JP7196119B2 - ごみ管理システム、及びごみ管理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ごみピットに投入されるごみの貯留状態を管理するごみ管理システム、及びごみ管理方法に関する。
一般的に、ごみ処理施設においては、焼却炉内に投入するごみを貯留するためのごみピットが設置されている。ごみ処理施設では、ごみの効率的な焼却処理や焼却炉への負荷軽減のために、安定的な燃焼を行うことが求められている。焼却炉の安定的な燃焼のためには、ごみピットに貯留されている焼却前のごみの状態を管理することが重要である。
ごみ処理施設において、焼却前のごみの状態を管理する技術が、例えば特許文献1にて提案されている。
特許文献1には、車両認識装置、及びごみ計量装置を備えるごみ焼却プラント管理システムに関する発明が開示されている。
上記ごみ焼却プラント管理システムにおいて、車両認識装置は、カメラから取得した画像に対して画像認識処理を行うことにより、ごみピットへごみを投入しているごみ収集車のナンバープレートを識別する。また、プラットホームに設けられる複数の扉には、それぞれ当該扉を特定するための文字又は数字が描かれている。車両認識装置は、カメラからの画像の画像認識処理により、画像中にごみ収集車と一緒に写っている扉の文字又は数字を識別する。ごみピットにおいては、プラットホームに設けられる複数の扉のそれぞれに対応するように複数のブロック(エリア)が区画されている。車両認識装置は、カメラから取得した画像によって識別したごみ収集車のナンバープレート及びプラットホームの扉の文字又は数字に基づいて、どのごみ収集車からのごみがごみピットのどのエリアへ投入されたかを判定することができる。
一方、ごみ計量装置は、第1計量機、及び第2計量機を備えている。第1計量機は、プラットホームへ入場する前のごみ収集車の総重量を計量する。第2計量機は、ごみピットへごみを投入した後にプラットホームから出場したごみ収集車の重量を計量する。従って、第1計量機によって計量される重量と第2計量機とによって計量される重量との差から、ごみピットへ投入されたごみの重量を知ることができる。
特開2019-11915号公報
特許文献1に係るごみ焼却プラント管理システムにおいて、ごみ収集車がプラットホームのどの扉へと向かうかは、ごみ収集車の運転者の判断によるものとなる。また、ごみ重量は、ごみピットへごみを投入する前に第1計量機によって計量される重量と、ごみピットへごみを投入した後に第2計量機によって計量される重量との差から求められる。このため、ごみ収集車がプラットホームの扉へと向かう段階では、当該ごみ収集車がどの程度の量(体積)のごみを積載しているのかを把握することができない。
従って、特許文献1に係るごみ焼却プラント管理システムでは、どのごみ収集車からどの程度の量のごみがごみピットのどのエリアに貯留されるかについて、ごみピットへのごみの投入前の段階で操作することができず、ごみピット内でごみがどのような状態で貯留されるかは成り行きとなり、所望の貯留状態とすることができない。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、ごみピット内のごみが所望の貯留状態となるように管理することができるごみ管理システム、及びごみ管理方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明に係るごみ管理システムの特徴構成は、
予め風袋重量が登録された車両を受け入れる受入エリアと、複数の荷降場を有するプラットホームと、前記プラットホームに隣接配置されるごみピットとを備えるごみ処理施設において、車両により前記プラットホームに搬入されて前記荷降場から前記ごみピットに投入されるごみの貯留状態を管理するごみ管理システムであって、
前記受入エリアにおいて、車両から当該車両を特定する特定情報を取得する入場車両特定手段と、
前記受入エリアにおいて、車両の重量を計量してごみ積載重量を得る計量手段と、
前記計量手段によって計量されたごみ積載重量と車両の風袋重量との差分からごみ重量を算出し、算出されたごみ重量とごみの見かけ比重とに基づいてごみ体積を算出するごみ体積算出手段と、
前記入場車両特定手段によって取得された特定情報と、前記ごみ体積算出手段によって算出されたごみ体積とを関連付けてごみ搬入データを生成するデータ生成手段と、
前記ごみ搬入データを記録する記録手段と、
前記受入エリアから前記プラットホームへの搬入経路において、車両から当該車両を特定する特定情報を取得するプラットホーム車両特定手段と、
前記ごみピットに貯留されているごみのレベルを測定するごみレベル測定手段と、
前記複数の荷降場のうちの何れかの荷降場へと車両を誘導する誘導手段と、
を備え、
前記誘導手段は、前記プラットホーム車両特定手段によって取得された特定情報に基づいて、前記記録手段に記録された前記ごみ搬入データから関連するごみ体積を取得するとともに、当該ごみ体積と前記レベル測定手段の測定結果とに基づいて、前記ごみピット内のごみが所望の貯留状態となるように前記複数の荷降場のうちから誘導すべき荷降場を選択し、選択した荷降場へと車両を誘導することにある。
本構成のごみ管理システムにおいては、入場車両特定手段によって取得された特定情報と、ごみ体積算出手段によって算出されたごみ体積とを関連付けてごみ搬入データがデータ生成手段によって生成される。生成されたごみ搬入データは、記録手段に記録される。また、受入エリアからプラットホームへの搬入経路において、車両から当該車両を特定する特定情報がプラットホーム車両特定手段によって取得される。そして、誘導手段は、プラットホーム車両特定手段によって取得された特定情報に基づいて、記録手段に記録されたごみ搬入データから関連するごみ体積を取得するとともに、当該ごみ体積と前記レベル測定手段の測定結果とに基づいて、ごみピット内のごみが所望の貯留状態となるように複数の荷降場のうちから誘導すべき荷降場を選択し、選択した荷降場へと車両を誘導する。従って、本構成のごみ管理システムによれば、ごみピット内のごみが所望の貯留状態となるように管理することができる。
本発明に係るごみ管理システムにおいて、
前記誘導手段は、前記ごみピットに貯留されているごみのレベルが所定値未満の場合、前記複数の荷降場のうち、前記ごみピットを前記複数の荷降場に対応するように分割して区画される複数のエリアにおけるごみのレベルが相対的に低いエリアに対応する荷降場へと車両を優先的に誘導することが好ましい。
本構成のごみ管理システムによれば、ごみピットに貯留されるごみのレベルが所定値未満の場合、複数の荷降場のうち、ごみピットの複数のエリアにおけるごみのレベルが相対的に低いエリアに対応する荷降場へと車両が優先的に誘導されるので、例えば、ごみピットのごみ貯留量が比較的少ない段階において、ごみピットの複数のエリアのうちの特定エリアにごみが過剰に貯留されることなく、複数のエリアにおいてごみがある程度均一に貯留される貯留状態とすることができる。
本発明に係るごみ管理システムにおいて、
前記誘導手段は、前記複数の荷降場のうち、前記ごみピットを前記複数の荷降場に対応するように分割して区画される複数のエリアのそれぞれに貯留されるごみの前記レベル測定手段による測定値に基づいて求められる各エリアの空き容量と、前記記録手段に記録された前記ごみ搬入データから取得される車両のごみ体積との差分がより小さいエリアに対応する荷降場へと車両を誘導することが好ましい。
本構成のごみ管理システムによれば、複数の荷降場のうち、ごみピットの複数のエリアのそれぞれに貯留されるごみのレベル測定手段による測定値に基づいて求められる各エリアの空き容量と、記録手段に記録されたごみ搬入データから取得される車両のごみ体積との差分がより小さいエリアに対応する荷降場へと車両が誘導されるので、ごみピットの複数のエリアのうちの特定エリアにごみが過剰に貯留されることなく、複数のエリアにおいてごみをごみ空き容量との差分が小さくなるように貯留することができる。
本発明に係るごみ管理システムにおいて、
前記ごみピットを前記複数の荷降場が並ぶ方向に沿って複数のエリアに分割し、
前記誘導手段は、前記複数の荷降場のうち、前記複数のエリアにおける異なる二つのエリアの一方のエリアに対応する荷降場への誘導と、他方のエリアに対応する荷降場への誘導とを、前記一方のエリア、及び前記他方のエリアのそれぞれに貯留されるごみのレベルが所定値に達する毎に切り替えることが好ましい。
本構成のごみ管理システムにおいては、複数の荷降場が並ぶ方向に沿ってごみピットが複数のエリアに分割され、複数のエリアにおける異なる二つのエリアの一方のエリアへのごみの積み上げと、他方のエリアへの積み上げとが、一方のエリア、及び他方のエリアのそれぞれに貯留されるごみのレベルが所定値に達する毎に切り替えられる。これにより、例えば、一方のエリアにごみが積み上げられてごみのレベルが所定値に達すると、他方のエリアにごみが積み上げられる。他方のエリアにごみが積み上げられてごみのレベルが所定値に達するまでの間、一方のエリアに貯留されているごみを、ごみピットにおける反荷降場側へと積み替えることができ、一方のエリアはごみを積み上げ可能な状態となる。他方のエリアにごみが積み上げられてごみのレベルが所定値に達すると、先のごみの積み替えによってごみの積み上げが可能な状態となった一方のエリアにごみが積み上げられる。一方のエリアにごみが積み上げられてごみのレベルが所定値に達するまでの間、他方のエリアに貯留されているごみを、ごみピットにおける反荷降場側へと積み替えることができ、他方のエリアはごみを積み上げ可能な状態となる。このような動作を繰り返すことにより、例えば、繁忙期や一時的に大量のごみを受け入れなければならないようなときでも、ごみピットにごみを安定的に受け入れることができる。
また、上記課題を解決するための本発明に係るごみ管理システムの特徴構成は、
予め風袋重量が登録された車両を受け入れる受入エリアと、複数の荷降場を有するプラットホームと、前記プラットホームに隣接配置されるごみピットとを備えるごみ処理施設において、車両により前記プラットホームに搬入されて前記荷降場から前記ごみピットに投入されるごみの貯留状態を管理するごみ管理システムであって、
前記受入エリアにおいて、車両から当該車両を特定する特定情報を取得する入場車両特定手段と、
前記受入エリアにおいて、車両の重量を計量してごみ積載重量を得る計量手段と、
前記計量手段によって計量されたごみ積載重量と車両の風袋重量との差分からごみ重量を算出し、算出されたごみ重量とごみの見かけ比重とに基づいてごみ体積を算出するごみ体積算出手段と、
前記入場車両特定手段によって取得された特定情報と、前記ごみ体積算出手段によって算出されたごみ体積とを関連付けてごみ搬入データを生成するデータ生成手段と、
前記ごみ搬入データを記録する記録手段と、
前記受入エリアから前記プラットホームへの搬入経路において、車両から当該車両を特定する特定情報を取得するプラットホーム車両特定手段と、
前記ごみピットに貯留されているごみのレベルを測定するごみレベル測定手段と、
前記ごみピットを前記複数の荷降場に対応するように分割して区画される複数のエリアのそれぞれに貯留されるごみの前記レベル測定手段による測定値と、前記記録手段に記録された前記ごみ搬入データから取得される複数の車両のそれぞれのごみ体積とを種々に組み合わせて作成される組合せデータベースに基づいて、前記複数のエリアに貯留されるごみのレベルが均一に近づく組み合わせを算出する組合せ算出手段と、
前記複数の荷降場のうちの何れかの荷降場へと車両を誘導する誘導手段と、
を備え、
前記誘導手段は、前記プラットホーム車両特定手段によって取得された特定情報と、前記組合せ算出手段によって算出された組み合わせとに基づいて、前記複数のエリアに貯留されるごみのレベルが均一に近づくように前記複数の荷降場のうちから誘導すべき荷降場を選択し、選択した荷降場へと車両を誘導することにある。
本構成のごみ管理システムにおいては、入場車両特定手段によって取得された特定情報と、ごみ体積算出手段によって算出されたごみ体積とを関連付けてごみ搬入データがデータ生成手段によって生成される。生成されたごみ搬入データは、記録手段に記録される。また、本構成のごみ管理システムにおいては、ごみピットを複数の荷降場に対応するように分割して区画される複数のエリアのそれぞれに貯留されるごみのレベル測定手段による測定値と、記録手段に記録されたごみ搬入データから取得される複数の車両のそれぞれのごみ体積とを種々に組み合わせて作成される組合せデータベースに基づいて、複数のエリアに貯留されるごみのレベルが均一に近づく組み合わせが組合せ算出手段によって算出される。そして、誘導手段は、プラットホーム車両特定手段によって取得された特定情報と、組合せ算出手段によって算出された組み合わせとに基づいて、複数のエリアに貯留されるごみのレベルが均一に近づくように複数の荷降場のうちから誘導すべき荷降場を選択し、選択した荷降場へと車両を誘導する。従って、本構成のごみ管理システムによれば、ごみピットの複数のエリアのうちの特定エリアにごみが過剰に貯留されることなく、複数のエリアにおいてごみをより均一に貯留することができる。
本発明に係るごみ管理システムにおいて、
前記受入エリアにおいて、車両が運搬するごみの種別の入力を受け付け、ごみ種別情報を取得する入力手段をさらに備え、
前記見かけ比重は、前記入力手段によって取得されたごみ種別情報に係るごみ種別の見かけ比重であることが好ましい。
本構成のごみ管理システムによれば、搬入されるごみの種別が複数であっても、入力手段によって取得されたごみ種別情報に係るごみ種別の見かけ比重に基づいて、ごみ体積算出手段によりごみ体積を正確に算出することができる。
本発明に係るごみ管理システムにおいて、
前記特定情報は、車両の車両ナンバーであり、
前記入場車両特定手段、及び前記プラットホーム車両特定手段は、車両を撮影するカメラを含むことが好ましい。
本構成のごみ管理システムによれば、車両を特定する特定情報が、車両の車両ナンバーであり、入場車両特定手段、及びプラットホーム車両特定手段が、車両を撮影するカメラを含むので、カメラによって取得した画像に写っている車両ナンバーによって車両を容易、且つ正確に特定することができる。
本発明に係るごみ管理システムにおいて、
前記誘導手段は、前記複数の荷降場のうち、誘導すべき荷降場を示す画像及び/又は音声の提示により、前記車両を誘導することが好ましい。
本構成のごみ管理システムによれば、複数の荷降場のうち、誘導すべき荷降場を示す画像及び/又は音声よって車両が誘導されるので、誘導すべき荷降場へと車両を確実に誘導することができる。
次に、上記課題を解決するための本発明に係るごみ管理方法の特徴構成は、
予め風袋重量が登録された車両を受け入れる受入エリアと、複数の荷降場を有するプラットホームと、前記プラットホームに隣接配置されるごみピットとを備えるごみ処理施設において、車両により前記プラットホームに搬入されて前記荷降場から前記ごみピットに投入されるごみの貯留状態を管理するごみ管理方法であって、
前記受入エリアにおいて、車両から当該車両を特定する特定情報を取得する入場車両特定工程と、
前記受入エリアにおいて、車両の重量を計量してごみ積載重量を得る計量工程と、
前記計量工程によって計量されたごみ積載重量と車両の風袋重量との差分からごみ重量を算出し、算出されたごみ重量とごみの見かけ比重とに基づいてごみ体積を算出するごみ体積算出工程と、
前記入場車両特定工程によって取得された特定情報と、前記ごみ体積算出工程によって算出されたごみ体積とを関連付けてごみ搬入データを生成するデータ生成工程と、
前記ごみ搬入データをストレージに記録する記録工程と、
前記受入エリアから前記プラットホームへの搬入経路において、車両から当該車両を特定する特定情報を取得するプラットホーム車両特定工程と、
前記ごみピットに貯留されているごみのレベルを測定するごみレベル測定工程と、
前記プラットホーム車両特定工程によって取得された特定情報に基づいて、前記ストレージに記録された前記ごみ搬入データから関連するごみ体積を取得するとともに、当該ごみ体積と前記レベル測定工程の測定結果とに基づいて、前記ごみピット内のごみが所望の貯留状態となるように前記複数の荷降場のうちから誘導すべき荷降場を選択し、選択した荷降場へと車両を誘導する誘導工程と、
を包含することにある。
本構成のごみ管理方法においては、入場車両特定工程によって取得された特定情報と、ごみ体積算出工程によって算出されたごみ体積とを関連付けてごみ搬入データがデータ生成工程によって生成される。生成されたごみ搬入データは、ストレージに記録される。また、受入エリアからプラットホームへの搬入経路において、車両から当該車両を特定する特定情報がプラットホーム車両特定工程によって取得される。そして、誘導工程では、プラットホーム車両特定工程によって取得された特定情報に基づいて、ストレージに記録されたごみ搬入データから関連するごみ体積を取得するとともに、当該ごみ体積とレベル測定工程の測定結果とに基づいて、複数の荷降場のうち、ごみピット内のごみが所望の貯留状態となるように荷降場を選択し、選択した荷降場へと車両を誘導する。従って、本構成のごみ管理方法によれば、ごみピット内のごみが所望の貯留状態となるように管理することができる。
本発明の第一実施形態に係るごみ管理システムを具備するごみ処理施設の要部を模式的に示す一部破断平面図である。 ごみ受入設備を備える焼却炉の概略構成を示す縦断面図である。 本発明の第一実施形態に係るごみ管理システムの概略構成を示すブロック図である。 本発明の第一実施形態に係るごみ管理システムの機能ブロック図である。 ごみ搬入データの内容を例示する図である。 本発明の第一実施形態に係るごみ管理システムにおける管理装置の処理内容を示すフローチャートである。 入口操作ポストのタッチパネルの画面表示を例示する図であって、(a)は車両ナンバー確認画面、(b)はごみ種別選択画面である。 本発明の第一実施形態に係るごみ管理システムにおけるごみピットのごみ貯留状態を示し、(a)はごみ投入前の状態図、(b)はごみ投入後の状態図である。 行先案内モニタの画面表示を例示する図である。 本発明の第二実施形態に係るごみ管理システムにおけるごみピットのごみ貯留状態を示し、(a)は第二搬入口側エリアにごみを投入した場合の状態図、(b)は第三搬入口側エリアにごみを投入した場合の状態図、(c)は第四搬入口側エリアにごみを投入した場合の状態図である。 本発明の第三実施形態に係るごみ管理システムにおけるごみピットの複数のエリアに対するごみの積み上げと積み替えの様子を示す図であり、(a)は一方のエリアにごみを受入容量限界レベルまで積み上げた状態図、(b)は一方のエリアのごみを別のエリアに積み替えて他方のエリアにごみを積み上げる状態図、(c)は他方のエリアにごみを受入容量限界レベルまで積み上げた状態図、(d)は他方のエリアのごみを別のエリアに積み替えて一方のエリアにごみを積み上げる状態図である。 本発明の第四実施形態に係るごみ管理システムの機能ブロック図である。 本発明の第四実施形態に係るごみ管理システムにおける管理装置の処理内容を示すフローチャートである。 本発明の第四実施形態に係るごみ管理システムにおいて作成される組合せデータベースの一例を示す図である。
以下、本発明について、図1~図14を参照しながら説明する。ただし、本発明は、以下に説明する実施形態や図面に記載される構成に限定されることは意図しない。
〔第一実施形態〕
図1は、本発明の第一実施形態に係るごみ管理システムを具備するごみ処理施設の要部を模式的に示す一部破断平面図である。
〔ごみ処理施設の全体構成〕
図1に示されるごみ処理施設1は、受入エリア2、退場エリア3、計量棟4、ごみ受入設備5及び焼却炉6を備えている。受入エリア2は、車両入口7から進入方向に所定距離を存して区画形成されている。退場エリア3は、車両入口7と並設される車両出口8から退出方向と逆方向に所定距離を存して受入エリア2と並ぶように区画形成されている。計量棟4は、受入エリア2と退場エリア3との間に設置されている。ごみ受入設備5は、計量棟4から施設奥の一側(図において右側)寄りに設置されている。焼却炉6は、ごみ受入設備5の一側(図において右側)に隣接配置されている。
<受入エリア>
受入エリア2は、車両10を受け入れるために区画形成されるエリアである。受入エリア2で受け入れられる車両10としては、予め車両重量(風袋重量)が登録された廃棄物収集運搬事業者のごみ収集車両が一例として挙げられる。ここで、車両重量とは、車両10が走れる状態の重さであり、車両本体の重量に加え、燃料やオイル、冷却水等の規定の全量や、標準装備の荷台、荷役装置等の重量が含まれる。なお、予め車両重量が登録されていれば、ごみを自己搬入する住民等の個人が運転する自己搬入車両もここでいう車両10の対象となるが、以下においては、説明の都合上、車両10として廃棄物収集運搬事業者のごみ収集車両のみを対象とする。
受入エリア2には、トラックスケール等からなる入口計量機11が設置されている。受入エリア2において、入口計量機11の前方には、車両10の進入を阻止又は許可するための入口遮断機12が設置されている。入口計量機11の側方には、入口操作ポスト13が設置されている。入口遮断機12の近傍には、車両10が入口遮断機12を通過したか否かを検出するための入口光電管センサ14が設置されている。
また、受入エリア2には、入口計量機11上に載っている車両10の少なくとも自動車登録番号標又は車両番号標(ナンバープレート)に表示された車両ナンバーを撮影することができるように入場車両撮影カメラ15が車両10の進入の邪魔にならないように設置されている。
ここで、「車両ナンバー」とは、道路運送車両法第19条に規定されている自動車登録番号標に表示された自動車登録番号、又は道路運送車両法第73条に規定されている車両番号標に表示された車両番号のことである。
<退場エリア>
退場エリア3は、ごみを搬入した車両10が退場する際に退場手続等を行うために区画形成されるエリアである。退場エリア3には、トラックスケール等からなる出口計量機16が設置されている。退場エリア3において、出口計量機16の前方には、車両10の退場を阻止又は許可するための出口遮断機17が設置されている。出口計量機16の側方には、出口操作ポスト18が設置されている。出口遮断機17の近傍には、車両10が出口遮断機17を通過したか否かを検出するための出口光電管センサ19が設置されている。
また、退場エリア3には、出口計量機16上に載っている車両10の少なくともナンバープレートに表示された車両ナンバーを撮影することができるように退場車両撮影カメラ20が車両10の退場の邪魔にならないように設置されている。
<ごみ受入設備>
ごみ受入設備5は、ごみを貯留するためのごみピット21と、ごみピット21の他側(図において左側)に隣接配置されるプラットホーム22とを備えている。
[プラットホーム]
プラットホーム22には、退場エリア3に向かって一直線上に位置するようにプラットホーム入口25及びプラットホーム出口26がそれぞれ設けられている。プラットホーム22とごみピット21との境界には、ごみピット21の内部にごみを投入するための複数の搬入口31~35が、プラットホーム入口25からプラットホーム出口26に向かう方向に沿って所定間隔で配置されている。なお、搬入口31~35が本発明の「荷降場」に相当する。
複数の搬入口31~35において、第一搬入口31は、プラスチックや紙類等の燃えやすいごみ(以下、「易燃性ごみ」と称する。)をごみピット21の内部に投入するための搬入口である。第五搬入口35は、草木や濡れたごみ等の燃えにくいごみ(以下、「難燃性ごみ」と称する。)をごみピット21の内部に投入するための搬入口である。第二搬入口32、第三搬入口33、及び第四搬入口34は何れも、燃えやすいごみと燃えにくいごみとが混在していたり、燃えやすいごみか燃えにくいごみかが不明であったりするようなごみ(以下、「混在・不明ごみ」と称する。)を搬入するための搬入口である。各搬入口31~35には、開閉用の投入扉36~40が設けられている。
プラットホーム入口25の近傍には、当該プラットホーム入口25への車両10の進入の邪魔にならないようにプラットホーム車両撮影カメラ41が設置されている。プラットホーム車両撮影カメラ41は、受入エリア2からプラットホーム入口25への搬入経路30において、車両10の少なくともナンバープレートに表示された車両ナンバーを撮影する。また、プラットホーム入口25の近傍には、当該プラットホーム入口25からプラットホーム22内に進入しようとする車両10の運転者が視認でき、且つ車両10の走行の邪魔にならないように行先案内モニタ42が設置されている。行先案内モニタ42は、車両10の運転者に対し複数の搬入口31~35のうちの何れの搬入口に行くべきかの案内を表示する。
[ごみピット]
ごみピット21は、当該ごみピット21の内部を搬入口側とその反対側の反搬入口側とに二分割することによって区画される搬入口側エリア21aと反搬入口側エリア21bとを有している。ごみピット21の内部には、搬入口側エリア21aと反搬入口側エリア21bとの境界に位置するように、仕切り壁45が立設されている。ここでは、仕切り壁45を設ける例を示したが、仕切り壁45を設けない場合もある。
搬入口側エリア21aは、当該搬入口側エリア21aを第一搬入口31~第五搬入口35にそれぞれ対応するように五分割することで区画される第一搬入口側エリア51~第五搬入口側エリア55によって構成されている。また、反搬入口側エリア21bは、仕切り壁45を挟んで第一搬入口側エリア51~第五搬入口側エリア55とそれぞれ対を成すように五分割することで区画される第一反搬入口側エリア56~第五反搬入口側エリア60によって構成されている。
図2は、ごみ受入設備を備える焼却炉の概略構成を示す縦断面図である。ごみ受入設備5は、上述したごみピット21及びプラットホーム22に加え、ごみピット21の一側(図において右側)に隣接配置されてごみピット21内のごみを焼却炉6に供給するためのホッパ61と、ごみピット21、ホッパ61、及びプラットホーム22を覆う建屋62とを備えている。
建屋62の天井近傍には、ごみピット21及びホッパ61の上方に位置するようにクレーン63が配設されている。クレーン63は、ガーダ64とトロリ65とを備えている。ガーダ64は、第一搬入口側エリア51~第五搬入口側エリア55(図1参照)や、第一反搬入口側エリア56~第五反搬入口側エリア60(図1参照)が並ぶ方向に沿って移動可能に設けられている。トロリ65は、ガーダ64の長手方向に沿って移動可能にガーダ64上に設けられている。
さらに、クレーン63は、ごみピット21内のごみを掴むためのバケット66と、バケット66とトロリ65とを接続するワイヤ67と、ワイヤ67の長さを変化させることによってバケット66を高さ方向に昇降させる巻取機68とを有している。巻取機68は、トロリ65上に設置される。
クレーン63は、ごみを撹拌するごみ撹拌動作と、ごみを焼却炉6に投入するごみ投入動作とを実施可能なように構成されている。ここで、ごみ撹拌動作とは、ごみピット21における反搬入口側エリア21b内のごみを掴む動作と、掴んだごみを反搬入口側エリア21b内に投下する動作とを順に実施することよって、反搬入口側エリア21b内のごみを撹拌する動作のことを指す。このごみ撹拌動作により、ごみピット21における反搬入口側エリア21b内のごみ質(ごみ種の構成割合)が均一化される。ごみ投入動作とは、ごみピット21における反搬入口側エリア21b内のごみを掴む動作と、掴んだごみをホッパ61を介して焼却炉6に投入する動作とを順に実施することによって、反搬入口側エリア21b内のごみを焼却炉6へと投入する動作のことを指す。これにより、焼却炉6にてごみが焼却される。
焼却炉6は、例えば、ストーカ式の燃焼室6aを備えている。焼却炉6において、燃焼室6aとホッパ61とは、シュート69によって接続されている。これにより、ホッパ61から投入されたごみは、シュート69を通って燃焼室6aに誘導される。
ごみピット21とホッパ61との間には、ごみピット21の内部全体を見下ろすことができる適所にごみレベル測定装置70が設置されている。ごみレベル測定装置70は、ごみピット21に貯留されているごみの高さを測定する。ごみレベル測定装置70としては、例えば、レーザ式のレベルセンサを搭載した三次元の高さ計測が可能なものが好適である。
〔ごみ管理システム〕
図3は、本発明の第一実施形態に係るごみ管理システムの概略構成を示すブロック図である。上記のごみ処理施設1は、図3に示されるごみ管理システム71を備えている。
ごみ管理システム71は、CPU72a、メモリ72b、I/Oポート72c等を内蔵し例えば計量棟4に設置される管理装置72と、管理装置72に信号伝達可能に接続される各種機器73とを備えて構成されている。各種機器73としては、受入エリア2に配設されている、入口計量機11、入口操作ポスト13、及び入場車両撮影カメラ15が挙げられる。また、各種機器73としては、プラットホーム22の近傍や内部に配設されている、プラットホーム車両撮影カメラ41、及び行先案内モニタ42、並びに、建屋62内に配設されるクレーン63、及びごみレベル測定装置70が挙げられる。
管理装置72において、メモリ72bには、図6のフローチャートに示されるアルゴリズムに従って作成された所定プログラムや、各種データ等が記憶されている。管理装置72においては、メモリ72bに格納されている所定プログラムをCPU72aが読み込んで実行し各種機器73と協働することにより、図4の機能ブロック図に示される各種機能部の機能が発揮される。
図4は、本発明の第一実施形態に係るごみ管理システムの機能ブロック図である。図4の機能ブロック図に示される管理装置72の各種機能部としては、第一画像処理部81、ごみ体積算出部82、データ生成部83、記憶部84、第二画像処理部85、行先信号出力部86及びクレーン制御部87が挙げられる。
<入場車両特定手段>
図4の機能ブロック図において、入場車両撮影カメラ15は、受入エリア2を通って入場しようとする車両10を撮影する。第一画像処理部81は、入場車両撮影カメラ15が撮影した車両10の画像に対して画像認識処理を行うことにより、車両10の車両ナンバーを識別し、識別した車両ナンバーを、車両10を特定する特定情報として取得する。なお、入場車両撮影カメラ15、及び第一画像処理部81を含む構成が、本発明の「入場車両特定手段」に相当する。
<入力手段>
入口操作ポスト13は、タッチパネル13aを備えている。タッチパネル13aは、計量結果の重量値や各種操作画面、ごみ種別を選択するごみ種別選択画面等が表示される表示装置を備え、操作画面上の表示を押すことで機器を操作したり、ごみ種別選択画面上のごみ種別選択ボタンを押すことでごみ種別を入力したりする入力手段として機能する。
<計量手段>
入口計量機11は、受入エリア2において、ごみが載せられた車両10の重量を計量してごみ積載重量を得る計量手段として機能する。
<ごみ体積算出手段>
ごみ体積算出部82は、入口計量機11によって計量されたごみ積載重量と車両10の風袋重量(車両重量)との差分からごみ重量を算出し、算出されたごみ重量と、入口操作ポスト13におけるごみ種別選択ボタンによる入力によって取得されたごみ種別情報とに基づいてごみ体積を算出するごみ体積算出手段として機能する。
<データ生成手段>
データ生成部83は、入場車両撮影カメラ15及び第一画像処理部81によって取得された車両10の車両ナンバーと、入口操作ポスト13におけるごみ種別選択ボタンによる入力によって取得されたごみ種別情報と、ごみ体積算出部82によって算出されたごみ体積とを関連付けて、図5(a)~(h)に示されるような、ごみ搬入データを生成するデータ生成手段として機能する。
<記録手段>
記憶部84は、データ生成部83によって生成されたごみ搬入データや、各種データを記憶し保存する記録手段として機能する。記憶部84には、事前に登録された廃棄物収集運搬事業者の車両重量(風袋重量)等を含む登録データが、事業者の名称、住所、車両ナンバー等と関連付けてデータベース化された状態で記録されており、必要に応じて読み出される。また、記憶部84には、易燃性ごみや、難燃性ごみ、混在・不明ごみ等のごみ種別毎の見かけ比重(かさ比重)のデータ等が記録されている。なお、記憶部84が本発明の「ストレージ」に相当する。
<プラットホーム車両特定手段>
プラットホーム車両撮影カメラ41は、受入エリア2からプラットホーム22への搬入経路30において、プラットホーム22へと向う車両10を撮影する。第二画像処理部85は、プラットホーム車両撮影カメラ41が撮影した車両10の画像に対して画像認識処理を行うことにより、車両10の車両ナンバーを識別し、識別した車両ナンバーを、車両10を特定する特定情報として取得する。なお、プラットホーム車両撮影カメラ41、及び第二画像処理部85を含む構成が、本発明の「プラットホーム車両特定手段」に相当する。
<誘導手段>
行先信号出力部86は、プラットホーム車両撮影カメラ41及び第二画像処理部85によって取得された車両10の車両ナンバーに基づいて、記憶部84に記憶(記録)されているごみ搬入データから関連するごみ体積を取得するとともに、当該ごみ体積とレベル測定装置70の測定結果とに基づいて、ごみピット21内のごみが所望の貯留状態となるように第一搬入口31~第五搬入口35のうちから誘導すべき搬入口を選択し、選択した搬入口を示す行先信号を行先案内モニタ42へと出力する。こうして、行先信号出力部86、及び行先案内モニタ42により、ごみピット21内のごみが所望の貯留状態となるのに適した搬入口へと車両10が誘導される。なお、行先信号出力部86、及び行先案内モニタ42を含む構成が、本発明の「誘導手段」に相当する。
<クレーン制御手段>
クレーン制御部87は、ガーダ64及びトロリ65をそれぞれ所定の方向に移動させる制御信号や、巻取機68によってワイヤを巻取り、繰り出しする制御信号をそれぞれクレーン63に出力し、ホッパ61へのごみの投入や、積替、移動、撹拌、積み上げ(溝掘りを含む)等の動作を制御する。
〔ごみ管理方法〕
次に、第一実施形態のごみ管理システム71を用いたごみ管理方法について説明する。このごみ管理方法は、ごみ管理システム71における管理装置72により実行され、その処理内容について、図4の機能ブロック図、及び図6のフローチャートを用いて説明する。
以下の処理内容は、ごみピット21に貯留されているごみ量が比較的少なく、ごみのレベルが所定値未満の場合、より具体的には、第一搬入口側エリア51~第五搬入口側エリア55の何れかのエリアのごみレベルがローレベルラインL(図8(a)及び(b)参照)よりも低い場合に実施される。また、以下の処理内容は、受入エリア2に設けられる図示されない入口信号機の表示が「青色」となり、車両10が入口計量機11上に進入するところから開始される。なお、図6のフローチャートにおいて、図中記号「S」はステップを表す。
また、以下の説明において、受入エリア2を通って入場する車両10を「入場車両10A」と称し、プラットホーム22に向う車両10を「プラットホーム車両10B」と称し、入場車両10A、及びプラットホーム車両10Bを総称する際には、単に「車両10」と称することとする。
<S1:入場車両特定工程>
図6のフローチャートのステップS1において、入場車両撮影カメラ15は、受入エリア2における入口計量機11上に乗っている入場車両10Aを撮影する。第一画像処理部81は、入場車両撮影カメラ15が撮影した入場車両10Aの画像に対して画像認識処理を行うことにより、入場車両10Aの車両ナンバーを識別し、識別した車両ナンバーを、入場車両10Aを特定する特定情報として取得する。こうして、入場車両撮影カメラ15によって取得した画像に写っている車両ナンバーによって入場車両10Aを容易、且つ正確に特定することができる。
<S2>
次いで、入口操作ポスト13は、例えば、図7(a)に示されるような、入場車両10Aの車両ナンバーを表示した確認画面をタッチパネル13aに表示する。
<S3~S4>
タッチパネル13a上の車両ナンバーの確認画面に表示された「はい」のボタンを入場車両10Aの運転者が押すことで車両ナンバーの確認が取れたら(S3において「YES」)、入口操作ポスト13は、図7(b)に示されるような、ごみの種別毎に設けられた複数(本例では3個)のごみ種別選択ボタンを表示したごみ種別選択画面をタッチパネル13aに表示する(S4)。
<S5~S6:入力工程>
入場車両10Aを運転する運転者は、タッチパネル13aに表示された複数のごみ種別選択ボタンの中から、今回、ごみ処理施設1に持ち込むごみの種別に対応するごみ種別選択ボタンを選択する。持ち込むごみが、例えば、混在・不明ごみであれば、運転者は「混在・不明ごみ」と表示されたごみ種別選択ボタンを押すことになり(S5において「YES」)、押されたごみ種別選択ボタンに係るごみの種別(この場合、混在・不明ごみ)をごみ種別情報として取得する(S6)。
<S7:計量工程>
次いで、入口計量機11上に入場車両10Aが載ってから所定時間経過して重量測定値が安定したことをもって計量が完了したと判断した場合(S7において「YES」)、ステップS8へと進む。
<S8:ごみ体積算出工程>
ステップS8において、ごみ体積算出部82は、ステップS7での計量によって取得されたごみ積載重量と入場車両10Aの風袋重量との差分からごみ重量を算出し、算出されたごみ重量と、ステップS6にて取得されたごみ種別情報とに基づいて、ごみ体積を以下のようにして算出する。すなわち、ごみ体積算出部82は、取得したごみ種別情報に係るごみ種別の見かけ比重(かさ比重)のデータを記憶部84から読み出し、読み出した見かけ比重R[kg/m]と、入場車両10Aのごみ積載重量と風袋重量との差分から算出されたごみ重量W[kg]とから、以下の計算式
Q[m] = W[kg] / R[kg/m
に基づいて、ごみ体積Q[m]を算出する。
<S9:データ生成・記録工程>
データ生成部83は、ステップS1で取得した車両ナンバーの情報と、ステップS6で取得したごみ種別情報と、ステップS8で算出したごみ体積とを関連付けて、図5(a)~(h)に示されるようなごみ搬入データを生成する。このごみ搬入データは、受入エリア2を通って順次に入場してくる複数の入場車両10Aのそれぞれに対応して生成され、生成されたごみ搬入データは、記憶部84に順次記録される。これにより、廃棄物収集運搬事業者によって搬入されるごみの種別毎の管理を容易に行うことができる。
<S10:プラットホーム車両特定工程>
ステップS10において、プラットホーム車両撮影カメラ41は、受入エリア2からプラットホーム22への搬入経路30において、プラットホーム車両10B、すなわち搬入経路30上でプラットホーム22へと向う車両10を撮影する。第二画像処理部85は、プラットホーム車両撮影カメラ41が撮影したプラットホーム車両10Bの画像に対して画像認識処理を行うことにより、プラットホーム車両10Bの車両ナンバーを識別し、識別した車両ナンバーを、プラットホーム車両10Bを特定する特定情報として取得する。こうして、プラットホーム車両撮影カメラ41によって取得した画像に写っている車両ナンバーによってプラットホーム車両10Bを容易、且つ正確に特定することができる。
<S11:誘導工程>
ステップS11において、行先信号出力部86は、プラットホーム車両撮影カメラ41、及び第二画像処理部85によって取得されたプラットホーム車両10Bの車両ナンバーに基づいて、記憶部84に記録されているごみ搬入データ(図5(a)~(h)参照)から関連するごみ体積を取得するとともに、当該ごみ体積とレベル測定装置70の測定結果とに基づいて、ごみピット21内のごみが所望の貯留状態となるように複数の搬入口31~35のうちから誘導すべき搬入口を選択し、選択した搬入口へとプラットホーム車両10Bを誘導する。
より具体的に、ごみピット21に貯留されているごみのレベルがローレベルラインLよりも低い図8に示されるような場合を例に説明する。図8は、本発明の第一実施形態に係るごみ管理システムにおけるごみピットのごみ貯留状態を示し、(a)はごみ投入前の状態図、(b)はごみ投入後の状態図である。
例えば、ステップS10におけるプラットホーム車両特定工程において取得したプラットホーム車両10Bの車両ナンバーに基づいて記憶部84から読み出したごみ搬入データが、図5(a)に示されるようなものである場合、ごみ種別が「混在・不明ごみ」であることから、ごみピット21における第二搬入口側エリア52、第三搬入口側エリア53及び第四搬入口側エリア54の何れかにごみが投入されることになり、プラットホーム22における誘導すべき搬入口の候補としては、第二搬入口32、第三搬入口33及び第四搬入口34が挙げられる。第二搬入口側エリア52、第三搬入口側エリア53及び第四搬入口側エリア54のうち、レベル測定装置70によって測定されるごみのレベルが相対的に低いエリアは、図8(a)に示される例では第四搬入口側エリア54である。
従って、ステップS11において、行先信号出力部86は、第四搬入口側エリア54に対応する第四搬入口34を示す行先信号を行先案内モニタ42へと出力する。行先案内モニタ42は、行先信号出力部86からの行先信号に基づいて、第四搬入口34を示す、例えば、図9(a)に示されるような画像を表示する。なお、行先案内モニタ42に音声スピーカが内蔵されている場合、行先信号出力部86からの行先信号に基づいて、第四搬入口34を示す音声を音声スピーカから発するようにしてもよい(後述する第二実施形態~第四実施形態においても同様)。
こうして、ごみピット21の第二搬入口側エリア52、第三搬入口側エリア53及び第四搬入口側エリア54のうち、ごみのレベルが相対的に低い第四搬入口側エリア54に対応する第四搬入口34へとプラットホーム車両10Bが優先的に誘導され、図8(b)に示されるように、第四搬入口側エリア54にごみ体積Q1のごみが積み上げられる。
また、図6に示されるフローチャートの次のサイクルにおいて、ステップS10のプラットホーム車両特定工程で取得したプラットホーム車両10Bの車両ナンバーに基づいて記憶部84から読み出したごみ搬入データが、図5(c)に示されるようなものである場合、この場合も、ごみ種別が「混在・不明ごみ」であることから、ごみピット21における第二搬入口側エリア52、第三搬入口側エリア53及び第四搬入口側エリア54の何れかにごみが投入されることになり、プラットホーム22における誘導すべき搬入口の候補としては、第二搬入口32、第三搬入口33及び第四搬入口34が挙げられる。第二搬入口側エリア52、第三搬入口側エリア53及び第四搬入口側エリア54のうち、レベル測定装置70によって測定されるごみのレベルが相対的に低いエリアは、図8(b)に示される例では第三搬入口側エリア53である。
従って、ステップS11において、行先信号出力部86は、第三搬入口側エリア53に対応する第三搬入口33を示す行先信号を行先案内モニタ42へと出力する。行先案内モニタ42は、行先信号出力部86からの行先信号に基づいて、第三搬入口33を示す、例えば、図9(c)に示されるような画像を表示したり、音声を発したりする。こうして、ごみのレベルが相対的に低い第三搬入口側エリア53に対応する第三搬入口33へとプラットホーム車両10Bが優先的に誘導される。
第一実施形態によれば、ごみピット21のごみ貯留量が比較的少ない段階において、ごみピット21の第二搬入口側エリア52、第三搬入口側エリア53及び第四搬入口側エリア54のうちの特定エリアにごみが過剰に貯留されることなく、ある程度ごみが均一に貯留される貯留状態とすることができる。
〔第二実施形態〕
図10は、本発明の第二実施形態に係るごみ管理システムにおけるごみピットのごみ貯留状態を示し、(a)は第二搬入口側エリアにごみを投入した場合の状態図、(b)は第三搬入口側エリアにごみを投入した場合の状態図、(c)は第四搬入口側エリアにごみを投入した場合の状態図である。なお、第二実施形態において、第一実施形態と同一又は同様のものについては図に同一符号を付すに止めてその詳細な説明を省略することとし、以下においては、第二実施形態に特有の部分を中心に説明することとする(後述する第三実施形態及び第四実施形態においても同様)。
第二実施形態は、第一実施形態に対し、図6に示されるステップS11での誘導工程の内容が異なるのみであり、第一実施形態と基本的に同様のシステム構成である。
第二実施形態において、例えば、ステップS10におけるプラットホーム車両特定工程において取得したプラットホーム車両10Bの車両ナンバーに基づいて記憶部84から読み出したごみ搬入データが、図5(b)に示されるようなものである場合、ごみ種別が「混在・不明ごみ」であることから、ごみピット21における第二搬入口側エリア52、第三搬入口側エリア53及び第四搬入口側エリア54の何れかにごみが投入されることになり、プラットホーム22における誘導すべき搬入口の候補としては、第二搬入口32、第三搬入口33及び第四搬入口34が挙げられる。
図10(a)に示される第二搬入口側エリア52の空き容量V2は、ごみピット21におけるごみ受入容量の限界レベルを示すごみ受入容量限界レベルラインHと、第二搬入口側エリア52に貯留されているごみのレベル測定装置70によるごみレベルの測定値との差に基づいて求められる。同様にして、図10(b)に示される第三搬入口側エリア53の空き容量V3、及び図10(c)に示される第四搬入口側エリア54の空き容量V4についても求められる。
車両ナンバーが「神戸99 あ 23-45」のプラットホーム車両10Bが積載しているごみ体積Q2(図5(b)参照)のごみが第二搬入口側エリア52に投入された場合、第二搬入口側エリア52の空き容量V2とごみ体積Q2との差分は、図10(a)中記号Δh2で表すことができる。同様に、ごみ体積Q2のごみが第三搬入口側エリア53に投入された場合、第三搬入口側エリア53の空き容量V3と、ごみ体積Q2との差分は、図10(b)中記号Δh3で表すことができる。なお、図10(c)に示されるように、ごみ体積Q2のごみが第四搬入口側エリア54に投入された場合、第四搬入口側エリア54の空き容量V4を超えるため、誘導すべき搬入口の候補から第四搬入口34を除外する。
図10(a)及び(b)から明らかなように、Δh2<Δh3である。従って、図6に示されるフローチャートのステップS11において、行先信号出力部86は、第二搬入口側エリア52に対応する第二搬入口32を示す行先信号を行先案内モニタ42へと出力する。行先案内モニタ42は、行先信号出力部86からの行先信号に基づいて、第二搬入口32を示す、例えば、図9(b)に示されるような画像を表示する。
こうして、ごみピット21の第二搬入口側エリア52、第三搬入口側エリア53及び第四搬入口側エリア54のうち、ごみ空き容量とごみ体積との差分がより小さい第二搬入口側エリア52に対応する第二搬入口32へとプラットホーム車両10Bが誘導される。これにより、第二搬入口側エリア52、第三搬入口側エリア53及び第四搬入口側エリア54のうちの特定エリアにごみが過剰に貯留されることなく、第二搬入口側エリア52、第三搬入口側エリア53及び第四搬入口側エリア54においてごみをごみ空き容量との差分が小さくなるように貯留することができる。
〔第三実施形態〕
図11は、本発明の第三実施形態に係るごみ管理システムにおけるごみピットの複数のエリアに対するごみの積み上げと積み替えの様子を示す図であり、(a)は一方のエリアにごみを受入容量限界レベルまで積み上げた状態図、(b)は一方のエリアのごみを別のエリアに積み替えて他方のエリアにごみを積み上げる状態図、(c)は他方のエリアにごみを受入容量限界レベルまで積み上げた状態図、(d)は他方のエリアのごみを別のエリアに積み替えて一方のエリアにごみを積み上げる状態図である。
第三実施形態は、第一実施形態に対し、図6に示されるフローチャートにおけるステップS11での誘導工程の内容が異なるのみであり、第一実施形態と基本的に同様のシステム構成である。
例えば、繁忙期や一時的に大量のごみを受け入れなければならない場合において、混在・不明ごみを積載したプラットホーム車両10Bを無造作に受け入れると、第二搬入口側エリア52~第四搬入口側エリア54に積み上げられるごみのレベルがごみ受入容量限界レベルを超えてしまい、遂には投入扉37~39がその積み上げられたごみと干渉して開かなくなり、第二搬入口側エリア52~第四搬入口側エリア54に積み上げられるごみを反搬入口側エリア21bへと積み替える間、プラットホーム車両10Bの受け入れを停止させなければならず、ごみピット21へのごみの受け入れが滞る虞がある。このような事態の発生を未然に防ぐために、ごみピット21に貯留されるごみを以下のようにして管理する。
すなわち、図6のフローチャートのステップS10において記憶部84から読み出すごみ搬入データにおけるごみ種別が「混在・不明ごみ」である場合、ステップS11において、行先信号出力部86は、第二搬入口側エリア52に積み上げられるごみのレベル測定装置70による測定値が受入容量限界レベルラインHで示されるごみ受入容量限界レベルに達するまで第二搬入口32を示す行先信号を行先案内モニタ42へと出力する。行先案内モニタ42は、行先信号出力部86からの行先信号に基づいて、プラットホーム22に順次進入するプラットホーム車両10Bに対して第二搬入口32を示す、例えば、図9(b)に示されるような画像を表示する。これにより、図11(a)に示されるように、第二搬入口側エリア52にごみがごみ受入容量限界レベルまで積み上げられる。
第二搬入口側エリア52に積み上げられるごみレベルがごみ受入容量限界レベルに達すると、行先信号出力部86は、第四搬入口側エリア54に積み上げられるごみのレベル測定装置70による測定値が受入容量限界レベルラインHで示されるごみ受入容量限界レベルに達するまで第四搬入口34を示す行先信号を行先案内モニタ42へと出力する。行先案内モニタ42は、行先信号出力部86からの行先信号に基づいて、プラットホーム22に順次進入するプラットホーム車両10Bに対して第四搬入口34を示す、例えば、図9(a)に示されるような画像を表示する。これにより、図11(b)~(c)に示されるように、第四搬入口側エリア54にごみがごみ受入容量限界レベルまで積み上げられる。
図11(b)~(c)に示されるように、第四搬入口側エリア54にごみが積み上げられてごみレベルがごみ受入容量限界レベルに達するまでの間、クレーン制御部87(図4参照)は、第二搬入口側エリア52に積み上げられているごみを、例えば、第二反搬入口側エリア57(図1参照)へと積み替える積替作業を行うように所定の制御信号をクレーン63に送信する。これにより、第二搬入口側エリア52に積み上げられているごみが第二反搬入口側エリア57へと積み替えられ、図11(c)に示されるように、第二搬入口側エリア52はごみを積み上げ可能な状態となる。
図11(c)に示されるように、第四搬入口側エリア54に積み上げられるごみのごみレベルがごみ受入容量限界レベルに達すると、行先信号出力部86は、第二搬入口側エリア52に積み上げられるごみのレベル測定装置70による測定値が受入容量限界レベルラインHで示されるごみ受入容量限界レベルに達するまで第二搬入口32を示す行先信号を行先案内モニタ42へと出力する。行先案内モニタ42は、行先信号出力部86からの行先信号に基づいて、プラットホーム22に順次進入するプラットホーム車両10Bに対して第二搬入口32を示す、例えば、図9(b)に示されるような画像を表示する。これにより、図11(d)~(a)に示されるように、先のごみの積み替えによってごみの積み上げが可能な状態となった第二搬入口側エリア52にごみがごみ受入容量限界レベルまで積み上げられる。
図11(d)~(a)に示されるように、第二搬入口側エリア52にごみが積み上げられてごみレベルがごみ受入容量限界レベルに達するまでの間、クレーン制御部87(図4参照)は、第四搬入口側エリア54に積み上げられているごみを、例えば、第四反搬入口側エリア59(図1参照)へと積み替える積替作業を行うように所定の制御信号をクレーン63に送信する。これにより、第四搬入口側エリア54に積み上げられているごみが第四反搬入口側エリア59へと積み替えられ、図11(a)に示されるように、第四搬入口側エリア54はごみを積み上げ可能な状態となる。
上記のような動作を繰り返すことにより、例えば、繁忙期や一時的に大量のごみを受け入れなければならないようなときでも、ごみピット21にごみを安定的に受け入れることができる。
〔第四実施形態〕
図12は、本発明の第四実施形態に係るごみ管理システムの機能ブロック図である。図12に示される機能ブロック図において、管理装置72は、組合せ算出部88をさらに備えている。組合せ算出部88は、第一搬入口側エリア51~第五搬入口側エリア55のそれぞれに貯留されるごみのレベル測定装置70によるごみレベルの測定値と、図5(a)~(h)に示されるようなごみ搬入データから取得される複数の車両10のそれぞれのごみ体積とを種々に組み合わせて作成される組合せデータベースに基づいて、第一搬入口側エリア51~第五搬入口側エリア55に貯留されるごみのレベルが均一に近づく組み合わせを算出する。
図13は、本発明の第四実施形態に係るごみ管理システムにおける管理装置の処理内容を示すフローチャートである。また、図14は、本発明の第四実施形態に係るごみ管理システムにおいて作成される組合せデータベースの一例を示す図である。なお、図13に示されるフローチャートにおいて、ステップS52~ステップS60は、図6に示されるフローチャートにおけるステップS1~ステップS9と同様の処理内容であるので、ステップS52~ステップS60の処理内容の説明を省略し、第四実施形態に特有の処理(ステップS51、及びステップS61~ステップS65)の内容を中心に説明することとする。
<S51:運用するごみピットの区画数(n)の設定工程>
ステップS51において、運用するごみピット21の区画数(n)、すなわち搬入口側エリア21aを構成する第一搬入口側エリア51~第五搬入口側エリア55のうちで運用するエリアの個数(n)を設定する。なお、運用するごみピット21の区画数(n)とは、言い換えれば、後述する組合せデータベース作成工程(S62)で必要とされる特定のごみ種別のごみ体積データの組合せ個数(n)である。後述の例では、第一搬入口側エリア51~第五搬入口側エリア55のうち、第二搬入口側エリア52~第四搬入口側エリア54の三つのエリアを運用するので、運用するエリアの個数(n)は3個に設定され、組合せ算出工程で必要とされる「混在・不明ごみ」のごみ体積データの組合せ個数(n)は3個となる。
<S61>
ステップS61において、ごみ搬入データに記録される「混在・不明ごみ」のごみ体積のデータが組合せ個数(n=3)に達したか否かを判断する。
<S62:組合せデータベース作成工程>
ステップS61において、ごみ搬入データにおける「混在・不明ごみ」のごみ体積のデータが組合せ個数(n=3)に達したと判断した場合(S61において「YES」)、これらのごみ体積データを用いて組合せデータベースを作成する。なお、組合せ個数(n=3)に達していないと判断した場合(S61において「NO」)には、ステップS52に戻り、ステップS52~ステップS61の処理を再度実行する。
具体的には、例えば、図5(a)~(c)に示されるように、ごみ搬入データにおける「混在・不明ごみ」のごみ体積(Q1,Q2,Q3)のデータが3個に達すると、組合せ算出部88は、図14(a)~(f)に示されるような組合せデータベースを作成する。
ここで、図14(a)~(f)に示される組合せデータベースは、車両ナンバーが「神戸99 あ 12-34」のプラットホーム車両10Bが積載しているごみ体積Q1(図5(a)参照)のごみが第二搬入口側エリア52~第四搬入口側エリア54のそれぞれに投入された場合と、車両ナンバーが「神戸99 あ 23-45」のプラットホーム車両10Bが積載しているごみ体積Q2(図5(b)参照)のごみが第二搬入口側エリア52~第四搬入口側エリア54のそれぞれに投入された場合と、車両ナンバーが「神戸99 あ 34-56」のプラットホーム車両10Bが積載しているごみ体積Q3(図5(c)参照)のごみが第二搬入口側エリア52~第四搬入口側エリア54のそれぞれに投入された場合とを種々に組み合わせた状態を示している。
<S63:組合せ算出工程>
次いで、図13のフローチャートのステップS63において、組合せ算出部88は、図14(a)~(f)に示される組み合わせデータを比較して、第二搬入口側エリア52~第四搬入口側エリア54に貯留されるごみのレベルが均一に近づく組み合わせ、すなわち本例の場合、図14(d)に示される組み合わせを算出する。
<S64:プラットホーム車両特定工程>
次いで、ステップS64において、プラットホーム車両撮影カメラ41は、受入エリア2からプラットホーム22への搬入経路30において、プラットホーム車両10B、すなわち搬入経路30上でプラットホーム22へと向う車両10を撮影する。第二画像処理部85は、プラットホーム車両撮影カメラ41が撮影したプラットホーム車両10Bの画像に対して画像認識処理を行うことにより、プラットホーム車両10Bの車両ナンバーを識別し、識別した車両ナンバーを、プラットホーム車両10Bを特定する特定情報として取得する。
<S65:誘導工程>
そして、ステップS65において、行先信号出力部86は、ステップS64のプラットホーム車両特定工程により取得されたプラットホーム車両10Bの車両ナンバーと、ステップS63の組合せ算出工程で算出された図14(d)に示されるような組み合わせとに基づいて、ごみピット21内のごみが所望の貯留状態、すなわち図14(d)に示されるような貯留状態となるように複数の搬入口32~34のうちから誘導すべき搬入口を選択し、選択した搬入口へとプラットホーム車両10Bを誘導する。
具体的には、ステップS65において、行先信号出力部86は、車両ナンバーが「神戸99 あ 12-34」のプラットホーム車両10Bに対して第四搬入口側エリア54に対応する第四搬入口34を示す行先信号を行先案内モニタ42へと出力する。また、行先信号出力部86は、車両ナンバーが「神戸99 あ 23-45」のプラットホーム車両10Bに対して第二搬入口側エリア52に対応する第二搬入口32を示す行先信号を行先案内モニタ42へと出力する。さらに、行先信号出力部86は、車両ナンバーが「神戸99 あ 34-56」のプラットホーム車両10Bに対して第三搬入口側エリア53に対応する第三搬入口33を示す行先信号を行先案内モニタ42へと出力する。
行先案内モニタ42は、行先信号出力部86からの行先信号に基づいて、車両ナンバーが「神戸99 あ 12-34」のプラットホーム車両10Bに対して第四搬入口34を示す、例えば、図9(a)に示されるような画像を表示する。また、行先案内モニタ42は、行先信号出力部86からの行先信号に基づいて、車両ナンバーが「神戸99 あ 23-45」のプラットホーム車両10Bに対して第二搬入口32を示す、例えば、図9(b)に示されるような画像を表示する。さらに、行先案内モニタ42は、行先信号出力部86からの行先信号に基づいて、車両ナンバーが「神戸99 あ 34-56」のプラットホーム車両10Bに対して第三搬入口33を示す、例えば、図9(c)に示されるような画像を表示する。
こうして、第二搬入口側エリア52~第四搬入口側エリア54に貯留されるごみのレベルが均一に近づく組み合わせに基づいて選択される搬入口32~34へとプラットホーム車両10Bが誘導される。これにより、ごみピット21の第二搬入口側エリア52~第四搬入口側エリア54のうちの特定エリアにごみが過剰に貯留されることなく、第二搬入口側エリア52~第四搬入口側エリア54においてごみをより均一に貯留することができる。
以上、本発明のごみ管理システム、及びごみ管理方法について、複数の実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記実施形態に記載した構成に限定されるものではなく、各実施形態に記載した構成を適宜組み合わせる等、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。
なお、上記各実施形態では、複数のごみ種別(上記の例では3種類)のごみを取り扱う態様例を示したが、1種類の特定種別のごみのみを取り扱う態様例もある。この場合、図6のフローチャートにおけるステップS4~ステップS6の処理、及び図13のフローチャートにおけるステップS55~ステップS57の処理は省略される。併せて、ごみ種別を入力する入力手段としてのタッチパネル13aも不要となる。ただし、例えば、車両ナンバーの確認用のボタン等の他の操作手段としてタッチパネル13aが必要な場合があるのは言うまでもない。また、ごみ体積算出部82は、取り扱う1種類の特定種別のごみの見かけ比重のデータを記憶部84から読み出し、読み出した見かけ比重R[kg/m]とごみ重量W[kg]とから、以下の計算式
Q[m] = W[kg] / R[kg/m
に基づいて、ごみ体積Q[m]を算出することになる。
本発明のごみ管理システム、及びごみ管理方法は、車両により搬入されるごみのごみピットでの貯留状態を管理する用途において利用可能である。
1 ごみ処理施設
2 受入エリア
10 車両
11 入口計量機(計量手段)
13a タッチパネル(入力手段)
15 入場車両撮影カメラ(入場車両特定手段)
21 ごみピット
22 プラットホーム
31~35 搬入口(荷降場)
41 プラットホーム車両撮影カメラ(プラットホーム車両特定手段)
42 行先案内モニタ(誘導手段)
51~55 搬入口側エリア
70 レベル測定装置(レベル測定手段)
71 ごみ管理システム
81 第一画像処理部(入場車両特定手段)
82 ごみ体積算出部(ごみ体積算出手段)
83 データ生成部(データ生成手段)
84 記憶部(記録手段)
85 第二画像処理部(プラットホーム車両特定手段)
86 行先信号出力部(誘導手段)
88 組合せ算出部(組合せ算出手段)

Claims (9)

  1. 予め風袋重量が登録された車両を受け入れる受入エリアと、複数の荷降場を有するプラットホームと、前記プラットホームに隣接配置されるごみピットとを備えるごみ処理施設において、車両により前記プラットホームに搬入されて前記荷降場から前記ごみピットに投入されるごみの貯留状態を管理するごみ管理システムであって、
    前記受入エリアにおいて、車両から当該車両を特定する特定情報を取得する入場車両特定手段と、
    前記受入エリアにおいて、車両の重量を計量してごみ積載重量を得る計量手段と、
    前記計量手段によって計量されたごみ積載重量と車両の風袋重量との差分からごみ重量を算出し、算出されたごみ重量とごみの見かけ比重とに基づいてごみ体積を算出するごみ体積算出手段と、
    前記入場車両特定手段によって取得された特定情報と、前記ごみ体積算出手段によって算出されたごみ体積とを関連付けてごみ搬入データを生成するデータ生成手段と、
    前記ごみ搬入データを記録する記録手段と、
    前記受入エリアから前記プラットホームへの搬入経路において、車両から当該車両を特定する特定情報を取得するプラットホーム車両特定手段と、
    前記ごみピットに貯留されているごみのレベルを測定するごみレベル測定手段と、
    前記複数の荷降場のうちの何れかの荷降場へと車両を誘導する誘導手段と、
    を備え、
    前記誘導手段は、前記プラットホーム車両特定手段によって取得された特定情報に基づいて、前記記録手段に記録された前記ごみ搬入データから関連するごみ体積を取得するとともに、当該ごみ体積と前記レベル測定手段の測定結果とに基づいて、前記ごみピット内のごみが所望の貯留状態となるように前記複数の荷降場のうちから誘導すべき荷降場を選択し、選択した荷降場へと車両を誘導するものであり、
    前記誘導手段は、前記複数の荷降場のうち、前記ごみピットを前記複数の荷降場に対応するように分割して区画される複数のエリアのそれぞれに貯留されるごみの前記レベル測定手段による測定値に基づいて求められる各エリアの空き容量と、前記記録手段に記録された前記ごみ搬入データから取得される車両のごみ体積との差分がより小さいエリアに対応する荷降場へと車両を誘導するごみ管理システム。
  2. 予め風袋重量が登録された車両を受け入れる受入エリアと、複数の荷降場を有するプラットホームと、前記プラットホームに隣接配置されるごみピットとを備えるごみ処理施設において、車両により前記プラットホームに搬入されて前記荷降場から前記ごみピットに投入されるごみの貯留状態を管理するごみ管理システムであって、
    前記受入エリアにおいて、車両から当該車両を特定する特定情報を取得する入場車両特定手段と、
    前記受入エリアにおいて、車両の重量を計量してごみ積載重量を得る計量手段と、
    前記計量手段によって計量されたごみ積載重量と車両の風袋重量との差分からごみ重量を算出し、算出されたごみ重量とごみの見かけ比重とに基づいてごみ体積を算出するごみ体積算出手段と、
    前記入場車両特定手段によって取得された特定情報と、前記ごみ体積算出手段によって算出されたごみ体積とを関連付けてごみ搬入データを生成するデータ生成手段と、
    前記ごみ搬入データを記録する記録手段と、
    前記受入エリアから前記プラットホームへの搬入経路において、車両から当該車両を特定する特定情報を取得するプラットホーム車両特定手段と、
    前記ごみピットに貯留されているごみのレベルを測定するごみレベル測定手段と、
    前記複数の荷降場のうちの何れかの荷降場へと車両を誘導する誘導手段と、
    を備え、
    前記誘導手段は、前記プラットホーム車両特定手段によって取得された特定情報に基づいて、前記記録手段に記録された前記ごみ搬入データから関連するごみ体積を取得するとともに、当該ごみ体積と前記レベル測定手段の測定結果とに基づいて、前記ごみピット内のごみが所望の貯留状態となるように前記複数の荷降場のうちから誘導すべき荷降場を選択し、選択した荷降場へと車両を誘導するものであり、
    前記ごみピットを前記複数の荷降場が並ぶ方向に沿って複数のエリアに分割し、
    前記誘導手段は、前記複数の荷降場のうち、前記複数のエリアにおける異なる二つのエリアの一方のエリアに対応する荷降場への誘導と、他方のエリアに対応する荷降場への誘導とを、前記一方のエリア、及び前記他方のエリアのそれぞれに貯留されるごみのレベルが所定値に達する毎に切り替えるごみ管理システム。
  3. 予め風袋重量が登録された車両を受け入れる受入エリアと、複数の荷降場を有するプラットホームと、前記プラットホームに隣接配置されるごみピットとを備えるごみ処理施設において、車両により前記プラットホームに搬入されて前記荷降場から前記ごみピットに投入されるごみの貯留状態を管理するごみ管理システムであって、
    前記受入エリアにおいて、車両から当該車両を特定する特定情報を取得する入場車両特定手段と、
    前記受入エリアにおいて、車両の重量を計量してごみ積載重量を得る計量手段と、
    前記計量手段によって計量されたごみ積載重量と車両の風袋重量との差分からごみ重量を算出し、算出されたごみ重量とごみの見かけ比重とに基づいてごみ体積を算出するごみ体積算出手段と、
    前記入場車両特定手段によって取得された特定情報と、前記ごみ体積算出手段によって算出されたごみ体積とを関連付けてごみ搬入データを生成するデータ生成手段と、
    前記ごみ搬入データを記録する記録手段と、
    前記受入エリアから前記プラットホームへの搬入経路において、車両から当該車両を特定する特定情報を取得するプラットホーム車両特定手段と、
    前記ごみピットに貯留されているごみのレベルを測定するごみレベル測定手段と、
    前記ごみピットを前記複数の荷降場に対応するように分割して区画される複数のエリアのそれぞれに貯留されるごみの前記レベル測定手段による測定値と、前記記録手段に記録された前記ごみ搬入データから取得される複数の車両のそれぞれのごみ体積とを種々に組み合わせて作成される組合せデータベースに基づいて、前記複数のエリアに貯留されるごみのレベルが均一に近づく組み合わせを算出する組合せ算出手段と、
    前記複数の荷降場のうちの何れかの荷降場へと車両を誘導する誘導手段と、
    を備え、
    前記誘導手段は、前記プラットホーム車両特定手段によって取得された特定情報と、前記組合せ算出手段によって算出された組み合わせとに基づいて、前記複数のエリアに貯留されるごみのレベルが均一に近づくように前記複数の荷降場のうちから誘導すべき荷降場を選択し、選択した荷降場へと車両を誘導するごみ管理システム。
  4. 前記受入エリアにおいて、車両が運搬するごみの種別の入力を受け付け、ごみ種別情報を取得する入力手段をさらに備え、
    前記見かけ比重は、前記入力手段によって取得されたごみ種別情報に係るごみ種別の見かけ比重である請求項1~3の何れか一項に記載のごみ管理システム。
  5. 前記特定情報は、車両の車両ナンバーであり、
    前記入場車両特定手段、及び前記プラットホーム車両特定手段は、車両を撮影するカメラを含む請求項1~4の何れか一項に記載のごみ管理システム。
  6. 前記誘導手段は、前記複数の荷降場のうち、誘導すべき荷降場を示す画像及び/又は音声の提示により、前記車両を誘導する請求項1~5の何れか一項に記載のごみ管理システム。
  7. 予め風袋重量が登録された車両を受け入れる受入エリアと、複数の荷降場を有するプラットホームと、前記プラットホームに隣接配置されるごみピットとを備えるごみ処理施設において、車両により前記プラットホームに搬入されて前記荷降場から前記ごみピットに投入されるごみの貯留状態を管理するごみ管理方法であって、
    前記受入エリアにおいて、車両から当該車両を特定する特定情報を取得する入場車両特定工程と、
    前記受入エリアにおいて、車両の重量を計量してごみ積載重量を得る計量工程と、
    前記計量工程によって計量されたごみ積載重量と車両の風袋重量との差分からごみ重量を算出し、算出されたごみ重量とごみの見かけ比重とに基づいてごみ体積を算出するごみ体積算出工程と、
    前記入場車両特定工程によって取得された特定情報と、前記ごみ体積算出工程によって算出されたごみ体積とを関連付けてごみ搬入データを生成するデータ生成工程と、
    前記ごみ搬入データをストレージに記録する記録工程と、
    前記受入エリアから前記プラットホームへの搬入経路において、車両から当該車両を特定する特定情報を取得するプラットホーム車両特定工程と、
    前記ごみピットに貯留されているごみのレベルを測定するごみレベル測定工程と、
    前記プラットホーム車両特定工程によって取得された特定情報に基づいて、前記ストレージに記録された前記ごみ搬入データから関連するごみ体積を取得するとともに、当該ごみ体積と前記レベル測定工程の測定結果とに基づいて、前記ごみピット内のごみが所望の貯留状態となるように前記複数の荷降場のうちから誘導すべき荷降場を選択し、選択した荷降場へと車両を誘導する誘導工程と、
    を包含し、
    前記誘導工程において、前記複数の荷降場のうち、前記ごみピットを前記複数の荷降場に対応するように分割して区画される複数のエリアのそれぞれに貯留されるごみの前記レベル測定工程による測定値に基づいて求められる各エリアの空き容量と、前記ストレージに記録された前記ごみ搬入データから取得される車両のごみ体積との差分がより小さいエリアに対応する荷降場へと車両を誘導するごみ管理方法。
  8. 予め風袋重量が登録された車両を受け入れる受入エリアと、複数の荷降場を有するプラットホームと、前記プラットホームに隣接配置されるごみピットとを備えるごみ処理施設において、車両により前記プラットホームに搬入されて前記荷降場から前記ごみピットに投入されるごみの貯留状態を管理するごみ管理方法であって、
    前記受入エリアにおいて、車両から当該車両を特定する特定情報を取得する入場車両特定工程と、
    前記受入エリアにおいて、車両の重量を計量してごみ積載重量を得る計量工程と、
    前記計量工程によって計量されたごみ積載重量と車両の風袋重量との差分からごみ重量を算出し、算出されたごみ重量とごみの見かけ比重とに基づいてごみ体積を算出するごみ体積算出工程と、
    前記入場車両特定工程によって取得された特定情報と、前記ごみ体積算出工程によって算出されたごみ体積とを関連付けてごみ搬入データを生成するデータ生成工程と、
    前記ごみ搬入データをストレージに記録する記録工程と、
    前記受入エリアから前記プラットホームへの搬入経路において、車両から当該車両を特定する特定情報を取得するプラットホーム車両特定工程と、
    前記ごみピットに貯留されているごみのレベルを測定するごみレベル測定工程と、
    前記プラットホーム車両特定工程によって取得された特定情報に基づいて、前記ストレージに記録された前記ごみ搬入データから関連するごみ体積を取得するとともに、当該ごみ体積と前記レベル測定工程の測定結果とに基づいて、前記ごみピット内のごみが所望の貯留状態となるように前記複数の荷降場のうちから誘導すべき荷降場を選択し、選択した荷降場へと車両を誘導する誘導工程と、
    を包含し、
    前記ごみピットを前記複数の荷降場が並ぶ方向に沿って複数のエリアに分割し、
    前記誘導工程において、前記複数の荷降場のうち、前記複数のエリアにおける異なる二つのエリアの一方のエリアに対応する荷降場への誘導と、他方のエリアに対応する荷降場への誘導とを、前記一方のエリア、及び前記他方のエリアのそれぞれに貯留されるごみのレベルが所定値に達する毎に切り替えるごみ管理方法
  9. 予め風袋重量が登録された車両を受け入れる受入エリアと、複数の荷降場を有するプラットホームと、前記プラットホームに隣接配置されるごみピットとを備えるごみ処理施設において、車両により前記プラットホームに搬入されて前記荷降場から前記ごみピットに投入されるごみの貯留状態を管理するごみ管理方法であって、
    前記受入エリアにおいて、車両から当該車両を特定する特定情報を取得する入場車両特定工程と、
    前記受入エリアにおいて、車両の重量を計量してごみ積載重量を得る計量工程と、
    前記計量工程によって計量されたごみ積載重量と車両の風袋重量との差分からごみ重量を算出し、算出されたごみ重量とごみの見かけ比重とに基づいてごみ体積を算出するごみ体積算出工程と、
    前記入場車両特定工程によって取得された特定情報と、前記ごみ体積算出工程によって算出されたごみ体積とを関連付けてごみ搬入データを生成するデータ生成工程と、
    前記ごみ搬入データをストレージに記録する記録工程と、
    前記受入エリアから前記プラットホームへの搬入経路において、車両から当該車両を特定する特定情報を取得するプラットホーム車両特定工程と、
    前記ごみピットに貯留されているごみのレベルを測定するごみレベル測定工程と、
    前記ごみピットを前記複数の荷降場に対応するように分割して区画される複数のエリアのそれぞれに貯留されるごみの前記レベル測定工程による測定値と、前記ストレージに記録された前記ごみ搬入データから取得される複数の車両のそれぞれのごみ体積とを種々に組み合わせて作成される組合せデータベースに基づいて、前記複数のエリアに貯留されるごみのレベルが均一に近づく組み合わせを算出する組合せ算出工程と、
    前記プラットホーム車両特定工程によって取得された特定情報に基づいて、前記ストレージに記録された前記ごみ搬入データから関連するごみ体積を取得するとともに、当該ごみ体積と前記レベル測定工程の測定結果とに基づいて、前記ごみピット内のごみが所望の貯留状態となるように前記複数の荷降場のうちから誘導すべき荷降場を選択し、選択した荷降場へと車両を誘導する誘導工程と、
    を包含し、
    前記誘導工程において、前記プラットホーム車両特定工程によって取得された特定情報と、前記組合せ算出工程によって算出された組み合わせとに基づいて、前記複数のエリアに貯留されるごみのレベルが均一に近づくように前記複数の荷降場のうちから誘導すべき荷降場を選択し、選択した荷降場へと車両を誘導するごみ管理方法。
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