5)

  1. 複数の棚を備え及び各棚への入出庫を行う複数のクレーンを備える自動倉庫における、前記棚に入庫される荷に関する情報を入力する入庫情報入力手段と、
    前記入庫される荷と同一品名の荷についての棚在庫情報を在庫データベース部から入力する棚在庫情報入力手段と、
    予め設定されている出庫引当ロジックに従い、前記入庫情報入力手段から入力された荷の情報と前記棚在庫情報入力手段から入力された棚在庫情報とを出庫の順番を示した出庫引当順に並べ替える荷情報並べ替え手段と、
    荷情報並べ替え手段によって並べ替えられた荷情報を、出庫引当順に各クレーンの出庫数が均等となるように各クレーンに割り付ける割り付け手段と、を具備する自動倉庫制御装置。
  2. 前記出庫引当ロジックとして、少なくとも荷の品名コードと、当該品名コードで定義される荷の製造日付及びその在庫数とが設定され、前記製造日付については先入れ先出しで出庫する条件及びパレット上の荷に端数がある場合には端数優先で出庫する条件が設定される、請求項1に記載の自動倉庫制御装置。
  3. 前記割り付け手段は、出庫するためのクレーン割り付けについて、入庫情報のないクレーンに出庫割り付けを行う、請求項1又は2に記載の自動倉庫制御装置。
  4. クレーン割り付けの際、棚の位置情報を取得し、入出庫に要する時間を算出する入出庫時間算出手段を更に備え、
    前記割り付け手段は、算出された出庫時間と入庫に要する入庫時間との合計時間とが予め設定された閾値以内になるように各クレーンの出庫数を割り付ける、請求項1に記載の自動倉庫制御装置。
  5. 複数の棚を備え及び各棚への入出庫を行う複数のクレーンを備える自動倉庫における、前記棚に入庫される荷に関する情報を入力し、
    前記入庫される荷と同一品名の荷についての棚在庫情報を在庫データベース部から入力し、
    予め設定されている出庫引当ロジックに従い、入庫情報入力手段から入力された荷の情報と棚在庫情報入力手段から入力された棚在庫情報とを出庫引当順に並べ替え、
    荷情報並べ替え手段によって並べ替えられた荷情報を、出庫引当順に各クレーンの出庫数が均等となるように各クレーンに割り付ける、自動倉庫のクレーン割付方法。
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