JP4739580B2 - 入出庫管理システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、倉庫内に一時的に保管される荷物の入出庫管理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、小麦粉等の製品のように、荷物運搬用のパレットに載せて倉庫内に一時的に保管される製品の管理は、以下の2点でオペレータの経験と勘に頼っているのが現状である。すなわち、
(1)どのロケーションに何を載置、保管すれば、効率的な在庫管理や入出庫管理ができるかという点。
(2)パレットに水濡れや油汚れがあり、異常であると思われる場合に、出荷停止すべきか否かという点。
【0003】
これに対し、例えば(1)は、ラック倉庫にすれば解決するが、現状の倉庫の設備を損なうことなく、わずかな設備の投資で対応し、同時に(2)の問題も解決したいという要求がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、前記従来技術に基づく問題点を解消し、現状の倉庫設備を大幅に変更することなく、安価に荷物の入出庫を管理することができると共に、パレットの汚れも検出できる入出庫管理システムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、荷物を積載したパレットを運搬するフォークリフトと、前記荷物の入庫ロケーションを管理するための入出庫情報が記録された倉庫内データベースを有し、前記荷物の入出庫管理を行う制御装置と、画像を撮影する第1および第2の撮影装置とを備え、
前記第1の撮影装置は、前記フォークリフトが通過する倉庫の出入口の上部に設けられ、前記第2の撮影装置は、前記フォークリフトもしくは前記倉庫内のそれぞれのロケーションに設けられ、
前記荷物を積載したパレットを積載したフォークリフトが前記倉庫内に入る時に、前記第1の撮影装置により、前記パレットに積載された荷物の銘柄および前記フォークリフトに表示されているフォークリフトIDを含む第1の画像を撮影し、
前記フォークリフトが、前記荷物を積載したパレットを前記倉庫内の所定のロケーションに載置した時に、前記第2の撮影装置により、前記ロケーションに表示されているロケーションIDおよび前記フォークリフトIDを含む第2の画像を撮影し、
前記制御装置により、前記第1および第2の画像に撮影されたフォークリフトIDに基づいて、前記第1の画像に撮影された荷物の銘柄および前記第2の画像に撮影されたロケーションIDと前記倉庫内データベースに記録されている入出庫情報とを照合し、前記入出庫情報に一致する荷物が前記入出庫情報に一致するロケーションに配置されているかどうかを判定することを特徴とする入出庫管理システムを提供するものである。
【0006】
ここで、前記フォークリフトが、前記倉庫内の所定のロケーションに載置されている荷物を積載したパレットを積載した時に、前記第2の撮影装置により、前記ロケーションIDおよび前記フォークリフトIDを含む第3の画像を撮影し、
前記制御装置により、前記第3の画像に撮影されたフォークリフトIDに基づいて、前記第3の画像に撮影されたロケーションのIDと前記倉庫内データベースに記録されている入出庫情報とを照合し、前記入出庫情報に一致するロケーションに載置されているパレットが前記フォークリフトに積載されているのかどうかを判定するのが好ましい。
【0007】
さらに、前記パレットに付着した水分量や油分量を非破壊分析する非破壊分析装置を備え、
当該非破壊分析装置により、前記荷物を積載したパレットを積載したフォークリフトが前記倉庫の出入口を通過する時に、前記パレットの水分量および油分量を測定し、
前記制御装置により、前記非破壊分析装置によって測定された前記パレットの水分量および油分量が許容範囲内の数値であるかどうかを判定し、許容範囲を超えている場合にアラームを発生するのが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に、添付の図面に示す好適実施例に基づいて、本発明の入出庫管理システムを詳細に説明する。
【0009】
図1は、本発明の入出庫管理システムの一実施例の構成概念図である。
同図に示す入出庫管理システム10は、倉庫34の内部に一時的に保管される荷物30の入出庫およびそのロケーション(載置場所)を管理すると共に、荷物30の運搬用のパレット32に付着した水分や油分等の汚れを検出するもので、フォークリフト12と、重量検知センサ14と、デジタルカメラ16と、非破壊分析装置18と、制御装置20とを備えている。
【0010】
図示例の入出庫管理システム10において、まず、重量検知センサ14は、フォークリフト12の重量を検出して、パレット32を積載したフォークリフト12が倉庫34の出入口36を通過中であることを検出するもので、倉庫の出入口36の下部(フォークリフト12の通路上の床面)に設けられている。本実施例では、重量検知センサ14の検出結果に応じて、デジタルカメラ16および非破壊分析装置18が制御される。
【0011】
続いて、デジタルカメラ16は、パレット32を積載したフォークリフト12が倉庫34の内部に入る時に、前述の重量検知センサ14により検出されると、フォークリフト12の上方の位置から、パレット32に積載されている荷物30の銘柄およびフォークリフト12に表示されているフォークリフトID(識別番号)を撮影するもので、倉庫34の出入口36の上部(フォークリフト12の通路上の天井面)に設けられている。
【0012】
なお、デジタルカメラ16は、有線ないしは無線の送信手段(図示省略)を備えており、撮影された写真(画像)のデータ(デジタルデータ)は制御装置20へ送信される。
【0013】
ここで、倉庫34の内部に載置、保管される小麦粉等の製品の袋の表面には、必ず個々の製品に固有の銘柄(絵柄)が記載(表示)されている。従って、最上部の荷物30は、銘柄の表示面を上側にしてパレット32上に積載しておく必要がある。
【0014】
また、これらの製品が倉庫34の内部に保管される場合、例えば50袋(1袋当り25Kgとして、合計1.25トン)を単位として保管される。従って、フォークリフト12の重量を検出すれば、フォークリフト12がパレット32(すなわち、50袋の荷物30)を積載しているかどうかを判断できる。
【0015】
また、例えばフォークリフト12の進行方向に沿って、2つの重量検知センサ14を一定間隔離間して配置しておくことにより、フォークリフト12の進行方向を検出可能である。
【0016】
続いて、図1に示す入出庫管理システム10において、フォークリフト12は、荷物30を積載したパレット32を運搬するもので、場所センサ22と、重量検知センサ24と、デジタルカメラ26とを備えている。
【0017】
ここで、場所センサ22は、フォークリフト12が倉庫34の外部にいるのか、倉庫34の内部にいるのかを検出し、デジタルカメラ26の電源のオン/オフを制御する。
【0018】
また、重量検知センサ24は、フォークリフト12のフォークにかかる重量を検出して、フォークリフト12が所定のロケーション28にパレット32を載置したこと、および、所定のロケーション28に載置されているパレット32を積載したことを検出し、デジタルカメラ26の電源がオンの場合に、デジタルカメラ26のシャッタを制御して写真を撮影するよう制御する。
【0019】
デジタルカメラ26は、パレット32を載置するためのロケーション28に表示されているロケーションID(識別番号)の写真を撮影するものである。
【0020】
ここで、各々のロケーション28には、相対的に同じ位置にロケーションIDが表示されている。従って、デジタルカメラ26は、このロケーションIDを撮影可能な位置、例えばフォークリフト12の屋根上の先端部等に配置される。
【0021】
デジタルカメラ26は、場所センサ22によりフォークリフト12の現在位置が検出されると、フォークリフト12が倉庫34の外部にいる時にはオフし、倉庫34の内部にいる時にはオンするよう制御される。
【0022】
また、デジタルカメラ26は、電源がオンの場合、重量検知センサ24により、フォークリフト12が所定のロケーション28にパレット32を載置したこと、および、所定のロケーション28からフォークリフト12にパレット32を積載したことが検出されると、そのロケーション28のロケーションIDの写真(画像)を撮影する。
【0023】
なお、デジタルカメラ26には、無線送信手段(図示省略)が設けられており、撮影した写真のデータ(デジタルデータ)は制御装置20へ送信される。
【0024】
ここで、前述のように、フォークリフト12には、所定箇所にフォークリフトIDが表示されている。
【0025】
このフォークリフトIDは、本実施例では、デジタルカメラ16により、パレット32を積載したフォークリフト12が倉庫34の内部に入る時撮影される。
また、フォークリフトIDは、デジタルカメラ26により、フォークリフト12がパレット32を所定のロケーション28に載置したこと、および、所定のロケーション28に載置されているパレット32をフォークリフト12に積載したことが検出された時、そのロケーションIDと共に撮影される。
【0026】
従って、フォークリフトIDは、本実施例の場合、ロケーションIDが撮影される時同時に撮影される位置、すなわち、フォークリフト12の、デジタルカメラ26とロケーションIDとを結ぶ直線の周囲の位置に表示される。
【0027】
続いて、図1に示す入出庫管理システム10において、非破壊分析装置18は、前述の重量検知センサ14により、パレット32を積載したフォークリフト12が倉庫34の出入口36を通過中であることが検出されると、例えば近赤外分析装置等のように、パレット32に付着した水分量や油分量を非破壊分析するもので、倉庫34の出入口36の下部(フォークリフト12の通路上の、パレット32に対向する床面)に設けられている。
【0028】
なお、非破壊分析装置18には、有線ないしは無線の通信装置(図示省略)が設けられており、その分析結果は次の制御装置20に送信される。
【0029】
最後に、制御装置20は、荷物30の入出庫管理およびパレット32の汚れの検出を行うものである。制御装置20は、例えばパーソナルコンピュータ等のコンピュータによって構成され、入庫ロケーションを管理するための入出庫情報が記録された倉庫内データベース(DB)38を備えている。
【0030】
この制御装置20は、倉庫内データベース38に記録されている入出庫情報に基づいて、入庫時の入庫ロケーション指示書および出庫時の出庫指示書を作成する機能、デジタルカメラ16,24から写真のデータ(デジタルデータ)を受信する機能、この写真のデータを解析して、荷物30の銘柄、フォークリフトIDおよびロケーションIDを識別する機能、非破壊分析装置18から分析結果を受信する機能、必要に応じてアラームを発生する機能、荷物30の入出庫に応じて、倉庫内データベース38に記録されている入出庫情報を更新する機能等を備えている。
【0031】
次に、図2および図3に示すフローチャートを参照して、本発明の入出庫管理システム10の動作を説明する。
【0032】
図2のフローチャートに示すように、倉庫34の内部に荷物30を積載したパレット32を入庫し、所定のロケーション28に載置する場合、倉庫内データベース38に記録されている入出庫情報に基づき、制御装置20により作成された入庫ロケーション指示書に従って、倉庫34の内部の所定のロケーション28に載置すべき荷物30を載せたパレット32を倉庫34の外部でフォークリフト12に積載し、出入口36から倉庫34の内部へ入る(S1)。
【0033】
この時、倉庫34の出入口36の下部に設けられている重量検知センサ14により、パレット32を積載したフォークリフト12が倉庫34の内部へ入ることが検出されると(S2)、倉庫34の出入口36の上部に設けられているデジタルカメラ16により、パレット32上に積載されている荷物30の銘柄およびフォークリフトIDが撮影され、撮影された写真のデータが制御装置20へ無線送信される(S3)。
【0034】
ここでは、これら荷物30の銘柄およびフォークリフトIDが撮影された写真をそれぞれ写真AおよびBとする。なお、本実施例では、荷物30の銘柄の写真とフォークリフトIDの写真を別々に撮影しているが、1枚の写真に両者を含めて撮影するようにしてもよい。
【0035】
また、重量検知センサ14により、パレット32を積載したフォークリフト12が倉庫34の内部へ入ることが検知されると(S2)、非破壊分析装置18により、パレット32に付着した水分量や油分量が分析され、その分析結果が制御装置20へ送信される。
【0036】
制御装置20は、非破壊分析装置18から分析結果を受信して、パレット32の水分量および油分量が、あらかじめ設定されているパレット32の水分量および油分量の許容範囲内の数値であるかどうかを判定し、許容範囲を超えている場合にはアラームを発生する。
【0037】
ここで、アラームが発生された場合、フォークリフト12は荷物30の入庫作業を中止し、制御装置20は、倉庫内データベース38内に記録されている入出庫情報の内の該当する部分を削除する。
【0038】
一方、フォークリフト12が倉庫34の出入口36を通過して倉庫34の内部へ入ると(S2)、場所センサ22により検出され、フォークリフト12に設けられているデジタルカメラ26の電源がオンして撮影可能な状態になる。
【0039】
続いて、フォークリフト12は、入庫ロケーション指示書によって指示される倉庫34の内部の所定のロケーション28に、荷物30を積載したパレット32を載置する。
【0040】
この時、フォークリフト12の重量検知センサ24により、所定のロケーション28にパレット32を載置したことが検出されると、デジタルカメラ26により、パレット32を載置したロケーション28のロケーションIDおよびフォークリフトIDが1枚の写真として撮影され、制御装置20へ送信される(S4)。
【0041】
ここでは、ロケーションIDおよびフォークリフトIDを撮影した写真を写真Cとする。
【0042】
これに応じて、制御装置20では、受信した写真A,BおよびCのデータを解析し、写真BおよびCに撮影されているフォークリフトIDに基づいて、写真Aに撮影されている荷物30の銘柄および写真Cに撮影されているロケーションIDと倉庫内データベース38に記録されている入出庫情報の内容とを照合し、入庫ロケーション指示書の内容通りに、所定の荷物30が所定のロケーション28に載置されているかどうかを判定する(S5)。
【0043】
ここで、入庫ロケーション指示書の内容に一致する所定の荷物30が所定のロケーション28に載置されており(S5で‘はい’)、これで作業が終了である場合(S6で‘はい’)、フォークリフト12は出入口36から倉庫34の外部へ出る(S7)。
【0044】
この時、フォークリフト12が出入口36を通過して倉庫34の外部へ出ると(S7)、場所センサ22により検出され、デジタルカメラ26の電源がオフになる。
【0045】
また、制御装置20は、倉庫内データベース38に記録されている入出庫情報の内容を更新する(S8)。
【0046】
これに対し、所定の荷物30が所定のロケーション28に載置されていない場合(S5で‘いいえ’)、制御装置20はアラームを発生する(S9)。
【0047】
これに応じて、フォークリフト12は、入庫ロケーション指示書によって指示される倉庫34の内部の所定のロケーション28にパレット32を配置し直す(S9)。
【0048】
そして、パレット32を再配置したロケーション28で写真Cが撮影され(S9)、同じく制御装置20によって正誤判定が行われ(S10)、指示通りの荷物30が指示通りのロケーション28に配置されていればステップS6へ進む(S10で‘はい’)。
【0049】
また、指示通りでなければ(S10で‘いいえ’)、ステップS9へ戻り、指示通りになるまで前述の動作が繰り返し行われる。
【0050】
なお、ステップS6において、作業が終了ではない場合とは(S6で‘いいえ’)、荷物30の入庫に続いて、倉庫34の内部の他のロケーション28に載置されているパレット32をフォークリフト12に積載して出庫する指示を受けている場合である。この場合、パレット32を積載せずに倉庫34の内部に入り、荷物30を出庫する場合と同じであるから、図3に示すフローチャートのステップS13に進む。
【0051】
次に、荷物30の出庫時の動作を説明する。
【0052】
倉庫34の内部の所定のロケーション28に載置された荷物30を出庫する場合、図3のフローチャートに示すように、フォークリフト12はパレット32を積載せずに倉庫34の内部へ入る(S11)。
【0053】
この時、フォークリフト12が出入口36を通過して倉庫34の内部へ入ると(S12)、場所センサ22により検出され、デジタルカメラ26の電源がオンして撮影可能な状態になる。
【0054】
続いて、フォークリフト12は、出庫指示書によって指示される倉庫34の内部の所定のロケーション28に載置されているパレット32を積載する。
【0055】
この時、重量検知センサ24により、フォークリフト12にパレット32を積載したことが検出されると、デジタルカメラ26により、パレット32を積載したロケーション28のロケーションIDおよびフォークリフトIDが1枚の写真として撮影され、制御装置20へ送信される(S13)。
【0056】
ここでは、ロケーションIDおよびフォークリフトIDを撮影した写真を写真Dとする。
【0057】
これに応じて、制御装置20では、写真Dを解析し、写真Dに撮影されているフォークリフトIDに基づいて、同じく写真Dに撮影されているロケーションIDと倉庫内データベース38に記録されている入出庫情報の内容とを照合し、出庫指示書の内容通りに、所定のロケーション28のパレット32がフォークリフト12に積載されているかどうかを判定する(S14)。
【0058】
ここで、出庫指示書の内容に一致する所定のロケーション28のパレット32がフォークリフト12に積載されている場合(S14で‘はい’)、フォークリフト12は出入口36から倉庫34の外部へ出る(S15)。
【0059】
この時、重量検知センサ14により、パレット32を積載したフォークリフト12が倉庫34の外部へ出ることが検知されると(S15)、非破壊分析装置18により、パレット32に付着した水分量や油分量が分析され、その分析結果が制御装置20へ送信される。
【0060】
制御装置20は、非破壊分析装置18から分析結果を受信して、パレット32の水分量および油分量が、あらかじめ設定されているパレット32の水分量および油分量の許容範囲内の数値であるかどうかを判定し、許容範囲を超えている場合にはアラームを発生する。
【0061】
ここで、アラームが発生された場合、倉庫34から出庫された荷物30の出荷を中止し、制御装置20は、倉庫内データベース38内に記録されている入出庫情報の内の該当する部分を削除する。
【0062】
また、フォークリフト12が出入口36を通過して倉庫34の外部へ出ると(S15)、場所センサ22により検出され、デジタルカメラ26の電源がオフになる。
【0063】
また、制御装置20は、倉庫内データベース38に記録されている入出庫情報の内容を更新する(S16)。
【0064】
これに対し、出庫指示書の内容に一致する所定のロケーション28のパレット32がフォークリフト12に積載されていない場合(S14で‘いいえ’)、制御装置20はアラームを発生する(S17)。
【0065】
これに応じて、フォークリフト12は、出庫指示書によって指示される倉庫34の内部の所定のロケーション28のパレット32を積載し直す(S17)。
【0066】
そして、パレット32を再積載したロケーション28において写真Dが撮影され(S17)、同じく制御装置20によって正誤判定が行われ(S18)、指示通りのロケーション28のパレット32が積載されていればステップS15へ進む(S18で‘はい’)。
【0067】
また、指示通りでなければ(S18で‘いいえ’)、ステップS17へ戻り、指示通りになるまで前述の動作が繰り返し行われる。
【0068】
なお、撮影した写真に、撮影日時のデータを含めるようにすれば、荷物30の銘柄毎の入出庫記録を日時および頻度で把握することができる。
【0069】
これにより、制御装置20が、最初はランダムに空きのロケーション28に入庫指示をしていても、荷物30の銘柄および頻度を徐々に学習し、頻繁に出し入れする銘柄の荷物30については、出入口36近傍のロケーション28に載置するように指示を出したり、1〜数年の季節変動データを解析(例えば、冷やし中華用粉は夏期の間だけ頻繁に出し入れされるなど)して、月毎のロケーション別入出庫計画を作成したりすることができる。
【0070】
このように、本発明の入出庫管理システム10によれば、現状の倉庫設備をわずかに変更するだけなので、安価に荷物30の入出庫を管理することができるし、同時にパレット32の汚れも検出することができる。
【0071】
なお、デジタルカメラ16,26は、例えばデジタルビデオカメラ等の撮影装置でもよい。また、本実施例では、倉庫34の出入口36とフォークリフト12のそれぞれにデジタルカメラ16,26を設けているが、これも限定されず、例えばフォークリフト12だけにデジタルカメラを装備し、これで全ての写真を撮影するようにしてもよい。あるいは、それぞれのロケーション28にデジタルカメラを設けるようにしてもよい。
【0072】
また、本実施例では、場所センサ22により、デジタルカメラ26の電源をオン/オフしているが、デジタルカメラ26の電源を常時オンとし、場所センサ22を省略してもよい。また、本実施例では、重量検知センサ14,24を使用して、パレット32を積載したフォークリフト12を検出したり、パレット32を積載/載置したことを検出しているが、これに限定されず、重量検知センサ14,24以外の他の手段を用いてもよい。
【0073】
本発明の入出庫管理システムは、基本的に以上のようなものである。
以上、本発明の入出庫管理システムについて詳細に説明したが、本発明は上記実施例に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更をしてもよいのはもちろんである。
【0074】
【発明の効果】
以上詳細に説明した様に、本発明の入出庫管理システムは、パレットを積載したフォークリフトが倉庫内に入る時に、荷物の銘柄およびフォークリフトIDの写真を撮影し、フォークリフトがパレットを所定のロケーションに載置した時に、ロケーションIDおよびフォークリフトIDの写真を撮影し、写真のフォークリフトIDに基づいて、写真の荷物の銘柄およびロケーションIDと入出庫情報とを照合し、入出庫情報に一致する荷物が入出庫情報に一致するロケーションに配置されているかどうかを判定するようにしたものである。
これにより、本発明の入出庫管理システムによれば、現状の倉庫設備をわずかに変更するだけで、安価に荷物の入出庫を管理することができるし、同時にパレットの汚れも検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の入出庫管理システムの一実施例の構成回路図である。
【図2】 本発明の入出庫管理システムの入庫時の動作を表す一実施例のフローチャートである。
【図3】 本発明の入出庫管理システムの出庫時の動作を表す一実施例のフローチャートである。
【符号の説明】
10 入出庫管理システム
12 フォークリフト
14 重量検知センサ
16 デジタルカメラ
18 非破壊分析装置
20 制御装置
22 場所センサ
24 重量検知センサ
26 デジタルカメラ
28 ロケーション
30 荷物
32 パレット
34 倉庫
36 出入口

Claims (3)

  1. 荷物を積載したパレットを運搬するフォークリフトと、前記荷物の入庫ロケーションを管理するための入出庫情報が記録された倉庫内データベースを有し、前記荷物の入出庫管理を行う制御装置と、画像を撮影する第1および第2の撮影装置とを備え、
    前記第1の撮影装置は、前記フォークリフトが通過する倉庫の出入口の上部に設けられ、前記第2の撮影装置は、前記フォークリフトもしくは前記倉庫内のそれぞれのロケーションに設けられ、
    前記荷物を積載したパレットを積載したフォークリフトが前記倉庫内に入る時に、前記第1の撮影装置により、前記パレットに積載された荷物の銘柄および前記フォークリフトに表示されているフォークリフトIDを含む第1の画像を撮影し、
    前記フォークリフトが、前記荷物を積載したパレットを前記倉庫内の所定のロケーションに載置した時に、前記第2の撮影装置により、前記ロケーションに表示されているロケーションIDおよび前記フォークリフトIDを含む第2の画像を撮影し、
    前記制御装置により、前記第1および第2の画像に撮影されたフォークリフトIDに基づいて、前記第1の画像に撮影された荷物の銘柄および前記第2の画像に撮影されたロケーションIDと前記倉庫内データベースに記録されている入出庫情報とを照合し、前記入出庫情報に一致する荷物が前記入出庫情報に一致するロケーションに配置されているかどうかを判定することを特徴とする入出庫管理システム。
  2. 前記フォークリフトが、前記倉庫内の所定のロケーションに載置されている荷物を積載したパレットを積載した時に、前記第2の撮影装置により、前記ロケーションIDおよび前記フォークリフトIDを含む第3の画像を撮影し、
    前記制御装置により、前記第3の画像に撮影されたフォークリフトIDに基づいて、前記第3の画像に撮影されたロケーションのIDと前記倉庫内データベースに記録されている入出庫情報とを照合し、前記入出庫情報に一致するロケーションに載置されているパレットが前記フォークリフトに積載されているのかどうかを判定する請求項1に記載の入出庫管理システム。
  3. さらに、前記パレットに付着した水分量や油分量を非破壊分析する非破壊分析装置を備え、
    当該非破壊分析装置により、前記荷物を積載したパレットを積載したフォークリフトが前記倉庫の出入口を通過する時に、前記パレットの水分量および油分量を測定し、
    前記制御装置により、前記非破壊分析装置によって測定された前記パレットの水分量および油分量が許容範囲内の数値であるかどうかを判定し、許容範囲を超えている場合にアラームを発生する請求項1または2に記載の入出庫管理システム。
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