JP3522214B2 - パチンコ台のリサイクル処理装置及び該処理方法 - Google Patents

パチンコ台のリサイクル処理装置及び該処理方法

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JP3522214B2 JP2000360522A JP2000360522A JP3522214B2 JP 3522214 B2 JP3522214 B2 JP 3522214B2 JP 2000360522 A JP2000360522 A JP 2000360522A JP 2000360522 A JP2000360522 A JP 2000360522A JP 3522214 B2 JP3522214 B2 JP 3522214B2
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有限会社海野設計エンジニアリング
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、廃棄処分されるパ
チンコ台の多くの釘を含めた各構成部材をそれぞれ分離
してリサイクル可能とするパチンコ台のリサイクル処理
装置及び処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、近時、合成樹脂材や木材
からなる消耗品のリサイクル化が進み、例えばこれらの
材料を粉砕してチップ状にしてから、再度消耗品などを
成形したり燃料などに利用して資源の有効利用が図られ
ているが、その一つとして遊戯用のパチンコ台もリサイ
クル利用されている。
【0003】すなわち、使用済みとなって廃棄処分され
るパチンコ台のリサイクル方法としては、現在ではパチ
ンコ台の内部や裏面側にある電気配線や半導体基板、モ
ータなどや、正面パネル側などに存する小さなプラスチ
ック部材、その他の部材を取り除いた後に、合成木板で
形成されたパチンコ台本体や、該本体の前面に固定され
た合成樹脂材からなる正面パネル及び該正面パネルに打
ち付けられた多くの真鍮釘をそのままクラッシャ機にか
けて潰して所定形状に成形した後に、これを例えば固体
燃料として再利用している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記パ
チンコ台を潰して成形された固体燃料は、前述のように
木材や金属材及び合成樹脂材が混合した状態になってい
るため、固体燃料としての品質低下が余儀なくされるば
かりか、特に合成樹脂材が混合されていることから、燃
焼による公害問題が発生し易くなるといった問題を招い
ている。
【0005】そこで、前記パチンコ台の本体と釘及び正
面パネルなどをそれぞれ分離して、合成板材である本体
のみを固体燃料として再利用することも考えられている
が、現在では分離作業を自動的に行なう技術が開発され
ていないため、250〜300本もの釘の引き抜きや、
セルロース系プラスチックの正面パネルを本体から剥離
する作業を手作業で行なわなければならず、したがっ
て、かかる作業の能率が著しく低下して、コストが掛り
過ぎるといった問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記従来の技
術的課題に鑑みて案出されたもので、請求項1に記載の
発明は、正面パネルに複数の釘が打ち付けられたパチン
コ台を廃棄処分する際に、該パチンコ台の本体から構成
部材を分離させるパチンコ台のリサイクル処理装置であ
って、前記正面パネルを下向き状態で支持する支持台
と、該支持台の上方位置に昇降自在に設けられて、下面
の前記各釘の打ち込み位置に対応した位置に釘押出し用
ピンを有する可動体と、該可動体を前記支持台上に固定
されたパチンコ台の裏面位置に対して昇降させる昇降機
と、該昇降機を制御するコントローラとを有する抜釘機
構とを備え、前記支持台に、固定具によって固定された
パチンコ台に振動を与えるエアーバイブレータを設けた
ことを特徴としている。
【0007】請求項2に記載の発明は、前記抜釘機構の
前方位置に配置されて、前記可動体によって抜釘された
正面パネルをカッターによってパチンコ台本体から剥離
する剥離機構を備えたことを特徴としている。
【0008】この請求項1及び2に記載の発明によれ
ば、少なくもパチンコ台の数多くの釘を、該パチンコ台
の裏面側から抜釘機構によって同時あるいは連続的に自
動的に押し出しにより抜くことができ、さらに釘が抜か
れたパチンコ台の本体から正面パネルを剥離機構によっ
て自動的に剥離させることができるため、かかる抜釘作
業や剥離作業効率が大幅に向上することは勿論のこと、
その後に、例えば真鍮釘を再熔融して同じ真鍮釘として
再利用でき、また、本体から剥離された正面パネルや、
本体の合板木材をそれぞれチップ化することにより、さ
らに同じセルロース系プラスチック材や、合板木材及び
パルプ材として再利用することができる。このように、
各原材料を元の製品として使用できると共に、さらに別
の製品に使用することができるため、無限にリサイクル
が可能になる。
【0009】しかも、各材料を個別的に取り出すことに
より、リサイクルされた製品の品質が良好になる。
【0010】請求項3に記載の発明は、前記剥離機構の
前方位置に配置されて、前記カッターによって正面パネ
ルが剥離されたパチンコ台本体を順次積み重ね保持する
保持機構を備えたことを特徴としている。
【0011】請求項4に記載の発明は、前記保持機構に
よって所定段積み重ね保持された複数のパチンコ台本体
を、外部に送出す送出機構を備えたことを特徴としてい
る。
【0012】請求項5に記載の発明は、前記各機構を、
処理ライン上にベルトコンベアを介して連続的に配置し
たことを特徴としている。
【0013】請求項6に記載の発明は、前記抜釘機構と
剥離機構との間に、抜釘機構から送出されたパチンコ台
の残留釘を検出する検出器と、該検出器により残留釘が
検出されたパチンコ台を外部に排出する排出機を設けた
ことを特徴としている。
【0014】請求項7に記載の発明は、前記剥離機構と
保持機構との間に、剥離機構から送出されたパチンコ台
本体の厚さを検出する厚さ検出器と、該厚さ検出器によ
り検出されたパチンコ台本体の厚さが所定以上である場
合に、該パチンコ台本体を外部に排出する排出機を設け
たことを特徴としている。
【0015】請求項8に記載の発明は、前記可動体を、
前後、左右方向及び上下方向に移動させる前後移動機と
横移動機及び昇降機とを設け、該前後移動機と横移動機
及び昇降機によって前記可動体を所望の位置に移動させ
て釘押出し用ピンによってパチンコ台の釘を下方に押し
出すことを特徴としている。請求項9に記載の発明は、
正面パネルに複数の釘が打ち付けられたパチンコ台を廃
棄処分する際に、該パチンコ台の本体から構成部材を分
離させるパチンコ台のリサイクル処理方法であって、前
記正面パネルが下向き状態で支持台に支持されかつ振動
状態にあるパチンコ台の上方から下降した可動体が、釘
押出し用ピンによって前記各釘の打ち込み位置に対応し
た位置を押圧して各釘を抜き出す第1工程と、前記可動
体によって抜釘された正面パネルをカッターによってパ
チンコ台本体から剥離する第2工程と、前記カッターに
よって正面パネルが剥離されたパチンコ台本体を順次積
み重ね保持する第3工程と、所定段積み重ね保持された
複数のパチンコ台本体を、外部に送出す第4工程とから
構成したことを特徴とするパチンコ台のリサイクル処理
方法。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るパチンコ台の
リサイクル処理装置の各実施形態を図面に基づいて詳述
する。
【0017】図1及び図2は本発明の第1の実施形態を
示し、まず、リサイクル処理装置で処理されるパチンコ
台1は、図3A,Bに示すように一般的なものであって
合板材で比較的肉厚に形成された本体2と、該本体2の
前面に接着剤により貼り付けられた合成樹脂材(セルロ
ース系プラスチック)の正面パネル3と、該正面パネル
3の所定位置に打ち付けられた250〜300本の真鍮
釘4とを備えている。なお、リサイクル処理装置に搬送
される前に、パチンコ台1の内部などに設けられた電線
やモータなどの電気部品等を取り除いておく。
【0018】このパチンコ台1のリサイクル処理装置
は、処理ラインの端緒側から終端側に所定間隔をおいて
順次配置され、前記各釘4を正面パネル3から押脱させ
る抜釘機構11と、該抜釘機構11の前方位置に配置さ
れて本体2から正面パネル3を剥離する剥離機構12
と、該剥離機構12の前方位置に配置されて、正面パネ
ル3が剥離された本体2を順次積み重ね保持する保持機
構13と、該保持機構13で保持された所定枚数の本体
2を外部に送出す送出機構14とから主として構成され
ている。また、前記抜釘機構11から剥離機構12及び
該剥離機構12から保持機構13までの間にはベルトコ
ンベア15、16が介装されて、パチンコ台1の各構成
部材を連続的かつ自動的に処理するようになっている。
【0019】前記抜釘機構11は、図1及び図4に示す
ように前後上下の矩形状の支持枠17間に配設されて、
下端部に固定された基台18と、上下方向のほぼ中央に
固定されて、左右に2分割形成された支持台19、19
と、上端部の梁部材20a,20bに固定された支持板
21に昇降機23を介して取り付けられた可動体22
と、前記昇降機23の作動を制御するコントローラ24
とを備えている。
【0020】前記支持台19、19は、基台18上に固
定された複数のチャンネル柱25上に固定され、両者間
に矩形状の釘排出孔26が形成されていると共に、各上
面にパチンコ台1をエアーシリンダ27a、27aを介
して前後方向から挟持固定する左右一対の固定具27、
27が設けられている。また、この各固定具27には、
固定されたパチンコ台1に振動を与えるエアーバイブレ
ータ8,8が取付られている。
【0021】さらに、支持台19、19の釘排出孔26
の下側には、釘排出用コンベア28が配設されていると
共に、該コンベア28の前端側上部位置に対向片が互い
に下方へ縮径状に傾斜したほぼ四角錐状の釘落下用シュ
ータ29が傾斜状に設けられている。
【0022】また、両支持台19、19間の手前側に
は、図1に示すようにパチンコ台1の位置決め用の送り
レバー9が設けられていると共に、前方側には、釘4が
抜き出されたパチンコ台1を前方へ送る送りローラ10
が設けられている。
【0023】前記可動体22は、図4、図5にも示すよ
うに固定ボルト30によって重合固定された金属製の矩
形状ベース板31aとピン取付板31bを有し、ベース
板31aの両側位置にボルト32によって垂直に固定さ
れたガイドシャフト33、33とガイド筒34、34を
介して前記支持板21に昇降自在に設けられている。ま
た、前記取付板31bの下部には、パチンコ台1の複数
の釘4に対応した複数の焼き入れされた釘押出し用ピン
35が下方へ突設されている。
【0024】この釘押出し用ピン35は、図5にも示す
ように上端部のリテーナ35aを介して取付ボルト36
により取付板31aに垂直方向に沿って固定されてい
る。また、この各釘押出し用ピン33のそれぞれの位置
決めは、正面パネル3に打ち付けられた各釘4の位置を
予めノギスやスケールなどを用いて測定しておき、その
位置マップを図外のマイクロコンピュータに記憶させて
取付板31a下面に位置決めするか、あるいはスキャナ
などで予め全部の釘4の位置を読み取ってこれをマップ
化して取付板31a下面に位置決めすることによって取
付け配置するようになっている。
【0025】前記昇降機23は、油圧シリンダによって
構成されて、一端部がシリンダ37内に挿通されたピス
トンロッド37aの先端部が前記ベース板31aの中央
にフランジを介してボルト固定されている一方、シリン
ダ37の上端部が前記支持板21の中央下面にボルト固
定されていると共に、該シリンダ37内への油圧制御は
図外の油圧回路によって行なわれるようになっている。
【0026】前記剥離機構12は、図1、図2及び図6
に示すように前後上下方向に配置された支持枠38の間
のほぼ中央位置に下側が前後のベルトコンベア15、1
6と同一高さの上下二段の送りローラ39a,39bが
設けられていると共に、該下側の送りローラ39aの前
後中央位置には回転式自動カッター(カンナ)40が設
けられている。また、送りローラ39a,39bの上下
位置には,図7に示すように正面パネル3の剥離作業時
に発生する樹脂削り片や粉塵などを捕集して集塵機41
に送出す集塵ダクト41a,41bが設けられていると
共に、送りローラ39a,39bの後方位置には、正面
パネル3が削り取られた本体2の上下面を清掃するブラ
シ41c,41cが設けられている。
【0027】また、前記抜釘機構11と剥離機構12と
の間には、図1に示すように前記抜釘機構11によって
抜釘された後の正面パネル3に釘4が残留しているか否
かを検出する光電式の確認センサー42と、この確認セ
ンサー42からの検出信号によりコントローラ24が前
記後側ベルトコンベア15を跳ね上げさせて釘4が残留
しているパチンコ台1を落下させるエアーシリンダ型の
跳ね上げ機43と、前記後側ベルトコンベア15の跳ね
上げにより落下したパチンコ台1を収容する収容ボック
ス44が配置されている。
【0028】前記保持機構13は、基台13a上に設け
られて、パンタグラフ状に上下動自在なリフター45
と、該リフター45の上端部に設けられた保持板46
と、該保持板46の上面に設けられて、正面パネル3が
剥離された各本体2を保持板46上に案内する案内ロー
ラ47と、該案内ローラ47上に送り出された本体2の
過度な前方移動を規制するストッパ48と、案内ローラ
47上に順次積み重ねられた本体2の全体の厚さをチェ
ックする光電式の上面停止用センサー49と、該上面停
止用センサー49からの検出信号に基づいて前記リフタ
ー45を上下動させる図外のアクチュエータとから構成
されている。このアクチュエータは、コントローラ24
からの制御信号によって駆動制御されており、前記コン
トローラ242には、リフター45に最大に積み重ねら
れる本体2の数を予め記憶させておき、その数に応じて
アクチュエータを介してリフター4を次第に下降移動さ
せるようになっている。
【0029】また、前記剥離機構12と保持機構13と
の間には、剥離機構12によって正面パネル3が完全に
剥離されたか否かを本体2の厚さで検出する厚さ検出セ
ンサー50と、この厚さ検出センサー50から過大厚を
検出した場合に樹脂が残っていると判断して、該本体2
を横送りして排出用ボックス52に排出させる排出機5
1が設けられていると共に、保持機構13側へ送出す送
出ローラ53が設けられている。
【0030】前記送出機構14は、図1に示すように前
記保持板46上に積み重ねられた所定枚数の本体2をそ
のまま前方に自動的に送出す駆動ベルトコンベア54に
よって構成されている。
【0031】以下、このリサイクル処理装置による処理
方法について説明すれば、まず、予め電気部品などを取
り外されて作業開始場所に積み重ねられた複数のパチン
コ台1を、図1及び図2に示すように作業員H1が一台
ずつ取り出して抜釘機構11の送り台11a上に乗せな
がら前方へ送り出して前記支持台19、19上に固定具
27によって予め定められている位置に安定かつ確実に
締め付け固定する。
【0032】次に、上昇位置にあった可動体22を昇降
機23によって所定速度でパチンコ台1の本体2裏面方
向へ下降させ、さらに下降させることによって各釘押出
し用ピン35が本体2の裏面側から該本体2内に押込ま
れて各釘4の先端つまり反対側に突き当たり、さらに下
方へ押込むことによって、該各釘4は正面パネル3から
下方へ押出し抜かれて落下する。この落下した釘4は、
釘落下用シュータ29などに案内されながらその全てが
排出用コンベア28上に落下して、そのまま釘集合ボッ
クス28a内に自動的に送り出される。
【0033】その後、釘4が抜き取られた本体2と正面
パネル3は、固定具27から外されて支持台19、19
上から後側ベルトコンベア15を介して剥離機構12内
に自動的に送り込まれるが、この支持台19から送り出
された際に、確認センサー42によって正面パネル3に
釘4が残留している否かがチェックされる。ここで、残
留しているとコントローラ24によって判断された場合
は、図1の一点鎖線で示すように、跳ね上げ機43によ
って後側ベルトコンベア15の後端側が引き上げられる
ため、釘4が残留したパチンコ台1は、そのまま後側ベ
ルトコンベア15の下方にある排出用ボックス43aに
自動的に排出される。
【0034】一方、残留釘4がなく剥離機構12に送り
出されたパチンコ台1は、この剥離機構12内で上下の
送りローラ39a、39bに挟持されながら前方へ移動
し、この移動中に自動カッター40によって正面パネル
3が本体2から削り取られる。ここで削り取られた正面
パネル3の削り片や粉塵などは集塵ダクト41a,41
bから集塵機41に吸引されて外部に集合搬送される。
【0035】続いて、剥離機構12によって一応単体と
なった本体2は、前側ベルトコンベア16を介して保持
機構13に送り出される途中で、厚さ検出センサー50
によってその厚さがチェックされ、所定以上の厚さであ
るとコントローラ24によって判断された場合は、正面
パネル3の一部が残留しているとして、排出機51によ
り前側ベルトコンベア16上から横方向に押出されて排
出用ボックス52に排出される。
【0036】一方、厚さが所定以下と判断された本体2
は、送出ローラ53によってさらに保持機構13方向に
送り出され、ここでリフター45の保持板46上の案内
ローラ47上にストッパ48によって位置決めされなが
ら、リフター45の下降に伴い順次積み重ねられる。そ
して、一定の積み重ね段数になった時点で、その各本体
2は送出機構14の駆動ベルトコンベア54によって前
方へ送出されて、所定の粉砕機側などに移動させられ、
ここでチップ材に加工され、さらに加工されて例えば同
じ合板木材やパイプ材などに際限なく再利用することが
できる。
【0037】また、前記抜釘機構11によって釘排出コ
ンベア28上に捕集された廃棄釘4は、外部に送り出さ
れて集められ、再度溶鉱炉などで溶かされて再利用に供
される一方、剥離機構12によって削り取られた廃棄樹
脂材も改めてチップ材に加工されて、さらに同じセルロ
ース系プラスチック材や他の樹脂材料として際限なく再
利用することができる。
【0038】さらに、前記釘4が残留して収容ボックス
43内に排出されたパチンコ台1や、樹脂材が残留して
排出用ボックス52内に排出された本体2は、例えば、
再度抜釘機構11や剥離機構12によって同じ作業によ
りそれぞれ完全に抜かれるか切削されて再利用に供され
ることになる。
【0039】したがって、この実施形態によれば、多く
の釘4の抜き出しや正面パネル3の本体2からの剥離を
ほとんど自動的に行なうことができ、しかも精度良く行
なうことができる。このため、パチンコ台1の再利用を
拡大することができると共に、例えば、本体2を同じく
合板木材やパルプ材などに再利用する場合には、純粋な
木材を利用することからその品質が大幅に向上する。
【0040】さらに、処理装置のほぼ完全な自動化によ
ってリサイクル処理の作業能率が向上が十分に向上す
る。
【0041】しかも、処理ライン上で残留釘4や残留樹
脂材のチェックを行なうようにしため、各リサイクル材
の品質向上がさらに促進される。
【0042】また、前記抜釘機構11によって各釘4を
押し抜きする際には、エアーバイブレータ8、8によっ
てパチンコ台1全体を振動させながら行なうようにした
ため、各釘4を反対側からの押し込みによって容易に抜
くことが可能になると共に、各釘押出し用ピン35の先
端部と各釘4の先端位置が若干ずれていても容易に抜く
ことができる。
【0043】図8は本発明の第2の実施形態を示し、リ
サイクル処理装置を半自動化したものである。すなわ
ち、第1の実施形態に供された残留釘のチェック手段で
ある確認センサー42や跳ね上げ機43を廃止して、こ
れらを別の作業員H2によって確認、排出作業を行なう
ようにしたと共に、剥離機構12によって正面パネル3
を比較的厚めに切削して本体2を純粋な木材に処理し、
剥離後の本体2の厚さをチェックせずにそのまま台車式
の搬送ボックス60に収容するようにしたものである。
したがって、各チェック手段やリフターを備えた保持機
構13を用いないため、装置の簡素化が図れ、簡易な装
置を提供できる。
【0044】図9は抜釘機構11の他例を示し、可動体
22の各釘押出し用ピン35の先端長さを図中左側から
右側に亙って漸次傾斜状に長くなるように形成したもの
である。これによって、可動体22が下降して本体2の
裏面に達すると、まず最初に右側の釘押出し用ピン35
が本体2の裏面側から押込まれて順次左側の釘押出し用
ピン35が押込まれることになる。
【0045】したがって、第1実施形態のように、最初
から釘押出し用ピン35の先端全体を押込む場合に比較
して昇降機23の駆動負荷が小さくなる。この結果、昇
降機23を小型化できると共に、電動を用いた場合には
電力消費も低減できる。
【0046】図10は同じく抜釘機構11の構造を変更
したもので、支持台19の上方位置に固定された左右の
支持ブラケット61、61に、可動体22を前後方向に
移動させるスライダー式の左右一対の電動型の前後移動
機62、63が設けられていると共に、該前後移動機6
2、63の上部に可動体22を左右横方向に移動させる
電動型の横移動機64が設けられている。また、この横
移動機64には、電動型の昇降機23が設けられ、該昇
降機23に前記可動体22が設けられている。
【0047】この可動体22は、図11にも示すよう
に、1つのスピンドルモータ22aによって主として構
成され、前記前後移動機62、63及び横移動機64並
びに昇降機23によって前後、左右横方向並びに上下方
向に自在に移動可能になっており、先端部に取り付けら
れた1つの釘押出し用ピン35が回転するようになって
いる。
【0048】また、前記各前後移動機62、63と横移
動機64並びに昇降機23は、前述のコントローラ24
からの制御電流によって駆動制御され、このコントロー
ラ24は、予め正面パネル3に打ち込まれた各釘4の位
置を制御マップに記憶しており、このマップにしたがっ
て前記前後移動機62、63と横移動機64の位置、つ
まり可動体22の位置を制御するようになっている。
【0049】したがって、この実施形態によれば、固定
具27、27に固定されたパチンコ台1の各釘4の位置
に対応して前後移動機62、63と横移動機64がコン
トローラ24によって駆動されて、可動体22を一本の
釘4に対応した位置に位置決めした後、該可動体22の
釘押出し用ピン35を回転駆動させると共に昇降機23
によって下降させると、釘押出し用ピン35が本体2に
孔を明けながら釘4の先端を下方に押出す。かかる作業
を各釘4毎に同じ動作を順次繰り返して行ない、これに
よって全ての釘4を押し出して落下させ、後は、前記第
1の実施形態と同様な作業を行なう。
【0050】このように、この実施形態では、釘4を一
本ずつ押出すため、作業時間は前述の場合よりもかかる
ものの、前記第1の実施形態と同様な作用効果が得られ
ると共に、各釘4に対する可動体22の位置決め精度が
高いため、釘4の抜き作業の精度が高くなり、残留釘4
の発生を防止できる。
【0051】また、パチンコ台1の振動に加えて可動体
22の釘押出し用ピン35がドリル状に回転しながら釘
4を押出すため、さらに釘4を容易に押出すことが可能
になる。なお、可動体22を振動させることも可能であ
る。
【0052】本発明は、前記各実施形態の構成に限定さ
れるものではなく、例えば抜釘機構11を単独で使用す
ることも可能であり、また、この抜釘機構11と剥離機
構12のみを組み合わせることもできる。
【0053】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
に記載のリサイクル処理装置によれば、少なくもパチン
コ台の正面パネルに打ち込まれた数多くの釘を抜釘機構
によって本体の裏面側から同時あるいは連続的に自動的
に抜き出すことが可能になるため、かかる抜釘作業効率
が大幅に向上することは勿論のこと、抜き取られた釘
を、その後の再利用物質である例えば同じ真鍮釘や他の
金属材料に利用することができることから、無限にリサ
イクルが可能になる。しかも、各釘のみを個別的に抜き
取ることができることにより、リサイクルされた製品の
品質が良好になる。さらに、前記抜釘作業時には、パチ
ンコ台全体が振動していることから、各釘を反対側から
の押し込みによって容易に抜くことが可能になると共
に、各釘押出し用ピンの先端部と各釘の先端位置が若干
ずれていても容易に抜くことができる。
【0054】しかも、各釘のみを個別的に抜き取ること
ができることにより、リサイクルされた製品の品質が良
好になる。
【0055】請求項2に記載の発明によれば、抜釘機構
による釘の排除の後から剥離機構によって正面パネルを
自動的に除去ようにしたため、連続した剥離作業によっ
て処理作業能率を一層向上させることができると共に、
正面パネルをセルロース系プラスチック材として再利用
することができると共に、本体を合板木材やパルプ材な
どのように、各原材料を元の製品や別の製品に使用する
ことができることから、無限にリサイクルが可能にな
る。
【0056】しかも、各材料を個別的に取り出すことに
より、リサイクルされた製品の品質が良好になる。
【0057】請求項3に記載の発明によれば、保持機構
によって、剥離機構から送り出された本体を安定に保持
できると共に、本体の保持までの自動化が進んでさらに
処理作業能率の向上が図れる。
【0058】請求項4に記載の発明によれば、送出機構
によってさらに自動化が促進されて、処理作業能率の向
上が図れる。
【0059】請求項5に記載の発明によれば、前記各機
構を連続的に配置したことにより、全体の自動化が一層
進んで処理作業能率の向上が図れる。
【0060】請求項6に記載の発明によれば、抜釘機構
から剥離機構には残留釘のないパチンコ台を送り出すこ
とができるため、材料品質の向上が図れる。
【0061】請求項7に記載の発明によれば、最終的に
取り出された本体の材料品質が良好になると共に、作業
の円滑な連続性を確保できる。
【0062】請求項8に記載の発明によれば、可動体を
所望の位置に移動させて釘押出し用ピンによってパチン
コ台の釘を下方に押し出すようにしたため、各釘に対す
る可動体の位置決め精度が高くなり、釘抜き作業の精度
が高くなると共に、残留釘の発生を防止できる。請求項
に記載の発明によれば、パチンコ台の正面パネルに打
ち込まれた数多くの抜釘作業と、本体から正面パネルも
自動的に剥離させる剥離作業及び本体の保持作業とこの
保持された複数の本体の送出し作業を自動的かつ連続的
に行なえるため、かかる一連の作業能率の向上が図れる
と共に、真鍮釘や樹脂材の正面パネル及び木材の本体
を、それぞれ同じ真鍮釘や金属材料、樹脂材料、合板木
材やパルプ材などのように、各原材料を元の製品として
使用できると共に、さらに別の製品に使用することが可
能になり無限にリサイクルが可能になる。しかも、各材
料を個別的に取り出すことにより、リサイクルされた製
品の品質が良好になる。さらに、前記抜釘作業時には、
パチンコ台全体が振動していることから、各釘を反対側
からの押し込みによって容易に抜くことが可能になると
共に、各釘押出し用ピンの先端部と各釘の先端位置が若
干ずれていても容易に抜くことができる。
【0063】しかも、各材料を個別的に取り出すことに
より、リサイクルされた製品の品質が良好になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリサイクル処理装置の第1実施形態を
示す側面図。
【図2】同実施形態の平面図。
【図3】Aはパチンコ台の正面図、Bは同パチンコ台。
【図4】同実施形態に供される抜釘機構の正面図。
【図5】同実施形態の抜釘機構の可動体22を示す正面
図。
【図6】同実施形態の剥離機構を示す側面図。
【図7】同剥離機構の正面図。
【図8】本発明の第2の実施形態を示す側面図。
【図9】各実施形態に適用される可動体22の他例を示
す側面図。
【図10】抜釘機構の他例を示す正面図。
【図11】同抜釘機構に供される可動体22を示す正面
図。
【符号の説明】
1…パチンコ台 2…本体 3…正面パネル 4…釘8…エアーバイブレータ 11…抜釘機構 12…剥離機構 13…保持機構 14…送出機構 22…可動体 23…昇降機 24…コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−262552(JP,A) 特開 平10−94781(JP,A) 特開 平7−155431(JP,A) 特開 平10−165571(JP,A) 特開 平10−108948(JP,A) 特開2001−239004(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63F 7/02 310 - 312

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正面パネルに複数の釘が打ち付けられた
    パチンコ台を廃棄処分する際に、該パチンコ台の本体か
    ら構成部材を分離させるパチンコ台のリサイクル処理装
    置であって、 前記正面パネルを下向き状態で支持する支持台と、該支
    持台の上方位置に昇降自在に設けられて、下面の前記各
    釘の打ち込み位置に対応した位置に釘押出し用ピンを有
    する可動体と、該可動体を前記支持台上に固定されたパ
    チンコ台の裏面位置に対して昇降させる昇降機と、該昇
    降機を制御するコントローラとを有する抜釘機構とを備
    え、前記支持台に、固定具によって固定されたパチンコ台に
    振動を与えるエアーバイブレータを設けた ことを特徴と
    するパチンコ台のリサイクル処理装置。
  2. 【請求項2】 前記抜釘機構の前方位置に配置されて、
    前記可動体によって抜釘された正面パネルをカッターに
    よってパチンコ台本体から剥離する剥離機構を備えたこ
    とを特徴とする請求項1に記載のパチンコ台のリサイク
    ル処理装置。
  3. 【請求項3】 前記剥離機構の前方位置に配置されて、
    前記カッターによって正面パネルが剥離されたパチンコ
    台本体を順次積み重ね保持する保持機構を備えたことを
    特徴とする請求項2に記載のパチンコ台のリサイクル処
    理装置。
  4. 【請求項4】 前記保持機構によって所定段積み重ね保
    持された複数のパチンコ台本体を、外部に送出す送出機
    構を備えたことを特徴とする請求項3に記載のパチンコ
    台のリサイクル処理装置。
  5. 【請求項5】 前記各機構を、処理ライン上にベルトコ
    ンベアを介して連続的に配置したことを特徴とする請求
    項1〜4に記載のパチンコ台のリサイクル処理装置。
  6. 【請求項6】 前記抜釘機構と剥離機構との間に、抜釘
    機構から送出されたパチンコ台の残留釘を検出する検出
    器と、該検出器により残留釘が検出されたパチンコ台を
    外部に排出する排出機を設けたことを特徴とする請求項
    1または5に記載のパチンコ台のリサイクル処理装置。
  7. 【請求項7】 前記剥離機構と保持機構との間に、剥離
    機構から送出されたパチンコ台本体の厚さを検出する厚
    さ検出器と、該厚さ検出器により検出されたパチンコ台
    本体の厚さが所定以上である場合に、該パチンコ台本体
    を外部に排出する排出機を設けたことを特徴とする請求
    項5または6に記載のパチンコ台のリサイクル処理装
    置。
  8. 【請求項8】 前記可動体を、前後、左右方向及び上下
    方向に移動させる前後移動機と横移動機及び昇降機とを
    設け、該前後移動機と横移動機及び昇降機によって前記
    可動体を所望の位置に移動させて釘押出し用ピンによっ
    てパチンコ台の釘を下方に押し出すことを特徴とする請
    求項1〜7に記載のパチンコ台のリサイクル処理装置。
  9. 【請求項9】 正面パネルに複数の釘が打ち付けられた
    パチンコ台を廃棄処分する際に、該パチンコ台の本体か
    ら構成部材を分離させるパチンコ台のリサイクル処理方
    法であって、 前記正面パネルが下向き状態で支持台に支持されてかつ
    振動状態にあるパチンコ台の上方から下降した可動体
    が、釘押出し用ピンによって前記各釘の打ち込み位置に
    対応した位置を押圧して各釘を抜き出す第1工程と、 前記可動体によって抜釘された正面パネルをカッターに
    よってパチンコ台本体から剥離する第2工程と、 前記カッターによって正面パネルが剥離されたパチンコ
    台本体を順次積み重ね保持する第3工程と、 所定段積み重ね保持された複数のパチンコ台本体を、外
    部に送出す第4工程とから構成したことを特徴とするパ
    チンコ台のリサイクル処理方法。
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