JP2002350837A - 偏光板剥離方法 - Google Patents

偏光板剥離方法

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JP2002350837A
JP2002350837A JP2001159372A JP2001159372A JP2002350837A JP 2002350837 A JP2002350837 A JP 2002350837A JP 2001159372 A JP2001159372 A JP 2001159372A JP 2001159372 A JP2001159372 A JP 2001159372A JP 2002350837 A JP2002350837 A JP 2002350837A
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JP
Japan
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polarizing plate
liquid crystal
crystal panel
slicer
peeling method
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JP2001159372A
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Inventor
Yuji Sakai
祐治 酒井
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶パネルのギャップ精度に影響を与えるこ
となく、液晶パネルに貼付された偏光板を液晶パネルか
ら剥離可能な偏光板剥離方法を提供する。 【解決手段】 偏光板3と液晶パネル2との間に加熱し
たスライサー4を挿入し、スライサー4を長手方向に振
動させながら偏光板3を液晶パネル2から剥離する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、偏光板の貼付され
た液晶パネルから偏光板を剥離する偏光板剥離方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の偏光板剥離方法としては、図4で
示されるように、液晶パネル2を回転可能なローラー8
で押さえ、偏光板3をローラー7に巻きつけて偏光板3
を剥離する方法が用いられていた。ここで、偏光板3を
剥離するときには、偏光板剥離界面で液晶パネル2に垂
直方向の応力が働き、その応力により、液晶パネル2が
反ることによる基板割れや、液晶パネル2の液晶を挟ん
でいる前面側と裏面側の両ガラス面間のパネルギャップ
が変動することなどによる液晶パネル2へのダメージが
発生する場合がある。したがって、液晶パネル2に働く
垂直応力を減少させ、これらのダメージを防止するため
に、パネルを押さえるローラー8と巻き取りローラー7
の間隔や、ローラー7、8の位置、剥離のスピードなど
の調整が必要であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、偏光板
貼付後の液晶パネルの経時変化、保存状況により偏光板
と液晶パネルとの接着力のばらつきが発生するため、パ
ネルギャップの変動による液晶パネルのダメージを防止
するには、ローラーの間隔や剥離のスピードなどの微細
な調整を行うことにより、各液晶パネルごとの接着力の
ばらつきに対応させる必要があるが、従来の偏光板剥離
方法で各液晶パネルごとに微細な調整を行うことは、偏
光板の剥離作業の作業性を低下させるものであるという
問題があった。
【0004】また、液晶パネルの大型化に伴い、偏光板
剥離時の液晶パネル自体の反り量も大きくなり、その液
晶パネルの反りにより、パネルギャップの変動が生じる
可能性が高くなる傾向にある。さらに、液晶パネルの種
類によっては、わずかなパネルギャップの変化が画面表
示時のギャップ異常となって現われるため、非常に高い
パネルギャップの精度が要求される場合もあるが、従来
の偏光板剥離方法では、そのような非常に高い精度要求
を満たすことが困難であるという問題もあった。
【0005】このように、従来の偏光板剥離方法では、
偏光板剥離時に生じる液晶パネルの垂直応力によりパネ
ルギャップを変動させる可能性があり、そのパネルギャ
ップの変動に起因する液晶パネルの表示ムラなどによ
り、液晶パネルの表示品位を著しく低下させることにな
るという問題があった。
【0006】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたものであり、偏光板剥離の際に生ずるパネルギャ
ップの変化量を減少させ、液晶パネルに対するダメージ
を軽減可能な偏光板剥離方法を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による偏光板剥離方法は、偏光板の貼付され
た液晶パネルから該偏光板を剥離する偏光板剥離方法で
あって、加熱したスライサーを前記偏光板と前記液晶パ
ネルとの間に挿入し、該スライサーを前記液晶パネルに
対して移動させることにより、前記偏光板を前記液晶パ
ネルから剥離することを特徴とするものである。
【0008】また、本発明による偏光板剥離方法は、前
記偏光板剥離方法において、前記スライサーを、その長
手方向に振動させながら前記偏光板を剥離することを特
徴とするものである。
【0009】また、本発明による偏光板剥離方法は、前
記偏光板剥離方法において、前記スライサーは、70〜
100℃に加熱されたものであることを特徴とするもの
である。
【0010】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、本発明の実
施の形態1による偏光板剥離方法について、図面を参照
しながら説明する。本実施の形態1による偏光板剥離方
法は、例えば、液晶表示装置の製造工程において、偏光
板と液晶パネルとの間に異物が入ったことにより、偏光
板の再貼付が必要と判断された場合に、液晶パネルから
偏光板を剥離するときに用いられるものである。
【0011】図1、図2、及び図3は、本実施の形態1
による偏光板剥離方法を説明するための模式図である。
図1において、吸着ステージ1は、偏光板3の貼付され
た液晶パネル2を吸着し、固定する。スライサー4は、
液晶パネル2に偏光板3を貼付している粘着剤層を切断
することにより、液晶パネル2と偏光板3を切り離す。
熱源装置5は、温度調整機構を有しており、スライサー
4を加熱する。加熱機構としては、スライサー4に配設
されたヒーター(図示せず)などが用いられ、そのヒー
ターに流す電流量を熱源装置5で調整することにより、
スライサー4を所定の温度に加熱することができる。
【0012】図2で示されるように、ホルダー6により
偏光板3の一辺をクリップすることで、偏光板3と液晶
パネル2との間にスライサー4を通すことができる空間
を保つことができ、スライサー4による剥離動作を行い
やすくすることができる。
【0013】次に、偏光板剥離方法について説明する。
まず、吸着ステージ1に偏光板3の貼付された液晶パネ
ル2を吸着固定し、ホルダー6により偏光板3の一辺を
クリップする。そして、スライサー4を液晶パネル2と
偏光板3との間に挿入し、図1の(I)方向に移動させ
ることにより、液晶パネル2から偏光板3を剥離してい
く。
【0014】ここで、液晶パネル2に偏光板3を貼付し
ている粘着剤層は温めた方が軟らかくなるが、あまりに
も温度が高いと液晶パネル2にダメージを与えるため、
スライサー4は、熱源装置5により70〜100℃に加
熱することが好ましい。
【0015】このような本偏光板剥離方法では、偏光板
3と液晶パネル2との間にスライサー4を挿入して、そ
のスライサー4を液晶パネル2に対して平行な方向に移
動させながら偏光板3を液晶パネル2から剥離するた
め、液晶パネル2に垂直方向の応力が働かず、液晶パネ
ル2のパネルギャップを変化させることがなく、液晶パ
ネル2にダメージを与えることがない。また、本偏光板
剥離方法では、偏光板3を貼付した後の保存状況により
粘着剤層の接着力に差がでてきている場合でも、その接
着力の差に関わらず、安定して偏光板3の剥離を行うこ
とができる。
【0016】以上では、スライサー4を(I)方向に移
動させながら偏光板3の剥離を行ったが、スライサー4
を(I)方向に移動させながら吸着ステージ1を(II)
方向へ移動させて偏光板3の剥離を行ってもよく、ある
いはスライサー4を(I)方向に関しては固定した状態
で吸着ステージ1を(II)方向へ移動させて偏光板3の
剥離を行ってもよい。
【0017】また、偏光板3を剥離するときに、図3で
示されるように、スライサー4を、その長手方向、すな
わち(III)方向に振動させながら剥離を行ってもよ
い。
【0018】これらの場合においても、上記垂直方向の
応力が働かないため、液晶パネル2にダメージを与える
ことなく、偏光板3の剥離を行うことができる。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
による偏光板剥離方法によれば、偏光板と液晶パネルと
の間に加熱したスライサーを挿入し、該スライサーを前
記液晶パネルに対して移動させることにより、偏光板を
液晶パネルから剥離することで、液晶パネルのパネルギ
ャップを変化させず、液晶パネルにダメージを与えるこ
となく偏光板を剥離することができ、偏光板の剥離によ
る液晶パネルの表示ムラの発生を防止することができる
効果が得られる。また、偏光板と液晶パネルとの接着力
のばらつきなどに左右されることなく、安定して偏光板
の剥離を行うことができる効果が得られる。
【0020】また、本発明による偏光板剥離方法によれ
ば、前記偏光板剥離方法において、スライサーを長手方
向に振動させながら偏光板を剥離することで、スライサ
ーによる偏光板の剥離を、より容易なものにすることが
できる効果が得られる。
【0021】また、本発明による偏光板剥離方法によれ
ば、前記偏光板剥離方法において、スライサーを70〜
100℃に加熱することで、液晶パネルにダメージを与
えることなく、偏光板の剥離を行うことができる効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による偏光板剥離方法を
説明するための模式図である。
【図2】本発明の実施の形態1による偏光板剥離方法を
説明するための模式図である。
【図3】本発明の実施の形態1による偏光板剥離方法を
説明するための模式図である。
【図4】従来の偏光板剥離方法を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
1 吸着ステージ 2 液晶パネル 3 偏光板 4 スライサー 5 熱源装置 6 ホルダー 7、8 ローラー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 偏光板の貼付された液晶パネルから該偏
    光板を剥離する偏光板剥離方法であって、 加熱したスライサーを前記偏光板と前記液晶パネルとの
    間に挿入し、該スライサーを前記液晶パネルに対して移
    動させることにより、前記偏光板を前記液晶パネルから
    剥離することを特徴とする偏光板剥離方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の偏光板剥離方法におい
    て、 前記スライサーを、その長手方向に振動させながら前記
    偏光板を剥離することを特徴とする偏光板剥離方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の偏光板剥離方法
    において、 前記スライサーは、70〜100℃に加熱されたもので
    あることを特徴とする偏光板剥離方法。
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