JP7195234B2 - ガラス板を有する冷蔵庫扉の処理方法及び処理装置 - Google Patents
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ガラス板と、
該ガラス板の裏面側に配された断熱部材と、
前記ガラス板の側周に配された扉枠と、を有する冷蔵庫のガラス扉を、
作用部として刃を有する分離装置を用いて、断熱部材側とガラス板側とに分離する処理方法であって、
前記ガラス扉が、前記ガラス板が固定面又は可動面に対向する向きで載置される準備工程と、
前記刃が前記扉枠を破壊する破壊工程と、
前記破壊工程を終えた前記刃がさらに前記断熱部材の方に進んで、前記刃が前記断熱部材に作用し、
前記刃によって分離されている前記ガラス扉のうち、前記断熱部材側が前記刃の一方側に運ばれ、
前記刃によって分離されている前記ガラス扉のうち、前記ガラス板側が前記刃の他方側に運ばれる分離工程と、を含み、
前記刃が前記ガラス扉を前記断熱部材側と前記ガラス板側とに分離している最中の一部又は略全部において、前記ガラス扉の前記断熱部材には、前記固定面又は前記可動面に近づく方向への荷重及び力を実質的に付与しない。
ガラス板と、
該ガラス板の裏面側に配された断熱部材と、
前記ガラス板の側周に配された扉枠と、を有する冷蔵庫のガラス扉の処理装置であって、
前記ガラス扉を搬送する搬送部と、
前記ガラス扉に作用して前記扉枠を破壊し、該ガラス扉を断熱部材側とガラス板側とに分離する作用部である刃と、
前記ガラス扉が、前記ガラス板が固定面又は可動面に対向する向きで載置される領域と、を有し、
前記刃は、前記破壊を終えてさらに前記断熱部材の方に近づき、前記搬送部で搬送された前記ガラス扉のうち、前記断熱部材に作用し、前記ガラス扉から分離した前記断熱部材側を前記刃の一方側に運び、前記ガラス扉から分離した前記ガラス板側を前記刃の他方側に運び、
前記刃が前記ガラス扉を前記断熱部材側と前記ガラス板側とに分離している最中の一部又は略全部において、前記ガラス扉の前記断熱部材に対して、前記固定面又は前記可動面に近づく方向への荷重及び力を実質的に付与しない。
また、上記事情に鑑みてなされた本発明の別の処理装置は、
ガラス板と、
該ガラス板の裏面側に配された断熱部材と、
前記ガラス板の側周に配された扉枠と、を有する冷蔵庫のガラス扉の処理装置であって、
前記ガラス扉に作用して前記扉枠を破壊し、該ガラス扉を断熱部材側とガラス板側とに分離する作用部である刃と、
前記ガラス扉が、前記ガラス板が固定面又は可動面に対向する向きで載置される領域と、を有し、
前記刃は、前記破壊を終えてさらに前記断熱部材の方に近づき、前記ガラス扉のうち、前記断熱部材に作用し、前記ガラス扉から分離した前記断熱部材側を前記刃の一方側に運び、前記ガラス扉から分離した前記ガラス板側を前記刃の他方側に運ぶ。
本発明の各種の構成要素は、必ずしも個々に独立した存在である必要はなく、例えば、複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、或る構成要素が他の構成要素の一部であること、或る構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、を許容する。
また、本発明の方法には複数の手順を順番に記載してあるが、その記載の順番やタイミングは複数の手順を実行する順番やタイミングを限定するものではなく、内容的に支障しない範囲で変更することができる。
[ガラス扉1]
図2は本実施形態の冷蔵庫に用いられたガラス扉1の上面断面図である。ガラス扉1は、意匠面として主面21(冷蔵庫の外観から目視可能な面)が用いられるガラス板2と、ガラス板2の裏面22側に配される断熱部材3と、ガラス板2の側周に配される例えば樹脂製の扉枠4と、断熱部材3の後側に配されるライナ材5とを有する。
断熱部材3としては、例えばウレタンフォーム液を注入して発泡することで得られる公知の発泡断熱材や、公知の真空断熱材を用いることができる。断熱部材3は、自身の粘着性によって又は接着剤若しくは接着テープ等によって、ガラス板2の裏面22に接着、密着、又は貼付等によって、ガラス板2に対して相対移動不能にされている。本実施形態では、断熱部材3としてウレタンフォーム液から発泡されたウレタン断熱材が用いられており、自身の接着性によって裏面22に接着している。
図3は本実施形態のガラス扉1に用いられるガラス板2の分離装置10の概略図である。図4は本実施形態の刃12の上面図である。図5は本実施形態の分離装置10が配された領域にガラス扉1を載置して搬送開始した後の状態の図である。
搬送部11は、水平方向、少なくとも前後方向に可動であり、ガラス扉1の側面(例えば扉枠4)に当接して、ガラス扉1を刃12が在る方向に押して搬送する(図5中、矢印A)。搬送部11は、例えばシリンダ等の直線駆動機構装置によって、固定面100上を自由に行き来することができる。
搬送部11は、刃12の高さ位置よりも高い位置でガラス扉1の側面を押す第1搬送部111と、刃12の高さ位置よりも低い位置でガラス扉1の側面を押す第2搬送部112と、第1搬送部111及び第2搬送部112の間の空隙113と、を有している。後述するように、刃12はガラス扉1に作用して、ガラス板2側と断熱部材3側とに分離する。その分離の後、刃12は空隙113に入り込むことで搬送部11と接触することを回避できる。このため、ガラス扉1を略水平方向に切り終え易いようにしている。
刃12は、固定面100から或る程度離間した高さに固定(固定構造は不図示)されており、切っ先121を後端にして前後に延在している。この高さは、固定面100に載置されたガラス扉1のガラス板2の裏面22の位置よりも高く、扉枠4の上端よりも低い。また、好ましくは、刃12は、床面に配されたガラス排出口101の上方に位置する。ガラス排出口101の後端は、刃12の切っ先121より前方に在るのが好ましい。
分離補助部13は、後述するように、ガラス板2側から分離された断熱部材3側が載り上がる部材であり、高さ方向に寸法を有して断熱部材3側の荷重に耐えることができる強度の部材である。分離補助部13の高さ寸法としては、例えば固定面100と、分離中の断熱部材3側の底辺とが成す角度が5°~45°となるような寸法が好ましい。45°を超えると分離過程でガラスが大きく反ってしまい割れてしまう虞がある。
本実施形態におけるガラス扉1の処理方法は、例えば便宜上、次の工程に分けて考えることができる。ガラス扉1を分離装置10で処理できるように所定の位置に載置する準備工程、ガラス扉1を搬送部11によって刃12に向けて搬送する前搬送工程、刃12を用いて扉枠4を切り込んで破壊する破壊工程、ガラス扉1をガラス板2側と断熱部材3側とに分離していく分離工程、分離されたガラス板2側と断熱部材3側とをその後の処理に向けて搬送する後搬送工程である。
また、「分離」とは、例えば、接着、固着、若しくは貼付等によって別体形成されている2つの部材が取り付けられることで相対移動不能にされている状態を解除して、これら2つの部材が相対移動可能な状態にすることをいうことができる。本実施形態では、断熱材3に刃12が進入することでガラス扉1をガラス板2側のパーツと断熱部材3側のパーツとに分けることを含むことができる。
また、「ガラス板2側」とは、ガラス板2の略全部を少なくとも含むものとして定義できる。ここでいう「略」とは、刃12に削り取られた例えば粒状の部分が断熱部材3側に含まれていたり、ガラス板2側にも断熱部材3側にも含まれずに散逸した場合、断熱部材3側や散逸したガラスを「ガラス板2側」とはいわないという趣旨である。
(準備工程)
まず、搬送部11と刃12の間の固定面100上に、ガラス扉1のガラス板2を下向きにして載置する。例えば、図3のような状態の分離装置10における搬送部11と刃12との間の固定面100に、図2のような状態のガラス扉1を、ガラス板2が固定面100に対向するように載置する。このとき、ガラス扉1の上側には、荷重を実質的に与えないのが好ましい。「実質的に与えない」とは、荷重をまったく与えないか、少なくとも刃12が断熱部材3に進入してガラス扉1を分離している最中に断熱部材3側が浮き上がることが可能な程度の小さい荷重を与える程度にすることをいう。本実施形態ではまったく与えておらず、上側から押える機械等を配することはしていない。
ガラス扉1の載置後、搬送部11を作動させてガラス扉1を刃12に向けて搬送する。これにより図5に例示するように、扉枠4に刃12が当接する。
扉枠4に刃12が当接した後、さらに搬送部11が作動して扉枠4に刃12が切り込んでいき、刃12は扉枠4を切断し、破壊する。
図6は本実施形態の分離装置10を作動させてガラス扉1を分離している途中の図である。搬送部11をさらに作動させると、ガラス板2と断熱部材3との間に、または断熱部材3のうちガラス板2の近傍に刃12が入り込む。刃12が断熱部材3に入り込むにつれて、ガラス板2と断熱部材3側とは水平方向に切り離され、すなわち上下方向に剥離させる力が働く。また、本実施形態の分離工程では、ガラス扉1の直上方は開放されて空間となっており、下向きの荷重や力がガラス扉1には実質的に付与されない(ガラス扉1の自重は除く。)。本発明者らの検討によれば、この工程において下向きの荷重や力をガラス扉1に付与すると、ガラス扉1の自重と相俟って刃12による分離が進みにくくなったり、ガラス板2が割れたりする虞が高まる。
分離され終えたガラス板2側と断熱部材3側は、搬送部11によってそれぞれさらに前方に搬送されていく。この詳細は後述する。
このようにして分離されたガラス板2は、断熱部材3が比較的多く除去された状態に処理されるため、例えば土木材などとして再資源化することができる。なお、再資源化の受け入れ基準に満たないガラス板2が排出されてきた場合においては、その後の工程にてブラシングマシン等の自動洗浄機にかけて表面をきれいにすればよいし、手作業にて除去してもかまわない。
本実施形態では、水平方向に延在する固定面100を用いたが、この固定面100を、固定面100に配した弾性部材によって支持して可動面にしてもよい。こうすると、後述する実施形態3と同様の効果を奏することができる。
本実施形態の構成は、次の点を除き実施形態1と同様に構成できる。
扉枠4のうち、ガラス板2側が例えば押え支持部41近傍にR形状を成しているガラス扉1を処理することが想定される。このような扉枠4を備えるガラス扉1に対しては、以下の構成を付与することで効果的に処理することができる。
図9は、本実施形態の分離装置10でガラス扉1が処理されている状態を示す図である。本実施形態は、ガラス扉1(ガラス板2)を立てた状態で処理することを想定したものである。
上述の処理方法は、すべて自動化して行うことができる。各々の装置が作動するタイミングについては各種センサ(赤外線、画像など)により管理できるものである。図10は各実施形態の分離装置10を用いて自動処理をする際の全体概略図である。
2 ガラス板
21 主面
22 裏面
3 断熱部材
4 扉枠
41 押え支持部
5 ライナ材
10 分離装置
11 搬送部
111 第1搬送部
112 第2搬送部
113 空隙
12 刃(作用部)
121 切っ先
122 傾斜
123 小刃
128 ボルト(固定部材)
129 ホルダー
13 分離補助部
14 押圧固定治具
100 固定面
101 ガラス排出口
110 可動面
17 搬送コンベア
18 ローラーコンベア
19 吸盤搬送治具
30 回収容器
31 ガラス屑
Claims (12)
- ガラス板と、
該ガラス板の裏面側に配された断熱部材と、
前記ガラス板の側周に配された扉枠と、を有する冷蔵庫のガラス扉を、
作用部として刃を有する分離装置を用いて、断熱部材側とガラス板側とに分離する処理方法であって、
前記ガラス扉が、前記ガラス板が固定面又は可動面に対向する向きで載置される準備工程と、
前記刃が前記扉枠を破壊する破壊工程と、
前記破壊工程を終えた前記刃がさらに前記断熱部材の方に進んで、前記刃が前記断熱部材に作用し、
前記刃によって分離されている前記ガラス扉のうち、前記断熱部材側が前記刃の一方側に運ばれ、
前記刃によって分離されている前記ガラス扉のうち、前記ガラス板側が前記刃の他方側に運ばれる分離工程と、を含み、
前記刃が前記ガラス扉を前記断熱部材側と前記ガラス板側とに分離している最中の一部又は略全部において、前記ガラス扉の前記断熱部材には、前記固定面又は前記可動面に近づく方向への荷重及び力を実質的に付与しない、ガラス扉の処理方法。 - ガラス板と、
該ガラス板の裏面側に配された断熱部材と、を有する冷蔵庫のガラス扉を、
作用部を有する分離装置を用いて、断熱部材側とガラス板側とに分離する処理方法であって、
前記分離装置は、分離補助部を有し、
前記ガラス扉が、前記ガラス板が固定面又は可動面に対向する向きで載置される準備工程と、
前記作用部が前記断熱部材に作用し、
前記作用部によって分離されている前記ガラス扉のうち、前記断熱部材側が前記作用部の一方側に運ばれ、
前記作用部によって分離されている前記ガラス扉のうち、前記ガラス板側が前記作用部の他方側に運ばれる分離工程と、を含み、
前記分離工程では、前記作用部によって分離されている前記ガラス扉のうち、前記断熱部材側が、前記分離補助部に載り上がり、
前記作用部が前記ガラス扉を前記断熱部材側と前記ガラス板側とに分離している最中の一部又は略全部において、前記ガラス扉の前記断熱部材には、前記固定面又は前記可動面に近づく方向への荷重及び力を実質的に付与しない、ガラス扉の処理方法。 - ガラス板と、
該ガラス板の裏面側に配された断熱部材と、を有する冷蔵庫のガラス扉を、
作用部を有する分離装置を用いて、断熱部材側とガラス板側とに分離する処理方法であって、
前記分離装置は、分離補助部を有し、
前記ガラス扉が、前記ガラス板が固定面又は可動面に対向する向きで載置される準備工程と、
前記作用部が前記断熱部材に作用し、
前記作用部によって分離されている前記ガラス扉のうち、前記断熱部材側が前記作用部の一方側に運ばれ、
前記作用部によって分離されている前記ガラス扉のうち、前記ガラス板側が前記作用部の他方側に運ばれる分離工程と、を含み、
前記分離工程では、前記作用部によって分離されている前記ガラス扉のうち、前記ガラス板側が、前記分離補助部に載り上がり、
前記作用部が前記ガラス扉を前記断熱部材側と前記ガラス板側とに分離している最中の一部又は略全部において、前記ガラス扉の前記断熱部材には、前記固定面又は前記可動面に近づく方向への荷重及び力を実質的に付与しない、ガラス扉の処理方法。 - 前記ガラス扉は、前記ガラス板の側周に配された扉枠を有し、
前記分離装置は、押圧固定治具を有し、
前記分離工程では、前記扉枠が破壊されてから、前記作用部が前記断熱部材に進入するものであり、
前記準備工程の開始から前記作用部が前記断熱部材に進入し始める直後までの間に、前記押圧固定治具は、前記ガラス扉に対して前記固定面又は前記可動面に近づく方向の荷重又は力を付与する請求項1乃至3何れか一項に記載の処理方法。 - ガラス板と、
該ガラス板の裏面側に配された断熱部材と、を有する冷蔵庫のガラス扉を、
作用部を有する分離装置を用いて、断熱部材側とガラス板側とに分離する処理方法であ
って、
前記ガラス扉が、前記ガラス板が固定面又は可動面に対向する向きで載置される準備工
程と、
前記作用部が前記断熱部材に作用し、
前記作用部によって分離されている前記ガラス扉のうち、前記断熱部材側が前記作用部
の一方側に運ばれ、
前記作用部によって分離されている前記ガラス扉のうち、前記ガラス板側が前記作用部
の他方側に運ばれる分離工程と、を含み、
前記作用部は、切っ先が前記ガラス扉の複数点で接触し始める形状の刃であり、前記固定面又は前記可動面の側に傾斜を有し、
前記作用部が前記ガラス扉を前記断熱部材側と前記ガラス板側とに分離している最中の
一部又は略全部において、前記ガラス扉の前記断熱部材には、前記固定面又は前記可動面
に近づく方向への荷重及び力を実質的に付与しない、ガラス扉の処理方法。 - 前記分離装置は、前記ガラス扉を搬送する搬送部を有し、
該搬送部は、前記作用部に正対する領域を含んで配された空隙を有する請求項1乃至5何れか一項に記載の処理方法。 - 前記作用部としての刃は、切っ先からの傾斜が前記断熱部材側に形成されている請求項1乃至6の何れか一項に記載の処理方法。
- 前記作用部としての刃は、前記分離工程において、前記断熱部材のうち前記ガラス板の近傍に入り込み、前記ガラス板の表面を追従しながら進む請求項1乃至7の何れか一項に記載の処理方法。
- ガラス板と、
該ガラス板の裏面側に配された断熱部材と、
前記ガラス板の側周に配された扉枠と、を有する冷蔵庫のガラス扉の処理装置であって、
前記ガラス扉を搬送する搬送部と、
前記ガラス扉に作用して前記扉枠を破壊し、該ガラス扉を断熱部材側とガラス板側とに分離する作用部である刃と、
前記ガラス扉が、前記ガラス板が固定面又は可動面に対向する向きで載置される領域と、を有し、
前記刃は、前記破壊を終えてさらに前記断熱部材の方に近づき、前記搬送部で搬送された前記ガラス扉のうち、前記断熱部材に作用し、前記ガラス扉から分離した前記断熱部材側を前記刃の一方側に運び、前記ガラス扉から分離した前記ガラス板側を前記刃の他方側に運び、
前記刃が前記ガラス扉を前記断熱部材側と前記ガラス板側とに分離している最中の一部又は略全部において、前記ガラス扉の前記断熱部材に対して、前記固定面又は前記可動面に近づく方向への荷重及び力を実質的に付与しない、処理装置。 - ガラス板と、
該ガラス板の裏面側に配された断熱部材と、
前記ガラス板の側周に配された扉枠と、を有する冷蔵庫のガラス扉の処理装置であって、
前記ガラス扉に作用して前記扉枠を破壊し、該ガラス扉を断熱部材側とガラス板側とに分離する作用部である刃と、
前記ガラス扉が、前記ガラス板が固定面又は可動面に対向する向きで載置される領域と、を有し、
前記刃は、前記破壊を終えてさらに前記断熱部材の方に近づき、前記ガラス扉のうち、前記断熱部材に作用し、前記ガラス扉から分離した前記断熱部材側を前記刃の一方側に運び、前記ガラス扉から分離した前記ガラス板側を前記刃の他方側に運ぶ、処理装置。 - 前記刃は、切っ先からの傾斜が前記断熱部材側に形成されている請求項9又は10に記載の処理装置。
- 前記作用部としての刃は、前記断熱部材のうち前記ガラス板の近傍に入り込み、前記ガラス板の表面を追従しながら進む請求項9乃至11の何れか一項に記載の処理装置。
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